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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2024年 上半期のレース考





6月28日(日) 宝塚記念


☆:これより24年上半期馬券予想の一件につき詮議をいたす。一同の者、面(おもて)を上げい。 さて、上海屋馬券衛門。その方、当方の再三の制止を振り切り、「馬券王」などという分不相応な称号を僭称、溜池通信紙上に当該期G1競走の予想を掲載するも、ことごとくこれを外し、結果善良なる同紙読者諸兄に多大なる損失を負わせしこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか。

上:やれやれ、いきなり呼び出されて何かと思えば。畏れながらお奉行様、手前には全く身に覚えのないことにございまして、はてさて一体どこからそのような根も葉もない噂が流れましたことやら。

☆:ほほう、それではフェブラリーSにおいて、「エコ贔屓馬券」と称し、その方が一方的に思い入れるドゥラメンテ産駒ドゥラエレーデを軸にした馬券を予想するも、これが12着に大敗したことも「知らぬ」と申すのじゃな。

上:畏れながらあの競争は、1着11番人気、2着5番人気、3着13番人気という言語道断な決着となった一戦にございまして、いやあ、いくらサウジで高額賞金レースが開催されて強豪が皆そっちに流れた結果とは言え、あれはないですよねえ。そもそもあの競争は、元日に北陸を襲った震災の余波が収まらぬ状況下で開催された一戦。被災した生々しい経験を踏まえ「これはカオスな決着になるかもしれない」と論じた私の予想に関しては的中したわけで、むしろそっちを褒めてもらいたいくらいなもんで。

☆:おのれ、なんといけずうずうしいもの言いじゃ。それでは性懲りもなくドゥラメンテ産駒ルガルを軸にするも、これが10着大敗となった高松宮記念はどうなのじゃ。その方の怪しげなる信仰がこのような悲惨な勝末に結びついたその責任をどう考えるのじゃ。

上:いやあ、いくらなんでも負けすぎと思ってたんだけど、骨折してたんですよねえ、ルガル君。なんか悲しいですなあ。ルガル君だけじゃないですぞ、リバティアイランド、スターズオンアース、ドゥレッツアというドゥラメンテ産駒の精鋭たちが、そろって故障発覚で上半期の競走を棒に振ってしまっているわけで、ああ、私は悲しい!!本当にひ弱ですなあ、ドゥラメンテの血統は。いや、実はですね、私のアルファロメオのエアコンがまた壊れてしまいましてね。修理費が15万もかかってしまって、貧すれば鈍すとはこのことでして、ああ、私は悲しい!!

☆:。。。なんじゃ、それは。本件と全く関係ないではないか!

上:いや正確には壊れたのはエアコンじゃなくて、外気温センサーで、これが外の気温を―40℃と判定したため、エアコンが作動しなくなったわけで、これってアルファロメオじゃよくある故障らしいんですけど、おかしいですよね、そんな壊れやすいセンサーにエアコンが完全制御下に置かれているなんて。エアコンはスタンドアロンで動くべきだと、そう思いませんか。

☆:だから何が言いたいんだよ、お前は!!

上:だからイタリア語の名前を持つドゥラメンテの産駒が次々と故障者リストに名を連ねているこの状況と、私のアルファロメオを襲ったこの不幸が無関係だとは私には思えんのです。これってイタリアの祟りなんじゃないでしょうか。

☆:ええい、わけの分からんことを!その方な罪状はこれだけではないぞ、「軸の資格あり」とその方が本命にしたナミュールが8着大敗となったヴィクトリアマイルはどうなのじゃ。その方のヘタレ馬券師ぶりを証明するにこれほどの物証はなかろうて。

上:ええと、それは「二番人気の呪い」という奴でして。なにしろ過去10年間で二番人気の成績が0−0−1−9と言うおぞましいもので、彼女もその呪いにズバッとはまってしまったんですな。しかし、本当に恐ろしいですな、「二番人気の呪い」は。ヴィクトリアマイルよりはるかに強いメンツで行われた安田記念で二着に来た彼女が、こんなレベルの低いメンバー構成で8着なんですから。とにかく、私は誰も気づかなかったこの「呪い」の存在を発見し、全人類に警鐘を発したのです。むしろ褒めていただきたい。(キリッ)

☆:。。。じゃ、なにか、その方、その呪いに気が付きながら2番人気の馬を軸にしたわけか?それって、自分で埋めた地雷を自分で踏みに行っているようなもんで、馬鹿じゃねえの、お前。

上:違わい!ナミュールはレース締切直前まで1番人気だったのだ!それがフジTVの競馬番組が2番人気だったマスクドディーヴァをやたら褒めちぎるもんだから、間際に人気が入れ替わってしまったのだ!ああ、本当になんてことをしてくれたんだ!オオタニサーンがフジを出禁にしたのも、きっとこれが原因だったに違いない。お奉行様!悪いのはみんなフジTVの奴らにございますよ!!

☆:やい、やい、やい!やれ震災が悪いの、イタリアの祟りだの、二番人気の呪いだの、挙句の果てにはTV局が悪いのと、黙って聞いてりゃ、わけの分かんねえ言い訳ばっかりさえずりやがって!てめえの悪事はなあ、この一覧表がみんな丸ごとお見通しよ!目ん玉かっぽじって、よく見やがれってんだ!!


馬券王と振り返る24年上半期のG1競走とその顛末

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

240602 安田記念G1 $ロマンチックウォリ 6 マクドナ

18

7

1

[]シャム

1323

-0.1

   06-05

33.4

360

2850

4220

3280

17740

240602 安田記念G1 ナミュール 5 武豊

18

5

4

()高野友和

1324

0.1

   13-13

32.9

(10.0)

2850

4220

3280

17740

240602 安田記念G1 ソウルラッシュ 6 モレイラ

18

10

2

()池江泰寿

1324

0.1

   10-11

33.1

(4.0)

   

3280

17740

240526 東京優駿G1 ダノンデサイル 3 横山典弘

18

5

 

9

()安田翔伍

2243

-0.4

 03-06-04

33.5

4660

6860

21490

21250

229910

240526 東京優駿G1 ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

18

15

1

()友道康夫

2247

0.4

 03-02-04

33.9

(2.2)

6860

21490

21250

229910

240526 東京優駿G1 $シンエンペラー 3 坂井瑠星

18

13

 

7

*()矢作芳人

2249

0.6

 07-09-09

33.4

(17.8)

   

21250

229910

240519 優駿牝馬G1 チェルヴィニア 3 ルメール

18

12

2

()木村哲也

2240

-0.1

 09-09-10

34.0

460

590

1300

1690

8060

240519 優駿牝馬G1 ステレンボッシュ 3 戸崎圭太

18

7

1

()国枝栄

2241

0.1

 09-09-12

34.0

(2.3)

590

1300

1690

8060

240519 優駿牝馬G1 ライトバック 3 坂井瑠星

18

14

3

()茶木太樹

2244

0.4

 14-13-15

34.1

(7.9)

   

1690

8060

240512 ヴィクトG1 テンハッピーローズ 6 津村明秀

15

9

 

14

*()高柳大輔

1318

-0.2

   10-08

33.9

20860

93690

303260

43750

916640

240512 ヴィクトG1 フィアスプライド 6 ルメール

15

2

4

()国枝栄

1320

0.2

   03-03

34.9

(12.5)

93690

303260

43750

916640

240512 ヴィクトG1 マスクトディーヴァ 4 モレイラ

15

6

1

()辻野泰之

1320

0.2

   07-08

34.1

(2.3)

   

43750

916640

240505 NHKマG1 ジャンタルマンタル 3 川田将雅

18

16

2

()高野友和

1324

-0.4

   03-03

33.9

290

360

700

2540

8520

240505 NHKマG1 アスコリピチェーノ 3 ルメール

18

14

1

()黒岩陽一

1328

0.4

   05-03

34.2

(2.9)

360

700

2540

8520

240505 NHKマG1 ロジリオン 3 戸崎圭太

18

6

 

10

()古賀慎明

1329

0.5

   08-06

34.0

(28.5)

   

2540

8520

240428 天皇賞春G1 テーオーロイヤル 6 菱田裕二

18

14

1

()岡田稲男

3142

-0.3

 04-05-02

35.0

280

1070

1450

7750

23960

240428 天皇賞春G1 ブローザホーン 5 菅原明良

18

5

5

()吉岡辰弥

3145

0.3

 13-12-12

34.6

(8.8)

1070

1450

7750

23960

240428 天皇賞春G1 ディープボンド 7 幸英明

18

6

6

*()大久保龍

3146

0.4

 02-02-01

35.6

(27.5)

   

7750

23960

240414 皐月賞G1 ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

18

13

2

()友道康夫

1571

-0.0

 05-04-04

34.7

480

3550

5570

5940

29240

240414 皐月賞G1 コスモキュランダ 3 モレイラ

18

12

7

()加藤士津

1571

0.0

 08-09-08

34.2

(15.8)

3550

5570

5940

29240

240414 皐月賞G1 ジャンタルマンタル 3 川田将雅

18

8

3

()高野友和

1572

0.1

 03-03-02

34.9

(6.1)

   

5940

29240

240407 桜花賞G1 ステレンボッシュ 3 モレイラ

18

12

2

()国枝栄

1322

-0.1

   11-08

33.4

430

620

1240

3260

11470

240407 桜花賞G1 アスコリピチェーノ 3 北村宏司

18

9

1

()黒岩陽一

1323

0.1

   08-08

33.5

(3.5)

620

1240

3260

11470

240407 桜花賞G1 ライトバック 3 坂井瑠星

18

11

7

()茶木太樹

1323

0.1

   17-18

32.8

(14.6)

   

3260

11470

240331 大阪杯G1 ベラジオオペラ 4 横山和生

16

11

2

()上村洋行

1582

-0.0

 02-02-02

34.9

550

1930

3720

22720

93050

240331 大阪杯G1 ローシャムパーク 5 戸崎圭太

16

2

3

()田中博康

1582

0.0

 12-02-02

34.9

(6.0)

1930

3720

22720

93050

240331 大阪杯G1 ルージュエヴァイユ 5 菅原明良

16

13

 

11

()黒岩陽一

1582

0.0

 12-11-10

34.0

(40.0)

   

22720

93050

240324 高松宮記G1 $マッドクール 5 坂井瑠星

18

2

6

()池添学

1089

-0.0

   03-03

33.7

960

2110

4920

10020

58740

240324 高松宮記G1 ナムラクレア 5 浜中俊

18

3

2

()長谷川浩

1089

0.0

   10-10

33.2

(5.4)

2110

4920

10020

58740

240324 高松宮記G1 $ビクターザウィナー 6 リョン

18

10

5

[]シャム

1094

0.5

   01-01

34.5

(9.6)

   

10020

58740

240218 フェブラG1 ペプチドナイル 6 藤岡佑介

16

9

 

11

()武英智

1357

-0.2

   04-04

37.5

3800

27850

62030

197060

1530500

240218 フェブラG1 ガイアフォース 5 長岡禎仁

16

7

 

5

()杉山晴紀

1359

0.2

   08-08

37.2

(13.0)

27850

62030

197060

1530500

240218 フェブラG1 セキフウ 5 武豊

16

8

 

13

()武幸四郎

1359

0.2

   14-14

36.4

(48.2)

   

197060

1530500

集計期間:2024. 2.18 2024. 6. 2 的中は黒地白抜き



☆:。。。。。

上:。。。。。

☆:。。。。なんか、しょぼいのう、やっぱ。

上:。。。そうすね。。。でも11戦して3つ当たったから最低限のカッコは付いたかなと。いやあ、最後の安田記念が当たってほっとしましたよ、あたしゃ。あれがなかったらものすごくカッコ悪かったからねえ。

☆:何を言うか、累計じゃ赤字だろうが。

上:まぁ、そうなんだけど、それでも当たったのは高配当とは行かなくても中穴認定が相当で、そこまでひどい赤字にはなってないし、外したレースだっていいとこついてたレースは多かったとは思うんですよね。いやあ、これも採用している「10年トレンド」が機能している証であると、私は前向きにこれを受け止めたい。明日の宝塚もやりますよお、私は!アルファの修理代を回収しなきゃ。

☆:ええい、黙りおろう!こんなショボい成績でよくそんな大言壮語が吐けるもんだ。上海屋馬券衛門!自分の見識不足を棚に上げ、「呪い」や「祟り」に責任を転嫁するその方の所業不届き千万!よってその方に富山遠島、並びに秋口まで馬券予想の禁止を申し渡すものなり!これにて一件落着、引っ立てえい!

♪富山のそぉらに夏を呼ぶぅ ちょっとアルファな上海桜ぁ〜  (チャンカチャカ)



2024 623() 4回京都8日目 13頭 [15:40発走]
【11R】 65回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・外 (D)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

B1

1

シュトルーヴェ 5 *レーン

58

19.2

()堀宣行

2

2

ジャスティンパレス 5 *ルメール

58

4.2

()杉山晴紀

3

3

ベラジオオペラ 4 横山和生

58

12.3

()上村洋行

4

4

ドウデュース 5 武豊

58

2.2

()友道康夫

4

5

ディープボンド 7 幸英明

58

19.8

()大久保龍

5

6

 

ヒートオンビート 7 坂井瑠星

58

111.3

()友道康夫

5

7

プラダリア 5 池添謙一

58

13.0

()池添学

6

8

 

カラテ 8 *岩田望来

58

104.7

()音無秀孝

6

9

 

ソールオリエンス 4 横山武史

58

18.1

()手塚貴久

7

10

ローシャムパーク 5 戸崎圭太

58

13.2

()田中博康

7

11

 

ヤマニンサンパ 6 団野大成

58

120.6

()斉藤崇史

8

12

ブローザホーン 5 菅原明良

58

8.4

()吉岡辰弥

8

13

ルージュエヴァイユ 5 *川田将雅

56

30.6

()黒岩陽一


と、いう訳で、早いもので上半期の最終戦宝塚記念とあいなりました。近年出走頭数の少ないレースではありますが、今年は本当に少なくてわずか13頭。出れば上位人気間違いなしのリバティアイランド、スターズオンアース、ドゥレッツアがそろって出走回避で、メンバー的にも相当薄味。いやあ、本当に味気ないですなあ、このメンツは。アルファの修理代を回収しようというモチベーションのもと意気込んでみたは良いけど、やはりこの頭数ではそれも望み薄、正直士気は高まりません。

取り敢えず恒例「10年トレンド」を見てみましょう。もっとも、例年阪神で行われるこの競走、今年からしばらくは京都開催となること、また例年良開催が多かったのに、明日は梅雨入りの影響でかなりまとまった雨が降りそうと、かなり「トレンド」の使い勝手が悪くなっていることにはご留意下さい。


阪神開催での宝塚記念この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230625 イクイノックス 4 ルメール

17

5

1

*()木村哲也

2112

-0.0

 16-13-09

34.8

0.7

492

 

130

2340

2660

4030

13630

230625 スルーセブンシーズ 5 池添謙一

17

6

10

()尾関知人

2112

0.0

 17-16-12

34.6

0.9

446

-2

(55.7)

2340

2660

4030

13630

230625 ジャスティンパレス 4 鮫島克駿

17

9

2

()杉山晴紀

2114

0.2

 13-11-09

35.1

0.6

470

-2

(8.5)

   

4030

13630

220626 タイトルホルダー 4 横山和生

18

6

2

()栗田徹

2097

-0.3

 02-02-02

36.1

0.2

476

+2

420

2060

3420

5150

25220

220626 ヒシイグアス 6 レーン

18

10

5

()堀宣行

2100

0.3

 06-06-05

35.9

0.7

490

-4

(9.5)

2060

3420

5150

25220

220626 デアリングタクト 5 松山弘平

18

7

4

*()杉山晴紀

2103

0.6

 10-08-08

36.0

0.9

480

-6

(7.3)

   

5150

25220

210627 クロノジェネシス 5 ルメール

13

7

1

()斉藤崇史

2109

-0.4

 04-03-04

34.4

0.3

478

 

180

2780

3930

2200

13340

210627 $ユニコーンライオン 5 坂井瑠星

13

1

7

()矢作芳人

2113

0.4

 01-01-01

35.1

0.0

524

-4

(27.8)

2780

3930

2200

13340

210627 レイパパレ 4 川田将雅

13

2

2

()高野友和

2114

0.5

 02-02-02

35.0

0.2

432

+10

(3.5)

   

2200

13340

200628 クロノジェネシス 4 北村友一

18

16

2

()斉藤崇史

2135

-1.0

 08-07-01

36.3

0.0

464

+10

410

3410

5350

51240

183870

200628 キセキ 6 武豊

18

14

6

*()角居勝彦

2145

1.0

 13-08-02

37.2

0.1

502

-10

(14.2)

3410

5350

51240

183870

200628 モズベッロ 4 池添謙一

18

12

12

()森田直行

2153

1.8

 11-11-08

37.6

0.5

480

+2

(106.1)

   

51240

183870

190623 リスグラシュー 5 レーン

12

12

3

()矢作芳人

2108

-0.5

 02-02-02

35.2

0.1

460

+2

540

970

2210

2720

14560

190623 キセキ 5 川田将雅

12

1

1

()角居勝彦

2113

0.5

 01-01-01

35.8

0.0

506

-2

(3.6)

970

2210

2720

14560

190623 スワーヴリチャード 5 M.デム

12

11

6

()庄野靖志

2116

0.8

 04-03-03

35.7

0.4

524

 

(8.8)

   

2720

14560

180624 ミッキーロケット 5 和田竜二

16

4

7

*()音無秀孝

2116

-0.0

 05-03-02

35.8

0.5

476

-4

1310

9200

19630

93450

492560

180624 $ワーザー 7 ボウマン

16

13

10

[]ムーア

2116

0.0

 14-13-13

35.3

1.0

446

-27

(14.9)

9200

19630

93450

492560

180624 ノーブルマーズ 5 高倉稜

16

2

12

()宮本博

2121

0.5

 09-07-07

36.1

0.7

490

0

(40.0)

   

93450

492560

170625 サトノクラウン 5 M.デム

11

11

3

()堀宣行

2114

-0.1

 06-06-06

35.4

0.3

488

+10

900

5250

10330

10670

70420

170625 ゴールドアクター 6 横山典弘

11

2

5

()中川公成

2115

0.1

 06-06-09

35.4

0.4

488

-6

(12.7)

5250

10330

10670

70420

170625 ミッキークイーン 5 浜中俊

11

8

4

()池江泰寿

2117

0.3

 09-09-09

35.5

0.5

448

+8

(10.4)

   

10670

70420

160626 マリアライト 5 蛯名正義

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

0.5

438

0

2510

2440

8460

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

0.7

498

 

(1.9)

2440

8460

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

0.0

536

+12

(5.0)

   

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

0.2

488

+2

1420

12900

19250

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

1.0

450

+2

(31.3)

12900

19250

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

0.5

446

+4

(99.2)

   

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

0.4

504

-2

270

8990

10210

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

0.3

450

-8

(55.9)

8990

10210

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

0.0

458

+2

(35.6)

   

57870

251440

集計期間:2014. 6.29 2023. 6.25


うーん、10年通して的中は22年・23年の直近二年のみ。まぁ、去年は3連単が万馬券的中なんで収支はほぼトントンなのはなによりです、これもトレンドが機能したおかげであり、これを売りにして予想しているものとしては嬉しかったりもするんですが、上述の通り開催が京都に替わるというのが悩ましい。同じ2200mでも阪神内回りと京都外回りは全然違いますからねえ。

まぁ、それでもめげずに見ていきましょう。

@1番人気は3−2−0−5と馬連軸向き。去年イクイノックスが勝ったせいで勝率三割となっていますが、それまでは勝ちきれない傾向であったことは補足しておきたいです。そのイクイノックスだってスルーセブンシーズに追い上げられて結構危ない勝ち方だったわけで、これを単馬券頭にするのはためらわれるところではあります。

A2番人気は2−0−3−5とこれは三連複軸向き。

B3番人気は2ー0−0−8と信頼性はかなり落ちる。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭を数え、なんと5頭に1頭が超人気薄という状況。まぁ、今年は13頭しか出ないんで、あまり欲をかくのもためらわれるところです。

D外国人ジョッキーは30頭中8頭の鞍上(4勝)。ルメールは内二つのみですが、そのいずれも勝っているのはさすがです。あとこの時期短期免許で来日するのが風物詩になってるレーンもかなり優秀。

E牝馬は30頭中11頭を数え、「夏は牝馬」の格言を地で行く形。もっとも今年の参戦は大外10番人気のルージュエヴァイユ1頭のみですが。

F関東馬は30頭中8頭とこれだけ見れば西高東低ですが、直近二年は6頭中4頭と急激に台頭。

Gリピーター傾向は他の古馬G1に比べると希薄。

H馬体重に顕著な傾向は認められない。大型馬も小兵も来ている。

I上位30頭の年齢別構成は、4歳馬9頭(内勝馬3)、5歳馬16頭(同7)、6歳馬4頭(同0)、7歳馬1頭(同0)と5歳馬が圧倒的に優勢。

J過去5年15頭の前走キャリアは、海外G1(ドバイ・香港)組が4頭(内勝馬3)とこれが最優勢。これに次ぐのが大阪杯組4頭(同1)、天皇賞春組4頭(同1)。もっとも今年の大阪杯はドバイG1に強豪が流れたせいで、ずいぶん薄味なメンバー構成であったことには注意が必要。


以下、コース変更になったせいで使えないトレンドではありますが、

K脚質に大きな偏りはない。→京都開催だと直線平坦であるため、ある程度前につけることが必要と考えられます。雨も降るので、追い込み一手の馬にはかなりきついのではないかと。

L枠順に大きな偏りはない。→今年は13頭と小頭数なのであまり枠順は意識しなくてもよさそうではあります。

M過去5年15頭の血統はリピーター傾向を排除するとバラバラ。→京都といえばディープなんで、今回この系統は買いと考えます。


以上から、人気投票も実際の単勝人気も断トツ状態である町の人気者ドウデュースの取捨が最大のポイント。

この馬、ダービー、有馬記念を勝っていることから格的には1番認定されていますし、レジェンド武豊人気も相まってかなり買われていますが、

(1)関西馬なのにこれまで京都で走った経験が一度もない。(まぁ、京都開催が改修工事で阪神振り替えとなっていたというのもありますが)

(2)日本のレースでは良馬場以外走ったことのない晴れ男。フランスでは不良馬場で二戦していずれも大敗と、重馬場適性に疑問あり。(まぁ、フランス競馬場の不良馬場はあまりに過酷な環境なので、これをもって適正なしと決めつけるのも乱暴ではありますが)

(3)ハーツクライ産駒に京都を走るイメージがわかない。

ということから、今回評価を下げてみたいと思います。


替わって本命視するのは3番人気◎ブローザホーン。

(1)京都実績2−1−0−1と相性良し。

(2)実績のある5歳馬

(3)前走相性の良い天皇賞春を2着。

(4)稍重以上の渋馬場で4−1−2−3の実績という破格の渋馬場巧者。

(5)本レースと相性の良い5歳馬

特に(4)が大きいですな。


対抗は2番人気〇ジャスティンパレス。

(1)前走ドバイ

(2)騎手ルメール

(3)京都の鬼ディープ直系

(4)これも5歳馬

というのが買い要因。


単穴は、かんべえ先生一押し▲プラダリア。

(1)京都実績2−0−0−0

(2)稍重以上の実績2−0−1−0

(3)これも京都のエキスパートであるディープ直系。

(4)5歳馬

と、これも上位有望。


馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複18点。ドウデュース、ジャスティンとの組み合わせだとガミですが、それ以外はかなりつきます。あくまで重馬場前提の予想なんで、馬場がそこまで悪くならないと本命はジャスティンに切り替える可能性もあります。

大穴として特に期待しているのが、紅一点である10番人気ルージュエヴァイユ。牝馬に相性の良いレースだし、騎手川田だし、重実績もあるし、これが来てドウドュースが飛べば車の修理代が回収できます。まぁ、辻三蔵の本命だし、過大な期待も禁物ですが。。。

それでは皆様、ここまでのご愛読ありがとうございました。また秋口、スプリンターズSの頃お目にかかれれば幸いです。



上海馬券王




○今日の結果

<宝塚記念> @ブローザホーン(菅原明良) Aソールオリエンス (横山武)  Bべラジオオペラ (横山和)




○かんべえのつぶやき

――雨はブローザ―ホーン(3番人気)に味方しました。馬券王先生の読みがズバリ的中です。スタート時には晴れていたのに、レースの途中から急に雨足が強くなったことが、この馬にとっては「あと一押し」に繋がったのかもしれません。ブローザホーンは
オバゼキ先生の本命でもありました。これは「逆神」返上でありますな。

――菅原明良騎手は、これがうれしいG1初勝利。今年上半期のG1レースでは、見事に各騎手が「1勝ずつ」を分け合う結果になりました。思い起こせば今年上半期は、テーオーロイヤルの菱田騎手(春天)、テンハッピーローズの津村騎手(VM)と、初G1制覇が続出しましたなあ。

――2着には、このところ不本意なレースが続いてきたソールオリエンス(7番人気)が入りました。そういえば、あの年の皐月賞も雨のレースでした。最後の差しはまことに強烈でありまして、あれがなければプラダリア(6番人気)から買ったワシの三連複(もちろん万馬券)がバッチリ獲れていたのでありますが。 

――3着はクビ差で、べラジオオペラ(5番人気)がわがプラダリアを交わしておりました。とほほほほ。今日は午前中から買い続けて、最後までノーホウラのままでした。哀しいけど、これ、競馬なのよねえ。


――圧倒的な1番人気だったドウデュースは、ローシャムパークの次の6着に終わりました。おそらくこれまでのレースにおいて、「晴れ男」過ぎたのでしょう。梅雨の時期に行われる宝塚記念では、得てしてこんな形で番狂わせが起きてしまいます。2番人気のジャスティンパレスも10着に終わりました。

――思えば昨年の日本競馬界は、イクイノックスの「世界一」の強さにわれを忘れておりました。ところがイクイノックスが引退してしまうと、今年は途端に海外レースに勝てなくなってしまい、安田記念も久々に香港馬に勝たれてしまった。「ダービーではイクイノックスに勝った」ドウデュースも、今日の結果を見るとあんまり強くなさそうです。とりあえず凱旋門賞は無理っぽいですなあ。

――つくづく感じるのはイクイノックスが抜けた穴の大きさです。日本競馬界は、再び世界最強馬を送り出すことができるのでしょうか。これは今年下半期の大きな課題と言えるでしょう。だって期待できる馬が見当たらないんだもん。強いて言えばフォーエバーヤングくらいかなあ・・・・。


――最後に上海馬券王先生におかれましたは、当レースが今期の「有終の美」となりました。「12レース中の4勝」は3割打者です。おめでとうございます。下半期もまた、どうぞわれわれをよろしくお導きください。





6月2日(日) 安田記念


えー、私の家から歩いて5分くらいのところに日枝神社(愛称「山王さん」)というかなり大きな神社がありまして、今日と明日はそこで「山王祭」と言う縁日が開かれているのでありますが、いやあ、とにかくこれが凄いのであります。

神社近辺では飽き足らず近くの商店街にまで百を超える屋台が立ち並び、そこに凄まじく大勢の人が詰めかけている。去年も凄かったけど今年は天気が良いせいかとてつもない人出なのであります。とにかく、人、人、人。さすがに浅草三社祭には及びませんが、それでも年末のアメ横よりははるかに多くの人があふれかえっている。過疎地の富山にこんなに人がいるとは知らなかった。一体どこから湧いて出たのだろう。

そもそも「山王祭り」って昔からあったけど、僕が住んでた高校生のころはここまで盛大だったという記憶がない(ないよね、かんべえ先生)。いくら町おこしの一環と言っても、これは常軌を逸している。私が不在にしていた40年の間に一体何があったのだろうか、私、気になります。

という訳で、「近場に住んでて参加しないというのはないよね」と軽い気持ちで神社近辺を歩いてみたのが運の尽き、人の波に当てられた私はすっかり疲れ果てて帰ってきたのでありました。よって、今回は前置きもそこそこに早速本題に入らせていただきます。


2024 6 2() 3回東京2日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 74回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

カテドラル 8 *斎藤新

58

124.2

()池添学

1

2

 

ガイアフォース 5 長岡禎仁

58

11.4

()杉山晴紀

2

3

 

レッドモンレーヴ 5 横山和生

58

23.1

()蛯名正義

2

4

 

ジオグリフ 5 北村宏司

58

31.5

()木村哲也

3

5

ナミュール 5 武豊

56

8.5

()高野友和

3

6

 

ドーブネ 5 *菱田裕二

58

42.3

()武幸四郎

4

7

$ロマンチックウォリアー 6 マクドナ

58

4.1

[]シャム

4

8

 

エアロロノア 7 幸英明

58

80.7

()笹田和秀

5

9

パラレルヴィジョン 5 *ルメール

58

12.5

()国枝栄

5

10

ソウルラッシュ 6 *モレイラ

58

5.1

()池江泰寿

B6

11

 

ウインカーネリアン 7 三浦皇成

58

20.0

()鹿戸雄一

6

12

フィアスプライド 6 *坂井瑠星

56

41.4

()国枝栄

7

13

ステラヴェローチェ 6 *横山典弘

58

15.8

()須貝尚介

7

14

 

コレペティトール 4 岩田康誠

58

91.1

()中竹和也

7

15

$ヴォイッジバブル 6 *パートン

58

16.3

[]イウ

B8

16

 

エルトンバローズ 4 西村淳也

58

42.4

()杉山晴紀

8

17

セリフォス 5 川田将雅

58

7.1

()中内田充

8

18

 

ダノンスコーピオン 5 戸崎圭太

58

25.0

()福永祐一


24年上半期のG1競走もついにラス前、安田記念の開催となりました。

ソングラインがターフを去り、エース不在となっている現在のマイル路線。これでNHKマイルの1・2着であるジャンタルマンタル・アスコリビチェーノが参戦してくれたら面白い展開になったと思うんですが、残念なことに両馬とも休養に入ってしまいました。その代わりと言っては何ですが、国際競争を含むG1を7勝という凄まじく格上の馬が香港から参戦ということで、それはそれで興味深い一戦ではあるものの、人気はかなり割れた悩ましいものとなっています。

それでは早速、恒例の「10年トレンド」を見てみましょう。

大波乱続きも今は昔、近年急速に温和になってきた安田記念この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230604 ソングライン 5 戸崎圭太

18

18

4

()林徹

1314

-0.2

   11-09

33.1

480

-8

740

1890

4240

2290

14510

230604 セリフォス 4 レーン

18

4

3

()中内田充

1316

0.2

   04-05

33.6

486

 

(5.8)

1890

4240

2290

14510

230604 $シュネルマイスター 5 ルメール

18

14

1

()手塚貴久

1316

0.2

   15-15

32.8

490

0

(4.2)

   

2290

14510

220605 ソングライン 4 池添謙一

18

13

4

()林徹

1323

-0.0

   10-10

32.9

482

-4

820

1740

3740

11810

64140

220605 $シュネルマイスター 4 ルメール

18

9

2

()手塚貴久

1323

0.0

   13-10

32.9

490

 

(4.9)

1740

3740

11810

64140

220605 サリオス 5 レーン

18

17

8

*()堀宣行

1323

0.0

   07-09

33.0

528

-22

(15.7)

   

11810

64140

210606 ダノンキングリー 5 川田将雅

14

11

8

()萩原清

1317

-0.0

   08-08

33.1

456

+6

4760

2950

12090

8860

110420

210606 グランアレグリア 5 ルメール

14

5

1

()藤沢和雄

1317

0.0

   11-11

32.9

502

+4

(1.5)

2950

12090

8860

110420

210606 $シュネルマイスター 3 横山武史

14

13

4

()手塚貴久

1318

0.1

   05-05

33.4

474

-6

(10.2)

   

8860

110420

200607 グランアレグリア 4 池添謙一

14

11

3

()藤沢和雄

1316

-0.4

   08-07

33.7

492

+6

1200

650

2840

840

11240

200607 アーモンドアイ 5 ルメール

14

5

1

()国枝栄

1320

0.4

   11-11

33.9

488

+2

(1.3)

650

2840

840

11240

200607 インディチャンプ 5 福永祐一

14

6

2

()音無秀孝

1321

0.5

   09-07

34.1

480

+4

(7.0)

   

840

11240

190602 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

470

0

1920

5670

13660

3690

43720

190602 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

516

+4

(12.5)

5670

13660

3690

43720

190602 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

484

 

(1.7)

   

3690

43720

180603 $モズアスコット 4 ルメール

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

集計期間:2014. 6. 8 2023. 6. 4

うーん、10年振り返って的中は23年と15年の二回のみ。かなり寂しい結果ではありますが、それでも15年は三連複が400倍という巨大配当となり、累計収支は余裕で黒字なのであります。いやあ、こういうのがあるから穴狙いはやめられないんだよね。今年もそういう喜びを味わいたいものです。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は2−3−3−2と複勝率8割は立派の一言。但しいかんせん、勝ちきれない。勝ったのは10年前、9年前で、それ以降は8年連続敗北しています。これでは単馬券の軸には出来ないですなあ。因みに馬券対象から外れた二頭が気になりますが、21年イルーシヴパンサー、17年イスラボニータ(共に8着)ですか。確かイルーシヴパンサーは軸にしてたんだよな。この馬鹿者め!

A2番人気は0−1−1−8というヴィクトリアマイル並みの呪いがかかっていますね。ああ、恐ろしい、ソウルラッシュは大丈夫かあ?

B3番人気は1−3−1−5とまずまず。

C面白いのが4番人気で3−0−1−6と単軸にするならこの路線ですか。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中3頭しかおらず、しかも直近8年間では全く台頭なし。これを反映してか1番人気が勝ちきれてないのに配当は近年かなり穏当。

E関東馬が強い。10年間では30頭中18頭で、これだけでも結構すごいのですが、直近5年で見るとなんと15頭中12頭とまさに天国状態。こういうG1も極めて珍しい。

F同様に牝馬天国。10年間では30頭中8頭で、これだけでも結構すごいのですが、直近5年で見るとなんと15頭中7頭と女性進出を提唱する厚生労働省が感涙にむせぶ躍進ぶり。

G外国人ジョッキーは30頭中11頭の鞍上。内6鞍がルメールで、6鞍中勝ったのは1回だけ(しかも人気薄モズアスコット)ですが、それでも彼は押さえる必要あるでしょう。

H海外招待馬はこの10年1頭も馬券に絡んでいない。あれだけの実績を持つロマンチックウォリアーが1番人気とはいえ、単勝4倍相当というのも皆ここら辺を気にしているのでしょう。しかし、この円安のご時世に良く参戦する気になりましたなロマンチックウォリアー。何か裏があるのでしょうか。

I枠順に大きな偏りはない。敢えて言えば内枠が若干不調か。

J脚質は近年差し・追い込みが圧倒的。

Kリピーター傾向顕著。前年活躍した馬が翌年また上位に来ることの繰り返し。今年の対象はセリフォスですが、さて。

L馬体重は470kg超の大型馬がやたら強い。今年のメンツは450kgのナミュールのみここから外れますがどうなりますか。

M30頭の年齢別構成は3歳馬が1頭(0勝)、4歳馬が10頭(5勝)、5歳馬が10頭(3勝)、6歳馬が7頭(2勝)、7歳馬が2頭(0勝)と、やはり若い馬が強い。高齢馬もかなり健闘してますが、これ7年以上前の話で、直近6年はすべて5歳以下で決まっていることには要注意。

N過去5年15頭の血統はリピータ効果を除外すればバラバラ。まぁそれでもキズナを含むディープ系は押さえる必要ありそうです。

O過去5年15頭の前走キャリアは、驚くべきことにヴィクトリアマイル組が5頭(内勝馬2)とこれが圧倒的。今年の対象はここで2番人気の呪いにかかって大敗したナミュールと2着したフィアスプライドの二頭で、これは押さえてみたい。

Pこの他では前走ドバイTF組が3頭(勝ち馬なし)、マイラーC組3頭(勝ち馬1)。


以上から、このレースを予想してみましょう。重要なのは、明日は午後からかなりまとまった雨が降る予報で、稍重以上に馬場が渋る前提での予想となります。

まずは1番人気ロマンチックウォリアーの取捨が最大のポイント。


(1)上述の通りG1を7勝とゴールデンシックスティーズに並ぶ香港の英雄。格だけなら断トツの存在でここをあっさり勝たれても何の不思議もない。

(2)とは言え、海外馬が日本のターフでやたら苦労しているこれまでのトレンドもあり、

(3)その上、ここまで2000m前後の中距離が主戦場で、マイルは久しぶり。

ということで、人気との兼ね合いで評価は対抗に下げてみたい。そもそもG1を勝ちまくっていた名牝中の名牝アーモンドアイだって、このレースでは二年続けて負けているのです。このレースは格以上に距離適性が重要と私なんかは考えます。


という訳で、本命にするのがソウルラッシュ。


(1)去年のマイルチャンピオンシップの二着にして、このレースと相性の良いマイラーズCの勝ち馬と、格的にはまずまず。

(2)枠順も良し。

(3)切れる脚を使える差しタイプ。

(4)騎手モレイラ。

(5)稍重上の実績が4−0−0−0とまさに渋馬場の鬼。何よりこれが大きい。


いやあ、ルーラーシップ産駒の府中千六なんて違和感ありまくりで、最初はこの馬良くて△という認識だったんですが、馬場が渋るというなら話は全く変わってきます。6歳という年齢と、「2番人気の呪い」が気になりますが、まぁ、今年はロマンチックウォリアーはじめ高齢馬の参戦は多いし、現在のオッズの散らばり具合を見ると、当日これが変動することは大いにありうるでしょう。

馬券は◎→その他の三連複21点。1・2・3番人気で決まるとガミですが、それ以外は殆どが万馬券。特に注認定したVM二着馬フィアスプライドが台頭するようだと15年の感動再びなわけです。ああ、久しぶりに叫びたい。


出でよ万券!!


まぁ、上述の通りあくまで馬場が渋った前提の予想です。府中の常としてこれが良を維持することも大いにある訳で、その際は軸を〇▲☆のいずれかに切り替えるつもりなんで、そこんとこ夜露死苦。



上海馬券王





○今日の結果

<安田記念> @ロマンチックウォリアー(マクドナルド) Aナミュール (武)  Bソウルラッシュ (モレイラ)




○かんべえのつぶやき

――G1七勝の香港馬、ロマンチックウォリアーはやっぱり強かった。抜かれそうで抜かせない。距離が短くても、雨で道悪でも関係ない。強い者は強いのです。2着にはナミュール、3着にはソウルラッシュが入りました。日本馬では、やっぱりこの辺が強いんですよね。

――1番人気〜4番人気〜2番人気の組み合わせで三連複は3280円。馬券王先生の予想はバッチリでした。おめでとうございます。どうでもいいことですが、
オバゼキ先生が予測したセリフォスは5着。やっぱり先生は「逆神」なのではないでしょうか? 

――などと言いつつ、当方もまったく他人のことを言えた義理ではないのです。今日は何となく大外のダノンスコーピオンが大復活する、という予感がしたものだから、そっちから賭けておりました。結果は15着で、いいところはなかったですなあ。


――それはさておき、日本のG1レースに外国馬が来てもらうことは非常に重要です。6月初旬の今の時期の日本は、梅雨時でけっして気候がいいとは言えませんが、他地域で大きな競馬がないという利点がある。安田記念の国際化を図るのは、JRAにとって重要な課題だと思います。

――さて、上半期のG1レースも宝塚記念を残すのみとなりました。少し間が空きますが、次回は6月23日ということになります。そういえば上期のG1レースといえば、ワシ的には春天のテーオーロイヤルを勝ったくらいだなあ。「代用」で当てた、というのも少しはありますけど。

――ともあれ、馬券王先生におかれましては、次回もどうぞよろしくお願いいたします。このところ、毎回の「10年トレンド」を見ていて、「ああ、こんな風にレースの歴史は変わっていくのか!」と感じることしきりです。競馬ファンを長く続けるのは、つくづく歴史の目撃者になることなのですね。それではまた。







5月26日(日) 日本ダービー

えー、明日は競馬の祭典ダービーが開催される特別な一日。色々なメディアを見ても皆非常に盛り上がっているのであります。なにせいつもは評論家2人体制により90分構成で放送されるグリーンチャンネルの「競馬コンシェルジュ」が、この日ばかりは6人も動員して120分構成となっているわけでして、とにかく何から何まで特別待遇な一戦なわけです。

とにかく、競馬に携わる人全員(牧場、調教師、騎手、馬主、そして馬券購入者)が、「何を差し置いてもダービーを勝ちたい、これを勝てたらと後はどうなっても構わない」と、とてもとても強い情熱を降り注ぐスペシャルな一戦。かんべえ師匠が引用した故山崎元先生の言葉によれば、「『来年のダービー馬を見たい』と言うその理由ひとつだけで次の一年を生きるモチベーションが湧いてくる特別なレース」なわけです。

まぁ、後述しますが、すべてのダービー馬が名馬という訳ではなく、イクイノックスとかキタサンブラックとかこれを負けた馬の方が日本の競馬シーンに確かな爪痕を残していたりもするわけで、客観的にはこれを過剰にありがたがるのもおかしいと思わないでもないのですが、それでもこのレースに傾ける人々の情熱・想いそのものは非常に尊いものであり、私もその思いを共有したいと思います。やはり理屈を超えてダービーと言うのは特別なお祭りなんですな。

という訳で、今回は余計な前置き抜きで、早速今年のダービーに取り組んでみたいと思います。(ここまでで十分「前置き」じゃねえかと言う突込みはナッシンよ。)


2024 526() 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 91回東京優駿
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

サンライズアース 3 *池添謙一

57

83.5

()石坂公一

1

2

レガレイラ 3 *ルメール

55

4.5

()木村哲也

2

3

ジューンテイク 3 *岩田望来

57

114.4

()武英智

2

4

 

ビザンチンドリーム 3 *西村淳也

57

43.6

()坂口智康

3

5

 

ダノンデサイル 3 横山典弘

57

39.1

()安田翔伍

3

6

コスモキュランダ 3 *M.デム

57

12.5

()加藤士津

4

7

 

ミスタージーティー 3 藤岡佑介

57

110.6

()矢作芳人

4

8

アーバンシック 3 横山武史

57

10.1

()武井亮

5

9

ダノンエアズロック 3 モレイラ

57

12.6

()堀宣行

5

10

 

サンライズジパング 3 菅原明良

57

100.9

()音無秀孝

6

11

シュガークン 3 武豊

57

16.4

()清水久詞

6

12

シックスペンス 3 *川田将雅

57

8.2

()国枝栄

7

13

 

$シンエンペラー 3 坂井瑠星

57

14.5

()矢作芳人

7

14

ゴンバデカーブース 3 *松山弘平

57

48.7

()堀宣行

7

15

ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

57

2.5

()友道康夫

8

16

 

メイショウタバル 3 浜中俊

57

取消し

()石橋守

8

17

 

ショウナンラプンタ 3 鮫島克駿

57

70.6

()高野友和

8

18

 

エコロヴァルツ 3 *岩田康誠

57

130.4

()牧浦充徳


一頭出走取り消しが出ていますが、フルゲート17頭で行われる「競馬の祭典」。今年もこれまでの激戦を潜り抜けてここにたどり着いた俊英たちによるレベルの高い競走が期待できるメンバー構成となっております。

早速恒例「10年トレンド」を見てみましょう。

☆18頭も出ているのに穏やかな結末が多い日本優駿の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230528 タスティエーラ 3 レーン

18

12

4

()堀宣行

2252

-0.0

 04-04-04

33.5

1.8

478

0

830

690

2330

4700

29810

230528 ソールオリエンス 3 横山武史

18

5

1

()手塚貴久

2252

0.0

 06-06-06

33.3

2.0

460

-2

(1.8)

690

2330

4700

29810

230528 ハーツコンチェルト 3 松山弘平

18

11

6

()武井亮

2252

0.0

 14-06-06

33.4

1.9

494

-4

(25.6)

   

4700

29810

220529 ドウデュース 3 武豊

18

13

3

()友道康夫

2219

-0.0

 14-14-14

33.7

1.5

490

-6

420

730

1440

4570

15770

220529 イクイノックス 3 ルメール

18

18

2

*()木村哲也

2219

0.0

 16-16-14

33.6

1.6

484

-8

(3.8)

730

1440

4570

15770

220529 アスクビクターモア 3 田辺裕信

18

3

7

()田村康仁

2222

0.3

 02-02-02

35.3

0.2

472

-2

(24.7)

   

4570

15770

210530 シャフリヤール 3 福永祐一

17

10

4

()藤原英昭

2225

-0.0

 07-11-09

33.4

0.5

444

-4

1170

1010

3360

8800

58980

210530 エフフォーリア 3 横山武史

17

1

1

()鹿戸雄一

2225

0.0

 04-09-09

33.4

0.5

510

+6

(1.7)

1010

3360

8800

58980

210530 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

17

11

9

()須貝尚介

2227

0.2

 14-13-12

33.4

0.7

488

-12

(40.2)

   

8800

58980

200531 コントレイル 3 福永祐一

18

5

1

*()矢作芳人

2241

-0.5

 03-05-04

34.0

0.3

460

-2

140

270

350

2480

5140

200531 サリオス 3 レーン

18

12

2

()堀宣行

2246

0.5

 10-10-11

34.1

0.7

528

-8

(4.4)

270

350

2480

5140

200531 ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

18

6

10

*()池江泰寿

2249

0.8

 05-07-07

34.7

0.4

486

0

(66.4)

   

2480

5140

190526 ロジャーバローズ 3 浜中俊

18

1

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

0.8

486

-8

9310

11200

47090

12050

199060

190526 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

1.4

454

+4

(4.7)

11200

47090

12050

199060

190526 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

2.0

486

+8

(4.3)

   

12050

199060

180527 ワグネリアン 3 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

0.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 3 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

0.0

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 3 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

0.1

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ 3 ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

0.0

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 3 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

0.4

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル 3 M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

0.8

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

0.9

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

0.8

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

1.0

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

0.7

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

0.7

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

1.1

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

0.4

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

0.2

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

0.5

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

集計期間:2014. 6. 1 2023. 5.28


うん、10年振り返って的中はドゥラメンテが勝った15年ただ一回。ただし、この年は14点という少ない買い目でズドンと勝負した三連単が、万馬券になって累計収支は未だに黒字なわけであります。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!!思えば私が「救世ドゥラメンテ教」の信者になったのはこのレースがきっかけだったよなあ。みんな!人は「ドゥラメンテ」と唱えるだけで極楽に行けるんですぞ!(今年は産駒調子悪いけど。。。)

とにかくこの時の的中は本当に嬉しかった。「G1も平場の未勝利戦も馬券を買う立場からすれば同じ」とそれまでは思っていたんだけど、6桁配当当てた時よりもこの時の方が嬉しかった。「ダービーは特別」とこの時初めて理解した気がします。できれば今年もそういう思いを味わいたいものですが。。。。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は2−3−2−3と複勝率7割は立派ですが、意外と勝ち切れてません。勝ったのは上述のドゥラメンテ様(15年)と20年のコントレイルのみですから、ここを頭の単馬券は危険なにおいがします。

A2番人気は1−3−1−5と、まぁ、18頭も出ていることを考えればこれも立派なんですが、やはり勝ったのは17年のレイデオロのみとは寂しいね。

B3番人気は3−2−1−4とこれはある意味1番人気を凌ぐ信頼度。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中4頭(1着1回、3着3回)と完全無視も難しいとはいえ、それほど極端なひも荒れは特に近年発生していません。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上。内4回がルメール(内勝鞍2)で、やはり彼は押さえるべきでしょう。

E牝馬はこの10年1頭も来ていない。まぁ、普通牝馬はオークスに行くので出走自体ないのですが、今年はえらく人気の馬がしかもルメール騎乗で参戦ということで、これは悩ましい。

F関東馬は半数の15頭が連絡みと、G1競走の中ではかなり大健闘。去年なんか関東馬で1・2・3ですからね。

G枠順は明確に中から内が良い。12番人気でダービー馬になった19年ロジャーバローズは、未だに勝因が良く分からないけど、敢えて言えば最内1番枠が功を奏したのではないでしょうか。

H逆に大外、特に18番枠は死兆星。後に日本競走馬の最高傑作と位置付けられることになるイクイノックスもこの枠順で二着どまり、17年世代の最強馬と少なくとも私が考えるアドミラブル(1番人気)は三着がやっとで、あまつさえこの競走の後故障発生し競走馬生命が終わってしまった。ああ、恐ろしい!ここまで来ると「呪い」としか言いようがないですな。しかし不思議だよね、同じコースで行われるオークスじゃ18番結構来てるのに、何故だろうと考えると、これはやはり「呪い」という結論に行きつくのであります。

I上述しましたが、ここを勝って後に名馬認定を受ける馬は驚くほど少ない。この10年のダービー馬でその後G1を勝ったのはコントレイル、ドウデュース、レイデオロの三頭のみ(ドゥラメンテも怪我ばかりしてその後G1を勝っていない。ううう)。この三頭で名馬認定が相当なのはコントレイルだけということで、とにかくダービー勝った後鳴かず飛ばずになる馬がやたら多いことには注意が必要。ここを負けたイクイノックスとかキタサンブラック(ドゥラメンテが勝った年のダービーを14着と大敗)の方がはるかにその後仕事をしているわけで、「ダービー馬の勲章」なんて近年そんなにありがたがるものではありません。

J脚質は、先行・好位差しがメインですが、極端な追い込みもそこそこ決まっている。どのような展開になるにせよ33秒台の切れ味を繰り出せる能力は殆ど必須と言ってよい。

K馬体重は460kg超の馬が殆どでs未満の馬はほぼ来ていない。今回メンバーは皆この条件を満たしていますが、当日大幅に馬体減となる馬がいる場合は要注意かも。

L過去5年15頭の血統は、ディープインパクトが5頭(内勝馬3!)とこれが圧倒的。さすがに今年はディープ直仔はいませんが、ディープ直系としてキズナ産駒が5頭(1番人気ジャスティンミラノや3番人気シックスペンス等)、アルアイン産駒が1頭(コスモキュランダ)、母父ディープが1頭(コンパデカブース)が出走してますので要注意です。

Mディープ以外ではハーツクライが三頭(1〜3着が1頭ずつ)いますが、今年は産駒の出走なし。

N過去5年15頭の前走キャリアは、さすが皐月賞組が12頭(1着3、2着5、3着4)と独禁法に触れるような状態。まぁ、軸はここから選ぶのが無難でしょう。

Oここまで皐月賞組が強いと、逆に他の3頭が気になりますが、青葉賞組1頭(去年の三着にして小幡先生が溺愛するハーツコンチェルト)、毎日杯1頭(21年の勝ち馬シャフリヤール)、京都新聞杯1頭(17年に大穴開けたロジャーバローズ)ですな。まぁ皐月賞組が圧倒的とは言え、それに勝っちゃう馬が別路線で2頭もいることには注意が必要ですか。


以上から本命は1番人気◎ジャスティンミラノ。買い要因は以下の通り。

(1)デビュー以来三戦三勝で皐月賞馬にまで上り詰めた実績はメンバー中ピカ一。

(2)先行しながら33秒台の脚を常に繰り出せる切れ味の持ち主。

(3)超スローでも超ハイペースでも対応できる懐の深さと、精神力。

(4)ディープ直系キズナ産駒。最近キズナ産駒の活躍が目立ってきましたが、ディープの死後その後継種牡馬として良い繁殖がキズナに集まってきたのでしょう。コントレイル産駒がデビューする翌年以降はまた事情が変わってくるのかもしれませんが、いずれにせよ府中のこの距離ならキズナは買いです。

(5)信頼できる1番人気。

と、まぁ、これだけあれば軸は、この馬でしょうがない。不安があるとすればレコード決着となった皐月賞がかなりハードな内容だったので、そのダメージを引きずっている懸念と、枠が外目ということ、それに騎手戸崎の信頼性がルメールと比べると数段落ちるということでしょうか。

対抗は二番人気〇レガレイラ。

いやあ、牝馬ということでちょっとだじろいちゃいますが、それでも

(1)2歳G1ホープフルで牡馬を蹴散らす等、実績は申し分なし。

(2)6着と敗れた皐月賞だが33.9秒というメンバー中最速の上りを出しており、切れ味は抜群。

(3)2歳戦で無双状態だったスワーヴリチャードの子。早熟系統である懸念もあるけど3歳もこの時期なら。

(4)有利な内枠を引いた。

(5)クラシック第一弾で掲示板を外す敗れ方をするものの、騎手が怪我の癒えたルメールに戻り現在二番人気というのが先週オークスを勝ったチェルヴィニアとえらく印象がかぶる。

上記の特に(5)はおそらく皆も感じていることで、それゆえこれほどの人気になっているのでしょう。これってある意味過剰人気と言えるわけで、本来なら評価を下げるべきなのですが、ルメールは土曜のレースで5勝、2着2回と無双状態なわけで、怪我の影響は完全に払しょくしているのですな。こういうのを見ると逆らうのも怖くなってきます。

単穴には皐月賞4着馬の▲アーバンシック。追い込み不発だった皐月賞ですがそれでも4着まで押し上げているのは立派で、中山から府中に代わることはこの馬にとってプラス以外の何物でもありません。

ヒモ筆頭は青葉賞の勝ち馬にしてドゥラメンテ産駒☆シュガークン。

いやあ、ダービーと同じコースで行われる青葉賞は、もっとダービーと相性良くてもと思うんですが、実際には結果が出てませんねえ。単に結果が出ていないだけではない。17年の勝ち馬アドミラブルは上述の通り三着どまりな上、競走馬生命が終わっちゃうし、去年の勝ち馬にしてダービーで2番人気に推されたスキルヴィングはレース中に心不全を発症して競走馬生命どころか生命そのものが終わってしまうしと、これはこれで「呪い」としか言いようのない悲惨な結末のオンパレード。こういうのを見ると去年三着に来た小幡先生のハーツコンチェルトは偉いと言えるのですが、とにかく青葉賞組はダービーで「買ってはいけない」馬の上位に位置しているわけです。

でもねえ、私は「救世ドゥラメンテ教」の信者末席にいるわけでして、こういう馬に夢を託したいと思うんですよ。切れる脚も一応あるし、レジェンドジョッキーの武豊さんならあるいは。。。あ、良い子はマネしないでね。


馬券は3連単だと買い目が多すぎるし、1番人気が勝ちきれないレースでもあり◎→○▲☆→その他の三連複18点。

◎〇の組み合わせだとマイルドなガミが3点くらい発生しますが、それ以外はかなりつきます。まぁ、とにかく、ダービーは当てることが大事なのです。当たると他のレース以上に幸せな気分になれる、それが「競馬の祭典ダービー」なんです。久しぶりにそんな気分を味わいたいものです。



上海馬券王





○今日の結果

<日本ダービー> @ダノンデサイル(横山典) Aジャスティンミラノ (戸崎)  Bシンエンペラー (坂井)




○かんべえのつぶやき

――世代の頂点に立ったのは、アッと驚くダノンデサイルでした。9番人気で、単勝配当は4660円。京成杯を制したものの、皐月賞では爪の痛みで除外になった馬です。鞍上は横山典弘騎手。56歳、史上最高齢のダービージョッキーとなりました。G1勝利も2018年以来となります。7万人の大観衆の歓呼に応えました。

――いやあ、まったくのノーマークでしたよ。ダノンだったら、まだしもダノンエアズロックの方でしょう。あっそうか、京成杯の2着はアーバンシックなんだから、そりゃあ強いはずなんだ。勝利インタビューで横山騎手がいわく。(皐月賞を回避した)「あのときの判断は間違っていなかった」――ああっ、そのときの陣営の気持ちはいかばかりだったことか。

――当たり前のことですが、出走するからにはどんな馬にもチャンスがある。今日はたまたまスローなペースになった中で、最内枠をじっくりと走らせて足を溜めて、最後の直線でゆっくり追った横山典騎手の作戦勝ちでした。ダノンデサイルは2馬身差をつけた勝利ですから、文句なしの強さでした。


――その2着は皐月賞馬、ジャスティンミラノ(1番人気)でした。3着には不肖かんべえ推奨のシンエンペラー(7番人気)が入りました。うーん、惜しい。坂井瑠星騎手は今月、ケンタッキーダービー(フォーエバーヤング)でもオークス(ライトバック)でも東京優駿でも3着だったことになります。

――なお、唯一の牝馬で、ルメール騎手騎乗ということで2番人気となったレガレイラは5着でした。それから馬券王先生が秘かに狙っていたシュガークンは7着。3番人気のシックスペンスは9着でした。4着にサンライズアース(15番人気)が入ったのもちょっとしたサプライズでしたな。

――いやあ、大変なレースでありました。いつものことですが、ダービーは終わってしまうと喪失感があります。でも、そんなことは言っていられない。この後、目黒記念もありますからね。馬券王先生、来週の安田記念もよろしくお願いします。勝ちましょう!勝ちは全てを癒してくれるはず!





5月19日(日) オークス


恐ろしい。。

いや本当に恐ろしいですぞ。先週のヴィクトリアマイルにおける「2番人気の呪い」は。あのナミュールがあのメンツで8着に大敗するなんて、ああ、ありえない。冗談半分で言ってたんだけど、やはりあのレースには何か超常の力が働いているとしか思えません。これに比べれば「リング」なんて目じゃない、これは最上級のホラーではありますまいか。

しかもですな、ナミュールは締切直前まで1番人気だったんですよ。それが最後の最後に2番人気になった途端あの結末で、それがますます本件のホラー度を高めているわけなのであります。かんべえ先生曰く、フジテレビの競馬中継がマスクドディーヴァを激押ししたから人気が入れ替わったのだそうで、なんか酷い詐欺に引っかかった気分、なにしてくれるんじゃワレ!

うーん、5月に入った途端、これに限らず、なんかホラーな状況が続出しておりますなあ。わが愛するドゥラメンテ産駒の精鋭たちがそろって故障発覚(リバティアイランドは靭帯炎、スターズオンアースは脚部に浮腫、ドゥレッツアは剥離骨折)で、秋までお休み。この三頭が出ない宝塚記念なんて本当に味気ないにもほどがある。きぃいいいいいいっ!この意気地なし!敵前逃亡者!エアグルーヴさんもあの世でお嘆きざます!!

4月に「単独首位」とはしゃいだ、わがドラゴンズも今じゃ単独最下位だし、試合内容が去年よりはるかにマシなのが慰めとは言え、5月に入ってからのこの情けない状況にはあふれ出す涙をこらえることが出来ません。

という訳で、今回は下がりまくったテンションを引きずりながらお届けします。。。。


2024 519() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 85回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ミアネーロ 3 津村明秀

55

23.8

()林徹

1

2

クイーンズウォーク 3 川田将雅

55

11.9

()中内田充

2

3

 

エセルフリーダ 3 武藤雅

55

47.0

()武藤善則

2

4

 

パレハ 3 *田辺裕信

55

123.0

()新谷功一

3

5

コガネノソラ 3 石川裕紀

55

15.4

()菊沢隆徳

3

6

サンセットビュー 3 三浦皇成

55

93.4

()新谷功一

4

7

ステレンボッシュ 3 *戸崎圭太

55

2.3

()国枝栄

4

8

 

ホーエリート 3 原優介

55

79.8

()田島俊明

5

9

 

ラヴァンダ 3 岩田望来

55

80.4

()中村直也

5

10

アドマイヤベル 3 横山武史

55

15.7

()加藤征弘

6

11

 

ヴィントシュティレ 3 *北村宏司

55

121.3

()古賀慎明

6

12

チェルヴィニア 3 *ルメール

55

6.0

()木村哲也

7

13

スウィープフィート 3 武豊

55

8.9

()庄野靖志

7

14

ライトバック 3 坂井瑠星

55

8.2

()茶木太樹

7

15

 

サフィラ 3 松山弘平

55

57.1

()池添学

8

16

 

ショウナンマヌエラ 3 岩田康誠

55

138.1

()高野友和

8

17

タガノエルピーダ 3 *M.デム

55

15.8

()斉藤崇史

8

18

 

ランスオブクイーン 3 *横山和生

55

90.6

()奥村豊


という訳で、牝馬クラシック第二弾オークスであります。相変わらず18頭立てと大盛況であります。

さっそく恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。


近年急激に荒れ始めたオークスこの10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230521 リバティアイランド 川田将雅

18

5

1

()中内田充

2231

-1.0

 06-06-06

34.0

1.1

466

0

140

590

680

16840

34140

230521 ハーパー ルメール

18

12

2

()友道康夫

2241

1.0

 08-08-08

34.8

1.3

468

+6

(8.8)

590

680

16840

34140

230521 ドゥーラ 斎藤新

18

13

15

()高橋康之

2241

1.0

 13-14-14

34.1

2.0

472

0

(103.4)

   

16840

34140

220522 スターズオンアース ルメール

18

18

3

()高柳瑞樹

2239

-0.2

 07-08-08

33.7

1.1

464

-6

650

8150

12750

19360

119010

220522 スタニングローズ レーン

18

2

10

*()高野友和

2241

0.2

 05-04-04

34.4

0.6

474

0

(28.2)

8150

12750

19360

119010

220522 ナミュール 横山武史

18

8

4

*()高野友和

2243

0.4

 09-09-09

34.0

1.2

426

0

(7.1)

   

19360

119010

210523 ユーバーレーベン M.デム

18

9

3

()手塚貴久

2245

-0.1

 13-10-08

34.4

0.5

462

+8

890

1880

4690

109190

532180

210523 アカイトリノムスメ ルメール

18

7

2

()国枝栄

2246

0.1

 07-10-10

34.4

0.6

450

+6

(4.5)

1880

4690

109190

532180

210523 ハギノピリナ 藤懸貴志

18

8

16

()高野友和

2246

0.1

 17-15-12

34.3

0.7

454

0

(215.4)

   

109190

532180

200524 デアリングタクト 松山弘平

18

4

1

()杉山晴紀

2244

-0.1

 12-12-13

33.1

1.1

466

0

160

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマリリン 横山典弘

18

16

7

*()手塚貴久

2245

0.1

 02-02-04

34.0

0.3

452

+2

(28.5)

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマイティー 和田竜二

18

7

13

()五十嵐忠

2246

0.2

 05-05-04

34.1

0.3

474

+6

(60.5)

   

15020

42410

190519 ラヴズオンリーユー M.デム

18

13

1

()矢作芳人

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

0.8

456

0

400

25140

28210

28240

179960

190519 カレンブーケドール 津村明秀

18

10

12

()国枝栄

2228

0.0

 04-04-04

35.1

0.2

460

-4

(94.1)

25140

28210

28240

179960

190519 クロノジェネシス 北村友一

18

2

2

()斉藤崇史

2232

0.4

 04-04-05

35.4

0.3

432

-2

(4.1)

   

28240

179960

180520 アーモンドアイ ルメール

18

13

1

()国枝栄

2238

-0.3

 06-06-05

33.2

1.7

466

+4

170

1190

1410

750

3360

180520 リリーノーブル 川田将雅

18

1

4

()藤岡健一

2241

0.3

 03-03-03

33.9

1.3

496

-2

(12.3)

1190

1410

750

3360

180520 ラッキーライラック 石橋脩

18

2

2

()松永幹夫

2244

0.6

 05-04-05

33.9

1.6

492

+4

(4.1)

   

750

3360

170521 ソウルスターリング ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

2241

-0.3

 04-02-02

34.1

0.0

474

0

240

2290

2790

4600

20130

170521 モズカッチャン 和田竜二

18

1

6

*()鮫島一歩

2244

0.3

 06-06-05

34.1

0.3

468

0

(15.0)

2290

2790

4600

20130

170521 アドマイヤミヤビ M.デム

18

16

2

()友道康夫

2248

0.7

 13-13-12

33.9

0.9

476

+2

(4.8)

   

4600

20130

160522 シンハライト 池添謙一

18

3

1

()石坂正

2250

-0.0

 14-13-14

33.5

1.0

422

-4

200

420

650

2070

5790

160522 チェッキーノ 戸崎圭太

18

13

2

()藤沢和雄

2250

0.0

 13-13-14

33.5

1.0

462

-2

(4.0)

420

650

2070

5790

160522 ビッシュ M.デム

18

14

5

*()鹿戸雄一

2251

0.1

 08-08-05

34.1

0.5

416

+12

(16.0)

   

2070

5790

150524 ミッキークイーン 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2250

-0.1

 12-09-09

34.0

0.8

430

+4

680

1160

3030

4140

20150

150524 ルージュバック 戸崎圭太

18

14

1

()大竹正博

2251

0.1

 05-05-04

34.5

0.4

450

+6

(2.7)

1160

3030

4140

20150

150524 クルミナル 池添謙一

18

17

6

()須貝尚介

2252

0.2

 08-06-06

34.4

0.6

478

-10

(11.8)

   

4140

20150

140525 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

9

2

()斎藤誠

2258

-0.0

 09-09-08

34.2

0.9

444

+6

980

380

1730

1530

12850

140525 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

2258

0.0

 14-16-16

33.6

1.5

474

-4

(1.3)

380

1730

1530

12850

140525 バウンスシャッセ 北村宏司

18

5

3

()藤沢和雄

2259

0.1

 07-07-08

34.4

0.8

514

-4

(16.4)

   

1530

12850

集計期間:2014. 5.25 2023. 5.21


うーん、10年振り返って的中は14年・16年の2回。両方とも堅い決着で累計収支は赤字であります。ああ、ますますテンションが下がってきた。

それでは見ていきましょう。

@1番人気は6−2−0−2と素晴らしいの一言。勝率6割、連対率8割ですからねえ。こういうのを見ると馬券対象外になった二頭が気になりますが、22年サークルオブライフ(12着)、21年ソダシ(8着)であります。

A2番人気は1−3−3−3とこれも堅実、三連複軸にうってつけでしょう。

B3番人気は3−0−1−6とこれも優秀。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中5頭なんですが、この5頭すべて直近の5年間で飛び込んできており、皆がノーマークな馬にも一定の目配りは必要。

D上述の通り勝馬は1〜3番人気が独占、その意味では堅いレースと言えるのですが、この5年超人気薄が必ず1頭割り込んでくることから、配当は近年大荒れとなっています。

E外国人ジョッキーは30頭中10頭の鞍上で、内5頭(勝ち馬3)がルメール。故障明けではありますが、彼は押さえる必要あり。

F関東馬は30頭中12頭と開催場所を考えれば、もう少し頑張って欲しい状態。今年の1・2番人気は関東馬なんですが、さて。

G枠順に大きな偏りはない。ダービーと違って大外でも来る。

H脚質は差し・追い込みが大優勢。33秒台の決め手があると大変心強い。

I桜花賞同様大型馬不振。500s超で馬券に絡んだのは10年前三着のバウンスシャッセのみ。今年の対象は穴人気しているクイーンズウオーク1頭のみですがさて。

J過去5年15頭の血統は、わがドゥラメンテ産駒が三頭(内勝馬2)とこれが最優秀。なにせ、産駒デビュー後2年でこの実績ですからねえ。ああ、ありがたやドゥラメンテ様。これに次ぐのがディープ産駒で3頭(内勝馬1)これに直系キズナを加えると4頭(同1)とディープ系には一定の目配りが必要。

K過去5年15頭の前走キャリアは、さすが桜花賞組が過半数の8頭(内勝馬3)と圧倒的。この他重賞組ではフローラS組2頭(同1)、フラワーC組1頭(二着1回)。面白いのは非重賞特別戦から参戦したのが大健闘で4頭(内勝馬1)もいます。前走非重賞だと配当期待値が高いので、特に残念桜花賞である忘れな草賞組は押さえるべきでしょう。

以上から本命は1番人気◎ステレンボッシュ。買い要因は以下の通り

(1)このレースと相性の良い桜花賞の勝ち馬。

(2)常時33秒台の末脚を繰り出してきた切れ味の持ち主。

(3)超スローでも超ハイペースでも対応できる懐の深さが魅力。

(4)父エピファネイアで、母父がエアグルーヴ直系ルーラーシップなんざます。距離延長も大丈夫なんざます!

(5)1番人気の圧倒的な信頼性。(先週と違い最後までこの人気は維持できるでしょう)

と、これだけあれば文句はないですな。唯一の不安は前走の騎手モレイラが帰国して、鞍上がルメールに戻るかと思いきや、戸崎になったこと。まぁ、戸崎も皐月賞勝ってるし、関東のコースなら信頼度は高いのですが。。

対抗は桜花賞で32.8秒というメンバー最速の上りで三着した〇ライトバック。父がディープ直系キズナと言うこともあり、府中のこのコースならさらに上を目指せる器。

単穴は常時33秒台の切れ味を発揮するフローラSの覇者アドマイヤベル。

そしてヒモ筆頭には二番人気の☆チェルヴィニア。ルメールがステレンボッシュじゃなくてこの馬を選んだというのがこの人気に寄与してるんでしょうか。まぁ確かに桜花賞どか負けしてるんですが、アルテミスSの勝ちっぷりを見る限り府中では無視できません。(ただこの馬は22年人気になりながら大敗したサークルオブライフとえらく印象がかぶるので評価は若干下げています)

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単42点。

1番人気からこんなに買ってもガミは一点もなく、特に注認定したドゥラメンテ産駒が馬券に絡めば超絶大万馬券となります。

いやあ、フラワーCの覇者ミアネーロはまだしも、名前の通り黄昏れた成績を繰り返すサンセットビューは我ながら「ないわぁ」と思うんですが、去年の三着ドゥーラ(やはりドゥラメンテ産駒でこの馬と同じ15番人気)がまさにこんな感じだったので、超人気薄が飛び込む最近の傾向からこういうのを押さえておくのもアリなのではないかと。今年に入って逆風下にあるドゥラメンテ血統ですが、私のドゥラメンテ信仰が報われることを期待しています。



上海馬券王





○今日の結果

<オークス> @チェルヴィニア(ルメール) Aステレンボッシュ (戸崎)  Bライトバック (坂井)




○かんべえのつぶやき

――ゴール前、僅差で制したのは1番人気のステレンボッシュではなく、足色に勝る2番人気のチェルヴィニアの方でした。そりゃそうか。ルメールがこっちを選んだのはそういうワケだったのか。桜花賞で13位に敗れたのは理由があってのこと。畏れ入りました。

――3着には、クイーンズウォークとランスオブクイーンという両「女王」をわずかに制して、3番人気のライトバックが入りました。坂井騎手、グッジョブでしたね。近年のオークスには珍しく、人気通りの堅い決着となりました。


――ヒーローインタビューのルメール騎手、開口一番「ただいま!」。怪我のことを聞かれると、「康太くんは・・・」と心憎いコメント。もう、あんたが大将、東京芝2400mでは誰も敵いません。ん?ってことは来週はレガレイラなのかな?

――ステレンボッシュ、4角を抜けて馬群に包まれたところをなんとか抜け出したんですが、最後は大外を回ってきたチェルヴィニアに差されてしまいました。秋華賞ではどちらに分があるのか。あるいは他の馬が夏場に急成長するのか。ダービーにはレガレイラが出走するし、マイルだったらアスコリピチェーノもいるし、今年の3歳牝馬は楽しみが多いです。

――不肖かんべえが秘かに狙っていたコガネノソラは12着と低迷。でもいいのだ。新潟11Rの韋駄天Sで万馬券をゲットしておるのだ。わはははは。新潟の千直で勝ったなんて、いつ以来のことだろう。14番人気のマウンテンムスメを、2着に持ってきてくれた藤田菜七子ちゃんのお陰です。ごっつあんでした!

――ということで、来週はダービー。ウチはまたまた町内会のドブさらい掃除と重なってしまうのですが、それはそれ、レースはレース。とっても悩ましそうですが、馬券王先生、どうぞよろしくお願いします。





5月12日(日) ヴィクトリアマイル


え、コードレスの掃除機というのを買ったのであります。

コードレス掃除機はリチウム電池の性能向上と価格低下の結果、この10年で掃除機市場のメインを張るくらいに成長していたのは知っていたのですが、なにせ20年以上前に買ったキャニスター掃除機がこれまで健在でこれを買い替えることもできず、このたびこの電源コードが断線したことでようやく買い替えの決断が付いたわけなのであります。

いやあ、素晴らしいですね、これ。電源コードに束縛されずにやる掃除のなんと楽ちんなことか。しかも吸い込みパワーは20年前のワイアード掃除機よりはるかに高いではないか。技術の進歩は素晴らしい。日頃ハーネス付きのリードでお散歩していたワンちゃんがドッグランで解放されると、きっとこういう気分になるんでしょうな。

しかし、こういう経験をしてふと気づいたのですが、ケーブルとはつくづく厄介な代物です。これ電力供給のための必要不可欠なアイテムではあるのですが、とにかく人を束縛します。しかも最近の軽家電は、みな電力供給をUSBケーブルで行うようになっちゃって、この数がやたら増えている状況。これが絡まって収拾がつかんのです。

私のところのUSBポートには、iPhone、iPad、LEDの卓上照明、ゲームのリモコン2種(PS4とSWITCH)、Bluetoothのイヤホンとヘッドフォン、おまけにIQOSのチャージャーと、なんと8本のUSBケーブルがぶら下がっているのですが、これが絡まってしょうがないのであります。一本一本丁寧により分けて整理しても、翌日気が付けばまた元の状態に戻っている。これは一体何故なのだろう。こいつらには実は意識があって、私が寝ている間にもぞもぞと動き出し、乱交パーティーでもやっているのではないだろうか。嗚呼、なんていやらしい!これって「髪が伸びる人形」とか「三本足のリカちゃん」とかに代表される有名都市伝説の末席くらいには位置することのできる怖い怪談話ではありますまいか。

とにかく電気工学とか機械工学の分野でも、ケーブルの絡まりは絶対大きな問題になっているはずで、こういうケーブルの性質、理(ことわり)と言ったものに関し、学術論文なんかも出ていると思うんですが、誰かここら辺シンプルに説明できる解説をご教示いただけないでしょうか。とにかく謎だ。何故絡まるんだお前たち。

2024 512() 2回東京8日目 15頭 [15:40発走]
【11R】 19回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ライラック 5 戸崎圭太

56

42.7

()相沢郁

2

2

フィアスプライド 6 ルメール

56

12.0

()国枝栄

2

3

 

スタニングローズ 5 西村淳也

56

15.5

()高野友和

B3

4

コンクシェル 4 岩田望来

56

22.0

()清水久詞

3

5

ウンブライル 4 川田将雅

56

10.2

()木村哲也

4

6

マスクトディーヴァ 4 モレイラ

56

2.6

()辻野泰之

4

7

 

ハーパー 4 *池添謙一

56

26.9

()友道康夫

5

8

サウンドビバーチェ 5 *松山弘平

56

83.7

()高柳大輔

5

9

 

テンハッピーローズ 6 津村明秀

56

129.5

()高柳大輔

6

10

ナミュール 5 *武豊

56

2.5

()高野友和

6

11

 

ルージュリナージュ 5 *横山和生

56

100.0

()宗像義忠

7

12

 

キタウイング 4 杉原誠人

56

172.1

()小島茂之

7

13

モリアーナ 4 横山典弘

56

17.5

()武藤善則

8

14

 

フィールシンパシー 5 横山琉人

56

48.4

()小島茂之

8

15

 

ドゥアイズ 4 *鮫島克駿

56

54.1

()庄野靖志


と、いう訳で古馬牝馬のマイル女王決定戦、かんべえ先生言うところの「ヴィクトリア魔居る」なわけであります。

例年カオスな決着が多いこともあり「我にもチャンスあり」と多数の馬が参戦、フルゲート18頭立てになることの多かったこの一戦ですが、何故か今年は15頭とかなり控えめな状況で、「こいつには逆らえない」という抜けた存在がいるわけでもないのにこれは不思議。

とにかく恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。

「魔居る」と言いながら近年比較的穏やかになってきたヴィクトリアマイルの10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230514 ソングライン 5 戸崎圭太

16

6

4

()林徹

1322

-0.0

   08-06

33.2

0.5

488

 

760

1960

4170

1720

12830

230514 ソダシ 5 レーン

16

16

3

()須貝尚介

1322

0.0

   02-02

33.6

0.1

488

+8

(4.6)

1960

4170

1720

12830

230514 スターズオンアース 4 ルメール

16

2

1

()高柳瑞樹

1323

0.1

   05-03

33.6

0.2

484

0

(2.5)

   

1720

12830

220515 ソダシ 4 吉田隼人

18

5

4

()須貝尚介

1322

-0.3

   04-04

33.4

0.8

476

0

570

2010

4010

8270

43780

220515 ファインルージュ 4 ルメール

18

11

3

()木村哲也

1325

0.3

   06-06

33.4

1.1

500

-10

(5.4)

2010

4010

8270

43780

220515 レシステンシア 5 横山武史

18

7

6

()松下武士

1325

0.3

   02-02

34.1

0.4

510

-6

(12.8)

   

8270

43780

210516 グランアレグリア 5 ルメール

18

6

1

()藤沢和雄

1310

-0.7

   09-10

32.6

0.8

498

+2

130

3620

4630

8460

28750

210516 ランブリングアレー 5 吉田隼人

18

8

10

*()友道康夫

1317

0.7

   11-10

33.2

0.9

466

-8

(75.2)

3620

4630

8460

28750

210516 マジックキャッスル 4 戸崎圭太

18

1

5

()国枝栄

1317

0.7

   09-07

33.5

0.6

434

+4

(14.7)

   

8460

28750

200517 アーモンドアイ 5 ルメール

18

12

1

()国枝栄

1306

-0.7

   04-04

32.9

1.0

486

0

140

750

950

2960

7340

200517 サウンドキアラ 5 松山弘平

18

18

4

()安達昭夫

1313

0.7

   03-03

33.8

0.8

460

+2

(12.9)

750

950

2960

7340

200517 ノームコア 5 横山典弘

18

16

5

()萩原清

1313

0.7

   07-06

33.2

1.4

466

-12

(17.4)

   

2960

7340

190512 ノームコア 4 レーン

18

4

5

()萩原清

1305

-0.0

   07-07

33.2

1.2

470

+4

940

3700

7670

35490

175040

190512 プリモシーン 4 福永祐一

18

9

4

()木村哲也

1305

0.0

   10-10

33.0

1.4

498

0

(6.4)

3700

7670

35490

175040

190512 クロコスミア 6 戸崎圭太

18

3

11

()西浦勝一

1306

0.1

   05-05

33.5

1.0

440

-8

(30.8)

   

35490

175040

180513 ジュールポレール 5 幸英明

18

4

8

()西園正都

1323

-0.0

   08-08

33.3

0.7

460

-6

1940

4090

11730

8850

63640

180513 リスグラシュー 4 武豊

18

16

1

()矢作芳人

1323

0.0

   13-13

32.9

1.1

450

-2

(4.3)

4090

11730

8850

63640

180513 レッドアヴァンセ 5 北村友一

18

6

7

()音無秀孝

1323

0.0

   04-04

33.6

0.4

448

+4

(12.1)

   

8850

63640

170514 アドマイヤリード 4 ルメール

17

5

6

()須貝尚介

1339

-0.2

   12-07

33.4

0.4

422

-4

1350

42710

73750

123870

918700

170514 デンコウアンジュ 4 蛯名正義

17

10

11

()荒川義之

1341

0.2

   09-11

33.2

0.8

444

0

(67.9)

42710

73750

123870

918700

170514 ジュールポレール 4 幸英明

17

3

7

()西園正都

1341

0.2

   06-07

33.6

0.4

452

-2

(17.5)

   

123870

918700

160515 ストレイトガール 7 戸崎圭太

18

13

7

*()藤原英昭

1315

-0.4

   11-10

33.4

0.9

466

+2

1770

3510

9790

6090

48310

160515 ミッキークイーン 4 浜中俊

18

10

1

()池江泰寿

1319

0.4

   13-12

33.6

1.1

432

0

(3.4)

3510

9790

6090

48310

160515 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

18

15

2

()高野友和

1319

0.4

   13-14

33.5

1.2

446

-10

(4.4)

   

6090

48310

150517 ストレイトガール 6 戸崎圭太

18

5

5

()藤原英昭

1319

-0.0

   05-05

33.0

2.0

460

0

1410

36880

73990

2860480

20705810

150517 ケイアイエレガント 6 吉田豊

18

7

12

()尾形充弘

1319

0.0

   02-02

34.0

1.0

530

+10

(47.4)

36880

73990

2860480

20705810

150517 ミナレット 5 江田照男

18

18

18

()大和田成

1322

0.3

   01-01

35.3

0.0

482

+2

(291.8)

   

2860480

20705810

140518 ヴィルシーナ 5 内田博幸

18

14

11

()友道康夫

1323

-0.1

   01-01

34.3

0.0

456

-4

2830

8450

28050

50720

407940

140518 メイショウマンボ 4 武幸四郎

18

4

3

()飯田祐史

1324

0.1

   07-07

33.5

0.9

486

+6

(5.5)

8450

28050

50720

407940

140518 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

1

6

*()藤原英昭

1324

0.1

   09-11

33.2

1.2

456

+2

(13.7)

   

50720

407940

集計期間:2014. 5.18 2023. 5.14

うん、10年振り返って的中は20年、18年、16年の三回。かんべえ先生から「魔居る」呼ばわりされているレースにしては随分成績が良いではないですか。まぁ、配当は万馬券とは行きませんが、それでも三連単・三連複で中穴ゲットなわけで、累計収支は黒字であります。褒めて、褒めて!

それでは見ていきましょう。


@1番人気は2ー2−1−5と複勝率50%はまぁまぁとして勝ち切れていません。勝ったのは20年アーモンドアイ、21年グランアレグリアという年度代表級の名牝ばかりで、他は皆負けています。今年のメンバーでそこまでの馬はいないわけで困ったもんです。

A2番人気は0−0−1−9と悲惨の一言。いや、これは凄いですね、16年三着ショウナンパンドラ以外は皆圏外に飛んでいるわけで、ここまで悲惨なのは見たことがありません。ここまで来ると「呪い」と言ってよろしい。これって「髪が伸びる人形」とか「三本足のリカちゃん」とかに代表される有名都市伝説の末席くらいには位置することのできる怖い怪談話ではありますまいか。

B3番人気は0−3−0−7と2番人気よりはましですが、それでも号泣のひどさ。

Cついでに言うと4番人気は2−2−0−6と1番人気とほぼ互角な健闘ぶりで、こういう所を軸に馬連買うのもアリかもしれません。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭で、そのうち15年三着ミナレットは殿人気で3連単配当は百円玉一枚が2000万円になる超大荒れ、14年1着は11番人気ヴィルシーナでこれも40万配当と、昔はまさに悪行三昧を繰り返す「魔居る」ぶりだったのですが、この4年はそれほどの台頭はなく、上位人気が仕事をしない傾向は続いているものの、これに比べかなり温和な結末になっています。

E外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上で、内訳はルメール5回、レーン2回。今年は故障明けのルメールがどうかと言うのと、G1で好騎乗が続くモレイラに注目。

F関東馬は30頭中11頭だが、直近4年では12頭中9頭と近年絶賛大躍進中。

G枠順に大きな偏りはない。

H脚質は近年先行・好位差しでの決着が多い。極端な追い込みは届かず、逃げて勝ったのは10年前のヴィルシーナのみ。なお、前残り傾向での決着多発も皆33秒台の上りでレースをまとめており、府中で33秒台の上り実績のない馬には極めて難しいレース。

Iリピーター傾向顕著。とにかく、前年上位に入ったもののその後不甲斐ない成績を続け翌年人気を落とした馬が、しれっと再度上位に入線するレースであります。この傾向に気づいて本命にした16年ストレイトガール、18年ジュールポレーヌが見事期待に応えてくれたのは嬉しい限りなんだけど、まさか入線どころか勝っちゃうなんて。くそう、三連複じゃなくて3連単にしておけばよかった。まぁ、とにかくリピーターは要注意で、これって数々のトレンドの中でも最重要なんじゃないかと思うんですが、今年はなんと昨年の上位馬が全て不在。かろうじて対象となるのはスタニングローズ(前年12着)、ナミュール(同7着)、サウンドビバーチェ(同5着)であります。

J30頭の年齢別構成は、4歳馬12(内勝馬3)、5歳馬14(同5)、6歳馬3(同1)、7歳馬1(同1)と圧倒的に若い馬が優位。因みに6・7歳馬の勝ち馬はストレイトガールのリピートによるもので、稀代の晩成馬による特殊事例と考えるべきでしょう。

K過去5年15頭の血統はディープが5頭(内勝馬1)と圧倒的。これに直系キズナを加えると7頭(内勝馬2)となり、とにかくディープは無視できません。今年は直仔としてはフィアスプライドただ1頭が参戦、この他はキズナ産駒としてコンクシェル、母父ディープにはマスクドディーヴァ、ドゥアイズが出ています。

L過去5年15頭の前走キャリアは、バラバラですが、複数の連絡みでいうと、中山牝馬S組2頭(1着1、2着1)、宮杯組2頭(3着2)、阪神牝馬組3頭(2着1.3着2)、大阪杯2(1着1、3着1)となります。傾向として言うと、距離短縮組より同距離もしくは距離延長組が強い。「府中マイルはスピードだけでなくスタミナも重要なので1800m以上での実績重視」というのは、このコースにおける教科書的な定跡なんですが、このレースに関しては全然違う。オークス、秋華賞、JC、有馬等中距離以上の格上G1で好走して人気になりながら、飛んじゃう馬のなんと多いことか。このレースに関しては「格より距離適性」なのであります。

M馬体重は450kg超の馬が優勢。今回人気を分け合う形になっているナミュールとマスクドディーヴァは450kgそこそこで、これが輸送で大幅に馬体重を落としているようなら警戒も必要かと。


上記から取り敢えずの本命はかんべえ先生が愛してやまない◎ナミュール。先生は去年のマイルCSでこの馬にとてつもなくおいしい思いをさせてもらったようで、私にとってのドゥラメンテ的な存在なんでしょうな。その気持ちわかります先生。

買い要因としては以下の通り。

(1)去年のマイルCSの覇者にして海外を含めG1レース上位を続ける格的には最上位馬。

(2)マイル実績5−1−1−4、うち府中マイル実績2−1−0−2と距離適性はばっちり。

(3)常時33秒台の末脚を繰り出せる切れ味の持ち主。

(4)海外G1からこのレースに挑戦というのは去年の覇者ソングラインと同じ

(5)取り敢えず信頼度はある1番人気。


と、これだけあれば本命の資格ありですな。まぁ、このレースにはあまり向かない追込み脚質と言うのは気になりますが。

対して対抗は2番人気の〇マスクドディーヴァ。

(1)昨年の秋華賞でリバティアイランドに迫った唯一の存在で世代ナンバー2の実力者。

(2)マイル実績乏しいが、それでもこのレースと相性の良い阪神牝馬の勝ち方から見てマイル適性はあると思われる。

(3)常時33秒台の上りを使いまくる末脚はリバティアイランドに匹敵。

(4)追い込み一手かと思いきや、阪神牝馬では先行して勝ち切るというパターンを見せており、脚質に幅がありそう。

(5)そういう所をコントロールするに騎手モレイラは頼もしい存在。


と、これも申し分なくナミュールと優劣つけがたいですな。唯一気になるのは「呪いの2番人気」ということで、ナミュールより評価を下げるのはこれが大きいのですが、これだって今のオッズを見ると大差なく、当日人気が逆転している可能性も大きいわけで、嗚呼悩ましい。

上位人気が勝ち切れないレースなんで、ここはかんべえ先生みたいな単馬券とは行きません。馬券は◎もしくは〇軸の三連複15点。どちらを軸にするかは当日のパドックとオッズを見た上で決めたいと思います。たぶん1番人気になった方を軸にするんでしょうなあ。いや、私も迷信深い方では決してないのですが、それでも2番人気の0−0−1−9なんて実績は尋常じゃありません。これは何か得体のしれない超常の力が働いているに違いない。「魔居る」の「魔」と言うのをびんびんに感じます。

その他は距離適性と末脚の鋭い所を中心に選びました。ナミュール・マスクドとの組み合わせだと4点もガミになりますが、こんなに買い目を絞ったこのレースでガミ馬券なんてねえ。。まぁ、「2番人気の呪い」が続くようなら配当は跳ねるはずだし、ここは保険と割り切りましょう。


注認定した馬として、

フィアスプライドは

(1)ディープ産駒

(2)騎手ルメール

(3)切れ味アリ

(4)最近躍進著しい関東馬

ということで選びましたが、えらく人気になりましたな。まぁ、4番人気はこのレースではよく来てますから、これはこれでしょうがないか。


もう一頭の注認定は12番人気サウンドビバーチェ。「また性懲りもなくドゥラメンテ産駒かよ!」という突込みなんて気にしない。この馬、去年のリピータなんですね。今年参戦のリピーターの中で5着と最先着してるし、「去年の好走の後、悲惨な成績を続け翌年人気を落とした馬」こそトレンドが教える有力穴馬以外の何物でもないではないですか。これが来るとほぼすべてが万馬券。なんと言っても「ヴィクトリア魔居る」なんで、こういう馬は一頭買っておく必要があると思いますぞ。なんと言っても去年のこのレースでナミュールに先着しているんだから。



上海馬券王





○今日の結果

<ヴィクトリアマイル> @テンハッピーローズ(津村) Aフィアスプライド (ルメール)  Bマスクトディーヴァ (モレイラ)



○かんべえのつぶやき

――勝ったのは6歳馬でG1初挑戦、14番人気で単勝208倍のテンハッピーローズでした。最後は文句のつけようがない、本当に見事な伸び足でした。鞍上の津村騎手は38歳でこれがG1初勝利。涙のインタビューとなりました・・・・って、なんなんだこれは。やっぱりヴィクトリア「魔居る」じゃん!「近年穏やかになってきた」って、油断しちゃいけなかったんだ!

――2着のフィアスプライド、3着のマスクトディーヴァは「ルメ・モレ」馬券ですから、これはまあ普通なんです。3連複は4万3750円、3連単の91万6640円というのは、ちょっと安いかも?それにしても荒れました。


――馬券王先生と不肖かんべえが期待をかけたナミュールは、出遅れが響いて8着でした。これは騎乗した武豊が悪いのだろうか。否、これは出走直前にオッズが変化して、1番人気がマスクトディーヴァに変わって、ナミュールに2番人気の呪いがかかったからでしょう。ああ、憎い、番組の中で盛んにマスクトディーヴァを持ち上げたフジテレビが憎い。

――今になって気がついたけど、
オバゼキ先生もナミュールを予想しているじゃないですか。まったく、余計なことしないでくださいよぉ。昨日、ハーツコンチェルトが4着に終わったので、落ち込んでおられるのはよくわかりますけれども〜。

――ということで、これはいささか尾を引きそうな敗北です。来週はオークスですが、それまでにどうやって、今週の「魔」を取り払ったらいいのでしょう?





5月5日(日) NHKマイル


えー、昨日の深夜に行われたU23アジア杯の決勝戦を見たまま土曜の競馬に突入したので、現在猛烈な睡魔に襲われているのであります。

しかし凄い試合でしたねえ。山田のシュートや小久保の神セーブも感動ものなのですが、それ以上に驚いたのが対戦相手ウズベキスタンの強さでありました。的確なプレスをかけられ続けパスの出所をことごとく封じられた日本は、彼らの運動量が落ちてくる終盤までまったく良いところがなかったですな。

良いサッカーをするチームが負けたりするのはこの競技ではままあることですが、いやあ、主力が三人も抜けてこの強さですか。こういうチームを育て上げた監督は凄まじく優秀ですね。この国のA代表監督はオシムさんの弟子らしいのですが、U23代表のサッカーにもオシムさんの香りがします。

しかし一連のオリンピック予選を見ると、これまでのサッカーの序列が完全に崩壊しているのが分かります。ウズベキスタンだけでなくインドネシアとかベトナムとか予選通過は出来なかったけど、タイとかも良いサッカーをしています。これまでのアジアは、日本・韓国・オーストラリア・イランが四強と言われてきたけど若い世代では、このヒエラルキーは全く意味を成しません。どの国も皆凄まじくレベルが上がっています。まぁ、これまでイモ認定されていた日本のサッカーがドイツやスペイン相手に互角に渡り合えるまでになったことを考えれば、他の国で同じ覚醒が起こっても何の不思議もありませんな。

たかがU23と言うなかれ。2030年のA代表ワールドカップはこの世代が中心に回るのです。南米ではブラジルが五輪出場権を逃したりしてるし、こういうアンシャンレジームの崩壊は世界的な現象なのかもしれません。A代表WCのベスト4にアジアのどこかが名を連ねるのもそう遠いことではないのではないでしょうか。

2024 5 5() 2回東京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 29回NHKマイルカップ
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ダノンマッキンリー 3 北村友一

57

29.4

()藤原英昭

1

2

$ノーブルロジャー 3 *松山弘平

57

18.0

()吉岡辰弥

2

3

ディスペランツァ 3 *鮫島克駿

57

13.0

()吉岡辰弥

2

4

 

イフェイオン 3 西村淳也

55

93.1

()杉山佳明

3

5

ボンドガール 3 武豊

55

8.5

()手塚貴久

3

6

 

ロジリオン 3 *戸崎圭太

57

28.9

()古賀慎明

4

7

チャンネルトンネル 3 *岩田望来

57

63.3

()福永祐一

B4

8

 

エンヤラヴフェイス 3 *菱田裕二

57

325.4

()森田直行

5

9

 

キャプテンシー 3 M.デム

57

46.5

()松永幹夫

5

10

 

ウォーターリヒト 3 *菅原明良

57

146.2

()河内洋

6

11

アレンジャー 3 *横山和生

57

182.5

()昆貢

6

12

ゴンバデカーブース 3 *モレイラ

57

10.6

()堀宣行

7

13

 

シュトラウス 3 北村宏司

57

26.5

()武井亮

7

14

アスコリピチェーノ 3 *ルメール

55

2.6

()黒岩陽一

7

15

 

マスクオールウィン 3 *岩田康誠

55

142.7

()牧光二

8

16

*ジャンタルマンタル 3 川田将雅

57

3.3

()高野友和

8

17

 

ユキノロイヤル 3 石橋脩

57

190.0

()小野次郎

8

18

アルセナール 3 *横山武史

55

18.5

()木村哲也


という訳で、やってきました、かんべえ先生の言う「NHK参る」が。

なんか睡魔が猛烈なので今回は手短に、さっそくトレンドから見ていきましょう。


惨い!惨すぎる!!阿鼻叫喚の大波乱が続くNHKマイルこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230507 シャンパンカラー 3 内田博幸

18

11

9

()田中剛

1338

-0.0

   12-13

34.4

1.0

500

-4

2220

12990

30450

27690

260760

230507 ウンブライル 3 横山武史

18

3

8

()木村哲也

1338

0.0

   16-16

34.0

1.4

464

-8

(12.9)

12990

30450

27690

260760

230507 オオバンブルマイ 3 武豊

18

10

3

()吉村圭司

1340

0.2

   15-15

34.4

1.2

426

0

(6.1)

   

27690

260760

220508 ダノンスコーピオン 3 川田将雅

18

18

4

()安田隆行

1323

-0.0

   07-06

34.3

0.6

460

+2

710

2490

4820

416750

1532370

220508 マテンロウオリオン 3 横山典弘

18

1

3

()昆貢

1323

0.0

   17-16

33.5

1.4

484

-2

(6.8)

2490

4820

416750

1532370

220508 カワキタレブリー 3 菅原明良

18

10

18

()杉山佳明

1324

0.1

   15-14

33.8

1.2

420

-12

(229.1)

   

416750

1532370

210509 $シュネルマイスター 3 ルメール

18

15

2

()手塚貴久

1316

-0.0

   09-09

34.0

0.7

480

0

370

3690

4960

3540

21180

210509 ソングライン 3 池添謙一

18

10

7

*()林徹

1316

0.0

   06-07

34.3

0.4

480

+2

(16.9)

3690

4960

3540

21180

210509 グレナディアガーズ 3 川田将雅

18

8

1

()中内田充

1321

0.5

   03-02

35.1

0.1

460

+2

(3.4)

   

3540

21180

200510 ラウダシオン 3 M.デム

18

11

9

()斉藤崇史

1325

-0.2

   02-02

34.4

0.1

494

0

2960

4200

11900

19620

152750

200510 レシステンシア 3 ルメール

18

3

1

()松下武士

1327

0.2

   01-01

34.7

0.0

476

-6

(3.0)

4200

11900

19620

152750

200510 ギルデッドミラー 3 福永祐一

18

6

6

()松永幹夫

1328

0.3

   06-05

34.2

0.6

468

0

(19.0)

   

19620

152750

190505 アドマイヤマーズ 3 M.デム

18

17

2

()友道康夫

1324

-0.1

   06-07

33.9

0.7

472

+2

430

17200

22440

97390

410680

190505 ケイデンスコール 3 石橋脩

18

18

14

()安田隆行

1325

0.1

   12-14

33.6

1.1

460

-6

(87.7)

17200

22440

97390

410680

190505 カテドラル 3 アヴドゥ

18

10

7

()池添学

1325

0.1

   12-11

33.7

1.0

476

-4

(32.8)

   

97390

410680

180506 ケイアイノーテック 3 藤岡佑介

18

11

6

()平田修

1328

-0.0

   17-15

33.7

1.1

456

0

1280

3140

7470

21840

129560

180506 ギベオン 3 M.デム

18

9

2

*()藤原英昭

1328

0.0

   05-04

34.5

0.3

508

+6

(5.2)

3140

7470

21840

129560

180506 レッドヴェイロン 3 岩田康誠

18

17

9

()石坂正

1328

0.0

   11-12

34.1

0.7

474

+4

(25.0)

   

21840

129560

170507 アエロリット 3 横山典弘

18

16

2

()菊沢隆徳

1323

-0.2

   02-02

34.3

0.1

478

-2

580

17290

27730

50600

296160

170507 $リエノテソーロ 3 吉田隼人

18

14

13

()武井亮

1325

0.2

   09-09

34.0

0.6

450

-4

(37.5)

17290

27730

50600

296160

170507 ボンセルヴィーソ 3 松山弘平

18

6

6

()池添学

1329

0.6

   01-01

35.0

0.0

462

-2

(14.4)

   

50600

296160

160508 メジャーエンブレム 3 ルメール

18

4

1

()田村康仁

1328

-0.1

   01-01

35.1

0.0

496

-6

230

940

1470

11190

33030

160508 ロードクエスト 3 池添謙一

18

5

2

()小島茂之

1329

0.1

   16-16

33.8

1.4

446

-6

(6.4)

940

1470

11190

33030

160508 レインボーライン 3 福永祐一

18

18

12

()浅見秀一

1329

0.1

   09-09

34.4

0.8

430

-2

(40.7)

   

11190

33030

150510 クラリティスカイ 3 横山典弘

18

7

3

()友道康夫

1335

-0.2

   05-05

33.9

0.3

478

-4

640

2800

5990

6200

36720

150510 $アルビアーノ 3 柴山雄一

18

9

4

()木村哲也

1337

0.2

   02-02

34.4

0.0

512

+6

(6.5)

2800

5990

6200

36720

150510 ミュゼスルタン 3 柴田善臣

18

12

2

()大江原哲

1337

0.2

   11-09

33.8

0.6

470

-6

(5.9)

   

6200

36720

140511 ミッキーアイル 3 浜中俊

18

10

1

()音無秀孝

1332

-0.0

   01-01

34.8

0.0

478

+8

190

14760

15860

188380

684020

140511 タガノブルグ 3 三浦皇成

18

2

17

()鮫島一歩

1332

0.0

   13-07

33.9

0.9

428

-6

(114.5)

14760

15860

188380

684020

140511 キングズオブザサン 3 蛯名正義

18

1

12

()荒川義之

1332

0.0

   13-11

33.7

1.1

464

0

(78.4)

   

188380

684020

集計期間:2014. 5.11 2023. 5. 7


うん、10年振り返って的中は23年、16年の二回ですか。打率2割は通常なら「相性が悪い」レースとなるのですが、見てくださいこの波乱の10年を。詳しくは後述しますが、とにかく当たればホームランになるのです、このレースは。実際この二回の的中はいずれも三連複だけど万馬券。これだけで累計収支は大幅な黒字です。去年なんか9番人気のドゥラメンテ産駒シャンパンカラーから流した馬券が2万7千超の高配当で、ああ、ありがたやドゥラメンテ様!

とにかく、当たれば長打ということは、当てるのが難しいということでもあります。まずはそのトレンドを見ていきましょう。

@1番人気は2−0−1ー7と、命の次に大事なお金を注ぎ込むには、あまりにも信頼度低すぎ。勝った馬は14年ミッキーアイルと16年メジャーエンブレムのみでその後7連敗中です。

A2番人気は3−2−1−4と、これは三連複軸にぴったり。

B3番人気は1−1−1−7と、これも1番人気と大差ない信頼度。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭を数え、勝馬こそいないものの2着三回、3着三回とかなりの狼藉を働いています。それも内訳が惨すぎで、22年三着のカワキタレプリーは殿人気、14年二着のタガノブルグはブービー人気と言う悪逆非道な状況。

D上記の通り上位人気の信頼度が二番人気を除き劣悪で、超人気薄が平気で飛び込んでくることから配当は3連単が6桁6回に7桁1回、三連複だって8回が万馬券という宝くじ的状況が続いています。今年は珍しく桜花賞・皐月賞の上位馬が参戦してくるんで、もう少し常識に適った結末も期待できるのですが、このレースに限ればそういう堅い配当の方が「大波乱」ということになります。

E牝馬は30頭中8頭(内勝馬2)を占め、決して無視はできません。

F外国人ジョッキーは30頭中6頭の鞍上で、内訳はルメール3,デムーロ3と分け合ってます。まぁ、ルメールに関しては今回怪我明けの初騎乗ということで普段のパフォーマンス期待できるかという不安はありますが。。

G関東馬は30頭中10頭で、開催場所を考えると不振とも言えますが、来るときはまとめてワンツーという決着が多いのは要注意。

H枠順は中から外が良い。二桁の馬番の馬が30頭中過半数の17頭を占めます。

I脚質は様々だが、近年は差し、追い込みが優勢。33秒台の切れ味があるに越したことはありません。

Jとにかく早熟馬が瞬間的なきらめきを発するレースで、ここで上位に来てもその後鳴かず飛ばずとなるケースがやたら多い。この10年の1着馬でその後G1を勝ったのはミッキーアイルとアドマイヤマーズのみ(それだってしょぼいG1だし)。去年の勝ち馬にして大恩あるシャンパンカラーも、このレースの後は末期悲惨な状況でとてもここで詳細を記述する気にはなれません(号泣)。 まぁ、このレースに関してはどんな馬にもチャンスはあるということですな。

K馬体重は様々だが、勝ち馬に限定すれば470kg超という平均以上の馬格が要求されているようです。

L過去5年15頭の血統は勝ち馬に限定すればバラバラなんですが、ロードカナロア3(1着1回、2着2回)、ダイワメジャー3(1着1回、2着2回)が双璧。因みに今年はロードカナロア産駒の出走はありません。

M過去5年15頭の前走キャリアは、NZT組が3頭(1着1回、2着2回)、アーリントン組が5頭(1着1回、3着4回)とこれが双璧。NZTは面白くて、勝馬は必ず飛ぶという呪いがかかっていて来るのは2・3着の惜敗馬ばかりですな。去年はそのトレンドに準じてシャンパンカラーを軸にしたらおいしい思いが出来ました。

N三歳クラシックである桜花賞組(2着2頭)と皐月賞組(1着1回)もこの路線からオークス・ダービーに行くのが普通であることを考えれば有力。特に今年はこの路線の上位組が参戦ですからね。

上記から最もトレンドに即した馬がどれかというと、これは現在1番人気のアスコリピチェーノということになります。

(1)2歳牝馬チャンピオンにして桜花賞惜敗2着の実績。

(2)騎手ルメールに乗り替わり。

(3)枠順も良し

(4)常時33秒台の切れ味を披露する差し馬。

(5)このレースと相性の良いダイワメジャー産駒。

と、これだけトレンドに即しているとさすがに重い印を打たざるを得ません。でもねえ、、、

(6)1番人気の不振。かのグランアレグリアだって4着に沈んだレースだし、このレースには変な呪いがかかっている可能性が高い。

(7)桜花賞組はこの5年勝っていない。

(8)ルメールに故障明けのリスクあり。

(9)そもそも切れ味鋭いダイワメジャー産駒って違和感あり。

などの不安点もあり、ここは対抗に評価を下げてみたい。

替わって本命にするのが、二番人気ジャンタルマンタル。

(1)二歳牡馬チャンピオンにして皐月賞僅差三着という実績。

(2)先行馬ながら切れ味もなかなか。

(3)ハイペースでもスローでも対抗できる順応性。

(4)騎手川田の進言でこちらに進んだように、マイラーの適性高そう。

(5)1番人気よりははるかに信頼できる2番人気。

ということで、脚質を考えると枠順が外というのは気になりますが、それでも上位に食い込む安定度はアスコリピチェーノより上と考えます。

これまでの波乱を考えると、単馬券には手が出ないレースであります。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複フォーメーション21点。

▲には去年のサウジアラビアCの勝ちっぷりが素晴らしいコンパデカブース(騎手モレイラもそそります)。

☆にはこのレースとやたら相性の良いアーリントンCの勝ち馬ディスペランツァ。

アスコリピチェーノが絡むとガミが4点くらい発生しますが、この他はかなりつきます。特に注認定した二頭(アーリントン惜敗組)が絡むと万馬券です。まぁ、NHKマイルでガミ馬券なんて、それこそ大波乱ですから、ここはヒモ荒れを強く期待する次第です。


ああ、睡魔が耐え難くなってきたので、今回はここまで。明日は朝早くからケンタッキーダービーなんだよね。起きられるだろうか。。



上海馬券王




○今日の結果

<NHKマイル> @ジャンタルマンタル(川田) Aアスコリピチェーノ (ルメール)  Bロジリオン (戸崎)



○かんべえのつぶやき

――ジャンタルマンタルが強かった。「二強」の相手であるアスコリピチェーノに2馬身半の差をつけました。となると、馬券王先生の「トレンドに即しているのはアスコリピチェーノだが、不安があるから評価を一段下げる」という見立てはまことに適切であったことになります。

――問題は3着に飛び込んできたロジリオンですな。10番人気ですから、このレースなら来ても不思議はないし、印もそれなりについていたのだけれども、鞍上がこのレースではまったく過去に来ていない戸崎騎手ということで、ワシ的には切っちゃいました。いや、無念。それにしても3連単8520円(万馬券じゃない!)というのは、このレースにしては破格に堅く決まったことになります。


――馬券王先生いわく、「この二頭は強い。ソングライン以降途絶えていた強いマイラーがまとめて出現」とのこと。なるほど、キンカメやダイワメージャーなど、マイル戦で勝ちまくった上に種牡馬としても成功するような馬は久しく出てませんからな。ジャンタルマンタルはこれからどこまで伸びるのか。歴代のNHKマイル優勝馬のように、「それから先は鳴かず飛ばず」にはならないような気がします。

――それはそれとして、今朝のケンタッキーダービーはすごいレースでした。日本馬フォーエバーヤングは1着ミスティックダン、2着シエラレオーネとそれぞれハナ差の3着でした。もう一頭のテーオーパスワードも5着で、過去に6着が最高馬だった日本馬としては歴史を打ち立てたことになります。

――矢作調教師の心底悔しそうなインタビュー、複雑な表情の坂井騎手、ともにいいものを観たと思います。ダートでも日本馬は強い。そのことを世界に示した一戦だったと思います。

――さて、来週はヴィクトリアマイル。これもまた「魔居る」レースではあるのですが、今年は意外と順当に決まるのかもしれません。馬券王先生、またよろしくご指導ください。






4月28日(日) 春の天皇賞


えー、先々週の皐月賞の日、かんべえ先生に誘われて福島競馬場まで行ったのであります。

いやあ、PCとグリーンチャンネルによる在宅競馬に没頭し続けて幾星霜、競馬場でリアルな競馬を楽しむなんて何年ぶりでしょうか。海外赴任とかコロナ騒ぎのせいでおそらくこれは4・5年ぶりの競馬観戦なわけでして、久々に青空の下で競馬をすることが出来て私は嬉しい。(思えば九州在勤時代にコロナのせいで人出のある場所に行くことを会社に禁じられ、小倉競馬場に行けなかったのは痛恨であります)

しかしですねえ、久しぶりに行く競馬場の様子がなんかおかしい。私が観戦したのは競馬場内にある「来賓室」という所だったのですが、そこでは20人近い人がいたにもかかわらず、誰もマークシートで馬券を買おうとせず、ひたすらスマホとかタブレットでPAT投票しているんですな。私だけですよ、せっせとマークシートに記入して馬券を買っているのは。これって、なんかおかしくないか?

いや、世の中デジタル化の流れが急激に進んでいるのは分かるし、私も大抵の買い物はEdyとかnanacoで済ませるようにはなったんですがね、でも、競馬場では電子投票じゃなくて紙の馬券を握りしめて買った馬を応援すべきじゃないかという気がどうしても。。数年前までは「俺は現金決済主義者だあ!」とかのたまっていた、アナログ派の権化である、かんべえ先生まで嬉々としてiPadで馬券を買っているのを見ると、なんか自分だけ時代に取り残された感じがしてきます。

まぁ、今のマークシートのフォーマットに欠陥が多いのは事実です。誤記入や記入漏れのリスクはPCやスマホアプリを使っての投票よりはるかに大きいし、なんと言っても、3連単馬券の1・2着、もしくは2・3着の表裏を買うようには出来ていない。私が良くやる◎←→〇▲←→〇▲△△△△という3連単28点買いの馬券を購入しようとすると、三枚のマークシートに記入しなくてはなりませんし、そうなると当然誤記入のリスクは飛躍的に高まります。それを考えると競馬場で電子投票するというのは極めて合理的な行為なのでしょう。

でもねえ、競馬場は極めてアナログな場所じゃないのかという気がどうしてもするのですよ、私は。紙の馬券を買って、当たると精算機にこれを叩き込んで、ジャラジャラと現金が出てくることが醍醐味なんじゃないですかねえ。釣銭とか配当の払い戻しで財布が千円札と小銭でパンパンになって、でも入っているお金の総額はたいていの場合減っている。こういうマゾヒスティックな愉悦感に浸ることこそリアルな競馬の楽しみ方じゃないかと私なんかは思う訳ですが。。

まぁ、とは言え、福島のレースは全敗したものの中山・阪神で中穴が結構当たってトータル収支は黒字で終えることが出来、私は幸せです。福島までの交通費を入れると赤字ではありますが、そんなことはどうでもよろしい。いやあ、毎回だと疲れるけど、たまにはリアルな競馬もいいもんです。かんべえ先生、また行きましょう。

2024 428() 3回京都4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 169回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 3200m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サリエラ 5 *武豊

56

7.1

()国枝栄

1

2

 

ヒンドゥタイムズ 8 *団野大成

58

取消し

()斉藤崇史

2

3

 

プリュムドール 6 和田竜二

56

110.0

()奥村豊

B2

4

ワープスピード 5 *三浦皇成

58

28.7

()高木登

3

5

ブローザホーン 5 菅原明良

58

11.1

()吉岡辰弥

3

6

ディープボンド 7 *幸英明

58

27.9

()大久保龍

4

7

タスティエーラ 4 *モレイラ

58

8.8

()堀宣行

4

8

 

ゴールドプリンセス 4 *田口貫太

56

126.4

()寺島良

5

9

 

シルヴァーソニック 8 *M.デム

58

36.5

()池江泰寿

5

10

 

サヴォーナ 4 池添謙一

58

50.6

()中竹和也

6

11

マテンロウレオ 5 横山典弘

58

39.2

()昆貢

6

12

ドゥレッツァ 4 *戸崎圭太

58

2.9

()尾関知人

7

13

 

スカーフェイス 8 松若風馬

58

288.4

()中竹和也

7

14

テーオーロイヤル 6 菱田裕二

58

2.8

()岡田稲男

7

15

 

メイショウブレゲ 5 酒井学

58

145.8

()本田優

B8

16

 

チャックネイト 6 *鮫島克駿

58

34.0

()堀宣行

8

17

 

スマートファントム 4 *岩田望来

58

136.0

()石橋守

8

18

 

ハピ 5 *浜中俊

58

130.3

()大久保龍


ワハハ、当たりましたよ皐月賞も!桜花賞に引き続き連勝です。配当もそこそこついたし、何より売りにしている「10年トレンド」がきっちり役に立っているのが私は嬉しい。

という訳で、早速3200mの長丁場で行われる明日の天皇賞春のトレンドを見ていくことにしましょう。


近年穏やかな結末が多い天皇賞春この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230430 ジャスティンパレス 4 ルメール

17

1

2

()杉山晴紀

3161

-0.4

 07-07-04

34.9

472

0

430

4000

5990

13570

65060

230430 ディープボンド 6 和田竜二

17

7

5

()大久保龍

3165

0.4

 04-03-02

35.6

504

-10

(22.5)

4000

5990

13570

65060

230430 シルヴァーソニック 7 レーン

17

16

6

*()池江泰寿

3167

0.6

 12-11-09

35.1

462

 

(22.5)

   

13570

65060

220501 タイトルホルダー 4 横山和生

18

16

2

()栗田徹

3162

-1.1

 01-01-01

36.4

474

-2

490

520

1230

1580

6970

220501 ディープボンド 5 和田竜二

18

18

1

()大久保龍

3173

1.1

 04-04-03

37.1

504

-6

(2.1)

520

1230

1580

6970

220501 テーオーロイヤル 4 菱田裕二

18

7

4

()岡田稲男

3174

1.2

 04-02-02

37.4

460

+4

(9.9)

   

1580

6970

210502 ワールドプレミア 5 福永祐一

17

1

3

*()友道康夫

3147

-0.1

 07-07-04

36.7

486

-2

520

940

2220

2040

11490

210502 ディープボンド 4 和田竜二

17

12

1

()大久保龍

3148

0.1

 03-04-03

37.1

502

0

(3.6)

940

2220

2040

11490

210502 カレンブーケドール 5 戸崎圭太

17

3

4

()国枝栄

3152

0.5

 03-02-02

37.7

480

+2

(7.3)

   

2040

11490

200503 フィエールマン 5 ルメール

14

14

1

()手塚貴久

3165

-0.0

 08-07-07

34.6

490

+8

200

5770

7410

13500

55200

200503 スティッフェリオ 6 北村友一

14

6

11

*()音無秀孝

3165

0.0

 03-03-03

35.1

446

-2

(64.2)

5770

7410

13500

55200

200503 ミッキースワロー 6 横山典弘

14

5

4

()菊沢隆徳

3169

0.4

 10-05-04

35.3

478

0

(11.9)

   

13500

55200

190428 フィエールマン 4 ルメール

13

10

1

()手塚貴久

3150

-0.0

 05-04-01

34.5

480

0

280

1780

2470

16410

49110

190428 グローリーヴェイズ 4 戸崎圭太

13

7

6

()尾関知人

3150

0.0

 08-07-02

34.4

456

+2

(11.3)

1780

2470

16410

49110

190428 パフォーマプロミス 7 北村友一

13

8

8

()藤原英昭

3160

1.0

 05-04-05

35.2

452

-8

(30.6)

   

16410

49110

180429 レインボーライン 5 岩田康誠

17

12

2

()浅見秀一

3162

-0.0

 10-11-11

35.2

452

-2

600

1030

2510

2060

11650

180429 シュヴァルグラン 6 ボウマン

17

11

1

()友道康夫

3162

0.0

 03-02-02

35.8

474

+4

(3.0)

1030

2510

2060

11650

180429 クリンチャー 4 三浦皇成

17

8

4

()宮本博

3163

0.1

 07-04-03

35.7

488

+2

(8.0)

   

2060

11650

170430 キタサンブラック 5 武豊

17

3

1

()清水久詞

3125

-0.2

 02-02-01

35.3

536

-4

220

1040

1430

610

3780

170430 シュヴァルグラン 5 福永祐一

17

6

4

()友道康夫

3127

0.2

 05-04-03

35.2

468

-6

(12.0)

1040

1430

610

3780

170430 サトノダイヤモンド 4 ルメール

17

15

2

()池江泰寿

3127

0.2

 07-07-05

35.0

506

0

(2.5)

   

610

3780

160501 キタサンブラック 4 武豊

18

1

2

()清水久詞

3153

-0.0

 01-01-01

35.0

524

0

450

20160

29950

32350

242730

160501 カレンミロティック 8 池添謙一

18

3

13

()平田修

3153

0.0

 03-03-03

34.8

458

-2

(99.2)

20160

29950

32350

242730

160501 シュヴァルグラン 4 福永祐一

18

8

3

()友道康夫

3155

0.2

 09-11-09

34.5

468

-2

(6.4)

   

32350

242730

150503 ゴールドシップ 6 横山典弘

17

1

2

()須貝尚介

3147

-0.0

 14-03-04

35.0

510

+2

460

6060

8480

57160

236300

150503 フェイムゲーム 5 北村宏司

17

14

7

()宗像義忠

3147

0.0

 09-11-10

34.5

456

0

(22.6)

6060

8480

57160

236300

150503 カレンミロティック 7 蛯名正義

17

2

10

()平田修

3148

0.1

 02-03-01

35.3

454

0

(30.5)

   

57160

236300

140504 フェノーメノ 5 蛯名正義

18

7

4

()戸田博文

3151

-0.0

 08-07-05

34.3

498

+10

1150

2080

5670

38790

211180

140504 ウインバリアシオン 6 武幸四郎

18

12

3

()松永昌博

3151

0.0

 14-14-08

34.1

526

0

(6.5)

2080

5670

38790

211180

140504 ホッコーブレーヴ 6 田辺裕信

18

6

12

()松永康利

3151

0.0

 09-10-10

34.0

478

-2

(101.5)

   

38790

211180

集計期間:2014. 5. 4 2023. 4.30 21年・22年は阪神開催


うーん、10年振り返って的中は22年・17年の二回。17年は全米が号泣する超絶ガミ馬券だったことを思うと実質的な的中はタイトルホルダーの勝った22年のみですな。「ああ、ありがたやドゥラメンテ様!」とここは感謝の気持ちをささげたいところではありますが、そのタイトルホルダーが壮絶にやらかした去年を思うと、なんか、ねえ。。。

まぁ、とにかく相性の悪いレースではありますが、10年以上前にさかのぼるとこんなものじゃなかった。このレースとそれに引き続くヴィクトリアマイル、NHKマイルの三連戦は本当に理不尽な結末が多くて、まさに「黒い三連星」によるジェットストリームアタック、悪夢の五月病月間だったわけで、それに比べれば最近は当たるようになっただけましというものであります。

早速見ていきましょう。


@1番人気は3−3−0−4とまさに馬連軸向き。

A2番人気は5−0−1−4とこれは単馬券向きですか。勝つか飛ぶかで潔いですね。

B3番人気は1−1−1−7と大きく信頼性が落ちます。

C侮れないのは4番人気で1−1−4−4と三連複軸にはうってつけ。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中4頭(2着2回3着2回)で完全無視も難しいが、この三年は来ていません。

E牝馬は21年3着カレンブーケドール以外来ていません。今年は3頭も出走があるし、そのうちサリエラは現在3番人気とえらく買われているんですが、さて。

Fリピーター傾向顕著。前年上位が翌年も連に絡むことがやたら多い。

G外国人ジョッキーは30頭中6頭の鞍上で他のレースに比べ控えめ。6頭中4頭がルメールなんですが、今年は怪我で不在で、わがドゥラメンテ産駒ドゥレッツァには気がかりなデータです。

H関東馬は30頭中9頭と開催場所を考えると健闘の部類か。

I脚質はキタサンブラック・タイトルホルダーという稀代の逃げ馬が勝った16年・22年を除き差し馬が優勢。極端な追い込みは近年来ていない。

J枠順に偏りはないが、京都開催に限れば大外八枠は不振。

K30頭の年齢別構成は、4歳馬10頭(内勝馬4)、5歳馬9頭(同5)、6歳馬7頭(同1)、7歳馬3頭(すべて三着)、8歳馬1頭(二着一回)と4・5歳馬が圧倒的。問題は今年の4歳の強さに強い疑問符が付く事例が年明けから散見されることで。。。

L過去5年15頭の血統はディープインパクトが6頭(内勝馬4)とリピーター効果を差し引いてもこれが圧倒的。これにキズナ3頭(すべて二着)を加えるとディープ系の天下と言えましょう。牝馬サリエラがここまで人気しているのは武人気というよりはディープの血が買われているんですかね。

M過去5年15頭の前走キャリアは、日経賞組が5頭(内勝馬2)とこれが最有力。但し今年の出走馬ではここを0.2秒差4着したマテンロウレオのみがこの対象です。このレースのステップレースとして最も格が高い阪神大賞典組も4頭(1着1、2着3)とこれも有力。

N小兵不振。450kg未満の馬は20年2着のスティッフェリオ以外来ていません。人間のマラソンとか見ると長距離戦は体の小さいほうが向いてるのかと思ったらそうでもないんですな。馬体重が420kgそこそこのサリエラとブローザホーンには気になるデータです。


以上のトレンドに即すると、本命はかんべえ先生の一押し、テーオーロイヤルということになります。


(1トップハンデのダイヤモンドSでサリエラをねじ伏せ、このレースと相性の良い阪神大賞典を圧勝と、長距離戦では文句のつけようがない実績。

(22年前の本レースで三着という、隔年リピーター。

(3)騎手菱田との相性は7−0−1−5と優秀。

(4)信頼できる1番人気


まぁ、菱田君にG1勝の実績がないことと6歳という年齢が気になりますが、客観的にはこれが最有力ですね。でもねえ、かんべえ先生、この馬単勝2.8倍ですよ。本当に単勝で勝負するつもりなんですか?

まぁ、客観的にはテーオーロイヤルでも、私の本命は◎ドゥレッツァ。理由は下記の通り。


(1)なんと言ってもダービー馬、皐月賞馬をねじ伏せた去年の菊花賞が圧巻。世代最強は間違いなく彼。

(2)信頼度では一番人気を凌ぐ二番人気。

(3)何より私がドゥラメンテ教徒である。


ううう、なんか根拠としては薄弱ですなあ。世代最強と言っても、ダービー馬、皐月賞馬が年明けて不甲斐ない成績を繰り返す等、世代自体の強さに疑問符付きまくりだし、なによりドゥレッツァ本人も金鯱賞で二着になったとはいえ、勝馬プログノーシスにねじ伏せられる完敗だったし(あれってプログノーシスが強すぎたと言うことなのか判断が難しい。そういう意味でプログノーシスが同日出走する香港カップの結果は気になるところです)。加えて相棒のルメールが怪我で戸崎に乗り替わりだし、もう突っ込みどころ満載ですな。でもねえ、それでも客観的に彼に対抗できそうなのはテイオーロイヤルだけだし、この二頭を軸に考えるしかないですな。

という訳で、馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点。1・2番人気を軸にしてもガミはなく注認定した馬(リピータのディープボンドと日経賞惜敗のマテンロウレオ)が絡めば万馬券と買い方としては悪くないんじゃないかと思います。

まぁ、タイトルホルダーだって不安材料が多いときに限ってレコード圧勝をやってましたし、同じドゥラメンテ産駒のドゥレッツァ君にも同じことを期待したいと思います。




上海馬券王




○今日の結果

<春天> @テーオーロイヤル (菱田) Aブローザホーン (菅原明)  Bディープボンド (幸)



○かんべえのつぶやき

――まことに強い勝ち方でした。テーオーロイヤルはこれで「最強ステイヤー」確定ですね。今日は人馬ともにG1初勝利でした。「二強」の相手であり、馬券王先生推奨のドゥレッツァは、ブービー負けと明暗を分けました。淀の競馬場の空に、「きぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」という声がこだましたようでありました。

――テーオーロイヤル鞍上の菱田裕二騎手は、四角を回ったところで、「馬に余裕はあったが、自分は余裕がなかった」とのこと。これがデビューから13年目になりますが、京都府出身で、20年前に淀で初めて「春天」を見て感動し、騎手を志したとのこと。初めてのG1勝利が「春天」とは素晴らしいご縁ですね。おめでとうございます。


――2馬身差の2着に入ったのは、5番人気のブローザホーン。菅原騎手の冷静な騎乗が光りました。3着は6番人気、この春天では「3年連続2着」という不思議な記録を持つディープボンドでした。ううむ、春天勝利には何が足りないのでしょうか?

――ということで、不肖かんべえは久々のG1勝利となりました。パチパチパチ。意地になったわけじゃないけど、単勝は1万円賭けましたよ。ちなみに
原稿を書いた時点では、Netkeibaでは4倍見当だったんです。あ、ついでに馬連も取れてます。ああ、久々の浮きが心地よい。

――しかしですな。これから先が難所でありまして、来週以降は「NHK参る」「ヴィクトリア魔居る」が控えておるのです。もっとも馬券王先生は昨年、NHKマイルで見事に9番人気のシャンパンカラーを的中させていますので、次回も期待度は大であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。






4月14日(日) 皐月賞


えー、プロ野球も開幕から二週間が経過したのですが、わがドラゴンズが大躍進しておるわけでびっくりしているのであります。なんと、現在6連勝中で単独首位なんですわ。し、信じられん。これは夢ではなかろうか。

6連勝?単独首位?そんな言葉は10年近く前に耳にした気がするけど、もうそんな言葉の概念すら忘却の彼方なわけで、それってなんでしたっけ?食べられるんですか?

思い起こせば去年のドラゴンズは本当に酷かった。拙守拙攻をこれでもかというほど繰り返し、好投する投手を見殺しにし続けたその悪行は、ああ、今思い出しただけで胃液が食道を逆流する!それが今年はどうです。なんとビジターゲームを勝ちまくり、あまつさえその勝ちが先発投手についている。それもその勝ち方が典型的な「強いチーム」の勝ち方で、これは「春の珍事」とは決して言えないところが恐ろしい。どうしたんだ、ドラゴンズ!こんなの僕の知ってるドラゴンズじゃない!!

まぁ、まだペナントも始まったばかりで、今からはしゃぐと秋頃うなだれているに違いないという強い予感もあるのですが、それでもこれだけは言わせてください。

いやあ、プロ野球と言うのは楽しいものだったんですね!

私はこの10年それを忘れていました。思えば昨年、かんべえ先生はとても幸せな時間を過ごしていたわけだ。願わくば、この幸せが年内いっぱい続きますように。。。


2024 414() 3回中山8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 84回皐月賞
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

サンライズジパング 3 *菅原明良

57

36.9

()音無秀孝

1

2

メイショウタバル 3 *浜中俊

57

7.3

()石橋守

2

3

 

エコロヴァルツ 3 武豊

57

33.0

()牧浦充徳

2

4

 

シリウスコルト 3 三浦皇成

57

116.5

()宗像義忠

B3

5

ミスタージーティー 3 藤岡佑介

57

16.0

()矢作芳人

3

6

 

アレグロブリランテ 3 横山和生

57

195.1

()上原佑紀

4

7

ルカランフィースト 3 *松山弘平

57

194.3

()鹿戸雄一

4

8

☆1

*ジャンタルマンタル 3 川田将雅

57

8.6

()高野友和

5

9

アーバンシック 3 横山武史

57

14.1

()武井亮

5

10

レガレイラ 3 *北村宏司

55

3.7

()木村哲也

6

11

 

ホウオウプロサンゲ 3 菱田裕二

57

189.8

()矢作芳人

6

12

コスモキュランダ 3 *モレイラ

57

16.1

()加藤士津

7

13

ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

57

5.2

()友道康夫

7

14

☆2

$シンエンペラー 3 *坂井瑠星

57

7.5

()矢作芳人

7

15

 

サンライズアース 3 M.デム

57

35.7

()石坂公一

8

16

 

ダノンデサイル 3 横山典弘

57

33.1

()安田翔伍

8

17

ビザンチンドリーム 3 *ムルザバ

57

14.7

()坂口智康

8

18

 

ウォーターリヒト 3 幸英明

57

137.1

()河内洋


わははは。ドラゴンズの狂い咲きに影響されたのか、先週の桜花賞は今年初の的中となり、ますますめでたい限りです。まぁ、配当はほどほどだったんですが、それでも当コーナーが売りにしている「10年トレンド」がこの上なく有効に機能したということで私は嬉しい。

という訳で、牡馬クラシック(などと言いながら牝馬が一番人気になっていたりする訳ですが)第一弾である明日の皐月賞。まずはそのトレンドを見ていきたいと思います。

☆18頭も出ているのに近年平穏な皐月賞この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230416 ソールオリエンス 3 横山武史

18

1

2

()手塚貴久

2006

-0.2

 15-15-17

35.5

462

0

520

3510

5520

3770

24780

230416 タスティエーラ 3 松山弘平

18

14

5

()堀宣行

2008

0.2

 06-06-04

36.6

478

-6

(9.0)

3510

5520

3770

24780

230416 ファントムシーフ 3 ルメール

18

7

1

()西村真幸

2011

0.5

 10-10-10

36.4

494

-8

(3.8)

   

3770

24780

220417 ジオグリフ 3 福永祐一

18

14

5

*()木村哲也

1597

-0.1

 05-06-03

34.3

494

-4

910

3570

7540

4190

32840

220417 イクイノックス 3 ルメール

18

18

3

*()木村哲也

1598

0.1

 05-04-03

34.6

492

+10

(5.7)

3570

7540

4190

32840

220417 ドウデュース 3 武豊

18

12

1

*()友道康夫

2000

0.3

 15-16-14

33.8

496

-8

(3.9)

   

4190

32840

210418 エフフォーリア 3 横山武史

16

7

2

()鹿戸雄一

2006

-0.5

 04-04-04

36.7

504

-10

370

4300

5510

20000

82320

210418 タイトルホルダー 3 田辺裕信

16

13

8

()栗田徹

2011

0.5

 02-01-01

37.5

462

-4

(17.0)

4300

5510

20000

82320

210418 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

16

3

6

()須貝尚介

2011

0.5

 10-10-08

36.7

500

0

(14.3)

   

20000

82320

200419 コントレイル 3 福永祐一

18

1

1

()矢作芳人

2007

-0.1

 12-12-07

34.9

462

0

270

660

1120

9150

26310

200419 サリオス 3 レーン

18

7

3

()堀宣行

2008

0.1

 05-06-04

35.4

536

-2

(3.8)

660

1120

9150

26310

200419 ガロアクリーク 3 ヒューイ

18

16

8

()上原博之

2014

0.7

 11-10-09

35.7

498

+2

(41.2)

   

9150

26310

190414 サートゥルナーリア 3 ルメール

18

12

1

()角居勝彦

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

496

-4

170

950

1140

1480

4390

190414 ヴェロックス 3 川田将雅

18

7

4

()中内田充

1581

0.0

 05-04-04

34.4

478

-4

(9.0)

950

1140

1480

4390

190414 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

4

3

()萩原清

1581

0.0

 03-04-05

34.5

450

-4

(5.8)

   

1480

4390

180415 エポカドーロ 3 戸崎圭太

16

7

7

()藤原英昭

2008

-0.3

 04-04-04

35.1

492

0

1450

12880

23570

53410

372080

180415 サンリヴァル 3 藤岡佑介

16

14

9

()藤岡健一

2011

0.3

 05-05-05

35.2

488

-12

(24.6)

12880

23570

53410

372080

180415 ジェネラーレウーノ 3 田辺裕信

16

10

8

()矢野英一

2014

0.6

 02-02-02

37.6

496

0

(17.8)

   

53410

372080

170416 アルアイン 3 松山弘平

18

11

9

*()池江泰寿

1578

-0.0

 04-05-05

34.2

518

-2

2240

8710

20720

176030

1064360

170416 ペルシアンナイト 3 M.デム

18

7

4

*()池江泰寿

1578

0.0

 15-05-05

34.1

480

-2

(8.1)

8710

20720

176030

1064360

170416 ダンビュライト 3 武豊

18

10

12

*()音無秀孝

1579

0.1

 06-05-03

34.3

466

-4

(56.1)

   

176030

1064360

160417 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

18

8

()二ノ宮敬

1579

-0.2

 14-12-10

34.0

476

0

3090

6220

17680

6000

70390

160417 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

*()友道康夫

1581

0.2

 17-15-13

33.9

498

+2

(3.7)

6220

17680

6000

70390

160417 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

11

1

*()池江泰寿

1583

0.4

 08-09-05

34.8

504

+6

(2.7)

   

6000

70390

150419 ドゥラメンテ 3 M.デム

15

2

3

*()堀宣行

1582

-0.2

 13-11-07

33.9

486

-2

460

790

1530

3110

12360

150419 リアルスティール 3 福永祐一

15

5

2

()矢作芳人

1584

0.2

 05-05-03

34.5

502

-4

(3.8)

790

1530

3110

12360

150419 キタサンブラック 3 浜中俊

15

7

4

()清水久詞

1588

0.6

 02-02-02

35.2

510

+6

(9.7)

   

3110

12360

140420 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

2

2

()栗田博憲

1596

-0.2

 08-07-04

34.6

462

0

510

920

1900

7690

33490

140420 トゥザワールド 3 川田将雅

18

17

1

*()池江泰寿

1598

0.2

 03-03-03

35.2

510

-8

(3.5)

920

1900

7690

33490

140420 ウインフルブルーム 3 柴田大知

18

18

8

()宮本博

1599

0.3

 01-01-01

35.6

488

-2

(24.9)

   

7690

33490

集計期間:2014. 4.20 2023. 4.16


うむ、10年振り返って的中は、23年、20年、19年、15年の4回。内、20年・15年は3連単が万馬券的中と言うことで、収支は余裕で黒字。かなり相性の良いレースであります。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!

早速行ってみましょう。


@1番人気は2−1−3−4と複勝率60%は立派。ただ、勝ったのが19年サートゥルナーリアと一昨年のコントレイルという、二冠・三冠馬級の馬だけでいまいち勝ち切れていません。

A2番人気は3−1−0−6とこれは馬連軸向き。配当妙味を考えると1番人気に遜色ありません。

B3番人気は1−3−1−5と三連複軸向き。

C単勝二桁人気の超人気薄は17年三着のダンビュライト(12番人気)以外来ておらず、基本用なし。

D牝馬は一頭も来ていない。まぁ、普通牝馬は桜花賞に行くので出走自体殆どないのですが、今年は小幡先生の一押しレガレイラがホープフル1着の看板を引っ提げてここに参戦、あまつさえ1番人気に支持されているわけで、この取捨が最大のポイントとも言えます。

E外国人ジョッキーは30頭中8頭の騎乗で、内4頭がルメール。先週に引き続き彼は今回参戦できずレガレイラは北村に乗り替わりです。まぁ、ルメール不在とはいえ、短期免許でやってきて重賞を勝ちまくっているモレイラがいますので、ここら辺は要注意ですか。

F関東馬は30頭中13頭と開催場所を反映して健闘。特にこの4年では12頭中8頭が関東馬で、しかも直近3年は連続でワンツー独占と凄まじい活躍。

G枠順に大きな偏りはないが、勝ち馬に限定すれば大外は不振(勝ったのは16年ディーマジェスティのみ)。

H脚質は先行・追い込みが半々で中途半端な差しは来ていない。

I先週の桜花賞と打って変わり、小兵に厳しい世界。450kg未満の馬は1頭も来ていない。まぁ、今年のメンバーを見る限りこの対象となる馬はいないのですが、当日大幅に馬体を減らしている馬がいれば要注意であります。

J過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。

K過去5年15頭の前走キャリアは共同通信杯組が5頭(1着2,3着3)とこれが最有力。これに次ぐのは二歳G1(ホープフルと朝日杯FS)からの直行組で3頭(1着2,2着1)。本来最も格式が高いとされた弥生賞組は3頭(1・2・3着が1頭づつ)で今年大荒れとなったこのレースですが、完全無視も難しい。いずれにしてもこのレースの上位は前走重賞組でほぼ決まっていまして、非重賞組は19年2着のヴェロックス(前走若葉賞)のみであります。

以上から本命は◎ジャスティンミラノ。理由は下記の通り。

(1)このレースと相性の良い共同通信杯の勝ち馬。

(2)新馬・共同通信杯と先行しながら上りを33秒台でまとめるという強い勝ち方でタイムも優秀。

(3)「府中しか経験がなく、あまつさえ新馬・共同通信杯の二戦とも超スローペースが幸いした。皐月賞には向かないのではないか」とのネガティヴな意見もあるけど、先行して後続が詰めてきたら狙いすましたように突き放すその勝ち方はセンスにあふれている訳で、中山でも十分通用すると考える。

(4)騎手戸崎は中山なら超優秀。

(5)このレースと相性の良い2番人気

(6)父がディープ系のキズナ、母がこてこてのノーザンダンサー系というのが個人的にツボ


対抗は小幡先生一押しの〇レガレイラ。

まぁ、牝馬でどうかというのと、騎手がルメールから乗り替わりと負うのも気になりますが、それでもホープフルの勝ち方は強いものでしたからこれも有力なのは間違いない。二歳馬戦線でブイブイ言わせていたスワーヴリチャード産駒も三歳では大分落ち着いてきた感じで、私、この系統は超早熟じゃないかと思っているんですが、まぁ、3歳のこの時期ならまだ賞味期限内ではありましょう。

単穴としてひそかに期待しているのは現在7番人気の▲ビザンチンドリーム。新馬・きさらぎ賞を連勝しているのに、なんでこんなに人気がないんですかね。とにかく、この馬は切れ味だけならメンバー随一。追い込み馬が結構来ているトレンドもあり、大外引いたのもむしろ好都合と考えます。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複フォーメーション26点。わずかにガミになる馬券も二点ありますが、その他は結構つきます。

まぁ、明日はかんべえ先生と福島競馬場まで行って久しぶりにリアル競馬の観戦となる訳ですが、そういうリアルな現場でG1的中となれば喜びもひとしおなわけでして、当たると良いな。



上海馬券王



○今日の結果

<皐月賞> @ジャスティンミラノ (戸崎) Aコスモキュランダ (モレイラ)  Bジャンタルマンタル (川田)



○かんべえのつぶやき

――ゴール前で順位変動。戸崎圭太騎手が片手をあげました。勝ったのは2番人気のジャスティンミラノ。コースレコードの勝利で、馬券王先生の予想がバッチリでした。3連複ゲットで、見事、桜花賞と両方とも的中です。おめでとうございます。


――2着に入ったのは7番人気のコスモキュランダ。モレイラ騎手は2週連続で好成績ですな。3着は3番人気のジャンタルマンタル。1番人気のレガレイラは6着。牝馬の歴史を作ることはできませんでした。

――不肖かんべえは
坂井騎手騎乗のシンエンペラーから買っていたのですが、アーバンシックに続くクビ差の5着でした。うーむ、無念。読者の皆様は、素直に馬券王先生に乗られることをお勧めいたします。

――本日は馬券王先生や編集F氏などの競馬仲間と共に、好天で桜も満開(ちょっと散り始め?)の福島競馬場に来て勝負しております。今宵は現地の高橋利明記者も合流して、競馬について語り明かす予定であります。

――世の中的には水原一平氏の事件があるから、賭け事が白い目で見られる日々でありますが、敢えて言いたい。われわれ一同は皆、ギャンブルの「依存症」であります。しかるに軽い依存症であれば、こんなにいいことはありませぬ。熱中できることがあって、罪のない喜怒哀楽の記憶が残り、楽しい仲間もできるのですから。






4月7日(日) 桜花賞


えー、先週のドバイの、とりわけシーマクラシックの結末があまりに悲しすぎて、現在大変黄昏ている所なのであります。

リバティアイランドは直線伸び切れず三着。スターズオンアースは騎手変更の末に直線よれによれまくり8着。去年欧米を席巻したディープ産駒オーギュストロダンに至ってはなんと殿負け。この三頭のうちどれかが勝つと思っていた私にとって、現実はあまりにも厳しい。。一体どうなっているのでしょう。

特にリバティ・スターズという私が愛してやまないドゥラメンテ産駒のあのような体たらくは、思い出す度、涙がこみ上げます。。ううううう、そう言えば、私がグルーヴコーナーで取り上げると一族に災いが降りかかるんだった。忘れていました。いや、本当は忘れていたわけじゃない。海外レースなら治外法権で、大丈夫だと自分に言い聞かせていたんです。すいません、ごめんなさい、もうやりません。

しかし、去年と打って変わって今年はドゥラメンテ産駒の受難が続きますなあ。高松宮記念で1番人気に推されながら10着と大敗したルガルは実は骨折していたんだそうで、今年中の復帰は大変難しいのだとか。そうか、そういうことなのか、いくらなんでもあれは負けすぎだと思っていたのですが、そういうことだったのか。。決してグルーヴコーナーだけが悪いわけじゃなくて、なんか今年はそういう運勢なのか。でもドゥラメンテ産駒も今年デビューするのが最後だし、このままだと後がないよなあ。困ったもんです。

まぁ、それでも先週は、中山メインでドゥラモンド君のおかげをもちまして万馬券をゲットでき、大阪杯の負けを補って余りある収支を出すことが出来ました。「ドゥラメンテと唱えれば極楽に行ける」というドゥラメンテ信仰はいまだ健在なのだと信じ、今後も密やかに応援していきたいと思います。


2024 4 7() 2回阪神6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 84回桜花賞
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ワイドラトゥール 3 北村友一

55

201.0

()藤原英昭

1

2

クイーンズウォーク 3 川田将雅

55

6.4

()中内田充

2

3

イフェイオン 3 西村淳也

55

29.0

()杉山佳明

2

4

 

キャットファイト 3 *松山弘平

55

57.3

()上原博之

3

5

 

シカゴスティング 3 *浜中俊

55

172.6

()庄野靖志

3

6

 

ハワイアンティアレ 3 *池添謙一

55

74.4

()松永幹夫

4

7

スウィープフィート 3 武豊

55

8.7

()庄野靖志

4

8

コラソンビート 3 横山武史

55

5.9

()加藤士津

5

9

アスコリピチェーノ 3 北村宏司

55

3.6

()黒岩陽一

5

10

 

セキトバイースト 3 藤岡佑介

55

70.9

()四位洋文

6

11

ライトバック 3 坂井瑠星

55

16.4

()茶木太樹

6

12

ステレンボッシュ 3 *モレイラ

55

5.0

()国枝栄

7

13

 

テウメッサ 3 *岩田望来

55

109.6

()金成貴史

7

14

 

ショウナンマヌエラ 3 *岩田康誠

55

216.4

()高野友和

7

15

 

$エトヴプレ 3 *鮫島克駿

55

44.0

()藤岡健一

8

16

 

セシリエプラージュ 3 M.デム

55

82.0

()中村直也

8

17

マスクオールウィン 3 津村明秀

55

72.2

()牧光二

8

18

チェルヴィニア 3 *ムルザバ

55

7.9

()木村哲也


牝馬クラシック第一弾桜花賞であります。例年通り18頭立てと大盛況なのであります。

後述する通りなかなか見どころのある優秀メンバーがそろいましたが、問題は最近のトレンドとして優秀馬が春のトライアルを総スルーしている状況で、今回初顔合わせとなる有力どころが多く力関係が良く分からないということですな。

そういう時にお役に立つのが「10年トレンド」です。幸いなことにクラシックは優秀馬の海外流出がありませんから、過去のトレンドは十分参考になるはず。早速見ていきましょう。


☆18頭も出ている割には穏当な結末が続く桜花賞のこの10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230409 リバティアイランド 川田将雅

18

3

1

()中内田充

1321

-0.2

   15-16

32.9

466

+4

160

1280

1520

4750

13220

230409 コナコースト 鮫島克駿

18

9

6

*()清水久詞

1323

0.2

   02-02

34.5

454

-4

(18.4)

1280

1520

4750

13220

230409 ペリファーニア 横山武史

18

14

5

()鹿戸雄一

1323

0.2

   04-04

34.1

490

-6

(17.6)

   

4750

13220

220410 スターズオンアース 川田将雅

18

8

7

()高柳瑞樹

1329

-0.0

   10-09

33.5

470

-4

1450

3740

9050

11740

72700

220410 ウォーターナビレラ 武豊

18

6

3

()武幸四郎

1329

0.0

   02-02

34.0

464

-14

(6.2)

3740

9050

11740

72700

220410 ナムラクレア 浜中俊

18

1

6

()長谷川浩

1330

0.1

   04-04

33.9

462

-4

(14.5)

   

11740

72700

210411 ソダシ 吉田隼人

18

4

2

()須貝尚介

1311

-0.0

   03-03

33.8

472

0

360

670

1280

2660

10400

210411 サトノレイナス ルメール

18

18

1

*()国枝栄

1311

0.0

   15-16

32.9

474

0

(3.3)

670

1280

2660

10400

210411 ファインルージュ 福永祐一

18

2

8

()木村哲也

1312

0.1

   08-06

33.7

488

-4

(15.3)

   

2660

10400

200412 デアリングタクト 松山弘平

18

9

2

()杉山晴紀

1361

-0.2

   13-12

36.6

466

0

420

1110

1930

12590

47760

200412 レシステンシア 武豊

18

17

1

()松下武士

1363

0.2

   02-02

38.2

482

-6

(3.7)

1110

1930

12590

47760

200412 スマイルカナ 柴田大知

18

3

9

()高橋祥泰

1366

0.5

   01-01

38.6

416

0

(35.5)

   

12590

47760

190407 グランアレグリア ルメール

18

8

2

*()藤沢和雄

1327

-0.4

   03-01

33.3

476

-6

340

4410

5700

5990

31810

190407 シゲルピンクダイヤ 和田竜二

18

16

7

()渡辺薫彦

1331

0.4

   15-12

32.7

458

+6

(20.0)

4410

5700

5990

31810

190407 クロノジェネシス 北村友一

18

4

3

()斉藤崇史

1331

0.4

   08-09

32.9

434

-4

(5.7)

   

5990

31810

180408 アーモンドアイ ルメール

18

13

2

()国枝栄

1331

-0.3

   15-16

33.2

462

-2

390

480

990

830

3780

180408 ラッキーライラック 石橋脩

18

1

1

()松永幹夫

1334

0.3

   03-03

34.5

488

-6

(1.8)

480

990

830

3780

180408 リリーノーブル 川田将雅

18

9

3

*()藤岡健一

1335

0.4

   06-06

34.3

498

0

(7.4)

   

830

3780

170409 レーヌミノル 池添謙一

18

10

8

()本田優

1345

-0.1

   04-04

35.4

466

-2

4080

17000

45330

5020

94890

170409 リスグラシュー 武豊

18

6

3

()矢作芳人

1346

0.1

   09-08

35.3

436

-2

(14.5)

17000

45330

5020

94890

170409 ソウルスターリング ルメール

18

14

1

()藤沢和雄

1346

0.1

   06-05

35.4

474

-2

(1.4)

   

5020

94890

160410 ジュエラー M.デム

18

13

3

()藤岡健一

1334

-0.0

   16-17

33.0

494

-4

500

960

1950

5650

20330

160410 シンハライト 池添謙一

18

12

2

()石坂正

1334

0.0

   08-08

33.7

426

-4

(4.9)

960

1950

5650

20330

160410 アットザシーサイド 福永祐一

18

10

6

()浅見秀一

1337

0.3

   10-11

33.9

430

-10

(36.9)

   

5650

20330

150412 レッツゴードンキ 岩田康誠

18

6

5

()梅田智之

1360

-0.7

   01-01

33.5

464

-4

1020

7860

17370

34480

233390

150412 クルミナル 池添謙一

18

7

7

()須貝尚介

1367

0.7

   12-13

33.4

488

+2

(23.2)

7860

17370

34480

233390

150412 コンテッサトゥーレ ルメール

18

1

8

()安田隆行

1368

0.8

   05-11

33.6

444

-2

(27.8)

   

34480

233390

140413 ハープスター 川田将雅

18

18

1

*()松田博資

1333

-0.0

   18-18

32.9

478

+2

120

370

450

1310

2540

140413 レッドリヴェール 戸崎圭太

18

12

2

()須貝尚介

1333

0.0

   13-15

33.4

418

0

(7.4)

370

450

1310

2540

140413 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

10

5

()斎藤誠

1334

0.1

   12-12

33.8

438

0

(30.9)

   

1310

2540

集計期間:2014. 4.13 2023. 4. 9


うん、10年振り返って的中は23年、18年、14年の三回。これまで当たっても低配当だったのですが、去年リバティアイランドから買った3連単が万馬券になり累計収支はぎりぎり黒字です。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!

それでは見ていきましょう。


@1番人気は2−3−1−4とまずまずですが、勝ち切れていません。勝ったのは去年のリバティアイランドと10年前のハープスターのみ。

A2番人気は4−2−0−4とこちらは素晴らしい。馬連もしくは単馬券軸向きです。

B3番人気は1−2−2−5とこれは三連複軸向き。

C単勝二桁人気の超人気薄は10年通して一頭も馬券に絡んでいない。

D上記から上位人気が仕事をし大穴の台頭も皆無ということで、3連単配当は15年を除きかなり穏やか。18頭も出る三歳牝馬戦とは思えない平穏な日々が続いています。

E外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗。6頭中5頭がルメールということで、彼が出れば必ず押さえる必要があったのですが、先週ドバイで負傷して彼は今回参戦せず。彼のお手馬が今回二頭出ていますが、これがモレイラ、ムルザバエフというやはり外国人(それもかなり優秀な)に乗り替わりということで、ここら辺どうなるのかは興味深い。

F関東馬は30頭中9頭でこれは開催場所を考えると健闘の部類か。特に17年以降は毎年1頭は連がらみしていますし、今年の上位人気は小幡先生御推奨のクイーンズウオーク以外はすべて関東馬でもあり、関東馬というだけで嫌う理由にはなりません。

G枠順に大きな偏りはない。大外でも来る(但し勝ったのは10年前のハープスターのみ)。

H脚質は勝ち馬に限定すれば差し・追い込みが圧倒的。近年先行馬も台頭しているがそれでも2・3着どまり。良馬場なら33秒台の上り実績がある馬は押さえるべし。

I小兵優位。というより大型馬不振。過去10年500kgを超える馬格の馬は一頭も馬券に絡んでいない。小幡先生ご推奨のクイーンズウオークには気になるデータです。

J過去5年15頭の血統は、わがドゥラメンテ産駒が現在連覇中なるも今年は出走なし(涙)。これに続くのはディープ産駒で3頭(内勝馬1)ですが、さすがに今年は母父ディープを含め出走なし。敢えて言えば父父ディープのキズナ産駒が二頭出走(クイーンズウオークとライトバック)でこれは押さえたほうが良いかも。

K過去5年15頭の前走キャリアは、二歳G1(阪神JFと朝日杯FSからの直行組が4頭(内勝馬3)とこれが最有力。この他ではクイーンC組が2頭(同1)。数の上ではトライアル・チューリップ賞組が6頭いますが、これには勝馬はなく2・3着どまりで、まぁ、ヒモ要員ですか。因みにチューリップ賞をどか負けした馬でも結構桜花賞では連がらみしてますので上位に限定せずに押さえてみたいです。


以上から本命視するのが二番人気◎ステレンボッシュ。理由は下記の通り。


(1)このレースと相性の良い阪神JFからの直行組で、JFでは勝馬アスコリピチェーノとタイム差なしの二着。

(2)JFでメンバー最速となる上り33.5秒をたたき出す等、切れ味あり。

(3)ルメール負傷を受け乗り替わりとなったモレイラも、超一流の騎手。

(4)3歳までなら信頼できるエピファネイア産駒。

(5)このレースと相性の良い2番人気。

(6)母父ルーラーシップでメンバー中唯一のグルーヴ血統。(ま、これは先週のことを考えたら強調すべきじゃないか)


対抗は1番人気〇アスコリピチェーノ。JFを含め三戦三勝、しかもそのすべてで33秒台の上りを使う等、これもケチのつけようがありません。どちらを本命にするか迷いましたが、結局騎手の差でステレンボッシュを上位としました。

単穴は▲チェルヴィニア。昨年アルテミスSの勝ちっぷりを見たときは、今年のクラシックはこの馬とボンドガールで争われることになると考えていましたが、その後跛行でJFを回避、年が明けてもトライアルには出てこないでいきなりここに参戦、出たら出たで大外枠だしルメール負傷で騎手が乗り替わりだしでと、なんかやたら運に見放されてる感じですねえ。まぁ、それでも彼女はメンバー中1・2を争う決め手を持っていますのでここをあっさり勝っても不思議ではなくそれなり以上に重い印を打ちたいと思います。(因みにボンドガールはボンドガールで賞金不足で桜花賞を除外、しょうがないから参戦した土曜のG2・NZTでは二着とこちらはこちらで昨年抱いた期待からは程遠いですなあ)

ひも筆頭は、小幡先生一押しの☆クイーンズウオーク。このレースと相性の良いクイーンCの勝ち馬にして、デビュー以降三戦をすべて上り33秒台でまとめる等、これも有力な一頭。まぁ、戦歴・血統から桜花賞よりはオークス向きじゃないかと思うんですが。。。

以上、上述した4頭のいずれかが勝馬となるのはほぼ確かだと思うんですが、今回初顔合わせが殆どで、力関係が定まっておらずなかなか悩ましいわけです。多分実力拮抗で、展開とかの綾で勝負が決まっちゃうんじゃないでしょうか。どれか1頭から決め打ちするというのが男らしくてよいのかもしれませんが、ここまで連敗中の私はとにかく当てたいということで買うのは◎→〇▲☆→その他の三連複15点。その他は決め手のある馬、チューリップ賞組を中心に選びました。ガミが二点くらいありますが、他は結構つきます。まぁ、大荒れのないレースではありますが、ある程度ひも荒れしてくれないとねえ。。



上海馬券王




○今日の結果

<桜花賞> @ステレンボッシュ (モレイラ) Aアスコリピチェーノ (北村宏)  Bライトバック (坂井)



○かんべえのつぶやき

――例年は3月に桜が咲いてしまい、「なんとか本番まで持たせろ!」と阪神競馬場が苦労するそうですが、今年は満開の下での桜花賞。桜の女王に輝いたのは、馬券王先生の予想通りステレンボッシュでした。モレイラ騎手はテン乗りでの快挙です。日本でのG1勝利は2018年のエリザベス女王杯(リスグラシュー)以来でした。


――1馬身差の2着はアスコリピチェーノ。やはり阪神JFのワンツーコンビが、3歳牝馬勢では頭一つ抜け出ているようですね。クビ差の3着には7番人気のライトバックが入りました。以下は4着スウィープフィート、5着エトヴプレとなりました。いや〜、今年初めて納得のゆくG1レースとなった感あり。

――不肖かんべえは、1番人気のアスコリピチェーノから買ってました。いや、北村宏司騎手があんまり評価されていないのがちょっと気の毒に思えたので。単勝は取れませんでしたが、三連複はゲットしたので、まあまあの出来でした。

――さて、来週は皐月賞。3歳牡馬のチャンピオンはどの馬か。馬券王先生とは、とっても久しぶりに競馬場でご一緒する予定です。いよいよコロナが終わったの感があります。それではご一緒に楽しみましょう。






3月31日(日) 大阪杯

上海馬券王の人生相談

マンネリなんて言わせない! お受験グランマ・エアグルーヴさん怒涛の霊界通信!!

Q:グローバルなんざます!

先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいっ!これだからパンピーは!

よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!JRAの大立者ノーザンテーストを祖父に、樫の木の女王ダイナカールを母に、そして凱旋門の英雄トニービンを父に持つ、まさに貴族の中にして華族の中の華族!!世が世なら貴方の様に老後の蓄えを外れ馬券にジャブジャブ注ぎ込んでる生活破綻者なんか口も聞いてもらえない高貴な血族なのよ、わがグルーヴ家は!!

え、「どうせ貴女の次女イントゥザグルーヴの孫ローシャムパークが出る大阪杯の相談だろ。さっさと本題に入れ。」ですって?。。。。なによ。。それじゃあ、わたくしが誰だか最初から存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。。きぃいいいいいいいいいいいいっ!人をおちょくるのも大概にしろと何度言ったらわかるざますか!この禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!!とにかく話を聞くざます!!!

話というのは大阪杯じゃないの、ドバイなんざます。そう、世界中の人々から注目を集める「ドバイ・ワールドカップデー」なんざます!そりゃあ、大阪杯も大事といえば大事なんざますが、今年の大阪杯はねえ、なんかレベルが低いというか、ビールの水割りみたいな低調なメンバー構成で、名家グルーヴ家の格式にそぐわないというか、やっぱり家名にふさわしいのはドバイ!そのドバイシーマクラシックに一族の精鋭、リバティアイランドとスターズオンアースが参戦するんざます!!わがグルーヴ家が世界に羽ばたく日がやってきたんざます!グローバルなんざます!

思い起こせば去年は、リバティアイランドが牝馬三冠と名門女子高を総なめする活躍に加え、ドゥレッツァが菊花大を断トツのトップ合格とわが一族にとって夢のような1年ざました。でもねえ、年明けからなんか様子がおかしいんざます。フェブラリーのドゥラエレーデや、高松宮のルガルは人気を大きく裏切る惨憺たる成績、期待していたドゥレッツァだって金鯱賞で力負けの二着。シャンパンカラーに至っては赤点・追試のオンパレードで、わたくし、恥ずかしくて恥ずかしくて。。きぃいいいいいいいいいっ!この背信者!水原一平!!家名に泥を塗りまくってお前たち、一体何を考えてるざますか!!

え、「ドゥラエレーデ君やルガル君、そしてシャンパンカラー君に関しては完全同意だけど、体調崩した休み明けで二着したドゥレッツァ君はまだ見どころがあるんじゃないか?」ですって?きぃいいいいいっ!勝たなきゃ意味ないじゃないの!グルーヴ家はトップ合格することが義務なんざます!そんなことも分からないで、お前何年グルーヴフリークやってるざますか!

とにかく、明日は世界を相手にわがグルーヴ家の家名をとどろかせる一世一代の大舞台なんざます。そんな舞台にわが一族の精鋭リバティとスターズが挑戦するざます。まぁ、どちらかが勝てばどちらかが負けるわけで、そんな舞台に二人が挑戦するのも、もったいない気がするんざますが、とにかく二人とも頑張って欲しいざます。

え、「明日のドバイでは本番中の本番、ドバイWCにドゥラエレーデ君も挑戦するんだけど、そちらはいいのか?」ですって?き、きいいっ。ま、まぁ、あの子にも頑張って欲しいんざますが、なんか最近あの子は参加賞目当てというか記念受験みたいな感覚なのが気になるのよねえ。と、とにかく、お前もグルーヴフリークなら一緒にリバティとスターズを応援するざます。頼みましたわよ!


A:お答え

いやあ、やってきましたねえ、ドバイワールドカップデーが。

ダート・芝における日本競走馬の最精鋭たちがこぞって参戦という訳で、血沸き肉躍る競走の数々、私も楽しみでなりません。オルフェーブル産駒出世頭となったウシュバテソーロがサウジCの雪辱なるかというメインレース、ドバイWCもワクテカですが、何よりわがドゥラメンテ産駒、リバティアイランドとスターズオンアースがこぞって参戦のシーマクラシックは本当に目が離せない。ドバイのレースは土曜の深夜には決着がついちゃうのですが、私はその前にこれを書いているわけで、さてさてどうなりますでしょうか。実は先ほどまでかんべえ先生と一杯やってたんでほろ酔い加減、寝落ちしてしまわないか心配ですが、気合で応援したいと思います。

世間的にはリバティアイランドが日本馬の中で人気を集めそうですが、スターズオンアースが斤量や枠順の不利をものともせずにJC、有馬記念であれだけの良績を残していることから、私的には実はこちらに期待しちゃったりしています。メンタルの強さも買いだし、海外のクラシックディスタンスなら、リバティアイランドに決して引けを取らないんじゃないでしょうか。出走メンバーを見ても強そうなのはオーギュストロダンくらいですし、ある意味ディープ対ドゥラメンテなこの一戦、ルメール・川田には頑張って欲しいですね。

一方でこれだけの精鋭がドバイに集結してしまうと、日本開催の大阪杯はしょぼいメンバーの集合体となってしまい、これは本当に困ったものです。基本的な賞金額の格差に円安が加わり、この傾向は来年以上もずっと続きそうで、JRAはレース日程を抜本的に改変せざるを得ないのではないか。そうなると売りにしている「10年トレンド」の戦術的価値が大きく棄損されるわけで、ああ本当に困ったものです。

何はともあれ、ドバイの出馬表を見るだけでワクワクで、大阪杯なんかどうでもよいというのが正直なところ。よって今回は投げやりな予想となりますので、ご了承ください。

と、いう訳で。。。。。


2024 331() 2回阪神4日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 68回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ミッキーゴージャス   4 *M.デム

56

14.0

()安田翔伍

1

2

ローシャムパーク   5 *戸崎圭太

58

5.1

()田中博康

2

3

タスティエーラ   4 *松山弘平

58

5.3

()堀宣行

B2

4

 

ハヤヤッコ   8 幸英明

58

80.2

()国枝栄

3

5

 

スタニングローズ   5 *西村淳也

56

14.4

()高野友和

3

6

ジオグリフ   5 *北村宏司

58

19.5

()木村哲也

4

7

ハーパー   4 岩田望来

56

14.2

()友道康夫

4

8

プラダリア   5 池添謙一

58

6.6

()池添学

5

9

 

ステラヴェローチェ   6 酒井学

58

11.8

()須貝尚介

B5

10

ソールオリエンス   4 *横山武史

58

7.9

()手塚貴久

6

11

ベラジオオペラ   4 横山和生

58

7.3

()上村洋行

6

12

キラーアビリティ   5 *北村友一

58

58.5

()斉藤崇史

7

13

 

ルージュエヴァイユ   5 *菅原明良

56

36.1

()黒岩陽一

7

14

 

エピファニー   5 杉原誠人

58

41.2

()宮田敬介

8

15

 

リカンカブール   5 津村明秀

58

41.9

()田中克典

8

16

 

カテドラル   8 *藤岡康太

58

179.1

()池添学


上述の通り、リバティ、スターズ、ジャスティンパレス、ドウデュース、ナミュールがこぞってドバイ、金鯱賞を圧勝したプログノーシスが香港行を決め回避と、日本馬の精鋭たちがこぞってシカトした本レース。いやG1馬が5頭出走と、それなりに格好は付いているのですが、どれも早熟傾向強めで近走パッとしない面々で、はっきり言って出し殻みたいなメンバー構成です。特別戦とまでは言いませんが、いい所G3ですなこれは。ルメール・川田・武という大レースで信頼できるジョッキーも皆ドバイ出張だし、ああ、モチベーションがわかない。やる気が出ない。。

取り敢えず、恒例「10年トレンド」を。このレース開設されて8年目ということで、正確には「7年トレンド」ですが、一定の傾向はつかめると思います。


上位人気がそこそこ仕事をし、大穴の台頭もないのに荒れている大阪杯この7

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230402 ジャックドール 5 武豊

16

9

2

()藤岡健一

1574

-0.0

 01-01-01

35.3

512

+11

360

830

1580

8980

31240

230402 スターズオンアース 4 ルメール

16

11

1

()高柳瑞樹

1574

0.0

 12-11-09

34.4

484

+12

(3.4)

830

1580

8980

31240

230402 ダノンザキッド 5 横山和生

16

13

10

()安田隆行

1574

0.0

 04-04-03

35.0

530

+6

(32.8)

   

8980

31240

220403 ポタジェ 5 吉田隼人

16

8

8

*()友道康夫

1584

-0.1

 05-05-04

35.3

468

+2

5870

10980

39630

50990

537590

220403 レイパパレ 5 川田将雅

16

14

3

()高野友和

1585

0.1

 03-03-03

35.6

434

+4

(9.2)

10980

39630

50990

537590

220403 アリーヴォ 4 武豊

16

9

7

()杉山晴紀

1585

0.1

 10-09-06

35.0

500

-2

(47.5)

   

50990

537590

210404 レイパパレ 4 川田将雅

13

8

4

()高野友和

2016

-0.7

 01-01-01

36.8

422

-2

1220

19080

37610

7240

106210

210404 モズベッロ 5 池添謙一

13

1

6

()森田直行

2023

0.7

 10-09-05

36.8

486

+2

(68.8)

19080

37610

7240

106210

210404 コントレイル 4 福永祐一

13

7

1

()矢作芳人

2025

0.9

 09-06-02

37.4

472

+16

(1.8)

   

7240

106210

200405 ラッキーライラック 5 M.デム

12

5

2

()松永幹夫

1584

-0.0

 03-03-05

33.9

520

+2

410

1110

1970

1350

7810

200405 クロノジェネシス 4 北村友一

12

12

4

()斉藤崇史

1584

0.0

 03-03-03

34.0

454

-6

(5.2)

1110

1970

1350

7810

200405 ダノンキングリー 4 横山典弘

12

8

1

()萩原清

1585

0.1

 01-01-01

34.3

456

-2

(3.8)

   

1350

7810

190331 アルアイン 5 北村友一

14

3

9

*()池江泰寿

2010

-0.0

 03-04-04

35.2

524

-4

2220

3680

10940

10740

93560

190331 キセキ 5 川田将雅

14

6

2

*()角居勝彦

2010

0.0

 02-02-02

35.4

508

+2

(4.1)

3680

10940

10740

93560

190331 ワグネリアン 4 福永祐一

14

2

4

*()友道康夫

2011

0.1

 07-08-08

35.1

468

+8

(8.2)

   

10740

93560

180401 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

15

1

()庄野靖志

1582

-0.1

 15-01-01

34.1

516

-4

350

2930

3750

2780

17450

180401 ペルシアンナイト 4 福永祐一

16

5

6

*()池江泰寿

1583

0.1

 10-09-09

33.7

482

0

(16.3)

2930

3750

2780

17450

180401 アルアイン 4 川田将雅

16

8

2

*()池江泰寿

1584

0.2

 05-05-05

34.0

516

-6

(3.6)

   

2780

17450

170402 キタサンブラック 5 武豊

14

5

1

()清水久詞

1589

-0.1

 03-03-02

34.3

540

+4

240

2320

3390

4830

23910

170402 ステファノス 6 川田将雅

14

4

7

()藤原英昭

1590

0.1

 05-04-04

34.2

482

-4

(17.7)

2320

3390

4830

23910

170402 ヤマカツエース 5 池添謙一

14

13

4

()池添兼雄

1591

0.2

 10-09-07

33.8

514

-2

(10.2)

   

4830

23910

集計期間:2017. 4. 2 2023. 4. 2


うううう、振り返ると過去7年一度も的中していない。全敗です。G2時代は結構いい配当、当たってたんだけどねえ。ますますやる気が出ません。まぁ、取り敢えず行ってみましょう。


@1番人気は2−1−2−2と悪くない。ただし現在5連敗中と勝ち切れてません。三連複軸向きでしょうか。こういうのを見ると馬券対象外となった2頭が気になりますが、22年エフフォーリア(9着)、19年ブラストワンピース(6着)ですか。

A2番人気は2−1−1−3とこれもまずまず。

B3番人気は0−1−0−6と極めて不振。

C単勝二桁人気の超人気薄は昨年三着のダノンザキッド(10番人気)1頭のみで基本用なし。

D1・2番人気がそこそこ仕事をし、大穴の台頭もほぼないというのに配当は大荒れ。堅く収まったのは20年のみで、他は3連単6桁配当二回を始め、皆超高額。これはエフフォーリア・コントレイル等、超人気の馬が飛んだことが大きいですね。まぁ、上述の通り強力どころが皆、海外な今回は超人気の馬なんていないわけですが。。

E外国人ジョッキーは21頭中3頭に騎乗で、他のG1に比べると割引です。面白いのは3頭中2頭がデムーロで、彼は押さえる必要があるのかも。

F牝馬は21頭中5頭。但し、この5頭はすべて直近4年での連絡みで、それで言うと5/12と侮れません。

G関西馬天国。関東馬は21頭中2頭のみで、今年はローシャムパーク、タスティエーラと人気している関東馬が多いのですが、割引は必要ではないかと。

H枠順に大きな偏りはない。大外でも来る。

I脚質は勝ち馬に限れば逃げ・先行が大優勢。

Jリピーター傾向は希薄。(そもそも今年のメンバーに対象なし)

K21頭の年齢別構成は4歳馬10頭(内勝馬2)、5歳馬10頭(同5)、6歳馬1頭(同0)、7歳超なし、と圧倒的に若い馬が有利。

L過去5年15頭の血統は完全なディープ天国で、ほぼ半数の7頭(内勝馬3)が連絡み。今年はディープ直仔はプラダリア、キラーアビリティの二頭が参戦。母父ディープだとそれに加え、ステラヴェローチェ、ミッキーゴージャス、エピファニーが該当。

M過去5年15頭の前走キャリアは、金鯱賞組3頭(内勝馬2)が最有力だが、今年は1着馬プログノーシス、2着馬ドゥレッツァともに回避。それに次ぐのは中山記念組3頭(同1)だけど、こちらも勝ち馬マテンロウスカイはドバイ出張ということで。。いやあ、「前走キャリア」はトレンドの中でも頼りになるデータだったのですが、これは非常に困ります。京都記念組は2頭(いずれも2着)でこの勝ち馬プラダリアは出走してますな。ディープ産駒ということもありこれは食指が動きます。


以上から本命は7番人気ミッキーゴージャス。かんべえ先生の一押しプラダリアとどちらを本命にするか最後まで迷ったのですが、こちらで行きましょう。根拠は下記の通り。


(1)現在3連勝中の上り馬。普通裏開催の特別戦・G3を三連勝したくらいでG1に通用すると考えるのは甘いにほどがあるのですが、上述の通り今年は有力馬が総スルーのビールの水割りG1の実質G3戦。この実績でも十分通用するでしょう。

(2)関西馬、牝馬、4歳とこのレースと圧倒的に相性の良い属性を備えている。

(3)大阪杯御用達血統のディープ系。

(4)騎手がこのレースと相性の良いデムーロ。土曜のダービー卿で人気薄エエヤンを二着に持ってくる等、最近急激に復調の気配。ルメールも川田も武もいない今回なら期待値大。


まぁ、今回56kgという過去背負ったことがない斤量がどうかというのと、このレースと相性の良い先行脚質ではないというのが気になりますが、最内を利してデムーロが何とかしてくれることを期待しましょう。そもそも今回逃げ・先行馬がいませんし。

その他はディープ系、関西馬、若い馬を中心に選びました。

馬券は最初三連複フォーメーションで考えましたが、今回縦目がやたら炸裂する可能性が高いと考え、ミッキーゴージャス軸の流しで28点購入しましょう。こんなに買ってもガミはなく、半分以上が万馬券、6桁以上の配当も5点あります。まぁ、出し殻みたいなメンバーによって争われるカオスな一戦です。あくまで宝くじ感覚で買うのは少額ですな。



皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王



〇ドバイシーマクラシックの結果:

きぃいいいいいいっ!なんざますか、この結末は!リバティアイランドは追い込み届かず三着。川田!位置取りが後ろすぎるざます!スターズオンアースはルメールが落馬して騎手変更した挙句直線よれまくり、オーギュストロダンに至っては影も形もない始末。G1勝ちもない格下のレベルスロマンスやピークアウトしたシャフリヤールに先着を許すとは、一体これは何の冗談ざますか!納得いかないざます!


〇ドバイワールドカップの結果:

きぃいいいいいいっ!なんざますか、この結末は!またしてもG1勝ちもないローレルリバーが逃げてそのまま圧勝。ウシュバテソーロは追い込んで二着確保するも大差負け。川田!またしても位置取りが後ろすぎるだろ!いくら追込脚質と言ってもダート戦であれはない。二着確保したことでウシュバテソーロの獲得賞金がイクイノックスを抜いて日本馬最高となるわけだけれども、こんな競馬で日本一なんて納得できないぞ、私は。謝れ、イクイノックスに謝れ!!

うーん、結局日本勢は二着のオンパレード。勝ったのはUAEダービー(G2)のフォーエバーヤング一頭のみであります。悲しい結末だなあ。まぁ、フォーエバーヤングのケンタッキーダービーでの健闘を祈りましょう。。。。





○今日の結果

<大阪杯> @べラジオオペラ (横山和) Aローシャムパーク (戸崎)  Bルージュエヴァイユ (菅原)



○かんべえのつぶやき

――まるで犯人捜しのようなレース。蓋を開けてみたら、大阪杯を制したのはロードカナロア産駒、2番人気のべラジオオペラ。これがG1初タイトルとなりました。「4歳牡馬は弱いんじゃなかったのか?」と言われそうですが、やっぱりタスティエーラ(11着)とソールオリエンス(7着)は切って正解なんですな。明け四歳のダービー馬や皐月賞馬が当てにならないとは、何とも面妖なレースなのであります。


――そして2着に入ったのはエアグルーヴさんのひ孫、3番人気のローシャムパークでした。「阪神競馬場の戸崎は来ない」などと言われることがありますが、今週末は見事、土日共に重賞連帯でした(土曜はダービー卿CTのパラレルヴィジョン)。そして波乱となったのが、3着に入ったルージュエヴァイユ。なんと11番人気でした。どっひゃ〜!

――馬券王先生推奨のミッキーゴージャスは14着。不肖かんべえが推奨したプラダリアは6着。いずれも掲示板にも載りませんでした。とほほほほ。とはいえ、「近年の大阪杯はこういう感じ」というレースでありました。

――馬券王先生も言っている通り、この週末のドバイW杯は見どころいっぱいでしたね。4つのG1レースで2着は全部日本馬、というのは残念賞もいいところですが、いかに日本馬が強くなったかという証でもあります。馬券王先生と一緒に富山駅近くの某店で、ああでもないこうでもないと検討していたのは、まことに珠玉の時間でありましたな。


――来週は桜花賞。例年とは違って、今年の桜はちょうど見ごろになっていそうです。今週は花見で気を取り直して、クラシックレースを当てに行きましょう!





3月24日(日) 高松宮記念


えー、今週は春のG1第一弾、高松宮記念なのですが、すいません、実は明日から旅に出ることになりまして、前日予想が出来なくなりました。よって今回は「10年トレンド」を中心に前倒しで展望を語ってみようかと思います。

しかし、フェブラリーSの結末は凄かったですね。11・5・13番人気によるワンツースリー、三連複で6桁、3連単で7桁配当が飛び出す阿鼻叫喚の大荒れ展開。いやいくらなんでも、1〜着全てが無印・ノーマークの結末なんてかつて経験がない事態でありまして、元日の地震で被災した弱気から「今年は大波乱の年になる。」なんて言ってたら本当にその通りになってしまったわけで、こんな予想だけは当たるというのも悲しい限りです。

フェブラリーSだけじゃないですぞ。クラシックトライアルとして最も権威が高いはずのチューリップ賞、弥生賞の結末も、それぞれ5・9・15番人気、番人気というカオス極まりないものでして、一体どうなっておるんでしょう、今年の競馬は。本当に何を頼りに馬券を買えばよいのやら。

いやあ、「こういうときこそ『10年トレンド』!」って、これを予想の売りにしている手前強調したいんですけどね、なんか最近強気にもなれんわけです。そもそも、フェブラリーがああいう結末になったのも、サウジで超高額のダート戦が開催されて有力馬がこぞってそちらに流れたと言うのが大きい(あそこで二着したウシュバテソーロは去年の勝馬パンサラッサを押しのけて歴代獲得賞金四位に躍り出たし、その上来週のドバイWCで二着以上になればイクイノックスまで押しのけて歴代一位になってしまう勢いです)し、クラシックトライアルがあんなふうになったのも、調教技術に画期的なイノベーションが起きて2歳時に活躍した有力馬・素質馬がすべてこれをシカトしたというが主たる要因でしょう。

なんかここ数年で競馬の定跡とか潮目が大きく変わっている感じで、「トレンド」を売りにしている当方としては存亡の危機なのであります。うううう。

それでもめげずに行ってみましょう。以下高松宮記念過去10年の実績です。幸い来週のドバイはスプリントG1の優勝賞金がしょぼいので、有力馬の流出がなく、何とかなるのではないでしょうか。(ドバイと同日開催の大阪杯は大きく影響が出そうですが。。)


地震なんかなくても世紀末な結末が続出!高松宮記念の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230326 ファストフォース 7 団野大成

58

18

13

12

()西村真幸

1115

-0.1

   07-05

35.5

518

-8

3230

7920

24330

81180

668280

230326 ナムラクレア 4 浜中俊

56

18

15

2

()長谷川浩

1116

0.1

   10-09

35.4

466

-6

(5.4)

7920

24330

81180

668280

230326 トゥラヴェスーラ 8 丹内祐次

58

18

1

13

()高橋康之

1117

0.2

   10-11

35.3

484

-12

(42.1)

   

81180

668280

220327 ナランフレグ 6 丸田恭介

57

18

2

8

()宗像義忠

1083

-0.0

   15-14

33.9

486

-12

2780

13560

34720

525080

2784560

220327 $ロータスランド 5 岩田望来

55

18

9

5

()辻野泰之

1083

0.0

   07-08

34.3

476

-8

(12.9)

13560

34720

525080

2784560

220327 キルロード 7 菊沢一樹

57

18

10

17

()田村康仁

1083

0.0

   03-03

34.7

500

-6

(225.8)

   

525080

2784560

210328 ダノンスマッシュ 6 川田将雅

57

18

14

2

()安田隆行

1092

-0.0

   10-09

34.3

472

+3

600

1010

2170

2200

9770

210328 レシステンシア 4 浜中俊

55

18

16

1

()松下武士

1092

0.0

   06-07

34.5

506

-2

(2.9)

1010

2170

2200

9770

210328 インディチャンプ 6 福永祐一

57

18

9

3

*()音無秀孝

1093

0.1

   11-09

34.5

478

-6

(6.3)

   

2200

9770

200329 $モズスーパーフレア 5 松若風馬

55

18

16

9

()音無秀孝

1087

0.0

   01-01

34.5

494

0

3230

9150

26540

22830

217720

200329 グランアレグリア 4 池添謙一

55

18

8

2

*()藤沢和雄

1087

0.0

   13-12

33.1

486

+12

(4.1)

9150

26540

22830

217720

200329 ダイアトニック 5 北村友一

57

18

3

4

*()安田隆行

1087

0.0

   04-04

33.7

472

+2

(9.2)

   

22830

217720

190324 $ミスターメロディ 4 福永祐一

57

18

3

3

()藤原英昭

1073

-0.1

   04-05

33.6

492

-4

780

30530

49630

870740

4497470

190324 セイウンコウセイ 6 幸英明

57

18

4

12

()上原博之

1074

0.1

   03-02

33.9

504

-4

(108.0)

30530

49630

870740

4497470

190324 ショウナンアンセム 6 藤岡康太

57

18

7

17

()田中剛

1074

0.1

   13-11

33.4

490

0

(358.9)

   

870740

4497470

180325 ファインニードル 5 川田将雅

57

18

9

2

()高橋義忠

1085

-0.0

   06-06

34.5

480

-8

550

1690

3170

15910

60450

180325 レッツゴードンキ 6 岩田康誠

55

18

8

3

()梅田智之

1085

0.0

   08-06

34.6

500

+8

(6.3)

1690

3170

15910

60450

180325 ナックビーナス 5 三浦皇成

55

18

7

10

()杉浦宏昭

1086

0.1

   06-06

34.7

522

-4

(41.2)

   

15910

60450

170326 セイウンコウセイ 4 幸英明

57

18

6

5

()上原博之

1087

-0.2

   04-04

34.5

500

0

870

2150

4750

3230

23880

170326 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

18

3

2

()梅田智之

1089

0.2

   13-12

33.9

506

+4

(5.1)

2150

4750

3230

23880

170326 レッドファルクス 6 M.デム

57

18

7

1

()尾関知人

1090

0.3

   08-06

34.6

472

+7

(3.6)

   

3230

23880

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

57

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

55

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

57

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

57

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

57

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

集計期間:2014. 3.30 2023. 3.26


うううう、「何とかなる」と言っておきながら、なんじゃい、これは!地震なんかなくても滅茶苦茶荒れとるやないかい!3連単配当で7桁が二回、6桁が二回、4桁という穏当な結末は二回しかなくその他は全て5桁万馬券。馬連だって万馬券が3回も飛び出しておる。おかげで、過去10年振り返って的中は0、全敗じゃないですか。ああ、こんなレースは当たる自信が全くない。旅に出て正解じゃ。

ま、毎年こんなだと、地震があった今年は逆に極めて穏当な結末になる可能性もあります。それではトレンドに行ってみましょう。


@1番人気は1−1−2−6と極めて不振。16年ビッグアーサー以外に勝ち馬がいません。上記大荒れのトレンドに大きく貢献しています。

A2番人気は2−4−0−4とまずまず。馬連軸向けですね。

B3番人気は2−1−3−4とこれも悪くない。三連複軸向けですか。みんな1番人気が悪いんや。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭。特筆すべきはこの6頭、すべて直近6年で飛び込んできているんですね。去年と19年なんか2頭ずつ来てます。荒れるはずです。まぁ、この競走、直近4年は全て重以上に渋った環境で開催されてますんで、そういう時には超人気薄に要注意であります。

D牝馬天国。30頭中なんと10頭が牝馬。

E関西馬天国。関東馬は30頭中10頭。特筆すべきはこの10頭の殆どが超の付く人気薄。逆に言えば人気薄の関東馬は買いかもしれません。

F外国人ジョッキーは30頭中4頭の鞍上でG1競走としては珍しく不振。しかも直近6年間全く来てません。

G枠順は最近では最内と外枠が良い感じ。まぁ、上述の通り最近は重以上の開催ばかりなんでそういうバイアスがあるのかも。

H脚質は最近では差し・追い込みが大優勢。まぁ、上述の通り最近は重以上の開催ばかりなんで以下同文。

Iリピーター傾向はほぼ皆無。15・16年のミッキーアイル、17・18年のレッツゴードンキ以外は毎年メンバーが入れ替わっています。今年の対象はナムラクレア1頭ですが、さて。

J30頭の年齢別構成は、4歳馬が8頭(内勝馬3)、5歳馬が9頭(同3)、6歳馬が9頭(同2)、7歳馬が3頭(同2)、8歳馬が1頭(同0)。4・歳も強いのですが、それに匹敵するくらい高齢馬が異常に頑張ってます。この時期の爺・婆は舐めてはいけません。

K過去5年15頭の血統は、ロードカナロアが4頭(内勝馬2)で、これが最有力。他には外国産馬が3頭(同2)で、外国産馬って人気になりにくいのでこれはお買い得かも。他は見事にバラバラです。

L過去5年15頭の前走キャリアはシルクロードS組が4頭(1着2回、2着2回)でこれが最有力。まぁ、去年まで数年間シルクロードSは中京開催だったというのもありますが。。これ以外では阪急杯組が3頭(1・2・3着が1頭づつ)、オーシャンS組が3頭(1着1回、3着二回)、阪神C組が3頭(勝ち馬なし、2着一回、着二回)。


以上から現状登録ベースではありますが、印をつけると下記の通りとなります。


2024 324() 1回中京6日目 23頭 [仮想出馬表]
【11R】 54回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

調教師

1

 

ウインカーネリアン 7  三浦

58

()鹿戸雄一

2

ウインマーベル 5  松山

58

()深山雅史

3

シャンパンカラー 4  吉田豊

58

()田中剛

4

 

$シュバルツカイザー 6  大野

58

()大竹正博

5

ソーダズリング 4  武豊 

56

()音無秀孝

6

 

テイエムスパーダ 5  富田

56

()木原一良

7

 

ディヴィーナ 6  Mデムーロ 

56

()友道康夫

8

トウシンマカオ 5  ルメール

58

()高柳瑞樹

9

ナムラクレア 5  浜中

56

()長谷川浩

10

$ビクターザウィナー 6  リョン

58

シャム 

11

ビッグシーザー 4  吉田隼

58

()西園正都

12

$マッドクール 5  坂井

58

()池添学

13

 

マテンロウオリオン 5  横山典

58

()昆貢

14

ママコチャ 5  川田

56

()池江泰寿

15

 

メイケイエール 6  池添

56

()武英智

16

 

モズメイメイ 4  藤岡佑

56

()音無秀孝

17

ルガル 4  西村淳

58

()杉山晴紀

18

 

$ロータスランド 7  岩田康

56

()辻野泰之


本命はルガル。このレースと最も相性の良いシルクロードSをトップクラスハンデで圧勝したドゥラメンテ産駒です。え、「フェブラリーでドゥラエレーデ軸にしてひどい目にあったくせにまたドゥラメンテ産駒かよ!」ですって?

いやあ、こんな外す可能性の高いカオスな競走、どうせ外すなら好きな馬、好きな血統から買うしかないじゃないですか。まぁ、色々なタイプの優秀産駒を送り出してきたドゥラメンテにしても、スプリントはイメージに合わないのは確かですが、それでもシルクロードの勝ち方は素晴らしかったですしね。ドゥラメンテ教徒としてはこれは絶対軸なのです。

もちろんドゥラメンテ産駒の常としてやらかす可能性はあります。でもねえ、彼らやらかすけど、おバカなだけで悪気とか悪意はないんですよ。だから外れても比較的許せるんです。これにひきかえ、同じヤサグレ血統であるステイゴールド系、特に本祖ステイゴールドと出世頭のオルフェーブルは悪意の塊というか、こいつ、わかっててわざとやってるだろ、ってところがあったんでこれに比べると、ねえ。

他の馬は上記トレンドに鑑みれば切りきれない馬ばかりなんで、手広く行きましょう。馬券はルガル軸の馬連およびワイド。馬連万馬券がやたら飛び出すこのレース。超人気薄が引っかかれば結構つくはずです。特に同じドゥラメンテ産駒のシャンパンカラーはさすがに今回全く人気はないはずですがこういう馬がやたら飛び込んでくるレースでもあり、来ればワクテカであります。



上海馬券王





○今日の結果

<高松宮記念> @マッドクール (坂井) Aナムラクレア (浜中)  Bビクターザウィナー (リョン)



○かんべえのつぶやき

――いいよ春のG1シーズンが到来。ところが今日の高松宮記念は、何があっても不思議ではなさそうな気配。しかも中京競馬場は雨。どの馬も何かやらかしそうに見えてしまう。


――最後の直線、デッドヒートを制したのは昨年のスプリンターズステークス2着馬のマッドクール(6番人気)。そしてアタマ差で際どく届かなかったのは、昨年の高松宮記念2着馬のナムラクレア(2番人気)でした。いやー、そう来るか。「小幡はマッド、植田総裁はクール」と言っていたオバゼキ先生の予言が的中でした。

――マッドクールの鞍上は坂井瑠星騎手。勝利インタビューでは、「内ラチ沿いギリギリで、思い通りのレースができました」といつも通りのクールな受け答えでした。来週はドバイに参戦ですが、いよいよトップ騎手になってきましたなあ。

――逆にナムラクレアはよくよく運がない。いつもあと一歩で届きません。ワシはナムラクレアの単勝をドドンと買っていたのに。ついでに3連複も流していたのだが、こちらは3着のビクターザウィナーを買っていなかった。いちおう万馬券だったのに。とほほほほ。

――馬券王先生ご推奨のルガルは1番人気だったのですが、こちらは10着。ついでにシャンパンカラーは17着でした。今日はドゥラメンテ産駒はいまひとつだったようで。いや、本来、こんなスプリント路線で活躍するような血筋ではないのです。来週のドバイや大阪杯で期待いたしましょう。

――ということで、引き続き春のG1シーズンが続きます。馬券王先生、旅行からはそろそろ戻られるかと存じますが、来週もよろしくお願いいたしますぞ。





2月18(日) フェブラリーステークス


えー、お久しぶりです。早いもので24年のG1シーズン開幕となりました。本年もよろしくお願いいたします。

いや、しかしですね、24年も年が明けた瞬間とんでもないことになりまして、いきなり震災に見舞われてしまったのであります。元日に行われたタイとの親善試合にサッカー日本代表が勝利して森保監督のインタビューが始まった瞬間、凄まじい揺れが北陸地方を襲いまして、いやあ生きた心地がしませんでした。あの東日本大震災から13年、またしても地面が凄まじく揺れる現場に居合わせてしまうとは。。

まぁ、富山の方は損害も軽微でして、亡くなった方もいないし、電気・ガス・水道は問題なく供給されているしで、震源地である能登半島の方々の惨状を考えればこの程度で被災者面をするのもおこがましい限りではあるのですが、それでも洗濯機とか冷蔵庫とか重量級の電化製品が大きく移動しその位置を変え、あまつさえ、倒れた本棚の下敷きになって七万円で買ったB&Wのヘッドフォンが完全に損壊してしまったのは悲しすぎます。七年前に買ったので償却済んでいると言えば言えるのですが、それでも愛着があったんだよなあ。ううう。

しかし、元日にこれはないだろう。これから毎年年が明けるたびに追悼行事が行われ、後ろめたい気持ちを抱えながら新年を祝わなくてはならないわけだし、本当に今年はろくでもない一年になるのではないでしょうか。

すでに予兆は出ています。「アジアに敵はいない」などと奢って臨んだアジアカップで、サッカー日本代表は目も当てられないような負け方をしているし、まだ2月中旬だというのにすでに花粉が異常な濃度で飛び交っている。花粉といえば、弥生賞の頃がピークのはずじゃないですか。それなのに現時点でこの水準に近い濃度で目と鼻がぐじゅぐじゅになっている。弥生賞の頃には生きていられる気がしません。秋のアメリカ大統領選挙では狂犬トランプがボケ老人バイデンを破る強烈な予感がするし、何より競馬でも意味不明・カオスな大荒れ展開が続出となる、そんな気がしてならないのです。

。。。明日のフェブラリーSは、この予感の妥当性を図る試金石となる気がいたします。


2024 218() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 41回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

イグナイター 6 *西村淳也

58

25.2

[]新子雅司

1

2

シャンパンカラー 4 内田博幸

58

36.5

()田中剛

2

3

ミックファイア 4 *矢野貴之

58

23.2

[]渡辺和雄

2

4

ドゥラエレーデ 4 ムルザバ

58

5.8

()池添学

3

5

オメガギネス 4 *ルメール

58

3.3

()大和田成

3

6

 

カラテ 8 菅原明良

58

74.0

()辻野泰之

4

7

 

ガイアフォース 5 *長岡禎仁

58

10.3

()杉山晴紀

4

8

 

セキフウ 5 武豊

58

42.1

()武幸四郎

B5

9

 

ペプチドナイル 6 藤岡佑介

58

59.8

()武英智

B5

10

 

タガノビューティー 7 石橋脩

58

19.8

()西園正都

6

11

キングズソード 5 岩田望来

58

10.9

()寺島良

6

12

 

スピーディキック 5 御神本訓

56

69.9

[]藤原智行

7

13

レッドルゼル 8 *北村友一

58

11.4

()安田隆行

7

14

ウィルソンテソーロ 5 *松山弘平

58

4.8

()小手川準

8

15

 

ドンフランキー 5 池添謙一

58

30.2

()斉藤崇史

8

16

 

アルファマム 5 *キング

56

28.3

()佐々木晶


今年最初のG1競走、フェブラリーSであります。頭数も16頭のフルゲートなのでありますが。。。

いやあ、見れば見るほど出し殻みたいなメンツですな、これ。G1馬が16頭中5頭と一応見た目の格は保たれていますが、内二頭は芝の、それもあまり格式の高いとは言えないG1の勝者だし、内1頭はスプリント路線だし、正直これは体感G3のメンツなのであります。

これと言うのもサウジで超高額賞金のレースが来週行われるのが悪い。レモンポップとかウシュバテソーロとか日本を代表するダート馬がこのレースをシカトして皆サウジに行っちゃったんですな。去年パンサラッサがサウジカップに勝ったので、有力馬が皆目の色を変えてしまったわけなのです。「あいつにやれるんなら俺たちだってやれるんじゃないか」って。

パンサラッサは個性派で人気もある馬なのですが、客観的には1.5流馬。そんな彼がよりによって世界最高レベルの賞金(1着1000万USドル)を獲得し、歴代日本馬の獲得賞金ランキング上位に躍り出てしまったのです。イクイノックス、アーモンドアイ、キタサンブラックという超一流馬に次ぐなんと第四位に君臨しているわけです。こういうのを見ると賞金1憶2千万のフェブラリーSなんて馬鹿馬鹿しくてやってられないでしょうな。今年は円安も進んでるし、これに勝つとベスト3入りも夢じゃないし。

その結果がこのメンツという訳で、なんか予想のモチベーションが高まることのないこのレース、まずは恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。

人気馬が仕事をしているのに荒れることが多いフェブラリーSこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230219 $レモンポップ 5 坂井瑠星

16

7

1

()田中博康

1356

-0.2

   04-04

36.3

518

-4

220

970

1420

2630

7700

230219 レッドルゼル 7 川田将雅

16

15

3

()安田隆行

1358

0.2

   14-14

35.7

488

0

(9.0)

970

1420

2630

7700

230219 メイショウハリオ 6 浜中俊

16

6

4

()岡田稲男

1362

0.6

   16-16

35.8

508

+6

(10.7)

   

2630

7700

220220 $カフェファラオ 5 福永祐一

16

6

2

()堀宣行

1338

-0.4

   04-03

34.3

526

+6

510

2640

4690

16200

76940

220220 テイエムサウスダン 5 岩田康誠

16

15

5

()飯田雄三

1342

0.4

   01-01

35.0

546

-8

(8.9)

2640

4690

16200

76940

220220 ソダシ 4 吉田隼人

16

11

4

*()須貝尚介

1343

0.5

   02-02

34.9

476

+6

(8.2)

   

16200

76940

210221 $カフェファラオ 4 ルメール

16

3

1

()堀宣行

1344

-0.1

   03-03

35.6

514

+10

330

6620

9300

24940

101710

210221 エアスピネル 8 鮫島克駿

16

10

9

()笹田和秀

1345

0.1

   10-09

35.2

488

-4

(28.0)

6620

9300

24940

101710

210221 ワンダーリーデル 8 横山典弘

16

7

8

()安田翔伍

1348

0.4

   07-04

35.7

534

+2

(19.3)

   

24940

101710

200223 $モズアスコット 6 ルメール

16

12

1

()矢作芳人

1352

-0.4

   08-08

35.4

494

0

280

36230

46980

95310

464920

200223 ケイティブレイブ 7 長岡禎仁

16

15

16

()杉山晴紀

1356

0.4

   09-09

35.6

524

+4

(142.6)

36230

46980

95310

464920

200223 サンライズノヴァ 6 松山弘平

16

9

3

()音無秀孝

1358

0.6

   12-13

35.3

534

+10

(6.8)

   

95310

464920

190217 インティ 5 武豊

14

6

1

*()野中賢二

1356

-0.0

   01-01

35.4

514

0

260

430

750

2310

6620

190217 ゴールドドリーム 6 ルメール

14

3

2

()平田修

1356

0.0

   06-06

34.8

528

+14

(3.0)

430

750

2310

6620

190217 ユラノト 5 福永祐一

14

2

8

()松田国英

1363

0.7

   06-06

35.5

508

+2

(31.6)

   

2310

6620

180218 ノンコノユメ 6 内田博幸

16

12

4

()加藤征弘

1360

-0.0

   14-13

36.1

450

-6

1070

1140

3530

6540

41560

180218 ゴールドドリーム 5 ムーア

16

14

1

()平田修

1360

0.0

   10-08

36.4

524

-14

(2.1)

1140

3530

6540

41560

180218 インカンテーション 8 三浦皇成

16

6

6

()羽月友彦

1361

0.1

   07-06

36.7

512

+5

(20.0)

   

6540

41560

170219 ゴールドドリーム 4 M.デム

16

3

2

()平田修

1351

-0.0

   09-08

35.6

520

+4

500

1470

2520

2140

9240

170219 $ベストウォーリア 7 戸崎圭太

16

9

5

*()石坂正

1351

0.0

   08-06

35.7

516

-4

(7.6)

1470

2520

2140

9240

170219 カフジテイク 5 津村明秀

16

10

1

()湯窪幸雄

1352

0.1

   14-16

34.9

486

+2

(4.5)

   

2140

9240

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

集計期間:2014. 2.23 2023. 2.19

うん、振り返って見ると10年間で的中は22年、19年の二回。得意なレースではないのですが、それでも22年は三連複で万馬券をゲットしてるし、累計収支はなんとかプラスであります。それでは行ってみよう。


@1番人気は5−2−2−1と素晴らしいの一言。こういうのを見ると馬券対象から外れた1頭が気になってしょうがないのですが、22年のレッドルゼル(6着)ですか。ああ、軸にしないでよかった。まぁそのレッドルゼルも翌年23年には2着してますし、このレースに関し1番人気に選ばれる馬はやはり強いと言えましょう。問題は上述した有力馬のサウジ流出により、「このトレンドが今年以降本当に有効なのか」なのでありますが。。。

A2番人気は3−2−0−5とこれもなかなか。馬連軸向きと言えましょう。

B3番人気は0−1−2−7と大きく信頼度が下がりますが、それも完全無視も難しく。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中二頭のみで基本用なしなんですが、それでも14年コパノリッキー(1着)、20年ケイティブレイブ(2着)と来るときはやたら上位に躍り出てます。コパノリッキーは骨折明けが嫌われて殿人気だったんだけど、この時は「注」認定していたんだよなあ。まさか勝つまでとは。三連複にしておけば超高額配当だったのにと、未だに悔やまれてなりません。まぁ、翌年連覇する等、ダート界にしっかり爪痕を残したコパノリッキーですら殿人気に評価されていたわけで、あまり人気薄を侮るのもいかんということですね。

D牝馬は22年3着のソダシただ一頭のみで基本用なし。(まぁこの時はお世話になりましたが)

E外国人ジョッキーは30頭中8頭の鞍上で、とくに内4鞍はルメールということには要注意。

F府中開催なのに関西馬天国。関東馬は30頭中5頭のみ(但し現在3連勝中)。現状の1・2番人気は関東馬ですが、さて。因みに地方馬はこの10年一頭も馬券に絡んでいません。

G枠順は明確に中から外が良い。最内1枠は大不振。

H脚質は逃げ・先行が優勢。特に勝ち馬はほぼすべてこのタイプ。追い込み馬は2着までならあり。

Iリピーター傾向顕著。但し去年は上位陣総入れ替えで潮目が変わった可能性も。因みに今回の対象は上述のレッドルゼルのみ。

J上位馬30頭の年齢構成は、4歳6頭(内勝馬4)、5歳12頭(同4)、6歳6頭(同2)、7歳3頭(同0)、8歳3頭(同0)で、若い馬が基本優勢だが、ダート戦の常として高齢馬も2・3着ならあり。

K過去5年15頭の血統は、面白いことに勝馬の内4頭が外国産馬であること。いや、これ本当に面白いね。「フェブラリーなら外国産馬から買え」って言いたくなってくるんだけど、残念ながら今年は外国産馬の出走はなし。この他はリピーター効果を除けばバラバラ。

L過去5年15頭の前走キャリアは、根岸S組が5頭(内勝馬2)とこれが最優勢なんだけど、今年はこのレースの上位馬の出走はなし。これに次ぐのはチャンピオンカップ組の4頭(同2)で、面白いのがこのレースでどか負けした馬がフェブラリーでは上位にやたら来ていると言うこと。まぁ、今年のメンバーでチャンピオンカップからの直行組はいないし、ここ経由で来ているのはウイルソンテソーロ(2着)とドゥラエレーデ(3着)という上位組だけなんですけどね。


上記から、これまで圧倒的な信頼度を誇ってきた1番人気であるオメガギネスの取捨がまずは最大のポイント。

って、なんでこれが一番人気なの?ってのが最初の偽らざる印象。いや、確かにレモンポップもウシュバテソーロもいなくて「押し出された1番人気」ってのは分かるんだけどさ、G1はおろか重賞を勝ったこともないこの馬が1番人気というのはねえ。。これもルメール人気なんでしょうか。いや、積極的に嫌う要素も全くないのですが、積極的に軸にしたい要素も全くないということで、これは三番手▲評価としたいと思います。重馬場実績は相当なものなんで馬場が渋れば軸もあったんですが、明日は良馬場濃厚ですからね。

次に実績では最優位な二番人気ウイルソンテソーロ。これはG1勝ちこそないけど、東京大賞典、チャンピオンズカップを僅差二着と素晴らしい。この時の勝ち馬ウシュバテソーロ、レモンポップがそろってサウジですから事実上格的に最上位は彼で、本来はこの馬を本命にすべきなんでしょうな。唯一の不安は騎手が初手合いとなる松山に乗り替わりということですが、彼もまぁ下手な騎手ではありませんし。

ということで、客観的にはウイルソンテソーロ本命だけど、ここであえて本命視するのはドゥラエレーデ。か、かんべえ先生の真似をしているわけじゃないぞ。この馬はわが愛しのドゥラメンテ産駒であるというエコ贔屓馬券なわけだ。ドゥラメンテも色々なタイプの競走馬を輩出してますが、この馬は中でも相当変わってますね。14番人気という超低評価を覆してG1ホープフルSを勝ったときは、ドゥラメンテフリークの私ですらフロックかと思ったんだけど、その後ダート路線に乗り換えて挑んだ東京大賞典、チャンピオンズカップを二着ウイルソンテソーロと差のない三着ということで、決して弱い馬ではないと証明してくれたのはとても嬉しい。まぁ、勝ちきれないところはあるんだけど、レモンポップもウシュバテソーロもいない今回、「鬼の居ぬ間に洗濯」という展開も十分期待できるのではないでしょうか。騎手のムルザバルとは非常に相性も良いし、これはムルザバル馬券でもあります。ここを勝てば種牡馬入りの目もあるし頑張って欲しいですね。

馬券は◎軸の三連複21点。ウイルソンテソーロ・オメガギネスとの組み合わせだと悪魔も号泣するガミ馬券ですが、それ以外は相当つきます。特に注認定した馬が絡むとこれはすべて万馬券。いやあ、注シャンパンカラーはやはりドゥラメンテ産駒でこれもエコ贔屓なんだけど、いやしくもG1馬だし府中のマイルは(芝だけど)得意だし、現状全ての人が無印にしているのもおかしいと思うのだ。

もう一頭の「注」認定は地方馬ミックファイア。南関東の三冠馬で東京大賞典でどか負けするまで7戦7勝と無双状態だったんですが、東京大賞典の負け方があまりに悪いことから相当人気を落としてます。でもねえ、東京大賞典は大きく出遅れた上、大井の砂が合わなかったというのもあり、砂質の軽い府中でなら一発は十分あると思うんですよね。経歴から10年前のコパノリッキーを彷彿とさせる部分もあり、シャンパンカラーよりこちらの方が実は魅力を感じてます。



上海馬券王





○今日の結果

<フェブラリーS> @ペプチドナイル (藤岡佑) Aガイアフォース (長岡)  Bセキフウ (武豊)



○かんべえのつぶやき

――ううむ、悪い夢を見てしまったような。今日の結果は、@11番人気〜A5番人気〜B13番人気〜C7番人気〜D4番人気でした。3連単は150万馬券。これは本当にG1レースだったのだろうか。有力馬は全滅状態で、1番人気オメガギネスは14着でしたし、これは大崩れしないだろう、と踏んでいた2番人気ウィルソンテソーロも8着でした。


――馬券王先生と不肖かんべえが夢を託したドゥラエレーデ(3番人気)は12着でした。あいかわらず、人気になると来てくれない困ったちゃんです。そしてもう一頭のドゥラメンテ産駒、シャンパンカラーは16着、つまりドベでした。「ドゥラメンテ産駒は4歳で伸びる」なんて書いた私がお馬鹿でございました。

――しかしよくよく見返してみると、ペプチドナイルは強い勝ち方でしたな。ガイアフォースとセキフウの奮闘も全くの想定外。やっぱり府中のダート1600mは独特の世界があるんだよなあ。それにしても、レモンポップやウシュバテソーロが出ていたら、どんなレースになったのだろう。

――こうなったらせめて、今週末のサウジカップで日本馬の応援をするしかあるまい。今年はちゃんとJRAで買えるそうですから。そしてレモンポップは、少なくともパンサラッサよりは強いはずですので。

――馬券王先生曰く、「今年は本当にろくでもない一年になる」「フェブラリーステークスはこの世間の妥当性を図る試金石となる」・・・・そうだとすると、まことに困った展開でありますが、とりあえず今年のG1戦線は厳しくなりそうです。その一方で、イカレ気味のトランプさんに蹂躙されるのだけは勘弁してほしいです。








2023年上半期のレース  2023年下半期のレース  


2022年上半期のレース  2022年下半期のレース


2021年上半期のレース  2021年下半期のレース


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by Tatsuhiko Yoshizaki