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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2018年 下半期のレース考





12月28日 ホープフルステークス


えー、小幡先生から「競馬と羽生将棋への愛が足りない」と論難され、少々いたいけな気分の今日この頃なのであります。

いや、でも先生、羽生さんが過激な手順に踏み込んで勝ちにつなげた将棋と言うのは、私が見る限り10局中3局あるかないかなわけでして、それを「自爆と未来のナイフエッジ」なんて言うのは少々ロマンが過ぎるのではないでしょうか。

それに私が愛しているのはクイーンとエアグルーヴじゃなくてジミ・ヘンドリクスとマイネサマンサですからあ。後者は今頃論説しても誰も興味を示してくれないんでこのコーナーで取り上げることはあまりしてないんですが、将棋に関してはともかく、こちらは酷い誤解です。なんか韓国の駆逐艦にレーザー照射食らった哨戒機パイロットの気分です。わたくしは遺憾の意を表明するものであります。

と、言う訳で、年の瀬が押し詰まった中行われる2018年最後のG1ホープフルなんですが、本日は狂乱の職場忘年会を脱出してきたばかりの疲労もあり、簡易版でお送りします。


20181228() 5回中山9日目 13頭 [15:30発走]
【11R】 35回ホープフルS (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ニシノデイジー 2 勝浦正樹

55

7.2

()高木登

2

2

ブレイキングドーン 2 福永祐一

55

8.3

()中竹和也

3

3

キングリスティア 2 *内田博幸

55

18.1

()河内洋

4

4

 

ヒルノダカール 2 松田大作

55

70.7

()北出成人

4

5

サートゥルナーリア 2 M.デム

55

1.8

()中竹和也

5

6

 

ハクサンタイヨウ 2 松岡正海

55

204.5

()浅野洋一

5

7

ミッキーブラック 2 *マーフィ

55

29.1

()音無秀孝

6

8

アドマイヤジャスタ 2 ルメール

55

8.1

()須貝尚介

6

9

 

ジャストアジゴロ 2 *田辺裕信

55

46.7

()大和田成

7

10

 

マードレヴォイス 2 *三浦皇成

55

182.4

()田村康仁

7

11

ヴァンドギャルド 2 C.デム

55

13.0

()藤原英昭

8

12

 

タニノドラマ 2 *池添謙一

55

77.0

()松田国英

8

13

コスモカレンドゥラ 2 *戸崎圭太

55

37.7

()田中博康



朝日杯FSの出走が例年になく少なかったので、有力馬が本レースに流れたのかと思いきや、こちらはもっと小頭数の13頭立て。

これも怪物と言う評判の超良血馬サ−トゥルナーリアに恐れをなしたということなんでしょうか。まぁ、父ロードカナロア、母シーザリオというのは確かにいかにも強そうな感じで、特に母シーザリオは私的にはエアグルーヴ以上に好きな馬ですから、これに逆らえない気は確かにいたします。

ただ、ここまでの人気が順当かと言うとちょっと買いかぶられている気がどうしても。

@これまで二戦二勝は立派なもんですが、新馬戦も萩Sも両方小頭数(やはり皆おそれをなして逃げたのかもしれませんが)のしかも弱い相手に楽勝した=厳しい競馬を経験していない経緯がなんか朝日杯で圧倒的一番人気になったあげく三着となったグランアレグリアを彷彿とさせる。

A二戦とも先行して直線抜け出す横綱相撲だが、馬場が荒れてきた中山なら差しが決まる可能性も高く末の鋭い所にうっちゃり決められる可能性もそれなりに。

というわけで、末の鋭いところも押さえておきたいということで、対抗指名するのがディープ産駒のヴァンドギャルド。阪神・府中を二戦して両方とも33秒台の末脚でまとめているのがツボに来ます。もちろん小幡先生一押しのニシノデイジーもそれに該当しますが、東京スポーツ杯でニシノデイジーに敗れたとはいえヴァンドギャルドもタイム差0と差のない内容、それでこの人気とジョッキーの差を考えれば、これはそそるなんてもんじゃありません。サートゥルナーリアにだって勝つまであるんじゃないでしょうか。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点。どれもかなりの高配当です。有馬で縦目を食らったんで、こちらで有終の美を飾りたいもんです。

それでは皆様良いお年を



上海馬券王 in Kabinburi



○今日の結果

<ホープフルステークス> @サートゥルナーリア、Aアドマイヤジャスタ、Bニシノデイジー




○かんべえのつぶやき

――いやはや強かった。サートゥルナーリア、ほとんどステッキを使わずに勝っちゃいました。しかも最後の直線では、馬群をこじ開けて先頭に出てしまう。これで3連勝、負けなしでG1を取りました。これは来年のクラシックもすごいことになりそうですな。まるで牡馬のアーモンドアイ。これはもうデムーロ騎手が手放そうとしないでしょうな。

――今日はルメール騎手が中山で4勝。あっさりと武豊の年間最多勝記録を塗り替えました。3つ上乗せして合計215勝。お見事でありました。今日はそれ以外のレースもミルコ・デムーロが2勝、マーフィーが2勝、クリスチャン・デムーロが1勝なので、日本人騎手は何をしているのでありましょうか。

――今日の中山競馬場は、そこそこの人出でありました。皆さん、12月28日は意外と遊びに来れるんですね(ワシは会社を休んできている)。これで明日は東京大賞典があって、来週の土曜日はもう中山金杯なのであります。銅も年末年始の景色が変わりましたな。年末年始は競馬がお休みじゃないんです。まあ、それはそれで良いのではないかと。

――
馬券王先生、年末年始はご帰国と伺っております。お目にかかる機会を心待ちにしておりますぞ。たぶんタイから戻られると、日本はとっても寒いと思います。くれぐれもご用心なさいまし。





12月23日 有馬記念


えー、平成最後の年も押し詰まってきた矢先、羽生先生が竜王を失冠、無冠になってしまったという事態に遭遇し、現在深い感慨にふけっているわけなのであります。

思えば平成の30年間、将棋界は羽生先生を中心に回っていたわけです。それが最後の最後で無冠。なんということなのでしょう。新竜王となる広瀬八段はトップ中のトップ棋士ではありますが、それでもコンピューターを武器に活躍する最近の若手棋士に比べれば、まだ旧人類に属するわけで、羽生さんはそういう若手に旗色悪い状況だったんで、今回が100冠へのラストチャンスなんじゃないかと思ってたんですよねえ、私。ああ、それなのに。。。平成最期と言う時期が時期だし、「一つの時代が終わった」と言う感覚をおそらく多くの人が抱いているのではないでしょうか。

最近はYOUTUBEで将棋の映像を見ることが増えまして、これがなかなか面白いのです。「ひふみんの奇人変人ぶり特集」とか、「糸谷五段対糸谷八段の超早指し決戦(なぜか解説谷川浩司)」みたいな創作映像というのも抱腹絶倒で素晴らしいのですが、やはり目を奪われるのが羽生先生の「神の一手」の数々。「伝説の5二銀」だけじゃないですぞ。対局を見る人々(素人だけではなくトッププロを含みます)が全く考えもしなかった一手を平然と差し、それが結局盤上この一手であるという目からうろこが数百枚剥がれ落ちるような、実に感動的な将棋を羽生さんは沢山差してきたわけです。

でも最近はそういう感動的な「神の一手」を目にする機会が歴然と減ってきたんですよね。これって若手を中心にレベルが急上昇して、そういう一着を差す猶予を与えてもらえないというのもあるんでしょうが、やはり羽生さん自身の「老い」というのもあるんじゃないでしょうか。最近は過激な手順に踏み込むけど、的確にとがめられて自爆するって言うケースをやたら目にするし。小幡先生は「新しい将棋の可能性に挑戦する羽生は素晴らしい!」と肯定的な見解を表明しておられますが、私的には、中原誠先生の晩年がやはりこういう「過激流」であったことが思い出され、なんか嫌な予感がしてならないわけです。

しかし、元号が変わる来年以降の将棋界はどうなるんでしょう。藤井七段を筆頭とするコンピューター系新人類が、アナログな旧人類を駆逐・蹂躙する1年になるのでしょうか。そうなるとつまんないなあ。だって、彼ら新人類って、コンピューター将棋の論理とか理(ことわり)を人の言葉で説明できないんだもん。藤井聡太に「なぜ居飛車ばかりで振り飛車指さないんですか?」って質問したら「振り飛車はコンピューターの評価数値が低いから」という答えが返ってきたのだとか。いや、だから、何故居飛車がコンピューター的に優れているのか、それが知りたいんだよ、こちらは。

羽生さんと言う人は、将棋の真理とか深淵と言うものを人の言葉で伝え続けてきた人だと思うんですよね。言ってることが難解で常人には理解できない部分が多かったけど、それでも知の最前線(特に理系の)に立つ人たちには、すごく共感と熱狂を与えているようで、そういう人たちと羽生さんの対談と言うのは、なかなか読みごたえがあったのです。コンピュータ将棋がプロの棋戦に決定的な影響を及ぼしているのは、もうだれにも止められないのですが、それなら「コンピューターの理屈」というものを人の言葉で語ってくれる人が出てきてほしいんですよね。なんか、「そういう理屈は人の言葉に還元不能である」という落ちが付く可能性もそれなり以上にありそうですが、そうだとしたら事業としての将棋はデッドエンドなんじゃないでしょうか。そういう意味でも羽生さんにはもう一花以上咲かせてもらいたいと思う今日この頃です。

さて、平成最後の年に当たり、競馬界も一つの時代が終わりを告げようとしているようで。羽生同様、平成競馬界に君臨し続けてきた武豊が本年ついにG1勝ち0となりそうな、そんな状況なのであります。こちらもコンピュータならぬ外国人ジョッキーの猛威に、本年49歳と言う老いが追い打ちかけるという構造が羽生さんを彷彿とさせるのですが、なかなか切ないですな。え、「明日の有馬、武の騎乗馬は上位人気のオジュウチョウサンじゃないか。最内枠引いた武の運勢はまだまだ健在、明日は勝てそう。」ですって?う〜ん。。。。。


さすがに「平成の競馬を振り返る」なんてだいそれたことをやると、紙数が尽きませんので、ここでは18年後半のG1を振り返ってみましょう。


馬券王と振り返る18年下半期

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

181216 フューチG1 アドマイヤマーズ 2 M.デム

15

6

2

()友道康夫

1339

-0.3

   03-03

33.9

460

9710

14240

3340

45180

181216 フューチG1 クリノガウディー 2 藤岡佑介

15

1

 

9

()藤沢則雄

1342

0.3

   04-04

34.0

(77.4)

9710

14240

3340

45180

181216 フューチG1 グランアレグリア 2 ルメール

15

2

1

()藤沢和雄

1343

0.4

   02-02

34.6

(1.5)

   

3340

45180

181209 阪神ジュG1 ダノンファンタジー 2 C.デム

18

13

1

()中内田充

1341

-0.1

   15-16

34.0

260

640

1190

1310

5020

181209 阪神ジュG1 クロノジェネシス 2 北村友一

18

9

2

()斉藤崇史

1342

0.1

   17-17

33.9

(3.6)

640

1190

1310

5020

181209 阪神ジュG1 ビーチサンバ 2 福永祐一

18

11

4

*()友道康夫

1343

0.2

   11-10

34.5

(8.2)

   

1310

5020

181202 チャンピG1 ルヴァンスレーヴ 3 M.デム

15

2

1

()萩原清

1501

-0.4

 02-03-03

35.6

190

3000

3890

6090

27310

181202 チャンピG1 ウェスタールンド 6 藤岡佑介

15

12

8

()佐々木晶

1505

0.4

 15-15-13

34.4

(32.1)

3000

3890

6090

27310

181202 チャンピG1 サンライズソア 4 モレイラ

15

9

3

()河内洋

1505

0.4

 05-05-05

35.9

(8.2)

   

6090

27310

181125 JCG1 アーモンドアイ 3 ルメール

14

1

1

()国枝栄

2206

-0.3

 02-02-02

34.1

140

590

700

960

2690

181125 JCG1 キセキ 4 川田将雅

14

8

4

()中竹和也

2209

0.3

 01-01-01

34.7

(9.2)

590

700

960

2690

181125 JCG1 スワーヴリチャード 4 M.デム

14

11

2

()庄野靖志

2215

0.9

 05-04-04

34.7

(6.5)

   

960

2690

181118 マイルチG1 ステルヴィオ 3 ビュイッ

18

1

5

()木村哲也

1333

-0.0

   04-05

34.1

870

3220

6350

5480

29790

181118 マイルチG1 ペルシアンナイト 4 M.デム

18

2

3

*()池江泰寿

1333

0.0

   07-07

33.9

(6.5)

3220

6350

5480

29790

181118 マイルチG1 アルアイン 4 川田将雅

18

3

4

*()池江泰寿

1335

0.2

   02-02

34.5

(6.6)

   

5480

29790

181111 エリザベG1 リスグラシュー 4 モレイラ

17

12

3

()矢作芳人

2131

-0.0

 09-10-09

33.8

470

9800

12450

8660

56370

181111 エリザベG1 クロコスミア 5 岩田康誠

17

9

 

9

()西浦勝一

2131

0.0

 01-01-01

34.7

(41.8)

9800

12450

8660

56370

181111 エリザベG1 モズカッチャン 4 M.デム

17

7

1

()鮫島一歩

2136

0.5

 06-05-05

34.7

(3.6)

   

8660

56370

181104 JBCレG1 アンジュデジール 4 横山典弘

16

16

6

()昆貢

1504

-0.0

 05-04-02

37.3

1310

2090

5890

7060

53720

181104 JBCレG1 $ラビットラン 4 M.デム

16

4

1

*()中竹和也

1504

0.0

 05-04-02

37.3

(2.8)

2090

5890

7060

53720

181104 JBCレG1 ファッショニスタ 4 大野拓弥

16

15

5

()安田隆行

1505

0.1

 14-13-10

36.3

(11.9)

   

7060

53720

181104 JBCクG1 ケイティブレイブ 5 福永祐一

16

8

3

()杉山晴紀

1567

-0.1

 08-06-04

37.0

420

760

1690

910

4890

181104 JBCクG1 オメガパフューム 3 和田竜二

16

14

2

()安田翔伍

1568

0.1

 09-10-08

36.7

(3.7)

760

1690

910

4890

181104 JBCクG1 サンライズソア 4 ルメール

16

4

1

()河内洋

1570

0.3

 01-02-01

38.4

(3.2)

   

910

4890

181104 JBCスG1 グレイスフルリープ 8 ルメール

16

6

4

()橋口慎介

1104

-0.0

   04-02

36.4

1200

1260

3770

3520

23510

181104 JBCスG1 $マテラスカイ 4 武豊

16

5

1

*()森秀行

1104

0.0

   01-01

36.7

(2.0)

1260

3770

3520

23510

181104 JBCスG1 キタサンミカヅキ 8 森泰斗

16

4

5

[]佐藤賢二

1108

0.4

   09-07

36.1

(12.9)

   

3520

23510

181028 天皇賞秋G1 レイデオロ 4 ルメール

13

4

2

()藤沢和雄

1568

-0.2

 06-05-05

33.6

310

1520

2370

6420

24230

181028 天皇賞秋G1 サングレーザー 4 モレイラ

13

9

4

()浅見秀一

1570

0.2

 07-07-07

33.4

(9.6)

1520

2370

6420

24230

181028 天皇賞秋G1 キセキ 4 川田将雅

13

10

6

()中竹和也

1570

0.2

 01-01-01

34.7

(12.8)

   

6420

24230

181021 菊花賞G1 フィエールマン 3 ルメール

18

12

 

7

()手塚貴久

3061

-0.0

 07-05-06

33.9

1450

2380

6010

16710

100590

181021 菊花賞G1 エタリオウ 3 M.デム

18

9

2

*()友道康夫

3061

0.0

 09-08-06

33.9

(3.6)

2380

6010

16710

100590

181021 菊花賞G1 ユーキャンスマイル 3 武豊

18

7

 

10

*()友道康夫

3063

0.2

 09-10-10

33.9

(31.7)

   

16710

100590

181014 秋華賞G1 アーモンドアイ 3 ルメール

18

11

1

()国枝栄

1585

-0.2

 11-11-12

33.6

130

880

1000

2360

5600

181014 秋華賞G1 ミッキーチャーム 3 川田将雅

18

13

5

*()中内田充

1587

0.2

 01-01-01

35.4

(15.6)

880

1000

2360

5600

181014 秋華賞G1 カンタービレ 3 武豊

18

2

3

*()中竹和也

1589

0.4

 12-13-12

33.9

(14.0)

   

2360

5600

180930 スプリンG1 ファインニードル 5 川田将雅

16

8

1

()高橋義忠

1083

-0.0

   06-08

34.5

280

4140

5260

65370

209620

180930 スプリンG1 ラブカンプー 3 和田竜二

16

9

11

*()森田直行

1083

0.0

   02-02

35.1

(31.7)

4140

5260

65370

209620

180930 スプリンG1 ラインスピリット 7 武豊

16

1

 

13

()松永昌博

1084

0.1

   03-04

35.0

(63.7)

   

65370

209620

集計期間:2018. 9.30 2018.12.16 的中馬券は白抜き表示。JBC3競走は予想非公開。



うーん、JBCを含め13競走あって的中5と言うのは、まずまずと言えばまずまずなんだけど、当たったのは皆異常に安い配当なわけで、なんか切なさがこみ上げてきます。理不尽な結末も多いですな。先週の朝日杯で2着に入ったクリノガウディーを拾い上げる論理を未だ私は持ち合わせていないぞ。え、山本昌が当てたんですって?うーん、あの人「競馬場の達人」でも帯封ゲットしてたし、野球より競馬とラジコンカーの方が才能あるんじゃないだろうか。

目を引くのはやはりアーモンドアイの異次元の強さで、これを見られただけで今年の競馬は悪くない一年だったということになりますが、こういうぶっつけ本番なローテーションを来年も継続するようで、やはり体質に著しい問題がありそう。国枝先生には苦労の多い年になりそうですね。

この他では、外国人ジョッキーの無双状態がとんでもないですな。馬券対象となった39頭の内19頭が外国人って、ほぼ半分じゃねえか。武が老化したら外国人の天下でしたって、日本人ジョッキー不甲斐なさすぎ。これでモレイラまで日本に来たらどうなるんでしょう。ある意味コンピュータに支配された将棋界より質の悪い問題なんじゃないでしょうか、これ。明日の有馬の予想にも、これは影響が出てしまいますな。


20181223() 5回中山8日目 16頭 [15:25発走]
【11R】 63回有馬記念 (馬連5%UP/予定)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2500m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

オジュウチョウサン 7 武豊

57

6.8

()和田正一

1

2

 

クリンチャー 4 *福永祐一

57

25.0

()宮本博

2

3

モズカッチャン 4 M.デム

55

9.6

()鮫島一歩

2

4

 

マカヒキ 5 *岩田康誠

57

35.5

()友道康夫

3

5

パフォーマプロミス 6 *C.デム

57

19.7

()藤原英昭

3

6

サトノダイヤモンド 5 *アヴドゥ

57

15.4

()池江泰寿

4

7

 

サウンズオブアース 7 *藤岡佑介

57

111.8

()藤岡健一

4

8

ブラストワンピース 3 池添謙一

55

9.4

()大竹正博

5

9

 

リッジマン 5 蛯名正義

57

79.3

()庄野靖志

5

10

ミッキースワロー 4 横山典弘

57

25.6

()菊沢隆徳

6

11

ミッキーロケット 5 *マーフィ

57

20.3

()音無秀孝

6

12

レイデオロ 4 ルメール

57

2.5

()藤沢和雄

7

13

 

スマートレイアー 8 *戸崎圭太

55

138.3

()大久保龍

7

14

キセキ 4 川田将雅

57

6.8

()中竹和也

8

15

シュヴァルグラン 6 *ボウマン

57

23.8

()友道康夫

8

16

 

サクラアンプルール 7 田辺裕信

57

114.3

()金成貴史



ホープフルがあるとはいえ、事実上本年最後の大一番有馬記念なのですが、今年の中距離路線でG1勝った馬の参戦がレイデオロのみという実に寒いメンツとなってしまいました。その分軸は絞りやすいのですが、二番手以下は展開次第でどうとでもなりそうで、非常に悩ましい。障害と平場レースを10連勝と言うオジュウチョウサンが色物参戦までして、しかも人気だし。。。

例によって過去10年のトレンドを見てみましょう。


有馬記念過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171224 キタサンブラック 5 武豊

57

16

2

1

()清水久詞

2336

-0.2

 01-01-01

35.2

0.0

540

-2

190

3170

3810

5420

25040

171224 クイーンズリング 5 ルメール

55

16

3

8

()吉村圭司

2338

0.2

 05-05-03

35.1

0.3

474

0

(33.1)

3170

3810

5420

25040

171224 シュヴァルグラン 5 ボウマン

57

16

10

3

()友道康夫

2338

0.2

 08-08-08

34.8

0.6

474

+4

(6.7)

   

5420

25040

161225 サトノダイヤモンド 3 ルメール

55

16

11

1

*()池江泰寿

2326

-0.0

 03-03-03

35.5

0.4

502

+4

260

440

770

1050

3940

161225 キタサンブラック 4 武豊

57

16

1

2

()清水久詞

2326

0.0

 02-02-02

35.8

0.1

536

0

(2.7)

440

770

1050

3940

161225 ゴールドアクター 5 吉田隼人

57

16

2

3

()中川公成

2327

0.1

 03-03-03

35.7

0.3

498

-6

(7.9)

   

1050

3940

151227 ゴールドアクター 4 吉田隼人

57

16

7

8

()中川公成

2330

-0.0

 03-05-03

34.8

0.2

494

+4

1700

6840

13780

20360

125870

151227 サウンズオブアース 4 M.デム

57

16

9

5

()藤岡健一

2330

0.0

 03-05-06

34.7

0.3

502

0

(9.9)

6840

13780

20360

125870

151227 キタサンブラック 3 横山典弘

55

16

11

4

()清水久詞

2331

0.1

 01-01-01

35.1

0.0

526

-4

(8.4)

   

20360

125870

141228 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

55

16

4

4

()石坂正

2353

-0.1

 03-03-02

34.1

0.5

470

-2

870

12350

21190

15250

109590

141228 トゥザワールド 3 ビュイッ

55

16

6

9

*()池江泰寿

2354

0.1

 07-06-07

33.8

0.9

524

+4

(31.2)

12350

21190

15250

109590

141228 ゴールドシップ 5 岩田康誠

57

16

14

1

*()須貝尚介

2354

0.1

 10-06-05

33.9

0.8

510

 

(3.5)

   

15250

109590

131222 オルフェーヴル 5 池添謙一

57

16

6

1

*()池江泰寿

2323

-1.3

 13-12-02

36.0

0.7

466

 

160

860

1020

1420

5240

131222 ウインバリアシオン 5 岩田康誠

57

16

4

4

()松永昌博

2336

1.3

 11-12-04

37.3

0.7

534

-4

(16.1)

860

1020

1420

5240

131222 ゴールドシップ 4 ムーア

57

16

14

2

()須貝尚介

2338

1.5

 11-08-04

37.8

0.4

498

-2

(4.4)

   

1420

5240

121223 ゴールドシップ 3 内田博幸

55

16

13

1

()須貝尚介

2319

-0.2

 15-14-10

34.9

1.1

506

+6

270

3730

5200

4020

24250

121223 オーシャンブルー 4 ルメール

57

16

6

10

*()池江泰寿

2321

0.2

 07-10-10

35.3

0.9

438

+2

(27.6)

3730

5200

4020

24250

121223 ルーラーシップ 5 ウィリア

57

16

9

2

()角居勝彦

2322

0.3

 13-14-12

35.2

1.1

512

+6

(3.7)

   

4020

24250

111225 オルフェーヴル 3 池添謙一

55

14

9

1

*()池江泰寿

2360

-0.1

 10-08-05

33.3

0.7

462

-4

220

3170

3650

24290

78260

111225 エイシンフラッシュ 4 ルメール

57

14

5

7

()藤原英昭

2361

0.1

 05-06-05

33.6

0.5

488

-4

(26.8)

3170

3650

24290

78260

111225 トゥザグローリー 4 福永祐一

57

14

7

9

*()池江泰寿

2361

0.1

 07-10-08

33.3

0.8

536

+12

(47.1)

   

24290

78260

101226 ヴィクトワールピサ 3 M.デム

55

16

1

2

*()角居勝彦

2326

-0.0

 04-02-02

34.6

0.0

512

+2

840

550

1640

11610

60770

101226 ブエナビスタ 4 スミヨン

55

16

7

1

()松田博資

2326

0.0

 11-09-08

33.8

0.8

464

+2

(1.7)

550

1640

11610

60770

101226 トゥザグローリー 3 ウィリア

55

16

11

14

*()池江泰郎

2326

0.0

 03-03-02

34.4

0.2

524

-4

(75.9)

   

11610

60770

091227 ドリームジャーニー 5 池添謙一

57

16

9

2

()池江泰寿

2300

-0.1

 15-14-08

35.2

0.8

426

+4

400

740

1510

5460

18890

091227 ブエナビスタ 3 横山典弘

53

16

2

1

()松田博資

2301

0.1

 06-04-03

35.8

0.3

446

-8

(3.4)

740

1510

5460

18890

091227 エアシェイディ 8 後藤浩輝

57

16

6

11

*()伊藤正徳

2308

0.8

 16-15-12

35.7

1.1

494

0

(32.0)

   

5460

18890

081228 ダイワスカーレット 4 安藤勝己

55

14

13

1

()松田国英

2315

-0.3

 01-01-01

36.4

0.0

494

-4

260

29490

33490

192500

985580

081228 アドマイヤモナーク 7 川田将雅

57

14

14

14

()松田博資

2318

0.3

 14-13-11

35.8

0.9

468

+6

(90.2)

29490

33490

192500

985580

081228 エアシェイディ 7 後藤浩輝

57

14

6

10

()伊藤正徳

2319

0.4

 08-05-07

36.4

0.4

496

+6

(36.1)

   

192500

985580

集計期間:2008.12.28 2017.12.24

@1番人気は6−2−1−1と感動的なまでに素晴らしいパフォーマンス。因みに1頭だけ馬券の対象を外しているのが15年のゴールドシップで、これだからステゴ産駒はよお。。。

A2番人気は2−1−2−5とこれも優秀。

B3番人気は0−0−2−8と信頼性が大きく下落。

C二桁人気の超人気薄は30頭中4頭と完全無視も難しいが、この5年は全く用なしの状況。

D外国人天国。30頭中12頭が外国人で、上述した今年のトレンドも考えるとルメール様には逆らえない?

E関東開催なのに関西馬天国。関東馬は30頭中延べ4頭で、しかもその4頭もゴールドアクター、エアシェイディ二頭の複数年入賞によるもの。レイデオロには不吉なデータです。

F牝馬は30頭中5頭と完全無視も難しい。

G枠は内枠が大優勢。オジュウチョウサンみたいな色物キャラがここまで人気になるのもこれが影響しているのでしょう。

H脚質は様々だが、近年は先行馬が大優勢。

I血統は見事にバラバラ。

J年齢別構成は3歳が8頭(内勝ち馬4)、4歳が9頭(同2)、5歳が10頭(同4)、何故か6歳が一頭も馬券に絡まず、7歳超が3頭(勝ち馬0)と基本高齢馬は用なし。私的にはこの時点でオジュウチョウサンは消しです。気になるのが三歳馬なんですが、今年は三冠レースの上位馬がそろって回避、参戦したのは菊で1番人気になったのだけが自慢のブラストワンピース1頭のみということで、これがポイントの一つになります。

K過去5年15頭の前走キャリアを見ると、さすがにJCが7頭(内勝ち馬2)と強く、この他では菊花賞が3頭(内勝ち馬1)、凱旋門が2頭(内勝ち馬1)。まぁ、今年は確信犯的にJCをパスした強豪がたくさんいるし(単にアーモンドアイに恐れをなしたのかもしれませんが)、菊は上述の通り参戦がブラストワンピースのみだし、凱旋門に至っては対象なしだしで、あまり前走キャリは考えない方が良いと思います。


以上から、やはり本命候補は天皇賞秋の勝ち馬レイデオロとJC2着のキセキという1・2番人気に絞られると考えます。

キセキの前走(JC)はアーモンドアイの勝ちっぷりが素晴らしすぎたんで陰に隠れていますが、通常なら破格のレコードタイムと言うことで、称賛に値する内容でした。ただ、問題は、JCのタイムが素晴らしすぎて、相当なダメージが残存している可能性が懸念されること、逃げ馬の彼が外枠引いてしまったこと、飛びが大きくて中山に向いているか疑問であることから現時点では評価を下げてみたいです。

というわけで、本命はかんべえ先生と同じレイデオロ。府中で実績を上げている馬ですが、ルメールとの相性は抜群で小回りでのセンスにも問題はない感じ。ローテーションもJCを回避したのはけしからんと小幡先生が怒ってますが、まぁ、アーモンドアイにあんな走りをされたら勝つことはできなかったわけで、結果オーライ、キセキ以上に万全の態勢で臨めそうなところも買いですな。よほどのことがない限り上位は動かない、まさに軸向きの一頭と考えます。(とはいえ「よほどのこと」が起きるのも有馬なんですが。。)

キセキに不安点多いことから対抗は内枠の馬からセレクト。7番人気パフォーマプロミスは6歳と高齢なのが気になりますが、中山を含め安定した成績を上げ続けているのが人気と比較し魅力的。ステイゴールド産駒と言うのも個人的にはそそります。

ヒモ筆頭では最初は小幡先生ご推奨にして宝塚記念の勝ち馬ミッキーロケットを考えていたんですが、よく見ると同じミッキーでもスワローの方がJCでも大きく負けていないし何より中山適性が素晴らしいしで、こちらを上位に考えたいですな。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点、もしくは三連複18点。三連単ならほとんどが万馬券ですが、レイデオロが勝ちを逃すパターンもそれなりにあり得そう。三連複になると配当はぐっと安くなりますが、それでもガミは皆無だし、こちらは相当な確率で当たりそうな強い予感がします。まぁ、今年最後の大一番なのでパドックとかを見て決めることにしましょう。え、ホープフル?うーん、帰国前日にこういうプログラムを組まれても迷惑なんだよね。こちらは号外扱いで簡単な予想をかんべえ師匠に送る方向で現在検討中。まぁ、予想しても読む人なんかいないか。。

それでは皆様、良いクリスマス、そして良いお年を。



上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<有馬記念> @ブラストワンピース、Aレイデオロ、Bシュヴァルグラン




○かんべえのつぶやき

――12月の千葉県は滅多に雨が降りません。今まで10回以上行っていますが、雨の有馬は記憶にないですね。1着ブラストワンピースと2着レイデオロの首差は、本当にわずかなものだった気がします。惜しいのう、レイデオロの単勝。でも、ここは素直に負けを認めなければなりません。今年の有馬は山崎さんの勝ち!でした。

――このレース唯一の3歳馬の勝利ということは、この世代は無茶苦茶強そうですな。今日、アーモンドアイが出ていたら圧勝だったでしょう。つまりフェラーリ>ポルシェということになるのかも。まあ、今年は「平成最後の有馬」。だから「平和」(ピース)という言葉が入った馬が勝った、と考えるのがよろしいのかもしれません。

――ブラストワンピースの鞍上は池添謙一騎手。久々に日本人騎手のG1勝利です。池添騎手はドリームジャーニーとオルフェーヴルで都合3回優勝しているので、有馬はこれが4勝目。ミスター有馬ですな。しかしここで負けたルメール騎手は、その次の12Rクリスマスカップでしっかり本日5勝目を挙げて、通算211勝としました。武豊騎手の年間記録にあと1勝。たぶん金曜日の最終開催で新記録になるんじゃないかなあ。勝利への執念が違います。

――
馬券王先生、12月28日のホープフルステークスはそんなに深く考えなくてもよさそうです。たぶんサートゥルナーリアがサクッと持っていくでしょう。年末のお忙しい時期、どうぞご無理をなさいませぬように。





12月16日 朝日杯フューチュリティ―ステークス


えー、気が付けば2018年もずいぶん押し迫っている訳でして、来週はなんと有馬記念、年末も年末なのであります。

しかしねえ、タイで暮らしているとそういう「年末感」と言うのが大変希薄なんですよねえ。とにかく暑いのです。そりゃピークに比べれば暑さは大分やわらいではおりますが、それでも日中は余裕で30度を超す陽気なわけで、こんなに暑くてどうやって年末感じろと言うのですか。スーパーやデパートの店員さんがサンタの帽子をかぶっている程度じゃ、私の「年の瀬センサー」は全く機能しないのだ。

結局、日本から大量にメール送信されてくる忘年会の写真を見て、ようやく年末を意識する今日この頃。仕事のミッション難易度は上昇する一方だし、今度の正月は本当に帰国できるのかねえ。

なんか急に鬱になってきました。せめてデカい馬券を当てれば気も晴れるのですが、先週同様、明日もなんか異常に安い決着になりそうな予感で、嗚呼、鬱が止まらないのです。


20181216() 5回阪神6日目 15頭 [15:40発走]
【11R】 70回朝日杯フューチュリティS (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

クリノガウディー 2 *藤岡佑介

55

76.6

()藤沢則雄

2

2

グランアレグリア 2 ルメール

54

1.5

()藤沢和雄

2

3

$アスターペガサス 2 福永祐一

55

63.5

()中竹和也

3

4

ドゴール 2 津村明秀

55

52.8

()黒岩陽一

3

5

マイネルサーパス 2 丹内祐次

55

21.6

()高木登

4

6

アドマイヤマーズ 2 M.デム

55

5.2

()友道康夫

4

7

 

ソルトイブキ 2 四位洋文

55

244.8

()木原一良

5

8

 

ディープダイバー 2 川田将雅

55

103.4

()大久保龍

5

9

 

イッツクール 2 松田大作

55

209.3

()武英智

6

10

 

ヒラソール 2 岩田康誠

55

276.8

()加用正

6

11

ケイデンスコール 2 *C.デム

55

12.8

()安田隆行

7

12

 

コパノマーティン 2 *坂井瑠星

55

380.8

()村山明

7

13

 

ニホンピロヘンソン 2 浜中俊

55

45.1

()安達昭夫

8

14

ファンタジスト 2 武豊

55

6.2

()梅田智之

8

15

エメラルファイト 2 *ビュイッ

55

67.1

()相沢郁



2歳牡馬のチャンピオン決定戦である本レース。例年は18頭立ての多頭数なのですが、今年はなんと15頭。これって新設G1ホープフルSにタレントが流れたということなのか、それとも紅一点で参戦にして圧倒的一番人気のグランアレグリアに皆恐れをなしたということなのか。

例によって過去トレンドを見てみましょう。とはいってもこの競走、阪神にコースを移してから今回が5回目と言うことで、過去4年分のデータしかありません。中山開催時代のデータもあさろうかと思ったんですが、枠順競馬の中山と、実力勝負の阪神じゃ、トランプと習近平ほどキャラクターが異なるので、阪神開催分のデータのみを見てみます。

朝日杯FS 阪神開催4年分の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171217 ダノンプレミアム 2 川田将雅

55

16

1

1

*()中内田充

1333

-0.6

   03-04

33.6

490

+8

230

550

840

700

2630

171217 ステルヴィオ 2 C.デム

55

16

10

3

()木村哲也

1339

0.6

   12-10

33.8

460

+4

(5.3)

550

840

700

2630

171217 タワーオブロンドン 2 ルメール

55

16

3

2

*()藤沢和雄

1339

0.6

   07-07

34.0

518

+2

(3.9)

   

700

2630

161218 サトノアレス 2 四位洋文

55

18

17

6

()藤沢和雄

1354

-0.1

   13-12

34.1

500

+4

1420

5980

11430

42820

221200

161218 モンドキャンノ 2 バルザロ

55

18

10

7

()安田隆行

1355

0.1

   14-14

34.0

472

0

(15.8)

5980

11430

42820

221200

161218 ボンセルヴィーソ 2 松山弘平

55

18

4

12

()池添学

1358

0.4

   01-01

35.2

462

-6

(72.7)

   

42820

221200

151220 リオンディーズ 2 M.デム

55

16

15

2

()角居勝彦

1344

-0.1

   15-15

33.3

496

-4

590

520

1340

8160

38560

151220 エアスピネル 2 武豊

55

16

11

1

()笹田和秀

1345

0.1

   08-06

34.0

484

+2

(1.5)

520

1340

8160

38560

151220 シャドウアプローチ 2 中谷雄太

55

16

13

11

*()須貝尚介

1352

0.8

   10-06

34.7

494

0

(91.6)

   

8160

38560

141221 ダノンプラチナ 2 蛯名正義

55

18

2

1

()国枝栄

1359

-0.1

   14-12

35.4

472

+6

460

14050

20260

20560

133570

141221 アルマワイオリ 2 勝浦正樹

55

18

6

14

()西浦勝一

1360

0.1

   14-12

35.5

470

+2

(64.7)

14050

20260

20560

133570

141221 クラリティスカイ 2 岩田康誠

55

18

14

3

()友道康夫

1361

0.2

   07-06

35.9

484

+12

(5.3)

   

20560

133570

集計期間:2014.12.21 2017.12.17

@1番人気は2−1−0−1と絶大な信頼度。ただし唯一馬券の対象を外したのが、16年の牝馬ミスエルテというのが、今回のメンバーと人気の構成を考えたとき、えらく示唆的と言う気もします。

A2番人気は1−0−1−2、3番人気は0−1−1−2と一定以上の信頼度だが、心中するほどのめりこむのも危険。

B3桁人気の超人気薄は12頭中3頭と、毎年のように大穴の台頭あり。こういう人気薄を拾い上げるロジックも必要ですが、これに関しては後述。

C牡馬2歳チャンプ決定戦と言うパブリックイメージの通り、過去牝馬は一頭も馬券に絡んでいない。上述の通り1番人気の推されたミスエルテも4着どまり。グランアレグリアは大丈夫かあ?

D外国人ジョッキーは12頭中4頭の鞍上と、毎年一人は連絡み。

E関東馬は12頭中4頭と、ジュベナイルほどではないが健闘。なおその内2頭は藤沢厩舎で、そういう意味ではグランアレグリアには心強いデータではあります。

F枠は大きな偏りないが、あえて言えば内と外が良い感じ。

G脚質は差し、追い込みが優勢。

H血統はディープが3頭、しかもそのすべてが勝ち馬と圧倒的で、他は見事にバラバラ。

I前走キャリアを見ると、京王杯とデイリー杯の両二歳Sが3頭づつ、但しいずれも勝ち馬は出ていない。これに続くのがサウジアラビアC2頭(内勝ち馬1)、ベゴニア賞2頭。面白いのは非重賞のベゴニア賞からの2頭はいずれも勝ち馬で、この競走が本レースの登竜門となっている感じなんだけど、今年の開催は11月25日ということで、本レースに出走登録なし。残念!

以上4年分しかないデータから得られたトレンドと言うことで、これを補足する意味で、同じコース行われるジュベナイルで例年採用し、先週も含め絶大な効果を発揮している以下の法則を追加します。

J1600m以上の実績を重視。(1200mの実績を軽視)

K秋以降の実績を重視。(夏場の実績を軽視)

L坂のあるコースでの実績を重視。(京都・新潟・小倉の実績を軽視)

M切れる脚をもつ馬を重視。(阪神・中京・中山なら34秒台前半、府中・京都・新潟・小倉なら33秒台必須)


以上から、印を打つと上述の表になるわけですが、何はともあれこのレース、紅一点で参戦し、あまつさえ圧倒的一番人気のグランアレグリアの取捨が最大のポイントとなります。

まず最初に言うと、この馬、能力値としては絶大で、この人気もうなずけるところではあります。新馬戦では先週2歳女王になったダノンファンタジーを完封、次のサウジアラビアCでは他の馬に0.6秒差をつける圧勝。この時のタイム1分34秒というのは、2歳馬としては破格なもので、先行して上りを34秒0でまとめているというのも極めて優秀。しかもこの上がりタイム、圧勝の内容から直線は真面目に追っていない上での時計で、真面目に追えばどこまで伸びるのかというそんな感じで、まぁ、軸としては申し分なしですな。

しかしねえ、突っ込みどころと言うのもそれなり以上にあります。


(A)初めての関西輸送。

(B)初めての右回り。

(C)骨っぽい牡馬に交じって紅一点。

(D)藤沢厩舎の2歳牝馬って、過去絶大な信頼を寄せた人間を地獄の底に突き落とす凶悪な背信行為に及んだ前科多数。ダンスファンタジアとか。

(E)気性に問題あり、ゲートが不安な馬が今回、なんと内枠。

(F)そもそも先週のジュベナイルを回避し、今週の朝日杯に参戦したのは何故なのか。藤沢先生曰く、「気性の激しい馬で制御できるのはルメールだけなんだけど、そのルメールが先週は香港出張してたから」なんだとか。

(G)小幡先生と私の本命がかぶると、これまでろくなことが起こってない。あまつさえ、今年はかんべえ師匠までグランアレグリア押しだし。


うーん、こういうのを見ると、馬券の対象から姿を消す可能性も0ではないと思えてきますな。単勝1倍台前半は、相当値ごろ感に事欠きます。それでも能力値的に、この馬の本命と言うのは取り下げづらいんですが、パドックを見て不穏なものを感じたらこの馬消しの馬券と言うのも一考の余地はありそうです。

対抗アドマイヤマーズは、グランアレグリアに次いで上記トレンドを満たす存在。グランアレグリアが普通のレースをすれば勝つのは難しい気がしますが、それでも3着以内は相当有望と考えます。

3番人気ファンタジストも相当優秀ですが、実績が1200m〜1400mに偏っているのが上記法則Jからは気になるところで、評価は下げてみたい。(と言うかグランアレグリアを本命にしてこの馬に重い印を打つと、配当が安くてかなわんのです)

替わって三番手評価するのは、この秋急上昇のマイネルサーパス。直線短い福島を追い込んでレコード勝ちした、きんもくせい特別の末脚が直線長い阪神で炸裂すると勝つまでありうると考えます。

この他は、末の鋭い所を中心に選びました。上述の通り、超人気薄が毎年のように飛び込んでくるレースです。人気薄を拾い上げるロジックも必要で、過去穴をあけた馬(16年ボンセルヴィーソ、15年シャドウアプローチ、14年アルマワイオリ)の来歴を調べてみたんですが、面白い共通点を見つけました。彼ら皆、京王杯2歳Sの惜敗組なんですね。今回対象の馬が1頭だけいて、それが注認定したアスターペガサス。「8頭立てのレースの5着って、惜敗と言えるのか」と言う問題はあるのですが、このレース休み明けだし、上りは33.5秒でまとめているしで、意外とやるかもしれません。こういう馬が飛び込んでくればデータ予想派冥利に尽きるということになるんですが、さて。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単22点。 JMの馬が三着に来ると13倍と言うガミ馬券ですが、その他は意外とつきます。それにしても15頭出るレースで3連単配当が13倍なんてねえ。グランアレグリアが来ない前提でマイネルサーパス軸の三連複を買いたくなってくるではないか。ああ、鬱が止まりません。


上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<朝日杯FS> @アドマイヤマーズ、Aクリノガウディ―、Bグランアレグリア




○かんべえのつぶやき

――おっととと、最後の直線、アドマイヤマーズが「男の意地」を見せました。これで4連勝負けなしだから、来年のクラシックレースでは一番手でありますね。鞍上はミルコ・デムーロ。とっても嬉しそうでした。先週、自分が香港に行っていたときに、弟が阪神JFを勝ったのが刺激になったのですな。

――そして2着は伏兵クリノガウディ―でした。9番人気でしたが、藤岡騎手はこういうの多いですね。お蔭で3連単は4万5000円。フジテレビ「みんなの競馬」で山本昌投手がしっかり当ててました。すごいなあ。この馬、距離が延長するとますます強いかもしれません。

――それにしてもグランアレグリアはいったい何があったのか。最後の直線で挟まれたのがショックだったか、直前に降った雨がマイナスだったのか。あるいは馬券王先生が指摘した(A)〜(F)の中に原因があったのか。なにしろ2歳馬ですから、やることなすことが初めてのことばかり。わからんですなあ。

――
それでも2歳馬と言えば、年末にホープフルステークスも控えている。こっちはサートゥルナーリアというロードカナロア産駒のお化け馬が控えております。まだまだ楽しみがあるということですな。

――てなことで、来週はいよいよ有馬記念。楽しみでございます。馬券王先生、どうぞよろしくお願いします。





12月9日 阪神JF


えー、今週の水曜は先代国王の誕生日と言うことで、タイは祝日、ついにゴルフと言うものに行ってきたわけです。

タイの日本人社会って休みになるとゴルフやってる人ばかりな感じで、誘いを断ると犯罪者・変質者扱いされるという大変理不尽なコミュニティーなのですが、私は着任して一年、そういう誘いをはねつけ続けてきたわけなのです。もう立派な犯罪者・変質者認定です。でも、休みは競馬をするのが人として正しい行いではないですか。何が嬉しくて、早起きしてくそ暑い中、棒を振らねばならんのですか。

ああ、それなのに水曜は競馬もないし、ついに断り切れずに行ってしまったのだ、ゴルフ。そして現在大変後悔しているのであります。

朝5時出発、カビンブリ近くのゴルフ場まで車でおよそ30分、そこから食事休憩もなしで18ホールを回りお昼前に帰ってくるというのが、こちらの一般的スタイルで、その時点で私には大変切ないシチュエーション。料金はキャディーフィー込みで2100バーツ(日本円に換算すると7000円前後)。食事なしとはいえキャディーが各人一人専属でつくことを考えると、日本の半額以下と言うわけで、なるほどこれは好きな人(=上手い人)にはたまらないのでしょうが、下手くそな私なんかにすれば、やはりこれは地獄なのだ。

とにかく長い!総距離6500ヤード、バックティーからだと余裕で8000ヤード超と距離が半端なく長いのです。このコースが特殊なのかと問えば、タイじゃこれが当たり前と言う返事で、ああ、こんな距離を漂流者のように漂うなんて、切ないなんてもんじゃない。飛距離のない私には、タイでパーを取ることは事実上不可能ですな。ああ、切ない、切ないったらありゃしない。

とにかく、ティーショットでチョロすること7回。4パットが二回、あまつさえバンカーに入れると三回叩いちゃうと散々な一日。唯一の救いはなくしたボールが三個で済んだことでしょうか。「一年ぶりのゴルフで初めてのタイのラウンドにしては頑張った方だよ」などと慰められて、かえって心が張り裂けそうです。

大体ですな、水曜を休日にしたせいで、土曜の今日は振替出勤、競馬ができなかったじゃないか。仕事終わってバンコクにたどり着いたら楽勝で日本時間の0時を回っているし、一年ぶりのゴルフで未だに筋肉痛が収まらないし、これでは明日の競馬予想にも支障がでまくりではないですか。もう、犯罪者・変質者で結構、ゴルフなんかやるもんか。休みは競馬、ゴルフじゃないのだ。


201812 9() 5回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 70回阪神ジュベナイルフィリーズ (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ベルスール 2 *アヴドゥ

54

44.4

()今野貞一

1

2

 

ジョディー 2 *四位洋文

54

88.1

()戸田博文

2

3

 

*プールヴィル 2 *秋山真一

54

108.3

()庄野靖志

2

4

シェーングランツ 2 武豊

54

5.4

()藤沢和雄

3

5

 

メイショウショウブ 2 池添謙一

54

24.1

()池添兼雄

3

6

 

スタークォーツ 2 *荻野極

54

265.5

()寺島良

4

7

 

ウインゼノビア 2 *松若風馬

54

57.8

()青木孝文

4

8

 

ラブミーファイン 2 *丸山元気

54

160.5

()田所秀孝

5

9

クロノジェネシス 2 北村友一

54

3.8

()斉藤崇史

5

10

$タニノミッション 2 *浜中俊

54

11.1

()中竹和也

6

11

ビーチサンバ 2 *福永祐一

54

8.3

()友道康夫

6

12

レッドアネモス 2 *戸崎圭太

54

20.7

()友道康夫

7

13

ダノンファンタジー 2 *C.デム

54

3.4

()中内田充

7

14

 

サヴォワールエメ 2 *藤岡康太

54

171.9

()友道康夫

7

15

 

ローゼンクリーガー 2 *藤岡佑介

54

99.1

()高橋亮

8

16

グレイシア 2 田辺裕信

54

27.3

()栗田徹

8

17

トロシュナ 2 *北村宏司

54

64.1

()大竹正博

8

18

 

メイショウケイメイ 2 古川吉洋

54

187.7

()南井克巳



2歳牝馬の女王決定戦である本競走、当てるのが難しいなどと言われていますが、何故か私には大変相性の良いレースで、筋肉痛にめげず頑張ってみたいと思います。

例によって、過去10年のトレンドを。


ジュベナイル過去10年の系譜

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171210 ラッキーライラック 石橋脩

18

11

2

()松永幹夫

1343

-0.1

   08-08

33.7

484

-2

410

920

1820

2160

8560

171210 リリーノーブル 川田将雅

18

7

3

()藤岡健一

1344

0.1

   06-05

33.9

494

-4

(5.5)

920

1820

2160

8560

171210 マウレア 戸崎圭太

18

4

4

()手塚貴久

1345

0.2

   08-08

33.9

446

-4

(9.1)

   

2160

8560

161211 ソウルスターリング ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

1340

-0.2

   03-04

34.8

472

-8

280

510

900

1210

4250

161211 リスグラシュー 戸崎圭太

18

18

2

()矢作芳人

1342

0.2

   15-13

34.5

434

+6

(3.0)

510

900

1210

4250

161211 レーヌミノル 蛯名正義

18

4

3

()本田優

1345

0.5

   05-05

35.2

462

-4

(6.9)

   

1210

4250

151213 メジャーエンブレム ルメール

18

2

1

()田村康仁

1345

-0.3

   02-01

35.8

494

0

250

3500

4950

7640

39480

151213 ウインファビラス 松岡正海

18

13

10

()畠山吉宏

1348

0.3

   06-06

35.6

448

-12

(33.3)

3500

4950

7640

39480

151213 ブランボヌール 岩田康誠

18

11

3

()中竹和也

1350

0.5

   08-10

35.5

432

-10

(7.8)

   

7640

39480

141214 ショウナンアデラ 蛯名正義

18

16

5

()二ノ宮敬

1344

-0.1

   13-12

34.0

468

-2

980

2200

5110

3530

22780

141214 レッツゴードンキ 浜中俊

18

11

2

()梅田智之

1345

0.1

   09-10

34.3

466

+8

(5.6)

2200

5110

3530

22780

141214 ココロノアイ 横山典弘

18

4

4

()尾関知人

1346

0.2

   09-08

34.5

450

-2

(6.3)

   

3530

22780

131208 レッドリヴェール 戸崎圭太

18

8

5

()須貝尚介

1339

-0.0

   08-08

34.1

418

-8

1460

1240

4250

6220

42130

131208 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

1339

0.0

   14-14

33.6

476

+2

(1.7)

1240

4250

6220

42130

131208 フォーエバーモア 蛯名正義

18

6

8

*()鹿戸雄一

1339

0.0

   06-05

34.6

460

+2

(31.3)

   

6220

42130

121209 ローブティサージュ 秋山真一

18

1

5

*()須貝尚介

1342

-0.0

   10-08

35.9

442

-4

810

35990

62100

490320

3047070

121209 クロフネサプライズ 柴山雄一

18

7

15

()田所秀孝

1342

0.0

   02-02

36.3

472

+18

(89.9)

35990

62100

490320

3047070

121209 レッドセシリア 三浦皇成

18

10

10

()鹿戸雄一

1343

0.1

   15-16

35.6

416

-10

(44.5)

   

490320

3047070

111211 ジョワドヴィーヴル 福永祐一

18

13

4

()松田博資

1349

-0.4

   09-10

34.1

418

-2

680

4870

8270

9370

62850

111211 アイムユアーズ メンディ

18

11

8

()手塚貴久

1353

0.4

   04-04

34.9

452

-2

(12.3)

4870

8270

9370

62850

111211 サウンドオブハート 武豊

18

18

1

()松山康久

1353

0.4

   03-03

35.0

460

0

(4.6)

   

9370

62850

101212 レーヴディソール 福永祐一

18

11

1

()松田博資

1357

-0.1

   10-11

33.9

450

-2

160

1260

1490

9200

24540

101212 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

4

4

()田中清隆

1358

0.1

   05-09

34.1

456

0

(19.1)

1260

1490

9200

24540

101212 ライステラス M.デム

18

18

8

()和田正道

1360

0.3

   07-04

34.5

452

+4

(47.9)

   

9200

24540

091213 アパパネ 蛯名正義

18

18

2

()国枝栄

1349

-0.1

   10-10

34.3

472

+4

460

2050

3710

5980

27670

091213 アニメイトバイオ 内田博幸

18

6

5

()牧光二

1350

0.1

   07-07

34.8

456

0

(8.7)

2050

3710

5980

27670

091213 ベストクルーズ 安藤勝己

18

15

6

*()松田博資

1351

0.2

   11-12

34.3

434

-2

(12.2)

   

5980

27670

081214 ブエナビスタ 安藤勝己

18

13

1

()松田博資

1352

-0.4

   16-16

34.8

450

0

220

1090

1620

3270

11760

081214 ダノンベルベール 後藤浩輝

18

2

3

()国枝栄

1356

0.4

   11-06

35.6

448

-8

(8.4)

1090

1620

3270

11760

081214 ミクロコスモス 鮫島良太

18

9

4

()角居勝彦

1358

0.6

   17-17

35.2

454

+2

(11.9)

   

3270

11760

集計期間:2008.12.14 2017.12.10

 

@1番人気は4−1−1−4と毎年18頭立てであることを考えれば信頼性大変高いが、それでも4割は馬券対象外であることには留意が必要。

A2番人気は2−2−0−6、3番人気は0−2−2−6と1番人気に比べ相当信頼度が低下するが、無視することも不可。

B18頭も出ているのに二桁人気の超人気薄は過去3頭(しかも内二頭は大荒れになった12年の2・3着)しかおらず、基本用なし。

C外国人ジョッキーは過去のべ4人(しかも内2回は今回騎乗のないルメール)と天国には程遠い。

D30頭中、関東馬が半数の15頭と、関東馬が意外な大健闘。

E枠順に偏りなし。大外でも来る。

F脚質は先行・差しが大優勢。逃げ馬は皆無で、極端な追い込みはブエナ級の大物にのみ許される芸当。

G馬格のない小兵でも来る。

H過去5年15頭の血統は、ディープが4頭と圧倒的だが勝ち馬は1頭のみ。この他ではみんな大好き僕らのステイゴールドが三頭だけど、さすがに今年度は出走なし。

I過去5年15頭の前走キャリアを見ると、アルテミスS組が6頭と圧倒的。

以上に、例年使用して絶大な効果を上げている以下のトレンドを追加します。当てるのが難しいレースと言われてますが、下記法則を使えば的中に大きく近づけます。

J1600m以上の実績を重視。(1200mの実績を軽視)

K秋以降の実績を重視。(夏場の実績を軽視)

L坂のあるコースでの実績を重視。(京都・新潟・小倉の実績を軽視)

M切れる脚をもつ馬を重視。(阪神・中京・中山なら34秒台前半、府中・京都・新潟・小倉なら33秒台必須)

以上から、上記トレンドを最も満足させる馬として2番人気クロノジェネシスを本命指名。紅一点で臨んだアイビーSを圧勝、その時の上りタイムがなんと32.5。勝ちタイム1分48秒6は2歳馬としては破格の時計じゃないでしょうか。血統が相当マニアックでそういう意味でも応援したくなる一頭。

対抗は、1番人気ダノンファンタジーも上記トレンドのほとんどを満たし当然有力なんですが、京都1400mのレースを圧勝したからと言ってこの人気ではお買い得感に事欠きますので、あえて穴馬を。6番人気レッドアネモスは2戦2勝と言う割には人気がないですね。でも、前走のサフラン賞では逃げて稍重の中山を34.1秒の上りでまとめているということで、実はとんでもなく強い可能性があります。血統的に早熟で来年のクラシックでは用なしになっている可能性も否定できませんが、明日に限って言えば勝つまで有り得るのではないでしょうか。冠名が同じだし、13年レッドリヴェールの夢再びですな。

この他は切れる脚をもった馬と、アルテミスS組から選びました。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単33点。ほとんどが万馬券ですし、レッドアルモスが勝つとこれは大変愉快な超特大馬券となります。



黄色いベストを着てタイのゴルフ場にデモしたい  上海馬券王 in Bangkok




○今日の結果

<阪神JF> @ダノンファンタジー、Aクロノジェネシス、Bビーチサンバ




○かんべえのつぶやき

――1番人気と2番人気のダノンファンタジーとクロノジェネシスが後方に控え、第4コーナーを回ったところで大外を回り、一気に内側の馬群を抜いてワンツーフィニッシュでした。3着は4番人気のビーチサンバ。4着は3番人気のシェーングランツということで、いかに人気上位馬が強かったかを見せつける結果になりました。

――例年のことですが、このレースが始まるまでは2歳牝馬でどの馬が強いかがよくわからない。ところがこのレースが終わってみると、格付けが明らかにできている。とりあえずダノンファンタジーとクロノジェネシスが牝馬クラシックの中心ということでよろしいかと存じます。両方とも3連勝ですからねえ。

――
本日は香港でG1レースが一杯あるために、デムーロもルメールもモレイラも日本に居ません。そしたらクリスチャン・デムーロが勝ったということで、日本人騎手はちょっと情けないですね。特にクロノジェネシス騎乗の北村友一騎手は、G1初勝利のチャンスだったのに惜しまれます。もうちょっと上手に乗れていればねえ。

――てなことで、来週は朝日杯S。2歳牡馬の格付けレースです。外国人ジョッキーも戻ってきて、これまた賑やかなレースになりそうです。いや、楽しみですなあ。そしてその翌週は有馬記念。いよいよ今年も押し迫ってきました。馬券王先生、バンコクからの予測に期待しております。





12月2日(日) チャンピオンズカップ


えー、世界を驚愕させたゴーンさんの逮捕劇、あれはいったい何だったのでしょう。逮捕から2週間近く経過した現在も、私は未だにこの事案の本質とか落としどころが全く分からず、途方に暮れているのであります。

タイなんかで暮らしていると、ニュースソースはWEB中心になるのですが、とにかくいろんな人がいろんなことを言いまくっております。そしてその論旨のベクトルが、皆全然違う。経営者報酬が高すぎるとか、いやあれはあれでいいのだとか、ゴーン氏の強欲は許せないとか、いやあれは日産のコーポレートガバナンスに非があるのだとか、司直を使ってクーデターおこすなんて信じられないとか、いやあれはクーデターじゃないとか、この容疑で逮捕なんて法的に無理筋もいい所だとか、いやこれは有罪確定なのだとか、これは日仏政府の代理戦争を日産・ルノーがやってるんだとか、挙句の果てにこれはマクロンと不仲なトランプが仕掛けた陰謀なのだとか、とにかくカオスすぎるにも程がある。これに比べれば不確実性がより高いと思われる競馬予想の論議の方が、まだしも争点がすっきりして簡潔なんじゃないでしょうか。

とにかく、このカオスな議論の状況は、福島原発事故の時のそれに似ていますな。あの時も、いろんな「有識者」が好き勝手にいろんなことを言っていたのですが、時間が経過しことの本質が明らかになってくると、「有識者」と言われる人々の半分以上が、何もわかっていないろくでもない連中だということが判明したわけで、今回の事案もそういう「えせ知識人」を判別するリトマス試験紙として使えるんじゃないかと、底意地の悪い興味から現在ワクテカな気分です。

そんな中、非常に心洗われる論説が2ちゃんねるにありましたので、是非これは紹介したい。本件についてフランスのルメール財務相が「ルノー・日産間で権力闘争が起これば大砲打ってルノーを支援する」と言う趣旨の発言をしたことを受けて立ったスレでの一文なのですが、「やれるものならやってみろ」とか「子供の喧嘩に親が出るなんてみっともない」とかの2ちゃん節が多数炸裂する中、以下のような短い論説が。


「ルメールはどれだけ日本で稼げば気が済むんだ。」


わはははははは。座布団10枚です。実に素晴らしい!これは心洗われるなんてものじゃない。ルメールは今日の騎乗で年間200勝達成だし、G1なんか勝ちまくりだしで、確かに稼ぎすぎですからねえ。


201812 2() 4回中京2日目 15頭 [15:30発走]
【11R】 19回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1800m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

アンジュデジール 4 横山典弘

55

21.6

()昆貢

2

2

ルヴァンスレーヴ 3 *M.デム

56

2.0

()萩原清

2

3

 

$パヴェル 4 グティエ

57

34.1

[]モラ

3

4

 

$アポロケンタッキー 6 *小牧太

57

122.8

()山内研二

3

5

 

ノンコノユメ 6 内田博幸

57

7.3

()加藤征弘

4

6

 

アスカノロマン 7 太宰啓介

57

170.4

()川村禎彦

4

7

サンライズノヴァ 4 戸崎圭太

57

9.5

()音無秀孝

5

8

ケイティブレイブ 5 福永祐一

57

6.1

()杉山晴紀

5

9

サンライズソア 4 *モレイラ

57

9.5

()河内洋

6

10

 

センチュリオン 6 *吉田隼人

57

99.3

()田村康仁

6

11

オメガパフューム 3 *C.デム

56

13.7

()安田翔伍

7

12

ウェスタールンド 6 *藤岡佑介

57

29.7

()佐々木晶

7

13

 

ミツバ 6 松山弘平

57

103.5

()加用正

8

14

 

ヒラボクラターシュ 3 *四位洋文

56

97.2

()大久保龍

8

15

 

インカンテーション 8 三浦皇成

57

51.5

()羽月友彦


それにしても先週のジャパンカップはとんでもなかったですなあ。先行して上りを34.1秒でまとめ終わってみれば従来レコードを二秒近く上回る2分20秒6の超絶レコード決着。いやあ、馬場のアシストがあったとはいえ、凄すぎます。あのタイムを見たとき私はアーモンドアイの故障をマジで心配しましたがな。これで今年は休養で有馬に出ないのは残念ですが、まぁ、その方が良いのでしょう。ただ、来年はぶっつけでドバイに挑戦なのだそうで、やはりこういう使い方しかできないと言うのは気になりますね。

で、今週はダートの「世界一決定戦」チャンピオンズカップなわけですが、こちらも先週に引き続き15頭と言う例年にない小頭数。国際G1の看板を下ろしたとはいえ海外からの参戦はわずか一頭と寂しい限りです。JRAのレーシングプログラムにも抜本的な改定が迫られているのかもしれませんなあ。

例によって過去10年のトレンドを。


ジャパンカップダート改めチャンピオンズカップ過去10年の系譜

日付

開催

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171203 42 ゴールドドリーム 4 ムーア

16

9

8

()平田修

1501

-0.0

 10-11-11

35.2

538

+14

1300

4140

9400

27350

158490

171203 42 テイエムジンソク 5 古川吉洋

16

13

1

()木原一良

1501

0.0

 02-02-02

36.1

496

+4

(4.8)

4140

9400

27350

158490

171203 42 コパノリッキー 7 田辺裕信

16

1

9

()村山明

1502

0.1

 01-01-01

36.3

546

+9

(13.2)

   

27350

158490

161204 42 サウンドトゥルー 6 大野拓弥

15

8

6

()高木登

1501

-0.0

 14-14-13

35.8

474

0

1590

1390

4800

11180

85980

161204 42 $アウォーディー 6 武豊

15

2

1

*()松永幹夫

1501

0.0

 06-06-05

37.0

514

+10

(2.2)

1390

4800

11180

85980

161204 42 アスカノロマン 5 和田竜二

15

4

10

()川村禎彦

1502

0.1

 02-03-02

37.4

522

-10

(40.4)

   

11180

85980

151206 42 サンビスタ 6 M.デム

16

4

12

()角居勝彦

1504

-0.2

 06-08-06

37.4

476

+3

6640

11040

36260

27320

318430

151206 42 ノンコノユメ 3 ルメール

16

1

3

()加藤征弘

1506

0.2

 14-15-15

36.7

452

0

(3.8)

11040

36260

27320

318430

151206 42 サウンドトゥルー 5 大野拓弥

16

2

5

()高木登

1507

0.3

 15-16-16

36.6

472

-2

(12.6)

   

27320

318430

141207 42 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

8

2

()西浦勝一

1510

-0.1

 02-02-02

36.4

508

+2

590

5470

9020

11730

70890

141207 42 ナムラビクター 5 小牧太

16

4

8

()福島信晴

1511

0.1

 05-04-04

36.3

528

+6

(20.7)

5470

9020

11730

70890

141207 42 ローマンレジェンド 6 岩田康誠

16

12

3

()藤原英昭

1512

0.2

 05-02-02

36.6

510

0

(7.1)

   

11730

70890

131201 52 ベルシャザール 5 ルメール

16

12

3

()松田国英

1504

-0.0

 09-08-06

36.1

538

+2

840

4850

9810

2160

24440

131201 52 ワンダーアキュート 7 武豊

16

8

6

()佐藤正雄

1504

0.0

 09-10-10

35.9

522

+3

(15.7)

4850

9810

2160

24440

131201 52 ホッコータルマエ 4 幸英明

16

6

1

()西浦勝一

1505

0.1

 02-02-02

36.6

506

-2

(1.9)

   

2160

24440

121202 52 ニホンピロアワーズ 5 酒井学

16

14

6

*()大橋勇樹

1488

-0.6

 04-04-03

36.0

536

0

1990

4290

11620

30010

165230

121202 52 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

12

3

()佐藤正雄

1494

0.6

 05-05-05

36.4

522

+21

(6.2)

4290

11620

30010

165230

121202 52 ホッコータルマエ 3 幸英明

16

9

9

()西浦勝一

1495

0.7

 02-02-02

36.8

488

-2

(31.6)

   

30010

165230

111204 62 トランセンド 5 藤田伸二

16

16

1

()安田隆行

1506

-0.3

 01-01-01

37.4

520

-1

200

1750

2180

920

6180

111204 62 ワンダーアキュート 5 和田竜二

16

9

5

()佐藤正雄

1509

0.3

 11-13-13

36.8

518

+14

(19.0)

1750

2180

920

6180

111204 62 エスポワールシチー 6 佐藤哲三

16

6

2

()安達昭夫

1509

0.3

 02-02-02

37.6

500

+2

(2.8)

   

920

6180

101205 52 トランセンド 4 藤田伸二

16

3

1

()安田隆行

1489

-0.0

 01-01-01

36.6

512

-2

350

4350

6310

20840

94860

101205 52 グロリアスノア 4 小林慎一

16

14

8

*()矢作芳人

1489

0.0

 09-07-08

36.1

526

+10

(24.2)

4350

6310

20840

94860

101205 52 アドマイヤスバル 7 小牧太

16

12

11

()中尾秀正

1491

0.2

 05-05-06

36.5

520

+14

(31.6)

   

20840

94860

091206 52 エスポワールシチー 4 佐藤哲三

16

1

1

()安達昭夫

1499

-0.6

 01-01-01

37.1

502

+2

310

1940

3160

32660

131960

091206 52 シルクメビウス 3 田中博康

16

12

5

()領家政蔵

1505

0.6

 13-11-11

36.9

484

+2

(13.5)

1940

3160

32660

131960

091206 52 ゴールデンチケット 3 ルメール

16

9

12

()森秀行

1507

0.8

 10-11-13

36.9

478

+2

(42.7)

   

32660

131960

081207 52 カネヒキリ 6 ルメール

16

10

4

()角居勝彦

1492

-0.0

 04-03-05

36.4

530

-4

980

11710

21570

7090

69460

081207 52 メイショウトウコン 6 藤田伸二

16

5

7

()安田伊佐

1492

0.0

 15-13-07

35.9

460

-2

(25.7)

11710

21570

7090

69460

081207 52 ヴァーミリアン 6 岩田康誠

16

6

1

()石坂正

1493

0.1

 10-09-05

36.2

524

+12

(2.2)

   

7090

69460

集計期間:2008.12. 7 2017.12. 3 14年以降は中京開催

10年トレンドと言いながら、レース名をチャンピオンズカップと改称し中京開催となってからはわずか4年分のデータしかありませんので、両方のトレンドを見てみましょう。

@1番人気は10年で3−2−2−3と圧倒的パフォーマンスだが中京開催の4年間だと0−2−0−2と単馬券で軸にするのがためらわれる状況。

A2番人気は10年で1−0−1−8、4年で1−0−0−3と信頼性低し。

B3番人気は10年で1−2−1−6、4年で0−1−1−2と複馬券なら軸の資格あり。

C二桁人気の超人気薄は10年30頭中4頭、4年12頭中2頭と一定の目配りは必要。

D外国人ジョッキー騎乗の馬は国際レースであるにもかかわらず10年で6頭、4年で3頭と天国には程遠い状況。なお、6頭中4頭はルメール騎乗によるものなんだけど、今年は何故か彼の騎乗はないということで、過剰にカタカナにこだわる必要はないのかもしれません。

E先週に引き続き日本馬天国。海外馬は過去10年一頭も来ていない。

F日本馬の中でも関西馬天国。過去10年30頭中、関東馬は3頭のみということで、今年の1番人気ルヴァンスレーヴには不吉なのですが、問題はその3頭がすべて中京開催となったこの4年の連絡みであることには留意が必要。阪神開催では一頭もいなかったんですね。

G枠順は内が良い感じで、大外は10年通してきていない。

H脚質はダートなのに追い込みがやたら決まっている印象で、先行馬も悪くない。特に中京になってからは中途半端な差しは決まっていない。

I血統はバラバラだが、さすがに芝と違いディープ系は壊滅。特に中京開催になってからはゴールドアリュールとかフレンチデピュティと言ったこてこてのダート血統がいい感じで、キンカメ等芝ダート兼用種牡馬は精彩を欠く。

J過去10年30頭の年齢別構成は3歳が4頭(勝ち馬なし)、4歳が5頭(勝ち馬3)、5歳が10頭(勝ち馬4)、6歳が9頭(勝ち馬3)、7歳が3頭(勝ち馬なし)と5・6歳が優勢だが、この4年間では若干上位馬が若年化している感じ。

K過去5年の前走キャリアを見るとJBCクラシック組が5頭と圧倒的であとは見事にバラバラ。まぁ、JBCって毎年開催場所が変わるんでどこまで信頼できるかと言うのはありますが。


今年のポイントはダートでデビュー以来6−1−0−0と圧倒的なパフォーマンスを示し続け、現在G1を2連勝中の1番人気ルヴァンスレーヴに軸を託してよいかと言うことですが、どうなんでしょう。実績にはケチのつけようもなく、他の出走馬と比較しても最も死角の少ない馬なので、さすがにこれを軽視することは難しいと考えます。軸はこれに決定するしかないのですが、ただし、上述から1番人気および3歳馬および関東馬の過信禁物というトレンドもありますので、勝ちきれず2着どまりと言う可能性もそれなり以上にあると考え、馬券は1・2着を想定した組み立てで臨みたい。

〇▲にはJBCクラシック上位組から。本来であればこのレースの勝ち馬ケイティブレイブを上位で見るところですが、よく見ると2着のオメガパフュームは


A: デビュー以来ダートで4ー2−1−0と馬券対象を外したことがない極めて安定した成績

B: 過去ルヴァンスレーヴ、ケイティブレイブに負かされたとはいえ、内容に差はない。

C: 脚質自在。先行しても追い込んでも差しても結果を出している。

D: 騎手が和田からデムーロ弟に替わるのは吉

F: これだけ買い要因があるのに人気は単勝10倍超の6番人気


と穴党の心をくすぐりまくりの存在で、これは是非対抗扱いにしたい馬です。

馬券は◎←→〇▲☆←→その他の3連単30点。一番人気からこれだけ買ってもガミはなく半分以上が万馬券。ここは是非デムーロブラザースによるワンツー決着(できれば弟が先)に期待したいものです。


上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<チャンピオンズカップ> @ルヴァンスレーヴ、Aウェスタールンド、Bサンライズソア




○かんべえのつぶやき

――ルヴァンスレーヴ強し。いやあ、これはもうダート界のアーモンドアイですな。それにしても7戦して2着が1回だけで、後は全部勝っている。とにかくデムーロが乗ったら負けなし。今日のミルコの勝利ジョッキーインタビュー、とってもうれしそうでした。もう日本語上手過ぎ。

――ところで最近、名前に「ヴ」が入った馬が多くて、これは大魔神・佐々木オーナーによるところが大なのでありますが、2回も「ヴ」が入っている名前はめずらしいですよね。意味はフランス語で「風立ちぬ」なんだそうです。そう、"Le vent se leve, il faut tenter de vivre."「風立ちぬ、いざ生きめやも
」(堀辰雄訳)であります。

――後は8番人気のウェスタールンド、3番人気のサンライズソアの順でした。2万7310円という配当でしたが、馬券王先生、3連単はゲットされましたでしょうか。ご推奨のオメガパフュームは惜しくも5着でありました。そういえばオバゼキ先生も、「ルヴァンスレーヴとオメガパフューム」だったんですね。

――さて、来週は阪神JF。おそらくはダノンファンタジーをどう評価するかのレースでありましょう。これから先は2歳馬を検討する季節となります。それではまた来週、よろしくお願いします。





11月25日(日) ジャパンカップ


えー、本日は日中出勤で、夜は会社の従業員慰安パーティーということで、久々にカビンブリで週末を過ごすことになったわけであります。

しかし、前にも書きましたが、こちらの人は宴会、歌、ダンスが本当に好きですなあ。3時間以上踊り狂っても疲れるそぶり一つ見せないのは、凄すぎます。あたしゃ、踊りに付き合ったわけでもないのに、疲れ果ててしまいました。よって今回は予想のみとさせてください。

20181125() 5回東京8日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 38回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

アーモンドアイ 3 ルメール

53

1.5

()国枝栄

2

2

 

ハッピーグリン 3 *服部茂史

55

213.5

[]田中淳司

3

3

サトノダイヤモンド 5 *モレイラ

57

7.3

()池江泰寿

3

4

 

*サトノクラウン 6 *ビュイッ

57

80.7

()堀宣行

4

5

 

ミッキースワロー 4 横山典弘

57

57.1

()菊沢隆徳

4

6

 

$サンダリングブルー 5 *ベリー

57

39.2

[]ムニュイ

5

7

 

サウンズオブアース 7 田辺裕信

57

176.1

()藤岡健一

5

8

キセキ 4 川田将雅

57

10.8

()中竹和也

6

9

シュヴァルグラン 6 *C.デム

57

14.1

()友道康夫

6

10

 

ガンコ 5 *蛯名正義

57

156.4

()松元茂樹

7

11

スワーヴリチャード 4 M.デム

57

6.0

()庄野靖志

7

12

$カプリ 4 ムーア

57

26.3

[]オブライ

8

13

 

ノーブルマーズ 5 高倉稜

57

164.9

()宮本博

8

14

 

ウインテンダネス 5 *内田博幸

57

78.1

()杉山晴紀



うーん、14頭建てですか。例年にない小頭数ですな。JRA主催による唯一の国際G1で、一日11Rしかプログラムしない特別扱いの競走だというのに、今年の天春馬レインボーラインも、ダービー馬ワグネリアンも、宝塚賞馬ミッキーロケットも、菊花賞馬フィエールマンも、天秋馬レイデオロも、要は今年の中長距離のG1牡馬がそろって回避。なんなんでしょう、これは。皆、三歳牝馬アーモンドアイに恐れをなしたということなんでしょうか?後述するようにアーモンドアイだって突っ込みどころは沢山あるし、出ればチャンスはそれなりにあるはずなんですがねえ。

とにかく、ステップレースから天秋・JC・有馬という、これまでのスペシャルコースを完全無視する調教師が去年あたりからえらく増えてきた印象です。調教技術の進歩と共に、馬のローテーションにも新たな定跡系が確立されつつある感じで、こういうのを見ると定例の「10年トレンド」もその存在意義が急速に無意味化しているんじゃないかと不安に打ち震える今日この頃なのですが、まぁ、ここまで続けるといきなりやめるわけにもいかないし、取り敢えず過去10年のJCを振り返ってみましょう。


ジャパンカップ過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

ブリンカー

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171126 シュヴァルグラン 5 ボウマン

57

17

1

5

*()友道康夫

2237

-0.2

 04-04-04

34.7

470

-2

 

1330

1770

5250

1300

13340

171126 レイデオロ 3 ルメール

55

17

2

2

*()藤沢和雄

2239

0.2

 09-09-07

34.6

484

+8

 

(3.8)

1770

5250

1300

13340

171126 キタサンブラック 5 武豊

57

17

4

1

()清水久詞

2239

0.2

 01-01-01

35.3

542

0

 

(2.1)

   

1300

13340

161127 キタサンブラック 4 武豊

57

17

1

1

()清水久詞

2258

-0.4

 01-01-01

34.7

536

-2

 

380

2570

3990

8050

36260

161127 サウンズオブアース 5 M.デム

57

17

12

5

()藤岡健一

2262

0.4

 07-09-09

34.5

502

-8

 

(12.2)

2570

3990

8050

36260

161127 シュヴァルグラン 4 福永祐一

57

17

17

6

()友道康夫

2263

0.5

 09-12-10

34.4

482

+8

 

(13.9)

   

8050

36260

151129 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

55

18

15

4

()高野友和

2247

-0.0

 09-08-11

33.9

442

+4

 

920

10160

18510

6350

53920

151129 ラストインパクト 5 ムーア

57

18

6

7

()松田博資

2247

0.0

 12-08-11

33.9

494

+2

 

(23.9)

10160

18510

6350

53920

151129 ラブリーデイ 5 川田将雅

57

18

1

1

*()池江泰寿

2248

0.1

 06-06-05

34.3

486

0

 

(2.7)

   

6350

53920

141130 エピファネイア 4 スミヨン

57

18

4

4

*()角居勝彦

2231

-0.7

 02-03-04

35.0

492

+2

 

890

4120

7800

19750

91790

141130 ジャスタウェイ 5 福永祐一

57

18

1

3

()須貝尚介

2238

0.7

 08-08-08

35.1

498

 

 

(6.7)

4120

7800

19750

91790

141130 スピルバーグ 5 北村宏司

57

18

15

6

()藤沢和雄

2239

0.8

 16-15-13

34.8

508

+2

 

(11.3)

   

19750

91790

131124 ジェンティルドンナ 4 ムーア

55

17

7

1

()石坂正

2261

-0.0

 03-03-04

33.9

470

0

 

210

2500

3330

63800

224580

131124 デニムアンドルビー 3 浜中俊

53

17

9

7

()角居勝彦

2261

0.0

 14-13-13

33.2

434

-6

 

(29.8)

2500

3330

63800

224580

131124 トーセンジョーダン 7 ビュイッ

57

17

5

11

()池江泰寿

2261

0.0

 02-02-02

34.1

480

+4

 

(100.3)

   

63800

224580

121125 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

53

17

15

3

()石坂正

2231

-0.0

 02-03-06

32.8

460

-14

 

660

700

1580

1010

5550

121125 オルフェーヴル 4 池添謙一

57

17

17

1

*()池江泰寿

2231

0.0

 13-10-03

32.9

458

 

 

(2.0)

700

1580

1010

5550

121125 ルーラーシップ 5 ウィリア

57

17

13

2

()角居勝彦

2235

0.4

 11-13-15

32.7

506

-8

 

(5.4)

   

1010

5550

111127 ブエナビスタ 5 岩田康誠

55

16

2

2

()松田博資

2242

-0.0

 06-09-06

33.9

464

+2

 

340

2300

4180

80880

324680

111127 トーセンジョーダン 5 ウィリア

57

16

16

6

*()池江泰寿

2242

0.0

 02-02-03

34.3

478

0

 

(14.1)

2300

4180

80880

324680

111127 ジャガーメイル 7 四位洋文

57

16

1

14

()堀宣行

2245

0.3

 08-12-09

34.0

484

-6

B

(106.5)

   

80880

324680

101128 ローズキングダム 3 武豊

55

18

6

4

()橋口弘次

2252

0.3

 07-05-06

34.2

462

-2

 

880

710

1880

4940

25110

101128 ブエナビスタ 4 スミヨン

55

18

16

1

@

()松田博資

2249

-0.3

 14-12-10

33.5

462

+6

 

(1.9)

710

1880

4940

25110

101128 ヴィクトワールピサ 3 ギュイヨ

55

18

2

8

()角居勝彦

2252

0.3

 02-02-02

34.4

510

 

 

(28.2)

   

4940

25110

091129 ウオッカ 5 ルメール

55

18

5

1

()角居勝彦

2224

-0.0

 03-04-05

34.8

494

-4

 

360

1020

2020

2460

11690

091129 オウケンブルースリ 4 内田博幸

57

18

10

2

()音無秀孝

2224

0.0

 16-15-17

34.1

482

0

 

(4.7)

1020

2020

2460

11690

091129 レッドディザイア 3 四位洋文

53

18

6

6

()松永幹夫

2226

0.2

 10-11-11

34.7

478

-2

 

(9.6)

   

2460

11690

081130 スクリーンヒーロー 4 M.デム

57

18

16

9

()鹿戸雄一

2255

-0.1

 05-05-05

34.0

486

+2

 

4100

7620

25160

6410

68950

081130 ディープスカイ 3 四位洋文

55

18

9

1

()昆貢

2256

0.1

 12-11-09

33.8

518

+8

 

(3.4)

7620

25160

6410

68950

081130 ウオッカ 4 岩田康誠

55

18

4

2

*()角居勝彦

2257

0.2

 03-03-03

34.3

488

-2

 

(3.7)

   

6410

68950

集計期間:2008.11.30 2017.11.26

@1番人気は3−3−2−2。これ、10年に膠着になったブエナビスタを1着カウント数するとと4−2−2−2なわけで、まさに圧倒的信頼度。

A2番人気は1−2−2−5と三連複軸としてはまずまず。3番人気は1−1−0−8とかなり見劣るもそれでも完全無視も難しい。

B二桁人気の超人気薄は三着が二回あるだけで、特に小頭数の今年は完全無視でもよさそう。

C外国人天国。レースの性格上、外国人の騎乗が多く当たり前と言えば当たり前ですが、30頭中13頭が外国人騎乗。しかも内9頭はJRAに所属しない短期免許騎手によるもので、要はデム・ルメ以外の外人ジョッキーにも注意が必要。

D日本馬天国。過去10年海外招待馬が馬券に絡んだことは一度もない。なるほど日本馬しか賞金獲得できないからジャパンカップと言うのですな。おお、なんというガラパゴス!

E関西馬天国。関東開催のレースだというのに関東馬は4頭しか馬券に絡んでいない。しかも4頭中2頭は今年出走のない藤沢厩舎なわけで、うーん、アーモンドアイには不安なデータではあります。

Fとはいえ、このレース、牝馬が30頭中9頭(内勝ち馬5頭)と大健闘。2年に一度は牝馬が勝ってるわけで、牝馬を侮ってはいけないです。

G脚質は先行差しが優勢。逃げて馬券にからんだのはキタサンブラックのみで、追い込み馬は不思議なほど来ない。展開にもよるけど基本上り33秒台の切れ味は必須。

H枠順は、内と大外が良く、中枠は不思議なほど来ていない。小頭数の今年はどうなんでしょう。まぁ、先週のマイルCSが1・2・3番の馬がそのままワンツースリーという競艇みたいな決着だったし、最内引いたアーモンドアイには心強いデータとも言えます。

I過去5年15頭の血統はディープが5頭(内勝ち馬2頭)と圧倒的で、他はハーツ・キンカメ等だけど基本バラバラ。ただしディープはここ数年馬券に絡んでいないことは要注意で、他のG1なんかもそうだけど、ディープのご利益というのは年々凋落している可能性高いです。

J過去10年の年齢別構成を見ると、三歳が7(内勝ち馬2)、四歳が10(同5)、五歳が11(同3)で、六歳がなんと0、七歳が2(三着のみ)と、基本若い馬だけ追いかけていればよい状態。

K過去5年15頭の前走キャリアを見ると天秋組が8頭(内勝ち馬3頭)と当たり前と言えば当たり前だけど圧倒的。ただし、上述の通り今年の天皇賞秋上位組はキセキ以外全部出走回避という体たらくで、うーんな状況。特筆すべきは京都大賞典組が3頭(内勝ち馬2頭)と目立たないけど結構濃い内容なわけで、今年の狙い目はこちらの方かもしれません。


以上から、圧倒的一番人気アーモンドアイの取捨が最大のポイントとなるわけですが、どうなんでしょう。とにかく牝馬の中では圧倒的なパフォーマンスを見せ続けてきた実績から一番人気はわかるんですが、それでも単勝1.5倍に値する存在かと言うと下記の疑問点あり。


A 古馬の一線級と戦ったことがない。

B 父ロードカナロアということで距離に不安あり。

C 秋華賞をぶっつけ本番で臨んだことが示唆するように、この馬、無理遣いができない虚弱な部分がある可能性高い。

D 能力は圧倒的だが、レースセンスは発展途上。秋華賞では後方から大外回って全馬ぶっこぬくという離れ業を演じ人々の度肝を抜いたが、今回のメンバー相手に同じ芸当が通用するとは思えない。


うーん、考えれば考えるほどお買い得感に事欠きますなあ。でも、「古馬の一線級と戦ったことがない」と言っても、今回のメンバーは有力馬が逃げたせいで相当な薄味、突っ込みどころ満載だし、距離だってオークスの走りを見る限り不向きと断定する根拠は全く見いだせないし、体質もまぁ、輸送がない今回に限って言えば大丈夫そうだし、しょうがないから、これを本命で考えましょう。(そうはいってもやはり上記Dは気になります。追い込んで届かない2着付馬券も想定する必要はありそうですな)

対抗は府中向きと評判のスワーヴリチャードを最初に考えたんですが、やはり天皇賞秋でのあの背信行為は印象最悪なので、モレイラ騎乗の京都大賞典馬サトノダイヤモンドを上位で見ます。3歳時の輝かしい実績から一転、凱旋門挑戦を契機に暗黒の時代を過ごしていた彼ですが、前走の京都大賞典で復活の兆し。坂のあるコースが苦手な印象ですが、府中なら十分チャンスあり。

しかし、なんだったんでしょうね、スワーヴリチャードの天秋は。発馬後いきなり両隣の馬に挟まれたら、それでやる気をなくして後位ままの10着。ああ、何と言うメンタルの弱さ!何と言うわがままさ!「人の事情なんか知ったことか」と言われればそれまでですが、君に託した人々の信頼をなんと考えておるのかリチャード君!ああ言う、ろくでもないことをやらかした馬って、その後ずるずる同じこと繰り返すことが多いので、スワーヴリチャードが馬券圏外に消える可能性も相当高いとは考えますが、一方彼がオルフェーブルみたいに「気が向いたら滅茶苦茶出来る奴」である可能性も捨てがたく、これが三番手。アーモンドアイに勝つ可能性があるイメージの馬と言うとこの馬が一番ですし。

この他では、天皇賞秋最上位のキセキと、去年の勝ち馬シュヴァルグラン。そして穴馬に海外馬カブリ。上述の通り海外馬は来ないレースですが、それでもそろそろ連絡みしそうな予感がしますし(毎年こういう予感はしていて、外れるんですが)、調教師がワールドクラスのオブライエン先生で騎手ムーアとなると、完全無視も危険じゃないかと。。。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単22点。

小頭数なんで大儲けとは行きませんが、それでもガミも皆無。まぁ、アーモンドアイが牝馬代表だけではなく日本代表であることを確認することが目的のレースなんで、買うのは少額ですな。



上海馬券王 in Kabinburi



○今日の結果

<ジャパンカップ> @アーモンドアイ、Aキセキ、Bスワーヴリチャード




○かんべえのつぶやき

――アーモンドアイ強し!あっと驚く横綱相撲で、先行するキセキをしっかり交わしました。今日の九州場所では3人もの横綱が休場し、22歳の小結がアッパレ優勝を果たしたのですが、それを上回るような見事な勝ちっぷりでした。誰ですか、サトノダイヤモンドに賭けるなんて言っていた人は。6着じゃないですか


――これだけの強さとなると、これはもう来年はドバイでも凱旋門賞でも行ってください!と言いたくなるところですが、ホントにどうするんでしょう。有馬には出るのかな。馬券王先生が言っていた4つの疑問点のうち、(A)古馬の一線級と闘っても見劣りせず、(B)距離の不安は全然ないようです。さらに(D)レースセンスも日々向上しているようですので、後の死角は(C)の無理がきかないかもしれない、という点だけですな。

――馬主さんの気持ちになってみれば、こんな宝物のような馬、あんまり無理をさせないで、なるべくなら早く引退させたい、なんて思惑も働くかもしれません。とにかくディープインパクト以来の日本競馬界の至宝でありましょう。これからどんなふうに育つのか、うやって買えたのか、自分でもよくわかりません。

――ところで本日2着だったキセキは、なかなかの実力馬であることを証明しましたね。とんでもない新星が誕生したことで、従来の競馬界の「格付け」がぐらぐらと揺らいでいる感さえあります。


――実はかんべえ、本日の午後は肉体労働にいそしんでいて、レースをリアルタイムで見ていないのです。もったいないことをしたなあ。それにしてもニトリの家具って、どうしてあんなに面倒くさいの? 正しく組み立てられたのは、われながら奇跡としか思えません。





11月18日(日) マイルチャンピオンシップ


えー、と、言う訳で見てきたのです、ボヘミアンラプソディー。

バンコクはプロンポンのデパートに入っているシネコンの一番大きな上映室(キャパ400人くらいでしょうか)はプレミアムシートを除けば完全満席、お客さんは半分が欧米系で残り半分が現地人、日本人は多分私一人だったような。。。この部屋以外にも全部で3つの上映室がこの映画のために振り向けられてまして、えらく大盛況な感じです。

結論から先に言うと、凄かったです。これは私がかつて見た中で最高の音楽映画なのであります。エンドロールではお客さん全員から拍手喝采が沸き起こるとんでもない感動巨編なのであります。いやあ、本当にすごいものを見てしまったなあ。

正直なところ半信半疑だったんですよね。実在のミュージシャンを描いた映画と言うのは、ロックミュージックの場合はドキュメンタリー形式の作品が多い。本人たちの実際の演奏画像を編集して一本の作品に仕上げるケースが圧倒的なんですよね。ほら、ロックって始まって半世紀ちょっとの歴史が浅い音楽じゃないですか。大抵のミュージシャンは存命してるし、夭逝した「伝説の」スターだって、多くのファンにとってはリアルタイムの存在でしょ。そういう人を別人である役者が演じる「伝記映画」のスタイルってロックには向かないんじゃないかと思ってたんですよ、私。大体、ジミヘンとかビートルズみたいな伝説の存在だって、ドキュメンタリーは星の数ほどあるけど、伝記映画なんて作られてないわけです。しいて言えばジム・モリソンとかジャニス・ジョプリンですかねえ、伝記映画になったのって。でもあれはあまり出来は良くなかったしなあ。

それで、何故クイーンが伝記映画になるのか。そりゃフレディーが死んでもう30年近くになるんで、彼らも伝説と言えば伝説なんですが、それでも追体験であるジミヘン・ビートルズと違い、クイーンは私にとって圧倒的なリアルタイムなのです。あの、圧倒的なカリスマ性とあくの強さがショートタイツはいて歩いているようなフレディー・マーキュリーを別人である役者が演じる?マジですか。そんなことできるんですか?いくら音源に実際のクイーンのライヴテイクを使用すると言っても、映像にちょっとでも嘘っぽさがあれば、リアルタイムで彼らと付き合ってきた私にとってはそれで終わりです。ああ、そんなことになる可能性はとてつもなく強いよなあ、なんてことを考えながら私はこの映画を見ていたのですよ。

ところが。。。。。

いやあ、本物でした。嘘のかけらも感じさせない、あれは本物の映像でした。ライヴスポットやコンサート会場の風景、そこにいる観客の髪形や服装、そこで散らかっている灰皿やごみ箱といった小道具類、これらすべてが、まさに70年代・80年代のロックシーンそのものでした。そういう映像にクイーンのライヴ音源がかぶさると、これはもう本当に恍惚の世界なのであります。演奏シーンだけじゃないですぞ。バケツを集音機代わりにした超アナログな録音風景とか、エレキギターのピックアップをマイク代わりにしてミキシングルームとコミュニケートしているシーンとか、あれまさに70年代のスタジオあるあるでして、ああ、今思い出しても感涙溢れかえります。とにかく映画の上映中、私は確かに70年代・80年代の空間を彼らと共有していました。そしてクライマックスである伝説のLIVE・AIDのシーンに至っては。。。凄いなあ、よくあんな映像が撮れたもんだなあ。超巨額の予算を投入したSF特撮映画よりはるかに凄いよ、これは。

役者さんもなかなか良かったですね。フレディーを演じたラミ・マレックは、オリジナルの個性があまりに強烈なので「頑張ってるけど若干つらいかな」と言う感じで見ていたのですが、それでも最後のLIVE・AIDのシーンはフレディーが憑依したかのような鬼神ぶりだったし、ボヘミアンラプソディーのシングルカットに難癖付けるEMIの幹部も大変グッド。でも、何よりツボにはまったのがジョン・ディーコンを演じたジョセフ・マッツィオですな。温厚で口数の少ないディーコンが、メンバーが口論している中、目線一発「Another one  bites the dust」のベースラインをぶっこんでくるシーンは、「あ、ディーコンて本当にこんな人だったんだろうな」と言う説得力にあふれかえってて笑ってしまいました。マッツィオ君て、初代「ジュラシックパーク」でヴェロキラプトゥルに襲われる 子役さんだったんですってね。感慨無量です。

敢えて難を言えば、この映画、あまりにフレディーを美化しすぎていると言うところでしょうか。「ゲイのアイデンティティーに目覚め、孤独にさいなまれる繊細なフレディー・マーキュリー」という文脈は世間一般じゃやたら受けが良いみたいだけど、長年彼を見てきた者からすると、やはり彼は徹底して破廉恥でお下劣で傲岸不遜な人だったわけでして、ああいう繊細な面もあるにはあったけど、それでも基本違うという気がどうしてもしますな。大体ですな、91年末に死んだ彼が、85年の時点でエイズ感染を自覚していたわけがなく、それをあんな風に無理やりLIVE・AIDの感動に関連付けてくるなんて、どうなんでしょう。そりゃ、エイズの恐怖を乗り越え、バラバラだったメンバーと和解、一致団結して最高のライヴパフォーマンスを繰り広げるっていうのは、話として美しいのはわかるんだけどさ、いくらなんでも盛りすぎじゃないか。これって、ラオスの祭りをでっち上げた、どっかのTV局以上に悪質なねつ造行為だと思うけどね、私は。

でも、まぁ、音楽シーンの素晴らしさを考えれば、そんなことはどうでも良いことです。あの音楽シーンがあれば大抵のことは正当化されるのです。とにかく、これはすべての人が見るべき凄い映画なのです。見てない人は音響の良い映画館を選んで是非見に行きましょう。タイの映画館って日本以上に音響が良くて、その点大変ラッキーでした。それにしても、こんな映画が出ると、またクイーンのレコードの売り上げがゾンビのように復活するんでしょうなあ。実際私もこのサウンドトラックをさっそくダウンロードしちゃったし。


20181118() 5回京都6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 35回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m・外 (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ステルヴィオ 3 *ビュイッ

56

9.1

()木村哲也

1

2

ペルシアンナイト 4 M.デム

57

6.6

()池江泰寿

2

3

アルアイン 4 *川田将雅

57

7.7

()池江泰寿

2

4

 

ブラックムーン 6 *浜中俊

57

208.9

()西浦勝一

3

5

 

ヒーズインラブ 5 藤岡康太

57

148.3

()藤岡健一

3

6

ジュールポレール 5 *石川裕紀

55

34.1

()西園正都

4

7

ロジクライ 5 *C.デム

57

9.9

()須貝尚介

4

8

$モズアスコット 4 ルメール

57

3.4

()矢作芳人

5

9

 

ウインブライト 4 松岡正海

57

148.4

()畠山吉宏

5

10

ミッキーグローリー 5 *戸崎圭太

57

16.0

()国枝栄

6

11

 

$ジャンダルム 3 武豊

56

36.9

()池江泰寿

6

12

 

レーヌミノル 4 *四位洋文

55

150.3

()本田優

7

13

 

レッドアヴァンセ 5 北村友一

55

49.4

()音無秀孝

7

14

エアスピネル 5 福永祐一

57

14.7

()笹田和秀

7

15

アエロリット 4 *ムーア

55

5.8

()菊沢隆徳

8

16

 

カツジ 3 松山弘平

56

133.7

()池添兼雄

8

17

 

ロードクエスト 5 *横山典弘

57

39.6

()小島茂之

8

18

 

ケイアイノーテック 3 藤岡佑介

56

26.3

()平田修

例によって過去10年のトレンドを

マイルチャンピオンS 過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171119 ペルシアンナイト 3 M.デム

18

18

4

*()池江泰寿

1338

-0.0

   15-13

33.9

488

+12

880

2480

5520

9300

55890

171119 エアスピネル 4 ムーア

18

11

2

()笹田和秀

1338

0.0

   07-06

34.6

480

+4

(4.2)

2480

5520

9300

55890

171119 サングレーザー 3 福永祐一

18

4

7

()浅見秀一

1339

0.1

   10-09

34.4

482

+6

(15.0)

   

9300

55890

161120 ミッキーアイル 5 浜中俊

18

16

3

()音無秀孝

1331

-0.0

   01-01

35.6

484

-2

590

1590

3390

8360

40290

161120 イスラボニータ 5 ルメール

18

8

2

()栗田博憲

1331

0.0

   06-05

35.0

480

-2

(4.8)

1590

3390

8360

40290

161120 ネオリアリズム 5 ムーア

18

15

7

()堀宣行

1332

0.1

   02-02

35.6

502

+6

(14.0)

   

8360

40290

151122 モーリス 4 ムーア

18

16

4

*()堀宣行

1328

-0.2

   09-08

33.1

508

-2

570

1780

3400

2000

12000

151122 フィエロ 6 M.デム

18

10

2

()藤原英昭

1330

0.2

   08-08

33.3

506

0

(5.1)

1780

3400

2000

12000

151122 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

5

1

()栗田博憲

1330

0.2

   12-13

33.0

480

+4

(3.2)

   

2000

12000

141123 ダノンシャーク 6 岩田康誠

17

12

8

()大久保龍

1315

-0.0

   11-10

34.1

444

+2

1810

3890

11460

25760

193290

141123 フィエロ 5 福永祐一

17

8

3

*()藤原英昭

1315

0.0

   07-06

34.4

508

-2

(5.6)

3890

11460

25760

193290

141123 グランデッツァ 5 秋山真一

17

3

9

()平田修

1317

0.2

   03-03

34.8

498

0

(18.6)

   

25760

193290

131117 トーセンラー 5 武豊

18

5

2

()藤原英昭

1324

-0.2

   15-14

33.3

460

+4

470

1930

3250

2090

12450

131117 ダイワマッジョーレ 4 蛯名正義

18

4

3

*()矢作芳人

1326

0.2

   03-04

34.1

440

0

(7.5)

1930

3250

2090

12450

131117 ダノンシャーク 5 福永祐一

18

13

1

()大久保龍

1327

0.3

   08-06

34.1

444

+8

(3.8)

   

2090

12450

121118 サダムパテック 4 武豊

18

1

4

*()西園正都

1329

-0.0

   06-07

34.1

506

-2

1050

2520

5560

9230

58050

121118 グランプリボス 4 内田博幸

18

7

1

()矢作芳人

1329

0.0

   08-08

34.0

520

-2

(4.0)

2520

5560

9230

58050

121118 ドナウブルー 4 スミヨン

18

17

5

()石坂正

1330

0.1

   08-08

34.1

434

+2

(11.1)

   

9230

58050

111120 $エイシンアポロン 4 池添謙一

18

5

5

()松永昌博

1339

-0.0

   05-04

34.9

506

+6

980

12800

24580

38920

279410

111120 フィフスペトル 5 横山典弘

18

1

11

()加藤征弘

1339

0.0

   03-02

35.1

454

-4

(32.6)

12800

24580

38920

279410

111120 $サプレザ 6 ルメール

18

13

4

[]コレ

1341

0.2

   12-13

34.7

452

 

(8.4)

   

38920

279410

101121 $エーシンフォワード 5 岩田康誠

18

13

13

()西園正都

1318

-0.0

   08-07

34.3

488

+10

5240

14240

40970

53970

473970

101121 ダノンヨーヨー 4 スミヨン

18

8

1

*()音無秀孝

1318

0.0

   16-17

33.6

518

+4

(3.7)

14240

40970

53970

473970

101121 ゴールスキー 3 福永祐一

18

15

6

*()池江泰郎

1318

0.0

   08-07

34.4

472

+4

(12.6)

   

53970

473970

091122 カンパニー 8 横山典弘

18

4

1

*()音無秀孝

1332

-0.2

   07-07

33.5

466

0

230

6690

9640

20730

106680

091122 マイネルファルケ 4 和田竜二

18

13

14

()萱野浩二

1334

0.2

   01-01

34.7

522

-8

(39.8)

6690

9640

20730

106680

091122 $サプレザ 4 ペリエ

18

15

2

[]コレ

1334

0.2

   05-05

34.0

436

 

(8.7)

   

20730

106680

081123 ブルーメンブラット 5 吉田豊

18

7

4

()石坂正

1326

-0.1

   12-10

33.9

486

+10

1060

990

2730

11700

53980

081123 スーパーホーネット 5 藤岡佑介

18

17

1

()矢作芳人

1327

0.1

   14-13

33.9

466

+2

(2.3)

990

2730

11700

53980

081123 ファイングレイン 5 幸英明

18

2

10

()長浜博之

1328

0.2

   08-05

34.4

498

0

(26.5)

   

11700

53980

集計期間:2008.11.23 2017.11.19

@1番人気は1−3−2−4、2番人気は1−3−1−5、3番人気は1−2−0−7といずれも無視はできないが、それでも万全の信頼はおけない状況。

A二桁人気の超人気薄は過去30頭中4頭。ただし12年以降馬券に絡んでいない。

B外国人天国!過去30頭中10頭が外国人騎乗で、先週の外国人無双な状況から外国人騎乗馬の馬に異常に人気がかぶる傾向があるのだけど、やはり逆らえないか。

C関西馬天国。関東馬が馬券に絡んだのは30頭中6頭のみ。

D脚質は逃げ、先行、差し、追い込みなんでも。ただし、どのような展開になっても34秒前後の切れる脚は必要。

E枠に大きな偏りはない。

F過去10年の年齢別構成は、三歳3頭(内勝ち馬1)、四歳11頭(同3)、五歳12頭(同4)、六歳3頭(同1)、七歳1頭(同1)と、基本4歳5歳の天下。因みに7歳超で来たのは09年の勝ち馬カンパニーのみでこの時なんと8歳。前にも言ったけど、この馬はよくわからない馬でした。

G過去5年15頭の血統を見ると、さすがディープが7頭(勝ち馬3)と圧倒的で、他は見事にバラバラ。

H同じく過去5年の前走キャリアを見ると、富士S組が6頭(内2勝)と強く、これに次ぐのがスワンS組4頭(ただし勝ち馬なし)。


以上から馬券を考えたのですが、今年のメンバーは結構粒がそろっていて、何が来ても不思議ではない状況、しかも有力馬には外国人騎乗と言うことで人気が殺到で当てるのが難しい割には配当が低い印象なので、いっそ穴から入ってみたいと考えます。

本命は10番人気のジュールポレール。ヴィクトリアマイルでは大変お世話になりました。過去の成功体験に酔っぱらってお世話になった馬を軸にするなんて、外れる馬券の典型なんですが、根拠としてはですね。



(A)いやしくもこの馬だってG1馬である。ヴィクトリアマイルでは今回の2番人気アエロリットに勝っているのだ。それなのに何だこの人気のなさは。

(B)このレースで信頼度の高いディープ産駒である。京都だって2−1−0−2と得意なのだ。

(C)マイルでしか走らない典型的なマイラーである。

(D)休み明けを走って馬券圏外になったとはいえ勝ち馬と差のない内容と言うパターンが、ヴィクトリアマイルの時と同じ。

(E)なにより常時33秒台前半の切れる脚を繰り出せる。

いやあ、しかし本当に人気がないですなあ。まぁ、G1馬とはいえ実績はすべて牝馬戦に偏っている、騎手が長年のパートナーである幸の負傷により石川君に乗り替わりというのが嫌われる要因なんでしょうが(しかし、なんで関西馬の乗り替わりが関東の若手ジョッキーなんですかね)、それでも誰もこの馬に印を打っていないというのは、上記を考えるとひどいのではないでしょうか。今年に入って馬の成長度が非常に上がっているし、とても利口な馬でジョッキーには乗りやすい馬だし、「全くない」なんて絶対言えないと思うし、下手すれば勝つことだって十分ありうると私は考えるのです。

この他は、外国人ジョッキー、富士S組を中心に選びました。馬券は◎軸の三連複28点。凄まじいことに何か来ても万馬券です。ああ、本当に人気がないなあ。


上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<マイルCS> @ステルヴィオ、Aペルシアンナイト、Bアルアイン




○かんべえのつぶやき

――選択肢があり過ぎて、なんとも難解な今日のレース、正解は「捨てる」ヴィオではなくて「拾う」ヴィオでした。外人騎手が多い中、てっきりムーアかC・デムーロじゃないかと思っていたのですが、ビュイックとM・デムーロの方でした。2着はペルシアンナイト、3着にアルアイン。外人騎手が全盛の昨今ではありますが、英国遠征して腕を磨いている川田騎手はガッツが違います。後は太刀打ちできるのは岩田と田辺くらいかねえ。


――ステルヴィオは3歳馬なんですが、今までに騎乗した騎手が全部外国人なんですな。これからはそういう馬が増えることでありましょう。来週はジャパンカップですが、これまた外人騎手無双となりそうだなあ。臨時国会では入国管理法改正案が最大の懸案となっておりますが、競馬界は他に先駆けて市場を開放しているのでありました。

――馬券王先生推奨のジュールポレールは来ませんでしたねえ。筆者は本日は新横浜で仕事があったので、馬券は少額だけ勝負したのでありますが、フィーリングで買った府中の霜月Sで万馬券が出てしまいました。後で映像を見たらえらい混戦でした。CサトノファンタシーとIプロトコルのワイドなんて、どうやって買えたのか、自分でもよくわかりません。

――馬券王先生、
「ボヘミアン・ラプソディー」の感想を興味深く拝読しました。バンコクの映画館、なんだか行ってみたくなりましたぞ。これぞグローバリゼーション、でありますなあ。





11月11日(日) エリザベス女王杯


いやあ、かんべえ先生、クイーンですか、ボヘミアンラプソディーですかぁああ!

実は私が信頼を置いている数少ない映画評論家である前田有一が久々に更新した映画評ブログでこの映画をやたらめったら褒めちぎってる(https://movie.maeda-y.com/movie/02217.htm)のを見て、心が騒ぎ始めてたんです。一年以上ブログ更新をさぼっていた人間にこういう文章を書かせる映画と言うのは、これどのくらいのものなのであろうかと。

そういう時に、かんべえ先生のこのメッセージです。しかもお題が中学生のころから聴き狂っていたクイーンとあっては、これは見ないわけにはいかないではないですか。お、調べてみると、バンコクでも私の住居から電車一駅にある映画館で、しかも競馬終了後1時間で上映される予定ではないですか。凄い、すべての事象が私にこれを見ろ、これを見ろと促しているかのようだ。ようし、見よう、見てやろうじゃないか!

前にも書いたことがあったけど、クイーンと言うのはボヘミアンラプソディーが収録されている「a night at the opera」までと、それ以降とでがらりとモデルチェンジしたバンドなんですね。具体的には狂気ほとばしるスタジオワークで乙女チックな世界を歌っていた時代から、「We will rock you」とか「We are the champion」みたいに若干下品だけど力強いメッセージを歌うスタジアムロックの巨匠へと180度のメタモルフォーゼを実行したバンドな訳です。こういう劇的変化の背景には、フレディー・マーキュリーがゲイとしてのアイデンティティーに自覚的になったことが深く関連していると言うのが、私のかねてからの持論であったのですが、今回の映画の鑑賞ポイントもこういう部分にありそうな強い予感がしますなあ。

と言うわけで、明日は競馬もほどほどに映画鑑賞ということにしたいと思います。この論評は来週に。

追伸:かんべえ先生、クイーンは確かに偉大なバンドですが、その偉大さを称揚する過程でKISSを不当に低く評価するのはいただけませんなあ。KISSは、アメコミとかアメリカプロレスのドラマツルギーとかイデオロギーあるいはユーモアみたいなものを上手に昇華してロックに展開させた、あれはあれで偉大なバンドなのです。現在世界を騒がせている「トランプ流」と言うやつにもKISSの影響と言うのは垣間見えるわけでして。。。


20181111() 5回京都4日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 43回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2200m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ハッピーユニバンス 6 *松若風馬

56

233.9

()平田修

1

2

フロンテアクイーン 5 蛯名正義

56

19.2

()国枝栄

2

3

 

レイホーロマンス 5 *福永祐一

56

66.9

()橋田満

2

4

 

プリメラアスール 6 幸英明

56

205.5

()鈴木孝志

3

5

レッドジェノヴァ 4 池添謙一

56

5.5

()小島茂之

3

6

アドマイヤリード 5 *藤岡康太

56

56.2

()須貝尚介

4

7

モズカッチャン 4 M.デム

56

4.1

()鮫島一歩

4

8

カンタービレ 3 *C.デム

54

7.2

()中竹和也

5

9

 

クロコスミア 5 岩田康誠

56

39.3

()西浦勝一

B5

10

 

ヴァフラーム 6 川又賢治

56

131.0

()吉村圭司

6

11

 

スマートレイアー 8 *武豊

56

22.1

()大久保龍

6

12

リスグラシュー 4 *モレイラ

56

5.8

()矢作芳人

7

13

ノームコア 3 ルメール

54

3.8

()萩原清

7

14

 

ワンブレスアウェイ 5 津村明秀

56

122.6

()古賀慎明

8

15

 

エテルナミノル 5 四位洋文

56

198.3

()本田優

8

16

 

コルコバード 5 *浜中俊

56

19.1

()木村哲也

8

17

ミスパンテール 4 横山典弘

56

40.6

()昆貢


今年最後の牝馬G1エリザベス女王杯なんですが、なんか心ときめく馬がいませんなあ。アーモンドアイが出ていれば面白かったんですけど、さすがにこのメンバーでは単勝1.0倍でも不思議がないわけで、まぁ、それくらい飛びぬけた存在がいない団子レースです。うーん、今年は、牝馬戦しか結果が出ていないだけに、ここでも的中狙いたいのですが、いかん、ボヘミアンラプソディーが気になってモチベーションが上がらないなぁ。

まずは恒例過去10年のトレンドを。

エリザベス女王杯 過去10年の歴史

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171112 モズカッチャン 3 M.デム

54

18

5

5

()鮫島一歩

2143

-0.0

 05-04-04

34.1

476

-2

770

8030

15890

20760

127540

171112 クロコスミア 4 和田竜二

56

18

4

9

()西浦勝一

2143

0.0

 02-02-02

34.3

428

+4

(26.4)

8030

15890

20760

127540

171112 ミッキークイーン 5 浜中俊

56

18

10

3

()池江泰寿

2143

0.0

 12-10-11

33.7

442

-6

(7.2)

   

20760

127540

161113 クイーンズリング 4 M.デム

56

15

3

3

()吉村圭司

2129

-0.0

 09-09-07

33.2

460

+10

610

13710

22570

20680

158930

161113 シングウィズジョイ 4 ルメール

56

15

9

12

()友道康夫

2129

0.0

 03-03-03

33.7

474

0

(61.6)

13710

22570

20680

158930

161113 ミッキークイーン 4 浜中俊

56

15

1

2

()池江泰寿

2131

0.2

 07-06-05

33.6

442

+10

(3.6)

   

20680

158930

151115 マリアライト 4 蛯名正義

56

18

12

6

()久保田貴

2149

-0.0

 09-06-06

34.7

430

-10

1520

1860

4730

3770

23590

151115 ヌーヴォレコルト 4 岩田康誠

56

18

18

1

()斎藤誠

2149

0.0

 13-14-12

34.3

448

-2

(3.0)

1860

4730

3770

23590

151115 タッチングスピーチ 3 ルメール

54

18

8

4

*()石坂正

2149

0.0

 12-12-12

34.3

458

+2

(6.5)

   

3770

23590

141116 ラキシス 4 川田将雅

56

18

1

3

*()角居勝彦

2123

-0.0

 07-07-07

33.4

458

+2

680

970

2140

3030

15570

141116 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

54

18

5

1

()斎藤誠

2123

0.0

 03-04-03

33.6

444

-4

(3.3)

970

2140

3030

15570

141116 ディアデラマドレ 4 藤岡康太

56

18

15

6

*()角居勝彦

2125

0.2

 14-12-12

33.1

450

+6

(11.7)

   

3030

15570

131110 メイショウマンボ 3 武幸四郎

54

18

3

2

()飯田明弘

2166

-0.2

 07-08-07

34.1

488

0

390

2780

4480

14440

64840

131110 ラキシス 3 川田将雅

54

18

18

6

*()角居勝彦

2168

0.2

 03-03-02

34.6

456

-4

(16.7)

2780

4480

14440

64840

131110 アロマティコ 4 三浦皇成

56

18

7

5

()佐々木晶

2168

0.2

 17-11-09

34.1

466

-2

(15.8)

   

14440

64840

121111 レインボーダリア 5 柴田善臣

56

16

15

7

()二ノ宮敬

2163

-0.0

 11-11-09

35.8

462

0

2300

1790

6630

6110

50810

121111 ヴィルシーナ 3 内田博幸

54

16

12

1

*()友道康夫

2163

0.0

 04-04-04

36.1

448

-2

(1.9)

1790

6630

6110

50810

121111 ピクシープリンセス 4 M.デム

56

16

6

5

()野中賢二

2163

0.0

 16-16-16

35.1

450

+4

(14.3)

   

6110

50810

111113 $スノーフェアリー 4 ムーア

56

18

18

1

[]ダンロッ

2116

-0.0

 14-11-10

33.8

472

 

270

700

1160

2520

9430

111113 アヴェンチュラ 3 岩田康誠

54

18

1

2

*()角居勝彦

2116

0.0

 06-05-04

34.2

478

-4

(4.8)

700

1160

2520

9430

111113 アパパネ 4 蛯名正義

56

18

4

4

()国枝栄

2118

0.2

 04-03-03

34.7

496

-6

(10.0)

   

2520

9430

101114 $スノーフェアリー 3 ムーア

54

18

6

4

[]ダンロッ

2125

-0.7

 05-07-07

34.0

468

 

850

1430

3590

1320

10170

101114 メイショウベルーガ 5 池添謙一

56

18

9

2

()池添兼雄

2132

0.7

 10-09-10

34.4

508

+4

(3.1)

1430

3590

1320

10170

101114 アパパネ 3 蛯名正義

54

18

5

1

()国枝栄

2135

1.0

 05-06-06

35.1

494

+4

(2.7)

   

1320

10170

091115 クィーンスプマンテ 5 田中博康

56

18

7

11

()小島茂之

2136

-0.2

 01-01-01

36.8

454

0

7710

102030

250910

157480

1545760

091115 テイエムプリキュア 6 熊沢重文

56

18

11

12

()五十嵐忠

2138

0.2

 02-02-02

36.9

506

+2

(91.6)

102030

250910

157480

1545760

091115 ブエナビスタ 3 安藤勝己

54

18

16

1

()松田博資

2139

0.3

 15-09-03

32.9

454

+4

(1.6)

   

157480

1545760

081116 リトルアマポーラ 3 ルメール

54

18

16

4

()長浜博之

2121

-0.2

 05-05-03

34.4

474

+4

1320

1010

3450

1660

12690

081116 カワカミプリンセス 5 横山典弘

56

18

15

1

()西浦勝一

2123

0.2

 07-06-05

34.5

498

-10

(1.8)

1010

3450

1660

12690

081116 ベッラレイア 4 秋山真一

56

18

13

2

()平田修

2124

0.3

 08-08-08

34.4

460

-2

(7.2)

   

1660

12690

集計期間:2008.11.16 2017.11.12

@1番人気は1−4−2−3と信頼性高いが、勝馬は11年スノーフェアリーのみと全然勝ち切れていない。

A2番人気は1−2−2−5、3番人気は2−0−1−7と以下同文。以上から上位人気軸の単馬券は人気との比較でリスキー、軸にするなら三連複もしくは馬連という結論がもたらされるのですが、さて。。

Bついでに言うと4番人気は2−0−2−6とかなりお買い得な感じ。

C二桁人気の超人気薄が来たのは過去30頭中3頭、ただし、そのうち二頭は超スローペースをまんまと逃げきった阿鼻叫喚の09年1・2着であり、基本人気薄は用なし。

D外国人天国。過去30頭中8頭が外国人ジョッキー鞍上。今年無双状態のルメール様にはやはり逆らえないのでしょうか。

E当然と言えば当然だけど、関西馬天国。関東馬は30頭中7頭で、去年一昨年はすべて圏外。

F脚質は先行、差しがほぼ独占。逃げが決まったのは阿鼻叫喚の結末となった09年のみ。極端な追い込みはスノーフェアリーとか超一流にのみ許された芸当と言えますが、今年はそういうのいませんし。。

G枠順に大きな偏りはない。大外でも来ます。

H過去10年30頭の年齢構成は、3歳11頭(内勝ち馬4頭)、4歳13頭(内勝ち馬4頭)、5歳5頭(内勝ち馬2頭)と3歳4歳の天下。6歳超は阿鼻叫喚の結末となった09年2着テイエムプリキュアのみと基本熟女は用なし。

I過去5年15頭の血統を見るとディープが7頭(内勝ち馬2頭)とほぼ半分で後はバラバラ。もっとも今年のディープ産駒は高齢馬スマートレイアーとカンタービレの二頭のみと言うことで、「京都のディープ」と言うトレンドもそろそろ見直しが必要なのかも。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると、なんとオールカマー組が1着2回2着2回と圧倒的ですが、今年はオールカマー組の出走はなし。この他では秋華賞組(2勝、3着一回)と、府中牝馬(1勝、2着、3着二回づつ)が優勢。

Kリピーター傾向強し。昨年の上位馬が翌年も馬券に絡むケースが二年に一回くらい。今年の有資格者は昨年の勝ち馬モズカッチャンのみと言うことになりますが、さて。


以上からいろいろ迷うのですが、本命はこの夏の上り馬にして、京都大賞典二着馬のレッドジェノヴァ。このレースのステップレースに京都大賞典を使うケースもあまり前例がないのですが、やはりアルバート・シュヴァルグランという骨っぽいステイヤーに先着、サトノダイヤモンドに0.1秒差の二着と言うのは、今回メンバーの力関係ではこの馬が頭一つ抜けている気がします。「小幡理論」とオールカマー組の活躍が暗示するように牡馬と渡り合った経験がやはり牝馬戦ではものを言うのでは。

対抗は紫苑Sを圧勝しながら秋華賞をパスしてこちらに参戦の一番人気ノームコアも無双状態のルメール鞍上と言うこともあり当然有望ですが、ここは敢えてリスグラシュー。この馬は本当に勝ちきれない馬で、追い込んで届かないの繰り返しなんですが、今回騎手モレイラで一変する可能性もそれなり以上にあるのではと考えます。

この他では、昨年の勝ち馬☆モズカッチャンと、ディープ産駒は押さえておきたい△カンタービレ、そして穴にはどんなレースでも上位に食い込むフロンテアクイーン、3−2−0−1という京都実績がステゴ産駒に思えないアドマイヤリード、外枠だとやたら強いミスパンテール。

馬券は、レッドジェノヴァ軸の3連単と言いたいところですが、騎手池添だと不安でもあり、◎→その他の三連複21点。上位で決まるとガミですが、上位で決まったことのない競争でもあり、それなりに楽しみな馬券です。



上海馬券王





○今日の結果

<エリザベス女王杯> @リスグラシュー、Aクロコスミア、Bモズカッチャン




○かんべえのつぶやき

――今日のレース、リスグラシューが悲願のG1初制覇を果たしました。2着3着が多い馬だったので、関係者とファンの喜びはひとしおでしょう。距離がどうかなと思ったのですが、名手モレイラ騎手の騎乗が光りました。2着には大逃げしたクロコスミアが入りました(ステゴ産駒だというのに、買えなかった私を責めないでおくれ!)。1番人気のモズカッチャンは3着に終わりました。


――今日のモレイラ騎手は、京都競馬場で実に5勝を挙げました。しかも8Rではヘヴントゥナイトで落馬しているのですよ。もう勝利への執念が、ほかとは全然違うとしか言いようがありません。さらにルメール騎手3勝、C・デムーロ騎手が3勝ですから、12R中の11Rを外国人騎手が勝ったことになります。うーん、ホントに外国人天国でありますな。そういえば来週はムーア騎手が来るのではなかったかと。

――馬券王先生推奨のレッドジェノヴァは4着で届きませんでした。池添騎手、もうちょっと大胆に乗ってくれよ〜。ワシもお前から三連複で勝っちゃったじゃないか〜。その点、2着クロコスミア騎乗の岩田騎手は、これまた外国人みたいなキャラでありました。

――来週はマイルチャンピオンシップ、その後はジャパンカップと続きます。ついでに馬券王先生、
「ボヘミアン・ラプソディー」の感想もお待ちしておりますぞ。





10月28日(日)秋の天皇賞


えー、なんか日本じゃ「日本シリーズ」なんてもんが始まってるらしいのですが、中日ファンの私としては虚しいことこの上ないのであります。

ああ、本当に弱かったなあ、今年の中日は。いや、弱いのは別に今年に始まったことではなく、ここ数年ずっと弱かったのですが、今年の弱さは別格です。今年は本当に本当に弱かった。

大体ですな、退社する前にスコアを確認したら8回を終了して7点差で勝っていて、「あ、こりゃもらったわい」とスキップして家に帰って結果を見たら、なんと逆転負けを食らっている。最終回で7点も取られて、あまつさえ延長でサヨナラ負け食らっているわけです。嗚呼、今思い出しても胃酸が食道を逆流する。しかも、このような負け方は一度や二度では済まないわけで、よくまぁ、これだけ応援する者の心を折り、踏み砕くような負け方ができるものであります。

そもそも打撃十傑に選手が3人も入っている、あまつさえそのうちの一人が二位に圧倒的大差をつけた首位打者であるチームの成績が、鼻差でかろうじて最下位を免れるブービーなわけです。完全に常軌を逸しているのであります。序盤中盤で確保したリードを、セットアッパー・クローザーが大炎上、火だるま状態になってひっくり返されるということの繰り返しで、見る者にとってこれほど吐き気を催す展開はなく、ブービーと言いながら気分は限りなく最下位なのであります。ああ、何度田島や又吉、福谷、岩瀬の首を絞めてやろうと思ったことか。

しかし、不思議だなあ。なんでこんな投手陣で、あの広島に勝ち越せたのだろう。いやあ、数字の上では広島と互角の勝負ができたことが今年唯一の慰めなんだけど、きっとあまりの不甲斐なさに涙ぐんで手を緩めてくれたに違いない。いや、ほんと、弱きを助け強きをくじく(今年のセリーグは広島以外は皆弱いので正確には「最弱を助け弱きをくじく」なんでしょうが)素晴らしいチームですね、広島は。日本シリーズ頑張ってください。いや、日本の私の上司が山口県出身、筋金入りの赤ヘルなんで、勝つと機嫌が違うのですよ。

で、そんな中日が先日のドラフトで、今年最大のスター候補、大阪桐蔭の根尾君を引き当ててしまった。嬉しい反面、なんか心配でもあるのです。補強するなら野手じゃなくて投手だろってのもあるんですが、何よりこの20年中日が獲得した高卒野手って、皆期待外れだからねえ。堂上直倫とか、平田良介とか、高橋周平とか、「球界を背負っていく器」と言う触れ込みの選手を何人も獲得しているのに、大成した選手が一人もいない。野手の育成能力がないチームなんですな、中日は。そんなチームに入って、大丈夫かあ、根尾君。いや、名前が「根尾」だけに、デストピアに救済をもたらすマトリクスの救世主ネオ=立浪級の逸材であると信じたいのですが、「ガキ大将」という概念を絵にかいたようなあの顔を見ると、いやでも13年前に入団した平田(桐蔭の先輩なんだよね)が思い起こされ、ああ、やはり不安なのだ。


20181028() 4回東京9日目 13頭 [15:40発走]
【11R】 158回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ステファノス 7 *オドノヒ

58

53.1

()藤原英昭

2

2

 

ブラックムーン 6 *横山典弘

58

113.6

()西浦勝一

3

3

ヴィブロス 5 福永祐一

56

14.8

()友道康夫

4

4

レイデオロ 4 ルメール

58

3.6

()藤沢和雄

4

5

スワーヴリチャード 4 M.デム

58

2.9

()庄野靖志

5

6

マカヒキ 5 *武豊

58

5.5

()友道康夫

5

7

 

アルアイン 4 北村友一

58

14.2

()池江泰寿

6

8

 

ダンビュライト 4 *戸崎圭太

58

57.2

()音無秀孝

6

9

サングレーザー 4 *モレイラ

58

7.9

()浅見秀一

7

10

キセキ 4 川田将雅

58

13.4

()中竹和也

7

11

 

ミッキーロケット 5 和田竜二

58

17.1

()音無秀孝

8

12

 

サクラアンプルール 7 *田辺裕信

58

83.2

()金成貴史

8

13

 

アクションスター 8 大野拓弥

58

243.8

()和田勇介



毎回言っていることではありますが、サンデー天国の日本競馬界にあって、2000mで行われるこの競走は事実上の日本一決定戦なわけであります。まぁ、府中の2000mは外枠ド不利な欠陥コースなんで、将来的には大阪杯がその役割を果たしていくと思うんですが、やはり「歴史と伝統」と言うやつが強烈なんで、現状はこれが日本一決定戦。案の定、超ドスローちょい差し展開になった先週の菊花賞を見るにつけ、やはりここでは「レベルの高い一戦」と言うのを期待してしまうのであります。

そんな競走なのに、今年はわずか13頭の小頭数というのはこれ如何に。まぁ、今年のダービー馬にして菊を回避してこちらに狙いを定めていたワグネリアンが脚部不安で出走回避と言うのもあるんですが、さりとて今年はG1級が凱旋門に遠征したわけでもなく、もう少し頭数あってもよさそうなのに、やはり日本の中距離路線の層が薄くなっているのかもしれませんなあ。まぁ、13頭と言ってもうち7頭はG1馬で、粒はそろっているし、予想のしがいのあるレースでもあるんですが、一流どころ勢ぞろいと言いながら超一流レベルの馬と言うのもいなさそうな感じで、うーん。

まずは定例、過去10年のトレンドを。


「日本一決定戦」の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171029 キタサンブラック 5 武豊

18

7

1

()清水久詞

2083

-0.0

 11-05-02

38.5

542

0

310

900

1660

15290

55320

171029 サトノクラウン 5 M.デム

18

2

2

*()堀宣行

2083

0.0

 07-02-02

38.6

498

+10

(4.0)

900

1660

15290

55320

171029 レインボーライン 4 岩田康誠

18

8

13

()浅見秀一

2087

0.4

 10-12-05

38.7

452

+8

(59.6)

   

15290

55320

161030 モーリス 5 ムーア

15

8

1

*()堀宣行

1593

-0.2

 05-05-04

33.8

514

+4

360

2420

3700

7430

32400

161030 リアルスティール 4 M.デム

15

12

7

()矢作芳人

1595

0.2

 08-10-10

33.5

502

+4

(13.0)

2420

3700

7430

32400

161030 ステファノス 5 川田将雅

15

14

6

()藤原英昭

1597

0.4

 13-14-14

33.5

486

0

(11.2)

   

7430

32400

151101 ラブリーデイ 5 浜中俊

18

8

1

()池江泰寿

1584

-0.1

 04-04-04

33.7

486

-4

340

7340

10390

24850

109310

151101 ステファノス 4 戸崎圭太

18

14

10

()藤原英昭

1585

0.1

 08-08-12

33.4

474

-2

(34.3)

7340

10390

24850

109310

151101 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

16

6

()栗田博憲

1586

0.2

 12-11-10

33.6

476

-4

(11.7)

   

24850

109310

141102 スピルバーグ 5 北村宏司

18

4

5

*()藤沢和雄

1597

-0.1

 13-14-12

33.7

506

-2

1100

3140

6780

2850

23290

141102 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

18

1

2

()石坂正

1598

0.1

 03-03-03

34.4

470

+2

(4.7)

3140

6780

2850

23290

141102 イスラボニータ 3 ルメール

18

15

1

()栗田博憲

1598

0.1

 03-03-03

34.4

474

0

(2.8)

   

2850

23290

131027 ジャスタウェイ 4 福永祐一

17

7

5

()須貝尚介

1575

-0.7

 11-10-09

34.6

496

-2

1550

1190

4510

1400

14310

131027 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

17

9

1

()石坂正

1582

0.7

 02-02-02

35.8

470

0

(2.0)

1190

4510

1400

14310

131027 エイシンフラッシュ 6 M.デム

17

6

3

()藤原英昭

1585

1.0

 08-09-10

35.5

488

+4

(4.7)

   

1400

14310

121028 エイシンフラッシュ 5 M.デム

18

12

5

()藤原英昭

1573

-0.1

 11-12-12

33.1

486

-8

1660

3250

8980

3990

39520

121028 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

4

1

()戸田博文

1574

0.1

 04-04-04

33.8

496

-2

(3.4)

3250

8980

3990

39520

121028 ルーラーシップ 5 メンディ

18

6

2

()角居勝彦

1576

0.3

 16-15-15

33.1

514

+18

(4.5)

   

3990

39520

111030 トーセンジョーダン 5 ピンナ

18

12

7

*()池江泰寿

1561

-0.1

 11-10-11

34.2

478

-8

3330

7020

23560

22790

214010

111030 ダークシャドウ 4 ベリー

18

7

2

*()堀宣行

1562

0.1

 07-08-07

34.7

508

+2

(5.7)

7020

23560

22790

214010

111030 ペルーサ 4 横山典弘

18

8

6

()藤沢和雄

1563

0.2

 13-13-13

33.9

520

+14

(8.2)

   

22790

214010

101031 ブエナビスタ 4 スミヨン

18

2

1

()松田博資

1582

-0.3

 09-08-08

34.1

456

-4

220

1030

1660

1680

7480

101031 ペルーサ 3 安藤勝己

18

7

4

()藤沢和雄

1585

0.3

 17-17-17

33.6

502

-4

(8.9)

1030

1660

1680

7480

101031 アーネストリー 5 佐藤哲三

18

12

2

()佐々木晶

1587

0.5

 04-04-04

34.8

530

0

(4.9)

   

1680

7480

091101 カンパニー 8 横山典弘

18

3

5

*()音無秀孝

1572

-0.3

 09-09-09

32.9

466

+4

1150

16490

29270

9970

102110

091101 スクリーンヒーロー 5 北村宏司

18

2

7

()鹿戸雄一

1575

0.3

 02-04-04

33.6

490

+12

(31.4)

16490

29270

9970

102110

091101 ウオッカ 5 武豊

18

7

1

()角居勝彦

1575

0.3

 13-14-14

32.9

498

0

(2.1)

   

9970

102110

081102 ウオッカ 4 武豊

17

14

1

*()角居勝彦

1572

-0.0

 07-07-07

34.4

490

0

270

550

1050

710

3250

081102 ダイワスカーレット 4 安藤勝己

17

7

2

()松田国英

1572

0.0

 01-01-01

35.2

498

0

(3.6)

550

1050

710

3250

081102 ディープスカイ 3 四位洋文

17

2

3

()昆貢

1572

0.0

 06-05-05

34.5

510

+2

(4.1)

   

710

3250

集計期間:2008.11. 2 2017.10.29



@1番人気は5−2−2−1と圧倒的パフォーマンス。唯一馬券に絡んでいないのは11年のブエナビスタだが、それでもこの時は4着だし。やはり強いと思われてる馬が強いレースをしているわけです。

A2番人気は0−4−2−4と勝ってないけど、それでも複軸としては非常に強力。逆に3番人気は0−0−2−8と信頼度がサウジ皇太子並み。

B二桁人気の超人気薄は過去30頭中2頭と、基本用なし。今年は小頭数だから、8番人気以下は無視でよいかも。

C面白いのが5番人気の好走。上位人気で勝っているのは1番人気の5勝のみ、じゃあ残り半分は何なのよと言うと、これが5番人気でなんと4−0−0−0と言うジャイキリ状態。勝つか圏外かと言う潔いこの態度は、穴党の心に響くわけで、5番人気の単勝買いなんていうのもデータからはアリですな。

D外国人天国。過去30頭中なんと10頭が外国人ジョッキー騎乗。今年秋のトレンドから言ってもデム・ルメ+モレイラはやはり無視できないか。

E関西馬天国。関東開催なのに関東馬は30頭中10頭。ただしその10頭のうち堀厩舎と藤沢厩舎が3頭づつなんで、この両厩舎には目配りが必要。(今年堀厩舎の出走はないから、藤沢さんちのレイデオロには注意が必要と言うことなわけです)

F枠順は府中2000mの特性を反映し大外死兆星。まぁ、今年は小頭数なんであまりこだわる必要はないと思いますが、今年の外枠ってすがすがしいくらい人気薄が集まりましたな。

G牝馬は30頭中6頭と侮りがたい。もっともここで来る牝馬ってウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナ、ジェンティルという年度代表馬クラスの超大物なわけで、今年の紅一点ヴィブロスは大丈夫かあ?

H脚質は先行、差しの独占。逃げ馬は壊滅状態だし、殿一気も10年二着のペルーサ以外来ていない。良馬場なら33秒台の上り実績を持つ馬が優勢。

I過去10年の年齢別分布を見ると、5歳馬が13頭(内勝ち馬6頭)と圧倒的、以下4歳馬11頭(内勝ち馬3頭)、3歳馬4頭(勝ち馬なし)、6歳超1頭と基本ジジババは用なし。(ちなみに6歳超が来たのは09年の勝ち馬カンパニーで、なんとこの時御年8歳!いやあ、今思い出してもよくわからないやつだったよな、彼は)

J過去5年15頭の血統を見ると、ディープが6頭と圧倒的で、他は見事にばらけている。もっともディープの勝ち馬は14年のスピルバーグのみで、軸にはしづらいか。

K過去5年の前走キャリアを見ると、毎日王冠組6頭(内勝ち馬二頭)、と宝塚からの直行組6頭(安田記念組を含めた初夏G1からの直行組だと7頭)と、この二つが圧倒的。京都大賞典組は1頭と分が悪い印象。面白いのは、去年のこのレースが宝塚直行組のワンツースリーで決まっており、秋華賞のアーモンドアイと言い、先週のフィエールマンと言い、従来重要とされていたステップレースを無視したローテの馬が結果を出し始めているんですな。調教技術の進歩が新定跡を生み出している可能性高く従来の馬券予想も変革が迫られているのかも知れませんなあ。。因みにオールカマー組はこの10年馬券に絡んでおりません。

L馬体重は480kg超がデフォで小兵は基本用なし。



以上から予想したのが冒頭の表となるわけですが、わははは。なんか外国人ジョッキー馬券になっちゃいましたな。

本命はスワーヴリチャード。やはり1番人気は信頼すべきだということ、騎手がデムーロであること(ダービーでレイデオロに敗れてますがこの時は騎手四位でしたし)。切れる脚があり、実際そういう馬に有利な府中に良績が集中していることから、これは確定です。あえてケチをつけるなら安田記念から直行と言うローテーションですが。。。

二番人気レイデオロも戦績申し分なく当然有力な一頭。騎手がG1連勝中のルメールだし。まぁ、去年のダービー勝ちはルメールの功績が大きく、馬の能力ではスワーヴリチャードが上と言うのが私の見立てなんで、ここは一段評価は下げますが、勝っても何の不思議はないですな。この馬もやはり気になるのはオールカマー経由と言うローテなんで、こういう馬があっさり勝つと、先述した「新定跡」論が仮設の域の話ではなくなってしまうということにもなります。

三番手はサングレーザー。この馬父ディープとはいえ母親がもろ短距離系で自身のキャリアもマイル系だったのですが、そんな馬が2000mの札幌記念を勝ってしまった。そういうキャリアがなんか秋華賞で〇認定したミッキーチャームを彷彿とさせます。札幌記念の勝ち方はセンスを感じさせましたし、そういう馬が騎手モレイラに替わるとどうなるか。ワクワクしますな。

去年の菊花賞馬にして毎日王冠三着のキセキは調教がよさそうな感じで押さえておきたい一頭。上述のラッキーナンバーである5番人気でもあります。まかり間違って勝ってしまうという文字通りの「キセキ」が起こると、祖母エアグルーヴさんの人生相談復活となるのですが、さて。

小頭数でもあり人気サイドを軸にするからには、有力馬の何頭かは切らなくてはなりません。一昨年のダービー馬マカヒキは上記「役立たずの三番人気」でもあり、最初はこれを無印にし、小幡先生ご推奨のアルアインを残していたんですが、客観的にみると府中向きなのはこちらだし、上記年齢分布から5歳馬は残しておきたいしなんで、泣く泣くアルアインを無印に変更。これでアルアインが来たら阿鼻叫喚なんですが。。

この他では大穴候補として紅一点のヴィブロスを指名。@一流牝馬ではあるが、ジェンティル級の器でもない、A大きなレースで結果を出したときはすべて鞍上外国人の一流ジョッキーだったのに、今回はサングレーザーをモレイラに奪われた福永である、B小兵である、と突っ込みどころ満載なんですが、そういう皆が来ないと思ったときに来るのが大魔神佐々木オーナーの馬ですから。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単フォーメーション16点。本命対抗の間に人気薄が突っ込んでくる可能性もそれなりにあり、そういうのに期待した馬券なんですが、まぁ、少数精鋭なメンバー構成なんでギャンブルと言うよりは基本見て楽しむレースですな。



上海馬券王 in Bangkok





○今日の結果

<秋天> @レイデオロ、Aサングレーザー、Bキセキ




○かんべえのつぶやき

――今日のレース、いきなりダンビュライトが放馬で出走取り消し。これは波乱模様かな〜と思ったら、案の定、スワーヴリチャードがゲート内でごたついて出遅れ。ほらね、危険な一番人気なんだと思ったんだよ。そしてレースはレイデオロが堂々の強さを見せたのでした。さすがはダービー馬。


――キタサンブラック引退後は、どの馬が古馬の一番手かがわからなかったのですが、やはりレイデオロこそが最右翼でありましょう。ただしワグネリアン、アーモンドアイという3歳馬との勝負が控えています。ますますこの先が楽しみだと言えましょう。

――ということで、今日のレースは文句なしの結果だったと思います。問題はワシが、なぜか「今日はマカヒキが大復活する」と堅く信じ込んでいたことで、いやー、負けた、負けちゃった。なにしろ8月に札幌記念を見に行ったときも、「サングレーザー、強い!」ではなく、「マカヒキ、惜しい!」と受け止めていたので、人間の主観というものはつくづく当てになりません。マカヒキはまるで届かず7着でした。

――これでルメール騎手はアーモンドアイ(秋華賞)、フィエールマン(菊花賞)に続いて3週連続のG1勝利。今年は通算6勝目です。まだまだ勝ちそうですなあ。今日だって12R中5勝しています。さらにモレイラ騎手が2勝、デムーロ騎手が1勝ですから、日本人騎手は何をしてるんでしょうねえ。

――なんか脱力してしまいました。馬券王先生、どうしたらいいんでしょう。





10月21日(日)菊花賞


えー、タイに赴任して一年が経過しました。早いもんです。

この一年間、平日は会社で仕事三昧、休日は家に引きこもって競馬三昧と言う日常なんで、現地色豊かな話題と言うものも提供できないでいるのですが、今回若干無理してそういうのにチャレンジしてみたいと思います。

というわけで、今回のお題は「入れ墨」。そう、いわゆるタトゥーというやつですな。

一年前、タイに到着したときにまず驚いたのが、空港のタクシー乗り場に掲げられた巨大な看板でありました。英語で馬鹿でかくこう書いてあったわけです。


「仏陀は神聖な存在です。仏陀を入れ墨の素材にするのはやめましょう!」


なんじゃい、これ!と、最初は思ったんですが、その意味を理解するのに、それほど時間はかかりませんでした。日本で入れ墨入れている人と言うのは、闇社会の人か、アーチスト系限定だと思うんですが、この国で入れ墨と言うのはそれほど珍しい風習ではないんですな。とにかく、道ですれ違う人のおそらく10%前後は墨を入れているわけです。暑い国で人々の服装は半そでとかノースリーヴとか、とにかく露出が多いいでたちなのですが、そういう方々の二の腕とか、首筋とか、裸足で歩く踵とかを見ると、ハートマークとか、竜のイラストとかがワンポイントで入っている。さすがにワールドカップに出てくるサッカー選手みたいに、両腕全部にド派手な紋々展開している人は少数派ですが、それでも圧倒的な入れ墨率であります。

現地人だけではないですぞ。さすがに日本人でそういう人はめったに見ませんが、欧米人なんかはかなり入れ墨率が高い。いかにも工場の製造現場で仕事してますっていうワイルドなテーストの白人さんはかなりの比率で入れ墨入りで、それはそれで何となく理解はできますが、見た目かなり裕福で、高学歴っぽいエリートテーストの人にまでそういう傾向が見受けられるのは、驚きです。この前なんか、高級デパートでセレブな服装に身を包んだ金髪碧眼の超美人なお姉さんが踵に緑のトカゲの入れ墨を入れているのを見てのけぞっちゃいましたし。

一体何なんでしょうねえ、この現象は。そりゃ、サッカーとかMLBのトップアスリートがド派手な入れ墨入れているのは何となくわかるんですよ。高額な年収を有する世界のトッププロであるだけに、競争は激烈で、怪我なんかした日には、あっという間に底辺に逆戻りという環境に身を置いていると、一種の願掛けと言うか、厄除けのまじないと言うか、そういう宗教的な概念として、あの入れ墨は機能しているのだろうなとは思うのです。でもねえ、こちらで入れ墨入れている人と言うのは、あれ多分ほとんどがファッション感覚なわけで、一度入れたらリセットできない入れ墨をそういう感覚で気楽に入れられるというのは、一体どういうことなんでしょうか。いろいろ考えたけど、可能性は以下の二つですな。


@そもそも、入れ墨を入れる行為が「堅気社会との決別」という強烈な意思表示の表明であるのは日本だけで、それ以外の世界では、これって、はるかに敷居が低い概念である。

A全部タイの陽気が悪いんや。こんなに暑くて、のんびりお気楽なムードに染まると、墨入れても何の違和感もないんや。だからこちらで墨入れた欧米人は、国に帰ったら後悔するに決まっとるんや。


うーん、どっちなんだろう。なんか、後者である可能性が高い気がどうしても。なんといっても、去年即位した新国王陛下御自身が、ド派手な紋々しょってる国ですからなあ。


20181021() 4回京都7日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 79回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 3000m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

アイトーン 3 国分恭介

57

172.4

()五十嵐忠

1

2

グレイル 3 岩田康誠

57

17.4

()野中賢二

2

3

ブラストワンピース 3 池添謙一

57

3.3

()大竹正博

2

4

ジェネラーレウーノ 3 田辺裕信

57

9.1

()矢野英一

3

5

エポカドーロ 3 戸崎圭太

57

5.6

()藤原英昭

B3

6

メイショウテッコン 3 松山弘平

57

14.9

()高橋義忠

4

7

 

ユーキャンスマイル 3 *武豊

57

28.7

()友道康夫

4

8

 

カフジバンガード 3 *幸英明

57

201.7

()松元茂樹

B5

9

エタリオウ 3 M.デム

57

4.5

()友道康夫

5

10

アフリカンゴールド 3 松若風馬

57

23.5

()西園正都

6

11

 

コズミックフォース 3 *浜中俊

57

86.4

()国枝栄

6

12

 

フィエールマン 3 *ルメール

57

13.4

()手塚貴久

7

13

タイムフライヤー 3 和田竜二

57

87.6

()松田国英

7

14

グロンディオーズ 3 *モレイラ

57

12.9

()田村康仁

7

15

 

オウケンムーン 3 北村宏司

57

89.5

()国枝栄

8

16

ステイフーリッシュ 3 *藤岡佑介

57

66.7

()矢作芳人

8

17

シャルドネゴールド 3 *藤岡康太

57

99.8

()池江泰寿

8

18

 

グローリーヴェイズ 3 *福永祐一

57

54.7

()尾関知人



というわけで、牡馬クラシック最終戦である菊花賞なわけですが、去年に引き続きダービー馬不参戦ということで世代最強を決めるレースとしては、大きな割引率を適用されているのが悲しすぎます。後で述べるように毎年大荒れで「当てるのが難しいレース」でもあります。正直自信はありません。自信がないレースは買ってはいけないというのが、夏の金欠競馬で学んだ法則なんで、本来見て楽しむレースではあるのですが、まぁ、こういう予想を掲載する以上、責任と言うのもありますんで、困ったもんです。

例によって過去10年のトレンドを。

菊花賞過去10年の系譜

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171022 キセキ M.デム

18

13

1

()角居勝彦

3189

-0.3

 14-12-07

39.6

488

+2

450

10660

15890

136350

559700

171022 クリンチャー 藤岡佑介

18

4

10

()宮本博

3192

0.3

 11-07-02

40.2

482

-8

(30.9)

10660

15890

136350

559700

171022 ポポカテペトル 和田竜二

18

14

13

*()友道康夫

3192

0.3

 07-07-03

40.1

478

-4

(44.2)

   

136350

559700

161023 サトノダイヤモンド ルメール

18

3

1

()池江泰寿

3033

-0.4

 08-09-05

34.1

498

-2

230

3510

4720

17550

69380

161023 レインボーライン 福永祐一

18

11

9

()浅見秀一

3037

0.4

 14-16-12

34.2

444

+2

(24.9)

3510

4720

17550

69380

161023 エアスピネル 武豊

18

13

6

*()笹田和秀

3037

0.4

 03-05-05

34.6

478

+2

(20.5)

   

17550

69380

151025 キタサンブラック 北村宏司

18

4

5

()清水久詞

3039

-0.0

 05-10-08

35.0

530

-2

1340

3870

9960

4640

38880

151025 リアルスティール 福永祐一

18

11

2

()矢作芳人

3039

0.0

 08-07-07

35.1

500

-4

(4.3)

3870

9960

4640

38880

151025 リアファル ルメール

18

17

1

()音無秀孝

3040

0.1

 02-04-03

35.3

506

0

(3.1)

   

4640

38880

141026 トーホウジャッカル 酒井学

18

2

3

*()谷潔

3010

-0.1

 05-05-02

34.5

484

0

690

2640

4470

13340

59220

141026 サウンズオブアース 蛯名正義

18

4

4

()藤岡健一

3011

0.1

 10-08-04

34.4

496

+8

(8.6)

2640

4470

13340

59220

141026 ゴールドアクター 吉田隼人

18

10

7

()中川公成

3017

0.7

 05-07-06

35.0

476

-2

(19.6)

   

13340

59220

131020 エピファネイア 福永祐一

18

3

1

*()角居勝彦

3052

-0.8

 03-02-02

35.9

486

+6

160

950

1170

3910

11750

131020 サトノノブレス 岩田康誠

18

14

5

()池江泰寿

3060

0.8

 07-06-04

36.2

494

+6

(19.5)

950

1170

3910

11750

131020 $バンデ 松田大作

18

10

3

()矢作芳人

3060

0.8

 01-01-01

36.9

490

+2

(11.5)

   

3910

11750

121021 ゴールドシップ 内田博幸

18

1

1

()須貝尚介

3029

-0.3

 17-04-02

35.9

500

+2

140

960

1140

4830

12450

121021 スカイディグニティ メンディ

18

16

5

()友道康夫

3032

0.3

 12-07-04

36.1

486

+2

(22.3)

960

1140

4830

12450

121021 ユウキソルジャー 秋山真一

18

15

7

()服部利之

3035

0.6

 12-12-10

36.0

436

0

(24.6)

   

4830

12450

111023 オルフェーヴル 池添謙一

18

14

1

()池江泰寿

3028

-0.4

 10-06-03

34.6

466

+6

140

330

400

1050

2190

111023 ウインバリアシオン 安藤勝己

18

13

2

()松永昌博

3032

0.4

 18-16-14

34.3

516

+2

(7.8)

330

400

1050

2190

111023 トーセンラー 蛯名正義

18

1

3

*()藤原英昭

3035

0.7

 12-08-06

35.2

436

+8

(12.2)

   

1050

2190

101024 ビッグウィーク 川田将雅

18

6

7

*()長浜博之

3061

-0.2

 03-02-02

34.4

450

+6

2320

2170

7440

46410

338840

101024 ローズキングダム 武豊

18

10

1

()橋口弘次

3063

0.2

 13-10-10

33.9

464

+2

(2.1)

2170

7440

46410

338840

101024 ビートブラック 幸英明

18

12

13

()中村均

3063

0.2

 04-03-03

34.4

510

0

(76.0)

   

46410

338840

091025 スリーロールス 浜中俊

18

1

8

()武宏平

3035

-0.0

 03-05-04

35.2

498

+4

1920

9410

20140

46070

316950

091025 フォゲッタブル 吉田隼人

18

3

7

*()池江泰郎

3035

0.0

 07-09-07

35.0

490

+8

(18.7)

9410

20140

46070

316950

091025 セイウンワンダー 福永祐一

18

12

6

()領家政蔵

3037

0.2

 07-09-07

35.2

514

-2

(15.8)

   

46070

316950

081026 オウケンブルースリ 内田博幸

18

14

1

*()音無秀孝

3057

-0.2

 12-10-02

34.8

484

-2

370

17820

26980

92720

523990

081026 フローテーション 藤岡佑介

18

1

15

*()橋口弘次

3059

0.2

 12-13-16

34.6

484

-6

(37.7)

17820

26980

92720

523990

081026 ナムラクレセント 和田竜二

18

5

9

()福島信晴

3061

0.4

 04-03-02

35.4

486

-2

(23.4)

   

92720

523990

集計期間:2008.10.26 2017.10.22

@1番人気は6−1−1−2と毎年18頭も出ていることを考えれば驚異的なパフォーマンス。小幡先生一押しのブラストワンピースには心強いデータです。

A一方、2番人気は0−2−0−8、3番人気は1−0−2−7と信頼度がサウジ皇太子なみの大暴落。一番人気がこれだけ馬券に絡んでいるのにオルフェの勝った11年以外馬券が大荒れなのは2・3番人気がいかに不甲斐ないかの反映とも言えます。

B二桁人気の超人気薄は過去10年で4頭が馬券がらみ。ただし、内二頭は超が付く極悪不良馬場開催となった去年の2・3着で、基本極端な人気薄は不要です。逆に言えば超人気薄が来なくても例年高配当なんで、「買えない馬券」じゃないけど、実際買うのが難しいレースでもあります。

C関西馬天国。10年やって関東馬が馬券に絡んだのは14年三着のゴールドアクターのみという、落涙頬をつたうを禁じ得ない状況で、ブラストワンピースは大丈夫かあ?ちなみに関西の厩舎では池江厩舎と角居厩舎がやたら馬券に絡んでおり要注目ですな。

D外国人ジョッキーは30頭中4頭と、過信禁物ですが、この二年の勝ち馬は鞍上デム・ルメでありんす。

E枠順に大きな偏りはないけど、大外はやはりつらい感じ。

F脚質は差し、追い込みが圧倒的。上りを34秒前後でまとめることのできる切れる脚の持ち主は馬券上無視できない状況です。逆に言えば3000mもあるのに、いかにこのレースが序盤中盤たらたら流して最後の決め手勝負で決まり続けているかと言うことですな。(さらに言えば先行して勝った馬と言うのは本物のステイヤーとも言えるわけで、特に14年勝ったトーホウジャッカル、09年のスリーロールスというのは歴史に残る存在たりえたと思うのですが、菊花賞後怪我で即引退と言うのは悲しすぎます。)

G過去5年馬券に絡んだ馬の血統はディープが4頭と断然で、後は見事にバラバラ。うーん、ディープは京都が強いと言いながらこの距離は不向きだと思うんですが、それでもこれだけ来ているのは、やはり上述の「ちょい差し」展開も貢献してるんでしょうな。もっとも今年参戦のディープ産駒は2頭のみでしかも人気薄というのが悩ましいのですが。

H過去5年馬券に絡んだ15頭の前走レースを見ると神戸新聞杯組が9頭(内勝ち馬4頭)と圧倒的。これに次ぐのはセントライト組2頭(内勝ち馬1頭)。この他では札幌記念組1頭(2着)、夏の特別戦を勝ってきた裏街道たたき上げノンキャリアが3頭(すべて3着)。データの上では、神戸新聞杯組から馬券を買うのがよろしいということになります。もっとも今年神戸新聞杯を勝ったワグネリアンは菊不参戦ですが。

I馬体重は480kg超が優勢。小兵はつらい。



以上を参考に、印をつけたのが冒頭の表となるわけですが。。。。わははは、なんかステゴ系統のえこひいき馬券みたいな感じになりましたな。いや、これ偶然ですから。決してひいきの血筋で印打ったわけじゃないですから。「血統原理主義は経済的悲劇の始まり」というのは、夏の金欠競馬で得た教訓ですから!

まずは、圧倒的信頼度を誇る1番人気となったブラストワンピースを軸にするか否かと言うのが、ポイントですがどうなんでしょう。確かに、古馬をぶっこ抜いた新潟記念の勝ち方は強いものでしたし、ダービーでも勝ち馬ワグネリアンに差のない5着と、これがそのまま勝っても何の不思議もありません。でもねえ、やはり関東馬が過去これだけ来ていないというのは、単なるめぐりあわせだけじゃないというが気がどうしてもしますし、この馬ステイヤーかと言われるとそれも違う感じだし。何より騎手池添というのが不安だ、私は。よって評価は一段下げてみたいですな。

というわけで、本命はみんな大好き僕らのステイゴールド産駒エタリオウ!未勝利しか勝っていない1勝馬が二番人気とはずいぶん高値が付いたものですが、とにかく歴戦して二着の嵐と言う勝ちきれない不器用な奴です。凄まじく切れる脚をもっているのにエンジンがかかるのが遅く勝ち馬にわずかに届かないということの連続で、要は「負けてなお強し」というのを延々と繰り返しているんですな、この馬。でも信頼できる神戸新聞杯組の中でも今回メンバー中最先着だし、レース内容は勝ったワグネリアンよりも強かったし、騎手デムーロと池添を比較すると100人が100人前者に軍配を上げることは間違いないし、京都のこのコースは絶対この馬向きだし、勝てなくても馬券には絶対からみそうだしで、軸はこの馬以外ありますまい。

この他では、スリーロールスやトウホウジャッカル的ステイヤーの可能性がある馬に重い印を。▲アフリカンゴールドは夏の特別戦を連勝してここにたどり着いた夏の上り馬で、戦歴から言ってこの競走にふさわしいステイヤーの可能性十分だし、神戸新聞杯3着の☆メイショウテッコンは逃げてワグネリアン・エタリオウとそん色ない競馬をしたというのが魅力十分ですね。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複24点。「三連複は一頭軸流しがよろしい」とこの前言いましたが、印が多いので、さすがにフォーメーションです。これだけ買い目を押さえてもBDFで決まると涙のガミ馬券ですが、それ以外は殆どが万馬券。特にホープフルS1・3着なのにすさまじく評価が低いタイムフライヤー・ステイフーリッシュ、もしくは菊御用達・池江厩舎のシャルドネゴールドが飛び込んでくれば大変愉快なことになります。うーん、冒頭「自信がない」なんて書きましたが、書いているうちになんか自信が出てきたぞ。いやあ、見てみたいですなエタリオウ・アフリカンゴールド・ステイフーリッシュのステゴ・ワンツースリーと言う光景を。(おっと、「血統原理主義は経済的悲劇の始まり」なんだった。。。。)



上海馬券王 in Bangkok





○今日の結果

<菊花賞> @フィエールマン、Aエタリオウ、Bユーキャンスマイル




○かんべえのつぶやき

――四角回ってエタリオウが先頭に立った時点では、「とった!」と思いましたですよ。そしたらフィエールマンが内側からスルスルと伸びてきてハナ差で勝っちゃうんだもの。本日の教訓。@やっぱり京都はディープの子、AG1はルメールを抜かさずに。Bステゴ丼は来ない・・・・。


――菊花賞で関東馬が勝つのはマンハッタンカフェ以来なんだそうです。それはいいけど、レース4戦目で1800mしか走ったことのない馬が菊花賞を取っちゃうなんて、いったいどういうことなの? しかも3着には無印のユーキャンスマイルが飛び込んできました。これはもう馬ではなくて、騎手だけ見て買えばいいということなのでしょうか? もう立ち直れません〜。

――皐月賞馬、エポカドーロは8着でした。ラッキーライラックと同じパターンで、オルフェーヴル産駒は3歳夏で失速してしまうのでしょうか。古馬になってからの再生、覚醒を期待します。

――ところで不肖かんべえは、2週連続で中山のK指定席【1000円】で勝負しています。落ち着いて勝負できるのがいいのですが、なぜか勝てませんねえ。それから開催していない日の指定席って、周囲は女性客が多いんですよ。馬女ってホントに居るんですねえ。

――さて、来週は秋の天皇賞です。スワーヴリチャード、レイデオロ、マカヒキなどが出走します。馬券王先生、またご一緒に悩みましょう。





10月14日(日) 秋華賞


えー、世の中には上期末決算と言うのがありまして、この二週間それにかかりきりの私は、現在大変疲れているわけです。帳簿は締まったけど内容事象の説明が、まだ終わっていないのです。ヘロヘロなのです。

よって今回は予想中心で。

20181014() 4回京都5日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 23回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 2000m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ラテュロス   3 秋山真一

55

132.5

()高野友和

1

2

カンタービレ   3 *武豊

55

13.6

()中竹和也

2

3

 

スカーレットカラー   3 *岩田康誠

55

取消し

()高橋亮

2

4

$ランドネ   3 *戸崎圭太

55

71.2

()中竹和也

3

5

サラキア   3 池添謙一

55

18.8

()池添学

3

6

 

パイオニアバイオ   3 *柴田善臣

55

76.3

()牧光二

4

7

ラッキーライラック   3 *北村友一

55

9.1

()松永幹夫

4

8

 

トーセンブレス   3 *藤岡佑介

55

92.7

()加藤征弘

5

9

 

サトノガーネット   3 *浜中俊

55

211.5

()矢作芳人

5

10

オールフォーラヴ   3 *幸英明

55

122.8

()中内田充

6

11

アーモンドアイ   3 ルメール

55

1.2

()国枝栄

6

12

 

オスカールビー   3 *川須栄彦

55

197.4

()矢作芳人

7

13

ミッキーチャーム   3 *川田将雅

55

14.9

()中内田充

7

14

 

ゴージャスランチ   3 横山典弘

55

86.1

()鹿戸雄一

7

15

 

ハーレムライン   3 大野拓弥

55

236.3

()田中清隆

8

16

プリモシーン   3 北村宏司

55

23.1

()木村哲也

8

17

 

サヤカチャン   3 高倉稜

55

191.4

()田所秀孝

8

18

 

ダンサール   3 M.デム

55

24.8

()須貝尚介

牝馬クラシック最終戦である秋華賞、相変わらずフルゲート18頭(一頭回避しましたが)の大盛況なんですが、やはり圧倒的な軸がいるレースと言うのは予想がしやすいですね。良馬場開催が確定的であることを含め、これは予想しがいのある是非買っておきたいレースなのであります。ついでに言うと牝馬戦はよく当たるので、是非勝っておきたいレースでもあります。頑張ります。

例によって過去10年のトレンドを。

秋華賞過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171015 ディアドラ 3 ルメール

55

18

14

3

()橋田満

2002

-0.2

 15-13-09

35.7

490

+12

630

1510

2900

3180

14760

171015 リスグラシュー 3 武豊

55

18

7

4

()矢作芳人

2004

0.2

 11-09-06

36.2

438

+2

(7.0)

1510

2900

3180

14760

171015 モズカッチャン 3 M.デム

55

18

4

5

*()鮫島一歩

2004

0.2

 05-04-02

36.6

478

-4

(8.6)

   

3180

14760

161016 ヴィブロス 3 福永祐一

55

18

7

3

()友道康夫

1586

-0.1

 09-08-08

33.4

414

0

630

3550

6170

20940

95520

161016 パールコード 3 川田将雅

55

18

3

4

()中内田充

1587

0.1

 05-07-06

33.8

508

-10

(13.7)

3550

6170

20940

95520

161016 カイザーバル 3 四位洋文

55

18

15

8

()角居勝彦

1588

0.2

 05-05-05

34.1

470

0

(21.2)

   

20940

95520

151018 ミッキークイーン 3 浜中俊

55

18

18

1

()池江泰寿

1569

-0.0

 08-08-06

34.6

434

-4

300

2790

4100

22790

85610

151018 クイーンズリング 3 M.デム

55

18

9

5

()吉村圭司

1569

0.0

 13-14-14

34.1

458

+8

(14.9)

2790

4100

22790

85610

151018 マキシマムドパリ 3 幸英明

55

18

6

8

()松元茂樹

1571

0.2

 06-05-03

35.0

460

-6

(30.7)

   

22790

85610

141019 ショウナンパンドラ 3 浜中俊

55

18

6

3

*()高野友和

1570

-0.0

 09-09-05

34.3

440

0

1010

630

2050

1940

12790

141019 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

55

18

4

1

()斎藤誠

1570

0.0

 11-11-10

34.0

448

+10

(1.5)

630

2050

1940

12790

141019 タガノエトワール 3 小牧太

55

18

12

4

*()松田博資

1572

0.2

 10-10-08

34.4

442

+2

(17.9)

   

1940

12790

131013 メイショウマンボ 3 武幸四郎

55

18

16

3

()飯田明弘

1586

-0.2

 11-08-08

34.2

488

+2

520

950

2250

50030

233560

131013 スマートレイアー 3 武豊

55

18

1

2

()大久保龍

1588

0.2

 17-16-14

34.0

466

+4

(3.5)

950

2250

50030

233560

131013 リラコサージュ 3 池添謙一

55

18

13

15

*()藤原英昭

1588

0.2

 10-11-11

34.1

414

-12

(131.6)

   

50030

233560

121014 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

55

18

14

1

()石坂正

2004

-0.0

 09-09-09

33.1

474

+2

130

250

300

1990

3660

121014 ヴィルシーナ 3 内田博幸

55

18

1

2

()友道康夫

2004

0.0

 01-02-02

33.9

450

0

(6.1)

250

300

1990

3660

121014 アロマティコ 3 佐藤哲三

55

18

2

6

()佐々木晶

2006

0.2

 11-11-11

33.1

458

0

(37.7)

   

1990

3660

111016 アヴェンチュラ 3 岩田康誠

55

18

4

2

*()角居勝彦

1582

-0.2

 03-03-02

34.9

482

-4

310

3100

4250

1720

12680

111016 キョウワジャンヌ 3 飯田祐史

55

18

1

7

()飯田明弘

1584

0.2

 06-05-03

34.8

468

-2

(22.2)

3100

4250

1720

12680

111016 ホエールキャプチャ 3 池添謙一

55

18

12

1

()田中清隆

1586

0.4

 06-08-05

34.7

460

+2

(2.2)

   

1720

12680

101017 アパパネ 3 蛯名正義

55

18

15

1

()国枝栄

1584

-0.1

 12-08-08

34.1

490

-4

230

1420

1990

3250

12550

101017 アニメイトバイオ 3 後藤浩輝

55

18

10

6

()牧光二

1585

0.1

 10-12-12

34.0

458

-6

(13.3)

1420

1990

3250

12550

101017 アプリコットフィズ 3 武豊

55

18

4

2

()小島太

1586

0.2

 04-05-04

34.4

428

-4

(7.1)

   

3250

12550

091018 レッドディザイア 3 四位洋文

55

18

5

2

()松永幹夫

1582

-0.0

 08-05-05

34.5

480

-14

320

1340

1840

640

4640

091018 ブロードストリート 3 藤田伸二

55

18

12

3

*()藤原英昭

1584

0.2

 13-13-14

34.3

450

+2

(10.3)

1340

1840

640

4640

091018 ブエナビスタ 3 安藤勝己

55

18

3

1

A

()松田博資

1582

0.0

 10-09-10

34.3

450

-4

(1.8)

   

640

4640

081019 ブラックエンブレム 3 岩田康誠

55

18

4

11

*()小島茂之

1584

-0.1

 06-08-07

34.6

452

+4

2990

23080

52130

1869680

10982020

081019 ムードインディゴ 3 福永祐一

55

18

1

8

()友道康夫

1585

0.1

 12-11-11

34.4

456

0

(16.7)

23080

52130

1869680

10982020

081019 プロヴィナージュ 3 佐藤哲三

55

18

15

16

*()小島茂之

1586

0.2

 02-01-01

35.6

510

-4

(147.2)

   

1869680

10982020

集計期間:2008.10.19 2017.10.15

@一番人気は3−1−2−4、二番人気は2−2−1−5、三番人気は4−1−0−5と毎年18頭建ての割には信頼度高し。勝ち馬に至っては10年前の11番人気ブラックエンブレムを除けばすべてが1〜3番人気で占められており、穴を軸にすることは不可な状況。

A二桁人気が連がらみしたのは30頭中わずか3頭と極端な人気薄は基本来ない。特にここ数年はすべて8番人気以上でのワンツースリーで、本当にこれだけ多頭数なのに皆が強いと思った馬しか来てません。

Bそれなのに、三連単決着はかなり高額で、「買えない馬券」じゃないけど、実際買うのが難しいレースでもあります。やりがいがありますね、こういう競走は。

C関西馬天国。関東馬は過去30頭中7頭と見かけは頑張ってますが、関東馬でワンツースリー独占した8年前のレースを除けば急に光景がしょぼくなります。ここ数年はすべて関西馬が上位独占と言うことで、アーモンドアイは大丈夫でしょうか?

D外国人ジョッキーは過去30頭中のべ3頭と、基本重視しなくてよい状況。ただしその3頭中2頭が去年の1・3着なので大きく無視するのも危険か。

E脚質は中段からの差しがやたら決まっている感じで逃げ馬は京都内回りのパブリックイメージに反しあまり来ていない。殿一気と言う追い込みもさすがにないですな。

F馬体重は450kg以上が圧倒的。小兵でもミッキークイーンとかヴィブロスとかは来てますが、これは基本例外と考えるべきでしょう。

G過去5年15頭の血統を調べると、さすが京都を飯の種にしているディープが4頭(内勝ち馬3頭)と圧倒的で、他は見事にばらけてます。ただし、去年はハービンジャー、ハーツクライが上位独占で潮目が変わってきている可能性も排除はできません。

H過去5年15頭の前走キャリアを見ると、さすがにローズS組が9頭(内勝ち馬2頭)と強いのですが、これと同様に紫苑S組が4頭と、この二つがほぼ独占です。さらに面白いことに紫苑S組4頭中勝ち馬は3頭とローズS組をしのいでいるということで、京都と真逆の中山開催のレースが大変重要な位置づけになっているのが非常に興味深いですな。こういうのを見ると今回も紫苑S組を重視したくなりますが、今年はこのレースの1・2着が出走回避と言うことで、特にハービンジャー産駒の勝ち馬ノームコアが出ていれば、かなり重い印を打っていたはずなんで、残念なことこの上ありません。

IローズS組9頭、紫苑S組4頭ということで、じゃあ残りの二頭は何なのよというと、これが夕月Sとか夏の特別戦を勝って参戦した夏の上り馬(と言えば聞こえがよいけど、まぁ、言ってみれば、裏街道たたき上げノンキャリアですな)と言うのも面白い。こういう非重賞組にも一定以上の配慮は必要です。

J因みにオークスからの直行と言うのは一頭もいないわけで、これがよりによって今年は圧倒的一番人気と、三番人気に大差をつけた二番人気であることが、これ非常に悩ましい。


と言うわけで、このレース、何はともあれ、この春凄まじい実績を上げたアーモンドアイの取捨が最大のポイントとなります。上記トレンドからも関東馬であることと、ローテーションが死角となるのですが、どうなんでしょうか。

正直考えてしまいました。春の活躍があまりにスター性がほとばしる鮮やかなものなんで、人気がかぶりまくり、18頭立てで単勝1.2倍と言うのはやはり不当な高値であることは否定しがたく、根が穴党の私としてはどうしても逆らいたくなるのですが、欲をかきすぎるとろくなことがないというのは、夏の金欠競馬を戦ってきた私の経験則でもありますので、ここは大人しくこれを軸で考えたいと思います。

まぁ、関東馬に不利と言っても、シンザン記念とか桜花賞とか関西遠征で圧勝してますし、ローテーションはやはり気になるのですが、かと言って、この馬が来ないとじゃあ、何が来るのよというのはありますし。。

対抗は最初ローズS組で考えたのですが、やはり裏街道組に魅力ありと言うことで、ミッキーチャーム。函館、札幌という洋芝コースを逃げて圧勝三連勝というのは、京都のこのレースでどうなのよ、と最初は思ったのですが、面白いのはこの馬ディープ産駒ということで、こんなディープらしくない戦歴の馬が京都を走ると何が起こるのか。4番人気と言いながら単勝は二桁ということで、これ期待値は非常に大きいと考えます。

▲☆はローズSの上位組を選択。その他はローズS惨敗組と紫苑S組の関西馬を中心に選びました。先のトレンドで書き忘れたけど、ローズS組と言うのは惨敗してても秋華賞じゃ上位にくるんで軽視は禁物です。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単30点。二番人気ラッキーライラックが絡むとガミ馬券の嵐となるのでラッキーライラック無印と言うのも考えたんですが、まぁさすがに実績上位なんで保険に残します。(ガミを恐れちゃいけないというのも、夏の金欠競馬で学んだ法則なのだよ)

まぁ、パドックとか返し馬でアーモンドアイに不穏なものを感じたらミッキーチャーム軸の三連複に変える可能性もあるんですけどね。



上海馬券王 in Bangkok





○今日の結果

<秋華賞> @アーモンドアイ、Aミッキーチャーム、Bカンタービレ




○かんべえのつぶやき

――アーモンドアイは予想通り、いや予定通り強かったです。四角を回ったところでは、「ホントに届くんか!?」と焦りましたが、ルメール騎手が信じていた通り、しっかり先行馬を交わしてしまったのでした。おめでとう、これで史上5頭目の牝馬3冠です。


――ただしこの3冠馬は、スティルインラブやアパパネのように「牝馬にしては強い」タイプではなくて、牡馬を蹴散らすジェンティルドンナ級の強さでありましょう。この後、G1をいくつとることやら。3歳にして、既に完成しているように見えるところがつくづくすごいです。

――こうなると、夏場を休んできたことが別の意味を持ってくる。つまりこの後、連戦が効くということですね。次はどのレースを目指すんでしょう。ジャパンカップや有馬記念にも出てくるでしょうし、来年は海外かもしれませんね。いやはや、楽しみであります。

――逆に残念だったのは9着に終わったラッキーライラックです。オルフェーヴル産駒はやっぱり早熟で尻すぼみなんでしょうか。こうなるとエポカドーロも心配になってきます。

――馬券王先生、今週は分かりやすいレースでしたが、来週の菊花賞はとっても悩み甲斐がありそうです。どうぞよろしくご指南を賜りたく。





9月30日(日) スプリンターズステークス


えー、お久しぶりです。早いもので、もう18年下半期G1シーズンとなりました。これから年末までよろしくお願いします。

しかしですなあ、「早いもので」と言いながら、宝塚記念からのこの三か月間と言うのは結構長かった。仕事でも競馬でもいろいろありすぎて結構疲れているのであります、私。

日本の方だって、猛暑(いや、本当暑かったですねえ日本は。タイより暑いなんてこれはいったい何の冗談なのでしょう)、台風・地震と天災の波状攻撃、あまつさえセクハラパワハラで政財界スポーツ界の有力者が相次ぎ失職するとか、私が日本を離れてわずか一年だというのに、なんか世の中のルールが全部リステートされた感じで、海の外から見ていると怪しくてものぐるほしいことこの上ないのであります。

国際情勢も日本に輪をかけて色々ありすぎです。特に米中の軋轢が為替相場にえらいインパクトを与えてまして、売上の7割がドル決済と言う私の会社なんか髪の毛をかきむしるような悩ましさ。大体ですな、実際の貿易実務におけるお金のやり取りよりも、トランプのツイートの方が為替相場にはるかに影響を与えているなんて、やっぱ世の中おかしいのではないでしょうか。アメリカの制裁のせいでイラン受注が壊滅状態になったり、サウジが外国人労働者を締め出したせいで現地需要が半減したり、UAEがVATを引き上げたせいで以下同文だし、新興国通貨が暴落したせいでインドネシア・マレーシアからドル建て製品価格の大幅引き下げを要求されたり、ああ、思い出すだけで胃液が食道を逆流しそうです。

競馬の方も大変だったなあ。宝塚記念が終わった段階でPAT残高が3万円まで激減、これを補充しようと日本にバーツ預金を送金しようと思ったらタイの外為が異常に厳しくてこれを断念(いや本当に厳しいのですよ、これが。別の日本人従業員が日本の家族に仕送り送ろうと思ったら、送金目的をやたら厳しく詮索されてまして、それを見てると「競馬預金の充当でーす」なんてとても言えないのだ。)。しょうがないからネット取引で日本の銀行口座からの送金を考えたけど、これも海外からの送金指示には膨大な手続きが必要で、これも断念。結局3万円の資金で2か月間戦うことになったのであります。「そんなはした金で競馬なんかやるなよ。夏競馬くらい休んだら?」と言う多くの突込みが聞こえた気がしますが、そんなものは却下です。競馬は私のライフワークなのだ。

とにかくこういう非常事態なので馬券の買い方を根底から見直しました。

@とにかく自信のあるレースしか買わない。3場開催36レースあっても、本当に自信があるレースと言うのはせいぜい一日5レース程度。伝聞情報しかない新馬戦とか力関係不明確な怪しい連中がひしめくハンデ戦の購入なんて論外ですし、過去データが機能しない不良馬場のレースもまた同様。

A一レースの購入額は2000円まで。買うと40〜50点になるマルチの3連単なんて論外で、結局三連複馬券が中心に。

こういうやり方でも意外と戦えるものですね。そりゃ自信のあるレースだって半分くらいは外れるし、当たっても配当は安いしなんですが、土日欠かさず買い続けても2か月残高を維持できました。とは言いながら8月の中旬には残高が2000円という臨終状態になったんですが、これが最後だと14点買った3連単馬券が7万円配当の的中になった時には、私は神の実在をはっきりと確信するに至ったね。いやあ、いるんだ、神様。

「なんだ、結局馬券自慢かよ。」という舌打ち交じりの突込みが聞こえた気がしますが、これも却下です。結局何が言いたいかと言うと、私のこれまでの馬券の買い方には厳しさが足りなかった、真剣さが足りなかったということなんですな。まあ、最後の万馬券は単なるラッキーなんでしょうが、それでもこれだけ少ない資金で土日休まず2か月間馬券が買えたというのは、これは真剣に取り組んだことへの相応の報酬なのではないでしょうか。お金がないときしか真剣にならないというのは、困ったもので、事実8月末日本に帰国してPAT残高を補充したら、また残高が減り始めたのは、本当に度し難いのですが。。

とにかく、過剰な欲をかいたり、自分勝手な願望で馬券を買うと当たらないものみたいです、競馬は。そういうのを排除してシビアに馬券を組み立てないとダメみたいですね。で、ここで再び困るのは、こういう競馬の文章を書くときは、そういう欲とか願望とかがないと面白いものにならないということで、ああ、本当に悩ましい。小幡先生の競馬予想とかも、シビアな予想の時は短くて、長文の時は願望炸裂モードの時で、どちらが当たるかと言うとこれは前者で、どちらが面白いかと言うとこれは圧倒的に後者なわけで。

と言うわけで、これから年末にかけて、シビアに予想し、なおかつ面白いものが書ければという命題に取り組んでいきたいと思います。しばしお付き合いを。


2018 930() 4回中山9日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 52回スプリンターズS
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ラインスピリット 7 *武豊

57

44.8

()松永昌博

1

2

 

ヒルノデイバロー 7 四位洋文

57

101.2

()昆貢

2

3

ワンスインナムーン 5 *石橋脩

55

13.7

()斎藤誠

2

4

 

スノードラゴン 10 *大野拓弥

57

61.4

()高木登

3

5

アレスバローズ 6 *藤岡佑介

57

11.2

()角田晃一

3

6

ダイメイプリンセス 5 秋山真一

55

30.3

()森田直行

B4

7

$キャンベルジュニア 6 *田辺裕信

57

38.2

()堀宣行

4

8

ファインニードル 5 川田将雅

57

3.2

()高橋義忠

5

9

ラブカンプー 3 *和田竜二

53

27.3

()森田直行

5

10

レッツゴードンキ 6 岩田康誠

55

9.4

()梅田智之

6

11

 

セイウンコウセイ 5 池添謙一

57

14.0

()上原博之

6

12

ナックビーナス 5 モレイラ

55

4.2

()杉浦宏昭

7

13

 

ティーハーフ 8 国分優作

57

189.5

()西浦勝一

B7

14

 

$ラッキーバブルズ 7 プレブル

57

26.8

[]ルイ

8

15

 

ムーンクエイク 5 ルメール

57

11.0

()藤沢和雄

8

16

 

レッドファルクス 7 *戸崎圭太

57

11.2

()尾関知人


と言うわけで、下半期G1の初戦となるスプリンターSなんですが、16頭中G1馬が6頭も出走するという、近年まれにみる豪華な顔ぶれとなっております。

これは大変予想のしがいのあるレースなんですが、残念なことに明日は台風の影響で重馬場確定、おそらく不良開催が濃厚と、上記で言う「買っちゃいけないレース」の典型なんですな、これ。シビアモードに徹すると、「ケンが相当」というあまりにご無体なことになってしまうわけで、最初からいきなり困ったもんであります。

取り敢えず、恒例の「10年トレンド」を下に掲げます(シビアモードと言うからにはデータの裏付けは必要ですしね)し、実際そこにはなかなか面白い傾向が浮かび上がるのですが、過去10年このレースはすべて良開催であり、いくらもっともらしいことを言っても、不良馬場という事象がすべてを台無しにしてしまう可能性があることをあらかじめご了承ください。

◎スプリンターズS過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

171001 レッドファルクス 6 M.デム

57

16

8

1

()尾関知人

1076

-0.0

   11-10

33.0

474

0

320

1760

2890

7650

31850

171001 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

16

2

5

()梅田智之

1076

0.0

   09-07

33.1

496

0

(10.8)

1760

2890

7650

31850

171001 ワンスインナムーン 4 石橋脩

55

16

6

7

()斎藤誠

1077

0.1

   01-01

33.8

452

0

(16.0)

   

7650

31850

161002 レッドファルクス 5 M.デム

57

16

13

3

*()尾関知人

1076

-0.0

   09-07

33.5

472

+6

920

4490

8240

42230

180060

161002 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

16

15

2

()音無秀孝

1076

0.0

   01-01

34.2

486

-4

(8.2)

4490

8240

42230

180060

161002 ソルヴェイグ 3 田辺裕信

53

16

4

9

()鮫島一歩

1076

0.0

   02-04

34.0

460

-10

(27.1)

   

42230

180060

151004 ストレイトガール 6 戸崎圭太

55

16

2

1

*()藤原英昭

1081

-0.1

   08-09

33.1

462

0

440

5550

9090

23020

106170

151004 サクラゴスペル 7 横山典弘

57

16

4

11

()尾関知人

1082

0.1

   05-06

33.4

482

-10

(28.8)

5550

9090

23020

106170

151004 ウキヨノカゼ 5 四位洋文

55

16

6

9

()菊沢隆徳

1083

0.2

   13-12

32.8

478

-6

(19.6)

   

23020

106170

141005 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

18

13

()高木登

1088

-0.1

   11-10

33.9

512

-2

4650

7360

26040

19580

190930

141005 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

2

()藤原英昭

1089

0.1

   09-10

34.2

466

+10

(3.6)

7360

26040

19580

190930

141005 レッドオーヴァル 4 田辺裕信

55

18

13

5

*()安田隆行

1089

0.1

   05-05

34.5

442

0

(13.8)

   

19580

190930

130929 ロードカナロア 5 岩田康誠

57

16

10

1

()安田隆行

1072

-0.1

   07-05

33.8

494

-6

130

400

530

13070

28020

130929 ハクサンムーン 4 酒井学

57

16

7

2

*()西園正都

1073

0.1

   01-01

34.4

480

0

(6.8)

400

530

13070

28020

130929 マヤノリュウジン 6 池添謙一

57

16

5

15

()庄野靖志

1073

0.1

   05-05

34.0

528

-14

(159.8)

   

13070

28020

120930 ロードカナロア 4 岩田康誠

57

16

16

2

*()安田隆行

1067

-0.1

   08-09

33.4

494

-6

440

510

1170

4300

17540

120930 カレンチャン 5 池添謙一

55

16

14

1

*()安田隆行

1068

0.1

   05-05

33.7

492

-12

(2.5)

510

1170

4300

17540

120930 ドリームバレンチノ 5 松山弘平

57

16

3

9

()加用正

1069

0.2

   08-09

33.5

484

-2

(29.4)

   

4300

17540

111002 カレンチャン 4 池添謙一

55

16

10

3

*()安田隆行

1074

-0.3

   06-06

33.8

486

0

1120

13030

30430

25610

212610

111002 パドトロワ 4 安藤勝己

57

16

3

9

()鮫島一歩

1077

0.3

   02-01

34.6

518

-10

(49.4)

13030

30430

25610

212610

111002 エーシンヴァーゴウ 4 福永祐一

55

16

14

7

()小崎憲

1077

0.3

   04-03

34.3

462

-2

(21.0)

   

25610

212610

101003 $ウルトラファンタジ 8 ライ

57

16

7

10

[]イウ

1074

-0.0

   02-01

34.1

540

-4

2930

9900

22400

50860

358410

101003 $キンシャサノキセキ 7 四位洋文

57

16

14

3

()堀宣行

1076

0.2

   09-06

33.9

500

-4

(5.6)

9900

22400

50860

358410

101003 サンカルロ 4 吉田豊

57

16

3

7

()大久保洋

1077

0.3

   15-12

33.6

490

0

(15.9)

   

50860

358410

091004 ローレルゲレイロ 5 藤田伸二

57

16

13

6

()昆貢

1075

-0.0

   01-01

34.6

460

-4

1380

2140

5630

11660

66890

091004 ビービーガルダン 5 安藤勝己

57

16

9

2

()領家政蔵

1075

0.0

   05-02

34.3

496

-6

(3.8)

2140

5630

11660

66890

091004 カノヤザクラ 5 小牧太

55

16

12

8

()橋口弘次

1077

0.2

   13-10

33.8

508

-2

(20.0)

   

11660

66890

081005 スリープレスナイト 4 上村洋行

55

16

14

1

*()橋口弘次

1080

-0.2

   05-04

33.9

494

-8

240

790

1300

1680

5530

081005 $キンシャサノキセキ 5 岩田康誠

57

16

15

2

*()堀宣行

1082

0.2

   07-07

34.0

488

+2

(5.9)

790

1300

1680

5530

081005 ビービーガルダン 4 安藤勝己

57

16

13

6

()領家政蔵

1082

0.2

   03-04

34.2

492

-6

(11.1)

   

1680

5530

集計期間:2008.10. 5 〜 2017.10. 1 2014年は新潟開催


@一番人気は4−1−0−5、二番人気は1−4−0−5、三番人気は2−1−0−7と出走頭数が毎年フルゲートの割には極めて高い信頼度。面白いのはすべてが1・2着に密集し三着が一度もないということで、これだけを見れば上位人気1・2着付で三着人気薄の3連単を買えばよいということになるが、実際には上位人気でワンツーとなったのは過去4回のみで、これをどう考えるか。よく見ると三連複もかなり良い配当が出ており、こちらの期待値の方が大きいか。

A二桁人気の超人気薄が馬券に絡んだのは過去4回で、大荒れへの過剰な期待は禁物ながら無視もできないレベル。

B枠順に大きな偏りはないが、どちらかと言うと外がよく来ている印象。

C脚質は何でもありだが、勝ち馬に限定すると差し馬が圧倒的。(不良馬場の今年はこれをどう考えるかがポイント)

D牝馬大健闘。過去馬券に絡んだ30頭中牝馬は12頭。内勝ち馬は3頭。

E外国人ジョッキーへの過信禁物。過去馬券に絡んだのは延べ3名で、内二つは去年一昨年の勝利ジョッキーとなったデムーロなんだけど、何と今年は騎乗停止で不参加。三連覇を狙うレッドファルクスは大丈夫かあ?

F関西馬天国。中山開催のくせに過去20頭が関西馬。ただし、近年は関東馬が相当盛り返している。

G血統は見事にバラバラ。ディープは過去5年で2回しか来ておらずなおかつ勝ちがないということで、期待値低し。

H年齢構成で見ると 三歳馬が一頭(内勝ち馬0)、四歳馬10頭(勝ち馬3)、五歳馬12頭(勝ち馬3)、六歳馬4頭(勝ち馬3)、七歳超3頭(勝ち馬1)と、若い馬が圧倒的。ただし勝ち馬だけなら六歳も軽視禁物。

I過去5年の前走レースを見ると、安田記念からの直行組が3頭、セントウルS組4頭と、この二つから流れてきた馬が強い。キーンランドC等夏の短距離重賞組も7頭と軽視禁物だが、これは三着どまりのケース多し。


以上から良なら実績格上のファインニードルが圧倒的で、私も最初はこの馬を本命で考えていたのですが、どうなんでしょう。不安点を言うと、今年同様セントウルを勝って参戦した去年のこのレースを惨敗しているのが気になります。不良馬場も心配で、重開催のセントウルを差し切る強い勝ち方が現在の一番人気の根拠となっているのでしょうが、明日の馬場はセントウルの時よりは酷いことになりそうで、あまりセントウルの残像に取りつかれると不幸な結末が待って居る予感が。ここはひとまず評価を一段下げてみたいですな。

ということで、本命は5歳牝馬にしてキーンランドCを圧勝したナックビーナス。

現在二番人気ですか。正直実績はファインニードルに大きく見劣りずいぶん過大評価されている印象は否めませんが、これはナックビーナス本人と言うよりは騎手のモレイラが支持されているんでしょうな。なんといっても本日土曜のレースで5勝と言うとんでもない無双状態でしたからねえ。彼の騎乗については小幡先生も詳細に語っていますが、とにかく、本日の5勝も、逃げ・先行・差し・まくり・追い込みという全く違うスタイルで達成しているわけで、馬のコンディションやレース展開に合わせ色々な引出しを炸裂させた凄い騎乗でした。日本のトップジョッキーであるデム・ルメよりも格ははるかに上の凄いジョッキーです。

土曜に荒稼ぎしたジョッキーが日曜に人気を集め、なおかつこれを裏切るケースと言うのは日本のジョッキーじゃ多いんですが、彼なら大丈夫じゃないでしょうか。またナックビーナス自身も逃げ、先行、差しと多くの引き出しを持っているんで、両者のコラボレーションはかなり有力。過去重開催となった大昔のレースで勝っているのはカレンチャン、カルストンライトオと言う逃げ馬だったことを考えれば、差し一辺倒のファインニードルより、こちらに分があると考えます。

この他は、高齢馬軽視、セントウル、夏の重賞上位組重視で選びました。

馬券は◎→その他の三連複21点。ガミが二点ありますがその他は、かなり高額配当です。「フォーメーションにして買い目を減らしたほうが良いのではないか」という突込みが聞こえた気がしましたが、これも却下です。三連複はフォーメーションより一頭軸流しにした方がはるかに期待値が大きいというのが、金欠夏競馬を経験した私の教訓ですので。ま、「買っちゃいけない不良馬場」のレースなんで買うのは少額ですか。



仕事も競馬も貧乏性 上海馬券王





○今日の結果

<スプリンターズステークス> @ファインニードル、Aラブカンプー、Bラインスピリッツ




○かんべえのつぶやき

――お久しぶりです。馬券王先生と競馬ファンの皆さま。また、この秋のG1レースをご一緒に楽しむことができるのは、無上の光栄というものであります。


――今日のレース、ファインニードル(1番人気)はさすがの強さでしたが、ラブカンプー(11番人気)にラインスピリッツ(13番人気)とは意外な結末でした。本日の井崎脩五郎さん(みんなの競馬)によれば、「雨は魔物だよ」だそうなので、これは仕方ないことなのでありましょう。本日の中山競馬場、台風24号が近づいているにもかかわらず、多くのお客さんが集まっていましたね。武蔵野線はよく雨で止まるんだけど、皆さん帰りは大丈夫ですかねえ。

――さて、この夏の馬券王先生は、「少ない資金で毎週末、競馬をする」という試練を経て、何事かを体得されたように思われます。企業も良く環境変化にさらされることで、イノベーションを生み出すことがありますものね。今週は残念でしたが、この秋の予想は一味違うものがあるのではないかと考えるものであります。オバゼキ先生も意識しているみたいだし。

――さあ、これから年末のホープフルステークス(12月28日)まで、ご一緒に悩んだり迷ったり、泣いたり笑ったりいたしましょう。馬券王先生、よろしくお願いします。











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by Tatsuhiko Yoshizaki