●かんべえの不規則発言



2022年9月






<9月1日>(木)

〇本日はとっても久しぶりに外務省の飯倉公館へ。すぐ近くの麻布台ですごいビルが建設中ですなあ。森ビル、とっても派手です。

〇本日のテーマは「マイク・マンスフィールド財団の第26期研修員の歓迎会」。アメリカの国家公務員を1年間、日本に送り込んで研修させるというプログラムである。本日も訪日したばかりの10人の研修生が、「日本語で」挨拶をされていました。

〇弊社でも、いろんな方をインターンとして受け入れたことがあります。その昔、当社のLNG部のブリーフィングを受けたエネルギー省の職員は、「どうやったらアメリカにLNGの輸入基地を作れるか」を研究しておられました。まだ、シェールガス開発が軌道に乗っていない時期だったから、まさかアメリカがLNGの輸出国になるとは考えていなかったのである。

〇このマンスフィールド・プログラムとは、もともとは30年前に林芳正さんがウィリアム・ロス上院議員のスタッフをやっていた時代に、書いた法案が成立して30年の長きにわたって続いているもの。本日は外務大臣として歓迎挨拶をされていました。「この財団の立ち上げ時期には、自分は『日本側の父(Father)』と言われていたのですが、最近は『お爺さん』と呼ばれてしまいます」とのことでした。

〇続いてあいさつに立ったのはラウム・エマニュエル大使。マンスフィールド上院議員がいかに偉大な政治家であったかについて縷々紹介し、日米関係は"The most important relationship."であると述べた瞬間に、一同の間から"Bar Non"という声が洩れました。いやあ、懐かしい。久しぶりに聞いたぜ、そのセリフ。

〇とはいうものの、不肖かんべえ、そもそも「立食パーティー」というものが久しぶりで、当初20分くらいはわれながら「借りてきた猫」モード。これはほかの人も同様だった様子で、だんだん打ち解けてくると、次から次へと「いやあ、お久しぶり」の会話で盛り上がる。なんかこう、スイッチが入った感じ。コロナ前はこういう楽しい会をしょっちゅうやってたんですよねえ。忘れかけていた方ともお話しできて、初めての方ともお話しできて、いやあ楽しい、たのしい。

〇お会いした人の中には、「この週末からアメリカに出張します」という方が大勢いらっしゃいました。その秘密は来週9月7日から、日本に入国時のPCR検査が不要になること。つまり9月5日や6日に帰ってくると、現地にてPCR検査費用で×万円がかかるのみならず、下手をすれば「陽性でしたからあと10日間アメリカ滞在の刑」に服する必要があった。9月7日以降に帰れば、その辺のリスクが消えるから。

〇なるほど、そういう理屈であったか。世の中はどんどんアフター・コロナに向けて動き出しているのだな、ということを感じた次第です。


<9月2日>(金)

〇小谷賢『日本インテリジェンス史』(中公新書)を読む。いやあ、これはいい本です。

〇内調、警察、外務省、防衛省、それに公安調査庁という5つの組織が、日本のインテリジェンス・コミュニティを形成している。本書はその「通史」であります。この分野における唯一の先行研究には、リチャード・サミュエルズの『特務』がある、なんてもちろん知らんかったわい。

〇戦後の占領期に始まって、内調はどうしてできたかとか、通信傍受はどうやって始まったかとか、「へえ〜!」という話が多過ぎ。しかもベレンコ中尉の亡命やら大韓航空機撃墜事件とか、誰でも知っている事件が絡んでくる。しかも不甲斐ない話が一杯。昔の日本の組織は、なぜあそこまで縦割りの弊害が強かったのか。まあ、米軍の暗号を陸軍は解読していたが、海軍には教えてやらなかった、という戦前よりかは幾分マシかもしれんのだが。

〇戦後の日本は「スパイ天国」などと呼ばれつつ、何度も情けない思いをしてきた。しかも、「情報が回らない、上がらない、洩れる」というのがインテリジェンス・コミュニティの実態だった。それでもまあ、われわれ安全保障はアメリカさんのいう通りにしていればいいんだから、ということでどこか安穏とした日々であった。ここだけの話、後藤田さんなんかも、「警察さえよければそれでいい」人だったみたいだし。

〇1990年代になると、さすがにそれでは拙いということになってきた。そこであれこれ苦闘を続けるわけだが、第2次安倍内閣におけるインテリジェンス改革は、ほとんどブレークスルーであると言っていい。これも通史だからこそ見えてくる話である。

〇特に2014年に「特定秘密保護法」を成立させたことが、改革のターニングポイントとなっている。あのとき、反対していた人たちって、今はどうしているんだろう? そうだ、翌年には平和安保法制にも反対して、その後は「モリ・カケ・桜」を追及して、それでも安倍さんが辞めたのはコロナ問題で、そして今は安倍国葬に敗退しているわけね。

〇でも、その安倍さんはもうこの世には居ないから、いよいよ国葬後は彼らが思いを持っていく場所がなくなるのね。お気の毒様です。「安倍ロス」は右よりも左の方が重いのかもしれません。知らんけど。


<9月4日>(日)

〇NY帰りの秋山信将先生が、「向こうのラーメンは高かった。一杯30ドルもした」と力説するものだから、ついつい行きたくなってしまったではないか。

〇「ラーメン激戦区」と呼ばれる柏市であるが、まずはご当地出身の「王道家」が取手から帰ってきてくれたので、連日のように行列ができている。暑いのによく並ぶよねえ。後は「麺屋こうじ」とか「こってりらーめん誉」、南柏の「麺ぽーかろう」あたりが定番であろうか。駅からすぐ歩ける場所、ということで本日のチョイスは「AKEBI」であった。

〇特製ラーメンにビールもつけて1450円である。ふふふ、今のレートならば10ドル少々である。秋山先生によれば、NYではビール代は別、さらにチップを払う必要があって、これは心理的な障壁が高そうだ。なんだかマクドナルドでチップを請求されているような気がしてしまう。

〇AKEBIは煮干しなどの魚介系スープで、すいすいと行けてしまうので、ハッと気が付くとドンブリの底が見えてしまうという困ったスープである。ちなみにNYのラーメン屋はとんこつ系が中心であるとのこと。いろんな味のラーメンを食べ比べるとなれば、やはりこれは日本で試すよりほかにありますまい。

〇秋山先生、NPT再検討会議のために1か月近く滞在されていて、最近のアメリカの物価高と円の弱さを実感されたとのことである。日本国内に居る者としては、今のうちに「安い日本」をエンジョイしておきたいものである。10月1日過ぎると、またいろいろ値上げが来るんだろうなあ。


<9月5日>(月)

〇今日はアメリカではレイバーデイの祝日。9月の第1月曜日を過ぎると、いよいよ11月8日の中間選挙に向けて最終盤シーズンということになる。競馬でいえば第4コーナーを回ったところで、あとはゴールを目指して一直線ということになる。ここまで溜めていた足を一気に解き放ち、目指すはラストスパートである。

〇となると、それまでとは戦略も変えなければならない。この点は特に共和党候補者が気を付けるべきことである。予備選が終わるまでは、「われこそは純正MAGA(Make America Great Again)候補ですよ」と共和党支持者にアピールして、指名を確実なものにしなければならない。そして候補者になってしまったら、今度はレイバーデイ後には無党派層に焦点を充てなければならない。トランプさんとは距離を取った方がいい。

〇これをうまくやったのが、ちょうど1年前にヴァージニア州知事選挙で勝利したグレン・ヤンキン候補であった。その勝利の方程式は、「ヤンキン定跡」と呼ぶにふさわしい。すなわち、かねてからトランプさんの覚えを愛でたくしておいて、予備選段階ではエンドースメントを受けるのだけれども、ご本人を選挙区に呼んだりは絶対にしない。それによって得られる票よりも、失われる票の方が多いから。それに熱烈なMAGA有権者が民主党候補に投票することはあり得ないのだから、彼らのことはほっといていいのである。

〇その上でヤンキン候補が選んだのは、「教育問題で攻勢に出る」ことであった。「クリティカル・レイス・セオリー」が本当に公立教育の現場で行われていたのかと言うと、そこは結構怪しいのであるが、これは中道派の白人票を味方につけるには絶好の切り口であった。逆に民主党のベテラン政治家、テリー・マコーリフ候補は、「教育現場で何を教えるかなんて、そもそも親が口を出すべきことではない」(ええっ?コロナで学校はやっていないのに?)と口走って自爆したのであった。

〇ということで、昨日までは「トランプ命」と忠誠を尽くしてきた共和党候補者たちは、今日からは手のひらを返して無党派票を取りに行かねばならない。え?トランプ?そんな人、あたしゃ知りませんがなあ、みたいに振舞う方が賢明なのである。だってゲームのルールが変わるのだから。

〇ところがそのことを理解できていない人が1人だけいる。それはドナルド・トランプその人である。彼は選挙戦が大好きだ。皆の前で壇上に立ち、MAGA候補を応援して拍手喝采を浴び、それで選挙資金が増えるのが嬉しくてしょうがない。ゆえにトランプさんはこの9月3日にも、激戦州であるペンシルベニア州に乗り込んで、州知事候補と上院議員候補を応援している。候補者はもちろん、きわめつけのMAGA候補である。

〇大局的に見れば、これは悪手である。共和党にとっての最善手は、この中間選挙を「ジョー・バイデン大統領に対する信任投票」にすることである。そうなれば、全米的には「このインフレを何とかしろ!」ということになって、ごく自然に野党に票が集まる。ところがこんな風にトランプさんが「悪目立ち」をしていると、何だかこの中間選挙が「トランプ前大統領への信任投票」みたいになってしまう。

〇そんな風に考えてみると、民主党は当初から非常によく練られた作戦を狙っていたのかもしれない。8月8日にFBIがフロリダのマー・ア・ラゴ邸宅に家宅捜索で乗り込んだのも、トランプさん本人やMAGA支持者の怒りに火をつけるためだったのではないか。しかるに一部共和党支持者が暴走をし始めると、無党派層は当然のことながら「引く」。共和党穏健派も距離を置こうとする。当初からそれが狙いだったのだとしたら、これはかなりの高等作戦と言えましょう。

〇実際にはバイデンさんのやっていることは、見ていてとっても心配になることが多いのですが、以上はそんな解釈もあり得るというお話でした。ちなみに以下は、たまたま今日、ナベさんが教えてくれたネタなんですが、これってとってもええ話じゃないですか。敵を減らして味方を増やす。これぞ国対族!という政治手法です。


●インフレ抑制法にサインしたペンを、ジョー・バイデンはジョー・マンチンに笑顔で渡す


<9月6日>(火)

〇先日、お受けしたご質問に、「アメリカはなぜあれだけ経済がすごいのに、政治はあんなに幼稚なんでしょうか?」というものがあった。まことにいい質問である。受けた側が困ってしまうくらいに。

〇アメリカはやっぱりすごい国なのである。コロナのワクチンを1年以内に作って量産してしまうとか、コロナの翌年に5.7%成長を成し遂げてしまうとか、2000万人をクビにしたけどそれが2年後には労働市場に復帰できてしまうとか。今はインフレで苦しんでいるけれども、これも何とかしてしまうのだろう。仮に景気後退やスタグフレーションがあるとしても、たぶんそんなに長期にはわたらないのだと思う。

〇他方、アメリカ政治はトンデモナイことになっている。この点については、「あれはトランプ支持者が悪いだけだ」と言う人が日本では少なくないのだが、誰でも考えるようなお手軽な答えが真実であったためしがない。トランプ支持者は普通に善良な人たちであって、どうかすると知的で誠実な人であることも少なくない。

〇いつも思い起こすのは、いつもネタ元にさせてもらっているelectoral-vote.comの中で、P.M. in Currituck, NC,という人がいたのである。誇り高きトランプ支持者で、その人が2020年大統領選挙の直後にこんなことを言っていた。


As a native blue-collar Pennsylvanian, I highly resent many in the Democratic Party who display this elitist, snobbish mentality. They speak to us like we are idiots, and are extremely condescending. (Due to this, I have found NPR--probably the only intelligent radio broadcast outlet in the country--almost unlistenable.) We're not stupid; we are proud of the life we built for ourselves, and are thoughtful individuals. We aren't racist, ignorant, or yokels. We just think differently, and never think we're better than someone else.

Trump never talks down to people like us, and that is why so many people from my part of Pennsylvania (Luzerne County) voted for him in 2016 (and did so again in 2020). If the Democrats want our votes back, they should start talking to us like we are human beings, and listen to us?like Slotkin does. I am sorry I am not a constituent of hers. If I were, I would wholeheartedly support her, because she "gets" people like us.



〇この発言に対し、もちろんリベラル派からは猛攻撃があったのだが、それに対する受け答えも堂にいったもので、どう考えてもこの「ノースカロライナ州、カリタックのPM氏」は、知的で誠実な人物なのであった。でも、そういう人たちがトランプ支持に回るという政治状況があって、今のアメリカ社会の分断がある。

〇最近になって、渡辺靖教授から岩波新書『アメリカとは何か』をご恵投いただいたのだが、本書のはしがきにはこの「カリタックのPM氏」の話が延々と引用されている。そうか、やっぱり気にしていた人は居たのね!と嬉しくなってしまったが、この問題はやっぱり深いのだ。

〇ということで、アメリカは政治はダメダメだけど経済はすごいのよ、というと、それって中国も同じかなあ、と思えてくる。誰がどう考えたって「ゼロ・コロナ政策」はマズいっしょ。今度は74都市でロックダウンだそうです。これって自分で自分の首を絞めているとしか思えない。でも、中国経済はたいしたものであって、デジタル化の進み具合などははるかにわが国を超えている。というか、もうちょっとなんとかならんのか日本のDXは。

〇それらに比べると、経済は相変わらずパッとしないけど、国葬に統一教会問題ごときで騒いでいるわが国の政治はまことに平和というものです。今日は五輪汚職から銀座のクラブ事情まで、とってもディープなお話をいっぱい聞いてしまってお腹がいっぱいな状態なんですが、この国は多少は貧乏になりつつあるかもしれないけど、基本は平和です。それはあきれるほどに。


<9月7日>(水)

〇本日は内外情勢調査会の青梅支部で講演会を務める。会場は東京都昭島市のフォレストイン昭和館である。

〇「昭和」というからレトロな場所かというと、実はそんなことはないのである。この名前は年号ではなく、昭島市「昭和町」(しょうわちょう)から来ている。この地名、かつては神奈川県にもまたがる大きな町であって、発足したのは1928年(昭和3年)である。その時は「昭和村」であり、1941年に「昭和町」(しょうわまち)となった。さらに1954年には、拝島村と合併して昭島市となる。昭和町(しょうわまち)はここに消滅するのであるが、新たに昭島市昭和町(しょうわちょう)という地名が残ったのである。

〇近くには昭島市営昭和公園がある。さらにその近くには、ケタ違いに大きい「国営昭和記念公園」がある。こちらは昭和天皇在位50周年を記念して、米軍から返還された旧立川飛行場の跡地180ヘクタールに建設されたもの。こちらは文字通り、年号の「昭和」から来ている。中には昭和天皇記念館もござりまするぞ。

〇不肖かんべえは、フォレストイン昭和館は2017年の新春講演会に呼ばれて以来である。その時は確か、「昭島市といえば長島昭久さんの選挙区だよな。なにか長島さんの話をこじつけなければ」などと余計なことを考えた記憶がある。その長島さんも今は自民党に移り、選挙区も東京18区(武蔵野市、小金井市、府中市)にお国替えとなってしまった。それがさらに、今後の「10増10減」で線引きが変わることになる。

〇とまあ、しみじみ昭和は遠くなりにけり、ということになる。今はなんたって令和だからね。とはいうものの、昭和の知恵はまだまだ重要であって、温故知新は世の習い。てなことを、本日は米中間選挙の観測にからめて申し上げました。政治の本質は変わらんのですよ。とまあ、昭和生まれのワシ的にはそう考えたいものである。


<9月8日>(木)

〇本日は8月分の景気ウォッチャー調査が発表になっている。もともと好きなデータなのだが、最近ではほとんど「コロナ連動型」になってしまい、感染が増えれば悲観的になり、逆に減れば過度に楽観的になる。結果としてDIのグラフがギザギザ型になってしまい、このデータ、もう役に立たんな、と思うこともしばしばである。

〇それでもコメント欄を見ていると、やっぱり珠玉のような指摘が見つかるのである。これなんぞは読んで、「儲けた!」という感がありますな。


・今年は天候に恵まれていて、今のところ、ヴィンテージイヤーが期待できる。また、円安に振れており、輸入ワインの価格がかなり値上がりしているので、国産ワインには有利に働く。秋からの需要が望まれる(甲信越=食料品製造業)。


〇察するところ、これは甲府のワイナリーさんでしょう。そうですか、2022年物はヴィンテージになるらしい。そして円安は国産ワイン業界としては大歓迎であると。食品業界は皆さん円安で泣いているのかと思ったら、ちゃんとニコニコしている人も居る。こういうところが、いかにも経済の経済らしいところであります。

〇国産ワイン業界は気の毒な立場であって、大手のサントリーやメルシャンは輸入ワインで稼いでいるので、彼らの利益はついつい見過ごされてしまうのです。ニュージーランドワインもかなり高くなったので、そろそろ国産ワインを試してみるのも良いかもしれません。


<9月9日>(金)

〇エリザベス二世が崩御されました。なんまんだぶ、なんまんだぶ。

2015年にロイヤルアスコットを見に行った際に、ホンモノの女王陛下が会場に姿を現したときは驚きました。ロイヤルアスコットは4日連続開催なので、「まあ、たぶん最終日くらいにはお出ましになるのだろう」と思っていたら、ワシが行った2日目にもご降臨されていた。「王室主催のレース」というのは、まさにそういうことであったのか、と頓悟した瞬間であった。

〇女王がお出ましになったときの、周囲の紳士淑女たちの歓迎ぶりが圧巻でした。椅子の上に乗って手を振るお調子者も居ましたなあ。王室がいかに英国民の中に浸透しているかを実感させられた瞬間でした。

〇そしてチャールズ王が誕生へ。チャールズということは3世でありますな。

〇チャールズ1世(1600−1649)は清教徒革命に遭って処刑されている。チャールズ2世(1630−1685)は亡命したり、王政復古したり、議会と対立したり、いろいろ苦労をされた方である。「チャールズ3世」を名乗るとは、アンタ、ええ度胸されてますなあ、てな気がする。

慶応大学の鶴岡路人教授によれば、フィリップ、アーサー、ジョージなどの選択も可能だったようだが、チャールズの一択であった由。余計なことながら、チャールズではなくてリチャード3世の場合はシェイクスピアになるので、これはこれで難儀な王様ということになる。ちなみにこれがルパンであった場合は・・・(以下略)

〇ともあれ、チャールズ王の前途に祝福がありますように。


<9月10日>(土)

〇本日掲載された東洋経済オンラインの駄文であります。


「日本が『円安貧乏』から脱却する3つの地道な方法」


〇円安貧乏から脱却するためには、@輸出をちゃんと伸ばす(せめてコロナのワクチンくらいは国産にしよう)、A化石燃料をこれ以上使わないようにしよう(脱・炭素のためにもいいことです)、Bインバウンドの回復を(今の円安はバーゲンセールだよなあ)の3つが必要だと申し述べました。

〇もっともネット上の読者というものは、「地道な方法」が知りたいのではなくて、単に怒りを発散する対象を求めているようなところがある。「そうか、やっぱり自民党と日銀が悪いんだな!」みたいな不毛な答えを求めているのだとしたら、あんまり相手にしたい手合いではありませぬな。

〇競馬予想はセントウルステークスではなくて、京成杯オータムハンディキャップの方を選びました。とはいうものの、明日の午後3時台には中山俊宏さんを偲ぶ会に出ているので、さすがに実況中継を見るわけにはいかないんだよなあ。

〇ハッと今見たら、ベレヌスが一番人気になっているではないか。いくら1枠1番の好枠に入ったからと言って、それは困るぞ。人気薄を狙ったつもりだったのに。

(→後記:ベレヌス、スタートは良かったのに岩田親父騎乗のディープブリランテに先を越され、さらにファルコニアに前を塞がれてしまっては勝ち目なく、5着に終わりました。西村ジョッキーの若さか、あるいは斥量の57キロが響いたのか・・・。ともあれ無念の結果である。ぐすん)









編集者敬白



不規則発言のバックナンバー

***2022年10月へ進む

***2022年8月へ戻る

***最新日記へ


溜池通信トップページへ


by Tatsuhiko Yoshizaki