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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2021年 上半期のレース考







6月6日(日) 安田記念


えー、わが中日ドラゴンズが、パリーグとの交流戦に突入したとたんになんか息を吹き返し、現在交流戦トップの位置をひた走っているわけなのであります。

チーム全体のホームラン数が大谷翔平君のホームラン数とほぼ同じという、犯罪的に得点能力が欠如したチームだったのに、なんか最近ホームランもよく飛び出したりして、どうしたんだ、ドラゴンズ。君らしくないぞ、ドラゴンズ。って言うか、ドラゴンズにこれだけ点を取られるパリーグのピッチャーって実はかなりショボいのではなかろうか。

とにかく、これまで阪神タイガースの大躍進にはしゃぎまわるかんべえ先生の姿を遠巻きにして恨みがましい視線を送るだけのいたいけな日常を送っていた私だったのですが、ひょっとして、これって私もはしゃいでいいということなのだろうか。慣れないことをすると後生が恐ろしい気もするのだが、それでも、ああ、ありがたや、ありがたや、長生きはするもんじゃて。

考えてみれば、ランナーが塁を埋めるのにホームに帰ってこないこれまでのドラゴンズと言うのは、結構いい線ついてるのに的中馬券につながらないこの春の私のG1戦線そのものなわけで、うん、なんか明日は当たる気がしてきましたぞ。ああ、あやかりたいもんです、ドラゴンズ。燃えよドラゴンズ!

2021 6 6() 3回東京2日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 71回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サリオス 4 松山弘平

58

8.0

()堀宣行

2

2

 

ギベオン 6 西村淳也

58

56.4

()藤原英昭

3

3

 

ダイワキャグニー 7 *石橋脩

58

77.6

()菊沢隆徳

3

4

 

カラテ 5 菅原明良

58

38.3

()高橋祥泰

4

5

グランアレグリア 5 ルメール

56

1.8

()藤沢和雄

4

6

ダノンプレミアム 6 *池添謙一

58

14.7

()中内田充

5

7

ラウダシオン 4 M.デム

58

20.6

()斉藤崇史

5

8

インディチャンプ 6 福永祐一

58

7.1

()音無秀孝

6

9

 

トーラスジェミニ 5 *戸崎圭太

58

91.1

()小桧山悟

6

10

 

カデナ 7 *武豊

58

82.9

()中竹和也

7

11

 

ダノンキングリー 5 *川田将雅

58

34.2

()萩原清

7

12

ケイデンスコール 5 *岩田康誠

58

12.1

()安田隆行

8

13

$シュネルマイスター 3 *横山武史

54

8.8

()手塚貴久

8

14

カテドラル 5 田辺裕信

58

46.6

()池添学


というわけで、ダービーも終わり、春のG1戦線事実上の最終戦となる安田記念なわけです。うーん、当てたいねえ。

例によって「10年トレンド」を。

レース名に偽りあり!「高田記念」な安田記念の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200607 グランアレグリア 4 池添謙一

14

11

3

()藤沢和雄

1316

-0.4

   08-07

33.7

492

+6

1200

650

2840

840

11240

200607 アーモンドアイ 5 ルメール

14

5

1

()国枝栄

1320

0.4

   11-11

33.9

488

+2

(1.3)

650

2840

840

11240

200607 インディチャンプ 5 福永祐一

14

6

2

()音無秀孝

1321

0.5

   09-07

34.1

480

+4

(7.0)

   

840

11240

190602 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

470

0

1920

5670

13660

3690

43720

190602 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

516

+4

(12.5)

5670

13660

3690

43720

190602 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

484

 

(1.7)

   

3690

43720

180603 $モズアスコット 4 ルメール

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

130602 ロードカナロア 5 岩田康誠

18

10

1

()安田隆行

1315

-0.0

   08-08

33.3

500

+2

400

1470

2570

18160

62800

130602 ショウナンマイティ 5 浜中俊

18

2

3

()梅田智之

1315

0.0

   15-14

32.8

516

+4

(5.7)

1470

2570

18160

62800

130602 ダノンシャーク 5 C.デム

18

16

12

()大久保龍

1316

0.1

   11-11

33.2

452

0

(37.2)

   

18160

62800

120603 ストロングリターン 6 福永祐一

18

4

2

*()堀宣行

1313

-0.0

   13-12

33.8

516

-2

670

8510

13920

92530

468600

120603 グランプリボス 4 内田博幸

18

3

13

()矢作芳人

1313

0.0

   11-10

33.9

496

0

(25.3)

8510

13920

92530

468600

120603 コスモセンサー 5 松岡正海

18

8

15

*()西園正都

1316

0.3

   04-04

34.8

510

0

(35.7)

   

92530

468600

110605 リアルインパクト 3 戸崎圭太

18

14

9

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

494

-2

2930

12270

25810

44090

335600

110605 ストロングリターン 5 石橋脩

18

1

5

*()堀宣行

1320

0.0

   12-11

33.8

518

-2

(11.9)

12270

25810

44090

335600

110605 スマイルジャック 6 三浦皇成

18

3

3

()小桧山悟

1321

0.1

   14-15

33.7

490

-6

(9.8)

   

44090

335600

集計期間:2011. 6. 5 2020. 6. 7

うーん、こうやって見渡すと六桁配当がデフォな安田記念の10年間です。最近じゃ比較的おとなしくなってきてますが、それでも1・2・番人気で決まった去年だって3連単配当は万馬券だし、とにかく荒れます。荒れてます。「NHK参る」「ヴィクトリア魔居る」と同様、これも「高田記念」とでも言いたくなるような感じで、府中1600mと言うのは実力が結果にそのまま反映されそうな外見を装いながら、その実かなりトリッキーな感じですな。

私も10年馬券を買い続けて、当たったのは15年の一回のみ。ただ、その時の配当がとんでもない高額配当だったので、10年間の収支は大幅な黒字。つまり空振りか場外ホームランかの二択しかない、そういうレースなわけだ。今年は例年になく小頭数なんで配当はある程度落ち着いたものになる可能性高いのですが、それでも滅茶苦茶堅くもならない強烈な予感がいたします。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は3−2−2−3とかなり信頼度が高いが、勝ち負けと言う意味では現在5連敗中。馬券圏外となった3頭はと言えば11年アパパネ、12年サダムパテック、17年イスラボニータと、アパパネを除けば混戦の中押し出されて一番人気になったような馬が多く、まぁ3着以内は相当堅い感じ。

A2番人気は1−0−1−8とかなり悲惨。

B3番人気は1−3−2−4とこれは信頼度高し。

C二桁人気の超人気薄は30頭中6頭と、二年に一度は大穴ぶちかましている計算だが、この5年は出番なし。

D牝馬は30頭中5頭のみだが、その5頭が全てこの3年間の連絡みで、近年台頭著しい。

E関東馬は30頭中14頭と半数近くを占める。これは最近のG1ではかなり珍しい。

F外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗と、軽視は禁物。

G脚質は差し・追込祭り絶賛開催中で、決め手勝負になる展開多し。逃げ馬はまれに台頭。

H枠順は大外を除けば偏りなし。まぁ、今年は14頭建てなんであまり気にする必要はないかと。

Iリピーター多し。前年連絡みした馬が翌年も上位に来る事例がやたら多い。今年の対象はグランアレグリアとインディチャンプですが、さて。

J30頭の年齢構成は、3歳馬1頭(内勝馬1)、4歳馬8頭(同4)、5歳馬10頭(同2)、6歳馬9頭(同3)、7歳馬2頭(同0)。他のレースに比べ6歳超の健闘が目立つが、ここ数年は4・5歳馬での決着であり、やはり若い馬を中心視すべきか。

K過去5年15頭の血統は、上記リピーター効果を補正すれば見事にバラバラ。その中でディープインパクトは違う馬で3頭が連に絡んでいるのが目立ちます。

L過去5年15頭の前走キャリアもバラバラ。そのような中、マイラーズカップ組(3頭)とヴィクトリアマイル組(3頭)が目立つのですが、ヴィクトリアの方は2着が三頭で勝ち馬がおらず、今年の圧倒的一番人気グランアレグリアには不吉なデータとなります。


と言う訳で、まずは圧倒的一番人気グランアレグリアをどう考えるかが最大のポイント。

この馬、言うまでもなく、現在の日本競馬を代表するスーパースターで、持っている能力値が他を圧倒しているということは疑いようもありません。ただ、格下牝馬相手にヴィクトリアマイルを圧勝した結果、安田で不当なくらい人気になるというここまでの経過が去年のアーモンドアイ(2着)とあまりにも似ているというのが気にかかります。

まぁ、去年のアーモンドアイの場合は、


(A)コロナのせいで不規則なローテを強いられ万全の態勢で臨めなかった。

(B)当日の雨で馬場が渋り、切れ味を殺された。(明日の府中も午後から雨が降り良馬場開催は見込み薄なのでこれは気になります)

と言う「負けた時の言い訳」があったのですが、何より

(C)マイル路線でアーモンドアイを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった。


と言うのが大きい。そして、その「アーモンドアイを子ども扱いするくらい強い存在」と言うのが、他ならぬグランアレグリアなわけですね。ということは、「マイル路線でグランアレグリアを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった」というのが、グランアレグリアが負けるときの唯一のシナリオとなる訳ですが、ざっと見渡してもそういうのっていないよね。グランアレグリアだって去年の安田記念までにそういう片りんを見せてはいたんですが、今年のメンバーからはそういう片りんは見出せません。と言うことで、軸はグランアレグリア。よほどのアクシデントが起きない限り、これしかない!

対抗にはかんべえ先生の一押しインディチャンプを。先生ステゴ血統に目がくらんだと思いますが、まぁ、これまでの実績からも、リピーターのトレンドから言っても軽視はできませんし、何より先週ダービーを勝った福永はやはりこういう時に頼れるジョッキーです。気がかりなのは上記二番人気のトレンドですが、まぁ、当日 本番では2・3番人気が入れ替わる可能性も高いですし。

上位人気の馬は当然勝ちに行きますが、グランアレグリアのような抜けた馬を相手にした場合、どうしても無理をして最後圏外に飛んじゃうケースもやたら目にします。そういう時には、無欲な追い込み馬の台頭が有望と言うことで▲指名は5番人気のケイデンスコール。マイラーズCを33.8秒の末脚で快勝した馬で、切れ味はグランアレグリアには及びませんが、それを除けばメンバー中でもぴか一。マイラーズCの勝ちを騎乗停止でフイにした岩田が変な欲を出さなければ、かなり有望と考えます。

「マイル路線でグランアレグリアを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった」と言う可能性がわずかでもあるのはNHKマイルの覇者シュネルマイスター。


(A)アレグリアとの力関係がまだ実証されていない未知の魅力。

(B)3歳馬に対する4kgの斤量メリット。(アレグリアより2kgも軽い!)

(C)ルメールのお手馬だったのが、別の騎手に乗り替わりというパターンが去年のアレグリアと同じ。


と、(B)を除けば根拠薄弱ではありますが、こういう馬が台頭してくれば今後のマイル路線は大変面白くなります。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単30点。これにパドック次第で☆→◎→その他6点を少額加算。

まぁ、ガミも数点含みますが、上述の通り滅茶苦茶堅い配当と言うのも出ないレースなんで、ここはひも荒れ期待です。


それにしても、大野でしか勝てなかったこれまでのドラゴンズと、大野が連勝ストッパーになってる今のドラゴンズはまさにネガとポジだなあ。ううむ。今後どうなることやら。



上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<安田記念> @ダノンキングリー、Aグランアレグリア、Bシュネルマイスター





○かんべえのつぶやき

――意外な結末。でも、心から納得できる結末。良質な推理小説のような、いや、これこそ競馬というドラマなのでしょうか。今年の安田記念は、ダノンキングリーが5歳にして初のG1勝利となりました。

――直前の単勝が1.5倍と圧倒的一番人気のグランアレグリアはハナ差の2着でした。馬群に包まれて抜け出すタイミングが遅れましたが、やはり中2週はきつかったか。ただしあくまでも僅差であり、「負けてなお強し」であったことも確かかと思います。

――グランアレグリアの2着付けで3連単を買った人もいたでしょうが、この組み合わせは意外だったのではないでしょうか。なにしろ11万円馬券ですから! 3着は3歳馬のシュネルマイスター。わがインディチャンプは4着に終わりました。


――ダノンキングリーと言えば、2年前には皐月賞でもダービーでも単勝をどっさり買って、悔しい思い(3着と2着)をした馬である。今日は買ってあげられなかったけど、おめでとうと伝えたい。ああ、せめて複勝を買えればよかったなあ・・・・。


――ということで5週連続の春のG1シリーズは終了です。後は宝塚記念を残すのみ。その頃には緊急事態宣言も開けていることでしょうか?





5月30日(日) 東京優駿


☆上海馬券王の人生相談


またしても霊界通信! お受験グランマ・エアグルーヴさん、怒涛の波状攻撃!!

Q: お前らの目は節穴ざますか!

先生、一か月ぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「どうせまた来ると思ってた。前書きはいいから、とっとと用件に入れ」ですって?。。。何よ、いつもなら「おまえは誰だ?」って一遍突き放して見せるのが、これまでのお約束だったじゃない。。。きぃいいいいいっ!調子が狂うったらありゃしないわ!とにかく、名乗らせるざます。わが名乗りを聞くざます!

わが名はエアグルーヴ!祖父はJRAの大立者ノーザンテースト、母は樫の木の女王ダイナカール、そして父は凱旋門の英雄トニービンという、傑出した血脈を引き継ぐまさに貴族の中の貴族にして、華族の中の華族!本来なら、馬券を外しまくって、財布の緊急事態宣言が延長に次ぐ延長を余儀なくされてる、お前のような三流馬券師なんか口も聞いてもらえない、貴い血族なのよ、わがグルーヴ一族は!

ふう、スッとしたざます。これをやらないとやっぱ締まらないざます。スッとしたところでさっそく相談なんざます。相談と言うのは察してると思うけど、ひ孫のタイトルホルダーのことなんざます。タイトルホルダーは、わが孫にして一族の希望の星、ドゥラメンテの子供で、難関弥生模試でトップの成績を収めた余勢をかって、名門皐月高校を受験したんざます。そりゃあもう、胸がときめいたんざます。

ところが。

立派な成績を収め続けているにもかかわらず、タイトルホルダーの下馬評は受験生18人の中で8番目と言う低人気。あたくし、悔しくて悔しくて。きぃいいいいっ!なんで馬券を買うパンピーはこんなに見る目がないざますか!でも、そんな下馬評をはねのけて、ひ孫は頑張ったんざます。途中までトップを走り続けて、最後エフフォーリアとかいうどこの馬の骨とも知れないパンピーに交されてしまったんざますが、それでも名門皐月高校を二着の好成績で合格したんざます。

え、「二着だと今までなら『きぃいいいいいっ!』じゃないのか?それで喜んでいるなんてやはり一族の没落を感じる。グルーヴ一族に明日はあるのか」ですって?きぃいいいいいいいいいいいっ!お黙り!この禁治産者!お前こそ、くだらないオタク談義で熱くなって、肝心の馬券は連戦連敗じゃないの!ほんと見っともないったらありゃしない。恥を知るがいいわ、理屈倒れの四流馬券師!!大体、皐月の時にお前に相談して、お前も応援するなんて言っておきながら、なんざますか、あの結果は!ひ孫が頑張りきれなかったのは、お前の応援が足りなかったからざます!それで、よく「グルーヴウオッチャー」を名乗れたものざますね。反省するがいいのだわ!

。。。まぁ、皐月の受験がああなったのは残念だったけど、それでも下馬評は覆せて、なんか納得の部分もあったんざます。それに、本番は明日行われる、名門優駿大学の受験なんざます。ここをトップで合格すれば皐月の結果なんかチャラになって余りがあるんざます。弥生がトップで皐月が二位。それなら優駿でトップになっても全然おかしくないざます。あたくし、もう胸がときめいて、ときめいて。

え、「明日の優駿には、タイトルホルダー君の他に、貴女の血族であるルーラーシップ産駒が二頭も受験する。特にかんべえ先生の一押しワンダフルタウン君は3番人気に推される注目株なのに、そちらはいいのか?」ですって?

。。。貴方、何もわかってないわねえ。現役通じて不甲斐ない成績の連続で最後にやっと帳尻合わせたルーラーシップと、皐月・優駿をトップ合格して、自分で自分の脚を蹴って引退するというおバカな行為がなかったら三冠有力だったドゥラメンテとじゃあ、一族をしょって立つ「格」に大きな差があるんざます。貴方、そんなこともわからないで、よくグルーヴウオッチャーを名乗れたもんざます。とにかく、あたくし、明日のタイトルホルダーの活躍には本当に期待しているんざます。

ところが。。。。。

これだけの好成績を収めてきているのに、タイトルホルダーの下馬評は受験生17人の7番目!なによ、皐月の時から一つしか上がっていないじゃない。受験生が一人減っているから下から数えると同じじゃないの!きぃいいいいいいいいっ!度し難い、パンピーども!お前らの目は節穴ざますか!それに下馬評の圧倒的一番人気がエフフォーリアと言うのも気に入らないざます!エフフォーリアの家庭教師横山武史はもともとは、タイトルホルダーの家庭教師だったんざます、それを寝返ってあちらに付くなんて、この裏切り者!背信者!大体何よ、皐月でトップになった時のあのど派手なガッツポーズは、あんなことして叱ってくれるのは、「愛の馬券師」小幡先生だけだなんて世の中どうかしてるわ!

先生、タイトルホルダーは、やればできる子なんざます。それなのに、この低評価は納得いかないざます。ドゥラメンテの子供で、一族の再興を夢見る私はどうしたらいいのかしら。


A: お答え

いやあ、本当に当たりませんなあ。狙いはそれほど悪くないというのに、何故か馬券は変な馬が一頭突っ込んできて抜けることの連続。なんか黄昏てきますなあ。明日のダービーでは何とかしたいものなんですが、、、

さて、ご相談の件、タイトルホルダー君の皐月賞での健闘は、私にとっても嬉しい驚きでした。いや、私も一応重い印を回してはいたんですが、血統に晩成傾向があるということもあり、正直半信半疑だった。それがまさか二着に粘り込むとは、まさにグルーヴ一族の凄味と言うのを改めて思い知らされた次第です。

これだけ好成績を上げ続けながら、タイトルホルダー君の明日の人気は現在7番人気!新聞を見ても彼に印を回している人は殆どいません。これ基本、皐月賞の時と全く同じなわけで、皆さん未だにえらく見下し続けているわけだ。いくらなんでもこれはないですよねえ。まぁ、たまにいるんですよね、どれだけ頑張っても評価されない可哀そうな奴って(ステイフーリッシュ君とか)。

タイトルホルダー君の場合、先行馬にカテゴライズされるわけですが、こういうタイプはとにかく地味で華がない。それに加え、レベルの高い所で活躍しているドゥラメンテ産駒はタイトルホルダー君ただ一頭と、ドゥラメンテ血統自体がまだ信用を勝ち得ていないというのが、現在の人気に結びついているのではないか思われます。

でもねえ、これって、馬券を買う意味では滅茶苦茶狙い目じゃないでしょうか。馬券で利益を出そうと思うと、実力に比べて評価の低い馬をセレクトするのは基本ですからねえ。グルーヴウオッチャーとしてのひいき目を除いてもタイトルホルダー君には次の買い要因があると思います。


@上述の通り、立派な成績を上げ続けているのに評価が異常に低い。

A晩成型のグルーヴ血統故、皐月賞以上の伸びしろ期待可能。

B母系はスタミナ血統なので距離延長でも期待できる。

C後述する通り先行有利なレース傾向。

D地味な見かけにかかわらず切れ味もあり。(府中で逃げながら33秒台の末脚でまとめた実績あり)

E調教も良く動いているし、関東馬なので輸送がなく、コンディション調整でメリットあり。


上記から、勝つシーンまでは想像できないまでも、上位に粘り込む可能性は相当高いと考えます。皐月賞では「弥生賞馬を軽視するんじゃなかった」とほぞをかんだ人が沢山いたと思われますが、今回も「皐月賞二着馬を軽視するんじゃなかった」と悔し涙を流す人が沢山出てくるならこんな愉快なことはありません。

明日のタイトルホルダー君はくしくもドゥラメンテ君と同じ14番枠からの発走となります。ドゥラメンテ君に一方ならぬお世話になった私として、6年前の再演がもしかなうとするならば、これ以上の喜びはありませんし、曾孫さんには皐月賞の時以上の声援を送りたい。ご健闘をお祈りする次第です。


と、言う訳で。。。。


2021 530() 2回東京12日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 88回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

エフフォーリア 3 横山武史

57

1.9

()鹿戸雄一

1

2

 

ヴィクティファルス 3 池添謙一

57

65.3

()池添学

2

3

 

タイムトゥヘヴン 3 *石橋脩

57

144.0

()戸田博文

2

4

 

レッドジェネシス 3 *横山典弘

57

40.1

()友道康夫

3

5

ディープモンスター 3 *武豊

57

18.3

()池江泰寿

3

6

バジオウ 3 *大野拓弥

57

109.9

()田中博康

4

7

グラティアス 3 *松山弘平

57

38.4

()加藤征弘

4

8

 

ヨーホーレイク 3 *川田将雅

57

22.1

()友道康夫

5

9

 

ラーゴム 3 *浜中俊

57

108.7

()斉藤崇史

5

10

シャフリヤール 3 *福永祐一

57

14.6

()藤原英昭

6

11

 

ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

57

27.3

()須貝尚介

6

12

ワンダフルタウン 3 和田竜二

57

10.9

()高橋義忠

7

13

グレートマジシャン 3 *戸崎圭太

57

13.8

()宮田敬介

7

14

タイトルホルダー 3 田辺裕信

57

22.9

()栗田徹

8

15

 

アドマイヤハダル 3 *M.デム

57

44.8

()大久保龍

8

16

サトノレイナス 3 ルメール

55

5.5

()国枝栄

8

17

 

バスラットレオン 3 藤岡佑介

57

54.8

()矢作芳人


遂にやってきました。競馬の祭典、ダービーであります。今年は一頭回避で17頭だてながら牝馬サトノレイナスの参戦もあり、結構悩ましい。

それでは恒例10年トレンドを。

しばしば大荒れ ダービーの過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200531 コントレイル 3 福永祐一

18

5

1

*()矢作芳人

2241

-0.5

 03-05-04

34.0

460

-2

140

270

350

2480

5140

200531 サリオス 3 レーン

18

12

2

()堀宣行

2246

0.5

 10-10-11

34.1

528

-8

(4.4)

270

350

2480

5140

200531 ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

18

6

10

*()池江泰寿

2249

0.8

 05-07-07

34.7

486

0

(66.4)

   

2480

5140

190526 ロジャーバローズ 3 浜中俊

18

1

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

486

-8

9310

11200

47090

12050

199060

190526 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

454

+4

(4.7)

11200

47090

12050

199060

190526 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

486

+8

(4.3)

   

12050

199060

180527 ワグネリアン 3 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 3 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 3 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ 3 ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 3 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル 3 M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

130526 キズナ 3 武豊

18

1

1

()佐々木晶

2243

-0.1

 15-14-14

33.5

478

-2

290

970

1600

17130

54950

130526 エピファネイア 3 福永祐一

18

9

3

()角居勝彦

2244

0.1

 09-10-10

33.9

478

-8

(6.1)

970

1600

17130

54950

130526 $アポロソニック 3 勝浦正樹

18

3

8

()堀井雅広

2246

0.3

 01-02-01

35.5

536

+6

(61.6)

   

17130

54950

120527 ディープブリランテ 3 岩田康誠

18

10

3

()矢作芳人

2238

-0.0

 04-04-03

34.5

496

-6

850

5680

10180

14160

87380

120527 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

11

5

()戸田博文

2238

0.0

 07-06-07

33.9

490

-2

(14.6)

5680

10180

14160

87380

120527 トーセンホマレボシ 3 ウィリア

18

14

7

*()池江泰寿

2239

0.1

 02-02-02

36.1

504

+6

(15.0)

   

14160

87380

110529 オルフェーヴル 3 池添謙一

18

5

1

*()池江泰寿

2305

-0.3

 14-14-12

34.8

444

+4

300

3380

4540

22950

100300

110529 ウインバリアシオン 3 安藤勝己

18

1

10

()松永昌博

2308

0.3

 15-15-15

34.7

496

-4

(24.4)

3380

4540

22950

100300

110529 ベルシャザール 3 後藤浩輝

18

7

8

()松田国英

2319

1.4

 05-05-05

36.7

542

+16

(18.5)

   

22950

100300

集計期間:2011. 5.29 2020. 5.31

うーん、10年馬券を買って、当たったのはドゥラメンテが勝った15年の一回のみ。ただし、この一回が大きく張り込んでの万馬券ゲットなので、10年の収支は驚くことに黒字です。馬券を買うものにとってダービーだろうが平場だろうが儲ければそれでいいという考えもあるんですが、この時の勝利は本当に気持ちが良かった。馬主にも調教師にも騎手にも生産者にもダービーは特別と言うのはよく知っていたんですが、馬券を買う人にもこれは特別なレースなんだとその時思い知った次第です。あの思いをもう一度味わいたいものです。


@1番人気は4−1−2−3と毎年18頭のフルゲートであることを考えれば極めて立派。こういうのを見ると馬券対象外となった3頭が気になりますが、12年ワールドエース、18年ダノンプレミアム、19年サートゥルナーリアですな。特にダノンとサートゥルは無敗でダービーに参戦し、圧倒的一番人気を背負っての背信なわけで、誰もがディープインパクトや、コントレイルになれるわけではないということには注意が必要。今年無敗の二冠馬に挑むエフフォーリアは大丈夫でしょうか。

A2番人気は1−2−1−6と悪くはないけど、万全の信頼性と言うにも程遠い。

B3番人気は3−3−1−3と1番人気に匹敵する信頼度。人気との兼ね合いで言うとこちらを軸にすべきという考えまでありますが、かんべえ師匠の一押しワンダフルタウンが現在の3番人気で、これは師匠には心強いトレンドと言えましょう。

C二桁人気の人気薄は30頭中5頭。二年に一度はヒモ荒れと言うことになり、特にこの3年は連続で突っ込んできていることからも軽視は禁物。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗でかなり頼れる。

E関東馬は30頭中11頭。今年の上位人気は関東馬が多いがさて。

F脚質は勝ち馬に限れば先行、まくりが圧倒的。追い込んで勝てるのは後に年度代表馬になる素材のみ。

G枠順に大きな偏りはないが、敢えて言えば内枠がいいか。大外18番は死兆星だが今年は17頭立て。「愛の馬券師」小幡先生の一押し17番バスラットレオンはどうなんでしょうねえ、いくら横山のガッツポーズが気に入らないと言っても、かなり無謀な選択のような気がするのですが。

H大型馬有利。450kgを切る馬で馬券に絡んだのは10年前のオルフェのみ。まぁ、今年のメンバーはシャフリヤールとディープモンスター以外はこの水準を満たしていますが。

I過去5年、15頭の血統を見ると、これが圧倒的なディープ祭り絶賛開催中。半数近い7頭が連に絡み、うち4頭が勝っています。この他ではハーツ・キンカメが二頭づつ。

J過去5年15頭の前走キャリアは、さすが皐月賞組が12頭(内勝馬4)と圧倒的で、この他は京都新聞杯、プリンシパル、青葉賞が一頭づつ。

K過去10年牝馬は一頭も来ていない。まぁ、参戦すらしていないから来ないのも当たり前なんですが、ウオッカの時代は遠くなりにけりです。


以上から4戦4勝、無敗の皐月賞馬エフフォーリアに二冠の資格ありやがまずは第一のポイント。先週のオークスで同じ理屈から1番人気したソダシがあのようなことになったから、これも粗探しはしてみたいのですが。。


(A皐月賞の大差勝ちはやはり強いと言わざるを得ない。

(Bソダシと違い血統面でも不安はない。

(C跳びが大きく府中向きで、事実府中のレースでは圧巻のパフォーマンス。

(D先行馬が最内引いてレースがしやすい。

と、うーん、これでは◎を打たざるを得ませんね。またしても横山がガッツポーズをして小幡先生の血圧が急上昇するシーンが再現される可能性は高いと考えます。

次に二番人気サトノレイナス。先週のオークスを見る限り、ここに出てれば圧勝したと思うんですが、ダービー参戦ってどうなんでしょうね。危険な人気馬の可能性が高い一方、同じく桜花賞二着でここに参戦し、三番人気と後にして思えば不当な評価だったウオッカの事例もありますので、完全無視も難しい。外枠引いたのもこの馬にとってはいいことかもしれませんし、切れる末脚・騎手ルメールとなれば、エフフォーリアを負かす可能性すらあります。ここは4番手の☆評価としたい。

次、三番人気にしてかんべえ先生ご推薦のワンダフルタウン。こんなに人気になるとは思ってなかったなあ。切れる脚もないし、青葉賞組と言うのは縁がないレースだし、正直重い印は打ちたくないんですが、まぁ、今年のG1はこういうもっさりしたタイプがやたら連がらみしているし、上述の3番人気の信頼度と、グルーヴウオッチャーとしてのえこひいきも加味しこれを▲評価としたい。タイトルホルダーとつるんでグルーヴ馬券炸裂すればこれはこれで大変愉快です。

上述の理屈から印はタイトルホルダーを上位にしてますが、これはあくまで2・着候補と言う意味でやはり、レースはエフフォーリアが軸になります。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点。これにエフフォーリアがサートゥルナーリア的やらかしをする保険として、〇→◎▲☆→その他の三連複18点を少額追加。その他は皐月賞組・ディープ産駒を中心に選びました。驚くべきことにこれだけ買っても殆どが万馬券(エフフォーリア絡みの三連複にはガミが多少発生しますが、これが当たる時はおそらく3連単も当たっている可能性が高い)。

まぁ、泣く泣く切った馬も沢山いて(ステラヴェローチェとかヨーホーレイクとかヴィクティファルスとか)、こういう馬に来られたら、ブルーなんだけど、今年のG1ってこういう最後に切った馬が来るんだよなあ。


皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王





○今日の結果

<ダービー> @シャフリヤール、Aエフフォーリア、Bステラベローチェ





○かんべえのつぶやき

――最後はクビの上げ下げでした。ゴール前、先頭に立ったのはダントツ1番人気のエフフォーリア。鞍上の横山武史騎手は必死にステッキを振るう。そこにするすると内側から迫ったのは4番人気のシャフリヤール、最後はハナ差の勝利でした。鞍上の福永騎手は、昨年のコントレイルに続きダービー連覇です。いや、お見事でありました。

――3着は9番人気のステラベローチェ。鞍上の吉田隼人騎手はダービー初出走でした。4着グレートマジシャン(戸崎騎手)、5着サトノレイナス(ルメール騎手)とはこれまたハナ差の決着でありました。唯一の牝馬、サトノレイナスは四角手前で仕掛けてレースをメイクしました。あっぱれなレースだったと思います。

――これだけ凄いレースを見てしまうとなかなか言葉が出てきません。不肖かんべえ推奨のワンダフルタウンは10着でありました。それから
ラジオ日経、6人の競馬好きマーケットコメンテーターは誰一人的中者は居ませんでした。情けない・・・・。

――それにしてもエフフォーリアは父エピファネイア、父父シンボリクリスエス、母父ハーツクライとそろってダービー2着なのですな。ここまでくると一族の呪いのようなものを感じます。横山武史は大魚を逃しましたが、まだまだ人生これから。福永だって、昔はいろいろ言われたんだから前を向いて行きましょう。


――ということでダービーは終わりました。さて、まだ今日は目黒記念がある。そして来週は安田記念もある。楽観的に参りましょう。そうでなかったら、競馬なんてやってられません。





5月23日(日) オークス


えー、先週は思わずオタク談議で熱くなってしまい、まこと恥ずかしいことで。。。

まぁ、エヴァにハマったかんべえ先生も同じなんでしょうが、このご時世、外を出歩くことも憚られ、必然インドア・ヒッキー野郎と化すことを余儀なくされているわけでして、そうなるとやることと言ったら競馬中継を見、Abemaで将棋中継、Amazonプライムでアニメを見るということしかやる事がないわけで、結局こういう話題に熱中してしまう訳です。ううう、コロナや。全部コロナが悪いんや。

と、言う訳で、今回はもう少し一般の方にもわかりやすい話題から入ろうと思っていたのですが。なんと三浦建太郎先生が死去したという報に接し、またしても冷静ではいられなくなってしまったではないですか。いや、何となく予感はあったけど、早すぎる、早すぎますぞ、先生。

三浦建太郎と言う人は知ってる人には説明不要なんですが、かんべえ先生の読者には知らない人もそれなり以上にいそうなんで説明しますと、日本はおろか世界中に熱狂的なファンがいるコミック作家なのであります。

その代表作にしてライフワークであるのがダークファンタジー「ベルセルク」。主人公にして壮絶な生い立ちを背負った狂戦士「ガッツ」、その盟友でありながら魔道に堕ちこれを裏切ることになるカリスマ的英雄「グリフィス」。この両者の愛憎ほとばしる闘争を描いた作品です。連載が開始されたのは89年と30年以上前(エヴァより古い!)で、これまで刊行されたコミックは全40巻。この時点で全構想の3分の1なのだそうで、完成すれば大変長大な作品になってたはずだったのですが、これが作者の死によって未完の大作と化してしまったわけです。ああ、悲しい。悲しすぎる。

とにかく、このベルセルク、とんでもない作品なのであります。文字通りの「ダークファンタジー」。世の中にダークファンタジーを名乗る作品は星の数ほどあるのですが、この作品の前にして「ダーク」を名乗るなんておこがましいにもほどがある。それくらい本当にダークなのであります。次々と繰り出されるむごたらしい残虐シーン、殺戮・拷問・凌辱のオンパレード。普通なら目を背けてしまいたくなるようなこんなシーンも、作者の圧倒的な画力でこれを展開されると目をそらすこともできない。そして読み続けていくうちに、こういうシーンがただの猟奇趣味ではなく、表現として紛れもない必然性があるのだと理解した瞬間、読者は否が応にも思い知らされることになるのです。ああ、これは大傑作であり、三浦建太郎は大天才なのだと。三浦建太郎こそ永井豪が開拓したダークな表現世界の領域をこれ以上ないくらい拡張して見せた稀代の才能なのであります。

永井豪は代表作デビルマン終盤のハルマゲドンのシーンを執筆したとき、一コマ書く度にベッドに倒れこむくらい消耗したのだそうで、確かにあのシーンには何かに取り憑かれたような物狂おしいパッションがほとばしっていたのですが、ベルセルクの場合、最初からそう言う高カロリーな作画が延々と続いていたわけで、ああこういう絵を描き続けてると、この人持たないだろうな、作品が終わる前にこの人死んじゃうんじゃないかいな、と言うのはきっと私だけでなくこれを読んだ人の多くが抱いた予感じゃないかと思うんですが、それでも享年54歳ですかあ。早いなあ早すぎるなあ。

特に「ミレニアムファルコン篇」以降は画力がますます上昇して信じられない領域に到達してたし(大友克洋が引退状態の今、日本最高の漫「画家」は三浦建太郎であることに議論の余地はありません)、善良な魔法少女「シールケ」とか、憎めない悪党「髭骸骨」とか癒し系のキャラが登場することで作品世界にも残虐一辺倒じゃない幅が出てきたりで、本当に続きが楽しみだったのに、もう読めないなんて。「宇宙英雄ローダンシリーズ」とか栗本薫の「グインサガ」とか作者が死んだ後も第三者が継続執筆するケースはあるけど、あの画力を引き継げる人なんかいないんだろうなあ。死なれて初めて失ったものの大きさを痛感させられます。

三浦建太郎さんの死は、日本以上に海外で大きな衝撃を持って受け止められているようです。オンラインゲームではガッツを模した黒鎧に超大型の両手剣を持ったキャラが集結し哀悼の意をささげていました。たった一つのゲームサークルを覗くだけでその数、百人は下らない)。アンチクライストな作風なのに欧米の人をここまで魅了しているのか。欧米だけじゃないぞ、中国のオタクからもその死を痛切に悼む声が続出である。こんな残虐無比な作品は、中国じゃ速攻で発禁なのに、きっとこの人たちは海賊版をむさぼるように読んでいたに違いない。それくらい偉大な作品だったのですね、ベルセルクは。

ああ、本当にこのニュースは衝撃です。人の死を聞いて、ここまでの喪失感を味わったのはジョン・レノン以来でしょうか。とにかく「ベルセルク」は未完であるにもかかわらず、いやひょっとしたら未完であるが故に、日本のコミックが到達した孤高の臨界点、孤高のランドマークとして永遠に輝き続けるでしょう。改めてそのご逝去に心から哀悼の意を表するものであります。

2021 523() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 82回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ククナ 3 *横山武史

55

26.6

()栗田徹

1

2

 

スルーセブンシーズ 3 *戸崎圭太

55

32.9

()尾関知人

2

3

 

パープルレディー 3 田辺裕信

55

80.0

()奥村武

2

4

タガノパッション 3 *岩田康誠

55

36.7

()鮫島一歩

3

5

クールキャット 3 *武豊

55

11.5

()奥村武

3

6

 

ウインアグライア 3 和田竜二

55

93.7

()和田雄二

4

7

アカイトリノムスメ 3 *ルメール

55

5.2

()国枝栄

4

8

 

ハギノピリナ 3 藤懸貴志

55

134.7

()高野友和

5

9

ユーバーレーベン 3 M.デム

55

10.8

()手塚貴久

5

10

 

エンスージアズム 3 岩田望来

55

125.0

()安田翔伍

6

11

ソダシ 3 吉田隼人

55

1.9

()須貝尚介

6

12

 

ミヤビハイディ 3 吉田豊

55

266.0

()高橋文雅

7

13

ファインルージュ 3 福永祐一

55

11.5

()木村哲也

7

14

 

ストライプ 3 *柴田善臣

55

272.4

()尾形和幸

7

15

アールドヴィーヴル 3 *松山弘平

55

36.7

()今野貞一

8

16

 

ニーナドレス 3 *藤岡康太

55

46.4

()友道康夫

8

17

スライリー 3 石川裕紀

55

110.7

()相沢郁

8

18

ステラリア 3 *川田将雅

55

13.4

()斉藤崇史


と言う訳で、桜花賞に引き続き3歳牝馬の頂上を決める大一番、オークスなわけです。

いやあ、桜花賞終了後はソダシ・サトノレイナスの二頭軸で簡単じゃんと思ってたんですが、なんとサトノレイナスがダービー参戦で今回不参加。ソダシに恐れをなして逃げたのか、ダービーでも勝てる勝算があるのか。なんか「単なる馬主の見栄・わがまま」と言う気もするのですが、このせいで、非常に難解かつ混沌な一戦となってきました。いや、小幡先生のように「競馬は勝ち馬を決めるもの」と言う思想なら、困ることもないのでしょうが、ソダシの単勝1.9倍ですよ。単勝馬券なんか買えるか!

というわけで、ソダシ頭にするにしても2・3着をどう考えるかが非常に問題かつ難解なのであります。ここは恒例10年トレンドにすがってみましょう。

ヒモ荒れ注意報発令中。オークスのこの10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200524 デアリングタクト 松山弘平

18

4

1

()杉山晴紀

2244

-0.1

 12-12-13

33.1

466

0

160

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマリリン 横山典弘

18

16

7

*()手塚貴久

2245

0.1

 02-02-04

34.0

452

+2

(28.5)

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマイティー 和田竜二

18

7

13

()五十嵐忠

2246

0.2

 05-05-04

34.1

474

+6

(60.5)

   

15020

42410

190519 ラヴズオンリーユー M.デム

18

13

1

()矢作芳人

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

456

0

400

25140

28210

28240

179960

190519 カレンブーケドール 津村明秀

18

10

12

()国枝栄

2228

0.0

 04-04-04

35.1

460

-4

(94.1)

25140

28210

28240

179960

190519 クロノジェネシス 北村友一

18

2

2

()斉藤崇史

2232

0.4

 04-04-05

35.4

432

-2

(4.1)

   

28240

179960

180520 アーモンドアイ ルメール

18

13

1

()国枝栄

2238

-0.3

 06-06-05

33.2

466

+4

170

1190

1410

750

3360

180520 リリーノーブル 川田将雅

18

1

4

()藤岡健一

2241

0.3

 03-03-03

33.9

496

-2

(12.3)

1190

1410

750

3360

180520 ラッキーライラック 石橋脩

18

2

2

()松永幹夫

2244

0.6

 05-04-05

33.9

492

+4

(4.1)

   

750

3360

170521 ソウルスターリング ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

2241

-0.3

 04-02-02

34.1

474

0

240

2290

2790

4600

20130

170521 モズカッチャン 和田竜二

18

1

6

*()鮫島一歩

2244

0.3

 06-06-05

34.1

468

0

(15.0)

2290

2790

4600

20130

170521 アドマイヤミヤビ M.デム

18

16

2

()友道康夫

2248

0.7

 13-13-12

33.9

476

+2

(4.8)

   

4600

20130

160522 シンハライト 池添謙一

18

3

1

()石坂正

2250

-0.0

 14-13-14

33.5

422

-4

200

420

650

2070

5790

160522 チェッキーノ 戸崎圭太

18

13

2

()藤沢和雄

2250

0.0

 13-13-14

33.5

462

-2

(4.0)

420

650

2070

5790

160522 ビッシュ M.デム

18

14

5

*()鹿戸雄一

2251

0.1

 08-08-05

34.1

416

+12

(16.0)

   

2070

5790

150524 ミッキークイーン 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2250

-0.1

 12-09-09

34.0

430

+4

680

1160

3030

4140

20150

150524 ルージュバック 戸崎圭太

18

14

1

()大竹正博

2251

0.1

 05-05-04

34.5

450

+6

(2.7)

1160

3030

4140

20150

150524 クルミナル 池添謙一

18

17

6

()須貝尚介

2252

0.2

 08-06-06

34.4

478

-10

(11.8)

   

4140

20150

140525 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

9

2

()斎藤誠

2258

-0.0

 09-09-08

34.2

444

+6

980

380

1730

1530

12850

140525 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

2258

0.0

 14-16-16

33.6

474

-4

(1.3)

380

1730

1530

12850

140525 バウンスシャッセ 北村宏司

18

5

3

()藤沢和雄

2259

0.1

 07-07-08

34.4

514

-4

(16.4)

   

1530

12850

130519 メイショウマンボ 武幸四郎

18

3

9

()飯田明弘

2252

-0.2

 09-07-07

34.6

478

+10

2850

13880

31120

15610

150480

130519 エバーブロッサム 戸崎圭太

18

13

5

()堀宣行

2254

0.2

 08-09-09

34.6

460

-6

(9.6)

13880

31120

15610

150480

130519 デニムアンドルビー 内田博幸

18

5

1

()角居勝彦

2257

0.5

 17-14-11

34.7

432

0

(3.3)

   

15610

150480

120520 ジェンティルドンナ 川田将雅

18

14

3

*()石坂正

2236

-0.8

 14-14-15

34.2

460

+4

560

820

1900

6640

30610

120520 ヴィルシーナ 内田博幸

18

9

2

()友道康夫

2244

0.8

 08-08-09

35.3

432

-2

(3.6)

820

1900

6640

30610

120520 アイスフォーリス 松岡正海

18

3

9

()相沢郁

2245

0.9

 06-06-07

35.6

458

0

(27.2)

   

6640

30610

110522 エリンコート 後藤浩輝

18

4

7

()笹田和秀

2257

-0.0

 09-07-06

34.5

456

-2

3720

42750

104460

45120

548190

110522 ピュアブリーゼ 柴田善臣

18

18

8

()古賀慎明

2257

0.0

 01-01-01

35.3

436

+2

(39.8)

42750

104460

45120

548190

110522 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

12

2

()田中清隆

2257

0.0

 13-14-12

34.0

452

-2

(3.0)

   

45120

548190

集計期間:2011. 5.22 2020. 5.24

うーん、10年間勝負して当たったのは16年・14年の2回ですか。いくら三連単的中とは言え、もう少し何とかしたいところです。


@1番人気は5−2−1−2と圧倒的な信頼度。16年以降去年まで5連勝中と言うのは恐れ入ります。ここまで信頼度が高いと逆に馬券対象外となった二頭が気になりますが、11年マルセリーナと10年ミッドサマーフェアーですな。逆に言えばこの8年間連続で馬券対象となっているということで、これはとても逆らえません。

A2番人気は1−2−4−3とこれも大変立派。三連馬券を買うときには無視なんかできません。

B3番人気は2−0−1−7と悪いとまでは言えませんが、それでも上記には大きく劣ります。

C二桁人気の超人気薄は30頭中2頭と、これだけ見れば無視してよい数字ですが、問題はその二頭が去年・一昨年のヒモ荒れと言うことで、近年極端なひも荒れ展開にも留意は必要です。

D外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗と、特に強調すべきものはない。

E関東馬は30頭中13頭と、これは他のG1に比べるとかなりな健闘。まぁ、2400mという牝馬未経験な競走ですから、輸送がある馬が強めの調教ができないということの反映なのかもしれません。

F枠順に大きな偏りはない。

G脚質は先行馬による前残りが顕著。但し勝ち馬に限れば差し・追い込みも決まっている。

H過去5年15頭の血統を見ると、ディープが4頭(内勝馬2)とやはりパブリックイメージ通りに強い。他は二頭以上馬券絡みした種牡馬はなく見事にバラバラ。

I過去5年15頭の前走キャリアは、さすがに桜花賞組が8頭(内勝馬4)と過半数を占め、強力。この他ではフローラS組が4頭(同0)と2・3着候補には有力。残念桜花賞である忘れな草賞も2頭(同1)と穴狙いには有効か。


以上から5戦5勝・無敗の桜花賞馬ソダシの取捨が最大のポイント。うーん、本当は逆らいたいし、サトノレイナスが出ていれば、文句なしでこちらを◎にしたと思うんですが、ありとあらゆるコースで勝ってきている、しかもそのうち二つはレコード勝ちという実績は、やはりレイナス抜きのメンバーじゃ逆らえないですねえ。クロフネ産駒のオークス馬というのも違和感ないわけじゃ全然ないんだけど、あのレースセンス、あの勝負根性は大したもので、上記一番人気の信頼度と合わせ、馬券対象を外すことはないと考えます。

こうなると2・3着候補が問題ですな。色々悩んだ末、対抗に選んだのはアカイトリノムスメ。


(A府中は三戦三勝とまさにホームグラウンド。

(B鞍上ルメールに強化。

(C「桜花賞(4着)は力負け」と小幡先生は軽視するが、そうは思えない。成長途上でふわふわした状態でむしろ頑張ったと思う。桜花賞の経験が、この馬を成長させている可能性も大いにあり。父ディープ母アパパネと言う超良血がこの場で炸裂してもおかしくはないのでは。

(D関東馬で輸送がなく万全の体調で臨める。

(E上述の通り2番人気は信頼度高し。


とまあ、サトノレイナスの代替としてはちょっとパンチが足りない気がしますが、それでも展開次第では勝つことまで考えてみたいです。

これに、時々穴をあける忘れな草賞の勝ち馬としてステラリアを▲認定。大外引いた騎手川田と言うのはかなり怖い存在です。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単30点に、〇→◎→その他の3連単8点を加えた38点。その他は桜花賞上位組とフローラS組を中心に選びました。こんなに買ってもガミはほぼ皆無。ヒモ荒れ狙いなんで殆どが万馬券です。

上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<オークス> @ユーバーレーベン、Aアカイトリノムスメ、Bハギノピリナ





○かんべえのつぶやき

――そうなんですよ、私も逆らえなくてソダシから買ったんです。馬単のダブルで、アカイトリノムスメとユーバーレーベンとファインルージュの3頭に流したんです。ところがゴール前、力が違ったんです。勝ったのはゴールドシップ産駒、鞍上はミルコ・デムーロ騎手のユーバーレーベンでした。樫の女王の誕生です。

――2着はアカイトリノムスメ、3着はハギノピリナ。今日は久々の「デムルメ」馬券でしたね。今年の上半期のどこかで、デムーロ騎手は大復活するだろう、とずっと思っていたのですが、ここで取れないのが競馬というもの。久々のG1勝利で嬉しそうでした。心が洗われるような光景でありました。

――ソダシは今日は力が出せませんでしたね。やはり血統的に距離に限界があるのか。あるいは今日はうまく足を溜められなかったのか。「ダートも走ってほしい」なんて声もあることなので、陣営としてはこの後の進路に悩みそうです。


――さて、来週はとうとうダービーであります。3歳牡馬の頂点に立つのはどの馬か。楽しみなんですが、例年、ここまでくると春のG1シリーズもあとわずかなんですよね。でも、来週も盛り上がりましょう。よろしくお願いします。





5月16日(日) ヴィクトリアマイル


えー、かんべえこと吉崎達彦先生が最近やたらエヴァンゲリオンにハマっていることは、他ならぬご自身がブログでやたら語っておられることからも周知のことなのですが、これが本当にディープなハマりようなのであります。

先生とは土日競馬をしながら、やれ当たった、外したとLINEを通じて他愛のない競馬談義をしているのですが、最近送られてくるメッセージが怪しい。「ジェネシスと言う馬が来た。これはEVAですな。」とか「ラミエル(エヴァの敵役である「使徒」の名前)と言う馬が出走しているぞ、これは来るんじゃないか」とか、先生が馬券を考える過程にまでエヴァンゲリオン的アルゴリズムが侵食している感じで、大人になってかかる麻疹は重症化しやすいと申しますが、まさに活動限界を突破し暴走を始めたエヴァンゲリオンと言う感じ。

確かにエヴァンゲリオンは屹立した存在感を放つ傑作です。深読みしようと思えばどこまでも深読み可能、だけどその考察を理路整然と語れば語るほどその本質から遠ざかっていく気がする。こういう奥深さや怪しさを備えた作品は他にはありません。でもねえ、アニメはエヴァだけではないのだよ。他にもすごい傑作と言うのは沢山あるんですよ。

特にこの10年の日本アニメの充実ぶりには目を見張るものがあります。1クルー・3か月で製作されるアニメは40作品以上。年間200近い作品が作られており、それがインターネットの発展により海賊版ではなく正規版として海外にも配信され、多くの人に支持されている。凄い時代になったものです。(いろんな言語に翻訳当ててる人の数だけでもきっと凄いぞ)

日本で爆発的なヒットとなった「劇場版・鬼滅の刃」がアメリカでも大受けしているというのを聞いて最初は大変驚きました。あれって純日本テーストだし、何よりTV版の続編で、いきなりあれを見ても外国人にはわからないだろうって思ってたんですが、ネット配信されたTV版を多くの人が見てすでに予習済みだったんですな。いやあ、おそるべし日本アニメの商品力。これって、ひょっとしたら怪しげなODAよりはるかに強力な外交ツールになるんじゃないでしょうか。中国とか韓国とか対日感情がよろしくない国でも皆さん日本のアニメは夢中になって見ているわけですからね。

上述の通り膨大な作品が製作されており、当然ながらこれは玉石混交なわけで、真面目に語って見たくなる傑作と言うのはごくわずかではあるんですが、最近玉の割合が上昇しているのも驚きです。今放送中のものでも「ODD TAXI」「Vivy」「ゴジラSP」「スパーカブ」の4作品はおそらく作品終了後も世界中の人に語られ続けられる大傑作になる可能性が高い。いやあ、日本のアニメって長年驚くべき低賃金の現場に支えられてきてるわけで、こういう構造だと先は長くないと思っていたんですが、これはどういうことなんですかねえ。CG技術の進歩が作品表現の幅と生産性を高めていると言うのはあるんでしょうが、それだけでは説明がつかんです。

とにかく日本のアニメは凄いのだ。エヴァにハマったかんべえ先生にはさらに活動限界を突破して冥府魔道の世界に進んでいただきたい。「ガールズアンドパンツァー」とか「ブラックラグーン」とか先生が見たらドはまりすると思うんだけどねえ。


2021 516() 2回東京8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 16回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

マジックキャッスル 4 *戸崎圭太

55

10.6

()国枝栄

1

2

 

シゲルピンクダイヤ 5 和田竜二

55

79.1

()渡辺薫彦

2

3

 

クリスティ 4 斎藤新

55

115.5

()杉山晴紀

2

4

 

イベリス 5 酒井学

55

150.6

()角田晃一

3

5

デゼル 4 川田将雅

55

10.7

()友道康夫

3

6

グランアレグリア 5 ルメール

55

1.5

()藤沢和雄

4

7

マルターズディオサ 4 田辺裕信

55

42.2

()手塚貴久

4

8

 

ランブリングアレー 5 *吉田隼人

55

72.7

()友道康夫

5

9

テルツェット 4 M.デム

55

13.4

()和田正一

5

10

レッドベルディエス 5 *石橋脩

55

180.8

()鹿戸雄一

6

11

 

ダノンファンタジー 5 藤岡佑介

55

46.3

()中内田充

6

12

サウンドキアラ 6 松山弘平

55

27.5

()安達昭夫

7

13

*プールヴィル 5 三浦皇成

55

65.2

()庄野靖志

7

14

 

ディアンドル 5 団野大成

55

83.8

()奥村豊

7

15

 

アフランシール 5 *大野拓弥

55

281.7

()尾関知人

8

16

 

リアアメリア 4 福永祐一

55

38.6

()中内田充

8

17

 

スマイルカナ 4 柴田大知

55

56.3

()高橋祥泰

8

18

レシステンシア 4 *武豊

55

7.5

()松下武士



と言う訳で古馬牝馬によるマイル女王決定戦ヴィクトリアマイル、かんべえ師匠言うところの「ヴィクトリア魔居る」なわけです。

取り敢えず恒例10年トレンドを。


狂気の高配当続出 ヴィクトリア魔居るのこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200517 アーモンドアイ 5 ルメール

18

12

1

()国枝栄

1306

-0.7

   04-04

32.9

486

0

140

750

950

2960

7340

200517 サウンドキアラ 5 松山弘平

18

18

4

()安達昭夫

1313

0.7

   03-03

33.8

460

+2

(12.9)

750

950

2960

7340

200517 ノームコア 5 横山典弘

18

16

5

()萩原清

1313

0.7

   07-06

33.2

466

-12

(17.4)

   

2960

7340

190512 ノームコア 4 レーン

18

4

5

()萩原清

1305

-0.0

   07-07

33.2

470

+4

940

3700

7670

35490

175040

190512 プリモシーン 4 福永祐一

18

9

4

()木村哲也

1305

0.0

   10-10

33.0

498

0

(6.4)

3700

7670

35490

175040

190512 クロコスミア 6 戸崎圭太

18

3

11

()西浦勝一

1306

0.1

   05-05

33.5

440

-8

(30.8)

   

35490

175040

180513 ジュールポレール 5 幸英明

18

4

8

()西園正都

1323

-0.0

   08-08

33.3

460

-6

1940

4090

11730

8850

63640

180513 リスグラシュー 4 武豊

18

16

1

()矢作芳人

1323

0.0

   13-13

32.9

450

-2

(4.3)

4090

11730

8850

63640

180513 レッドアヴァンセ 5 北村友一

18

6

7

()音無秀孝

1323

0.0

   04-04

33.6

448

+4

(12.1)

   

8850

63640

170514 アドマイヤリード 4 ルメール

17

5

6

()須貝尚介

1339

-0.2

   12-07

33.4

422

-4

1350

42710

73750

123870

918700

170514 デンコウアンジュ 4 蛯名正義

17

10

11

()荒川義之

1341

0.2

   09-11

33.2

444

0

(67.9)

42710

73750

123870

918700

170514 ジュールポレール 4 幸英明

17

3

7

()西園正都

1341

0.2

   06-07

33.6

452

-2

(17.5)

   

123870

918700

160515 ストレイトガール 7 戸崎圭太

18

13

7

*()藤原英昭

1315

-0.4

   11-10

33.4

466

+2

1770

3510

9790

6090

48310

160515 ミッキークイーン 4 浜中俊

18

10

1

()池江泰寿

1319

0.4

   13-12

33.6

432

0

(3.4)

3510

9790

6090

48310

160515 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

18

15

2

()高野友和

1319

0.4

   13-14

33.5

446

-10

(4.4)

   

6090

48310

150517 ストレイトガール 6 戸崎圭太

18

5

5

()藤原英昭

1319

-0.0

   05-05

33.0

460

0

1410

36880

73990

2860480

20705810

150517 ケイアイエレガント 6 吉田豊

18

7

12

()尾形充弘

1319

0.0

   02-02

34.0

530

+10

(47.4)

36880

73990

2860480

20705810

150517 ミナレット 5 江田照男

18

18

18

()大和田成

1322

0.3

   01-01

35.3

482

+2

(291.8)

   

2860480

20705810

140518 ヴィルシーナ 5 内田博幸

18

14

11

()友道康夫

1323

-0.1

   01-01

34.3

456

-4

2830

8450

28050

50720

407940

140518 メイショウマンボ 4 武幸四郎

18

4

3

()飯田祐史

1324

0.1

   07-07

33.5

486

+6

(5.5)

8450

28050

50720

407940

140518 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

1

6

*()藤原英昭

1324

0.1

   09-11

33.2

456

+2

(13.7)

   

50720

407940

130512 ヴィルシーナ 4 内田博幸

18

11

1

()友道康夫

1324

-0.0

   02-02

34.0

450

-6

310

8030

12600

35770

193570

130512 ホエールキャプチャ 5 蛯名正義

18

8

12

()田中清隆

1324

0.0

   10-10

33.4

474

+2

(44.0)

8030

12600

35770

193570

130512 マイネイサベル 5 柴田大知

18

1

5

()水野貴広

1325

0.1

   03-02

34.1

478

-6

(13.9)

   

35770

193570

120513 ホエールキャプチャ 4 横山典弘

18

12

4

()田中清隆

1324

-0.1

   03-03

33.8

470

0

720

5510

10720

10790

75320

120513 ドナウブルー 4 ウィリア

18

16

7

()石坂正

1325

0.1

   02-02

34.1

432

+12

(14.0)

5510

10720

10790

75320

120513 マルセリーナ 4 田辺裕信

18

1

3

()松田博資

1327

0.3

   13-13

33.5

448

+2

(6.8)

   

10790

75320

110515 アパパネ 4 蛯名正義

17

16

2

()国枝栄

1319

-0.0

   09-11

34.3

490

0

410

230

740

620

3620

110515 ブエナビスタ 5 岩田康誠

17

13

1

()松田博資

1319

0.0

   13-13

34.0

460

 

(1.5)

230

740

620

3620

110515 レディアルバローザ 4 福永祐一

17

4

3

()笹田和秀

1320

0.1

   03-03

35.0

478

-4

(11.7)

   

620

3620

集計期間:2011. 5.15 2020. 5.17

うーん、凄いですねえ。2年に一度は発狂したような超特大配当。15年なんか3連単8桁です。比較的穏やかだった去年だって日本の至宝アーモンドアイが人気通り1着になったことを考えれば、かなりついてますし。

まぁ、こういう凄まじい難解レースではありますが、20年・18年・16年と三回的中している私としては苦手意識はあまりない。これは10年トレンドが有効に機能している数少ないレースでもあります。さっそく見ていきましょう。


@1番人気は2−3−0−5と連対率50%で馬連軸としての信頼度はかなり高い。但し勝率はいまいちで単馬券頭には?です。

A2番人気は1−0−1−8と大幅割引。

B3番人気は0−1−2−7とこれも過大視禁物。

C上記の通り上位人気の勝率はせいぜい3割で、4〜7番人気の台頭が目立つ。

D二桁人気の超人気薄は30頭中6頭と思いのほか多くはない。ただ、こういう馬が3着に引っかかるだけならまだしも、2着、酷いときには1着にまで台頭してくるから始末が悪い。上記高額配当はこういう事象の反映でもあります。

E外国人ジョッキーは30頭中4頭に騎乗で、過大視は禁物。

F関東馬は30頭中10頭と開催場所を考えれば振るわないが、この2年は急激に台頭。

G枠順は大きな偏りなし。敢えて言えば外がいいか。

H脚質は先行・差しが大優勢。極端な追い込みが決まることは皆無。逃げ馬にも厳しいが殿人気で3着に粘った15年ミナレットの印象は強烈。因みに脚質のいかんを問わず、上りを33秒台でまとめることのできる末脚は必須です。

Iリピーター多し。とにかくこのレースで上位に来て、その後パッとしない成績を続け人気を大幅に落とした馬が翌年また激走ということの繰り返し。←ここ、重要なポイント。

J上位馬の年齢別構成は4歳馬14頭(内勝馬5)、5歳馬12頭(同3)、6歳馬3頭(同1)、7歳馬1頭(同1)と圧倒的に若い馬が有利。まぁ、6・7歳の勝馬ってストレイトガールのリピートで、お世話になりましたが、彼女は相当特殊なキャラだったんでしょう。

K過去5年15頭の血統はディープが7頭とほぼ半数で、まさにディープ祭りの様相(但し勝ったのはジュールポレーヌのみ)。まぁ、今年も18頭中10頭がディープ産駒なんでディープのワンツースリーなんてことも大いにありそうです。

L過去5年15頭の前走キャリアは阪神牝馬S組が9頭(内勝馬3)と阪神牝馬組を買っていればまず間違いない状況。


上記から考えたのが冒頭の印となります。(因みに明日の東京の天気は何とか持つという予報で良馬場・もしくは稍重前提の予想です)

圧倒的1番人気に推されるグランアレグリアの取捨が第一のポイントとなってきますが、さすがに能力値が桁外れなわけで、これを切れるはずがありません。馬場が大幅に渋るとか、道中尋常じゃない不利を受けるとか、そういう事態がなければ、同じ牝馬相手に後手を踏むとは思えませんなあ。いや、本当は上記トレンドに即し2着付の馬券も買ってみたい気がしますが、さすがにそれだとガミの嵐ですので、ここは1着固定で考えましょう。

対抗はリピーター重視でサウンドキアラ。去年の二着馬もその後不甲斐ない成績のオンパレードで、現在単勝27倍の6番人気。こういう馬がやたら穴をあけまくっているのがこのレースで、この理屈で過去3回的中をゲットしてきた私としては、この対抗は譲れません。

これに、阪神牝馬上位の▲デゼル・☆マジックキャッスルが2着候補。おっと、◎〇▲☆すべてがディープインパクトですな。まぁ、上述の通り出走の過半数がディープなんで仕方ないあるね。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点。

まぁ、2番人気レシステンシアが絡むと涙のガミ馬券となりますが、逃げ馬の彼女が大外引いてどんな競馬をするのか見当がつきません。実績から来られてもおかしくはないですが、えらく見込まれた人気でもあり、来たらあきらめるしかない。

その他は末の鋭い所と阪神牝馬S組を中心に選びました。特に注認定した3頭(阪神牝馬を32秒台の上りでまとめ4着したプールヴィル、重賞未勝利のブービー人気ながら切れ味だけはグランアレグリア級レッドベルディエス、人気薄の時に限って好走するマルターズオデッサじゃないやディオサ)が馬券に絡むと大変愉快な馬券になりますし、過去こういう馬はたくさん来てますんでそれなり以上の現実性があると考える次第です。



上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<ヴィクトリアマイルC> @グランアレグリア、Aランブリングアレー、Bマジックキャッスル





○かんべえのつぶやき

――今年もグリーンチャンネルの実況中継は、小林雅巳アナ(ラジオ日経)でした。昨年は
「現役最強馬、アーモンドアイここにあり!」とコールしてました。今年のコールは、「強い。それはなぜか。それはこの馬がグランアレグリアだからです!」でした。いや、痺れました。G1実況はやはり小林アナに限ります。

――まったく去年と同じレースを見ているようでありました。最後の坂を超えたところで、楽々と馬群を抜けたことが。そして2着に4馬身差をつけたことも。さらに鞍上がクリストフ・ルメール騎手であったことも。グランアレグリアがアーモンドアイに入れ替わっただけでした。

――そして2着は10番人気のランブリングアレー、3着は5番人気のマジックキャッスル。3連単は2万8750円と、今年も高配当でした。いや、頭の予想は当たっていても、馬券が取れないことも昨年と同じでありました。やっぱりヴィクトリアは「魔居る」なんだなあ。


――馬券王先生が言っていた通り、1−2−3着はそろってディープインパクト産駒でした。まったくすごいウマ娘たちですな。しっかし馬券は取れないなあ・・・この春のG1は桜花賞のソダシだけか。とほほほほ。

――さて、来週はオークス、再来週はダービー。その次は安田記念。G1シリーズはまだ3週も続きます。馬券王先生、どうぞよろしくお願いします。いやまあ、アニメの世界のご指南も感謝しては折るのですが・・・。





5月9日(日) NHKマイルカップ


☆曲がったことの大嫌いな硬骨漢。令和の「坊ちゃん」ランドオブリバティさんからのお便り


Q:とにかくまっすぐに生きたいんです。

馬券王先生こんにちは。私は明日NHKマイル高校の受験を控えた受験生です。今回、私の悩みを聞いていただきたくお便りしました。

祖父譲りの無鉄砲で子供のころから損ばかりしています。小学校の卒業試験であるホープフルSで最終コーナーを曲がらずに直進し、乗っていた騎手を振り落とし一週間ほど腰を抜かさせたことがあります。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかもしれませんが、別段深い理由があるわけでもありません。レースで先頭を走っていたら後ろにいた同級生の一人が冗談に、いくら上位人気でもそこからまっすぐ走ることは出来まい。弱虫やーい。と囃したからです。その夜、祖父が夢枕に立ち、大きな眼をして逸走して騎手を振り落とす奴があるかと云ったから、この次は振り落とさずに逸走して見せますと答えました。

とにかく私は曲がったことが大嫌いなのです。まっすぐに生きたいのです。曲がるくらいなら死んだほうがましなのです。それなのに何故中山と言うところはあのように貧乏くさく小回りに曲がりくねっているのでしょう。翌年スプリングSでまたあんな狭い所を4回も曲がらされた私はモチベーションが下がりまくり、結果成績も惨憺たるものに終わってしまいました。ああ、嫌だ、田舎の貧乏くさい小回りは本当に嫌だ。

そんな私を見かねたのか、担任の鹿戸先生が私に東京の受験先を用意してくれました。中山のような貧乏くさい田舎と違って広々とした舞台で曲がるのも二回だけでよいのだそうです。お気持ちは大変うれしいのですが、私の内心は複雑です。だって、それでも二回も曲がらなくてはならないんですよ。曲がることは私の人生信条に反します。私はまっすぐに生きたいのです。明日の受験を控え、コーナーの悪夢にさいなまれる私はどうしたらよいのでしょうか。


A:お答え

お便りありがとうございます。このコーナーもエアグルーヴさんの専用コーナーみたいになってまして、新機軸と言うのが欲しくてしょうがなかったのですが、さりとて、最近の実績馬は優等生ぞろいで、なかなか「キャラの立った」存在と言うのがおりません。そのような中、貴方のような破格の「やらかしキャラ」が現れたことは大変にありがたく、喜ばしいことです。

さて、冒頭のお便りは読む人の大半がお察しの通り、夏目漱石の「坊ちゃん」を原典としておりますが、この「坊ちゃん」、なかなかに面白い小説です。

最初に読んだのは小学生の時ですか。その時は「竹を割ったような気性」の好漢「坊ちゃん」が悪漢赤シャツをとっちめる、痛快無比なユーモア小説という印象で、すっかりはまった私はそれをネタに読書感想文を三回くらい書いた記憶があります。ところが、中学になって読み返してみるとかなり印象が変わってきます。坊ちゃんと言うのは田舎の人を見下した本当に嫌な都会人で、あれだけ馬鹿にされ、蔑まれながら観光地の土産物売り場に「坊ちゃん饅頭」とか「マドンナタルト」とかを並べる松山の人の度量の広さには感涙頬を伝うを禁じえませんでした。そもそも気にいらない上司に卵を投げつけてそのまま東京に帰ってしまうなんて、「夜の校舎窓ガラス壊して回った」ロック歌手も涙ぐむ幼い行為と言わねばならず、つまるところ「坊ちゃん」と言うのは敗残者以外の何者でもないではないですか。

そして、またしても「ところが」なのですが、大学に入って再会した「坊ちゃん」は更に新しい顔を現わします。旗本の末裔である「坊ちゃん」が、会津の山嵐と徒党を組み、明治のエリートである赤シャツに私的制裁を加えると言うのは、その時代としてかなり「ヤバい」お話であることは想像に難くなく、その上、これを書いた漱石が明治政府に手厚く遇された赤シャツ的エリート(「帝大卒の文学士」赤シャツのモデルはどう見ても漱石本人です)であることを考えると、これはもう一筋縄にはいきません。明治有数の知性であった漱石がこれを書きながら、何を考え、何にカタルシスを求めたのか。こういう読み方は小中学校の時にはできなかったわけで、読み手の成長に合わせ、色々な顔を現す作品を書き上げた漱石は紛れもない「文豪」と言えましょう。

話が大幅にそれました、ご相談の件に戻りましょう。ホープフルでの貴方の逸走は本当に衝撃的でした。これに似た事例としては阪神大賞典でのオルフェーブルの逸走がありますが、あの時のオルフェはその後二着まで追い上げるというこれはこれで凄いパフォーマンスであったのに対し、貴方の場合は騎手を振り落としてそのまま競走中止ですからね。G1競走で二番人気に推されながらああいう行為に走るのは、これ前代未聞と言いますか、あのレースであなたを対抗扱いとしていた私としても、これはもう恨み骨髄なわけです。

そもそも、「祖父譲りの無鉄砲」と言いますが、祖父サンデーさんは確かにやんちゃキャラだったのですが、貴方のお父さんディープインパクトはサンデー系の中でも数少ない優等生、その血を引く数々の優秀馬はその優等生的資質を受け継いでいるのに、ステイゴールド系ならいざ知らず、本来なら赤シャツ的エリートであるはずの貴方がなぜああいうやらかしをするのか大変不思議です。思えばホープフルの勝ち馬ダノンザキッドが皐月賞で一番人気に推されながらブービー負けをしているし、ホープフルのメンバーって心に闇を抱えた連中の総決起集会だったのでしょうか。

これまで上位人気を獲得し続けてきた貴方ですが、明日のNHKマイルは現在単勝20倍の8番人気。ホープフル以降の迷走状態に愛想をつかし、さすがに皆さん貴方を見放したようです。皐月賞に比べるとメンバーの質が落ちる中でのこの評価には落涙を禁じえませんが、さりとて、穴党の私としてはこれに妙味を感じているのも事実です。色々文句も言いましたが、ホープフルまでの貴方の活躍は大変素晴らしか