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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2022年 下半期のレース考





12月28日(水) ホープフルステークス


えー、早いもので22年下半期のG1レースも明日が最後となってしまいました。

早速この結果を見ていきましょう。


馬券王と振り返る22年下半期のG1競走

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

221225 有馬記念G1 イクイノックス 3 ルメール

55

16

9

1

()木村哲也

2324

-0.4

 09-06-03

35.4

230

1320

1770

2520

9740

221225 有馬記念G1 ボルドグフーシュ 3 福永祐一

55

16

3

6

()宮本博

2328

0.4

 14-15-06

35.2

(14.1)

1320

1770

2520

9740

221225 有馬記念G1 ジェラルディーナ 4 C.デム

55

16

5

3

()斉藤崇史

2331

0.7

 14-11-12

35.7

(7.4)

   

2520

9740

221218 フューチG1 ドルチェモア 2 坂井瑠星

55

17

2

1

()須貝尚介

1339

-0.1

   03-03

35.8

310

550

1070

1280

4570

221218 フューチG1 ダノンタッチダウン 2 川田将雅

55

17

12

2

()安田隆行

1340

0.1

   10-11

35.2

(3.6)

550

1070

1280

4570

221218 フューチG1 $レイベリング 2 横山武史

55

17

14

3

()鹿戸雄一

1340

0.1

   05-05

35.8

(6.5)

   

1280

4570

221211 阪神ジュG1 リバティアイランド 2 川田将雅

54

18

9

1

()中内田充

1331

-0.4

   08-08

35.5

260

7550

9980

64960

178460

221211 阪神ジュG1 シンリョクカ 2 木幡初也

54

18

3

 

12

()竹内正洋

1335

0.4

   08-08

35.9

(53.9)

7550

9980

64960

178460

221211 阪神ジュG1 ドゥアイズ 2 吉田隼人

54

18

13

 

10

()庄野靖志

1335

0.4

   12-12

35.4

(44.5)

   

64960

178460

221204 チャンピG1 ジュンライトボルト 5 石川裕紀

57

16

5

3

()友道康夫

1519

-0.0

 09-08-10

36.2

790

4850

10130

14020

81360

221204 チャンピG1 クラウンプライド 3 福永祐一

56

16

10

4

*()新谷功一

1519

0.0

 02-02-02

36.7

(14.3)

4850

10130

14020

81360

221204 チャンピG1 ハピ 3 横山典弘

56

16

3

6

*()大久保龍

1521

0.2

 03-04-04

36.7

(15.9)

   

14020

81360

221127 JCG1 ヴェラアズール 5 ムーア

57

18

6

3

()渡辺薫彦

2237

-0.1

 09-10-10

33.7

450

940

1920

2360

9850

221127 JCG1 シャフリヤール 4 C.デム

57

18

15

1

()藤原英昭

2238

0.1

 14-14-12

33.7

(3.4)

940

1920

2360

9850

221127 JCG1 ヴェルトライゼンデ 5 レーン

57

18

3

4

*()池江泰寿

2238

0.1

 05-05-04

34.0

(9.5)

   

2360

9850

221120 マイルチG1 セリフォス 3 レーン

56

17

10

6

()中内田充

1325

-0.2

   14-13

33.0

920

11870

19920

20530

142650

221120 マイルチG1 ダノンザキッド 4 北村友一

57

17

3

8

*()安田隆行

1327

0.2

   07-09

33.5

(26.0)

11870

19920

20530

142650

221120 マイルチG1 ソダシ 4 吉田隼人

55

17

6

2

()須貝尚介

1328

0.3

   04-04

33.8

(4.4)

   

20530

142650

221113 エリザベG1 ジェラルディーナ 4 C.デム

56

18

18

4

()斉藤崇史

2130

-0.3

 12-11-09

35.4

810

1920

3520

90210

206260

221113 エリザベG1 ウインマリリン 5 レーン

56

18

13

5

()手塚貴久

2133

0.3

 06-05-02

36.1

(10.1)

1920

3520

90210

206260

221113 エリザベG1 ライラック 3 M.デム

54

18

15

 

12

()相沢郁

2133

0.3

 17-14-13

35.5

(52.9)

15500

23140

90210

206260

221030 天皇賞秋G1 イクイノックス 3 ルメール

56

15

7

1

*()木村哲也

1575

-0.1

 10-10-09

32.7

260

3330

4930

4400

23370

221030 天皇賞秋G1 パンサラッサ 5 吉田豊

58

15

3

7

()矢作芳人

1576

0.1

 01-01-01

36.8

(22.8)

3330

4930

4400

23370

221030 天皇賞秋G1 ダノンベルーガ 3 川田将雅

56

15

5

4

()堀宣行

1577

0.2

 11-11-11

32.8

(7.3)

   

4400

23370

221023 菊花賞G1 アスクビクターモア 3 田辺裕信

57

18

14

2

()田村康仁

3024

-0.0

 02-02-01

36.9

410

2030

3370

6440

30010

221023 菊花賞G1 ボルドグフーシュ 3 吉田隼人

57

18

4

7

*()宮本博

3024

0.0

 13-10-04

36.3

(11.5)

2030

3370

6440

30010

221023 菊花賞G1 ジャスティンパレス 3 鮫島克駿

57

18

17

4

*()杉山晴紀

3025

0.1

 06-06-04

36.5

(9.7)

   

6440

30010

221016 秋華賞G1 スタニングローズ 3 坂井瑠星

55

16

7

3

*()高野友和

1586

-0.1

 05-05-04

34.3

570

990

2430

1090

6900

221016 秋華賞G1 ナミュール 3 横山武史

55

16

8

2

*()高野友和

1587

0.1

 09-10-09

34.0

(3.3)

990

2430

1090

6900

221016 秋華賞G1 スターズオンアース 3 ルメール

55

16

9

1

()高柳瑞樹

1587

0.1

 13-14-14

33.5

(3.0)

   

1090

6900

221002 スプリンG1 $ジャンダルム 7 荻野極

57

16

2

8

()池江泰寿

1078

-0.0

   03-02

34.6

2030

15340

36640

50590

468950

221002 スプリンG1 ウインマーベル 3 松山弘平

55

16

7

7

()深山雅史

1078

0.0

   08-09

34.1

(20.0)

15340

36640

50590

468950

221002 スプリンG1 ナランフレグ 6 丸田恭介

57

16

6

5

()宗像義忠

1080

0.2

   13-12

33.9

(18.6)

   

50590

468950

集計期間:2022.10. 2 2022.12.25 的中は黒地白抜き

号泣。

11レースも馬券を買って的中はフューチュリティのみ。あまつさえこれが手応え満点快心のガミ馬券とは心張り裂けるとはこのことです。

いやあ、言い訳もいろいろあるのですが、それでも先週の有馬なんかはトレンド通りの決着でこれは当てなくてはならなかった。ドゥラメンテ愛に目が曇ってしまった自分が恨めしい。グルーヴさんが成仏するにはまだまだ時間がかかりそうです。

いずれにせよ、こんな結果で恒例の金さん裁きなんか受けた日には、これもう年明けを待たずに廃人になってしまいますので、これは割愛といたしたくご了承ください。

しかし、幸いなことに今年はもうひとレース、ホープフルSがあります。これをゲットすれば少しは穏やかな新年を迎えられるはず。頑張っていきたいと思います。え、「それって『幸い』じゃなくて『とどめ』なんじゃないか」って?わははは、当たりますよ、きっと。


20221228() 5回中山9日目 18頭 [15:25発走]
【11R】 39回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ファントムシーフ 2 福永祐一

55

5.1

()西村真幸

1

2

ハーツコンチェルト 2 松山弘平

55

11.1

()武井亮

2

3

シーウィザード 2 浜中俊

55

72.9

()鹿戸雄一

2

4

セレンディピティ 2 *武豊

55

13.6

()音無秀孝

3

5

 

フェイト 2 *坂井瑠星

55

50.7

()矢作芳人

3

6

グリューネグリーン 2 M.デム

55

25.6

()相沢郁

4

7

 

ボーンイングランデ 2 斎藤新

55

151.6

()吉田直弘

4

8

トップナイフ 2 横山典弘

55

22.4

()昆貢

5

9

セブンマジシャン 2 C.デム

55

6.5

()高野友和

5

10

ガストリック 2 三浦皇成

55

7.3

()上原博之

6

11

ドゥラエレーデ 2 *ムルザバ

55

61.2

()池添学

6

12

 

モンドプリューム 2 *横山和生

55

183.3

()水野貴広

7

13

 

ヴェルテンベルク 2 *横山武史

55

40.0

()宮本博

7

14

 

ジェイパームス 2 *イーガン

55

25.1

()堀宣行

7

15

キングズレイン 2 ルメール

55

18.4

()手塚貴久

8

16

 

スカパラダイス 2 *今村聖奈

55

132.0

()寺島良

8

17

 

ジュンツバメガエシ 2 *石川裕紀

55

146.4

()友道康夫

8

18

ミッキーカプチーノ 2 戸崎圭太

55

3.9

()矢作芳人


2歳馬による2000mG1、ホープフルSであります。

このレースがG1昇格となって早くも9年目、最初はフューチュリティとの住み分けが曖昧で位置づけの難しいレースだったのですが、近年は各陣営の考え方もまとまってきたようで、ここを足掛かりにスター街道を驀進する馬も増えてきました。今年なんか過去最高18頭フルゲートの大盛況です。

早速10年トレンドを。もっとも上述の通り過去8年の開催しかない本レース、正確には「8年トレンド」なんですが、それでもデータがなくて困っていた過去からするとずいぶん充実したデータがそろってきました。そうかあ、もう9年目かあ。歳を取るはずだよなあ。と、遠い目をしながら早速行ってみましょう。

初年度以外は堅い決着が続くホールフルSの過去8

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211228 キラーアビリティ 2 横山武史

55

15

5

2

()斉藤崇史

2006

-0.2

 03-03-03

35.8

468

-2

310

1270

2160

7680

27610

211228 ジャスティンパレス 2 C.デム

55

15

8

4

()杉山晴紀

2008

0.2

 05-05-05

35.7

450

0

(8.8)

1270

2160

7680

27610

211228 ラーグルフ 2 丸田恭介

55

15

3

8

()宗像義忠

2010

0.4

 05-05-03

36.0

496

+14

(29.8)

   

7680

27610

201226 ダノンザキッド 2 川田将雅

55

15

10

1

()安田隆行

2028

-0.2

 03-05-03

36.4

516

-4

210

680

910

1900

5560

201226 オーソクレース 2 ルメール

55

15

1

3

()久保田貴

2030

0.2

 03-03-02

36.7

480

+10

(5.7)

680

910

1900

5560

201226 ヨーホーレイク 2 武豊

55

15

2

4

*()友道康夫

2031

0.3

 09-09-07

36.4

502

+2

(13.1)

   

1900

5560

191228 コントレイル 2 福永祐一

55

13

2

1

*()矢作芳人

2014

-0.2

 04-03-02

35.8

462

+6

200

810

1170

580

2760

191228 ヴェルトライゼンデ 2 マーフィ

55

13

5

3

()池江泰寿

2016

0.2

 06-05-04

35.8

492

+2

(6.9)

810

1170

580

2760

191228 ワーケア 2 ルメール

55

13

7

2

()手塚貴久

2019

0.5

 10-09-07

35.9

492

+6

(3.7)

   

580

2760

181228 サートゥルナーリア 2 M.デム

55

13

5

1

*()中竹和也

2016

-0.2

 02-03-04

35.3

500

+12

180

640

840

1130

3650

181228 アドマイヤジャスタ 2 ルメール

55

13

8

2

()須貝尚介

2018

0.2

 02-02-02

35.6

504

+4

(6.2)

640

840

1130

3650

181228 ニシノデイジー 2 勝浦正樹

55

13

1

3

()高木登

2019

0.3

 04-06-09

35.3

490

+4

(6.6)

   

1130

3650

171228 タイムフライヤー 2 C.デム

55

17

7

1

()松田国英

2014

-0.2

 16-16-09

35.5

456

-4

420

1440

2960

10920

52380

171228 $ジャンダルム 2 武豊

55

17

15

4

()池江泰寿

2016

0.2

 10-09-04

36.2

494

+10

(6.2)

1440

2960

10920

52380

171228 ステイフーリッシュ 2 中谷雄太

55

17

13

8

()矢作芳人

2016

0.2

 13-11-08

35.9

450

0

(22.9)

   

10920

52380

161225 レイデオロ 2 ルメール

55

14

2

1

()藤沢和雄

2013

-0.2

 12-11-08

35.7

476

0

150

2380

2670

3600

15250

161225 マイネルスフェーン 2 シュミノ

55

14

11

8

()手塚貴久

2015

0.2

 09-09-08

36.0

438

0

(47.3)

2380

2670

3600

15250

161225 グローブシアター 2 福永祐一

55

14

6

2

()角居勝彦

2017

0.4

 09-09-08

36.2

432

-6

(5.3)

   

3600

15250

151227 ハートレー 2 ボウマン

55

13

6

3

()手塚貴久

2018

-0.2

 09-09-07

34.3

484

0

740

1220

2850

840

7790

151227 ロードクエスト 2 M.デム

55

13

9

1

()小島茂之

2020

0.2

 12-11-07

34.1

452

+4

(1.9)

1220

2850

840

7790

151227 バティスティーニ 2 ルメール

55

13

8

2

()松田国英

2023

0.5

 08-07-06

35.1

470

+2

(3.4)

   

840

7790

141228 シャイニングレイ 2 川田将雅

55

17

10

2

()高野友和

2019

-0.2

 03-03-03

35.6

510

-2

450

9330

15000

76660

345220

141228 コメート 2 嘉藤貴行

55

17

6

8

()土田稔

2021

0.2

 03-03-03

35.8

490

+12

(30.5)

9330

15000

76660

345220

141228 ブラックバゴ 2 戸崎圭太

55

17

7

9

()斎藤誠

2021

0.2

 11-11-11

34.9

502

-2

(30.8)

   

76660

345220

集計期間:2014.12.28 2021.12.28

振り返ると的中は19年・17年・16年の三回。8回やって三回的中、しかも17年と16年は万馬券配当なんで、これは相当相性がよろしい。なんか生きる勇気が湧いてきます。早速行ってみましょう。


@1番人気は5−1−0−2と凄まじい信頼度。これだと馬券対象を外した2頭が気になりますが、21年コマンドライン(12着)、14年ダノンメジャー(9着)ですか。コマンドラインはその後もパッとせず、ダノンメジャーは条件戦でいくつか勝ち星を挙げているものの重賞勝ちはなく、時々とんでもない食わせ物がいることには注意が必要か。

A2番人気は2−1−3−2と三連複軸にはうってつけ。

B3番人気は1−2−1−4と、これもまあ信頼はできます。

C単勝二桁人気の超人気薄は1頭も絡んでおらず、基本用なしですが、今年は過去最高の18頭が出走しており、一定の配慮も必要。

D外国人パラダイス。過去24頭中半数の12頭の鞍上がカタカナで、特にルメールはその内5頭に騎乗しており、これは押さえなくてはなりますまい。

E牝馬は過去全く来ていない。まぁ、今年を含めそもそも出走自体がないのですが。

F関東馬は24頭中10頭とさすが中山開催だけあってかなり健闘。

G脚質は近年は先行馬による決着が多発。

H枠順は内枠が圧倒的に有利。大外8枠引いて来たのは17年2着のジャンダルムのみ。しかし、あのジャンダルムが今年短距離のスプリンターSを勝つなんて、感無量であります。

I過去5年15頭の血統はディープが4頭(内勝馬2)と言うのが最も優秀なんですが、さすがに今年は出走なし。この他はジャスタウエイの2頭(同1)が目を引く程度で後は見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアは、重賞組としては東京スポーツ杯組が3頭(内勝馬2)、京都二歳S組が1頭(同1)、デイリー杯2歳Sが1頭(二着)なんですが、その他10頭はすべて非重賞で前走レースの格で判断するのは大変危険。中でも目を引くのが萩S組で3頭(同2)と異常に優秀。今年の萩Sの勝ち馬はトップナイフ(正確には前走ではなく前々走)なんですが、8番人気の人気薄ではあるけど要注意であります。(上記見る通り8番人気は0−2−2−4と三連複の抑えには外せないのだ)

Kついでに言うと前走新馬・未勝利戦の馬も17年私に万馬券を貢いでくれたステイフーリッシュなんてのもいますので、繰り返しになるけどレースの格で判断することだけは厳に慎みたいものです。


上記から1番人気ミッキーカプチーノの取捨がまずは最大のポイント。


(A圧倒的信頼度がある1番人気。

(B特に同じ中山2000mで行われた前走葉牡丹賞の内容が圧巻で、あれを見ると1番人気も肯ける。

(C2・3歳では相当優秀なエピファネイアの子。

と、ここまでは文句のつけようもないのですが、

(D今回死兆星である大外を引いてしまった。これで来られたら先週9着大敗となったタイトルホルダーの立場がないではないか。まぁ、タイトルホルダーと違い、この馬は差し・追い込み脚質なんで立ち回り次第では上位もありうるのですが、それでも過去最大の出走頭数となった18頭立ての18番という人外魔境の枠順じゃ不安も募る。

(E前走から中二週の参戦でコンディションに不安が残る。関西馬(しかも二歳)がこんなローテで中山遠征と言うのはどうなんでしょう。


という不安点もあり、これは強気になれません。よって評価は4番手の☆。まぁ、これであっさり勝っちゃうようなら来年のクラシックは彼で決まりと言うことになりますが。。

替わって本命にするのが2番人気◎ファントムシーフ。


(F二戦二勝の実績。

(G先行馬が最内引いた。

(H最後33秒台でまとめる切れ味も持っている。

(I調教も良い感じ。

(J騎手福永は先週の有馬を見てもわかるようにとても頼りになる。

(K三着以内なら大変信頼できる2番人気のトレンド。


というのがその根拠で、こちらは大きな不安点もなく、軸にうってつけ。


対抗に推すのが現在6番人気の〇セレンディピティ。

え、「おまえ先週あれだけ裏切られて、それでも性懲りもなくドゥラメンテ産駒に縋るのか。」ですって?

いやあ、さすがに先週で懲りたんですが、それでも


(L前走圧勝した未勝利戦の内容が秀逸。

(M内枠引いた。

(N騎手武豊は中山2000mの複勝率が50%。


というのがあるわけで、それでこの人気じゃお買い得ではないかと。いや、勝つまでとは言わんです。でも三着以内なら、ねえ。

三番手は三番人気のセブンマジシャン。


(O二戦二勝の実績

(Pこのレースと相性の良いジャスタウエイの子

(Q騎手Cデムーロは中山2000mの複勝率がなんと100%。


というのが買い要因です。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複24点。

その他は内枠の馬、外国人ジョッキーを中心に選びました。◎▲☆で決まるとガミですが、その他は結構つきます。悲惨な成績が続いた下半期だけど、何とかこれで締めたいですなあ。

それでは皆さま、下半期のご愛読ありがとうございました。来年2月末頃またお会いできれば嬉しかったりします。良いお年を。



上海馬券王



○今日の結果

<ホープフルステークス> @ドゥラエレーデ(ムルザバエ) Aトップナイフ(横山典)  Bキングズレイン(ルメール)




○かんべえのつぶやき

――年の瀬最後の大一番、ホープフルステークスを制したのは14番人気のドゥラエレーデでした。東スポ杯4着だなんて、まったくノーマークでしたよ。しかもこの馬、ドゥラメンテ産駒なんですよね。馬券王先生はちゃんと「注」を打っておられます。またしても「きぃぃぃぃぃぃぃ」という声が聞こえたような。しかも母父はオルフェーヴルなんですって!

――鞍上のムルバザエフ騎手は、短期免許で訪日して初のG1勝利となりました。カザフスタン出身でドイツ拠点の騎手なんですね。おめでとうございます。いやー、人馬ともにまったくの伏兵でありました。


――2着にはこれも伏兵、七番人気のトップナイフがハナ差でゴールしました。さらに3着は六番人気のキングズレインでした。一番人気のミッキーカプチーノは5着、そして馬券王先生推奨の二番人気ファントムシーフは4着でありました。今日のレースは単勝9,060円、馬連が64,580円、3連単はなんと2,466,010円!大荒れじゃあ〜。

――ワシもファントムシーフから流していたので、この敗戦は痛いです。このホープフルステークス、とっても固いレースというイメージがあったのですが、来年からは「2022年のようなこともあるからねえ〜」ということになりそうです。でも考えてみたら2歳馬のレースなんですから、番狂わせがあっても不思議はないのです。この記憶も、来年の「10年トレンド」に刻まれていくのでありましょう。

――ということで、JRAレースに泣いたり笑ったりは今年はここまで。しばしのお休みです。それでも来週は、また木曜日には中山金杯があるのですな。その前に明日の東京大賞典もあるわけですが。それにしても1年間、楽しませてもらいました。経済的な打撃もあるとはいえ、止められませんなあ〜ご同輩。

――馬券王先生、どうもお疲れさまでした。そして当欄をご覧いただいている競馬ファンの皆様、来年もどうぞご愛顧くださいませ。それではしばしのお別れです。良いお年を!





12月25日(日) 有馬記念


上海馬券王の人生相談


これが最後?お受験グランマ・エアグルーヴさんから説教交じりの年の瀬霊界通信


Q:晩成じゃないんざます!

先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいいいっ!これだからパンピーは!!

よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!!祖父はJRAの大立者ノーザンテースト!母は樫の木の女王ダイナカール!そして父は凱旋門の英雄トニービンという、まさに貴族の中の貴族にして華族の中の華族!!本来なら貴方の様にJRAに浄財貢ぎまくってる、どこかの新興宗教信者みたいな三流馬券師なんか口も聞いてもらえない貴い血族なのよ、わが一族は!

え、「どうせ明日のタイトルホルダーのことで相談に来たんだろ、さっさと要件に入れ。」ですって?。。。なによ。。それじゃあ最初からわたくしのこと誰だか存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。。。きぃいいいいいいいいいいっ!!人をおちょくるのも大概になさるがよろしいわ、この禁治産者!理屈倒れのド赤字馬券師!とっとと話を聞くざます!

話というのは、タイトルホルダーもあるけど、その前にリバティアイランドとドルチェモアのことなんざます!わが一族ドゥラメンテとルーラーシップの子がそろって超名門中学、ジュベナイル女学園とフューチュリティ学園にトップ合格したんざます!ああ、わが一族から、幼くしてこれだけ目覚ましい成績を収めてくれる子が出るなんて、これって夢じゃないかしら。わが一族を「晩成血統」と呼んだ連中の顔が見たいものだわ!って、きぃいいいいい!それってお前のことじゃない!謝罪なさい!速やかに懺悔なさるがよろしいわ!

とにかくこの一年、コロナに苦しむ世の中をよそにわが一族に春が訪れてるんざます。ドゥラメンテの子スターズオンアースは超名門女子高・桜花女学園と超名門女子大・樫の木女学院に連続してトップ合格、一門の大黒柱タイトルホルダーは天春・宝塚というビッグタイトルを歴代最高得点で奪取!!それで今回はリバティアイランドとドルチェモアでしょ。ああ、これって夢じゃないかしら。夢なら醒めないでぇ!!

特にドルチェモアの活躍は正直想定外で、ドゥラメンテに比べてルーラーシップって現役のころから地味というか、花がないというか、貴族としての品格に欠けるというか、正直愛着薄かったんざますが、まさかその子がフューチュリティにトップ合格するなんて、オホホホホ、世の中分からないものねえ。たまらないざます!!

。。あ、そう言えばジュベナイルの時もフューチュリティの時も貴方に相談のお便り差しあげたのに、なんで取り上げてくださらなかったのかしら?え、「その時はワールドカップ観戦で忙しく、相談の相手をしてる暇がなかった。いやあ、特に決勝戦は作ったとしか思えない面白展開でしびれまくった。サッカーは本当面白え!WCが終わって現在は喪失感が半端ない。」ですって?

きぃいいいいいいいいいいっ!!ニワカが聞いたような口でサッカー語ってるんじゃないざます!この三流馬券師、そんな暇があったらわが一族の応援するざます!!

とにかく、明日は有馬記念、グルーヴ一族最高の一年であった本年を締めくくる大一番なんざます。一門の大黒柱タイトルホルダーがこれに勝利してその栄光をゆるぎないものにする日なんざます!え、「凱旋門でぼろ負けして、よくそんな強気でいられるな。」ですって?きぃいいいいっ!あれは雨よ!大雨のせいなんざます!タイトルホルダーは悪くないざます!なによ、「世界最高峰の一戦」とか歌いながら、あんな極悪の環境でお受験させるなんて、あんなのおかしいわ!もう一度凱旋門をやり直すざます!

先生、明日タイトルホルダーが勝利すれば、わが一族のサクセスストーリーが本当の意味で完結するんざます。そうなれば、わたくしもようやく成仏できる気がするざます。一族の興亡、この一戦にあり!だから先生も応援するざます!


A:お答え

いやあ、今年になってからのご一族の活躍はあまりにも華々しく、長年グルーヴ・ウオッチャーを名乗ってきた私としても喜ばしい限りです。桜花賞・オークスの二冠に輝くスターズオンアースちゃんに天皇賞春・宝塚を圧勝したタイトルホルダー君、そして冬になったらリバティーアイランドちゃんにドルチェモア君ですからねえ。あまつさえ、年末のホープフルSではドゥラエレーデ君、セレンディピティ君という有力どころ(一番人気は無理そうですが)の参戦も控えているとあっては、ここしばらく低落傾向にあった一族の状況を知る者として本当に信じられない。一体どうしたんでしょうね。

さて、このような確変状態の中、明日タイトルホルダー君が有馬記念に参戦するわけなんでしょうが、どうなんでしょう。

これまでの実績から言って、彼が格的に最上位にいることは疑いようもなく、他の有力馬が切れ味身上の府中向きな素材であることを考えれば、圧倒的なスタミナを武器に先行してよどみのないペースを演出できる彼が中山2500mでもっとも勝てる存在であることも事実ですが、以下の点が大変気になります。

まずは経験したこともないような道悪になって大惨敗となった前走・凱旋門のダメージが払しょくできているのか。他の日本馬が途中で競馬をあきらめて降りてしまったのに、彼だけは最後まで勝つ気で頑張ったということで、あのダメージは身体的にもメンタル的にも尋常じゃないはずで、それが二か月弱の休養で回復しているんですかねえ。日本で大活躍した馬が海外挑戦した結果惨敗し、その後信じられないくらいの凋落を示したケースは枚挙に暇がないので、私気になります。

もう一つは枠順です。後述しますが、先行馬の外枠というのは有馬の場合、良いことは一つもないのであります。事実、大外となった昨年の有馬で彼は5着敗退となっているわけで、それが今年も外枠なんて、貴女のひい孫さんも引きが本当に弱いですなあ。

この二つの不安点を払しょくできるかが、明日最大のポイントとなる訳ですが、それでも私はタイトルホルダー君を信じてみたいと思います。菊花賞・天皇賞春・宝塚という2000超の大レースであれだけのパフォーマンスを見せてくれた彼には、是非勝ってもらいたいと思っているのです。その血累の今年の活躍を見るにつけ、ドゥラメンテ君の早すぎる死が本当に惜しまれてなりません。活躍した産駒には牝馬が多く、牡馬で大活躍しているのは現状タイトルホルダー君のみ。2歳勢で活躍する牡馬が出なければ、種牡馬として残るのはタイトルホルダー君のみということで、ここは是非彼に勝ってもらい、種牡馬価値を高めてほしいと思ってやまないのです。

私が応援するとろくなことがないのですが、もうそんなことは言っていられません。これに勝てばあなたもようやく成仏できる。タイトルホルダー君の明日の活躍を切にお祈り申し上げる次第です。

と、いう訳で。。。。。


20221225() 5回中山8日目 16頭 [15:25発走]
【11R】 67回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2500m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

アカイイト 5 幸英明

55

56.6

()中竹和也

1

2

 

イズジョーノキセキ 5 *岩田康誠

55

92.6

()石坂公一

2

3

ボルドグフーシュ 3 *福永祐一

55

11.9

()宮本博

B2

4

 

アリストテレス 5 *武豊

57

52.4

()音無秀孝

3

5

ジェラルディーナ 4 C.デム

55

7.1

()斉藤崇史

3

6

ヴェラアズール 5 *松山弘平

57

8.6

()渡辺薫彦

B4

7

エフフォーリア 4 横山武史

57

9.3

()鹿戸雄一

B4

8

 

ウインマイティー 5 和田竜二

55

114.5

()五十嵐忠

5

9

イクイノックス 3 ルメール

55

2.9

()木村哲也

5

10

ジャスティンパレス 3 *マーカン

55

17.5

()杉山晴紀

6

11

 

ラストドラフト 6 三浦皇成

57

131.3

()戸田博文

6

12

 

ポタジェ 5 吉田隼人

57

88.4

()友道康夫

7

13

タイトルホルダー 4 横山和生

57

3.5

()栗田徹

7

14

 

ボッケリーニ 6 浜中俊

57

121.3

()池江泰寿

8

15

 

ブレークアップ 4 *戸崎圭太

57

68.1

()黒岩陽一

8

16

ディープボンド 5 川田将雅

57

30.1

()大久保龍


年末の大一番、グランプリ有馬記念です。従来ジャパンカップにメンバーが集結し、こちらは手薄になることが多かったのですが、今年は様相一変、出走16頭中G1馬が7頭もいるという豪華メンバーでの一戦、実力を出すにはどう考えても府中開催のJCの方が向いていると思うのですが、コーナーが6つもある紛れの多い小回りコースにこれだけの馬が集まるなんて、どうしたんですかねえ、本当に。

それでは恒例「10年トレンド」を。

荒れるときと固いときの格差が半端ない有馬記念のこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211226 エフフォーリア 3 横山武史

16

10

1

()鹿戸雄一

2320

-0.1

 09-08-05

35.9

516

+2

210

1740

2070

1440

7180

211226 ディープボンド 4 和田竜二

16

5

5

()大久保龍

2321

0.1

 06-06-05

36.1

502

 

(20.9)

1740

2070

1440

7180

211226 クロノジェネシス 5 ルメール

16

7

2

()斉藤崇史

2322

0.2

 07-08-08

36.0

478

 

(2.9)

   

1440

7180

201227 クロノジェネシス 4 北村友一

16

9

1

()斉藤崇史

2350

-0.0

 12-03-03

36.2

474

+10

250

10330

11360

7370

50150

201227 サラキア 5 松山弘平

16

14

11

()池添学

2350

0.0

 13-13-12

35.4

448

-2

(74.9)

10330

11360

7370

50150

201227 フィエールマン 5 ルメール

16

13

2

()手塚貴久

2351

0.1

 04-02-02

36.5

478

0

(3.5)

   

7370

50150

191222 リスグラシュー 5 レーン

16

6

2

()矢作芳人

2305

-0.8

 10-11-09

34.7

468

 

670

2990

6130

10750

57860

191222 サートゥルナーリア 3 スミヨン

16

10

3

*()角居勝彦

2313

0.8

 13-11-07

35.4

504

+2

(7.8)

2990

6130

10750

57860

191222 ワールドプレミア 3 武豊

16

7

4

*()友道康夫

2314

0.9

 16-16-16

35.0

492

+8

(13.4)

   

10750

57860

181223 ブラストワンピース 3 池添謙一

16

8

3

()大竹正博

2322

-0.0

 06-07-04

35.7

534

+4

890

940

2400

4910

25340

181223 レイデオロ 4 ルメール

16

12

1

()藤沢和雄

2322

0.0

 09-09-08

35.4

490

+8

(2.2)

940

2400

4910

25340

181223 シュヴァルグラン 6 ボウマン

16

15

9

*()友道康夫

2324

0.2

 11-11-10

35.5

470

+2

(22.7)

   

4910

25340

171224 キタサンブラック 5 武豊

16

2

1

()清水久詞

2336

-0.2

 01-01-01

35.2

540

-2

190

3170

3810

5420

25040

171224 クイーンズリング 5 ルメール

16

3

8

()吉村圭司

2338

0.2

 05-05-03

35.1

474

0

(33.1)

3170

3810

5420

25040

171224 シュヴァルグラン 5 ボウマン

16

10

3

()友道康夫

2338

0.2

 08-08-08

34.8

474

+4

(6.7)

   

5420

25040

161225 サトノダイヤモンド 3 ルメール

16

11

1

*()池江泰寿

2326

-0.0

 03-03-03

35.5

502

+4

260

440

770

1050

3940

161225 キタサンブラック 4 武豊

16

1

2

()清水久詞

2326

0.0

 02-02-02

35.8

536

0

(2.7)

440

770

1050

3940

161225 ゴールドアクター 5 吉田隼人

16

2

3

()中川公成

2327

0.1

 03-03-03

35.7

498

-6

(7.9)

   

1050

3940

151227 ゴールドアクター 4 吉田隼人

16

7

8

()中川公成

2330

-0.0

 03-05-03

34.8

494

+4

1700

6840

13780

20360

125870

151227 サウンズオブアース 4 M.デム

16

9

5

()藤岡健一

2330

0.0

 03-05-06

34.7

502

0

(9.9)

6840

13780

20360

125870

151227 キタサンブラック 3 横山典弘

16

11

4

()清水久詞

2331

0.1

 01-01-01

35.1

526

-4

(8.4)

   

20360

125870

141228 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

16

4

4

()石坂正

2353

-0.1

 03-03-02

34.1

470

-2

870

12350

21190

15250

109590

141228 トゥザワールド 3 ビュイッ

16

6

9

*()池江泰寿

2354

0.1

 07-06-07

33.8

524

+4

(31.2)

12350

21190

15250

109590

141228 ゴールドシップ 5 岩田康誠

16

14

1

*()須貝尚介

2354

0.1

 10-06-05

33.9

510

 

(3.5)

   

15250

109590

131222 オルフェーヴル 5 池添謙一

16

6

1

*()池江泰寿

2323

-1.3

 13-12-02

36.0

466

 

160

860

1020

1420

5240

131222 ウインバリアシオン 5 岩田康誠

16

4

4

()松永昌博

2336

1.3

 11-12-04

37.3

534

-4

(16.1)

860

1020

1420

5240

131222 ゴールドシップ 4 ムーア

16

14

2

()須貝尚介

2338

1.5

 11-08-04

37.8

498

-2

(4.4)

   

1420

5240

121223 ゴールドシップ 3 内田博幸

16

13

1

()須貝尚介

2319

-0.2

 15-14-10

34.9

506

+6

270

3730

5200

4020

24250

121223 オーシャンブルー 4 ルメール

16

6

10

*()池江泰寿

2321

0.2

 07-10-10

35.3

438

+2

(27.6)

3730

5200

4020

24250

121223 ルーラーシップ 5 ウィリア

16

9

2

()角居勝彦

2322

0.3

 13-14-12

35.2

512

+6

(3.7)

   

4020

24250

集計期間:2012.12.23 2021.12.26

10年振り返って的中は13年・16年の二回だけですか。うーん、堅く収まった時だけ当たってるな。いや、軸馬はそれなりに来てるんですが、問題は想定外の馬が一頭必ず飛び込んでくると言うことで。。。

早速行ってみましょう。


@1番人気は6−1−1−2と素晴らしく優秀。こういうのを見ると圏外に飛んだ2頭が気になりますが、19年アーモンドアイ(9着)と15年ゴールドシップ(8着)ですか、大敗しているとはいえ二頭とも超優秀なスターホースだよねえ。まぁ、後付けではありますが理由は明確で、前者はあまりにも府中仕様の馬であったということと、後者はそれまで三年連続で馬券に絡んでいたけどさすがにこの時は6歳とピークアウト(後述参照)していたということですな。

A2番人気は1−1−4−4と三連複軸ならまずまず。

B3番人気は1−1−2−6と信頼度は落ちるものの軽視もできない。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中2頭のみで基本用なし。

D外国人天国。30頭中14頭の鞍上がカタカナ。毎年一人もしくは二人が必ず馬券に絡んでいるわけで、外国人ジョッキーは必ず押さえるべし。

E因みにかんべえ先生が一押しするボルドクフーシュは、その根拠が騎手福永ということですが、福永みたいな大ジョッキーがこのレースでは10年間一度も馬券に絡んでいないのは不思議。

F関西馬天国。関東開催なのに関東馬は6頭のみ。現在の1・2番人気はともに関東馬なんですが、さて。因みに今年は寒波により関西馬の馬運に支障が出たみたいで、そのコンデションに良からぬ影響が出ている可能性には留意が必要です。

G近年それほどでもなくなっているけどリピーター傾向多発。今年の対象はエフフォーリアとディープボンドですが、さて。

H牝馬は30頭中6頭だが、この3年では9頭中4頭と急速に勃興。

I枠順は中から内が明確に良い。外枠で馬券対象となっているのは追い込み馬のみで先行馬は皆無。

J脚質は先行・差し・追い込みがまんべんなく。追い込みは意外と決まってます。尚、逃げて馬券対象となったのはキタサンブラックのみ。

K上位馬の年齢別構成は3歳馬が8頭(内勝馬4)、4歳馬が8頭(同2)、5歳馬が13頭(同4)と若い世代が優勢。6歳超は3着が一回あるだけで高齢馬には用がないレース。

L過去5年15頭の血統はリピーター効果を相殺すれば見事にバラバラ。ディープ産駒は3頭いるけど勝ち馬は出ておらず。

M過去5年15頭の前走キャリアは、天皇賞秋組が5頭(内勝馬2)とこれが最優秀。以下ジャパンカップ組が3頭(同1)、菊花賞組が2頭(同1)、意外なことにエリザベス組も健闘で2着が二回あります。前走海外G1組も3頭(同1)と強く、凱旋門組もそのレースで大敗しても有馬では意外と来ています(但し勝ち馬はなし)。


上記から本命とするのは◎タイトルホルダー。その買い要因と不安点は上記「相談」を参照してください。まぁ、馬券圏外に飛ぶ可能性もある馬ですが、半分以上私の意地です。良い子はマネしない方が良いかも。

以下印をつけた馬の短評を


〇イクイノックス:信頼できる1番人気にして相性の良い天皇賞馬。鞍上ルメールと言うのも買い要因。キタサンブラック産駒とは思えない切れ味の持ち主で正直府中向きですが、これまで3着以下になったことがない安定性から勝たれても不思議はない。但しキタサンブラック産駒というのは結構優秀なのが多いのですが、単勝1倍台に推されながら平気でこれを裏切る不埒者も多い印象で、それだけが不安ですか。

▲ジェラルディーナ:今年のエリザベス女王杯の1着馬。3番人気は随分見込まれた感じもしますが、引いた枠もよく、最近の牝馬の活躍からも抑えておきたい一頭。騎手が騎乗停止明けの土曜3勝と大暴れのCデムーロというのも買い。

☆ボルドクフーシュ:有馬では是非押さえておきたい菊花賞組。詳しくはかんべえ先生の論説参照。

△ヴェラアズール:ジャパンカップ馬にして現在三連勝中。まぁ、ことしのJCはえらくメンバー手薄なんで、過大な期待は禁物とも思うんですが引いた枠は良いし、切れ味ならイクイノックスにも劣りません。騎手松山の手腕が問われる一頭です。

△ジャスティンパレス:菊花賞で差のない3着。騎手が短期免許出来て勝ちまくってるマーカンドと言うのも押さえておきたい理由。

△ディープボンド:先行馬が大外引いたことで切ろうかと思ったんですが、去年の二着にして今年の天皇賞春2着、宝塚4着という馬が単勝30倍の8番人気っていくらなんでも人気がなさすぎる。来られたら夜も眠れないくらい悔しいので残します。

注エフフォーリア:去年の勝ち馬にして年度代表馬を注認定というのも失礼な話ですが、年明けてからのこの馬の凋落ぶりはあまりにも悲しすぎます。本当は切ろうかと思ったんですが、この馬関東開催のレースではこれまで外れがなく、年明けの大敗は実は関西遠征によるメンタル面の問題である可能性もあり、今回トウカイテイオーみたいな復活劇を演じる可能性もわずかながらあります。単勝5番人気は随分見込まれた感じですが、売れているのは単勝だけで連馬券では結構配当が付くのも魅力。

注アカイイト:昨年のエリザベス女王杯を低人気で制した馬。その後パッとしませんがそれでも今年のエリ女では4着と復活の兆候は見せており、最内引いたことからハマるときはハマるのではないかと。一昨年11番人気で2着となり阿鼻叫喚の大荒れ馬券を演出したサラキア的展開を期待。


馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点。

1・2番人気を軸にしてるのにガミはなく、何を買ってもそれなり以上のもうけが出ます。やはり人気は割れてますね。今年のメンバーは魅力的なのがそろった一方、皆一長一短と言うか不安点もありますからね。



皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<有馬記念> @イクイノックス(ルメール) Aボルドグフーシュ(福永)  Bジェラルディーナ(Cデムーロ)




○かんべえのつぶやき

――今日のレース、3年ぶりに中山競馬場で参戦しました。これまで約3年、映像の中だけの競馬をやってきたので、競馬場全体を見渡せることには感動いたしました。いままでやってきたのはなんだったのか。ちなみに今日の中山競馬場は入場者数3万9670人、売上は521億5504万6600円で前年比6.2%増だったそうです。


――第67回有馬記念を制したのは、1番人気のイクイノックスでした。いやもう、パドックの段階から他馬を圧倒せんばかりの雰囲気でしたな。当方はもちろん、3歳馬ボルドグフーシュから買うのでありますが、単勝のほかに馬連を流し、なおかつイクイノックスと2頭軸の3連複を追加しました。結果的にはこれが正解。とりあえず浮けば勝ち、であります。

――3着には牝馬ジェラルディーナが入りました。馬券王先生の本命、タイトルホルダーは4角で馬群に呑まれ、無念にも9着に終わっております。やっぱり当欄にエアグルーヴ様が降臨された時は、なかなか勝てませんねえ。それ以外ではエフフォーリアが5着、ヴェラアズールは10着に終わりました。

――こうなると来年の古馬戦線はどうなるのか。イクイノックスが強いことはよくわかったが、体質的にたくさんは出られないので、レースを絞り込んでくるはずです。次は海外遠征か、となるとまずはドバイカップか。その次はどうなるのか。長距離戦では、春天がタイトルホルダーとボルドグフーシュとアスクビクターモアの決戦になりそうで、これは楽しみですな。

――こうしてみるとまことに多士済々。来年も楽しめそうです。その前に、今週は水曜日にホープフルステークスがある。馬券王先生、またしてもエアグルーヴ一族が出走するようですが、こうなると判断が悩ましくなりますなあ。玉稿、楽しみにしておりまする。






12月18日(日) 朝日杯フューチュリティ―ステークス

えー、楽しかったワールドカップもいよいよ佳境。本日深夜に行われるクロアチア・モロッコの三位決定戦、そして明日のアルゼンチン・フランスによる決勝戦で閉幕となる訳であります。しかし本当に楽しかったなあ。終わったらWCロスとなることが確定的で今から憂鬱であります。

冬季のしかも中東開催というイレギュラーな大会だというのに、何故ここまで面白かったのだろうと考えると、やはり私自身が明日の仕事を気にせずに徹夜観戦できる身分になったというのもあるけど、それ以上にAbemaが無料で全試合をネット配信してくれたことが大きい。ネット配信なんか世界じゃ当たり前の概念だけど、日本がようやくこれに追いつきつつあるというのはまことに結構なことであります。

下克上が吹き荒れたことが今大会の特徴で、これが面白さを際立たせていたのですが、中でもやはりモロッコの活躍が歴然と輝きます。いやあFIFAランク22位と24位の日本を上回る国にこういうことを言うのは大変失礼なのですが、全くノーマークでした。モロッコというのはハンフリー・ボガードの代表作「カサブランカ」の舞台というイメージしかなかったんですが、人口は4千万弱、国土面積は日本の1.2倍という結構大きな国だったんですね。知りませんでした。

あ、そう言えば昔「カサブランカにある販社を整理するからデューデリしろ」ってポンとその会社の財務諸表を渡されたのはいいけど、それがフランス語表記な上、貸借対照表とかの配列が日本や欧米と真逆な順序(流動性の低いものから順番に並べていくのだフランス式は)になっていて結構面食らったことがあったっけ。本当は現地に出張する予定だったのに、直前流れてしまったのは今にして思えば痛恨だなあ。

さて、そのモロッコとクロアチアの三位決定戦も当然味わい深い一戦なのですが、なんと言ってもワクテカなのはアルゼンチン・フランス戦ですよねえ。メッシとエムバペという異次元の存在を抱えている両軍の対戦、どうなるんでしょう。両方とも前向いてボール持った瞬間に相手ディフェンスを完全無効化するスーパーサイヤ人みたいな人たちですからねえ。ありとあらゆる栄光を手中にしながらWCだけは無縁だった37歳メッシがその壮大な神話の最終章をこの戴冠で締めくくるなんて作ったようなお話で完結するのか、それとも23歳の怪物エムバペが世代交代を世界に宣言するのか。

ああ、サッカーは本当に面白い。明日は競馬を当てて幸福な気持ちでこれを観戦したいものです。


20221218() 6回阪神6日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 74回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

キョウエイブリッサ 2 *川須栄彦

55

134.1

()武市康男

1

2

ドルチェモア 2 *坂井瑠星

55

3.9

()須貝尚介

2

3

オールパルフェ 2 大野拓弥

55

7.8

()和田雄二

2

4

 

ドンデンガエシ 2 *横山典弘

55

40.4

()尾関知人

3

5

 

バグラダス 2 *吉田隼人

55

36.5

()嘉藤貴行

3

6

 

ミシェラドラータ 2 *酒井学

55

240.5

()清水久詞

4

7

オオバンブルマイ 2 *ルメール

55

10.2

()吉村圭司

4

8

 

グラニット 2 *松山弘平

55

27.3

()大和田成

5

9

ニシノベストワン 2 藤岡佑介

55

96.3

()新谷功一

5

10

 

ウメムスビ 2 *角田大河

55

68.2

()新谷功一

6

11

$ティニア 2 福永祐一

55

30.1

()池江泰寿

6

12

ダノンタッチダウン 2 川田将雅

55

4.0

()安田隆行

7

13

 

スズカダブル 2 *鮫島克駿

55

63.6

()西村真幸

7

14

$レイベリング 2 *横山武史

55

5.9

()鹿戸雄一

8

15

 

$フロムダスク 2 *武豊

55

57.1

()森秀行

8

16

コーパスクリスティ 2 *イーガン

55

14.3

()中内田充

8

17

 

エンファサイズ 2 藤岡康太

55

30.7

()四位洋文


2歳牡馬のチャンピオン決定戦として長い歴史を持つ朝日杯フューチュリティSであります。今年も17頭がそろいました。

もっとも本競走、2000mのホープフルSが設定されてからメンバーは分散、ずいぶん薄味になっている感じは否めず、後述する過去の優勝馬もその後大成した馬と言うのはあまりいない感じで、この競走大丈夫かと思っていたのですが、去年は1着馬がその後ダービーを、2着馬がマイルチャンピオンシップを、3着馬がNHKマイルを勝つという一大出世レースに回帰。今年のメンバーはどうなんでしょう。

さっそく「10年トレンド」を見てみましょう。もっともこの競走、もとは中山開催であったものが阪神に切り替わり9年目ということで実際は「8年トレンド」なのですが、まぁそれでもデータ量としてはまずまずでしょう。

堅かったり大荒れだったり。配当温度差が激しい朝日杯の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211219 ドウデュース 2 武豊

15

9

3

()友道康夫

1335

-0.1

   08-07

34.5

496

-10

780

1060

3000

2350

14840

211219 セリフォス 2 C.デム

15

4

1

()中内田充

1336

0.1

   05-05

34.8

486

0

(2.4)

1060

3000

2350

14840

211219 ダノンスコーピオン 2 松山弘平

15

7

4

()安田隆行

1337

0.2

   08-09

34.6

458

-4

(9.7)

   

2350

14840

201220 グレナディアガーズ 2 川田将雅

16

2

7

*()中内田充

1323

-0.1

   03-02

34.5

458

+2

1750

5000

14610

4150

51360

201220 ステラヴェローチェ 2 横山典弘

16

7

2

()須貝尚介

1324

0.1

   10-09

33.5

502

0

(5.1)

5000

14610

4150

51360

201220 レッドベルオーブ 2 福永祐一

16

8

1

*()藤原英昭

1327

0.4

   07-07

34.2

476

+8

(2.5)

   

4150

51360

191215 サリオス 2 ムーア

16

6

1

()堀宣行

1330

-0.4

   03-03

35.4

538

-2

200

660

950

38080

90260

191215 タイセイビジョン 2 武豊

16

8

2

()西村真幸

1334

0.4

   12-08

35.3

464

+4

(5.8)

660

950

38080

90260

191215 グランレイ 2 池添謙一

16

9

14

()池添学

1336

0.6

   15-15

34.9

452

-4

(229.3)

   

38080

90260

181216 アドマイヤマーズ 2 M.デム

15

6

2

()友道康夫

1339

-0.3

   03-03

33.9

470

-2

460

9710

14240

3340

45180

181216 クリノガウディー 2 藤岡佑介

15

1

9

()藤沢則雄

1342

0.3

   04-04

34.0

492

+2

(77.4)

9710

14240

3340

45180

181216 グランアレグリア 2 ルメール

15

2

1

()藤沢和雄

1343

0.4

   02-02

34.6

482

+6

(1.5)

   

3340

45180

171217 ダノンプレミアム 2 川田将雅

16

1

1

*()中内田充

1333

-0.6

   03-04

33.6

490

+8

230

550

840

700

2630

171217 ステルヴィオ 2 C.デム

16

10

3

()木村哲也

1339

0.6

   12-10

33.8

460

+4

(5.3)

550

840

700

2630

171217 タワーオブロンドン 2 ルメール

16

3

2

*()藤沢和雄

1339

0.6

   07-07

34.0

518

+2

(3.9)

   

700

2630

161218 サトノアレス 2 四位洋文

18

17

6

()藤沢和雄

1354

-0.1

   13-12

34.1

500

+4

1420

5980

11430

42820

221200

161218 モンドキャンノ 2 バルザロ

18

10

7

()安田隆行

1355

0.1

   14-14

34.0

472

0

(15.8)

5980

11430

42820

221200

161218 ボンセルヴィーソ 2 松山弘平

18

4

12

()池添学

1358

0.4

   01-01

35.2

462

-6

(72.7)

   

42820

221200

151220 リオンディーズ 2 M.デム

16

15

2

()角居勝彦

1344

-0.1

   15-15

33.3

496

-4

590

520

1340

8160

38560

151220 エアスピネル 2 武豊

16

11

1

()笹田和秀

1345

0.1

   08-06

34.0

484

+2

(1.5)

520

1340

8160

38560

151220 シャドウアプローチ 2 中谷雄太

16

13

11

*()須貝尚介

1352

0.8

   10-06

34.7

494

0

(91.6)

   

8160

38560

141221 ダノンプラチナ 2 蛯名正義

18

2

1

()国枝栄

1359

-0.1

   14-12

35.4

472

+6

460

14050

20260

20560

133570

141221 アルマワイオリ 2 勝浦正樹

18

6

14

()西浦勝一

1360

0.1

   14-12

35.5

470

+2

(64.7)

14050

20260

20560

133570

141221 クラリティスカイ 2 岩田康誠

18

14

3

()友道康夫

1361

0.2

   07-06

35.9

484

+12

(5.3)

   

20560

133570

131215 $アジアエクスプレス 2 ムーア

16

6

4

()手塚貴久

1347

-0.2

 11-09-07

35.3

528

-8

870

7710

13000

27430

162960

131215 ショウナンアチーヴ 2 後藤浩輝

16

11

6

()国枝栄

1349

0.2

 06-07-03

35.7

478

+2

(15.2)

7710

13000

27430

162960

131215 ウインフルブルーム 2 和田竜二

16

14

5

()宮本博

1349

0.2

 02-05-03

35.8

490

-4

(12.1)

   

27430

162960

121216 ロゴタイプ 2 M.デム

16

14

7

()田中剛

1334

-0.0

 02-02-02

36.1

482

-4

3450

1560

7770

4530

54880

121216 コディーノ 2 横山典弘

16

5

1

*()藤沢和雄

1334

0.0

 07-02-05

36.0

476

+2

(1.3)

1560

7770

4530

54880

121216 ゴットフリート 2 スミヨン

16

3

3

()斎藤誠

1338

0.4

 11-08-07

36.0

470

+2

(15.7)

   

4530

54880

集計期間:2012.12.16 2021.12.19 13年までは中山開催

うむ、10年振り返って的中は21年・17年・13年の三回ですか。特に大荒れだった13年を三連複15点で的中させたことで累計収支は余裕で黒字。今年もこういうのを当てたいなあ。


@1番人気は3−3−2−2と非常に優秀。三連複軸にうってつけですな。こういうのを見ると馬券対象外に飛んだ2頭が気になりますが、16年ミスエルテ(4着)、13年アトム(5着)ですか。まぁその後パッとしないで消えてしまった連中ではありますが、それでも大崩れはしておらず、やはり1番人気は信頼できるということであります。

A2番人気は2−2−1−5とこれもまずまず。

B3番人気は1−1−2−6と上記に比べると見劣りしますが、それでも軽視は禁物。

C上述の通り人気どころがそれなり以上に責任を果たしている一方、単勝二桁人気の超人気薄も30頭中4頭を数え、これが3年に一度発生する大荒れ配当の原動力に。

D牝馬戦ジュベナイルがあるため基本牝馬は出走すらなく、牝馬で馬券に絡んだのは18年三着グランアレグリアのみ。しかし後に日本を代表する短距離馬にまで成長した彼女がこの競走では不発だったということは、やはり2歳戦は馬の資質より早熟度が優先されるということを示唆しているようで興味深い。

E関西馬天国。関東馬は10年間で30頭中10頭が馬券に絡んでいるが、阪神開催だけに限定すれば24頭中5頭とかなり悲惨。山崎さんの一押しレイべリングは大丈夫かあ?

F外国人天国。30頭中11頭の鞍上がカタカナ。毎年一頭は外国人騎手を背中に突っ込んできているということで、軽視は絶対禁物。

G脚質は先週のJF同様、差し追込みが圧倒的に優勢。良馬場開催が濃厚な明日は33秒台の上り実績がある馬が心強い。

H枠順は中から内が良い。大外は割引です。

I過去5年の血統を見るとハーツクライが二頭(両方とも勝ち馬)、ディープが3頭(内勝馬1)が優勢で後はバラバラ。さすがに今年ディープ産駒の出走はなく(母父としてはドルチェモアとバグラダス、オオバンブルマイがいますが)、なんとハーツ産駒も不在。

J過去5年15頭の前走キャリアは、サウジアラビアCが5頭(内勝馬2)、デイリー杯2歳Sが3頭(同1)が双璧。ただし、前走非重賞というのも4頭(同2)おり、2歳のこの時期は前走レースの格にこだわりすぎるのはいけないある。

Kあまつさえそのうちの二頭が未勝利からの抽選出走であり20年のグレナディアカーズみたいに勝ち馬まで輩出している始末で、こういう馬が上記大荒れの原動力となっていることから経歴ショボくても末の鋭い所は押さえる必要あり(先週JFで二着したシンリョクカはまさにこのパターン。最後の最後で印を消したのが悔やまれます)。


上記から現在1番人気のドルチェモアの取捨がまずは最大のポイント。


(Aこの競走と相性の良いサウジアラビアCの勝ち馬。

(Bサウジアラビアでは先行しながら上りを33.4秒でまとめるという優等生的な競馬。

(Cそういう先行馬が内枠引いたのも吉。

(D信頼できる1番人気

(Eきぃいいいいいっ!グルーヴ血統のルーラーシップ産駒なんざます!


と、まずはケチのつけようがないのですが、


(E多頭数の競馬の経験がなく、今まで楽な競馬をしすぎている。道中包まれたり揉まれたりする時の対応力があるのか不安。

(F騎手がテン乗り坂井瑠星。彼には大外出遅れて後位ままとなった先週のラヴェルの恨みが。


という、死角も抱えています。よってこれは対抗にまで評価を下げてみたい。

替わって本命視するのは1番人気ダノンタッチダウン。


(Gこのレースと相性の良いデイリー杯組。

(Hデイリー杯では逃げ馬オールパルフェを捕まえることができず2着となったが、その時の上りが33.1秒と超絶で負けてなお強しな内容。1番人気ドルチェモアの上り33.4秒、また三番人気レイべリングの新馬戦での上り33.1秒は府中でのものだが、阪神でたたき出した33.1秒の上りはそれ以上の価値があると思います。

(I新馬を圧勝、次のステップ重賞で負けてなお強しの2着、騎手川田というのは先週JFを圧勝したリバティーアイランドと全く同じパターン。

(K上記オッズを見ると当日は1番人気になっている可能性も高く、そうなるとトレンドの恩恵にもあずかれる。


ということで、本命はダノンタッチダウンで決まり!

馬券は◎軸の三連複21点。この他はサウジ組、デイリー杯組を中心に末の鋭いのを選びました。◎〇▲で決まると阿鼻叫喚のガミ馬券ですがそれ以外は結構つきます。特に上記トレンドKの教訓から注認定した非重賞組が絡むと13年の栄光再びとなるのですがさて。


極寒の地で震える 上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<朝日杯FS> @ドルチェモア(坂井) Aダノンタッチダウン(川田)  Bレイべリング(横山武)




○かんべえのつぶやき

――今日のレースは1番人気〜2番人気〜3番人気のワンツースリー。ドルチェモアが無敗3戦目でG1奪取となりました。鞍上の坂井瑠星騎手は、今年はスタニングローズで秋華賞を制したばかり。2つ目のG1勝利となりました。


――あたしゃダノンタッチダウンの単勝をどっさり買っておりましたから、クビ差の2着は悔し過ぎました。川田よ、もうちょっと早く外に出すことはできなかったのか〜。差してくれよ〜。3着のレイべリングもクビ差でしたから、今日は実力伯仲の勝負でありました。

――人気馬が上位を独占したので、馬券王先生の予想はガミ馬券になったと思われますが、これで堂々、2週連続の的中であります。おめでとうございます。しかも勝ち馬はルーラーシップ産駒ですから、これもエアグルーヴさんのお孫さん。またしても降臨される予感が・・・・。

――それにしても今日の朝日杯FS、かなりレベルの高いレースでしたね。昨年同様、ここからクラシック戦線で活躍する馬が出るでしょうけれども、年末のホープフルステークスにも有力馬が控えているようなので、今年の2歳馬は豊作なのかもしれませんな。楽しみなことです。

――さて、来週は1年の総決算、有馬記念。タイトルホルダー、イクイノックス、エフフォーリア、ジェラルディーナ、ヴェラアズールなど有力馬が勢揃い。これは盛り上がりますなあ。馬券王先生、有馬を当てていい正月を迎えましょう。その前に、今宵のW杯決勝戦も見届けなければなりませぬが。





12月11日(日) 阪神ジュベナイルフィリーズ


いやあ、日本代表は残念でした。去年二位のクロアチア相手に先制しながらPK負けとは。

「PKは運なのでしょうがない」と最初は思っていたのですが、よくよく考えると4人蹴って3人外すなんて見たことのない光景であり、スペインが3人蹴って3人とも外すなんて信じられないものまで見せられると、やはりPKにも運以外の何かがあるのでしょう。悔しいけどこれが日本サッカーの現在地なのかもしれません。(そのクロアチアが準々決勝でブラジル相手に同じような勝ち方をしているのを見ると、日本の現在地も存外捨てたものではないのかもとも思いますが)

日本が敗れたとはいえ、ワールドカップはまだまだ終わりません。決勝トーナメントが1次リーグに輪をかけて面白すぎる!さすがにここまで来ると「従来の格」というのがものをいうようで、おおむね強いと思われている国がその期待にそぐわない良いサッカーを見せてくれています。ベスト8以降は殆どがPK戦までもつれ込む緊迫した内容で、総試合時間は3時間を超え、ああ睡眠が削られる。削られまくる。でも見るのをやめられない。

ブラジルに圧倒されながら決して土俵を割らないクロアチアのしたたかさも素敵ですし、イエローカードが18枚も乱舞するアルゼンチンとオランダの一戦は最後にはメッシとオランダ監督のバレンシア時代の遺恨蒸し返し合戦にまで発展するという血沸き肉躍るプロレスみたいな展開。面白すぎるじゃねえか!

これに加え、明日は午前0時に下克上を続けるモロッコがポルトガルと対戦、またイングランド・フランスという事実上の決勝戦みたいな夢のビッグマッチが午前4時と言う地獄のような時間にキックオフとなる訳です。あまつさえ日中は競馬でジュベナイルが終わったらそのまま香港国際G1デーになだれ込むという地獄のような展開、こんなんで一体いつ寝ればよいと言うのか。命の危険すら感じてしまいます。ああ、このような恐怖と幸福を同時にかみしめる日がやってこようとは。

というわけで仮眠の必要があるので今回は簡単に。

20221211() 6回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 74回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サンティーテソーロ 2 *横山和生

54

13.7

()栗田徹

1

2

 

キタウイング 2 *和田竜二

54

29.0

()小島茂之

2

3

 

シンリョクカ 2 *木幡初也

54

39.3

()竹内正洋

2

4

アロマデローサ 2 *イーガン

54

55.4

()池添学

3

5

モリアーナ 2 武藤雅

54

6.8

()武藤善則

3

6

 

ミスヨコハマ 2 *M.デム

54

49.3

()斎藤誠

4

7

 

ハウピア 2 菱田裕二

54

272.8

()岡田稲男

4

8

 

$エイムインライフ 2 *酒井学

54

177.2

()角田晃一

5

9

リバティアイランド 2 川田将雅

54

3.4

()中内田充

5

10

 

ミシシッピテソーロ 2 *原優介

54

189.0

()畠山吉宏

6

11

 

イティネラートル 2 *岩田望来

54

116.0

()長谷川浩

6

12

リバーラ 2 石橋脩

54

37.0

()高柳瑞樹

7

13

 

ドゥアイズ 2 吉田隼人

54

39.7

()庄野靖志

7

14

ブトンドール 2 鮫島克駿

54

12.4

()池添学

7

15

 

ムーンプローブ 2 *松山弘平

54

69.2

()上村洋行

8

16

ドゥーラ 2 斎藤新

54

14.7

()高橋康之

8

17

ウンブライル 2 *横山武史

54

5.2

()木村哲也

8

18

ラヴェル 2 坂井瑠星

54

6.9

()矢作芳人


二歳女王決定戦ジュベナイルです。今年も18頭が集まり大盛況です。

これが来ると冬の訪れを実感するのが恒例ですが、今年は特に寒いですな。いや、富山ってこんなに寒かったっけ?

さっそく「10年トレンド」を。この競走は京都改修の影響なく10年間フルのデータが使えます(とは言っても京都開催の代替で阪神コースも酷使されており、その影響は考慮する必要あるのですが。。)

堅かったり大荒れだったり天候不順なジュベナイルの10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211212 サークルオブライフ 2 M.デム

18

10

3

()国枝栄

1338

-0.1

   11-10

33.9

478

0

560

12470

16540

16850

114300

211212 ラブリイユアアイズ 2 団野大成

18

11

8

()黒岩陽一

1339

0.1

   06-06

34.2

428

-10

(51.2)

12470

16540

16850

114300

211212 ウォーターナビレラ 2 武豊

18

13

4

()武幸四郎

1340

0.2

   03-03

34.5

470

-2

(6.6)

   

16850

114300

201213 ソダシ 2 吉田隼人

18

6

1

()須貝尚介

1331

-0.0

   05-04

34.2

472

-4

320

690

1290

5020

17260

201213 サトノレイナス 2 ルメール

18

7

2

()国枝栄

1331

0.0

   09-08

33.9

474

-2

(4.4)

690

1290

5020

17260

201213 ユーバーレーベン 2 M.デム

18

11

6

()手塚貴久

1332

0.1

   15-14

33.6

470

-14

(30.0)

   

5020

17260

191208 レシステンシア 2 北村友一

16

4

4

()松下武士

1327

-0.8

   01-01

35.2

484

-4

1120

10000

20410

8560

86720

191208 マルターズディオサ 2 田辺裕信

16

9

6

*()手塚貴久

1335

0.8

   03-02

35.9

444

+4

(43.7)

10000

20410

8560

86720

191208 クラヴァシュドール 2 藤岡佑介

16

10

3

*()中内田充

1335

0.8

   08-08

35.5

452

+2

(4.8)

   

8560

86720

181209 ダノンファンタジー 2 C.デム

18

13

1

()中内田充

1341

-0.1

   15-16

34.0

460

0

260

640

1190

1310

5020

181209 クロノジェネシス 2 北村友一

18

9

2

()斉藤崇史

1342

0.1

   17-17

33.9

436

0

(3.6)

640

1190

1310

5020

181209 ビーチサンバ 2 福永祐一

18

11

4

*()友道康夫

1343

0.2

   11-10

34.5

468

0

(8.2)

   

1310

5020

171210 ラッキーライラック 2 石橋脩

18

11

2

()松永幹夫

1343

-0.1

   08-08

33.7

484

-2

410

920

1820

2160

8560

171210 リリーノーブル 2 川田将雅

18

7

3

()藤岡健一

1344

0.1

   06-05

33.9

494

-4

(5.5)

920

1820

2160

8560

171210 マウレア 2 戸崎圭太

18

4

4

()手塚貴久

1345

0.2

   08-08

33.9

446

-4

(9.1)

   

2160

8560

161211 ソウルスターリング 2 ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

1340

-0.2

   03-04

34.8

472

-8

280

510

900

1210

4250

161211 リスグラシュー 2 戸崎圭太

18

18

2

()矢作芳人

1342

0.2

   15-13

34.5

434

+6

(3.0)

510

900

1210

4250

161211 レーヌミノル 2 蛯名正義

18

4

3

()本田優

1345

0.5

   05-05

35.2

462

-4

(6.9)

   

1210

4250

151213 メジャーエンブレム 2 ルメール

18

2

1

()田村康仁

1345

-0.3

   02-01

35.8

494

0

250

3500

4950

7640

39480

151213 ウインファビラス 2 松岡正海

18

13

10

()畠山吉宏

1348

0.3

   06-06

35.6

448

-12

(33.3)

3500

4950

7640

39480

151213 ブランボヌール 2 岩田康誠

18

11

3

()中竹和也

1350

0.5

   08-10

35.5

432

-10

(7.8)

   

7640

39480

141214 ショウナンアデラ 2 蛯名正義

18

16

5

()二ノ宮敬

1344

-0.1

   13-12

34.0

468

-2

980

2200

5110

3530

22780

141214 レッツゴードンキ 2 浜中俊

18

11

2

()梅田智之

1345

0.1

   09-10

34.3

466

+8

(5.6)

2200

5110

3530

22780

141214 ココロノアイ 2 横山典弘

18

4

4

()尾関知人

1346

0.2

   09-08

34.5

450

-2

(6.3)

   

3530

22780

131208 レッドリヴェール 2 戸崎圭太

18

8

5

()須貝尚介

1339

-0.0

   08-08

34.1

418

-8

1460

1240

4250

6220

42130

131208 ハープスター 2 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

1339

0.0

   14-14

33.6

476

+2

(1.7)

1240

4250

6220

42130

131208 フォーエバーモア 2 蛯名正義

18

6

8

*()鹿戸雄一

1339

0.0

   06-05

34.6

460

+2

(31.3)

   

6220

42130

121209 ローブティサージュ 2 秋山真一

18

1

5

*()須貝尚介

1342

-0.0

   10-08

35.9

442

-4

810

35990

62100

490320

3047070

121209 クロフネサプライズ 2 柴山雄一

18

7

15

()田所秀孝

1342

0.0

   02-02

36.3

472

+18

(89.9)

35990

62100

490320

3047070

121209 レッドセシリア 2 三浦皇成

18

10

10

()鹿戸雄一

1343

0.1

   15-16

35.6

416

-10

(44.5)

   

490320

3047070

集計期間:2012.12. 9 2021.12.12

うーん、10年振り返って的中は13年・16年・18年の三回ですか。もっと当ててる気がしてたんだけどなあ。ただ、13年のレッドリヴェール様のご利益によりかなり高配当な払戻しがありましたので累計収支は楽勝で黒字というのは何よりです。そうかあ、あれからもう10年近くたつんだ。もう一度あの時の栄光を取り戻したいものですなあ。


@1番人気は4−1−0−5と毎年18頭も出ている割には優秀。ただし三連複軸には向かない感じ。

A2番人気は1−4−0−5とこれは馬連軸向き。

B3番人気は1−1−3−5と三連複軸には良い感じ。

因みに

C4番人気は1−0−4−5

D5番人気は3−0−0−7(但し直近7年連続で馬券対象外)

となっており要は上位人気5頭のボックスを買えば的中する可能性がかなり高い。

E単勝二桁人気の超人気薄は10年間で3頭のみで、この6年連続で馬券対象外となっていることから極端な穴狙いは報われない可能性高し。

F外国人ジョッキーは30頭中6頭の鞍上で、他のG1競走に比べぱっとしない。特に今年は香港G1に短期免許を含めた一流どころが流出しているので悩みは深いです。

G関東馬が大健闘。その数30頭中13頭で直近3年では9頭中5頭が関東馬。関西開催のしかも二歳牝馬戦だというのにこれは興味深い。

H枠順は中枠がよさげだけど極端な偏りもない。大外でも来ないことはない。

I脚質は差し・追い込みが大優勢。33秒台の上りがあればかなり心強い。

J過去5年15頭の血統はディープが3頭というのが最多であるが、さすがにこの世代でディープ産駒の出走はない。他は見事にバラバラ。とにかくこれだけ父親のかぶらないG1競走も珍しいくらいバラバラで、近年は新興種牡馬の活躍も目立ってきている。

K過去5年15頭の前走キャリアは、アルケミスS組が5頭(内勝馬3)でもっとも優勢。これに次ぐのがファンタジーS組3頭(内勝馬2)で、この二路線で勝ち馬を独占している状況。2・3着なら非重賞も有力で特にサフラン賞組の2着二回と言うのが目を引きます。


 上記に従来から使用している以下の「定跡」を追加してみたい。


L秋以降の実績を重視 (とはいえ牡馬相手に札幌二歳Sを勝ったままぶっつけ本番となるドゥラメンテ産駒ドゥーラは気になりますが)

M1400m以上の実績を重視 (これ従来は1600mとしていましたが上記ファンタジーS組の躍進を踏まえ修正します)

N切れ味重視 (上り33秒台の実績は必須)


上記から本命は1番人気リバティアイランド。買い要因は下記の通り


(A)このレースと相性の良いアルテミスSの二着馬。負けたのは展開の不利によるもので今回は逆転の目十分。

(Bとにかく切れる脚をもっている。アルテミスの上りは33.3秒、そして新馬戦に至っては31.4秒という驚愕の切れ味。

(Cとにかく私がエコ贔屓しているドゥラメンテ産駒。

(D上記1番人気の信頼性


まぁ、これだけ揃うと逆らえないと思うのですが、死角もないわけじゃなくて。


(EG1じゃ今一な騎手川田。特に今週は香港で騎乗するはずだったのにコロナ感染が発覚して、これを辞退。ああそれなのに何故かジュベナイルには騎乗できるというのが謎だ。そんな病み上がりで大丈夫かあ?考えてみればアルテミスで負けたのも行き場を失って追い出しが遅れた川田のせいではないか。謝れ!ドゥラメンテ産駒のリバティちゃんに謝れ!

(F1番人気に災いが訪れるという今年の単年トレンド。先週のテイオーケインズだってあれはないよねえ。。

(Gドゥラメンテ産駒に過剰な思い入れを注ぎまくると必ずその馬に不幸が訪れるという上海馬券王の呪い。


うううう、なんか書いてて切なくなってきた。でもそんな呪いとか気にしたって来ないときは来ないし来るときは来るのだ、ここは裂ぱくの気合をもって彼を本命としたい。

対抗はそのリバティちゃんをアルテミスで破ったラヴェル。


(H上述の通りこのレースと相性の良いアルテミスの勝ち馬。

(Iその時の上りは33.0秒とメンバー中最速

(Jそれなのに人気は4番人気と信じられない低さ=お買い得

(K上記人気のなさはおそらく大外枠が原因であろう。しかしこういう追い込み一手の馬は逆にこういう枠の方が競馬はしやすいのでは。

(L新興種牡馬としてドゥラメンテとタメを張るキタサンブラックの子


というのが買い要因。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単28点。

その他はアルテミス組、ファンタジーS組、サフラン賞組を中心に選びました。どれが来ても高配当ですが特に注認定したアロマデローサ(ファンタジーSで圧倒的1番人気に推されながら大敗)が絡めばまさにレッドリヴェールを凌ぐワクテカな馬券となります。(辻三蔵の口車に乗るとろくでもないことになるんだけどねえ)



上海馬券王



○今日の結果

<阪神JF> @リバティアイランド(川田) Aシンリョクカ(木幡初)  Bドゥアイズ(吉田隼)




○かんべえのつぶやき

――今日は1番人気のリバティアイランドが、後続を2馬身以上引き離し、ダントツの強さを見せて2歳牝馬女王に輝きました。またしても、ドゥラメンテ産駒の有望株が誕生しましたね。

――ただし2番手はシンリョクカ(12番人気)、3着はドゥアイズ(10番人気)でしたから、3連単や3連複ではちょっと届かない。さすがの馬券王先生も2頭とも無印でした。2歳馬は、まだまだ力の差がわからんのですよねえ。期待のラヴェルは11着。出遅れが響きました。

――不肖かんべえは、本日「外国人騎手が大挙して香港に行っている今日は、川田騎手は買える」と考え、リバティアイランドの単勝をどっさり買っておりました。しかし2.6倍じゃ、あまり儲かりませんわなあ。それでもこの秋のG1戦線で取れたのは、菊花賞と今日の阪神JFだけです。とほほほほ。

――馬券王先生、今週は少し調子が戻ったということで、来週の朝日杯FSはよろしくお願いします。その前に、今日は香港のレースもありますから、香港マイルと香港カップの勝負をしなければなりませぬ。いやあ、ウインマリリンが香港ヴァーズを勝った瞬間は興奮しましたぞ。しかしまあ、日本の有力馬はごっそり香港に行っておりますなあ。





12月4日(日) チャンピオンズカップ


いやあ、サッカーワールドカップがますます面白い。まさかドイツに引き続きスペインまで下してしまうとは!!勝因の70%は運なのでしょうが、サッカー見続けて30余年、こんな光景が拝めるなんて感無量であります。ありがたや、ありがたや、長生きはするもんじゃて。

しかしこういう結果を受け、日本中が浮かれまくっていると言うのに、小幡先生が何故か怒りまくっているのが面白い。ドイツ・スペインに勝ったのはともかくコスタリカに負けたのに反省していない(と先生は考えている)日本チーム、日本サポーター、ひいては日本社会や経済がけしからんのだそうです。書いているうちに怒りが増しましになってどんどん言辞が過激になっていくところが非常に味わい深い。いやあ、セルジオ越後でもここまでひどいことは言いません。素敵です、先生!

でもねえ、これ、問題から目を背け先送りし続ける日本の社会・経済政策に対し先生が抱いている不満や怒りをサッカー相手に八つ当たりしているとしか思えないわけでして、どうなんでしょうねえ。

そもそも「長期的に勝ち続け、生き残り続けるためには、サッカーでも、経済でも、外交でも、文化でも、それは勝てるところはすべて確実に勝ち、弱い相手はとことん打ち倒し、儲けられるときは全部モノにすることなのだ。」と先生はおっしゃいますが、勝てるところに確実に勝ててないチームは、日本の他にも今大会沢山あるのです。順当な結果に収まったのはグループAとBくらいで、他は大波乱、阿鼻叫喚の万馬券が続出じゃないですか。


グループCではサウジ(FIFAランキング51位)がアルゼンチン(同3位)を破り、

グループDではチュニジア(同30位)がフランス(同4位)を、オーストラリア(同38位)がデンマーク(同10位)を食い、

グループEではわが日本(同24位)がドイツ(同11位)スペイン(同7位)を撃破、

グループFではモロッコ(同22位)が2位のベルギーに引導を渡し、

グループGではカメルーン(同44位)が、な、なんと1位のブラジルに土をつけ、

グループHでは韓国(同28位)が9位のポルトガルを沈めているわけです。


しかし凄まじい番狂わせの嵐だ。きっとサッカー賭博のトラブルで世界中に死人が出ているぞ。こういうのを見れば31位のコスタリカが24位の日本を食ってもそんなに違和感はないですな。世界は日本を上回る「ドーハの大間抜けもの達」であふれているのだ。

まぁ、「格下」に金星をプレゼントした「強豪国」にも言い訳はあるでしょう。上記敗戦の中にはグループリーグの大勢が決し、別に負けてもかまわなかった試合と言うのもいくつかありますし、冬季開催となったことで各国プロリーグを含めた大会日程が異常に過密になった結果、強豪国選手のコンディションが整わなかったというのもあります。でもねえ、昔の基準でこれほどまでの下克上、ジャイキリの一大バーゲンセールと言うのは考えられなかったわけで(引き分けはありでも負けはありえなかった)、これやはり、強豪国が弱体化したこと以上に、弱小国がボトムアップしたと考えるべきなのではないでしょうか。

実際、今大会のほとんどすべてを観戦して感じるのは、弱いチームはないと言うことです。コスタリカだって皆が考えるような「勝って当たり前」のチームでは決してありません。サッカーの戦術理論が洗練されてきたことと、各国の育成システムが強化されてきていることで、強豪相手に渡り合える「弱小国」は、少なくとも予選を勝ち抜いて本戦出場を決めたチームにはゴロゴロいるのであります。

だから日本にもこれ以上を狙える可能性があると同時に、怖い部分もありますね。今ではアジアトップに位置する日本ですが、次のワールドカップ予選ではタイとかベトナムとかの格下認定していた国にしてやられるなんて可能性も決して排除できないわけで。え、中国?うーん、共産党(含地方政府)の横やりがまかり通って育成システムが機能しないあの国は、当分恐るるに足りないと思うんだけどねえ。

いずれにせよ、長く続いたサッカー界の序列にパラダイムシフトが起きている可能性を感じた1次リーグでした。第二幕となるトーナメント戦からも目が離せません。日本チームはもちろんのこと、生き残った各国による熱戦を期待する次第です。


202212 4() 6回中京2日目 16頭 [15:30発走]
【11R】 23回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1800m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

B1

1

グロリアムンディ 4 *ムーア

57

6.2

()大久保龍

B1

2

サンライズホープ 5 幸英明

57

34.6

()羽月友彦

2

3

ハピ 3 横山典弘

56

16.2

()大久保龍

2

4

 

スマッシングハーツ 6 鮫島克駿

57

46.6

()新谷功一

3

5

ジュンライトボルト 5 石川裕紀

57

7.7

()友道康夫

3

6

 

レッドガラン 7 *斎藤新

57

122.5

()安田隆行

4

7

オーヴェルニュ 6 *ルメール

57

28.1

()西村真幸

4

8

 

サンライズノヴァ 8 松若風馬

57

114.5

()音無秀孝

5

9

ノットゥルノ 3 *武豊

56

12.5

()音無秀孝

5

10

クラウンプライド 3 福永祐一

56

13.2

()新谷功一

B6

11

 

バーデンヴァイラー 4 *レーン

57

28.2

()斉藤崇史

6

12

テーオーケインズ 5 松山弘平

57

1.8

()高柳大輔

B7

13

シャマル 4 *川田将雅

57

20.1

()松下武士

7

14

 

タガノビューティー 5 石橋脩

57

66.3

()西園正都

B8

15

 

サクラアリュール 7 *酒井学

57

199.9

()村山明

8

16

 

レッドソルダード 4 *丸山元気

57

119.0

()奥村豊


というわけで、ダート界のチャンピオン決定戦、チャンピオンズカップであります。さっそく「10年トレンド」を見ていきましょう。

このレース、国際競争の看板を下ろし、現行の形態で行われて9年目。正確には「8年トレンド」(しかし早いものですな、もう9年もたったんだ)ですが、それでもデータの質としては十分でしょう。


基本人気サイドで決まっているのに何故か高配当 Cカップの10年間

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211205 テーオーケインズ 4 松山弘平

57

16

6

1

()高柳大輔

1497

-1.0

 05-06-06

35.5

498

+6

330

610

1100

17650

52660

211205 チュウワウィザード 6 戸崎圭太

57

16

13

3

()大久保龍

1507

1.0

 10-11-11

36.2

488

+4

(4.6)

610

1100

17650

52660

211205 アナザートゥルース 7 坂井瑠星

57

16

11

14

()高木登

1508

1.1

 03-03-03

36.8

482

-2

(115.4)

   

17650

52660

201206 チュウワウィザード 5 戸崎圭太

57

16

11

4

()大久保龍

1493

-0.4

 07-05-04

36.4

486

+3

1330

4010

11170

35310

206940

201206 ゴールドドリーム 7 和田竜二

57

16

2

3

()平田修

1497

0.4

 10-08-07

36.6

532

+2

(9.9)

4010

11170

35310

206940

201206 インティ 6 武豊

57

16

13

10

()野中賢二

1497

0.4

 02-01-02

37.4

518

+7

(57.5)

   

35310

206940

191201 クリソベリル 3 川田将雅

55

16

5

2

()音無秀孝

1485

-0.0

 03-04-04

35.4

550

+11

440

960

1820

1900

8980

191201 ゴールドドリーム 6 ルメール

57

16

11

1

()平田修

1485

0.0

 05-04-04

35.4

536

+10

(3.5)

960

1820

1900

8980

191201 インティ 5 武豊

57

16

4

3

()野中賢二

1487

0.2

 01-01-01

35.9

516

-4

(4.7)

   

1900

8980

181202 ルヴァンスレーヴ 3 M.デム

56

15

2

1

()萩原清

1501

-0.4

 02-03-03

35.6

490

+2

190

3000

3890

6090

27310

181202 ウェスタールンド 6 藤岡佑介

57

15

12

8

()佐々木晶

1505

0.4

 15-15-13

34.4

480

-2

(32.1)

3000

3890

6090

27310

181202 サンライズソア 4 モレイラ

57

15

9

3

()河内洋

1505

0.4

 05-05-05

35.9

522

+8

(8.2)

   

6090

27310

171203 ゴールドドリーム 4 ムーア

57

16

9

8

()平田修

1501

-0.0

 10-11-11

35.2

538

+14

1300

4140

9400

27350

158490

171203 テイエムジンソク 5 古川吉洋

57

16

13

1

()木原一良

1501

0.0

 02-02-02

36.1

496

+4

(4.8)

4140

9400

27350

158490

171203 コパノリッキー 7 田辺裕信

57

16

1

9

()村山明

1502

0.1

 01-01-01

36.3

546

+9

(13.2)

   

27350

158490

161204 サウンドトゥルー 6 大野拓弥

57

15

8

6

()高木登

1501

-0.0

 14-14-13

35.8

474

0

1590

1390

4800

11180

85980

161204 $アウォーディー 6 武豊

57

15

2

1

*()松永幹夫

1501

0.0

 06-06-05

37.0

514

+10

(2.2)

1390

4800

11180

85980

161204 アスカノロマン 5 和田竜二

57

15

4

10

()川村禎彦

1502

0.1

 02-03-02

37.4

522

-10

(40.4)

   

11180

85980

151206 サンビスタ 6 M.デム

55

16

4

12

()角居勝彦

1504

-0.2

 06-08-06

37.4

476

+3

6640

11040

36260

27320

318430

151206 ノンコノユメ 3 ルメール

56

16

1

3

()加藤征弘

1506

0.2

 14-15-15

36.7

452

0

(3.8)

11040

36260

27320

318430

151206 サウンドトゥルー 5 大野拓弥

57

16

2

5

()高木登

1507

0.3

 15-16-16

36.6

472

-2

(12.6)

   

27320

318430

141207 ホッコータルマエ 5 幸英明

57

16

8

2

()西浦勝一

1510

-0.1

 02-02-02

36.4

508

+2

590

5470

9020

11730

70890

141207 ナムラビクター 5 小牧太

57

16

4

8

()福島信晴

1511

0.1

 05-04-04

36.3

528

+6

(20.7)

5470

9020

11730

70890

141207 ローマンレジェンド 6 岩田康誠

57

16

12

3

()藤原英昭

1512

0.2

 05-02-02

36.6

510

0

(7.1)

   

11730

70890

131201 ベルシャザール 5 ルメール

57

16

12

3

()松田国英

1504

-0.0

 09-08-06

36.1

538

+2

840

4850

9810

2160

24440

131201 ワンダーアキュート 7 武豊

57

16

8

6

()佐藤正雄

1504

0.0

 09-10-10

35.9

522

+3

(15.7)

4850

9810

2160

24440

131201 ホッコータルマエ 4 幸英明

57

16

6

1

()西浦勝一

1505

0.1

 02-02-02

36.6

506

-2

(1.9)

   

2160

24440

121202 ニホンピロアワーズ 5 酒井学

57

16

14

6

*()大橋勇樹

1488

-0.6

 04-04-03

36.0

536

0

1990

4290

11620

30010

165230

121202 ワンダーアキュート 6 和田竜二

57

16

12

3

()佐藤正雄

1494

0.6

 05-05-05

36.4

522

+21

(6.2)

4290

11620

30010

165230

121202 ホッコータルマエ 3 幸英明

56

16

9

9

()西浦勝一

1495

0.7

 02-02-02

36.8

488

-2

(31.6)

   

30010

165230

集計期間:2012.12. 2 2021.12. 5 12年・13年は「ジャパンカップダート」として阪神開催

うううう、10年振り返って的中は0。全敗じゃないですか。か、悲しすぎる。数あるG1の中でもこれほど相性の悪いレースはない。イキュラス・キュオラ。記憶を消してください。。。。


@1番人気は2−3−1−4とまずまずだが、勝ち切れているわけではない。

A2番人気は2−0−0−8と何とも評価に困る成績。基本「大間抜けもの達!」と罵倒したいのだが、二つは勝っているからねえ。。。

B3番人気は1−4−3−2と勝ちきれないのは難点ですが、この安定感はまさに三連複軸向き。こういうのを見ると馬券対象外に飛んだ馬が気になりますが17年ケイティブレイブ(4着)と16年コパノリッキー(13着)です。しかし、三番人気でこういうのを調べることになるとは。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中4頭だが、そのうち二頭は直近二年で来ており一定の配慮は必要か。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上と軽視厳禁。

E関西馬天国。関東馬が連に絡んだのは過去10年で5頭のみ。海外馬・地方馬も皆無。っていうか、よく見れば今年のメンツは皆関西馬じゃないか。こういうトップレースに参戦できない関東馬というのも、弱小中日打線なみに情けない。

F恐るべき男尊女卑社会。過去馬券に絡んだ牝馬は、15年にあっと驚く1着となったサンビスタのみ。まぁ、今年も牝馬の参戦自体ないのですが。

G枠順は大外8枠以外は偏りなし。

H脚質は先行馬有利だが、毎年必ず追い込み馬が1頭飛び込んできていることには要注意。

Iリピーター傾向多発。今年の対象は去年の勝ち馬テイオーケインズとなりますが、さて。

J30頭の年齢別構成は、3歳馬4(内勝馬2)、4歳馬4(同2)、5歳馬9(同4)、6歳馬9(同2)、7歳馬4(同0)と、競走馬寿命の長いダート界では高齢馬が侮りがたい好成績。

K過去5年15頭の血統はゴールドアリュール産駒が5頭(内勝馬2)とリピーター効果込みではあるが群を抜いている。但し、今年のメンツにもゴールドアリュールは2頭いるけど、これがどちらも単勝万馬券の超人気薄であり悩ましい限りです。

L過去5年15頭の前走キャリアは、JBCクラシック組が4頭(内勝馬2)、南部杯組が5頭(同2)が双璧。これに次ぐのが、みやこS組3頭でこちらは勝ち馬はいないけど、2・3着に低人気で突っ込んでくる馬が多く高配当狙いの方は要注目。


上記から、現在圧倒的1番人気にしてかんべえ先生ご推奨のテイオーケインズの取捨がまずは最大のポイント。買い要因としては下記のとおりです。


(A去年の本レースを圧勝。格・実績ナンバーワンの名前通り帝王的存在。(リピーター効果も期待できる)

(B本レースと相性の良いJBCクラシックをこれまた圧勝。

(C中京2000mは2−0−0−0と負け知らず。

(D)前ダート成績10−2−2−5と凄まじく、左回り実績も5−0−1−1とまさに単軸にうってつけ。

(E)主戦松山との相性は8−1−1−4とこれも申し分なし。

まぁ、これだけ揃えば単勝1倍台の圧倒的支持もうなずけます。

敢えて、いちゃもんをつけるとすれば、

(F)1番人気が負けまくる今年のG1戦線の状況。


ということですな、ブラジルがカメルーンに負けるシーンを見た後では、これ、ますます不吉です。でもねえ、これは本当にいちゃもん以外の何物ではないし、そういうのを気にして他の馬を軸にしようと思っても適当な馬が見当たらないというのもあり、ここは決然と彼を本命で考えたい。(軸馬が来ない(G「上海馬券王の呪い」が今加算されたわけですが)

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点。

この他はJBCクラシック・南部杯・みやこS組中心に選びました。2番人気グロリアムンディが絡むと数点ガミになりますが、この他はまずまずの高配当。注目馬認定したサンライズホープ(12番人気でみやこSを勝った追い込み馬という所がポイント)が絡むとこれは大変愉快な馬券になります。



上海馬券王



○今日の結果

<チャンピオンズカップ> @ジュンライトボルト(石川) Aクラウンブライト(福永)  Bハピ(横山典)




○かんべえのつぶやき

――今日は競馬世界でもジャイアントキリングが発生。圧倒的1番人気のテーオーケインズが4着に終わりました。4角を回ったところでは好位置につけて、「これは勝っただろう」と思ったものでしたが。複勝1.1倍に賭けてたヤツ、きっと居ただろうなあ。

――そこから追い込んで、ぶっちぎったのがジュンライトボルト。石川騎手に初のG1タイトルをもたらしました。この馬、対抗にしていたけど、頭までは考えておりませんでしたが、圧倒的な強さでした。これはもう次はサウジかドバイですな。アッパレでした。

――そして2着にはクラウンブライト、3着にはハピと3歳馬が入りました。これも強いと見られていた馬で、なおかつノットゥルノを外すという点まで
不肖かんべえの読みは当たっていたのでありますが、いかんせん軸馬が外れてしまってはどうにもなりませぬ。

――こうなるとダート界も、カタールW杯に負けぬ戦国時代だと受け止めるしかありますまい。しかしまあ、今年のG1レースは1番人気が負けまくりですが、ここまでくると次のG1が怖くなりますな。有馬記念は一体どうなることやら。

――来週は2歳牝馬の祭典、阪神ジュヴェナイルフィリーズです。うーむ、まったく当たる気がしないし、気分転換もできそうにない。次の週末が怖いぞよ。やはりW杯に集中すべきでしょうか。馬券王先生、どないしましょ。





11月27日(日) ジャパンカップ


えー、開催中のサッカーワールドカップが面白すぎて、現在生活が完全にこれに侵食されているのであります。

日本がドイツに勝つなんて信じられないものを見せてもらっただけでもありがたい限りなんですが、それ以外の試合も本当に面白い。Abemaが全試合をライブ配信しているせいで、これをすべてリアルタイムで見ている私は、昼夜が完全に逆転。会社生活を引退しているからこそ、こういう自堕落が許容されるわけなのですが、いやあ、いいですなあ自堕落な生活って。スマートTVを買って正解ですわ。自堕落万歳!

とにかく、どの試合もレベル高い。厳しい予選を勝ち抜いて参戦しているだけに下手なチームと言うのが殆どない。7点も取られた上、一本もシュートを打たせてもらえなかったコスタリカというチームもあるにはあるのですが、これだってコスタリカが下手というよりは相手のスペインがうますぎるんですな。あんな完全無欠なサッカーを見せられると日本がこれを相手に勝ち点をもぎ取るなんて光景は全く想像もできないわけで、明日のコスタリカ戦は是非勝って欲しいものです。

試合一つ一つも味わい深いのですが、それ以上にグループごとの進捗がさらにドラマなわけでもうたまりません。特にB組は面白すぎですね。第一節イングランドにボコられたイランが第二節でウエールズに勝利し復活、あっさりトーナメント進出を決めるかと思ったイングランドはアメリカと引き分けで、すべては第三節の結果次第となってしまったのですが、その三節の組み合わせがアメリカ対イラン、イングランド対ウエールズと言う、サッカー以外で確執ありまくりの国・地域の対戦となったわけで、本当にどうやったらこんな面白い話が紡ぎだされてしまうのだろう。これを味わい深いと言わずして何が味わい深いのでしょうか。

いやあ、こういうのを見続けると外し続けるG1予想よりはサッカーに逃避してしまいたくなりますなあ。大体明日はジャパンカップより日本代表のコスタリカ戦の方が重要ではないですか!


。。。。当分自堕落な生活が続きそうです。


20221127() 5回東京8日目 18頭 [15:40発走]
【12R】 42回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

$シムカミル 3 ブノワ

55

31.6

[]ワッテル

1

2

$オネスト 3 *ルメール

55

12.9

[]シャペ

2

3

ヴェルトライゼンデ 5 *レーン

57

8.5

()池江泰寿

2

4

 

トラストケンシン 7 丸田恭介

57

234.9

()高橋文雅

3

5

 

$グランドグローリー 6 ギュイヨ

55

41.7

[]ビエトリ

3

6

ヴェラアズール 5 *ムーア

57

4.7

()渡辺薫彦

4

7

 

$テュネス 3 ムルザバ

55

19.0

[]シールゲ

4

8

 

デアリングタクト 5 *マーカン

55

11.2

()杉山晴紀

B5

9

 

$ユニコーンライオン 6 国分優作

57

41.0

()矢作芳人

5

10

ハーツイストワール 6 武豊

57

28.7

()国枝栄

6

11

 

カラテ 6 菅原明良

57

41.5

()辻野泰之

6

12

 

シャドウディーヴァ 6 *松山弘平

55

165.8

()斎藤誠

7

13

 

テーオーロイヤル 4 菱田裕二

57

24.0

()岡田稲男

7

14

ダノンベルーガ 3 川田将雅

55

4.6

()堀宣行

7

15

シャフリヤール 4 C.デム

57

4.7

()藤原英昭

B8

16

 

リッジマン 9 *石川裕紀

57

223.1

[]千葉幸喜

8

17

 

ユーバーレーベン 4 M.デム

55

25.2

()手塚貴久

8

18

ボッケリーニ 6 浜中俊

57

22.1

()池江泰寿


という訳で、日本唯一の国際G1、ジャパンカップなわけであります。こちらは競馬におけるワールドカップとも言えるのですが、今年はメンバーが異常にしょぼすぎで困ったものです。

有力馬は凱旋門・天皇賞秋を経て有馬もしくは香港G1に参戦ということで、ジャパンカップは素通り。出走する日本馬の内、G1馬はシャフリヤール、デアリングタクト、ユーバーレーベンの3頭のみで、しかもこの三頭のG1実績はすべて三歳クラシックでのもので古馬になってからはうだつが上がらないことこの上なく、本当に何なのでしょう、このビールの水割りみたいに薄味なメンバー構成は。これだけ有力馬に軽視されるジャパンカップというのも悲しすぎるのですが、来年以降もこの傾向が継続しそうなのがさらに悲しい。これではモチベーションは急速冷凍。ますますサッカーに現実逃避したくなります。

例によって「10年トレンド」を。このレース、京都競馬場改修の影響もなく10年分丸ごとのデータが使用できるので、まずはこれにすがってみましょう。

堅すぎるジャパンカップの10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211128 コントレイル 4 福永祐一

18

2

1

()矢作芳人

2247

-0.3

 07-08-08

33.7

456

-8

160

530

670

510

1780

211128 オーソリティ 4 ルメール

18

7

3

()木村哲也

2250

0.3

 04-05-02

34.4

520

+2

(7.1)

530

670

510

1780

211128 シャフリヤール 3 川田将雅

18

4

2

()藤原英昭

2252

0.5

 05-06-05

34.4

446

-6

(3.7)

   

510

1780

201129 アーモンドアイ 5 ルメール

15

2

1

*()国枝栄

2230

-0.2

 05-04-04

34.7

490

0

220

330

610

300

1340

201129 コントレイル 3 福永祐一

15

6

2

()矢作芳人

2232

0.2

 09-09-09

34.3

456

-2

(2.8)

330

610

300

1340

201129 デアリングタクト 3 松山弘平

15

5

3

()杉山晴紀

2232

0.2

 07-07-07

34.4

474

-6

(3.7)

   

300

1340

191124 スワーヴリチャード 5 マーフィ

15

5

3

()庄野靖志

2259

-0.1

 07-06-05

36.5

516

+2

510

2900

4810

2900

19850

191124 カレンブーケドール 3 津村明秀

15

1

5

()国枝栄

2260

0.1

 04-03-02

36.9

466

+2

(10.5)

2900

4810

2900

19850

191124 ワグネリアン 4 川田将雅

15

2

2

*()友道康夫

2262

0.3

 06-06-08

36.6

458

-4

(4.3)

   

2900

19850

181125 アーモンドアイ 3 ルメール

14

1

1

()国枝栄

2206

-0.3

 02-02-02

34.1

472

-8

140

590

700

960

2690

181125 キセキ 4 川田将雅

14

8

4

()中竹和也

2209

0.3

 01-01-01

34.7

504

+8

(9.2)

590

700

960

2690

181125 スワーヴリチャード 4 M.デム

14

11

2

()庄野靖志

2215

0.9

 05-04-04

34.7

510

0

(6.5)

   

960

2690

171126 シュヴァルグラン 5 ボウマン

17

1

5

*()友道康夫

2237

-0.2

 04-04-04

34.7

470

-2

1330

1770

5250

1300

13340

171126 レイデオロ 3 ルメール

17

2

2

*()藤沢和雄

2239

0.2

 09-09-07

34.6

484

+8

(3.8)

1770

5250

1300

13340

171126 キタサンブラック 5 武豊

17

4

1

()清水久詞

2239

0.2

 01-01-01

35.3

542

0

(2.1)

   

1300

13340

161127 キタサンブラック 4 武豊

17

1

1

()清水久詞

2258

-0.4

 01-01-01

34.7

536

-2

380

2570

3990

8050

36260

161127 サウンズオブアース 5 M.デム

17

12

5

()藤岡健一

2262

0.4

 07-09-09

34.5

502

-8

(12.2)

2570

3990

8050

36260

161127 シュヴァルグラン 4 福永祐一

17

17

6

()友道康夫

2263

0.5

 09-12-10

34.4

482

+8

(13.9)

   

8050

36260

151129 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

18

15

4

()高野友和

2247

-0.0

 09-08-11

33.9

442

+4

920

10160

18510

6350

53920

151129 ラストインパクト 5 ムーア

18

6

7

()松田博資

2247

0.0

 12-08-11

33.9

494

+2

(23.9)

10160

18510

6350

53920

151129 ラブリーデイ 5 川田将雅

18

1

1

*()池江泰寿

2248

0.1

 06-06-05

34.3

486

0

(2.7)

   

6350

53920

141130 エピファネイア 4 スミヨン

18

4

4

*()角居勝彦

2231

-0.7

 02-03-04

35.0

492

+2

890

4120

7800

19750

91790

141130 ジャスタウェイ 5 福永祐一

18

1

3

()須貝尚介

2238

0.7

 08-08-08

35.1

498

 

(6.7)

4120

7800

19750

91790

141130 スピルバーグ 5 北村宏司

18

15

6

()藤沢和雄

2239

0.8

 16-15-13

34.8

508

+2

(11.3)

   

19750

91790

131124 ジェンティルドンナ 4 ムーア

17

7

1

()石坂正

2261

-0.0

 03-03-04

33.9

470

0

210

2500

3330

63800

224580

131124 デニムアンドルビー 3 浜中俊

17

9

7

()角居勝彦

2261

0.0

 14-13-13

33.2

434

-6

(29.8)

2500

3330

63800

224580

131124 トーセンジョーダン 7 ビュイッ

17

5

11

()池江泰寿

2261

0.0

 02-02-02

34.1

480

+4

(100.3)

   

63800

224580

121125 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

17

15

3

()石坂正

2231

-0.0

 02-03-06

32.8

460

-14

660

700

1580

1010

5550

121125 オルフェーヴル 4 池添謙一

17

17

1

*()池江泰寿

2231

0.0

 13-10-03

32.9

458

 

(2.0)

700

1580

1010

5550

121125 ルーラーシップ 5 ウィリア

17

13

2

()角居勝彦

2235

0.4

 11-13-15

32.7

506

-8

(5.4)

   

1010

5550

集計期間:2012.11.25 2021.11.28


うん、10年振り返って的中は12年・18年・19年・20年・21年の5回。かなりな的中率だし、「10年トレンド」を使用し始めた18年以降4年連続的中ということで、使えるじゃないか「10年トレンド」。但し問題はこの4年驚くほどの低配当で、去年・一昨年はガミというのが悲しすぎる。馬券の買い方はよく吟味する必要ありと言えましょう。


@1番人気は5−1−2−2と驚くべき信頼性。こういうのを見ると馬券対象外になった二頭が気になりますが、19年レイデオロと14年のジェンティルドンナであります。問題は今年のメンバー構成は1〜3番人気が同じ水準でせめぎあっており、最終的に誰が1番人気になるのかさっぱり分からないことで。。。

A2番人気は0−2−4−4と勝ちはないものの三連複軸としてはまぁまあ。

B3番人気は2−2−1−5とこれもまぁまぁ。

C単勝二桁人気の超人気薄は13年の三着トーセンジョーダン1頭がいるのみで基本用なし。

D30頭中1〜5番人気が25頭を占め、上述の通り大穴の台頭もないため配当は悪魔のように低い。

E外国人天国。30頭中13頭の鞍上が外国人ジョッキーで、今年は特に大量参戦しているのでこれは無視出来ようはずもなく。

F一方外国馬は地獄。過去10年海外招待馬は1頭も馬券に絡んでいない。もっとも上述の通り、今年の日本馬はビールの水割り状態なんで相対的に海外馬の台頭あるかが今年最大のポイントと言えましょう。逆に言えば今年のメンバーでも海外馬に良いところがないとなればこのトレンドは殆ど定跡として確定します。

G関西馬天国。府中開催なのに関東馬は6頭のみ。

H牝馬は30頭中8頭もいて、内5頭は勝っている。二年に一度は牝馬が優勝と言うことなんですが、今年のメンバーにアーモンドアイやジェンティルドンナ級の器がいるとは思えませんなあ。わが愛しのスターズオンアースが出ていれば迷わず本命打ったんですけどねえ。

Iリピーター傾向はそこそこ。今年の対象はシャフリヤールとなりますが。

J枠順は内が明確に優位。大外は近年全く来ていない。

K脚質は先行・差し優勢で極端な追い込みは近年分が悪い印象。

L30頭の年齢構成は3歳馬が8頭(内勝馬2)、4歳馬が11頭(同5)、5歳馬が19頭(同3)、6歳超が1頭(同0)と高齢馬は基本用なし。

M過去5年15頭の血統はディープインパクトが5頭(内勝馬1)と明確に優勢。もっとも今年の参戦メンバーではディープはシャフリヤールただ一頭なわけで、さすがにその死後ご利益は薄れつつあります。これに次ぐのがハーツクライ3頭(同2)。

N過去5年15頭の前走キャリアは、天皇賞秋組が8頭(内勝馬3)と過半数を占め圧倒的。これに次ぐのが意外なことに秋華賞組3頭(同1)なのですが、3歳牝馬の参戦のない今年は当然対象なし。


上記からかなり迷ったのですが、本命はダノンベルーガ。


(Aこのレースと相性の良い天皇賞の最先着馬。

(B切れる脚が府中向き。

(C1番人気の圧倒的信頼性。まぁ、現在のオッズ状況が上記の通り三すくみ状態なんで最終的に1番人気にはなってない可能性も高いけど、それでも三連複軸なら有望。

(Dこれまで人気先行のきらいがあったけど、前走の天皇賞で実力が人気に追いついた印象。

(E強いと言われる三歳馬。斤量メリットも魅力。

(F晩成型ハーツクライの血筋がそろそろ炸裂しそうな予感。


というのがその根拠。まぁ、追い込み一辺倒な感じなんで勝つには運とか展開の助けも必要で、ここは三連複軸で勝負。

馬券は◎軸の三連複21点。その他は天皇賞組と内枠馬を中心に選びました。今年は圧倒的な軸馬が不在なため、これだけ買ってもガミ馬券は基本ありません。内枠にはたまたま海外馬が集結していてこれが絡むと結構良い配当が期待できます。

あ、これを書いている間にフランスがデンマークに引導を渡してしまった。しかし、一人で全得点をたたき出したエムパべって今更ながら化け物みたいなフィジカルしてますな。彼と超絶テクニシャンぞろいのスペインの対戦と言うのも是非見てみたいものです。


自堕落生活驀進中  上海馬券王 in  富山




○今日の結果

<ジャパンカップ> @ヴェラアズール(ムーア) Aシャフリヤール(Cデムーロ)  Bヴェルトライゼンデ(レーン)




○かんべえのつぶやき

――今日は仕事で箱根に行ってたので、レースは見ていないのです。それでも小田原駅に向かう新幹線車中で、ちゃんと馬券は買うのであります。

――不肖かんべえの本命場はヴェルトライゼンデ。ケガで1年5か月も休んで、戻ってきた鳴尾記念で勝利。オールカマーはさておいて、今日はこの馬から。まずは単勝。それからAオネスト、Eヴェラアズール、Gデアリングタクト、Nシャフリヤールに馬連で流す。さらにワイドで4頭に流したのであるが、PユーバーレーベンとQボッケリーニを入れて、「まあ、これは来ても安いから」と思ってEとNは避けたのであった。馬鹿馬鹿、ワシの馬鹿。昔からこのレースは相性が悪いのだ。というか、三連複なら取れてるじゃん。

――結論、2番人気のヴェラアズールが1着。1番人気のシャフリヤールが2着。ワシのヴェルトライゼンデ(4番人気)は3着に終わりました。デアリングタクトが4着で、馬券王先生推奨のダノンベルーガは5着でした。鞍上は順にムーア、Cデムーロ、レーン、マーカンド、そして川田。ものの見事に外人ばかり。でも外人ボックス買いでも回らないくらいに外人騎手がいる。

――逆に5頭来ていた外国馬は、グランドグローリー(ギュイヨン騎手)の6着が最善でした。ジャパンカップは日本馬に乗った外国人騎手を買え、ということでよろしいようです。

――さて、12月は中山、阪神、中京に舞台を移します。来週はチャンピオンズカップ。馬券王先生、ダートで気分を変えましょう。今日勝ったヴェラアズールだって、少し前まではダートを走っていたのですから。ああ、馬券を当てたいぞ。





11月20日(日) マイルチャンピオンシップ


えー、この世には「スマートTV」というものがありまして、私、最近これを購入したのですが、いやあ大変素晴らしいですな、これは。

このスマートTV、電波受信器であるTVにネット機能が付加されており、これを使えばYouTubeとかAbemaとかAmazon・VideoとかDアニメとかのネット配信コンテンツが大画面で見られるわけです。いやあ、こういうコンテンツはiPadとかのタブレットで見るものだと思ってたのですが、世の中進んでいるのですな。画質も素晴らしいし、音質もまあまあ。これを使うともうタブレットの世界には戻れません。

え、「そんなものは10年前からあるだろうが、いまさら何を言っておるのだ。」ですと?いやあ、私の場合、この10年間は海外とか福岡勤務で、その間見ていたTVは皆マンションとかの備え付け、こんな結構なものがこの世にあるとは知りもしなかったんですわ。それにですな、こういうNET・TVという概念が昔からあるのは確かなんでしょうが、長時間の鑑賞に耐えられるくらいの高画質データを高速に伝送する技術が確立したのは割と最近のことなんじゃないでしょうか。3年前のネット配信動画の品質って結構酷かったと思いますぞ。

とにかく、これを使うとですな、丸二日かけて行われるAbemaの将棋竜王戦中継とかTVの前で寝転がって鑑賞できるのだ。これは凄いことなのだ。あまりに凄いので調子込んでNETFLIXに加入したら攻殻機動隊シリーズとか一気見出来てさらにドはまり。いやあ、NETFIXもこれまで敬遠してたけど、これはこれで結構なものですな。

しかしこういうのを見ると、既存の電波事業とかの将来が危ぶまれます。ネット経由でこんな面白いものが発信されるようになると既存のメディア事業者ははっきり用済み、将棋のAI形勢判断的にいう95対5という大差がすでについていて投了寸前なのではなかろうか。アニメだって視聴率を競う時代はとうに終わっていて、DVDとかの円盤発売枚数を競う時代も今は昔、今では世界を舞台にしたネット配信回数でその優劣が判断される時代になっているし、私が海外に引きこもっている間に時代は動いていたんですなあ。

まぁ、スマートTVもまだ発展途上で、これを制御しているGOOGLEのOSがしばしばフリーズして再起動を余儀なくされるというのが3日に一度は発生しておりますし、各種コンフィグの設定もPC並みに複雑で、これをマウスを使わずにリモコンのみでやるというのはある意味PC以上に敷居が高い。でもねえ、これが一般家電並みの安定性や使い勝手を確立したら本当に時代は変わりますなあ。

聞けば、サッカーワールドカップ全試合の中継をAbemaが無料で配信するのだとか。あまりに馬鹿高い放映権料をどうやって調達したのか不明ですが、ますますスマートTVの前から離れられない日々が続きそうな今日この頃です。

20221120() 5回阪神6日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 39回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

マテンロウオリオン 3 横山典弘

56

29.9

()昆貢

1

2

 

ウインカーネリアン 5 三浦皇成

57

18.2

()鹿戸雄一

2

3

ダノンザキッド 4 *北村友一

57

26.0

()安田隆行

2

4

$シュネルマイスター 4 *ルメール

57

5.1

()手塚貴久

3

5

サリオス 5 *ムーア

57

6.1

()堀宣行

3

6

ソダシ 4 吉田隼人

55

4.1

()須貝尚介

4

7

ジャスティンカフェ 4 福永祐一

57

15.4

()安田翔伍

4

8

 

$ロータスランド 5 岩田望来

55

74.1

()辻野泰之

5

9

ピースオブエイト 3 *C.デム

56

55.1

()奥村豊

5

10

セリフォス 3 *レーン

56

8.9

()中内田充

B6

11

ソウルラッシュ 4 松山弘平

57

7.1

()池江泰寿

6

12

 

ホウオウアマゾン 4 *坂井瑠星

57

69.3

()矢作芳人

7

13

 

エアロロノア 5 *武豊

57

71.8

()笹田和秀

B7

14

 

ベステンダンク 10 *藤岡佑介

57

300.5

()安達昭夫

8

15

ダノンスコーピオン 3 川田将雅

56

8.0

()安田隆行

8

16

 

ハッピーアワー 6 川又賢治

57

295.9

()杉山佳明

8

17

 

ファルコニア 5 *池添謙一

57

49.9

()高野友和


秋のマイル王決定戦、その名の通りマイルチャンピオンシップであります。今年も17頭と多頭数、内5頭がG1馬とそれなりにレベルの高い所が集まりました。なんか「呪い」にかかって外しまくっている下半期ですが、今回は当てたいですなあ。

例によって「10年トレンド」を。例によって例年京都開催のこのレースは3年前から阪神に代わっており、実際は「2年トレンド」ですがまあそれなりに使えると思いますので見ていきましょう。

多頭数なのになぜか固く収まるマイルCS10年間

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211121 グランアレグリア 5 ルメール

55

16

12

1

()藤沢和雄

1326

-0.1

   12-08

32.7

506

+2

170

370

540

1960

5460

211121 $シュネルマイスター 3 横山武史

56

16

3

2

()手塚貴久

1327

0.1

   08-08

32.9

480

-2

(4.6)

370

540

1960

5460

211121 ダノンザキッド 3 川田将雅

56

16

13

5

*()安田隆行

1328

0.2

   08-08

33.0

528

+2

(16.1)

   

1960

5460

201122 グランアレグリア 4 ルメール

55

17

4

1

()藤沢和雄

1320

-0.1

   05-05

33.2

502

-2

160

620

790

1610

4480

201122 インディチャンプ 5 福永祐一

57

17

8

3

()音無秀孝

1321

0.1

   07-05

33.2

472

-8

(8.8)

620

790

1610

4480

201122 アドマイヤマーズ 4 川田将雅

57

17

7

5

()友道康夫

1322

0.2

   03-02

33.6

484

+2

(11.1)

   

1610

4480

191117 インディチャンプ 4 池添謙一

57

17

5

3

()音無秀孝

1330

-0.2

   04-05

33.9

472

-4

640

840

2040

3200

16580

191117 ダノンプレミアム 4 川田将雅

57

17

14

1

()中内田充

1332

0.2

   04-03

34.2

506

-2

(2.4)

840

2040

3200

16580

191117 ペルシアンナイト 5 マーフィ

57

17

7

6

*()池江泰寿

1333

0.3

   10-12

33.7

498

+6

(17.6)

   

3200

16580

181118 ステルヴィオ 3 ビュイッ

56

18

1

5

()木村哲也

1333

-0.0

   04-05

34.1

478

+10

870

3220

6350

5480

29790

181118 ペルシアンナイト 4 M.デム

57

18

2

3

*()池江泰寿

1333

0.0

   07-07

33.9

492

+8

(6.5)

3220

6350

5480

29790

181118 アルアイン 4 川田将雅

57

18

3

4

*()池江泰寿

1335

0.2

   02-02

34.5

520

+8

(6.6)

   

5480

29790

171119 ペルシアンナイト 3 M.デム

56

18

18

4

*()池江泰寿

1338

-0.0

   15-13

33.9

488

+12

880

2480

5520

9300

55890

171119 エアスピネル 4 ムーア

57

18

11

2

()笹田和秀

1338

0.0

   07-06

34.6

480

+4

(4.2)

2480

5520

9300

55890

171119 サングレーザー 3 福永祐一

56

18

4

7

()浅見秀一

1339

0.1

   10-09

34.4

482

+6

(15.0)

   

9300

55890

161120 ミッキーアイル 5 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1331

-0.0

   01-01

35.6

484

-2

590

1590

3390

8360

40290

161120 イスラボニータ 5 ルメール

57

18

8

2

()栗田博憲

1331

0.0

   06-05

35.0

480

-2

(4.8)

1590

3390

8360

40290

161120 ネオリアリズム 5 ムーア

57

18

15

7

()堀宣行

1332

0.1

   02-02

35.6

502

+6

(14.0)

   

8360

40290

151122 モーリス 4 ムーア

57

18

16

4

*()堀宣行

1328

-0.2

   09-08

33.1

508

-2

570

1780

3400

2000

12000

151122 フィエロ 6 M.デム

57

18

10

2

()藤原英昭

1330

0.2

   08-08

33.3

506

0

(5.1)

1780

3400

2000

12000

151122 イスラボニータ 4 蛯名正義

57

18

5

1

()栗田博憲

1330

0.2

   12-13

33.0

480

+4

(3.2)

   

2000

12000

141123 ダノンシャーク 6 岩田康誠

57

17

12

8

()大久保龍

1315

-0.0

   11-10

34.1

444

+2

1810

3890

11460

25760

193290

141123 フィエロ 5 福永祐一

57

17

8

3

*()藤原英昭

1315

0.0

   07-06

34.4

508

-2

(5.6)

3890

11460

25760

193290

141123 グランデッツァ 5 秋山真一

57

17

3

9

()平田修

1317

0.2

   03-03

34.8

498

0

(18.6)

   

25760

193290

131117 トーセンラー 5 武豊

57

18

5

2

()藤原英昭

1324

-0.2

   15-14

33.3

460

+4

470

1930

3250

2090

12450

131117 ダイワマッジョーレ 4 蛯名正義

57

18

4

3

*()矢作芳人

1326

0.2

   03-04

34.1

440

0

(7.5)

1930

3250

2090

12450

131117 ダノンシャーク 5 福永祐一

57

18

13

1

()大久保龍

1327

0.3

   08-06

34.1

444

+8

(3.8)

   

2090

12450

121118 サダムパテック 4 武豊

57

18

1

4

*()西園正都

1329

-0.0

   06-07

34.1

506

-2

1050

2520

5560

9230

58050

121118 グランプリボス 4 内田博幸

57

18

7

1

()矢作芳人

1329

0.0

   08-08

34.0

520

-2

(4.0)

2520

5560

9230

58050

121118 ドナウブルー 4 スミヨン

55

18

17

5

()石坂正

1330

0.1

   08-08

34.1

434

+2

(11.1)

   

9230

58050

集計期間:2012.11.18 2021.11.21  20年以降は阪神開催

うーん、10年間振り返ると的中は15年・17年・20年の3回。これだけ見るとそれほど悪くはないのですが、17年はそこそこ高配当だけど、他の二つは阿鼻叫喚の超絶ガミ馬券。ううううう、悲しすぎます。まぁ、上記見ればわかるようにこのレース14年を除けば皆堅い決着と言うことで、まぁ、利益を出そうと思えば買い目を絞る必要があると言うことであります。

早速見ていきましょう。


@1番人気は2−2−2−4と三連複軸としてはまずまず。単馬券軸としては信頼性に欠けるが、その2勝が阪神開催になってからの連勝(グランアレグリアのリピーター)であることには注意が必要。

A2番人気は1−4−0−5と馬連軸向き。

B3番人気は2−4−0−4とこちらは更に馬連軸向き。これを見れば2・3番人気の馬連一点買えば幸せになれそうな予感だけれど、この組み合わせのワンツーは13年・16年の二回だけ。

C4番人気は3−0−1−6と単で勝負するならこれが良さそう。

D5番人気は1−0−3−6と人気以上の働きで、上記@〜Dを総計すると、1着は9頭、2着は10頭すべて、3着は6頭と、30頭中なんと25頭が上位5番人気で独占。よって配当は恐ろしく低い。こんな状況で欲かいて大穴狙いの馬券をしこたま買いこむと当たってもガミの惨劇が君を襲うことでありましょう。(ううううう、私のことです。。)

E上記を補足するとどめのデータですが、毎年17頭以上の参戦があるのに単勝二桁人気の超人気薄は10年間で一頭も連に絡んでいない。数あるG1の中でもこれほど大穴の台頭のないレースも珍しい。

F関東馬は30頭中8頭(直近3年では9頭中3頭)と関西開催であることを考えれば健闘。今年はシュネルマイスターにサリオスという人気の二頭が関東から参戦ですが、さて。

G外国人天国。海外から短期免許で一流どころが参戦する時期でもあり、カタカナジョッキーは30頭中12頭の鞍上。ルメールはグランアレグリアで連勝中だし、ムーアだって出れば上位に来ているそんな感じ。小幡先生に倣ってカタカナジョッキーのボックス馬券というのも大いにありですな。

Hリピータ傾向多発。具体的に上げるときりがないので詳しくは上記を見てほしいのですが、とにかく必ずと言っていいほど前年上位の馬が翌年も連に絡んで来ます。今年の対象はシュネルマイスターとダノンザキッドですがこれは是非押さえておきたい。

I枠順:阪神開催・京都開催ともに大きな偏りは認められない。

J脚質:阪神開催・京都開催ともに色々な脚質の馬が上位に進出。但し勝ち馬に限れば追い込み馬が来ている印象。

K牝馬は30頭中3頭で内二頭は阪神開催で連覇のグランアレグリアによるリピーター効果で、要は信頼度が低い。現在の1番人気ソダシがグランアレグリア級の器の持ち主かというのもポイントですな。

L30頭の年齢別構成は3歳が5頭(内勝馬2)、4歳が13頭(同4)、5歳が10頭(同3)、6歳が3頭(同1)と7歳超は0と、5歳までなら有力。

M過去5年15頭の血統はリピータ効果を排除すれば見事にバラバラ。

N過去5年15頭の前走キャリアは、天皇賞組が3頭(内勝馬1)、毎日王冠組が4頭(同2)、富士S組が4頭(同1)というのが優勢。前走非重賞というのは1頭もいません。尚、今年は天皇賞組というのが皆無なので富士S・毎日王冠組を中心に狙うべき。


上記からまずは単勝1番人気のソダシの取捨がまずは最初のポイント。


(Aメンバー中唯一のG1三勝馬と「格」では断トツ。

(B阪神実績2−0−0−1、マイル実績4−0−0−0と強烈な安定感

(C)骨っぽい牡馬を相手に実質G1と言える札幌記念を勝利したように単なるマイラー以上の実力あり。

というのが上記1番人気の買い要因となっているわけですがそれ以外にも

(D白馬で可愛い。

というミーハーな雰囲気もこのオッズの裏側にはあるように思います。でもねえ、

(E上記G1実績も阪神実績もマイル実績も皆牝馬戦でのもので、牡馬相手のG1では割引の必要あり。

(F札幌記念は52kgという三歳牝馬の斤量メリットがあってのもの。55kgの今回は割引する必要あり。

(G)何よりこの馬、三歳以降1番人気で勝ったことが一度もない。勝ったことがないどころか馬券圏外に飛びまくると言う鬼畜な所業に及ぶこと数知れず。いやあ、競走馬である彼女が自分が何番人気か把握しているはずもないのですが、それでもこれを見ると把握した上でこれを裏切っているとしか思えないですな。ああ、なんてひねくれた根性曲がりなんだ、この女は。私なんか何度1番人気の彼女に煮え湯を飲まされ続けてきたことか。


という訳で、ここは評価を落としてみたい。まぁ、彼女は単勝では1番人気で、これはレース当日も動かないと思うんですが、複勝ではなんと2番人気、馬連一番人気はシュネルマイスター・サリオスの組み合わせということですから、連馬券を買う人も皆警戒はしている感じです。

これに代わって本命視するのは現在三番人気のサリオス。


(H)このレースと相性の良い毎日王冠をレコード勝ちの実績。

(I)どのような展開になっても常時33秒台の切れ味を繰り出せる確かな末脚が今の阪神向け。

(K)騎手が名手ムーア。因みに彼に外国人が乗ると一昨年のデムーロ(兄)が乗ったマイルCSを除けばすべて馬券に絡んでいます。

(L)晩成のハーツクライ血統が5歳の今開花。

(M)上記3番人気の高い信頼性。

(N)そんな彼が複勝ではなんと5番人気という低い評価なのもおいしすぎる。これは三連複軸にうってつけ。


とこれだけ買い要因があれば迷わず軸は彼です。

この他重い印を打つのは

・5番人気と評価は低いが、NHKマイルの覇者にして休み明けの富士Sを0.1秒差三着した三歳馬、〇ダノンスコーピオン。

・去年の二着馬にして鞍上ルメールの二番人気▲シュネルマイスター。

・富士Sの勝ち馬にして鞍上レーンが頼もしい六番人気の☆セリフォス。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複18点。さすがにこれだけ絞るとガミはありませんし、注認定した二頭(リピーター効果期待の去年三着ダノンザキッドと、Cデムーロ騎乗で一変期待の三歳馬ピースオブエイト)が絡めば万馬券です。まぁ、上述の通り荒れないレースですがガミの心配がないときはこれくらいの夢は見させてもらいましょう。



上海馬券王



○今日の結果

<マイルチャンピオンシップ> @セリフォス(D・レーン) Aダノンザキッド(北村友)  Bソダシ(吉田隼)




○かんべえのつぶやき

――実力伯仲の好レース、勝ったのは6番人気のセリフォスでした。富士Sからの連勝で、やっぱ今年の3歳馬は強いわ。というか鞍上はダミアン・レーン騎手で、今月は外人騎手の天下が続きますな。ホントにテン乗りで上手く乗るものです。藤岡佑介騎手がちょっと気の毒です。

――2着には8番人気のダノンザキッドが入りました。去年の3着馬によるリピーター現象ですが、乗り代わりのせいもあって人気薄でした。3着はソダシ。レース直前には2番人気に落ちましたが、白毛の馬体がきわどく滑り込みました。

――馬券王先生推奨のサリオスは14着と、これは意外な結果でした。「今日のソダシは信用できない」という点では、不肖かんべえもまったく同意でありました。そこで迷った挙句、1番人気シュネルマイスターを軸としたのですが、こちらは5着に終わりました。無念。

――もう一頭、期待をかけていた4番人気のダノンスコーピオンも11着と振るいませんでした。鞍上の川田騎手は、このところG1レースになると来てくれませんなあ。来週のダノンベルーガは大丈夫なんでしょうか?

――さて、来週はジャパンカップ。このまま行くと、来週も外人騎手天国となってしまいそうです。不肖かんべえ、来週日曜は仕事で箱根に行くことになっておるのですが、どういう結果になるのか気になって仕方ありませぬ。





11月13日(日) エリザベス女王杯


いやあ、強かったですね、イクイノックス。パンサラッサ一世一代の大逃げが炸裂し、絶望的な大差がついたかに思えたところを上り32.7秒の末脚で交わし切るなんて、これはとんでもないものを見てしまいました。

まさか逃げ先行がトレードマークだったキタサンブラックの産駒がこんな鬼脚使うなんて、これも大変な驚きで、キタサンブラックというのはドゥラメンテ亡き後、日本の馬産をしょって立つ超大物種牡馬になりうる存在なのかもしれないですな。

いずれにせよ、これで、ようやく一番人気馬がG1で勝利。もう1年近く「呪い」が継続してましたからねえ。いやめでたい限りです。

とはいうものの、馬券を外した身としては大変複雑な思いなのであります。これまで「呪いなんかくそくらえだ」と1番人気に重い印を打ち続けたらこれが飛びまくり、前回ついに心折れ、1番人気イクイノックスの評価を下げたらこれがきっちり勝ってしまう。あんまりだよ。あんまりじゃないかぁあっ!

うううう、こうして見ると、呪われているのは1番人気の馬ではなく、他ならぬ私自身と思えてなりません。「1番人気の呪い」がリセットされたと言いながら今週のエリザベス女王杯はカオスなメンバー大集合だし、「上海馬券王の呪い」絶賛継続中となる極めて強い予感が。。。

。。。鬱が続きます。


20221113() 5回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 47回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2200m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

クリノプレミアム 5 *武豊

56

60.5

()伊藤伸一

B1

2

 

ローザノワール 6 田中勝春

56

54.2

()西園正都

2

3

 

ピンハイ 3 川田将雅

54

12.1

()田中克典

2

4

デアリングタクト 5 松山弘平

56

4.9

()杉山晴紀

3

5

$マジカルラグーン 3 フォーリ

54

13.7

[]ハリント

3

6

 

ホウオウエミーズ 5 *丸田恭介

56

96.5

()池上昌和

4

7

イズジョーノキセキ 5 *ルメール

56

15.0

()石坂公一

4

8

アンドヴァラナウト 4 *ムーア

56

12.8

()池添学

5

9

 

ウインキートス 5 松岡正海

56

51.1

()宗像義忠

5

10

スタニングローズ 3 坂井瑠星

54

6.2

()高野友和

6

11

ナミュール 3 横山武史

54

6.8

()高野友和

6

12

 

ルビーカサブランカ 5 横山和生

56

45.4

()須貝尚介

7

13

ウインマリリン 5 *レーン

56

10.8

()手塚貴久

7

14

アカイイト 5 幸英明

56

18.3

()中竹和也

7

15

 

ライラック 3 M.デム

54

42.2

()相沢郁

8

16

 

テルツェット 5 池添謙一

56

51.4

()和田正一

B8

17

 

ウインマイティー 5 和田竜二

56

16.2

()五十嵐忠

8

18

ジェラルディーナ 4 *C.デム

56

9.5

()斉藤崇史


という訳で、古馬牝馬の女王決定戦エリザベス女王杯、通称「エリ女」であります。今年も18頭の大盛況なのであります。しかし、他ならぬエリザベス陛下が御崩御ということで、このレース、来年はどういう名前になるのでしょう。「チャールズ国王杯」なんて名前になると牝馬戦としては違和感ありまくりだし「メーガン妃杯」だと品格の問題あるし、なかなかに悩ましい。

例によって「10年トレンド」を。まぁ、例によってこの競走も長年京都競馬場開催だったものが2年前から阪神開催となってまして事実上「2年トレンド」なのですが、それでも何らかの示唆は与えてくれるはず。早速行ってみましょう。

☆1番人気が勝ちきれない割には配当がおとなしいエリザベス女王杯の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211114 アカイイト 4 幸英明

17

16

10

()中竹和也

2121

-0.3

 13-13-07

35.7

514

0

6490

51870

137500

282710

3393960

211114 ステラリア 3 松山弘平

17

5

7

*()斉藤崇史

2124

0.3

 08-08-09

36.1

490

0

(25.1)

51870

137500

282710

3393960

211114 クラヴェル 4 横山典弘

17

2

9

()安田翔伍

2125

0.4

 14-13-12

36.1

456

-4

(46.9)

   

282710

3393960

201115 ラッキーライラック 5 ルメール

18

18

1

()松永幹夫

2103

-0.1

 12-11-03

33.9

522

-2

330

2290

3610

4260

21050

201115 サラキア 5 北村友一

18

13

5

()池添学

2104

0.1

 14-15-12

33.7

450

-4

(12.3)

2290

3610

4260

21050

201115 ラヴズオンリーユー 4 M.デム

18

11

3

*()矢作芳人

2104

0.1

 11-13-08

33.8

486

0

(5.5)

   

4260

21050

191110 ラッキーライラック 4 スミヨン

18

2

3

()松永幹夫

2141

-0.2

 08-08-08

32.8

518

-4

540

3380

5440

4060

26480

191110 クロコスミア 6 藤岡佑介

18

6

7

()西浦勝一

2143

0.2

 01-01-01

34.8

448

+6

(23.1)

3380

5440

4060

26480

191110 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

18

11

1

*()矢作芳人

2143

0.2

 02-02-02

33.8

472

+16

(2.5)

   

4060

26480

181111 リスグラシュー 4 モレイラ

17

12

3

()矢作芳人

2131

-0.0

 09-10-09

33.8

462

+2

470

9800

12450

8660

56370

181111 クロコスミア 5 岩田康誠

17

9

9

()西浦勝一

2131

0.0

 01-01-01

34.7

436

+4

(41.8)

9800

12450

8660

56370

181111 モズカッチャン 4 M.デム

17

7

1

()鮫島一歩

2136

0.5

 06-05-05

34.7

490

+6

(3.6)

   

8660

56370

171112 モズカッチャン 3 M.デム

18

5

5

()鮫島一歩

2143

-0.0

 05-04-04

34.1

476

-2

770

8030

15890

20760

127540

171112 クロコスミア 4 和田竜二

18

4

9

()西浦勝一

2143

0.0

 02-02-02

34.3

428

+4

(26.4)

8030

15890

20760

127540

171112 ミッキークイーン 5 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2143

0.0

 12-10-11

33.7

442

-6

(7.2)

   

20760

127540

161113 クイーンズリング 4 M.デム

15

3

3

()吉村圭司

2129

-0.0

 09-09-07

33.2

460

+10

610

13710

22570

20680

158930

161113 シングウィズジョイ 4 ルメール

15

9

12

()友道康夫

2129

0.0

 03-03-03

33.7

474

0

(61.6)

13710

22570

20680

158930

161113 ミッキークイーン 4 浜中俊

15

1

2

()池江泰寿

2131

0.2

 07-06-05

33.6

442

+10

(3.6)

   

20680

158930

151115 マリアライト 4 蛯名正義

18

12

6

()久保田貴

2149

-0.0

 09-06-06

34.7

430

-10

1520

1860

4730

3770

23590

151115 ヌーヴォレコルト 4 岩田康誠

18

18

1

()斎藤誠

2149

0.0

 13-14-12

34.3

448

-2

(3.0)

1860

4730

3770

23590

151115 タッチングスピーチ 3 ルメール

18

8

4

*()石坂正

2149

0.0

 12-12-12

34.3

458

+2

(6.5)

   

3770

23590

141116 ラキシス 4 川田将雅

18

1

3

*()角居勝彦

2123

-0.0

 07-07-07

33.4

458

+2

680

970

2140

3030

15570

141116 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

18

5

1

()斎藤誠

2123

0.0

 03-04-03

33.6

444

-4

(3.3)

970

2140

3030

15570

141116 ディアデラマドレ 4 藤岡康太

18

15

6

*()角居勝彦

2125

0.2

 14-12-12

33.1

450

+6

(11.7)

   

3030

15570

131110 メイショウマンボ 3 武幸四郎

18

3

2

()飯田明弘

2166

-0.2

 07-08-07

34.1

488

0

390

2780

4480

14440

64840

131110 ラキシス 3 川田将雅

18

18

6

*()角居勝彦

2168

0.2

 03-03-02

34.6

456

-4

(16.7)

2780

4480

14440

64840

131110 アロマティコ 4 三浦皇成

18

7

5

()佐々木晶

2168

0.2

 17-11-09

34.1

466

-2

(15.8)

   

14440

64840

121111 レインボーダリア 5 柴田善臣

16

15

7

()二ノ宮敬

2163

-0.0

 11-11-09

35.8

462

0

2300

1790

6630

6110

50810

121111 ヴィルシーナ 3 内田博幸

16

12

1

*()友道康夫

2163

0.0

 04-04-04

36.1

448

-2

(1.9)

1790

6630

6110

50810

121111 ピクシープリンセス 4 M.デム

16

6

5

()野中賢二

2163

0.0

 16-16-16

35.1

450

+4

(14.3)

   

6110

50810

集計期間:2012.11.11 2021.11.14 阪神開催は20年・21年。それ以前は京都開催。

うーん、振り返ると的中は20年・19年・14年の3回ですか。なんか配当がおとなしい年にしか当たっていないですが、それでも的中率3割と言うのは下記トレンドを見るとそれなりなのではないかと。


@1番人気は1−3−2−4と三連複軸としては申し分ないが、全く勝ち切れていない。

A2番人気は1−0−1−8と信頼度は極めて低い。

B3番人気は4−0−2−4とかなり立派。連馬券でも単馬券でも軸にしうるということで配当期待値的にも是非押さえておきたい。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中2頭のみで極端なひも荒れはない。とは言え、今年のメンバーは相当カオスで人気が割れに割れてます。18頭も出ているのに単勝万馬券の馬が不在、なおかつ11番人気まで単勝20倍を切るという相当珍しい状況(例えば去年単勝65倍の10番人気で大穴開けたアカイイトは今年11番人気なのに単勝18倍にしかならない)で皆さん悩みに悩んでいる感じ。今年に限ってはどの馬にもチャンスありということなんでしょうか。

D外国人天国。30頭中11頭の鞍上がカタカナ。特に今年は短期免許で海外から一流どころが多数参戦していますし、これは無視できません。

E関西馬天国。過去10年で連に絡んだ関東馬は4頭しかおらず、直近6年間はすべて関西馬のワン・ツー・スリー。いくら関西開催と言っても中日打線並みに情けないぞ関東馬。

Fリピーター傾向多発。今年の対象は去年の覇者アカイイト1頭ですが、さて。

G枠順には大きな偏りはない。大外でも来る。っていうか阪神開催になってからは大外ばかりが来る。

H脚質は好位差しが大優勢だけど、阪神開催になってからは中段以下からの追い込みが決まりまくっている印象。まぁ、明日の阪神は相当渋りそうだと言うことで、ここが結構悩ましい。

I過去10年30頭の年齢別構成は、三歳馬が9頭(内勝馬2)、四歳馬が15頭(同6)、五歳馬が5頭(同2)と圧倒的に4歳馬が優勢。(母数を考えれば三歳馬も健闘)

J過去5年15頭の血統は、リピーター効果を相殺すれば見事にバラバラ。尚ディープ産駒はこの5年勝っていない。

K過去5年15頭の前走キャリアは、アイルランドトロフィー組が8頭と過半数を占めこれが最有力。特筆すべきはこの組、アイルランドTでぼろ負けしてもエリ女では上位に食い込んでいるということで、とにかくアイルランドから参戦しているだけで要注意。これに次ぐのは、秋華賞組、札幌記念組がそれぞれ2頭ですが、今年は札幌記念からはウインマリリンが参戦(小幡先生が一押ししてます。牡馬の骨っぽい所相手に善戦したというのが小幡理論にずっぱまりなんでしょう)。秋華賞組に関しては三歳限定ということで母数の少なさを考えればこれも有力ですか。

L過去5年15頭に非重賞からの参戦組は1頭もおらず、前走レースの「格」には一定の配慮が必要。


以上から馬券を考えてみましょう。

まずは1番人気デアリングタクトですが、いやしくも牝馬三冠の称号を持つ彼女が1番人気といえ単勝5倍相当というのはあまりにも寂しい光景です。察するに下記の懸念材料を馬券購入者は危惧しているのでしょうな。


(A4歳以降の成績がしょぼすぎるし、前走のオールカマーの内容も正直ひどすぎる。

(Bエピファネイア血統に強烈な早熟懸念あり。三歳時あれだけブイブイ言わしたエフフォーリアとかも4歳以降鳴かず飛ばずだし、ましてや彼女は現在5歳でピークアウトしている可能性が大変大きい。


まぁ、上記懸念は私も共有するところであり、彼女を軸にするのはためらわれますが、さりとて今年のこのメンツなら圧勝しても不思議ではないし、上記1番人気のトレンドから3着以内はそれ以上に有力、宝塚では彼女を軸にしてぎりぎり三着に差し届いてくれた恩義もありますので、かんべえ先生みたいに無印に切り捨てる非道な行いにも走れません。よって評価は▲。

これにかわり本命とするのはナミュール。


(D強いと言われている三歳。秋華賞からの直行組。

(E阪神向きと思われる切れる末脚。

(F桜花賞・ジュベナイルを除けばすべて馬券に絡んでいる安定性。


というのが、その根拠。え、「そういう理屈ならオークス・秋華賞ですべて彼女に先着しているスターリングローズの方が良いのでは?お前もかんべえ先生みたいにスターリングローズを本命にしろ!」ですって?うーん、でもねえ、色々展開の綾とかあってスターリングローズに先着許してるけど、彼女とナミュールってそんなに差はないと思うんだよね。って言うか上がり目って観点からするとナミュールの方がまだまだ成長の余地があると思うのだ。それになにより、


(G上記三番人気の圧倒的信頼度


これが大きいよね。まぁ、馬場が渋ると勝つまでとは言いませんが、上位は相当有望ですぜ。

で、デアリングタクト・スターリングローズというG1馬を差し置いて対抗扱いにするのが、現在7番人気の〇アンドヴァラナウト。

え、「また、上海馬券王のグルーヴ血統びいきが始まった。いい加減にしろ!」ですって? ち、違うわよ!そんなんじゃないんだからあ!勘違いしないでよね!って図星を突かれたあまり突発性ツンデレモードに入ってしまったではないか。でもね、彼女にはそういうエコ贔屓以上の下記買い要因があるのだ。


(H過去ヴィクトリアマイルと愛知杯以外すべて馬券対象となっている安定性。

(I阪神実績なんか1−3−1−0とすべて馬券圏内。

(J中枠実績は3−1−1−1と下手すりゃ勝つまでありますぜ。

(K4歳の関西馬と言う上記トレンドにずっぱまり。

(Lこのレースと相性の良いアイルランド組(3番人気で3着)というのも上記トレンドにはまっている。

(M先行しながら切れる脚も持っているのが馬場が渋った際心強い。

(N騎手が超一流ライアン・ムーア。


どうだ、出るは出るは、買い要因のオンパレードだあ!これで7番人気なんておいしすぎるというもの。なんか書いてるうちにこちらの方が本命にふさわしい気がしてきたな。馬場やパドックの状態次第ではこちらに本命を切り替えるかも。

馬券は◎もしくは〇軸の三連複28点。

割れに割れているオッズの状況から、極端な高配当もない代わりに極端な低配当というのもなく、当たればそれなりに幸せな気持ちになれます。特にアイルランドをどか負けしてこのレースに挑むパターンが去年と同じなアカイイトとか、力関係不明な海外馬マジカルラグーンが台頭すればとってもとっても幸せ。因みに基本、日本競馬に用なしな海外馬ですが、牝馬戦に限ればこの限りではない(スノーフェアリーとか)。マジカルラグーンは体形見る限り相当なパワータイプで馬場が渋れば結構やれそうな印象です。


上海馬券王




○今日の結果

<エリザベス女王杯> @ジェラルディーナ(C・デムーロ) Aウインマリリン(D・レーン)  Bライラック(M・デムーロ)




○かんべえのつぶやき

――エリザベス女王が逝去された年のエリ女杯、制したのはあのジェンティルドンナの娘、ジェラルディーナでした。父はモーリスですから、両親でいくつG1を勝っていることやら。9月のオールカマーが重賞初制覇で、今回は初のG1奪取となります。いよいよ良血が開花したということのようです。

――鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手。思えば昨年はPアカイイト、一昨年はQラッキーライラックと、阪神競馬場で行われるようになってから、3年連続で大外のピンク帽子が勝っているのですね。そういえば阪神芝2200mの宝塚記念でも、よく8枠の牝馬が来ますけど、そうか、そっちから買えばよかったか。

――2着と3着はウインマリリン(ダミアン・レーン騎手)とライラック(ミルコ・デムーロ騎手)が同着となりました。外人騎手のワンツースリーで、デムーロ兄弟が1位2位。日本人騎手は何をやっているのか、と思ってしまいますが、ちなみにムーア騎手とフォーリー騎手はブービーとブービーメーカーでした。・・・と言っても、あまり慰めにはなりませんけどね。

――馬券王先生推奨のナミュールは5着、不肖かんべえが
東洋経済オンラインで推奨したスタニングローズは14着でした。そして1番人気のデアリングタクトは6着。「呪い」はまだ続いているのかもしれませんな。掛け値なしに今年一番難しいレースだったのではないかと思います。

――最後に非常に恥ずかしいことを告白いたします。実は今日、締め切り直前に外人騎手4頭のボックス買いを追加したのです。ただしレーン、Cデムーロ、ルメール、ムーアの4頭だったので、ミルコを無視しちゃったんだよね。まさかライラックが来るとは! ごめんよ〜、ミルコ。当たっていたら20万円馬券でした。とほほほ。悔し過ぎます。

――気を取り直して来週はマイルチャンピオンシップ、そして再来週はジャパンカップと続きます。馬券王先生、ともに頑張りましょう!





10月30日(日) 秋の天皇賞


えー、本日の竜王戦は大変面白かったのであります。

封じ手の局面は誰がどう見ても広瀬八段が指しやすい感じで、これは藤井竜王良いところないまま完封負けかと思ったのですが、終わって見ればどんでん返しの逆転勝ち。いや、とんでもないものを見てしまった気がします。

逆転の決め手となったのは92手目の△7五飛車。なんと飛車と歩を差し違えるという一見やけっぱちに見える手が実は盤上この一手の逆転打だというのだから将棋は恐ろしい。この手がここまでのインパクトを持っていると読めてた人はおそらくプロにもいないと思われ、これは広瀬八段、相当なダメージが残ったんじゃないでしょうか。いくら優勢を築いても藤井五冠に勝ち切るのは大変なんですなあ。本当に、とんでもない才能がいるものです。このような天才と時代を同じくしているというだけで、なんかとても幸せな気持ちになってきます。

しかし、こういういいものを見せてもらった気分に水を差したのが昨日の佐藤天彦と永瀬拓矢のA級戦。なんと天彦九段がマスクをしないで将棋を指していたということで、一発レッドの失格負け。私は竜王戦が終わった後このニュースを知ったのですが、何なのでしょうこれ。


@いやしくもA級戦というのはタイトル戦に次ぐ格式の高い一戦。しかも天彦VS永瀬というのはとても興味深いベストバウトで、それをこういう終わらせ方していいのか。

A将棋の内容を見ると天彦有利なAIの形勢判断。そういう局面になって永瀬王座がマスク着用に関するクレームをつけたらしい。これって、三浦・渡辺級の遺恨を残しそうな強烈な予感。

Bこの棋戦には立会人がおらず、クレームを受けて駆け付けた連盟の理事と会長が「一発レッド」の裁定を下したらしい。ふつうは失格を宣告する前に警告等の事前アクションがあってしかるべきではないかと思うのだが、そういうのも一切なかった模様。

Cなお、コロナ感染予防ルールとして設定されたマスク着用規則だが、マスクを何分外していたらアウトなのだとかの具体的な運用は何も定まっていなかったらしい。


。。。。うーん、相変わらず日本将棋連盟はこういうトラブルシューティングに関しては素人の集団ですなあ。三浦問題のころから何も進歩していないではないですか。三浦問題で地に堕ちた将棋連盟の評価が藤井君の大活躍でうやむやになったのをいいことに、この五年彼らは何もしてこなかったんですな。一将棋ファンとしてこれは本当に残念なことです。

そもそもですな、原理主義的・教条主義的にマスク着用を義務付けるなんて、今の時点で本当に必要なのでしょうか。将棋連盟のみならず、日本社会全体が、この問題に関し真剣に考えるべき時期に来ていると私なんかは思うのでありますが。


20221030() 4回東京9日目 15頭 [15:40発走]
【11R】 166回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

マリアエレーナ 4 松山弘平

56

18.7

()吉田直弘

2

2

 

カラテ 6 菅原明良

58

31.5

()辻野泰之

2

3

パンサラッサ 5 吉田豊

58

17.0

()矢作芳人

3

4

ポタジェ 5 吉田隼人

58

24.9

()友道康夫

3

5

ダノンベルーガ 3 川田将雅

56

7.5

()堀宣行

4

6

ジオグリフ 3 福永祐一

56

10.6

()木村哲也

4

7

イクイノックス 3 ルメール

56

3.0

()木村哲也

5

8

シャフリヤール 4 C.デム

58

5.0

()藤原英昭

5

9

ジャックドール 4 藤岡佑介

58

4.1

()藤岡健一

6

10

 

ノースブリッジ 4 岩田康誠

58

42.1

()奥村武

6

11

 

レッドガラン 7 *横山和生

58

200.8

()安田隆行

7

12

 

バビット 5 横山典弘

58

117.3

()浜田多実

7

13

 

アブレイズ 5 *マーカン

56

143.0

()池江泰寿

8

14

 

ユーバーレーベン 4 M.デム

56

43.3

()手塚貴久

8

15

 

カデナ 8 *三浦皇成

58

176.5

()中竹和也


先週の菊花賞は1番人気にして私の本命ガイアフォースが8着に飛ぶというトホホな結末。これでG1(平地)レースの1番人気連敗は15に伸びているのであります。ああ、鬱が止まらない止まらない。そのようなノンストップな鬱の最中に、わが最愛のドゥラメンテ産駒にして二冠牝馬スターズオンアースが靭帯炎発症で年内休養という悲報が届くに至り、もうとどめを刺された気分です。2000m超を走ると必ず故障する君はトウカイテイオーかい!

ああ、きっとこれは「彼女ならJCでいい結果を出せる」なんてはしゃいだ文章を書いた私のせいに違いない。私が人民日報に匹敵するグルーヴ翼賛記事を書く度に不幸が訪れるのは何故なのだろう。ああ、脳が、脳が震えるぅううっ!(あ、ついでに言うと習近平翼賛の中国にも近いうちに不幸が訪れる強烈な予感があります。あの新体制のメンツ見ました?凄いよねえ、あれ。)

という訳で、モチベーションが最底辺に至った中、迎える秋の天皇賞なわけです。毎年書いていますが、2000mを適距離とするサンデー系がブイブイ言わしてる今に日本の競馬界にあってこれは最高格付けのベストバウト。本来なら日本競走馬の精鋭が顔をそろえる夢の競演のはずなのですが。。。

今年はメンツがショボいですな。なんと言っても日本競馬界が抱える「凱旋門コンプレックス」というのが今年はコロナ並みに大流行したせいで、日本のエース・タイトルホルダーも、今年のダービー馬ドウデュースも、名脇役のディープボンドも不参加、これに加え去年の年度代表馬にして、このレースの勝ち馬エフフォーリアも長引く不調を脱することがなく戦線離脱と締まらないことこの上ありません。ああ、ますます鬱が加速していきます。

例によって「10年トレンド」を。まぁ進行する鬱モードではありますが、先週までと違い、このレースは京都競馬場改修の影響がなく、丸ごと使えるデータとなっているのは心強いですな。早速行ってみましょう。

近年とっても穏当な天皇賞(秋)の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211031 エフフォーリア 3 横山武史

16

5

3

()鹿戸雄一

1579

-0.1

 06-06-06

33.2

514

+4

340

390

850

350

2040

211031 コントレイル 4 福永祐一

16

1

1

()矢作芳人

1580

0.1

 09-08-08

33.0

464

-8

(2.5)

390

850

350

2040

211031 グランアレグリア 5 ルメール

16

9

2

()藤沢和雄

1581

0.2

 02-02-02

33.8

504

+2

(2.8)

   

350

2040

201101 アーモンドアイ 5 ルメール

12

9

1

()国枝栄

1578

-0.1

 03-03-04

33.1

490

+2

140

970

1180

960

4130

201101 フィエールマン 5 福永祐一

12

6

5

()手塚貴久

1579

0.1

 10-09-10

32.7

478

-12

(17.4)

970

1180

960

4130

201101 クロノジェネシス 4 北村友一

12

7

2

()斉藤崇史

1579

0.1

 08-09-09

32.8

464

0

(4.4)

   

960

4130

191027 アーモンドアイ 4 ルメール

16

2

1

()国枝栄

1562

-0.5

 05-06-05

33.8

480

-4

160

920

1170

3210

8860

191027 ダノンプレミアム 4 川田将雅

16

9

3

()中内田充

1567

0.5

 05-05-03

34.5

508

+4

(9.5)

920

1170

3210

8860

191027 アエロリット 5 戸崎圭太

16

5

6

()菊沢隆徳

1567

0.5

 01-01-01

34.8

516

0

(20.0)

   

3210

8860

181028 レイデオロ 4 ルメール

13

4

2

()藤沢和雄

1568

-0.2

 06-05-05

33.6

482

-2

310

1520

2370

6420

24230

181028 サングレーザー 4 モレイラ

13

9

4

()浅見秀一

1570

0.2

 07-07-07

33.4

476

-12

(9.6)

1520

2370

6420

24230

181028 キセキ 4 川田将雅

13

10

6

()中竹和也

1570

0.2

 01-01-01

34.7

496

-8

(12.8)

   

6420

24230

171029 キタサンブラック 5 武豊

18

7

1

()清水久詞

2083

-0.0

 11-05-02

38.5

542

0

310

900

1660

15290

55320

171029 サトノクラウン 5 M.デム

18

2

2

*()堀宣行

2083

0.0

 07-02-02

38.6

498

+10

(4.0)

900

1660

15290

55320

171029 レインボーライン 4 岩田康誠

18

8

13

()浅見秀一

2087

0.4

 10-12-05

38.7

452

+8

(59.6)

   

15290

55320

161030 モーリス 5 ムーア

15

8

1

*()堀宣行

1593

-0.2

 05-05-04

33.8

514

+4

360

2420

3700

7430

32400

161030 リアルスティール 4 M.デム

15

12

7

()矢作芳人

1595

0.2

 08-10-10

33.5

502

+4

(13.0)

2420

3700

7430

32400

161030 ステファノス 5 川田将雅

15

14

6

()藤原英昭

1597

0.4

 13-14-14

33.5

486

0

(11.2)

   

7430

32400

151101 ラブリーデイ 5 浜中俊

18

8

1

()池江泰寿

1584

-0.1

 04-04-04

33.7

486

-4

340

7340

10390

24850

109310

151101 ステファノス 4 戸崎圭太

18

14

10

()藤原英昭

1585

0.1

 08-08-12

33.4

474

-2

(34.3)

7340

10390

24850

109310

151101 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

16

6

()栗田博憲

1586

0.2

 12-11-10

33.6

476

-4

(11.7)

   

24850

109310

141102 スピルバーグ 5 北村宏司

18

4

5

*()藤沢和雄

1597

-0.1

 13-14-12

33.7

506

-2

1100

3140

6780

2850

23290

141102 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

18

1

2

()石坂正

1598

0.1

 03-03-03

34.4

470

+2

(4.7)

3140

6780

2850

23290

141102 イスラボニータ 3 ルメール

18

15

1

()栗田博憲

1598

0.1

 03-03-03

34.4

474

0

(2.8)

   

2850

23290

131027 ジャスタウェイ 4 福永祐一

17

7

5

()須貝尚介

1575

-0.7

 11-10-09

34.6

496

-2

1550

1190

4510

1400

14310

131027 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

17

9

1

()石坂正

1582

0.7

 02-02-02

35.8

470

0

(2.0)

1190

4510

1400

14310

131027 エイシンフラッシュ 6 M.デム

17

6

3

()藤原英昭

1585

1.0

 08-09-10

35.5

488

+4

(4.7)

   

1400

14310

121028 エイシンフラッシュ 5 M.デム

18

12

5

()藤原英昭

1573

-0.1

 11-12-12

33.1

486

-8

1660

3250

8980

3990

39520

121028 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

4

1

()戸田博文

1574

0.1

 04-04-04

33.8

496

-2

(3.4)

3250

8980

3990

39520

121028 ルーラーシップ 5 メンディ

18

6

2

()角居勝彦

1576

0.3

 16-15-15

33.1

514

+18

(4.5)

   

3990

39520

集計期間:2012.10.28 2021.10.31

うむ、過去10年振り返って、的中は13年、16年、19年、20年、21年の5回!しかも直近3年連続で三連単的中と、これは数あるG1競走の中でも最も相性の良いレースなのであります。これも「10年トレンド」のご利益でありまして、ここは頑張って行ってみたい。


@1番人気は5−3−1−1と、凄まじい信頼度。とにかく、「南無阿弥陀仏」と唱えなくても1番人気を買えば極楽浄土に行けます。ここまで凄いと馬券対象外に飛んだ一頭が気になりますが、18年のスワーヴリチャードですか。あ、振り返るとこいつ軸で馬券を買っていたな。恥を知れこの罰当たり!まぁ、ここまで信頼性が高いと無視は絶対禁物ですが、問題は上述の通り「1番人気の呪い」が15戦連続で吹き荒れている現状で、これは本当に困ったものです。

A2番人気は1−2−3−4とボーリングのピンみたいな実績で、まぁ、これも素晴らしい。

B3番人気は1−1−1−7とかなり落ちますが、まぁ、1・2番人気がこれだけ優れているとこれも仕方がないか。

C4番人気は0−1−0−9と基本用なし。

D特筆すべきは5番人気で3−1−0−6と馬連軸なら1番人気よりお買い得。ただしこの3勝はすべて14年以前と昔のもので、近年は大きく割引となっていることには注意が必要。

E単勝二桁人気の超人気薄は17年三着レインボーライン(13番人気)と15年二着ステファノス(10番人気)の二頭がいるだけで基本用なし。

F1・2番人気が人気に見合った仕事をし、超人気薄の台頭もないことから配当は大変穏やか。まぁ、だから10年間で5回も当たるんだけどね。

G外国人ジョッキーは30頭中12頭の鞍上と無視は絶対禁物。特に今週からは短期免許で来日のカタカナジョッキーが沢山参戦してきますので要注意です。

H牝馬は30頭中7頭、直近3年では9頭中5頭と大活躍で、配当妙味も考えれば絶対に抑えておきたい。

I関東馬は30頭中13頭、直近3年では9頭中6頭と開催場所を考慮しても大健闘。

J枠順は府中2000mのお約束で内枠が良い。大外は3着どまり。まぁ、それでなくても今年は実績下位な馬が外に大集結となりましたので、これは完全無視でもよい気が。

K過去10年30頭の年齢別構成は、3歳馬3頭(内勝馬1)、4歳馬13頭(同3)、5歳馬13頭(同6)、6歳馬1頭(同0)と4・5歳馬の天下。まぁ、今年の人気は3歳馬中心で、例年この馬齢は出走自体が少ないので判断に苦慮するところですが、三歳馬は人気面でエコ贔屓されがちなことを考えると一定の距離は取ってみたいです。

L過去5年15頭の血統はディープが6頭と圧倒的。但しこの6頭、二着5頭に三着1頭と勝ち馬がなく、これを頭に3連単を買うと悲劇が訪れます。この他はリピーター効果を排除すれば見事にバラバラ。

M過去5年15頭の前走キャリアは、なんと安田記念組が4頭(内勝馬2)とこれが最優秀。この他では宝塚組4頭(同2)となりますが、特筆すべきは春のG1(安田記念、天皇賞春、ダービー、大阪杯、天皇賞春)から直行して参戦の馬が近年大優勢で、去年・一昨年とこの路線が1・2・3となっています。非G1組としては札幌記念組が1頭(2着)、オールカマー組が1頭(1着)、このレースの代表的ステップレースである毎日王冠組は二頭いますが勝ち馬はなし。


以上から、客観的に優位なのは1番人気イクイノックス。


(Aレベルが高いと評される今年のダービー(2着)からの直行組。

(B騎手がルメール。

(C枠順もまずまず。

(D三歳馬の斤量特典

(E調教も良い。

(Fなんと言っても1番人気の圧倒的信頼度


まぁ、これだけ揃えば通常ならこの馬から入るべきなのですが、次の突っ込みどころが。


(G昨年末から吹き荒れる1番人気の呪い。ここまで続くと偶然とは思えず、何か禍々しい超常の力が働いているとしか思えません。ああ、恐ろしや。

(H騎手ルメールが大きなレースで勝てない現状。昨年までの圧倒的な信頼性が薄れているのだ最近のルメールは。とにかく今のG1の状況を見るに「1番人気の鞍上ルメール」というのは、デスフラグが立ちまくり。

(Iキタサンブラックの血統には先週のガイアフォースで煮え湯を飲まされたという苦々しい記憶が。

(J「今年の三歳はレベルが高い」という世間の評判が本当に正しいのか半信半疑。一体何が根拠でこういう世論が形成されたんでしょう。


まぁ、上記半分以上は言いがかりなんですが、それでもこれだけ続いた「1番人気の呪い」を跳ね返すだけのカリスマ性がある風にも見えないので、ここは対抗に評価を下げます。

これに代わって本命扱いするのは小幡先生の一押しシャフリヤール。


(Kいやしくも年度代表馬エフフォーリアを破った去年のダービー馬。

(L先行馬でありながら、エフフォーリアを負かした切れ味も併せ持つ走りがこのレース向き。

(M騎手が世界の舞台を相手に急激に台頭中のC・デムーロ。

(Nこのレースと相性の良いディープ産駒。

(O)それなり以上の健闘をした海外G1からの直行組。

(P)1番人気じゃない。←いや、こういう迷信じみたことを言うのも大変大変気が引けるのですが、これだけ「呪い」が続くとねえ。


というのが、ポイントですか。

まぁ、近年勝ちきれてないディープ産駒ということで、馬券は三連複軸で行きましょう。え、「三年連続三連単的中とか自慢してた割には弱気だ」ですって? ええ、弱気です。弱気なんです。これだけ不条理な結末が続くと弱気にもなるんです。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複15点。イクイノックス絡みで阿鼻叫喚のド派手なガミ馬券が2点ほどありますがそれ以外は相当つきます。特に小倉記念を圧勝した最内枠の牝馬(注)マリアエレーナや、今年大阪杯というG1を勝っているのに全く人気のないディープ産駒ポタジェが絡めば速攻で万馬券。まぁこれくらいの夢は見させとくれよ。


上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<秋の天皇賞> @イクイノックス(ルメール) Aパンサラッサ(吉田豊)  Bダノンベルーガ(川田)




○かんべえのつぶやき

――長らく続いた「JRA平地GIレースにおける一番人気の連敗記録」は、今日、16連敗で終わりを告げました。終わらせた立役者は3歳牡馬、これがキャリア5戦目というイクイノックス。父キタサンブラックと同じ7番のゼッケンで、偉大な仕事を成し遂げて見せました。春のG1、皐月賞とダービーを共に2着に終わった屈辱を晴らしました。

――鞍上はルメール騎手。このところ「重賞で勝てないルメール」と思われていたのだけれども、考えてみたら彼は2018〜20年と秋天を勝ちまくっている「盾男」。この日、元祖「盾男」である武豊騎手は、阪神競馬場で騎乗していて、その憂さを晴らすかのように7R、9R、11Rと勝ちまくっていました。それを狙えばよかったのか。

――レースを作ったのは大逃げを打った7番人気のパンサラッサでした。1000mを57秒4というハイペースで後続に差をつけ、ゴール寸前で差されたものの2着に粘り込みました。3着に入ったのはこれも3歳牡馬のダノンベルーガ。以下、4着にジャックドール、5着にシャフリヤールという結果となりました。

――いや〜、あたしゃ「イクイノックスが1番人気の連敗を止める」という画が全く浮かばず、昼まではシャフリヤールから行こうかなと思っていたものの、レース直前になってダノンベルーガに浮気して、まあ、どの道当たる気遣いはなかったですな。馬券王先生はいい成績を上げておられますが、あたしゃどうもこの秋天が苦手です。いつも違うストーリーを提示されてしまう感がありますな。

――さて、G1戦線は中1週間を開けて次はエリザベス女王杯です。馬券王先生、気にせずに次に参りましょう。牝馬のレースも気分が変わってよろしいではありませぬか。





10月23日(日) 菊花賞


スターズオンアース。。。

うううう、ゴールした時は交して二着かと思ったけど届いてませんでしたなあ。。何故私がグルーヴの係累を本命にするとこのように悲しいことばかり起こるのでありましょう。一番人気が飛びまくる現在のG1状況とあわせ、私の鬱は止まらないのであります。

そもそもルメール!お前が悪い!馬群をするするとすり抜けて三着まで押し上げた技量をかんべえ先生は褒めていましたが、私に言わせればあんな後ろに位置どった時点でもう容認できません。「極端な追い込みは三着どまり」とあれほど口を酸っぱくして言っただろうが、阪神は府中じゃないんだぞ、ルメール!

でもねえ、絶望的な位置から3着に押し上げたあの内容は負けてなお強しと言いますか、彼女、ジャパンカップに出ればかなり有力なんじゃないでしょうか。ああいう切れる末脚と馬込みをものともしないセンスと精神力、おまけに3歳牝馬の斤量メリットを考えればこれって決して夢ではないような。ああ、やっぱりグルーヴウオッチャーはやめられないなあ。

。。。まぁ、あまり夢ばかり見て舞い上がっているとまた良くないことが起こりそうなんで、ほどほどにしておきましょう。。


20221023() 4回阪神7日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 83回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 3000m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ガイアフォース 3 松山弘平

57

3.8

()杉山晴紀

1

2

 

シェルビーズアイ 3 *松田大作

57

109.7

()武英智

2

3

プラダリア 3 池添謙一

57

9.7

()池添学

2

4

ボルドグフーシュ 3 吉田隼人

57

10.6

()宮本博

3

5

 

ヤマニンゼスト 3 武豊

57

27.2

()千田輝彦

3

6

 

ビーアストニッシド 3 岩田康誠

57

100.2

()飯田雄三

4

7

 

アスクワイルドモア 3 岩田望来

57

65.4

()藤原英昭

4

8

マイネルトルファン 3 丹内祐次

57

47.9

()高木登

5

9

 

シホノスペランツァ 3 *浜中俊

57

106.4

()寺島良

B5

10

 

セイウンハーデス 3 幸英明

57

50.2

()橋口慎介

6

11

ドゥラドーレス 3 横山武史

57

7.2

()宮田敬介

6

12

ヴェローナシチー 3 *川田将雅

57

14.6

()佐々木晶

7

13

ディナースタ 3 横山和生

57

19.9

()辻野泰之

7

14

アスクビクターモア 3 田辺裕信

57

4.2

()田村康仁

7

15

 

ポッドボレット 3 *坂井瑠星

57

106.0

()辻野泰之

B8

16

 

フェーングロッテン 3 松若風馬

57

32.3

()宮本博

8

17

ジャスティンパレス 3 鮫島克駿

57

10.9

()杉山晴紀

B8

18

セレシオン 3 福永祐一

57

20.0

()友道康夫


というわけで、秋華賞の結果があまりに悲しく、あれ以来モチベーションがますます低下して自堕落な生活を送っているわけなのであります。今日なんかも日中は竜王戦のAbema中継を、夕方からは日本シリーズをだらだら見ているだけ。ああ、怠惰だ、これでは私は怠惰大司教ペテルギウスだ。脳が、脳が震えるぅうううっ!あ、今野球が終わった。ヤクルト先勝ですか。しかし山本で星を落としたのみならず、絶対的エースが負傷退場、村神様の一発まで飛び出すなんてオリックスは踏んだり蹴ったりですな。去年同様このまま一気に押し切られ、須田さんも私同様、鬱モードに突入しそうな強烈な予感が。

無理やり気を取り直して行ってみましょう。明日はクラシックの最終戦、菊花賞なのであります。例年通り18頭フルゲートの大盛況、3歳の俊英たちが大集結、、、じゃないな。なんだ、このメンツは!皐月賞・ダービーの上位馬がそろって不参戦、出走馬の殆どが重賞で上位入選した実績もなく、出走すらしていない馬まで数多いるとは、こんなのは菊花賞じゃない、「菊花特別」とでも名乗るがいいわあ!ああ、ますます鬱が進行します。

まぁ、そうは言っても去年の菊花賞も似たような感じで、そんな中タイトルホルダーという翌年日本を代表するスターホースに成長する逸材がが現れたわけですから、今年のメンバーにもポスト・タイトルホルダーがいるかもしれません。そういう馬を探してみるのも一興。

それでは、例によって「10年トレンド」を。先週の秋華賞同様、去年から阪神開催に変わっているため、事実上「1年トレンド」なんですが、それでも先週の予想は外したとはいえ、いい線は付いていたわけで、こういう過去に学ぶ作業も無駄ではないのではないかと。


大荒れ続出:菊花賞の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211024 タイトルホルダー 3 横山武史

18

3

4

()栗田徹

3046

-0.8

 01-01-01

35.1

464

-2

800

2420

5220

14610

79560

211024 オーソクレース 3 ルメール

18

18

3

()久保田貴

3054

0.8

 11-10-09

34.8

474

-2

(5.4)

2420

5220

14610

79560

211024 ディヴァインラヴ 3 福永祐一

18

11

6

()斉藤崇史

3054

0.8

 06-06-06

35.2

484

0

(17.3)

   

14610

79560

201025 コントレイル 3 福永祐一

18

3

1

*()矢作芳人

3055

-0.0

 07-05-04

35.2

458

-2

110

910

1010

3810

8740

201025 アリストテレス 3 ルメール

18

9

4

()音無秀孝

3055

0.0

 07-07-04

35.1

474

+8

(23.0)

910

1010

3810

8740

201025 サトノフラッグ 3 戸崎圭太

18

10

5

*()国枝栄

3061

0.6

 15-15-14

35.2

490

+4

(34.9)

   

3810

8740

191020 ワールドプレミア 3 武豊

18

5

3

()友道康夫

3060

-0.0

 06-08-06

35.8

484

+12

650

4680

7640

3070

23510

191020 サトノルークス 3 福永祐一

18

14

8

()池江泰寿

3060

0.0

 11-12-07

35.7

470

+8

(24.7)

4680

7640

3070

23510

191020 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

1

()中内田充

3062

0.2

 04-04-04

36.2

490

0

(2.2)

   

3070

23510

181021 フィエールマン 3 ルメール

18

12

7

()手塚貴久

3061

-0.0

 07-05-06

33.9

480

+4

1450

2380

6010

16710

100590

181021 エタリオウ 3 M.デム

18

9

2

*()友道康夫

3061

0.0

 09-08-06

33.9

472

+4

(3.6)

2380

6010

16710

100590

181021 ユーキャンスマイル 3 武豊

18

7

10

*()友道康夫

3063

0.2

 09-10-10

33.9

488

-2

(31.7)

   

16710

100590

171022 キセキ 3 M.デム

18

13

1

()角居勝彦

3189

-0.3

 14-12-07

39.6

488

+2

450

10660

15890

136350

559700

171022 クリンチャー 3 藤岡佑介

18

4

10

()宮本博

3192

0.3

 11-07-02

40.2

482

-8

(30.9)

10660

15890

136350

559700

171022 ポポカテペトル 3 和田竜二

18

14

13

*()友道康夫

3192

0.3

 07-07-03

40.1

478

-4

(44.2)

   

136350

559700

161023 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

3

1

()池江泰寿

3033

-0.4

 08-09-05

34.1

498

-2

230

3510

4720

17550

69380

161023 レインボーライン 3 福永祐一

18

11

9

()浅見秀一

3037

0.4

 14-16-12

34.2

444

+2

(24.9)

3510

4720

17550

69380

161023 エアスピネル 3 武豊

18

13

6

*()笹田和秀

3037

0.4

 03-05-05

34.6

478

+2

(20.5)

   

17550

69380

151025 キタサンブラック 3 北村宏司

18

4

5

()清水久詞

3039

-0.0

 05-10-08

35.0

530

-2

1340

3870

9960

4640

38880

151025 リアルスティール 3 福永祐一

18

11

2

()矢作芳人

3039

0.0

 08-07-07

35.1

500

-4

(4.3)

3870

9960

4640

38880

151025 リアファル 3 ルメール

18

17

1

()音無秀孝

3040

0.1

 02-04-03

35.3

506

0

(3.1)

   

4640

38880

141026 トーホウジャッカル 3 酒井学

18

2

3

*()谷潔

3010

-0.1

 05-05-02

34.5

484

0

690

2640

4470

13340

59220

141026 サウンズオブアース 3 蛯名正義

18

4

4

()藤岡健一

3011

0.1

 10-08-04

34.4

496

+8

(8.6)

2640

4470

13340

59220

141026 ゴールドアクター 3 吉田隼人

18

10

7

()中川公成

3017

0.7

 05-07-06

35.0

476

-2

(19.6)

   

13340

59220

131020 エピファネイア 3 福永祐一

18

3

1

*()角居勝彦

3052

-0.8

 03-02-02

35.9

486

+6

160

950

1170

3910

11750

131020 サトノノブレス 3 岩田康誠

18

14

5

()池江泰寿

3060

0.8

 07-06-04

36.2

494

+6

(19.5)

950

1170

3910

11750

131020 $バンデ 3 松田大作

18

10

3

()矢作芳人

3060

0.8

 01-01-01

36.9

490

+2

(11.5)

   

3910

11750

121021 ゴールドシップ 3 内田博幸

18

1

1

()須貝尚介

3029

-0.3

 17-04-02

35.9

500

+2

140

960

1140

4830

12450

121021 スカイディグニティ 3 メンディ

18

16

5

()友道康夫

3032

0.3

 12-07-04

36.1

486

+2

(22.3)

960

1140

4830

12450

121021 ユウキソルジャー 3 秋山真一

18

15

7

()服部利之

3035

0.6

 12-12-10

36.0

436

0

(24.6)

   

4830

12450

集計期間:2012.10.21 2021.10.24 21年は阪神開催

うーん、振り返ると的中は21年・19年の二回だけ。不得手なレースとは言えるのですが、それでもコース代わりとなった去年のレースで万馬券を当てているのは心強い。やっぱ使えるんじゃないか「10年トレンド」。という訳で行ってみましょう。


@1番人気は5−0−2−3と毎年18頭も出ていることを考えれば大変立派な成績。問題は1番人気が飛びまくる今年のトレンドがどう影響するかということで。。。。

A2番人気は0−2−0−8とかなり悲惨。後述する高配当続出の理由の大半はこいつのせい。

B3番人気は2−1−1−6とまずまずとは言え、絶大な信頼も寄せにくい。

C4番人気は1−2−0−7、5番人気は1−2−1−6と3番人気に匹敵する実績で、配当期待値を考えた場合、無視は絶対にできない。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中、3頭でこれが17年18年の二年に集中していることから基本用なし。

E上位人気で決まっている割には配当は毎年高めで、穏やかだったのは圧倒的人気に推された三冠馬コントレイルが人気に見合った仕事をした20年のみ。まぁ、毎年18頭も出ているし、二番人気が上述の通りインケツなので配当はどうしても高くなります。要は見かけ以上に当てるのが難しいレース。

F牝馬は去年三着に入ったディヴァインラヴ1頭のみ。去年の馬券がはねたのは彼女のおかげで個人的には感謝感激なのですが、まぁ、そもそも今年牝馬の出走自体ありません。

G外国人ジョッキーは30頭中8頭の鞍上と軽視は禁物なのですが、何と今年はルメールも、デムーロも騎乗なし。一体何があったのでしょう。

Hその代わりと言ってはなんですが、このレース、福永が10年中6回連絡み(内1着二回)するというとんでもない菊男。思えば去年波乱の主役となったディヴァインラヴも彼の騎乗だったわけで、今年も現在9番人気の大外セレシオンに騎乗ですが、これは無視できません。

I関東馬は30頭中5頭と開催場所を反映し、西高東低の気圧配置ですが、その5頭中4頭が、直近4年での好走(去年なんかワン・ツー)なので、先週の秋華賞同様、近年東西格差は急激に縮まっている感じ。

J過去5年15頭の血統はディープが6頭(内勝馬3)と圧倒的。もっともこれはディープの上得意京都での実績なんで割引は必要で、事実阪神開催の去年は1着ドゥラメンテ、2・3着エピファネイアということで、必要以上にディープを信じるのは危険と考えます。

K過去5年15頭の前走キャリアは神戸新聞杯が5頭(内勝馬3)でこれが最も優秀。これに次ぐのがセントライト記念組5頭(内勝馬1)で大体この二つを押さえれば馬連は取れる感じ。尚、直近3年に絞れば神戸新聞杯組よりセントライト組の方が勢いがあります。

L非重賞特別戦組も要注意。勝馬こそいませんが過去5年で2着1頭3着3頭と、完全無視は絶対禁物な状況。非重賞組は人気もないので押さえておくのが吉。

以下はコース変更により参考表記なんですが、

M枠順は勝ち馬に限れば内が断然有利。2・3着は何でもありで大外でも来る。(←これは阪神開催であった去年にも当てはまります)

N脚質は中段以下からの差し・追い込みが優勢。


以上から本命は◎ガイアフォース。


(Aセントライトの覇者

(B先行馬が内枠引いた

(C上記1番人気の信頼性

(D菊花賞馬キタサンブラックの血がこういうレースでは信頼できそう。

(Eデビュー以来ずっとコンビを組んでいる騎手松山とは好相性。

(F春先はクラシックに乗り遅れ秋以降開花した遅咲きの上り馬。


というのがその理由です。まぁ、上述の通り「1番人気の呪い」と言うのが現在絶賛継続中なんでこれが心配ではあるのですが、先週も言ったけど、そんなことを言っていては予想なんかできない!それに、オッズ状況を見るに当日出走前には二番人気アスクビクターモアと人気が入れ替わっている可能性もかなり大きいと考えます。

その▲アスクビクターモアですが、前走のセントライトはガイアフォースと差のない二着。その前走のダービーはメンバー中最上位の三着と言うことで「格」と言う意味では最上位の存在。無視などできようはずがないのですが、父ディープの賞味期限が切れかけている現状や、ダービー三着程度の実績でメンバー中最上位と位置付けられているのが、なんかお買い得感に乏しい。これは▲としたいです。

これに変わって、対抗扱いとするのが現在8番人気単勝20倍の〇ディナースタ。

全然人気がありませんねえ。でもこの馬、メンバー中唯一2600mの距離を二回走って二回とも勝っているんですね。これが何故ここまで評価されないのか不思議じゃ。え、「おまえ、そんなこと言って単にドゥラメンテ産駒だからエコ贔屓してるんだろ。」ですって?ドキっ!ま、まあ、そういう部分もないことはないのは否定しませんが、それでも春先鳴かず飛ばずで夏場から急にブレークし始めたその晩成傾向が如何にもグルーヴ系と言うかこれぞドゥラメンテ産駒というか、これを完全無視する競馬記者というのも見る目があるのかよとも思うのです。

出走メンバーにはもう一頭☆ドゥラドーレスというドゥラメンテ産駒がいて、こちらは三番人気に支持されていますが、どちらかと言うとディナースタに魅力を感じますなあ。私は。「ディナースタ」って馬名は世襲君主を意味するイタリア語らしいですが、タイトルホルダーの次を担える馬っていう感じでいいじゃないですか。それにしてもドゥラメンテ産駒の二頭に和生・武史というタイトルホルダーにゆかりのある横山ブラザースが騎乗するなんて、これは去年の再現を期待してやみません。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複21点。何点かはガミもありますが、ディナースタ絡みだと概ね万馬券、去年に引き続き出でよ万券!


上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<菊花賞> @アスクビクターモア(田辺) Aボルドグフーシュ(吉田隼)  Bジャスティンパレス(鮫島駿)



○かんべえのつぶやき

――今日のレースは3000mにしてはハイペース。序盤から2番手につけたアスクビクターモアが、減速することなく四角で先頭に立ち、そのまま逃げ切りを決めました。まるで昨年のタイトルホルダーのような勝ちっぷり。菊花賞における関東馬の連覇って、いったいいつ以来ですかね?

――ゴール前ではボルドグフーシュが追い込み、あわやというハナ差になったので、アスクビクターモアの単勝を買っていた不肖かんべえはあせりましたがな。2番人気の4.1倍ですから大儲けじゃありませんが、春先からから応援していた馬がG1を取ってくれるのは嬉しいものです。

――アスクビクターモアは弥生賞馬で、皐月賞、ダービーではドウデュースやイクイノックスと凌ぎあい、とうとう菊花賞馬になったわけですから、この世代を代表する強さと言っていいでしょう。有馬記念でタイトルホルダーとの決戦を見たい、というのは気が早過ぎるでしょうか。鞍上の田辺騎手は、久々のG1勝利をクラシックレースで飾りました。

――2着はボルドグフーシュ、3着はジャスティンパレス、4着はドゥラドーレス。言いたくないですが、1番人気のガイアフォースは8着に終わりました。「そんなこと気にしちゃ負け」というのはまったく同意するのですが、ここまでくると「G1レース、1番人気の呪い」は深刻です。馬券王先生、やりにくいですなあ。

――そんなことで来週は秋の天皇賞を迎えます。強い馬がごっそり凱旋門賞に行って消耗した後とはいえ、イクイノックスにシャフリヤールにジャックドール、さらにジオグリフにダノンベルーガが参戦するわけですから、これはやっぱり面白くなるはず。しかもパンサラッサやポタジェのようなクセ者もいる(ユーバーレーベンは今回も駄目だろうなあ)。

――ということで、馬券王先生、鬱になどなっている暇はありませんぞ。今日も天候に恵まれましたが、10月はG1シーズン真っ盛りであります。





10月16日(日) 秋華賞


いやしかし、あの凱旋門の結末には黄昏れますなあ。日本馬が4頭も参戦してすべてが二桁着順とはこれはもうトホホなんてもんじゃない。私なんか、あれ以来もう二週間も経過したというのにモチベーションが低下しまくりです。

そもそも何ですか、あのロンシャンの馬場は。もともとが凄まじくパワーを要する深い芝でそれだけでも日本の競馬とは完全異質なコースなんですが、それに加え降りしきる雨のせいで、もうカオスもいい所。あれでも去年や一昨年に比べればまだコンディションが良好だというからもうこの時期のロンシャンは人外魔境。あんなレースに参戦するなんて、言ってみれば、鈴鹿のサーキットで鳴らしたF1ドライバーが、パリ・ダカールラリーに出るようなものじゃないですか。

いくら凱旋門が日本ホースマンたちの見果てぬ夢とは言え、来年からは考え直した方がいいと思うのであります。なんと言っても異種格闘技なんですから。ボクシングのチャンピオンがムエタイのリングに上がるようなものなんだから。あんなコースで凄い差し切り決めた勝ち馬アルピニスタは立派の一言ですが、それゆえに彼女がジャパンカップに出ても絶対勝てないとも思うのであります。

ああ、それにしてもわがタイトルホルダーの今後が気になります。あんなタフなコースで勝つ気で頑張ったから負ったダメージは尋常じゃない。なんでも今後は有馬記念に参戦予定と言うことですが、年内は休養した方が良いのではないでしょうか。(ドウデュースは武が降りしきる雨をみてレースを投げ、流しまくっていたのでダメージはないからこの惨敗で評価を落とすようなら狙う価値はあり)

しかし、私がグルーヴ一族に裂ぱくの気合で応援を送ると、本当にろくでもないことばかりが起こりますなあ。明日の競走もドゥラメンテ産駒の牝馬二冠スターズオンアースが出るのですが、どうしたものでしょうか。。。。


20221016() 4回阪神5日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 27回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 2000m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ウインエクレール 3 松岡正海

55

29.9

()畠山吉宏

1

2

ライラック 3 *M.デム

55

16.2

()相沢郁

2

3

 

タガノフィナーレ 3 *鮫島克駿

55

149.5

()中村直也

2

4

 

ラブパイロー 3 *酒井学

55

203.1

()大和田成

3

5

ストーリア 3 *松山弘平

55

24.2

()杉山晴紀

3

6

 

メモリーレゾン 3 古川吉洋

55

50.5

()長谷川浩

4

7

スタニングローズ 3 坂井瑠星

55

5.5

()高野友和

4

8

ナミュール 3 横山武史

55

3.9

()高野友和

5

9

スターズオンアース 3 ルメール

55

3.3

()高柳瑞樹

5

10

アートハウス 3 川田将雅

55

6.2

()中内田充

6

11

エグランタイン 3 池添謙一

55

36.8

()笹田和秀

6

12

 

ウォーターナビレラ 3 武豊

55

31.3

()武幸四郎

7

13

エリカヴィータ 3 福永祐一

55

26.8

()国枝栄

7

14

 

ブライトオンベイス 3 秋山真一

55

94.4

()清水久詞

8

15

サウンドビバーチェ 3 *岩田望来

55

38.1

()高柳大輔

8

16

 

プレサージュリフト 3 戸崎圭太

55

15.9

()木村哲也


季節はとんでもない速さで移ろいゆき、昨日まで夏と思っていたら秋を飛び越して一気に冬が来たような感じ。日本シリーズの組み合わせもなんかあっさり決まってしまいました。かんべえ先生には残念な結果でしたが、まぁ、それでも中日みたいな弱小のファンやってるよりはそれなりに楽しめるシーズンだったんじゃないかと。(あ、どうでもいいけど、昨日のグリーンチャンネルの「競馬コンシェルジュ」に出演していた須田鷹雄は面白かったですな。出演中気もそぞろで集中力と言うものが全くなく、あれ絶対にリモート出演をいいことにクライマックスの中継を横目で見ていたに違いない。須田さん、オリックスの熱狂的ファンだからねえ。)

そんなわけで、明日は牝馬クラシック最後の一戦、秋華賞であります。

例によって「10年トレンド」を見てみましょう。まぁ、このレース、京都競馬場の改修により去年からコースが阪神競馬場に変更となり、使えるデータは1年分しかないのですがそれでも、何らかの示唆は得られるのではないかと。。

上位人気が好走しているのに例年高配当 秋華賞の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

賞金

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211017 アカイトリノムスメ 3 戸崎圭太

16

12

4

10000

()国枝栄

2012

-0.1

 05-05-04

35.9

448

-2

890

2250

4890

4190

26410

211017 ファインルージュ 3 ルメール

16

14

2

4000

()岩戸孝樹

2013

0.1

 11-10-10

35.5

494

-2

(5.6)

2250

4890

4190

26410

211017 アンドヴァラナウト 3 福永祐一

16

9

3

2500

()池添学

2014

0.2

 05-05-06

36.1

432

-4

(7.3)

   

4190

26410

201018 デアリングタクト 3 松山弘平

18

13

1

10000

*()杉山晴紀

2006

-0.2

 13-08-05

35.8

480

+14

140

2670

3140

17920

44110

201018 マジックキャッスル 3 大野拓弥

18

12

10

4000

()国枝栄

2008

0.2

 11-11-13

35.8

432

+10

(56.9)

2670

3140

17920

44110

201018 ソフトフルート 3 藤岡康太

18

8

9

2500

()松田国英

2009

0.3

 18-18-12

35.7

470

0

(54.7)

   

17920

44110

191013 クロノジェネシス 3 北村友一

18

5

4

10000

()斉藤崇史

1599

-0.3

 07-05-05

36.1

452

+20

690

2180

4950

15170

70970

191013 カレンブーケドール 3 津村明秀

18

8

2

4000

()国枝栄

2002

0.3

 08-08-07

36.2

464

0

(5.6)

2180

4950

15170

70970

191013 シゲルピンクダイヤ 3 和田竜二

18

14

10

2500

()渡辺薫彦

2004

0.5

 14-14-11

35.6

464

+4

(27.0)

   

15170

70970

181014 アーモンドアイ 3 ルメール

18

11

1

10000

()国枝栄

1585

-0.2

 11-11-12

33.6

480

+14

130

880

1000

2360

5600

181014 ミッキーチャーム 3 川田将雅

18

13

5

4000

*()中内田充

1587

0.2

 01-01-01

35.4

452

+2

(15.6)

880

1000

2360

5600

181014 カンタービレ 3 武豊

18

2

3

2500

*()中竹和也

1589

0.4

 12-13-12

33.9

434

0

(14.0)

   

2360

5600

171015 ディアドラ 3 ルメール

18

14

3

9200

()橋田満

2002

-0.2

 15-13-09

35.7

490

+12

630

1510

2900

3180

14760

171015 リスグラシュー 3 武豊

18

7

4

3700

()矢作芳人

2004

0.2

 11-09-06

36.2

438

+2

(7.0)

1510

2900

3180

14760

171015 モズカッチャン 3 M.デム

18

4

5

2300

*()鮫島一歩

2004

0.2

 05-04-02

36.6

478

-4

(8.6)

   

3180

14760

161016 ヴィブロス 3 福永祐一

18

7

3

9200

()友道康夫

1586

-0.1

 09-08-08

33.4

414

0

630

3550

6170

20940

95520

161016 パールコード 3 川田将雅

18

3

4

3700

()中内田充

1587

0.1

 05-07-06

33.8

508

-10

(13.7)

3550

6170

20940

95520

161016 カイザーバル 3 四位洋文

18

15

8

2300

()角居勝彦

1588

0.2

 05-05-05

34.1

470

0

(21.2)

   

20940

95520

151018 ミッキークイーン 3 浜中俊

18

18

1

8900

()池江泰寿

1569

-0.0

 08-08-06

34.6

434

-4

300

2790

4100

22790

85610

151018 クイーンズリング 3 M.デム

18

9

5

3600

()吉村圭司

1569

0.0

 13-14-14

34.1

458

+8

(14.9)

2790

4100

22790

85610

151018 マキシマムドパリ 3 幸英明

18

6

8

2200

()松元茂樹

1571

0.2

 06-05-03

35.0

460

-6

(30.7)

   

22790

85610

141019 ショウナンパンドラ 3 浜中俊

18

6

3

8900

*()高野友和

1570

-0.0

 09-09-05

34.3

440

0

1010

630

2050

1940

12790

141019 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

18

4

1

3600

()斎藤誠

1570

0.0

 11-11-10

34.0

448

+10

(1.5)

630

2050

1940

12790

141019 タガノエトワール 3 小牧太

18

12

4

2200

*()松田博資

1572

0.2

 10-10-08

34.4

442

+2

(17.9)

   

1940

12790

131013 メイショウマンボ 3 武幸四郎

18

16

3

8900

()飯田明弘

1586

-0.2

 11-08-08

34.2

488

+2

520

950

2250

50030

233560

131013 スマートレイアー 3 武豊

18

1

2

3600

()大久保龍

1588

0.2

 17-16-14

34.0

466

+4

(3.5)

950

2250

50030

233560

131013 リラコサージュ 3 池添謙一

18

13

15

2200

*()藤原英昭

1588

0.2

 10-11-11

34.1

414

-12

(131.6)

   

50030

233560

121014 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

18

14

1

8900

()石坂正

2004

-0.0

 09-09-09

33.1

474

+2

130

250

300

1990

3660

121014 ヴィルシーナ 3 内田博幸

18

1

2

3600

()友道康夫

2004

0.0

 01-02-02

33.9

450

0

(6.1)

250

300

1990

3660

121014 アロマティコ 3 佐藤哲三

18

2

6

2200

()佐々木晶

2006

0.2

 11-11-11

33.1

458

0

(37.7)

   

1990

3660

集計期間:2012.10.14 2021.10.17 21年より阪神開催

うーん、10年見渡して的中は17年・18年の二回だけ。なんかますます黄昏れますが行ってみましょう。


@1番人気は4−1−0−5と頭数を考えれば責任は十分果たしている。

A2番人気は0−4−0−6と二着なら有力。

B3番人気は4−0−2−4と1番人気に勝るとも劣らない好成績。

C見逃せないのは4番人気で2−2−1−5と配当期待値的には最も買い。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中わずか3頭と基本用なしだが、内二頭は19年・20年に台頭と、近年完全無視も難しく。

E上記の通り1着は1〜4番人気で独占、2着もほぼ同、極端なひも荒れもない割には配当は結構高配当。例年18頭も出ているために「買えない馬券じゃない」馬券を買い損ねるケースが多く、言ってみれば見かけ以上に当てることが難しいレース。いずれにせよ3着のひも荒れには要注意。

F外国人ジョッキーは30頭中5頭の鞍上と、特に強調するほどでもない。

G関東馬は10年30頭中わずか6頭と、開催場所が開催場所だけに圧倒的西高東低の気圧配置なのだが、問題は過去3年9頭中5頭が関東馬と言うことで、近年大躍進。更によく見るとその5頭の内、なんと4頭が国枝厩舎ということで、これは尋常じゃないですな。今年国枝厩舎からは、8番人気エリカヴィータが出走ですが、軽視は禁物であります。

H過去5年15頭の血統はディープインパクトが6頭(内勝馬1)を占め大優勢。まぁ、これはディープが得意にしている京都での実績なんで割引も必要。この他はバラバラ。

I過去5年15頭の前走キャリアはオークス直行組が5頭(1着4回、3着1回)と連勝街道驀進中でこれが大優勢。これに次ぐのが紫苑S組4頭(1着1回、2着3回)で何故か中山開催のこのレースを経由した馬に好成績が多発。このレースの最も格式の高いトライアル(のはず)であるローズS組は4頭でこれも有力ですが内訳見ると2着1回、3着3回とオークス・紫苑S組にくらべ大きく見劣りします。この他の重賞組は来ておらず非重賞特別戦からの参戦が2頭で非重賞組もヒモには検討の余地あり。

以下はコース変更で使えないデータであり参考表記なんですが、それでも阪神開催である去年の結果を見る限り京都トレンドから大きな逸脱はないです。

J枠順は中から若干外目が良い。最内と大外は来ない。

K脚質は先行・好位差し優勢。極端な追い込みは3着どまり。


上記から本命は1番人気スターズオンアース。買い要因としては以下の通り


(A)桜花賞・オークスを連破した牝馬二冠の実績。

(B)1番人気の高い信頼性。

(C)オークスからの直行組。

(D)騎手ルメールはなんだかんだ言って信頼できる騎手。

(E)関東馬だが桜花賞を勝ったことからもわかるように遠征は苦にしない。

これだけの買い要因があるのでこれは堅いはずなのですが、1番人気と言いながら単勝オッズ3.3倍は随分低評価な感じも。まぁ、この馬の場合、下記の懸念材料もあるので、これがオッズに影響しているのではないかと。。

(F)オークスの後、軽度といいながら骨折が発覚し、そこからぶっつけ本番というのが心配だ。

(G)二冠馬と言うが、桜花賞は乱戦の間隙縫ってせしめた実績、オークスはサウンドビバーチェが放馬して出走が大幅に遅れた結果有力馬のメンタルが大きく落ち込んだことによる勝利。これで本当に強いと言えるのか。

(H)昨年末から1番人気が飛びまくる状況が続いており、これは不吉なんてものじゃない。それならほかの馬を買おう。

(I)グルーヴ一族に重い印を打つとろくでもないことしか起こらない疫病神の上海馬券王が本命にしている。


まぁ、おっしゃることは分かりますが。。。以下反論です。


(F)→調教の様子を見ると非常に素晴らしいので骨折の影響はないと思われる。

(G)→乱戦を勝ち抜いた桜花賞の底力、アクシデントに動じないオークスのメンタルはやはり強い馬の証明。

(H)→うーん、確かにこれは困ったトレンドです。なにせ、去年のホープフル以来1番人気が13連敗中ですからねえ。私の10年トレンドよりこういうトレンドがはるかに当てになる最近の傾向は本当に困ったものです。しかもただの連敗じゃない。その殆どが馬券圏外に飛んでいるのだ。何なんでしょうね、これ。いやしくも馬券と言うのは買う人が身銭を切っているのでみなそれなり以上に真剣なのです。G1という売り上げの大きなレースでそういう真剣な馬券購入者に最も信頼を寄せられた馬が13回も続けて飛ぶなんて、確率論的にもありうるのでしょうか。これはもう超常の現象ではなかろうか。でもねえ、そんなこと言ったら予想なんかできないじゃないですか。皆が一番人気を嫌って他の馬を買うとその馬が結局1番人気なるなんてことになりかねないし、実際そう言うことは上半期にもありました。これはどう考えても不健全な現象であり、そういう不健全な現象はいつかは終わるものなのです。そして、それが明日だと私は信じるものであります。

(I)→わははははは。申し訳ない。草葉の陰のグルーヴさんにもお詫びしなくてはなりませんな。でもねえ、これでも今回応援はかなり抑制的にしているんで、そこんとこ夜露死苦。


馬券は◎→〇▲☆→他の3連単24点に〇▲→◎→その他の3連単16点を加えた合計40点。

その他の馬はオークス直行組、紫苑S組を中心に選びました。結構点数が多いこともあり何点かはガミになりますが、それでも過半は万馬券です。まぁ、このレース三着なら低人気が突っ込んでくるのでヒモ荒れ期待ですな。


上海馬券王 in  富山



○今日の結果

<秋華賞> @スタニングローズ(坂井) Aナミュール(横山武)  Bスターズオンアース(ルメール)



○かんべえのつぶやき

――出走直前にPサウンドビバーチェが逸走。おいおい、それってオークスと同じ展開じゃないか。同じドゥラメンテ産駒が逸走して発走が遅れるというのは、これは三冠牝馬が誕生する前兆か、と思いましたぞ。なにしろワシも、スターズオンアースの単勝をしこたま買い込んでおりましたからな。

――ところがスタートがうまくいかなかったか、スターズオンアースはまるで後方を走っている。いったいどうするんだろう??と思ったら、そこはルメール騎手でするすると馬群をすり抜けて、あとわずかというところまで盛り返しました。しかしさすがに届きませんでしたなあ。

――1着になったのはスタニングローズでした。鞍上の坂井騎手はJRAで初のG1勝利。前回のスプリンターズステークスを制した荻野極騎手は2016年デビューの同期ですから、競馬界もいよいよ若い世代がのし上がってきましたな。

――2着は半馬身差で横山武騎乗のナミュール。スターズオンアースはハナ差で3着となり、「負けてなお強し」の感がありました。やっぱりオークスの1〜3着馬は強かったのです。ちなみに4着は無印のメモリーレゾン、5着はアートハウスでありました。

――いやー、さすがに今日は「G1レース、一番人気連敗伝説」が終わるかと思いましたぞ。こうなると来週の菊花賞が気になります。といっても来週はタイトルホルダーが出走するわけではなく、何が1番人気になるのかわからない面々です。気持ちが悪いんで、そろそろ終わってほしいですなあ、こんなジンクス。





10月2日(日) スプリンターズステークス



上海馬券王の人生相談


――下半期初っ端からいきなり霊界通信!お受験グランマ・エアグルーヴさん怒涛の進撃!!


Q:世界制覇なんざます!


先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。

え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいいいっ!これだからパンピーは!よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!祖父にJRAの大立者ノーザンテースト、母に樫の木の女王ダイナカール、そして父には凱旋門の英雄トニービンを持つまさに貴族の中にして華族の中の華族!!本来なら貴方のような負けが込んだからといって無理やり予備役招集して顰蹙買ってるどこかの独裁者にも似たじり貧の敗北主義者なんか口も聞いてもらえない高貴な血族なのよ、わがグルーヴ一族は!

え、「貴女の血族であるスターズオンアースやサウンドビバーチェが出走する秋華賞は再来週だ。何をとち狂ってスプリンターズSの予想に忙しいこの時期にこんなお便りをよこすんだ。頼むから二週間成仏していてくれ。」ですって?

。。。。なによ、それじゃあ、最初からわたくしが誰だか存じ上げてらっしゃるって言うことじゃない。。。きぃいいいいいいっ!人をおちょくるのも大概になさると宜しいわ!この禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!黙って話を聞くざます!

話というのは秋華賞のことじゃないざます。そりゃ、一族から三冠牝馬が出るかどうかというお受験で、これはこれでとても大事なことなんざますが、わが一族にそれ以上の一大事が今起こっているんざます!そう、凱旋門なんざます!おフランスの超名門凱旋門大学院にわが一族の出世頭タイトルホルダーが受験することになったんざます!ああ、これって夢じゃないかしら。天皇賞春、宝塚を圧倒的な成績で首席合格して日本を制したその勢いで今度は世界を目指すんざます!世界に冠たるグルーヴ一族の栄光の歴史が今刻まれようといているんざます!これに比べれば秋華のお受験なんて些細なことだし、ましてや、お前が「予想で忙しい」なんて言ってるスプリンターズSなんか本当にどうでも良いことなんざます。お前ももっと目線を世界に向けるがよろしいわ!!

え、「凱旋門は歴代日本の受験生が挑んでは跳ね返されてる大変厳しいお受験だ。ましてや今年は20頭も参戦するんだし、今から勝ったような気分でいると反動がきついから自重した方がいいと思う。」ですって?きぃいいいいいいいいっ!この敗北主義者!やる前から負けた気になっているお前のその根性が許せないざます!切れ味しか能のないこれまでの日本の受験生とタイトルホルダーは違うんざます!根性があるんざます!明日はわが父トニービンが制した凱旋門をわがひ孫タイトルホルダーが再び制する日になるんざます!お前もグルーヴウオッチャーを名乗るならスプリンターズSなんかほっておいてタイトルホルダーを応援するざます!!

A:お答え

いやあ、早いものでもう22年の下半期G1の季節となってしまいました。これから年末までよろしくお願いします。実はわたくし、福岡での仕事が一段落したことを契機に、8月末で会社を退職し、現在富山で隠居生活に突入しちゃったりしたのですが、まだ生活が落ち着かず慌ただしい日常を過ごしておりまして、まぁ、この辺の話は落ち着いたらしてみようかとも思っているのですが、今回は私の身の上話などどうでもよろしい。いやあ、明日の凱旋門は本当に楽しみですよねえ。日本からドウデュース、ディープボンド、ステイフーリッシュ、そしてタイトルホルダーの4頭が参戦。「下手な鉄砲も数打ちゃ」とも言いますし、日本馬悲願の凱旋門制覇というのもなんだかそれなりに現実味が出てきたとも思えるのですが、さて。

まぁ、客観的にはそんなに甘くはないですよねえ。日本馬が4頭も出るせいで総出走頭数は20頭という大所帯なわけでこれははっきり言ってカオス。こうなると欧州馬・欧州ジョッキーの地の利がものをいいそうな気がしますし、なによりロンシャンの重い馬場というのが切れ味重視の日本の馬には不向きですからねえ。特に凱旋門の季節はやたら雨が降って日本の府中を得意にする馬にはこれはもう異種格闘技決定戦なわけです。今年も土曜に相当まとまった雨が降ると言いますし、少なくともドウデュースには相当つらい状況じゃないかと。

ディープボンドはある程度馬場がこなせそうな印象で、好走する可能性もありますが勝つにはきつそうな印象だし、ましてやステイフーリッシュなんか参加賞目当てじゃないかという印象を禁じえません。(まぁ、ステイフーリッシュの場合、矢作厩舎で、同じような文脈で参加賞目当てと思われたBCディスタフを制したマルシュロレーヌを考えると、意外と善戦するかもとも考えますが)。

そんな中、やはり期待できるのはわがドゥラメンテ産駒タイトルホルダー君ですよね。逃げ・先行の脚質はこういう多頭数のレースでは展開に左右されない優位がありますし、馬場が渋るのも歓迎でしょう。無尽蔵のスタミナ、自分でレースを作りに行けるセンス・インテリジェンス、そしてどんな状況でも動じない鋼のメンタル。これ、どれをとってもドゥラメンテとは似ても似つかない資質なんですが、こういう資質はかつて凱旋門に挑戦した日本馬にはなかったもので、こういう馬にならチャンスもあるのではと思わず期待してしまいます。

まぁ、繰り返しになりますが、そんなに甘いものじゃありません。やはり馬場が不向きで直線ヘタレ、ステイフーリッシュにも先着を許すなんてことも大いにありうるでしょう。でもね、春先の成績から強気になれなかった菊花賞を圧勝、大外引いた天皇賞春を圧勝、距離短縮で相手強化の上、強力な同型逃げ馬まで参戦していた宝塚をレコード勝ちと、常にこちらの不安を蹴散らして素晴らしい結果を残し続けてきた馬です。気が付けばエフフォーリアという同期の英才が没落するのを横目に日本の看板ホースになってしまった馬です。明日のロンシャンでそういう馬が大きな仕事をやってのけるというのも大いにありなんじゃないでしょうか。

私がグルーヴ一族を応援するとろくでもないことばかり起こるのでこれまで応援は控えていましたが、今回は草葉の陰にいるエアグルーヴさんとともに裂ぱくの気合で応援したいと思います。頑張れ、タイトルホルダー!!

と、いう訳で。。。。

202210 2() 4回中山9日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 56回スプリンターズS
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

テイエムスパーダ 3 国分恭介

53

16.9

()五十嵐忠

B1

2

$ジャンダルム 7 荻野極

57

23.1

()池江泰寿

B2

3

 

メイショウミモザ 5 丹内祐次

55

70.9

()池添兼雄

2

4

 

ダイアトニック 7 岩田康誠

57

45.0

()安田隆行

3

5

 

エイティーンガール 6 *秋山真一

55

67.1

()飯田祐史

3

6

ナランフレグ 6 丸田恭介

57

15.8

()宗像義忠

B4

7

ウインマーベル 3 松山弘平

55

17.5

()深山雅史

B4

8

ファストフォース 6 団野大成

57

62.8

()西村真幸

5

9

ナムラクレア 3 浜中俊

53

3.7

()長谷川浩

5

10

タイセイビジョン 5 *福永祐一

57

17.0

()西村真幸

6

11

 

トゥラヴェスーラ 7 鮫島克駿

57

38.5

()高橋康之

6

12

 

ヴェントヴォーチェ 5 *西村淳也

57

16.4

()牧浦充徳

7

13

メイケイエール 4 池添謙一

55

2.5

()武英智

7

14

 

ラヴィングアンサー 8 菱田裕二

57

207.2

()石坂公一

8

15

$シュネルマイスター 4 *横山武史

57

7.5

()手塚貴久

8

16

 

$マリアズハート 6 菊沢一樹

55

87.1

()菊沢隆徳


わはははは、話の流れからいうと凱旋門の予想となるのですが、すいません。20頭も出るカオスなメンバー構成のレース、しかも知らない馬がうようよいるレースというのは私の手持ちデータからは予想できませんので、ここは大人しくスプリンターズSの展望を。(まぁ、そもそも日本で買う海外レースは日本市場限定販売でどうしても日本馬に人気が偏りますので、日本馬を外して馬券を買うのが鉄則と考えるのですが、今回の様に応援馬券にならざるを得ない状況で馬券は買いづらいです)

しかし、そうは言っても凱旋門が気になって今年のスプリンターズSはなんかやる気が出ませんな。だいたい凱旋門に参戦するため、ルメール・川田・武・横山和という信頼できるジョッキーがそろって不在というのもますますモチベーションを急速冷凍させているではないか。

こういう時には恒例の10年トレンドで考えてみましょう。

三着ひも荒れ警報発令中。スプリンターズS10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

211003 ピクシーナイト 3 福永祐一

16

4

3

*()音無秀孝

1071

-0.3

   03-02

33.4

538

+2

530

890

1910

9050

38610

211003 レシステンシア 4 ルメール

16

12

2

()松下武士

1074

0.3

   04-04

33.5

506

-2

(3.4)

890

1910

9050

38610

211003 $シヴァージ 6 吉田隼人

16

1

10

()野中賢二

1074

0.3

   05-05

33.4

500

+6

(47.5)

   

9050

38610

201004 グランアレグリア 4 ルメール

16

10

1

()藤沢和雄

1083

-0.3

   15-15

33.6

504

+12

220

530

790

10430

22540

201004 ダノンスマッシュ 5 川田将雅

16

3

3

*()安田隆行

1086

0.3

   04-04

35.0

472

+2

(5.1)

530

790

10430

22540

201004 アウィルアウェイ 4 松山弘平

16

16

10

()高野友和

1087

0.4

   16-16

33.7

478

-4

(60.9)

   

10430

22540

190929 タワーオブロンドン 4 ルメール

16

8

2

()藤沢和雄

1071

-0.1

   11-08

33.5

514

-2

290

1260

2040

1070

6080

190929 $モズスーパーフレア 4 松若風馬

16

7

3

()音無秀孝

1072

0.1

   01-01

34.4

502

-4

(6.2)

1260

2040

1070

6080

190929 ダノンスマッシュ 4 川田将雅

16

2

1

()安田隆行

1072

0.1

   07-08

33.7

470

-8

(2.8)

   

1070

6080

180930 ファインニードル 5 川田将雅

16

8

1

()高橋義忠

1083

-0.0

   06-08

34.5

470

0

280

4140

5260

65370

209620

180930 ラブカンプー 3 和田竜二

16

9

11

*()森田直行

1083

0.0

   02-02

35.1

436

+2

(31.7)

4140

5260

65370

209620

180930 ラインスピリット 7 武豊

16

1

13

()松永昌博

1084

0.1

   03-04

35.0

444

+2

(63.7)

   

65370

209620

171001 レッドファルクス 6 M.デム

16

8

1

()尾関知人

1076

-0.0

   11-10

33.0

474

0

320

1760

2890

7650

31850

171001 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

16

2

5

()梅田智之

1076

0.0

   09-07

33.1

496

0

(10.8)

1760

2890

7650

31850

171001 ワンスインナムーン 4 石橋脩

16

6

7

()斎藤誠

1077

0.1

   01-01

33.8

452

0

(16.0)

   

7650

31850

161002 レッドファルクス 5 M.デム

16

13

3

*()尾関知人

1076

-0.0

   09-07

33.5

472

+6

920

4490

8240

42230

180060

161002 ミッキーアイル 5 松山弘平

16

15

2

()音無秀孝

1076

0.0

   01-01

34.2

486

-4

(8.2)

4490

8240

42230

180060

161002 ソルヴェイグ 3 田辺裕信

16

4

9

()鮫島一歩

1076

0.0

   02-04

34.0

460

-10

(27.1)

   

42230

180060

151004 ストレイトガール 6 戸崎圭太

16

2

1

*()藤原英昭

1081

-0.1

   08-09

33.1

462

0

440

5550

9090

23020

106170

151004 サクラゴスペル 7 横山典弘

16

4

11

()尾関知人

1082

0.1

   05-06

33.4

482

-10

(28.8)

5550

9090

23020

106170

151004 ウキヨノカゼ 5 四位洋文

16

6

9

()菊沢隆徳

1083

0.2

   13-12

32.8

478

-6

(19.6)

   

23020

106170

141005 スノードラゴン 6 大野拓弥

18

18

13

()高木登

1088

-0.1

   11-10

33.9

512

-2

4650

7360

26040

19580

190930

141005 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

9

2

()藤原英昭

1089

0.1

   09-10

34.2

466

+10

(3.6)

7360

26040

19580

190930

141005 レッドオーヴァル 4 田辺裕信

18

13

5

*()安田隆行

1089

0.1

   05-05

34.5

442

0

(13.8)

   

19580

190930

130929 ロードカナロア 5 岩田康誠

16

10

1

()安田隆行

1072

-0.1

   07-05

33.8

494

-6

130

400

530

13070

28020

130929 ハクサンムーン 4 酒井学

16

7

2

*()西園正都

1073

0.1

   01-01

34.4

480

0

(6.8)

400

530

13070

28020

130929 マヤノリュウジン 6 池添謙一

16

5

15

()庄野靖志

1073

0.1

   05-05

34.0

528

-14

(159.8)

   

13070

28020

120930 ロードカナロア 4 岩田康誠

16

16

2

*()安田隆行

1067

-0.1

   08-09

33.4

494

-6

440

510

1170

4300

17540

120930 カレンチャン 5 池添謙一

16

14

1

*()安田隆行

1068

0.1

   05-05

33.7

492

-12

(2.5)

510

1170

4300

17540

120930 ドリームバレンチノ 5 松山弘平

16

3

9

()加用正

1069

0.2

   08-09

33.5

484

-2

(29.4)

   

4300

17540

集計期間:2012. 9.30 2021.10. 3 14年のみ新潟開催

うーん、過去10年見渡して的中は去年と19年の二回だけですか。(ともに三連複)

しかしですな、去年の的中はこのレースのトレンドを発見し、これを適用した結果ゲットした高配当ということで、今回もその線で迫ってみましょう。


@1番人気は5−1−1−3ということで大変立派。

A2番人気は2−4−0−4とこれも素晴らしい。

B3番人気は2−3−0−5とこちらも遜色なし。

C1着は3番人気以上の馬が独占。唯一の例外である14年が新潟開催であることを考えると、軸は相当固め。2着もまた上位人気がほぼ独占。

Dああ、それなのに二桁人気の超人気薄は30頭中7頭を数え、大荒れ馬券続出。

Eこれら不人気場は殆どが三着に偏っている。というか三着の平均人気は8.8番人気と、ここは超人気薄が独占状態。

F三着に飛び込んでくる不人気場というのは後付けで考えても何故来たのか分からない不条理な馬ばかりで、事実三着に入った不人気馬のその後の成績は末期悲惨なものばかり。本当に何故来たんだお前ら。とにかく、このレースの三着はどんな馬にもチャンスありと考えるべき。

G上記からこのレースを買うときは上位人気の馬連か、人気馬軸で三着総流しの三連馬券を買うべきと思料する次第。

H牝馬天国。30頭中13頭が牝馬で何故か牝馬が異常に強い。

I関西馬天国。中山開催だというのに関東馬は30頭中8頭のみで、この4年間は引退した藤沢厩舎以外の関東馬は来ていない。かんべえ先生一押しのシュネルマイスターは大丈夫かあ?

J外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗と、信頼性は高くない。まぁ、今年はフランス出張とかで外国人ジョッキーの騎乗はないけど。

K枠順に偏りはないが、人気に比べて最内1枠がえらくお買い得な印象。

L脚質にも偏りなし。展開次第で色々。

Mリピーター傾向は近年それほど顕著ではない。

N出走30頭の年齢別構成は、3歳馬3頭(内勝馬1)、4歳馬11頭(同3)、5歳馬10頭(同3)、6歳馬5頭(同3)、7歳馬2頭(同0)と4・5歳が中心。

O過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。敢えて言えば外国産馬の活躍が目立つ。

P過去5年15頭の前走キャリアは、セントウルS組が8頭(内勝馬3)とこれが大活躍。これに次ぐのが安田記念直行組2頭(いずれも勝ち馬)、北九州記念組2頭(勝ち馬なし)。注目すべきは非重賞組が2頭もいて、これがいずれも3着ということで上記大荒れの一因。


上記から、1番人気のメイケイエールが不動の軸となる訳であります。


(Aこのレースに相性が良いセントウルをレコード勝ち。

(B4歳牝馬というのが上記トレンドにずっぱまり。

(C上述の通り高い1番人気の信頼性。


うーん、これだけ揃うと逆らえないとも考えるのですが、それでも彼女は3歳までは本当に手の付けられない不良で、あの武豊ですら匙を投げたヤンキー娘だったわけです。これが池添をパートナーにして更生したというのが世間一般の認識ではあるのですが、本当に信じてよいのでしょうか。彼女を見てると昔出た『積み木崩し』という本を思い出しますな。この本、手が付けられない不良の娘を更生させたという芸能人一家の奮闘を描いたノンフィクションで、その内容が感動を呼び一大ベストセラーとなったのですが、結局その娘はその後何度も警察の厄介になったうえ、最終的に一家離散・死亡という悲惨な落ちがついてしまったわけで、なんかメイケイエールの更生を信じると痛い目にあいそうな予感がいたしまする。そもそも今年の春から続いている「1番人気飛びまくりトレンド」が未だに継続中なのかも気になる訳で、そういう意味でも要注目。ここは一段評価を落とし、2番人気ナムラクレアを本線で考えてみたい。


(A春先から馬券対象を外したことのない堅実さ

(B3歳牝馬の有利な斤量。

(C前走三着だった北九州記念は脚を余して負けた内容で、負けてなお強しな印象。

(D調教がものすごくよい。


まぁ、前走北九州記念は浜中の騎乗がまずかったということで、彼の騎乗次第というのもありますが、それでも魅力的な一頭です。


馬券は◎→〇▲→その他の三連複13点にしようかと思ったけど、上述の通り三着ならだれにでも権利ありな感じなんで◎→〇▲→総流しの三連複27点。もちろんこんな買い方をすると27点中尋常じゃないガミが5点くらい発生するのですが、それでも凄まじい高配当が毎年出ているレースでもありますので、まぁ、買い方としては悪くないんじゃないかと。



皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王 in 富山






○今日の結果

<スプリンターズステークス> @ジャンダルム(荻野) Aウインマーベル(松山)  Bナランフレグ(丸田)



○かんべえのつぶやき

――好天の中山競馬場、大観衆がどよめきました。勝ったのは8番人気のジャンダルムですかあ。
TAROさんが本命にしていたし、フジテレビの細江さんも「みんなの夢馬券」にしていましたが。唖然、茫然。「1番人気の呪い」は2022年下半期も続いているようです。

――2着にはクビ差で7番人気のウインマーベル、3着には3/4馬身差で5番人気のナランフレグが入りました。単勝2030円、馬連1万5340円、馬単3万6640円、そして三連複が5万円、3連単は46万円、やっぱり今年も荒れた、荒れましたあ。

――今日の中山、やっぱり内枠が恵まれていたようで、外枠の人気馬はメイケイエールは14着、シュネルマイスターは9着。いずれも用なしでありました。馬券王先生推奨のナムラクレアはかろうじて5着。とっ、取れません〜。

――ジャンダルムはビリーヴの子ども。これでこのレースは親子制覇となりました。7歳馬にして初めてG1勝利となりました。鞍上の荻野極騎手も初G1。人馬ともに初G1といえば、春の高松宮記念のナランフレグと丸田騎手以来ですね。

――馬券王先生、気を取り直して参りましょう。再来週は秋華賞。やはりエアグルーヴさまには、ご登場いただかない方がよろしいかもしれません。おっとその前に、今宵の凱旋門賞を応援しなければなりませぬな。どうか日本馬が健闘してくれますように。














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by Tatsuhiko Yoshizaki