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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2017年 上半期のレース考





6月25日(日) 宝塚記念


えー、17年上半期の総括となる今回は、前例に従い金さんシリーズみたいな企画ものを考えていたんですが、ネタ出しのためにこの半年を振り返っていくうちに、どんどん欝が加算されていったわけなのであります。まぁ。四の五の枕を並べるよりは、いきなり直球勝負で見ていただきましょう、この半年の成績を。(本当はあんまり見てほしくないんだけど)

馬券王と振り返る慟哭の17年上半期

日付

開催

レース名

馬名

性齢

騎手

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

3連複

3連単

170604 32 安田記念G1 サトノアラジン 6 川田将雅

 

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

43500

283000

170604 32 安田記念G1 ロゴタイプ 7 田辺裕信

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

43500

283000

170604 32 安田記念G1 レッドファルクス 6 M.デム

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

43500

283000

170528 2C 東京優駿G1 レイデオロ 3 ルメール

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

480

-4

530

2220

11870

170528 2C 東京優駿G1 スワーヴリチャード 3 四位洋文

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

492

-12

(5.9)

2220

11870

170528 2C 東京優駿G1 アドミラブル 3 M.デム

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

514

+4

(3.4)

2220

11870

170521 2A 優駿牝馬G1 ソウルスターリング 3 ルメール

1

()藤沢和雄

2241

-0.3

 04-02-02

34.1

474

0

240

4600

20130

170521 2A 優駿牝馬G1 モズカッチャン 3 和田竜二

6

*()鮫島一歩

2244

0.3

 06-06-05

34.1

468

0

(15.0)

4600

20130

170521 2A 優駿牝馬G1 アドマイヤミヤビ 3 M.デム

2

()友道康夫

2248

0.7

 13-13-12

33.9

476

+2

(4.8)

4600

20130

170514 28 ヴィクトG1 アドマイヤリード 4 ルメール

6

()須貝尚介

1339

-0.2

   12-07

33.4

422

-4

1350

123870

918700

170514 28 ヴィクトG1 デンコウアンジュ 4 蛯名正義

 

11

()荒川義之

1341

0.2

   09-11

33.2

444

0

(67.9)

123870

918700

170514 28 ヴィクトG1 ジュールポレール 4 幸英明

7

()西園正都

1341

0.2

   06-07

33.6

452

-2

(17.5)

123870

918700

170507 26 NHKマG1 アエロリット 3 横山典弘

2

()菊沢隆徳

1323

-0.2

   02-02

34.3

478

-2

580

50600

296160

170507 26 NHKマG1 $リエノテソーロ 3 吉田隼人

13

()武井亮

1325

0.2

   09-09

34.0

450

-4

(37.5)

50600

296160

170507 26 NHKマG1 ボンセルヴィーソ 3 松山弘平

6

()池添学

1329

0.6

   01-01

35.0

462

-2

(14.4)

50600

296160

170430 34 天皇賞春G1 キタサンブラック 5 武豊

1

()清水久詞

3125

-0.2

 02-02-01

35.3

536

-4

220

610

3780

170430 34 天皇賞春G1 シュヴァルグラン 5 福永祐一

4

()友道康夫

3127

0.2

 05-04-03

35.2

468

-6

(12.0)

610

3780

170430 34 天皇賞春G1 サトノダイヤモンド 4 ルメール

2

()池江泰寿

3127

0.2

 07-07-05

35.0

506

0

(2.5)

610

3780

170416 38 皐月賞G1 アルアイン 3 松山弘平

9

*()池江泰寿

1578

-0.0

 04-05-05

34.2

518

-2

2240

176030

1064360

170416 38 皐月賞G1 ペルシアンナイト 3 M.デム

4

*()池江泰寿

1578

0.0

 15-05-05

34.1

480

-2

(8.1)

176030

1064360

170416 38 皐月賞G1 ダンビュライト 3 武豊

 

12

*()音無秀孝

1579

0.1

 06-05-03

34.3

466

-4

(56.1)

176030

1064360

170409 26 桜花賞G1 レーヌミノル 3 池添謙一

 

8

()本田優

1345

-0.1

   04-04

35.4

466

-2

4080

5020

94890

170409 26 桜花賞G1 リスグラシュー 3 武豊

3

()矢作芳人

1346

0.1

   09-08

35.3

436

-2

(14.5)

5020

94890

170409 26 桜花賞G1 ソウルスターリング 3 ルメール

1

()藤沢和雄

1346

0.1

   06-05

35.4

474

-2

(1.4)

5020

94890

170402 24 大阪杯G1 キタサンブラック 5 武豊

1

()清水久詞

1589

-0.1

 03-03-02

34.3

540

+4

240

4830

23910

170402 24 大阪杯G1 ステファノス 6 川田将雅

 

7

()藤原英昭

1590

0.1

 05-04-04

34.2

482

-4

(17.7)

4830

23910

170402 24 大阪杯G1 ヤマカツエース 5 池添謙一

4

()池添兼雄

1591

0.2

 10-09-07

33.8

514

-2

(10.2)

4830

23910

170326 26 高松宮記G1 セイウンコウセイ 4 幸英明

5

()上原博之

1087

-0.2

   04-04

34.5

500

0

870

3230

23880

170326 26 高松宮記G1 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

2

()梅田智之

1089

0.2

   13-12

33.9

506

+4

(5.1)

3230

23880

170326 26 高松宮記G1 レッドファルクス 6 M.デム

1

()尾関知人

1090

0.3

   08-06

34.6

472

+7

(3.6)

3230

23880

170219 18 フェブラG1 ゴールドドリーム 4 M.デム

2

()平田修

1351

-0.0

   09-08

35.6

520

+4

500

2140

9240

170219 18 フェブラG1 $ベストウォーリア 7 戸崎圭太

5

*()石坂正

1351

0.0

   08-06

35.7

516

-4

(7.6)

2140

9240

170219 18 フェブラG1 カフジテイク 5 津村明秀

1

()湯窪幸雄

1352

0.1

   14-16

34.9

486

+2

(4.5)

2140

9240

集計期間:2017. 2.19 2017. 6. 4 黒地白抜きが的中馬券

うううう、たまりませんなあ、このはずれ馬券の嵐は。1番人気が3-0-4-4とそれなりに仕事をしているからには、もう少し当てなくてはならないのに、11回も開催があって、当たったのは天皇賞春の一回のみ。しかも、この時は印の順番に決まって美しいと言えば美しいけど、配当は三連複なんてチキンな買い方をしたから手ごたえ満点のガミ馬券と、ある意味外れるより恥ずかしい結果だったわけで、要はこの半年のG1は限りなくオケラ状態なわけです。うーん、G1以外は結構儲かってるんだけどなあ、何で原稿アップしているG1だとこういう結果になるんだろう。あ、よく見ると自分の本命にした馬は2-0-2-72/3近くが圏外に飛んじゃった訳で、これじゃあ当たりませんなあ。こういうのを「逆神」って言うんですか、そうですか。

しかしですな、言い訳するわけじゃないけど、いくら一番人気がそれなりの仕事をしているとはいえ、上記の結末を馬券に反映するのは意外と難儀なんじゃないでしょうか。私同様外しまくった人と言うのがかなりいるんじゃないでしょうかね。かんべえ師匠も相当調子悪そうだし、小幡先生だって、あの予想を馬券に反映すると多分大幅赤字だろうし。え、「言い訳するわけじゃないと言いながらしっかり言い訳しているじゃないか。」ですって?ううううう、すいません。

ああ、欝です。こんな状態で、「金さん」から罵倒されると、いくら「金さん」が自分の別人格とはいえ、これは結構応えたりするわけです。よって、今回上半期の総決算ではありますが、いきなり本題に入りたく。



2017 625() 3回阪神8日目 11頭 [15:40発走]
【11R】 58回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ミッキーロケット 4 和田竜二

58

31.5

()音無秀孝

2

2

 

ゴールドアクター 6 横山典弘

58

11.3

()中川公成

3

3

スピリッツミノル 5 幸英明

58

86.0

()本田優

4

4

 

クラリティシチー 6 *松山弘平

58

142.6

()上原博之

5

5

シュヴァルグラン 5 福永祐一

58

14.0

()友道康夫

6

6

シャケトラ 4 *ルメール

58

10.0

()角居勝彦

6

7

 

レインボーライン 4 *岩田康誠

58

24.2

()浅見秀一

7

8

ミッキークイーン 5 浜中俊

56

10.0

()池江泰寿

B7

9

 

ヒットザターゲット 9 *川田将雅

58

120.5

()加藤敬二

8

10

キタサンブラック 5 武豊

58

1.4

()清水久詞

8

11

*サトノクラウン 5 M.デム

58

9.6

()堀宣行

グランプリレースとして、高額賞金が約束されているというのに11頭立ての小頭数となった本年の宝塚。圧倒的実績をひっさげた一本かぶりの人気馬キタサンブラックの相手探し的な様相となっており、本来は予想しやすいレースとなるはずなのですが、問題はその「相手」が一長一短で、三連単の一番人気が25倍もつくかなりカオスな状況です。関西地区にはまとまった雨が降りそうで、当日の馬場のコンディションは相当渋ることが予想されることも、その混迷に拍車をかけているわけで、実際これは見かけによらず一筋縄ではいきませんなあ。

例によって、過去10年のトレンドを。いや、この半年、「10年トレンド」とか言って色々御託を並べてきた結果が上記の通りなんで、強気にはなれないというか、正直話半分以下ではあるんですが、このトレンドが拾い上げた不人気馬がしっかり連がらみしている事例も本年複数以上ありますので、半分以下と言っても、何もないよりはましでしょう。



宝塚記念 過去10年の事績

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

3連複

3連単

160626 マリアライト 5 蛯名正義

56

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

438

0

2510

2440

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

58

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

498

 

(1.9)

2440

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

58

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

536

+12

(5.0)

 

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

58

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

488

+2

1420

12900

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

56

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

450

+2

(31.3)

12900

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

56

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

446

+4

(99.2)

 

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

58

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

504

-2

270

8990

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

58

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

450

-8

(55.9)

8990

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

56

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

458

+2

(35.6)

 

57870

251440

130623 ゴールドシップ 4 内田博幸

58

11

10

2

()須貝尚介

2132

-0.6

 04-03-04

35.2

500

-2

290

5150

2910

23420

130623 ダノンバラード 5 川田将雅

58

11

4

5

()池江泰寿

2138

0.6

 02-02-02

36.2

484

-2

(43.8)

5150

2910

23420

130623 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

56

11

11

1

()石坂正

2138

0.6

 03-03-03

35.9

470

 

(2.4)

 

2910

23420

120624 オルフェーヴル 4 池添謙一

58

16

11

1

*()池江泰寿

2109

-0.3

 11-12-12

34.7

456

-4

320

1010

3230

11550

120624 ルーラーシップ 5 ウィリア

58

16

7

2

()角居勝彦

2112

0.3

 06-06-03

35.4

496

-2

(4.4)

1010

3230

11550

120624 ショウナンマイティ 4 浜中俊

58

16

2

6

()梅田智之

2114

0.5

 15-16-14

35.0

496

+2

(8.9)

 

3230

11550

110626 アーネストリー 6 佐藤哲三

58

16

2

6

()佐々木晶

2101

-0.2

 02-02-02

35.1

534

-2

1360

1660

2020

17480

110626 ブエナビスタ 5 岩田康誠

56

16

8

1

()松田博資

2103

0.2

 11-12-11

34.5

472

+12

(2.8)

1660

2020

17480

110626 エイシンフラッシュ 4 安藤勝己

58

16

4

3

()藤原英昭

2103

0.2

 09-08-08

34.7

494

+4

(5.6)

 

2020

17480

100627 ナカヤマフェスタ 4 柴田善臣

58

18

17

8

*()二ノ宮敬

2130

-0.1

 11-08-06

35.8

466

+2

3780

5150

7920

77160

100627 ブエナビスタ 4 横山典弘

56

18

8

1

()松田博資

2131

0.1

 03-05-04

36.3

460

+12

(2.4)

5150

7920

77160

100627 アーネストリー 5 佐藤哲三

58

18

2

3

()佐々木晶

2132

0.2

 02-02-02

36.6

526

-6

(6.4)

 

7920

77160

090628 ドリームジャーニー 5 池添謙一

58

14

9

2

()池江泰寿

2113

-0.3

 10-10-10

34.3

424

-2

710

2630

720

10630

090628 サクラメガワンダー 6 福永祐一

58

14

8

3

()友道康夫

2116

0.3

 05-05-02

35.0

490

0

(8.3)

2630

720

10630

090628 ディープスカイ 4 四位洋文

58

14

11

1

()昆貢

2116

0.3

 07-08-06

34.8

516

-8

(1.6)

 

720

10630

080629 エイシンデピュティ 6 内田博幸

58

14

9

5

()野元昭

2153

-0.0

 01-01-01

37.3

498

+2

1130

1080

10660

55780

080629 メイショウサムソン 5 武豊

58

14

2

1

()高橋成忠

2153

0.0

 09-07-04

36.9

510

-4

(2.1)

1080

10660

55780

080629 インティライミ 6 佐藤哲三

58

14

1

11

()佐々木晶

2154

0.1

 03-03-04

37.2

464

-10

(39.0)

 

10660

55780

070624 アドマイヤムーン 4 岩田康誠

58

18

6

3

()松田博資

2124

-0.1

 12-13-06

36.2

468

+8

670

1460

2720

15570

070624 メイショウサムソン 4 石橋守

58

18

17

2

()高橋成忠

2125

0.1

 09-11-02

36.6

518

+2

(4.2)

1460

2720

15570

070624 ポップロック 6 武豊

58

18

5

4

*()角居勝彦

2128

0.4

 14-14-11

36.5

498

+8

(6.9)

 

2720

15570

集計期間:2007. 6.24 2016. 6.26


@1番人気は2−4−2−2と複勝率80%で信頼性高いが、勝率は20%と思いのほか苦戦。

A2番人気は2−2−1−5と合格ラインであるも、3番人気は1−1−1−7と大きく割引。

B二桁人気は過去30頭中3頭、うち二頭が阿鼻叫喚の結末となった15年に偏っていることから、極端な人気薄は基本用無し。

C牝馬天国。2010年以降、毎年のように牝馬が連がらみしており、その数21頭中7頭と出走比率から考えると破格の躍進。

D脚質は逃げ・先行2頭に追込み一頭で決まるパターンが多く、中途半端な差しはよくない感じ。

E枠順は外枠、とりわけ大外である8枠がやたら良い感じで、内枠はヒモ荒れ要員の指定席みたいな感じ。なるほど、今まで内ばかり引いていたキタサンブラックが、今回に限り大外になった理由が、これで納得がいく。君たちはそこまでして北島三郎に歌を歌わせたいんだな、JRA

F関西馬天国。過去10年で連がらみした関東馬は3頭しかいない。但し、うち二頭が去年の出走馬であり、潮目が変わっている可能性には留意が必要か。

Gカタカナジョッキー過大視禁物。過去馬券に絡んだ外国人ジョッキーは二人しかしない。

H血統ではディープが圧倒的。過去5年の対象馬15頭中、6頭がディープ。この他ではキンカメが3頭、ステゴが3頭。(もっともステゴの場合、内訳はオルフェ・ゴールドシップの突然変異的なスーパースターなんで、割引は必要か)

I馬体重は一定以上の馬格が必要。450kgを切る馬で馬券に絡んだのは去年勝ったマリアライトのみ。

J若者天国。過去7歳以上で馬券に絡んだ馬はおらず、6歳にしても6頭のみで、特に2010年以降は基本4歳五歳の決着となっている。爺は用無し。

K過去14頭立て以下の小頭数となったのは、08年、09年、13年、14年の4回。圧倒的強者の参戦がこういう小頭数の背景にあると推察されるのだが、不思議なことに強者が強者の仕事をしたことは少なく1番人気でそのまま勝ったのは14年のゴールドシップのみ。

Lこの10年、極端に渋った馬場での開催はなく、重まで悪化したのは08年のみ。よって重の可能性高い明日の馬場状況が、上記トレンドを有名無実化する可能性には一定の留意が必要。特に08年の結果を見ると、いかにも渋った馬場向き血統のワンツースリーとなっており、上記Hのトレンドは割引が必要なのかも。

以上から、結局軸はキタサンブラック。やはりサトノダイヤモンドが出ない前提では、この馬の実績が断然ですからね。これに敢えて難癖をつけるとすると、

(A今まで内枠ばかりだった馬が今回大外になった。これだけの実績を上げた馬が唯一馬券の対象から外れたダービーは大外だったし、これって死兆星?

(Bこれまで稍重までの経験しかなく、極端に渋った馬場での実績が未知数。

(C去年このレース負けてるじゃない。しかも負かされた相手がドゥラメンテだけならまだしも、格下認定が相当なマリアライトだし。

って言うのがあるかもしれないんですが、(A)は上記トレンドEから却下。(B)は逃げ先行タイプの彼に重馬場が大きな負担になるはずがない、(C)に関しては去年のあれはハイペースで飛ばしながら先行した馬の中、唯一馬券圏内にとどまった、「負けてなお強し」のものである、ということで十分反論可能な訳であります。

え、「他にも重要な下記リスクがあるだろ」ですって?

(D今年上半期、本命馬を飛ばしまくった逆神、上海馬券王が本命にしている。

わはははは、痛い所をついてきますなあ。でもね、本命を飛ばしまくった私でも、本年は二回指定の馬が勝っておりまして、それが両方ともキタサンブラックな訳なのですよ。彼は私程度の馬券師の呪いなど跳ね返すだけの強い意志の持ち主なのだ。どうだ、参ったか。

彼は本当に不思議な馬で、あれだけの実績をあげてきながら、これまで圧倒的一番人気と言うものになったことがなかった。私も人のことは言えないのですが、「こいつの馬券だけは買いたくない」って抵抗勢力が常時存在したのです。ブラックタイドと言うピンと来ない血筋のせいなのか、演歌歌手の馬主が悪いのか、よくわからないのですが。で、そんな彼が今回、1倍台前半と言うとんでもない一番人気。あれほど彼を嫌いぬいた小幡先生まで「彼の走りを鑑賞するレース」と全面降伏モードだし、いやあ感慨深いです。(かんべえ師匠はいまだに逆らう気かもしれないけど)

で、実は私が一番心配しているリスクと言うのは以下のものとなります。

(E長年馬券を買っているものの経験則として、信頼されてなかった奴がこうやって全員の信頼を勝ち得たときに限って悪いことが起こる。

いやあ、あくまで馬券師の皮膚感覚みたいなもんで根拠はないのですが、長年の経験則からくる警戒警報って意外と馬鹿にしたもんじゃないですしね。でもまあ、彼を本命にしないということで、じゃあ誰が本命なのって言われても誰もいないし、結局キタサンブラック頭で行きましょう。

馬券は◎→▲☆△の3連単12点。馬場が重以上に悪化したときは、これに「注」を加えた20点。小幡先生が「もってのほか」と論難した3連単馬券ですが、こういう小頭数のしかも一本かぶりなレースじゃ、これ以外ないしねえ。申し訳ないが世の中キタサンの単勝1.4倍じゃ満足できない人種と言うのもいるのだよ。

注目馬認定したスピリッツミノルは戦績見るとG1に出てくる資格のないしょぼい存在ですが、この馬、馬場が渋った時は別人二十面相なんで重馬場なら押さえておきたい一頭です。うん、我ながらこの馬券当たる気がしてきた。なかなか良い買い目じゃないか。これで外れるとしたら上記(Eのリスクが現実化したときか、キタサンが来た時でもヒモにキンカメ・ステゴの4歳馬ミッキーロケット、レインボーラインが飛び込んできたときか。今年上半期の顛末を見るとその可能性も一概には排除できないのですが、そうなったらどこかのパワハラ代議士みたいに緊急入院するしかないですな。ああ、欝が止まりません。

それでは皆さん、秋口またお目にかかりましょう。



上海馬券王



○今日の結果

<宝塚記念> @サトノクラウン、Aゴールドアクター、Bミッキークイーン




○かんべえのつぶやき


――いやあ、大波乱。馬券王先生がご指摘の(E)の法則、
「信頼されてなかった奴がこうやって全員の信頼を勝ち得たときに限って悪いことが起こる」が、どんぴしゃりでおきてしまったわけですが、まさかキタサンブラックが掲示板も外して、9着に沈んでしまうとは。国内初G1を手にしたのはサトノクラウンでありました。

――不肖かんべえ、本日は仕事があったので馬券は買わなかったのですが、正直なところ、「キタサンブラックに逆らいたいんだけれども、どうやって逆らったらいいかわからない」というのが本当のところでした。今日は勝負してたら、きっとシュヴァルグランかレインボーラインから買って玉砕してましたわ。

――キタサンブラックはやはり今日のような渋った馬場は苦手なんでしょうし、内枠からの競馬場ばかりしていたし、伸び代がなかったのじゃないかと思います。凱旋門賞への挑戦は、やはりサトノダイヤモンドに託すのが良いのではないかと。

――それにしても、今年の上半期はぜーんぜんいいことがなかった印象あり。変なレースが多かったですよね。馬券王先生、お疲れ様でした。お互いに下半期は頑張りましょう。そのまえに福島で一勝負、よろしくお願いします。





6月4日(日) 安田記念


えー、先週のダービーが色々な意味で味わい深かったせいで、なんか今週もG1があると言われても、ダービーの後行われた目黒記念と選ぶところがないと言いますか、とにかくモチベーションにやたら事欠く有様なわけです。本日土曜のレースは万馬券三発の超入れ食い状態だったんで、少しは前向きに取り組めるかと思ったんだけど、うーん、やっぱ駄目ですね。

そもそもですな、明日の安田記念は百篇繰り返しても百通りの結果が出そうな、そんなカオスな連中の集まりなわけで、力んで予想すればするほど、真逆な結末が訪れそうな、そんな予感がしてならんわけです。よって今回は簡単に。

2017 6 4() 3回東京2日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 67回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

トーキングドラム 7 *石橋脩

58

155.4

()斎藤誠

1

2

 

ディサイファ 8 四位洋文

58

116.1

()小島太

2

3

 

サンライズメジャー 8 *池添謙一

58

172.2

()浜田多実

2

4

アンビシャス 5 *横山典弘

58

9.9

()音無秀孝

3

5

$コンテントメント 7 *モレイラ

58

33.8

[]サイズ

3

6

レッドファルクス 6 M.デム

58

7.2

()尾関知人

4

7

グレーターロンドン 5 *福永祐一

58

9.1

()大竹正博

4

8

エアスピネル 4 武豊

58

6.1

()笹田和秀

B5

9

 

ロンギングダンサー 8 横山和生

58

305.3

()田村康仁

5

10

クラレント 8 岩田康誠

58

81.8

()橋口慎介

6

11

ブラックスピネル 4 *松山弘平

58

21.6

()音無秀孝

6

12

 

$ビューティーオンリー 6 パートン

58

16.5

[]クルーズ

7

13

ロジチャリス 5 内田博幸

58

46.1

()国枝栄

7

14

 

サトノアラジン 6 川田将雅

58

12.7

()池江泰寿

7

15

イスラボニータ 6 ルメール

58

3.7

()栗田博憲

8

16

ロゴタイプ 7 田辺裕信

58

16.0

()田中剛

8

17

ヤングマンパワー 5 松岡正海

58

30.5

()手塚貴久

8

18

ステファノス 6 *戸崎圭太

58

9.7

()藤原英昭


ロードカナロア、モーリス、ジャスタウエイという名馬中の名馬の時代も今は昔、上述の通り今回は堅実な実績だけが取り柄のスター不在なメンバー構成、正直どの馬にもチャンスありで、印もやたら多くなってしまうのですが、これだけ印を打ってもまだ抜けてしまいそうな、そんな感じで、とても三連単なんかには手が出ません。取り敢えず恒例の10年トレンドを。

安田記念過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬単

3連複

3連単

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

 

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

 

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

 

91160

373470

130602 ロードカナロア 5 岩田康誠

18

10

1

()安田隆行

1315

-0.0

   08-08

33.3

500

+2

400

2570

18160

62800

130602 ショウナンマイティ 5 浜中俊

18

2

3

()梅田智之

1315

0.0

   15-14

32.8

516

+4

(5.7)

2570

18160

62800

130602 ダノンシャーク 5 C.デム

18

16

12

()大久保龍

1316

0.1

   11-11

33.2

452

0

(37.2)

 

18160

62800

120603 ストロングリターン 6 福永祐一

18

4

2

*()堀宣行

1313

-0.0

   13-12

33.8

516

-2

670

13920

92530

468600

120603 グランプリボス 4 内田博幸

18

3

13

()矢作芳人

1313

0.0

   11-10

33.9

496

0

(25.3)

13920

92530

468600

120603 コスモセンサー 5 松岡正海

18

8

15

*()西園正都

1316

0.3

   04-04

34.8

510

0

(35.7)

 

92530

468600

110605 リアルインパクト 3 戸崎圭太

18

14

9

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

494

-2

2930

25810

44090

335600

110605 ストロングリターン 5 石橋脩

18

1

5

*()堀宣行

1320

0.0

   12-11

33.8

518

-2

(11.9)

25810

44090

335600

110605 スマイルジャック 6 三浦皇成

18

3

3

()小桧山悟

1321

0.1

   14-15

33.7

490

-6

(9.8)

 

44090

335600

100606 ショウワモダン 6 後藤浩輝

18

17

8

()杉浦宏昭

1317

-0.1

   10-08

34.6

516

0

1390

26640

53850

348740

100606 スーパーホーネット 7 藤岡佑介

18

9

6

*()矢作芳人

1318

0.1

   15-15

34.2

474

0

(12.1)

26640

53850

348740

100606 スマイルジャック 5 三浦皇成

18

2

5

()小桧山悟

1318

0.1

   10-14

34.3

488

-4

(10.5)

 

53850

348740

090607 ウオッカ 5 武豊

18

3

1

()角居勝彦

1335

-0.1

   07-05

35.7

492

-2

180

460

4100

10000

090607 ディープスカイ 4 四位洋文

18

6

2

*()昆貢

1336

0.1

   10-08

35.5

524

+14

(3.7)

460

4100

10000

090607 $ファリダット 4 安藤勝己

18

4

10

()松元茂樹

1338

0.3

   18-18

35.3

470

+4

(52.0)

 

4100

10000

080608 ウオッカ 4 岩田康誠

18

5

2

()角居勝彦

1327

-0.6

   03-04

34.0

486

+8

410

5970

31710

145690

080608 $アルマダ 7 ホワイト

18

16

5

[]サイズ

1333

0.6

   02-02

34.8

512

+6

(15.5)

5970

31710

145690

080608 $エイシンドーバー 6 福永祐一

18

3

9

()小崎憲

1334

0.7

   07-06

34.3

464

+4

(33.6)

 

31710

145690

070603 ダイワメジャー 6 安藤勝己

18

2

2

()上原博之

1323

-0.0

   04-04

34.4

532

 

440

3620

16780

63140

070603 $コンゴウリキシオー 5 藤田伸二

18

5

3

()山内研二

1323

0.0

   01-01

34.8

496

-6

(8.5)

3620

16780

63140

070603 ジョリーダンス 6 秋山真一

18

18

9

()堀宣行

1327

0.4

   05-05

34.7

476

-2

(22.8)

 

16780

63140

集計期間:2007. 6. 3 2016. 6. 5

@1番人気は4−1−0−5と一定の信頼性あるも勝つか圏外に飛ぶかと言う丁半ばくちみたいな様相。2番人気は3−1−0−6と1番人気に準ずる信頼度、

A一方3番人気は0−3−1−6と単馬券の軸には危険極まりないが、三連複軸ならそれはそれであり。

B上述の通り上位人気はそれなりの仕事をしているというのに、三連複万馬券、三連単10万馬券がデフォのカオスな状況で、これはなぜかと言うと二桁人気の超人気薄が30頭中7頭とやたらヒモ荒れな状況を演出しているから。特に近年この傾向は顕著で、12頭立て小頭数となった昨年を除き12年以降はすべて超人気薄が馬券の対象。ついでに言うと、そういう小頭数となった昨年も圧倒的一番人気モーリスがロゴタイプにうっちゃり負けの大波乱で、要はこのレース、固く収まるなどと考えない方が良いのです。

C海外招待馬は08年二着のアルマダ以外来ておらず基本用無し。

D枠順に大きな偏りはないが、二着以内と言うことであれば3〜6枠にやたら偏っている印象。大外枠は勝つには苦しい。

E脚質も様々であるが、他の府中G1に比べ、前残りが多い印象。

F厩舎別では関西馬が18頭、関東馬が11頭、海外が1頭。左記関東馬中5頭が堀厩舎で、今年堀厩舎から出走がないことを考えると、関西馬主体で買うのがいいかもしれない。

G血統は見事にばらけており、ディープ祭りは開催なし。リピーターや不振をかこっていた古豪の復活というパターンが多く、血統よりは前年実績馬を買う方がまだしも当てになる印象。

Hステップレースは様々で色々な路線から馬券対象馬が生まれているが、あえて言えばマイラーズC組(.4頭)、京王杯組(3頭)が有力。

I年齢は意外なことに6歳馬が11頭、7歳馬が4頭と、高齢馬が半数を占める爺天国。8歳以上は全く来ていないが、爺の軽視は禁物。


以上のトレンドを最大公約数的に満たすのがイスラボニータで、事実彼が1番人気となっているんですが、どうなんでしょうか。死角が最も少ないことは事実ですが、去年5着のこの馬が外枠引いてこの人気とは、お買い得感に乏しい気がどうしてもする訳です。いくら「爺の軽視禁物」とはいっても早熟系統であるフジキセキの子が6歳でG1だなんて違和感ありまくりですし。

そもそも、この人気はG1三連勝中の騎手ルメールによるところが大きいのですが、そのルメールだって先週のダービーで燃え尽きちゃってる気がします。どスローな展開になったと分かったとたん敢然と押し上げたルメールのダービーでの騎乗は、ファインプレーと称賛する声が多く、事実勝つにはああいう乗り方しかなかったのですが、それでも一歩間違えれば圏外に飛んでも不思議ではなかった危ない乗り方でもあったわけで、あれは「2着も18着も同じ。惨敗してぼろくそに非難されても、勝つ可能性があるならそちらを選ぶ。」と言う彼のダービージョッキーへの執念の発露であったと私なんかは考えるのですが、今回はさすがにそこまでの執念・モチベーションはないでしょう。よって「三度あることは四度」と考えるのは危険、ここは一段評価を下げてみたいです。

と言うわけで本命は2番人気エアスピネル。「爺天国」と言っておきながら4歳馬を本命にするのは正直迷ったのですが、イスラボニータを軸にしない以上、本命にできるのはマイラーズカップでイスラボニータに僅差二着した彼以外ありません。枠も良い所を引きましたし、マイラーズCの差は枠順が打ち消して余りあると考えます。

この他ではマイラーズC組、京王杯組、古豪復活組を中心に選ぶと上記の印となります。いやあさすがに、とびぬけた馬がいないので印が多くなりますが、消すとその馬が来たとき悔しいなんて考えたら結局消せませんでした。個人的には「注」認定した二桁人気馬の一発に期待したいです。具体的にはマイラーズカップでイスラボニータに差のない三着でありながら全然人気のないヤングマンパワー、一昨年の安田記念三着にして前走京王杯で三番人気レッドファルクスと差のない二着であった古豪クラレント、ヴィブロスやネオリアリズムという微妙な1.5流馬を海外G1馬に押し上げた名手モレイラが騎乗する香港のコンテントメントですね。

馬券は◎→▲☆→その他の三連複27点。内ガミが三点ありますが、それ以外は殆どが万馬券という極端な買い目で、まぁ、こういうレースには丁度いいんじゃないでしょうか。



上海馬券王



○今日の結果

<安田記念> @サトノアラジン、Aロゴタイプ、Bレッドファルクス




○かんべえのつぶやき


――今日は家を出る前に「アンビシャス、ロゴタイプ、ステファノス+1頭の馬連ボックス」を念頭に出動。あと1頭は、香港馬のどちらかを入れようとイメージしてました。パドックを見たら、香港馬の2頭は元気がなさそうに見えて、レッドファルクスとサトノアラジンが良く見えた。そこでいろいろ迷った挙句、アンビシャス、レッドファルクス、イスラボニータ、ロゴタイプ、ステファノスの5頭ボックス買いに。


――蓋をあけてみたら、馬鹿馬鹿、なんでサトノアラジンを落としたのよ。6歳牡馬だからといって、「爺の軽視は禁物」と馬券王先生も言っていたじゃないか(無印だったけど)。7番人気に8番人気のワンツーだから、馬連万馬券じゃないですか。いやそれどころか、5頭ボックスならば三連複も取れている。ああ、悔し過ぎるぞ今日のG1レース。

――なんだかんだで今年の上半期、G1レースは連戦連敗でした。まだ宝塚記念が残っているとはいえ、これだけ外し続けると当たるような気がしない。うーむ、これはどうしたものか。しばし沈思黙考と捲土重来が求められております。





5月28日(日) ダービー


上海馬券王の人生相談

ゲンにこだわる受験生アドミラブルさんからのお便り

Q:18番の悲劇

馬券王先生こんにちは。僕は受験を明日に控える受験生です。僕の学校は青葉高校と言って、ちょっとは名の知れた進学校。そこの卒業試験で開校以来最高得点を記録した僕は晴れて名門優駿大学の受験資格を得、明日の入試に臨んでいるというわけです。

いや、ほんと、皆の期待が矢鱈大きくてプレッシャーなんです。青葉高校と言うのは全国で唯一優駿大学と同じ形式の模試を行うことで有名で、本当は一番優駿大学に近い登竜門的な位置づけにあるはずなんですが、これまでそこを首席で合格した卒業生はおらず、いつも皐月高校の後塵を拝してきたんです。そんな中、僕が開闢以来最高得点で青葉模試のトップとなったもんだから、「よっしゃあ、青葉に藤井聡太級の神童出現!これで優駿はわしらのもんじゃあ!」って担任の音無先生も家庭教師のデムーロ先生も舞い上がっちゃうし、日ごろ冷静なかんべえ先生までが「ものが違う」とか言って入れ込みまくるしで、これはプレッシャー以外の何者でもありません。でも、これだけの期待をかけられるというのは嬉しいことでもあり、僕も優駿をトップで合格しよう、合格して高校は皐月だけじゃないんだってことをみなに知らしめようと、これまで頑張ってきました。

ところが。。。。

学校にはどこでも「七不思議」とか「七怪談」とかがあって、優駿大学もご多聞に漏れず色々な「怖い話」があります。誰よりも才能があるのに受験を認めてもらえなかった外国人の霊が、府中のターフをさまよっているという「マルゼンスキーの亡霊」、どんなに頑張って好成績を上げ続けても誰からも評価されなかった貧乏学生が死んだ後も借金取りに追いかけられているという「サニーブライアンの逃走」、小幡先生が母親の名前が気に入ったという理由でディープブリランテに入れ込んだせいで鼻差首席合格を逃した学生が夜な夜な府中を徘徊するという「フェノーメノの怨霊」と身の毛もよだつような怖い話ばかりなのですが、なかでも有名なのが「18番の悲劇」。受験番号18番の受験生は絶対に首席合格できないという、都市伝説と笑い飛ばすにはあまりにも反証の乏しい本当に恐ろしい話です。そして。。。。僕に送られてきた受験票には、まさにその「18」と言う数字が記載されていたのです。

ああ、これまで順調にやってきたのに、何故いきなりこういうひどい仕打ちに会わなければならないのでしょう。迷信とか根拠ない話とかで鼻で笑い飛ばせばどんなに楽なことか。でも基本受験生と言うのはとてもナーバスなものですし、調べれば「18番の悲劇」は根拠がないどころか、根拠ありまくりではないですか。不安を忘れようと、ゲンを担いで「テキにカツ」べくステーキととんかつを食べようとしたら「脂質、糖質は受験によくない」と音無先生からはベジタリアンな食事を強制されるし、私の心は乱れる一方です。受験を明日に控え私は一体どうしたら良いのでしょうか。


A: お答え

お便りありがとうございます。

貴方の青葉模試は私も中継で見ておりました。いや本当にほれぼれするようなレースぶりで、かんべえ師匠ではありませんが、「ものが違う」と感服した次第です。今回の受験に臨むあなたの世代に関しては色々言われています。今年の三歳は弱いと言う人もいますし、小幡先生のように強いという人もいる。どちらが正しいかは、あなたの世代が古馬と対戦する秋を待たなくてはなりませんが、一つ言えるのはみな能力的に均一で明確に抜けた存在がいないということです。そのような中、あなたが青葉で示したパフォーマンスは同世代の中でもとりわけ目を引くわけで、貴方が世代ナンバーワンである可能性は非常に高いのではないかとも思います。

しかしですね、そのような貴方のパフォーマンスを認めながらも、私にはあなたに思い入れを注ぐのをためらわせる忌まわしい記憶と言うのがあるわけです。具体的には2010年の青葉賞の勝ち馬ペルーサさんの記憶ですね。あの時のペルーサさんの勝ち方と言うのも相当凄かった。と、いうかあなたの先日の勝ち方にそっくりでした。負かした相手もトゥザグローリーと言う大変強い馬でしたし、私はあれを見て、「これぞ稀代の名馬」と舞い上がり、ダービーでは迷わずこれを軸とした馬券を購入したのですが、終わってみればペルーサさんは6着と掲示板にも乗らない惨敗で、私はあれを見て「これだけのパフォーマンスをしても来ないのだから、もう二度と青葉賞組はダービーじゃ軸にしないぞ」と固く心に誓ったのであります。「18番の悲劇」同様、優駿には「青葉の惨劇」と言うのも怪談リストに載っているようで。。。

また、貴方のこれまでの華々しい大差勝ちが、すべて小頭数のあまり強いとは言えない相手に繰り広げられてきたものであることも気になります。今年の牝馬路線で同じような経歴で圧勝を続けたファンディーナさんが、皐月賞に参戦し、一番人気に推されながらも大敗したというのは、単なる偶然でしょうか。小頭数の弱い相手に楽勝しすぎたせいで、皐月賞では骨っぽい牡馬に包まれ、セクハラパワハラの嵐にさらされたファンディーナさんの心の傷は大変深く、結局この春は全休となってしまいました。フルゲート18頭のしかも大外を引いた現在、貴方が明日遭遇する試練は、これまで以上に過酷なものとなるはずです。

以上色々とネガティブなことを書いてきましたが、それでも、私が貴方に抗しがたい魅力を感じていることも事実です。ペルーサさんで懲りているとはいえ、青葉でのあのパフォーマンスは大変にアトラクティヴですし、その勝ちタイム2分23秒6は、私を恍惚とさせたペルーサさんの勝ちタイム2分24秒3をはるかに上回ります。さらに貴方がこれまで負かしてきた相手のなかにはその後勝ち星を獲得した馬が複数存在し、未だに一勝もしていないファンディーナさんが負かした相手よりはあなたは骨っぽい所を相手にしているというのも、希望をいだかせます。ひょっとしたら貴方ならやってくれるのかも知れません。上述の理由から、私は貴方に本命の印を打つことはできませんが、フルゲートの大外、ペルーサの呪いと言う逆境を払いのけ貴方が見事勝利するということは、これ稀代の名馬の誕生を意味し、それはそれで見てみたいです。いや、私が買うのは三連複ですからあなたが勝ってもそれはそれであり。明日は是非青葉のパフォーマンスに恥じない走りを期待する次第です。頑張ってください。

と、いうわけで。。。。

2017 528() 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【10R】 84回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ダンビュライト 3 武豊

57

12.9

()音無秀孝

1

2

 

アメリカズカップ 3 松若風馬

57

130.5

()音無秀孝

2

3

 

マイスタイル 3 横山典弘

57

148.8

()昆貢

2

4

スワーヴリチャード 3 四位洋文

57

6.3

()庄野靖志

3

5

 

クリンチャー 3 藤岡佑介

57

29.4

()宮本博

3

6

サトノアーサー 3 川田将雅

57

8.0

()池江泰寿

4

7

アルアイン 3 松山弘平

57

7.2

()池江泰寿

4

8

 

トラスト 3 *丹内祐次

57

154.0

()中村均

5

9

 

マイネルスフェーン 3 柴田大知

57

193.1

()手塚貴久

5

10

$ベストアプローチ 3 岩田康誠

57

48.5

()藤原英昭

6

11

ペルシアンナイト 3 *戸崎圭太

57

12.6

()池江泰寿

6

12

レイデオロ 3 ルメール

57

4.5

()藤沢和雄

7

13

カデナ 3 福永祐一

57

12.3

()中竹和也

7

14

 

ジョーストリクトリ 3 *内田博幸

57

230.9

()清水久詞

7

15

ダイワキャグニー 3 北村宏司

57

32.4

()菊沢隆徳

8

16

 

キョウヘイ 3 高倉稜

57

130.3

()宮本博

8

17

 

ウインブライト 3 松岡正海

57

94.9

()畠山吉宏

8

18

アドミラブル 3 M.デム

57

4.2

()音無秀孝



上述の通り、「どんぐりの背くらべ」なのか「群雄割拠」なのか分かりませんが、抜けた存在がいない難解なレースです。例によって過去10年のトレンドを。


日本ダービー過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

130526 キズナ 3 武豊

18

1

1

()佐々木晶

2243

-0.1

 15-14-14

33.5

478

-2

290

970

1600

17130

54950

130526 エピファネイア 3 福永祐一

18

9

3

()角居勝彦

2244

0.1

 09-10-10

33.9

478

-8

(6.1)

970

1600

17130

54950

130526 $アポロソニック 3 勝浦正樹

18

3

8

()堀井雅広

2246

0.3

 01-02-01

35.5

536

+6

(61.6)

   

17130

54950

120527 ディープブリランテ 3 岩田康誠

18

10

3

()矢作芳人

2238

-0.0

 04-04-03

34.5

496

-6

850

5680

10180

14160

87380

120527 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

11

5

()戸田博文

2238

0.0

 07-06-07

33.9

490

-2

(14.6)

5680

10180

14160

87380

120527 トーセンホマレボシ 3 ウィリア

18

14

7

*()池江泰寿

2239

0.1

 02-02-02

36.1

504

+6

(15.0)

   

14160

87380

110529 オルフェーヴル 3 池添謙一

18

5

1

*()池江泰寿

2305

-0.3

 14-14-12

34.8

444

+4

300

3380

4540

22950

100300

110529 ウインバリアシオン 3 安藤勝己

18

1

10

()松永昌博

2308

0.3

 15-15-15

34.7

496

-4

(24.4)

3380

4540

22950

100300

110529 ベルシャザール 3 後藤浩輝

18

7

8

()松田国英

2319

1.4

 05-05-05

36.7

542

+16

(18.5)

   

22950

100300

100530 エイシンフラッシュ 3 内田博幸

18

1

7

()藤原英昭

2269

-0.0

 09-09-11

32.7

486

-2

3190

16720

46210

10630

152910

100530 ローズキングダム 3 後藤浩輝

18

8

5

()橋口弘次

2269

0.0

 09-09-06

32.9

440

+2

(19.5)

16720

46210

10630

152910

100530 ヴィクトワールピサ 3 岩田康誠

18

7

1

*()角居勝彦

2272

0.3

 05-07-09

33.1

502

-4

(2.1)

   

10630

152910

090531 ロジユニヴァース 3 横山典弘

18

1

2

()萩原清

2337

-0.7

 03-03-03

39.2

506

+16

770

3760

7870

40320

201960

090531 リーチザクラウン 3 武豊

18

12

5

*()橋口弘次

2344

0.7

 02-02-02

40.2

516

+10

(9.9)

3760

7870

40320

201960

090531 アントニオバローズ 3 角田晃一

18

10

8

()武田博

2344

0.7

 05-05-05

39.8

512

+2

(23.3)

   

40320

201960

080601 ディープスカイ 3 四位洋文

18

1

1

()昆貢

2267

-0.2

 13-14-15

34.2

514

+6

360

13270

17560

37690

201300

080601 スマイルジャック 3 小牧太

18

7

12

*()小桧山悟

2269

0.2

 03-03-03

35.5

472

0

(49.2)

13270

17560

37690

201300

080601 ブラックシェル 3 武豊

18

3

6

*()松田国英

2270

0.3

 10-12-13

34.7

526

0

(12.0)

   

37690

201300

070527 ウオッカ 3 四位洋文

18

3

3

()角居勝彦

2245

-0.5

 11-11-08

33.0

482

-4

1050

54470

97890

248790

2155760

070527 アサクサキングス 3 福永祐一

18

16

14

*()大久保龍

2250

0.5

 01-01-01

34.9

488

-6

(84.5)

54470

97890

248790

2155760

070527 アドマイヤオーラ 3 岩田康誠

18

14

4

()松田博資

2253

0.8

 06-07-09

33.7

442

-2

(12.7)

   

248790

2155760

集計期間:2007. 5.27 2016. 5.29

@1番人気は4−1−2−3と馬券に絡む確率が7割で信頼性高し。

A2番人気は1−1−0−8と大きく割引も、3番人気は4−1−1−4と1番人気並みのパフォーマンス。狙うならこちらか。

B二桁人気の超人気薄は過去10年馬券に絡んだ30頭中4頭と、完全無視も危険。これら超人気薄が勝つことはないが、それでも2着が三頭と、三着に滑り込んでくるのではなく、馬連対象となっていることには注意が必要。

C上述の通り内枠有利。1〜3番の馬番が矢鱈来ている反面、二桁馬番(=外半分の馬)が馬券に絡んだのは10/30でしかなく、特に大外8枠を引いたら死兆星。大丈夫かあアドミラブル。

D脚質は差し、追込みが圧倒的優位。特に良馬場では逃げ。先行馬は軽視が相当。

E470kg以上が馬券に絡む事例が矢鱈多く、馬格は大きい方が良い。まぁ、オルフェみたいな最強馬が例外だったりもするんですが。

F関東馬は9/30と不振だが、直近5年で見ると7/15と近年は復興の兆し。個別厩舎では池江厩舎がこのレースに矢鱈目ったら強い。

G血統は先週同様ディープ祭り絶賛開催中。過去5年の15頭中、7頭がディープ。

Hステップレースとしては当然ながら皐月賞組が圧倒。過去5年で馬券に絡んだ15頭のうち9頭が皐月賞組。この他では京都新聞杯が3頭、青葉賞が3頭で、他の路線は皆無。なお、今年は京都新聞杯組は出走なし。勝ち馬に限定すると皐月賞組が5頭中4頭とさらに圧倒。例外は京都新聞杯を勝ったキズナのみで、青葉賞組は健闘はしても勝つことはない。「青葉の惨劇」は今年で終わるんでしょうか。

上記から本命は6番人気ペルシアンナイト。(A)皐月賞2着で、(B)池江厩舎、(C)切れる脚もある、(D)ああそれなのに低人気。というのがその理由です。血統はディープじゃないけど、最近売り出し中で先週のオークスでも大活躍したハービンジャー。距離伸びた方が良い血脈です。心配なのが騎手が皐月賞で好騎乗だったデムーロがアドミラブルに行っちゃった(まぁ、普通あっちを選びますわな)ことなんだけど、代わりに戸崎と言うこのコースに異常に強いジョッキーを引き当てたのは不幸中の幸いですな。ちなみに府中2400mのジョッキーの成績を見るとこのようになります。

同コース・騎手:(複数)  騎手別集計

順位

騎手

着別度数

勝率

連対率

複勝率

単回値

複回値

単適回値

平均着

平人気

平オッズ

平速度

1

M.デム

4- 2- 6- 9/21

19.0%

28.6%

57.1%

38

105

82.2

4.5

3.5人気

8.9

58.97

2

藤岡佑介

0- 0- 1- 1/ 2

0.0%

0.0%

50.0%

0

0

0.0

6.5

5.0人気

16.9

58.05

3

戸崎圭太

15-12- 7-35/69

21.7%

39.1%

49.3%

118

94

103.0

4.3

3.7人気

13.6

58.69

4

川田将雅

2- 4- 1- 8/15

13.3%

40.0%

46.7%

54

79

56.7

5.2

5.3人気

24.4

59.12

5

ルメール

5- 2- 5-15/27

18.5%

25.9%

44.4%

38

67

73.3

5.7

3.3人気

9.1

58.68

6

四位洋文

1- 1- 2- 7/11

9.1%

18.2%

36.4%

20

63

83.9

6.5

6.9人気

27.3

58.73

7

松山弘平

0- 0- 1- 2/ 3

0.0%

0.0%

33.3%

0

230

0.0

10.7

14.0人気

193.5

58.84

8

福永祐一

1- 1- 4-13/19

5.3%

10.5%

31.6%

13

73

37.4

6.9

5.2人気

20.6

58.94

9

北村宏司

7- 5- 5-38/55

12.7%

21.8%

30.9%

65

84

94.4

6.5

5.9人気

24.3

58.32

10

内田博幸

6- 5- 4-42/57

10.5%

19.3%

26.3%

78

92

71.8

7.2

5.9人気

26.7

58.56

11

柴田大知

5- 5- 6-52/68

7.4%

14.7%

23.5%

26

66

78.0

6.9

7.4人気

48.5

58.26

12

岩田康誠

3- 2- 0-18/23

13.0%

21.7%

21.7%

244

96

121.2

7.2

6.2人気

25.8

58.94

13

松岡正海

3- 5- 4-44/56

5.4%

14.3%

21.4%

50

93

86.4

7.6

8.3人気

60.9

58.42

14

武豊

1- 0- 1-12/14

7.1%

7.1%

14.3%

27

10

71.8

7.8

6.5人気

20.8

58.76

15

横山典弘

2- 2- 1-33/38

5.3%

10.5%

13.2%

52

30

62.4

8.3

6.6人気

32.2

58.36

16

丹内祐次

0- 0- 1- 9/10

0.0%

0.0%

10.0%

0

53

0.0

11.5

12.5人気

155.1

57.82

17

高倉稜

0- 0- 0- 2/ 2

0.0%

0.0%

0.0%

0

0

0.0

10.5

8.0人気

29.1

58.14

集計期間:2014. 2. 1 2017. 5.21
ソート:複勝率順

ね、複勝率でみるとデムーロが抜けてるけど、勝率・連対率まで網羅すると戸崎がダントツだよね。正直ペルシアンナイトは勝つまでありますぞ。

対抗は藤沢さんちのレイデオロ。皐月賞をぶっつけ本番で臨んできたのはあくまでダービーを想定したんでしょうな。藤沢厩舎のクラシックって桜花賞以外はピンと来ないけど、先週のオークスと言い、さすがに先生、引退が近くなって仕掛けてきたみたいです。興味深いのは先週、オークス勝ったルメールが勝利インタビューで、オークスやソウルスターリングのことよりレイデオロのことばかりしゃべっていたことで、調教師も騎手も相当これにかける気持ちが強いんだなあと。こういう時のルメールは怖いよね。

は色々怖いところもあるけどやはり軽い印も打ちようがないアドミラブル。勝てば稀代の名馬ですが、上述のデムーロの複勝率もあり、勝てなくても馬券に絡む可能性は相当高いのでは。

この他では皐月賞で大外回りながら6着まで押し上げたスワーヴリチャード他、皐月賞組を中心にセレクト。

小幡先生の一押し皐月賞馬アルアインは本当は重い印を打ちたかったけど、以下の理由から一段評価を下げました。

@最初はマイル路線で考えていた節がある。

Aディープにしては珍しく切れる脚がなく、勝負根性主体の底力タイプ(=小幡先生の好みのタイプ)で、過去似たタイプとしてはネオユニバース、メイショウサムソン、サニーブライアンが二冠に輝いているんだけど、これって最近のダービーのトレンドじゃないんだよね。キタサンブラックだってダービーはダメだったしね。

Bそして何より騎手松山が上記の通り府中2400mの経験が乏しく、まだまだ役不足に見えること。まぁ彼も去年は通算47勝(リーディング23位)の中堅だったのが、今年は現時点で32勝(同10位)と相当躍進しているんで全否定と言うわけにもいきませんが。

馬券は◎→▲☆→その他の三連複21点。世代ナンバーワンを決める一戦で三連複と言うのも後ろめたいのですが、上述の通り「団栗の背比べ」もしくは「群雄割拠」なんだからしょうがないですな。人気が割れていることもあって何が来ても結構つきます。特に青葉賞二着のベストアプローチが馬券に絡んだ日には、あなた。わはははは、出でよ万券!なのだ。

皆さまの相談お待ちします。



人生相談士   上海馬券王




○今日の結果

<ダービー> @レイデオロ、Aスワーヴリチャード、Bアドミラブル




○かんべえのつぶやき


――本日の予想は、「オバゼキ=アルアイン、かんべえ=アドミラブル、ぐっちー=ダンビュライト、やまげん=スワーヴリチャード、上海馬券王=ペルシアンナイト」ということでしたから、見事に全員外しました。あっ、でも山崎元さんは、ほとんど正確な読みをしていましたね。それにしても、来日3年目でダービージョッキーになったルメール騎手、うれしそうでした。


――アドミラブルを先頭に買いに行った不肖かんべえは大敗でした。おそらく今日はテレビ東京関係者一同が嘆いていることと思います。だって青葉賞は「テレビ東京杯」ですから。土曜日に行われるのは、すなわち「ウィニング競馬」で放映するためなんですよ。その青葉賞1着からダービーを目指すと勝てない、というジンクスは今回も健在でした。テレビ東京にご縁のある当方としては(明日も「モーサテ」あり)、まことに残念な気がしています。

――さらに今日の東京競馬場は内枠が有利で、「8枠は要らない」レースばかりでした。8Rの青嵐賞(2400m)では、デムーロ騎手騎乗のサブライムカイザーが大外14番でしたから、「おっ、ここは本番の練習だと思って乗るだろう。どうするのかな?」と思ってみていると、何の工夫もなく11着に沈んでいました。今日のデムーロは冴えてなかったですね。

――逆にルメール騎手は絶好調。3週連続G1勝利で、今日も最後の目黒記念までしっかりお持ち帰りでした。日本人騎手の奮起を促したいですな。ううむ、来週は安田記念ですかあ・・・・。





5月21日(日)オークス

えー、結構自信を持って臨んだ先週のヴィクトリアマイルの結末が、あまりと言えばあんまりなものだったせいで、現在心の傷と言うのが全く癒えていないのであります。

外れるにしても納得のいく外れ方と言うのがあるわけで、先週の場合、ああルメールはうまいなあ、それに引き換えミッキークイーンに騎乗した浜中は大外ぶん回したうえ他馬と何度も接触して本当に下手だなあ、と、まぁ、ここまでは納得と言うかあきらめもつくのですが、二着に入ったデンコウアンジュ、これはいただけません。申し訳ないが100回買いなおしてもあの馬を馬券の対象にするロジックと言うのが私には思いつかんのです。ああ言うのがありだとするなら、予想と言う行為そのものがまるっきり意味をなさないのではなかろうか。なんか自分の存在意義を完ぺきに否定された感じで、ううう、これは欝なのです。

あまつさえ、本日人間対コンピュータの最終決戦と銘打って開催された、PONANZA対佐藤天彦名人の一戦も、案の定、ポナンザが100手もかけずに完勝。素人目には前回の対戦よりはいい勝負に見えたのですが、コンピュータやプロ棋士の形成判断では紛れらしい紛れがなく、最終形を見ると天彦名人の構築した穴熊陣形がものの見事にバラバラにされると言うPONANZAの完封劇だったわけで、ううううう、更に欝が。。。大体ですな、こういう衝撃の結末を、これまでだったら最上位のヘッドラインとして速報していた新聞のWEBページが、これを全く大々的に取り上げず、かろうじて文化欄で小さく報じているというのは、いったいこれは何なのでしょう。将棋界の頂点に君臨する天彦の連敗が阪神の三連敗よりも扱いがはるかに小さいというのは、これあってはならんことなのです。

というわけで、かんべえ先生、上海で美食三昧してる場合じゃないですぞ。先生が白酒飲んだくれている間に世の中悪い方に悪い方に進んでおるのだ。とにかく、現在モチベーションの根幹にランサムウエアWANNACRYが常駐している状態なので、今週は簡単に。


(え?阪神が3連敗? ワシが上海に居る間に何が起きているのだ! それに今週のオークスも、ワシは帰りの飛行機の中だから勝負できないのだ。馬券王先生、ワシの分まで勝ってくだされ! ちなみにパイチュウは飲んでません。あんなものは、当地のインテリたちの間では最早ないことになっているようです・・・・。不肖かんべえ)



2017 521() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 78回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

モズカッチャン 3 和田竜二

55

14.5

()鮫島一歩

1

2

*ソウルスターリング 3 ルメール

55

2.5

()藤沢和雄

2

3

フローレスマジック 3 戸崎圭太

55

12.7

()木村哲也

2

4

 

ミスパンテール 3 四位洋文

55

51.9

()昆貢

3

5

 

モーヴサファイア 3 北村友一

55

60.2

()池添学

3

6

 

ハローユニコーン 3 田辺裕信

55

34.1

()鮫島一歩

4

7

ディアドラ 3 岩田康誠

55

25.4

()橋田満

4

8

ホウオウパフューム 3 *松岡正海

55

20.6

()奥村武

5

9

 

ディーパワンサ 3 内田博幸

55

183.0

()松下武士

5

10

ブラックスビーチ 3 北村宏司

55

26.5

()角居勝彦

6

11

 

レッドコルディス 3 *吉田豊

55

80.1

()高橋義忠

6

12

 

ブラックオニキス 3 *大野拓弥

55

209.3

()加藤和宏

7

13

レーヌミノル 3 池添謙一

55

13.9

()本田優

7

14

リスグラシュー 3 武豊

55

4.8

()矢作芳人

7

15

 

ヤマカツグレース 3 横山典弘

55

45.1

()池添兼雄

8

16

アドマイヤミヤビ 3 M.デム

55

5.7

()友道康夫

8

17

 

カリビアンゴールド 3 田中勝春

55

57.9

()小島太

8

18

 

マナローラ 3 *蛯名正義

55

113.7

()鮫島一歩


牡馬とは違い序列が明確であったと思われていた牝馬クラシック路線ですが、第一弾の桜花賞があんまりな結末、あまつさえ強豪の一角とみなされていたファンディーナが皐月賞大敗の心の傷が癒えず春はお休みということで、なんか急にきな臭くなっているわけです。まぁ、ファンディーナがいないことでこの取捨に悩まなくてもよいのは助かるのですが、問題は桜花賞のあの結末をどう考えるか、重馬場ということで、あの結果を無いものとしてよいのかどうかが最大のポイントと言えましょう。

例によって過去10年のトレンドを

オークス過去10年の系譜

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160522 シンハライト 池添謙一

18

3

1

()石坂正

2250

-0.0

 14-13-14

33.5

422

-4

200

420

650

2070

5790

160522 チェッキーノ 戸崎圭太

18

13

2

()藤沢和雄

2250

0.0

 13-13-14

33.5

462

-2

(4.0)

420

650

2070

5790

160522 ビッシュ M.デム

18

14

5

*()鹿戸雄一

2251

0.1

 08-08-05

34.1

416

+12

(16.0)

   

2070

5790

150524 ミッキークイーン 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2250

-0.1

 12-09-09

34.0

430

+4

680

1160

3030

4140

20150

150524 ルージュバック 戸崎圭太

18

14

1

()大竹正博

2251

0.1

 05-05-04

34.5

450

+6

(2.7)

1160

3030

4140

20150

150524 クルミナル 池添謙一

18

17

6

()須貝尚介

2252

0.2

 08-06-06

34.4

478

-10

(11.8)

   

4140

20150

140525 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

9

2

()斎藤誠

2258

-0.0

 09-09-08

34.2

444

+6

980

380

1730

1530

12850

140525 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

2258

0.0

 14-16-16

33.6

474

-4

(1.3)

380

1730

1530

12850

140525 バウンスシャッセ 北村宏司

18

5

3

()藤沢和雄

2259

0.1

 07-07-08

34.4

514

-4

(16.4)

   

1530

12850

130519 メイショウマンボ 武幸四郎

18

3

9

()飯田明弘

2252

-0.2

 09-07-07

34.6

478

+10

2850

13880

31120

15610

150480

130519 エバーブロッサム 戸崎圭太

18

13

5

()堀宣行

2254

0.2

 08-09-09

34.6

460

-6

(9.6)

13880

31120

15610

150480

130519 デニムアンドルビー 内田博幸

18

5

1

()角居勝彦

2257

0.5

 17-14-11

34.7

432

0

(3.3)

   

15610

150480

120520 ジェンティルドンナ 川田将雅

18

14

3

*()石坂正

2236

-0.8

 14-14-15

34.2

460

+4

560

820

1900

6640

30610

120520 ヴィルシーナ 内田博幸

18

9

2

()友道康夫

2244

0.8

 08-08-09

35.3

432

-2

(3.6)

820

1900

6640

30610

120520 アイスフォーリス 松岡正海

18

3

9

()相沢郁

2245

0.9

 06-06-07

35.6

458

0

(27.2)

   

6640

30610

110522 エリンコート 後藤浩輝

18

4

7

()笹田和秀

2257

-0.0

 09-07-06

34.5

456

-2

3720

42750

104460

45120

548190

110522 ピュアブリーゼ 柴田善臣

18

18

8

()古賀慎明

2257

0.0

 01-01-01

35.3

436

+2

(39.8)

42750

104460

45120

548190

110522 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

12

2

()田中清隆

2257

0.0

 13-14-12

34.0

452

-2

(3.0)

   

45120

548190

100523 アパパネ 蛯名正義

18

17

1

()国枝栄

2299

-0.0

 13-13-11

35.2

470

-10

210

1870

1520

10180

20460

100523 サンテミリオン 横山典弘

18

18

5

()古賀慎明

2299

-0.0

 10-10-08

35.3

460

+6

380

1870

1520

10180

20460

100523 アグネスワルツ 柴田善臣

18

2

8

()宮本博

2302

0.3

 02-02-02

36.1

456

-4

(18.7)

   

10180

20460

090524 ブエナビスタ 安藤勝己

18

7

1

()松田博資

2261

-0.0

 16-15-14

33.6

446

-8

140

320

440

1250

2430

090524 レッドディザイア 四位洋文

18

3

2

()松永幹夫

2261

0.0

 10-09-06

34.2

484

+6

(6.0)

320

440

1250

2430

090524 ジェルミナル 福永祐一

18

14

4

*()藤原英昭

2266

0.5

 07-10-10

34.4

462

+6

(22.1)

   

1250

2430

080525 トールポピー 池添謙一

18

15

4

()角居勝彦

2288

-0.0

 07-08-07

35.3

462

+2

970

24080

39320

61600

440360

080525 エフティマイア 蛯名正義

18

6

13

()鹿戸雄一

2288

0.0

 07-06-05

35.4

432

+12

(32.5)

24080

39320

61600

440360

080525 レジネッタ 小牧太

18

10

5

()浅見秀一

2290

0.2

 11-10-10

35.2

440

+8

(12.1)

   

61600

440360

070520 $ローブデコルテ 福永祐一

18

2

5

()松元茂樹

2253

-0.0

 08-09-09

34.7

456

+2

1170

1640

4590

10450

57000

070520 ベッラレイア 秋山真一

18

7

1

()平田修

2253

0.0

 06-06-05

35.0

444

-2

(2.6)

1640

4590

10450

57000

070520 ラブカーナ 菊沢隆徳

18

12

8

()中村均

2254

0.1

 13-11-12

34.6

432

0

(25.5)

   

10450

57000

集計期間:2007. 5.20 2016. 5.22

@1番人気は3-3-1-3と信頼性高し

A2番人気は1-3-1-5、3番人気は2-0-1-7と強調できる実績ではないが、それでも毎年18頭立てであることを考えれば、軽視も禁物。

B二桁人気が来たのは08年二着のエフティマイア(13番人気)のみであり、極端なヒモ荒れはない。穴としては7〜9番人気が狙い目。

Cじゃあ、配当は穏当かと言うと3連単6桁配当が三回もあり、これは一番人気が飛んだ年で、穴から入るというのもそれはそれであり。

D枠順に大きな偏りはない。大外でも来る。

E脚質は差し、追込み大優勢で先行馬はつらい印象。いずれにせよ、33秒台(新潟だったら32秒台)の末脚は必須。

F馬格は450kg前後がいい感じだが小兵でも問題ない。ただし極端な大型馬はいない。

G血統は完全なディープ祭りで過去5年馬券に絡んだ15頭のうち、なんと9頭がディープ。ただし今年の出走メンバーの血統構成はなんかえらく異質な感じ。ディープの参戦は二頭のみで、なんとハーツクライ6頭、ハービンジャー4頭。とこの二つで過半数を構成。うーん、ハーツクライにしてもハービンジャーにしても晩性タイプと言う印象だったんだけど、それがオークスで「ハー・ハー祭り絶賛開催中」だなんて、なんか今年から牝馬戦線も潮目が変わったのかも知れませぬ。

H関東馬は30頭中12頭、直近5年では15頭中9頭と軽視禁物どころではないプレゼンスあり。

Iステップレースとしては当たり前と言えば当たり前だけど桜花賞組が断然優位。直近5年でいえば15頭中8頭が桜花賞組。これに次ぐのが同5頭のフローラS組で、とにかく着順のいかんを問わず前走この二つの競走のいずれかに出ていることでほぼ決まってしまう感あり。

以上から、桜花賞・フローラS組で末の鋭い所を中心に選ぶと上記の印となるわけです。

本命はリスグラシュー。小柄な牝馬ながら桜花賞、ジュベナイルとレベルの高い所ですべて実績をあげているところが買いですな。(どうでもいいけど小幡先生は同馬をリスグラシュー、リスグラシューと連呼しているのですが、これは単なる間違いか、それともファイナンスに引っ掛けた深い意味を含んでいるのか気になるところです)

桜花賞・ジュベナイルとレベルの高い所ですべて実績をあげているという意味では一番人気ソウルスターリングにも同じことが言えるのですが、万全の自信をもって本命にした桜花賞でああいう風になったトラウマがありまして、こちらは一段評価を下げることにします。あれは単に馬場状態のせいだけなのか。2000mまでしか実績のないフランケルの子と言うことと、同血統に超早熟の可能性もありますし、まぁ、三着以内は有望だとは思うんですが、勝つまでとなると不安もそれなり以上に。

馬券は→◎←→その他の3連単28点。この両頭の間にフローラS組とか末の鋭いディープ産駒が飛び込んでくる可能性までは考慮したいですな。小幡先生が毛嫌いしている3番人気アドマイヤミヤビが絡むと30倍見当にしかなりませんがその他はかなりつきます。

上海馬券王



○今日の結果

<オークス> @ソウルスターリング、Aモズカッチャン、Bアドマイヤミヤビ




○かんべえのつぶやき


――上海から帰って来てみたら、一番人気のソウルスターリングが樫の女王でした。今日は普通に「1番人気〜6番人気〜2番人気」で決着しましたな。馬券王先生の予測で行くと「○〜△〜△」となる。リスグラシューは惜しくも5着でしたね。今年のクラシックとしては、久しぶりに順当なレースだった気がします。


――今日のレースでは、オバゼキ先生の予測が冴えていたと思います。対抗も3番手も来ませんでしたが、本命ソウルスターリングと決め打ちできるところがお見事。コメント欄では、馬券王先生と妙に息の合った会話をしておられます。

――さて、来週のダービーはいかがいたしましょうか。オバゼキ理論では、「オークスに距離適性は関係ない。ダービーはそうではない」とのこと。これはいかにも迷いそうですなあ。





5月14日(日)ヴィクトリアマイル


えー、すいません。毎年ゴールデンウイーク明け翌週の土曜と言うのは会社行事で朝から夕方まで飲み続けるというのがありまして、本年もぐでんぐでんに酔っぱらっているわけです。

酔っぱらって予想記事をアップするのと、翌日二日酔いで予想するのと、どちらがいいのか迷ったんですが、今の酔いっぷりから明日の朝は目が覚める気がしませんので、今回は千鳥足モードでこのまま予想することといたします。文章や表が乱れたり、誤字脱字が中日ドラゴンズの黒星並みに発生する懸念がありますが、ご容赦のほどを。いや、なに、去年のヴィクトリアマイルも同じように予想したらがその通りの着順で決まっちゃうという当コーナーとしては極めて稀有な美しい的中となってますので、予想の質自体は酔っぱらった方が良いのかもしれませぬぞ。

2017 514() 2回東京8日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 12回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

アットザシーサイド 4 *田辺裕信

55

76.5

()浅見秀一

1

2

スマートレイアー 7 *武豊

55

8.8

()大久保龍

2

3

ジュールポレール 4 幸英明

55

14.7

()西園正都

2

4

ソルヴェイグ 4 *川田将雅

55

37.5

()鮫島一歩

3

5

アドマイヤリード 4 ルメール

55

12.3

()須貝尚介

3

6

 

アスカビレン 5 *池添謙一

55

37.7

()中尾秀正

4

7

ルージュバック 5 戸崎圭太

55

7.7

()大竹正博

4

8

クイーンズリング 5 M.デム

55

8.7

()吉村圭司

5

9

オートクレール 6 黛弘人

55

88.3

()中野栄治

5

10

 

デンコウアンジュ 4 *蛯名正義

55

49.0

()荒川義之

6

11

ミッキークイーン 5 浜中俊

55

2.2

()池江泰寿

6

12

 

ウキヨノカゼ 7 吉田隼人

55

34.2

()菊沢隆徳

7

13

 

ヒルノマテーラ 6 四位洋文

55

207.9

()昆貢

7

14

レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

6.8

()梅田智之

8

15

 

フロンテアクイーン 4 北村宏司

55

65.4

()国枝栄

8

16

 

クリノラホール 4 北村友一

55

137.7

()谷潔

8

17

 

リーサルウェポン 6 *内田博幸

55

126.5

()武市康男



例によって過去10年のトレンドを。考えてみればこういうやたら面倒くさい「10年トレンド」シリーズを始めたのも、去年のこのレースでこれがずっぱしハマったのに味を占めたというのが始まりなわけで、失敗事例から学ぶよりも成功体験に固執するというのが人間一般の性(サガ)なんでしょうなあ。「牝馬戦は牡馬相手に好走した馬を買うべし」という小幡先生の法則も、これでおいしい思いをしたことが過去にあり、これと相反する結末があっても屁でもないという部分も多少あるのではないかと。。

ヴィクトリアマイル過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

賞金

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160515 ストレイトガール 7 戸崎圭太

18

13

7

9300

*()藤原英昭

1315

-0.4

   11-10

33.4

466

+2

1770

3510

9790

6090

48310

160515 ミッキークイーン 4 浜中俊

18

10

1

3700

()池江泰寿

1319

0.4

   13-12

33.6

432

0

(3.4)

3510

9790

6090

48310

160515 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

18

15

2

2300

()高野友和

1319

0.4

   13-14

33.5

446

-10

(4.4)

   

6090

48310

150517 ストレイトガール 6 戸崎圭太

18

5

5

9000

()藤原英昭

1319

-0.0

   05-05

33.0

460

0

1410

36880

73990

2860480

20705810

150517 ケイアイエレガント 6 吉田豊

18

7

12

3600

()尾形充弘

1319

0.0

   02-02

34.0

530

+10

(47.4)

36880

73990

2860480

20705810

150517 ミナレット 5 江田照男

18

18

18

2300

()大和田成

1322

0.3

   01-01

35.3

482

+2

(291.8)

   

2860480

20705810

140518 ヴィルシーナ 5 内田博幸

18

14

11

9000

()友道康夫

1323

-0.1

   01-01

34.3

456

-4

2830

8450

28050

50720

407940

140518 メイショウマンボ 4 武幸四郎

18

4

3

3600

()飯田祐史

1324

0.1

   07-07

33.5

486

+6

(5.5)

8450

28050

50720

407940

140518 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

1

6

2300

*()藤原英昭

1324

0.1

   09-11

33.2

456

+2

(13.7)

   

50720

407940

130512 ヴィルシーナ 4 内田博幸

18

11

1

9000

()友道康夫

1324

-0.0

   02-02

34.0

450

-6

310

8030

12600

35770

193570

130512 ホエールキャプチャ 5 蛯名正義

18

8

12

3600

()田中清隆

1324

0.0

   10-10

33.4

474

+2

(44.0)

8030

12600

35770

193570

130512 マイネイサベル 5 柴田大知

18

1

5

2300

()水野貴広

1325

0.1

   03-02

34.1

478

-6

(13.9)

   

35770

193570

120513 ホエールキャプチャ 4 横山典弘

18

12

4

9000

()田中清隆

1324

-0.1

   03-03

33.8

470

0

720

5510

10720

10790

75320

120513 ドナウブルー 4 ウィリア

18

16

7

3600

()石坂正

1325

0.1

   02-02

34.1

432

+12

(14.0)

5510

10720

10790

75320

120513 マルセリーナ 4 田辺裕信

18

1

3

2300

()松田博資

1327

0.3

   13-13

33.5

448

+2

(6.8)

   

10790

75320

110515 アパパネ 4 蛯名正義

17

16

2

9000

()国枝栄

1319

-0.0

   09-11

34.3

490

0

410

230

740

620

3620

110515 ブエナビスタ 5 岩田康誠

17

13

1

3600

()松田博資

1319

0.0

   13-13

34.0

460

 

(1.5)

230

740

620

3620

110515 レディアルバローザ 4 福永祐一

17

4

3

2300

()笹田和秀

1320

0.1

   03-03

35.0

478

-4

(11.7)

   

620

3620

100516 ブエナビスタ 4 横山典弘

18

11

1

9000

()松田博資

1324

-0.0

   13-12

33.5

448

 

150

2490

2780

29700

85770

100516 ヒカルアマランサス 4 内田博幸

18

2

8

3600

()池江泰郎

1324

0.0

   04-04

34.3

448

-8

(45.9)

2490

2780

29700

85770

100516 ニシノブルームーン 6 北村宏司

18

10

11

2300

()鈴木伸尋

1325

0.1

   12-13

33.5

480

0

(75.2)

   

29700

85770

090517 ウオッカ 5 武豊

18

6

1

9000

*()角居勝彦

1324

-1.2

   05-04

33.4

494

 

170

5310

6410

19770

80580

090517 ブラボーデイジー 4 生野賢一

18

2

11

3600

*()音無秀孝

1336

1.2

   04-04

34.6

528

+6

(46.8)

5310

6410

19770

80580

090517 ショウナンラノビア 6 柴田善臣

18

1

7

2300

()岡田稲男

1338

1.4

   01-01

35.2

500

-2

(25.3)

   

19770

80580

080518 エイジアンウインズ 4 藤田伸二

18

6

5

9000

()藤原英昭

1337

-0.1

   06-07

33.4

486

+2

1340

1670

4520

3240

23000

080518 ウオッカ 4 武豊

18

9

1

3600

()角居勝彦

1338

0.1

   10-09

33.2

478

 

(2.1)

1670

4520

3240

23000

080518 ブルーメンブラット 5 後藤浩輝

18

2

4

2300

()石坂正

1338

0.1

   07-04

33.6

466

-2

(8.8)

   

3240

23000

070513 コイウタ 4 松岡正海

18

4

12

9000

()奥平雅士

1325

-0.1

   06-06

33.4

468

+6

6030

30740

73240

235020

2283960

070513 アサヒライジング 4 柴田善臣

18

3

9

3600

()古賀慎明

1326

0.1

   01-01

34.4

506

-2

(33.6)

30740

73240

235020

2283960

070513 デアリングハート 5 藤田伸二

18

16

8

2300

()藤原英昭

1326

0.1

   06-06

33.4

432

-2

(32.6)

   

235020

2283960

集計期間:2007. 5.13 2016. 5.15

@1番人気は3−3−0−4と毎年18頭のフルゲートであることを考えれば信頼性がかなり高い。但し三着が一度もないことから三連複の軸としてはお買い得感に乏しい。

A2番人気は1−0−1−8、3番人気は0−1−2−7と大きく見劣り。

B二桁人気の超人気薄が飛び込んでくることなんと30頭中7頭、結果配当は3連単で10万超4回、内二回が100万超、更にそのうち一回がなんと2000万馬券と極端なヒモ荒れの可能性には留意が必要。

C脚質は前残りだけで決まる場合と、直線一基だけで決まる場合と両極端な印象。どのような展開になっても33秒台の末脚は必須。

D年齢は30頭中15頭が4歳で最も多く、次いで5歳馬が10頭と、データの上では年増は用無し。ただし、三年連続馬券に絡んだストレイトガールは去年7歳という「ガール」を名乗るには年齢詐称な状態でメチャクチャ強い勝ち方をしたわけで、熟女と言うだけで嫌うのも危険ですな。

E過去5年の血統を見ると延べ15頭中ディープが6頭と他の種牡馬を圧倒。ディープはやはり押さえておくのがよさそうです。

F枠順に極端な偏りはないが、それでも1・2枠と6・7枠が来ている感じはそこはかとなくではありますが、あるのではないかと。

G前年の実績馬が翌年もそのまま来るリピーター現象多発。とにかく前走不甲斐ないレースをして大きく人気を落とそうが、前年の実績馬が矢鱈来ています。去年もこのトレンドを最重視したら極めて良好な結果を得ることができたので、今年もこれを最重視してみたい。いや、だから人間、失敗事例に学ぶより成功体験に酔っぱらうものなんです。(私自身現在成功体験以前にお酒で酔っ払ってますが)

H馬格にも極端な偏りはありませんが、それでも大型馬よりは小兵の方が良い感じ。

I気になるのが馬場状態。上記過去10年はすべて良馬場開催なのですが、土曜の土砂降りの影響は半端なく、明日の開催は良とはまずならないわけで(重もしくは重に近い稍重ではないかと)、これが上記トレンドを有名無実化する懸念はそれなりにあります。

以上からですね、やはり格(獲得賞金)ではなく前年実績とマイル適性に焦点を当ててセレクトすると冒頭の印となるわけです。

は去年の2着馬、ミッキークイーン。去年の勝ち馬と三着馬のストレイトガール、ショウナンパンドラが引退で事実上彼女が今年のメンバーでは最上位です。去年は2000m以上でしか実績がないのを嫌って評価を下げましたが、今年の前走は重開催のマイル重賞を危なげなく勝っていますし、1番人気とは言えこれを嫌う理由は全くありません。

対抗は去年の4着馬スマートレイアー、同5着ルージュバックも資格はありますが、ここは敢えて重賞未勝利のジュールポレールを。マイル主体で使われている、ディープ産駒の4歳馬というのが上記トレンドにずっぱまりなわけですな。内枠引いたし騎手幸との相性もよさそうだし、人気はないしでそそるなんてもんじゃありません。いや実際、オークスとかエリザベスで良績残して人気になっている馬よりはこういう馬の方がいいんですってば。

この他では、阪神牝馬でミッキークイーンの2着になったみんな大好き僕らのステイゴールド産駒アドマイヤリード、去年10着大敗というのが気に入りませんがこの距離での実績非凡なレッツゴードンキ、こういうレースでは危険な人気馬であるルージュバック、クイーンズリングも騎手がストレイトガールを連覇させた戸崎だったり、大レースで矢鱈強いデムーロだったりなんで一応抑えましょう。

これに大穴期待で「渋った時のダイワメジャー産駒」ソルヴェイグ、府中のマイルで良績あるオートクレールを。

馬券は◎←→▲←→その他の3連単40点。一番安いのがJMAの50倍見当ですが、他はほとんどが万馬券です。



現在ウコン大量摂取中  上海馬券王



○今日の結果

<ヴィクトリアマイル> @アドマイヤリード、Aデンコウアンジュ、Bジュールポレール




○かんべえのつぶやき


――いやはや「NHK参る」の次は「ヴィクトリア魔居る」。勝ったのは、ルメール騎乗の「みんな大好き僕らのステイゴールド産駒」アドマイヤリードでした。それ自体は慶賀すべきことなのでありますが、2着のデンコウアンジュには意表を突かれました。そもそも6番人気、11番人気、7番人気で3連単91万8700円ですぞ。そして上位人気のミッキークイーンは7着、ルージュバックは10着、レッツゴードンキは11着でありました。


――今年の春のレースは本当に難しい。単に当たらないだけじゃなくて、ロジックのない外れ方をするのですよ。ええ、ドナルド・トランプ大統領の言動のように、わけがわからない。キタサンブラックが勝った大阪杯と春天以外は、いつもため息をついて首をかしげるようなレースばかりです。

――とくにクラシックが難しい。これで来週はオークス、再来週はダービーを迎えるわけでして、さてさて、どうやって立ち向かえばよろしいのでしょうか。馬券王先生、いかがいたしましょうや。不肖かんべえは、来週末は上海に亡命いたしまする。






5月7日(日)NHKマイル


えー、大型連休も、あっという間に最終日となりつつある現在、私は大変疲れ果てているわけなのであります。

こういう時期に行楽地とか人ごみの中に突っ込んでいくのは、極めて愚かな行いであろう。まとまった休みのある時にしかできなくて、尚且つ自宅でできることは何だろうと、思案していたわけなのですが、久々にDVDで見返したガルパンがあまりに面白くて、急に思いついちゃったわけなのであります。

「そうだ、ガルパン戦車のプラモデルを作ろう!」

うううう、浅はかな考えでした。プラモと言うのは小学生のころ狂ったように作りまくっていたので、なんてことはないと思っていたのですが、今どきのプラモと言うのはマニアックですなあ。今日日、子供が作るのはガンプラみたいなロボット物で、こういうミリタリー物と言うのは完全にマニア向けのこだわりアイテムになっちゃったみたいなんです。

とにかく部品が細かい。直径1cmもない細かいパーツを組み合わせてサスペンションだとかエンジンルームだとか履帯だとか戦車のユニットごとに作りこんでいく仕様になっておるわけです。しかもそういう細かいパーツごとに色を塗っていく作業がこれまた大変煩雑で、要約すると、接着剤とかパテとかサーフェイサーとか塗料とかを塗っては乾かし、塗っては乾かし、塗っては乾かしという地道な作業の連続。これを老眼が進んだ現状行うことはまさに気がふれんばかりの難行苦行なのだ。実際直径2mmという極小パーツを取り付けようとピンセットで摘み上げたら、力が入りすぎてパーツがピヨンとどこかに飛び出して、これを部屋中探し回ること1時間、この時は本当に気が狂ったかと思いましたぞ。

とにかくこの数日根を詰めまくりで、ここまで集中力を切らさずに作業をするなんてことは、この10年仕事でもないわけです。で、そこまでやってまだ完成には至らないわけだ、アンツィオ高校のセモヴェンテ41。連休最終日の明日までには完成させたいのだが、戦車本体は完成しても、一緒に買ってきたアンツィオ高校3人娘のフィギュアは完全手つかずなわけで、うううう、こんな思いをするくらいなら、まだしも行楽地とか人ごみの中に突っ込んでいった方が良かったのかも知れませぬ。

しかし、私が作っているタミヤのプラモデルなんて、まだ簡単な方で、もっと複雑怪奇なモデルが世の中にはごまんとあるみたいだし、設計図通りに作るだけでヒイヒイ言ってるこちらをしり目に、モデルを魔改造したりジオラマまで内作したりと言うのがマニアの間じゃデファクトスタンダードになってるみたいだし、世の中のプラモマニアと言うのは飛んでもありませんな。なんか、フォースの暗黒面を覗いた気がします。暗黒面にたどり着くまでにこちらはこと切れそうなんですが。

と言うわけで、今回は疲れ切っているので簡単に。



2017 5 7() 2回東京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 22回NHKマイルカップ
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

モンドキャンノ 3 *ルメール

57

8.0

()安田隆行

1

2

 

キョウヘイ 3 高倉稜

57

21.8

()宮本博

2

3

アウトライアーズ 3 田辺裕信

57

8.4

()小島茂之

2

4

カラクレナイ 3 *M.デム

55

4.3

()松下武士

3

5

 

プラチナヴォイス 3 *石川裕紀

57

22.5

()鮫島一歩

3

6

ボンセルヴィーソ 3 松山弘平

57

14.0

()池添学

4

7

ジョーストリクトリ 3 *武豊

57

15.9

()清水久詞

4

8

 

タイムトリップ 3 *戸崎圭太

57

17.4

()菊川正達

5

9

 

タイセイスターリー 3 *北村宏司

57

37.7

()矢作芳人

5

10

ディバインコード 3 *柴田善臣

57

20.9

()栗田博憲

6

11

オールザゴー 3 内田博幸

57

45.8

()矢作芳人

6

12

 

*ミスエルテ 3 川田将雅

55

10.4

()池江泰寿

7

13

 

トラスト 3 柴田大知

57

51.0

()中村均

7

14

$リエノテソーロ 3 吉田隼人

55

29.9

()武井亮

7

15

レッドアンシェル 3 *福永祐一

57

11.4

()庄野靖志

8

16

アエロリット 3 横山典弘

55

8.2

()菊沢隆徳

8

17

 

ナイトバナレット 3 *藤岡佑介

57

65.1

()矢作芳人

8

18

ガンサリュート 3 *池添謙一

57

37.1

()安田隆行



かんべえ師匠の言葉を借りれば「NHK参る」の開催なわけです。いやあ、例年通りとはいえ今年も難解と言うか、当たる気がしないというか、そもそもメンバー的にこれはG1と言えるのか、連休最終日にこんな水割りのビールみたいなレースを開催して売り上げが本当に上がるのだろうか、などとアンツィオ戦車に疲れ果て、心がささくれだった私はこういうレースの予想に関しかなりネガティヴだったりするわけです。みんな、こんな予想は信じないほうが良いぞ。(なんてことを先週言ったら当たったけど)

まずは恒例の10年トレンドを。

NHK参る 過去10年のトレンド

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160508 メジャーエンブレム 3 ルメール

18

4

1

()田村康仁

1328

-0.1

   01-01

35.1

496

-6

230

940

1470

11190

33030

160508 ロードクエスト 3 池添謙一

18

5

2

()小島茂之

1329

0.1

   16-16

33.8

446

-6

(6.4)

940

1470

11190

33030

160508 レインボーライン 3 福永祐一

18

18

12

()浅見秀一

1329

0.1

   09-09

34.4

430

-2

(40.7)

   

11190

33030

150510 クラリティスカイ 3 横山典弘

18

7

3

()友道康夫

1335

-0.2

   05-05

33.9

478

-4

640

2800

5990

6200

36720

150510 $アルビアーノ 3 柴山雄一

18

9

4

()木村哲也

1337

0.2

   02-02

34.4

512

+6

(6.5)

2800

5990

6200

36720

150510 ミュゼスルタン 3 柴田善臣

18

12

2

()大江原哲

1337

0.2

   11-09

33.8

470

-6

(5.9)

   

6200

36720

140511 ミッキーアイル 3 浜中俊

18

10

1

()音無秀孝

1332

-0.0

   01-01

34.8

478

+8

190

14760

15860

188380

684020

140511 タガノブルグ 3 三浦皇成

18

2

17

()鮫島一歩

1332

0.0

   13-07

33.9

428

-6

(114.5)

14760

15860

188380

684020

140511 キングズオブザサン 3 蛯名正義

18

1

12

()荒川義之

1332

0.0

   13-11

33.7

464

0

(78.4)

   

188380

684020

130505 マイネルホウオウ 3 柴田大知

18

8

10

()畠山吉宏

1327

-0.0

   16-14

33.7

482

0

3430

21890

56570

137530

1235600

130505 インパルスヒーロー 3 田中勝春

18

17

6

()国枝栄

1327

0.0

   12-10

33.9

496

-4

(14.2)

21890

56570

137530

1235600

130505 フラムドグロワール 3 横山典弘

18

12

8

()藤沢和雄

1328

0.1

   03-04

34.6

488

-10

(29.6)

   

137530

1235600

120506 カレンブラックヒル 3 秋山真一

18

5

1

()平田修

1345

-0.6

   01-01

34.6

460

-6

370

1480

2630

72990

262580

120506 アルフレード 3 ウィリア

18

17

3

()手塚貴久

1351

0.6

   05-04

34.9

516

-2

(7.4)

1480

2630

72990

262580

120506 クラレント 3 小牧太

18

12

15

*()橋口弘次

1351

0.6

   11-10

34.4

472

-4

(64.7)

   

72990

262580

110508 グランプリボス 3 ウィリア

18

13

1

*()矢作芳人

1322

-0.2

   06-05

34.0

500

-6

460

1170

2160

2040

7920

110508 コティリオン 3 小牧太

18

17

2

()橋口弘次

1324

0.2

   18-16

33.4

468

-2

(4.8)

1170

2160

2040

7920

110508 リアルインパクト 3 内田博幸

18

1

4

()堀宣行

1325

0.3

   09-09

34.2

496

+2

(6.1)

   

2040

7920

100509 ダノンシャンティ 3 安藤勝己

18

13

1

()松田国英

1314

-0.2

   16-16

33.5

468

+2

260

2040

2680

3860

17180

100509 ダイワバーバリアン 3 蛯名正義

18

1

5

*()矢作芳人

1316

0.2

   07-05

34.5

510

+4

(20.1)

2040

2680

3860

17180

100509 リルダヴァル 3 福永祐一

18

3

3

()池江泰郎

1318

0.4

   07-08

34.4

488

0

(6.0)

   

3860

17180

090510 ジョーカプチーノ 3 藤岡康太

18

3

10

()中竹和也

1324

-0.3

   02-02

34.7

490

+2

3980

14180

39660

318540

2381660

090510 レッドスパーダ 3 横山典弘

18

13

5

()藤沢和雄

1327

0.3

   04-04

33.7

510

+2

(9.7)

14180

39660

318540

2381660

090510 グランプリエンゼル 3 内田博幸

18

10

13

()矢作芳人

1330

0.6

   03-03

34.1

432

+4

(68.9)

   

318540

2381660

080511 ディープスカイ 3 四位洋文

18

9

1

()昆貢

1342

-0.3

   16-11

33.9

508

0

430

1980

3600

28130

116880

080511 ブラックシェル 3 後藤浩輝

18

5

3

()松田国英

1345

0.3

   12-05

34.6

526

-4

(9.2)

1980

3600

28130

116880

080511 $ダノンゴーゴー 3 藤岡佑介

18

14

14

()橋口弘次

1348

0.6

   18-16

34.2

456

-2

(32.0)

   

28130

116880

070506 ピンクカメオ 3 内田博幸

18

14

17

*()国枝栄

1343

-0.1

   13-14

34.9

458

-12

7600

30800

85620

1221770

9739870

070506 ローレルゲレイロ 3 藤田伸二

18

10

1

()昆貢

1344

0.1

   04-03

35.6

460

-4

(5.5)

30800

85620

1221770

9739870

070506 ムラマサノヨートー 3 小林淳一

18

18

18

()内藤一雄

1345

0.2

   13-14

35.1

462

-4

(136.6)

   

1221770

9739870

集計期間:2007. 5. 6 2016. 5. 8

見よ、先週の天皇賞をも上回るこのカオスな配当の数々を!3連単7桁配当が3回、特に10年前のピンクカメオのときなんかニアリー1000万、三連複でも百万円と言う地獄の黙示録なのだ。いったいいつから競馬が宝くじになったのかね。

今年のメンバーの人気を見ても1番人気が4倍強と圧倒的支持を集めているとはいえず、更に下位人気も18頭も出ているのに単勝万馬券の馬など皆無、殿人気ナイトバナレットですら65倍しかつかないということで、要はどの馬にもチャンスありとみられている割れに割れたオッズ状況。逆に言えば何を買っても結構配当が付くわけです。

まぁとりあえず、上から言えることはですね。


@驚くべきことに一番人気は6-1-0-3と、上記配当とは裏腹に極めて信頼性が高い。圧倒的な支持を集めた馬はきちんと結果を出しているし、軸不在で押し出されて一番人気になった馬もそれなりに仕事はしている。今年は「押し出されて」のパターンだけど、一番人気カラクレナイは軽視禁物。

A二番人気は0-2-1-7、三番人気は1-2-1-6と一番人気に比べ大きく信頼性落ちるも、毎年が18頭立てであることを考えれば、それほど悪いということもない。

B上位人気がそれなりに仕事をしているのに、じゃあ何でこんなに配当が荒れるのかというと、超人気薄が必ず一頭は飛び込んでくるから。下位二分の一人気(つまり10番人気以下の二桁人気)馬の実績は3-1-6-80(複勝率11%)であり、これは4〜9番人気馬の実績0-4-2-54(複勝率10%)を上回り、リターンを考えれば下位人気を狙うのが合理的。

C枠順は見事に均一。外でも内でも来る。

D脚質も様々。逃げから追込みまで何でも。

E過去連に絡んだ30頭のうち関東馬は12頭と、これは出走比率に照らし合わせて可もなく不可もなく。

F牝馬は過去30頭中4頭と苦戦。但し直近2年はいずれも連絡み。

G騎手に大きな偏りはない。外国人騎手はあまり実績なく過信禁物。

H過去5年の血統トレンドはダイワメジャーが3/15、クロフネが2/15とかろうじて目を引く程度だがあとは見事にばらけている。

以上見た通り、トレンドらしいトレンドと言うのがないですな。かろうじて言えるのは、上位人気に信頼がおけるということと、極端なヒモ荒れになるということで、まぁ、1番人気が飛びまくってきた先週の天皇賞に比べれば、それでもまだとっかかりはありそう。私だって、かんべえ師匠同様、去年のこのレースで万馬券の三連複をゲットしているしね。

ポイントは極端なヒモ荒れに絡む不人気馬をどうやってセレクトするかと言うことで、10番人気以下に絞っても9頭もいる現状ここが問題になってくるわけです。よって上記来歴から10番人気以下の馬を再度セレクトし、このトレンドを考えてみましょう。

再掲:大荒れ配当を演出した馬の履歴

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

種牡馬

通過順

上り3F

馬体重

単勝配当

主な実績

160508 レインボーライン 3 福永祐一

18

18

12

()浅見秀一

ステイゴ−ルド

   09-09

34.4

430

(40.7)

アーリントン1着 

140511 タガノブルグ 3 三浦皇成

18

2

17

()鮫島一歩

ヨハネスブルグ

   13-07

33.9

428

(114.5)

橘S1着     

140511 キングズオブザサン 3 蛯名正義

18

1

12

()荒川義之

チチカステナンゴ

   13-11

33.7

464

(78.4)

京成杯2着    

130505 マイネルホウオウ 3 柴田大知

18

8

10

()畠山吉宏

スズカフェニックス

   16-14

33.7

482

3430

スプリングS2着 

120506 クラレント 3 小牧太

18

12

15

*()橋口弘次

ダンスインザダーク

   11-10

34.4

472

(64.7)

デイリー杯2歳S1

090510 ジョーカプチーノ 3 藤岡康太

18

3

10

()中竹和也

マンハッタンカフェ

   02-02

34.7

490

3980

ファルコンS1着 

090510 グランプリエンゼル 3 内田博幸

18

10

13

()矢作芳人

アグネスデジタル

   03-03

34.1

432

(68.9)

橘S1着     

080511 $ダノンゴーゴー 3 藤岡佑介

18

14

14

()橋口弘次

アルデバラン

   18-16

34.2

456

(32.0)

ファルコンS1着 

070506 ピンクカメオ 3 内田博幸

18

14

17

*()国枝栄

フレンチデピュティー

   13-14

34.9

458

7600

菜花賞1着    

070506 ムラマサノヨートー 3 小林淳一

18

18

18

()内藤一雄

キングヘイロー

   13-14

35.1

462

(136.6)

条件戦(500万)1

集計期間:2007. 5. 6 2016. 5. 8

I大外枠、もしくは最内枠の馬が多い。

J血統はドマイナー。サンデー系もいるにはいるが、それほど大物認定された種牡馬の子供ではない。

K2歳夏から活躍した早熟系が多い。

L上記と関連し、経験豊富な馬が多く、このレースを迎えるまでに3勝をあげている事例多し。勝ったレースが重賞等レベルの高いレースではないため人気になっていないが、勝ち数の多さは要チェックポイントか。

M主要実績としてはファルコンS、橘Sの勝ち馬が目を引く。特に目を引くのが橘Sで、このレースとのローテが中1週のため出走自体が少ない中、結果を残しているのは立派。ちなみに今年のファルコンSの勝ち馬は出走せず。

以上から今年の参加メンバーを見渡すと、いましたね、心にドストライクに訴えかけてくる穴馬が。

ドマイナー種牡馬マツリダゴッホの子にして橘Sの覇者、そして現時点で3勝をあげている2歳夏デビューの早熟野郎ディバインコードがその馬だあああああ!

いやあ、あまりに心ときめいたんで思わず本命にしちゃいましたあ。よく見りゃ、これまで馬券の対象を外したことがない超安定勢力で、それが単勝20倍超の10番人気ですからねえ。なんか心がウキウキしますなあ。

対抗は腐っても一番人気カラクレナイ。まぁ、桜花賞4着で一番人気というのも何だかなあとも思うんですが、上記トレンドに即して軽視は禁物です。

単穴は皐月賞でかんべえ先生と共に本命にしながら12着大敗したアウトライアーズ。かんべえ先生はもう見限ったようですが、私はもう少し意地を張りたいし、何よりこれまでの実績とオッズの兼ね合いがカラクレナイよりもお買い得に見えるのがポイントです。

馬券は◎→その他の三連複45点!何が来ても万馬券なんで心が躍るなんてもんじゃないのですが、冷静に考えると極端なヒモ荒れ前提で馬券を買うのも乱暴な感じもしますし、上記のトレンドに即すると、〇→◎▲→その他の三連複17点というのもありですな。こっちだってほとんどが万馬券だし、要はこのレース何う買っても配当が付くのです。まぁ、どっちにするかは当日のパドックを見て考えることにしましょう。

出でよ万券。パンツアー・フォー!!


上海馬券王




○今日の結果

<NHKマイル> @アエロリット、Aリエノテソーロ、Bボンセルヴィーソ




○かんべえのつぶやき


――勝ったのは今年も牝馬のアエロリット、一番人気のカラクレナイではありませんでした。そして親子二代制覇(クロフネの子)でしたが、ジョーカプチーノの子であるジョーストリクトリではありませんでした。パドックを見ても元気がなかったけど、12着ですって。トホホホホ。馬券王先生の推奨馬、ディバインコードも10着。はい、まあ、仕方ないですな。


――いやはや、今年も荒れました。2番人気〜13番人気〜6番人気ですからね。しかも牝馬のワンツーフィニッシュです。今年の3歳馬はホントに牝高牡低ですな。リエノテソーロはぎりぎり買えない馬じゃなかったけれども、ボンセルヴィーソは視界にありませんでした。さすがはNHK参る。3連単が30万円弱というのは、意外と安いなという印象です。

――今日のレースは自宅でテレビ観戦。NHKの競馬放送は品が良くていいですな。まあ、滅多にあることじゃないですけど。来週はまたまた当たりにくいヴィクトリアマイル。ああっ、勝ちたいなあ。





4月30日(日)天皇賞(春)

えー、新聞・TVで大々的に報道されたので知ってる人も多いと思うのですが、現在将棋界にとんでもない天才少年が出現しているわけなのであります。

まさか、14歳の中学二年生が、将棋界の看板役者にして大スター羽生善治を負かしてしまうとは。しかも内容が凄すぎ。羽生三冠の必死の抵抗で最後もつれたように見えながら、結局冷静に受け潰したあの内容はおそらくプロ的には完封劇と言ってもよいもので、羽生さんのデビューから30年後にまたしてもこんな才能が出てくるとは。私の脳内にはこの一週間「藤井聡太?強いよね。序盤・中盤・終盤スキがないと思うよ。」と言うフレーズがエンドレスで流れ続けているわけなのであります。ああ、佐藤神哉七段に特許料を払わなくては。。。

しかし、藤井四段のあの落ち着きぶり、あれは本当に14歳なのでしょうか?学生服よりスーツが似合う14歳って本当にこういうものが存在してよいのでしょうか?それに比べ私の14歳のころなんて、それはもう、文字通りの中二病だったわけで、うっきぃー、ああ、穴があったら入りたいくらい恥ずかしいですわい。

「私のデビューのころとは全く違うタイプの才能」とは敗戦後の羽生三冠のコメントですが、確かに将棋の内容を見て私もそれは深く感ずるところであります。羽生さんのデビューのころは形勢の悪い将棋を、誰もが全く考慮の範疇外に置いていた神のような一着でひっくり返すという大技炸裂、極めてド派手な内容で勝ちまくっていたのですが、藤井四段は全く違いますね。誰もが想像もしないような手をさすことはなく、極めて地道な着手を重ねるうちに優勢を拡大させていく感じで、おそらくプロ棋士から見てこういう勝ち方が最も強い勝ち方なんでしょうし、それを14歳がやっているんだから、これは驚き以外の何者でもありません。

こういう勝ち方、どっかで見覚えがあると思ったのですが、そうだ帝王シンボリルドルフですな。大差勝ちは余りなく、いつも1馬身くらいの差で勝つんですが、このわずかな差が絶対に覆らないという意味では、これ圧倒的な大差なわけでして、藤井四段の勝ち方はまさにルドルフを彷彿とさせます。いやあ、14歳のディープインパクトは羽生さんと言う事例もあり、まだ想像もできるのですが、14歳のルドルフなんてありえないよねえ。14歳でこんな圧倒的な完成度を示して、これから彼はどのような領域までたどり着くのでしょうか。これだけ完成度が高いと、もうあまり伸びしろはない気もするのですが、取り敢えずは佐藤天彦名人をボコボコにしたコンピュータソフト・ポナンザとの対戦が見たくてたまりません。(ああいう棋風だとコンピューターとも相性が良いのではないでしょうか。)

それにしても、将棋界で「藤井」と言えば、これまで藤井猛九段のことだったんですが、これから彼は「聡太じゃない方の藤井」なんて言われ方をするんでしょうなあ。余りにもぶっ飛んだ才能が突然出現して、これを何と形容してよいかわからない現在、そういうつまらないことだけが頭に浮かび、目頭が熱くなります。

2017 430() 3回京都4日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 155回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 3200m・外 (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

シャケトラ 4 田辺裕信

58

9.9

()角居勝彦

B1

2

ラブラドライト 8 酒井学

58

128.3

()斉藤崇史

2

3

キタサンブラック 5 武豊

58

2.6

()清水久詞

2

4

 

スピリッツミノル 5 幸英明

58

153.3

()本田優

3

5

 

ファタモルガーナ 9 *浜中俊

58

184.7

()荒川義之

3

6

シュヴァルグラン 5 福永祐一

58

13.0

()友道康夫

4

7

アルバート 6 *川田将雅

58

22.4

()堀宣行

4

8

 

タマモベストプレイ 7 吉田隼人

58

168.8

()南井克巳

5

9

 

ディーマジェスティ 4 蛯名正義

58

28.1

()二ノ宮敬

5

10

 

アドマイヤデウス 6 岩田康誠

58

86.4

()梅田智之

B6

11

 

プロレタリアト 6 杉原誠人

56

250.4

()小島茂之

6

12

ゴールドアクター 6 *横山典弘

58

18.4

()中川公成

7

13

 

トーセンバジル 5 四位洋文

58

51.6

()藤原英昭

7

14

 

ワンアンドオンリー 6 *和田竜二

58

99.6

()橋口慎介

8

15

サトノダイヤモンド 4 ルメール

58

2.2

()池江泰寿

8

16

レインボーライン 4 M.デム

58

22.2

()浅見秀一

8

17

 

ヤマカツライデン 5 *松山弘平

58

113.6

()池添兼雄



1着賞金1億5千万、ジャパンカップを除けば最高賞金が支給される極めて格式の高い本競走ですが、なにせ3200mと言う現在の日本の競走体系からズレにズレた路線で行われるガラパゴスなレースでもあるわけで、いろいろ思うところも多いのであります。

そもそもですなあ、私はこのレースを当てたことが一度もないのだよ。いつも私の予想とは真逆な結末になって、それ以降一か月は欝が継続するのがこの10年くらい常態となっているわけで、言ってみれば五月病レースですな。だからみんな、私の予想なんか信じちゃだめだよ。え、「もともと信じたことなんかない」ですって?ああ、そうですか。

今回もレベルの高いメンバーが集まっていますが、とりわけ人気を二分するキタサンブラックとサトノダイヤモンドが実績、格ともに抜けた存在で、小幡先生曰く、この二頭以外あり得ない、この馬連が二倍以上つくなんてこれはなんかの間違いで、馬券を買うならこれしかないのだとか。まぁ、確かに私もこの二頭が抜けて強いことには全く異論はないのですが、問題はガラパゴスなこの競走に、日本の一般的な競走体系を物差しにした「格・実績」を適用してもよいのだろうかと言うことで。。

過去「ルドルフVSシービー」とか「ナリタブライアンVSマヤノトップガン」とか「二強対決」が数多く繰り広げられたこの競走ですが、「二強」で大人しく決まった事例は過去に一度もなく、その上、過去10年のトレンドを見ると、このような恐ろしい事実が!まあ、論より証拠、まずはこれを見ていただきたい。

天皇賞春 過去10年の事績

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160501 キタサンブラック 4 武豊

58

18

1

2

()清水久詞

3153

-0.0

 01-01-01

35.0

524

0

450

20160

29950

32350

242730

160501 カレンミロティック 8 池添謙一

58

18

3

13

()平田修

3153

0.0

 03-03-03

34.8

458

-2

(99.2)

20160

29950

32350

242730

160501 シュヴァルグラン 4 福永祐一

58

18

8

3

()友道康夫

3155

0.2

 09-11-09

34.5

468

-2

(6.4)

   

32350

242730

150503 ゴールドシップ 6 横山典弘

58

17

1

2

()須貝尚介

3147

-0.0

 14-03-04

35.0

510

+2

460

6060

8480

57160

236300

150503 フェイムゲーム 5 北村宏司

58

17

14

7

()宗像義忠

3147

0.0

 09-11-10

34.5

456

0

(22.6)

6060

8480

57160

236300

150503 カレンミロティック 7 蛯名正義

58

17

2

10

()平田修

3148

0.1

 02-03-01

35.3

454

0

(30.5)

   

57160

236300

140504 フェノーメノ 5 蛯名正義

58

18

7

4

()戸田博文

3151

-0.0

 08-07-05

34.3

498

+10

1150

2080

5670

38790

211180

140504 ウインバリアシオン 6 武幸四郎

58

18

12

3

()松永昌博

3151

0.0

 14-14-08

34.1

526

0

(6.5)

2080

5670

38790

211180

140504 ホッコーブレーヴ 6 田辺裕信

58

18

6

12

()松永康利

3151

0.0

 09-10-10

34.0

478

-2

(101.5)

   

38790

211180

130428 フェノーメノ 4 蛯名正義

58

18

6

2

()戸田博文

3142

-0.2

 07-03-02

36.2

496

+2

620

3190

6500

21880

111830

130428 トーセンラー 5 武豊

58

18

1

3

()藤原英昭

3144

0.2

 09-06-02

36.4

460

0

(13.6)

3190

6500

21880

111830

130428 $レッドカドー 7 モッセ

58

18

13

6

[]ダンロッ

3147

0.5

 11-10-04

36.5

482

 

(29.4)

   

21880

111830

120429 ビートブラック 5 石橋脩

58

18

1

14

()中村均

3138

-0.7

 02-01-01

36.5

512

-2

15960

61570

208630

97140

1452520

120429 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

58

18

16

3

*()池江泰寿

3145

0.7

 07-07-05

34.0

478

-4

(10.2)

61570

208630

97140

1452520

120429 ウインバリアシオン 4 武豊

58

18

11

2

()松永昌博

3148

1.0

 12-12-12

33.5

512

-2

(9.8)

   

97140

1452520

110501 ヒルノダムール 4 藤田伸二

58

18

2

7

()昆貢

3206

-0.1

 08-07-06

35.3

474

0

1690

6810

15590

25530

189840

110501 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

58

18

15

3

()藤原英昭

3207

0.1

 10-10-08

35.2

490

-2

(7.1)

6810

15590

25530

189840

110501 ナムラクレセント 6 和田竜二

58

18

3

5

()福島信晴

3209

0.3

 10-01-01

36.3

502

+2

(11.3)

   

25530

189840

100502 ジャガーメイル 6 ウィリア

58

18

12

2

()堀宣行

3157

-0.1

 08-07-05

33.7

472

-8

590

2320

4190

208890

911660

100502 マイネルキッツ 7 松岡正海

58

18

16

4

()国枝栄

3158

0.1

 02-02-01

34.2

506

-4

(8.5)

2320

4190

208890

911660

100502 メイショウドンタク 4 武幸四郎

58

18

4

16

()本田優

3166

0.9

 06-03-02

34.9

488

-6

(113.8)

   

208890

911660

090503 マイネルキッツ 6 松岡正海

58

18

2

12

()国枝栄

3144

-0.0

 10-04-04

34.9

494

-8

4650

10200

22530

32390

221080

090503 アルナスライン 5 蛯名正義

58

18

4

4

()松元茂樹

3144

0.0

 06-07-04

34.8

542

-4

(7.5)

10200

22530

32390

221080

090503 ドリームジャーニー 5 池添謙一

58

18

12

5

()池江泰寿

3147

0.3

 12-11-07

34.9

426

-2

(8.6)

   

32390

221080

080504 アドマイヤジュピタ 5 岩田康誠

58

14

14

3

()友道康夫

3151

-0.0

 11-10-05

34.7

494

-8

580

2000

4430

1880

13500

080504 メイショウサムソン 5 武豊

58

14

8

2

()高橋成忠

3151

0.0

 09-06-03

34.9

514

-4

(4.8)

2000

4430

1880

13500

080504 アサクサキングス 4 四位洋文

58

14

13

1

()大久保龍

3155

0.4

 04-02-02

35.5

500

-4

(3.6)

   

1880

13500

070429 メイショウサムソン 4 石橋守

58

16

6

2

()高橋成忠

3141

-0.0

 09-06-02

34.7

516

-2

450

20750

25210

44540

306390

070429 エリモエクスパイア 4 福永祐一

58

16

16

11

()大久保龍

3141

0.0

 07-06-04

34.6

502

0

(49.3)

20750

25210

44540

306390

070429 トウカイトリック 5 池添謙一

58

16

12

4

*()松元省一

3141

0.0

 06-06-10

34.4

438

-4

(9.2)

   

44540

306390

集計期間:2007. 4.29 2016. 5. 1

見よ、三連複万馬券、三連単6桁配当がデフォルトとなっているこの世紀末的光景を!こんなもん、私がヘボであることを割り引いても当たるはずがないではないか!この状況は、多くの人が「こいつが強い」と思い込んだ馬が全然強くなかった結果の反映であり、これを当てまくっていると主張する者がいるとするならば、それは嘘をついているか、性格破綻した変態であるかのいずれかであると告白しているに等しいのだ。

では順を追ってみていきましょう。

@一番人気は0019と「悪魔も落涙」なんてレベルではない東芝級メルトダウンな状況。一番人気がそのまま一着となったのは06年のディープインパクトまで遡らなくてはならないほど、一番人気が来ていない。ディープの天春が上記から消えるほど昔のことと言う事実にも年を感じて慄然とするのですが、サトノダイヤモンドは大丈夫かあ?

A一方二番人気は5113と大変まとも。三番人気は14−1−4と十分容認レベルであり、上記世紀末配当はひとえに一番人気の不甲斐なさによりもたらされているということが言えるわけであります。よって狙うなら二番人気キタサンブラックを軸にすべしということにもなってくるんですが、問題は前日売りの段階でのオッズがレース時点ではひっくり返っている可能性も排除できないということで。。

B二桁人気と言う超人気薄も結構来ています。過去連に絡んだのべ30頭のうち、二桁人気がなんと7頭、それもどさくさに紛れて三着に滑り込むというヒモ荒れパターンだけでなく、一着二回、二着二回と結構上位につけているのも特徴で、通常の中距離路線では用無しな存在にも一定の配慮は必要。

C脚質は先行、差し、追込みと何でもあり。但し、逃げ馬だけは不利な感じで、逃げて馬券に絡んだのは去年の勝ち馬キタサンブラックのみ。

D枠順は大きな偏りはないが、勝ち馬に限って言えば内枠が大きく優位(サトノダイヤモンドは大丈夫かあ?)。あと、特筆すべきは上記穴をあけた二桁人気の馬の殆どが内枠発走であり、内を引いたら超人気薄でも抑える必要あり。

E血統はハーツクライが素晴らしく、過去5年で連がらみした延べ15頭のうち5頭がハーツクライ。次に良いのが連がらみ三頭のみんな大好き僕らのステイゴールド。京都をお客さんにしているはずのディープ産駒は極めて不振で13年二着のトーセンラー一頭のみ。ここからも本競走が従来の常識の範疇外であることが見て取れる。サトノダイヤモンドは大丈夫かあ?

F関東馬は30頭中7頭で特に毛嫌いする必要はなし。

Gフェノーメノの連覇、カレンミロティックの穴連発と、去年の活躍馬がそのままリピーターとなる事例が多く、去年の実績馬は人気に関係なく買った方が良い。


以上から本線はキタサンブラック。実績は今更述べるまでもありませんし、それ以上に去年このレースを勝っていること、今回も内枠を引くという強運に恵まれたこと(それにしても本当にこの馬は外枠を引かないねえ。これって単なる強運なのか、それともどうしても競馬場で北島三郎に歌わせたいJRAの熱意のたまものなのか。)、これが大きいです。私と小幡先生がともに本命指名するという、恐怖新聞を朝刊夕刊セットで配達された状態になった大阪杯をきっちり勝ち抜いたその精神力の強さはまさに名馬中の名馬ですな。これだけの馬がこれまで単勝一倍台の一点かぶりになったことが一度もないというのも不思議と言えば不思議でなのですが、まぁ、他ならぬ私も意地でもこれを軸にしたくないと思っていた時期がありましたからねえ。

対抗は本来ならサトノダイヤモンド一択なのですが、上述のトレンドの通り、一番人気の呪い、枠順の呪い、血統の呪いと、呪いが三点セットとなっていますので、評価を一段下げます。え、「最も格式の高い3000mのステップレース、阪神大賞典を勝っているじゃないか」ですって?うーん、阪神で行われる阪神大賞典は京都で行われる天皇賞の参考にはあまりならないんだよねえ。ちなみに阪神大賞典過去5年の勝ち馬の天皇賞成績を並べるとですな、

 16年 シュヴァルグラン 3番人気三着

 15年 ゴールドシップ  2番人気一着

 14年 ゴールドシップ  2番人気七着

 13年 ゴールドシップ  1番人気五着

 12年 ギュスターズクライ 4番人気五着 (この時外に逸走したのに二着に追い込むという破天荒な走りをしたオルフェーブル 圧倒的1番人気十一着大敗)

と、人気になる割には結構不甲斐ないうえ当てにはしづらいのです。まぁ、この場合当てにしづらいのは阪神大賞典の勝ち馬ではなく、ゴールドシップ、オルフェと言うひね野郎そのものともいえるわけですが、いずれにせよ、上位人気同士で決まったことのないこのレース、キタサンを頭と決めたからには対抗サトノダイヤモンドとはしづらいですなあ。

よってサトノダイヤモンドの代わりとしてはシュヴァルグランを〇指名。この馬、去年の三着だし、何と言ってもこのレースと相性の良いハーツクライというのがそそりまくりです。

この他では長距離に実績のある所を中心に選びましたが、やはりヒモ荒れが相当期待できそうなんで、大穴を注認定で二頭追加。ステゴ産駒のレインボーラインも期待値大ですが、内枠引いた不人気馬ということでラブラドライトには特に心が躍ったりします。

馬券はとりあえず◎→その他の三連複21点。@BNなんかで決まった日には配当7倍弱と、号泣のガミ馬券となりますが、過去こんなに固く決まったことはないので、これは一定のリスクヘッジと割り切りましょう。よく考えると三連複軸ならシュヴァルグラン軸でも悪くない気もするんで、当日はこちらにするかもしれません。まぁ、過去10年当たっていないレースでもあり金額は少額ですな。



上海馬券王




○今日の結果

<春の天皇賞> @キタサンブラック、Aシュヴァルグラン、Bサトノダイヤモンド




○かんべえのつぶやき


――今朝になったらキタサンブラックが1番人気になっているので慌てましたが、蓋を開けてみたら馬券王先生のご指摘通り、サトノダイヤモンドはいまひとつ伸びませんでした。やっぱり京都は坂がないぶんだけ、キタサンブラックが有利だったのでしょう。有馬記念は中山だったから、最後の坂でサトノダイヤモンドが届いたんじゃないかなあ。馬券王先生、「ど安目」だったかもしれませんが、ちゃんと当たりました。おめでとうございます。


――逆にオバゼキ先生が言うように、馬連B―Nで買っていたら今日は取れなかったわけで、これは馬券王先生の勝ちですね。本日は
「打倒上海馬券王」という素敵なエントリーが飛び出しました。お二人の掛け合いはいつもいい味を出していますね。それから先週NHK杯の桐山清澄九段は本当に残念でした。

――それにしても、今年はあんまり荒れない春天でした。馬主は1位が演歌歌手、2位が元野球選手、3位がゲーム業界の巨人。これはもう「遊民経済学」を地で行く展開ですね。おっと、今入ったニュースですが、香港クイーンエリザベスカップでネオリアリズムが勝ちましたっ

――5月の大型連休、次のG1レースは5月7日のNHKマイルとなります。また頑張りましょう。





4月16日(日) 皐月賞


えー、先週の桜花賞の結果があまりに切なすぎて、現在大変黄昏ているところなのです。

「渋馬場でダイワメジャー産駒は怖い。」などと言いながらレーヌミノルを抜けにした自分のへぼさ加減それだけで、もうすでに号泣モードなんですが、それ以上に「稀代の名馬」認定したソウルスターリングがあそこまでヘタレるなんて、うううう、この世に神はいるのでしょうか?

いや確かに、「渋った馬場」という言い訳が効く状況であったことは確かですが、「稀代の名馬」と言うのは言い訳ができる状況でもきっちり結果を残す存在一般をさす言葉であり、彼女はまさにそういう存在だと思っていたんです、私は。ああ、それなのに。それなのに。

なんか、昔の桜花賞でも似たような経験をしたなあ。あ、そうだ11年のダンスファンタジアだ。トライアルで神々しい走りをして「これ、稀代の名馬」と舞い上がり、自信の軸設定したらこれが7着大敗。この時と全く被るぞ、このシチュエーションは。お、よく見りゃダンスファンタジアも藤沢厩舎やないかい!私はもう二度と藤沢厩舎の馬をクラシックで軸指名しないと、ここに固く誓うものであります。

しかし、こういう結果になってみると、ソウルスターリングの単勝に4000万ぶち込んだ人の後生が気になってしょうがありません。いや、桜花賞で損失を計上したのは私も同様なんですが、何と言っても4000万ですからね。世の中には一万円札を100円玉感覚で使うリッチな人と言うのがいて、貧乏馬券師の私でもそういう知人は個人名付きで何人か挙げることができるのですが、4000万というと、これ10円玉感覚のスーパーリッチな訳で、そういう人は完全に私の理解の範疇外なのだ。いったいどんな人がどんな状況でああいう馬券を買うに至り、そして外した現在どういう心境にあるのか、ああ、気になる、気になってしょうがない!

そもそもですな、そういうスーパーリッチなら当日競馬場の馬主席とか貴賓席の販売窓口でポンと札束を投ずる光景の方がはるかに腑に落ちるではないですか。それが馬場状態も馬体重も確定しない前日売りのタイミングで単勝馬券を4000万も購入するなんて、そこに一体どういう事情が介在したのでしょう。ひょっとして新手のマネーロンダリングかあ?うーむ、考えれば考えるほど謎は深まる。これをネタに文春の年末ミステリーにランクインしそうな推理小説の一本も書けそうな気がしてきましたわい。え、「馬券を外した心の傷を忘れようとくだらない妄想に走るその姿の方が痛々しい」ですって?うきぃいいいいいっ!ほ、ほっといてくれ!



2017 416() 3回中山8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 77回皐月賞
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

マイスタイル 3 横山典弘

57

64.2

()昆貢

1

2

スワーヴリチャード 3 四位洋文

57

7.9

()庄野靖志

2

3

 

コマノインパルス 3 *江田照男

57

106.2

()菊川正達

2

4

カデナ 3 福永祐一

57

6.9

()中竹和也

3

5

レイデオロ 3 ルメール

57

9.3

()藤沢和雄

3

6

アウトライアーズ 3 田辺裕信

57

18.7

()小島茂之

4

7

ペルシアンナイト 3 M.デム

57

10.5

()池江泰寿

4

8

ファンディーナ 3 岩田康誠

55

2.6

()高野友和

B5

9

 

プラチナヴォイス 3 和田竜二

57

55.8

()鮫島一歩

5

10

 

ダンビュライト 3 *武豊

57

52.4

()音無秀孝

6

11

アルアイン 3 松山弘平

57

18.6

()池江泰寿

6

12

アメリカズカップ 3 松若風馬

57

54.4

()音無秀孝

7

13

サトノアレス 3 戸崎圭太

57

13.7

()藤沢和雄

7

14

 

キングズラッシュ 3 *柴田善臣

57

152.8

()久保田貴

7

15

 

アダムバローズ 3 池添謙一

57

42.5

()角田晃一

8

16

クリンチャー 3 藤岡佑介

57

60.5

()宮本博

8

17

ウインブライト 3 松岡正海

57

12.3

()畠山吉宏

8

18

 

トラスト 3 *柴田大知

57

115.4

()中村均

と、言うわけで、明確に抜けた存在が結局出現しないままの3歳牡馬戦線。弱い馬を相手に圧勝を繰り返してきた牝馬ファンディーナが圧倒的と言ってよい一番人気のカオスな皐月賞な訳であります。相当自信のあった先週のレースを外した現在、はっきり言ってこれを当てる自信と言うのが全くと言ってよいほどない。困ったものです。

そういうときこそ、過去の事例にすがるしかありませんな。例によって過去10年のトレンドを。

皐月賞過去10年の歴史

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

3連複

3連単

160417 ディーマジェスティ 蛯名正義

18

18

8

()二ノ宮敬

1579

-0.2

 14-12-10

34.0

476

0

3090

6220

6000

70390

160417 マカヒキ 川田将雅

18

3

3

*()友道康夫

1581

0.2

 17-15-13

33.9

498

+2

(3.7)

6220

6000

70390

160417 サトノダイヤモンド ルメール

18

11

1

*()池江泰寿

1583

0.4

 08-09-05

34.8

504

+6

(2.7)

 

6000

70390

150419 ドゥラメンテ M.デム

15

2

3

*()堀宣行

1582

-0.2

 13-11-07

33.9

486

-2

460

790

3110

12360

150419 リアルスティール 福永祐一

15

5

2

()矢作芳人

1584

0.2

 05-05-03

34.5

502

-4

(3.8)

790

3110

12360

150419 キタサンブラック 浜中俊

15

7

4

()清水久詞

1588

0.6

 02-02-02

35.2

510

+6

(9.7)

 

3110

12360

140420 イスラボニータ 蛯名正義

18

2

2

()栗田博憲

1596

-0.2

 08-07-04

34.6

462

0

510

920

7690

33490

140420 トゥザワールド 川田将雅

18

17

1

*()池江泰寿

1598

0.2

 03-03-03

35.2

510

-8

(3.5)

920

7690

33490

140420 ウインフルブルーム 柴田大知

18

18

8

()宮本博

1599

0.3

 01-01-01

35.6

488

-2

(24.9)

 

7690

33490

130414 ロゴタイプ M.デム

18

7

1

()田中剛

1580

-0.1

 07-08-05

35.3

486

0

370

840

1210

5920

130414 エピファネイア 福永祐一

18

14

2

()角居勝彦

1581

0.1

 07-05-03

35.6

486

-8

(3.9)

840

1210

5920

130414 コディーノ 横山典弘

18

12

3

()藤沢和雄

1583

0.3

 05-05-05

35.8

478

-6

(4.4)

 

1210

5920

120415 ゴールドシップ 内田博幸

18

14

4

()須貝尚介

2013

-0.4

 18-17-06

34.6

498

-8

710

1220

2050

12620

120415 ワールドエース 福永祐一

18

9

2

()池江泰寿

2017

0.4

 17-17-15

34.9

446

0

(3.2)

1220

2050

12620

120415 ディープブリランテ 岩田康誠

18

6

3

()矢作芳人

2018

0.5

 03-04-04

36.7

502

0

(6.2)

 

2050

12620

110424 オルフェーヴル 池添謙一

18

12

4

*()池江泰寿

2006

-0.5

 12-11-11

34.2

440

-4

1080

1260

9220

55450

110424 サダムパテック 岩田康誠

18

4

1

()西園正都

2011

0.5

 08-08-08

34.9

500

-8

(2.5)

1260

9220

55450

110424 ダノンバラード 武豊

18

2

8

*()池江泰寿

2013

0.7

 05-05-05

35.3

464

+4

(18.9)

 

9220

55450

100418 ヴィクトワールピサ 岩田康誠

18

13

1

()角居勝彦

2008

-0.2

 13-07-08

35.2

506

-4

230

1260

11410

35220

100418 ヒルノダムール 藤田伸二

18

16

6

()昆貢

2010

0.2

 15-15-12

35.0

456

-10

(10.7)

1260

11410

35220

100418 エイシンフラッシュ 内田博幸

18

11

11

*()藤原英昭

2010

0.2

 10-10-12

35.2

488

-4

(40.0)

 

11410

35220

090419 アンライバルド 岩田康誠

18

16

3

()友道康夫

1587

-0.2

 11-12-09

34.6

478

0

610

11940

67600

390930

090419 トライアンフマーチ 武幸四郎

18

4

8

()角居勝彦

1589

0.2

 18-16-16

34.4

474

-4

(51.3)

11940

67600

390930

090419 セイウンワンダー 内田博幸

18

15

4

()領家政蔵

1590

0.3

 12-14-15

34.7

516

-10

(21.2)

 

67600

390930

080420 キャプテントゥーレ 川田将雅

18

6

7

()森秀行

2017

-0.4

 01-01-01

35.2

446

-18

1710

10260

11230

82750

080420 タケミカヅチ 柴田善臣

18

1

6

()大江原哲

2021

0.4

 11-11-08

34.7

498

-6

(16.7)

10260

11230

82750

080420 マイネルチャールズ 松岡正海

18

9

1

()稲葉隆一

2021

0.4

 09-08-06

35.0

450

-2

(3.1)

 

11230

82750

070415 ヴィクトリー 田中勝春

18

17

7

()音無秀孝

1599

-0.0

 01-01-01

35.9

476

0

1730

94630

205370

1623250

070415 サンツェッペリン 松岡正海

18

9

15

()斎藤誠

1599

0.0

 02-02-02

35.7

466

-8

(100.6)

94630

205370

1623250

070415 フサイチホウオー 安藤勝己

18

1

2

()松田国英

1599

0.0

 12-11-09

33.9

506

-10

(3.7)

 

205370

1623250

集計期間:2007. 4.15 2016. 4.17  11年は府中開催

@1番人気は2-2-2-4と相当微妙な実績で、なおかつ勝ち切れていない。過去1番人気でそのまま勝ったのがヴィクトワールピサとロゴタイプと言う、その後のキャリアを考えるとこれも大変微妙な2頭のみ。

A2番人気は1-3-1-5、3番人気2-1-2-5と、これまた大変微妙。って言うか1着固定の軸にする場合、上位人気は皆お買い得感に甚だしく乏しい。

Bオルフェーブル・ゴールドシップがそれぞれ4番人気、ドゥラメンテが3番人気と、後に「稀代の名馬」認定を受ける超大物がこの時点では評価が低く、未だ頭角を現していない超大物が下位人気に甘んじている可能性には一定の留意が必要。

C10番人気以下の下位二分の一人気が来たのは過去30頭中2頭のみと、極端な人気薄にはほぼ出番なし。但し48番人気は軽視禁物。

D上記を踏まえ、高額配当多し。人気順で決まった13年を除き、三連単は万馬券がデフォルト。さらに三連複配当も3連単との比較でかなり高額で、狙うならこちらか。

E中山のパブリックイメージとは裏腹に枠順に大きな偏りはなく、大外でも来る。外半分(10番から18番)が馬券に絡んだのは30頭中14頭。

F脚質にも大きな偏りはなく、逃げから追込みまでまんべんなく来る。但し、勝ち馬に限っては差し馬が圧倒的で、末の鋭さは大きな武器であり、馬場状態によらず34秒台の上がりは必須条件。

G坂のあるコースをこなすにはパワーが必要と言うことで、470kg未満の馬格の馬は基本用無し。

H過去5年の血統で見るとディープが15頭中6頭と最優秀であるが、うち三頭がワンツースリー独占となった去年のものであり、過信は禁物。これ以外ではキンカメが4頭と安定した成績。

I関東馬は過去10年で8/30と中山開催であることを考えれば寂しい実績。但し、この4年でいえば勝ち馬はすべて関東馬で、このトレンドは意外と大きな意味があるのかも。

 

以上のトレンドに鑑み、下記方針のもと馬を選ぶと冒頭の印となります。

A:上位人気はあえて避けた軸馬を選定し、そこから三連複で考える。

B::坂のあるコースで34秒台の上りを持つ馬を中心にセレクト。

C:馬格のない馬は軽視

D1800m以上の実績を重視。

と言うわけで、本命と対抗はスプリングSの2着・1着であるアウトライアーズに〇ウインブライト。小幡先生は今年のスプリング組は弱いんじゃないかと言っておられますが、上記の条件に最もマッチするのがこの二頭なんだからしょうがないあるよ。本当はスプリングで先着したウインブライトを愛してやまないステゴ産駒と言うこともあり本線で考えたんですが、調教よさげで、騎手も田辺と言うことでアウトライアーズを上位で考えます。アウトライアーズって「異常値」っていう意味なんだってね。あたしゃ「外道の嘘つき」くらいの意味なのかと考えていましたが、まぁ、ここは8番人気と言う人々の評価が異常値であることを見せつけ、ヴィクトワールピサとの親子制覇と言う愉快な光景が出現することを期待したい。

この2頭のスプリングSでのタイム、1分48秒4並びに5と言うのは、1番人気ファンディーナが同じコースで行われたフラワーCでたたき出した勝ちタイム1分48秒7を上回るというのがこの二頭をファンディーナより上に見る根拠ともなっているのですが、ファンディーナのフラワーCは二着に0.8秒差の大差をつけた余裕の勝利であり、まじめに走るとこんなもんじゃないと言うのが世の中一般の見方でもあります。まぁ、確かに現時点で大きなポテンシャルを感じるのはこの馬であり、ここを大差勝ちしても全然驚きではないのですが、私は逆にこれまで圧勝続きであったこの馬の経歴が今回死角になるんじゃないかとも思うわけです。

新馬戦で1.5秒差、つばき賞で0.3秒、フラワーCで0.8秒ととんでもない横綱相撲で勝ち進んでいるこの馬ですが、負かした相手のその後の経歴見ると皆その後も悲惨な成績を続けているわけで、要は相手に恵まれ過ぎてるんですね。いくら弱いと言われる今年の三歳牡馬でも、今回のメンバーはこれまでファンディーナが負かした相手よりははるかに強いわけで、イージーなレースをこれまで続けてきたツケを今回彼女が払うことになるなんてことも十分にあり得るんじゃないでしょうか。逆に言えば、彼女がここも圧勝するようなら、これはダービーとの二冠はほぼ確定と言うことでもあり、それはそれで楽しみです。

馬券は◎→▲☆→その他の三連複24点。ファンディーナ以外の争点がない今回のレースではさすがに以下が手広くなり買い目も少数とはいかないのですが、それでも8番人気から流すと配当はほとんどが万馬券。アウトライアーズが三着以内に入る期待値と比べ、かなりのリターンがじゃないか、いやこれは悪くないって考えるんですが、さて。



上海馬券王




○今日の結果

<皐月賞> @アルアイン、Aペルシアンナイト、Bダンビュライト




○かんべえのつぶやき


――やっぱりというか、案の定というか、荒れた荒れた。9番人気〜4番人気〜12倍人気ですから、3連単は100万円超え。勝ったのはアルアイン。コースレコードがタイ記録ですから、堂々の勝利といえましょう。

――まあね、荒れるという予想は当たっていた。馬券王先生も、
不肖かんべえも、偶然にもアウトライアーズを支持していたんですが、ダメでしたねえ。まあ、ファンディーナを切るところまでは当たっていた。そこから先は運ですなあ。ヴィクトワールピサ産駒、頑張ってほしいです。

――次なるG1レースは4月30日の天皇賞となります。馬券王先生とともに、しばし頭を冷やしたいと思います。とほほほほ。





4月9日(日) 桜花賞


えー、今週は開幕早々黒星の嵐をまき散らす中日の不甲斐なさに欝全開なわけでして、気の利いた枕を語ろうというモチベーションに著しく事欠くわけなのであります。まったく最初から巨人・広島と6連戦なんていったいどんな罰ゲームなんでしょうか。

投手王国なんて言われていた時代も今は昔、ローテに入るピッチャーがせいぜい三人しかおらず、それを上位チームとの対戦で使って競り負け、弱いチームと当たったらバッティングピッチャーみたいな投手が出てきて滅多打ちを食らうと言う、悪循環の連鎖が止まらない今年の展開が今から手に取るようにわかるのであります。ううううう、すいません、今週は予想のみとさせてください。


2017 4 9() 2回阪神6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 77回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

*ミスエルテ 3 川田将雅

55

17.5

()池江泰寿

1

2

 

ライジングリーズン 3 丸田恭介

55

48.4

()奥村武

2

3

 

サロニカ 3 *浜中俊

55

取消し

()角居勝彦

2

4

 

ジューヌエコール 3 北村友一

55

87.9

()安田隆行

3

5

 

ベルカプリ 3 *藤岡佑介

55

345.1

()西浦勝一

3

6

リスグラシュー 3 武豊

55

17.5

()矢作芳人

4

7

 

ショーウェイ 3 松若風馬

55

305.9

()斉藤崇史

4

8

カラクレナイ 3 *田辺裕信

55

29.5

()松下武士

5

9

 

ゴールドケープ 3 丸山元気

55

121.1

()荒川義之

5

10

 

レーヌミノル 3 *池添謙一

55

60.3

()本田優

6

11

 

アロンザモナ 3 幸英明

55

324.0

()西浦勝一

6

12

アエロリット 3 横山典弘

55

38.1

()菊沢隆徳

7

13

 

ヴゼットジョリー 3 *福永祐一

55

129.7

()中内田充

7

14

*ソウルスターリング 3 ルメール

55

1.2

()藤沢和雄

7

15

アドマイヤミヤビ 3 *M.デム

55

8.2

()友道康夫

8

16

ミスパンテール 3 四位洋文

55

22.6

()昆貢

8

17

 

ディアドラ 3 *岩田康誠

55

202.4

()橋田満

8

18

カワキタエンカ 3 *和田竜二

55

126.0

()浜田多実

今年のクラシック第一弾、桜花賞なわけですが、やはり4戦無敗のソウルスターリングが父フランケル同様怪物認定されているのが上記オッズから見て取れるわけで、馬券を買う場合これに逆らうかどうかが最大のポイントと言えましょう。

しかし、三歳春の牝馬戦、しかも18頭の多頭数だというのに単勝1.2倍ですかあ。いやあ随分評価されたものですなあ。聞くところによると、1個人でこの馬の単勝に4000万もぶち込んだ豪傑がいるらしく、それがここまで極端なオッズを構成する要因となっているのだとか。誰だか知らないけど前日売りの馬券で4000万なんて何を考えているのでしょう、2割のリターンで800万の益とはいえ、外した時の後生が恐ろしい。って言うか、そんな金があるなら買えよ、日本国債!まぁ、今の段階でこんな買いが入る故の1.2倍であり、最終的には2倍近くまで配当が上がるとは思うんですが。。


例によって過去10年のトレンドを見てみましょう。



桜花賞過去10年の履歴

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160410 ジュエラー M.デム

18

13

3

()藤岡健一

1334

-0.0

   16-17

33.0

494

-4

500

960

1950

5650

20330

160410 シンハライト 池添謙一

18

12

2

()石坂正

1334

0.0

   08-08

33.7

426

-4

(4.9)

960

1950

5650

20330

160410 アットザシーサイド 福永祐一

18

10

6

()浅見秀一

1337

0.3

   10-11

33.9

430

-10

(36.9)

   

5650

20330

150412 レッツゴードンキ 岩田康誠

18

6

5

()梅田智之

1360

-0.7

   01-01

33.5

464

-4

1020

7860

17370

34480

233390

150412 クルミナル 池添謙一

18

7

7

()須貝尚介

1367

0.7

   12-13

33.4

488

+2

(23.2)

7860

17370

34480

233390

150412 コンテッサトゥーレ ルメール

18

1

8

()安田隆行

1368

0.8

   05-11

33.6

444

-2

(27.8)

   

34480

233390

140413 ハープスター 川田将雅

18

18

1

*()松田博資

1333

-0.0

   18-18

32.9

478

+2

120

370

450

1310

2540

140413 レッドリヴェール 戸崎圭太

18

12

2

()須貝尚介

1333

0.0

   13-15

33.4

418

0

(7.4)

370

450

1310

2540

140413 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

10

5

()斎藤誠

1334

0.1

   12-12

33.8

438

0

(30.9)

   

1310

2540

130407 アユサン C.デム

18

7

7

()手塚貴久

1350

-0.0

   09-10

35.5

484

-12

1800

3300

9350

102860

679300

130407 レッドオーヴァル M.デム

18

14

2

()安田隆行

1350

0.0

   15-14

35.1

430

+4

(4.5)

3300

9350

102860

679300

130407 プリンセスジャック 福永祐一

18

9

14

()加用正

1354

0.4

   13-14

35.6

464

-2

(87.4)

   

102860

679300

120408 ジェンティルドンナ 岩田康誠

18

10

2

*()石坂正

1346

-0.1

   10-10

34.3

456

-4

490

1850

3150

5110

24020

120408 ヴィルシーナ 内田博幸

18

15

4

()友道康夫

1347

0.1

   04-04

35.1

434

-4

(10.2)

1850

3150

5110

24020

120408 アイムユアーズ ピンナ

18

11

3

()手塚貴久

1348

0.2

   07-06

34.9

450

0

(9.7)

   

5110

24020

110410 マルセリーナ 安藤勝己

18

8

2

*()松田博資

1339

-0.1

   15-16

34.3

452

+4

380

620

1230

1480

5880

110410 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

16

1

()田中清隆

1340

0.1

   15-17

34.3

454

-6

(3.1)

620

1230

1480

5880

110410 トレンドハンター 岩田康誠

18

17

4

*()松田博資

1341

0.2

   17-18

34.2

474

+2

(7.4)

   

1480

5880

100411 アパパネ 蛯名正義

18

9

1

()国枝栄

1333

-0.1

   05-04

34.1

480

+2

280

1440

2430

8500

38520

100411 オウケンサクラ 安藤勝己

18

8

3

()音無秀孝

1334

0.1

   01-01

34.5

486

0

(9.9)

1440

2430

8500

38520

100411 エーシンリターンズ 福永祐一

18

11

11

()坂口正則

1334

0.1

   03-02

34.3

440

0

(29.1)

   

8500

38520

090412 ブエナビスタ 安藤勝己

18

9

1

()松田博資

1340

-0.1

   16-16

33.3

454

+4

120

640

780

2480

5680

090412 レッドディザイア 四位洋文

18

18

2

()松永幹夫

1341

0.1

   12-12

33.7

478

+2

(14.4)

640

780

2480

5680

090412 ジェルミナル 福永祐一

18

15

5

()藤原英昭

1343

0.3

   14-14

33.8

456

-4

(25.2)

   

2480

5680

080413 レジネッタ 小牧太

18

15

12

()浅見秀一

1344

-0.1

   10-10

34.5

432

-4

4340

196630

334440

778350

7002920

080413 エフティマイア 蛯名正義

18

18

15

()鹿戸雄一

1345

0.1

   06-06

35.4

420

-10

(94.3)

196630

334440

778350

7002920

080413 ソーマジック 後藤浩輝

18

13

5

()田村康仁

1345

0.1

   08-08

34.8

490

-2

(10.8)

   

778350

7002920

070408 ダイワスカーレット 安藤勝己

18

18

3

()松田国英

1337

-0.2

   03-03

33.6

486

-2

590

270

1000

2830

12680

070408 ウオッカ 四位洋文

18

14

1

()角居勝彦

1339

0.2

   07-06

33.6

486

-2

(1.4)

270

1000

2830

12680

070408 カタマチボタン 藤田伸二

18

3

7

()加藤征弘

1345

0.8

   03-03

34.4

472

+4

(63.4)

   

2830

12680

集計期間:2007. 4. 8 2016. 4.10

 

@驚くべきことに過去10年はすべて良馬場での開催。しかるに明日は土曜降り続いた雨の影響.は免れないわけで、以下述べるトレンドにも一定の補正は必要。

A1番人気は4−2−0−4、2番人気は2−4−0−4と、馬連の軸としては極めて信頼性が高いが不思議なことに3着はなくこの人気を軸にした三連複は大変お買い得感に乏しい。

B3番人気は2−1−1−6と良くもなく悪くもなく、一応抑える必要はあるかという感じ。

C二桁人気の馬が突っ込んできたのは30頭中4頭と一定の目配りは必要だが、そういう馬は来ても3着どまりで、穴としては4〜7番人気が狙い目か。

D配当は極端に固いか極端に荒れるかのいずれか。荒れるのは人気薄が飛び込んできたからではなく、1番人気が飛んだことによる故の高配当であることには留意が必要で、要は馬券購入者としてはソウルスターリングと心中するか否かが問われている。

E枠は大きな偏りはなく大外枠でも来る。って言うかよく見ると外の方が来る。馬番二桁の馬が馬券に絡んだのは30頭中20頭。

F脚質は差し、追込みが矢鱈決まっている。必然的に33秒台の末脚は必須。ただし重必至の今回は前残りの可能性にも一定の留意が必要か。上位人気がすべて切れ味勝負のタイプばかりなんで悩ましいですな。

G関東馬は30頭中8頭と、出走数の割には大健闘。

H馬体重に大きな偏りはない。三歳春の牝馬戦と言うこともあってか小兵がかなり来ているが、そうは言っても馬場が渋って力がいる状態になれば一定の馬格は必要か。

I直近5年でいえば15頭中8頭がディープ産駒と血統はディープが圧倒的。但し、今年は大物認定が相当なファンディーナが皐月賞に回ったこともあり、ディープ産駒の出走は2頭どまり。しかもうち一頭は出走取り消しで残ったのは単勝万馬券のカワキタエンカが残るのみという体たらく。牡馬もそうだけど、今年の三歳はディープがしょぼい感じですな。ディープ以外ではハーツクライ、キンカメが優秀。



と、言うわけで、このレース、繰り返しになりますが圧倒的人気のソウルスターリングを信任するか否かが最大のポイントとなります。ここまで人気になっていると信任するなら頭固定で絞った馬券しか買い様がなく、そういう馬券を買ってもガミの危険が付きまとう、そんな馬で馬券を買いますかということが問われているわけですな。

うーん、結論から言いますと、信任するしかないのではないかと。

4戦4勝、しかも勝ったレースはすべて横綱相撲で危なげのかけらもなく、あえてケチをつけようと思えばこれまで良馬場でしか走ったことのないこの馬が馬場が渋ってどうなのよ、と言うのがあるのですが、血統を見ると重の方がむしろよさそうな感じだし、やはり見れば見るほど父同様、馬場不問、展開不問のスーパーホース認定が相当ですな、この馬は。迷いなく軸はこれです。

え、そこまでの馬なら儲からない馬券を敢えて買う必要はなく、小幡先生みたいに「見るレース」として楽しめばいいのではないかですと?馬鹿を言うのもたいがいになさるがよろしいわ!いかに理屈としては正しくとも、馬券師が馬券を買わないなんて、そんな究極の日和見できるはずがないではないですか!確かに日和ってキタサンブラックの軍門に下り、小幡先生に罵倒された私だが、最後の操だけは守り抜くのだ。だから買います、買うんです!

馬券は◎→▲☆→その他の3連単18点。私の買い方からすれば相当絞った買い目なんだけど、それでも上位人気で決まればガミすれすれ。でもしょうがないですな。

良馬場だったらハーツクライ産駒の二頭、アドマイヤミヤビと、リスグラシューが〇だったのですが、重では持ち味の切れ味が相当殺されそうな感じなんで、重馬場の鬼ダイワメジャーの子ミスパンテールを上位に見ます。ソウルスターリング以上の上りを使って2着に台頭したこの馬はチューリップ賞の負け組の中では唯一骨のある存在で、そんな馬がこれだけ人気がないというのも大変おいしい。(個人的にはジュベナイルでソウルスターリングと差のない競馬をして「世代の双璧」認定されていたのに、年明けて馬体の成長がなく急激に評価を落としたリスグラシューには我が最愛のレッドリヴェールの面影を感じ、頑張ってもらいたいのですが)

この他では、同じフランケルなのに一度負けただけで大きく評価を落としたミスエルテ、1400mでしか実績ないけど三着なら可能性あるカラクレナイ、1600mならコース・展開不問で堅実なアエロリット。そして内心期待値大なのが腐ってもディープのカワキタエンカ(名前がディープっぽくないけど)。この馬、今回メンバーじゃ数少ない先行馬なんで、馬場との兼ね合いでハマる可能性なきにしもと考えます。



上海馬券王



○今日の結果

<桜花賞> @レーヌミノル、Aリスグラシュー、Bソウルスターリング




○かんべえのつぶやき


――先週は予想通りキタサンブラックが来たくらいなので、今週も堂々の大本命、4勝無敗、単勝1.4倍のソウルスターリングが順当に来るかと思ったら、大波乱でありました。勝ったのはレーヌミノルでした。リスグラシューも後ろから差して堂々の2着。8番人気と3番人気のワンツーフィニッシュでした。

――今日は全国的に悪天候で道悪。中山の11R京葉Sは4番人気―13番人気―6番人気で3連単298万8970円、福島の11R米沢特別は4番人気―5番人気―11番人気で同11万5160円と荒れました。考えてみれば、昨年の桜花賞も単勝1.5倍という絶対人気のメジャーエンブレムが4着だったんですものね。それを考えると、あのときに悔しい思いをして、本日、レーヌミノルで勝利した池添騎手の喜びはまことに深いことでしょう。

――不肖かんべえ、本日は天気も悪かったので家で仕事をしながら「見る競馬」。お蔭で火傷をしないで済みましたが、実を言うと今年はホントに当たらないのです。困っているのです。いい加減何とかしたいです。

――さて、来週は皐月賞。去年は3強対決を交わしてディーマジェスティーでしたね。今年もまた波乱がありそうな予感。馬券王先生とともに頑張りたいです。





4月2日(日)大阪杯


えー、本日はプロの将棋棋士がコンピュータと対戦する公式戦、通称「電王戦」と言うのがありまして、私も土曜の競馬もそこそこにニコニコ動画でライヴ観戦していたわけなのでありますが、いやあ、衝撃の結末にのけぞりました。コンピューターがプロの将棋指しの最高位に君臨する佐藤天彦名人をぼこぼこに屠ってしまったのであります。

いや、勝ち負け自体は予想の範疇だったのですが、その勝ち方がすごかった。手数わずか70手、双方5時間の持ち時間がある中、コンピューターが消費したのはわずか80分。それで結果は素人目にもはっきりとわかる完封劇ですからねえ。先手コンピューターの初手が3八金、飛車先突いた名人に対する応手の第三手が7八金。そんな昭和の棋士が差したら師匠から破門確実な外道な打ち筋が名人を完膚なきまでに打ち砕いてしまったのであります。コンピューター対人間の力関係は数年前から大勢決していたとはいえ、これは歴史に残る一日なのであります。

それにしても「三浦問題」で大揺れに揺れているところに、このとどめの一撃。将棋界は一体どうなるのでありましょうか。「三浦問題」だって「一億パーセント黒」と怒り狂っていたハッシーこと橋本八段が「一兆パーセント無実です。疑ってすいませんでしたあ!」と全面降伏したところまでは微笑ましかったのですが、状況が、谷川浩司将棋連盟会長(通称タニー)の実兄であるアマ強豪俊昭氏(通称アニー)が弟の会長職解任を求める署名を募ったり、連盟理事である青野九段の解任動議を弟子である西尾六段が提出したりと、まさに骨肉相食む内ゲバ状態に突入するに及んでは、もはやシャレにならないと言いますか。あまりにシャレにならな過ぎて笑うしかないですよねえ。いや、すいません、一将棋ファンとしてはこういう状況を憂慮しなきゃならないというのはわかるんですが、未曽有の危機に業界全体が結束しなければならないときに、他ならぬ当事者がこの体たらくですからね。やっぱ、笑っちゃうしかないんですよ。身から出た錆じゃないか、君たち。

そもそもですな、三浦問題で何が一番がっかりしたかと言うと、本疑惑に関する告発から処罰に至る実務処理の未熟さもさることながら、事件の発端となった三浦九段の着手に疑問を感じたプロ棋士の感性とか目利き力が全く見当外れであったということなのだ。本件に関し、私自身が「クロ」という認識を持っていたのは、それを指摘したプロ(しかもトップ中のトッププロ)の目利き力に万全の信頼を置いていたからなのだ。ああ、それなのに、「コンピューターなんか敵じゃねえ」と日ごろから豪語しておきながら、その実コンピューターの影に怯え、疑心暗鬼になって相手の着手を冷静に見極める術をなくしてしまったということなんだな、君たちは。本当にがっかりだよ。

しかし、名人をボコボコにし、将棋連盟をガタガタにした情報処理技術の進歩と言うのは本当にすさまじいですね。江戸時代から蓄積されてきた将棋の知的資産に大幅な減損処理を迫るかのような今回の流れは、実は将棋界のみならず世の中のあちこちで進行中なのではありますまいか。私やかんべえ師匠の現役期間はあまり残っていないのだけど、これからの世代は大変だよね。って言うか、こういう変革を「大変だあ!」と思う人じゃなくて、「たのしー!」と思う「けものフレンズ」な人が生き残る世の中がもうすぐそこまで来ているんでしょうなあ。それがどんなものかは想像もつかないんだけど。

2017 4 2() 2回阪神4日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 61回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ミッキーロケット 4 和田竜二

57

13.6

()音無秀孝

2

2

 

アングライフェン 5 *岩田康誠

57

207.4

()安田隆行

3

3

 

スズカデヴィアス 6 藤岡佑介

57

137.5

()橋田満

3

4

 

ステファノス 6 川田将雅

57

23.0

()藤原英昭

4

5

キタサンブラック 5 武豊

57

2.6

()清水久詞

4

6

サクラアンプルール 6 横山典弘

57

53.9

()金成貴史

5

7

*サトノクラウン 5 M.デム

57

4.4

()堀宣行

5

8

ロードヴァンドール 4 太宰啓介

57

78.1

()昆貢

6

9

 

ディサイファ 8 *四位洋文

57

154.1

()小島太

6

10

 

モンドインテロ 5 *内田博幸

57

142.6

()手塚貴久

7

11

 

マルターズアポジー 5 武士沢友

57

23.1

()堀井雅広

7

12

アンビシャス 5 *福永祐一

57

12.3

()音無秀孝

8

13

ヤマカツエース 5 池添謙一

57

10.3

()池添兼雄

8

14

マカヒキ 4 *ルメール

57

3.9

()友道康夫

と、言うわけで今年からG1に昇格した大阪杯の開幕なのであります。

サンデー系がブイブイ言ってる今の日本の競馬界においては、2000mの競走が一番レベルが高いわけで、そういう意味で春開催にこういうプログラムが組まれるということは、大変結構なことなのではなかろうかと。まぁ、その分、天皇賞春がますますニッチでガラパゴスで存在意義が希薄なものになってしまうんですが。

例によって過去10年のトレンドを見てみます。ステップレースとして機能していたG2競走の事績が、G1となった今回役に立つのかと言うと疑問な点もありますが、過去のレース体系でも春開催で古馬2000mの格式高い競争と言うのはこのレースだけなんで、一定の参考にはなるでしょう。

産経大阪杯改め「大阪杯」過去10年の事績

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160403 アンビシャス 4 横山典弘

56

11

9

2

*()音無秀孝

1593

-0.0

 02-02-02

33.4

468

+4

390

1470

2510

2540

12810

160403 キタサンブラック 4 武豊

58

11

7

5

()清水久詞

1593

0.0

 01-01-01

33.6

524

-2

(6.2)

1470

2510

2540

12810

160403 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

56

11

8

4

()高野友和

1595

0.2

 05-05-03

33.3

456

+14

(5.9)

   

2540

12810

150405 ラキシス 5 ルメール

55

14

3

4

*()角居勝彦

2029

-0.3

 11-11-11

35.9

468

+10

1200

840

2940

1980

16620

150405 キズナ 5 武豊

57

14

7

1

()佐々木晶

2032

0.3

 12-12-12

36.0

506

-8

(1.4)

840

2940

1980

16620

150405 エアソミュール 6 M.デム

57

14

4

6

*()角居勝彦

2037

0.8

 05-04-04

37.5

496

-6

(15.0)

   

1980

16620

140406 キズナ 4 武豊

58

8

7

2

()佐々木晶

2003

-0.2

 08-08-08

33.9

498

 

240

7020

9090

1620

20050

140406 トウカイパラダイス 7 柴山雄一

56

8

3

6

()田所秀孝

2005

0.2

 02-02-02

36.4

514

+2

(76.3)

7020

9090

1620

20050

140406 エピファネイア 4 福永祐一

58

8

4

1

()角居勝彦

2006

0.3

 06-06-05

34.4

484

-2

(1.9)

   

1620

20050

130331 オルフェーヴル 5 池添謙一

58

14

5

1

()池江泰寿

1590

-0.1

 11-09-06

33.0

464

+6

120

360

420

770

1670

130331 ショウナンマイティ 5 浜中俊

57

14

3

2

()梅田智之

1591

0.1

 13-12-10

32.9

512

+6

(9.6)

360

420

770

1670

130331 エイシンフラッシュ 6 C.デム

58

14

7

5

()藤原英昭

1591

0.1

 08-03-03

33.5

492

+4

(12.6)

   

770

1670

120401 ショウナンマイティ 4 浜中俊

56

12

11

6

()梅田智之

2055

-0.2

 11-11-12

34.3

500

-4

900

990

2660

1740

11540

120401 フェデラリスト 5 横山典弘

57

12

6

1

()田中剛

2057

0.2

 03-03-03

35.2

524

-4

(2.6)

990

2660

1740

11540

120401 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

58

12

2

2

()池江泰寿

2058

0.3

 01-01-01

35.6

482

0

(4.5)

   

1740

11540

110403 ヒルノダムール 4 藤田伸二

57

15

8

1

()昆貢

1578

-0.0

 07-07-06

34.4

474

-2

370

6910

11320

10390

74720

110403 ダークシャドウ 4 福永祐一

57

15

13

8

()堀宣行

1578

0.0

 11-12-12

33.9

492

-16

(40.2)

6910

11320

10390

74720

110403 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

59

15

15

3

*()藤原英昭

1578

0.0

 11-09-09

34.1

492

+4

(4.8)

   

10390

74720

100404 テイエムアンコール 6 浜中俊

57

12

11

6

()柴田政見

1595

-0.1

 04-04-04

34.9

462

-4

2150

25640

77450

5060

103370

100404 ゴールデンダリア 6 幸英明

57

12

6

9

()二ノ宮敬

1596

0.1

 10-08-08

34.7

476

0

(52.3)

25640

77450

5060

103370

100404 ドリームジャーニー 6 池添謙一

59

12

8

1

()池江泰寿

1596

0.1

 10-11-08

34.6

434

-4

(1.2)

   

5060

103370

090405 ドリームジャーニー 5 池添謙一

57

12

8

3

()池江泰寿

1597

-0.0

 08-07-06

34.0

428

0

690

520

1600

1540

8640

090405 ディープスカイ 4 四位洋文

59

12

11

1

()昆貢

1597

0.0

 05-04-04

34.2

510

-8

(1.6)

520

1600

1540

8640

090405 カワカミプリンセス 6 横山典弘

55

12

2

4

()西浦勝一

2000

0.3

 11-10-10

33.8

480

-8

(11.5)

   

1540

8640

080406 ダイワスカーレット 4 安藤勝己

56

11

9

1

()松田国英

1587

-0.1

 01-01-01

34.8

498

+12

200

2750

3310

7250

28050

080406 エイシンデピュティ 6 岩田康誠

57

11

8

7

()野元昭

1588

0.1

 02-03-03

34.7

498

+2

(32.5)

2750

3310

7250

28050

080406 アサクサキングス 4 四位洋文

59

11

6

4

()大久保龍

1589

0.2

 02-02-02

34.9

504

+16

(12.4)

   

7250

28050

070401 メイショウサムソン 4 石橋守

59

11

3

1

()高橋成忠

2014

-0.1

 06-06-04

34.4

518

0

190

540

810

4290

13080

070401 シャドウゲイト 5 安藤光彰

57

11

10

2

()加藤征弘

2015

0.1

 01-01-01

35.2

492

+2

(4.7)

540

810

4290

13080

070401 メイショウオウテ 5 四位洋文

57

11

6

8

()梅田智之

2016

0.2

 11-11-08

34.2

446

-8

(34.8)

   

4290

13080

集計期間:2007. 4. 1 2016. 4. 3

@過去10年フルゲートになったことは一度もなく、例年10〜15頭で開催。これは「選ばれた精鋭による一戦」が過去から続いているということで14頭編成の本年にも連なるトレンド。

A1番人気は4−3−2−1と圧倒的な安定感だが、小頭数の割には勝ち切れておらず、特にこの三年は当該人気の勝ちはない。

B2番人気は2−2−1−5と大きく割引で、3番人気に至っては1−0−1−8と死兆星。サトノクラウンは大丈夫かあ?

C下から数えたほうが早い低人気馬(下位1/2)が台頭したのは30頭中4頭で、一定の目配りは必要だが、こういう馬が勝ち馬になることも皆無。

D小頭数、しかも上位人気1/2で決まることの多いわりに、がちがちの低配当となったのはオルフェが勝った13年のみで後は結構高配当。要は「買えない馬券じゃない」結末になるにもかかわらず、実際にその馬券を買うことが難しいレース。

E枠は大きな偏りがないように見えるけど、不思議なことに最内1番枠だけは全く来ない。

F脚質は様々。逃げ、先行、差し、追込み、なんでもあり。

G460kgを切る小兵は用無し。(もっとも今年は全メンバーが大型馬だけど)

H「大阪杯」だけに関西馬天国。過去10年馬券に絡んだ30頭のうち関東馬は4頭のみで、直近4年に限定すれば全く出番なし。サトノクラウンは大丈夫かあ?

I血統は完全なサンデー天国。過去5年で見るとサンデーの血が一滴も入っていないのはエイシンフラッシュ、トウカイパラダイス、トーセンジョーダンのみで、直近2年に限定するとサンデー(特にディープ)の独占契約。サトノクラウンは大丈夫かあ?

 

以上のトレンドも参考に印を打ったのが冒頭の表となります。

本命は人気でもキタサンブラック。。。。って、うぎゃああああ!なんとこの馬を嫌いぬいた小幡先生までもが本命指名ですとぉ?先生、去年の有馬じゃ人のことを「日和見野郎」と散々罵倒しておきながら、これはいくらなんでもないんじゃないでしょうか。いや、そもそもさあ、先生と私の本命が被るとろくでもないことばかり起こるしさあ、何人いるか知らないけど、これを読んだキタサンブラックファンの悲鳴が今確かに聞こえた気がいたしますぞ。

しかしまあ、この馬、過去馬券の対象を外したのが東京優駿のみで、安定感と言う意味では抜群。展開によってはこの馬に勝てそうな馬も何頭かいるにはいますが、それでも馬券の軸としてこれ以上の存在はありません。私はどや顔で歌う北島三郎が嫌いだ。彼の歌を期待するミーハーな奴は競馬場に来ないでほしいとも思っているし、レースに負けているというのに彼に歌わせようとするJRAに至っては丑三つ時に藁人形、将棋連盟に渡辺明級の呪いをかけてしまいたくなる。しかし、馬に罪はない。馬に罪はないのだ。バクシンオーの血筋も何のその、彼が現在の中距離界におけるサトノダイヤモンドと双璧をなす存在であることには、何の疑問もなく、明日はその実力に見合った結果を収めてほしいと切に願うものであります。

そのほかは少数精鋭なだけあって、いろいろな馬にチャンスありなんですが、皆死角もそれなりにあり、優劣は敢えてつけず表記のみとします。

二番人気マカヒキ、三番人気サトノクラウンはキタサンブラックに勝つまである存在ですが、以下の懸念事項あり。

まずマカヒキはぼろ負けした凱旋門は参考外としても前走の京都記念があまりにもしょぼすぎます。馬場が渋れば大幅に割引なんでそこがポイントですね。明日は一応良で開催できるはずですが、土曜に降った雨の影響は気温が低いままでは完全解消ともいかないはずで、人気との兼ね合いでは強調できません。

サトノクラウンは香港で大物ハイランドリールを破ったことから強いことには何の疑問はありませんが、ただ、強い勝ち方をしたのが、京都とか香港シャーティンとか直線平坦なコースに偏っているのが気になります。中山で弥生賞を勝っているではないかとの反論もあるでしょうが、弥生賞は負かした相手が弱すぎるか、2000m以外の路線に活路を求めた連中の集合体なわけで、あれは参考外と考えます。上記「三番人気」「関東馬」「非サンデー」のトレンドと合わせ、ぼろ負けする可能性もそれなり以上にありますな。

馬券は◎→△注の三連複15点。上位人気三頭で決まると手ごたえ満点会心のガミ馬券となりますが、まぁ、マカヒキ、サトノクラウン双方が馬券に絡む可能性もあまりないような。

個人的に期待してるのが注認定した二頭。

サクラアンプルールは、前走の中山記念を33.8秒という破格の上りでアンビシャスに先着したにも関わらずあまりに人気がなさすぎ。

馬場が渋った時には逃げ馬も押さえておきたいということで金鯱賞二着のロードヴァンドール。いや、小幡先生ご推奨のマルターズアポジーもいいんですけど、坂のあるコースでは実績はこちらが上だし、人気は異常にないしでお買い得。この時期のダイワメジャー産駒は怖いですぞ。



上海馬券王





○今日の結果

<大阪杯> @キタサンブラック、Aステファノス、Bヤマカツエース




○かんべえのつぶやき


――馬券王先生、対抗(○)や穴馬(▲)のない渾身の予測でありました。でもって、ホントにキタサンブラックが来るんだもんなあ。馬券王先生もオバゼキ先生もお見事!でした。

――それでも不肖かんべえ、キタサンブラックだけは買いたくない。そこで@ミッキーロケット、Cステファノス、Eサクラアンプルール、Kアンビシャスのワイド・ボックス買いという奇手に出ました。そしたらLヤマカツエースが3着に着やがった。そうなんだ、今日は池添が調子いいんだと注意していたのに・・・・。C―Lは1800円もついてるじゃないか、悔しい・・・。

――とまあ、こんな風に切歯扼腕の喜怒哀楽を楽しめるのは競馬ならではですな。しかも今なら桜の季節。そして来週も桜花賞が待っている。馬券王先生、どうぞ来週もよろしくお願いします。

――ところで今週、来週と阪神競馬場はG1レースが連荘になるのですな。いいなあ、中山競馬場は数年前に朝日杯を阪神に取られちゃったので、ちょっと悔しい気がするのだ。





3月26日(日)高松宮記念


えー、本日土曜はドバイワールドカップデーでありまして、はっきり言いまして明日の高松宮記念などどうでもよくなっている気分なのであります。

何と言っても国際レーティング134にして昨年のワールド・ベストホースに選出された怪物アロゲートをライヴで観戦できるわけですからね。こんな馬が出るのに日本からこのレースに三頭も参戦してるんですが、大丈夫なんでしょうか。まぁ、アウオーディーくらいはうまくはまれば2着くらいはあるかもしれないんで頑張ってほしいんですけど。

この他にもシーマクラシックにはポストポンド、ハイランドリールと言う強豪が出走。特にポストポンドは去年のこのレースで我がドゥラメンテを破った強豪中の強豪なんで、ああワクワクします。本当になんで、こんなハイレベルの競走が高松宮記念の前座みたいな感じになっているのでしょう。日程を入れ替えてもらいたいもんですわい。

と、言うわけで、私は本年から馬券購入も可能になったドバイの予想で忙しいのです。よって今回は手短に。

2017 326() 2回中京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 47回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ティーハーフ 7 *国分優作

57

181.1

()西浦勝一

1

2

 

フィエロ 8 *内田博幸

57

12.4

()藤原英昭

2

3

レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

5.8

()梅田智之

2

4

 

ラインスピリット 6 森一馬

57

71.0

()松永昌博

B3

5

 

レッドアリオン 7 *菱田裕二

57

220.0

()橋口慎介

3

6

セイウンコウセイ 4 *幸英明

57

7.6

()上原博之

4

7

レッドファルクス 6 M.デム

57

3.6

()尾関知人

4

8

 

バクシンテイオー 8 シュタル

57

163.8

()堀宣行

5

9

シュウジ 4 川田将雅

57

6.9

()須貝尚介

5

10

 

クリスマス 6 *藤岡佑介

55

65.8

()伊藤大士

6

11

 

スノードラゴン 9 大野拓弥

57

84.4

()高木登

6

12

$メラグラーナ 5 戸崎圭太

55

5.1

()池添学

7

13

ソルヴェイグ 4 *田辺裕信

55

10.1

()鮫島一歩

7

14

トーキングドラム 7 *藤岡康太

57

47.5

()斎藤誠

B7

15

ヒルノデイバロー 6 *四位洋文

57

45.4

()昆貢

B8

16

 

トウショウピスト 5 吉田豊

57

81.7

()角田晃一

8

17

ナックビーナス 4 石川裕紀

55

52.5

()杉浦宏昭

8

18

 

ワンスインナムーン 4 石橋脩

55

40.6

()斎藤誠

大スター、ロードカナロアが引退した後混迷を深めるスプリント路線、今年のメンバーははっきり言ってG1.5水準で、難解な上つまらないのであります。どの馬にもチャンスありで、三連単なんて買えませんなあ。

例によって過去10年のトレンドを探ってみましょう。

高松宮記念過去10年の軌跡

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

57

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

55

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

57

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

57

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

57

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

130324 ロードカナロア 5 岩田康誠

57

17

11

1

*()安田隆行

1081

-0.2

   09-07

33.2

498

-4

130

470

560

11340

27200

130324 ドリームバレンチノ 6 松山弘平

57

17

12

2

()加用正

1083

0.2

   12-11

33.3

492

-2

(9.4)

470

560

11340

27200

130324 ハクサンムーン 4 酒井学

57

17

13

10

()西園正都

1083

0.2

   01-01

34.0

464

-6

(85.6)

   

11340

27200

120325 カレンチャン 5 池添謙一

55

18

10

2

*()安田隆行

1103

-0.0

   02-02

35.5

482

0

390

950

1750

1070

5930

120325 サンカルロ 6 吉田豊

57

18

17

3

()大久保洋

1103

0.0

   10-12

34.7

504

-6

(6.5)

950

1750

1070

5930

120325 ロードカナロア 4 福永祐一

57

18

1

1

*()安田隆行

1104

0.1

   04-04

35.4

500

0

(2.4)

   

1070

5930

110327 $キンシャサノキセキ 8 リスポリ

57

16

4

3

()堀宣行

1079

-0.2

   04-03

34.0

494

-10

450

2370

3970

33730

129290

110327 サンカルロ 5 吉田豊

57

16

8

4

()大久保洋

1081

0.2

   11-10

33.3

494

-2

(10.5)

2370

3970

33730

129290

110327 アーバニティ 7 四位洋文

57

16

6

11

()古賀慎明

1081

0.2

   09-07

33.6

500

-6

(86.8)

   

33730

129290

100328 $キンシャサノキセキ 7 四位洋文

57

18

6

1

()堀宣行

1086

-0.0

   07-06

34.6

504

0

370

2690

4450

4230

23750

100328 ビービーガルダン 6 安藤勝己

57

18

17

6

()領家政蔵

1086

0.0

   03-04

34.8

506

+8

(11.9)

2690

4450

4230

23750

100328 $エーシンフォワード 5 岩田康誠

57

18

16

3

*()西園正都

1086

0.0

   09-11

34.5

482

+2

(4.9)

   

4230

23750

090329 ローレルゲレイロ 5 藤田伸二

57

18

13

3

()昆貢

1080

-0.1

   01-01

34.9

468

0

760

1750

4410

35840

191140

090329 スリープレスナイト 5 上村洋行

55

18

4

1

()橋口弘次

1081

0.1

   03-05

34.8

492

-2

(3.5)

1750

4410

35840

191140

090329 ソルジャーズソング 7 北村友一

57

18

2

15

()鮫島一歩

1083

0.3

   09-08

34.8

512

+4

(52.0)

   

35840

191140

080330 ファイングレイン 5 幸英明

57

18

4

4

()長浜博之

1071

-0.0

   07-07

33.2

494

-6

710

4610

8750

4960

38840

080330 $キンシャサノキセキ 5 岩田康誠

57

18

10

5

()堀宣行

1071

0.0

   04-04

33.4

492

+6

(9.3)

4610

8750

4960

38840

080330 スズカフェニックス 6 福永祐一

57

18

1

1

()橋田満

1073

0.2

   16-14

32.7

468

-4

(2.9)

   

4960

38840

070325 スズカフェニックス 5 武豊

57

18

8

1

()橋田満

1089

-0.4

   07-05

34.6

464

+2

450

40250

52980

69690

546450

070325 ペールギュント 5 上村洋行

57

18

17

13

()橋口弘次

1093

0.4

   11-11

34.8

522

+4

(105.5)

40250

52980

69690

546450

070325 プリサイスマシーン 8 安藤勝己

57

18

11

2

()萩原清

1093

0.4

   05-05

35.1

482

-2

(4.8)

   

69690

546450

集計期間:2007. 3.25 2016. 3.27 2011年は阪神開催

@1番人気は4−132と極めて信頼性が高い。

A2番人気は1216と今一だが、3番人気は3−1−3−3とかなりのもので、狙うならこちらか。

B極端なヒモ荒れはない。二桁人気が馬券に絡んだのは過去30頭中4頭のみで、直近三年では皆無。

Cああ、それなのに、昨年と12年以外は高額配当の嵐であり、毎年18頭も出るから何を買ってもそれなりにつく、要は買い方の難しいレース。

D枠順に大きな偏りはないが、あえて言えば二桁馬番の台頭が多く、内枠が難儀している印象。特に一枠の馬は0−0−3−17と不振で、ロードカナロアみたいな国際級でもこの枠を引いたら三着どまりと言うのには留意が必要。

E脚質は先行、差しが優位で、勝ち馬に限って言えば先行が矢鱈来ている印象。直線が長いのに追込み馬はかなり厳しい。

Fスプリントだけあって大型馬が圧倒的優位。馬体重460kg未満の馬は基本用無し。

G血統に明確な傾向はない。敢えて言えば外国産馬が毎年活躍している印象。(今年の対象はメラグラーナのみなんだけどやはり抑える必要はあるか)

H関西馬天国。例外は1〜3着を関東馬が独占した11年なんだけど、これは開催が阪神コース。本年の一番人気レッドファルクスは大丈夫かあ?


以上から印をつけると冒頭の表となるわけです。

本命は。「関東馬の呪い」もなんのその、1番人気のトレンドを信じレッドファルクス。前走の香港スプリントで意味不明の大敗というのが気にかかりますが、それでも中京コースで4−1−0−0、二着がダートでのものであり、芝1200mに限れば2−0−0−0とこれはもう中京の申し子ですな。騎手が今年ぶっちぎりのデムーロであることも大変心強い。勝つには展開の助けも必要でしょうが、まず三着は外さないのではないでしょうか。

二番人気メラグラーナは去年の夏からいきなり覚醒した感じで、勢いと言う意味では今回のメンバー随一なんですが、勝ってきたレースのレベルはそれほど高くはなく、今回買いかぶられてる印象があるので一段評価を下げ、対抗には調教が矢鱈良い4歳馬ソルヴェイグを。この馬は人気だと来ない、人気を下げると爆走するというへそ曲がりなお姉さんなんですが、今回は6番人気と上位人気には程遠いのが食指をそそります。G1スプリンターズSを三着した実績の持ち主がその時の鞍上田辺を再び引き当てたというのもワクテカですな。

この他では、単なる早熟野郎かと思っていたら、実は存外強かったシュウジも有力で、はまれば勝つまであるでしょう。ただこの馬気性が難しくて走らせてみなければわからないところが難点ですな。あと、かんべえ師匠のご推薦、三番人気のレッツゴードンキ(「さあ進もうドン・キホーテのように」というのが馬名の由来なんだって。牝馬にこういう名前を付けるなんてねえ)も上記トレンドから無視はできないんですが、好走がすべて牝馬戦と言うのもちょっとお買い得感に乏しいか。

馬券は◎→▲☆→その他の三連複18点。ヒモ荒れ狙いで人気薄にも手広く流しましょう。

特にこのコースで今回ジョッキー中ダントツの複勝率を誇る藤岡康太を鞍上に迎えたトーキングドラム、二番人気メラグラーナにオーシャンSで半馬身差二着となったのに全然人気のないナックビーナスが馬券に絡むと、どでかい配当になるんですが、さて。

あ、いかん、ドバイターフの発走まであと一時間を切ってしまったではないか。それでは皆さん、来週大阪杯でまたお会いしましょう。


上海馬券王





○今日の結果

<高松宮記念> @セイウンコウセイ、Aレッツゴードンキ、Bレッドファルクス




○かんべえのつぶやき


――時差のせいで、夜は12時ごろに就寝しても、3時くらいには目が覚めてしまう。ということで、深夜にネットをチェックしたところ上記のような結末でありました。

――セイウンコウセイ、強い勝ち方でした。幸騎手が上手く乗りましたね。堅いように見えて適度に荒れる、という高松宮記念らしい結果となりました。不肖かんべえ推奨のレッツゴードンキは2着。他方、シュウジとワンスインナムーンは不甲斐ない成績でした。

――もうひとつ、気になっていたのはNHK将棋トーナメントの決勝戦。佐藤康光九段が勝ったようですね。準決勝で佐藤天彦名人を破った勝負は見ていて震えましたが、決勝では佐藤和俊六段を破って(つまりベストフォーのうち3人が佐藤さん)見事優勝です。おめでとうございます。連盟会長就任は重荷だろうなあ、と思っていたところ、A級残留とともにNHK杯優勝まで決めました。パチパチパチ。

――来週の大阪杯はG1になって初のレースだけあって、キタサンブラック以下、強い馬が勢ぞろいとなりそう。これは力が入りますね。桜満開の中での好勝負を期待しましょう。





2月19日(日)フェブラリーステークス


えー、お久しぶりでございます。気が付けばあっという間に2017年最初のG1フェブラリーSの開幕となってしまったわけで、本年もよろしくお願いいたします。

しかし、2月も残り一週あるのに、明日なんだフェブラリー。あたしゃ、てっきり来週だと思ってたぞ。ううう、こ、心の準備が。。。。。

そもそもですな、有馬記念から2か月もたっていないというのに、世の中激動していて競馬に集中する環境にないのですよ。。みんなのアイドルまさお君が暗殺されたというのも大変ショッキングな話(しかし、こんなに気に入らない存在を粛正しまくりだと、残る恨みも絶大なわけで、あの国の体制は年内持つんですかね)ですが、何より大統領に就任したトランプさんが、選挙期間と何ら変わらぬ無双状態を繰り広げているのは、これは驚きです。立場が変わればやることも変わると思ったんですけどね。彼がTWITTERで「指先介入」するたびに為替や株式相場が変動するし、年度末も近いというのに会社の業績がフィックスしないじゃないか、どないしてくれんのじゃ!

実は1月末に敬愛してやまないギタリスト・ジェフベック大先生の来日公演がありまして、私も東京国際フォーラムまで聞きに行ったんですが、こちらも驚きました。20代のお姉ちゃん二人をひっさげてメッセージソングを展開しまくっているわけです。


IT'S A RICH MAN'S WAR AND ONLY THE RICH WILL WIN

THEN THEY SIT IN THE TOWERS WATCHING MEN SUFFERING

BUT WE WON'T FIGHT YOUR WAR NO MORE

IT'S A RICH MAN'S GAME AND ONLY THE SUPER RICH EVER WIN

SIT IN YOUR TOWERS WATCHING MEN SUFFERING

BUT WE WON'T FIGHT YOUR WAR NO MORE


ギター一筋半世紀、ボーカルと言うものを極力排し、ギター演奏のみで客を呼べる稀有な人。齢70を過ぎた巨匠中の巨匠が、臆面もなくこんなストレートなメッセージソングを展開するなんて、リスナーとして40年近く付き合ってきた私から見ても、これは大変怪しくてもの狂ほしき光景なわけです。せ、先生!70過ぎてそんなに怒んなくても。まぁ、ベック先生みたいな人まで怒り出すくらい世の中悪くなっているということなんでしょうし、人々のこういう怒りがトランプさんを大統領に押し上げる原動力にもなったんでしょうが、他ならぬトランプさんこそがTOWERの住人であるわけで、うーん、なんとも救いのない世の中であります。

日本国内に目を向けてみると、東芝の海外子会社減損のニュースが、財務業務を生業とするものからは、大変にショッキングな話でした。いや、去年の「不適切会計」まではまだ理解の範疇ではあったのですが、さすがにこれはねえ。要約すると「『不適切会計』の後始末に忙殺されているどさくさに紛れてアメリカ人にカモられた」ということなんでしょうが、いくらカモられるにしてこの金額はないよねえ。本件に関しては、競馬場観戦の際、大変お世話になっている東洋経済さんが気合の入った特集記事を組んでいるし、私としても色々言いたくなってくるのですが、このメルトダウン級大惨事を理解するには、まだまだ情報が足りていません。もう少し状況が明らかになってから思うことを述べてみたいと思います。

2017 219() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 34回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サウンドトゥルー 7 *柴田善臣

57

13.7

()高木登

1

2

 

ホワイトフーガ 5 蛯名正義

55

23.9

()高木登

2

3

ゴールドドリーム 4 M.デム

57

5.2

()平田修

2

4

コパノリッキー 7 *武豊

57

11.5

()村山明

3

5

 

アスカノロマン 6 和田竜二

57

21.6

()川村禎彦

3

6

$モーニン 5 *ムーア

57

5.2

()石坂正

4

7

 

ブライトライン 8 *石橋脩

57

198.6

()鮫島一歩

4

8

デニムアンドルビー 7 *内田博幸

55

40.8

()角居勝彦

5

9

$ベストウォーリア 7 戸崎圭太

57

8.3

()石坂正

5

10

カフジテイク 5 *津村明秀

57

4.2

()湯窪幸雄

6

11

ノンコノユメ 5 ルメール

57

8.2

()加藤征弘

6

12

 

ニシケンモノノフ 6 横山典弘

57

80.1

()庄野靖志

7

13

 

エイシンバッケン 5 岩田康誠

57

15.8

()中尾秀正

7

14

 

キングズガード 6 藤岡佑介

57

66.6

()寺島良

8

15

 

ケイティブレイブ 4 *幸英明

57

54.0

()目野哲也

8

16

 

インカンテーション 7 藤岡康太

57

94.3

()羽月友彦

と言うわけで、「有馬からわずか二か月だというのに、国の中も外も理解できない激動だらけ、せめて競馬くらいには平穏な結末を期待したいですね。」などと言うあたりさわりのない枕で始めようと思ったフェブラリーSなわけですが、出馬表を見てげっそり。実績どころは近走調子落ちだし、じゃあ、上がり馬はいるかと思えばこれもぱっとしないのばっかりだし、軸不在もいいところで、こっちもまんまカオスじゃねえか。

こんな怪しげなメンバーで争われるフェブラリーと言うのも近年記憶にないわけで、有効なのかどうか自信もないのですが、恒例ですので取り敢えず過去10年のトレンドを。

フェブラリーS過去10年の系譜

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

130217 グレープブランデー 5 浜中俊

16

2

3

()安田隆行

1351

-0.1

   07-07

35.9

526

-6

670

10330

17580

16150

111130

130217 エスポワールシチー 8 松岡正海

16

6

9

()安達昭夫

1352

0.1

   02-02

36.5

504

+3

(26.3)

10330

17580

16150

111130

130217 ワンダーアキュート 7 和田竜二

16

10

7

()佐藤正雄

1353

0.2

   10-10

35.9

518

0

(9.2)

   

16150

111130

120219 $テスタマッタ 6 岩田康誠

16

16

7

()村山明

1354

-0.3

   13-13

35.7

504

+2

2430

10510

26210

15530

141910

120219 シルクフォーチュン 6 藤岡康太

16

3

4

()藤沢則雄

1357

0.3

   15-15

35.7

470

0

(14.6)

10510

26210

15530

141910

120219 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

10

2

()佐藤正雄

1358

0.4

   08-08

36.4

520

+12

(5.7)

   

15530

141910

110220 トランセンド 5 藤田伸二

16

12

1

()安田隆行

1364

-0.2

   01-01

36.3

514

+2

350

1100

2040

3200

12240

110220 フリオーソ 7 M.デム

16

13

3

[]川島正行

1366

0.2

   12-11

35.7

506

-1

(5.5)

1100

2040

3200

12240

110220 バーディバーディ 4 池添謙一

16

5

4

()池江泰郎

1366

0.2

   06-05

36.0

488

+6

(7.3)

   

3200

12240

100221 エスポワールシチー 5 佐藤哲三

16

4

1

()安達昭夫

1349

-0.4

   02-02

35.6

498

-4

170

890

1190

1160

4190

100221 $テスタマッタ 4 岩田康誠

16

3

5

()村山明

1353

0.4

   07-07

35.5

482

0

(13.0)

890

1190

1160

4190

100221 サクセスブロッケン 5 内田博幸

16

6

2

()藤原英昭

1359

1.0

   05-03

36.5

532

+11

(6.4)

   

1160

4190

090222 サクセスブロッケン 4 内田博幸

16

15

6

()藤原英昭

1346

-0.0

   02-03

35.4

522

+7

2060

4710

14070

5730

57720

090222 $カジノドライヴ 4 安藤勝己

16

14

3

()藤沢和雄

1346

0.0

   02-02

35.6

518

+10

(5.0)

4710

14070

5730

57720

090222 カネヒキリ 7 ルメール

16

2

1

()角居勝彦

1346

0.0

   04-04

35.3

530

-3

(2.7)

   

5730

57720

080224 ヴァーミリアン 6 武豊

16

15

1

()石坂正

1353

-0.3

   05-03

35.9

520

+7

240

2820

3520

3820

17550

080224 ブルーコンコルド 8 幸英明

16

10

7

()服部利之

1356

0.3

   04-03

36.2

508

+1

(19.4)

2820

3520

3820

17550

080224 ワイルドワンダー 6 岩田康誠

16

16

3

*()久保田貴

1359

0.6

   08-07

36.3

452

+4

(5.1)

   

3820

17550

070218 サンライズバッカス 5 安藤勝己

16

12

3

*()音無秀孝

1348

-0.2

   10-10

35.0

484

-2

590

1490

3210

11710

54210

070218 ブルーコンコルド 7 幸英明

16

7

2

()服部利之

1350

0.2

   12-12

35.0

516

+8

(4.0)

1490

3210

11710

54210

070218 ビッググラス 6 村田一誠

16

15

9

()中尾秀正

1354

0.6

   08-08

35.9

518

0

(20.0)

   

11710

54210

集計期間:2007. 2.18 2016. 2.21

@1番人気は4-1-2-3と信頼性高し。

A2番人気は1-2-2-5、3番人気は2-2-2-4と1番人気に見劣るも、それでも高い安定性あり。二桁人気の超人気薄が絡んだのは14年の殿人気コパノリッキーのみであり、結果穏当な配当が続く。まぁ、例年は1番人気が1倍から2倍台の単勝オッズで信頼性の高い軸馬がいたということでもあるんですが、1〜3番人気の単勝が4〜5倍という本年はどうなんでしょう。

B枠順は極端に偏っているというほどではないにせよ、二桁馬番の台頭が矢鱈多く、6枠より外の馬には一定以上の目配りが必要。(今年の外枠にはご無体なくらい低人気の馬しか入ってませんが)

C脚質は逃げ馬以外なんでもあり(逃げて三着以内に残ったのは11年のトランセンドのみ)。ダートにしては矢鱈追込みが決まっていることには注目要。

Dダートと言うパブリックイメージにふさわしく500kg超の大型馬がやたら馬券に絡む。

E関西馬強し。過去馬券に絡んだ30頭中26頭が関西馬。西高東低は昔のことと思っていたけど、ダートに限ってはそうじゃないようで。

F過去30頭の年齢は、4歳が7頭、5歳が10頭、6歳が7頭、7歳が4頭、8歳が2頭と高齢馬にはつらい。ダート馬は競走寿命が長いというのがパブリックイメージだったけど、このレースに限ってはそうじゃないようで。。

G無慈悲なくらい男尊女卑。過去連がらみした馬のすべてが牡馬。牝馬はおろかセン馬も用無し。

H血統はブライアンズタイムが優秀も、没後4年となる今年はさすがに出走なし。この他では本日早朝に急死したゴールドアリュールが優秀。当日は「追悼馬券」とか「弔い合戦」とかでゴールドドリームやコパノリッキーの馬券が売れそうです。

I毎年1頭は外国産馬の台頭あり。今年対象となるモーニン、ベストウオーリアは実績もあり押さえておいたほうが良いかも。

Jリピーターが少ない。連覇は14〜15年のコパノリッキーのみ。2〜3着を見ても前年の上位が翌年がらりと変わっていることが多く、前年の実績は当てにならない。(これもダートG1としては意外なトレンドです)


以上のトレンドを参考にしつつ印を打つと冒頭の表となるのですが、うーん、なんか須田鷹雄とまんまシンクロしました。ちなみに須田先生は◎ノンコ、〇コパノリッキー、▲サウンドトゥルーなんですが、印を打った馬はみな同じでデニムアンドルビーの分だけ私の買い目が一点多い。しかも馬を選ぶロジックもまんまおんなじで、私と須田先生がここまでシンクロする時って末期悲惨なケースが多いんだよな。

本命にしたノンコノユメなんですが、「関東馬」「当てにならない前年実績馬」「セン馬(去年走った時は牡馬だったんだけどね)」と上記トレンドからスポイルされまくった存在なんだけど、外枠で一番やれそうな馬だし、府中1600mの実績が4-1-1-0と圧倒的と言うのがやはりそそります。そして何より騎手ルメールの高い信頼度。これは凄いよ。


同コース・騎手別集計

順位

騎手

着別度数

勝率

連対率

複勝率

単回値

複回値

単適回値

平均着

平人気

平オッズ

単平均

複平均

2着率

3着率

1

ルメール

21- 11- 11- 35/ 78

26.9%

41.0%

55.1%

101

93

113.1

4.4

3.3人気

7.5

379

170

14.1%

14.1%

2

ムーア

7- 1- 1- 18/ 27

25.9%

29.6%

33.3%

67

55

79.4

5.9

2.9人気

8.4

260

166

3.7%

3.7%

3

武豊

8- 5- 5- 27/ 45

17.8%

28.9%

40.0%

70

71

98.1

5.5

4.2人気

13.8

394

178

11.1%

11.1%

4

戸崎圭太

28- 23- 21-127/199

14.1%

25.6%

36.2%

66

68

67.8

5.5

3.9人気

11.7

474

189

11.6%

10.6%

5

M.デム

5- 4- 2- 26/ 37

13.5%

24.3%

29.7%

102

61

70.6

7.2

3.6人気

8.4

756

206

10.8%

5.4%

6

横山典弘

17- 16- 14- 95/142

12.0%

23.2%

33.1%

55

68

82.1

6.2

5.0人気

15.8

462

207

11.3%

9.9%

7

内田博幸

23- 21- 24-154/222

10.4%

19.8%

30.6%

74

80

95.2

6.7

6.3人気

27.9

717

263

9.5%

10.8%

8

蛯名正義

17- 16- 20-128/181

9.4%

18.2%

29.3%

57

74

78.0

7.2

5.7人気

24.5

612

253

8.8%

11.0%

9

岩田康誠

4- 9- 5- 38/ 56

7.1%

23.2%

32.1%

81

78

53.8

6.6

5.3人気

16.6

1142

243

16.1%

8.9%

10

柴田善臣

8- 14- 14-105/141

5.7%

15.6%

25.5%

28

72

62.0

7.0

7.5人気

52.0

505

284

9.9%

9.9%

11

和田竜二

1- 0- 0- 17/ 18

5.6%

5.6%

5.6%

53

12

119.8

9.8

8.6人気

64.7

970

220

0.0%

0.0%

12

石橋脩

7- 11- 7-112/137

5.1%

13.1%

18.2%

36

49

71.8

8.0

8.2人気

63.1

713

271

8.0%

5.1%

13

津村明秀

0- 2- 7- 34/ 43

0.0%

4.7%

20.9%

0

100

0.0

8.0

9.5人気

93.5

 

478

4.7%

16.3%

14

幸英明

0- 1- 0- 11/ 12

0.0%

8.3%

8.3%

0

11

0.0

9.5

8.3人気

109.2

 

140

8.3%

0.0%

15

藤岡佑介

0- 0- 1- 9/ 10

0.0%

0.0%

10.0%

0

24

0.0

9.3

8.0人気

60.1

 

240

0.0%

10.0%

16

藤岡康太

0- 0- 0- 12/ 12

0.0%

0.0%

0.0%

0

0

0.0

10.4

9.6人気

50.6

   

0.0%

0.0%

集計期間:2014. 2. 1 2017. 2.12
ソート:勝率順

見よ、府中ダート1600mの神ルメールのこの偉業を!勝率27%複勝率55%なんてとんでもないのです。これだけ勝っていながら単回収が100を超えるというのも凄すぎます。これだけこのコースに実績のある人馬が単勝8倍の4番人気だなんておいしすぎると思うのであります。近走府中以外のしかも不向きな距離で結果が残せていない(が大きく負けてもいない)馬がようやく自分のホームに帰ってくるのであります。しかも神様を乗せて。これを買わずにいられようか!

馬券は軸の三連複21点。

流す相手が穏当な人気どころなんで配当はガミには程遠いものの高額配当にも程遠い。なんか夢のある馬券はないかと思って追加したのがデニムアンドルビーですな。

G1未勝利なうえ初ダート、更に「高齢馬」「牝馬」「小兵」と上記トレンドがスポイルする属性をこれでもかと備えている彼女ですし、繁殖入りする前のアリバイ作りにごり押しで出走してきた感じがいかにも無理筋な印象ではあるのですが、低人気も何のその、ジャパンカップや阪神大賞典、宝塚記念と言う極めてグレードの高いレースで二着に飛び込んできたその実績と、母父キンカメと言うその血筋に、実はダートで走っていたら凄かったんじゃないかって夢を見てしまいます。彼女が来ればたちまち10万馬券。ノンコともども頑張れ!!



上海馬券王





○今日の結果

<フェブラリーステークス> @ゴールドドリーム、Aべストウォーリア、Bカフジテイク




○かんべえのつぶやき


――ゴールドドリームは、心臓疾患により昨日死亡した父ゴールドアリュールの弔い合戦に見事勝利しました。くるんだよねえ、こういうの。コパノリッキーも併せて、ゴールドアリュール産駒の2頭が揃って2枠の黒枠に収まっている、というのも出来過ぎている感じでした。ついでもっていうと、「金正男が死んだ」というのも、ゴールドつながりだったんでしょうか。

――馬券王先生のご推奨はノンコノユメ、というよりルメールマジックでした。府中ダート1600mにおけるルメール騎手の強さは本日も健在で、本日の7R(サラ四歳以上)では2着、9R(ヒヤシンスステークス)では1着でありました。これはもう11Rフェブラリーステークスも来るに違いない、と当方もノンコノユメを単勝で買ったのですが、ダメでしたねえ。来たのはデムーロ騎手の方でした。

――それにしても、「2番人気―5番人気―1番人気」の組み合わせって、意外なくらい平穏なレースでありました。私はてっきり、外枠のLエイシンバッケンとかNケイティブレイブあたりがズドーンと来るんじゃないか、などと思い描いていたのですが、それが4着と6着。ノンコノユメが7着。なんだか不完全燃焼ですねえ。

――かくなる上は、来週からの中山開催で張り切ることといたしましょう。花粉症の薬はちゃんと飲んでおりますぞ。


















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by Tatsuhiko Yoshizaki