上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」
2月23日(日) フェブラリーステークス
えー、お久しぶりです。早いもので25年のG1シーズン到来と相成りました。これから夏場の宝塚記念までよろしくお付き合いのほどお願いいたします。
しかし、「早いもの」などと言いながら、昨年末のホープフルSからわずか二か月しか経過していないというのに、この間色々ありましたなあ。特に新年発足したアメリカ・トランプ政権がいきなり暴れまくっているわけで、これはもう怒涛の展開なのであります。選挙公約を矢継ぎ早に有言実行しているという意味では偉いと言えば偉いのでしょうが、やりかたに品がないというか、滅茶苦茶ですよねえ。かんべえ先生はじめ、アメリカ政治を専門にしている方々はたまらないでしょうね、これ。
トランプ政権の状況と今後の展開については、かんべえ先生が今週の溜池通信で大変分かりやすくまとめてくれてますから、こちらを参照いただくとして、日本の方はどうかと言えば、これはもっと下世話な部分で怒涛の展開となっております。大物芸能人の性スキャンダルに端を発した騒動がTV放送局に飛び火して、これが大炎上している。放送局幹部の方々は会社の大黒柱だけは守り抜こうと必死にあがいているようですが、なんか大黒柱ごと全焼してしまいそうな様相で、バブル期に肩で風切っていたこの会社の昔を知るものとしてはつくずく感慨深い。まぁ、アメリカとヨーロッパに降ってわいたような緊張に比べればのどかなものでありますが。。
いやあ、私、既存のメディアを「オールドメディア」とか「マスゴミ」とか罵って溜飲下げる行為は非常に下品なものと思っていたんですよ。TV局とか新聞社が昔の既得権に胡坐をかいて腐敗しているのは事実ですが、それが気に入らないからと言って、立花孝志みたいなトランプより品性下劣な「インフルエンサー」の言うことを真に受けて投票所に向かうなんてこれはいかがなものかと。
でもねえ、そういう気持ちも最近になって分かってきました。サッカーの三苫薫がイングランドプレミアリーグでとんでもないゴールを二週連続で決めたのに、これを報じるTV局は私が知る限り皆無であり、その代わりドジャースの大谷と山本が愛犬と戯れる映像を流しまくっているわけです。いくらなんでもこれはねえだろう。
世界最高峰のプレミアリーグで、しかもBIG6と言われる名門チームの一角チェルシー相手に三苫はとんでもないゴールを決めたのです。あれは目の肥えたイングランドのサッカーファン全員がぶったまげた年度最優秀のゴールなのです。あれが出来るのは現役選手ではおそらくメッシくらいではないでしょうか。日本の選手がそんなとんでもないことをしたのに、何故これを報じないのだ。「視聴者はサッカーより野球が好きなんだ。三苫より大谷が好きなんだ。」と彼らは言うかもしれない。仮にそれが事実だとしても、報じるべき価値のあるものは報じるべきなのだ。そんなことをやっているから、君たちがおもねっているつもりの視聴者の歓心を立花孝志なんかに奪われるのだ。
というわけで、なんか義憤モードに囚われている今日この頃なのであります。
2025年 2月23日(日) 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 第42回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m
枠 |
番 |
印 |
馬名 |
性齢 |
替 騎手 |
斤量 |
単勝 |
調教師 |
1 |
1 |
▲ |
エンペラーワケア |
牡5
|
*横山武史 |
58 |
4.3 |
(栗)杉山晴紀 |
B1 |
2 |
|
タガノビューティー |
牡8
|
石橋脩 |
58 |
45.0 |
(栗)西園正都 |
B2 |
3 |
|
ミトノオー |
牡5
|
*田辺裕信 |
58 |
117.3 |
(美)牧光二 |
2 |
4 |
|
ウィリアムバローズ |
牡7
|
*岩田望来 |
58 |
64.1 |
(栗)上村洋行 |
3 |
5 |
|
アーテルアストレア |
牝6
|
*横山典弘 |
56 |
32.8 |
(栗)橋口慎介 |
3 |
6 |
注 |
メイショウハリオ |
牡8
|
浜中俊 |
58 |
49.9 |
(栗)岡田稲男 |
B4 |
7 |
☆ |
サンデーファンデー |
牡5
|
鮫島克駿 |
58 |
23.9 |
(栗)音無秀孝 |
4 |
8 |
○ |
ドゥラエレーデ |
牡5
|
*横山和生 |
58 |
24.7 |
(栗)池添学 |
5 |
9 |
◎ |
コスタノヴァ |
牡5
|
*キング |
58 |
4.5 |
(美)木村哲也 |
5 |
10 |
|
アンモシエラ |
牝4
|
*吉田豊 |
56 |
77.6 |
(栗)松永幹夫 |
B6 |
11 |
△ |
ペプチドナイル |
牡7
|
藤岡佑介 |
58 |
7.2 |
(栗)武英智 |
6 |
12 |
△ |
サンライズジパング |
牡4
|
*幸英明 |
58 |
7.6 |
(栗)音無秀孝 |
7 |
13 |
|
デルマソトガケ |
牡5
|
松若風馬 |
58 |
53.3 |
(栗)音無秀孝 |
7 |
14 |
△ |
ミッキーファイト |
牡4
|
戸崎圭太 |
58 |
4.4 |
(美)田中博康 |
8 |
15 |
|
ガイアフォース |
牡6
|
長岡禎仁 |
58 |
10.4 |
(栗)杉山晴紀 |
8 |
16 |
|
ヘリオス |
セ9
|
*原優介 |
58 |
195.9 |
[地]工藤真司 |
というわけで、フェブラリーSであります。今年も16頭フルゲートの大盛況であります。本年初めてのG1競走ということで何とか的中させたいものであります。
早速恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。
日付 |
馬名 |
性齢 |
騎手 |
頭数 |
馬番 |
人気 |
着順 |
馬場状態 |
調教師 |
走破タイム |
着差タイム |
通過順 |
上り3F |
馬体重 |
馬体重増減 |
単勝配当 |
馬連 |
馬単 |
3連複 |
3連単 |
240218 |
ペプチドナイル |
牡6 |
藤岡佑介 |
16 |
9 |
11 |
1 |
良 |
(栗)武英智 |
1357 |
-0.2 |
04-04 |
37.5 |
528 |
-6 |
3800 |
27850 |
62030 |
197060 |
1530500 |
240218 |
ガイアフォース |
牡5 |
長岡禎仁 |
16 |
7 |
5 |
2 |
良 |
(栗)杉山晴紀 |
1359 |
0.2 |
08-08 |
37.2 |
494 |
-6 |
(13.0) |
27850 |
62030 |
197060 |
1530500 |
240218 |
セキフウ |
牡5 |
武豊 |
16 |
8 |
13 |
3 |
良 |
(栗)武幸四郎 |
1359 |
0.2 |
14-14 |
36.4 |
490 |
-9 |
(48.2) |
|
|
197060 |
1530500 |
230219 |
$レモンポップ |
牡5 |
坂井瑠星 |
16 |
7 |
1 |
1 |
良 |
(美)田中博康 |
1356 |
-0.2 |
04-04 |
36.3 |
518 |
-4 |
220 |
970 |
1420 |
2630 |
7700 |
230219 |
レッドルゼル |
牡7 |
川田将雅 |
16 |
15 |
3 |
2 |
良 |
(栗)安田隆行 |
1358 |
0.2 |
14-14 |
35.7 |
488 |
0 |
(9.0) |
970 |
1420 |
2630 |
7700 |
230219 |
メイショウハリオ |
牡6 |
浜中俊 |
16 |
6 |
4 |
3 |
良 |
(栗)岡田稲男 |
1362 |
0.6 |
16-16 |
35.8 |
508 |
+6 |
(10.7) |
|
|
2630 |
7700 |
220220 |
$カフェファラオ |
牡5 |
福永祐一 |
16 |
6 |
2 |
1 |
重 |
(美)堀宣行 |
1338 |
-0.4 |
04-03 |
34.3 |
526 |
+6 |
510 |
2640 |
4690 |
16200 |
76940 |
220220 |
テイエムサウスダン |
牡5 |
岩田康誠 |
16 |
15 |
5 |
2 |
重 |
(栗)飯田雄三 |
1342 |
0.4 |
01-01 |
35.0 |
546 |
-8 |
(8.9) |
2640 |
4690 |
16200 |
76940 |
220220 |
ソダシ |
牝4 |
吉田隼人 |
16 |
11 |
4 |
3 |
重 |
*(栗)須貝尚介 |
1343 |
0.5 |
02-02 |
34.9 |
476 |
+6 |
(8.2) |
|
|
16200 |
76940 |
210221 |
$カフェファラオ |
牡4 |
ルメール |
16 |
3 |
1 |
1 |
良 |
(美)堀宣行 |
1344 |
-0.1 |
03-03 |
35.6 |
514 |
+10 |
330 |
6620 |
9300 |
24940 |
101710 |
210221 |
エアスピネル |
牡8 |
鮫島克駿 |
16 |
10 |
9 |
2 |
良 |
(栗)笹田和秀 |
1345 |
0.1 |
10-09 |
35.2 |
488 |
-4 |
(28.0) |
6620 |
9300 |
24940 |
101710 |
210221 |
ワンダーリーデル |
牡8 |
横山典弘 |
16 |
7 |
8 |
3 |
良 |
(栗)安田翔伍 |
1348 |
0.4 |
07-04 |
35.7 |
534 |
+2 |
(19.3) |
|
|
24940 |
101710 |
200223 |
$モズアスコット |
牡6 |
ルメール |
16 |
12 |
1 |
1 |
良 |
(栗)矢作芳人 |
1352 |
-0.4 |
08-08 |
35.4 |
494 |
0 |
280 |
36230 |
46980 |
95310 |
464920 |
200223 |
ケイティブレイブ |
牡7 |
長岡禎仁 |
16 |
15 |
16 |
2 |
良 |
(栗)杉山晴紀 |
1356 |
0.4 |
09-09 |
35.6 |
524 |
+4 |
(142.6) |
36230 |
46980 |
95310 |
464920 |
200223 |
サンライズノヴァ |
牡6 |
松山弘平 |
16 |
9 |
3 |
3 |
良 |
(栗)音無秀孝 |
1358 |
0.6 |
12-13 |
35.3 |
534 |
+10 |
(6.8) |
|
|
95310 |
464920 |
190217 |
インティ |
牡5 |
武豊 |
14 |
6 |
1 |
1 |
良 |
*(栗)野中賢二 |
1356 |
-0.0 |
01-01 |
35.4 |
514 |
0 |
260 |
430 |
750 |
2310 |
6620 |
190217 |
ゴールドドリーム |
牡6 |
ルメール |
14 |
3 |
2 |
2 |
良 |
(栗)平田修 |
1356 |
0.0 |
06-06 |
34.8 |
528 |
+14 |
(3.0) |
430 |
750 |
2310 |
6620 |
190217 |
ユラノト |
牡5 |
福永祐一 |
14 |
2 |
8 |
3 |
良 |
(栗)松田国英 |
1363 |
0.7 |
06-06 |
35.5 |
508 |
+2 |
(31.6) |
|
|
2310 |
6620 |
180218 |
ノンコノユメ |
セ6 |
内田博幸 |
16 |
12 |
4 |
1 |
良 |
(美)加藤征弘 |
1360 |
-0.0 |
14-13 |
36.1 |
450 |
-6 |
1070 |
1140 |
3530 |
6540 |
41560 |
180218 |
ゴールドドリーム |
牡5 |
ムーア |
16 |
14 |
1 |
2 |
良 |
(栗)平田修 |
1360 |
0.0 |
10-08 |
36.4 |
524 |
-14 |
(2.1) |
1140 |
3530 |
6540 |
41560 |
180218 |
インカンテーション |
牡8 |
三浦皇成 |
16 |
6 |
6 |
3 |
良 |
(栗)羽月友彦 |
1361 |
0.1 |
07-06 |
36.7 |
512 |
+5 |
(20.0) |
|
|
6540 |
41560 |
170219 |
ゴールドドリーム |
牡4 |
M.デム |
16 |
3 |
2 |
1 |
良 |
(栗)平田修 |
1351 |
-0.0 |
09-08 |
35.6 |
520 |
+4 |
500 |
1470 |
2520 |
2140 |
9240 |
170219 |
$ベストウォーリア |
牡7 |
戸崎圭太 |
16 |
9 |
5 |
2 |
良 |
*(栗)石坂正 |
1351 |
0.0 |
08-06 |
35.7 |
516 |
-4 |
(7.6) |
1470 |
2520 |
2140 |
9240 |
170219 |
カフジテイク |
牡5 |
津村明秀 |
16 |
10 |
1 |
3 |
良 |
(栗)湯窪幸雄 |
1352 |
0.1 |
14-16 |
34.9 |
486 |
+2 |
(4.5) |
|
|
2140 |
9240 |
160221 |
$モーニン |
牡4 |
M.デム |
16 |
14 |
2 |
1 |
重 |
*(栗)石坂正 |
1340 |
-0.2 |
04-04 |
35.2 |
522 |
-4 |
510 |
680 |
1510 |
3820 |
16010 |
160221 |
ノンコノユメ |
牡4 |
ルメール |
16 |
7 |
1 |
2 |
重 |
(美)加藤征弘 |
1342 |
0.2 |
13-12 |
34.7 |
454 |
+2 |
(2.4) |
680 |
1510 |
3820 |
16010 |
160221 |
アスカノロマン |
牡5 |
太宰啓介 |
16 |
4 |
7 |
3 |
重 |
(栗)川村禎彦 |
1342 |
0.2 |
10-09 |
34.9 |
524 |
-2 |
(18.1) |
|
|
3820 |
16010 |
150222 |
コパノリッキー |
牡5 |
武豊 |
16 |
4 |
1 |
1 |
良 |
(栗)村山明 |
1363 |
-0.1 |
02-02 |
36.2 |
536 |
-2 |
210 |
1570 |
2100 |
3060 |
12370 |
150222 |
インカンテーション |
牡5 |
内田博幸 |
16 |
14 |
5 |
2 |
良 |
(栗)羽月友彦 |
1364 |
0.1 |
04-03 |
36.2 |
488 |
-8 |
(13.8) |
1570 |
2100 |
3060 |
12370 |
150222 |
$ベストウォーリア |
牡5 |
戸崎圭太 |
16 |
10 |
3 |
3 |
良 |
(栗)石坂正 |
1365 |
0.2 |
08-08 |
36.1 |
512 |
+6 |
(6.4) |
|
|
3060 |
12370 |
集計期間:2015. 2.22 〜 2024. 2.18
うーん、10年振り返って的中は22年、19年の二回。内22年は万馬券ですが、それでも累計収支は若干の赤字であります。「10年トレンド」を活用して今年も何とか大きいのを当てたいものでありますが、一つ懸念事項がありまして。
この競走、コース変更もなく10年フルの信頼できるデータがあるのではありますが、レース自体に変わりがないものの、外的要因に大きな変動があり、その影響をどう把握するべきかが難しいのであります。具体的には同日サウジで大きな大会が開催され、有力馬が全部そちらに行くというのが去年からのトレンドなんですね。
サウジCの開催自体は5年前からなんですが、一昨年この大会をパンサラッサが勝ってしまったことが大きい。芝が主戦場で「名脇役」認定はされるものの、決して一流馬とみなされていなかった彼がよりによってダートで優勝賞金1000万$(最近の円安トレンドを考えればフェブラリーSの優勝賞金12倍超!)のレースを勝ってしまった。これを見て日本のダートの強力どころが全員フェブラリーSをシカトして、こちらに参戦するようになった結果、特に去年からフェブラリーSの空洞化が顕著になったのであります。今年のメンバーを見てください。G1馬はドゥラエレーデ、ペプチドナイルの二頭のみで、しかもこの二頭「ダメG1馬」のにおいが強烈に漂う存在。出れば圧倒的な人気になっていたはずのフォエバーヤングもウシュバテソーロもウイルソンテソーロもいません。皆サウジに出張です。
競走馬だけじゃないですぞ。有力騎手もそろってサウジに出張なのです。ルメールがいません。川田もいません。坂井も武も松山もいません。人馬そろって流出で、今週の日本は出がらし状態なのです。改めて出馬表を見ていただきたい。このレースはもう体感G3なのです。こんな状況では開催日を変更するかこのレースをG2に降格するかしかないと思うのですが、JRAはどう考えているのでしょう。
というわけで、メンバーの質の低下と言うことを考えれば事実上「1年トレンド」な本レース、そういう前提でこの10年のトレンドを見ていきましょう。
@1番人気は5−2−1−2と圧倒的な信頼度。こういうのを見ると馬券圏外に飛んだ2頭が気になりますが、24年オメガギネス(14着)と22年レッドルゼル(6着)であります。二頭とも最近のレースで飛んでいるのが示唆的で、上記構造変化を考えた場合、1番人気を過信することは危険な感じもします。
A2番人気は3−1−0−6とこれは馬連もしくは馬単軸向き。
B3番人気は0−1−1−8と大きく信頼度が低下。
C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中3頭ですが、内二頭が去年の1・3着であることを考えれば、やはり空洞化の影響が懸念されます。今年も荒れる可能性高し。
D外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上。内4鞍がルメールだけど、上述の通り今年彼は出張中。尚、この三年間外国人ジョッキーの出番はありません。
E牝馬は22年3着のソダシ以外皆無。
F府中開催なのに関西馬天国。関東馬は30頭中5頭のみ。
Gリピーター傾向は特に近年皆無。
H枠順は中から外が良い。
I脚質は先行馬が優位。追い込み馬は2・3着まで。
J馬体重は18年の勝馬ノンコノユメを除きすべて470kg超。
K上位馬の年齢別構成は、4歳馬5頭(内勝馬3)、5歳馬13頭(同4)、6歳馬6頭(同3)、7歳超6頭(同0)と基本若い馬が優位だが、高齢馬も2・3着ならあり。
L過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。ただし面白いのは勝馬5頭のうち4頭が外国産馬であることなんだけど、今年は外国産馬の出走はない。
M過去5年15頭の前走キャリアは、根岸S組4頭(内勝馬2)とチャンピオンC組頭(内勝馬2)が双璧。
上記から本命は◎コスタノヴァ。買い要因は以下の通り。
(1)このレースと相性の良い根岸Sを圧勝して参戦。
(2)府中コースは5−0−0−0とまさに鬼。
(3)マイル実績も3−0−0−0と申し分なし。
(4)好位差しの脚質を考えると良い枠を引いた。
と、これだけあれば逆らえません。関東馬であること、実績乏しい3番人気であることが気になりますが、まぁ、事実上「1年トレンド」であることを考えれば気にしないことにします。
対抗は〇ドゥラエレーデ。まぁ、ドゥラメンテ産駒びいきと言えばそれまでなんですが、ダメG1馬認定が相当な彼でも、こんなに人気がない(25倍の9番人気)と話は変わってきます。人気がないときの彼は走るんです。
馬券は◎軸の三連複21点。ガミが二点ありますが半分以上は万馬券。まぁ、事実上の「1年トレンド」と言うことで自信もそれほどなく、買うのは少額ですが、大きな配当当たればいいな。いでよ、万券!!
と、ここまでサウジの中継を見ながら書いていたんですが、すごかったですね、サウジカップは。日本のエース・フォーエバーヤングが、香港の雄・ロマンチックウオリアーと他馬を大きく引き離す壮絶なマッチレースの末、見事優勝。ロマンチックウォリアーもダートがどうかと思ったけど滅茶苦茶強いですね。いやあ、三苫のゴール同様すごいものを見せてもらいました。実に素晴らしい名勝負でした。
サウジカップだけじゃないですぞ。ネオムターフCではシンエンペラーが、1351ターフスプリントではアスコリビチェーノが、レッドシーターフHではビザンチンドリームが見事優勝。日本馬が大暴れであります。こんな調子じゃ来年以降も人馬の流出が止まらないでしょうな。本当に来年以降フェブラリーSの開催をどうするんだろうJRA。。
○今日の結果
<フェブラリーステークス> @コスタノヴァ (キング) Aサンライズジパング (幸) Bミッキーファイト (戸崎)
○かんべえのつぶやき
――いやあ、コスタノヴァが強かった。今日は府中競馬場で見ていたのですが、ゴール前では4.8万人の声がド〜ッと盛り上がって、実況の声が聞こえないほどでした。久々に感じるリアルな興奮。今日は天気も良くて、スタンドからは富士山がくっきり見えました。
――勝った瞬間に、「JRAの平場G1レース、初の女性ジョッキー勝利!」とのコールがあり、あ、そうだそうだ。レイチェル・キング姐さん、今日も朝からずっと絶好調で、9RのヒヤシンスSで勝った以外に2着が4回も。というか、今年の彼女は昨日までに既に10勝を挙げ、リーディング・ジョッキーの12位なんですわ。
――そもそもキング姐さんは、主戦場の豪州ではG1レースを5回も勝っている。だったら日本で勝ってもごく普通なことですわな。とはいえ、これは歴史が刻まれた瞬間である。ホントだったら藤田奈七子ちゃんあたりにやってほしかった快挙ではあるけれども、とにかくおめでとうございます。
――今日はですな、朝から全然当たらないものだから、メインレースは馬券王先生の予想に丸乗りしたのです。そうしたらこれが大正解。1番人気はミッキーファイト、3番人気のエンペラーワケア、6番人気のガイアフォースなど、いろいろ迷ったのですが、軸馬はコスタノヴァでありましたな。2着には5番人気のサンライズジパングが入りました。
――今日はもうひとつ、サウジカップでフォーエバーヤングが勝利するという「歴史」もありました。賞金はなんと1000万ドル。鞍上の坂井瑠星騎手は7500万円ゲットです(1ドル=150円)。それに比べて、フェブラリーステークスの賞金は1億2000万円ですから、キング姐さんの取り分は600万円。うーん、同じダートのレースとはいえ、ずいぶん違いますなあ。
――ともあれ、馬券王先生に感謝であります。幸先いいですね。今年は是非、勝ちまくっていただきたいと思います。
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by Tatsuhiko Yoshizaki