●かんべえの不規則発言



2021年5月 






<5月1日>(土)

〇本日のBSテレ東『ニュースの疑問』でご一緒した前嶋和弘教授(上智大学)とは、アメリカ政治研究が取り持つご縁で、かれこれ20年近いお付き合いである。最近もZoom勉強会などではよくご一緒するのだが、リアルでお会いするのは久しぶりであった。テレビでご一緒するのは初めてである。

〇その前嶋先生が解説している本が、昨日くらいから書店に並んでいるとのこと。バイデン大統領の評伝である。これはさっそくポチしなければ。


●バイデンの光と影(エヴァン・オスノス)扶桑社


〇ところでバイデン政権といえば、「ミドルクラスのための外交」を売り物としていて、これについてはさまざまな議論がある。きちんと勉強しなければと思っていたら、これまたど古い(たぶん30年近い)お付き合いの神谷万丈教授(防衛大学)がこんな論文を書いていることを教わった。


●中産階級のための外交をめぐって


〇ワシはまことに不勉強な人間であるけれども、こういう「お仲間」がいるから「知ったかぶり」ができる。まことにありがたいことである。いやほんと、このお仲間の数だけはワシは自慢できるのである。


<5月3日>(月)

〇仕事場(自宅の近くにある1Kのアパート)に本があふれて、床の上に散乱している状態が長らく続いていた。これは4つ目の書棚を買うべきであろうかと思案していたのだが、最近になってハタとみずからの不明に気が付いたのである。

〇まずは過去に寄稿した雑誌の類は処分すべきである。いや、昔は中央公論などに拙稿が載るとうれしくて、現物を大事に取っておいたものなのだ。しかるに拙稿のコピーは一応ファイルしてあるのだから、こんな場所ふさぎのものは捨ててもよいのではないか。だってもう見ないし。

〇考えてみれば、今では自分の寄稿も電子媒体が中心となりつつある。今や雑誌の時代ではなくなっていて、昔は文芸春秋に書けば全国にリーチできたのだが、今は文春砲からSNSが王道となっている。思えば自分は雑誌の黄金時代を体験していて、雑誌の編集者(会社の広報誌)もやったし、書き手としては多くの編集者にお世話になってきた。今は彼らが電子媒体の編集をやっているわけだが、そのうち「電子媒体しか知らない世代」が編集者になる時代が来るのだろう。ちょっと怖い気がするぞ。

〇さらに本もどんどん片付けるべきである。昔読んだ懐かしい本などは残しておきたいが、献本などで頂戴して読んでないものや、買ってはみたものの見栄で積んである本はこの際、手放すべきである。だいたい今の時点で既に「あの本は今どこにあるのか?」がわからなくなっておる。取り出せない本を蓄えておいても意味があるまい。そもそも万事データ化のこの時代、書斎などというものに変な幻想を持つべきではないのである。

〇ということで、本日段ボール箱3つぶんの本をブックオフに持ち込んできました。トータル3,605円也。あそこの買取と言うのは、ちゃんと本ごとに値段が決まっているのですな。一番高く売れたのは『好き嫌いー行動科学最大の謎』『ヒューマンネットワーク 人づきあいの経済学』『マインドハッキング:あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』で、いずれも300円でした。なるほど、この辺はちゃんと売れるのだろう。

〇逆に10円以下の評価を受けた単行本が46点あって、この合計が235円である。まあ、古い本が多かったので、そういう評価になるのであろう。ヤフオクなどで丁寧に売れば違うのかもしれんが、そこまで手間をかけるつもりはないのである。それにしても、このブックオフの買取価格データは、全容を見てみたいものである。これこそデータの時代でありますな。

〇ちなみにブックオフのリストにない本(海外の本など)は値段がつかないので、「お持ち帰りになりますか?」と聞かれる。もちろん答えはノーとなるので、ヒラリー・クリントンの本などはそのまま廃棄されることとなりました。ヒラリーさん、ごめんなさい。でも、もういいよね。

〇などと、単行本はえいやっと捨てることができるのだが、難しいのは新書や文庫本である。特に中公新書はいっぱいあって、捨てられないものばかりである。ちくま新書がこれに次ぐ。棚の幅と相談しながら「あと5冊減らせれば・・・」などと考えるのだが、なかなか難しい。逆に捨てやすいのは日経プレミアシリーズで、経済に関する本は古くなるのが早いようである。

〇カラになった段ボール箱を持ち帰り、過去の出張記録やら過去に単行本を書くのに使った資料などをぶち込んで、部屋はかなりサッパリした。と言いつつ、先日ポチした『バイデンの光と影』が届いて、読み始めているのだから世話はない。せめて今後は、マンガはなるべく電子書籍で買うことにしよう。


<5月4日>(水)

〇人間の記憶とはつくづく不思議なものである。

〇部屋の整理をしているうちに、昔の写真が大量に出てきた。今どき珍しい紙焼きの写真なので、時代的には80年代から90年代のものがほとんどである。ところが見た瞬間に、「これはいついつ、どういうときの写真だったか」が分かってしまうのである。今は音信不通になっている人も含めて、これらを一緒に見て「うわー、恥ずかしい!」などと盛り上げれる仲間が相当数いるはずである。。

〇仮に、「20年前にニュージーランドに出張した際に、どこへ行って誰に会ったか」と問われれば、きっと答えられないはずなのに、1枚の写真を見るとこと細かなことまで思い出せてしまう。忘れていたはずの人の名前もちゃんと思い出せる。つくづく1枚の写真の力は偉大である。

〇これが21世紀にはいると、だんだん写真はデジタルでPCの中に残しておいたり、フェイスブックで知り合い同士で見せあうものになっていく。が、いざというときに取り出せるか、ちゃんと記憶がつながるかというとそこはよくわからない。デジタルの時代はそれほど長くはないからである。

〇もうひとつ、これ面白いよ、と教えられて覗いてみたのがこのサイト。日本記者クラブの会見リポートの記録であり、1990年に行われた大山康晴十五世名人の会見音声を聞くことができる。議事録も残っていて、流し読みするにはそれでも十分なのですが、「内藤九段の悪口」とか「昔の賭け将棋のノウハウ」みたいなヤバめの話はカットされております。ゆえにみっちり1時間17分かけて聞いてみる値打ちがあります。

〇で、この録音を聴いているうちに、小学校6年生くらいの時に富山県民会館に大山さんの講演会を聞きに行ったことを思い出した。連れて行ってくれた親父が講演の途中、ずっと居眠りをしていて、最後に「何かご質問を」と言われて真っ先に手を挙げたことまで覚えている。

〇大山さんが講演の中で、「将棋が強くなるためには、道具にこだわった方がいい」と言ったので、その直後に父は高価な将棋の駒を買ってくれたのであった。ああ、懐かしい。さて、あの駒は今はどこにあるのだろう?


<5月5日>(水)

〇先週、さる会合のリモート会議にて、「いくら日本人が大人しいからと言って、こんなに我慢生活を強制していると、連休の終わりごろには暴動みたいなことが起きるんじゃないだろうか」てなことがボソボソと語られておりました。

〇蓋を開けて、連休も終いに近付いてみると、もちろん暴動なんてことにはならないのだけれども、人々は結構、いろんなところへ出かけているようである。要は政府には逆らわないが、言うことも聞かない。つまり「我慢をしない」という形で不満を発散しているようです。

〇政府や自治体も、それらの片棒を担いでいるマスメディアも、最初から出来るはずのないことをお願いするから罪が重いのである。彼らもそこまで馬鹿ではないので、さすがに連休後半になると静かになってきた。そりゃそうだよね。できっこない約束は、最初から守らなくていいのである。

〇それ民は賢にして愚、愚にして賢。そして感染者数はじりじりと低下しているようで、これで効果があるのならそれがいちばんよろしい。国際的に見れば、日本の感染度合いはまだまだ軽いのである。きっとIOCのバッハ会長は、「日本でオリンピックが開けないはずがない」と思っているはずですぞ。絶望は愚か者の結論也。


<5月6日>(木)

〇アメリカではジェフ・ベゾス夫妻に続いて、ビル・ゲイツ夫妻も離婚なのだそうです。おそらくアメリカでは婚姻世帯の財産の平均値が下落して、独身世帯の財産の平均値が急上昇するのではないだろうか。この手の統計を見るときは、つくづく平均値ではなく、メジアン(中央値)を見るべきなのであります。

〇他方、「彼らは財産があるのに離婚する」のではなくて、「彼らは財産があるからこそ離婚する」のでありましょう。資産1億円以下の世帯の場合は、離婚してもメリットはあまりない。むしろ年金が減るくらいでしょう。ところが資産100億円以上の世帯の場合、おそらくその方がメリットが大きい。アメリカでも離婚の慰謝料は非課税でありましょうから、どちらかが死ぬのを待っているよりもその方がおトクである。まして今は人生100年時代。高齢者と言えども「今のうちに・・・」の誘惑に駆られるのではないか。

〇ましてベゾス夫妻とゲイツ夫妻は兆円単位なのであります。そりゃあもう想像を絶した世界でありましょう。我ら持たざる者は幸いなるかな。


<5月7日>(金)

〇ワクチン開発についてはよくわからないことが多いのだが、トランプ政権が実施した「オペレーション・ワープスピード」は、スゴイ成功だったんじゃないだろうか。予算規模はCARES法のごく一部、100億ドルなのでそれほど大きな金額というわけではない(日本円にすると1兆円以上だが)。

〇なおかつ、自己資金に余裕があるファイザーは公的資金を受け取らなかった。逆にモデルナやジョンソンエンドジョンソン、アストラゼネカは受け取っている。これら4社が、すべて違う手法で、1年以内でワクチンを作ってしまった。今のところ大きな薬害も起きていないようだ。すごいことではないだろうか。

〇この計画は、いわゆる「PPP」(官民パートナーシップ)である。政府の公的資金が重要なのではなく、民間企業の交通整理をするのが大事なのだろう。おそらく医薬各社は「あそこはA案で行くみたいだから、うちはB案で行こうか」式に、いろんな可能性を試したのだろう。各社がA案やB案を別個に追い求めていたら、分の悪い投資になったはずである。

〇で、今になってバイデンさんが、これらの特許を放棄すべきだ、と言い出した。そうすれば途上国にもワクチンがいきわたるから、というのだが、弊害の方が大きそうな気がするな。とりあえずファイザー社は、「嫌だ」と言っていいように思える。

〇この問題について、トランプさんはひとこと言っていいんじゃないだろうか。バイデンさんは「100日以内に2億回ワクチン接種」を実現したけれども、「少しは俺にも感謝しろ」くらいのことは言いそうだなあ。


<5月9日>(日)

〇その後、JDさんが教えてくれました。ワクチンについて、トランプさんはこんなメッセージを発しているそうです。


March 10, 2021

Statement by Donald J. Trump, 45th President of the United States of America

I hope everyone remembers when they're getting the COVID-19 (often referred to as the China Virus) Vaccine, that if I was'nt President, you wouldn't be getting that beautiful "shot" for 5 years, at best, and probably wouldn't be getting it at all. I hope everyone remembers!


〇いやもう、典型的なトランプ節で、こういう物言い自体が懐かしいですね。大げさで、自己愛が強くて、恩着せがましくて、しかもわざわざ「チャイナウイルス」などと言ってしまう。どう見ても、ご本人が書いたとしか思えません。

〇共和党支持者の間ではまだまだ人気が高いようですから、ひょっとすると2024年にまた戻ってくるかもしれませぬ。ときどきはトランプさんの動きを気にしておくべきでしょうね。


<5月10日>(月)

〇緊急事態宣言の延長により、今日はいろんなことが起きている。


*とあるセミナーは中止。

*とある会合は延期で日程調整へ。

*とある会合は急きょ対面からリモートへ。

*とあるリモートセミナーは、講師が来られなくなったとのことで急きょ代打ちを務めることに。


〇いちいち嘆いたり、腹を立てたりするような状況はとっくの昔に越えている。淡々と受け入れるしかないのである。日程表はどんどん変わっていく。

〇それでもこうして仕事があるのはありがたいことである。本日は、出席予定だった会合をリモートに切り替えて在宅勤務とする。約5000字の原稿を脱稿。S社さんの場合はこれから先が長いのであるが、それも含めて多謝あるのみである。


<5月11日>(火)

〇ということで、ウェブフォーサイトに久々の長文を寄稿。


●コロナ後のバイデン政権 「高圧経済」は何をもたらすのか?


〇1980年代に社会人になったワシとしては、人生の大半を「小さな政府」の時代で過ごしてきたことになる。しかし2020年代以降は、どう考えても「大きな政府」の時代となりそうだ。政府の仕事は確実に拡大する。医療、年金、インフラ投資、教育に環境対策、そしてサイバーも含めた国防まで。はてさて、どんな時代になるのだろう。

〇本日はリモート方式の研究会で、お馴染みの面々を相手に思うところを存分に語る。いやもう、公共の電波で語れないような話をするのは快感である。あー、スッキリした。すいません、最近は「不規則発言」もやや自粛モードだったりするものですから。


<5月12日>(水)

〇ご報告申し上げます。上海馬券王先生やJDさん、そして多くの方々からときに暖かく、ときに冷ややかに見られてきた不肖かんべえの「エヴァ狂い」は、とうとうテレビアニメ版の完全制覇に到達いたしました。

〇連休中の5月4日に、アベマTVで1本216円で見られることに気がついて、それから夜ごとに『新世紀エヴァンゲリオン』テレビアニメシリーズを見続けたのであります。20話前後からは2回ずつは見ましたな。もう主題歌は夢に出るくらい聞きました。♪少年よ〜神話にな〜れ〜♪と。

〇そして昨夜はとうとう、「第弐拾伍話 終わる世界」と「最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの」に到達したのであります。うむ、我ながら思ったより早かったよな。ほんの1週間の出来事でありました。まあ、このところ暇もありましたので。毎晩、観ながら酒も進むので、この1週間はついつい飲み過ぎました。

〇で、世間的には大変評判の悪い25話と26話なのですが、これだけ続けて一気見すると、ワシ的には「全然OKじゃん」と感じたのでありました。学生時代にアングラ演劇に親しんだ者といたしましては、ああいう独りよがりで思わせぶりなラストには耐性がありますので、こんなの全然普通じゃん、何が問題だったの?という印象です。これを1995〜95年にリアルで見ていたら、擁護論を張ってエヴァファンの中で孤立していたかもしれませんな。

〇その後に作られた旧劇場版(Air /まごころを、君に)は、ワシ的にはあんまり評価しておりません。あんなふうに無理して「人類補完計画」をビジュアル化するくらいなら、むしろ全部を内面描写で描いているテレビアニメの方がスッキリしているのではないか。もっともあのラストをファンに拒絶された庵野秀明監督が、意固地になって劇場版を作った心理も容易に理解できるところで、旧劇場版は敢えてファンに対して喧嘩を売るように作られていると思う。ああ、気持ち悪い。

〇ということで、今宵はとうとう観るものがなくなってしまった。このままでは、何も見ないで酒だけ進むことになってしまいそうだ。とりあえずTaliskerを開けてストレートでグラスに注いでみる。スモーキーなフレーバーがまことに好ましいではないか。

〇いつも思うことですが、どんなに大事なことでも嫌々やっていることは身につかず、どんなにくだらないことでも熱中している時間は無駄ではない。還暦過ぎてのエヴァ狂いは、トータルでまだ6週間もたっていないのですが、得難いものがありました。いや、まだ続いてしまうかもしれないのですが。


<5月13日>(木)

〇このところリモート方式のセミナーの機会が増えておりますが、来月はこんなところにも登場いたします。有料ですが、オンラインでも教室(千葉市)でも参加OKであるとのこと。


●朝日カルチャーセンター 6月12日(土) 13:00〜14:30PM  かんべえ・吉崎達彦の眼〜「コロナバブルの先には?」


〇実を言うとちょっと不安なのである。場所は朝日なんで、ワシ的にはちょっとアウェイ感がある。これで他の先生方よりも圧倒的に参加者が少ないと、さすがに気恥ずかしいではないか。ということで、溜池通信ファンの皆様におかれましては、上記セミナーにご登録いただければまことに幸いであります。よろしくお願い申し上げます。


<5月15日>(土)

〇今週は東洋経済オンラインにこんなことを書きました。


●米国の「ミドルクラスのための外交」って何だろう


〇5月1日にご紹介した神谷万丈論文を下敷きにして、この今日的な現象をかんべえ流に論じてみたものです。書き終えてから感じていることを以下、少々、覚書までに。

〇今のアメリカでは、「ミドルクラスの崩壊」とか「親の代より豊かになれない」といった話をよく聞く。だから「ミドルクラスを再生しないとアメリカ外交もたちゆかない」というのがこの議論なのだと思います。しかしむしろ問題なのは「中流階級」ではなくて、「中流意識」が崩れていることにあるんじゃないのかなあ、と思い当たりました。つまりアメリカ人の意識の中に「センター」がなくなっている。経済学よりも社会学の問題じゃないのかしらん、という気がしてきました。

〇おそらく経済格差よりも、教育格差の方が根が深いのではないだろうか。教育水準の高い人は都会に集まって高い給与をもらい、いっぱい税金を払う。この人たちは「意識高い系」なので、ジェンダーや人種格差にうるさく、環境問題にも関心が高い。これが国民意識の「レフト」層を形成する。

〇逆に学習への意欲が低い人たちは、低い教育水準のまま、ほぼ生まれた場所で生涯を終えることになる。この人たちは「ライト」層となるなのだが、トランプさんが彼らがぼんやりと感じていたことを、上手に言い表してくれた。君たちの暮らしがよくならないのは、都会にいるエリートたちのせいなんだ、あいつらは腐っている。俺がアイツらをぶっ飛ばしてやるぜ、と。

〇「ライト」層がもっとも嫌うのは、お高くとまった「レフト」連中の傲慢さである。逆に「レフト」層はトランプ流の粗野で乱暴なところが気に入らない。かくしてセンターがガラ空きとなってしまい、これでどうやって外交政策への支持を集めることができるのか。端的に言えば、今のアメリカには新しい戦争なんて始められないんじゃないか、ということになるわけです。

〇アメリカという国は、性別や人種、年齢などで差別をしちゃいけないことになっているけれども、教育による差別は「能力主義」と呼ばれて、これは結構なことであるとされる。ちなみに英語のメリットクラシー(Meritocracy) は、「実績主義」とでも訳す方が適切なんじゃないかと思う。で、このメリットクラシーが幅を利かせるようになってくると、教育格差がそのまま経済格差となり、永遠に埋めることができない。しかも引け目を感じながら生きることになる。

〇このメリットクラシーに噛みついてくれたのが「ハーバード熱血教室」のマイケル・サンデル教授であるらしい。すいません、未読なんですが『実力の運のうち 能力主義は正義か?』(The Tyranny of Merit)という本が売れているようですね。とりあえずこのインタビューなどを読むと、以前からワシが言いたかったことがほぼそのまんま書かれているので、これ以上ワシごときがあれこれ言うことではないのである。

〇つまりこれから先、アメリカ経済が未曽有の繁栄期に入って、ミドルクラスの暮らしぶりが劇的によくなったとしても、政治意識の「センター・ガラ空き状態」は続いてしまうかもしれない。それくらい「レフト」と「ライト」がお互いのことを憎み合っているから。アメリカ外交にとって重要なのは、ミドルクラスよりも「センター意識の復活」ではないのかなあ。











***先月に戻る






編集者敬白





●不規則発言のバックナンバー

2021 2020 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 99
  20年12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月
  20年11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月
  20年10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月
  20年9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月  
  20年8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月  
  20年7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月  
  20年6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月  
  20年5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月  
21年4月 20年4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月  
21年3月 20年3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月  
21年2月 20年2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月  
21年1月 20年1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月  

溜池通信トップページへ

by Kanbei (Tatsuhiko Yoshizaki)