●上海馬券王のページ


上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2009年 上半期のレース考






6月28日(日)

☆これより、2009年上半期馬券予想の一件に関し、詮議をいたす。一同の者、面(おもて)を上げい。さて、上海屋馬券衛門、その方、性懲りもなく「馬券王」なる分不相応な肩書きのもと9年上半年のG1競争予想を行うも、やはり性懲りもなくことごとくこれを外し、読者に多大なる損害を与えしこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか。

上:ほっほっほ。半年ぶりに呼び出されて何事かと思えば、かような妄言を聞かされることになりますとは。畏れながらお奉行様、手前には全く身に覚えのないことでございます。

☆:ほほう、それでは天皇賞春において、「3着以内は堅い」などと申しアサクサキングスを◎認定するも、これが9着に大敗したことも知らぬと申すのじゃな。

上:何をおっしゃいます。あれは、G1はおろか重賞すら勝ったことのないどこの馬の骨とも知れぬやからが勝ったG1に値せぬ一戦。このような凡戦を的中できぬと言っても、それは本望というもの。むしろ非は不甲斐ない結果を残した実績所、人気所の方にございましょう。特に、前哨戦の阪神大賞典を勝ちながら大敗したアサクサキングスめは、負けた言い訳によりによって「阪神大賞典での疲れ」を挙げるなど、まさに万死に値するというか、この場で締め上げてやろうと色々と資料を用意しておったところ、なんと本日の宝塚記念は欠席の敵前逃亡で、それもすべて無に帰してしまったという、どこまでも許せない奴。ああ、この恨み如何にして晴らすべきや。

☆:それでは、G1馬が評判通り強いレースをして勝ったヴィクトリアマイルはどうじゃ。軸馬を当てるも2・3着馬がかすりもしなかったのは言い逃れも出来まいに。

上:いや、ですからそれだって、2着11番人気、3着7番人気って、どちらか一頭を押さえるならいざ知らず両方はさすがに。しかも中身を見ると前者は平坦ローカルコースのしかも不良馬場でしか実績のない裏開催仕様だし、後者は6歳にもなって初めて挑戦した重賞がG1と言う行き遅れのオールドミスだし、とにかくこの人気も激しく納得の場違い、場違い、場違いの罰当たりどもなんですよ、こいつら。こういう馬がそろって連に絡む一方、他の実績馬は何をやっていたのかというと、リトルアマポーラ6着、カワカミプリンセス8着、レジネッタ16着とウオッカ以外のG1馬は全員掲示板にも乗らない地獄の黙示録状態で、お奉行様、悪いのはこいつらですよ。

☆:またしても馬のせいにするか。それでは「ダービー馬は人気馬が勝つ」などと申し、アンライバルドを◎指名するもこれが12着大敗、あまつさえ指名した馬すべてが3着以内にかすりもせず、その方が「激しく却下」などとヌケにしたロジユニヴァースが勝利した「競馬の祭典」東京優駿はいかなる悪魔の計らいか。その方のへたれ馬券士ぶりを証明するにこれ以上の事例はあるまいに。

上:お奉行さま、それはすべて「Yahoo競馬場天気予報」なるヘタレお天気情報のせいでございますよ。全く当日朝一は稍重まで回復し、「Yahoo競馬場天気予報」が府中は終日曇りであるなどと申すもので上手くいけばレース開催時には良まで戻るかと思っておったものを、ふたを開ければ40年ぶりの不良馬場開催。しかもダービー開催を狙い澄ましたかのように土砂降りの雨が降り注ぐとは、なにか超自然的な意志が働いたとしか思えませんわ。ああ、天我を見放せり!

☆:やい!やい!やい!黙って聞いてりゃ、やれ馬が悪い、やれ天気が悪いだの好き放題言いやがって!てめえのヘタレ予想ぶりはなあ、この一覧表がすべてお見通しよ!目ん玉かっぽじってよく見やがれってんだ!


◎2009年上半年G1競争トホホの概況

レース名 頭数 1着馬 2着馬 3着馬
馬名 人気 馬名 人気 馬名 人気
フェブラリーS 16 サクセスブロッケン 6 カジノドライヴ 3 カネヒキリ 1
高松宮記念 18 ローレルゲレイロ 3 スリープレスナイト 1 ソルジャーズソング 15 -
桜花賞 18 ブエナビスタ 1 レッドディザイア 2 ジェルミナル 5
皐月賞 18 アンライバルド 3 トライアンフマーチ 8 セイウンワンダー 4 -
天皇賞(春) 18 マイネルキッツ 12 - アルナスライン 4 ドリームジャーニー 5 -
NHKマイル 18 ジョーカプチーノ 10 - レッドスパーダ 5 グランプリエンゼル 13 -
ヴィクトリアマイル 18 ウオッカ 1 ブラボーデイジー 11 - ショウナンラノビア 7 -
優駿牝馬 18 ブエナビスタ 1 レッドディザイア 2 ジェルミナル 4
東京優駿 18 ロジユニヴァース 2 - リーチザクラウン 5 - アントニオバローズ 8 -
安田記念 18 ウオッカ 1 ディープスカイ 2 ファリダット 10 -



☆:。。。。。

上:。。。。。

☆:。。。。。

上:。。。。。うーん、何というか、ヘタレと言えばヘタレだし、それほど酷くないと言えばそうも言えるし、我ながらこれはなんと言ってよいか。

☆:何を言うか、まともな予想になっているのはウオッカ、ブエナビスタが走ったレースだけで、あとは超悲惨ではないか。

上:いや、そうは言ってもですね、一番人気を裏切らなかったのはその2頭だけだし、他の一番人気馬で連を確保したのもフェブラリーと高松宮と言う序盤のレースだけで、後はすべて壊滅状態だしで、きっとブエナビスタが走ったレース以外は他の人も当たらなかったと思うぞ、今年のG1は。

☆:そんなこと理由になるか。いやしくも「馬券王」なんて偉そうな名前を名乗って公共の場で、こんな予想してるんだからさ、当てろよ、もっと。

上:いや、でもね、こうやって見てると、去年の実績馬の退潮が著しいというか、今の日本競馬ってG1馬を名乗るに値する存在ってウオッカとブエナビスタだけになっちゃったみたいな、そんな感じじゃん。頼れるのが牝馬2頭だけなんて、正直寒いよな、今の競馬シーンは。軸不在のこんな状況で予想しろと言っても、結局は3連複想定の予想にしかならんわけで。。。。

☆:3連複想定なんて言っておきながら、この3着の的中率の低さは何なんだよ、このヘタレ馬券士!

上:うーーん、じゃああ、馬連。

☆:ええい、黙りおろう!上海屋馬券衛門!重ね重ねの妄言にて衆を惑わし、ことごとくこれを外したるその方の所業不届き千万!よって上海遠島の上、秋口まで馬券予想の禁止を申しつける!これにて一件落着。引っ立てい!

♪お江戸の空に春を呼ぶぅ ちょっとやくざな上海桜ぁあああ (チャンカチャンカ)


10R 第50回 宝塚記念(GI)
2200m 芝・右
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 マイネルキッツ 58.0kg 松岡 正海
2 2 インティライミ 58.0kg 佐藤 哲三  
3 3 スマートギア 58.0kg 武 豊
3 4 アドマイヤフジ 58.0kg 川田 将雅  
4 5 ヒラボクロイヤル 58.0kg 鮫島 良太  
4 6 エリモエクスパイア 58.0kg 小牧 太  
5 7 アルナスライン 58.0kg 蛯名 正義
5 8 サクラメガワンダー 58.0kg 福永 祐一
6 9 ドリームジャーニー 58.0kg 池添 謙一
6 10 スクリーンヒーロー 58.0kg 横山 典弘
7 11 ディープスカイ 58.0kg 四位 洋文
7 12 モンテクリスエス 58.0kg 安藤 勝己  
8 13 コスモバルク 58.0kg 津村 明秀  
8 14 カンパニー 58.0kg 岩田 康誠  


と、言うわけで、ウオッカもブエナビスタも出ない、お寒いグランプリな訳です。これまで18頭だてのレースばかりだったのが嘘のように14頭立てという小頭数だし。

こんなメンツじゃディープスカイの優位は動かないと言うことで、事実彼が圧倒的な一番人気なんですが、去年の天皇賞から連は外さないまでも勝ちきれない姿を見るとなんか◎指名もためらわれると言うか、特に前走の安田記念であれだけ展開的に優位だったにもかかわらず、ウオッカにあっさり差されてしまった不甲斐なさは印象が悪いのであります。

これなら今年になって大復活した3年前の2歳チャンピオン・ドリームジャーニーの阪神適性が買いですな。とにかくどんな展開、どんな距離でも堅実に実績を残しているところがお父さんのステイゴールドを彷彿とさせて応援したくなります。

この他では我が心の友アルナスライン、腐っても天皇賞馬マイネルキッツ、G1級じゃからっきしだけど最近好調サクラメガワンダー、年明けて不甲斐ないけどJCで儲けさせてくれたスクリーンヒーロー、大穴で調教タイムがよいスマートギア、こんな所でしょうか。特にスマートギアは、実績も人気も皆無の馬が3着に突っ込んでくる事の多い今年のG1状況から特に押さえておきたい一頭です。

それでは皆様、秋口までごきげんよう。


上海馬券王



○今日の結果

<宝塚記念> @ドリームジャーニー Aサクラメガワンダー Bディープスカイ




○かんべえのつぶやき


――今日のレース、ドリームジャーニーを買わずして何を買うべけんや。と、単勝と複勝にぶち込みました。パチパチパチ。ホントに来ましたね。でも、用心深く複勝を大目に買ったので、儲けはそれほど大きくなかったのである。


――父ステイゴールドは、小さな馬体で怪我なく事故なく健気に走り続け、2位、3位の山を築き上げました。宝塚記念では4回も参戦して、戦績は2位、3位、4位、4位。「お前はゴールドじゃなくてシルバーやろ」といわれ続け、6年間で2着12回、3着8回。このまま終わるかと思われていたところ、引退試合となった香港ヴァーズで生涯で初のG1を取ったのでした。

――その香港での登録名は「黄金旅程」でした。父がたどった黄金の旅路を継いだのは、夢の旅路たるドリームジャーニー。こちらは2歳でいきなり朝日FSを勝ってG1馬になってしまったものの、その後は伸び悩みました。でも宝塚記念を勝ったからには、もはや堂々たるG1馬。大いに威張ってよし。

――ということで、春のG1は有終の美となりました。馬券王先生の予想もバッチリでした。めでたしめでたし。馬券王先生、また秋になったらお願いいたします。





6月7日(日)

上海馬券王の人生相談

くだまき(?)OLシリーズ第4弾: イケイケキャリアガール・ウオッカさん再び

Q:彼氏とよりをもどしたのお

やっほー(^^)/ 
先生久しぶりい!あたしだよお、天才キャリアガールのウオッカだよお。エヘッ、元気してたあ?(^_-)
え、「5歳牝馬って人間で言えばアラフォーなのに『ガール』はないだろ。」だってええ?(-_-;)
もー、KYな突っ込みはナッシンよお (>_<) 細かいことばっか言ってると、今週もまた外しちゃうぞお (=_=)

それでえ、本題なんだけどお、先週、「彼氏と別れたい」って先生に相談した後、その彼氏と会ったんだけどお、
彼氏、なんか滅茶苦茶反省してたみたいでえ、「僕が全部悪かった。二人で一からやり直そう」なんて泣いて、
すがって土下座してくるからあ、あたしも可哀想になってえ、よりを戻してあげることにしたのお。(^O^)

反省した彼氏ってすっごく上手だったあ!最後まであたしを大事にしてまたがってくれたしい、
いつも使う鞭もあんまり使わなかったしい、あたしもクライマックス行きまくりでえ、久しぶりに燃えちゃった (^_^)v

そんなわけで、あたし今幸せデース (*^_^*)
エヘヘ、明日もまた府中でデートなんだよお。先生も応援してね。!(^^)! じゃ、バイビー (^^)/~~~


A:お答え

ううううう、オークスでわずかに癒されたはずの心の傷口が、先週のダービーでまたざっくりと開いてしまい、心境は鬱を通り越して虚無なのであります。ああ、この悲しみはサッカー日本代表がワールドカップ行きを決めたくらいで晴れるものではない。悲しすぎるぞ。虚無。虚無。虚無。

結局馬場状態がすべてでしたな。リアルタイムで馬券が買えたらまだ修正も効いたんですがね、中国は先週の日曜は出勤日と言うことで、私も朝一投票せざるを得なかったわけで、朝一番では馬場は稍重まで回復していたし、ヤフーの「競馬場天気予報」を見ると府中は終日曇りの予想だしで、これは良馬場まで回復するだろうとの胸躍る確信を抱きながらアンライバルド軸で馬券を買って出勤したわけだったのですが、帰宅して結果と顛末を知るに及び崩れ落ちてしまいました。まったく神聖なるダービーデーを出勤日にするとはこの国は何を考えておるのだ。(え、日本のダービーデーなんか知ったことかですって?そうですか、そうですよね。)

それにしても、なんなのでしょう、あの天候は。先週掲示したダービーの履歴を見ても分かるように、ダービーというのは殆どが良馬場開催な訳で、過去18年で重馬場になったのは2回だけ、ましてや不良馬場なんて一度もないのであります。それが今年は。。。。不良馬場開催のダービーって40年ぶりのことらしいのですが、開始2時間前からバケツをひっくり返したような豪雨が降り注ぐという展開も異常と言えば異常だし、いかにも皐月賞向きのロジユニヴァースがこれを大敗しダービーは1着、いかにもダービー向きのアンライバルドが皐月を勝ってダービー大敗というのも、なんか常識の裏、裏を言ってる感じで、今年の牡馬クラシック戦線というのは、人智を越えた力学が働いているとしか思えませんな。秋は一体どうなるのであろうか。

さて、ご相談の件(文面はご相談というよりは、のろけなんでありますが)、貴女が彼氏と和解し、立派な成績を収められたことは、大変喜ばしい限りです。ヴィクトリアマイルであれだけど派手な勝ち方をしたものだから、明日の安田記念での貴方方の人気もいやにも増して高まるのはまず間違いのないところでしょう。

でもねえ、難癖つける訳じゃないのですが、先日貴女が負かした相手というのは、そんなに強くない。2着が平坦コースのしかも不良馬場でしか実績のない裏開催仕様だし、3着は6歳にもなってやっと準オープンを脱出したさえない晩成タイプだしで、要は圧勝して当たり前の相手に圧勝したに過ぎないと考えるのが妥当で、そこを圧勝して圧倒的な一番人気というのも、メンバーのレベルが大幅にアップした今回ではなんか値頃感に乏しい感じがあるのは否めない。

和解したとは言っても、貴女と彼氏の関係が本当に上手くいっているのかもなんか自信が持てません。これまでの行き違いは、双方に問題があるとは言ってもどちらかと言えば気まぐれな貴女の性格の方に非がありそうだし、当日またつまらない理由から喧嘩になるなんて光景が頭にちらついたりもする訳なのです。

そして何より、お天気。今週も府中は相当渋っています。切れ味勝負の貴女にこれは決してよい話ではなく、先日みたいなど派手な活躍をするには馬場の回復は不可欠と考えます。ヤフーの「競馬場天気予報」によれば日曜の府中は晴天ということなのですが、先週酷い目に遭わされたこともあり、これもどこまで信じてよいのか悩ましいところ。大体ですね、上海は金曜日に雹が降ったのですよ。6月に雹なんて上海生活のべ8年の私としても初めての経験なわけで、はっきり言って天変地異なのですが、「上海の天候は2日遅れで東京に行く」の原則からすると恐ろしいですな。

と、言うわけで。。。


11R 第59回 安田記念(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 スズカコーズウェイ 58.0kg 後藤 浩輝
1 2 スマイルジャック 58.0kg 岩田 康誠
2 3 ウオッカ 56.0kg 武 豊
2 4 ファリダット 58.0kg 安藤 勝己  
3 5 ホッカイカンティ 58.0kg 石橋 脩  
3 6 ディープスカイ 58.0kg 四位 洋文
4 7 ライブコンサート 58.0kg 和田 竜二  
4 8 アブソリュート 58.0kg 田中 勝春 重注
5 9 カンパニー 58.0kg 横山 典弘
5 10 タマモサポート 58.0kg 津村 明秀  
6 11 コンゴウリキシオー 58.0kg 戸崎 圭太  
6 12 トウショウカレッジ 58.0kg 内田 博幸  
7 13 スーパーホーネット 58.0kg 藤岡 佑介
7 14 マルカフェニックス 58.0kg 福永 祐一  
7 15 リザーブカード 58.0kg 三浦 皇成 良注
8 16 アルマダ 58.0kg D.ホワイト  
8 17 ローレルゲレイロ 58.0kg 藤田 伸二
8 18 サイトウィナー 58.0kg B.プレブル  


印は良もしくは良に近い稍重前提です。府中の朝一の馬場状態は稍重まで回復しており、ヤフーの「競馬場天気予報」によれば上述の通り本日は晴天だということなんで、おそらくレース開催時点では良まで回復しているはずなんですが、先週が先週なだけに何か確信が持てませんな。これが重もしくは重に近い稍重ですと、スーパーホーネット◎、ジャイアンツコーズウエイ○、ウオッカ▲という評価になります。

色々難癖はつけましたが、良馬場前提なら、やはり圧倒的な府中適性・マイル適性を持つウオッカの優位は動かないでしょう。メンバー大幅に強化されていますが、距離に不安ありのディープスカイなんかよりは遙かに信用がおけます。

スーパーホーネットはいつG1取ってもおかしくない実力の持ち主ですが、これまでいいところまで行きながら後一歩でG1に手が届かない残念君。これって騎手がビビリのせいじゃないかと思うんですが、実力の割には安く見られていると言うことでお買い得感はナンバーワンです。馬場が荒れてウオッカの切れが削がれるという前提なら勝つチャンス大あり。

ディープスカイは距離に不安ありますが、それでも格から言って当然資格あり。年度代表馬を取るためにはここでウオッカを負かしておく必要あり、そう言う意味では楽しみな対決です。四位が上手く乗ってくれればいいんですが。


皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<安田記念> @ウオッカ Aディープスカイ Bファリダット




○かんべえのつぶやき


――またしてもウオッカ強し。第4コーナーを抜けた時点で、包まれて出られないように見えましたが、見事なラストスパート。先行するディープスカイをかわして堂々の勝利でありました。府中でウオッカに勝てる牡馬っているのだろうか? こうなると、ブエナビスタとの牝馬対決が見てみたいという気がします。


――今日は三連単が1万円という安さでありましたが、こんなレースが見られるのなら納得ですね。欲を言えば、もっと海外からの参戦があってほしいところですが・・・・。

――春のG1シリーズも、月末の宝塚記念を残すのみ。馬券王先生、このシーズンもいろいろありましたなあ。





5月31日(日)

いやあ、先週のブエナビスタにはびっくりしました。いくら府中でもあんな所から追い込んで届くなんて光景は過去に記憶がないというか、かのミスターシービーだってこれに比べりゃまだ常識の範疇というか、とにかくとんでもない馬ですな、彼女は。2着レッドディザイアもあれだけ正統派の競馬をして頑張ったのに、あんな非常識な末脚に鼻差屈してしまったというのは、まさにモーツアルトとサリエリの関係を地でいくようで涙が止まりません。努力って才能の前には意味をなさないのでしょうか。

しかし、こうなってみると、彼女とダイワスカーレットの対戦が叶わぬ夢であるというのが本当に残念じゃ。実現していたらこれぞ21世紀版ルドルフVSシービーだったんですが。。。(因みにブエナビスタ同様、追い込み一手の不器用さと強烈な末脚で大衆を熱狂させたミスターシービーなんですが、正統派の帝王シンボリルドルフには結局一回も勝てなかった。そんな大昔の悔しさを、彼女なら晴らしてくれたかも知れないと考える古えのシービーフリークって結構いるんじゃないですかね)

そう言う名勝負が見れない以上は、秋の凱旋門に期待しましょう。是非、先週見せた「非常識さ」を世界相手にも見せつけてもらいたいものです。ロンシャン競馬場というのは芝が相当深く、追い込み一手の馬にはちとつらい印象で正直どこまでやれるか心配なんですが、3歳牝馬の軽斤量と府中が中京に思えるくらいの広大なコース設計が彼女向きと言うところに期待あり。頑張ってもらいたいですね。


10R 第76回 東京優駿(GI)
2400m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ロジユニヴァース 57.0kg 横山 典弘  
1 2 アプレザンレーヴ 57.0kg 内田 博幸
2 3 フィフスペトル 57.0kg 安藤 勝己  
2 4 トップカミング 57.0kg 幸 英明  
3 5 マッハヴェロシティ 57.0kg 柴田 善臣  
3 6 ケイアイライジン 57.0kg 松岡 正海  
4 7 ナカヤマフェスタ 57.0kg 蛯名 正義
4 8 ブレイクランアウト 57.0kg 藤田 伸二
5 9 ジョーカプチーノ 57.0kg 藤岡 康太  
5 10 アントニオバローズ 57.0kg 角田 晃一  
6 11 セイウンワンダー 57.0kg 福永 祐一
6 12 リーチザクラウン 57.0kg 武 豊  
7 13 シェーンヴァルト 57.0kg 北村 友一
7 14 ゴールデンチケット 57.0kg 川田 将雅  
7 15 アーリーロブスト 57.0kg 三浦 皇成  
8 16 トライアンフマーチ 57.0kg 武 幸四郎  
8 17 アイアンルック 57.0kg 小牧 太  
8 18 アンライバルド 57.0kg 岩田 康誠


いやあ、本当に悩ましく、難しいレースです。なんと言っても、降り続いた雨の影響がどうなるか、これが本当に読みづらい。府中の馬場状態は土曜の午後に「不良」から「重」まで改善したのですが、天気予報によれば明日は一日中曇りだそうで、不良に逆戻りする心配もない代わりに大幅に改善することもなさそうなそんな感じ。一応、「稍重」前提で上記予想となるわけです。

一番人気のアンライバルド。脚質不向きの中山・皐月賞を快勝したことから、府中開催のダービーはこれでもう鉄板と、最初は思っていたんですが、切れ味勝負の馬が馬場が渋る上に、大外を引いてしまった。もともと掛かり癖のある馬でもあり、これは鞍上が岩田でも非常に乗り難しい展開となると言うことで、実は一時間前までは3番手まで評価を落としていたのであります。それが何故また評価を復活させたかというとですね、過去のダービーの傾向分析をしてみたら下記の事項が明らかになってしまったからなのであります。

◎1991年以降のダービー1着馬と配当の系譜

日付 開催 レース名 限定 馬名S 性齢 騎手 斤量 頭数 人気 着順 距離S 馬場状態 単勝 複勝 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
  080601 3東4 10R 東京優駿G1   ディープスカイ     牡3 四位洋文 57 18 1 芝2400 360 180 1270 13270 17560 37690 201300
  070527 3東4 10R 東京優駿G1   ウオッカ        牝3 四位洋文 55 18 3 芝2400 1050 420 1990 54470 97890 248790 2155760
  060528 3東4 10R 東京優駿G1   メイショウサムソン   牡3 石橋守  57 18 1 芝2400 380 150 1080 1120 2110 3420 12650
  050529 3東4 10R 東京優駿G1   ディープインパクト   牡3 武豊   57 18 1 芝2400 110 110 550 540 590 2410 4250
  040530 3東4 10R 東京優駿G1   キングカメハメハ    牡3 安藤勝己 57 18 1 芝2400 260 150 1600 2490 3250 3460  
  030601 2東4 10R 東京優駿G1   ネオユニヴァース    牡3 デムーロ 57 18 1 芝2400 260 120 760 760 1210 5930  
  020526 4東4 10R 東京優駿G1   タニノギムレット    牡3 武豊   57 18 1 芝2400 260 130 800 870      
  010527 3東4 9R 東京優駿G1   ジャングルポケット   牡3 角田晃一 57 18 1 芝2400 230 120 330 560      
  000528 3東4 9R 東京優駿G1   アグネスフライト    牡3 河内洋  57 18 3 芝2400 510 210 540 600      
  990606 3東6 9R 東京優駿G1   アドマイヤベガ     牡3 武豊   57 18 2 芝2400 390 140 610 820      
  980607 3東6 9R 東京優駿G1   スペシャルウィーク   牡3 武豊   57 18 1 芝2400 200 130 2590 13100      
  970601 3東6 9R 東京優駿G1   サニーブライアン    牡3 大西直宏 57 18 6 芝2400 1360 390 2050 4860      
  960602 4東6 9R 東京優駿G1   フサイチコンコルド   牡3 藤田伸二 57 18 7 芝2400 2760 660 1930 3420      
  950528 3東4 9R 東京優駿G1   タヤスツヨシ      牡3 小島貞博 57 18 1 芝2400 310 130 590 590      
  940529 3東4 9R 東京優駿G1   ナリタブライアン    牡3 南井克巳 57 18 1 芝2400 120 110 580 1020      
  930530 3東4 9R 東京優駿G1   ウイニングチケット   牡3 柴田政人 57 18 1 芝2400 360 150 670 720      
  920531 3東4 9R 東京優駿G1   ミホノブルボン     牡3 小島貞博 57 18 1 芝2400 230 170 1370 29580      
  910526 3東4 9R 東京優駿G1   トウカイテイオー    牡3 安田隆行 57 20 1 芝2400 160 110 350        



ぬおおおおおおおお!なんですか、これは!18年間もやって一番人気馬でそのまま決まっちゃうレースが13回。本当になんなのですか、この一番人気馬の圧倒的な強さは!更に恐ろしいのはですね、00年の一番人気エアシャカール2着、99年のナリタトップロード2着、97年メジロブライト3着、96年ダンスインザダーク2着と、一番人気で勝てなかった馬も、ウオッカに蹴散らされ、7着になった罰当たりの07年フサイチホウオーを除けばすべてが連に絡んでいると言うことで、これは本当に凄すぎる。

ううむ正直、ここまで一番人気が強いとは思わなかったなあ。俗に「皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運のよい馬が勝ち、菊花賞は強い馬が勝つ」なんて言われているのですが、これは嘘ですな。ダービーは人気のある馬が勝つのだ。「ダービー馬は選ばれた存在」というのは、つまりはそう言う意味なのだ。ああ、これじゃ逆らえないじゃないか、アンライバルド。きっと明日の3時半には馬場はパンパンの良となり、岩田の騎乗は神の領域に達し、アンライバルドの行くところモーゼが海を割ったが如く道が開かれるに違いないのだ。つまりはそう言うことなのだ。

と、言うわけで、私は超自然的な力が働いているとしか思えないこのダービーの系譜を見て、抵抗することをやめ、大人しくアンライバルドを本命とするものであります。本命を軸にするからには、ここはひも荒れ期待な訳で、皐月賞で一番人気に推されながら14着大敗した2番人気ロジユニヴァースはいくら何でも負けすぎで激しく却下。4番人気リーチザクラウンは印バール作戦的やけくそな逃げ戦術が怖いと言えば怖いけど、やはり却下。結局、府中で2戦2勝の9番人気ナカヤマフェスタが調教もいい感じでこれが○、3番人気アプレザンレーヴは3着以内と言うことならこれが一番死角が少ない感じでさすがにこれまで切るのはおっかないというわけで▲というのが取りあえずの結論。

しかし、これじゃ足りない、もっと荒れて欲しいということで、過去馬連万馬券となったレースの2着馬を見てみるとこれもなかなか面白い。

◎過去馬連万馬券となったレースの2着馬

08年 スマイルジャック 12番人気
07年 アサクサキングス 14番人気
98年 ボールドエンペラー 14番人気
92年 ライスシャワー 16番人気

ううううむ、その後の菊花賞馬が2着になった07年、92年と、何でお前来るの的正体不明の馬が来た08年、98年と結構傾向が二極化してる訳なんだけど、それにしてもアサクサキングスが14番人気というのは置いとくとして(実は彼に関して言いたいことがたくさんあるんだけどそれは別の機会に)、ライスシャワーみたいな名馬が16番人気だったなんてねえ。まぁ、こういう不人気馬も押さえておけばよいこともあるかもと言うことで選んだのが△の馬な訳です。

ブレイクランアウトはNHKマイルで1番人気に推されながら大敗した罰当たりですが、展開はまれば侮りがたい。そう言う馬が11番人気まで人気を落としているのはお買い得感満載ですな。12番人気シェーンヴァルトは去年から目をつけていた馬なんですが、最後方から追い込んで皐月賞は4着と言うのはやはり見所あり。セイウンワンダーはマイル向きというのがもっぱらの評判ですが、皐月賞3着の実績と血統からこれは疑ってみるのも一興かと。


上海馬券王



○今日の結果

<日本ダービー> @ロジユニヴァース Aリーチザクラウン Bアントニオバローズ




○かんべえのつぶやき


――「ダービーでは本命には逆らえない」という馬券王先生の分析を裏切って、アンライバルドはどこへいったやら。どうも雨が苦手な馬みたいです。それどころか馬券王先生が印を打った6頭は、3位内にまったく入りませんでした。こういうこともめずらしいですな。


――そしてダービー馬はロジユニヴァースの大復活! どうもコヤツは500キロ超えてないとダメな馬らしく、皐月賞のときは490キロ。今回は大幅増の506キロでした。覚えておきましょう。今日の勝ちっぷりは、「運のいい馬」というよりは「速い馬」でしたな。横山典もうれしそうでした。

――ちなみに本日のかんべえは、恥ずかしながらジョーカプチーノの単勝を買っておりました(先週、NHKのお世話になったから)。でも、あんな大逃げを打って自滅するとはG1馬が泣きます。こんなことならダービーじゃなくて、安田記念に出ておけばよかったのに。父マンハッタンカフェはステイヤーだったのにねえ・・・。





5月24日(日)

ううううううう。

先々週のNHKマイルの痛手に塩をすり込むかのような、先週のヴィクトリアマイルの結末、あれは一体何の冗談なのでしょうか。私は引き続き一週間何もする気が起こらない無気力状態に再突入してしまったではないか。ああ、性懲りもなく鬱だ。鬱。鬱。鬱。

え、他ならぬ私が◎認定した町の人気者ウオッカが、期待に違わず滅茶苦茶強いレースをしたというのに何をぼやいておるのかお前は、ですと?

いや、だって、2・3着に入った馬に激しく異議ありなのであります。ウオッカがあれだけ絵になる勝ち方をしたとはいえ、皆さん本当に2・3着に異議ないのでありますか?

2着のブラボーデイジーは11番人気、3着ショウナンラノビア7番人気ってこれ一体何の冗談ですか。しかも中身を見ると前者は平坦ローカルコースのしかも不良馬場でしか実績のない手応え満点、会心の裏開催仕様だし、後者は6歳にもなって初めて挑戦した重賞がG1と言う行き遅れのオールドミスだし、とにかくこの人気も激しく納得の場違い、場違い、場違いの罰当たりどもなのだ、こいつら。こういう馬が連に絡む一方、他の実績馬は何をやっていたのかというと、リトルアマポーラ6着、カワカミプリンセス8着、レジネッタ16着とウオッカ以外のG1馬は全員掲示板にも乗らない地獄の黙示録状態である。き、貴様らああ!

結局このレース、内枠を引いた人気薄の先行馬がそのまま前残りになっちゃったわけで、こういうのは平場の条件戦じゃよく目にするパターンではあるのですが、卑しくもこれはG1なのであります。人気薄先行馬の前残りなんて一頭だけ残るのならまだしも二頭も残るというのは、一体いつから日本のG1は平場の条件戦となったのだ。こんなのは激しく却下じゃ!

とにかく人気者が鮮やかな勝ち方をしたと言うことでウオッカは次の安田記念でも圧倒的一番人気になることが予想されますが、実質は平場の条件戦を圧勝したと言う程度な訳で、割引は必要と考える今日この頃なのであります。

11R 第70回 優駿牝馬(GI)
2400m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 マイティースルー 55.0kg 小野 次郎  
1 2 パドブレ 55.0kg 西田 雄一郎  
2 3 レッドディザイア 55.0kg 四位 洋文
2 4 ヴィーヴァヴォドカ 55.0kg 村田 一誠  
3 5 ダノンベルベール 55.0kg 後藤 浩輝
3 6 フミノイマージン 55.0kg 太宰 啓介  
4 7 ブエナビスタ 55.0kg 安藤 勝己
4 8 ディアジーナ 55.0kg 内田 博幸
5 9 ルージュバンブー 55.0kg 田中 勝春  
5 10 ツーデイズノーチス 55.0kg 武 豊  
6 11 イナズマアマリリス 55.0kg 武 幸四郎  
6 12 ダイアナバローズ 55.0kg 角田 晃一  
7 13 ブロードストリート 55.0kg 藤田 伸二
7 14 ジェルミナル 55.0kg 福永 祐一
7 15 ハシッテホシーノ 55.0kg 松岡 正海  
8 16 ワイドサファイア 55.0kg 岩田 康誠
8 17 デリキットピース 55.0kg 柴田 善臣
8 18 サクラローズマリー 55.0kg 三浦 皇成  



と、言うわけで古馬牝馬でまともなのはウオッカだけであることが証明された先週な訳でありますが、今週は3歳牝馬の女王決定戦。ウオッカに匹敵する才能がいるのであろうかというのが最大のテーマなのであります。

で、いるんですね、これが。◎ブエナビスタの前回の桜花賞は本当に圧倒的でした。最後方大きく外にふくらんだ状態から、直線だけで他馬を一気にごぼう抜きしたんだからこれはウオッカ以上にど派手というか、とにかくぶっちぎりの才能とカリスマ性の持ち主です。恐ろしいのは圧倒的な一番人気を背負いながら、上記の騎乗を安藤が意図的にやったと言うことで、如何にこの馬の能力を信頼していたかが分かるというもの。京都とかならともかく阪神でああいうのは普通できないよねえ。そんな馬が府中を走るものだから、これはもう鉄板中の鉄板認定が相当なわけです。この競争は2400mという3歳牝馬が経験したことのない距離で争われることがポイントの一つなんですが、父スペシャルウィークというのはサンデー系の中でもステイヤー色の強い種牡馬だし、母父カーリアンというのも絵に描いたようなステイヤーなんで距離伸びてかえってよさげな感じですな。是非ウオッカとの直接対決を見てみたいのですが、ウオッカの現役も今年いっぱいだろうし、年内そう言う機会は来るのでしょうか。

○レッドディザイアはそんな怪物ブエナビスタに桜花賞で唯一抵抗した馬。キャリアわずか2戦であれだけの風格のあるレースを見せてくれたことから、これも圧倒的な将来性の持ち主と考えます。同い年にブエナビスタという怪物がいなければ今年は彼女中心にクラシック路線が動いていたはずで、そう言う意味では運がないのですが、それでも成長力を考えるとブエナビスタに勝つまであるかも知れません。父はかんべえ先生が泣いて喜ぶマンハッタンカフェ、母父はブエナビスタ同様カーリアンというのも如何にもこのレース向き。

上記二頭以外は横一線の印象です。有力所が追い込み、差しタイプに偏っていることから、先週同様、逃げ・先行タイプが漁夫の利を占める可能性も大きいのですが、現在3番人気のディアジーナはまさにそんなニーズにフィットする一頭。展開優位が予想される先行馬の上、これまでの経歴も1800m〜2000mの府中コースを中心に走らせ実績を挙げている等、桜花賞なんか目もくれないでこのレース一本に焦点を絞って体制を整えていることも好印象。その上父親が昔懐かしメジロマックイーンというのは如何にもな感じで、これだけオークス向きの材料が揃うとなると今の人気も納得ではあるんですが、問題は前走のフローラカップのタイムがいくら何でも遅すぎること。まぁ、楽勝パターンだったんでこれが実力というわけでもないんですが、それでも遅すぎるので評価は4番手に下げます。

代替3番手に指名はやはり先行馬のデリキットピース。キャリア2戦しかない重賞未経験馬ではあるんですが、関東馬のくせに2戦目を阪神で戦いそして結果を出したというのはかなりの能力と精神力の持ち主であるのではないでしょうか。桜花賞の時レッドディザイアに感じた印象と同じものを感じますな。父ホワイトマズルという地味さもなんか玄人向きな感じで、実際血統表をしげしげ見ると本当に味わい深いですな、この配合は。ウイニングポストなんかで大爆発するのはこの手の配合が多いんですが、元競馬ゲームフリークとして応援しましょう。

注目馬は12番人気ワイドサファイア。フローラカップでディアジーナの2着になった馬で、フローラカップが上述の通り凡タイムも凡タイムの決着でその勝ち馬から0秒3も離されたこの馬は本来なら用済みなんですが、問題は騎手が岩田であると言うこと。今日(23日)のレースじゃ、この騎手の恐ろしさを嫌と言うほど見せつけられたし、こんな大レースに強い人が低人気馬に乗るときは要注意ですな。



上海馬券王



○今日の結果

<オークス> @ブエナビスタ Aレッドディザイア Bジェルミナル




○かんべえのつぶやき

――四角回ったところで後方から3頭目。おいおい、アンカツ、こんな危なっかしい競馬するなよ、と買ってもいないワシが心配になりました。でも、ブエナビスタはちゃんと来ました。完璧な走りのレッドディザイアを差しました。強い。お見事でした。

――ということで、ブエナビスタは当然のように2冠馬達成ですが、この後、凱旋門賞に向かうという話もあって、楽しみな馬であります。それから秋にはウオッカとの最強牝馬決戦という楽しみもありますし、こうなると牝馬三冠なんてどうでもいいような。

――気がつけば、オークスは1〜3位が全部桜花賞と同じ着順でありました。それから馬券王先生の注目馬、ワイドサファイアは出走前に放馬。岩田は面目丸つぶれでありました。ハシッテホシーノは何着だったのかな? ま、そんなことより来週はダービーだ!





5月17日(日)

上海馬券王の人生相談

くだまきOLシリーズ第三弾 イケイケ・キャリアガール ウオッカさんからのお便り

Q:うざい彼氏と別れたいのぉ

馬券王先生、こんにちはぁ。(^_^)/~
あたしい、JRA商事って言うところで働いてるぅ、いわゆるキャリアガールでーす! (^^)/~~~
自分で言うのも何だけどぉ、結構優秀なんだよお、あたし。(~o~) 同期の男の子蹴散らして「優駿コーポレーション」って超一流のお客さんから受注取ってきたときは、皆目が点だったしい、(^_-) 去年の「天秋産業」の受注額なんて同期のダイワスカーレットちゃんと競い合ったあげくレコード決着だしい、(^O^) なんだかんだ言って「年度代表社員」にも選ばれちゃってるしい。(^_^)/ エヘヘ、得意。得意。(^_^)v そう言えば「年度代表社員」に漏れたときの時のスカーレットちゃん可哀想だったなあ。審査員の殆どがあたしを選んでくれたって分かったときは、涙流してあたしをにらみつけて、それ以来一言も口をきいてくれないの。こ、これって「ジェラシー」って奴ぅ? (-_-;)  でもしょうがないよね、彼女も頑張ったけど、結局ものを言うのは才能なんだもん。あたしにはそれがあって、彼女にはなかったってことなのよねえ。!(^^)!

でぇ、ここからが相談なんですけどぉ、あたし入社以来のボーイフレンドだった四位君と別れて、一年前から新しい彼氏とつきあってるんだけどぉ、それがなんかうまくいってないって言うかぁ。とにかくフィーリングが合わないんです。(>_<)
新しい彼氏って、若い頃から「天才」って呼ばれててぇ、次期重役間違いなしの出世頭でぇ、その上「さわやか笑顔のナイスガイ」に選ばれるくらいのイケメンでぇ、とにかく外見上は非の打ち所のない人なんです。そんな彼があたしとつきあいだしたものだから、社内じゃ「ゴールデンカップル誕生」とか「天才が天才を選んだ」とか、もう凄い評判になってぇ、あたしも心の底じゃ違和感感じながら、それを言い出せずに、ここまでずるずるやってきたんだけどぉ、なんかそろそろ限界かなって感じでぇ。(=_=)

とにかく、合わないの。全然合わないの。彼ったら、あたしが行きたいときに全然行かせてくれないしぃ、あたしがその気になれないときに、鞭まで振るって無理矢理行かせようとするしぃ、とにかくあたしの気持ちなんか全然考えてくれないの。今年ドバイまでデートに行ったんだけど、最悪だったわ。あたしにまたがっても全然思い通りにならないって腹を立てて、当たり散らして、「なんで、僕のテクニックに答えてくれんのや。僕の言うこと、ここまで聞かへん女はおまえだけやで。ほんま、我が儘やな、おまえ」なんて罵られて。(T_T)

。。。。ウザい。。。。ウザいよ。このウザさはなんなのよ。きいいいいいいい!なにさ!あたしを誰だと思ってるの!そんなキモいスマイルで何でも言うこと聞いちゃうほどお安い女じゃないのよ、あたし。あんたとつきあいだしてから、仕事の結果も散々だし、それも皆あたしのせいだって言うの?悪いけどあたし天才なのよ。あんたもそう言われてるけど、あんたの場合最近看板に偽りあるんじゃないの?周りの人みんなそう言ってるわ。そうよ、みんなあんたが悪いのよ!

先生、明日も府中で彼とデートの約束なんだけど、なんか、もう、上手くやってける自信がありません。あたし、どうしたらいいのかしら。<(_ _)>


A:お答え

ううううううう。

先々週の天皇賞の痛手に塩をすり込むかのような、先週のNHKマイルの結末、あれは一体何の冗談なのでしょうか。私はこの一週間何もする気が起こらない無気力状態に再突入してしまったではないか。ああ、またしても鬱だ。鬱。鬱。鬱。

大体、1着・10番人気、2着・5番人気、3着・13番人気なんてレースの馬券はいくら穴党がそのいびつな論理を総動員したところで、買いようがないと思うんだが、馬鹿高いと行っても配当が付いていると言うことは、買った奴がいるというわけで、これは本当に一体何の冗談なのだ。当たった奴のアタマを切開して中の構造を覗いてみたいと言う衝動に駆られるのは私だけであろうか。

で、人気馬は何をやっていたのかというと、1番人気ブレイクランアウトは10着、2番人気アイアンルックは8着、3番人気モンテクリスエスに至っては降着で最下位18着。貴様らあああああ!特に私の軸馬ブレイクランアウトはモンテクリスエスの降着がなければ11着だったわけで、ここまでのへたれ具合は、許し難いという以前に謎である。どう考えても、ここまで負ける馬じゃないと思うんだが、これは騎手に問題があるのではないか、などと思いよく見たら、なんだ騎手は武豊ではないか。。。。。。

と、言うわけで、ご相談の件に戻ります。

いや、もともと、「凄い才能を組み合わせたら更に凄いものができあがる」という安易な発想から、スーパースターを集めてきて一緒に仕事をさせるという試みは昔からあるにはあったんですが、ロックバンドでそれをやるとBlindFaithとかメンバーのエゴの対立が半端じゃなくてアルバムを一枚出して解散だし、野球の世界じゃヤンキースとか、数年前の巨人打線みたいに「歩のない将棋は負け将棋」を地でいく展開になったりと、上手くいかない事の方が多いわけで、うーん、やはり組織というのは個人の才能の足し算だけではないのだなと思うわけです。競馬界のスーパースターである貴女と武さんのコラボレーションも、成績を見ると1−2−0−3で、人気に答えたのは去年の天皇賞だけ(それだって展開向かないダイワスカーレットと判定に15分もかかるような微妙な決着)だしで、うーん、やはり上記「ダメ・スパーグループ」にカテゴライズせざるをえないですなあ。

問題は、このような「ダメ」さ加減が、何に由来しているのかと言うことなのであり、それを貴女の問題と武さんの問題に分けて考えてみましょう。

まず、貴女。貴女は女性でありながら男性を蹴散らしてダービーを圧勝する等、天才を名乗るに値する才能の持ち主であることは疑いようがありません。しかるに、強い相手をねじ伏せたかと思えば、負けるはずのない軽い相手に簡単に負けてしまうという、信じられない馬券士泣かせの所業を平気でなさる方でもある(去年のこのレースもそうでしたよね)。能力は疑いようもないからこれは性格の問題と考えざるを得ません。天才ならではの強烈なエゴと、むらっ気で
気分屋な性格が、「聞き上手」で名高い武さんでも御しきれないということは十分に考えられます。

次に武さん。武さんの今年の成績は、5月11日現在で42勝(第三位)、勝率は18%で、連対率31%、複勝率40%、実に4割も馬券に絡んでいるわけで、これは凄いとしか言いようがないのですが、常時トップが定位置の人が第3位というのは何か不吉な予感。更におかしいのは重賞実績で、3−3−2−18と言う成績は、勝率11%、連対率23%、複勝率31%と大きく目減りする上、G1未勝利。これって大レースじゃ信用できないって事で、はっきり言ってこんなの武豊ではないのであります。うーん、これは馬主や調教師との関係がこじれていい馬が回ってこなくなっていると言うことなのか、それとも単純に40歳という年のせいなのか。

つまりですね、貴女と武さんの場合、双方負の暗黒面をお持ちで、それがかけ合わさって正になるのではなく、負同士が加算されてマイナス増大している可能性が高いのですよ。ああ、悩ましいったらありゃしない。そんなあなた方でも、明日のレース、他のメンバーがしょぼ過ぎて、断然優位と判断せざるを得ない私の気持ち、少しは分かってもらえるでしょうか。

と、いうわけで。。。。


11R 第4回ヴィクトリアマイル(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ショウナンラノビア 55.0kg 柴田 善臣  
1 2 ブラボーデイジー 55.0kg 生野 賢一  
2 3 マイネレーツェル 55.0kg 川田 将雅  
2 4 ブーケフレグランス 55.0kg 三浦 皇成  
3 5 ザレマ 55.0kg 安藤 勝己
3 6 ウオッカ 55.0kg 武 豊
4 7 レッドアゲート 55.0kg 松岡 正海  
4 8 チェレブリタ 55.0kg 蛯名 正義
5 9 セラフィックロンプ 55.0kg 宮崎 北斗
5 10 ムードインディゴ 55.0kg 内田 博幸  
6 11 ヤマニンメルベイユ 55.0kg 柴山 雄一  
6 12 ジョリーダンス 55.0kg 四位 洋文  
7 13 リトルアマポーラ 55.0kg 福永 祐一
7 14 カワカミプリンセス 55.0kg 横山 典弘
7 15 サワヤカラスカル 55.0kg 浜中 俊  
8 16 アルコセニョーラ 55.0kg 武士沢 友治
8 17 レジネッタ 55.0kg 小牧 太
8 18 ヤマニンエマイユ 55.0kg 田中 勝春  


上述の通り、ウオッカに◎を打たざるを得ないのですが、今年のG1は鉄板認定が相当な馬が信じられない負け方を繰り返しているし、G1の武はヘタれだし、その上、明日は馬場が渋る可能性高いし不安だなあ。いくらなんでも3着以内は固いとは思うんだけど、ああ、それでも不安だ。

どうせ不安なら居直って徹底的な穴狙いと言うことで選んだのが、現在14番人気のアルコセニューラ。この馬、福島記念と新潟記念という地方重賞を二つ勝っているのですが、いずれも低人気の大穴馬券。追い込み一手の脚質と420kgの軽量馬である故、不良馬場とか直線短いコース、坂のあるコース、別定戦は如何にも不向きな感じですが、それでも来るときは来る、来ないときは二桁着順だけど、来るときは来るという極端な奴。とにかく、コースとか力関係とかは関係ないですな。はまるか、はまらないかそれだけ。ある意味ウオッカ以上の気分屋だし、マイルは少々短いし、事実去年のこのレースでは最後着の18着だしでマイナス面も大きいけど、それでも今の人気は不当に低すぎると思います。騎手の武士沢だって武豊に比べると三流認定が相当ですが、それでもこの馬との「相性」はウオッカ・武よりは遙かに良好ですし、狙う価値はあるんじゃないでしょうか。ウオッカ・アルコセニューラ軸の三連複はどれを買っても200倍以上の万馬券ですぞ。



皆様のご相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<ヴィクトリアマイル> @ウオッカ Aブラボーデイジー Bショウナンラノビア




○かんべえのつぶやき

――とんでもない強さでした。向かい風をものともせず2位に7馬身差のぶっちぎり。まことに恐れ入りました。さすがは08年の年度代表馬。「鬼に金棒、ウオッカに府中」といった感じでしたね。

――武豊もめでたく今年初のG1勝利。文句のつけようもございません。こんな風に「強い競馬」が見られれば、馬券は外しても納得というもの。ね、馬券王先生!

――さて来週はオークス。その次はダービー、その次が安田記念と続きます。安田記念には、またウオッカが出てきてくれそうですね。引き続き「強い競馬」を希望します!





5月10日(日)

ううううううう。

清志郎を失った心の痛手に塩をすり込むかのような、先週の天皇賞の結末、あれは一体何の冗談なのでしょうか。私はこの一週間何もする気が起こらない無気力状態に突入してしまったではないか。ああ、鬱だ。鬱。鬱。鬱。

大体ですな、言うに事欠いてマイネルキッツなどというG1はおろか、重賞も勝ったことのない馬がG1の中でも高額賞金のレースに勝つなんて事が許されていいわけないのであります。5年前このレースで大穴を開け、私を廃人状態にしたイングランディーレだって重賞は勝っていたぞ。本当にこれは一体何の冗談なのだ。ああ、これで勝っていたのが我が心の友アルナスラインであったなら、まだ少しは救いがあったのに、落鉄して及ばず2着とは、本当にどこまでも勝負運のない奴で悲しい。悲しすぎる。涙が止まらない。

これもすべては人気をしょいながらへたれた奴らが悪いのです。一体君たちは何をしていたのだ。いくらハイペースに巻き込まれたと言っても、一番人気アサクサキングズ8着、二番人気スクリーンヒーロー14着、3番人気モンテクリスエス12着というのは、犯罪的かつ恥知らずに負けすぎである。貴様ら絶対に許さん!特にアサクサキングズ!てめえ、演芸場の売れない芸人みたいな名前ぶらさげやがって、このエセ・ステイヤーが!直線へたれるくらいなら阪神大賞典なんか勝つんじゃねえ!一週間の鬱状態を経て私は今急に怒りがこみ上げてきたのだ。本当に怒っているのだ。怒ってるんだからな!

と、言うわけで現在宝塚記念に向け「アサクサキングズつるし上げ企画」を作成中。久々の超大作になりそうな予感で、乞う、ご期待。


11R 第14回NHKマイルカップ(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ゲットフルマークス 57.0kg 田中 勝春  
1 2 ミッキーパンプキン 57.0kg 岩田 康誠  
2 3 ジョーカプチーノ 57.0kg 藤岡 康太  
2 4 サンカルロ 57.0kg 吉田 豊
3 5 ツクバホクトオー 57.0kg 吉田 隼人  
3 6 アイアンルック 57.0kg 小牧 太
4 7 ワンカラット 55.0kg 藤岡 佑介
4 8 スガノメダリスト 57.0kg 勝浦 正樹  
5 9 マイネルエルフ 57.0kg 松岡 正海  
5 10 グランプリエンゼル 55.0kg 内田 博幸  
6 11 ダイワプリベール 57.0kg 後藤 浩輝  
6 12 ラインブラッド 57.0kg 福永 祐一  
7 13 レッドスパーダ 57.0kg 横山 典弘
7 14 タイガーストーン 57.0kg 蛯名 正義  
7 15 ティアップゴールド 57.0kg 池添 謙一
8 16 ブレイクランアウト 57.0kg 武 豊
8 17 アドバンスヘイロー 57.0kg 柴田 善臣
8 18 フィフスペトル 57.0kg 安藤 勝己


うーん、例年悩ましいレースなのですが、今年も悩ましいですな。

広い府中で差しが決まりそうな所に外枠に決め手に優れた馬が集合してるんですが、その中でもブレイクランアウトは常時33秒台の末脚を炸裂させているわけで、これが最有力と見ます。乗り難しい感じの馬で、事実武豊は過去に圧倒的人気を裏切る所業を一度ならずしているのが気がかりですが、府中ならどんなに酷くても3着は確保してくれるんじゃないでしょうか。(あ、なんか、先週も同じ事、アサクサキングスに対して書いたような気が。くそう。。。。)

対抗はレッドスパーダ。先行脚質で外を引いたのはなんですが、それでも皐月賞で世代のトップ候補に躍り出たアンライバルドとスプリングSで0.1秒差の接戦を演じていることから、これは相当強い可能性があります。同じレースで0.2秒差だったサンカルロ・フィフスペトルまたしかり。サンカルロは相当やんちゃな奴らしくて最近やっと競馬を覚えてきたのだそうですが、前走のNZTが本当に強い勝ち方だったのでこれは相当期待できます。吉田が内枠をきちんとこなしてくれればと言う条件付きなんですが。

この他、密かに期待しているのが17番アドバンスヘイロー。ここ2走が酷い成績で超低人気なんですが、外枠を引いたのが買い要因。この馬、外枠だと1−2−2−1とえらく安定していて、荒れるとしたらこういう馬が穴を開けるんじゃないですかね。


上海馬券王



○今日の結果

<NHKマイルカップ> @ジョーカプチーノ Aレッドスパーダ Bグランプリエンゼル




○かんべえのつぶやき

――やっぱり武豊は来ませんでした。金的を射止めたのは、あっと驚くジョーカプチーノ。毎年荒れるNHKマイル、今年は三連単が238万円という番狂わせでした。個人的には、マンハッタンカフェの子供がG1を取ったということで、嬉しいのでありますが・・・・。

――本日の当方は、Lレッドスパーダから買ってまして、馬連でAミッキーパンプキンやらPアドバンスへイローなんて薄めに流していたのに、なぜかBまで届きませんでした。悔しい。馬連1万4180円。返せ、戻せと、叫べど戻らぬ北方領土。

――ところで本日のレース、ファンファーレを演奏したのはN響でした。競馬らしからぬ、変に間延びした演奏でありました。やはりJRAは自衛隊に限りますわなあ。





5月3日(日)

えー、ロック歌手忌野清志郎さんの訃報に接し、現在少なからぬショックを受けているところです。悲しいと言えば当然悲しいのですが、それ以上に自分の思春期に必要不可欠だった存在がなくなってしまったと言う喪失感に呆然としているというのが、より実態に近い気がいたします。このような気持ちになるのは30 年近く前にジョンレノンが死んだとき以来でしょうか。いやあ、まいったね。レノンの時と違って清志郎さんの場合は心の準備が出来ていたはずなんだけど、それでも。

大学時代・社会人のぺーぺー時代はよくコンサートに行ったものです。RCサクセションのコンサートでは清志郎がステージから客席に向かってバケツの水をぶっかけるなんて事を日常茶飯事的にやっていたんですが、私も運良く最前列の席をゲットした時はアタマからずぶ濡れにされると言う栄をいただいたわけで、あの経験があるから、私は「闘魂ビンタ」を受けるためにリング上で列を作るアントニオ猪木フリークの気持ちはよく分かるのである。でも、そうか、もういないんだな、清志郎。

忌野清志郎の、そしてRCサクセションの業績が如何に巨大なものであったかは、同世代には言わずもがななんですが、多分今の若い世代には分からないんだろうな。とにかく彼らが80年に発表した「ラプソディー」というライヴアルバムは本当に、本当に革命だった。70年代の日本にもロックバンドというのはあるにはあったんですが、でもみんなロックとかR&Bとかの乗りを日本語に乗せるのに四苦八苦していて、結局多くのシンガーは英語で歌うか、英語調の巻き舌日本語で歌うかしていたわけで、そんな時期に(いや、よく考えると矢沢永吉とか桑田佳祐なんかは未だに巻き舌だな)、初めて彼らが欧米ロックのグルーヴを普通の日本語で歌い上げることに成功したわけで、これは本当にとてつもなく凄いことであったのだよ。

そして、音楽上の業績以上に凄いのは忌野清志郎という人が死ぬまで「ロック少年」であったと言うこと、そしてさらに凄いのは、単なる「ロック少年」である以上に「悪ガキ」であったこと。40年以上も同じ事やっていると普通は円熟したり、計算高くなったりするもんなんですが、最後まで好きなことやり通して、自分に説教たれる「権威」とか「社会秩序」とかに徹底的に逆らいまくっていた不良少年であった。思想とか信条があって逆らっているのではない、単に説教されるのが嫌なだけという駄々っ子にも等しい不貞不貞しさを60近くまで持ち続けたとんでもないおっさんであったのだ。

  ROCKはもう卒業だと あいつは髪を切るのさ お似合いだな Eアタマだな
  生意気な奴だったのに なんだか素直になったな レスポールが重たすぎたんだろ
   (RCサクセション 「BABY逃げるんだ」)


こういう人を悼むのに、「合掌」とか「ご冥福をお祈りします」とかやったんじゃ、多分怒られるんだろうな。うーん、なんと言えばよいのだろう。。。。


10R 第139回天皇賞(春)(GI)
3200m 芝・右 外
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 サンライズマックス 58.0kg 福永 祐一  
1 2 マイネルキッツ 58.0kg 松岡 正海  
2 3 ジャガーメイル 58.0kg 安藤 勝己
2 4 アルナスライン 58.0kg 蛯名 正義
3 5 シルクフェイマス 58.0kg 藤岡 佑介  
3 6 テイエムプリキュア 56.0kg 荻野 琢真  
4 7 ポップロック 58.0kg 川田 将雅  
4 8 トウカイトリック 58.0kg 和田 竜二  
5 9 ホクトスルタン 58.0kg 小牧 太
5 10 ゼンノグッドウッド 58.0kg 武 幸四郎  
6 11 ネヴァブション 58.0kg 後藤 浩輝  
6 12 ドリームジャーニー 58.0kg 池添 謙一  
7 13 デルタブルース 58.0kg 岩田 康誠  
7 14 コスモバルク 58.0kg 幸 英明  
7 15 モンテクリスエス 58.0kg 武 豊
8 16 スクリーンヒーロー 58.0kg 横山 典弘
8 17 アサクサキングス 58.0kg 四位 洋文
8 18 ヒカルカザブエ 58.0kg 秋山 真一郎


うーん、清志郎ショックで馬券予想にも集中できないので今回は簡単に。

メンバーの半数がG1連対実績ありで「天春特別」とでも呼びたくなるようなここ数年とは打って変わった好メンバーではあるんですが、まぁ、G1馬を名乗っている馬の半分は「昔の名前で出ています」みたいな存在なんで、結構絞り込めそう。

アサクサキングスのここ数走の安定度は買いな訳でこれを取りあえずこれを◎としますが、これは3着以内は固いという意味の◎。まぁ、阪神大賞典を勝った馬の例に漏れずこの馬も現在一番人気なんですが、阪神大賞典の勝ち馬って確かに過去本番でも馬券に絡むとはいえ、ナリタトップロードとかリンカーンとか勝ちきれない罰当たりも結構いるので、3連単軸では買いたくないですね、


上海馬券王

追伸:所でこの競争、日本の天気予想に準じ良馬場前提なんですが、大丈夫ですかね。上海は土曜日曜と結構な量の雨が降っているので心配です。



○今日の結果

<春の天皇賞> @マイネルキッツ Aアルナスライン Bドリームジャーニー




○かんべえのつぶやき

――家族サービスから帰って、結果を聞いて驚きました。JRAの映像を見て、さらに驚きました。いやあ、これは今日は行かなくて正解だったかなと。個人的にはスクリーンヒーローの不振がショックです。

――年に1度、3200メートルのG1は、それなりに重いレースだと思うのですが、ときどきとんでもない結果が出てしまうのですね。春天を楽しめない年のJRAは、やっぱりそれなりになってしまうんじゃないかと心配であります。

――忌野清志郎さんといえば、大学時代の学園祭でRCサクセションを呼んだんですよね。ものすごいノリでした。よくまあ兼松講堂の二階の床が抜けなかったものです。あたしゃ警備担当だったんで、それが気が気ではなくて、コンサートを楽しむ余裕はまったくありませんでした。あとでレコードを借りてきて、いい曲が多いということに気がつきました。





4月19日(日)

上:えー、今週から不定期的に「上海馬券王の中国語講座」というのを始めてみたいと思うわけだ。

☆:なんです、いきなり。

上:いや、ほら、「中国発の競馬予想」という特異性が売りのはずのこのコーナーなんだが、思いの外私のことをエセ駐在員と考える向きが多いと言うことに最近になって気がついたのだよ。ネットの匿名性を利用して男が女のふりするのを「ネカマ」と言うのだが、私の場合は日本にいながら中国駐在のふりをしている「ネチャイナ」と言うわけだ。まぁ、これも中国に累計8年住んでいながら余り現地ネタを書いてない私の責任も大きい故、上記企画を立ち上げて現地テーストをアピールしようかと思った次第なのである。

☆:元々そんなに読者が付いているとも思えないわけで、無用な努力という気がしますがね。っていうか、先生、「中国語講座」なんて偉そうな企画をぶち上げるほど中国語しゃべれたんだっけ?

上:ぜーんぜん。タクシーとレストランと職場の一部でしか通じませんな、私の中国語は。家内からも「8年住んでて、ここまで身につかない人間はいない。」なんて徹底的に馬鹿にされる始末で困ったもんです。

☆:。。。。。奥さんでなくてもそりゃ馬鹿にするわ。そんなレベルで中国語講座なんて、何考えとんねん、おっさん!

上:いや、中国語というのは文法は結構いい加減で言葉を淡々と並べればそれなりに意味をなすんだけど、その分発音に厳格でね、「四声」というイントネーションをちょっと間違えるだけで、もう通じなくなるし、日本語にはない母音や子音が沢山あって、これが日本人の声帯とは相性が悪くて滅茶苦茶、体に負荷がかかるわけ。英語だと多少発音が悪くても通じるんだけど、中国語は大変なんだよ。

☆:英語だって20年以上使ってないくせに。。。。。。

上:思い起こせば10年前、最初にこちらに来たときに「銀河賓館」というホテルに泊まったんだけど、いきなり涙が出たよ。タクシーの運転手に場所を言っても分かってもらえないんだもん。「銀河賓館」って発音記号は「yinhe binguan」、これを敢えて日本語表記すると「インホービングアン」なんだけど、こちらの人間に「インホービングアン」じゃ絶対に通じない。特に「e」の発音というのは本当に難しくて、二日酔いでゲロ吐く寸前に出る「オエっ」って音声に似たこの母音をマスターするのに私は3ヶ月かかったのだ。たかがホテルの名前一つにだぞ。ああ、恐ろしや中国語!

☆:威張るような話じゃないでしょう。

上:威張ってなんかないよ。ただ、語学というのは知性とは違う類の才能だと言いたいのだ。特に中国語というのは、学校に行って学ぶ真面目な奴よりはカラオケ屋の姉ちゃんの所に通い詰めてお触りしまくってるスケベな奴の方が絶対上達が早いぞ。これは断言してもいい。

☆:だったら先生もカラオケ屋の姉ちゃんの所に通い詰めてお触りすればいいじゃん。

上:そんな体力とか情熱とかが私にあると思うのかね。好きな奴は毎日通ってるけど、本当にあのパトスはどこから沸いて出てくるのだろう。大体、あんな所に行けば一晩で600元から1000元の支出になるのだ。そんな金があるなら競馬に使う方が人として正しい生き方であると君も思わんかね。

☆:競馬で儲けてれば毎晩通えるじゃん。それが通えないって事は儲かってないって事で、要は引きこもって競馬三昧の結果、経済的にもやせ細り、あげく中国語習得の機会も逸しているダメダメな先生の日常が、ここから窺い知れると言うわけですな。

上:ううううう、痛いところを。

☆:で、もう一度聞きますが、そんな人間失格な先生が、「中国語講座」なんて、一体何をおっぱじめるつもりなんですか。

上:いや、だからね、会話はダメダメでもテキストならちょっとはましなわけで、中国語文章として面白そうなものをここで不定期的に紹介していけばそれなりに現地テーストが醸し出せるのではないかと、こう思ったのです。日本にも漢字文化というのはあるわけですから、字面から立ち上るユーモアみたいなものは日本の方にも共有していただけるのではないかと。

☆:それって「講座」というよりは単なる紹介じゃない。

上:そこ!細かいことは気にしない!で、第一弾が映画の中国語タイトル紹介である。以下の中国語は何の映画のタイトルでしょう。

 @星球大戦
 A現代啓示録
 B黒客帝国
 C未来戦士
 D古墓麗影
 E銀翼殺手
 F蝙蝠侠 黒暗騎士
 G失嬰記
 H魔戒三部曲
 I生之欲

☆:。。。。。。。。

上:答えを言うとですね。@スターウオーズ(Star Wars)、A地獄の黙示録(Apocalyse Now)、Bマトリックス(Matrix)、Cターミネーター(Terminator)、Dトゥームレーダー(Tomb Raider)、Eブレードランナー(Blade Runner)、Fバットマン・ダークナイト(The Dark Knight、ちなみにバットマンビギンズは「蝙蝠侠 開戦時刻」)、Gローズマリーの赤ちゃん(Rosemary's Baby)、H指輪物語3部作(The Lord of the Rings)→ちなみに第一部「旅の仲間」は「魔戒現身」、第二部「二つの塔」は「雙城奇謀」、第三部「王の帰還」は「国王帰来」、I黒澤明の「生きる」な訳です。ね、面白いでしょ?

☆:。。。。。。。。どこが?

上:ま、上記はそれぞれ古典・名作の類だから結構内容に忠実なタイトルなんだけど、最近のはやりものになるとなかなかぶっ飛んでいるわけだ。そう言うのを以下に掲示するので、皆で考えてください。回答は競馬予想の後から。
 
 J少数派報告
 K通天塔
 L奔騰年代
 M正義之裁
 N死亡筆記
 O超時空泡泡女
 P談談情跳跳舞
 Q末代独裁
 R重金揺凜雙?人
 S百人斬少女

 いやあ、中国語ってほんとに面白いですね。それでは皆さんまた来週。

☆:おいっ!来週もこんなことやるつもりなのか?

上:やるよ。「ネチャイナ」認定はいやだし。次は何にしようかな。日本のアニメタイトルも結構面白いのがあるし、ああ、色々あって悩ましい。

☆:駄目だ、こりゃ。。。。


11R 第69回 皐月賞(GI)
2000m 芝・右
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ロジユニヴァース 57.0kg 横山 典弘
1 2 リクエストソング 57.0kg 後藤 浩輝  
2 3 サトノロマネ 57.0kg 北村 宏司  
2 4 トライアンフマーチ 57.0kg 武 幸四郎
3 5 ミッキーペトラ 57.0kg 田中 勝春
3 6 ベストメンバー 57.0kg 四位 洋文
4 7 ナカヤマフェスタ 57.0kg 蛯名 正義
4 8 メイショウドンタク 57.0kg 藤田 伸二  
5 9 イグゼキュティヴ 57.0kg 松岡 正海  
5 10 ゴールデンチケット 57.0kg 川田 将雅
6 11 アーリーロブスト 57.0kg 福永 祐一  
6 12 フィフスペトル 57.0kg 安藤 勝己  
7 13 モエレエキスパート 57.0kg 三浦 皇成  
7 14 アントニオバローズ 57.0kg 角田 晃一  
7 15 セイウンワンダー 57.0kg 内田 博幸  
8 16 アンライバルド 57.0kg 岩田 康誠
8 17 シェーンヴァルト 57.0kg 北村 友一  
8 18 リーチザクラウン 57.0kg 武 豊


 いやあ、先週のブエナビスタは凄かったですね。4コーナー入り口では殆ど最後方、直線だけでまとめてぶっこ抜いたわけで、なんかミスターシービーを思い出しました。馬の強さにも驚いたのですが、個人的には圧倒的一番人気を背負いながらあんな騎乗をしてしまう安藤にもびっくり。いくら外回りといっても府中じゃあるまいし、阪神じゃおっかないですよね。よっぽど馬を信頼していると言うことなんでしょうが、いい度胸してるなあ。いずれにせよ懸念された阪神でこれじゃあオークスは当確ですね。

 で明日は牡馬クラシック第一弾皐月賞なわけですが、こちらもロジユニヴァースでほぼ当確なんじゃないでしょうか。弥生賞の勝ち方を見ると府中ならともかく中山で負ける姿を想像出来ないですな。枠も先行力が生かせる内枠を引いたし怪我とかアクシデントがない限りこれで決まりという感じ。それにしても関東馬がクラシックで圧倒的一番人気というのも、感慨ひとしおであります。

 対抗は安定した差し脚が魅力のアンライバルド。ペースが速くなりそうなので、展開と枠が向きそう。あ、よく見ればこの馬もネオユニヴァースの産駒じゃないか。現役時代二冠とはいえ、根性主体の馬だったのに、ここまでスピードとパワーに優れた産駒を量産するなんて、なんか違和感ありますが、種牡馬として大成の予感。

 他にはリーチザクラウンが面白いと思ったのですが、なんと大外引いてしまいましたのでこれは大幅に割引が必要。それなら京成杯で大きな不利を受けながら2着を確保したナカヤマフェスタが人気との兼ね合いでよいでしょう。


上海馬券王


追記:先ほどの回答です。

Jマイノリティレポート (あまりにもそのまんまで笑ってしまう。でも「少数報告」なら分かりますが「派」が付くというのは原作のニュアンスから言ってどうなんでしょう。草葉の陰のディック先生に伺ってみたい気がします)
Kバベル (「バベルの塔」と「バベル」というのは違う気がするのだが、聖書に詳しい人教えておくれ)
Lシービスケット (大恐慌時代に走ったアイドルホースの物語で競馬ファンなら皆が涙を流しながら見るべき映画なんですが、奔騰年代とは)
Mそれでも僕はやってない (先日最高裁で画期的な判決が出たのはこの映画の影響も確実にあったと思うのですが、映画の判決は正義の裁きじゃないだろに)
Nデスノート (そのまんまですね。因みに中国ではノートPCを筆記電脳と言います)
OバブルへGO! (バブル時代へ広末涼子がタイムスリップする話ですが、アメリカで大きな泡がはじけた現在これを見るとまた違った味わいであります)
PShall We Dance (あの映画のダンスは社交ダンスで跳跳というのは違う気がするぞ)
Qラストキング オブ スコットランド (アフリカの伝説的独裁者アミン大統領を描いた映画ですが、これはナイスなタイトル)
Rデスメタルロックシティー (いやあ、タイトルの字面からしてメタルじゃないですか。映画のニュアンスを正確に表しているということではこれが一番かも。)
Sあずみ (上戸彩主演の時代劇で文字通り彩ちゃんがバッサバッサと人を切りまくるのですが、「百人斬り」なんて日本じゃ違うニュアンスで使われているんで大笑いです)



○今日の結果

<皐月賞> @アンライバルド Aトライアンフマーチ Bセイウンワンダー




○かんべえのつぶやき

――最内枠、ロジユニヴァースが来ませんでした。先週のブエナビスタの勝ち方が印象に残っているだけに、何なんだ、これは。14位に終わりました。皐月賞というのは、18歳の若者どうしが戦う甲子園みたいなもの。実績はあまり当てになりません。勝ったのはもう一頭のネオユニヴァース参駒、アンライバルドでした。

――「ディープインパクト以来の無敗の皐月賞馬」を期待されたロジユニヴァースでしたが、そのクラスの強さはそうそう出るものではありません。勝ったアンライバルドはタイムも悪くないので、ひょっとすると今年の三歳馬はレベルが高いのかもしれません。これから先が楽しみです。

――毎年のことながら、皐月賞は町内会の通常総会と重なるので、今日は馬券は買えませんでした。その場合は、セイウンワンダーの複勝を買っていただろうなあ。ちょっと惜しい。ダービーのセイウンワンダーに期待したいが、こっちはまた町内会のどぶ掃除に重なっちゃうんだよな。





4月12日(日)

うううう、すいません、日本から来たお客さんの応対で痛飲しそのまま爆睡、今目が覚めたのです。

よって今回は予想だけ。


10R 第69回 桜花賞(GI)
1600m 芝・右 外
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ダノンベルベール 55.0kg 後藤 浩輝
1 2 ツーデイズノーチス 55.0kg 松岡 正海
2 3 ショウナンカッサイ 55.0kg 幸 英明