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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2022年 下半期のレース考





12月28日(水) ホープフルステークス


えー、早いもので22年下半期のG1レースも明日が最後となってしまいました。

早速この結果を見ていきましょう。


馬券王と振り返る22年下半期のG1競走

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221225 有馬記念G1 イクイノックス 3 ルメール

55

16

9

1

()木村哲也

2324

-0.4

 09-06-03

35.4

230

1320

1770

2520

9740

221225 有馬記念G1 ボルドグフーシュ 3 福永祐一

55

16

3

6

()宮本博

2328

0.4

 14-15-06

35.2

(14.1)

1320

1770

2520

9740

221225 有馬記念G1 ジェラルディーナ 4 C.デム

55

16

5

3

()斉藤崇史

2331

0.7

 14-11-12

35.7

(7.4)

   

2520

9740

221218 フューチG1 ドルチェモア 2 坂井瑠星

55

17

2

1

()須貝尚介

1339

-0.1

   03-03

35.8

310

550

1070

1280

4570

221218 フューチG1 ダノンタッチダウン 2 川田将雅

55

17

12

2

()安田隆行

1340

0.1

   10-11

35.2

(3.6)

550

1070

1280

4570

221218 フューチG1 $レイベリング 2 横山武史

55

17

14

3

()鹿戸雄一

1340

0.1

   05-05

35.8

(6.5)

   

1280

4570

221211 阪神ジュG1 リバティアイランド 2 川田将雅

54

18

9

1

()中内田充

1331

-0.4

   08-08

35.5

260

7550

9980

64960

178460

221211 阪神ジュG1 シンリョクカ 2 木幡初也

54

18

3

 

12

()竹内正洋

1335

0.4

   08-08

35.9

(53.9)

7550

9980

64960

178460

221211 阪神ジュG1 ドゥアイズ 2 吉田隼人

54

18

13

 

10

()庄野靖志

1335

0.4

   12-12

35.4

(44.5)

   

64960

178460

221204 チャンピG1 ジュンライトボルト 5 石川裕紀

57

16

5

3

()友道康夫

1519

-0.0

 09-08-10

36.2

790

4850

10130

14020

81360

221204 チャンピG1 クラウンプライド 3 福永祐一

56

16

10

4

*()新谷功一

1519

0.0

 02-02-02

36.7

(14.3)

4850

10130

14020

81360

221204 チャンピG1 ハピ 3 横山典弘

56

16

3

6

*()大久保龍

1521

0.2

 03-04-04

36.7

(15.9)

   

14020

81360

221127 JCG1 ヴェラアズール 5 ムーア

57

18

6

3

()渡辺薫彦

2237

-0.1

 09-10-10

33.7

450

940

1920

2360

9850

221127 JCG1 シャフリヤール 4 C.デム

57

18

15

1

()藤原英昭

2238

0.1

 14-14-12

33.7

(3.4)

940

1920

2360

9850

221127 JCG1 ヴェルトライゼンデ 5 レーン

57

18

3

4

*()池江泰寿

2238

0.1

 05-05-04

34.0

(9.5)

   

2360

9850

221120 マイルチG1 セリフォス 3 レーン

56

17

10

6

()中内田充

1325

-0.2

   14-13

33.0

920

11870

19920

20530

142650

221120 マイルチG1 ダノンザキッド 4 北村友一

57

17

3

8

*()安田隆行

1327

0.2

   07-09

33.5

(26.0)

11870

19920

20530

142650

221120 マイルチG1 ソダシ 4 吉田隼人

55

17

6

2

()須貝尚介

1328

0.3

   04-04

33.8

(4.4)

   

20530

142650

221113 エリザベG1 ジェラルディーナ 4 C.デム

56

18

18

4

()斉藤崇史

2130

-0.3

 12-11-09

35.4

810

1920

3520

90210

206260

221113 エリザベG1 ウインマリリン 5 レーン

56

18

13

5

()手塚貴久

2133

0.3

 06-05-02

36.1

(10.1)

1920

3520

90210

206260

221113 エリザベG1 ライラック 3 M.デム

54

18

15

 

12

()相沢郁

2133

0.3

 17-14-13

35.5

(52.9)

15500

23140

90210

206260

221030 天皇賞秋G1 イクイノックス 3 ルメール

56

15

7

1

*()木村哲也

1575

-0.1

 10-10-09

32.7

260

3330

4930

4400

23370

221030 天皇賞秋G1 パンサラッサ 5 吉田豊

58

15

3

7

()矢作芳人

1576

0.1

 01-01-01

36.8

(22.8)

3330

4930

4400

23370

221030 天皇賞秋G1 ダノンベルーガ 3 川田将雅

56

15

5

4

()堀宣行

1577

0.2

 11-11-11

32.8

(7.3)

   

4400

23370

221023 菊花賞G1 アスクビクターモア 3 田辺裕信

57

18

14

2

()田村康仁

3024

-0.0

 02-02-01

36.9

410

2030

3370

6440

30010

221023 菊花賞G1 ボルドグフーシュ 3 吉田隼人

57

18

4

7

*()宮本博

3024

0.0

 13-10-04

36.3

(11.5)

2030

3370

6440

30010

221023 菊花賞G1 ジャスティンパレス 3 鮫島克駿

57

18

17

4

*()杉山晴紀

3025

0.1

 06-06-04

36.5

(9.7)

   

6440

30010

221016 秋華賞G1 スタニングローズ 3 坂井瑠星

55

16

7

3

*()高野友和

1586

-0.1

 05-05-04

34.3

570

990

2430

1090

6900

221016 秋華賞G1 ナミュール 3 横山武史

55

16

8

2

*()高野友和

1587

0.1

 09-10-09

34.0

(3.3)

990

2430

1090

6900

221016 秋華賞G1 スターズオンアース 3 ルメール

55

16

9

1

()高柳瑞樹

1587

0.1

 13-14-14

33.5

(3.0)

   

1090

6900

221002 スプリンG1 $ジャンダルム 7 荻野極

57

16

2

8

()池江泰寿

1078

-0.0

   03-02

34.6

2030

15340

36640

50590

468950

221002 スプリンG1 ウインマーベル 3 松山弘平

55

16

7

7

()深山雅史

1078

0.0

   08-09

34.1

(20.0)

15340

36640

50590

468950

221002 スプリンG1 ナランフレグ 6 丸田恭介

57

16

6

5

()宗像義忠

1080

0.2

   13-12

33.9

(18.6)

   

50590

468950

集計期間:2022.10. 2 2022.12.25 的中は黒地白抜き

号泣。

11レースも馬券を買って的中はフューチュリティのみ。あまつさえこれが手応え満点快心のガミ馬券とは心張り裂けるとはこのことです。

いやあ、言い訳もいろいろあるのですが、それでも先週の有馬なんかはトレンド通りの決着でこれは当てなくてはならなかった。ドゥラメンテ愛に目が曇ってしまった自分が恨めしい。グルーヴさんが成仏するにはまだまだ時間がかかりそうです。

いずれにせよ、こんな結果で恒例の金さん裁きなんか受けた日には、これもう年明けを待たずに廃人になってしまいますので、これは割愛といたしたくご了承ください。

しかし、幸いなことに今年はもうひとレース、ホープフルSがあります。これをゲットすれば少しは穏やかな新年を迎えられるはず。頑張っていきたいと思います。え、「それって『幸い』じゃなくて『とどめ』なんじゃないか」って?わははは、当たりますよ、きっと。


20221228() 5回中山9日目 18頭 [15:25発走]
【11R】 39回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ファントムシーフ 2 福永祐一

55

5.1

()西村真幸

1

2

ハーツコンチェルト 2 松山弘平

55

11.1

()武井亮

2

3

シーウィザード 2 浜中俊

55

72.9

()鹿戸雄一

2

4

セレンディピティ 2 *武豊

55

13.6

()音無秀孝

3

5

 

フェイト 2 *坂井瑠星

55

50.7

()矢作芳人

3

6

グリューネグリーン 2 M.デム

55

25.6

()相沢郁

4

7

 

ボーンイングランデ 2 斎藤新

55

151.6

()吉田直弘

4

8

トップナイフ 2 横山典弘

55

22.4

()昆貢

5

9

セブンマジシャン 2 C.デム

55

6.5

()高野友和

5

10

ガストリック 2 三浦皇成

55

7.3

()上原博之

6

11

ドゥラエレーデ 2 *ムルザバ

55

61.2

()池添学

6

12

 

モンドプリューム 2 *横山和生

55

183.3

()水野貴広

7

13

 

ヴェルテンベルク 2 *横山武史

55

40.0

()宮本博

7

14

 

ジェイパームス 2 *イーガン

55

25.1

()堀宣行

7

15

キングズレイン 2 ルメール

55

18.4

()手塚貴久

8

16

 

スカパラダイス 2 *今村聖奈

55

132.0

()寺島良

8

17

 

ジュンツバメガエシ 2 *石川裕紀

55

146.4

()友道康夫

8

18

ミッキーカプチーノ 2 戸崎圭太

55

3.9

()矢作芳人


2歳馬による2000mG1、ホープフルSであります。

このレースがG1昇格となって早くも9年目、最初はフューチュリティとの住み分けが曖昧で位置づけの難しいレースだったのですが、近年は各陣営の考え方もまとまってきたようで、ここを足掛かりにスター街道を驀進する馬も増えてきました。今年なんか過去最高18頭フルゲートの大盛況です。

早速10年トレンドを。もっとも上述の通り過去8年の開催しかない本レース、正確には「8年トレンド」なんですが、それでもデータがなくて困っていた過去からするとずいぶん充実したデータがそろってきました。そうかあ、もう9年目かあ。歳を取るはずだよなあ。と、遠い目をしながら早速行ってみましょう。

初年度以外は堅い決着が続くホールフルSの過去8

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211228 キラーアビリティ 2 横山武史

55

15

5

2

()斉藤崇史

2006

-0.2

 03-03-03

35.8

468

-2

310

1270

2160

7680

27610

211228 ジャスティンパレス 2 C.デム

55

15

8

4

()杉山晴紀

2008

0.2

 05-05-05

35.7

450

0

(8.8)

1270

2160

7680

27610

211228 ラーグルフ 2 丸田恭介

55

15

3

8

()宗像義忠

2010

0.4

 05-05-03

36.0

496

+14

(29.8)

   

7680

27610

201226 ダノンザキッド 2 川田将雅

55

15

10

1

()安田隆行

2028

-0.2

 03-05-03

36.4

516

-4

210

680

910

1900

5560

201226 オーソクレース 2 ルメール

55

15

1

3

()久保田貴

2030

0.2

 03-03-02

36.7

480

+10

(5.7)

680

910

1900

5560

201226 ヨーホーレイク 2 武豊

55

15

2

4

*()友道康夫

2031

0.3

 09-09-07

36.4

502

+2

(13.1)

   

1900

5560

191228 コントレイル 2 福永祐一

55

13

2

1

*()矢作芳人

2014

-0.2

 04-03-02

35.8

462

+6

200

810

1170

580

2760

191228 ヴェルトライゼンデ 2 マーフィ

55

13

5

3

()池江泰寿

2016

0.2

 06-05-04

35.8

492

+2

(6.9)

810

1170

580

2760

191228 ワーケア 2 ルメール

55

13

7

2

()手塚貴久

2019

0.5

 10-09-07

35.9

492

+6

(3.7)

   

580

2760

181228 サートゥルナーリア 2 M.デム

55

13

5

1

*()中竹和也

2016

-0.2

 02-03-04

35.3

500

+12

180

640

840

1130

3650

181228 アドマイヤジャスタ 2 ルメール

55

13

8

2

()須貝尚介

2018

0.2

 02-02-02

35.6

504

+4

(6.2)

640

840

1130

3650

181228 ニシノデイジー 2 勝浦正樹

55

13

1

3

()高木登

2019

0.3

 04-06-09

35.3

490

+4

(6.6)

   

1130

3650

171228 タイムフライヤー 2 C.デム

55

17

7

1

()松田国英

2014

-0.2

 16-16-09

35.5

456

-4

420

1440

2960

10920

52380

171228 $ジャンダルム 2 武豊

55

17

15

4

()池江泰寿

2016

0.2

 10-09-04

36.2

494

+10

(6.2)

1440

2960

10920

52380

171228 ステイフーリッシュ 2 中谷雄太

55

17

13

8

()矢作芳人

2016

0.2

 13-11-08

35.9

450

0

(22.9)

   

10920

52380

161225 レイデオロ 2 ルメール

55

14

2

1

()藤沢和雄

2013

-0.2

 12-11-08

35.7

476

0

150

2380

2670

3600

15250

161225 マイネルスフェーン 2 シュミノ

55

14

11

8

()手塚貴久

2015

0.2

 09-09-08

36.0

438

0

(47.3)

2380

2670

3600

15250

161225 グローブシアター 2 福永祐一

55

14

6

2

()角居勝彦

2017

0.4

 09-09-08

36.2

432

-6

(5.3)

   

3600

15250

151227 ハートレー 2 ボウマン

55

13

6

3

()手塚貴久

2018

-0.2

 09-09-07

34.3

484

0

740

1220

2850

840

7790

151227 ロードクエスト 2 M.デム

55

13

9

1

()小島茂之

2020

0.2

 12-11-07

34.1

452

+4

(1.9)

1220

2850

840

7790

151227 バティスティーニ 2 ルメール

55

13

8

2

()松田国英

2023

0.5

 08-07-06

35.1

470

+2

(3.4)

   

840

7790

141228 シャイニングレイ 2 川田将雅

55

17

10

2

()高野友和

2019

-0.2

 03-03-03

35.6

510

-2

450

9330

15000

76660

345220

141228 コメート 2 嘉藤貴行

55

17

6

8

()土田稔

2021

0.2

 03-03-03

35.8

490

+12

(30.5)

9330

15000

76660

345220

141228 ブラックバゴ 2 戸崎圭太

55

17

7

9

()斎藤誠

2021

0.2

 11-11-11

34.9

502

-2

(30.8)

   

76660

345220

集計期間:2014.12.28 2021.12.28

振り返ると的中は19年・17年・16年の三回。8回やって三回的中、しかも17年と16年は万馬券配当なんで、これは相当相性がよろしい。なんか生きる勇気が湧いてきます。早速行ってみましょう。


@1番人気は5−1−0−2と凄まじい信頼度。これだと馬券対象を外した2頭が気になりますが、21年コマンドライン(12着)、14年ダノンメジャー(9着)ですか。コマンドラインはその後もパッとせず、ダノンメジャーは条件戦でいくつか勝ち星を挙げているものの重賞勝ちはなく、時々とんでもない食わせ物がいることには注意が必要か。

A2番人気は2−1−3−2と三連複軸にはうってつけ。

B3番人気は1−2−1−4と、これもまあ信頼はできます。

C単勝二桁人気の超人気薄は1頭も絡んでおらず、基本用なしですが、今年は過去最高の18頭が出走しており、一定の配慮も必要。

D外国人パラダイス。過去24頭中半数の12頭の鞍上がカタカナで、特にルメールはその内5頭に騎乗しており、これは押さえなくてはなりますまい。

E牝馬は過去全く来ていない。まぁ、今年を含めそもそも出走自体がないのですが。

F関東馬は24頭中10頭とさすが中山開催だけあってかなり健闘。

G脚質は近年は先行馬による決着が多発。

H枠順は内枠が圧倒的に有利。大外8枠引いて来たのは17年2着のジャンダルムのみ。しかし、あのジャンダルムが今年短距離のスプリンターSを勝つなんて、感無量であります。

I過去5年15頭の血統はディープが4頭(内勝馬2)と言うのが最も優秀なんですが、さすがに今年は出走なし。この他はジャスタウエイの2頭(同1)が目を引く程度で後は見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアは、重賞組としては東京スポーツ杯組が3頭(内勝馬2)、京都二歳S組が1頭(同1)、デイリー杯2歳Sが1頭(二着)なんですが、その他10頭はすべて非重賞で前走レースの格で判断するのは大変危険。中でも目を引くのが萩S組で3頭(同2)と異常に優秀。今年の萩Sの勝ち馬はトップナイフ(正確には前走ではなく前々走)なんですが、8番人気の人気薄ではあるけど要注意であります。(上記見る通り8番人気は0−2−2−4と三連複の抑えには外せないのだ)

Kついでに言うと前走新馬・未勝利戦の馬も17年私に万馬券を貢いでくれたステイフーリッシュなんてのもいますので、繰り返しになるけどレースの格で判断することだけは厳に慎みたいものです。


上記から1番人気ミッキーカプチーノの取捨がまずは最大のポイント。


(A圧倒的信頼度がある1番人気。

(B特に同じ中山2000mで行われた前走葉牡丹賞の内容が圧巻で、あれを見ると1番人気も肯ける。

(C2・3歳では相当優秀なエピファネイアの子。

と、ここまでは文句のつけようもないのですが、

(D今回死兆星である大外を引いてしまった。これで来られたら先週9着大敗となったタイトルホルダーの立場がないではないか。まぁ、タイトルホルダーと違い、この馬は差し・追い込み脚質なんで立ち回り次第では上位もありうるのですが、それでも過去最大の出走頭数となった18頭立ての18番という人外魔境の枠順じゃ不安も募る。

(E前走から中二週の参戦でコンディションに不安が残る。関西馬(しかも二歳)がこんなローテで中山遠征と言うのはどうなんでしょう。


という不安点もあり、これは強気になれません。よって評価は4番手の☆。まぁ、これであっさり勝っちゃうようなら来年のクラシックは彼で決まりと言うことになりますが。。

替わって本命にするのが2番人気◎ファントムシーフ。


(F二戦二勝の実績。

(G先行馬が最内引いた。

(H最後33秒台でまとめる切れ味も持っている。

(I調教も良い感じ。

(J騎手福永は先週の有馬を見てもわかるようにとても頼りになる。

(K三着以内なら大変信頼できる2番人気のトレンド。


というのがその根拠で、こちらは大きな不安点もなく、軸にうってつけ。


対抗に推すのが現在6番人気の〇セレンディピティ。

え、「おまえ先週あれだけ裏切られて、それでも性懲りもなくドゥラメンテ産駒に縋るのか。」ですって?

いやあ、さすがに先週で懲りたんですが、それでも


(L前走圧勝した未勝利戦の内容が秀逸。

(M内枠引いた。

(N騎手武豊は中山2000mの複勝率が50%。


というのがあるわけで、それでこの人気じゃお買い得ではないかと。いや、勝つまでとは言わんです。でも三着以内なら、ねえ。

三番手は三番人気のセブンマジシャン。


(O二戦二勝の実績

(Pこのレースと相性の良いジャスタウエイの子

(Q騎手Cデムーロは中山2000mの複勝率がなんと100%。


というのが買い要因です。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複24点。

その他は内枠の馬、外国人ジョッキーを中心に選びました。◎▲☆で決まるとガミですが、その他は結構つきます。悲惨な成績が続いた下半期だけど、何とかこれで締めたいですなあ。

それでは皆さま、下半期のご愛読ありがとうございました。来年2月末頃またお会いできれば嬉しかったりします。良いお年を。



上海馬券王



○今日の結果

<ホープフルステークス> @ドゥラエレーデ(ムルザバエ) Aトップナイフ(横山典)  Bキングズレイン(ルメール)




○かんべえのつぶやき

――年の瀬最後の大一番、ホープフルステークスを制したのは14番人気のドゥラエレーデでした。東スポ杯4着だなんて、まったくノーマークでしたよ。しかもこの馬、ドゥラメンテ産駒なんですよね。馬券王先生はちゃんと「注」を打っておられます。またしても「きぃぃぃぃぃぃぃ」という声が聞こえたような。しかも母父はオルフェーヴルなんですって!

――鞍上のムルバザエフ騎手は、短期免許で訪日して初のG1勝利となりました。カザフスタン出身でドイツ拠点の騎手なんですね。おめでとうございます。いやー、人馬ともにまったくの伏兵でありました。


――2着にはこれも伏兵、七番人気のトップナイフがハナ差でゴールしました。さらに3着は六番人気のキングズレインでした。一番人気のミッキーカプチーノは5着、そして馬券王先生推奨の二番人気ファントムシーフは4着でありました。今日のレースは単勝9,060円、馬連が64,580円、3連単はなんと2,466,010円!大荒れじゃあ〜。

――ワシもファントムシーフから流していたので、この敗戦は痛いです。このホープフルステークス、とっても固いレースというイメージがあったのですが、来年からは「2022年のようなこともあるからねえ〜」ということになりそうです。でも考えてみたら2歳馬のレースなんですから、番狂わせがあっても不思議はないのです。この記憶も、来年の「10年トレンド」に刻まれていくのでありましょう。

――ということで、JRAレースに泣いたり笑ったりは今年はここまで。しばしのお休みです。それでも来週は、また木曜日には中山金杯があるのですな。その前に明日の東京大賞典もあるわけですが。それにしても1年間、楽しませてもらいました。経済的な打撃もあるとはいえ、止められませんなあ〜ご同輩。

――馬券王先生、どうもお疲れさまでした。そして当欄をご覧いただいている競馬ファンの皆様、来年もどうぞご愛顧くださいませ。それではしばしのお別れです。良いお年を!





12月25日(日) 有馬記念


上海馬券王の人生相談


これが最後?お受験グランマ・エアグルーヴさんから説教交じりの年の瀬霊界通信


Q:晩成じゃないんざます!

先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいいいっ!これだからパンピーは!!

よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!!祖父はJRAの大立者ノーザンテースト!母は樫の木の女王ダイナカール!そして父は凱旋門の英雄トニービンという、まさに貴族の中の貴族にして華族の中の華族!!本来なら貴方の様にJRAに浄財貢ぎまくってる、どこかの新興宗教信者みたいな三流馬券師なんか口も聞いてもらえない貴い血族なのよ、わが一族は!

え、「どうせ明日のタイトルホルダーのことで相談に来たんだろ、さっさと要件に入れ。」ですって?。。。なによ。。それじゃあ最初からわたくしのこと誰だか存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。。。きぃいいいいいいいいいいっ!!人をおちょくるのも大概になさるがよろしいわ、この禁治産者!理屈倒れのド赤字馬券師!とっとと話を聞くざます!

話というのは、タイトルホルダーもあるけど、その前にリバティアイランドとドルチェモアのことなんざます!わが一族ドゥラメンテとルーラーシップの子がそろって超名門中学、ジュベナイル女学園とフューチュリティ学園にトップ合格したんざます!ああ、わが一族から、幼くしてこれだけ目覚ましい成績を収めてくれる子が出るなんて、これって夢じゃないかしら。わが一族を「晩成血統」と呼んだ連中の顔が見たいものだわ!って、きぃいいいいい!それってお前のことじゃない!謝罪なさい!速やかに懺悔なさるがよろしいわ!

とにかくこの一年、コロナに苦しむ世の中をよそにわが一族に春が訪れてるんざます。ドゥラメンテの子スターズオンアースは超名門女子高・桜花女学園と超名門女子大・樫の木女学院に連続してトップ合格、一門の大黒柱タイトルホルダーは天春・宝塚というビッグタイトルを歴代最高得点で奪取!!それで今回はリバティアイランドとドルチェモアでしょ。ああ、これって夢じゃないかしら。夢なら醒めないでぇ!!

特にドルチェモアの活躍は正直想定外で、ドゥラメンテに比べてルーラーシップって現役のころから地味というか、花がないというか、貴族としての品格に欠けるというか、正直愛着薄かったんざますが、まさかその子がフューチュリティにトップ合格するなんて、オホホホホ、世の中分からないものねえ。たまらないざます!!

。。あ、そう言えばジュベナイルの時もフューチュリティの時も貴方に相談のお便り差しあげたのに、なんで取り上げてくださらなかったのかしら?え、「その時はワールドカップ観戦で忙しく、相談の相手をしてる暇がなかった。いやあ、特に決勝戦は作ったとしか思えない面白展開でしびれまくった。サッカーは本当面白え!WCが終わって現在は喪失感が半端ない。」ですって?

きぃいいいいいいいいいいっ!!ニワカが聞いたような口でサッカー語ってるんじゃないざます!この三流馬券師、そんな暇があったらわが一族の応援するざます!!

とにかく、明日は有馬記念、グルーヴ一族最高の一年であった本年を締めくくる大一番なんざます。一門の大黒柱タイトルホルダーがこれに勝利してその栄光をゆるぎないものにする日なんざます!え、「凱旋門でぼろ負けして、よくそんな強気でいられるな。」ですって?きぃいいいいっ!あれは雨よ!大雨のせいなんざます!タイトルホルダーは悪くないざます!なによ、「世界最高峰の一戦」とか歌いながら、あんな極悪の環境でお受験させるなんて、あんなのおかしいわ!もう一度凱旋門をやり直すざます!

先生、明日タイトルホルダーが勝利すれば、わが一族のサクセスストーリーが本当の意味で完結するんざます。そうなれば、わたくしもようやく成仏できる気がするざます。一族の興亡、この一戦にあり!だから先生も応援するざます!


A:お答え

いやあ、今年になってからのご一族の活躍はあまりにも華々しく、長年グルーヴ・ウオッチャーを名乗ってきた私としても喜ばしい限りです。桜花賞・オークスの二冠に輝くスターズオンアースちゃんに天皇賞春・宝塚を圧勝したタイトルホルダー君、そして冬になったらリバティーアイランドちゃんにドルチェモア君ですからねえ。あまつさえ、年末のホープフルSではドゥラエレーデ君、セレンディピティ君という有力どころ(一番人気は無理そうですが)の参戦も控えているとあっては、ここしばらく低落傾向にあった一族の状況を知る者として本当に信じられない。一体どうしたんでしょうね。

さて、このような確変状態の中、明日タイトルホルダー君が有馬記念に参戦するわけなんでしょうが、どうなんでしょう。

これまでの実績から言って、彼が格的に最上位にいることは疑いようもなく、他の有力馬が切れ味身上の府中向きな素材であることを考えれば、圧倒的なスタミナを武器に先行してよどみのないペースを演出できる彼が中山2500mでもっとも勝てる存在であることも事実ですが、以下の点が大変気になります。

まずは経験したこともないような道悪になって大惨敗となった前走・凱旋門のダメージが払しょくできているのか。他の日本馬が途中で競馬をあきらめて降りてしまったのに、彼だけは最後まで勝つ気で頑張ったということで、あのダメージは身体的にもメンタル的にも尋常じゃないはずで、それが二か月弱の休養で回復しているんですかねえ。日本で大活躍した馬が海外挑戦した結果惨敗し、その後信じられないくらいの凋落を示したケースは枚挙に暇がないので、私気になります。

もう一つは枠順です。後述しますが、先行馬の外枠というのは有馬の場合、良いことは一つもないのであります。事実、大外となった昨年の有馬で彼は5着敗退となっているわけで、それが今年も外枠なんて、貴女のひい孫さんも引きが本当に弱いですなあ。

この二つの不安点を払しょくできるかが、明日最大のポイントとなる訳ですが、それでも私はタイトルホルダー君を信じてみたいと思います。菊花賞・天皇賞春・宝塚という2000超の大レースであれだけのパフォーマンスを見せてくれた彼には、是非勝ってもらいたいと思っているのです。その血累の今年の活躍を見るにつけ、ドゥラメンテ君の早すぎる死が本当に惜しまれてなりません。活躍した産駒には牝馬が多く、牡馬で大活躍しているのは現状タイトルホルダー君のみ。2歳勢で活躍する牡馬が出なければ、種牡馬として残るのはタイトルホルダー君のみということで、ここは是非彼に勝ってもらい、種牡馬価値を高めてほしいと思ってやまないのです。

私が応援するとろくなことがないのですが、もうそんなことは言っていられません。これに勝てばあなたもようやく成仏できる。タイトルホルダー君の明日の活躍を切にお祈り申し上げる次第です。

と、いう訳で。。。。。


20221225() 5回中山8日目 16頭 [15:25発走]
【11R】 67回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2500m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

アカイイト 5 幸英明

55

56.6

()中竹和也

1

2

 

イズジョーノキセキ 5 *岩田康誠

55

92.6

()石坂公一

2

3

ボルドグフーシュ 3 *福永祐一

55

11.9

()宮本博

B2

4

 

アリストテレス 5 *武豊

57

52.4

()音無秀孝

3

5

ジェラルディーナ 4 C.デム

55

7.1

()斉藤崇史

3

6

ヴェラアズール 5 *松山弘平

57

8.6

()渡辺薫彦

B4

7

エフフォーリア 4 横山武史

57

9.3

()鹿戸雄一

B4

8

 

ウインマイティー 5 和田竜二

55

114.5

()五十嵐忠

5

9

イクイノックス 3 ルメール

55

2.9

()木村哲也

5

10

ジャスティンパレス 3 *マーカン

55

17.5

()杉山晴紀

6

11

 

ラストドラフト 6 三浦皇成

57

131.3

()戸田博文

6

12

 

ポタジェ 5 吉田隼人

57

88.4

()友道康夫

7

13

タイトルホルダー 4 横山和生

57

3.5

()栗田徹

7

14

 

ボッケリーニ 6 浜中俊

57

121.3

()池江泰寿

8

15

 

ブレークアップ 4 *戸崎圭太

57

68.1

()黒岩陽一

8

16

ディープボンド 5 川田将雅

57

30.1

()大久保龍


年末の大一番、グランプリ有馬記念です。従来ジャパンカップにメンバーが集結し、こちらは手薄になることが多かったのですが、今年は様相一変、出走16頭中G1馬が7頭もいるという豪華メンバーでの一戦、実力を出すにはどう考えても府中開催のJCの方が向いていると思うのですが、コーナーが6つもある紛れの多い小回りコースにこれだけの馬が集まるなんて、どうしたんですかねえ、本当に。

それでは恒例「10年トレンド」を。

荒れるときと固いときの格差が半端ない有馬記念のこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211226 エフフォーリア 3 横山武史

16

10

1

()鹿戸雄一

2320

-0.1

 09-08-05

35.9

516

+2

210

1740

2070

1440

7180

211226 ディープボンド 4 和田竜二

16

5

5

()大久保龍

2321

0.1

 06-06-05

36.1

502

 

(20.9)

1740

2070

1440

7180

211226 クロノジェネシス 5 ルメール

16

7

2

()斉藤崇史

2322

0.2

 07-08-08

36.0

478

 

(2.9)

   

1440

7180

201227 クロノジェネシス 4 北村友一

16

9

1

()斉藤崇史

2350

-0.0

 12-03-03

36.2

474

+10

250

10330

11360

7370

50150

201227 サラキア 5 松山弘平

16

14

11

()池添学

2350

0.0

 13-13-12

35.4

448

-2

(74.9)

10330

11360

7370

50150

201227 フィエールマン 5 ルメール

16

13

2

()手塚貴久

2351

0.1

 04-02-02

36.5

478

0

(3.5)

   

7370

50150

191222 リスグラシュー 5 レーン

16

6

2

()矢作芳人

2305

-0.8

 10-11-09

34.7

468

 

670

2990

6130

10750

57860

191222 サートゥルナーリア 3 スミヨン

16

10

3

*()角居勝彦

2313

0.8

 13-11-07

35.4

504

+2

(7.8)

2990

6130

10750

57860

191222 ワールドプレミア 3 武豊

16

7

4

*()友道康夫

2314

0.9

 16-16-16

35.0

492

+8

(13.4)

   

10750

57860

181223 ブラストワンピース 3 池添謙一

16

8

3

()大竹正博

2322

-0.0

 06-07-04

35.7

534

+4

890

940

2400

4910

25340

181223 レイデオロ 4 ルメール

16

12

1

()藤沢和雄

2322

0.0

 09-09-08

35.4

490

+8

(2.2)

940

2400

4910

25340

181223 シュヴァルグラン 6 ボウマン

16

15

9

*()友道康夫

2324

0.2

 11-11-10

35.5

470

+2

(22.7)

   

4910

25340

171224 キタサンブラック 5 武豊

16

2

1

()清水久詞

2336

-0.2

 01-01-01

35.2

540

-2

190

3170

3810

5420

25040

171224 クイーンズリング 5 ルメール

16

3

8

()吉村圭司

2338

0.2

 05-05-03

35.1

474

0

(33.1)

3170

3810

5420

25040

171224 シュヴァルグラン 5 ボウマン

16

10

3

()友道康夫

2338

0.2

 08-08-08

34.8

474

+4

(6.7)

   

5420

25040

161225 サトノダイヤモンド 3 ルメール

16

11

1

*()池江泰寿

2326

-0.0

 03-03-03

35.5

502

+4

260

440

770

1050

3940

161225 キタサンブラック 4 武豊

16

1

2

()清水久詞

2326

0.0

 02-02-02

35.8

536

0

(2.7)

440

770

1050

3940

161225 ゴールドアクター 5 吉田隼人

16

2

3

()中川公成

2327

0.1

 03-03-03

35.7

498

-6

(7.9)

   

1050

3940

151227 ゴールドアクター 4 吉田隼人

16

7

8

()中川公成

2330

-0.0

 03-05-03

34.8

494

+4

1700

6840

13780

20360

125870

151227 サウンズオブアース 4 M.デム

16

9

5

()藤岡健一

2330

0.0

 03-05-06

34.7

502

0

(9.9)

6840

13780

20360

125870

151227 キタサンブラック 3 横山典弘

16

11

4

()清水久詞

2331

0.1

 01-01-01

35.1

526

-4

(8.4)

   

20360

125870

141228 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

16

4

4

()石坂正

2353

-0.1

 03-03-02

34.1

470

-2

870

12350

21190

15250

109590

141228 トゥザワールド 3 ビュイッ

16

6

9

*()池江泰寿

2354

0.1

 07-06-07

33.8

524

+4

(31.2)

12350

21190

15250

109590

141228 ゴールドシップ 5 岩田康誠

16

14

1

*()須貝尚介

2354

0.1

 10-06-05

33.9

510

 

(3.5)

   

15250

109590

131222 オルフェーヴル 5 池添謙一

16

6

1

*()池江泰寿

2323

-1.3

 13-12-02

36.0

466

 

160

860

1020

1420

5240

131222 ウインバリアシオン 5 岩田康誠

16

4

4

()松永昌博

2336

1.3

 11-12-04

37.3

534

-4

(16.1)

860

1020

1420

5240

131222 ゴールドシップ 4 ムーア

16

14

2

()須貝尚介

2338

1.5

 11-08-04

37.8

498

-2

(4.4)

   

1420

5240

121223 ゴールドシップ 3 内田博幸

16

13

1

()須貝尚介

2319

-0.2

 15-14-10

34.9

506

+6

270

3730

5200

4020

24250

121223 オーシャンブルー 4 ルメール

16

6

10

*()池江泰寿

2321

0.2

 07-10-10

35.3

438

+2

(27.6)

3730

5200

4020

24250

121223 ルーラーシップ 5 ウィリア

16

9

2

()角居勝彦

2322

0.3

 13-14-12

35.2

512

+6

(3.7)

   

4020

24250

集計期間:2012.12.23 2021.12.26

10年振り返って的中は13年・16年の二回だけですか。うーん、堅く収まった時だけ当たってるな。いや、軸馬はそれなりに来てるんですが、問題は想定外の馬が一頭必ず飛び込んでくると言うことで。。。

早速行ってみましょう。


@1番人気は6−1−1−2と素晴らしく優秀。こういうのを見ると圏外に飛んだ2頭が気になりますが、19年アーモンドアイ(9着)と15年ゴールドシップ(8着)ですか、大敗しているとはいえ二頭とも超優秀なスターホースだよねえ。まぁ、後付けではありますが理由は明確で、前者はあまりにも府中仕様の馬であったということと、後者はそれまで三年連続で馬券に絡んでいたけどさすがにこの時は6歳とピークアウト(後述参照)していたということですな。

A2番人気は1−1−4−4と三連複軸ならまずまず。

B3番人気は1−1−2−6と信頼度は落ちるものの軽視もできない。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中2頭のみで基本用なし。

D外国人天国。30頭中14頭の鞍上がカタカナ。毎年一人もしくは二人が必ず馬券に絡んでいるわけで、外国人ジョッキーは必ず押さえるべし。

E因みにかんべえ先生が一押しするボルドクフーシュは、その根拠が騎手福永ということですが、福永みたいな大ジョッキーがこのレースでは10年間一度も馬券に絡んでいないのは不思議。

F関西馬天国。関東開催なのに関東馬は6頭のみ。現在の1・2番人気はともに関東馬なんですが、さて。因みに今年は寒波により関西馬の馬運に支障が出たみたいで、そのコンデションに良からぬ影響が出ている可能性には留意が必要です。

G近年それほどでもなくなっているけどリピーター傾向多発。今年の対象はエフフォーリアとディープボンドですが、さて。

H牝馬は30頭中6頭だが、この3年では9頭中4頭と急速に勃興。

I枠順は中から内が明確に良い。外枠で馬券対象となっているのは追い込み馬のみで先行馬は皆無。

J脚質は先行・差し・追い込みがまんべんなく。追い込みは意外と決まってます。尚、逃げて馬券対象となったのはキタサンブラックのみ。

K上位馬の年齢別構成は3歳馬が8頭(内勝馬4)、4歳馬が8頭(同2)、5歳馬が13頭(同4)と若い世代が優勢。6歳超は3着が一回あるだけで高齢馬には用がないレース。

L過去5年15頭の血統はリピーター効果を相殺すれば見事にバラバラ。ディープ産駒は3頭いるけど勝ち馬は出ておらず。

M過去5年15頭の前走キャリアは、天皇賞秋組が5頭(内勝馬2)とこれが最優秀。以下ジャパンカップ組が3頭(同1)、菊花賞組が2頭(同1)、意外なことにエリザベス組も健闘で2着が二回あります。前走海外G1組も3頭(同1)と強く、凱旋門組もそのレースで大敗しても有馬では意外と来ています(但し勝ち馬はなし)。


上記から本命とするのは◎タイトルホルダー。その買い要因と不安点は上記「相談」を参照してください。まぁ、馬券圏外に飛ぶ可能性もある馬ですが、半分以上私の意地です。良い子はマネしない方が良いかも。

以下印をつけた馬の短評を


〇イクイノックス:信頼できる1番人気にして相性の良い天皇賞馬。鞍上ルメールと言うのも買い要因。キタサンブラック産駒とは思えない切れ味の持ち主で正直府中向きですが、これまで3着以下になったことがない安定性から勝たれても不思議はない。但しキタサンブラック産駒というのは結構優秀なのが多いのですが、単勝1倍台に推されながら平気でこれを裏切る不埒者も多い印象で、それだけが不安ですか。

▲ジェラルディーナ:今年のエリザベス女王杯の1着馬。3番人気は随分見込まれた感じもしますが、引いた枠もよく、最近の牝馬の活躍からも抑えておきたい一頭。騎手が騎乗停止明けの土曜3勝と大暴れのCデムーロというのも買い。

☆ボルドクフーシュ:有馬では是非押さえておきたい菊花賞組。詳しくはかんべえ先生の論説参照。

△ヴェラアズール:ジャパンカップ馬にして現在三連勝中。まぁ、ことしのJCはえらくメンバー手薄なんで、過大な期待は禁物とも思うんですが引いた枠は良いし、切れ味ならイクイノックスにも劣りません。騎手松山の手腕が問われる一頭です。

△ジャスティンパレス:菊花賞で差のない3着。騎手が短期免許出来て勝ちまくってるマーカンドと言うのも押さえておきたい理由。

△ディープボンド:先行馬が大外引いたことで切ろうかと思ったんですが、去年の二着にして今年の天皇賞春2着、宝塚4着という馬が単勝30倍の8番人気っていくらなんでも人気がなさすぎる。来られたら夜も眠れないくらい悔しいので残します。

注エフフォーリア:去年の勝ち馬にして年度代表馬を注認定というのも失礼な話ですが、年明けてからのこの馬の凋落ぶりはあまりにも悲しすぎます。本当は切ろうかと思ったんですが、この馬関東開催のレースではこれまで外れがなく、年明けの大敗は実は関西遠征によるメンタル面の問題である可能性もあり、今回トウカイテイオーみたいな復活劇を演じる可能性もわずかながらあります。単勝5番人気は随分見込まれた感じですが、売れているのは単勝だけで連馬券では結構配当が付くのも魅力。

注アカイイト:昨年のエリザベス女王杯を低人気で制した馬。その後パッとしませんがそれでも今年のエリ女では4着と復活の兆候は見せており、最内引いたことからハマるときはハマるのではないかと。一昨年11番人気で2着となり阿鼻叫喚の大荒れ馬券を演出したサラキア的展開を期待。


馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点。

1・2番人気を軸にしてるのにガミはなく、何を買ってもそれなり以上のもうけが出ます。やはり人気は割れてますね。今年のメンバーは魅力的なのがそろった一方、皆一長一短と言うか不安点もありますからね。



皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<有馬記念> @イクイノックス(ルメール) Aボルドグフーシュ(福永)  Bジェラルディーナ(Cデムーロ)




○かんべえのつぶやき

――今日のレース、3年ぶりに中山競馬場で参戦しました。これまで約3年、映像の中だけの競馬をやってきたので、競馬場全体を見渡せることには感動いたしました。いままでやってきたのはなんだったのか。ちなみに今日の中山競馬場は入場者数3万9670人、売上は521億5504万6600円で前年比6.2%増だったそうです。


――第67回有馬記念を制したのは、1番人気のイクイノックスでした。いやもう、パドックの段階から他馬を圧倒せんばかりの雰囲気でしたな。当方はもちろん、3歳馬ボルドグフーシュから買うのでありますが、単勝のほかに馬連を流し、なおかつイクイノックスと2頭軸の3連複を追加しました。結果的にはこれが正解。とりあえず浮けば勝ち、であります。

――3着には牝馬ジェラルディーナが入りました。馬券王先生の本命、タイトルホルダーは4角で馬群に呑まれ、無念にも9着に終わっております。やっぱり当欄にエアグルーヴ様が降臨された時は、なかなか勝てませんねえ。それ以外ではエフフォーリアが5着、ヴェラアズールは10着に終わりました。

――こうなると来年の古馬戦線はどうなるのか。イクイノックスが強いことはよくわかったが、体質的にたくさんは出られないので、レースを絞り込んでくるはずです。次は海外遠征か、となるとまずはドバイカップか。その次はどうなるのか。長距離戦では、春天がタイトルホルダーとボルドグフーシュとアスクビクターモアの決戦になりそうで、これは楽しみですな。

――こうしてみるとまことに多士済々。来年も楽しめそうです。その前に、今週は水曜日にホープフルステークスがある。馬券王先生、またしてもエアグルーヴ一族が出走するようですが、こうなると判断が悩ましくなりますなあ。玉稿、楽しみにしておりまする。






12月18日(日) 朝日杯フューチュリティ―ステークス

えー、楽しかったワールドカップもいよいよ佳境。本日深夜に行われるクロアチア・モロッコの三位決定戦、そして明日のアルゼンチン・フランスによる決勝戦で閉幕となる訳であります。しかし本当に楽しかったなあ。終わったらWCロスとなることが確定的で今から憂鬱であります。

冬季のしかも中東開催というイレギュラーな大会だというのに、何故ここまで面白かったのだろうと考えると、やはり私自身が明日の仕事を気にせずに徹夜観戦できる身分になったというのもあるけど、それ以上にAbemaが無料で全試合をネット配信してくれたことが大きい。ネット配信なんか世界じゃ当たり前の概念だけど、日本がようやくこれに追いつきつつあるというのはまことに結構なことであります。

下克上が吹き荒れたことが今大会の特徴で、これが面白さを際立たせていたのですが、中でもやはりモロッコの活躍が歴然と輝きます。いやあFIFAランク22位と24位の日本を上回る国にこういうことを言うのは大変失礼なのですが、全くノーマークでした。モロッコというのはハンフリー・ボガードの代表作「カサブランカ」の舞台というイメージしかなかったんですが、人口は4千万弱、国土面積は日本の1.2倍という結構大きな国だったんですね。知りませんでした。

あ、そう言えば昔「カサブランカにある販社を整理するからデューデリしろ」ってポンとその会社の財務諸表を渡されたのはいいけど、それがフランス語表記な上、貸借対照表とかの配列が日本や欧米と真逆な順序(流動性の低いものから順番に並べていくのだフランス式は)になっていて結構面食らったことがあったっけ。本当は現地に出張する予定だったのに、直前流れてしまったのは今にして思えば痛恨だなあ。

さて、そのモロッコとクロアチアの三位決定戦も当然味わい深い一戦なのですが、なんと言ってもワクテカなのはアルゼンチン・フランス戦ですよねえ。メッシとエムバペという異次元の存在を抱えている両軍の対戦、どうなるんでしょう。両方とも前向いてボール持った瞬間に相手ディフェンスを完全無効化するスーパーサイヤ人みたいな人たちですからねえ。ありとあらゆる栄光を手中にしながらWCだけは無縁だった37歳メッシがその壮大な神話の最終章をこの戴冠で締めくくるなんて作ったようなお話で完結するのか、それとも23歳の怪物エムバペが世代交代を世界に宣言するのか。

ああ、サッカーは本当に面白い。明日は競馬を当てて幸福な気持ちでこれを観戦したいものです。


20221218() 6回阪神6日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 74回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

キョウエイブリッサ 2 *川須栄彦

55

134.1

()武市康男

1

2

ドルチェモア 2 *坂井瑠星

55

3.9

()須貝尚介

2

3

オールパルフェ 2 大野拓弥

55

7.8

()和田雄二

2

4

 

ドンデンガエシ 2 *横山典弘

55

40.4

()尾関知人

3

5

 

バグラダス 2 *吉田隼人

55

36.5

()嘉藤貴行

3

6

 

ミシェラドラータ 2 *酒井学

55

240.5

()清水久詞

4

7

オオバンブルマイ 2 *ルメール

55

10.2

()吉村圭司

4

8

 

グラニット 2 *松山弘平

55

27.3

()大和田成

5

9

ニシノベストワン 2 藤岡佑介

55

96.3

()新谷功一

5

10

 

ウメムスビ 2 *角田大河

55

68.2

()新谷功一

6

11

$ティニア 2 福永祐一

55

30.1

()池江泰寿

6

12

ダノンタッチダウン 2 川田将雅

55

4.0

()安田隆行

7

13

 

スズカダブル 2 *鮫島克駿

55

63.6

()西村真幸

7

14

$レイベリング 2 *横山武史

55

5.9

()鹿戸雄一

8

15

 

$フロムダスク 2 *武豊

55

57.1

()森秀行

8

16

コーパスクリスティ 2 *イーガン

55

14.3

()中内田充

8

17

 

エンファサイズ 2 藤岡康太

55

30.7

()四位洋文


2歳牡馬のチャンピオン決定戦として長い歴史を持つ朝日杯フューチュリティSであります。今年も17頭がそろいました。

もっとも本競走、2000mのホープフルSが設定されてからメンバーは分散、ずいぶん薄味になっている感じは否めず、後述する過去の優勝馬もその後大成した馬と言うのはあまりいない感じで、この競走大丈夫かと思っていたのですが、去年は1着馬がその後ダービーを、2着馬がマイルチャンピオンシップを、3着馬がNHKマイルを勝つという一大出世レースに回帰。今年のメンバーはどうなんでしょう。

さっそく「10年トレンド」を見てみましょう。もっともこの競走、もとは中山開催であったものが阪神に切り替わり9年目ということで実際は「8年トレンド」なのですが、まぁそれでもデータ量としてはまずまずでしょう。

堅かったり大荒れだったり。配当温度差が激しい朝日杯の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211219 ドウデュース 2 武豊

15

9

3

()友道康夫

1335

-0.1

   08-07

34.5

496

-10

780

1060

3000

2350

14840

211219 セリフォス 2 C.デム

15

4

1

()中内田充

1336

0.1

   05-05

34.8

486

0

(2.4)

1060

3000

2350

14840

211219 ダノンスコーピオン 2 松山弘平

15

7

4

()安田隆行

1337

0.2

   08-09

34.6

458

-4

(9.7)

   

2350

14840

201220 グレナディアガーズ 2 川田将雅

16

2

7

*()中内田充

1323

-0.1

   03-02

34.5

458

+2

1750

5000

14610

4150

51360

201220 ステラヴェローチェ 2 横山典弘

16

7

2

()須貝尚介

1324

0.1

   10-09

33.5

502

0

(5.1)

5000

14610

4150

51360

201220 レッドベルオーブ 2 福永祐一

16

8

1

*()藤原英昭

1327

0.4

   07-07

34.2

476

+8

(2.5)

   

4150

51360

191215 サリオス 2 ムーア

16

6

1

()堀宣行

1330

-0.4

   03-03

35.4

538

-2

200

660

950

38080

90260

191215 タイセイビジョン 2 武豊

16

8

2

()西村真幸

1334

0.4

   12-08

35.3

464

+4

(5.8)

660

950

38080

90260

191215 グランレイ 2 池添謙一

16

9

14

()池添学

1336

0.6

   15-15

34.9

452

-4

(229.3)

   

38080

90260

181216 アドマイヤマーズ 2 M.デム

15

6

2

()友道康夫

1339

-0.3

   03-03

33.9

470

-2

460

9710

14240

3340

45180

181216 クリノガウディー 2 藤岡佑介

15

1

9

()藤沢則雄

1342

0.3

   04-04

34.0

492

+2

(77.4)

9710

14240

3340

45180

181216 グランアレグリア 2 ルメール

15

2

1

()藤沢和雄

1343

0.4

   02-02

34.6

482

+6

(1.5)

   

3340

45180

171217 ダノンプレミアム 2 川田将雅

16

1

1

*()中内田充

1333

-0.6

   03-04

33.6

490

+8

230

550

840

700

2630

171217 ステルヴィオ 2 C.デム

16

10

3

()木村哲也

1339

0.6

   12-10

33.8

460

+4

(5.3)

550

840

700

2630

171217 タワーオブロンドン 2 ルメール

16

3

2

*()藤沢和雄

1339

0.6

   07-07

34.0

518

+2

(3.9)

   

700

2630

161218 サトノアレス 2 四位洋文

18

17

6

()藤沢和雄

1354

-0.1

   13-12

34.1

500

+4

1420

5980

11430

42820

221200

161218 モンドキャンノ 2 バルザロ

18

10

7

()安田隆行

1355

0.1

   14-14

34.0

472

0

(15.8)

5980

11430

42820

221200

161218 ボンセルヴィーソ 2 松山弘平

18

4

12

()池添学

1358

0.4

   01-01

35.2

462

-6

(72.7)

   

42820

221200

151220 リオンディーズ 2 M.デム

16

15

2

()角居勝彦

1344

-0.1

   15-15

33.3

496

-4

590

520

1340

8160

38560

151220 エアスピネル 2 武豊

16

11

1

()笹田和秀

1345

0.1

   08-06

34.0

484

+2

(1.5)

520

1340

8160

38560

151220 シャドウアプローチ 2 中谷雄太

16

13

11

*()須貝尚介

1352

0.8

   10-06

34.7

494

0

(91.6)

   

8160

38560

141221 ダノンプラチナ 2 蛯名正義

18

2

1

()国枝栄

1359

-0.1

   14-12

35.4

472

+6

460

14050

20260

20560

133570

141221 アルマワイオリ 2 勝浦正樹

18

6

14

()西浦勝一

1360

0.1

   14-12

35.5

470

+2

(64.7)

14050

20260

20560

133570

141221 クラリティスカイ 2 岩田康誠

18

14

3

()友道康夫

1361

0.2

   07-06

35.9

484

+12

(5.3)

   

20560

133570

131215 $アジアエクスプレス 2 ムーア

16

6

4

()手塚貴久

1347

-0.2

 11-09-07

35.3

528

-8

870

7710

13000

27430

162960

131215 ショウナンアチーヴ 2 後藤浩輝

16

11

6

()国枝栄

1349

0.2

 06-07-03

35.7

478

+2

(15.2)

7710

13000

27430

162960

131215 ウインフルブルーム 2 和田竜二

16

14

5

()宮本博

1349

0.2

 02-05-03

35.8

490

-4

(12.1)

   

27430

162960

121216 ロゴタイプ 2 M.デム

16

14

7

()田中剛

1334

-0.0

 02-02-02

36.1

482

-4

3450

1560

7770

4530

54880

121216 コディーノ 2 横山典弘

16

5

1

*()藤沢和雄

1334

0.0

 07-02-05

36.0

476

+2

(1.3)

1560

7770

4530

54880

121216 ゴットフリート 2 スミヨン

16

3

3

()斎藤誠

1338

0.4

 11-08-07

36.0

470

+2

(15.7)

   

4530

54880

集計期間:2012.12.16 2021.12.19 13年までは中山開催

うむ、10年振り返って的中は21年・17年・13年の三回ですか。特に大荒れだった13年を三連複15点で的中させたことで累計収支は余裕で黒字。今年もこういうのを当てたいなあ。


@1番人気は3−3−2−2と非常に優秀。三連複軸にうってつけですな。こういうのを見ると馬券対象外に飛んだ2頭が気になりますが、16年ミスエルテ(4着)、13年アトム(5着)ですか。まぁその後パッとしないで消えてしまった連中ではありますが、それでも大崩れはしておらず、やはり1番人気は信頼できるということであります。

A2番人気は2−2−1−5とこれもまずまず。

B3番人気は1−1−2−6と上記に比べると見劣りしますが、それでも軽視は禁物。

C上述の通り人気どころがそれなり以上に責任を果たしている一方、単勝二桁人気の超人気薄も30頭中4頭を数え、これが3年に一度発生する大荒れ配当の原動力に。

D牝馬戦ジュベナイルがあるため基本牝馬は出走すらなく、牝馬で馬券に絡んだのは18年三着グランアレグリアのみ。しかし後に日本を代表する短距離馬にまで成長した彼女がこの競走では不発だったということは、やはり2歳戦は馬の資質より早熟度が優先されるということを示唆しているようで興味深い。

E関西馬天国。関東馬は10年間で30頭中10頭が馬券に絡んでいるが、阪神開催だけに限定すれば24頭中5頭とかなり悲惨。山崎さんの一押しレイべリングは大丈夫かあ?

F外国人天国。30頭中11頭の鞍上がカタカナ。毎年一頭は外国人騎手を背中に突っ込んできているということで、軽視は絶対禁物。

G脚質は先週のJF同様、差し追込みが圧倒的に優勢。良馬場開催が濃厚な明日は33秒台の上り実績がある馬が心強い。

H枠順は中から内が良い。大外は割引です。

I過去5年の血統を見るとハーツクライが二頭(両方とも勝ち馬)、ディープが3頭(内勝馬1)が優勢で後はバラバラ。さすがに今年ディープ産駒の出走はなく(母父としてはドルチェモアとバグラダス、オオバンブルマイがいますが)、なんとハーツ産駒も不在。

J過去5年15頭の前走キャリアは、サウジアラビアCが5頭(内勝馬2)、デイリー杯2歳Sが3頭(同1)が双璧。ただし、前走非重賞というのも4頭(同2)おり、2歳のこの時期は前走レースの格にこだわりすぎるのはいけないある。

Kあまつさえそのうちの二頭が未勝利からの抽選出走であり20年のグレナディアカーズみたいに勝ち馬まで輩出している始末で、こういう馬が上記大荒れの原動力となっていることから経歴ショボくても末の鋭い所は押さえる必要あり(先週JFで二着したシンリョクカはまさにこのパターン。最後の最後で印を消したのが悔やまれます)。


上記から現在1番人気のドルチェモアの取捨がまずは最大のポイント。


(Aこの競走と相性の良いサウジアラビアCの勝ち馬。

(Bサウジアラビアでは先行しながら上りを33.4秒でまとめるという優等生的な競馬。

(Cそういう先行馬が内枠引いたのも吉。

(D信頼できる1番人気

(Eきぃいいいいいっ!グルーヴ血統のルーラーシップ産駒なんざます!


と、まずはケチのつけようがないのですが、


(E多頭数の競馬の経験がなく、今まで楽な競馬をしすぎている。道中包まれたり揉まれたりする時の対応力があるのか不安。

(F騎手がテン乗り坂井瑠星。彼には大外出遅れて後位ままとなった先週のラヴェルの恨みが。


という、死角も抱えています。よってこれは対抗にまで評価を下げてみたい。

替わって本命視するのは1番人気ダノンタッチダウン。


(Gこのレースと相性の良いデイリー杯組。

(Hデイリー杯では逃げ馬オールパルフェを捕まえることができず2着となったが、その時の上りが33.1秒と超絶で負けてなお強しな内容。1番人気ドルチェモアの上り33.4秒、また三番人気レイべリングの新馬戦での上り33.1秒は府中でのものだが、阪神でたたき出した33.1秒の上りはそれ以上の価値があると思います。

(I新馬を圧勝、次のステップ重賞で負けてなお強しの2着、騎手川田というのは先週JFを圧勝したリバティーアイランドと全く同じパターン。

(K上記オッズを見ると当日は1番人気になっている可能性も高く、そうなるとトレンドの恩恵にもあずかれる。


ということで、本命はダノンタッチダウンで決まり!

馬券は◎軸の三連複21点。この他はサウジ組、デイリー杯組を中心に末の鋭いのを選びました。◎〇▲で決まると阿鼻叫喚のガミ馬券ですがそれ以外は結構つきます。特に上記トレンドKの教訓から注認定した非重賞組が絡むと13年の栄光再びとなるのですがさて。


極寒の地で震える 上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<朝日杯FS> @ドルチェモア(坂井) Aダノンタッチダウン(川田)  Bレイべリング(横山武)




○かんべえのつぶやき

――今日のレースは1番人気〜2番人気〜3番人気のワンツースリー。ドルチェモアが無敗3戦目でG1奪取となりました。鞍上の坂井瑠星騎手は、今年はスタニングローズで秋華賞を制したばかり。2つ目のG1勝利となりました。


――あたしゃダノンタッチダウンの単勝をどっさり買っておりましたから、クビ差の2着は悔し過ぎました。川田よ、もうちょっと早く外に出すことはできなかったのか〜。差してくれよ〜。3着のレイべリングもクビ差でしたから、今日は実力伯仲の勝負でありました。

――人気馬が上位を独占したので、馬券王先生の予想はガミ馬券になったと思われますが、これで堂々、2週連続の的中であります。おめでとうございます。しかも勝ち馬はルーラーシップ産駒ですから、これもエアグルーヴさんのお孫さん。またしても降臨される予感が・・・・。

――それにしても今日の朝日杯FS、かなりレベルの高いレースでしたね。昨年同様、ここからクラシック戦線で活躍する馬が出るでしょうけれども、年末のホープフルステークスにも有力馬が控えているようなので、今年の2歳馬は豊作なのかもしれませんな。楽しみなことです。

――さて、来週は1年の総決算、有馬記念。タイトルホルダー、イクイノックス、エフフォーリア、ジェラルディーナ、ヴェラアズールなど有力馬が勢揃い。これは盛り上がりますなあ。馬券王先生、有馬を当てていい正月を迎えましょう。その前に、今宵のW杯決勝戦も見届けなければなりませぬが。





12月11日(日) 阪神ジュベナイルフィリーズ


いやあ、日本代表は残念でした。去年二位のクロアチア相手に先制しながらPK負けとは。

「PKは運なのでしょうがない」と最初は思っていたのですが、よくよく考えると4人蹴って3人外すなんて見たことのない光景であり、スペインが3人蹴って3人とも外すなんて信じられないものまで見せられると、やはりPKにも運以外の何かがあるのでしょう。悔しいけどこれが日本サッカーの現在地なのかもしれません。(そのクロアチアが準々決勝でブラジル相手に同じような勝ち方をしているのを見ると、日本の現在地も存外捨てたものではないのかもとも思いますが)

日本が敗れたとはいえ、ワールドカップはまだまだ終わりません。決勝トーナメントが1次リーグに輪をかけて面白すぎる!さすがにここまで来ると「従来の格」というのがものをいうようで、おおむね強いと思われている国がその期待にそぐわない良いサッカーを見せてくれています。ベスト8以降は殆どがPK戦までもつれ込む緊迫した内容で、総試合時間は3時間を超え、ああ睡眠が削られる。削られまくる。でも見るのをやめられない。

ブラジルに圧倒されながら決して土俵を割らないクロアチアのしたたかさも素敵ですし、イエローカードが18枚も乱舞するアルゼンチンとオランダの一戦は最後にはメッシとオランダ監督のバレンシア時代の遺恨蒸し返し合戦にまで発展するという血沸き肉躍るプロレスみたいな展開。面白すぎるじゃねえか!

これに加え、明日は午前0時に下克上を続けるモロッコがポルトガルと対戦、またイングランド・フランスという事実上の決勝戦みたいな夢のビッグマッチが午前4時と言う地獄のような時間にキックオフとなる訳です。あまつさえ日中は競馬でジュベナイルが終わったらそのまま香港国際G1デーになだれ込むという地獄のような展開、こんなんで一体いつ寝ればよいと言うのか。命の危険すら感じてしまいます。ああ、このような恐怖と幸福を同時にかみしめる日がやってこようとは。

というわけで仮眠の必要があるので今回は簡単に。

20221211() 6回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 74回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サンティーテソーロ 2 *横山和生

54

13.7

()栗田徹

1

2

 

キタウイング 2 *和田竜二

54

29.0

()小島茂之

2

3

 

シンリョクカ 2 *木幡初也

54

39.3

()竹内正洋

2

4

アロマデローサ 2 *イーガン

54

55.4

()池添学

3

5

モリアーナ 2 武藤雅

54

6.8

()武藤善則

3

6

 

ミスヨコハマ 2 *M.デム

54

49.3

()斎藤誠

4

7

 

ハウピア 2 菱田裕二

54

272.8

()岡田稲男

4

8

 

$エイムインライフ 2 *酒井学

54

177.2

()角田晃一

5

9

リバティアイランド 2 川田将雅

54

3.4

()中内田充

5

10

 

ミシシッピテソーロ 2 *原優介

54

189.0

()畠山吉宏

6

11

 

イティネラートル 2 *岩田望来

54

116.0

()長谷川浩

6

12

リバーラ 2 石橋脩

54

37.0

()高柳瑞樹

7

13

 

ドゥアイズ 2 吉田隼人

54

39.7

()庄野靖志

7

14

ブトンドール 2 鮫島克駿

54

12.4

()池添学

7

15

 

ムーンプローブ 2 *松山弘平

54

69.2

()上村洋行

8

16

ドゥーラ 2 斎藤新

54

14.7

()高橋康之

8

17

ウンブライル 2 *横山武史

54

5.2

()木村哲也

8

18

ラヴェル 2 坂井瑠星

54

6.9

()矢作芳人


二歳女王決定戦ジュベナイルです。今年も18頭が集まり大盛況です。

これが来ると冬の訪れを実感するのが恒例ですが、今年は特に寒いですな。いや、富山ってこんなに寒かったっけ?

さっそく「10年トレンド」を。この競走は京都改修の影響なく10年間フルのデータが使えます(とは言っても京都開催の代替で阪神コースも酷使されており、その影響は考慮する必要あるのですが。。)