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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2023年 下半期のレース考





11月26日(日) ジャパンカップ


えー、北野武監督の最新作「首」を見てきたのです。

いやあ、映画の話は前々回もしたし、あんまり繰り返してもなあとも思ったのですが、これが異常に面白いんだからしょうがない。この作品、戦国時代を描いた作品としてはおそらく「七人の侍」に次ぐ傑作じゃないでしょうか。少なくとも同じ黒沢作品でも「影武者」とか「乱」とかよりはこちらがはるかに面白いですぞ。

舞台は天正10年、織田信長の最後とその跡目争いを描いた時代劇ですが、「本能寺の変」とか「高松城水攻め」とか「中国大返し」とかの合戦シーンがまず素晴らしい。15億程度の予算でよくこれだけのクオリティーが出せたものです。前回論評したゴジラもそうなんですが、ハリウッドが同じクオリティのものを製作すると10倍くらいお金がかかるんじゃないでしょうか(最近の鬼のような円安のせいでここら辺の正確な比較は難しいんですが)。

北野作品の常としてこの作品、禍々しい暴力描写に満ち溢れています。タイトルの通り首が飛ぶ飛ぶ、荒木村重の一族郎党大粛清シーンでは女子供が容赦なく切り捨てられたりします。そういう意味でこれは観る人を選ぶ作品でもあるんですが、私みたいなバイオレンス描写大好き人間からするとこれはもうたまりません。(その代わり過剰なBLシーンには引きました。いや正確にはこれはBLじゃないな、裸で抱き合ってるのはジャニーズみたいなB(ボーイ)じゃなく50前後のおっさんですから。麗しくないよねえ。いくら戦国武将が衆道に染まっていたからと言って、ここまで過剰に描く必要があったのかしら)

この作品、合戦シーン以上に素晴らしいのが役者さんの演技ですね。岐阜弁丸出しでファナティックなパワハラとセクハラに明け暮れる織田信長(演:加瀬亮)の狂気に満ちた演技も壮絶ですし、徳川家康(演:小林薫)の腹の読めない狸ぶりも味わい深いのですが、それ以上に秀吉軍団が素晴らしい。腹黒でせこくて品性下劣な秀吉(演:ビートたけし)と、兄への忠誠厚いけどお調子者の秀長(演:大森南朋)、そして頭脳怜悧なのに脇の甘い所もあって憎めない軍師官兵衛(演:浅野忠信)。この三人のやり取りが本当に面白い。いや、話している内容はとんでもなく悪辣な悪だくみなんですが、この三人の手にかかるとなんかえらくほのぼのとして、殺伐としたこの作品、これがなければものすごくヘビーなものになっていたと思われます。

大々的な海外公開も予定されている本作ですが、おそらく北野信者が多いフランス以外ではそれほど受けないでしょう。やはり戦国時代に関する基礎知識がないと理解が難しい作品で、外国の人には良く分からないと思います。そのかわり、かんべえ先生みたいな戦国時代オタクには異常に刺さりますよ、これ。この時代のことを本当によく調べているし、その上で本能寺の変とか山崎合戦とかにこういう解釈を持ってくるのかっていう驚きもあり大変楽しい。

なにより吉崎先生、先生のペンネームのネタ元である黒田官兵衛が本当にいい味出してるんですよ、この作品。ぜひ先生も観てください。

20231126() 5回東京8日目 18頭 [15:40発走]
【12R】 43回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

リバティアイランド 3 川田将雅

54

3.9

()中内田充

1

2

イクイノックス 4 ルメール

58

1.4

()木村哲也

2

3

タイトルホルダー 5 横山和生

58

17.2

()栗田徹

2

4

 

スタッドリー 5 *マーカン

58

390.7

()奥村豊

3

5

ドウデュース 4 戸崎圭太

58

15.7

()友道康夫

3

6

 

フォワードアゲン 6 *黛弘人

58

518.3

()中野栄治

4

7

 

xイレジン 6 ヴェロン

58

74.0

[]ゴーヴァ

4

8

 

パンサラッサ 6 吉田豊

58

31.5

()矢作芳人

5

9

 

ヴェラアズール 6 *ドイル

58

81.6

()渡辺薫彦

5

10

ダノンベルーガ 4 モレイラ

58

22.9

()堀宣行

6

11

 

トラストケンシン 8 *荻野極

58

498.3

()高橋文雅

6

12

 

チェスナットコート 9 *田辺裕信

58

525.6

[]田中一巧

7

13

 

クリノメガミエース 4 *吉村智洋

56

506.5

[]石橋満

7

14

 

ディープボンド 6 和田竜二

58

61.3

()大久保龍

7

15

 

ショウナンバシット 3 M.デム

56

343.5

()須貝尚介

8

16

 

インプレス 4 *三浦皇成

58

380.1

()佐々木晶

8

17

スターズオンアース 4 *ビュイッ

56

21.8

()高柳瑞樹

8

18

 

ウインエアフォルク 6 *藤田菜七

58

193.7

()根本康広


と、いう訳で、おそらくはこれが今年のベストバウト、ジャパンカップであります。G1をなんと5連勝中、向かうところ敵なしのイクイノックスと三歳牝馬でレベルの違う内容の走りを続けるリバティアイランドの、多分これが最初で最後の対決と言うことで、これはもう盛り上がること必定、世紀の一戦なわけです。

個人的にはわが愛するドゥラメンテ産駒の強力どころがリバティアイランド以外にタイトルホルダー、スターズオンアースまで参戦、これは猛将呂布に劉備・関羽・張飛という「桃園の誓いブラザース」が挑んだ虎牢関の戦いを彷彿とさせ、ワクテカなんてものじゃすまないのであります(劉備はともかく関羽・張飛という強力どころが束になってかかっても呂布がこれを圧倒したというのが悲しい三国志演義の顛末ではありますが)。まぁ、とにかくこの一戦でもう今年の競馬はおしまいと言っても過言ではない!

しかし、不思議ですねえ、これだけのスーパースターがそろって参戦というのに、出走頭数がフルゲートもフルゲートの18頭。なかにはどう見ても及びでない馬も沢山いて、これはどういうことなんでしょう。天皇賞の時はイクイノックスに恐れをなして小頭数だったというのに、なんか、大谷翔平と一緒に写真を撮りたいと群がるメジャーリーガーを見る思いが致します。

ドゥラメンテフリークの私としては、その血族の活躍を願ってやまないのですが、そういう個人的事情はともかく、まずは恒例「10年トレンド」を見てみましょう。

堅い!堅すぎるジャパンカップの10年間

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221127 ヴェラアズール 5 ムーア

57

18

6

3

()渡辺薫彦

2237

-0.1

 09-10-10

33.7

518

0

450

940

1920

2360

9850

221127 シャフリヤール 4 C.デム

57

18

15

1

()藤原英昭

2238

0.1

 14-14-12

33.7

450

-6

(3.4)

940

1920

2360

9850

221127 ヴェルトライゼンデ 5 レーン

57

18

3

4

*()池江泰寿

2238

0.1

 05-05-04

34.0

494

0

(9.5)

   

2360

9850

211128 コントレイル 4 福永祐一

57

18

2

1

()矢作芳人

2247

-0.3

 07-08-08

33.7

456

-8

160

530

670

510

1780

211128 オーソリティ 4 ルメール

57

18

7

3

()木村哲也

2250

0.3

 04-05-02

34.4

520

+2

(7.1)

530

670

510

1780

211128 シャフリヤール 3 川田将雅

55

18

4

2

()藤原英昭

2252

0.5

 05-06-05

34.4

446

-6

(3.7)

   

510

1780

201129 アーモンドアイ 5 ルメール

55

15

2

1

*()国枝栄

2230

-0.2

 05-04-04

34.7

490

0

220

330

610

300

1340

201129 コントレイル 3 福永祐一

55

15

6

2

()矢作芳人

2232

0.2

 09-09-09

34.3

456

-2

(2.8)

330

610

300

1340

201129 デアリングタクト 3 松山弘平

53

15

5

3

()杉山晴紀

2232

0.2

 07-07-07

34.4

474

-6

(3.7)

   

300

1340

191124 スワーヴリチャード 5 マーフィ

57

15

5

3

()庄野靖志

2259

-0.1

 07-06-05

36.5

516

+2

510

2900

4810

2900

19850

191124 カレンブーケドール 3 津村明秀

53

15

1

5

()国枝栄

2260

0.1

 04-03-02

36.9

466

+2

(10.5)

2900

4810

2900

19850

191124 ワグネリアン 4 川田将雅

57

15

2

2

*()友道康夫

2262

0.3

 06-06-08

36.6

458

-4

(4.3)

   

2900

19850

181125 アーモンドアイ 3 ルメール

53

14

1

1

()国枝栄

2206

-0.3

 02-02-02

34.1

472

-8

140

590

700

960

2690

181125 キセキ 4 川田将雅

57

14

8

4

()中竹和也

2209

0.3

 01-01-01

34.7

504

+8

(9.2)

590

700

960

2690

181125 スワーヴリチャード 4 M.デム

57

14

11

2

()庄野靖志

2215

0.9

 05-04-04

34.7

510

0

(6.5)

   

960

2690

171126 シュヴァルグラン 5 ボウマン

57

17

1

5

*()友道康夫

2237

-0.2

 04-04-04

34.7

470

-2

1330

1770

5250

1300

13340

171126 レイデオロ 3 ルメール

55

17

2

2

*()藤沢和雄

2239

0.2

 09-09-07

34.6

484

+8

(3.8)

1770

5250

1300

13340

171126 キタサンブラック 5 武豊

57

17

4

1

()清水久詞

2239

0.2

 01-01-01

35.3

542

0

(2.1)

   

1300

13340

161127 キタサンブラック 4 武豊

57

17

1

1

()清水久詞

2258

-0.4

 01-01-01

34.7

536

-2

380

2570

3990

8050

36260

161127 サウンズオブアース 5 M.デム

57

17

12

5

()藤岡健一

2262

0.4

 07-09-09

34.5

502

-8

(12.2)

2570

3990

8050

36260

161127 シュヴァルグラン 4 福永祐一

57

17

17

6

()友道康夫

2263

0.5

 09-12-10

34.4

482

+8

(13.9)

   

8050

36260

151129 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

55

18

15

4

()高野友和

2247

-0.0

 09-08-11

33.9

442

+4

920

10160

18510

6350

53920

151129 ラストインパクト 5 ムーア

57

18

6

7

()松田博資

2247

0.0

 12-08-11

33.9

494

+2

(23.9)

10160

18510

6350

53920

151129 ラブリーデイ 5 川田将雅

57

18

1

1

*()池江泰寿

2248

0.1

 06-06-05

34.3

486

0

(2.7)

   

6350

53920

141130 エピファネイア 4 スミヨン

57

18

4

4

*()角居勝彦

2231

-0.7

 02-03-04

35.0

492

+2

890

4120

7800

19750

91790

141130 ジャスタウェイ 5 福永祐一

57

18

1

3

()須貝尚介

2238

0.7

 08-08-08

35.1

498

 

(6.7)

4120

7800

19750

91790

141130 スピルバーグ 5 北村宏司

57

18

15

6

()藤沢和雄

2239

0.8

 16-15-13

34.8

508

+2

(11.3)

   

19750

91790

131124 ジェンティルドンナ 4 ムーア

55

17

7

1

()石坂正

2261

-0.0

 03-03-04

33.9

470

0

210

2500

3330

63800

224580

131124 デニムアンドルビー 3 浜中俊

53

17

9

7

()角居勝彦

2261

0.0

 14-13-13

33.2

434

-6

(29.8)

2500

3330

63800

224580

131124 トーセンジョーダン 7 ビュイッ

57

17

5

11

()池江泰寿

2261

0.0

 02-02-02

34.1

480

+4

(100.3)

   

63800

224580

集計期間:2013.11.24 2022.11.27

うーん、10年振り返って、的中は21年・20年・19年・18年の4回。これ自体は結構なことではあるんですが、内二回は悪魔も落涙するガミ馬券。なんか、収支的には悲惨の一言なのであります。

まぁ、これは多分私一人ではない。上の配当を見る通り特に近年、この競走はやたら堅く収まっているのだ。という訳で、まずは上位人気の実績から見てみましょう。


@1番人気は5−1−2−2と凄まじい好成績。こういうのを見ると馬券対象外となった2頭が気になりますが、19年レイデオロ(11着)と14年ジェンティルドンナ(4着)であります。まぁ、レイデオロ以外は皆上位に来ているんですな。素晴らしい。

A2番人気は0−2−3−5となんとこの10年勝っていない。リバティアイランドは大丈夫かあ?まぁ、さすがにこれだけ勝てないと、今年くらいは勝ってもいいと信じたいです。

B3番人気は2−2−1−5と2番人気より頼りになります。三連複軸に良い感じ。

Cついでに4番人気は2−1−1−6と馬券に絡むことが多く、これも侮れない。

D更についでに言うと1着に入っているのはすべて5番人気以上の馬で、とにかくこの競走は大穴が勝つなんて考えない方が良いのです。

E単勝二桁人気の超人気薄は10年前の3着トーセンジョーダン以外来ていない。

F国際競争だというのに外国馬は1頭も馬券に絡んでいない。今年なんか出走自体ただ1頭だし。円安もあって有力馬は来ないんですな。

G牝馬は30頭中7頭もいて軽視は絶対禁物。

H外国人天国。30頭中半数の15頭がカタカナ。馬は来ないけど人は来るんですね。

I府中開催だというのに関西馬天国。関東馬は30頭中わずか6頭。内3頭は国枝厩舎の馬だけど今年は参戦なし。イクイノックスには若干気になるデータです。

Jリピーター傾向はそこそこ。今年の対象はヴェラアズールですが、さて。

K脚質は先行・差しが優勢。追い込みはせいぜい2・3着。

L枠順は明確に内が良い。大外8枠は苦戦。(スターズオンアース。。。。)

M30頭の年齢別構成は、三歳が7頭(内勝馬1)、四歳が12頭(同5)、五歳が12頭(同4)、六歳がいなくて七歳が1頭(同0)と高齢馬は用なしで、意外と五歳馬が健闘。

N過去5年15頭の血統はディープが5頭(内勝馬1)が最優勢で、他はバラバラ。因みに今年はディープの直仔はおらず、母父ディープも皆無。かろうじてキズナ産駒が人気薄で二頭ということで、時の流れを感じ嗚咽してしまいます。

O過去5年15頭の前走キャリアは、さすが天皇賞秋組が半数近くの7頭(内勝馬3)と他を圧しています。これに次ぐのが秋華賞組の3頭(同1)。


以上から、まずは圧倒的1番人気イクイノックスの取捨が最大のポイント。

(1)上述の通りG1を5連勝中と圧倒的な実績

(2)この競走と相性の良い天皇賞秋をレコードで圧勝。

(3)そういう馬が有利な内枠を引いた。

(4)騎手がG1請負人ルメール。

(5)圧倒的な1番人気の信頼性。

うううう、ケチの付け所がないですね、これは。とにかく前走天皇賞秋の走りは凄かった。あれはおそらく日本の競走馬の最高到達点じゃないでしょうか。単に能力値が高いというだけじゃありません。彼の場合はどのような状況・展開になっても対応できる引き出しの多さも特筆もので、まさに最強の競走馬ですな。ジャパンカップ開催から3年、外国馬へのトラウマ的劣等感にさいなまれたあの時から、日本の馬産はこれだけの馬を生産できるようになったんですね。ドーハの悲劇から30年、欧州の強豪と互角に渡り合えるようになったサッカー日本代表同様、感慨深いものがあります。ドゥラメンテフリークの私ですが、この馬以外に本命を打つことは馬券師として良心の呵責に耐えられないので、ここは大人しく彼を本命とさせていただきます。せっかくかんべえ先生がリバティアイランド推しの援護射撃を打ってくれたんだけど、すいませんねえ、先生。

ただ、この馬つけ込む余地が1点だけ。皮肉にも天皇賞秋の内容が素晴らしすぎると言うのが彼の死角になる可能性があります。かんべえ先生も指摘していますが、この馬は体質がさほど強くない。ドバイで行われたシーマクラシックを圧勝して世界中のホースマンを驚かせたあと、三か月のインターバルを挟んで挑んだ宝塚記念では勝つには勝ったけど、最後の脚色は明確に二着スルーセブンシーズに見劣りした辛勝。それが今回天皇賞から中三週ですからね。調教の様子から反動はないと言うのが世間一般の見解ですが、後になって「目に見えない疲れ」を言い訳にする可能性もそれなりにあると思います。

という訳で、彼の連勝を止めうる最有力候補がわがリバティアイランド。

(1)三歳牝馬じゃレベチの成績。

(2)天皇賞秋が完成形でこれ以上伸びしろがない(と思われる)イクイノックスに対し、こちらは三歳伸び盛り。

(3)前走秋華賞は流して勝っており、レースの疲れはなく、中六週というローテもイクイノックスより恵まれている。

(4)これも有利な内枠引いた。

(5)騎手川田もルメール級の一流ジョッキー。

(6)イクイノックスに対し4kgの斤量メリットあり。

(7)イクイノックスほどじゃないけど、先行しても差しても追い込んでも優秀。

と、これも買う要因に事欠きません。上記二番人気の不振は気になりますが、彼女が勝つ可能性もそれなり以上にありますので、彼女頭の馬券も考えてみたい。いやあ、実はですね、先週、ゲームセンターのUFOキャッチャーでリバティアイランドの人形が景品になってて、それをゲットしたんですわ。彼女を落とすのに2300円使ったんですが、嬉しかった。体長40cm、体高30cmとかなり大型な人形で、UFOキャッチャーの景品って非売品のことが多いのですが、仮にあれがJRAのグッズショップに出ていたら3000円はくだらないと思うんで、一応勝利でしょう。当日はこれを抱きながら彼女を応援したいと思います。(あ、そこ!気持ち悪いなんて言わないように!)

馬券は◎○→◎○←→その他の3連単16点に▲→◎○→その他の3連単8点を少額加えた合計24点。

イクイノックスが前評判通り1着になれば多くが涙のガミ馬券になりますが、このレースは儲けることなんか考えちゃいかんレースなのです。これは本来見るレースなのです。

因みに▲指名のタイトルホルダーは現在4番人気。ああ、それなのに彼が頭の3連単はすべてが万馬券です。彼のこれまでの実績を考えるといくらなんでも見下されすぎじゃないでしょうか。ここまで見下されるどんな悪いことを彼がしたと言うんだ!(あ、天皇賞春でやってるか)

でもねえ、パンサラッサが大逃げして、その少し後を彼が追走すれば、そのまま他馬の追撃を振り切る光景だって全くありえないことじゃないと思うんですよ。上記4番人気の配当妙味もあり、これは絶対押さえておきたいと言うか、このレースで儲けようと思ったらこのパターン以外ありえないですな。



上海馬券王




○今日の結果

<ジャパンカップ> @イクイノックス(ルメール)、 Aリバティアイランド(川田)、 Bスターズオンアース(ビュイック)



○かんべえのつぶやき

――終わってみれば案の定というか、やっぱりなというか、イクイノックスの圧倒的な強さでありました。2着のリバティアイランドに4馬身差を付けましたからね。3着に入ったのは、これまたドゥラメンテ産駒のスターズオンアース。4着がドウデュース、5着がタイトルホルダーでした。

――「世界一」の強さを示したイクイノックスは、このまま引退ではないかと思われておりましたが、ルメール騎手の記者会見の言葉では、もうちょっとあるかもしれませんね。有馬記念に出れば、それだけで賞金が5億円ですからね。どうするのがいいのか、とっても悩ましいところかと思います。

――馬券王先生は、しっかり馬券を取られたようであります。たぶんトリガミでありましょうが、それはまあ言いっこなし。3着が5番人気のスターズオンアースであったわりには、3連単馬券もわずかに1130円。まあ、そんな感じでしたね。ドゥラメンテ産駒の強さを印象付ける結果となりました。

――不肖かんべえはリバティアイランドの単勝と馬単、三連単で買いましたんで、もちろん玉砕です。まあ、こういう日もあっていいのではないかと。そんなことより、京都の最終レース京阪杯で、ハナ差で4着になったトゥラヴェスーラが入ってくれていれば、おいしい3連複が取れておりました。ちょっと悔しい。


――レースが終わって、一仕事が終わった感があります。この後は12月の中山と阪神を主戦場となります。これはこれで楽しみなのですが、馬券王先生もお疲れさまでした。来週はチャンピオンズカップですか。まあ、ゆるゆると参りましょう。今日はしみじみいいレースを見たと思います。





11月19日(日) マイルチャンピオンシップ


えー、寒いのであります。11月中旬だというのに、なんかもう真冬のように寒いのであります。

今年のクレージーな猛暑の余韻を引きずり、つい最近までは30度近い陽気だったというのに、今週に入り10度を割り込む冷え込みとなり現在大変黄昏ているのであります。布団も衣服も夏モードであった私は、この急激な気候のギアチェンジに対応が遅れ、体調を崩してしまったわけで、今週は話の枕もシンプルに本題に入らせてもらいます。

しかし寒いなあ、去年はもっと温かかったよなあ、押し入れからコタツ出そうかと迷ったのですが、11月半ばからそんなものを出すとこの先の冬を乗り切れない気がしますなあ。困ったもんです。

20231119() 3回京都6日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 40回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m・外 (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

B1

1

ソウルラッシュ 5 *モレイラ

58

6.7

()池江泰寿

1

2

 

ビーアストニッシド 4 *和田竜二

58

216.9

()飯田雄三

2

3

 

ダノンスコーピオン 4 *団野大成

58

161.0

()安田隆行

2

4

 

エエヤン 3 M.デム

57

43.4

()伊藤大士

3

5

ジャスティンカフェ 5 *坂井瑠星

58

27.6

()安田翔伍

3

6

ダノンザキッド 5 北村友一

58

25.6

()安田隆行

4

7

エルトンバローズ 3 西村淳也

57

6.8

()杉山晴紀

4

8

 

ソーヴァリアント 5 池添謙一

58

34.5

()大竹正博

5

9

$シュネルマイスター 5 ルメール

58

2.6

()手塚貴久

5

10

 

マテンロウオリオン 4 *横山典弘

58

122.9

()昆貢

6

11

セリフォス 4 *川田将雅

58

4.0

()中内田充

6

12

レッドモンレーヴ 4 横山和生

58

22.7

()蛯名正義

7

13

 

セルバーグ 4 *松山弘平

58

162.8

()鈴木孝志

7

14

 

バスラットレオン 5 *鮫島克駿

58

95.3

()矢作芳人

8

15

 

イルーシヴパンサー 5 岩田望来

58

72.6

()久保田貴

8

16

ナミュール 4 *ムーア

56

9.2

()高野友和


という訳で秋のマイル王決定戦マイルチャンピオンシップであります。

群雄割拠のこの路線、今年になってソングラインという絶対王者が出現したと思ったら、これがアメリカBCに出張で今回は参戦せずそれが残念。ただ、それ以外のマイルの骨っぽい所はほぼ全員大集合で競争の質は担保されている感じですね。明確な軸が不在で群雄割拠となれば、その分予想は難解ですが。

ついでに言うと、NHKマイルの覇者にしてわが愛しのドゥラメンテ産駒シャンパンカラーも年内休養とかで、ここには不参加というのが私は悲しい。いや、客観的には出ても勝てそうな感じはあまりしないからほっとした部分はあるのですが、それでも天皇賞秋を回避したスターズオンアースといい、天皇賞春でレース中に競走をサボタージュしたタイトルホルダーといい、シャンパンカラーといい、なんか最近ドゥラメンテ産駒の敵前逃亡がやたら増えているのはどうしたことだ。聞くところによると、菊花賞を制したドゥレッツァ君も年内休養で有馬は回避というではないですか。きぃいいいいいいいっ!なんという惰弱!なんという虚弱!エアグルーヴさんはきっと草葉の陰で怒り心頭ですぞ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!

ということで、寒さに加えドゥラメンテ産駒がゴジラ-1.0の神木隆之介みたいな敵前逃亡を繰り返す光景を目の当たりにした私のモチベーションはかなり低下しておるのです。

こういう時には「10年トレンド」にすがるしかありますまい。まずはこの競走の10年を振り返り馬券の組み立てを考えてみたいと思います。

上位人気が良く取りこぼす割には配当が穏当なマイルCS10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

賞金

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221120 セリフォス 3 レーン

17

10

6

18000

()中内田充

1325

-0.2

   14-13

33.0

486

-4

920

11870

19920

20530

142650

221120 ダノンザキッド 4 北村友一

17

3

8

7200

*()安田隆行

1327

0.2

   07-09

33.5

530

+4

(26.0)

11870

19920

20530

142650

221120 ソダシ 4 吉田隼人

17

6

2

4500

()須貝尚介

1328

0.3

   04-04

33.8

480

+2

(4.4)

   

20530

142650

211121 グランアレグリア 5 ルメール

16

12

1

13000

()藤沢和雄

1326

-0.1

   12-08

32.7

506

+2

170

370

540

1960

5460

211121 $シュネルマイスター 3 横山武史

16

3

2

5200

()手塚貴久

1327

0.1

   08-08

32.9

480

-2

(4.6)

370

540

1960

5460

211121 ダノンザキッド 3 川田将雅

16

13

5

3300

*()安田隆行

1328

0.2

   08-08

33.0

528

+2

(16.1)

   

1960

5460

201122 グランアレグリア 4 ルメール

17

4

1

13000

()藤沢和雄

1320

-0.1

   05-05

33.2

502

-2

160

620

790

1610

4480

201122 インディチャンプ 5 福永祐一

17

8

3

5200

()音無秀孝

1321

0.1

   07-05

33.2

472

-8

(8.8)

620

790

1610

4480

201122 アドマイヤマーズ 4 川田将雅

17

7

5

3300

()友道康夫

1322

0.2

   03-02

33.6

484

+2

(11.1)

   

1610

4480

191117 インディチャンプ 4 池添謙一

17

5

3

11000

()音無秀孝

1330

-0.2

   04-05

33.9

472

-4

640

840

2040

3200

16580

191117 ダノンプレミアム 4 川田将雅

17

14

1

4400

()中内田充

1332

0.2

   04-03

34.2

506

-2

(2.4)

840

2040

3200

16580

191117 ペルシアンナイト 5 マーフィ

17

7

6

2800

*()池江泰寿

1333

0.3

   10-12

33.7

498

+6

(17.6)

   

3200

16580

181118 ステルヴィオ 3 ビュイッ

18

1

5

11000

()木村哲也

1333

-0.0

   04-05

34.1

478

+10

870

3220

6350

5480

29790

181118 ペルシアンナイト 4 M.デム

18

2

3

4400

*()池江泰寿

1333

0.0

   07-07

33.9

492

+8

(6.5)

3220

6350

5480

29790

181118 アルアイン 4 川田将雅

18

3

4

2800

*()池江泰寿

1335

0.2

   02-02

34.5

520

+8

(6.6)

   

5480

29790

171119 ペルシアンナイト 3 M.デム

18

18

4

10300

*()池江泰寿

1338

-0.0

   15-13

33.9

488

+12

880

2480

5520

9300

55890

171119 エアスピネル 4 ムーア

18

11

2

4100

()笹田和秀

1338

0.0

   07-06

34.6

480

+4

(4.2)

2480

5520

9300

55890

171119 サングレーザー 3 福永祐一

18

4

7

2600

()浅見秀一

1339

0.1

   10-09

34.4

482

+6

(15.0)

   

9300

55890

161120 ミッキーアイル 5 浜中俊

18

16

3

10300

()音無秀孝

1331

-0.0

   01-01

35.6

484

-2

590

1590

3390

8360

40290

161120 イスラボニータ 5 ルメール

18

8

2

4100

()栗田博憲

1331

0.0

   06-05

35.0

480

-2

(4.8)

1590

3390

8360

40290

161120 ネオリアリズム 5 ムーア

18

15

7

2600

()堀宣行

1332

0.1

   02-02

35.6

502

+6

(14.0)

   

8360

40290

151122 モーリス 4 ムーア

18

16

4

10000

*()堀宣行

1328

-0.2

   09-08

33.1

508

-2

570

1780

3400

2000

12000

151122 フィエロ 6 M.デム

18

10

2

4000

()藤原英昭

1330

0.2

   08-08

33.3

506

0

(5.1)

1780

3400

2000

12000

151122 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

5

1

2500

()栗田博憲

1330

0.2

   12-13

33.0

480

+4

(3.2)

   

2000

12000

141123 ダノンシャーク 6 岩田康誠

17

12

8

10000

()大久保龍

1315

-0.0

   11-10

34.1

444

+2

1810

3890

11460

25760

193290

141123 フィエロ 5 福永祐一

17

8

3

4000

*()藤原英昭

1315

0.0

   07-06

34.4

508

-2

(5.6)

3890

11460

25760

193290

141123 グランデッツァ 5 秋山真一

17

3

9

2500

()平田修

1317

0.2

   03-03

34.8

498

0

(18.6)

   

25760

193290

131117 トーセンラー 5 武豊

18

5

2

10000

()藤原英昭

1324

-0.2

   15-14

33.3

460

+4

470

1930

3250

2090

12450

131117 ダイワマッジョーレ 4 蛯名正義

18

4

3

4000

*()矢作芳人

1326

0.2

   03-04

34.1

440

0

(7.5)

1930

3250

2090

12450

131117 ダノンシャーク 5 福永祐一

18

13

1

2500

()大久保龍

1327

0.3

   08-06

34.1

444

+8

(3.8)

   

2090

12450

集計期間:2013.11.17 2022.11.20 20年〜22年は阪神開催


うーん、振り返って的中は20年・17年・15年の3回。内20年15年はガミ馬券で相性が良いとはとても言えません。17年の三連複が結構良い配当になったおかげで赤字額がそれほど深刻なものになっていないことが不幸中の幸いではありますが。

それでは行ってみましょう。この競走、京都競馬場の改修工事で直近3年間が阪神開催となっており、そこら辺のノイズには注意してみてみたいと思います。

@1番人気は2−1−2−5。複勝率5割はまぁいいとしてそれでも勝ち切れてません。勝った二頭はすべてグランアレグリアの連覇によるもので、このくらいの馬でないと勝てない。特に京都時代の7年間は1番人気で勝った馬は1頭もいません。シュネルマイスターは大丈夫かあ?

A2番人気は1−4−1−4。まぁ三連複軸向きとは言えますか。

B3番人気は2−4−0−4とこれが一番信頼性が高い。馬連軸向きですね。

C単勝二桁人気の超人気薄は驚くべきことにこの10年間全く来ていません。毎年18頭近いフルゲートになるというのに極端なひも荒れはないというのも珍しい。3連単配当が6桁超となったのは去年と14年の二回だけというのはG1競走としてはかなり堅い部類のレースと言えます。

D上記の通り上位人気の信頼性がそれほど絶大ではなく、また極端なひも荒れがないということは、4〜9番人気がそれなり以上の活躍をしていると言うことでこういう中穴には一定の目配りが必要。

E関西馬天国。関東馬は30頭中8頭のみでシュネルマイスターは大丈夫かあ?

F男尊女卑のレース。30頭中牝馬は3頭のみで京都開催では全く来ていません。また3頭中2頭はグランアレグリアのリピートであることを考えると牝馬には思いのほかつらいレースと言えます。

G外国人天国。30頭中12頭の鞍上がカタカナ。やはり一流外国人ジョッキーの短期出張が多いこの季節は外国人というだけで押さえたほうが良いのではないかと。

Hリピーター傾向は他のレースほど顕著ではないが、それでも無視できないくらいには前年活躍馬の台頭あり。

I枠順は京都・阪神両開催を通して大きな偏りはない。

J脚質は京都開催では逃げ・先行・差し・追い込みが均等で明確な特徴はない。

K30頭の年齢別構成は三歳馬6(内勝馬3)、四歳馬12(同3)、五歳馬10(同3)、歳馬2(同1)と若い馬がやはり優勢。特に出走シェアがそれほど高くない三歳の勝率がかなり高いことには留意が必要。

L過去5年15頭の血統はディープが4頭(内勝馬2)が最優勢。まぁ勝ち馬二頭はグランアレグリアのリピートなんで割引は必要ですが。因みに京都開催時代の19年以前を見るとさすがディープが強いのですが、他の京都開催G1ほど圧倒的でもありません。マイルのこの距離はディープにはそれほど向かないのかもしれませんね。因みに今年の出走メンバーではディープ直仔は皆無で、キズナ・ディープブリランテの産駒がそれぞれ1頭づつ(バスラットレオン・エルトンバローズ)、母父ディープが1頭(レッドモンレーヴ)の合計3頭がいるのみで時代の変遷を感じます。

M過去5年15頭の前走キャリアは、毎日王冠組が5頭(内勝馬2)が最優勢。これに次ぐのが天皇賞秋組3頭(同1)ですが今年は対象なし。また富士S組も3頭(同1)いて要は毎日王冠・富士S組を重視すれば的中に近づくのではなかろうかと。


以上からまずは1番人気シュネルマイスターの取捨が最大のポイント。この馬は

(1)切れ味だけならメンバー中随一でいかなる状況でも32秒台の末脚を繰り出せるのが最大の強み。

(2)騎手が最近G1請負人としての地位を不動のものにしつつあるルメールというのも心強い。

但し

(3)追い込み馬の常として勝ちきれない。G1は三歳時NHKマイルを勝っただけ。

(4)5歳秋ということでピークアウトの懸念もあり。

うーん、三着以内なら最有力と思うんですが、1番人気軸の三連複なんて当たっても配当じゃ報われないしねえ、ここは▲に評価を下げてみます。

次に二番人気セリフォス。

(1)去年の勝ち馬で安田記念二着と実績ではシュネルマイスターを上回る存在。

(2)4歳秋にしてキャリアはわずか10戦、そこでの成績は5−2−0−3と極めて安定しており、まだまだ伸びしろもありそう。

と申し分ないですね。本当はこちらを本命にするのが良いのでしょうな。ああ、それでも逆らってみたい、対抗に評価を落としてみたい。

という訳で今回本命にするのが4番人気のエルトンバローズ。

(1)このレースと相性の良い毎日王冠の覇者。しかも破った相手がソングライン・シュネルマイスターという現在マイル路線のトップ級というのが大きい。

(2)父がディープの系統ディープブリランテ。

(3)騎手西村とコンビを組んでから破竹の4連勝中と相性ばっちり。

(4)現在三歳ということで伸びしろ大きく、これまで以上の成長が期待できる。

(5)1800mの重賞を連破しているが本来はマイラーで先行力が活きる京都の外回りはうってつけの舞台。

というのがその理由です。いやあ、毎日王冠でソングラインやシュネルマイスターの鬼のような末脚を振り切った時はびっくりしました。33秒台後半の末脚は使えるけどこれらトップ級の切れ味はない馬で、やはり起用で立ち回りがうまいのが功を奏した感じ。なんか、この勝ち方はテストの成績だけは良い受験秀才みたいな感じで印象はよろしくないのですが、それでも展開に左右されるシュネルマイスターより計算が立ちます。なんか同じ文脈で本命にした先週のディヴィーナが末期悲惨な結果になって不吉なものも感じますが、5歳のディヴィーナと違いまだ成長途上の三歳。先週のエリザベスで三歳牝馬のレベルの高さが実証されましたが、三歳牡馬の立ち位置を考えるうえでもこれは重要な一戦。今回は彼の伸びしろに期待してみたいと思います。

馬券は◎→○▲☆→その他の三連複15点。シュネル・セリフォスの組み合わせだと涙のガミ馬券ですが、その他はかなり良い配当が付きます。1・2番人気のいずれかが飛ぶ前提のヒモ荒れ期待馬券ですが、過去三回に二回はそういうことが起こっているのでまぁ、悪くない買い方ではなかろうかと。

え、「◎○▲はともかく、☆のレッドモンレーヴってなんだ。」ですって?

きぃいいいいいっ!この馬母父がディープって言うのもあるけど、それ以上に母母エアグルーヴなんざます!個人的な贔屓馬券なんざます!!まぁ京王杯スプリングC以外重賞勝ちがない奴なんですけどね、それでも相性の良い富士Sを二着してるし、33秒台前半の切れる脚は使えるしこういうレースでよく飛び込んでくる中穴ってこういうタイプなんですよね。贔屓もあるけど期待もしてるんです。



上海馬券王





○今日の結果

<マイルチャンピオンシップ> @ナミュール (藤岡康太)、Aソウルラッシュ(モレイラ)、Bジャスティンカフェ(坂井)



○かんべえのつぶやき

――いやあ、意外な結果でした。今日はあらかじめ、富士ステークスでお世話になったナミュールから行こうと思っていたのですよ。そしたら「10年トレンド」によれば、マイルCSで牝馬は来ないというではないですか。しかも鞍上のムーア騎手が落馬負傷により、藤岡康太騎手に変更。これはもう予定変更もやむなしであります。

――ところがどう変更したものか。馬券王先生に乗ってエルトンバローズにしようかと思ったけれども、西村騎手がどうにも不安である。特に今日の西村騎手は全然乗れてない。だったらシュネルマイスターかセリフォスか。うーん、それでは全然、平凡すぎてつまらない。

――直前にオッズを見たら、ナミュールの単勝がひとケタから15倍程度まで低下している。ここで猛然と反感が沸いてきて、初志貫徹を決定。あまりと言えば、藤岡康太騎手が可哀そうじゃないですか。ナミュールの単勝、そこから人気の4頭へ馬連を流し、ついでにフォーメーションで三連複を18通り。さあ、どうだ。

――見ていたら、今日の藤岡康太騎手はナミュールにただ乗っていただけでしたな。四角の時点では最後方で、これは届かないだろうと思っていたら、馬が勝手に馬群をかき分けて鬼の末脚で突き抜けてくれました。それでも代打は大成功。ヒーローインタビューでは、「これだけの馬ですから、(勝てて)ホッとしました」と謙虚に語っていました。


――そして2着は3番人気のソウルラッシュ、3着は7番人気のジャスティンカフェ。お陰さまで馬連も三連複も高配当でした。ごっつあんであります。

――馬券王先生ご推奨のエルトンバローズが4着でした。人気のシュネルマイスターは7着、セリフォスが8着です。名手ルメールと絶好調川田が騎乗していたのに、なぜか届いていない。そういえば、この2人以外のG1勝ちは久々に見たような気がするぞ。

――さて、来週はいよいよ世紀のジャパンカップです。イクイノックスかリバティアイランドか。タイトルホルダーやドゥデュースもおりますぞ。馬券王先生の「10年トレンド」に期待しております。来週もどうぞよろしくお願いいたします。





11月12日(日) エリザベス女王杯


えー、山崎貴監督『ゴジラ-1.0』を観てきたのであります。これ、日本映画史上に燦然と輝く名作『シン・ゴジラ』(監督:庵野秀明)から7年、東宝が凄まじい気合とともに送り出したゴジラ最新作なのであります。ゴジラファンの私としてもワクテカだったのであります。

舞台は終戦直後、大日本帝国軍が解体されGHQの管理下に入った時代の日本。特攻機パイロットの主人公(演:神木隆之介)が任務を忌避して逃げ帰った大戸島でゴジラと遭遇するところから話が始まるのですが。。

いやあ、面白かった。もっと正確に言えば、興味深かったです。この作品、ありとあらゆる意味で庵野ゴジラの対極にあります。人間ドラマを徹底的に排除した庵野ゴジラに対し、山崎ゴジラは徹底的に人間ドラマにこだわっているんですね。

ゴジラと対決する構図も、庵野ゴジラは「日本国対ゴジラ」、もっと正確に言うと「永田町・霞が関・市ヶ谷のエリート公務員対ゴジラ」であるのに対し、山崎ゴジラは「民衆対ゴジラ」。ゴジラと対峙するのは自発的に志願した復員兵の皆さんで、作戦を立案指揮するのが掃雷業務に従事する一般船員(演:吉岡秀隆)だったりします。ありえないと思うんですが、日本政府も当時日本を統治していたGHQもまったく姿を現しません。なんでも山崎監督は一連のコロナ騒ぎのドタバタを見て、日本政府に相当な不信感を覚えたのだそうで、この作品にはそれが反映されているのだとか。この「民衆ドラマ」が刺さるかどうかが大きなポイントですな。色々な論評を読むと賛否両論、但し否定的な論調は全体の2割程度で、この作品は概ね熱烈な支持を受けているようです。

要はこの作品は、見る者のオタク性を図るリトマス試験紙みたいなところがあります。人間ドラマを排除するかわりに、平成日本の政治・行政・軍事メカニズムに関するリアリティを徹底的に追求し、結果、怪獣オタのみならず、SFオタ、ミリオタ、永田町オタ、霞が関オタから熱狂的な支持を受けた庵野ゴジラなのですが、そういうオタクからすれば山崎ゴジラは甘ったるくて嘘くさいのでしょう。いや、かく言う私も相当オタク濃度が高い人間なんで、どちらを取るかと問われれば迷いなく庵野ゴジラに軍配を上げたいと思うんですが、それでもこういう「大衆的ゴジラ」もやはり必要ではないかとも考えます。

そりゃ、「特攻パイロットの神木隆之介がなんであんなに長髪なんだ!」とか、「本部のある銀座をゴジラにあれだけ蹂躙されて何故GHQは不介入を決め込めるんだ!!」とか、「戦争なんかもうこりごりだと思っているに違いない復員兵がなんであんなに大量志願するんだ!!!」とか突っ込みたいところは星の数ほどあるのですが、山崎監督はそういうのを百も承知でああいう嘘をついているわけで、それにいちいち目くじら立てるのも野暮というものであります。

日本ではオタクを中心に熱狂的な支持を受けた『シン・ゴジラ』ですが、海外ではあきれるくらい受けなかった。そりゃ登場人物が専門用語を立て板に水でしゃべりまくるあの作品は日本人である私だってDVDで字幕表示しなくては言ってることの7割くらいしか拾えないし、何よりゴジラとの射線上に老婆を背負ったおっさんが確認されたというだけで攻撃を中止してしまう総理の「エグゼクティヴデジション」には外国人も理解不能で開いた口が塞がらないでしょう。だから山崎ゴジラのようなわかりやすい作品はやはり必要なのです。この作品、きっと海外でも受けると思いますぞ。

否定的なことを結構書いてしまいましたが、この作品良いところも沢山あります。とにかく迫真のゴジラ描写が素晴らしい。「荒ぶる破壊神ゴジラ」を描き切ったという一点だけでも、これは本当に評価されるべきです。『シン・ゴジラ』から7年、日本のVFX技術も飛躍的な進歩を遂げているということで、感無量ですし、何より震電!!対戦末期にB29キラーとして海軍が開発した幻の戦闘機が空を飛ぶのです。皆さん知ってますか震電。大戦中の戦闘機の中で最もかっこいい飛行機なんですよ、これ!おそらくこれは、空飛ぶ震電を映像化した初めての実写作品であり、それを見るためだけでも劇場に脚を運ぶ価値がありますぞ(その震電にああいう魔改造を施すのが本当にありなのかという突込みもありますが)。

私は『シン・ゴジラ』を見に五回映画館に通いました。『ゴジラ-1.0』にはそれほどの引力はありませんが、それでももう一回くらいは映画館で見ようと思っています。これは劇場の大画面で見ないといけない作品ですし、すくなくとも一見の価値は十分以上にある作品ですので、皆様もお暇なら。。。


20231112() 3回京都4日目 15頭 [15:40発走]
【11R】 48回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2200m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ブレイディヴェーグ 3 ルメール

54

2.4

()宮田敬介

2

2

ルージュエヴァイユ 4 *松山弘平

56

15.2

()黒岩陽一

2

3

ハーパー 3 *川田将雅

54

8.4

()友道康夫

B3

4

 

ローゼライト 5 *和田竜二

56

158.7

()清水久詞

3

5

 

イズジョーノキセキ 6 岩田康誠

56

87.7

()中村直也

4

6

ディヴィーナ 5 M.デム

56

13.9

()友道康夫

4

7

ジェラルディーナ 5 *ムーア

56

4.8

()斉藤崇史

5

8

 

シンリョクカ 3 *木幡初也

54

57.4

()竹内正洋

5

9

 

アートハウス 4 *坂井瑠星

56

19.9

()中内田充

6

10

 

ククナ 5 *浜中俊

56

92.6

()栗田徹

6

11

ライラック 4 戸崎圭太

56

10.2

()相沢郁

7

12

ゴールドエクリプス 4 岩田望来

56

35.6

()大久保龍

7

13

サリエラ 4 *マーカン

56

13.1

()国枝栄

8

14

 

マリアエレーナ 5 三浦皇成

56

15.5

()吉田直弘

8

15

 

ビッグリボン 5 西村淳也

56

41.7

()中内田充


という訳で、古馬牝馬のナンバーワン決定戦エリザベス女王杯であります。まぁ、「牝馬ナンバーワン」と言っても、本当に強い牝馬は天皇賞とかJCとか海外G1に参戦するわけで、例年そういう最強どころから取り残された低調なメンツで開催されることが多いこの競走。今年もG1馬はジェラルディーナただ一頭と、紛れも多々あり得る状況となっております。個人的には愛しのドゥラメンテ産駒であるドゥーラが脚部不安でこのレースを回避したことが残念で、モチベーションも相当下がる状況(しかしスターズオンアースといい、なんか最近脚部不安での回避が多いな、ドゥラメンテ産駒)。

それでは早速このレースの「10年トレンド」を見てみましょう。10年トレンドと言いながら、京都競馬場の改修で直近4年は阪神開催となっており、そこら辺のノイズには気を付けてみてみたいと思います。

上位人気の信頼性が山崎ゴジラの日本政府並みに低いエリザベス女王杯この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221113 ジェラルディーナ 4 C.デム

18

18

4

()斉藤崇史

2130

-0.3

 12-11-09

35.4

470

+6

810

1920

3520

90210

206260

221113 ウインマリリン 5 レーン

18

13

5

()手塚貴久

2133

0.3

 06-05-02

36.1

480

-8

(10.1)

1920

3520

90210

206260

221113 ライラック 3 M.デム

18

15

12

()相沢郁

2133

0.3

 17-14-13

35.5

438

+6

(52.9)

15500

23140

90210

206260

211114 アカイイト 4 幸英明

17

16

10

()中竹和也

2121

-0.3

 13-13-07

35.7

514

0

6490

51870

137500

282710

3393960

211114 ステラリア 3 松山弘平

17

5

7

*()斉藤崇史

2124

0.3

 08-08-09

36.1

490

0

(25.1)

51870

137500

282710

3393960

211114 クラヴェル 4 横山典弘

17

2

9

()安田翔伍

2125

0.4

 14-13-12

36.1

456

-4

(46.9)

   

282710

3393960

201115 ラッキーライラック 5 ルメール

18

18

1

()松永幹夫

2103

-0.1

 12-11-03

33.9

522

-2

330

2290

3610

4260

21050

201115 サラキア 5 北村友一

18

13

5

()池添学

2104

0.1

 14-15-12

33.7

450

-4

(12.3)

2290

3610

4260

21050

201115 ラヴズオンリーユー 4 M.デム

18

11

3

*()矢作芳人

2104

0.1

 11-13-08

33.8

486

0

(5.5)

   

4260

21050

191110 ラッキーライラック 4 スミヨン

18

2

3

()松永幹夫

2141

-0.2

 08-08-08

32.8

518

-4

540

3380

5440

4060

26480

191110 クロコスミア 6 藤岡佑介

18

6

7

()西浦勝一

2143

0.2

 01-01-01

34.8

448

+6

(23.1)

3380

5440

4060

26480

191110 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

18

11

1

*()矢作芳人

2143

0.2

 02-02-02

33.8

472

+16

(2.5)

   

4060

26480

181111 リスグラシュー 4 モレイラ

17

12

3

()矢作芳人

2131

-0.0

 09-10-09

33.8

462

+2

470

9800

12450

8660

56370

181111 クロコスミア 5 岩田康誠

17

9

9

()西浦勝一

2131

0.0

 01-01-01

34.7

436

+4

(41.8)

9800

12450

8660

56370

181111 モズカッチャン 4 M.デム

17

7

1

()鮫島一歩

2136

0.5

 06-05-05

34.7

490

+6

(3.6)

   

8660

56370

171112 モズカッチャン 3 M.デム

18

5

5

()鮫島一歩

2143

-0.0

 05-04-04

34.1

476

-2

770

8030

15890

20760

127540

171112 クロコスミア 4 和田竜二

18

4

9

()西浦勝一

2143

0.0

 02-02-02

34.3

428

+4

(26.4)

8030

15890

20760

127540

171112 ミッキークイーン 5 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2143

0.0

 12-10-11

33.7

442

-6

(7.2)

   

20760

127540

161113 クイーンズリング 4 M.デム

15

3

3

()吉村圭司

2129

-0.0

 09-09-07

33.2

460

+10

610

13710

22570

20680

158930

161113 シングウィズジョイ 4 ルメール

15

9

12

()友道康夫

2129

0.0

 03-03-03

33.7

474

0

(61.6)

13710

22570

20680

158930

161113 ミッキークイーン 4 浜中俊

15

1

2

()池江泰寿

2131

0.2

 07-06-05

33.6

442

+10

(3.6)

   

20680

158930

151115 マリアライト 4 蛯名正義

18

12

6

()久保田貴

2149

-0.0

 09-06-06

34.7

430

-10

1520

1860

4730

3770

23590

151115 ヌーヴォレコルト 4 岩田康誠

18

18

1

()斎藤誠

2149

0.0

 13-14-12

34.3

448

-2

(3.0)

1860

4730

3770

23590

151115 タッチングスピーチ 3 ルメール

18

8

4

*()石坂正

2149

0.0

 12-12-12

34.3

458

+2

(6.5)

   

3770

23590

141116 ラキシス 4 川田将雅

18

1

3

*()角居勝彦

2123

-0.0

 07-07-07

33.4

458

+2

680

970

2140

3030

15570

141116 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

18

5

1

()斎藤誠

2123

0.0

 03-04-03

33.6

444

-4

(3.3)

970

2140

3030

15570

141116 ディアデラマドレ 4 藤岡康太

18

15

6

*()角居勝彦

2125

0.2

 14-12-12

33.1

450

+6

(11.7)

   

3030

15570

131110 メイショウマンボ 3 武幸四郎

18

3

2

()飯田明弘

2166

-0.2

 07-08-07

34.1

488

0

390

2780

4480

14440

64840

131110 ラキシス 3 川田将雅

18

18

6

*()角居勝彦

2168

0.2

 03-03-02

34.6

456

-4

(16.7)

2780

4480

14440

64840

131110 アロマティコ 4 三浦皇成

18

7

5

()佐々木晶

2168

0.2

 17-11-09

34.1

466

-2

(15.8)

   

14440

64840

集計期間:2013.11.10 2022.11.13 20年以降4年間は阪神開催

うううむ、振り返ると10年間で的中は20年、19年、14年の三回。すべて三連複の的中で中穴はそこそこ拾えているんだけど累計では赤字ですか。まぁ、それでも上記の通り例年結構荒れた展開が多いことを考えればそこそこ頑張っているのかな、と自分を慰めてみたりします。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は1−2−2−5と毎年フルゲートとなっていることを考えると複勝率50%は立派と言えないこともないのですが、それでもあまりに勝ち切れていない。20年のラッキーライラック以外はすべて負けているわけで、これを単馬券軸にするのは危険な状況。

A2番人気は1−0−1−8と悲惨の一語。。小幡先生の一押しジェラルディーナは大丈夫かあ?

B3番人気は4−0−2−4とこれが一番頼りになりますな。特に勝率4割は大したもので、配当妙味からも狙ってみたいポジション。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中3頭が馬券絡み。とは言え、京都開催の7年間では16年二着のシングウイズジョイがいる程度で15頭と比較的小頭数となった今回は基本用なしと考えます。

D関西馬天国。開催場所にかんがみ関東馬は30頭中5頭のみ。京都開催の7年間では21頭中3頭と、関東馬には厳しい状況。1番人気のブレイディヴェーグは大丈夫かあ?

E外国人天国。30頭中ほぼ半数の13頭の鞍上がカタカナ。まあ、海外の主要G1が終了し、海外から一流ジョッキーが出張してくる時期なので、この傾向は当たり前と言えば当たり前なんですが、それでも特筆すべきはデムーロがやたら連に絡んでいること。上述13頭の内6頭の鞍上がデムーロなんですな。この10年低落傾向を続けているデムーロですが、このレースだけは異常に相性がよろしいようで。

F脚質は京都開催では先行・差し優勢。追い込み馬は2・3着どまりな状況。但し京都外回りの特性としてどのような脚質でも良なら上り33秒台の切れ味は必須。

G枠順は京都開催では大きな偏りはないが大外は勝ち切れていない。

Hリピーター傾向顕著。直近二年は上位総入れ替えだが、京都開催では前年の上位馬1〜2頭がが翌年も連絡みするケースがあまりにも多い。

I過去10年30頭の年齢構成は、3歳8頭(内勝馬2)、4歳17頭(同7)、5歳4頭(同1)、6歳1頭(勝ち馬なし)と4歳馬が圧倒的。他のG1以上に5歳馬に厳しい状況というのは特筆すべきで、11月のこの時期の5歳牝馬は事実上の高齢馬ということなんでしょうか。

J過去5年15頭の血統は、リピータ効果を相殺すればバラバラ。ただし、この5年中4年は阪神開催なので、京都開催時代をざっと見るとさすが京都の申し子ディープの独壇場ですな。今年の出走はディープ直仔はサリエラただ1頭ですが、母母では6頭、父父では2頭と合計過半数9頭のディープ血統が出走しておりまして、これが上位独占する可能性も非常に高い。

K過去5年15頭の前走キャリアは、アイルランドT組が7頭(内勝馬3)と圧倒的。1800mのレースがなぜこれだけ相性が良いのか疑問ですが、ローテとしてここを経由するのが最善ということなのでしょう。因みに京都時代を見てみても、この組(この時代は「府中牝馬S」と名乗っていますが)は非常に来ています。アイルランド組に次ぐのは札幌記念組が三頭(内勝馬1)ですが、今年は対象なし。


以上から、まずは1番人気ブレイディヴェーグの取捨がポイント。

この馬の買いポイントとしては

(1)なによりとんでもない末脚の持ち主。33秒台は当たり前でローズSでは32.9秒という破格の切れ味を示した存在。切れ味だけならリバティアイランドにも匹敵します。

(2)ローズSで彼女を破ったマスクドディーヴァが秋華賞で最もリバティアイランドに迫ったことから彼女も三歳トップクラスと認定できる。

(3)騎手がG1請負人のルメール。

(4)調教でも好時計連発

(5)母父が京都の申し子ディープ。

というのがあります。ここまでは大変結構なんですが、以下の不安点も。

(6)とにかく不器用で出遅れ癖が治らない。

(7)重賞も勝ってない馬が1番人気とはいかがなものか。

(8)ローズSから直接参戦というのは前例がない。

(9)上記勝ちきれない1番人気の呪い。

(10)追い込みに厳しい京都の特性。

(11)関東馬だし。

というのがあります。非常に非凡な馬であることは疑いがありませんし、3歳馬が活躍するかどうかで、わが愛しのリバティアイランドの全世代的な立ち位置も見えてくる部分もありますので、頑張って欲しいと思いますが、馬券上は一段評価を下げてみたいですな。

次に二番人気して小幡先生の一押しジェラルディーナ

この馬の買いとしては

(1)去年の覇者にして、有馬三着、宝塚4着と実績では断然ナンバーワン。

(2)騎手がオーギュストロダンの相棒ムーア。

(3)母がジェンティルドンナにしてその父がディープと凄まじい良血。

というのがありますが、その一方で、

(4)上記2番人気の呪い。

(5)オールカマーを勝った勢いでエリザベスも制した去年に比べ今年は明確に調子落ち

というのが気になります。ここは△に評価を下げてみたい。

という訳で、本命は現在6番人気の◎ディヴィーナ。

理由としては

(1)このレースと相性の良いアイルランドTを勝つ等、今年の夏から急激に復調。

(2逃げても差しても切れた脚を使える万能タイプ。

(3)母はG1馬にしてこのレース2着の実績あるヴィルシーナ。そしてその父は京都の申し子ディープ。

(4)騎手が何故かこのレースだけは実績豊かなデムーロ。

(5)馬主が持ってる男、大魔神佐々木さん。

というものです。まぁ上位人気の信頼性が低いこの競走ですから、こういう馬が軸でもそれほど人の道に反しているとは言えないのでは。

馬券は◎軸の三連複21点。いや、本当は注認定したゴールドエクリプスを外した15点で考えるべきなのでしょうが、ゴールドエクリプス、ドゥラメンテ産駒なんだよね。ドゥラメンテ教徒としての立場上これは外せないのです。まぁ、さすがにこの実績じゃ無理だとは思うんだけど、でも京都じゃ連を外したことはないし来たら超特大万馬券だし、まぁこれは少額買い足す感じで。。。



上海馬券王




○今日の結果

<エリザベス女王杯> @ブレイディヴェーグ (ルメール)、Aルージュエヴァイユ(松山)、Bハーパー(川田)



○かんべえのつぶやき

――いや私もね、てっきりブレイディヴェーグは「危険な人気馬」だと思ったんですよ。ところがふたを開けてみたら、キャリア5戦目の3歳馬があっさり1着です。鞍上はこの日も絶好調のルメール騎手で4勝目をあげていました。彼が乗ると、簡単に勝てるように見えちゃうところがマジックですなあ。

――2着は4歳馬のルージュエヴァイユ(5番人気)、3着はこれまた3歳馬のハーパー(3番人気)でした。古馬を相手に3歳馬がこれだけ勝つということは、三冠牝馬リバティアイランドがどれだけ強いのか、見当もつかないということになります。これはドゥラメンテ産駒フリークの上海馬券王先生にとっては、とってもいいニュースということになります。

――こうなるとますます、ジャパンカップにおけるイクイノックスとの対決が楽しみになってきました。いや、それどころかJCには、スターズオンアースとタイトルホルダーも参戦するそうですから、馬券王先生、いやエアグルーヴさんは、そのときはどの馬を応援したらいいのでしょう?

――不肖かんべえはライラックから買ったのですが、残念なことに4着止まりでした。このレースは昔から相性が良くて、ラッキーライラックを2年連続で取らせてもらったことがあるのです。しかるに今年は「ラッキー」がなかったのがアンラッキーでした。

――ちなみに馬券王先生ご推奨のディヴィーナは7着でした。このレースで勝てないとなると、デムーロ騎手の不調は深刻ですな。G1勝ちは2021年阪神JFのサークルオブライフ以来ありません。

――さて、来週はマイルチャンピオンシップ。馬券王先生がNHKマイルで派手に当てたシャンパンカラー君は年内休養だそうですが、セリフォス、ソウルラッシュ、シュネルマイスターなど、面白いレースになりそうです。当方はナミュールから行きたいと思っておりますが。では、来週もよろしくお願いいたします。





10月29日(日) 秋の天皇賞


☆上海馬券王の人生相談


もう止まらない!お受験グランマ・エアグルーヴさん怒涛の霊界通信!!


Q:確変状態なんざます!


先生、お久しぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。

え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいっ!これだからパンピーは!よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!JRAの大立者ノーザンテーストを祖父に、樫木の女王ダイナカールを母に、そして凱旋門の英雄トニービンを父に持つまさに貴族の中の貴族にして、華族の中の華族!!本来なら外れ馬券の海におぼれて溺死寸前な貴方など口も聞いてもらえない尊い血族なのよ、わがグルーヴ家は。

え、「どうせ、ドゥレッツァの自慢話をしに来たんだろ、さっさと要件に入れ。」ですって? 。。。。なによ。。それじゃあ、最初からわたくしのこと存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。きぃいいいいいいいいっ!人をおちょくるのも大概にしろと何度言ったら分かるざますか!この、禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!とっとと話を聞くざます!

話は貴方のおっしゃる通り、自慢話なんざます。一族の子が今年お受験で首席合格ラッシュ、わがグルーヴ家に急に春が訪れたんざます!わが孫ドゥラメンテの子リバティーアイランドが桜花中学、樫の木高校、秋華大学と名門女子校をすべてトップ合格する大快挙!わたくしも、わが母ダイナカールも、そしてわが長女アドマイヤグルーヴも達成できなかった「女子校三冠」を達成するなんて、これは本当に夢じゃないかしら。それだけでも信じられないのに、先週は同じくドゥラメンテの子ドゥレッツァがなんと難関菊花大学に首席合格!なんか盆と正月が一緒にやってきた感じなんざます!

しかし、ドゥレッツァは本当によくやってくれたわ。春先は名門校に受験することもかなわず、裏街道のどさまわりみたいなことをやってて本当に心配したんざますが、あの大一番で皐月中学や優駿大学にトップ合格した子に影も踏ませない圧勝なんて、ああ、本当に生きててよかったわあ!って、そう言えば先週、貴方にドゥレッツァの件で、相談のお便りしたのに何で答えてくれなかったの?

え、「菊花賞で相談コーナーをやろうと思ってはいたんだけど、小幡先生の怒涛のハーツコンチェルト愛を見て、なんか毒気を抜かれ、これを取りやめた。ハーツコンチェルト君が6着と不発に終わったことを思うと、ドゥレッツァ君には申し訳ないことをした。」ですって?きぃいいいい人のせいにしてるんじゃないわよ!そんなことだからお前は、、、え、「言い訳ついでに言うとドゥレッツァ君は名前は短いけど小文字母音や炸裂音がたくさんあってよくタイプミスをしてしまう。応援するモチベーションにも若干の影響があるんだが、何とかならないものだろうか。」ですって?きぃいいいいいいいっ!何わけの分からない寝言言ってるざますか!お前のグルーヴ愛は、ドゥラメンテ愛はその程度のものざますか!小幡先生の爪の垢でも煎じて飲むがいいざます!

。。。話を元に戻すざます。とにかくそれほど期待していなかったドゥレッツァがあれだけ素晴らしい成績を上げてわたくし大感激なんざます。と、隣を見たらわが孫ドゥラメンテも大はしゃぎしているじゃございませんの。この子、引退してから寝転がってスマホでソシャゲばかりやってる自堕落な孫と思ってたけど、やはり人の親なのねえ。わが子の活躍が嬉しいのねえ、ってよくよくその話を聞くと。。。

「やったよ、婆ちゃん、俺、ついにウマ娘になれたんだ!いやあ、ヤバいよ、ヤバすぎるって、これ!ウマ娘だぜ、ウマ娘!しかもSSR!いやあマネージャーのサンデーレーシングがなかなか首を縦に振らないんで、半分あきらめてたんだけどさあ、ああ、これでもう思い残すことはないや。いつ死んだってかまわない!」ですって。。。

きぃいいいいいいいっ!そっちざますか!「いつ死んだってかまわない」と言いながら、お前、とっくに私と同じ鬼籍に入っているじゃない!お前がこれだけ優秀な子供を輩出する状況がもっと続いていたなら、名門グルーヴ家の威光はゆるぎないものになっていたはずなのに、若死にしてしまうなんて、この祖母不孝の道楽息子!とっとと生き返るざます!!

先生、そういう悔しさもありながら、それでもグルーヴ一族に春が訪れているんざます。いまや、確変状態なんざます。この勢いは今年いっぱい続きそうなんざます。天皇賞秋・JC・有馬と大きい所は一族がすべてトップ合格、特に、天皇賞秋は今年は畏れ多くも天皇陛下がご観閲なさるというじゃない。これを制すればグルーヴ一族の栄誉はこれまでにないほど高まるとわたくし、それはもう期待していたんざます。

ところが。。。。

これに受験するはずだった、やはりドゥラメンテの子にして昨年の「女子校二冠」スターズオンアースが受験を回避してしまったんざます。「靴の中に石が入って痛くて走れないのお。」とか言ってるざます。

きぃいいいいいいっ!一体何なんざますか!そんな理由でいやしくも天覧受験を回避するなんてこれは一体何の冗談ざますか!「天覧家庭教師」として有名なデムーロまで雇っていたのよ、こちらは!この敗北主義者!一族の面汚し!そういうところまで父親に似なくていいざます!

。。先生、なんか高揚した気分に水を差された気分なんざます。「堤防も蟻の一穴から」とも申しますし、これでグルーヴ一族に訪れていた確変がストップしてしまうんじゃないかという不安も心をよぎるんざます。多幸感に満ち満ちた青空の片隅に現れた暗雲に心乱れる私は一体どうしたらいいのかしら。


A:お答え

いやあ、先週のドゥレッツァ君の活躍には私も魂が震えました。大外引いてあの勝ちっぷり、しかも負かした相手が皐月賞馬にダービー馬ですからね。大物不在といわれた今年の三歳牡馬戦線に最後の最後に大物感にあふれた逸材が出現したわけで、それが愛するドゥラメンテ産駒であることが私は大変うれしい!ソールオリエンスから流した三連複は残念ながらガミだったのですが、ダメもとの応援気分で買ったドゥレッツァ君の単勝がものをいって収支も何とか利益計上できたのはありがたい限りです。このコーナーの読者には耳タコかもしれませんが、それでも言わせてもらいたい。ドゥラメンテと唱えれば人は極楽に行けるのだ!

さて、ご相談の件、確かに明日の天皇賞におけるスターズオンアースちゃんの出走回避は私も大変残念です。後述する通りイクイノックスという超大物がいるせいで、私も本命は打てなかったと思うんですが、それでも対抗には絶対していたはずで、馬券も少額彼女頭の3連単を買い足すつもりだったんですがねえ。っていうか、わずかでもイクイノックスに勝つ可能性があるのは彼女と後はせいぜいドウデュースくらいでしょうから。

それでも、正直ほっとしている部分もあるんです。「人生相談コーナー」は私として比較的筆が乗る企画なんですが、私がここでグルーヴ一族を取り上げると一族にあまりいい結果が出ない。先週ドゥレッツァ君の相談コーナーを自粛したのも実はそれが理由ですな。先週彼を取り上げると結果は違ったものになっていたはずだという強い予感みたいなものがあります。その点、スターズオンアースが回避した明日は安心して相談コーナーを展開できるのは不幸中の幸いではなかろうかと。

スターズオンアースの回避は残念ではありますが、それでもグルーヴ一族の見せ場はこれから年末まで目白押しです。

JCではリバティーアイランドがイクイノックスと直接対決。イクイノックスはこれが引退レースになりそうで、これは血沸き肉踊りますなあ、勝った方が年度代表馬になる可能性が極めて高いだけに今から期待に胸躍ります。これにタイトルホルダーが割って入るようだともう号泣ですわ。

ドゥレッツァ君の次走はおそらく有馬記念でしょうか。今年の三歳牡馬は弱くて古馬には太刀打ちできないという論説はよく目にしますが、それでもイクイノックスが出ないなら勝機は十分以上にあると考えます。逃げても差しても一級品な上にスタミナもある。彼は相当強いと思いますぞ。

この他にもドゥーラが出るエリザベス女王杯、シャンパンカラーが出て来そうなマイルチャンピオンシップ、そして年末の香港ではリバティーアイランドが参戦、スターズオンアースだって足元の不調がそれほど深刻ではないからどこかに顔を出す可能性は高いと、いやあ、目がくらみます。

これだけ魅力的な馬を短期間でこれだけ輩出したドゥラメンテは本当に偉大だなと思うと同時に、その早すぎる逝去が悔やまれてなりません。彼が長生きしていればサンデーや、ディープに匹敵する爪痕を日本の馬産界に残していたのは間違いないでしょうし、そんな彼とその子供たちをを現役時代からずっと追いかけてきた私にとっても、この一族との付き合いは本当に宝物です。(馬券でも大きな利益をもたらしてくれた数少ない一族ですしね)

一族が今後もご活躍されることを心よりお祈り申し上げる次第です。

と、いう訳で。。。

20231029() 4回東京9日目 11頭 [15:40発走]
【11R】 168回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ノースブリッジ 5 岩田康誠

58

107.2

()奥村武

2

2

 

エヒト 6 *横山和生

58

224.9

()森秀行

3

3

ドウデュース 4 武豊

58

3.8

()友道康夫

4

4

ダノンベルーガ 4 モレイラ

58

13.7

()堀宣行

5

5

ガイアフォース 4 西村淳也

58

38.1

()杉山晴紀

6

6

 

ジャスティンパレス 4 *横山武史

58

30.7

()杉山晴紀

6

7

イクイノックス 4 ルメール

58

1.5

()木村哲也

7

8

 

ヒシイグアス 7 *松山弘平

58

115.6

()堀宣行

7

9

プログノーシス 5 川田将雅

58

10.3

()中内田充

8

10

ジャックドール 5 *藤岡佑介

58

14.0

()藤岡健一

8

11

 

アドマイヤハダル 5 *菅原明良

58

124.9

()大久保龍


日本の中距離王者決定戦、天皇賞秋であります。日本の馬産を席巻しているサンデー血統が最も得意な距離で行われるこの競走、事実上の日本一決定戦といえるハイスペックレースでもあるんですが、今年は出走馬が異常に少ない。例年フルゲート18頭になることが多いんですが、今年はわずか11頭。スターズオンアースみたいにアクシデントから回避と言うのもありますが、1頭異常に強いのがいて皆逃げだしちゃったんですな。そもそもダービー馬とか皐月賞馬とか、三歳の強豪は菊花賞に行かずに、こちらに出るのが近年のトレンドだったんですが、皆、菊花賞に逃げちゃった上、ドゥレッツァに完敗しちゃった。今年は三歳の出走はありません。今年の三歳が弱いといわれる所以ですな。

取り敢えず恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。

☆1番人気の信頼度が異常に高い天皇賞秋の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221030 イクイノックス 3 ルメール

56

15

7

1

*()木村哲也

1575

-0.1

 10-10-09

32.7

488

+4

260

3330

4930

4400

23370

221030 パンサラッサ 5 吉田豊

58

15

3

7

()矢作芳人

1576

0.1

 01-01-01

36.8

472

+2

(22.8)

3330

4930

4400

23370

221030 ダノンベルーガ 3 川田将雅

56

15

5

4

()堀宣行

1577

0.2

 11-11-11

32.8

500

+6

(7.3)

   

4400

23370

211031 エフフォーリア 3 横山武史

56

16

5

3

()鹿戸雄一

1579

-0.1

 06-06-06

33.2

514

+4

340

390

850

350

2040

211031 コントレイル 4 福永祐一

58

16

1

1

()矢作芳人

1580

0.1

 09-08-08

33.0

464

-8

(2.5)

390

850

350

2040

211031 グランアレグリア 5 ルメール

56

16

9

2

()藤沢和雄

1581

0.2

 02-02-02

33.8

504

+2

(2.8)

   

350

2040

201101 アーモンドアイ 5 ルメール

56

12

9

1

()国枝栄

1578

-0.1

 03-03-04

33.1

490

+2

140

970

1180

960

4130

201101 フィエールマン 5 福永祐一

58

12

6

5

()手塚貴久

1579

0.1

 10-09-10

32.7

478

-12

(17.4)

970

1180

960

4130

201101 クロノジェネシス 4 北村友一

56

12

7

2

()斉藤崇史

1579

0.1

 08-09-09

32.8

464

0

(4.4)

   

960

4130

191027 アーモンドアイ 4 ルメール

56

16

2

1

()国枝栄

1562

-0.5

 05-06-05

33.8

480

-4

160

920

1170

3210

8860

191027 ダノンプレミアム 4 川田将雅

58

16

9

3

()中内田充

1567

0.5

 05-05-03

34.5

508

+4

(9.5)

920

1170

3210

8860

191027 アエロリット 5 戸崎圭太

56

16

5

6

()菊沢隆徳

1567

0.5

 01-01-01

34.8

516

0

(20.0)

   

3210

8860

181028 レイデオロ 4 ルメール

58

13

4

2

()藤沢和雄

1568

-0.2

 06-05-05

33.6

482

-2

310

1520

2370

6420

24230

181028 サングレーザー 4 モレイラ

58

13

9

4

()浅見秀一

1570

0.2

 07-07-07

33.4

476

-12

(9.6)

1520

2370

6420

24230

181028 キセキ 4 川田将雅

58

13

10

6

()中竹和也

1570

0.2

 01-01-01

34.7

496

-8

(12.8)

   

6420

24230

171029 キタサンブラック 5 武豊

58

18

7

1

()清水久詞

2083

-0.0

 11-05-02

38.5

542

0

310

900

1660

15290

55320

171029 サトノクラウン 5 M.デム

58

18

2

2

*()堀宣行

2083

0.0

 07-02-02

38.6

498

+10

(4.0)

900

1660

15290

55320

171029 レインボーライン 4 岩田康誠

58

18

8

13

()浅見秀一

2087

0.4

 10-12-05

38.7

452

+8

(59.6)

   

15290

55320

161030 モーリス 5 ムーア

58

15

8

1

*()堀宣行

1593

-0.2

 05-05-04

33.8

514

+4

360

2420

3700

7430

32400

161030 リアルスティール 4 M.デム

58

15

12

7

()矢作芳人

1595

0.2

 08-10-10

33.5

502

+4

(13.0)

2420

3700

7430

32400

161030 ステファノス 5 川田将雅

58

15

14

6

()藤原英昭

1597

0.4

 13-14-14

33.5

486

0

(11.2)

   

7430

32400

151101 ラブリーデイ 5 浜中俊

58

18

8

1

()池江泰寿

1584

-0.1

 04-04-04

33.7

486

-4

340

7340

10390

24850

109310

151101 ステファノス 4 戸崎圭太

58

18

14

10

()藤原英昭

1585

0.1

 08-08-12

33.4

474

-2

(34.3)

7340

10390

24850

109310

151101 イスラボニータ 4 蛯名正義

58

18

16

6

()栗田博憲

1586

0.2

 12-11-10

33.6

476

-4

(11.7)

   

24850

109310

141102 スピルバーグ 5 北村宏司

58

18

4

5

*()藤沢和雄

1597

-0.1

 13-14-12

33.7

506

-2

1100

3140

6780

2850

23290

141102 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

56

18

1

2

()石坂正

1598

0.1

 03-03-03

34.4

470

+2

(4.7)

3140

6780

2850

23290

141102 イスラボニータ 3 ルメール

56

18

15

1

()栗田博憲

1598

0.1

 03-03-03

34.4

474

0

(2.8)

   

2850

23290

131027 ジャスタウェイ 4 福永祐一

58

17

7

5

()須貝尚介

1575

-0.7

 11-10-09

34.6

496</