●かんべえの不規則発言



2020年10月 






<10月18日>(日)

〇昨日行われたニュージーランド総選挙では、与党労働党が大勝してジャシンダ・アーダーン首相の続投が決まりました。コロナ対策の成功が勝因、と言われております。

〇選挙結果は以下の通りです(開票率100%、一院制120議席)


*労働党 64議席(49.1%) 

*国民党 35議席(26.8%)

*ACT党 10議席(8%)

*緑の党 10議席(7.6%)

*マオリ党 1議席(1%)


〇1996年に現在の「小選挙区比例代表並立制」が施行されてから、労働党は初めて単独過半数の支持を得たことになります。同党にとって、今回の勝利は劇的なものがあります。

〇なんとなれば3年前の総選挙では、比較第1党は国民党(58議席)だったのです。労働党は45議席しかなくて、2大政党のどちらも過半数に手が届かなかった。こういうとき、普通はACT党(もとは国民党から分かれた改革政党)が補完勢力になってくれるのですが、ACTはこのときわずか1議席という不振でありました。

〇そしたら労働党の45議席に、ニュージーランドファースト党(NZF)9議席と緑の党7議席を足して、ギリギリ61議席という変な算術が成立してしまった。今のアーダーン内閣というのは、かなり危うい基盤の上に成立していたのです。二大政党を両天秤にかけて流れを作ったのは、NZFのウィンストン・ピータース党首でした。そして新政権では、副総理兼外相という地位をゲットしたのです。

〇このピータースさん、去年のラグビー・ワールドカップでももちろん訪日していましたが、とっても愉快な方なのです。マオリの血を引くラガーマンで偉丈夫。まだ単純小選挙区時代だった1993年に、ワンマン政党NZFを旗揚げした。その後は国民党政権と連立したり、労働党政権に閣外協力したり、まことに融通無碍。アーダーン首相が出産休暇(現役首相としてはたぶん世界で初めて!)を取ったときは、首相代行を務めたりもしました。

〇ところが今回の選挙において、NZFはゼロ議席になってしまいました。ピータース氏は以前にも落選して政界引退したことがありますが、果たして2度目の復活はあるでしょうか? 御年75歳ですけど、もう1回くらい大復活があっても不思議はなさそうに思われます。

〇保守主義とポピュリズムとナショナリズムを理念として、高齢者やマオリ族のような弱者の味方をもって任じ、移民や外資に対して警鐘を鳴らす。このポリティカル・モデルを1990年代に試して成功を収めたピータース氏は、時代の先覚者と言っていいんじゃないでしょうか。少なくとも「××ファースト」という名前の政党を立ち上げたのはNZFが最初だと思います。

〇そのNZFが議席ゼロに終わったということは、これから先の国際政治に対して何らかの示唆を投げかけているのでしょうか? NZFのHPを見ると、まだ敗戦のショックから立ち直っていないように見えるのですが。


<10月20日>(火)

〇いろんな人から、思いがけず「腰の調子は大丈夫ですか?」と聞かれる日々である。いや、お恥ずかしい。少しだけ良くなりました。それというのも、重荷になっていた長めの原稿をこの週末に書き終えたから。いや、中身的にはちっとも満足していないのですが、とりあえず終わった、終わった!という解放感の方が大きい。原稿の発注元に対しては、やや申し訳ない気もするのですが。

〇さて、米大統領選挙の投票日までは残るところ2週間。とりあえず明後日の10月22日が注目点で、この日は2度目のテレビ討論会がテネシー州ナッシュビルで行われ、上院司法委員会ではバレット氏の最高裁判事承認の議決が行われる。トランプさんが逆転を目指すなら、この日が乾坤一擲の勝負どころですな。

〇普通に再選を考えるのであれば、ここは投票を迷っている中間層狙いに行くべきところです。しかるにトランプさんの場合は変な迷いがなくて、あくまで自分のコアな支持層に働きかけているようです。それって選挙に勝つことよりも、11月3日以降の混乱を狙っているのではないか、みたいな勘繰りを招きかねないところです。

〇その先にトランプさんが意図しているのは、ひょっとすると憲法修正12条による下院における決選投票なのかもしれません。なかなかに厚かましい作戦ですが、合理的な作戦ではある。さて、民主党はこのシナリオを未然に防ぐことができるのかどうか。

〇ところで1824年に行われたジョン・クインシー・アダムズ第6代大統領と、その次の選挙でこれを打ち破ったアンドリュー・ジャクソン第7代大統領について、この記事は大変に示唆に富むものがあります。エリートのJ・Q・アダムズとたたき上げのA・ジャクソンは、当時の歴史状況においては真っ向から対立する存在であった。そして成りあがりがエリートを叩き潰したことで、アメリカの歴史が新しい次元に突入したのであります。

〇常に対立を作り出して、その先に新たな発展を見出してきたのがアメリカの歴史だと考えると、今の分極化現象というのもある種の「生みの苦しみ」なのではないかという気がしてくる。彼らは民主主義を作るために、日本でいえば江戸時代の頃から何度も憲法を改正し、試行錯誤を続けてきたわけですから。

〇民主主義や選挙制度を「出来合い」のものとして受け入れてきたわが国では、こういう発想にはなりにくい。そして「トランプさんも困ったものですねえ・・・」と他人事のように言っていられる。2020年選挙がどんな形で決着するかは、貴重な歴史的実験になるはずなのですが。


<10月21日>(水)

〇本日は9月の訪日外国人客数のデータが公表されました。


●2020年9月の訪日外客数は、13,700人(前年同月比 99.4%減)となり、12 か月連続で前年同月を下回ったものの、6か月ぶりに 1万人を超えた。


〇なかなかに寂しい現状です。昨年の1〜9月のインバウンド累計は2441万人でした。それが今年は397万人で▲83.7%です。アウトバウンドは昨年が1506万人、今年は308万人で▲79.6%です。国境を越える人の動きは、前年同期比で8割減!ということになります。

〇新型コロナの爪痕と言えばそれまでなのですが、日本経済への影響はどうなるかということで考えると、インバウンドで外国人が日本国内で使ってくれるおカネが減る一方で、アウトバウンドで日本人が海外で使うおカネも減るのだから、行ってこいであまり変わらないという見方も可能であります。つまりは、海外旅行をあきらめた日本人が、その分、ちゃんと国内旅行でおカネを使ってくれればいいのです。Go Toキャンペーンはその背中を押しているのだ、と考えればいいのではないでしょうか。

〇くれぐれも遊民産業を死なせてはいけませぬ。観光業はこの国にとって重要な産業なのだと申し上げたい。


<10月22日>(木)

〇最近伺った「出来のいいお子さん」の話。

〇その1。アメリカの大学を卒業した息子さんが、日本に帰ってきてゴールドマンサックス社とモルガンスタンレー社の両方で内定をもらった。「MS社の方が社風が良さそうだ」ということで、本人は後者に傾いているとのこと。

――私は個人的にGS社支持ですねえ。あっちの方が面白い人が多いもん。若いうちに鍛えてくれるのは、MS社よりもGS社の方だと思いますよ。

〇その2。在学中に司法試験を通り、司法研修生も無事に終了し、大手の弁護士事務所に勤め始めた。信じられないくらい忙しいようだが、年収で親が抜かれる日は近そうだ。

――弁護士さんも数が増えたから、食えない人が多くなったなどという話も聞きますが、いるところにはいるものでありますな。畏れ入りました。

〇その3。政界の2世たちの中で、S元大臣の息子さんが最近、ある方面で名を挙げた。いやいや、N元大臣の息子さんもすごいですよ、などという声が聞こえてくる。世代交代はいつになるのでしょう?

――ピンとキリでいうと、昔はキリの方の噂ばかりが聞こえてきた政治家2世ですが、最近はいい方の話をよく聞きます。H元大臣のお嬢さんもすごいんですって。ひえ〜。

〇昔と違って、エリートが早めに選抜される時代になっているのでしょうか。人の親としては、ついため息が出る思いがいたします。


<10月23日>(金)

〇トランプ対バイデンの最後のテレビ討論会(テネシー州ナッシュビル)。C-SPANのサイトで見ておりましたが、1回目の討論会(オハイオ州クリーブランド)よりはかなりマシで、いちおうディベートらしくなっていました。

〇司会のクリステン・ウェルカーさん(NBC)が頑張っていましたね。彼女、「最初の2分間のプレゼンでは相手側のマイクをミュートにする」という手を使わなかったのではないでしょうか。「奥の手」があるときは、なるべくそれは使わないで済ませる、というのは戦略の初歩というものです。トランプさんも、さすがに今回は少し遠慮したというか、少なくとも前回よりはフェアにふるまっていました。

〇ですから見かけ上は「互角」。すなわちCNNは「バイデンが勝った」というし、FOXニュースは「トランプが勝った」と報じる。見ている人たちがそう判断するのだから、これは逆らえませんね。

〇お互いに言いたいことを言ったように見えますが、その結果、バイデンさんが失言もブチ切れも空白の30秒間もなく、つつがなく90分間を終えたというのは結果オーライと言えましょう。なにしろ2人が直接対決するチャンスはもうありません。いつものベッティングオッズを見ると、バイデン64.5対トランプ36.3とまた少し差が開いているようですね。

〇ひとつ印象に残ったシーンを。トランプさんが「民主党は左傾化している。サンダースはこんなことを言ってるぞ」とけしかけたときに、バイデンさんがこんなことを言った。「あなたは誰の話をしているのか。あなたが戦っているのはこの私、ジョー・バイデンだ」

〇このフレーズが自分でもお気に召したようで、わざわざ終了後にこんなツィートを発していました。


He’s a confused guy. He doesn’t know who he’s running against. He’s running against Joe Biden.


〇バイデンさんの立場になってみると、ここまで来たこと自体が奇跡のように感じられていることでしょう。何しろ1年前の彼はほとんど泡沫候補で、選挙資金の集まりも若い他候補のはるかに後塵を拝していた。ところが今年になってから、数々の幸運に恵まれるのである。


(1)ペローシ下院議長が何を思ったかトランプ大統領を弾劾にかけた。これで他の上院議員、サンダースやウォーレン、クロブチャーなどは選挙活動を封じられてしまった。元副大統領のバイデンはフリーであった。

(2)それなのにアイオワ州党員集会でバイデンは5位に終わった。この時点で普通は選挙戦は終わる。ところが民主党の選挙開票アプリが故障して、正しい結果がすぐに出なかった。その結果、彼の5位は「なかったこと」になった。

(3)サウスカロライナ州予備選挙の直前に、地元のクレイバーン下院議員がエンドースしてくれて、それで一気に黒人票が集まり、奇跡的な大復活を遂げた。

(4)そのすぐ後がスーパーチューズデーが控えていたが、「左派のサンダースを勝たせちゃいけない」ということで、中道派のブティジェッジとクロブチャーが急きょ、バイデン支持に回ってくれた。棚から牡丹餅とはまさにこのこと。

(5)なおかつ、その後はサンダースとの一騎打ちが待っていた。2人で討論したら、悪いけどバイデンに勝ち目はない。ところがここにコロナがやってくる。「人が集まっちゃいけない」という状況下、サンダースは得意の演説を封じられてしまうのだ。

(6)かくしてサンダースは撤退。バイデンは奇跡的に民主党の大統領候補になったのであるが、さらに追い風となったのが「ブラック・ライブズ・マター」の抗議活動である。自分はデラウェアの自宅地下室に籠っていただけなのに、どんどん優勢になった。

(7)さらに副大統領にカーマラ・ハリスを指名したところ、選挙資金の寄付が急に増える。8月、9月は資金量でトランプ陣営を逆転してしまう。

(8)加えて9月18日にRBGことギンズバーグ最高裁判事が死去。これでますますリベラル陣営に危機感が募り、ますます選挙資金の集まりが良くなっている。

(9)コロナの年の選挙、ということを強く意識して選挙戦を展開していたら、最初のテレビ討論会の3日後に、対抗馬であるトランプ大統領がコロナにかかって入院。よくできてるなあ。


〇「俺ってツイてるなあ」とご本人が思っていること間違いなしです。まるでわらしべ長者のような選挙戦です。

〇そういえば昨日会ったナベさんが、面白いことを言っていた。「バイデンさんはうちのオヤジと同じ国対族」。なき渡部恒三先生と同じように、人間関係を武器にして政治的妥協を築き上げていくタイプなのではないかと。言われてみれば、「バイデン」という名を冠した法案は一本もない。あれだけ長く上院議員を務めた人にしては、ほとんど不甲斐ないくらいに見当たらない。

〇まあ、それも「アメリカの国対族」だったから、というのは彼の人となりを表しているのかもしれない。もっとも今のアメリカ政治においては、「国対族」はほとんど絶滅危惧種でありますけどね。


<10月24日>(土)

〇そういえば週明けの26日は岡崎久彦大使の7回忌である。月日が経つのは早いものである。

〇そこでこんなものを読んでみる。


●岡崎家に生まれて〜少年学生時代


〇いや、別に書籍も持っているのですけれども、なんだか懐かしくて。部分的にはご自身から聞いた話もあるのですが、通して読むとまた別の味わいがあります。今宵は懐旧の念に浸りまする。


<10月25日>(日)

〇とっても久しぶりに映画館へ。といっても『鬼滅の刃』じゃありませぬぞ。柏シアターで細々と上映中のドキュメンタリー、『はりぼて』。富山市議会の自民党会派が政務活動費を流用していた、というお話である。それも10万円単位の金額を、非常に初歩的な手口でごまかしていたのであって、それを社員数70人の弱小ローカル局が追う、という構図が面白い。

〇この話、2016年に話題になって、14人の市議が辞任した。さらに翌17年4月の市議選では多くの新人議員が誕生し、これをスクープしたチューリップテレビは記者クラブ特別賞など、いくつもの賞を受賞した。とまあ、これで話は一段落したのかと思ったら、そうではなかった。要は市民はそれほど怒っていなかったし、新たに出てきた議員にはセクハラまがいの変な人も含まれていたし、全体に盛り上がりに欠けていた。富山は野党が弱いしねえ。

〇すると、悪いことをした市議さんたちもだんだん開き直ってくる。とりあえず辞任した議員さんはその後起訴されて、詐欺罪で有罪になったけど、そこは執行猶予がついている。市長さんは「二元代表制」という制度論から、「コメントする立場にない」と逃げる。結果として、世の中はあまり変わらない。描かれていることは全て事実なのですが、限りなくコメディに近いのです。

〇こういうと語弊があるけれども、彼らも「巨悪」ではないのである。たとえば市議さんたちは、こういうときにありがちな「秘書が・・」という言い訳をしない。なにしろ月60万円の議員報酬をお手盛りで10万円上げさせよう、としていたくらいなので、白紙領収書にせよ、数字の書き込みにせよ、あるいは市政報告会のでっち上げにせよ、全部自分でやっている。昔から当たり前にやってきたことだから、頭の切り替えができないのでしょうな。

〇こうなると追及する側が疲れてきて、チューリップテレビの中心人物の1人が辞職して、1人が配置転換されるところで映画は終わる。小さな正義が活動を停止して、小さな悪が生き延びることになりそうだ。とはいうものの、これを見て「怒りが込み上げてきた」というわけでもない。よかれあしかれ、地方政治って今はこんな感じなんじゃないだろうか。

〇そういえば今日は富山県知事選挙の日であった。さて、どうなっているのかなあ。現職の石井さんと挑戦者の新田さん。当方、コメントすべき立場にはないのでありますが。(17:23)

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〇なんと、NHKが午後8時に新田さんで当確を打ちました。どっひゃー!これってアメリカ大統領選挙以上のサプライズかも。(20:12)

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〇北日本新聞社の出口調査は下記のとおりです。(20:27)


●無党派層6割 新田氏に 本紙とKNBが出口調査
2020.10.25 20:09


 25日投開票の知事選で、北日本新聞は同日、北日本放送(KNB)と合同で出口調査を実施した。支持政党別では、新人で前日本海ガス社長の新田八朗氏(62)は、自民支持層の5割を固めた上で、無党派層6割を取り込んだ。

 出口調査は、県内40カ所の投票所で行い、1票を投じた有権者1541人から回答を得た。

 新田氏は日本維新の会の8割、立憲民主党の6割を固め、幅広い政党支持者に浸透した。

 5選を目指した現職の石井隆一氏(74)は自民支持層の5割弱をまとめ、公明支持層の7割強を取り込んだものの、無党派層は3割にとどまるなど広がりを欠いた。

 新人でNGO代表の川渕映子氏(71)は、共産支持層の6割弱の支持を受けたが、無党派層は1割に満たなかった。

 争点となった多選の是非については、6割弱が「考慮した」と回答した。

 「重視してほしい政策」は、「医療・介護・福祉」が3割で最多で、「景気・雇用対策」、「子育て支援・教育」が続いた。「新型コロナウイルス対策」を挙げた人は1割弱だった。

 24日までに有権者の23・28%に相当する20万人5499人が期日前投票しているが、出口調査結果には含まない。


<10月26日>(月)

〇アメリカ大統領選挙、当日の報道をどうするべえ、みたいなご相談をあっちこっちから受けている。誰も明確な予想を持たない、という現状がいっそ小気味がいいくらいである。外交や米国政治の専門家たちと話しても、誰も分かっていない。まあ、今の時点で「××に決まっているよ、きみぃ」みたいなことを言う豪傑タイプは、それだけで却下すべきでありましょう。

〇とはいうものの、先週と今週ではかなり予想が変わってきている。それはこの週末に、「既に全米で4000万〜5000万の期日前投票が行われている」ことが伝わったからである。前回2016年の総投票数が1億3000万票である。投票日までまだ1週間あるというのに、その3割程度が既に投じられた、ということになると、「今年の投票率はどれだけ上がるんだ!」ということになる。これは結果に影響を与えずにはおかないだろう。

〇昨日の驚天動地の富山県知事選挙も、4年前にはわずか35%の投票率だったものが、いきなり60%に上がったら、県民誰もが思ってもいなかったような結果が出てしまったわけである。なんだかものすごい票の掘り起こしが行われているようである。

〇郵便投票の数はとんでもない量になりそうだ。あるいはリアルの期日前投票も、夜明け前から投票所に行列ができるという光景が見られるそうである。それだけコロナを恐れているともいえるし、それだけ投票に熱がこもっているともいえる。そして選挙直前になって、感染者数が急増しているという現実がある。これは意外とバイデンさん、あっさり勝っちゃうかな?という予感も少し出てきた1週間前の状況である。


<10月28日>(水)

〇本日は午前と午後、そして夜に3本の番組収録を行う。FX会社(10分)、マーケット情報番組(30分×2)、そしてテレビ局(2時間)。ネタは全部、米大統領選である。そのうちおいおいご紹介いたします。

〇ということで、繁忙期につきメールのお返事などが遅れることはご了承ください。電話もとれなかったりいたします。くれぐれもご容赦のほど。

〇アメリカ大統領選挙の期日前投票の動きはこちらをご参照。今日現在はこんな感じです。すごいことが進行中ですな。


Total Early Votes: 71,063,593 (期日前投票)

Mail Ballots:     47,753,131(郵便投票)

In-Person Votes:  23,310,462(不在者投票)


〇2016年選挙の総投票数である1億3000万票の半分を超えています。さらにあと1週間で、どこまで伸びるのやら。この4年間の人口増もありますが、かなり新しい有権者を掘り起こしている感がありますね。それがどちらの支持者であるかと言えば、これは自明なことであるように思われます。

〇とりあえずひとつ。ご案内。

●【徹底解説!米大統領選2020】投資家目線で見る今後の注目ポイント【前編】(双日総合研究所 吉崎達彦さん / エコノミスト エミン・ユルマズさん

●【徹底解説!米大統領選2020】投資家目線で見る今後の注目ポイント(後編)


<10月29日>(木)

〇The Cook Political Reportが、テキサス州を"Lean Republican"から"Toss Up"に変更した。長らく「テキサスと言えば真っ赤っか」の州だと思っていた者としては、唖然とするほかはない。いろんな理由があるのだろうが、まあ、万物は流転するのだと考えるのが良いだろう。テキサスと言えば、昔はジョンソン大統領やベンツェン上院議員など、民主党の大物政治家を輩出したお土地柄である。是非に及ばずである。

〇テキサス州がブルーに染まったら、さすがにトランプさんに勝ち目はないだろう。といっても、今さら広いテキサスで選挙運動を展開するわけにはいかない。CMを打つにしてもおカネがかかる。そもそもテキサスが激戦州だったという経験は誰も持ってないので、どうやって戦うのか自体がよくわからない。

〇他方、よりによって、早めに郵便投票が開票されるフロリダ州、ノースカロライナ州などで、ここへきてトランプ支持が盛り返しているとの観測がある。これだとトランプさんは粘ることができる。決着するのはかなり先のことになりそうだ。中西部の郵便投票が全部開くまでには、かなりの時間がかかることだろう。

〇そのうちミシガン州辺りで、支持者間の衝突とかが起きるかもしれない。なにしろ銃が売れているそうなので。そうなると、ますますトランプ大統領の気炎が上がりそうだ。ますます世の中が険悪になってしまう。

〇すべてを解決してくれる可能性として、ハリケーンが11月3日にフロリダ州を襲うというのはどうだろう。これだと期日前投票の民主党票が残って、共和党の当日投票分の票が減る。うーん、サプライズ続きの2020年選挙のフィナーレには、そういうことだってアリじゃないかと思うのだが。


<10月30日>(金)

〇マネースクエアさんのプレミアムビューに登場しましたので、ご案内まで。


●米大統領選挙直前スペシャル

【出演:双日総合研究所 吉崎達彦 氏、マネースクエア 西田明弘、比嘉洋、小暮祐輝】

マーケットViewチャンネル 2020/10/30

〇ううむ、今週は一杯仕事した。週末は競馬じゃ。






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編集者敬白





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by Kanbei (Tatsuhiko Yoshizaki)