●上海馬券王のページ


上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2011年 上半期のレース考





6月26日(日)

☆:これより、2011年上半期馬券予想の一件に関し詮議をいたす。一同の者、面(おもて)を上げい。さて、上海屋馬券衛門、その方、性懲りもな く怪しげなるG1予想を溜池通信に流し続けるのみならず、ことごとくこれをはずし、善良なる読者に多大なる損害を与えしこと 当方の取り調べにより明らかであるが、まこと相違ないか。

上:畏れながらお奉行様、今回ばかりは誤魔化しようがありませんなあ。まこと、その通りにございます。

☆:こ、こら!なんで、そこで素直に認める!それじゃ、お約束違反というか、これ以上話が続かんだろうが!

上:いや、そうは言っても、戦績がこの有様ではねえ。「てめえの悪事はなあ、この一覧表が全てお見通 しよ。メン玉かっぽじって、よく見やがれってんだ!」って奴でございますよ。

☆:そ、それもワシの台詞。。。。


◎上海馬券王トホホの戦歴

レース名 頭数 1着馬 2着馬 3着馬
馬名 人気 馬名 人気 馬名 人気
フェブラリーS 16 トランセンド 1 フリオーソ 3 バーディバーディ 4
高松宮記念 16 キンシャサノキセキ 3 サンカルロ 4 アーバニティ 11 -
桜花賞 18 マルセリーナ 2 ホエールキャプチャ 1 トレンドハンター 4
皐月賞 18 オルフェーヴル 4 サダムパテック 1 ダノンバラード 8 -
天皇賞(春) 18 ヒルノダムール 7 - エイシンフラッシュ 3 ナムラクレセント 5 -
NHKマイル 18 グランプリボス 1 コティリオン 2 リアルインパクト 4
ヴィクトリアマイル 17 アパパネ 2 ブエナビスタ 1 レディアルバローザ 3
優駿牝馬 18 エリンコート 7 - ピュアブリーゼ 8 - ホエールキャプチャ 2
東京優駿 18 オルフェーヴル 1 ウインバリアシオン 10 - ベルシャザール 8
安田記念 18 リアルインパクト 9 ストロングリターン 5 スマイルジャック 3



上:ね、ヒモに流した△の馬は結構馬券に絡んでるんだけど、重い印を打った馬が殆ど飛んじゃってるという、この情けなさ。

☆:。。。なんとか形になっているのは高松宮記念とヴィクトリアマイルだけとは、民主党政権も真っ青な崩壊ぶりではないか。か、悲しすぎるぞ。

上:特に悲惨なのが、◎打った本命馬がキンシャサとブエナを除けばすべて跡形もなく吹き飛んじゃってると言うことで、軸馬がこれじゃ当たるはずな いですよね。ああ、酷い世の中だ。

☆:世間のせいにするなよ!そもそも、一体どんな軸馬を選べばこんな酷い結末になると言うのだ。

上:いや、そんなヤクザな馬を選んだつもりもないんですって。まあ、これも見てくださいよ。



◎馬券王本命馬 呪いの系譜

レース名 頭数 馬券王◎指名    
    馬名 人気 着順
フェブラリーS 16 オーロマイスター 8 12
高松宮記念 16 キンシャサノキセキ 3 1
桜花賞 18 ダンスファンタジア 3 7
皐月賞 18 ナカヤマナイト 2 5
天皇賞(春) 18 トゥザグローリー 1 13
NHKマイル 18 エーシンジャッカル 3 9
ヴィクトリアマイル 17 ブエナビスタ 1 2
優駿牝馬 18 マルセリーナ 1 4
東京優駿 18 ナカヤマナイト 4 4
安田記念 18 ダノンヨーヨー 2 10



上;ね、そこそこ人気筋を選んでるんだけど、なんか私が選んだ途端、みんな馬券の圏外から消え去ってしまうと言うか。

☆:。。。。つまり何か?まとめるとこういうことか?

 @フェブラリーで一番人気トランセンドに勝ったことがあると言うだけの理由でオーロを選ぶと、これが見所なく消滅。
 A桜花賞で未練がましく性悪ダンスファンタジアに貢ぎ続けると、これがお約束で破局。
 B皐月賞で中山巧者のイメージからナカヤマナイトを選ぶと阪神に開催が変更となりこれもあえなく戦死。
 C天皇賞で現人神・小幡教授の予想に相乗りしてグローリーを選ぶと馬が発狂、大逃げの挙げ句派手派手しく自爆。
 DNHKマイルで府中適性を見込んだエーシンジャッカルの末脚が不発。
 Eオークスで一番人気マルセリーナに逆らわなかったらディープインパクト産駒中距離適性への疑問が発覚。
 Fダービーで不良馬場を理由に性懲りもなくナカヤマナイトを選ぶと、またしてもデリート。
 G安田記念で最近の充実ぶりからダノンヨーヨー選ぶと4F入り口でメルトダウン。
 H性懲りもなく宝塚記念を予想中。  ←今ココ

 ヘボい、ヘボすぎる!なんか、ワシまで涙が止まらんぞ。

上:いや、いくらヘボでも、ここまで人気筋が飛ぶなんてちょっと考えられないわけで、これは人智を超えた力学が作用していると考えるのが妥当なの ではなかろうかと。思うに震災以降、競馬の定跡系が大きく変動した気がしてならんのですわ。

☆:ええい、おのれのヘタレさ加減を、地震のせいにするとはなんと卑怯な奴。

上:でもね、中山・福島が閉鎖状態で開催スケジュールは狂いまくりだし、美浦の被災で関東馬の調教にも狂いが出てるとか、直接的な影響を挙げるだ けでもきりがないんですけどね、そういう直接影響が一区切りついた今でも、例えばステイヤーだったディープの子供がマイラーだったりとか、スプリ ンターであるデュランダルの子供がオークスを勝っちゃうとか、なんか馬借に会わないことが起こりまくりで、もっと深いレベルで変動が進行している と考えると色々つじつまも合うんですが。

☆:何が「変動が進行」じゃ。その方に必要なのは「進行」じゃなくて「信仰」じゃろうが。現人神である小幡先生の爪の垢でも煎じて飲むがよいわ!

上:いや、実は私も先生の領域に少しでも近づきたいと思って、Perfumeとか聞いてみたんですけどね、あれ、私みたいなジェフ・ベックとかジ ミヘン聞いてたもんからすると、単なるテクノ歌謡としか思えんのですが、そもそもあれだけ電気処理されたボーカル音源を再生するのに高額オーディ オが必要不可欠と考える感性は、従来のオーディオマニアの基本定跡から甚だしく逸脱しているというか、とにかくYMO世代というのはよくわからん の一言なのです。

☆な、なんと罰当たりな!上海屋馬券衛門!!菅内閣並みに崩壊した予想をまき散らすだけでは飽きたらず、涜神の言葉まで口にするその方の所業、不届き千万。よってその方に秋口までの蟄居閉門、ならびに閉門期間中の「小幡式Perfume理論」学習を申しつける物なり。これにて一件落着、 引っ立てええい!


♪お江戸の空に春を呼ぶぅ ちょっとやくざな上海桜ぁあああ (チャンカチャンカ)



11R 第52回 宝塚記念(GI)
2200m 芝・右
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ナムラクレセント 58.0kg 和田 竜二  
1 2 アーネストリー 58.0kg 佐藤 哲三
2 3 ルーラーシップ 58.0kg 横山 典弘
2 4 エイシンフラッシュ 58.0kg 安藤 勝己
3 5 フォゲッタブル 58.0kg 川田 将雅  
3 6 アサクサキングス 58.0kg 浜中 俊  
4 7 ハートビートソング 58.0kg 秋山 真一郎  
4 8 ブエナビスタ 56.0kg 岩田 康誠
5 9 ローズキングダム 58.0kg C.ウィリアムズ  
5 10 ドリームジャーニー 58.0kg 池添 謙一
6 11 ダノンヨーヨー 58.0kg 北村 友一  
6 12 シンゲン 58.0kg 藤田 伸二  
7 13 トーセンジョーダン 58.0kg N.ピンナ
7 14 トゥザグローリー 58.0kg 福永 祐一
8 15 トレイルブレイザー 58.0kg 小牧 太  
8 16 ビートブラック 58.0kg 武 豊  


上期最後の大一番、宝塚記念なわけですが、今年は震災のせいで随分長く感じられた事よ。まあ、公私ともに色々ありましたし、福島では事態は未だ現 在進行形だし、何より戦績が上記の通りだしで感慨にふけるゆとりもないと言うのが本当のところですが、それでも好メンバーが揃った大変楽しみな一 番です。ナカヤマフェスタ・ヴィクトワールピサの国際G1組が出ないのに不満をそれほど感じさせないと言うのは今年の中距離組は本当に層が厚いですな。

これだけメンバーが揃うと難解ではありますが、京都開催となった金鯱賞をとんでもない勝ち方で勝ったルーラーシップを一番手で考えてみたい。とにかく不良馬場で出遅れるという致命的な状況から直線一気で突き抜けたあの勝ち方は尋常ではなく、アドマイヤグルーヴ以降久しくなかったグルーヴ一 族のG1勝ちがすんなり実現しそうなそんな予感。もちろんこの馬にも死角はあって、

@前走の勝ち方が余りに尋常じゃなさ過ぎて、その反動がどうしても懸念される。
Aデビュー以来、勝ち・負け・勝ち・負けを律儀に繰り返してきたこの馬として、今回は「負け」になる順番である。
B何より私が◎認定している。

というのが気になりますが、まぁ、そう言う不安を打ち消して余りあるくらいあの金鯱賞は価値がありますな。

同じように強い勝ち方をしたと言う意味では小幡先生の一押しトゥザグローリー。ローズキングダムとかペルーサを0.4秒もちぎった日経賞を見る限りこれも大変有望でその後の天皇賞で上述の通り大きく人気を裏切ったことが嫌われて、今回低人気である配当の妙を考えると軸はこちらかとも思ったんですが、良績が内枠に極端に偏っているこの馬が外枠引いたことで、また天皇賞の悪夢が再現される懸念が強くここは評価を落とします。その代わりとして調教が良くローテーションも好感持てるエイシンフラッシュを○認定。馬の器の大きさはグローリーの方が大きいと思いますが、今回に限っては。。。。


上海馬券王



○今日の結果

<宝塚記念> @アーネストリー Aブエナビスタ Bエイシンフラッシュ




○かんべえのつぶやき

――今日はねえ、アーネストリーが来るような気がしたんですよ。有力馬が揃って、どれが来てもおかしくない状況で、でも全部決め手に欠ける。そんな中で、1枠2番の白い帽子が駆け抜ける・・・・って、春天のヒルノダムールなんですが、それを今日に当てはめるとアーネストリーになるわけです。ルーラーシップは1回おきにしか勝たない癖があるし、トゥザグローリーは夏場は走らないみたいだし・・・・グラスワンダー産駒、そろそろ花を咲かせそうな気がするじゃないですか。

――などと言いつつ、馬券は久々に420キロ台に戻ったドリームジャーニーから買ってしまったのです。でもドリジャは10位。やっぱり峠を越えていましたね。いや、さすがに馬連A―Gは抑えていたので、めでたく浮きましたけれども、今日はどうせなら単勝で取りたい馬券でありました。

――今日の中山11R夏至ステークス、去年は宝塚記念に出ていたイコピコを単複で買ってみた。でも、凡走。しょうがねえやっちゃなあ、と思ったら、ゴール後の様子がおかしい。なんと予後不良になってしまった由。思えば2年前の神戸新聞杯の劇的な勝ち以来、何度も期待しては騙されてきた。いつか花が咲くかと思ったけど、こういうケースもあるのですねえ。

――今年上半期はしみじみいろんなことがありました。競馬どころではない、という時期もありました。中山開催が少なかったのも残念でした。でも、いい勝負を沢山見られた気もします。四歳馬は強いし、オルフェーブルなど三歳馬も楽しみだし、ブエナビスタは負けてなお強しだし。馬券王先生、下半期も競馬しましょうね!





6月5日(日)

いやあ、オルフェーヴルは強かったですなあ。悪魔のような極悪不良馬場で繰り出したあの末脚、あの瞬発力はまさに眼福という奴で、これぞ文句なしの「G1馬の品格」であります。強い馬がダービーを勝つのを見るのは本当に幸せなことで、願わくば我が国のトップにもこのような品格という物が備 わっていて欲しい物なのですが、1000万の特別戦を勝った程度のへたれ政治家がG1馬の顔をしてのさばっているのを見るのは悲しすぎる。ああいう人たちを選んでいるのが他ならぬ国民であることを考えると「日本の民主主義」と言うのはどこかに致命的な欠陥があるとしか思えませんな。

ある意味オルフェーヴル以上の驚きだったのが二着に入ったウインバリアシオン。本来ならオルフェーヴルがぶっちぎっていたはずの展開で、これに食 らいついて「あわや」というシーンを演出したのは賞賛に値します。並びかけて突き放されたのは役者としての格の違いなのでしょうが、それでも34 秒7という上がりのタイムはオルフェーヴルより早いわけで、距離伸びた途端生き生きしているところを見るとこれは菊花賞では逆転もあるかもしれま せん。青葉賞の勝ち馬というのは去年のペルーサの悲しい経験があるからダービーじゃ絶対買わんと心に決めていた上、ウインバリアシオンの青葉賞の 勝ちタイムがペルーサより4秒以上遅い凡時計だったわけで、これは最初から相手にしていなかったのに、こういうときに限って激走しちゃうんだもんなあ。やってらんねえよなあ。今年はやっぱり厄年じゃ。

それにしても、ステイゴールド産駒なんて丈夫で馬主孝行ななだけが取り柄の準一流馬かと思っていたら、ドリームジャーニーとか超一流というのが結構出てきます。あのレースを見る限りオルフェーヴルはロンシャンに行っても相当やれるんじゃないでしょうか。菊花賞はウインバリアシオンに任せて、斤量的に優位な三歳時にチャレンジして欲しいなあ凱旋門。


11R 第61回 安田記念(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ストロングリターン 58.0kg 石橋 脩
1 2 シルポート 58.0kg 小牧 太
2 3 スマイルジャック 58.0kg 三浦 皇成
2 4 クレバートウショウ 58.0kg 武 豊  
3 5 サンカルロ 58.0kg 横山 典弘  
3 6 サムザップ 58.0kg B.プレブル  
4 7 シルクアーネスト 58.0kg 池添 謙一  
4 8 アパパネ 56.0kg 蛯名 正義
5 9 ビューティーフラッシュ 58.0kg W.マーウィング
5 10 リディル 58.0kg 中舘 英二
6 11 コスモセンサー 58.0kg 松岡 正海  
6 12 ライブコンサート 58.0kg 藤田 伸二  
7 13 ダノンヨーヨー 58.0kg C.ウィリアムズ
7 14 リアルインパクト 54.0kg 戸崎 圭太
7 15 ビービーガルダン 58.0kg 佐藤 哲三  
8 16 ジョーカプチーノ 58.0kg 福永 祐一  
8 17 エーシンフォワード 58.0kg 岩田 康誠  
8 18 リーチザクラウン 58.0kg 北村 宏司  


と、言うわけで、軸に決めていたダノンシャンティと去年の覇者ショウワモダンがそろって引退し、随分いたいけな今年の安田記念です。

こういうメンバーですと牝馬限定とは言えG1を5勝したアパパネが圧倒的一番人気になるのも仕方がないわけですが、牡馬相手にどうでしょう。府中 は4戦全勝と超得意だし、マイル適性はかのブエナビスタをもしのぐことから、大崩れはない感じで三連複軸という意味では文句なしの◎なんですが、 勝つまでとなると危ない感じもありここは評価を下げてみたいです。

代わりと言っては何ですが、この一年マイル路線で圧倒的な安定度のあるダノンヨーヨーが(次期マイル王に一番近いのかどうかは分かりませんが)少なくとも馬券の妙味はあると言うことで、こちらを本線。府中の1600mというのは2000m級のスタミナを要求するタフなコースで、中距離での実績に乏しいのはちと不安ではありますが。

単穴では内枠引いた逃げ馬のシルポート。府中の1600mを逃げ切るのは容易ではありませんが、ツインターボ的玉砕主義とは違い、この馬の逃げというのは本当にしぶとくて、捕まったとしても2着・3着には粘ってくれそうな所が買い。

他では最近進境著しいストロングリターン、斤量に恵まれ連絡み有力リアルインパクト、骨折で長期離脱も素材は一級リディルと言うところに目が行きますが、実は他にも大変気になる馬が。

香港から参戦の外国馬ビューティフラッシュの人気が何故こんなに低いのだろう。そりゃ今年の春からパッとしないというのはありますが、去年の暮れに 国際G1である香港マイルを勝ったばかりで、格という意味ではメンバー中最高であるこの馬の人気が現在単勝25倍の8番人気というのはいくらなんでも軽視されすぎではないでしょうか。ああ、私は最近はずしまくりで弱気の虫が鳴きまくっている現況から、この馬に◎を打つのを必死にこらえているのではありますが、過去低人気の外国馬が何度も連絡みしている安田記念、もう一頭のサムザップも含め一定の配慮は必要だと考えるのであります。


上海馬券王



○今日の結果

<安田記念> @リアルインパクト Aストロングリターン Bスマイルジャック




○かんべえのつぶやき

――G1レース実に5勝のアパパネですが、牡馬に混じると意外にこんなもんですね。というより、2週前のヴィクトリアマイルの疲れが残っていたように見えました。かくして9番人気の三歳牡馬、リアルインパクトが安田記念を制してあっと驚く結末でありました。去年の安田記念も「え?ショウワモダン?」でビックリしましたが、今年もやってくれますねえ。

――これでディープインパクト産駒では、マルセリーナ(桜花賞)に続くG1馬ということになります。ということは、ディープの子供はマイラーってことでしょうか。リアルインパクトはNHKマイル3位で、いきなり古馬G1を勝ってしまったということは、今年の三歳馬はとてつもなく強いということも考えられます。

――ということで、これで4月末の皐月賞から連続していた週末ごとのG1レースも一段落。馬券王先生もお疲れ様でした。次は6月26日の宝塚記念までしばしのお休みです。いや、楽しかったわい(今日は負けたけど)。





5月29日(日)

いやあ、黄昏れますなあ。先週のオークス、あれは一体何だったんでしょう。

そりゃ、発走直前に豪雨が襲ってきたとか、安藤の騎乗がヘタレであるとか、やはりこいつはマイラー認定が相当であったとか、後付で色々理屈はつくのではありますが、それでも1着エリンコートはありだとしても、大外ピュアブリーゼの2着逃げ残りなんてあってはいけないことで、こんなレース結果は100回繰り返したところで当てる自信がありません。

オークスだけじゃないぞ。「意外と簡単じゃん」と思っていたWIN5では、先週ついに一億突破の配当が実現。対象5レースの一番人気が全部飛ん じゃっただけでこのような配当になるはずもなく、やはりこれは7番人気で決まったオークスと10番人気で決まった新潟メイン駿風Sが大きく物を言っているわけで、特に外枠絶対有利と言われた新潟1000mで二桁着順を繰り返していた2枠3番の馬が勝つなんてこれはもう論外なのであります。

うーん、なんか妖しいものを感じますなあ。駿風Sに限らず今年の新潟1000mってやたら内側の馬が連絡みしている印象だし、とにかく去年まで通 用してきた基本定跡がこの春先から殆ど機能しなくなっているのは、一体いかなる悪魔の計らいなのであろうか。とにかく今の私の心境を例えて言うな らば、これまで立石流四間飛車とか横歩取り定跡とかでキャリアを形成してきたロートル棋士が、ごきげん中飛車とか後手角替わりと言った最新定跡を前に目が点になっている状況に等しいわけで、うううう、この無常感は何なのだろう。こういうのも震災のせいだとは思いたくないんだけどねえ。


11R 第78回 東京優駿(GI)
2400m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ウインバリアシオン 57.0kg 安藤 勝己  
1 2 サダムパテック 57.0kg 岩田 康誠
2 3 オールアズワン 57.0kg 藤田 伸二  
2 4 リベルタス 57.0kg 四位 洋文  
3 5 オルフェーヴル 57.0kg 池添 謙一
3 6 クレスコグランド 57.0kg 浜中 俊
4 7 ベルシャザール 57.0kg 後藤 浩輝
4 8 フェイトフルウォー 57.0kg 田中 勝春  
5 9 コティリオン 57.0kg 小牧 太  
5 10 ナカヤマナイト 57.0kg 柴田 善臣
6 11 デボネア 57.0kg L.デットーリ
6 12 エーシンジャッカル 57.0kg 川田 将雅  
7 13 ロッカヴェラーノ 57.0kg 武 豊  
7 14 ショウナンパルフェ 57.0kg 三浦 皇成  
7 15 トーセンラー 57.0kg 蛯名 正義  
8 16 トーセンレーヴ 57.0kg C.ウィリアムズ  
8 17 ユニバーサルバンク 57.0kg 福永 祐一
8 18 ノーザンリバー 57.0kg N.ピンナ  


「出走馬全員がサンデーサイレンスの孫だなんて凄いなあ。こんなことで将来の日本の馬産はどうなるのだろう。」と言うのが出馬表を見た第一印象である今年のダービーなんですが、とにかくあんなオークスを見せられたばかりなんで、強気な予想なんか出来るはずもありません。

一番人気オルフェーヴルはマルセリーナに、二番人気サダムパテックはホエールキャプチャにやたらイメージがかぶりますし、何より明日のレースは台風の影響で重以上が確定的な状況で、これはロジユニヴァースが逃げ残って、アンライバルドが飛んだ不愉快きわまりない二年前のダービー再現になる 強烈な予感が。少なくとも不良馬場になればディープインパクトの子供は大きく割引ですな。

当然、皐月賞を0.5秒ぶっちぎったオルフェーヴルが格として抜けた存在ではありますが、府中の良馬場で勝ちタイム2分0秒6というのは大変微妙なわけで、これは他の馬が力を出し切れなさすぎた結果の圧勝なんじゃないかと私なんかは考えます。精神的にむらっ気であり、折り合いに不安を伴う この馬が、スタンド前発走と雨の影響で力を出し切れず2年前のアンライバルド状態になるリスクには一定の配慮が必要で、それなら前回2番人気に見 込まれながら力を出し切れずに5着したナカヤマナイトが現在人気を落としていることもあり魅力的。まぁ、この馬も精神的にタフなタイプじゃなさそ うですが。

出馬表を一瞥して三連複の軸にぴったりと思ったのがデットーリ騎乗のデボネア。ダートとターフのジャパンカップを二日連続でむしり取っていった神がかりな騎乗は未だに忘れられないのですが、他の皆さんもデットーリ信仰が強烈なようで、なんと現在この馬の人気は三番人気。デットーリが騎乗しなかったら10番人気当たりが相当なことを考えると、これはなんか見込まれすぎな気がしてきて評価を下げましたが、それでもデットーリだったら勝つまであるかもしれないなんて思わせるところは、やはり偉大なジョッキーです。

この他では、3着以内なら無視できないサダムパテックと、オークスの1・2着馬にやたら印象がかぶるクレスコグランドとユニバーサルバンク。特に 後者は重以上では要注意ですな。


上海馬券王



○今日の結果

<ダービー> @オルフェーブル Aウインバリアシオン Bベルシャザール




○かんべえのつぶやき

――いやあ、オルフェーブルは強かったですねえ。大雨関係なし。今日の返し馬の姿があまりに美しくて、ナカヤマナイトから買おうとした予定を変更してしましました。お陰で単勝取りました。美味しゅうございました。ついでに馬連も取りました。さらに美味しゅうございました。ウインバリアシオンがこんなところで来るなんて、アンカツはやっぱりへそ曲がりであります。

――実を言いますと本日は絶好調。10レースむらさき賞では、2週間前の『SPA!』対決、最終12レースで馬群に包まれて出られなかったリリエンタールが、きっちり抜け出してくれたので、こちらも単勝と馬連を取らせてもらいました。なにせ
オバゼキ先生が、「リリエンタール、今日はツイてなかったけど、次は来るでしょうねえ」と言っておられましたもので。その通りでありました。

――ちなみに『SPA!』のチャリティー競馬対決は今週発売号に掲載されます。意外と真面目な「復興会議」になっております。よかったら見てくださいまし。





5月23日(日)

上海馬券王の人生相談  

やはり来た!お受験ママ・エアグルーヴさんからのお便り   

Q:更年期なんざます

先生お久しゅうございます。わたくしエアグルーヴでございますことよ。

 え、「お前は誰だ」ですって?きぃいいい!これだからパンピーは!よろしいこと?我が祖父は日本競馬の大立者ノーザンテースト公爵、母は樫 の木の女王ダイナカール、父は凱旋門の英雄トニービン子爵と言う、まさに名門中の名門、華族の中の華族、本来ならあなたのような、なけなしの お金をどぶに捨てまくっ てる三流馬券士なんか口も聞いてもらえないような貴い血族ですのよ、我がグルーヴ一族は。

え、『お約束の前口上は早々に切り上げて、とっとと本題に入れ』ですって?何よ、それじゃわたくしのこと、最初から存じ上げてらっしゃるって ことじゃない。きいいいいいい!賤民の分際で人を馬鹿にするのは一体どの口ざますか!馬券もろくに当たらないくせに、この無能力者!菅直人! お前の方こそ、お約束のチャチャを入れずに、とっとと話を聞くざます!

とにかく話とは、娘達のことなんざます。いやしくもグ ルーヴ一族に名を連ねる婦女子と言う者、ジュベナイル小学校、桜花中学、樫の木女学院、秋華女子大という名門校に主席で入学することを義務づ けられているというのに、長女アドマイヤグルーヴも次女イントゥザグルーヴも三女ポルトフィーノも不甲斐ない成績の連続で、わたくし悔しく て、悔しくて。特に母も私も主席で合格した樫の木女 学院は、まさにグルーヴ一族の象徴。他はともかく、 これだけは絶対譲れないというのに、長女は圧倒的な前評判にもかかわらず、7着大敗、次女や三女に至っては受験資格すら与えられない体たらく で。。。きいいいいいいっ!この敗残者!落ちこぼれ!お前たちなんか産むんじゃなかったわ!


しょうがないので、長女と次女が産んだ孫娘に期待することにしたんざます。
特に長女の子アドマイヤセプターは世間の前評判も高く、この娘なら我が一族の威光を高らかに世の中に知らしめてくれると、わたくし本当に期待しておりましたのよ。ああ、それなのに、それなのに、この子もジュベナイルの受験資格すらあたえられず、すべりどめで受けた学校もことごとく不合格となる言語道断な落伍者ぶりを世間に露わにした挙げ句、登校拒否症になって自宅に引きこもってしまう不甲斐なさで、きいいいいいいっ!この敗北主義者!見かけ倒しのポピュリスト!お前たちなんか産むんじゃなかったわ!(え、「産んだのはお前じゃないだろう」って?お黙り!このヘタレ馬券士!)

そんなこんなで、結局自分の産んだ子供に期待するしかな いという事が分かったざます。四女グルヴェイグは発育が遅くて去年の暮れにようやく新馬幼稚舎に合格する奥手な子ざましたけど、これに無理矢理追試を受けまくらせてようやく樫の木女学院の受験資格を得ることが出来たわけで、明日はその受験日なんざます。でもねえ、名門グルーヴ一族の娘が樫の木の受験資格を取れたと言うだけでホッとしている現状というのは、考えてみれば情けないの一言な訳で、あたくし悲しくて悔しくて。。。。そりゃ四女には頑張って主席合格して名門の威光を世の中に示してもらいたい気持ちに偽りはないのざますが、なんか正直強気になれないというか、これまでみたいな気力が湧かないというか。。。

先生、いつのまにかわたくし、18歳になってしまったざます。更年期なんざます。最近じゃ子出しも悪くなって、今年はデビューする直仔もおらず、孫に期待をかけるしかない状況で、これまで一族の威光を一身に背負って頑張ってきましたけど、なんか、もう限界というか、名門グルーヴ一 族というのも、事実上わたくしの代で終わりなんざましょうか。名門グルーヴ家の没落の予兆におののきながら、絶望と希望と倦怠感の間を振り子 のように行き来するあたくしは一体どうしたらいいのざますかしら。



A:お答え

いやあ、お久しぶりです。最近じゃ貴女専用みたいに なっているこのコーナー、圧巻のデビュー勝ちをした お孫さんのアドマイヤセプターちゃんが、その後急激にヘタレている現状から今年はお蔵入りかと思っていた矢先に、見事直仔グルヴェイグちゃんを他ならぬオークスに送り出していただいたというわけで、誠にありがたいことです。

それにしても、グルーヴ一族というのは本当に凄い。これまでデビューした貴女のお子さんは8頭になるわけですが、これが全て2勝以上しており、あまつさえこのうち3頭が重賞勝ちしているなんて、こんな母系は貴女以外じゃビワハイジさんくらいなもんですが、ビワハイジさんの場合、 結構な頻度でクズも出てますので、やはり安定度では貴女の血脈に圧倒的な軍配が上がります。惜しむらくは貴女のお子さんの場合「大物」は結構 いるんですが、「超大物」というのが見あたらないわけで、そこがブエナビスタさんを擁するビワハイジさんと比べ大きく見劣りするところ。そう言う意味でも明日のグルヴェイグちゃんの活躍が期待されるところではあるんですが、どうなんでしょう。

2400mという距離を考えた場合、お嬢さんの血統がメンバー中随一であるのは疑いなく、また3戦2勝3着1回というこれまでの戦績も、今回 メンバーの中では相当な上位であることも事実なのですが、グルーヴウオッチャーの端くれとしてその3戦を全て見てきた私の率直な感触から申し上げますと、彼女はまだ成長途上で、本格的な能力開花は早くてもこの秋以降なんじゃないかと言うのが偽らざるところ。

3歳春のクラシックに晩成タイプが挑戦するというのだけでも大きなハンデですが、それ以上にグルーヴ一族の業としてオークス出走にこだわった挙げ句相当無理なローテーションとなっていること、あまつさえ18頭立てのレースで大外を引いてしまったこと、とどめに3着に負けたエルフィ ンSを大差勝ちしたマルセリーナちゃんが桜花賞も勝って明日の出走メンバーに名を連ねていることを考えると、明日のレースを勝つのは相当厳しい気がいたします。勝ち負けよりは骨が固まりきっていない成長途上の馬が中一週で2400mを走るリスクが心配でもありますので、まずはここを無事に走り終えていただきたいですな。

まぁ、色々ネガティヴなことを書きましたが、明日のレースはマルセリーナちゃんともう一頭ホエールキャプチャちゃん以外はドングリの背比べみたいな感じもしますから、勝てないまでも3着は有望、「二強」の一角が崩れた際には二着もありかなとも思いますので、頑張ってください。グルーヴ一族のブランド価値からお嬢さんの人気が大変高い(現在4番人気)現状から、私は余り積極的に買いたいとは思わないのですが。


と、言うわけで。。。。


11R 第72回 優駿牝馬(GI)
2400m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ハブルバブル 55.0kg C.ウィリアムズ
1 2 メデタシ 55.0kg 浜中 俊  
2 3 バウンシーチューン 55.0kg 三浦 皇成
2 4 エリンコート 55.0kg 後藤 浩輝  
3 5 カルマート 55.0kg 吉田 豊  
3 6 サイレントソニック 55.0kg 田中 勝春  
4 7 ライステラス 55.0kg 丸田 恭介  
4 8 マイネソルシエール 55.0kg 柴田 大知  
5 9 マルセリーナ 55.0kg 安藤 勝己
5 10 デルマドゥルガー 55.0kg N.ピンナ  
6 11 アカンサス 55.0kg 北村 宏司  
6 12 ホエールキャプチャ 55.0kg 池添 謙一
7 13 シシリアンブリーズ 55.0kg 藤岡 佑介  
7 14 スピードリッパー 55.0kg 蛯名 正義
7 15 ハッピーグラス 55.0kg 松田 大作  
8 16 グルヴェイグ 55.0kg 四位 洋文
8 17 マイネイサベル 55.0kg 松岡 正海
8 18 ピュアブリーゼ 55.0kg 柴田 善臣  


上述の通り、桜花賞の1・2着であるマルセリーナとホエールキャプチャ が格と実績で抜けたレースです。桜花賞のレースぶりが如何にも強いマイラーのそれだったので、血統と併せ(ホエールキャプチャみたいなクロフネ産駒の2400mというのは激しく違和感)2400の今回は?でもあるのですが、さりとて余りに格と実績に差がありすぎるので、この二頭を軸に考えざるを得ません。

面白そうなのが▲マイネイサベルで左回り巧者の上、出れる桜花賞をパスしてわざわざここに備えてきた陣営の戦略が好感度高し、まぁ、それも大外引いたことと当日馬場が渋るリスクで相殺される危険大なのが悩ましいのですが。。。。


皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<オークス> @エリンコート Aピュアブリーゼ Bホエールキャプチャ




○かんべえのつぶやき

――1年前はアパパネとサンテミリオンが同時にゴールしたこのレース。今年は、マルセリーナとホエールキャプチャの二頭が抜けているというもっぱらの評判でしたが、「四強」が信用できないのと同様に、「二強」も得てして崩れるんですよねえ。まして大雨だし。

――それにしてもマルセリーナ騎乗のアンカツは不調です。今日だって、明らかに四角で外に出し過ぎだよなあ。馬券王先生&かんべえと同じ年の1960年生まれ、ついつい気になります。

――ということで、オークス馬は無印のエリンコートと相成りました。これはさすがに当たらない。後藤騎手はこれがクラシック初制覇。おめでとう。

――それにしても、18頭中6頭もいたディープインパクト参駒は壊滅でありますな。グルヴェイグも顔色なしで、馬券王先生の毎度お馴染みのネタ、エアグルーヴお母さんの嘆きはいかほどでありましょうや。どうも気性に難があって、雨が苦手のようであります。来週のダービーはどうでしょうか。





5月15日(日)

上:と、言うわけで、今日はWIN5について語ってみようと思うわけだ。

☆:何が「と、言うわけで」なのかさっぱり分からないわけですが、WIN5ってJRAが最近発売した新馬券ですな。

上:そう。メイン競争を中心とした5レースの勝馬を全て当てる馬券です。

☆:5レースすべてが16頭フルゲートとすると16の5乗で105万通りの買い目があるわけで、これを全部買おうとすると一点100円の最小金額で買っても1億5百万円になるという、とんでもない馬券商品。25%の控除率を差し引いても期待配当が8000万円ってこれははっきり言って宝く じでしょう。

上:ところがそうでもないんだな。発売開始から3週間での配当実績って200万が最高で、後は80万とか先週なんか50万と意外と大人しいわけ。 これなら三連単の方がハネるときはハネるわけで、要は最初の想定とは随分違う様相を呈しておるわけです。

☆:はあ。

上:まあ、考えてみればそれも当たり前で、三着までを全て当てる三連単の場合、単勝二桁の低人気馬が二着・三着に飛び込んで来て荒れるというのは しょっちゅうなんだけど、一着に来ちゃう馬と言うのは相当限定されちゃうわけで、いくら5レース全てを当てなくてはならないと言ってもWIN5の方が予想は簡単なんだな。

☆:「簡単」って言いながら先生全然当たってないじゃん。

上:賭けてないから当たるはずないじゃんか。まぁ、3連単というのは3場開催の土日で72回もチャレンジする機会があるんだけど、WIN5は週に 1回しかないからそう言う意味じゃ当てづらいって事は確かなんだけど、私はまだ勝負してないのだよ。

☆:高額配当を愛してやまない先生が勝負してないなんて、にわかには信じられませんなあ。

上:いや、この馬券はね、的中が出なかった場合、賭け金がそのまま次回に繰り越されちゃうわけで、だとすると的中が出なかった翌週で勝負に出る方 が配当の期待値が全然違う故、人として正しい道なのではないかと、そう考えた訳なのです。でもなあ、さっき言ったように毎週大人しい配当で決まっ ているところを見ると、「次週繰り越し」ってのは期待薄だねえ。って言うか「最高二億の配当金」という三谷幸喜のコマーシャル、あれは誇大広告な んじゃないか?

☆:そんなことないでしょ。一流馬が休養に入り、3歳馬が古馬と相まみえる夏場になったら、それなりに荒れそうで、そのときは期待出来るんじゃな いですか、二億円。

上:いや、それでね、こういう配当が出たら出たで、実は気になることがあるんだ。

☆:はあ。

上:税金はどうなるのだろう。

☆:はああ?

上:いやだからね、二億当たったらそのとき税務署はどうするのだろうと言っておるのだ。

☆:馬券の配当って課税されるんですか?

上:される!宝くじとは違って、馬券配当は「一時所得」と言う、立派な所得税の課税対象なのだよ。

☆:馬券に当たった人が税金納めたなんて聞いたことないんですけど。

上:国税庁が取り立てないだけで、徴税しようと思ったらいくらでも出来るのだ。

☆:じゃなんですか、馬券収入が課税されると言うことは、競馬で損したら税金まけてくれるってことですよね。よかったですね、先生、これで先生がどぶに捨てまくってる外れ馬券も少しは浮かばれるじゃないですか。

上:報われない!はずれ馬券は税控除の対象にはならず、当たり馬券のみ徴税の対象になると言うエグいシステムなのだよ、日本の税制は。

☆:でも実際には税務署は取り立てないんでしょ。だったら関係ないじゃないですか。

上:いや、だからね、税務署が敢えて取り立てないのには理由があって、第一に馬券の発売と払い戻しが競馬場の中でクローズしている現状のシステム では馬券で儲けた奴を捕捉するのが大変困難であり、第二に馬券で儲けた奴より損した奴の方が圧倒的に多い中、当たり馬券への課税を強引に推し進め ると皆が逆上して暴動を起こしかねないと言う事情が裏側にあるわけだ。

☆:だったら良いじゃないですか。

上:ところが、WIN5は上記の事情の枠外にある馬券なんだな。発売は競馬場ではなくインターネット販売に限定されているため、二億当たった人間 を捕捉することは大変容易だし、二億も当たるとよほどの事情がない限り生涯収支はプラスなはずでこれを取り立てることに良心の呵責は全く湧かない しで、WIN5に限っては課税される可能性は相当高いのではないだろうか。

☆:。。。。。税金て、そんなに高いんですかね。

上:目の玉飛び出るくらい高いぞ。馬券収入が二億としてこれから「特別控除金」50万と収入に要した賭け金(当たり馬券のみの購入費用だから大抵 は100円なんでこれは無視するとして)を差し引いた金額を半分にした9975万円が課税計算の対象になるんだが、これに対する税率が累進課税の最大税率40%なわけで、そこから速算控除金280万円を差し引いても3710万円が税金として国に持って行かれると言う計算になるわけだ。どうだ、参ったか。

☆:いや、「参ったか」と言われても。

上:それだけじゃないぞ。馬券とは全く関係のない給与所得にまでこの最大税率は適用されるのだ。例として毎週末競馬以外することのない寂しい独身の窓際会社員Aさん(50歳)の事例を考えてみよう。

☆:それって先生のことですか?

上:話の腰を折るなよ。俺は窓際でも独身でもないわい!とにかく、ずぶずぶの競馬親父であるAさんの年間給与収入(含ボーナス)を500万、扶養家族はなく、年間控除される保険料は50万というケースで考えた場合、Aさんの納める所得税はせいぜい年間16万円なわけだ。ところがAさんが 買ったWIN5が二億の配当をもたらした途端、この給与所得にも40%の税率が適用されるわけで、500万の収入見合いで考えたその納税額はなん と103万円!500万の給与に対し通常より87万高い103万円が税金で持って行かれることになるわけだ。

☆:はあ。。。。

上:話はこれで終わらないぞ。国税の次は地方税の問題がある!一時所得は地方税の課税対象でもあり、課税金額は払い戻しの半分に対し一律10%。 なんと1000万円が追加で持って行かれるのだ。国税と併せた総額納税額は3710+87+1000=4797万円!これって、殆ど払い戻しの 1/4じゃないか!1/4を胴元であるJRAがピンハネした上、そこから更に1/4を搾り取るなんて、ああ、なんと言う非情!なんと言う欺瞞!三谷幸喜は「あと二億あれば」などと言わずに「あと一億五千万あれば」と言うべきだったのだ!なあ、気になるだろ、WIN5。税務署がどう動くかで この馬券とのつきあい方が相当変わってくると思わんかね。少なくとも、私はこれが明らかになるまでこの馬券を買う気にはなれんのだよ。

☆:。。。。。。先生ね。。

上:何だよ。

☆:思うんですけど、WIN5の課税を心配する前に、明日の勝ち馬を当てる方が先じゃないですか?G1馬当てなきゃ、WIN5だって当たりようが ないんだし、特に先生は最近外しまくってるわけだし。

上:。。。。。。。スイマセン。。


11R 第6回 ヴィクトリアマイル(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ワイルドラズベリー 55.0kg 池添 謙一
1 2 アニメイトバイオ 55.0kg 後藤 浩輝
2 3 グランプリエンゼル 55.0kg C.ウィリアムズ  
2 4 レディアルバローザ 55.0kg 福永 祐一
3 5 アンシェルブルー 55.0kg 田中 勝春
3 6 オウケンサクラ 55.0kg 北村 宏司  
4 7 ブロードストリート 55.0kg 藤田 伸二  
4 8 カウアイレーン 55.0kg 横山 典弘  
5 9 ショウリュウムーン 55.0kg 浜中 俊  
5 10 コスモネモシン 55.0kg 松岡 正海
6 11 エーシンリターンズ 55.0kg 三浦 皇成
6 12 スプリングサンダー 55.0kg 四位 洋文  
7 13 ブエナビスタ 55.0kg 岩田 康誠
7 14 ディアアレトゥーサ 55.0kg 吉田 豊  
8 15 アプリコットフィズ 55.0kg 武 豊
8 16 アパパネ 55.0kg 蛯名 正義
8 17 ブラボーデイジー 55.0kg 北村 友一  


☆:。。。。。なんか、えらく、堅めの予想ですな。「買う気がない」などと言いながら、しっかりWIN5仕様な感じなんですけど、これ。

上:いや、でもブエナビスタとアパパネはやはり牝馬では異次元に抜けた存在であるわけで、この二頭を無視するなんてあり得ないじゃないか。

☆:でも、ブエナビスタはこれまで降着時も含めて馬券に絡み続けてきたのが、先日のドバイで8着と急にへたれたのが気にかかりませんか?騎手も横山から初手合いの岩田に変更というのもよく分からないし、先日のトゥザグローリーの記憶を呼び覚ますというか、なんか不吉な感じじゃないですか。

上:そうは言っても、これまで牡馬の強いところを蹴散らしてきた実績と経験値が半端じゃなくて、これは他の馬は逆立ちしても勝てっこないと見るのが妥当だろ。

☆:格ではブエナビスタ以上のウオツカだって、ビクトリアマイルじゃ二着止まりだったんですよ。先生だって、あの時流した涙を忘れた訳じゃないで しょうに。

上:うん、まぁ、死角が全くないと言えないのも事実だけど、でもその時はその時で牝馬三冠のアパパネが勝つでしょ。この二頭がどちらも勝てないな んてのはあり得ないと思うぞ。

☆:一つだけ確実なのは、この二頭から買うと配当が非情に低いということなんですけど、その割には随分とヒモに流してますな。

上:うん、だけど3着候補ならドングリの背比べ状態で何が来てもおかしくないわけで。まあ、敢えて言えばレディアルバローザとかアニメイトバイオ とか、「勝ちたい」という色気がある所よりは、最初から「三着でいいや」って、無欲にレースを進めそうな馬が見所と配当妙味があるし、そう言う所を厚めに買いたいですな。で、そう言う意味で一番見所があるのはワイルドラズベリーじゃないかと。

☆:でも、この馬、去年の秋以降パッとしなさ過ぎじゃないですか。

上;いや、でも、この馬1600mの持ち時計がこのメンバー中最速なんだよね。この馬が去年のマイルチャンピオンシップで出した1分32秒3って ブエナビスタの1600mでの持ち時計より0.1秒早いわけで、これって実は凄くね?

☆:去年のマイルCSでのこの馬の着順は8着ですよ。持ち時計って言っても、レコード決着になった流れと馬場、それに54kgと言う斤量が味方したわけで、これって、そんなに凄いですかねえ?

上:8着と言っても、勝ち馬と0.5秒差だし、同タイムにかのトゥザグローリーがいるしと、やっぱり凄いんです。二強を押しのけて勝つとも思えな いけど、二強の間に入って二着入線というのなら大いにありじゃないですかね。それにね、この3頭に関して言えば、私の見解は完全に小幡先生見解と一致しているのだ。現人神の小幡先生と意見が一致するなんて、なんかほっとするよなあ。

☆:。。。。また小幡先生の予想に相乗りですか。

上:だから相乗りじゃないってこの前から言ってるでしょ!それに◎ブエナ、○アパパネなんて別に小幡先生じゃなくたってこれ以外の選択肢はないだ ろうが。

☆:先生は、ほっとするかも知れませんが、現人神の小幡先生からすれば、死神の先生にまとわりつかれて、きっと不愉快な思いをしていると思うんで すけどね。

上:だから相乗りじゃないし、小幡先生みたいな著名人が、こんな文章読んでるはずもないし、読んでないなら不愉快になりようがないしで、それで良いじゃないか。。。。。そうだ!今思いついたんだが、かんべえ先生は今日、小幡先生とダービー予想の座談会をするとか言ってたな。その際、元財務官僚で国税に顔の利きそうな小幡先生にWIN5への課税をやめるように働きかけてくれと頼んでもらうと言うのはどうだろう。


☆:。。。。。。。。だめだ、こりゃ。



上海馬券王



○今日の結果

<ヴィクトリアマイル> @アパパネ Aブエナビスタ Bレディアルバローザ




○かんべえのつぶやき

――アパパネを追うブエナビスタ。ゴール前の接戦は見応え十分でした。アパパネ鞍上の蛯名には、きっとブエナビスタの鼻息が聞こえていたことでしょう。あと20メートルあれば、逆転していたかもしれません。その差はブエナビスタ初騎乗の岩田と、アパパネで勝利を積み重ねてきた蛯名の思いの違いがあったのではないでしょうか。

――今日は浅草WINSで、ぐっちーさん、オバゼキさんとの真剣勝負でした。誰が勝ったかは内緒です。知りたい人は、5月31日発売のSPA!をご参照ください。





5月8日(日)

えー、ゴールデンウイークと言うことで、久しぶりにゆっくりした時間を過ごした訳なのであります。震災以来、会社と身の回りの復旧作業に忙殺さ れ、たまに休みがあっても、その日は一日競馬漬けと、考えてみれば随分やくざな生活であったわけですが、なるほど、復旧と競馬以外で過ごす余暇というのも、これはこれで大変素晴らしい。

こういう時に旅行に出かけるなんて言うのも内需振興として大変意味のあることだとは思うんですが、さすがに疲れが相当溜まっているわけでこれは 「自粛」。その代わりに日頃やりたくて出来なかったことを沢山出来たのは大変幸甚でして、久しぶりに達成感のある休みとなりました。

え、「日頃やりたくて出来なかったこと」って何かって?いや、大したことじゃないんですよ。住居の大掃除とか(花粉が減少して久しぶりに布団が干せたのは嬉しかった)、度の合わなくなった眼鏡を新調したりとか(近眼用と併せ遠近両用眼鏡なんてのも買わざるを得なかったのはちょっと悲しかっ た)、車の定期点検とか(年間2000kmしか走ってないのに、整備したらエンジン音が軽やかになって、これは喜んで良いのか悲しむべきなの か)、積ん読状態の書籍を読了したりとか(亀山訳「カラマーゾフの兄弟」は凄かったです)、ゴルフの練習とか(これは。。。ノーコメントです な)。

その中でも極めつけなのが、映画「指輪物語3部作」をぶっ通しで見たと言うことであります。長い、とにかく長い。劇場で見たときも一作3時間強の超長編だったのですが、今回見たのは「SPECIAL EXTENDED DVD EDITION」という奴で、未公開シーン延べ2時間分を追加した総上映時間13時間に及ぶ地獄のマラソン視聴であったわけだ。いやあ、こんな無謀な試み はGWでなきゃ出来ません。

それにしても、改めて見直すとこの指輪物語というのは本当にとんでもない作品ですな。トルーキンの原作が素晴らしいのは言うまでもないのですが、 その原作世界をここまで完璧にビジュアル化してしまうとは。いや、完璧なんてもんじゃ済まないな、半日以上にわたって繰り広げられたこの映像は、 癖の強い日本語訳を読んだこちらのイメージの遙か上を行っているわけで、監督他この映画制作に携わった方々の才能というのは声を大にしてたたえられるべきでしょう。

いや、考えようによっては監督以上に凄いのはアメリカの映画産業ですな。この映画には最新鋭のジェット戦闘機が何機も買えるくらいの制作費が投じ られているに違いないのですが、そう言う金をニュージーランドから出てきた何の実績もないオタク監督にポンと出すなんて、日本じゃとても考えらな いことです。どうも、日本という国にはホリエモンとか焼き肉屋の若社長とか、サラリーマン臭希薄でエキセントリックな才能が出てくると、無条件にこ れを叩きつぶそうという本能が備わっているみたいで困ったもんです。大体、ユッケがそんなに危険なら何年も前から人がぱたぱた死んでいたはずなの だ。それをよく原因が分からない内から決めつけ半分で大騒ぎしやがって、ああ、みっともないったらありゃしない。

と、言うわけで、連休最後の本日、あたしは焼き肉屋でユッケを食そうと考えておるわけです。ケッ、余震だの放射能だので、大騒ぎしている今日この 頃、今更ユッケ程度でびびっていられるかいっての!


11R 第16回 NHKマイルカップ(GI)
1600m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 リアルインパクト 57.0kg 内田 博幸
1 2 リキサンマックス 57.0kg 柴原 央明  
2 3 エイシンオスマン 57.0kg 後藤 浩輝  
2 4 エーシンジャッカル 57.0kg 岩田 康誠
3 5 マイネルラクリマ 57.0kg 松岡 正海  
3 6 ダンスファンタジア 55.0kg 北村 宏司
4 7 クリアンサス 55.0kg 武 豊  
4 8 プレイ 57.0kg 柴田 大知  
5 9 ヘニーハウンド 57.0kg N.ピンナ
5 10 フォーエバーマーク 55.0kg 吉田 豊  
6 11 テイエムオオタカ 57.0kg 大庭 和弥  
6 12 キョウエイバサラ 57.0kg 小林 慎一郎  
7 13 グランプリボス 57.0kg C.ウィリアムズ
7 14 アイヴィーリーグ 57.0kg 福永 祐一
7 15 ロビンフット 57.0kg 吉田 隼人
8 16 アドマイヤサガス 57.0kg 川田 将雅  
8 17 コティリオン 57.0kg 小牧 太
8 18 オメガブレイン 57.0kg 横山 典弘  


ううううう、遂に「神」と刺し違えてしまいました。小幡先生すいません。

先週の天皇賞、あれは一体何だったのでしょう。自信あったのになあ。騎手の四位が馬と喧嘩をしてしまうとはなあ。勝ったヒルノダムールも偉いと言えばえらいのですが、2000mをレコード勝ちするような馬が3200mの天皇賞春を勝つなんて、違和感ありまくりです。ここまで来るとお祓いを 受けた方がよいような気がしてきましたぞ。思えば震災の日、停電で真っ暗になった夜空にひときわ輝く星を見たのですが、あれは死兆星だったのでは なかろうか。

と、いうわけで、地震に「負けるなキャンペーン」第四弾であるところのNHKマイルなんですが、地震に負けないどころか、自信喪失な訳です。メンバーも変にしょぼいし、出走馬のローテーションも滅茶苦茶だし。大体、震災でスケジュール狂いまくりとは言え、皐月賞から中一週でここに来るかね。いつからNHKマイルはクラシックのすべり止めみたいな位置づけになったのだ。

とにかく、面子がしょぼい。しょぼいくせに殆どが重賞で2着とか3着になった実績は備えているしと、はっきり言って何が来ても不思議ではありませ ん。「NHKでは軸にしよう」と思っていたディープサウンドが、抽選に漏れて出てこないし、もうはっきり言って自信もやる気も乏しい中、焼き肉屋の原資を稼ごうというインセンティヴだけで予想している状況なんですが、意外とこういう時の方が当たるかも知れません。

ポイントとしては

@府中の1600mということで逃げ馬軽視。
A大外枠軽視。(コティリオンはこのメンバーでは相対的に上位なのですが、勝つまでは難しいでしょう)
B上がりタイムの優秀なところを重視。

ということで、上がり3Fで33秒台(稍重の場合は34秒台前半)の持ち時計のある馬を選ぶと上記の印になります。なかでもエイシンジャッカルは二着となったNZTのレースぶりが好感度高く、これは府中でこその馬という感じがしますのでこれを本線と考えたい。あと同じNZTを11着大敗し たリアルインパクトは震災影響で調整不足であった可能性高く、人気を落とした今回お買い得じゃないかと。レースはこの二頭軸の3連複総流しと、エイ シンジャッカル軸の馬連馬単総流しで勝負ですな。驚くべき事にこういう買い方をしてもグランプリボスが絡まない限りガミ馬券はないのです。願わくば本日注文するカルビがこれで特上カルビになりますように。


上海馬券王



○今日の結果

<NHKマイル> @グランプリボス Aコティリオン Bリアルインパクト




○かんべえのつぶやき

――荒れるはずのNHKマイルが、人気通りの決着に。うーん、違うぞ、こんなはずじゃなかったのに。ヘニーハウンドとかアイヴィーリーグとか、ヤクザな馬券ばかり買っているから当たるはずがない。困ったものである。

――でも、京都メインレースの都大路ステークスはバッチリ当てたもんね。一番人気のリーチザクラウンをぶった切って、薄めをボックス買いすれば嫌でもあたります。それにしてもリーチザクラウンは不甲斐ない。自分探しの旅はいつ終わるのでしょうか。





5月1日(日)

☆:当たりませんなあ。

上:。。。。そうだねえ。全然当たらんねえ。

☆:とことん、ヘタレてますよねえ。

上:うん、春先の感じが去年に比べてパワーアップした印象だったんで、今年はもうちょっとやれるかなと思ってたんだけど、ふたが開くとなんか、去年の駄目さ加減が倍増という感じで、なんかやりきれませんな。これも震災で開催ローテが乱れまくったせいなのだろうか。

☆:「地震に負けるな」と言ってるあんたが、地震を言い訳にしちゃいかんでしょうが。

上:いや、これは私の言い訳と言うよりは、落合の言い訳を敢えて探せば地震のせいとしか言いようがないというか、なんと言うか。。

☆:落合?

上:中日打線の話をしてるんだろ、君は。本当にヘタレだよな、あいつら。グスマンとか入って打線に厚みが出来てこれは今年はぶっちぎりかと思って たんだけど、いざ始まってみれば、相変わらず打率・得点がリーグぶっちぎりの最下位だし、ホームでしか勝てないところとか、ヤクルトに異常に弱い ところとか、去年のダメダメぶりが解消されるどころか、3倍濃縮された感じで、本当に成長というものがない奴らだよ、あいつら。大体三冠王を何回も取った人間が監督やってるチームがこんなに打てないなんて、これは一体何の冗談なのだ。

☆:そっちかよ!

上:「そっちかよ」って、他に何か「当たらない」ものがあるのかね。

☆:あんたの馬券や!春先から全然当たっとらんやないかい!

上:失礼なことを言うな!高松宮は当たっただろ。ガミだけど。

☆:ガミじゃ駄目じゃん!

上:宮杯だけじゃないぞ、他のレースも結構良いとこ押さえてるんだ。問題は◎を打った馬が宮杯除けば全然連に絡まんと言うことで。

☆:それって全然駄目じゃんか!

上:いや、でもね、明日は、明日は自信があるんだよ。まぁ、見ておくれよ、この美しい予想を。


11R 第143回 天皇賞(春)(GI)
3200m 芝・右 外
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ビートブラック 58.0kg 岩田 康誠
1 2 ヒルノダムール 58.0kg 藤田 伸二  
2 3 ナムラクレセント 58.0kg 和田 竜二  
2 4 ローズキングダム 58.0kg 武 豊
3 5 ジェントゥー 58.0kg D.ブフ  
3 6 ペルーサ 58.0kg 横山 典弘
4 7 マカニビスティー 58.0kg 小牧 太  
4 8 マイネルキッツ 58.0kg 松岡 正海  
5 9 トゥザグローリー 58.0kg 四位 洋文
5 10 トーセンクラウン 58.0kg 江田 照男  
6 11 ゲシュタルト 58.0kg 藤岡 佑介  
6 12 コスモヘレノス 58.0kg 中谷 雄太  
7 13 ジャミール 58.0kg C.ウィリアムズ  
7 14 トウカイトリック 58.0kg 川田 将雅  
7 15 エイシンフラッシュ 58.0kg 内田 博幸
8 16 オウケンブルースリ 58.0kg 浜中 俊  
8 17 フォゲッタブル 58.0kg 丸山 元気  
8 18 コスモメドウ 58.0kg 丹内 祐次


☆:。。。。。なんか、人気所を押さえているだけで、「美しい」というのとは対極な印象なんですが。。。

上:何を言う。古馬をぶった切って4歳馬6頭のみで見繕ったこの選択。これをエレガントと言わず何をエレガントというのかね。

☆:そりゃ、今年の4歳が強いって言うのは確かでしょうけど、このレースは3200mの長距離戦な訳で、彼らそろいも揃ってこの距離経験がないわけでしょ。「こういうのって人気じゃ買えない」って今まで切ってきた先生がなんでまた。。。

上:だからさ、こういう今の日本の競馬の体系で完全に浮いているこのレース、距離に惑わされて随分痛い思いをしてきたこれまでの反省というのを反映したらこうなっちゃった訳なんだよ。とにかく過去の天皇賞春と言うのを振り返るとこうなるわけだ。

◎過去10年の天皇賞春を振り返る (( )内は人気)

10年 1着ジャガーメイル(2)  2着マイネルキッツ(4)  3着メイショウドンタク(16)
09年 1着マイネルキッツ(12)  2着アルナスライン(4)  3着ドリームジャーニー(5)
08年 1着アドマイヤジュピタ(3)  2着メイショウサムソン(2)  3着アサクサキングス(1)
07年 1着メイショウサムソン(1)  2着エリモエクスパイア(11)  3着トウカイトリック(4)
06年 1着ディープインパクト(1)  2着リンカーン(2)  3着ストラタジェム(8)
05年 1着スズカマンボ(13)  2着ビッグゴールド(14)  3着アイボッパー(4)
04年 1着イングランディーレ(10)  2着ゼンノロブロイ(4)  3着シルクフェイマス(5)
03年 1着ヒシミラクル(7)  2着サンライズジェガ−(8)  3着ダイタクバートラム(1)
02年 1着マンハッタンカフェ(2)  2着ジャングルポケット(3)  3着ナリタトップロード(1)
01年 1着テイエムオペラオー(1)  2着メイショウドトウ(3)  3着ナリタトップロード(2)

上:な、過去10年連絡みした馬を見ても、コテコテのステイヤーと言えるのは、マイネルキッツ、アドマイヤジュピタ、イングランディーレ、ダイタクバートラム、アイボッパーくらいで、しかも勝馬となるとアドマイヤジュピタとイングランディーレだけ。後はみんな2000m〜2400mが主戦場の馬で配当が決まっておるのだよ。よって、距離適性よりは「馬の格」で勝負するのが人として正しい道なのではないかと。

☆:「馬の格」って、ヒシミラクル以降随分荒れまくりじゃないですか。1番人気でそのまま決まったのが、過去3回のみ。勝ち馬を見るとオペラオーにディープにサムソンと言うまさに名馬中の名馬なわけで、トゥザグローリーみたいなG1勝ちのない馬が一番人気のこのレース、荒れると見るのが妥当な気がしてくるんですけど。

上:いや、だからトゥザグローリーと言うのは、4歳の強力所をなで切りにした日経賞を見る限り「名馬中の名馬」認定が相当なんだって。母親のトゥザヴィクトリーも大成したのが古馬になってからだということを思えば、勢力図の逆転は濃厚で、これはひょっとしたら現在日本最強なのではなかろうか。まぁ、不安があるとしたら当日雨が降って馬場状態が重以上に悪化する場合だけだな。

☆:いや、でも、これって、やはり「危険な人気馬」の臭いがどうしても。。。騎手が初手合いの四位だしさ。

上:君もしつこいね。彼を本線で考えているのは私だけではないのだ。神が舞い降りたまま立ち去る気配の全くない、かの小幡先生が今回珍しく私と意見を同じくしておるのだ。これほど心強いことがあろうか。いいや、ありはしない。(反語表現)

☆:。。。。。。ははあ、そう言うことか。自分の予想があまりに当たらないんで、切羽詰まって連戦連勝中の小幡先生の予想に乗っかったと、つまりは、そう言う訳ですな。

上:ち、違わい!本当にたまたま意見が合致しただけなんだって。

☆:別に見栄張らなくても良いじゃないですか。

上:本当に違うんだって!そりゃロマン派の小幡先生と、ひねたデータ派の私じゃ、馬券の趣向が全く違うのは確かだけど、要はそう言う趣向の違いを超えて、今年の4歳勢というのは強いって事なんだよ。

☆:ふーん、じゃ、そう言うことにしときますけど、しかし、こうなると興味深いですな。

上:何が?

☆;だって神状態の小幡先生と、本命飛ばしまくってる逆神状態の先生の意見が一致するなんて、これは「矛盾」という言葉の原意そのものと言うか、 どちらの力が強いのか大変興味深い。ま、当たったら「小幡先生やっぱり凄い」ってことになるし、はずれたら「馬券王先生恐るべし」ってことになるのだけは確かですが。

上:。。。当たる思うぞ。。。。とは言いながら、外れても「神」と差し違えたと言うことならこれはこれで本望な気もしてきたな。。

☆:。。。。だめだ、こりゃ。




上海馬券王



○今日の結果

<春の天皇賞> @ヒルノダムール Aエイシンフラッシュ Bナムラクレセント




○かんべえのつぶやき

――うーん、何だったんでしょう。迫真の名勝負を見たような気もするし、ド下手な騎乗が重なって変な結果が出たような気もするし・・・。

――今日は荒れるような気がしたんですよね。だってG1に勝ったこともなく、鞍上がしょっちゅう変わる上に、どう考えても使い過ぎのトゥザグローリーが、大本命になるなんて変じゃないですか。しかも「強力な4歳馬が勢ぞろい」というから、これは2004年のように有力馬が軒並み総討ち死にするのではないか。2004年にイングランディーレが勝ったときは、2位がゼンノロブロイだった。そこでゼンノロブロイの子どもであるペルーサを2位認定し、そこから薄めのところに流してみたんですね。

――結果はと言えば・・・・・ふっ、普通にスタートができるようになったペルーサは、フツーの馬ですわな。そして何より、マンハッタンカフェ産駒のヒルノダムールを買ってあげられなかった自分が悲しい。どうしてこう春天は、世の無常を感じさせるようなレースが多いんでしょう。

――来週はNHKマイル。その次の週のヴィクトリアマイルでは、SPA!誌上企画で
小幡先生ぐっちーさんに勝負を挑むことになっています。ところが震災後の戦績は、馬券王先生と同じく連戦連敗。来週こそは、復調のきっかけを掴みたいものであります。





4月24日(日)

えー、大分昔の話になりますが、原発をネタにした、いしいひさいちの4コマ漫画に大笑いしたことがあります。

どんな内容かと言いますとですね、

@原発の周りにその筋の団体が大勢押しかけて「No Nukes!」と騒いでいる。
A余りにうるさいんで頭に来た発電所のおじさんが、何も入っていない空っぽの篭を抱えてこう言い放つわけです。
B「やい、てめえら。こん中に入っているのは放射能だ。そんなに欲しけりゃくれてやる!」
Cで、篭の中に手を突っ込んで空気をつかみ取り、花咲爺よろしくこれを投げるポーズを取ると、「わ、や、やめろ!」とデモ団体がパニックを起こして散り散りに逃げ出しちゃう。

要するにこれは、「科学的な知識もなく、気分だけで反原発に盛り上がる方々」と言うのをおちょくる内容な訳で、朝日新聞につまらない連載を始める 前はいしいひさいちと言うのは相当ブラックで、とんがっていたわけです。まぁ、福島の事故が現在進行中の今、こんな漫画を書くとシャレじゃ済まな くなるのではありますが、それでも、この漫画、30年近くたった現在でもその「笑いのツボ」というのがやたら健在なのではないでしょうか。

だって、放射能危機が現実となったと言うのに、一般大衆にあるのは「放射能ってすごくヤバイ」っていう暗黙知だけで、「放射能とはどういうもの で、具体的にどういう部分がやばいのか」って言う「科学的知見」がまったく行き渡っていないんだもん。かくして、福島の子供が船橋でエンガチョされ、瓦礫を処理しようとすると川崎市民が怒り出し、科学都市であるはずのつくば市に至っては福島避難民の受け入れ条件として放射能チェックを要求 すると言う「風評差別」が日本中で発生しているわけで、この情けなさは漫画のデモ団体とまったく変わらないではないですか。漫画と違って、こっち は全然笑えないのですが。

いや、私もSARS流行時に中国から帰国した際、会社から立ち入りを拒否されたという苦々しい体験があるので、こういう話を聞くと大変腹が立つの です。船橋とか川崎とかつくばの田舎者どもの無知狭量さというのも度し難いのですが、それ以上に、こういう田舎者を無知なままにしている、政府と か「識者」とかメディアは一体何をやっておるのだ。「シーベルト」とか「ベクレル」とか耳慣れない単位をやたら連呼して基準値の何百倍だの何千倍 だのとはやし立てておきながら、この単位の意味とか基準値の考え方とかをきちんと説明したのは池上彰くらいで、他の連中は内容を理解しないまま、 こういう情報を垂れ流していたとしか思えないのだ。

経済なんかと違ってこれは自然科学の領域だから「両論併記」なんてありえないのに、皆言ってる ことがバラバラだし、「知りたい」というこちらの要求にきちんと応えてくれたのは海外メディアの論説とマス・メデイアに露出しない学者さんのブログだけだし、はっきり言って寒すぎるぞ、今の日本の報道とか政府説明は。今度の震災に良いことがあるとするならば、それは信頼できる者とそうじゃない者をこれ以上ないくらいに露わに色分けしてくれたと言うことなのかも知れません。


11R 第71回 皐月賞(GI)
2000m 芝・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ステラロッサ 57.0kg 川田 将雅  
1 2 ダノンバラード 57.0kg 武 豊  
2 3 ノーザンリバー 57.0kg 四位 洋文
2 4 サダムパテック 57.0kg 岩田 康誠
3 5 ナカヤマナイト 57.0kg 柴田 善臣
3 6 ダノンミル 57.0kg 内田 博幸  
4 7 ロッカヴェラーノ 57.0kg 吉田 豊
4 8 ビッグロマンス 57.0kg 北村 宏司  
5 9 カフナ 57.0kg 丸山 元気
5 10 エイシンオスマン 57.0kg 後藤 浩輝  
6 11 ベルシャザール 57.0kg 安藤 勝己
6 12 オルフェーヴル 57.0kg 池添 謙一
7 13 リベルタス 57.0kg 横山 典弘  
7 14 フェイトフルウォー 57.0kg 田中 勝春  
7 15 デボネア 57.0kg 佐藤 哲三  
8 16 トーセンラー 57.0kg 蛯名 正義  
8 17 プレイ 57.0kg 松岡 正海  
8 18 オールアズワン 57.0kg 藤田 伸二  


と、言うわけで、昔の怒りがよみがえり、思わず熱くなってしまいましたが、「地震に負けずに馬券を買おう」キャンペーン第三弾の皐月賞なわけで す。

ポイントとしては以下の三点でしょうか。

@中山開催中止のあおりを受け、1週順延の府中開催。→よって過去の経験則は通用しない。
A基本的に「展開不問」で馬の実力がそのまま出る府中競馬場だが、スタート100mで急カーブを曲がらなくてはならない2000mコースだけは、 ある意味中山以上にトリッキーで、外枠の馬は皆、涙目。
B開幕週で前が止まらない馬場状態の上、降りしきる雨の影響で差し、追い込み馬は皆、涙目。

よって、「内枠引いた先行タイプで、末も確かな馬が有利」というのが結論としてもたらされるのですが、◎ナカヤマナイト、○サダムパテックというのが、まさにその条件にずっぱまりなわけで、軸不在という評判がもっぱらの今年の三歳牡馬ではありますが、これだけの好条件揃えば、これは相当抜けた存在と言えるのではないでしょうか。最初は馬連勝負かと思っていた今年の皐月賞ですが、これなら三連単でも良さそうです。

この二頭のどちらを優位と見るかは難しいのですが、昨年の朝日杯のように、時々もろい所を見せるサダムパテックより、安定性と自在性に優れる上、 府中でも渋った馬場でも実績のあるナカヤマナイトが上位と考えたいと思い上記の印としたわけで、本当に今回に限っては死角らしい死角が全く見あた りません。

敢えて言えば、現在神が舞い降りている小幡先生が「菅・民主党的どっちつかずの総花主義はうるわしくない」との理由で、この馬を力強くぶった切っている所でしょうか。ううう、先週外して当たり前の超難解レース「マイラーズC」で連勝が止まった際、「ようやく外れたので、気楽に予 想できる。」なんて、一度で良いから言ってみたい凄い台詞をさらっと言っちゃう人が死亡フラグを立てているというのは不吉じゃ。

でもねえ、先生、そう言う理屈でぶった切るならトーセンラーの方じゃないですかねえ。あたしゃ今回に限ってはナカヤマナイトは切れないです。



上海馬券王



○今日の結果

<皐月賞> @オルフェーヴル Aサダムパテック Bダノンバラード




○かんべえのつぶやき

――いやあ、競馬をするのは2か月ぶりくらいでしょうか。いいよねえ、こんな風に競馬が出来るのは。皐月賞なのに府中競馬場でやってるし、節電のために大画面も写らないけれども、とにかく大勢人が集まって、馬券を買っているのであります。

――ということで、中山競馬場からナカヤマナイト(実は府中巧者であったりする)を買って応援したんですが、来たのは同じステイゴールド産駒のオルフェーヴルでした。
小幡先生が言っていた通りではありませんか。しかもどえらい強さ。何なんだ、あの末足は。フランス語で「金細工師」の意味なんだそうですが、これはもう畏れ入るしかありませぬ。

――こうなるとダービーが楽しみですねえ。オルフェーヴルがさらに強さを見せるのか、それともサダムパテックが巻き返すのか、あるいは距離を生かしてディープ産駒が面目を施すのか。来週は実力馬総出演の春天もあるし、競馬が出来て本当に幸せであります。(今日はオケラだったけどね!)





4月10日(日)

えー、前回「地震に負けずに馬券を買おう!」なんて柄にもないアジを飛ばした私であった訳なのですが、一つ困ったことが。。。

当たらんのです!買った馬券が当たらんのです!

うううう、私はJRAに寄付するつもりであんな事言ったわけじゃないのに、これは一体どういう事じゃ。とにかく、震災 以降の競馬は単勝4・5千円の低人気馬が平気で馬券に絡みまくっておるわけで、連に絡むだけならまだしも、勝ち名乗りまであげる 馬が続出するとなるとこれはもう容認できるレベルではなく、要するに滅茶苦茶荒れておるのです。

とにかく、これは震災のせいとしか言いようがありません。中 山の中止で3場開催のはずが2場開催となり、普通なら関西遠征なんかしない馬とか騎手が大挙関西レースに参入、必然的に力関係が震源プレート並みに変化した上に、ローテーション変更に伴う調整失敗が重なり、普通ならまず連を外さない馬が平気で着外に消えるという神をも畏れぬカオスな世界がオンパレードとなっているわけで、要は現在の競馬はこれまでの経験則とか方法論とかが全く通用しない異次元の領域に足を踏み入れておるわけだ。やってらんねえぜ、ケッ!と腐る私にとどめの一撃が。。。。

本日の阪神最終レースであるところの重賞NZT(そう、これも中山開催が阪神に引っ越してきたわけですね)、私は一番人気の4番グランプリボスを軸にした三連複を購入しておったわけですが、結果はグランプリボスが3着で、予想的中。1・2着は12番人気、 7番人気という低人気であった故、一番人気から流しても配当は200倍超の大穴配当であり、「よっしゃあああ!これで暗闇に光が 差してきたぜい!」と喜々として自分の買い目を確認するとなにやら不吉な違和感あり。なんと締め切りにせかされて慌てて馬券を購入したら入力を間違えて、4番グランプリボスじゃなくて5番ディープサウンドを軸にした馬券を発注したことが判明。これだけでも十分ホセ・メンドーサとフルラウンド戦った矢吹丈状態な訳ですが、更に衝撃的な追い打ちが。ディープサウンドはなんとグランプリ ボスと写真判定を要する微妙な鼻差4着であり、これが来ていれば間違って買った馬券は1200倍の超高配当であったのです。。。


。。。。。。。立ち直れません。


11R 第71回 桜花賞(GI)
1600m 芝・右 外
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 フォーエバーマーク 55.0kg 吉田 豊  
1 2 デルマドゥルガー 55.0kg 内田 博幸  
2 3 カフェヒミコ 55.0kg 柴田 善臣  
2 4 ダンスファンタジア 55.0kg 横山 典弘
3 5 マルモセーラ 55.0kg 田中 健  
3 6 ハブルバブル 55.0kg 藤田 伸二  
4 7 エーシンハーバー 55.0kg 武 豊  
4 8 マルセリーナ 55.0kg 安藤 勝己
5 9 ラテアート 55.0kg 松岡 正海  
5 10 スピードリッパー 55.0kg 蛯名 正義
6 11 サクラベル 55.0kg 吉田 隼人  
6 12 ウッドシップ 55.0kg 藤岡 佑介  
7 13 ライステラス 55.0kg 四位 洋文
7 14 メデタシ 55.0kg 浜中 俊
7 15 フレンチカクタス 55.0kg 北村 宏司  
8 16 ホエールキャプチャ 55.0kg 池添 謙一
8 17 トレンドハンター 55.0kg 岩田 康誠
8 18 マイネショコラーデ 55.0kg 和田 竜二  


と、言う訳で「地震に負けるな!馬券を買おう!」キャンペーン第二弾であるところの桜花賞なのですが、現在の私は上記の通り超イ ンケツモードに突入しているわけで、正直当たる気がしませんなあ。まぁ、私の印を見て馬券を購入する人などいないとは思います が、参考にするなら最近神が舞い降りたのか悪魔と取引したのか、とにかく絶好調な小幡先生の予想に乗るのが良いのかも知れませぬ。(小幡先生のお勧めはマルセリーナ、フレンチカクタス、ホエールキャプチャ、トレンドハンターの4頭で、中でも一押しなのがトレンドハンターなのだそうで)

まぁ、自信がないなりにポイントを整理しますと、

@レーヴディソールという不動の軸馬が不在となって、混戦必至であること。

Aそのレーヴと阪神ジュベナイルで半馬身差二着したホエールキャプチャはこれまですべて連絡みした圧倒的な安定度から三連複軸として、これ以上の存在はないこと。とは言え、外枠引いて絶対勝つと言いきれるほど強いとも思えないこと。

Bむしろ、レーヴなみの存在感の持ち主はダンスファンタジアであり、こういう馬に勝ってもらいたいこと。とは言え、こいつは同厩舎のペルーサ同様 気難しくて不安定な奴で勝てないときは掲示板にも乗らない可能性が高いこと。

C上述の通り震災でプログラム編成が乱れ、開催遅延となったフィリーズレビュー、フラワーCの出走馬、並びにこれの出走を取りやめた馬の調整に不 備あるリスクには留意が必要なこと。小幡先生一押しトレンドハンターは確かに魅力的な一頭であるが、そう言う意味では割引必要なこと。フレンチカクタスまたしかり。

Dそう言う意味でもチューリップ賞組は重視。ここをぶっちぎったレーヴは不在でも2着ライステラスのタイムも結構優秀であること。3着メデタシま たしかり。

E重賞勝ちもないのに2番人気のマルセリーナはエルフィンSの勝ち方が鮮やかとは言え、ディープ産駒にG1取らせたいと言うミーハーな勢力が人気 を後押ししている可能性あり、お買い得感に乏しいこと。馬場が渋ると割引必要なこと。え、何故かって?だって、ディープ産駒だもん。

F乱戦と言うことであれば、これまで連を外したことがないと言う意味ではホエールキャプチャに匹敵するスピードリッパーが単勝30倍と言うこと で、これは最近の阪神トレンドから言っても大変お買い得感が高いこと。

以上から、ダンスファンタジア1着、ホエールキャプチャ2・3着の三連単と、ホエールキャプチャ軸でダンスファンタジアをはずした三連複を買うのが良いのではないかと、真っ白な灰になった矢吹ジョー状態の中、私は思うわけです。


本日の教訓:馬券の投票は締め切り5分前に終わらせよう。



上海馬券王



○今日の結果

<桜花賞> @マルセリーナ Aホエールキャプチャ Bトレンドハンター




○かんべえのつぶやき

――レーヴディソールが出ないので悩ましいレースでしたが、結果は予想通りでした。馬券王先生が外し、小幡先生が当てました。小幡先生の推奨した4頭を、黙ってBOXで買えばしっかり取れています。三連複だと1480円、三連単だと5880円、あ、でもそんなに高くはないか・・・・。

――勝ったマルセリーナはアンカツ騎手の進路取りが見事。2位のホエールキャプチャは外に振れ過ぎたのが響きましたね。力は大差ないかもしれません。「レーヴ以外は見るところなし」ではないことが分かったので、これは収穫といえましょう。

――ところで今年は、めずらしく皐月賞と町内会の総会(第3日曜日)が重ならない年なんですが、中山じゃなくて府中なんですよね。ということで、競馬に熱が入りません。皐月賞もダービーも府中でやるんだったら、どうやって差別化するんだろ?





3月27日(日)

えー、停電3日間、インターネット・サーバーが復旧するのに1週間、断水生活に至っては10日間に及ぶという空前絶後な経験を経て、今私は大変疲れ切っておるわけです。ライフラインが完全復活した今も余震未だ収まらず(あ、また揺れた)、節電と言うことで街のネオンは殆どブラックアウト状態で24時間営業の店舗は全て午後6時に店じまいだし、車にガソリン入れようと思うと6時間も並ばされるし、なんか世界があの日を境に一変してしまったそんな感じ。直撃を免れた私の居住地ですらこうなのだから、東北被災者の方々の窮状たるやいかばかりでありましょうか。私程度の不便で文句たれてると罰が当たりますな。

かかる状況に伴い、競馬界もずいぶんな異常事態にあります。中山開催中止の片肺飛行状態というのだけでも十分異常なのですが、関東地区WINSも 閉鎖状態でPC環境での馬券購入がかろうじて許されている現況というのは、これは競馬界存亡の危機なのではありますまいか。そのインターネット投票にしても瑞穂のシステムトラブルで運営に相当な支障が出たみたいだし、ううう、本当に世も末じゃ。


11R 第41回 高松宮記念(GI)
1200m 芝・右
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 レッドスパーダ 57.0kg 横山 典弘
1 2 ショウナンアルバ 57.0kg 蛯名 正義  
2 3 サンダルフォン 57.0kg 武 豊  
2 4 キンシャサノキセキ 57.0kg U.リスポリ
3 5 ジョーカプチーノ 57.0kg 藤岡 康太
3 6 アーバニティ 57.0kg 四位 洋文  
4 7 スプリングソング 57.0kg 池添 謙一  
4 8 サンカルロ 57.0kg 吉田 豊
5 9 ヘッドライナー 57.0kg 幸 英明  
5 10 サマーウインド 57.0kg 福永 祐一
6 11 シンボリグラン 57.0kg 北村 宏司  
6 12 ビービーガルダン 57.0kg 佐藤 哲三  
7 13 ダッシャーゴーゴー 57.0kg 川田 将雅
7 14 エーシンフォワード 57.0kg 岩田 康誠
8 15 ワンカラット 55.0kg 藤岡 佑介
8 16 ウエスタンビーナス 55.0kg 柴田 善臣  


地震のせいじゃないけど、従来中京開催であるこのレースが阪神開催と言うことになって強い馬が勝ちやすい環境になったと考え選んだのが上記の印に なります。ダート路線でブレイクしたサマーウインドの一発がない限り少なくとも1・2着は固く収まりそうなそんな感じ。

いや、こんな御時世に競馬関係の駄文を投稿するのもどうかと悩んだんですけどね、自粛ムードに走って皆が馬券を買うのをやめるともっと酷いことに なると思い直した訳なのですよ。先に挙げた通り競馬産業の売上激減は免れず、JRAは耐えられるとしても地方競馬は相当やばそうです。特にナイ ター開催に活路を見いだしている大井なんてどうするんだろう。ここは我々ファンがしっかりと馬券を買ってサポートしなくては、馬産地も厩舎も開催者もみんなつぶれてしまうぞ。今回の震災は既に私のライフスタイルを大きく変えているのであるけれども、馬券生活までスポイルされることは断じて 容認できんのです。

地震なんかに負けてなるものか。万国の馬券購入者団結せよ!


上海馬券王


(と、言っている側から馬券王先生を励ますかのように、「ドバイ・ワールドカップでヴィクトワールピサが優勝」の報がもたらされました。しかも2位がトランセンドで、世界最高賞金レースで日本馬がワンツーフィニッシュであります。日本全体を勇気づけるような壮挙ではないでしょうか。やったね!)





○今日の結果

<高松宮記念> @キンシャサノキセキ Aサンカルロ Bアーバニティ




○かんべえのつぶやき

――馬券王先生、キンシャサノキセキが来ました。おめでとうございます。中京でも阪神でも、やっぱり強い馬が来ますなあ。

――キンシャサは高松宮杯を連覇です。そういえば今日、NHK杯将棋トーナメントでは、羽生名人が2年連続で糸谷五段の挑戦を退けて連覇しました。まるで大山十五世名人が、加藤一二三九段をいなすかのような見事な勝ちっぷりでした。どうでもいいことですが、典型的オタクタイプの糸谷五段を大友克洋に描かせると、とっても面白いキャラができるのではないかと。

――もう一頭、1200m無敗のジョーカプチーノは何があったか失速しました。やっぱりおバカキャラというか、一番人気になるような馬じゃないんですよねえ。あたしゃ09年のダービーでこいつに突っ込んで、しみじみ懲りたんですよ。昨年12月のラビスラズリSで、少しだけ取り返したんですが。あーよかった、今日は買えなくて。

――などと他愛のないことを言っておりますが、今日みたいな日の競馬はいくら買ったかとか、儲けたとかかが大事ではありません。こんな風に競馬が出来て、予想が当たって応援した馬が来る。これ以上、何を望むことがありましょうや。






2月20日(日)

えー、皆様お久しぶりです。

私も日本に戻ってかれこれ9ヶ月な訳ですが、海外生活を10年近くやってると未だに浦島太郎を実感する局面と言うのが多々ございまして、2月も中旬だというのに、もう花粉が飛びまくっている今日この頃の状況というのは、やはり大変切ない物があるわけです。

上海というのは大変空気の汚いところで、日本からやってくる旅行者とか出張者が皆そろいもそろって「喉が痛い」とか「青空が見えない」とか散々ブーたれて帰っていくわけですが、何を我が儘なことを言っておるのか。針葉樹がないあそこには花粉禍と言うのもまたないことが数少ない美点な訳 で、どんなに青空が見えようが花粉が飛びまくるこの季節の日本は私にとってアウシュビッツ的地獄図絵以外の何者でもなく、ああ、これなら向こうの 方がなんぼかましじゃ。去年の日照量が半端なかったせいで、今年花粉密度は致死量をはるかに上回る物になることは確定的なのだそうで、クラシック開幕まで私は生きながらえることが出来るのであろうかとひたすら憂鬱な今日この頃な訳ですが、かんべえ先生他同病の方々には是非ご自愛願いたいと 思います。

ところで。

「春の風物詩」である花粉がかかる盛況を見せている一方、日本国技である大相撲春場所は開催中止を余儀なくされたのだそうで、私なんか最初は花粉アレルギーを持つ力士さんの健康をおもんぱかった措置だと思っていたのですが、よくよく聞くとこれまでひたすら否定してきた八百長疑惑に関する動かしがたい物証が明るみに出たことがその理由なのだとか。なんだかなあ。

「信じていたのに裏切られた」などと言う方々のオプティミズムもにわかには信じられないのですが、それ以上に「ほれ見たことか」と鬼の首を取ったように舞い上がっている人々の正義感あふれるしたり顔には怒りすら覚えるのだ。あれだけ体の大きな男達があんな狭いスペースでぶつかり合うマッチメークをあんな過密日程で組んで手抜き・談合の類が発生しないわけないじゃないですか。それを「けしからん」なんて、一体皆彼らに何を期待してい るのだ。

大体ですな、大相撲を「国技」とか「心技体」とかいって美化する風潮があるからこういう事が「けしからん」という話になるのです。上位力士の多く が外国人であることを見ても分かるように、相撲は「国技」「心技体」である以前に格闘技であり興業であり、基本的には「体が大きくてハングリーな奴が強い」という全世界的な格闘技常識の範疇で語り尽くせるものなのでないかと、私なんかは考えるのです。

で、そのような相撲から「心技体」「国技」という属性をはぎ取り、あまつさえ「八百長」という属性を付加したところで、その価値がどれだけ損なわれるのか。私は全然損なわれるとは思わんです。体格に恵まれた力士が猛稽古して獲得した力と技とスピードは余人にまねの出来る物では決してなく、 これは真に見る価値のある「本物」です。こういう本物のパフォーマンスが15場所全てとは行かないまでも節目節目で繰り広げられていてくれる限り、大相撲と言うのは素晴らしい。生活保障的に星のやりとりをしたって、それが相撲界の序列を不自然に歪めていないのであれば、いいじゃないですか。私の知る限り横綱・大関というのは少なくとも昇進したときは皆その地位にふさわしい資質の持ち主であったぞよ。(若花田改め若乃花は除く。彼 が横綱昇進したときを境に大相撲人気にかげりが出始めたと言うのは結構示唆的ですな)

え、お前の言い分は相撲ファンの言い分じゃなくて、プロレスファンの言い分だって?うーん、鋭い!ジャンボ鶴田とスタン・ハンセン時代の全日本プ ロレスを愛してやまない私としては、やはり相撲を見るときもプロレス的な感覚が働いちゃうのかも。でも、相撲もプロレスも、天分と猛練習が合わさ ることでしか良いパフォーマンスが産まれないという意味では、同じだと思うんだけどね。


11R 第28回 フェブラリーステークス(GI)
1600m ダート・左
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 オーロマイスター 57.0kg 吉田 豊
1 2 コスモファントム 57.0kg 松岡 正海  
2 3 ダイショウジェット 57.0kg 柴山 雄一
2 4 ライブコンサート 57.0kg 福永 祐一
3 5 バーディバーディ 57.0kg 池添 謙一
3 6 クリールパッション 57.0kg 津村 明秀  
4 7 ダノンカモン 57.0kg U.リスポリ
4 8 ビクトリーテツニー 57.0kg 三浦 皇成  
5 9 パワーストラグル 57.0kg 後藤 浩輝  
5 10 ダイシンオレンジ 57.0kg 川田 将雅  
6 11 メイショウタメトモ 57.0kg 武 豊  
6 12 トランセンド 57.0kg 藤田 伸二
7 13 フリオーソ 57.0kg M.デムーロ
7 14 セイクリムズン 57.0kg 幸 英明  
8 15 シルクメビウス 57.0kg 岩田 康誠  
8 16 マチカネニホンバレ 57.0kg A.クラストゥス


今年初めてのG1・フェブラリーSなわけですが、日本ダートのエース格であるエスポワールシチー、スマートファルコンが出走回避ということで、い きなり乱戦模様です。エース格がいないから今回低レベルかと言えばそう言うこともなく、出走メンバーは皆それなりの実績の持ち主なのですが、問題はどいつもこいつも偏った経歴の持ち主で取捨の判断が難しいと言うことで。。。

@一番人気トランセンド:
JCDの勝ち馬で実績は文句なし。但しこいつは1800m以上にしか実績がなく、1600mの今回どうなのかと言う不安が。(もっとも、「坂のな いコースで実績なし」と言う理由で評価を下げたJCDをあっさり勝たれちゃったこともあり、悩ましい)

A二番人気セイクリムズン:
現在府中の2勝を含め3連勝中の上り馬。但しこいつはトランセンドと逆で1400m以下にしか実績がなく、1600mの今回どうかという不安が。(もっとも、府中実績2−0−0−2、外枠実績3−0−0−0と言うのは大した物で、悩ましい)

B三番人気フリオーソ:
地方競馬のエース格でトランセンドを子供扱いした実績の持ち主。但しこいつは地方競馬でしか実績なく、全く砂質の異なる府中開催の今回どうかとい う不安が。(もっとも今回、ある意味大相撲以上に談合体質な日本人ジョッキー(疑う者は去年のダービーと有馬記念を見よ)を廃し、鞍上をデムーロ としたことは事は心強く、悩ましい)

C四番人気ダノンカモン:
去年の秋から3−3−0−0と6連対中の超堅実派。もっともセイクリムズンもそうだけど、根岸S組というのはフェブラリーじゃ死亡フラグたちまく りの今回どうかという不安が。(もっとも今回、ある意味大相撲以上に談合体質な日本人ジョッキー(疑う者は去年のダービーと有馬記念を見よ)を廃 し、鞍上をリスボリとしたことは事は以下略)

ああ、悩ましい。悩ましい。要するにこのレースは悩ましいのだ。これだけ明確な強みと弱みを併せ持つ連中の大集合であるからして、結局自分の好き な馬を選ぶのが後悔がないということで選んだのが上記印となります。

◎は最内オーロマイスター。JCDでは○評価して裏切られましたが、マイルではエスポワールシチーに完勝した実績の持ち主で、8番人気の今回はえ らくお買い得感あり。明日のレースは湿り気が残った、稍重に近い良となることが予想され、稍重実績3−0−0−1というのも心強いと考えます。

○は大外マチカネニホンバレ(7番人気)。重賞じゃ全く実績ありませんが、府中1600を3−0−0−1というのが買い。外枠実績も 0−3−0−1と安定しており、これは3連複軸向けか。鞍上が外国人ジョッキーというのも以下略。

▲は格に敬意を表してトランセンド。以下、△フリオーソ、△ダノンカモン。これに追加する形で名伯楽池江泰朗調教師最後のG1とうことでやや買いかぶられている感じもしますがやはり府中実績優秀な△バーディバーディ。後これに、どうせ人気薄から入るなら徹底的に荒れて欲しいという願望を込 めて、4年ぶりのダート挑戦となる10番人気のライブコンサートと、13番人気の単勝万馬券ダイショウジェットを「注」指名。特にダイショウジェットはいかにも一発ありそうなタイプの割にはえらく低評価と言うことで、これが来ると、花粉症も全快するような気がするのですが、はてさて。



上海馬券王





○今日の結果

<フェブラリーステークス> @トランセンド Aフリオーソ Bバーディバーディ




○かんべえのつぶやき

――今年初のG1レースであります。今年は年初から忙しくて、1度も競馬をやってない不肖かんべえ、先週で日米対話が終わったんで、今日は勇んで出陣。と言ってもダートはよく分からんので、外人騎手を中心に買う。そしたら2位(フリオーソ)、4位(ダノンカモン)、5位(マチカネニホンバレ)とは・・・。

――特にマチカネニホンバレは、馬券王先生も言っていた通りの狙い目に見えたので、単複を厚く買っておりました。ゴール前「おっと、複勝ウマ〜」と思ったのですが、差し切られてしまいましたなあ。トホホでごんす。

――何だかこの後は、来週の中山記念など、面白そうなレースが控えておる様子。もう土日に家で宿題をするのは嫌じゃ。いくぞ中山へ。馬券王先生もいかがでありますか。
















2010年上半期のレース  2010年下半期のレース


2009年上半期のレース  2009年下半期のレース


2008年上半期のレース  2008年下半期のレース


2007年上半期のレース  2007年下半期のレース


2006年上半期のレース  2006年下半期のレース


2005年秋のG1シリーズ  2005年春のG1シリーズ 2005年冬〜春のレース


2004年秋のG1シリーズ 2004年春のG1シリーズ 2004年冬〜春のレース


2003年秋のG1シリーズ 2003年春のG1シリーズ 2003年冬〜春のレース


2002年有馬記念論考 2002年秋のレース




溜池通信トップページへ


by Tatsuhiko Yoshizaki