●上海馬券王のページ


上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2017年 上半期のレース考






3月26日(日)高松宮記念


えー、本日土曜はドバイワールドカップデーでありまして、はっきり言いまして明日の高松宮記念などどうでもよくなっている気分なのであります。

何と言っても国際レーティング134にして昨年のワールド・ベストホースに選出された怪物アロゲートをライヴで観戦できるわけですからね。こんな馬が出るのに日本からこのレースに三頭も参戦してるんですが、大丈夫なんでしょうか。まぁ、アウオーディーくらいはうまくはまれば2着くらいはあるかもしれないんで頑張ってほしいんですけど。

この他にもシーマクラシックにはポストポンド、ハイランドリールと言う強豪が出走。特にポストポンドは去年のこのレースで我がドゥラメンテを破った強豪中の強豪なんで、ああワクワクします。本当になんで、こんなハイレベルの競走が高松宮記念の前座みたいな感じになっているのでしょう。日程を入れ替えてもらいたいもんですわい。

と、言うわけで、私は本年から馬券購入も可能になったドバイの予想で忙しいのです。よって今回は手短に。

2017 326() 2回中京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 47回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ティーハーフ 7 *国分優作

57

181.1

()西浦勝一

1

2

 

フィエロ 8 *内田博幸

57

12.4

()藤原英昭

2

3

レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

5.8

()梅田智之

2

4

 

ラインスピリット 6 森一馬

57

71.0

()松永昌博

B3

5

 

レッドアリオン 7 *菱田裕二

57

220.0

()橋口慎介

3

6

セイウンコウセイ 4 *幸英明

57

7.6

()上原博之

4

7

レッドファルクス 6 M.デム

57

3.6

()尾関知人

4

8

 

バクシンテイオー 8 シュタル

57

163.8

()堀宣行

5

9

シュウジ 4 川田将雅

57

6.9

()須貝尚介

5

10

 

クリスマス 6 *藤岡佑介

55

65.8

()伊藤大士

6

11

 

スノードラゴン 9 大野拓弥

57

84.4

()高木登

6

12

$メラグラーナ 5 戸崎圭太

55

5.1

()池添学

7

13

ソルヴェイグ 4 *田辺裕信

55

10.1

()鮫島一歩

7

14

トーキングドラム 7 *藤岡康太

57

47.5

()斎藤誠

B7

15

ヒルノデイバロー 6 *四位洋文

57

45.4

()昆貢

B8

16

 

トウショウピスト 5 吉田豊

57

81.7

()角田晃一

8

17

ナックビーナス 4 石川裕紀

55

52.5

()杉浦宏昭

8

18

 

ワンスインナムーン 4 石橋脩

55

40.6

()斎藤誠

大スター、ロードカナロアが引退した後混迷を深めるスプリント路線、今年のメンバーははっきり言ってG1.5水準で、難解な上つまらないのであります。どの馬にもチャンスありで、三連単なんて買えませんなあ。

例によって過去10年のトレンドを探ってみましょう。

高松宮記念過去10年の軌跡

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

57

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

55

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

57

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

57

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

57

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

130324 ロードカナロア 5 岩田康誠

57

17

11

1

*()安田隆行

1081

-0.2

   09-07

33.2

498

-4

130

470

560

11340

27200

130324 ドリームバレンチノ 6 松山弘平

57

17

12

2

()加用正

1083

0.2

   12-11

33.3

492

-2

(9.4)

470

560

11340

27200

130324 ハクサンムーン 4 酒井学

57

17

13

10

()西園正都

1083

0.2

   01-01

34.0

464

-6

(85.6)

   

11340

27200

120325 カレンチャン 5 池添謙一

55

18

10

2

*()安田隆行

1103

-0.0

   02-02

35.5

482

0

390

950

1750

1070

5930

120325 サンカルロ 6 吉田豊

57

18

17

3

()大久保洋

1103

0.0

   10-12

34.7

504

-6

(6.5)

950

1750

1070

5930

120325 ロードカナロア 4 福永祐一

57

18

1

1

*()安田隆行

1104

0.1

   04-04

35.4

500

0

(2.4)

   

1070

5930

110327 $キンシャサノキセキ 8 リスポリ

57

16

4

3

()堀宣行

1079

-0.2

   04-03

34.0

494

-10

450

2370

3970

33730

129290

110327 サンカルロ 5 吉田豊

57

16

8

4

()大久保洋

1081

0.2

   11-10

33.3

494

-2

(10.5)

2370

3970

33730

129290

110327 アーバニティ 7 四位洋文

57

16

6

11

()古賀慎明

1081

0.2

   09-07

33.6

500

-6

(86.8)

   

33730

129290

100328 $キンシャサノキセキ 7 四位洋文

57

18

6

1

()堀宣行

1086

-0.0

   07-06

34.6

504

0

370

2690

4450

4230

23750

100328 ビービーガルダン 6 安藤勝己

57

18

17

6

()領家政蔵

1086

0.0

   03-04

34.8

506

+8

(11.9)

2690

4450

4230

23750

100328 $エーシンフォワード 5 岩田康誠

57

18

16

3

*()西園正都

1086

0.0

   09-11

34.5

482

+2

(4.9)

   

4230

23750

090329 ローレルゲレイロ 5 藤田伸二

57

18

13

3

()昆貢

1080

-0.1

   01-01

34.9

468

0

760

1750

4410

35840

191140

090329 スリープレスナイト 5 上村洋行

55

18

4

1

()橋口弘次

1081

0.1

   03-05

34.8

492

-2

(3.5)

1750

4410

35840

191140

090329 ソルジャーズソング 7 北村友一

57

18

2

15

()鮫島一歩

1083

0.3

   09-08

34.8

512

+4

(52.0)

   

35840

191140

080330 ファイングレイン 5 幸英明

57

18

4

4

()長浜博之

1071

-0.0

   07-07

33.2

494

-6

710

4610

8750

4960

38840

080330 $キンシャサノキセキ 5 岩田康誠

57

18

10

5

()堀宣行

1071

0.0

   04-04

33.4

492

+6

(9.3)

4610

8750

4960

38840

080330 スズカフェニックス 6 福永祐一

57

18

1

1

()橋田満

1073

0.2

   16-14

32.7

468

-4

(2.9)

   

4960

38840

070325 スズカフェニックス 5 武豊

57

18

8

1

()橋田満

1089

-0.4

   07-05

34.6

464

+2

450

40250

52980

69690

546450

070325 ペールギュント 5 上村洋行

57

18

17

13

()橋口弘次

1093

0.4

   11-11

34.8

522

+4

(105.5)

40250

52980

69690

546450

070325 プリサイスマシーン 8 安藤勝己

57

18

11

2

()萩原清

1093

0.4

   05-05

35.1

482

-2

(4.8)

   

69690

546450

集計期間:2007. 3.25 2016. 3.27 2011年は阪神開催

@1番人気は4−132と極めて信頼性が高い。

A2番人気は1216と今一だが、3番人気は3−1−3−3とかなりのもので、狙うならこちらか。

B極端なヒモ荒れはない。二桁人気が馬券に絡んだのは過去30頭中4頭のみで、直近三年では皆無。

Cああ、それなのに、昨年と12年以外は高額配当の嵐であり、毎年18頭も出るから何を買ってもそれなりにつく、要は買い方の難しいレース。

D枠順に大きな偏りはないが、あえて言えば二桁馬番の台頭が多く、内枠が難儀している印象。特に一枠の馬は0−0−3−17と不振で、ロードカナロアみたいな国際級でもこの枠を引いたら三着どまりと言うのには留意が必要。

E脚質は先行、差しが優位で、勝ち馬に限って言えば先行が矢鱈来ている印象。直線が長いのに追込み馬はかなり厳しい。

Fスプリントだけあって大型馬が圧倒的優位。馬体重460kg未満の馬は基本用無し。

G血統に明確な傾向はない。敢えて言えば外国産馬が毎年活躍している印象。(今年の対象はメラグラーナのみなんだけどやはり抑える必要はあるか)

H関西馬天国。例外は1〜3着を関東馬が独占した11年なんだけど、これは開催が阪神コース。本年の一番人気レッドファルクスは大丈夫かあ?


以上から印をつけると冒頭の表となるわけです。

本命は。「関東馬の呪い」もなんのその、1番人気のトレンドを信じレッドファルクス。前走の香港スプリントで意味不明の大敗というのが気にかかりますが、それでも中京コースで4−1−0−0、二着がダートでのものであり、芝1200mに限れば2−0−0−0とこれはもう中京の申し子ですな。騎手が今年ぶっちぎりのデムーロであることも大変心強い。勝つには展開の助けも必要でしょうが、まず三着は外さないのではないでしょうか。

二番人気メラグラーナは去年の夏からいきなり覚醒した感じで、勢いと言う意味では今回のメンバー随一なんですが、勝ってきたレースのレベルはそれほど高くはなく、今回買いかぶられてる印象があるので一段評価を下げ、対抗には調教が矢鱈良い4歳馬ソルヴェイグを。この馬は人気だと来ない、人気を下げると爆走するというへそ曲がりなお姉さんなんですが、今回は6番人気と上位人気には程遠いのが食指をそそります。G1スプリンターズSを三着した実績の持ち主がその時の鞍上田辺を再び引き当てたというのもワクテカですな。

この他では、単なる早熟野郎かと思っていたら、実は存外強かったシュウジも有力で、はまれば勝つまであるでしょう。ただこの馬気性が難しくて走らせてみなければわからないところが難点ですな。あと、かんべえ師匠のご推薦、三番人気のレッツゴードンキ(「さあ進もうドン・キホーテのように」というのが馬名の由来なんだって。牝馬にこういう名前を付けるなんてねえ)も上記トレンドから無視はできないんですが、好走がすべて牝馬戦と言うのもちょっとお買い得感に乏しいか。

馬券は◎→▲☆→その他の三連複18点。ヒモ荒れ狙いで人気薄にも手広く流しましょう。

特にこのコースで今回ジョッキー中ダントツの複勝率を誇る藤岡康太を鞍上に迎えたトーキングドラム、二番人気メラグラーナにオーシャンSで半馬身差二着となったのに全然人気のないナックビーナスが馬券に絡むと、どでかい配当になるんですが、さて。

あ、いかん、ドバイターフの発走まであと一時間を切ってしまったではないか。それでは皆さん、来週大阪杯でまたお会いしましょう。


上海馬券王





○今日の結果

<高松宮記念> @セイウンコウセイ、Aレッツゴードンキ、Bレッドファルクス




○かんべえのつぶやき


――時差のせいで、夜は12時ごろに就寝しても、3時くらいには目が覚めてしまう。ということで、深夜にネットをチェックしたところ上記のような結末でありました。

――セイウンコウセイ、強い勝ち方でした。幸騎手が上手く乗りましたね。堅いように見えて適度に荒れる、という高松宮記念らしい結果となりました。不肖かんべえ推奨のレッツゴードンキは2着。他方、シュウジとワンスインナムーンは不甲斐ない成績でした。

――もうひとつ、気になっていたのはNHK将棋トーナメントの決勝戦。佐藤康光九段が勝ったようですね。準決勝で佐藤天彦名人を破った勝負は見ていて震えましたが、決勝では佐藤和俊六段を破って(つまりベストフォーのうち3人が佐藤さん)見事優勝です。おめでとうございます。連盟会長就任は重荷だろうなあ、と思っていたところ、A級残留とともにNHK杯優勝まで決めました。パチパチパチ。

――来週の大阪杯はG1になって初のレースだけあって、キタサンブラック以下、強い馬が勢ぞろいとなりそう。これは力が入りますね。桜満開の中での好勝負を期待しましょう。





2月19日(日)フェブラリーステークス


えー、お久しぶりでございます。気が付けばあっという間に2017年最初のG1フェブラリーSの開幕となってしまったわけで、本年もよろしくお願いいたします。

しかし、2月も残り一週あるのに、明日なんだフェブラリー。あたしゃ、てっきり来週だと思ってたぞ。ううう、こ、心の準備が。。。。。

そもそもですな、有馬記念から2か月もたっていないというのに、世の中激動していて競馬に集中する環境にないのですよ。。みんなのアイドルまさお君が暗殺されたというのも大変ショッキングな話(しかし、こんなに気に入らない存在を粛正しまくりだと、残る恨みも絶大なわけで、あの国の体制は年内持つんですかね)ですが、何より大統領に就任したトランプさんが、選挙期間と何ら変わらぬ無双状態を繰り広げているのは、これは驚きです。立場が変わればやることも変わると思ったんですけどね。彼がTWITTERで「指先介入」するたびに為替や株式相場が変動するし、年度末も近いというのに会社の業績がフィックスしないじゃないか、どないしてくれんのじゃ!

実は1月末に敬愛してやまないギタリスト・ジェフベック大先生の来日公演がありまして、私も東京国際フォーラムまで聞きに行ったんですが、こちらも驚きました。20代のお姉ちゃん二人をひっさげてメッセージソングを展開しまくっているわけです。


IT'S A RICH MAN'S WAR AND ONLY THE RICH WILL WIN

THEN THEY SIT IN THE TOWERS WATCHING MEN SUFFERING

BUT WE WON'T FIGHT YOUR WAR NO MORE

IT'S A RICH MAN'S GAME AND ONLY THE SUPER RICH EVER WIN

SIT IN YOUR TOWERS WATCHING MEN SUFFERING

BUT WE WON'T FIGHT YOUR WAR NO MORE


ギター一筋半世紀、ボーカルと言うものを極力排し、ギター演奏のみで客を呼べる稀有な人。齢70を過ぎた巨匠中の巨匠が、臆面もなくこんなストレートなメッセージソングを展開するなんて、リスナーとして40年近く付き合ってきた私から見ても、これは大変怪しくてもの狂ほしき光景なわけです。せ、先生!70過ぎてそんなに怒んなくても。まぁ、ベック先生みたいな人まで怒り出すくらい世の中悪くなっているということなんでしょうし、人々のこういう怒りがトランプさんを大統領に押し上げる原動力にもなったんでしょうが、他ならぬトランプさんこそがTOWERの住人であるわけで、うーん、なんとも救いのない世の中であります。

日本国内に目を向けてみると、東芝の海外子会社減損のニュースが、財務業務を生業とするものからは、大変にショッキングな話でした。いや、去年の「不適切会計」まではまだ理解の範疇ではあったのですが、さすがにこれはねえ。要約すると「『不適切会計』の後始末に忙殺されているどさくさに紛れてアメリカ人にカモられた」ということなんでしょうが、いくらカモられるにしてこの金額はないよねえ。本件に関しては、競馬場観戦の際、大変お世話になっている東洋経済さんが気合の入った特集記事を組んでいるし、私としても色々言いたくなってくるのですが、このメルトダウン級大惨事を理解するには、まだまだ情報が足りていません。もう少し状況が明らかになってから思うことを述べてみたいと思います。

2017 219() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 34回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サウンドトゥルー 7 *柴田善臣

57

13.7

()高木登

1

2

 

ホワイトフーガ 5 蛯名正義

55

23.9

()高木登

2

3

ゴールドドリーム 4 M.デム

57

5.2

()平田修

2

4

コパノリッキー 7 *武豊

57

11.5

()村山明

3

5

 

アスカノロマン 6 和田竜二

57

21.6

()川村禎彦

3

6

$モーニン 5 *ムーア

57

5.2

()石坂正

4

7

 

ブライトライン 8 *石橋脩

57

198.6

()鮫島一歩

4

8

デニムアンドルビー 7 *内田博幸

55

40.8

()角居勝彦

5

9

$ベストウォーリア 7 戸崎圭太

57

8.3

()石坂正

5

10

カフジテイク 5 *津村明秀

57

4.2

()湯窪幸雄

6

11

ノンコノユメ 5 ルメール

57

8.2

()加藤征弘

6

12

 

ニシケンモノノフ 6 横山典弘

57

80.1

()庄野靖志

7

13

 

エイシンバッケン 5 岩田康誠

57

15.8

()中尾秀正

7

14

 

キングズガード 6 藤岡佑介

57

66.6

()寺島良

8

15

 

ケイティブレイブ 4 *幸英明

57

54.0

()目野哲也

8

16

 

インカンテーション 7 藤岡康太

57

94.3

()羽月友彦

と言うわけで、「有馬からわずか二か月だというのに、国の中も外も理解できない激動だらけ、せめて競馬くらいには平穏な結末を期待したいですね。」などと言うあたりさわりのない枕で始めようと思ったフェブラリーSなわけですが、出馬表を見てげっそり。実績どころは近走調子落ちだし、じゃあ、上がり馬はいるかと思えばこれもぱっとしないのばっかりだし、軸不在もいいところで、こっちもまんまカオスじゃねえか。

こんな怪しげなメンバーで争われるフェブラリーと言うのも近年記憶にないわけで、有効なのかどうか自信もないのですが、恒例ですので取り敢えず過去10年のトレンドを。

フェブラリーS過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

130217 グレープブランデー 5 浜中俊

16

2

3

()安田隆行

1351

-0.1

   07-07

35.9

526

-6

670

10330

17580

16150

111130

130217 エスポワールシチー 8 松岡正海

16

6

9

()安達昭夫

1352

0.1

   02-02

36.5

504

+3

(26.3)

10330

17580

16150

111130

130217 ワンダーアキュート 7 和田竜二

16

10

7

()佐藤正雄

1353

0.2

   10-10

35.9

518

0

(9.2)

   

16150

111130

120219 $テスタマッタ 6 岩田康誠

16

16

7

()村山明

1354

-0.3

   13-13

35.7

504

+2

2430

10510

26210

15530

141910

120219 シルクフォーチュン 6 藤岡康太

16

3

4

()藤沢則雄

1357

0.3

   15-15

35.7

470

0

(14.6)

10510

26210

15530

141910

120219 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

10

2

()佐藤正雄

1358

0.4

   08-08

36.4

520

+12

(5.7)

   

15530

141910

110220 トランセンド 5 藤田伸二

16

12

1

()安田隆行

1364

-0.2

   01-01

36.3

514

+2

350

1100

2040

3200

12240

110220 フリオーソ 7 M.デム

16

13

3

[]川島正行

1366

0.2

   12-11

35.7

506

-1

(5.5)

1100

2040

3200

12240

110220 バーディバーディ 4 池添謙一

16

5

4

()池江泰郎

1366

0.2

   06-05

36.0

488

+6

(7.3)

   

3200

12240

100221 エスポワールシチー 5 佐藤哲三

16

4

1

()安達昭夫

1349

-0.4

   02-02

35.6

498

-4

170

890

1190

1160

4190

100221 $テスタマッタ 4 岩田康誠

16

3

5

()村山明

1353

0.4

   07-07

35.5

482

0

(13.0)

890

1190

1160

4190

100221 サクセスブロッケン 5 内田博幸

16

6

2

()藤原英昭

1359

1.0

   05-03

36.5

532

+11

(6.4)

   

1160

4190

090222 サクセスブロッケン 4 内田博幸

16

15

6

()藤原英昭

1346

-0.0

   02-03

35.4

522

+7

2060

4710

14070

5730

57720

090222 $カジノドライヴ 4 安藤勝己

16

14

3

()藤沢和雄

1346

0.0

   02-02

35.6

518

+10

(5.0)

4710

14070

5730

57720

090222 カネヒキリ 7 ルメール

16

2

1

()角居勝彦

1346

0.0

   04-04

35.3

530

-3

(2.7)

   

5730

57720

080224 ヴァーミリアン 6 武豊

16

15

1

()石坂正

1353

-0.3

   05-03

35.9

520

+7

240

2820

3520

3820

17550

080224 ブルーコンコルド 8 幸英明

16

10

7

()服部利之

1356

0.3

   04-03

36.2

508

+1

(19.4)

2820

3520

3820

17550

080224 ワイルドワンダー 6 岩田康誠

16

16

3

*()久保田貴

1359

0.6

   08-07

36.3

452

+4

(5.1)

   

3820

17550

070218 サンライズバッカス 5 安藤勝己

16

12

3

*()音無秀孝

1348

-0.2

   10-10

35.0

484

-2

590

1490

3210

11710

54210

070218 ブルーコンコルド 7 幸英明

16

7

2

()服部利之

1350

0.2

   12-12

35.0

516

+8

(4.0)

1490

3210

11710

54210

070218 ビッググラス 6 村田一誠

16

15

9

()中尾秀正

1354

0.6

   08-08

35.9

518

0

(20.0)

   

11710

54210

集計期間:2007. 2.18 2016. 2.21

@1番人気は4-1-2-3と信頼性高し。

A2番人気は1-2-2-5、3番人気は2-2-2-4と1番人気に見劣るも、それでも高い安定性あり。二桁人気の超人気薄が絡んだのは14年の殿人気コパノリッキーのみであり、結果穏当な配当が続く。まぁ、例年は1番人気が1倍から2倍台の単勝オッズで信頼性の高い軸馬がいたということでもあるんですが、1〜3番人気の単勝が4〜5倍という本年はどうなんでしょう。

B枠順は極端に偏っているというほどではないにせよ、二桁馬番の台頭が矢鱈多く、6枠より外の馬には一定以上の目配りが必要。(今年の外枠にはご無体なくらい低人気の馬しか入ってませんが)

C脚質は逃げ馬以外なんでもあり(逃げて三着以内に残ったのは11年のトランセンドのみ)。ダートにしては矢鱈追込みが決まっていることには注目要。

Dダートと言うパブリックイメージにふさわしく500kg超の大型馬がやたら馬券に絡む。

E関西馬強し。過去馬券に絡んだ30頭中26頭が関西馬。西高東低は昔のことと思っていたけど、ダートに限ってはそうじゃないようで。

F過去30頭の年齢は、4歳が7頭、5歳が10頭、6歳が7頭、7歳が4頭、8歳が2頭と高齢馬にはつらい。ダート馬は競走寿命が長いというのがパブリックイメージだったけど、このレースに限ってはそうじゃないようで。。

G無慈悲なくらい男尊女卑。過去連がらみした馬のすべてが牡馬。牝馬はおろかセン馬も用無し。

H血統はブライアンズタイムが優秀も、没後4年となる今年はさすがに出走なし。この他では本日早朝に急死したゴールドアリュールが優秀。当日は「追悼馬券」とか「弔い合戦」とかでゴールドドリームやコパノリッキーの馬券が売れそうです。

I毎年1頭は外国産馬の台頭あり。今年対象となるモーニン、ベストウオーリアは実績もあり押さえておいたほうが良いかも。

Jリピーターが少ない。連覇は14〜15年のコパノリッキーのみ。2〜3着を見ても前年の上位が翌年がらりと変わっていることが多く、前年の実績は当てにならない。(これもダートG1としては意外なトレンドです)


以上のトレンドを参考にしつつ印を打つと冒頭の表となるのですが、うーん、なんか須田鷹雄とまんまシンクロしました。ちなみに須田先生は◎ノンコ、〇コパノリッキー、▲サウンドトゥルーなんですが、印を打った馬はみな同じでデニムアンドルビーの分だけ私の買い目が一点多い。しかも馬を選ぶロジックもまんまおんなじで、私と須田先生がここまでシンクロする時って末期悲惨なケースが多いんだよな。

本命にしたノンコノユメなんですが、「関東馬」「当てにならない前年実績馬」「セン馬(去年走った時は牡馬だったんだけどね)」と上記トレンドからスポイルされまくった存在なんだけど、外枠で一番やれそうな馬だし、府中1600mの実績が4-1-1-0と圧倒的と言うのがやはりそそります。そして何より騎手ルメールの高い信頼度。これは凄いよ。


同コース・騎手別集計

順位

騎手

着別度数

勝率

連対率

複勝率

単回値

複回値

単適回値

平均着

平人気

平オッズ

単平均

複平均

2着率

3着率

1

ルメール

21- 11- 11- 35/ 78

26.9%

41.0%

55.1%

101

93

113.1

4.4

3.3人気

7.5

379

170

14.1%

14.1%

2

ムーア

7- 1- 1- 18/ 27

25.9%

29.6%

33.3%

67

55

79.4

5.9

2.9人気

8.4

260

166

3.7%

3.7%

3

武豊

8- 5- 5- 27/ 45

17.8%

28.9%

40.0%

70

71

98.1

5.5

4.2人気

13.8

394

178

11.1%

11.1%

4

戸崎圭太

28- 23- 21-127/199

14.1%

25.6%

36.2%

66

68

67.8

5.5

3.9人気

11.7

474

189

11.6%

10.6%

5

M.デム

5- 4- 2- 26/ 37

13.5%

24.3%

29.7%

102

61

70.6

7.2

3.6人気

8.4

756

206

10.8%

5.4%

6

横山典弘

17- 16- 14- 95/142

12.0%

23.2%

33.1%

55

68

82.1

6.2

5.0人気

15.8

462

207

11.3%

9.9%

7

内田博幸

23- 21- 24-154/222

10.4%

19.8%

30.6%

74

80

95.2

6.7

6.3人気

27.9

717

263

9.5%

10.8%

8

蛯名正義

17- 16- 20-128/181

9.4%

18.2%

29.3%

57

74

78.0

7.2

5.7人気

24.5

612

253

8.8%

11.0%

9

岩田康誠

4- 9- 5- 38/ 56

7.1%

23.2%

32.1%

81

78

53.8

6.6

5.3人気

16.6

1142

243

16.1%

8.9%

10

柴田善臣

8- 14- 14-105/141

5.7%

15.6%

25.5%

28

72

62.0

7.0

7.5人気

52.0

505

284

9.9%

9.9%

11

和田竜二

1- 0- 0- 17/ 18

5.6%

5.6%

5.6%

53

12

119.8

9.8

8.6人気

64.7

970

220

0.0%

0.0%

12

石橋脩

7- 11- 7-112/137

5.1%

13.1%

18.2%

36

49

71.8

8.0

8.2人気

63.1

713

271

8.0%

5.1%

13

津村明秀

0- 2- 7- 34/ 43

0.0%

4.7%

20.9%

0

100

0.0

8.0

9.5人気

93.5

 

478

4.7%

16.3%

14

幸英明

0- 1- 0- 11/ 12

0.0%

8.3%

8.3%

0

11

0.0

9.5

8.3人気

109.2

 

140

8.3%

0.0%

15

藤岡佑介

0- 0- 1- 9/ 10

0.0%

0.0%

10.0%

0

24

0.0

9.3

8.0人気

60.1

 

240

0.0%

10.0%

16

藤岡康太

0- 0- 0- 12/ 12

0.0%

0.0%

0.0%

0

0

0.0

10.4

9.6人気

50.6

   

0.0%

0.0%

集計期間:2014. 2. 1 2017. 2.12
ソート:勝率順

見よ、府中ダート1600mの神ルメールのこの偉業を!勝率27%複勝率55%なんてとんでもないのです。これだけ勝っていながら単回収が100を超えるというのも凄すぎます。これだけこのコースに実績のある人馬が単勝8倍の4番人気だなんておいしすぎると思うのであります。近走府中以外のしかも不向きな距離で結果が残せていない(が大きく負けてもいない)馬がようやく自分のホームに帰ってくるのであります。しかも神様を乗せて。これを買わずにいられようか!

馬券は軸の三連複21点。

流す相手が穏当な人気どころなんで配当はガミには程遠いものの高額配当にも程遠い。なんか夢のある馬券はないかと思って追加したのがデニムアンドルビーですな。

G1未勝利なうえ初ダート、更に「高齢馬」「牝馬」「小兵」と上記トレンドがスポイルする属性をこれでもかと備えている彼女ですし、繁殖入りする前のアリバイ作りにごり押しで出走してきた感じがいかにも無理筋な印象ではあるのですが、低人気も何のその、ジャパンカップや阪神大賞典、宝塚記念と言う極めてグレードの高いレースで二着に飛び込んできたその実績と、母父キンカメと言うその血筋に、実はダートで走っていたら凄かったんじゃないかって夢を見てしまいます。彼女が来ればたちまち10万馬券。ノンコともども頑張れ!!



上海馬券王





○今日の結果

<フェブラリーステークス> @ゴールドドリーム、Aべストウォーリア、Bカフジテイク




○かんべえのつぶやき


――ゴールドドリームは、心臓疾患により昨日死亡した父ゴールドアリュールの弔い合戦に見事勝利しました。くるんだよねえ、こういうの。コパノリッキーも併せて、ゴールドアリュール産駒の2頭が揃って2枠の黒枠に収まっている、というのも出来過ぎている感じでした。ついでもっていうと、「金正男が死んだ」というのも、ゴールドつながりだったんでしょうか。

――馬券王先生のご推奨はノンコノユメ、というよりルメールマジックでした。府中ダート1600mにおけるルメール騎手の強さは本日も健在で、本日の7R(サラ四歳以上)では2着、9R(ヒヤシンスステークス)では1着でありました。これはもう11Rフェブラリーステークスも来るに違いない、と当方もノンコノユメを単勝で買ったのですが、ダメでしたねえ。来たのはデムーロ騎手の方でした。

――それにしても、「2番人気―5番人気―1番人気」の組み合わせって、意外なくらい平穏なレースでありました。私はてっきり、外枠のLエイシンバッケンとかNケイティブレイブあたりがズドーンと来るんじゃないか、などと思い描いていたのですが、それが4着と6着。ノンコノユメが7着。なんだか不完全燃焼ですねえ。

――かくなる上は、来週からの中山開催で張り切ることといたしましょう。花粉症の薬はちゃんと飲んでおりますぞ。


















2016年上半期のレース  2016年下半期のレース


2015年上半期のレース  2015年下半期のレース


2014年上半期のレース  2014年下半期のレース 


2013年上半期のレース  2013年下半期のレース


2012年上半期のレース   2012年下半期のレース


2011年上半期のレース  2011年下半期のレース 


2010年上半期のレース  2010年下半期のレース


2009年上半期のレース  2009年下半期のレース


2008年上半期のレース  2008年下半期のレース


2007年上半期のレース  2007年下半期のレース


2006年上半期のレース  2006年下半期のレース


2005年秋のG1シリーズ  2005年春のG1シリーズ 2005年冬〜春のレース


2004年秋のG1シリーズ 2004年春のG1シリーズ 2004年冬〜春のレース


2003年秋のG1シリーズ 2003年春のG1シリーズ 2003年冬〜春のレース


2002年有馬記念論考 2002年秋のレース




溜池通信トップページへ


by Tatsuhiko Yoshizaki