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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2020年 下半期のレース考






12月27日(日) 有馬記念


☆:これより20年下半期G1予想の一件につき詮議をいたす。一同のもの面(おもて)をあげい。さて、上海屋馬券衛門、その方、コロナ禍の中、在宅勤務に身をやつした挙句、九州へ流罪となるも、相も変わらず怪しげなる馬券予想を溜池通信に流布し、善良なる数多の読者に多大なる損失を負わせしこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか。

上:畏れながらお奉行様、手前には全く身に覚えのないことにございまして、はてさて一体どこからそのような根も葉もない噂が流れましたことやら。

☆:ほほう、それでは、3週間前のチャンピオンズカップにおいて、その方が軸指名したクリソベリルが4着と圏外に飛んだことも知らぬと申すのじゃな。

上:畏れながらあの競走は手前も「10連敗中である相性の悪いレース故信用しちゃだめですよ」と丁寧に断ったうえで予想を披露した次第にございまして、それを「善良なる読者をたぶらかす」などと申されるとは、これ、まったくご無体なご非難ではなかろうかと。それにですな、これまでの実績を見るとクリソベリル以外軸にできる馬など居るはずもなく、あの馬は手前以外からも絶大な支持を集めておった訳にございます。それを「大外引いたから勝つまでは厳しいかもしれないよ」と断りを入れた分、手前なんかまだ良心的な方ではないかと。

☆:おのれ、いけずうずうしい釈明を並べおって。それでは、「マイル未満の実績を軽視」などと言って完全無印にしたグレナディアガーズが1着となった先週のフューチュリティはどうなのじゃ。その方のヘタレぶりを証明するにこれ以上の物証はあるまいに。

上:いやあ、調教が良かったんで気になってはいたんですよグレナディアガーズ。距離実績の定跡にこだわるあまり最後の最後で消しちゃったのは痛恨の極みではあるんですが、それでもあの馬がレコードで勝つまであるなんて予想した人も多分いないと思うんですよね。本当に、騎手川田も余計なことをするもんです。これまで自分が勝たせることのできなかったダノンスマッシュを香港でムーアが楽々勝たせてしまったのを見て、なんか期するものがあったんですかねえ。お奉行様、悪いのはみんな川田の奴にございますよ!

☆:。。。負けたのを騎手のせいにするのはこれまで散々聞かされてきたが、勝ち馬の騎手にまで責任を擦り付けるとは、開いた口が塞がらぬわ。おのれどこまでも不埒千万な奴、それでは、その方が春先から異常に執着し、無理やり対抗扱いにしたマルターズディオサが7着大敗した秋華賞はどうなのじゃ。その方の救いがたいばかりの無知頑迷さが、これほど如実にほとばしり出ておる事例はあるまいに!

上:畏れながらあれはデアリングタクトが圧倒的に支持に応え三冠獲得しました競走にございますが、二着マジックキャッスルは10番人気、三着ソフトフルートは9番人気というひも荒れもひも荒れの結末にございまして、その両方に「注」の印を打った手前などむしろ褒めてもらいたいくらいのもので。

☆:だれも「注」の話などしておらぬわ!マルターズディオサ凡走の責任をどうとるのかと聞いておるのじゃ!

上:うーん、見どころのある馬ではあるんですけどねえ。何故か好走と凡走の温度差激しきところありまして、今日の阪神カップなんか注目度低かったのに圧倒的1番人気インディチャンプを飛ばして二着ですからね、何故この走りを当日見せてくれなかったのかと手前も訴えたい!あ、そう言えばこの馬、小幡先生が「マルターズオデッサ」「マルターズオデッサ」と間違えて連呼していた馬だった。先生、未だに「オデッサ」って言い続けてるし、これはきっと確信犯に違いない!ああ、可哀そうなマルターズオデッサじゃなかったディオサ!お奉行様、悪いのはすべて小幡の奴にございますよ!

☆:やい、やい、やい!黙って聞いてりゃ、「負けた時の予防線張ってました」だの、勝利ジョッキーが悪いだの、小幡が悪いだの好き勝手なことばっかり抜かしやがって!てめえの悪事はなあ、この一覧表がすべて御見通しよ!目ン玉かっぽじって、よく見やがれってんだ!!


上海馬券王と振り返る20年下半期のG1競走

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

距離

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

3連複

3連単

201220 フューチG1 グレナディアガーズ 2 川田将雅

16

2

 

7

1600(B)

*()中内田充

1323

-0.1

   03-02

34.5

1750

5000

4150

51360

201220 フューチG1 ステラヴェローチェ 2 横山典弘

16

7

2

1600(B)

()須貝尚介

1324

0.1

   10-09

33.5

(5.1)

5000

4150

51360

201220 フューチG1 レッドベルオーブ 2 福永祐一

16

8

1

1600(B)

*()藤原英昭

1327

0.4

   07-07

34.2

(2.5)

 

4150

51360

201213 阪神ジュG1 ソダシ 2 吉田隼人

18

6

1

1600(B)

()須貝尚介

1331

-0.0

   05-04

34.2

320

690

5020

17260

201213 阪神ジュG1 サトノレイナス 2 ルメール

18

7

2

1600(B)

()国枝栄

1331

0.0

   09-08

33.9

(4.4)

690

5020

17260

201213 阪神ジュG1 ユーバーレーベン 2 M.デム

18

11

 

6

1600(B)

()手塚貴久

1332

0.1

   15-14

33.6

(30.0)

 

5020

17260

201206 チャンピG1 チュウワウィザード 5 戸崎圭太

16

11

4

1800

()大久保龍

1493

-0.4

 07-05-04

36.4

1330

4010

35310

206940

201206 チャンピG1 ゴールドドリーム 7 和田竜二

16

2

3

1800

()平田修

1497

0.4

 10-08-07

36.6

(9.9)

4010

35310

206940

201206 チャンピG1 インティ 6 武豊

16

13

 

10

1800

()野中賢二

1497

0.4

 02-01-02

37.4

(57.5)

 

35310

206940

201129 JCG1 アーモンドアイ 5 ルメール

15

2

1

2400(C)

*()国枝栄

2230

-0.2

 05-04-04

34.7

220

330

300

1340

201129 JCG1 コントレイル 3 福永祐一

15

6

2

2400(C)

()矢作芳人

2232

0.2

 09-09-09

34.3

(2.8)

330

300

1340

201129 JCG1 デアリングタクト 3 松山弘平

15

5

3

2400(C)

()杉山晴紀

2232

0.2

 07-07-07

34.4

(3.7)

 

300

1340

201122 マイルチG1 グランアレグリア 4 ルメール

17

4

1

1600(A)

()藤沢和雄

1320

-0.1

   05-05

33.2

160

620

1610

4480

201122 マイルチG1 インディチャンプ 5 福永祐一

17

8

3

1600(A)

()音無秀孝

1321

0.1

   07-05

33.2

(8.8)

620

1610

4480

201122 マイルチG1 アドマイヤマーズ 4 川田将雅

17

7

5

1600(A)

()友道康夫

1322

0.2

   03-02

33.6

(11.1)

 

1610

4480

201115 エリザベG1 ラッキーライラック 5 ルメール

18

18

1

2200(A)

()松永幹夫

2103

-0.1

 12-11-03

33.9

330

2290

4260

21050

201115 エリザベG1 サラキア 5 北村友一

18

13

5

2200(A)

()池添学

2104

0.1

 14-15-12

33.7

(12.3)

2290

4260

21050

201115 エリザベG1 ラヴズオンリーユー 4 M.デム

18

11

3

2200(A)

*()矢作芳人

2104

0.1

 11-13-08

33.8

(5.5)

 

4260

21050

201101 天皇賞秋G1 アーモンドアイ 5 ルメール

12

9

1

2000(B)

()国枝栄

1578

-0.1

 03-03-04

33.1

140

970

960

4130

201101 天皇賞秋G1 フィエールマン 5 福永祐一

12

6

5

2000(B)

()手塚貴久

1579

0.1

 10-09-10

32.7

(17.4)

970

960

4130

201101 天皇賞秋G1 クロノジェネシス 4 北村友一

12

7

2

2000(B)

()斉藤崇史

1579

0.1

 08-09-09

32.8

(4.4)

 

960

4130

201025 菊花賞G1 コントレイル 3 福永祐一

18

3

1

3000(A)

*()矢作芳人

3055

-0.0

 07-05-04

35.2

110

910

3810

8740

201025 菊花賞G1 アリストテレス 3 ルメール

18

9

4

3000(A)

()音無秀孝

3055

0.0

 07-07-04

35.1

(23.0)

910

3810

8740

201025 菊花賞G1 サトノフラッグ 3 戸崎圭太

18

10

 

5

3000(A)

*()国枝栄

3061

0.6

 15-15-14

35.2

(34.9)

 

3810

8740

201018 秋華賞G1 デアリングタクト 3 松山弘平

18

13

1

2000(A)

*()杉山晴紀

2006

-0.2

 13-08-05

35.8

140

2670

17920

44110

201018 秋華賞G1 マジックキャッスル 3 大野拓弥

18

12

10

2000(A)

()国枝栄

2008

0.2

 11-11-13

35.8

(56.9)

2670

17920

44110

201018 秋華賞G1 ソフトフルート 3 藤岡康太

18

8

9

2000(A)

()松田国英

2009

0.3

 18-18-12

35.7

(54.7)

 

17920

44110

201004 スプリンG1 グランアレグリア 4 ルメール

16

10

1

1200(C)

()藤沢和雄

1083

-0.3

   15-15

33.6

220

530

10430

22540

201004 スプリンG1 ダノンスマッシュ 5 川田将雅

16

3

3

1200(C)

*()安田隆行

1086

0.3

   04-04

35.0

(5.1)

530

10430

22540

201004 スプリンG1 アウィルアウェイ 4 松山弘平

16

16

 

10

1200(C)

()高野友和

1087

0.4

   16-16

33.7

(60.9)

 

10430

22540

集計期間:2020.10. 4 2020.12.20 的中は黒地白抜き

☆:。。。。。。。

上:。。。。。。。上記10戦に本日のホープフルSを加え11戦して的中4。これって、そんなに悪くないんじゃ。

☆:十分悪いわ!的中した4鞍の内、二つはガミではないか。恥を知るがいいわ、このヘタレ!

上:うーん、これって巡りあわせって言うかあ。天皇賞は3着に三冠牝馬デアリングタクトが来たせいで、これ以上ないくらいのガミ馬券になっちゃったんだけど、僅差4着のカレンブーケドールが粘っててくれたら大幅黒字だったわけで。まぁ、それでスーパースター・アーモンドアイと両三冠コントレイル・デアリングタクトがそろってワンツースリーするような夢のレースが見られたんだから、損金は見物料と割り切ることもできるのですが。

☆:何を言っておるか、この敗北主義者!そんなことでギャンブラーがつとまるのか!

上:でもね、上述のチャンピオンズカップを除けば重い印を打った馬は皆来ているのです。特に◎なんてほとんど勝っているし。予想としては全然悪くないと思うぞ。

☆:単に1番人気に◎を打っているだけではないか!

上:だからあ、その一番人気がやたら勝ちまくっているんだからしょうがないじゃないですか。他にどうしろと言うんですか、あなたは!

☆:1番人気を軸にするんなら買い目を絞れよ!

上:えーっ、軸が堅い分、ひも荒れ狙いたくなるのが穴党のサガと言うかあ、ひも荒れ狙うとどうしても買い目は増えるって言うかあ。よく見れば穴の選択もいい線行ってたんだよなあ。あとちょっとで高配当って言うレースばかりだったんだよなあ、惜しいなあ。

☆:外しまくって何を言うか!

上:うーん、とにかく採用している「10年トレンド」はかなり使えるのです。あとはひもの選択さえ向上すれば。。来年もやりますよ、私は!

☆:上海屋馬券衛門!ガミ馬券はずれ馬券を量産しながら反省の色これなき双方の所業、不届き千万!よって、その方を九州博多に遠島、翌春まで馬券予想の禁止を申し渡すものなり!これにて、一件落着。ひったてええええい!


♪大宰府の空に春を呼ぶう 気分は菅原 道真ざくぅらああ (チャンカチャンカ)


20201227() 5回中山8日目 16頭 [15:25発走]
【11R】 65回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2500m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

バビット 3 内田博幸

55

25.5

()浜田多実

1

2

ブラストワンピース 5 *横山武史

57

27.6

()大竹正博

2

3

 

クレッシェンドラヴ 6 *坂井瑠星

57

115.4

()林徹

2

4

ラヴズオンリーユー 4 M.デム

55

11.4

()矢作芳人

3

5

 

ワールドプレミア 4 武豊

57

11.0

()友道康夫

3

6

 

キセキ 6 浜中俊

57

18.6

()角居勝彦

4

7

ラッキーライラック 5 *福永祐一

55

6.4

()松永幹夫

4

8

 

ペルシアンナイト 6 大野拓弥

57

99.7

()池江泰寿

5

9

クロノジェネシス 4 北村友一

55

3.4

()斉藤崇史

5

10

カレンブーケドール 4 *池添謙一

55

8.0

()国枝栄

6

11

 

モズベッロ 4 *田辺裕信

57

122.1

()森田直行

6

12

オーソリティ 3 *川田将雅

55

16.0

()木村哲也

7

13

フィエールマン 5 *ルメール

57

4.0

()手塚貴久

7

14

 

サラキア 5 *松山弘平

55

49.8

()池添学

8

15

 

オセアグレイト 4 横山典弘

57

126.1

()菊川正達

8

16

 

ユーキャンスマイル 5 岩田康誠

57

104.3

()友道康夫


と言う訳で今年最後のG1競走有馬記念であります。フルゲート16頭の内半数がG1馬と一応豪華なメンバーなのですが、それでもアーモンドアイはターフを去り、両三冠は回避と言うことで寂寥感はぬぐえません。三頭で争われたジャパンカップは本当にレベルの高いいいレースでしたからね。気分的には今年はあれでよい幕切れであったと思いたい部分があるのは否めませんなあ。

例によって「10年トレンド」を。上述の通り今年の下半期は結構使えました。後はこれをどうやってブラッシュアップするかが来年への課題ですが、取り敢えず行ってみましょう。

高配当続出のギャンブルレース 有馬記念の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191222 リスグラシュー 5 レーン

16

6

2

()矢作芳人

2305

-0.8

 10-11-09

34.7

468

 

670

2990

6130

10750

57860

191222 サートゥルナーリア 3 スミヨン

16

10

3

*()角居勝彦

2313

0.8

 13-11-07

35.4

504

+2

(7.8)

2990

6130

10750

57860

191222 ワールドプレミア 3 武豊

16

7

4

*()友道康夫

2314

0.9

 16-16-16

35.0

492

+8

(13.4)

   

10750

57860

181223 ブラストワンピース 3 池添謙一

16

8

3

()大竹正博

2322

-0.0

 06-07-04

35.7

534

+4

890

940

2400

4910

25340

181223 レイデオロ 4 ルメール

16

12

1

()藤沢和雄

2322

0.0

 09-09-08

35.4

490

+8

(2.2)

940

2400

4910

25340

181223 シュヴァルグラン 6 ボウマン

16

15

9

*()友道康夫

2324

0.2

 11-11-10

35.5

470

+2

(22.7)

   

4910

25340

171224 キタサンブラック 5 武豊

16

2

1

()清水久詞

2336

-0.2

 01-01-01

35.2

540

-2

190

3170

3810

5420

25040

171224 クイーンズリング 5 ルメール

16

3

8

()吉村圭司

2338

0.2

 05-05-03

35.1

474

0

(33.1)

3170

3810

5420

25040

171224 シュヴァルグラン 5 ボウマン

16

10

3

()友道康夫

2338

0.2

 08-08-08

34.8

474

+4

(6.7)

   

5420

25040

161225 サトノダイヤモンド 3 ルメール

16

11

1

*()池江泰寿

2326

-0.0

 03-03-03

35.5

502

+4

260

440

770

1050

3940

161225 キタサンブラック 4 武豊

16

1

2

()清水久詞

2326

0.0

 02-02-02

35.8

536

0

(2.7)

440

770

1050

3940

161225 ゴールドアクター 5 吉田隼人

16

2

3

()中川公成

2327

0.1

 03-03-03

35.7

498

-6

(7.9)

   

1050

3940

151227 ゴールドアクター 4 吉田隼人

16

7

8

()中川公成

2330

-0.0

 03-05-03

34.8

494

+4

1700

6840

13780

20360

125870

151227 サウンズオブアース 4 M.デム

16

9

5

()藤岡健一

2330

0.0

 03-05-06

34.7

502

0

(9.9)

6840

13780

20360

125870

151227 キタサンブラック 3 横山典弘

16

11

4

()清水久詞

2331

0.1

 01-01-01

35.1

526

-4

(8.4)

   

20360

125870

141228 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

16

4

4

()石坂正

2353

-0.1

 03-03-02

34.1

470

-2

870

12350

21190

15250

109590

141228 トゥザワールド 3 ビュイッ

16

6

9

*()池江泰寿

2354

0.1

 07-06-07

33.8

524

+4

(31.2)

12350

21190

15250

109590

141228 ゴールドシップ 5 岩田康誠

16

14

1

*()須貝尚介

2354

0.1

 10-06-05

33.9

510

 

(3.5)

   

15250

109590

131222 オルフェーヴル 5 池添謙一

16

6

1

*()池江泰寿

2323

-1.3

 13-12-02

36.0

466

 

160

860

1020

1420

5240

131222 ウインバリアシオン 5 岩田康誠

16

4

4

()松永昌博

2336

1.3

 11-12-04

37.3

534

-4

(16.1)

860

1020

1420

5240

131222 ゴールドシップ 4 ムーア

16

14

2

()須貝尚介

2338

1.5

 11-08-04

37.8

498

-2

(4.4)

   

1420

5240

121223 ゴールドシップ 3 内田博幸

16

13

1

()須貝尚介

2319

-0.2

 15-14-10

34.9

506

+6

270

3730

5200

4020

24250

121223 オーシャンブルー 4 ルメール

16

6

10

*()池江泰寿

2321

0.2

 07-10-10

35.3

438

+2

(27.6)

3730

5200

4020

24250

121223 ルーラーシップ 5 ウィリア

16

9

2

()角居勝彦

2322

0.3

 13-14-12

35.2

512

+6

(3.7)

   

4020

24250

111225 オルフェーヴル 3 池添謙一

14

9

1

*()池江泰寿

2360

-0.1

 10-08-05

33.3

462

-4

220

3170

3650

24290

78260

111225 エイシンフラッシュ 4 ルメール

14

5

7

()藤原英昭

2361

0.1

 05-06-05

33.6

488

-4

(26.8)

3170

3650

24290

78260

111225 トゥザグローリー 4 福永祐一

14

7

9

*()池江泰寿

2361

0.1

 07-10-08

33.3

536

+12

(47.1)

   

24290

78260

101226 ヴィクトワールピサ 3 M.デム

16

1

2

*()角居勝彦

2326

-0.0

 04-02-02

34.6

512

+2

840

550

1640

11610

60770

101226 ブエナビスタ 4 スミヨン

16

7

1

()松田博資

2326

0.0

 11-09-08

33.8

464

+2

(1.7)

550

1640

11610

60770

101226 トゥザグローリー 3 ウィリア

16

11

14

*()池江泰郎

2326

0.0

 03-03-02

34.4

524

-4

(75.9)

   

11610

60770

集計期間:2010.12.26 2019.12.22

うーん、こうして見ると10年間で的中は13年・16年の2回だけ。高配当続出の中、穏やかな結末の年だけ当たってます。まぁ、たまたま買い方が良かったので10年間の収支はほぼトントンなのが救いですが、上記配当を見ると、これは高配当を狙いに行くギャンブルレースと位置付けられるべきでしょう。

@1番人気は5−2−1−2と中山開催にしては凄く立派。こうやって見ると馬券圏外に飛んだ二頭が気になりますが、去年のアーモンドアイ(号泣)と15年のゴールドシップでした。

A2番人気は2−1−2−5とこれも上出来。

B3番人気は1−1−2−6と見劣りはしますが、それでも一定以上の信頼性はあり。

C二桁人気の超人気薄は30頭中2頭で、しかもこの7年は来ていない。

D上位人気がそれなり以上に責任を果たし、極端なひも荒れもないにも関わらず配当は相当な高額。これは7・8・9番人気の大穴未満がやたら頑張っていることによるもので、こういう馬を拾っていくのが高配当へ近づく秘訣と考えます。

E外国人ジョッキーは30頭中過半数の16頭に騎乗と要注意。

F関東馬は30頭中4頭と、やはりこの距離は関西馬の天下。

G牝馬は30頭中4頭と言うことで、今年の上位人気には牝馬が多数推されていますが、過大視は禁物。

H枠順は内がいいという印象だったのですが、上記を見るとそうでもない。大外8枠を除けばほぼフラットと考えてよいのではないかと。

H脚質は先行もしくは極端な追い込みが決まっています。中途半端な差しは用なしで、逃げて馬券に絡んだのはキタサンブラックと言う特異なキャラクターのみ。

I馬券に絡んだ30頭の年齢構成は、3歳馬が10頭(内勝馬5)、4歳馬が9頭(同1)、5歳馬が10頭(同4)、6歳馬が1頭(同0)と圧倒的に若い馬、特に3歳馬が強い。まぁ、今年はその3歳馬の最優秀どころがそろって回避というのが悩ましいのですが。また6歳以上の高齢馬はデータ的には用なしな状況で、小幡先生が執着するキセキには不安あり。(余談ながら、日本人のギャンブル性向に関する小幡先生の論説には非常に興味深いものがありますが、そういう性向を散々くさしておいて、そういう文脈でキセキ推しする小幡先生はもっと面白いです)

J血統は複数年活躍した馬のリピーター効果を除けばバラバラで特にこの血統がと言うのはない。

K過去5年15頭の前走キャリアを見ると、さすがJCが6頭と最も多いが、勝ち馬はキタサンブラックただ一頭で、特に近年は陣営のローテへの考え方も大幅に変わっており、JC経由で有馬参戦と言うケースが昔ほど一般的ではなくなっていることには注意が必要。

Lこの他では上記3歳馬の強さのうらはらとして菊花賞組が4頭(内勝馬2)と言うのが目を引きます。まぁ、これも今年は菊花賞馬コントレイルも、これに際どく迫ったアリストテレスも有馬は回避ですからどこまで有効かは疑問ですが。

M天皇賞組は2着が2頭いるのみで勝ち馬はこの5年出ていませんが、上記ローテの変化に伴い今年の上位人気はJCパスして天皇賞から直行した馬ばかりなんで今年あたりから様相が変わる可能性はあります。


以上から上位人気になったフィエールマンとクロノジェネシスの取捨を考えましょう。

フィエールマン:前走アーモンドアイに際どく迫った天皇賞での末脚には本当に驚きました。あんな足を使える馬だっただなんて。これでJCに出てれば三強に割って入る可能性も十分あったと思うのに何故かこれをパスして有馬に参戦とは不可解ですが、2500mのスタミナ勝負で最も適性があるのは彼ですね。外枠引いたのも追い込み脚質であることを考えればプラスか。中山では天皇賞のような位置取りでは届かない可能性も高いので、ここは騎手の技量が大きく問われるところではあったのですが、ルメールを確保できたのは大きいです。上記1番人気の信頼性も加味するとやはり本命は彼でいいでしょう。

クロノジェネシス:「重馬場巧者で良では今一」の不安も前走の天皇賞で払拭。リスグラシュー、アーモンドアイなき今最も女帝の位置に近いのが彼女です。ただし、2500mも中山も今回が初めてと言うのが不安。まぁ、これまでどんなタフな馬場や展開でも底力を示してきた実績や、見かけによらず小回りもこなす器用さも持ち合わせており、去年のアーモンドアイよりは遥かにリスクは少ないのではとも思います。上記2番人気の信頼性もあるし、デビュー以来ずっとコンビを組み続けてきた北村との相性も好感で、ここは素直に対抗評価。

この他では、最内引いた逃げ馬にして菊花賞組3歳馬ハビット、一昨年の有馬記念馬ブラストワンピース、去年のオークス馬にして外国人騎乗ラヴズオンリーユー、かんべえ師匠がぞっこんラッキーライラック、JCで三強と差のない競馬をしたカレンブーケドールと言ったところがヒモ候補として考えられるのですが、それ以上に買ってみたいのが▲オーソリティ


(Aこの競走に強い三歳馬。

(B三歳になってからは骨折でクラシック戦線から脱落、休養明けにアルゼンチン共和国杯を勝つという経歴には菊花賞惨敗のハビット以上の可能性を感じる。

(Cアルゼンチン共和国杯組って5年前にゴールドアクターが8番人気の低人気で勝っており侮りがたい。ましてや三歳の彼には斤量メリットあり。

(D父が有馬をぶっちぎったオルフェーブル。母父もやはり有馬記念馬シンボリクリスエス。そして母母がかの名牝シーザリオとよく見りゃすげえ良血。かんべえさん、オルフェフリークとしてはラッキーライラックよりはこっちだって。

(E先行脚質で外枠引いたのは不安だけど、ジョッキーが二週続けてG1とった川田と言うのは心強い。しかし、G1じゃ今一だった彼が急に覚醒して私は戸惑っているのだ。どうしたんだ、川田。あれだけG1挑戦して勝たせることのできなかったダノンスマッシュが、ムーア騎乗であっさり快勝したことが彼の覚醒と関係しているのであろうか。ホープフルの勝利ジョッキーインタビューじゃ涙ぐんでいたし。

(F現在の7番人気と言うのが、まさに上記トレンドからはねらい目の大穴未満の低人気。

うーん、これだけそろえば勝つまで考えてみたいですな。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点に、▲→◎〇→その他12点を少額加えた合計36点。オーソリティが勝つなんてことになると6桁配当がデフォとなる夢馬券ですが、これっていかにも有馬配当で文字通り夢があります。

というわけで、今年はこれでおしまい。また来年春先に、お目にかかりましょう。皆さま良いお年を。(それまでにコロナ禍が払拭されてればいいですね。)



上海馬券王 in 六本松



○今日の結果

<有馬記念> @クロノジェネシス、Aサラキア、Bフィエールマン





○かんべえのつぶやき

――まさに牝馬の時代の有馬記念でした。クロノジェネシスが制して、夏冬のグランプリレースを連覇しました。これはもう年度代表馬でもいいんじゃないでしょうか。まだ4歳ですから、来年の競馬界は彼女を中心に展開しそうです。いやはや、恐れ入りました。

――2着にはやはり牝馬のサラキアが猛追し、ゴール直前で3着フィエールマンを差し切りました。わがラッキーライラックは4着。勝利の引退式とは行きませんでしたが、いい子どもを産んでほしいです。きっとアーモンドアイよりも成功するんじゃないでしょうか。


――5着はワールドプレミアとカレンブーケドールが同着だったようです。ということは、1−2−4−5着が牝馬。おいおい、どうなっているんだよ。中山競馬場の有馬記念と言えば、昔は男性的な印象があったものですが、時代は変われば変わるものですな。

――馬券王先生におかれましては、1年にわたってお付き合いいただきありがとうございました。思えば今年は、タイから、富山から、福岡から原稿をお送りいただきました。それを思い出すだけでも、2020年がいかに大変な年であったかが浮かび上がります。お疲れ様です。年明けに私は福岡に参りました際には、どうぞよろしくお願いいたします。





12月26日(土) ホープフルステークス


えー、今年最後の大一番有馬記念の前日土曜にもG1が設定されているということで、ううう、なんですか、この過密スケジュールは。「密」はご法度のはずだぞ。今日菅総理も記者会見で言ってたぞ。

というわけで、正直ジャパンカップが終わってモチベーションが著しく低下していることも否定しがたく、今回はシンプルに予想のみをお送りします。

20201226() 5回中山7日目 15頭 [15:25発走]
【11R】 37回ホープフルS (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

オーソクレース 2 *ルメール

55

5.3

()久保田貴

2

2

ヨーホーレイク 2 *武豊

55

12.1

()友道康夫

2

3

ランドオブリバティ 2 三浦皇成

55

2.7

()鹿戸雄一

3

4

 

ヴィゴーレ 2 *横山武史

55

143.0

()松永幹夫

3

5

 

テンカハル 2 *坂井瑠星

55

207.7

()矢作芳人

4

6

 

ホールシバン 2 *丸山元気

55

234.9

()高橋義忠

4

7

マカオンドール 2 岩田康誠

55

21.2

()今野貞一

B5

8

 

$バニシングポイント 2 *M.デム

55

74.4

()藤沢和雄

5

9

アオイショー 2 石橋脩

55

28.4

()中舘英二

6

10

ダノンザキッド 2 川田将雅

55

2.7

()安田隆行

6

11

タイトルホルダー 2 戸崎圭太

55

24.3

()栗田徹

7

12

アドマイヤザーゲ 2 *吉田隼人

55

25.8

()友道康夫

7

13

シュヴァリエローズ 2 北村友一

55

19.0

()清水久詞

8

14

 

モリデンアロー 2 *山田敬士

55

326.2

()小桧山悟

B8

15

 

セイハロートゥユー 2 木幡巧也

55

424.5

()牧光二


例によって「10年トレンド」を。もっとも、このレース施行されてまだ3回の開催しかないので正確には「3年トレンド」ですが。


ホープフルSの過去3

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191228 コントレイル 2 福永祐一

13

2

1

*()矢作芳人

2014

-0.2

 04-03-02

35.8

462

+6

200

810

1170

580

2760

191228 ヴェルトライゼンデ 2 マーフィ

13

5

3

()池江泰寿

2016

0.2

 06-05-04

35.8

492

+2

(6.9)

810

1170

580

2760

191228 ワーケア 2 ルメール

13

7

2

()手塚貴久

2019

0.5

 10-09-07

35.9

492

+6

(3.7)

   

580

2760

181228 サートゥルナーリア 2 M.デム

13

5

1

*()中竹和也

2016

-0.2

 02-03-04

35.3

500

+12

180

640

840

1130

3650

181228 アドマイヤジャスタ 2 ルメール

13

8

2

()須貝尚介

2018

0.2

 02-02-02

35.6

504

+4

(6.2)

640

840

1130

3650

181228 ニシノデイジー 2 勝浦正樹

13

1

3

()高木登

2019

0.3

 04-06-09

35.3

490

+4

(6.6)

   

1130

3650

171228 タイムフライヤー 2 C.デム

17

7

1

()松田国英

2014

-0.2

 16-16-09

35.5

456

-4

420

1440

2960

10920

52380

171228 $ジャンダルム 2 武豊

17

15

4

()池江泰寿

2016

0.2

 10-09-04

36.2

494

+10

(6.2)

1440

2960

10920

52380

171228 ステイフーリッシュ 2 中谷雄太

17

13

8

()矢作芳人

2016

0.2

 13-11-08

35.9

450

0

(22.9)

   

10920

52380

集計期間:2017.12.28 2019.12.28


うーん、この競走、有馬記念が終わった数日後に開催され続けてきたと言うことで、馬券購入者には正直迷惑この上ないレースだったんですが、有馬前日と言う今年の開催も迷惑なことは変わんないよねえ。でもよく見ると二年連続で勝ち馬がダービー馬になっている等、小幡先生の言う「能力検定競走」としては先週のフューチュリティ以上に価値があるレースと言えましょう。それをこういう迷惑感あふれる日程で開催するというのもどうなんですかねえ。いっそ、フューチュリティと日程・場所を入れ替えたほうが競馬界の発展に寄与するのではないかと私は思うのですが。。。

因みにこの競走、私としては19年、17年と的中してまして、特に17年なんか万馬券の高配当と言うことで、今のところ大変ゲンの良いレースと言えます。それでは3年しかありませんがトレンドを見ていきましょう。


@1番人気は3−0−0−0となんと3連勝。中山開催でこれってかなり凄い。

A2番人気は0−1−1−1、3番人気も0−1−1−1と1番人気が3連勝していることを考えると責任は十分果たしています。

B二桁人気の超人気薄は完全用なし。と言うか2年連続で1・2・3番人気がワンツースリーですから。馬券妙味はない競走ですな。

C外国人ジョッキーは9頭中5頭に騎乗とこれは無視できない。

D関東馬は9頭中2頭でこれがいずれも3着と、中山開催なのに強烈な西高東低の気圧配置。

E牝馬には用がないレース。


上述の通り穏当な直近2年と一番人気1着とはいえひも荒れした17年では見た目の温度差が大きく異なるんですが、脚質枠順トレンドもかなり異なります。


F脚質:直近2年は先行優位。17年は追い込み決着。

G枠順:直近2年は内枠天下。17年は外枠決着。

さて、どちらがこのレースの本質なのでしょうか。おそらく開催して間がないこのレースのトレンドに各陣営が慣れてきた直近の方が本質なんでしょうが、これを本当に真に受けてよいかが今回の大きなポイントじゃないかと。

H血統はハーツクライが2頭(内勝ち馬1)いることが目を引きますが、あとは見事にバラバラ。因みに今年はハーツ産駒の参戦はありません。

I過去3年9頭の前走キャリアを見ると、東スポ杯が2頭(内勝馬1)、京都2歳Sが1頭(勝馬1)とさすが重賞組が強いのですが、それ以外の6頭はすべて非重賞から参戦。まぁ、2歳の重賞は1600mまでのプログラムばかりなんでクラシックディスタンスの重賞と言うと前述した二つくらいしかないというのもあり、要は前走の格にこだわるのは禁物と言うことです。特に面白いのが萩S組が2頭(1着1頭、2着1頭)と上記重賞組より成績優秀で、何故京都開催のこのレースの勝ち馬がこの競走でこれだけ走るのかよくわからないけど、これは狙い目なんじゃないかと。


と言う訳で、上記トレンドから1番人気にして東スポ杯の覇者ダノンザキッドを本命にすべきところなんでしょうが、私の本命は萩Sの覇者にして5番人気のシュバリエローズ。いや、ダノンの川田は先週やっとG1勝ったけど基本中山じゃ信頼できないと思うんですよね。彼がG1で騎乗し負け続けたダノンスマッシュを香港でムーアがあっさり勝たせたのを見て私は思ったのだ。ああ、「やっぱり川田が出世を妨げてたんだ」と。ましてやG1どころか重賞で全く勝てない三浦騎乗の二番人気ランドオブリバティも以下同文です。

まぁ、シュバリエローズも萩S組と言う以外に結構買い要因あります。ディープ産駒だし、先行脚質だし、切れる脚も持ってるし、萩Sの勝ちタイム自体が優秀だし。ここは軸で勝負する価値は大いにあると言えましょう。

馬券は◎軸三連複28点。これだけ買ってもガミなどなく殆どが万馬券。特に注認定したドゥラメンテ産駒が絡めば実に愉快な配当になります。まぁ、ドゥラメンテって自分で自分の脚を蹴って引退しちゃう不器用な奴で、皐月賞勝ってるとは言えこの時も4コーナーで降着にされても仕方がないような斜行をやらかしてるしで中山向きとは思えない血統故、強気にはなれませんが。

今年のG1もこれを含めあと2戦。これが当たると有馬のモチベーションも少しは上がるんですが、さて。



上海馬券王 in 六本松



○今日の結果

<ホープフルS> @ダノンザキッド、Aオーソクレース、Bヨーホーレイク





○かんべえのつぶやき

――今年も無敗の2歳チャンピオンが誕生。ダノンザキッドでした。ジャスタウェイ産駒はこれがG1初制覇だそうです。鞍上は先週も朝日杯FSを制した川田将雅騎手。インタビューでは声を詰まらせていましたね。2週連続のG1ゲット、おめでとうございます。

――2着はルメール騎手騎乗のオーソクレース、3着は武豊騎手騎乗のヨーホーレイクでした。1番人気、3番人気、4番人気ときましたから、やっぱりこのレースは順当な馬が来るのですね。「ホープフルSは、馬柱がきれいな馬を買え」というセオリーができそうです。もっとも2番人気の三浦騎手騎乗のランドオブリバティは逸走して落馬。やはり2歳馬は何が起こるかわからないところもある。


――このレースがG1に昇格したときは、「中山競馬場の無理押し」という声があがったものですが、こうしてみると完全に「出世レース」として定着しましたね。それから今年は順序を変えて、有馬記念が最終G1となりましたが、やっぱりその方が良いと思います。

――さて、明日は有馬記念。そっちの方がずっと大事です。馬券王先生、どうぞよろしくお願いいたします。





12月20日(日) 朝日杯フューチュリティステークス


上海馬券王の人生相談

またしても霊界通信!元祖お受験グランマ・エアグルーヴさん怒涛の逆襲!

Q:進撃のドゥラメンテなんざます!

先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。あ、今、目をそらしたざますね、耳をふさいだざますね?きぃいいいいいっ!相も変わらず、無礼三昧なパンピーぶり、大概になさるがよろしいわ!とにかく聞くざます。わが名乗りを聞くざます!

わが名はエアグルーヴ!祖父にしてJRAの大立者ノーザンテースト、母にして樫木の女王ダイナカールの血を継ぎし貴族の中の貴族にして華族の中の華族なり!本来なら外れ馬券のパンデミックに感染し、財政崩壊起こしてる貴方のような三流馬券師など口も聞いてもらえない、貴い血族なのよ、わがグルーヴ家は!

。。ああ、すっきりしたざます。年に何回はこれをやらなきゃ収まらないざます。大体、貴方、聞くところによれば先週メイケイエールとかいう小娘の相談に乗ったというじゃない。きぃいいいいいっ!そういう趣味だったのね?この変態!幼児性愛者!挙句の果てにとって付けたようなポリコレ批判なんかおっ始めて、ああ恥ずかしいったりゃありゃしない!批判されるべきは、ポリティカル・コレクトネスではなく、お前の馬券予想のコレクトネスざましょ!とにかく話を聞くざます。小便臭い小娘の話なんかじゃなく、わたくしの話を聞くざます!

話と言うのは、わが孫ドゥラメンテのことなんざます。長女アドマイヤグルーヴの子として生まれたドゥラメンテは名門皐月高校と優駿大学を首席で合格した一門の誉れなんざます。ああ、この子なら名門菊花大学院にも首席合格して「三冠」の誉れをわが一族にもたらしてくれるに違いないと、それはもう本当に本当に期待していたんざます。ところが。。。

家庭教師の堀が何を血迷ったか、「ドゥラメンテ君の今後のキャリアを考え、菊花の前に社会人のテストを受けてみましょう。」と宝塚を受験したら、マリアライトとかいうどこの馬の骨ともわからない女にトップをかっさわれただけじゃ飽き足らず、怪我して受験人生をすべて棒に振ってしまったんざます。きぃいいいいいいっ!夢にまで見た三冠が砂上の楼閣になったんざます!しかも怪我の内容が自分で自分の脚を蹴って負傷するという本当におバカなもので、あたくし、悔しいやら情けないやらで。。。きぃいいいいいっ!この大馬鹿者!一族の恥さらし!お前なんか勘当よ!グルーヴ家の敷居をまたぐことは許さないざます!と、その時は本当に激高したんざます。

あれから三年。グルーヴ家の家勢凋落が止まらず本当に苦しい年月を過ごすことになったんざます。ああ、こんなことじゃ、わたくし死んでも死にきれない。どうしたものかと思ったんざます。え、「死にきれないと言いながら、貴女もアドマイヤグルーヴさんもとっくの昔に鬼籍に入っているじゃないか。頼むから大人しく成仏してくれ。」ですって?きぃいいいいいいっ!どうしてお前はそうやって人の上げ足ばっかり取るざますか!この禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!話は終わっていないざます!ここからなんざます!大人しく聞くざます!

とにかく、苦節三年。ついに逆襲の時が来たんざます。ドゥラメンテの子供が受験生デビューして、あちこちでよい成績を収めているんざます。そして明日は名門フューチュリティ中学の受験日で、ドゥラメンテの子供も三人が受験することになったんざます!ああ、この日をどんなに待ちわびたことか!明日はきっとわが一族が勝ち名乗りを上げて家名復興を全国に響き渡らせることになるんざます。グルーヴ家ストライクス・バックなんざます!家名復興の期待に打ち震え、死んでも死にきれない私は一体どうしたらよいのかしら?


A:お答え

いやあ、またしてもご来臨いただき、まことにありがとうございます。貴女のご逝去から早いものでもう7年。最近の若い人には貴女を知らない不届者も増えている現状、このコーナーの継続も難しいなあというのが偽らざるところだったんですが、それでもご血族が次々G1競走に出走するんだからやめられません、止まりません。それに今年は、なんと言っても一族の中で最も華々しい活躍をしたドゥラメンテ君の産駒デビューの年ですしねえ。

因みに今年の2歳馬における種牡馬別ランキングは下記の通りとなります。


中央2歳リーディングサイアー

データ:2020年12月13日現在

 

 

【入着賞金順】

 

順位

種牡馬名

毛色

産地 出走頭数 勝利頭数 出走回数 勝利回数

入着賞金
本賞+付加賞

1出走
賞金

1頭平均賞金

勝馬率

AEI

平均
勝距離
主な産駒

1

ディープインパクト 鹿 早来

77

25

143

31

411,872,000

2,880,224

5,348,987

0.325

2.21

1,755

0

レッドベルオーブ

2

モーリス 鹿 日高

101

27

232

29

357,958,000

1,542,922

3,544,139

0.267

1.46

1,658

1,267

カイザーノヴァ

3

ドゥラメンテ 鹿 安平

96

27

202

31

340,997,000

1,688,104

3,552,052

0.281

1.47

1,679

1,743

アスコルターレ

4

キズナ 青鹿 新冠

87

29

233

30

333,283,000

1,430,399

3,830,839

0.333

1.58

1,635

1,500

ダディーズビビッド

5

エピファネイア 鹿 安平

95

20

219

22

284,481,000

1,299,000

2,994,537

0.211

1.24

1,714

1,400

オーソクレース

6

ロードカナロア 鹿 新ひだか

94

18

184

20

232,653,000

1,264,418

2,475,032

0.191

1.02

1,522

1,500

フォドラ

7

ルーラーシップ 鹿 安平

85

15

202

16

222,497,000

1,101,470

2,617,612

0.176

1.08

1,783

1,563

ワンダフルタウン

8

ハーツクライ 鹿 千歳

68

15

142

15

199,670,000

1,406,127

2,936,324

0.221

1.21

1,720

0

イルーシヴパンサー

9

ダイワメジャー 千歳

68

12

156

14

197,115,000

1,263,558

2,898,750

0.176

1.20

1,431

1,200

モントライゼ

10

ゴールドシップ 日高

52

12

146

12

175,510,000

1,202,123

3,375,192

0.231

1.39

1,880

1,750

ユーバーレーベン

出展:horsenavi.com (http://www.horsenavi.com/html/homepage/lexasp/hplexsei2.asp?TYPE=cyuou2s2)


なんとお孫さんはリーディング第三位。モーリスさんと合わせ新種牡馬がロードカナロア等既存勢力を圧倒する大活躍で、トップのディープインパクトさんがすでにご逝去していることを考えると、グルーヴ一族の未来は大変明るいのではないかという予感が致します。長年のグルーヴウオッチャーとして、またドゥラメンテ君には現役中万馬券を何度も取らせていただいた恩義がある私として、これは本当に喜ばしいことであります。

敢えて難を言えば、芝の路線で沢山の産駒が勝ち名乗りを上げているけど、未だ重賞は未勝利で大物感のある逸材が見当たらないということでしょうか。まぁ、それも晩成タイプが多いグルーヴ系なんで、それが2歳でこれだけ勝馬を輩出しているということは来年以降はもっとすごい馬が出てくる予感と言うのもあり、いやあ、これだからグルーヴ・ウオッチャーはやめられませんなあ。

さて、ご相談の件、明日のフューチュリティにドゥラメンテ産駒が三頭も出走しているのですが、これはどうとらえるべきなのか。正直、一族の距離特性を考えると来週のホープフルのほうが的鞍と言う気がしてならないのですが、そちらに登録しているのはアドマイヤザーゲ君とタイトルホルダー君の二頭のみとはこれ如何に。自分で自分の脚を蹴って引退しちゃう不器用君の子供なんで、小回りの中山を嫌ったって言うことなんですかねえ。

登録している三頭の中ではドゥラモンドくんが二戦二勝ということで、現在三番人気と高い支持を集めていますが、正直その勝ちタイムは稍重と言うことを割り引いてもパッとしないというのが正直なところであり、うーん、なかなか難しい気が致します。むしろ、切れる脚が使えるという意味で現在単勝60倍の低人気ジュンブルースカイ君の方に可能性を感じたりする訳です。

まぁ、フューチュリティを勝っちゃうグルーヴ一族と言うのもなんか違和感はあるわけで、ここは長い目で見ていきたいですな。本当の勝負は来年以降。本日引退式を行ったアーモンドアイのお婿さんにドゥラメンテ君が選ばれたらいいなとか、そういうことを考えただけでワクワクが止まらないのはありがたいことで、グルーヴウオッチャーを続けていてよかったと現在感動に打ち震えています。ドゥラメンテ君の種牡馬人生がこれからますます充実したものになることを祈ってやみません。

と、言う訳で。。。。

20201220() 6回阪神6日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 72回朝日杯フューチュリティS (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

カイザーノヴァ 2 *池添謙一

55

95.7

()矢作芳人

1

2

 

*グレナディアガーズ 2 川田将雅

55

19.9

()中内田充

2

3

 

ビゾンテノブファロ 2 *山田敬士

55

322.6

()小桧山悟

2

4

 

$ショックアクション 2 戸崎圭太

55

16.1

()大久保龍

3

5

ドゥラモンド 2 *武豊

55

7.5

()手塚貴久

3

6

$ブルースピリット 2 藤岡佑介

55

81.1

()中内田充

4

7

ステラヴェローチェ 2 横山典弘

55

4.7

()須貝尚介

4

8

レッドベルオーブ 2 福永祐一

55

2.5

()藤原英昭

5

9

テーオーダヴィンチ 2 浜中俊

55

99.8

()岡田稲男

5

10

 

アスコルターレ 2 *北村友一

55

97.4

()西村真幸

6

11

 

バスラットレオン 2 坂井瑠星

55

35.5

()矢作芳人

6

12

ジュンブルースカイ 2 *岩田康誠

55

60.0

()友道康夫

7

13

ホウオウアマゾン 2 松山弘平

55

8.7

()矢作芳人

7

14

モントライゼ 2 ルメール

55

12.3

()松永幹夫

8

15

ロードマックス 2 岩田望来

55

37.1

()藤原英昭

8

16

スーパーホープ 2 *M.デム

55

32.4

()藤岡健一


2歳チャンピオン決定戦となる本戦ですが、2000mでの2歳G1ホープフルSが設定されたことで勢力は分散、従来18頭立てになってもおかしくない競走が16頭立てとずいぶんおとなしい形になっています。上述の通り距離適性でこちらを選択したのか、中山を嫌って嫌々こちらに来たのかも気になるところで。。。

例によって「10年トレンド」を。この競走中山開催から阪神開催に替わって6年の歴史がありますので、この6年間の推移を中心に見ていきましょう。


阪神に替わってからの方が荒れまくり FSこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191215 サリオス 2 ムーア

16

6

1

()堀宣行

1330

-0.4

   03-03

35.4

538

-2

200

660

950

38080

90260

191215 タイセイビジョン 2 武豊

16

8

2

()西村真幸

1334

0.4

   12-08

35.3

464

+4

(5.8)

660

950

38080

90260

191215 グランレイ 2 池添謙一

16

9

14

()池添学

1336

0.6

   15-15

34.9

452

-4

(229.3)

   

38080

90260

181216 アドマイヤマーズ 2 M.デム

15

6

2

()友道康夫

1339

-0.3

   03-03

33.9

470

-2

460

9710

14240

3340

45180

181216 クリノガウディー 2 藤岡佑介

15

1

9

()藤沢則雄

1342

0.3

   04-04

34.0

492

+2

(77.4)

9710

14240

3340

45180

181216 グランアレグリア 2 ルメール

15

2

1

()藤沢和雄

1343

0.4

   02-02

34.6

482

+6

(1.5)

   

3340

45180

171217 ダノンプレミアム 2 川田将雅

16

1

1

*()中内田充

1333

-0.6

   03-04

33.6

490

+8

230

550

840

700

2630

171217 ステルヴィオ 2 C.デム

16

10

3

()木村哲也

1339

0.6

   12-10

33.8

460

+4

(5.3)

550

840

700

2630

171217 タワーオブロンドン 2 ルメール

16

3

2

*()藤沢和雄

1339

0.6

   07-07

34.0

518

+2

(3.9)

   

700

2630

161218 サトノアレス 2 四位洋文

18

17

6

()藤沢和雄

1354

-0.1

   13-12

34.1

500

+4

1420

5980

11430

42820

221200

161218 モンドキャンノ 2 バルザロ

18

10

7

()安田隆行

1355

0.1

   14-14

34.0

472

0

(15.8)

5980

11430

42820

221200

161218 ボンセルヴィーソ 2 松山弘平

18

4

12

()池添学

1358

0.4

   01-01

35.2

462

-6

(72.7)

   

42820

221200

151220 リオンディーズ 2 M.デム

16

15

2

()角居勝彦

1344

-0.1

   15-15

33.3

496

-4

590

520

1340

8160

38560

151220 エアスピネル 2 武豊

16

11

1

()笹田和秀

1345

0.1

   08-06

34.0

484

+2

(1.5)

520

1340

8160

38560

151220 シャドウアプローチ 2 中谷雄太

16

13

11

*()須貝尚介

1352

0.8

   10-06

34.7

494

0

(91.6)

   

8160

38560

141221 ダノンプラチナ 2 蛯名正義

18

2

1

()国枝栄

1359

-0.1

   14-12

35.4

472

+6

460

14050

20260

20560

133570

141221 アルマワイオリ 2 勝浦正樹

18

6

14

()西浦勝一

1360

0.1

   14-12

35.5

470

+2

(64.7)

14050

20260

20560

133570

141221 クラリティスカイ 2 岩田康誠

18

14

3

()友道康夫

1361

0.2

   07-06

35.9

484

+12

(5.3)

   

20560

133570

131215 $アジアエクスプレス 2 ムーア

16

6

4

()手塚貴久

1347

-0.2

 11-09-07

35.3

528

-8

870

7710

13000

27430

162960

131215 ショウナンアチーヴ 2 後藤浩輝

16

11

6

()国枝栄

1349

0.2

 06-07-03

35.7

478

+2

(15.2)

7710

13000

27430

162960

131215 ウインフルブルーム 2 和田竜二

16

14

5

()宮本博

1349

0.2

 02-05-03

35.8

490

-4

(12.1)

   

27430

162960

121216 ロゴタイプ 2 M.デム

16

14

7

()田中剛

1334

-0.0

 02-02-02

36.1

482

-4

3450

1560

7770

4530

54880

121216 コディーノ 2 横山典弘

16

5

1

*()藤沢和雄

1334

0.0

 07-02-05

36.0

476

+2

(1.3)

1560

7770

4530

54880

121216 ゴットフリート 2 スミヨン

16

3

3

()斎藤誠

1338

0.4

 11-08-07

36.0

470

+2

(15.7)

   

4530

54880

111218 アルフレード 2 ウィリア

16

3

1

()手塚貴久

1334

-0.3

 04-04-03

35.3

524

+4

310

1520

2180

8540

30630

111218 マイネルロブスト 2 蛯名正義

16

4

4

()高橋裕

1337

0.3

 06-08-05

35.4

492

+8

(9.7)

1520

2180

8540

30630

111218 レオアクティブ 2 横山典弘

16

15

8

()杉浦宏昭

1338

0.4

 15-15-15

34.9

456

+8

(14.1)

   

8540

30630

101219 グランプリボス 2 M.デム

16

11

5

()矢作芳人

1339

-0.1

 08-10-07

34.5

504

-4

1460

4990

11750

8830

67910

101219 リアルインパクト 2 ベリー

16

5

4

()堀宣行

1340

0.1

 08-07-07

34.8

504

+2

(10.3)

4990

11750

8830

67910

101219 リベルタス 2 福永祐一

16

2

2

()角居勝彦

1340

0.1

 03-04-03

35.0

490

-2

(6.2)

   

8830

67910

集計期間:2010.12.19 2019.12.15 13年以前は中山開催


うーん、10年間で的中は17年、13年の2回だけですか。もっとも13年の的中がかなり大きな万馬券だったので10年間の収支は余裕でプラス。今年もあやかりたいものです。

まずは人気別の実績から。( )内は阪神開催6年間の数字です。

@1番人気は4−2−1−3 (3−1−0−2)とまずは大変立派なもの。

A2番人気は2−1−2−5 (2−1−1−2)と特に阪神コースに替わってからは1番人気並みの信頼度。

B3番人気は0−1−2−7 (0−1−1−4)と大きく割引で、グルーヴ一族ドゥラモンド君にとっては不吉なデータ。

C二桁人気の超人気薄は30頭中4頭だが、その4頭がいずれも阪神開催での大穴と言うことで、中山に比べ紛れが少ないはずの阪神で何故か伏兵が続々台頭。人気薄をなめてはいけません。

D10年間の配当は上位人気がそのままワンツースリーした17年を除き皆大荒れで、これは高配当を狙いに行くべきレースとなります。

E外国人の騎乗は30頭中12頭、6年間では18頭中7頭で無視は禁物。

F関東馬は30頭中15頭と破格のシェアであるが、阪神に替わってからは18頭中6頭とトーンダウン。

G6年間の脚質を見ると先行か追い込みでの決着が多い。

H6年間の枠順には大きな偏りはなく大外でも十分来る。

I先週同様勝馬には早熟系が多い。古馬になってG1を勝ったのは12年ロゴタイプのみ。まぁ、昨年のサリオス、一昨年のアドマイヤマーズにはまだチャンスはあるんでしょうが。

Jこの6年間18頭の血統を見ると、さすがディープが4頭(内勝馬3)と強く、他は見事にバラバラ。

Kこの6年間18頭の前走キャリアを見ると、サウジアラビアカップ組が4頭(内勝馬2)が最も強く、これに次ぐのがデイリー杯組4頭(勝馬1)。京王杯組も4頭で無視できないが勝ち馬はなく2・3着候補が相当。

L驚くべきはベゴニア賞等非重賞組の強さで、新馬・未勝利からの参戦を含め6年間で5頭が連絡み。単に馬券に絡んでいるだけでないぞ。なんと内3頭は勝馬なのだ。前走の格が見劣りしても軽視は絶対禁物。非重賞組はどうしても人気はないわけで、そういう馬がやたら突っ込んでくるから上記の高配当が成立しているとも言えるのですが、そういう馬を上手にすくい上げることがこのレースを考えるうえで非常に重要なポイントになるわけだ。


以上に、ジュベナイルと同じ条件のレースと言うことで、このレースで重宝している定跡も併せて考えてみたい。


M秋以降の実績重視。(夏までの実績の軽視)

N1600m以上での実績重視。(1200mの実績の軽視)

O坂のあるコースの実績重視。(京都・小倉実績の軽視)

P決め手のある馬の重視。(脚質にかかわらず上り34秒台前半必須)


以上から、現在の一番人気レッドベルオーブの取捨を考えてみたい。


(A信頼できる1番人気

(Bディープ産駒

(C信頼できるデイリー杯をレコード勝ち。

(Dマイルでキャリアを積み上げている。

(E先行して上りを34.0秒でまとめているので、直線の切れ味勝負にも対応できそう。


と、この馬上記トレンドに比較して非の打ちどころがありません。1番人気がクリソベリル以外信頼に応え続けている今年のG1のトレンドを見ても逆らえないところではあるんですが。。。。実はこの馬がデイリー杯を勝ったときの福永のインタビューがかなりネガティヴなものだったのが気になってます。「二戦続けてレコード勝ち。凄いですね。」と言われて「いや、高速馬場の助けがあったんで。まだまだですよ。」って答えた時の福永の表情が本当に不機嫌だった。彼はこういう時に嘘は言わない人ですから、今の人気はかなり過剰なものなのではなかろうかと言う気がどうしても。

それならと言うことで、本命にするのが2番人気ステラヴェローチェ。

これまで二戦二勝ですが、勝ったのがすべて重馬場と言うことで、良馬場の走りが未知数。父バゴと言ういかにも道悪巧者な血統が今回嫌われて人気を落としている感じです。確かに良馬場だと全然ダメな可能性もあるんですが、


(Aこのレースに最も相性の良いサウジアラビアカップの勝者。

(B父バゴはクロノジェネシス等近年大ブレークの予感だし、母父はディープなんで、実は良でこその可能性も。

(C阪神開催以降多大な信頼性のある二番人気。

(D極悪馬場を差して勝った底力は魅力的。

(E調教もいい感じ。


ということで、人気との兼ね合いからこちらを上位で考えたい。

▲には上述の通り、僕らのドゥラメンテ産駒ジュンブルースカイを。これは単に私がグルーヴフリークであるというだけではなく以下の理由あり。


(A東スポ杯3着のしょぼい実績だが、この時の上りが33.6秒と今回メンバー中最速。

(B東スポ杯での勝ち馬ダノンザキッドは来週のホープフルで1番人気が濃厚な強豪だが、この馬に0.3秒差と言うのは決して悪くない。ましてやこの時は輸送で馬体を大幅に減らしての出走だったんで、今回上積みが期待できる。

(C馬場が荒れてきており、一定のスタミナ勝負になる可能性が高いが、その時にこれまで1800m以上の距離のみ使われてきたことがものを言いそう。

(D)騎手岩田はこういう馬に乗せると怖いぞう!


いや、なにせ、単勝60倍なわけで、こういう超人気薄と比較して上記のメリットはかなり魅力的です。人気薄がやたら突っ込んできているこの競走ですからここは是非重い印で考えたい。

上記トレンドに即し、この他の馬も手広く考えたいですね。未勝利しか勝っていなくても来る奴は来るわけで、上りタイムが優秀な馬とか、坂のあるコースで見どころのあるレースをした馬は拾うだけ拾いました。

馬券は◎→〇▲→その他の三連複15点。FGLだとガミですが、他は殆どが万馬券。面白いことに三番人気ドゥラモンドよりも、かんべえ師匠の1推しホウオウアマゾンの方が連馬券は売れているんですな。って言うか何故ドゥラモンドがここまで評価されているかよくわからんわい。まぁ、グルーヴフリークやってる手前、私も印は打ちましたが。


皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<朝日杯FS> @グレナディアガーズ、Aステラヴェローチェ、Bレッドベルオーブ





○かんべえのつぶやき

――2歳牡馬マイル王は、7番人気のグレナディアガーズでした。しかも2歳馬のコース・レコード勝ち。こういうことがあるんだよなあ。2歳馬は18歳の若者みたいなものだから、突然、急に成長したりするんだよなあ。鞍上の川田騎手は、G1勝ちは久々ですよね。内枠に入ったときの川田は、いい仕事をすることが多いです。

――馬券王先生の本命、ステラヴェローチェは2着。そして人気のレッドベルオーブが3着でした。不肖かんべえが推奨したホウオウアマゾンは9着といいところがありませんでした。あっと驚く結果でしたが、2歳牡馬のレースって本来がこういうものですよね。


――気を取り直して、来週はいよいよ2020年の大詰め、有馬記念が控えております。あっ、土曜日には2歳馬の2000m決戦、ホープフルステークスもあるのですよね。今年は中山競馬場では迎えられない年末のレースですが、それでも有馬記念を迎えられることを感謝しなければなりません。

――本日は1Rから12Rまで、3場開催でずっと戦ってきましたが、その結果、大きく沈んでしまいました。馬券王先生も苦戦されていたようですが、お互いに来週こそは頑張りましょう。できれば新しい年を笑って迎えたいものです。





12月13日(日) 阪神ジュベナイルフィリーズ 


令和ポリコレ娘 メイケイエールさんからのお便り


Q:肌の色で差別するのダメ、絶対!


ばけんおう先生こんにちは。

あたし、メイケイエールって言う小学生ですう。

自分で言うのもなんだけどお、あたしかなり成績ゆうしゅうでえ、正直まわりにてきはいないって言うかあ、とにかくすごいのよお、あたし。

えー、「随分自信家なんだね。」ですってえ?だーって、あたし、新馬ようちえんも、小倉模試もトップごうかくでえ、この前受けたファンタジー小学校っていう名門校なんか「れきだい最高レコード」って言う高い点数でごうかくしたりしてえ、これで「てんぐになるな」って言われてもどだい無理って言うかあ。

で、そんなあたしは明日、名門「ジュベナイル女子中学」を受験することになったんです。はっきり言ってトップごうかくはまちがいないって思ってるんです。

ところが。。。。

明日のじゅけんの前ひょうばんって言うかあ、人気とうひょうが発表されたんですけどお、あたし3番手でトップじゃないんです。えー、なんでえ?おかしいよ、こんなのぜったいおかしいよ!

「一体なんなのよ、これ!」って家庭きょうしの武先生に聞いたらあ、先生こう言うんです。

「いやあ、君はそうやってすぐカリカリするのが良くないって言うかあ、明日のジュベナイルは今までの試験より長時間のテストだから、そんなことじゃいけないぞ。それに明日はソダシちゃんも受験するからねえ。」

「えー、だれよソダシって?」って聞いたらあ、

「なに、君、ソダシちゃん知らないの?ものすごく色白で可愛いって言うかあ、今すっごく人気なんだよね。いくら君でもソダシちゃんの前では分が悪いって言うかあ、正直見劣りするって言うかあ。いやあ、僕もいろんな女の子を教えてきたけど、みんな色黒で刺激に乏しいって言うか、そんな中、ああいう白い肌を見ると心が洗われるんだよねえ。たまらんでえ!。。。。考えてみれば、僕が教えてた君のおばあさんも、君のお母さんも色白だったのに、君はお父さんに似ちゃったんだね。」ですってえ。

。。。なによ、一体なんなのよ、これ。。。

きいいいいいいいぃいっ!あたしが地グロだから人気がないっていうの?ふざけんじゃねえよ!「肌の色で人をさべつしちゃいけない」ってほかならぬ学校の先生が教えてくれたことじゃない!あたし、すごいのよ、すごいんだからあ!かんでやる、けってやる、あまえらまとめてじごく行きよおおお!

ばけんおう先生、色が白いだけでちやほやされて人気になるなんてどう考えてもおかしいです。これまでテストでゆうしゅうなせいせきあげてきたのに、こういうさべつはゆるせません。明日のジュベナイルじゅけんをひかえ心ザワザワなあたしは一体どうしたらいいんでしょうかあ?


A:お答え

いやあ、これまでエアグルーヴさんの専門コーナーになりつつあった「人生相談」なんですが、このたび別の方の相談をお受けすることになり、実に喜ばしい限りです。正直、最近はなかなか「キャラの立った」馬と言うのがいなくて取り上げたくても取り上げられなかったということで、その点、貴女には「素質がある」と考えます。

さて、ご相談の件、過去にも似たような「相談」を受けたことがありまして、その時は貴方のおばあさんであるユキチャンが「色白でちやほやされているのはおかしい」と言うものだったんですが、お孫さんの貴女からこのような相談が舞い込むとはお父さんミッキーアイルの血がもたらす横溝正史的宿業の世界でなかなか面白い。

現在のソダシちゃんの人気の全部とは言わないまでもかなりの部分が、「白馬」という彼女の特性に起因していることは貴方のご主張の通りと私も考えます。鹿毛や栗毛の馬に交じってグリーンのターフを駆ける白馬と言うのはこれ滅茶苦茶「絵になる」ことは否定のしようがない事実ではあるんですが、それでもそれが馬券購入にまで影響するというのは、やはりこれ「差別」の誹りを免れないですよねえ。

でもねえ、アメリカの「BLM」なんかもそうだけど、こういう「差別は許されない」という最近のポリコレの風潮って息苦しいんだよねえ。私の会社も「LGBT」とか「反差別」とか「反パワハラ」「反セクハラ」みたいな研修をEラーニングで強制受講させられまくりの今日この頃なわけで、ああ鬱陶しいったらありゃしない。最近のリベラルの何がいけないかと言うと「差別はいかん」ということの「圧倒的な正しさ」に酔っぱらい、これに反すると思われるものには何をしても許されると考えている所で。

彼らにとって「弱者、被害者、被差別者」は圧倒的な善であり救済の対象、一方「強者、加害者、差別者」は圧倒的な悪で徹底的な攻撃の対象なのでありますが、これって多分違うと思うぞ。映画「ボヘミアンラプソディー」は大変すばらしい作品だったけど、フレディー・マーキュリーという稀代のアーチストを「LGBT」という矮小なポリコレのフレームに落とし込んでいることだけは納得がいかない。フレディーが孤独であったことは確かなんだろうけど、それは彼がゲイであったからではなく、単に彼が天才であったからだというのが私の見立てなわけで、それを「ゲイで差別された可哀そうなフレディー」と言う文脈で語るのは彼に対する侮辱以外の何物でもないと私なんかは考えます。

話がわきにそれました。まぁ、貴女の場合、現在の三番人気と言うポジションは貴女の実績を考えればずいぶん低い位置づけとも言えますが、ただ、明日に限って言えばそれでも「随分見込まれた危険な人気馬」だというのが私の率直な印象です。レコード勝ちしたファンタジーSは高速馬場のアシストが多々ありますし、何より勝ったときの武さんのインタビューが「道中ずっとカリカリしていて、このままだと長い距離では走れない。覚えなきゃならないことが沢山ある。」と言うかなりネガティヴなもの。そういう気性に問題のある貴女が大外を引いたことも不安です。申し訳ないけど明日は無印が相当なのではないかと。

まぁ、後述しますが、明日のジュベナイルは勝った馬ではなく、負けた馬が大成するレースです。気性が災いして2歳G1を勝てなかった馬でもグランアレグリアさんみたいに日本を代表する存在になりえます(今年の年度代表馬はおそらくアーモンドアイですが、客観的にはグランアレグリアがベストホースですよね)。早熟の懸念はあれども素晴らしいスピードを有する貴女には第二のグランアレグリアたる可能性もある。気性・体力が成長し素晴らしい馬に大成した貴女の姿をぜひ来年もしくは再来年に見たいものです。応援してます。

と、言う訳で。。。。。


20201213() 6回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 72回阪神ジュベナイルフィリーズ (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ウインアグライア 2 横山武史

54

94.4

()和田雄二

1

2

 

ルクシオン 2 西村淳也

54

116.3

()河内洋

2

3

 

ジェラルディーナ 2 *岩田康誠

54

36.0

()石坂正

2

4

 

リンゴアメ 2 丹内祐次

54

120.2

()菊川正達

3

5

 

サルビア 2 *松山弘平

54

180.7

()鈴木孝志

3

6

ソダシ 2 吉田隼人

54

3.0

()須貝尚介

4

7

サトノレイナス 2 ルメール

54

4.3

()国枝栄

4

8

ヨカヨカ 2 福永祐一

54

37.2

()谷潔

5

9

 

ナムラメーテル 2 和田竜二

54

249.6

()鈴木孝志

5

10

 

シゲルピンクルビー 2 幸英明

54

44.3

()渡辺薫彦

6

11

 

ユーバーレーベン 2 *M.デム

54

21.8

()手塚貴久

6

12

オパールムーン 2 横山典弘

54

13.1

()昆貢

7

13

アオイゴールド 2 *団野大成

54

124.6

()和田雄二

7

14

ポールネイロン 2 藤岡佑介

54

34.9

()矢作芳人

7

15

エイシンヒテン 2 *松若風馬

54

40.0

()渡辺薫彦

8

16

インフィナイト 2 北村友一

54

6.9

()音無秀孝

8

17

 

フラリオナ 2 *浜中俊

54

94.4

()武幸四郎

8

18

 

メイケイエール 2 武豊

54

5.5

()武英智


2歳牝馬の女王決定戦である本レース。例によって「10年トレンド」から。

本競走、コース代わりもなく10年分のデータを検証できますが、今回注意しなければならないのは開幕週開催であったこれまでの阪神と異なり、京都代替として開催が前倒しされた影響で馬場はある程度傷んでいるということなわけで、そこらへんどうなるか。

勝馬が大成しないJFこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191208 レシステンシア 2 北村友一

16

4

4

()松下武士

1327

-0.8

   01-01

35.2

484

-4

1120

10000

20410

8560

86720

191208 マルターズディオサ 2 田辺裕信

16

9

6

*()手塚貴久

1335

0.8

   03-02

35.9

444

+4

(43.7)

10000

20410

8560

86720

191208 クラヴァシュドール 2 藤岡佑介

16

10

3

*()中内田充

1335

0.8

   08-08

35.5

452

+2

(4.8)

   

8560

86720

181209 ダノンファンタジー 2 C.デム

18

13

1

()中内田充

1341

-0.1

   15-16

34.0

460

0

260

640

1190

1310

5020

181209 クロノジェネシス 2 北村友一

18

9

2

()斉藤崇史

1342

0.1

   17-17

33.9

436

0

(3.6)

640

1190

1310

5020

181209 ビーチサンバ 2 福永祐一

18

11

4

*()友道康夫

1343

0.2

   11-10

34.5

468

0

(8.2)

   

1310

5020

171210 ラッキーライラック 2 石橋脩

18

11

2

()松永幹夫

1343

-0.1

   08-08

33.7

484

-2

410

920

1820

2160

8560

171210 リリーノーブル 2 川田将雅

18

7

3

()藤岡健一

1344

0.1

   06-05

33.9

494

-4

(5.5)

920

1820

2160

8560

171210 マウレア 2 戸崎圭太

18

4

4

()手塚貴久

1345

0.2

   08-08

33.9

446

-4

(9.1)

   

2160

8560

161211 ソウルスターリング 2 ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

1340

-0.2

   03-04

34.8

472

-8

280

510

900

1210

4250

161211 リスグラシュー 2 戸崎圭太

18

18

2

()矢作芳人

1342

0.2

   15-13

34.5

434

+6

(3.0)

510

900

1210

4250

161211 レーヌミノル 2 蛯名正義

18

4

3

()本田優

1345

0.5

   05-05

35.2

462

-4

(6.9)

   

1210

4250

151213 メジャーエンブレム 2 ルメール

18

2

1

()田村康仁

1345

-0.3

   02-01

35.8

494

0

250

3500

4950

7640

39480

151213 ウインファビラス 2 松岡正海

18

13

10

()畠山吉宏

1348

0.3

   06-06

35.6

448

-12

(33.3)

3500

4950

7640

39480

151213 ブランボヌール 2 岩田康誠

18

11

3

()中竹和也

1350

0.5

   08-10

35.5

432

-10

(7.8)

   

7640

39480

141214 ショウナンアデラ 2 蛯名正義

18

16

5

()二ノ宮敬

1344

-0.1

   13-12

34.0

468

-2

980

2200

5110

3530

22780

141214 レッツゴードンキ 2 浜中俊

18

11

2

()梅田智之

1345

0.1

   09-10

34.3

466

+8

(5.6)

2200

5110

3530

22780

141214 ココロノアイ 2 横山典弘

18

4

4

()尾関知人

1346

0.2

   09-08

34.5

450

-2

(6.3)

   

3530

22780

131208 レッドリヴェール 2 戸崎圭太

18

8

5

()須貝尚介

1339

-0.0

   08-08

34.1

418

-8

1460

1240

4250

6220

42130

131208 ハープスター 2 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

1339

0.0

   14-14

33.6

476

+2

(1.7)

1240

4250

6220

42130

131208 フォーエバーモア 2 蛯名正義

18

6

8

*()鹿戸雄一

1339

0.0

   06-05

34.6

460

+2

(31.3)

   

6220

42130

121209 ローブティサージュ 2 秋山真一

18

1

5

*()須貝尚介

1342

-0.0

   10-08

35.9

442

-4

810

35990

62100

490320

3047070

121209 クロフネサプライズ 2 柴山雄一

18

7

15

()田所秀孝

1342

0.0

   02-02

36.3

472

+18

(89.9)

35990

62100

490320

3047070

121209 レッドセシリア 2 三浦皇成

18

10

10

()鹿戸雄一

1343

0.1

   15-16

35.6

416

-10

(44.5)

   

490320

3047070

111211 ジョワドヴィーヴル 2 福永祐一

18

13

4

()松田博資

1349

-0.4

   09-10

34.1

418

-2

680

4870

8270

9370

62850

111211 アイムユアーズ 2 メンディ

18

11

8

()手塚貴久

1353

0.4

   04-04

34.9

452

-2

(12.3)

4870

8270

9370

62850

111211 サウンドオブハート 2 武豊

18

18

1

()松山康久

1353

0.4

   03-03

35.0

460

0

(4.6)

   

9370

62850

101212 レーヴディソール 2 福永祐一

18

11

1

()松田博資

1357

-0.1

   10-11

33.9

450

-2

160

1260

1490

9200

24540

101212 ホエールキャプチャ 2 池添謙一

18

4

4

()田中清隆

1358

0.1

   05-09

34.1

456

0

(19.1)

1260

1490

9200

24540

101212 ライステラス 2 M.デム

18

18

8

()和田正道

1360

0.3

   07-04

34.5

452

+4

(47.9)

   

9200

24540

集計期間:2010.12.12 2019.12. 8

うーむ、10年回顧して的中は18・16・13年の三回ですか。もっと当ててる印象だったんですが。まぁ、13年の特大万馬券の印象が強烈で、「得意なレース」と言う誇大妄想が生まれたみたいではあるんですが、それでも外した年だって結構いい線ついてはいたわけで、不得手なレースと言う訳でも全然ない。今年もやりますよ私は。


@1番人気は4−1−1−4と毎年18頭の出走がある割にはかなり優秀。

A2番人気は1−3−0−6と馬連軸向き。

B3番人気は0−1−3−6と三連複軸向き。

C二桁人気の超人気薄は30頭中3頭、しかも内二頭が5番人気1着で阿鼻叫喚の結末となった12年の2・着と基本用なし。

D興味深いのは4番人気で、2−1−3−4と1番人気並みの優秀さ。あと、5番人気は3−0−0−7と単勝の妙味はあるか。

E基本8番人気、殆どは6番人気以内での決着が多く、その割には配当は高額で、要は見かけによらず当てにくいレース。

F外国人ジョッキーは30頭中5頭にとどまり、過大視禁物。

G関東馬は30頭中13頭と開催場所を考えると極めて優秀。

H枠順は外が明確に悪い。リスグラシューという後に年度代表馬になるような大物も2着どまり。

I脚質は差し追い込みが明確に良いが近年は前残りな決着も。

Jこの5年の血統を見るとダイワメジャーが3頭(内勝馬2)と優秀で上記「近年は前残りな決着も」と言うのがこのダイワメジャーの先行力によるもの。まぁ今年のダイワメジャーは超人気薄サルビア一頭のみですが。この他ではさすがディープが3頭(勝馬1)と強く、あとは見事にバラバラ。

K過去5年15頭の前走キャリアはアルテミスS組が5頭(内勝馬2)と圧倒的で、これと張り合えるのはファンタジーS組3頭(内勝馬2)。なお非重賞特別戦(白菊賞。赤松賞、サフラン賞等)から参戦の馬も2・3着なら資格あり。

Lこうして10年間の勝ち馬を振り返ると早熟系が多く、17年ラッキーライラックを除き皆桜花賞・NHKマイルが賞味期限。レシステンシアとか、ダノンファンタジーとかソウルスターリングとか13年大万馬券をもたらしてくれたレッドリヴェール(号泣)とか。

M一方、二着には前述のリスグラシューとかクロノジェネシス、レッツゴードンキ、ホエールキャプチャー等古馬になってもG1取るくらいの大物がずらり。二着にとっての出世レースでもあります。


以上に従来から採用している下記のポイントを追加して考えてみたい。


(A秋以降の実績を重視。(夏場実績の軽視)

(Bマイル以上の実績を重視。(1200mでの実績を軽視)

(C)坂のあるコースでの実績を重視。(京都・小倉での実績軽視)

(D)切れ味重視(上り33秒台の上り実績重視)


以上から白馬人気で盛り上がるソダシの取捨がまずはポイント。白馬と言うことで異常に買いを集めている印象は免れず、お買い得感にこれほど程遠い馬もいないのですが、それでも上記トレンドにこれだけ即している馬もいないですな。


・1番人気の信頼性

・アルテミスS勝ち馬の信頼性

・先行しながら33秒台の切れ味を使える。

・マイル以上の距離における三連勝

・枠順も文句なく、調教も申し分のない出来。


うーん、血統が父方も母方も手ごたえ満点会心のダート血統だし、このレースに不向きと思われる先行脚質であるという不安はあるんですが、それでも上記を見るとこれは逆らえないですな。先週のクリソベリルで1番人気の連勝が止まったけど、明日は大人しくこれを本命といたします。(でも本当はこの馬ダートで見てみたいんだよな。父クロフネは芝でもいいレースをしてたけどダートに行ったら異次元の存在だったわけで、彼女はそういう意味で父の後継者足りうる存在じゃないかと言う気がどうしても)

対抗としては、アーモンドアイを育てた国枝先生のところのサトノレイナスをと最初は思ったんだけど、サフラン賞1着と言う実績は過去勝馬までは生み出していないので、ここは一段評価を下げ単勝17倍の5番人気オパールムーンを。


・この競走に相性の良いファンタジーSをレコード勝ちしたメイケイエールに0.1秒差の二着。しかも上り33.5秒という破格の切れ味で殿一気したというのはこの競走のトレンドを考えた場合メイケイエール以上に価値がある。

・侮れない5番人気の実績。

・騎手横山はこういう微妙な人気の馬に乗せると怖い存在。

・ヴィクトワールピサというのも早熟向けレースにぴったりの血統。


以上からこの馬勝つまであると思います。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単34点。これだけ買ってもガミなど全くなく、特に注認定した馬が絡めば超巨大配当で結構夢のある馬券と自画自賛。いやあ、なんだかんだでメイケイエールをぶった切るとかなり配当が付くんですな。相談いただいて悪いけど今回はこらえてくれい。


皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<阪神JF> @ソダシ、Aサトノレイナス、Bユーバーレーベン





○かんべえのつぶやき

――白馬の2歳女王が誕生。ソダシはあのクロフネとブチコの子供です。しかも無敗の女王が誕生。これは人気になりますぞ〜。馬券王先生の言によれば、2歳女王は得てしてその後が伸び悩む。来年のクラシック戦線ではどうなるのでしょうか。まことに楽しみです。


――2着のサトノレイナスとの差は僅差でした。あたしゃそっちの単勝を買っていたので、がっくりと力尽きましたな。アンカツ先生が力を込めて推奨していたのですが、惜しかったです。いやあ、今日のルメール騎手は2着が3回でしたから、どうもそういう日であったようです(と思ったら、12Rでしっかり勝ちました。さすがです)。

――3着のユーバーレーベンはゴールドシップ産駒。3連複に入れておくべきだったよね。アオイゴールドの方が気になっていたのですが、デムーロ騎手に気をつけなきゃいけませんな。反省です。

――まだまだ仕事は残っているのだけど、今日は朝から競馬に熱中できた幸福な一日でした。香港でもダノンスマッシュが勝ったりして、日本勢はやりますなあ。今日はまだまだ楽しめます。

――さて、来週は朝日杯フューチャリティーステークス。だんだん今年も押し迫ってきましたな。馬券王先生、また来週もご一緒に楽しみましょう。






12月6日(日) チャンピオンズカップ


えー、先週のジャパンカップが素晴らしすぎてその余韻が未だ収まらないのであります。「夢の競演」とか「世紀の一戦」とか言う前評判にふさわしい内容のレースと言うのは近年なかなかお目にかかれないのですが、先週のJCはその結末だけでなく内容までもが本当に素晴らしいレースであったということで、これは本当に奇跡としか言いようのない今年一番のベストレースでした。

まぁ、小幡先生も言ってますがこういう好レースを陰で演出したのはキセキの大逃げで、1000m通過57.9秒というスプリント戦みたいなラップで飛ばしたおかげで馬群が縦長になりすべての馬が展開の不利なくその能力を発揮できた。キセキが奇跡を演出したというのもなかなかシャレが効いてて素晴らしい。

しかしですな、こういうレースを見てしまうと、なんかもう今年の競馬は終了と言う感じがしてモチベーションが急速低下してしまうのは困ったもんです。特に、もうアーモンドアイのレースを見ることができないという喪失感が大きすぎますな。ラスト400mでスパートを開始した時の彼女の姿は、その時点で勝ちを確信するに足る神々しさにあふれていました。あたしゃ柄にもなく目頭が熱くなりましたぜ。そんな彼女にもう会えないなんて、これはもうアーモンドアイ・ロス症候群と言うべきで、ああ、本当に年末にかけるレース予想に身が入りません。有馬記念なんて正直もうどうでも良いです。

それに加え、本日は小幡先生がわざわざ博多までご降臨され、一緒に食事をするという至福のひと時を過ごしてしまい、まったり感がますます加速されているわけで、予想の方も簡単に。


202012 6() 3回中京2日目 16頭 [15:30発走]
【11R】 21回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1800m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

タイムフライヤー 5 *藤岡佑介

57

38.1

()松田国英

1

2

ゴールドドリーム 7 *和田竜二

57

10.0

()平田修

2

3

 

メイショウワザシ 5 *高倉稜

57

215.3

()南井克巳

2

4

$エアアルマス 5 松山弘平

57

30.9

()池添学

3

5

クリンチャー 6 *三浦皇成

57

15.5

()宮本博

3

6

 

エアスピネル 7 *福永祐一

57

76.8

()笹田和秀

4

7

$カフェファラオ 3 ルメール

56

6.3

()堀宣行

4

8

サンライズノヴァ 6 松若風馬

57

19.4

()音無秀孝

5

9

アルクトス 5 田辺裕信

57

41.9

()栗田徹

5

10

 

アナザートゥルース 6 *M.デム

57

68.2

()高木登

6

11

チュウワウィザード 5 *戸崎圭太

57

16.5

()大久保龍

6

12

 

$モズアスコット 6 横山武史

57

48.3

()矢作芳人

7

13

 

インティ 6 *武豊

57

39.0

()野中賢二

7

14

 

ヨシオ 7 *亀田温心

57

125.3

()森秀行

8

15

クリソベリル 4 川田将雅

57

1.5

()音無秀孝

B8

16

 

サトノティターン 7 藤岡康太

57

296.6

()堀宣行


というわけで、ジャパンカップダート改めチャンピオンズカップ。国際G1の看板を外したダート中距離での日本一決定戦なわけです。

まぁ、ダートの場合、地方競馬で11月にJBCクラシックとか、年末には東京大賞典とか似たようなプログラムがあまた組まれているわけで、本レースを特段ありがたがる事情と言うのもないのですが、それでも今の日本ダートの精鋭がそれなりにそろったレベルの高い一戦ではあります。

例によって「10年トレンド」を。府中開催から阪神開催へ、そして現在は中京開催へと変遷の多い競走ですがこの6年は中京開催で安定しているということで、それなりに使えるデータなんじゃないかと。


見かけよりははるかに難しいジャパンカップダート改めチャンピオンズカップのこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191201 クリソベリル 3 川田将雅

16

5

2

()音無秀孝

1485

-0.0

 03-04-04

35.4

550

+11

440

960

1820

1900

8980

191201 ゴールドドリーム 6 ルメール

16

11

1

()平田修

1485

0.0

 05-04-04

35.4

536

+10

(3.5)

960

1820

1900

8980

191201 インティ 5 武豊

16

4

3

()野中賢二

1487

0.2

 01-01-01

35.9

516

-4

(4.7)

   

1900

8980

181202 ルヴァンスレーヴ 3 M.デム

15

2

1

()萩原清

1501

-0.4

 02-03-03

35.6

490

+2

190

3000

3890

6090

27310

181202 ウェスタールンド 6 藤岡佑介

15

12

8

()佐々木晶

1505

0.4

 15-15-13

34.4

480

-2

(32.1)

3000

3890

6090

27310

181202 サンライズソア 4 モレイラ

15

9

3

()河内洋

1505

0.4

 05-05-05

35.9

522

+8

(8.2)

   

6090

27310

171203 ゴールドドリーム 4 ムーア

16

9

8

()平田修

1501

-0.0

 10-11-11

35.2

538

+14

1300

4140

9400

27350

158490

171203 テイエムジンソク 5 古川吉洋

16

13

1

()木原一良

1501

0.0

 02-02-02

36.1

496

+4

(4.8)

4140

9400

27350

158490

171203 コパノリッキー 7 田辺裕信

16

1

9

()村山明

1502

0.1

 01-01-01

36.3

546

+9

(13.2)

   

27350

158490

161204 サウンドトゥルー 6 大野拓弥

15

8

6

()高木登

1501

-0.0

 14-14-13

35.8

474

0

1590

1390

4800

11180

85980

161204 $アウォーディー 6 武豊

15

2

1

*()松永幹夫

1501

0.0

 06-06-05

37.0

514

+10

(2.2)

1390

4800

11180

85980

161204 アスカノロマン 5 和田竜二

15

4

10

()川村禎彦

1502

0.1

 02-03-02

37.4

522

-10

(40.4)

   

11180

85980

151206 サンビスタ 6 M.デム

16

4

12

()角居勝彦

1504

-0.2

 06-08-06

37.4

476

+3

6640

11040

36260

27320

318430

151206 ノンコノユメ 3 ルメール

16

1

3

()加藤征弘

1506

0.2

 14-15-15

36.7

452

0

(3.8)

11040

36260

27320

318430

151206 サウンドトゥルー 5 大野拓弥

16

2

5

()高木登

1507

0.3

 15-16-16

36.6

472

-2

(12.6)

   

27320

318430

141207 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

8

2

()西浦勝一

1510

-0.1

 02-02-02

36.4

508

+2

590

5470

9020

11730

70890

141207 ナムラビクター 5 小牧太

16

4

8

()福島信晴

1511

0.1

 05-04-04

36.3

528

+6

(20.7)

5470

9020

11730

70890

141207 ローマンレジェンド 6 岩田康誠

16

12

3

()藤原英昭

1512

0.2

 05-02-02

36.6

510

0

(7.1)

   

11730

70890

131201 ベルシャザール 5 ルメール

16

12

3

()松田国英

1504

-0.0

 09-08-06

36.1

538

+2

840

4850

9810

2160

24440

131201 ワンダーアキュート 7 武豊

16

8

6

()佐藤正雄

1504

0.0

 09-10-10

35.9

522

+3

(15.7)

4850

9810

2160

24440

131201 ホッコータルマエ 4 幸英明

16

6

1

()西浦勝一

1505

0.1

 02-02-02

36.6

506

-2

(1.9)

   

2160

24440

121202 ニホンピロアワーズ 5 酒井学

16

14

6

*()大橋勇樹

1488

-0.6

 04-04-03

36.0

536

0

1990

4290

11620

30010

165230

121202 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

12

3

()佐藤正雄

1494

0.6

 05-05-05

36.4

522

+21

(6.2)

4290

11620

30010

165230

121202 ホッコータルマエ 3 幸英明

16

9

9

()西浦勝一

1495

0.7

 02-02-02

36.8

488

-2

(31.6)

   

30010

165230

111204 トランセンド 5 藤田伸二

16

16

1

()安田隆行

1506

-0.3

 01-01-01

37.4

520

-1

200

1750

2180

920

6180

111204 ワンダーアキュート 5 和田竜二

16

9

5

()佐藤正雄

1509

0.3

 11-13-13

36.8

518

+14

(19.0)

1750

2180

920

6180

111204 エスポワールシチー 6 佐藤哲三

16

6

2

()安達昭夫

1509

0.3

 02-02-02

37.6

500

+2

(2.8)

   

920

6180

101205 トランセンド 4 藤田伸二

16

3

1

()安田隆行

1489

-0.0

 01-01-01

36.6

512

-2

350

4350

6310

20840

94860

101205 グロリアスノア 4 小林慎一

16

14

8

*()矢作芳人

1489

0.0

 09-07-08

36.1

526

+10

(24.2)

4350

6310

20840

94860

101205 アドマイヤスバル 7 小牧太

16

12

11

()中尾秀正

1491

0.2

 05-05-06

36.5

520

+14

(31.6)

   

20840

94860

集計期間:2010.12. 5 2019.12. 1 13年以前は阪神開催

ううううう、こうやって振り返ると、あたしゃこのレースなんと10連敗。全部外してるじゃないか。いやあ、相性良くないとは知ってたけど、ここまでとは。こりゃますますモチベーションが下がりますなあ。それでもめげずに行ってみましょう。中京開催としては6年間のデータ蓄積があるので、この6年を中心とした分析になります。


@1番人気は3−3−−3とまずは立派だが、この6年に限定すると1−3−0−2と急に勝ちきれなくなっている。まぁ、二着までは相当有力ですが単で勝負するときは注意が必要。

A2番人気は2−0−1−7、6年間では2−0−0−4と勝つ時は勝つけどそれ以外は馬券圏外な状況。

B3番人気は1−2−3−4、6年間では0−1−3−2と三連複軸向け。

C二桁人気の超人気薄は10年間で3頭だが、6年間では2頭、それも15年なんか地方牝馬重賞で勝ちきれない実績のサンビスタがなんと1着と言う阿鼻叫喚な結末で、完全無視も難しい。基本8番人気以内での決着が多いが、3連単配当は去年と11年を除きすべて高額配当と、見かけに反して当てるのが大変難しいレース。小幡先生は芝と違ってダートは紛れが少なく実力がそのまま出るレースとおっしゃいますが、過去実績≒人気と考えると、このレース何らかの紛れが満ち溢れているのだ。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗と、一定の注意は必要。

E牝馬は上述のサンビスタ以外おらず、圧倒的男尊女卑な世界。まぁ、パワーとスタミナが要求されるダート戦なんでジェンダーの呪縛と言うのはあるんでしょう。因みに今年は牝馬の出走自体ありません。

F関東馬は30頭中わずか4頭と感涙頬をつたうを禁じ得ない西高東低の気圧配置。

Gこの6年間の枠順は明確に中から内が優位。外枠は2・3着どまり。

Hこの6年間の脚質は先行か極端な追い込みで決まっており、中途半端な差しは来ていない。

Iこの6年の年齢構成は、3歳馬が3頭(内勝馬2)、4歳馬が2頭(同1)、5歳馬が6頭(同1)、6歳馬が6頭(同2)、7歳馬が1頭(同0)と芝に比べ高齢馬が活躍しているが、この二年3歳馬が連続で1着になる等、近年ダート界も急速に若年齢化している感じ。

Jこの6年18頭の血統を見るとゴールドアリュールが4頭(内勝馬2)と活躍で、他は見事にバラバラ。

Kこの6年18頭の前走キャリアはJCBクラシック組がさすがに強く5頭(内勝馬2)が連絡み。この他では南部杯組が3頭(内勝馬2)。興味深いのは南部杯以外にも武蔵野SやJCBスプリント等、マイル以下の距離のレースを経て参戦の距離延長組の成績が優秀と言うことで、このレースの論評でよく聞く「距離延長が不安」という評論家のコメントはかなり怪しく、逆にこの路線の馬をセレクトすることが高配当につながる可能性あり。他にはみやこS組も4頭と優秀だが、こちらは2・3着候補が相当。


以上から、まずはこのレースで圧倒的な支持を集める1番人気クリソベリルの取捨が最大のポイント。この馬は去年のチャンピオンですし、そもそも日本国内で負けたことがない、日本ダート界の帝王みたいな存在ですが、今回はどうなんでしょう。上記トレンドを殆ど満たしてますし、ここは逆らえない感じですが、気になる点が何点か。


(A)まずは高い信頼度がある1番人気ですが、近年は2着惜敗のケースが多い。

(B)更に大外を引いたことも気がかりです。


圧倒的な実績から上位は動かないでしょうし、1番人気が責任を果たし続けているという近年まれに見る安定した結末の今年下半期のG1トレンドからもこれを本命視することはしょうがないと考えますが、取りこぼして二着と言うケースも視野に入れたいです。

で、この馬を負かすとしたらどんな馬かというと、どれも見劣りして難しいんですが、ここは内を引いた先行馬というよりは、レーストレンドに準じめちゃくちゃ切れる脚のある追い込み馬にその期待をかけてみたい。

というわけで、選択した対抗はサンライズノヴァ。メンバー中随一の切れ味の持ち主です。1600m以下主体のキャリアが嫌われて現在6番人気ですが、距離延長組がおいしいのは上述の通りだし、年齢もこのレーストレンドに即しているし、ゴールドアリュールの血統も◎。騎手松若が無欲で足をためた騎乗をしてくれれば、今回クリソベリルに勝つ可能性がある唯一の存在ではなかろうか。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単22点に〇→◎→その他6点を加えた合計28点。

〇サンライズノヴァも▲チュウワウイザードも人気がない(チュウワウイザードはJCBクラシックでクリソベリルにメンバー中最も差のない競馬をしたのに5番人気)のでクリソベリルから買っても結構配当着きます。

まぁ、このレース10連敗中の私の言うことなんで話半分に聞いていただければ。。。



アーモンドアイ・ロス症候群発症中 上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<チャンピオンズカップ> @チュウワウィザード、Aゴールドドリーム、Bインティ





○かんべえのつぶやき

――この秋は「1番人気を買ってれば当たる」状態が続いていて、今日もどう考えてもクリソベリルには逆らえない感じだったのですが、蓋を開けてみたらなんと4着。先週のアーモンドアイ勝利で、いろんな流れが途切れてしまったのかもしれません。今日はいかにもダート勝負、という感じの決着でした。


――1着チュウワウィザードは4番人気、2着ゴールドドリームは3番人気、そして3着インティは10番人気ですからかなりの高配当。それぞれ5歳、7歳、6歳ですので、ダート勝負はベテラン馬が強い、というセオリー通りの決着でありました。馬券王先生は今年も外れて11連敗となったようですが、今日は他のレースでずいぶん当てておられるようなので、打撃は小さいものと思われます。

――不肖かんべえは、金曜日のラジオ日経「マーケットプレス、交流戦」で宣言した通り、クリソベリルからタイムフライヤーなど3頭にワイドで流したのですが、まったく引っ掛かりませんでしたな。なんか今週は力が入りませんで。いや、けっしてアーモンドアイ・ロスというわけではないのでありますが。

――来週は阪神ジュベナイルフィリーズですな。2歳馬の戦いが待っておるわけで、これはこれでまったく別次元の楽しみとなるのでありますが、果たしてモチベーションが戻るかどうか、微妙なところではないかと思います。まあ、馬券王先生、お互い気楽に参りましょう。







11月29日(日) ジャパンカップ

えー、ソフトバンクホークスが日本シリーズを圧勝したのであります。福岡にいる私としては、現地の人の狂喜乱舞ぶりと言うのを期待したのでありますが、リーグ優勝の時と同様、少なくとも私の周りではそういう光景は全く目にすることがなく、再度拍子抜けなのであります。

ただ、デパートとか大型スーパーではバーゲンセールと言うのをやっていて、コロナの影響も何のその、かなりの人出でにぎわっていました。で、そこではホークスの応援歌「いざゆけ若鷹軍団」をエンドレスで流し続けている。わずか30分の買い物で十数回この歌を聞かされた私は歌詞を全部覚えてしまったではないか。「燃えよドラゴンズ」を通して歌えない私が、「いざゆけ若鷹軍団」はソロで歌えるのだ。家に帰っても頭の中で「いざゆけ若鷹軍団」が鳴り響き、耳をふさいでもやむことがありません。ううう、これはこれで地獄だ。こういうのを洗脳と言うんでしょうか。

しかし、強かったですねえ、ホークス。いや、下馬評通りの結果ではあるのですが、あの強さはその下馬評をすら上回ります。あれは巨人が弱かった(二年続けて4連敗なんてなかなかできることではありません)と言うのはあるんでしょうが、やはりホークスが異常に強かったというべきなんでしょう。そのホークスだってペナントではそれほど無類の強さと言うのを感じないわけで、事実去年一昨年と優勝は西武にかっさらわれている。ということは、パリーグとセリーグの間には埋めようのない実力差と言うのが存在すると推測されるわけで、ああ、考えるだに恐ろしい。サッカーに例えれば、パリーグはJ1で、セリーグはJ2。巨人が戦うべき相手は日本シリーズではなく、リーグ入れ替え戦としてのパリーグ最下位オリックスなのではあるまいか。

ううう、こうやって見ると、その弱い巨人にかもられた中日は本当に情けないですなあ。10年近くぶりにAクラスに浮上して、ああ来年は優勝もあるかも、なんて取らぬ狸の皮を数えて浮かれてたんですが、まかり間違って優勝したりなんかしたら、ホークスみたいな連中を相手にしなくてはならないではないか。そうなったら4タテどころか、4試合連続コールド負けは必定。

。。。。知らない間に野球界は本当に救いがない状況になったものです。


20201129() 5回東京9日目 15頭 [15:40発走]
【12R】 40回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

カレンブーケドール 4 津村明秀

55

20.9

()国枝栄

2

2

アーモンドアイ 5 ルメール

55

2.3

()国枝栄

2

3

 

ワールドプレミア 4 武豊

57

33.3

()友道康夫

3

4

キセキ 6 *浜中俊

57

40.6

()角居勝彦

3

5

デアリングタクト 3 松山弘平

53

3.4

()杉山晴紀

4

6

コントレイル 3 福永祐一

55

3.1

()矢作芳人

4

7

 

ミッキースワロー 6 *戸崎圭太

57

160.3

()菊沢隆徳

5

8

 

$ウェイトゥパリス 7 *M.デム

57

84.2

[]マルチア

5

9

 

トーラスジェミニ 4 *田辺裕信

57

289.1

()小桧山悟

6

10

 

パフォーマプロミス 8 *岩田望来

57

265.5

()藤原英昭

6

11

 

クレッシェンドラヴ 6 内田博幸

57

250.0

()林徹

7

12

 

マカヒキ 7 *三浦皇成

57

150.4

()友道康夫

7

13

 

ユーキャンスマイル 5 岩田康誠

57

85.8

()友道康夫

8

14

 

ヨシオ 7 *勝浦正樹

57

167.1

()森秀行

8

15

グローリーヴェイズ 5 川田将雅

57

18.5

()尾関知人


というわけで、今年最大の大一番、ジャパンカップなのであります。国際G1の看板を掲げる競争ですが。コロナが流行る大分前から海外から強豪が全く来ない状況になっており、看板倒れなことこの上ないレースだったわけですが、今年は未踏のG1八勝をなしとげたアーモンドアイ、無敗の牡馬三冠コントレイル、同じく無敗の牝馬三冠デアリングタクトという、日本国内で考えうる最強のスーパースターがそろって参戦、文字通り「日本一決定戦」として非常に血沸き肉躍る一戦となっているわけです。

で、日本中の競馬ファン、そしてメディアがやたら取り上げるので競馬に関心のない人までが夢中になっておるこの競走なんですが、予想は非常に難しい。なにせ、「三強」は今回が初顔合わせで力関係が不明、三冠馬であるコントレイルとデアリングタクトはこれまで無敗だけど古馬との対戦はこれが初めて、デアリングタクトに至っては新馬戦を除けば牡馬とはこれが初対決ですからねえ。あまりに未知の部分が多すぎて、それがますますこの競走を興味深いものにしているというのはあるんですが、馬券は本当に悩ましい。そもそもですなあ、「夢の対決」とか「世紀の大一番」とかメディアが煽る競走って、ふたを開けたら「強豪」認定されていない伏兵が勝ってどっちらけ、なんて結末は少なからず見てきているわけで。。。

そこで、恒例「10年トレンド」からこの競走を考える足掛かりをつかんでみようと思います。先週、先々週とコース代わりで苦労した10年トレンドですが、この競走ではコース変更もなく精度は上がるはず。さあ、勝つのはどの馬だ!

穏当決着の割には高配当 ジャパンカップの過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191124 スワーヴリチャード 5 マーフィ

15

5

3

()庄野靖志

2259

-0.1

 07-06-05

36.5

516

+2

510

2900

4810

2900

19850

191124 カレンブーケドール 3 津村明秀

15

1

5

()国枝栄

2260

0.1

 04-03-02

36.9

466

+2

(10.5)

2900

4810

2900

19850

191124 ワグネリアン 4 川田将雅

15

2

2

*()友道康夫

2262

0.3

 06-06-08

36.6

458

-4

(4.3)

   

2900

19850

181125 アーモンドアイ 3 ルメール

14

1

1

()国枝栄

2206

-0.3

 02-02-02

34.1

472

-8

140

590

700

960

2690

181125 キセキ 4 川田将雅

14

8

4

()中竹和也

2209

0.3

 01-01-01

34.7

504

+8

(9.2)

590

700

960

2690

181125 スワーヴリチャード 4 M.デム

14

11

2

()庄野靖志

2215

0.9

 05-04-04

34.7

510

0

(6.5)

   

960

2690

171126 シュヴァルグラン 5 ボウマン

17

1

5

*()友道康夫

2237

-0.2

 04-04-04

34.7

470

-2

1330

1770

5250

1300

13340

171126 レイデオロ 3 ルメール

17

2

2

*()藤沢和雄

2239

0.2

 09-09-07

34.6

484

+8

(3.8)

1770

5250

1300

13340

171126 キタサンブラック 5 武豊

17

4

1

()清水久詞

2239

0.2

 01-01-01

35.3

542

0

(2.1)

   

1300

13340

161127 キタサンブラック 4 武豊

17

1

1

()清水久詞

2258

-0.4

 01-01-01

34.7

536

-2

380

2570

3990

8050

36260

161127 サウンズオブアース 5 M.デム

17

12

5

()藤岡健一

2262

0.4

 07-09-09

34.5

502

-8

(12.2)

2570

3990

8050

36260

161127 シュヴァルグラン 4 福永祐一

17

17

6

()友道康夫

2263

0.5

 09-12-10

34.4

482

+8

(13.9)

   

8050

36260

151129 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

18

15

4

()高野友和

2247

-0.0

 09-08-11

33.9

442

+4

920

10160

18510

6350

53920

151129 ラストインパクト 5 ムーア

18

6

7

()松田博資

2247

0.0

 12-08-11

33.9

494

+2

(23.9)

10160

18510

6350

53920

151129 ラブリーデイ 5 川田将雅

18

1

1

*()池江泰寿

2248

0.1

 06-06-05

34.3

486

0

(2.7)

   

6350

53920

141130 エピファネイア 4 スミヨン

18

4

4

*()角居勝彦

2231

-0.7

 02-03-04

35.0

492

+2

890

4120

7800

19750

91790

141130 ジャスタウェイ 5 福永祐一

18

1

3

()須貝尚介

2238

0.7

 08-08-08

35.1

498

 

(6.7)

4120

7800

19750

91790

141130 スピルバーグ 5 北村宏司

18

15

6

()藤沢和雄

2239

0.8

 16-15-13

34.8

508

+2

(11.3)

   

19750

91790

131124 ジェンティルドンナ 4 ムーア

17

7

1

()石坂正

2261

-0.0

 03-03-04

33.9

470

0

210

2500

3330

63800

224580

131124 デニムアンドルビー 3 浜中俊

17

9

7

()角居勝彦

2261

0.0

 14-13-13

33.2

434

-6

(29.8)

2500

3330

63800

224580

131124 トーセンジョーダン 7 ビュイッ

17

5

11

()池江泰寿

2261

0.0

 02-02-02

34.1

480

+4

(100.3)

   

63800

224580

121125 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

17

15

3

()石坂正

2231

-0.0

 02-03-06

32.8

460

-14

660

700

1580

1010

5550

121125 オルフェーヴル 4 池添謙一

17

17

1

*()池江泰寿

2231

0.0

 13-10-03

32.9

458

 

(2.0)

700

1580

1010

5550

121125 ルーラーシップ 5 ウィリア

17

13

2

()角居勝彦

2235

0.4

 11-13-15

32.7

506

-8

(5.4)

   

1010

5550

111127 ブエナビスタ 5 岩田康誠

16

2

2

()松田博資

2242

-0.0

 06-09-06

33.9

464

+2

340

2300

4180

80880

324680

111127 トーセンジョーダン 5 ウィリア

16

16

6

*()池江泰寿

2242

0.0

 02-02-03

34.3

478

0

(14.1)

2300

4180

80880

324680

111127 ジャガーメイル 7 四位洋文

16

1

14

()堀宣行

2245

0.3

 08-12-09

34.0

484

-6

(106.5)

   

80880

324680

101128 ローズキングダム 3 武豊

18

6

4

()橋口弘次

2252

0.3

 07-05-06

34.2

462

-2

880

710

1880

4940

25110

101128 ブエナビスタ 4 スミヨン

18

16

1

@

()松田博資

2249

-0.3

 14-12-10

33.5

462

+6

(1.9)

710

1880

4940

25110

101128 ヴィクトワールピサ 3 ギュイヨ

18

2

8

()角居勝彦

2252

0.3

 02-02-02

34.4

510

 

(28.2)

   

4940

25110

集計期間:2010.11.28 〜 2019.11.24

うーん、こうやって振り返ると的中は12年・18年・19年の三回ですか。まあ、「10年トレンド」を採用し始めた直近二年は当たっているんで、今回も期待したいものです。

@1番人気は3−2−2−3。10年前のブエナビスタの降着をないものとすれば4−1−2−3とまずは大変立派な成績。

A2番人気は1−1−3−5と単馬券では推しづらい状況。

B3番人気は2−1−0−7と微妙な決着。

C二桁人気の超人気薄は30頭中二頭しかおらず、しかもこれが11年・13年の三着で基本用なし。近年は7番人気以内での決着ばかりで、その割には高配当。見かけによらず当てづらいレースでもあります。

D牝馬は30頭中8頭と、先週のマイルチャンピオンと打って変わって大活躍。しかも8頭中5頭(降着の10年ブエナビスタを含めれば6頭)が勝ち馬と、牝馬の単勝を買えば儲かりそうな状況。

E関東馬は30頭中5頭と開催場所を考えれば不振。

F海外招待馬は1頭も馬券に絡んでいない。まぁ、芝に限れば日本馬は強いというのと、開催時期や日本の芝の特殊性から海外の強豪がそもそも来ないというのはあります。

G外国人ジョッキーは30頭中14頭の鞍上と一大カタカナ祭り絶賛開催中。まぁ、このレースが国際G1で騎手に限れば海外の凄腕が大挙やって来るというのがあって、これも当たり前か(14頭中10頭が招待騎手)。今年はコロナのせいで騎乗の外国人はデム・ルメのみなんで割引は必要です。

H枠順は特に近年、内が明確に良い。大外はこの5年に限れば3着どまり。但し、今年は開催直後に降り続いた雨のせいで内が例年以上に傷んでおり、土曜のレースでも直線では皆内を避けたコース取りをしているということで、内枠引いたことがそのまま有利になるかは疑問です。三強を始め有力馬がほとんどすべて内枠に集まっていますので、ここら辺が悩ましく、騎手の技量が試される一戦となりそうです。ま、「三強」の騎手はすべて一級のジョッキーばかりだし、それぞれがその馬と長い間連れ添っているということは心強いですな。

I脚質は先行・好位差しが圧倒的。逃げ馬もそれなりにあるが、追い込みは近年全く届いていない。「三強」の中ではデアリングタクトが追い込み一手な感じで、ここらへんが不安です。

J30頭の年齢別構成を見ると、三歳馬が7頭(内勝馬3)、四歳馬が10頭(同4)、五歳馬が11頭(同3)、六歳馬が0で七歳馬が三着二回と、若い馬が圧倒的。特に三歳馬は出走頭数を考えるとかなり凄いです。

K過去5年15頭の血統を見るとさすがディープが強くて4頭が連絡み。但し勝ったのはショウナンパンドラの1頭のみ。他にはハーツクライも4頭でしかも内勝馬が2と非常に優秀ですが、今年は産駒の出走はなし。

L過去5年15頭の前走キャリアを見ると天皇賞秋組がさすがに強くて過半数の8頭(内勝馬2)、特筆すべきは京都大賞典組で3頭が馬券に絡み、内二頭が勝っているということで、本来は天皇賞秋のステップレースのはずなのに、天秋パスしてここに狙いを定めてきている存在は要注意と言うことですな。この他では秋華賞組が2頭で勝ち馬1(他ならぬアーモンドアイですな)。なお、菊花賞組は0で、そもそも菊からここに来る馬はいないんですが、その意味で今年あえて参戦してくるコントレイルの男気はたたえられるべきなのかもしれません。


以上から「三強」の優劣を考えてみましょう。

まず、無敗三冠コントレイル。

これはデアリングタクトにも言えることなんですが、今年の三歳がどれだけ強いかに疑問あり。無敗と言うのは相手が弱すぎたことの裏返しの可能性があります。その意味で三歳で唯一彼と差のない競馬をしてきたサリエルが先週のマイルチャンピオンシップで5着と馬券圏外に飛んだことをどう見るかが一つの物差しになるでしょう。騎手デムーロは大外枠を言い訳にしていましたが、あの競走でのサリエルは位置取りが後ろすぎて前が止まらない今の阪神では届くはずもなく、見かけほどの差はないとも思うんですが、さりとて、グランアレグリアのあの走りを見ると逆立ちしても勝てないとも思う訳で、結局強力な古馬を相手にする無敗の三歳勢は、ホークスを相手にした巨人みたいなことになる可能性もそれなりにあるのでは。実績も申し分なく、ローテ以外は上記トレンドを満たす存在で、勝っても不思議ではないけど馬券圏外に飛ぶ可能性も視野に入れたいと思います。

次に、無敗牝馬三冠デアリングタクト。

古馬との力関係では上記同様不安あり。また上述の通り追い込み一手の脚質がこのレースのトレンドから外れていることもマイナス要因です。ただ、同じように追い込み一手の競馬をしてきたアーモンドアイが三歳で参戦したこの競走で先行し、驚愕のレコードタイムを演出したことを思えばこれを切るなどできるはずもない。牝馬が、特に三歳牝馬が異常に強いこの競走のトレンドを考えれば、ここはコントレイルよりも評価を上で考えたいと思います。騎手の松山君が当日どのような騎乗をするか大変興味深いですな。

最後に日本が世界に誇るアーモンドアイ。

正直突っ込みどころは多いです。一昨年圧勝しているとはいえ、距離2400mはやはり長い気がしますし、ゆとりのあるローテで走ってきた彼女にとって中三週と言うのは強行軍だし、これが引退レースと言うことで調教も安全第一な感じだし、内枠も今の荒れた馬場を思えば有利とはいえないし。でも彼女には長年連れ添ったルメールがいる。彼の府中2400mでの経験値と実績はコントレイル福永、デアリングタクト松山をはるかにしのぎます。上述の通り騎手の技量が大きくものを言いそうなこの一戦でこれは大きい。G1を八勝と言うアーモンドアイの実績・底力を思えば、「三強」の中で最も上位を期待できるのはやはりこの馬です。よって、本命は彼女。

まぁ、考えてみれば私にとっても彼女との付き合いは長く、ある意味「情」が移っているのは否定できません。現在の一番人気と言うのは同じ風に考えている人がたくさんいるということの証なのでしょう。私情で馬券を買うとろくなことにならないのですが、やはり引退レースと言うことだと応援したくなります。今年の秋のG1は一番人気がその信頼に答え続けているということもありますので、ここはオルフェやジェンティル、ディープ同様、最後の花道を華々しく飾ってくれることを祈ってやみません。

馬券ですが、勝つのはおそらく「三強」のいずれかということで間違いないとは思うんですが、この三頭でワンツースリーという可能性はさほど高くなく、他の馬が馬券に絡む可能性も考慮したい。

△カレンブーケドールは三歳でオープン戦を勝って以来、二着続きと言うステイゴールドみたいな存在(父ディープなんだけでねえ)。去年の二着でもあり、牝馬・4歳・内枠・先行というトレンドを満たしていますので是非押さえておきたい一頭。アーモンドアイとの国枝厩舎ワンツーなんてことになるとそれはそれで大変愉快。

△キセキは小幡先生の偏愛が度を越している気もしますが、それでも2000m超での底力には侮りがたいものがあります。

△グローリヴェイズは実は最初▲評価まで考えた一頭。なんと言っても京都大賞典を勝って天秋をスルーしてこちらに来たというのが光ります。騎手川田の府中での信頼度は福永・松山をはるかにしのぐし、香港ヴァーズを勝ったG1馬なのに「三強」のあおりを食らってえらく評価が低いのも買い要因。ただ、この馬外枠実績が0−0−0−2と言うのが難点ですか。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単22点に、ホークス・巨人的展開を期待した◎→△の3連単6点を少額追加。「三強」で決まるとガミですが、そもそもそういう決着だとこれは「見るレース」と言うことなんで、損金は観戦料と割り切ることにしましょう。

うーん、しかし、今回は小幡先生だけでなくかんべえ師匠とまで予想がかぶるという「惑星直列」な状況ですなあ。これって吉兆なのか、それとも。。。。



稲作絶賛推進中 上海馬券王 in 「いざゆけ若鷹軍団」




○今日の結果

<ジャパンカップ> @アーモンドアイ、Aコントレイル、Bデアリングタクト





○かんべえのつぶやき

――世紀の一戦は、三冠馬3頭のワンツースリーとなりました。やはりアーモンドアイは強かった。大逃げしたキセキをゴール前きっちり差し切って、猛追するコントレイル、デアリングタクト、カレンブーケドールを寄せ付けませんでした。ルメール騎手の笑顔が素敵でした。


――馬券王先生とLINEでお話ししていたら、「もう勝ち負けはどうでもいい、いいものを見た!」と意見が一致しました。自分の浮き沈みがどうでもいい、と思えるなんてことは、競馬をやっていて滅多にあることではありません。だって三冠馬3頭の決戦なんて、この後たぶん生涯、見ることはないでしょうから。

――レース前、唯一の招待馬であるウェイトゥパリスがゲートに入らなくて、5分くらいレースが遅れました。あーあ、これで調子が狂って変な結果になったら残念だなあ、と思っていたのですが、終わってみれば競馬ファンが望んでいた通り、実力通りの結果となりました。たぶんコントレイルとデアリングタクトにとっては、価値ある初の敗戦となったのではないでしょうか。

――アーモンドアイはこれで引退。やはり牝馬の引退レースは強いです。こうなると12月の中山開催はオマケみたいですが、まあ、それはそれなりに力が入ることでしょう。馬券王先生、来週もまたよろしくお願いします。






11月22日(日) マイルチャンピオンシップ


えー、現在「天穂のサクナヒメ」というRPGにはまっているのであります。

家庭用ゲーム機で遊ぶなんてずいぶん久しぶり(Persona5以来でしょうか)なんですが、いやあ、これは凄いです。面白いです。中国のオタクにやたら受けている( http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/52128341.html )というのを聞いてダウンロードしてみたのですが、いや日本のゲームもここまでの領域に到達しているとは。

不始末を起こして神界を追放された、わがままでぐうたらなお姫様が、流刑先の鬼ヶ島で鬼を討伐しながら米作にいそしむというのが、そのメインフレームなんですが、「鬼とのバトル」といういかにもRPGな要素は完全にサブスクリプトで、あくまでメインは「稲作」。で、この稲作と言うのが本当にガチなのであります。

種もみの選別、田植え、害虫対策、肥料の配合、刈り取り、脱穀、精米という今ではオートメーション化・ルーチン化された稲作の各プロセスをすべて人力でやることを強いられるのでありますが、これが本当にマニアックと言うか、農林水産省のホームページ「稲作Q&A」が最強の攻略本として認定され、すさまじいヒット数を記録したことからも、そのディープな概要が推し量れるというもの。害虫対策一つとっても蜘蛛や田螺を捕まえて田んぼに放すなんてエコロジーなことまでやるわけで、一体何なんでしょう、この世界は。雀の害が深刻なんで「どうやったら雀を絶滅できるか」なんて日本のオタクが議論していると聞いて、「そんな事、俺たちは大躍進の時にトライ済みだぜ」と笑う中国オタクの突込みもナイスです。

そういうディープかつマニアックな世界を素晴らしいグラフィックと、巧みなキャラクター造形を絡ませながらやられると、もうこれは傑作と言うしかないですな。いやあ、これまで製造業一筋でやってきた私も今の仕事はサービス業ということで、毎日が勉強の連続なんですが、その上、第一次産業の勉強まですることになるとは。いや世界には私の知らないことがたくさんあるのですなあ。

。。。競馬検討に振り向ける時間がどんどん削られている今日この頃です。

20201122() 5回阪神6日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 37回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ベステンダンク 8 *藤岡佑介

57

374.0

()安達昭夫

1

2

レシステンシア 3 *北村友一

54

11.1

()松下武士

2

3

ケイアイノーテック 5 津村明秀

57

122.8

()平田修

2

4

グランアレグリア 4 ルメール

55

1.7

()藤沢和雄

3

5

 

メイケイダイハード 5 酒井学

57

360.2

()中竹和也

3

6

ラウダシオン 3 *武豊

56

26.8

()斉藤崇史

4

7

アドマイヤマーズ 4 川田将雅

57

9.0

()友道康夫

4

8

インディチャンプ 5 福永祐一

57

9.0

()音無秀孝

5

9

 

カツジ 5 *池添謙一

57

77.8

()池添兼雄

5

10

 

ブラックムーン 8 *幸英明

57

450.5

()西浦勝一

6

11

 

スカーレットカラー 5 岩田康誠

55

147.7

()高橋亮

6

12

 

アウィルアウェイ 4 *藤岡康太

55

207.2

()高野友和

7

13

 

タイセイビジョン 3 石橋脩

56

157.9

()西村真幸

7

14

 

サウンドキアラ 5 松山弘平

55

43.6

()安達昭夫

8

15

 

ペルシアンナイト 6 大野拓弥

57

113.5

()池江泰寿

8

16

ヴァンドギャルド 4 *戸崎圭太

57

51.7

()藤原英昭

8

17

サリオス 3 *M.デム

56

4.2

()堀宣行


ということで、今回初めて阪神で行われることになった秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」なんですが、今年も17頭立ての大盛況、しかも内G1馬が8頭も参戦と言う、近来まれに見る豪華な顔ぶれとなっております。

それでは恒例、この競走の「10年トレンド」を。いや、京都開催が阪神開催になって使えるのかと言う不安はあったんですが、先週のエリザベス女王杯の結果を見る限り結構使えるじゃないですか、これ。なんか自信が出てきましたな。それでは行ってみましょう。

上位人気が不甲斐ないマイルCSこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191117 インディチャンプ 4 池添謙一

17

5

3

()音無秀孝

1330

-0.2

   04-05

33.9

472

-4

640

840

2040

3200

16580

191117 ダノンプレミアム 4 川田将雅

17

14

1

()中内田充

1332

0.2

   04-03

34.2

506

-2

(2.4)

840

2040

3200

16580

191117 ペルシアンナイト 5 マーフィ

17

7

6

*()池江泰寿

1333

0.3

   10-12

33.7

498

+6

(17.6)

   

3200

16580

181118 ステルヴィオ 3 ビュイッ

18

1

5

()木村哲也

1333

-0.0

   04-05

34.1

478

+10

870

3220

6350

5480

29790

181118 ペルシアンナイト 4 M.デム

18

2

3

*()池江泰寿

1333

0.0

   07-07

33.9

492

+8

(6.5)

3220

6350

5480

29790

181118 アルアイン 4 川田将雅

18

3

4

*()池江泰寿

1335

0.2

   02-02

34.5

520

+8

(6.6)

   

5480

29790

171119 ペルシアンナイト 3 M.デム

18

18

4

*()池江泰寿

1338

-0.0

   15-13

33.9

488

+12

880

2480

5520

9300

55890

171119 エアスピネル 4 ムーア

18

11

2

()笹田和秀

1338

0.0

   07-06

34.6

480

+4

(4.2)

2480

5520

9300

55890

171119 サングレーザー 3 福永祐一

18

4

7

()浅見秀一

1339

0.1

   10-09

34.4

482

+6

(15.0)

   

9300

55890

161120 ミッキーアイル 5 浜中俊

18

16

3

()音無秀孝

1331

-0.0

   01-01

35.6

484

-2

590

1590

3390

8360

40290

161120 イスラボニータ 5 ルメール

18

8

2

()栗田博憲

1331

0.0

   06-05

35.0

480

-2

(4.8)

1590

3390

8360

40290

161120 ネオリアリズム 5 ムーア

18

15

7

()堀宣行

1332

0.1

   02-02

35.6

502

+6

(14.0)

   

8360

40290

151122 モーリス 4 ムーア

18

16

4

*()堀宣行

1328

-0.2

   09-08

33.1

508

-2

570

1780

3400

2000

12000

151122 フィエロ 6 M.デム

18

10

2

()藤原英昭

1330

0.2

   08-08

33.3

506

0

(5.1)

1780

3400

2000

12000

151122 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

5

1

()栗田博憲

1330

0.2

   12-13

33.0

480

+4

(3.2)

   

2000

12000

141123 ダノンシャーク 6 岩田康誠

17

12

8

()大久保龍

1315

-0.0

   11-10

34.1

444

+2

1810

3890

11460

25760

193290

141123 フィエロ 5 福永祐一

17

8

3

*()藤原英昭

1315

0.0

   07-06

34.4

508

-2

(5.6)

3890

11460

25760

193290

141123 グランデッツァ 5 秋山真一

17

3

9

()平田修

1317

0.2

   03-03

34.8

498

0

(18.6)

   

25760

193290

131117 トーセンラー 5 武豊

18

5

2

()藤原英昭

1324

-0.2

   15-14

33.3

460

+4

470

1930

3250

2090

12450

131117 ダイワマッジョーレ 4 蛯名正義

18

4

3

*()矢作芳人

1326

0.2

   03-04

34.1

440

0

(7.5)

1930

3250

2090

12450

131117 ダノンシャーク 5 福永祐一

18

13

1

()大久保龍

1327

0.3

   08-06

34.1

444

+8

(3.8)

   

2090

12450

121118 サダムパテック 4 武豊

18

1

4

*()西園正都

1329

-0.0

   06-07

34.1

506

-2

1050

2520

5560

9230

58050

121118 グランプリボス 4 内田博幸

18

7

1

()矢作芳人

1329

0.0

   08-08

34.0

520

-2

(4.0)

2520

5560

9230

58050

121118 ドナウブルー 4 スミヨン

18

17

5

()石坂正

1330

0.1

   08-08

34.1

434

+2

(11.1)

   

9230

58050

111120 $エイシンアポロン 4 池添謙一

18

5

5

()松永昌博

1339

-0.0

   05-04

34.9

506

+6

980

12800

24580

38920

279410

111120 フィフスペトル 5 横山典弘

18

1

11

()加藤征弘

1339

0.0

   03-02

35.1

454

-4

(32.6)

12800

24580

38920

279410

111120 $サプレザ 6 ルメール

18

13

4

[]コレ

1341

0.2

   12-13

34.7

452

 

(8.4)

   

38920

279410

101121 $エーシンフォワード 5 岩田康誠

18

13

13

()西園正都

1318

-0.0

   08-07

34.3

488

+10

5240

14240

40970

53970

473970

101121 ダノンヨーヨー 4 スミヨン

18

8

1

*()音無秀孝

1318

0.0

   16-17

33.6

518

+4

(3.7)

14240

40970

53970

473970

101121 ゴールスキー 3 福永祐一

18

15

6

*()池江泰郎

1318

0.0

   08-07

34.4

472

+4

(12.6)

   

53970

473970

集計期間:2010.11.21 2019.11.17

うーん、過去10年で的中は15年と17年の二回だけですか。17年はそれなりに儲かったけど15年なんかガミだし、かなり相性が悪いですな。


@1番人気は0−3−2−5と過去10年全く勝っていない。ここまでひどいG1はこのレース以外ないです。

A2番人気は1−3−0−6と勝ってる分、こちらの方がまだましか。

B3番人気は2−3−0−5とある意味これが一番軸の資格あり。

C二桁人気の超人気薄は30頭中2頭のみ、しかもこの内訳が11年二着フィフスペトル、10年一着エーシンフォワードと相当昔の話で、最近は完全に用なし状態。

D先週のエリザベス同様おおむね7番人気以内での決着となっており、上位人気の不甲斐なさ(1〜3番人気合わせても勝率3割、複勝率50%未満)の割に配当は穏当。私にとっては相性悪いけど、当ててる人はかなりいそうです。

E外国人ジョッキーは30頭中12頭に騎乗と、先週同様カタカナ天国な様相。但し内訳はビュイックとかムーアとかマーフィーとか短期免許の騎手が過半数で、デムーロ・ルメールはそれほどでもないことには注意が必要。

F牝馬は30頭中わずか2頭。しかもその二頭だって11年、12年の三着ということで二着以上になった牝馬はおらず、近年はすべて牡馬で決着と言う、会社の「コンプライアンス委員会」とか「ジェンダーなんとか委員会」とかが聞いたら青ざめ、絶叫すること必定のおそるべき男尊女卑な風景が繰り広げられています。うーん、最近は牝馬がブイブイ言わせている日本競馬ですが、このレースに限っては「ガラスの天井」と言うのがあるんでしょうか。今回の圧倒的一番人気グランアレグリアにとってはまさにヒラリー・クリントン、良くて副大統領(カマラ・ハリス)どまりな結末を暗示する不吉なデータと言えましょう。

G関東馬は30頭中6頭と、案の定西高東低な状況で、今回の1・2番人気がいずれも関東馬であることを考えればこれも不吉。まぁ、京都開催が阪神開催に替わってもこのトレンドは変わらないはずで、両馬がそろって馬券に絡むというのは難しいのかもしれません。何の因果か関西で日本シリーズを主催した巨人がソフトバンクに完敗ですしね。(え、東京ドームでやっても結果は変わらないだろうって?うーん、そうかも。)

H血統、脚質、枠順はコース代わりにより割愛。血統は京都開催時代はディープが強かったんだけど、阪神じゃさすがに割引なんだろうなとか、阪神は実力がそのまま出る小幡先生の言葉を借りれば「能力検定にうってつけのコース」なんで、脚質・枠順はそれほど気にする必要はないんだろうなとか漠然とした印象しか語れません。先週まで前が止まらない傾向にあった阪神ですが、そろそろ差し馬優位になりつつあるのかがポイントで、明日の9R・10Rの決着傾向は押さえておきたいものです。

I30頭の年齢別構成は、3歳馬4頭(内勝馬2)、4歳馬13頭(同4)、5歳馬10頭(同3)、6歳馬3頭(同1)、7歳超0と4歳5歳が圧倒的。出走頭数の少なさを考えると3歳馬も十分あり。

J過去5年15頭の前走キャリアは数の上では富士S組が4頭(内勝馬1)と最も優秀だが、毎日王冠組も三頭(内勝馬2)と同レベルで、毎日王冠組は普通天皇賞に行くことを考えるとこちらの方が馬券選択としてはいいのかも。安田記念・スプリンターズSからの直行組は1頭づつでこれがいずれも勝ち馬ということを考えると、これも軽視は禁物です。


以上から、圧倒的1番人気となっているグランアレグリアの取捨がまずはポイント。この馬は3歳まではかなり不安定なメンヘルの持ち主だったんですが4歳になって急に安定しましたね。特に安田記念でアーモンドアイを破ったのは驚きで、あれはアーモンドアイが不調だったと言うよりは彼女がアーモンドアイすら凌駕する超一流馬に変貌したととらえるべきと考えます。あの末脚がある限りどんな展開になっても馬券対象外になることは考えづらいですなあ。直線平坦な京都から阪神に替わることは彼女にとって良さそうだし、実際去年の阪神カップじゃ圧勝してるし、今年の秋のG1は1番人気に支持された馬が責任を果たし続けているということもありますので、ここは大人しく彼女を本命に認定したいと思います。

次に二番人気サリオス。このレースと相性の良い毎日王冠を圧勝。過去負けたのは皐月賞・ダービーでのコントレイルのみということでまさに世代を代表する存在です。ハーツクライと言う晩成血統であることを考えると、来年はコントレイルを凌ぐ存在になる可能性もあり、これも軽視できるはずがありません。あえて難癖をつけるとすると、毎日王冠は圧勝と言っても負かした相手が弱すぎたということで、本当に強い古馬と対戦するのは今回が初めてということ、またよりによって大外引いたのはどうなのということですか。かんべえ先生は先週やはり大外引いたラッキーライラックの単勝取って、えらく強気ですがラッキーライラックは馬の格が明確に抜けていたというのと、ルメールがうまく乗ったというのがありましたからねえ。やはり大外は良くないと思うんですよ、私。特にマイルでは。騎手が毎日王冠の時のルメールからデムーロに替わったというのも心配だ。出遅れ癖のあるデムーロが大外でやらかしたら馬券圏外に飛ぶ可能性だってあるんじゃないかということで、ここはグランアレグリアを上に見たいと思います。(まぁ、彼がグランアレグリアを蹴散らすなんてことも大いにありそうではあるんですが、その時は来週のJCはコントレイルが圧倒的一番人気になるんでしょうね。)

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点!というのが馬の実力を見た場合の率直な第一感となるのですが、だが待てしかし。

このレースと相性の良くない私が、こんな「真っ当」な買い方をして当たるとはとても思えん。

上位人気二頭は強いことには何の疑問もないが、上記トレンドに即して言うと「上位人気の呪い」「関東馬の呪い」と言うのがあり、それに加えグランアレグリアには「牝馬の呪い」、サリオスには「大外デムーロの呪い」と言うのがかかっているのだ。「マイルチャンピオンシップの呪い」が確かなものだとしたら、両方飛ぶことだってありうるのだ。

ということで、▲インディチャンプからの馬券も検討したい。


(Aなんと言っても去年の勝ち馬。

(B現在の三番人気は当日四番人気になってる可能性も強いけど、トレンド的にはこっちが来る。

(Cマイルでの実績はメンバー中断トツ。

(D)騎手福永との連携も◎。

(Eそれなのに評価は上位二頭に大きく水をあけられている。


ということで、一番お買い得なのがこのインディチャンプ。▲→その他の三連複21点も考慮に値しますです。まぁ、さすがにグランアレグリア・サリオス両方が飛ぶとは思えないんで、◎〇の組み合わせは厚めに買いますが、両方飛んだりしたら10年トレンドおそるべしですな。3連単・3連複いずれにするか、もしくは両方にするかは当日のパドックを見て考えましょう。



稲作絶賛推進中 上海馬券王 in 福岡・六本松





○今日の結果

<マイルチャンピオンシップ> @グランアレグリア、Aインディチャンプ、Bアドマイヤマーズ




○かんべえのつぶやき

――蓋を開けてみればグランアレグリアが圧勝。「牝馬の呪い」はありませんでした。オバゼキ先生によれば、昔はマイルチャンピオンシップも牝馬が勝っていたのだが、エリザベス女王杯や秋華賞ができたために、牝馬がそちらに流れただけではないかとのこと。なるほど、牝馬の時代となれば呪いも解ける。納得でありました。


――2着にはインディチャンプ(3番人気)、3着にアドマイヤマーズ(5番人気)。4着にスカーレットカラー(13番人気)が入って、後から迫ったサリオスは5着に終わりました。うーん、今年の3歳牡馬はそれほど強くないのだろうか。そうだとすると、来週のジャパンカップにおけるコントレイルは値引きされることになりそうです。

――そして今週もクリストフ・ルメール騎手の勝利でした。先週のエリ女のラッキーライラック、先々週のアルゼンチン共和国杯のオーソリティと、ともに大外馬が勝ったのではなく、ルメール騎乗馬が勝ったのですね。うーむ、そっちかあ!

――ということで、いよいよ来週は世紀のジャパンカップです。コロナのせいで海外遠征馬が居なくなると、国内レースが盛り上がる。まあ、それも良いでしょう。来週のレースに注目です。






11月15日(日) エリザベス女王杯


えー、ジャパンカップに無敗の三冠馬コントレイルとやはり無敗の三冠牝馬デアリングタクト、更に日本が世界に誇るスーパースター・アーモンドアイまでが参戦を表明と言うことで、競馬に興味がある人は皆大興奮の今日この頃なのであります。いや、私もこれは大変楽しみ。カオスなアメリカ大統領選に比べるとなんて夢がある話でしょう。こちらじゃ、「1000m通過時点で大量にリードしていたのに、最後の直線で急に伸びてきた馬がいる。こんなのおかしい。誰かが競馬を盗んでいる。」なんていう人はいませんからねえ。

皆さん異口同音に「参戦を決断した陣営に感謝したい。」なんておっしゃってます。まぁ、確かにこういう取り組みだと三冠馬のいずれかが「無敗の」という形容詞を喪失することになる訳で、その勇気を称賛したい気持ちはよく理解できます。ただねえ、私はこの話を聞いたとき、嬉しさを感じると同時にこうも考えたんですよ。「有馬記念はどうなるんだ。」って。

JCで引退を表明したアーモンドアイはもとより、両三冠馬もここに出るということは、おそらく有馬はパスでしょう。宴の後の寂しさ、11月末にこんな血沸き肉躍る大一番が成立した分、年末の有馬は大変寒いメンバー構成になるんじゃないでしょうか。コロナで観客も入らないし、北島三郎がド演歌を歌いまくることもなし、特別戦を彷彿とさせる寒いメンバー構成の中、ブラストワンピースあたりが勝って年末の中山にしらけた寒風が吹きすさぶ、そんな光景が目に浮かびますぞ。例年「有馬不要論」をぶってる小幡先生には喜ばしいことかもしれませんが。

まぁ、逆に言えば今年のJCはそれだけのインパクトがある一戦です。これで今年の競馬は終わりと言ってもそれはそれで納得です。「世紀の一戦」が看板倒れになることの多い最近の日本競馬ですが、この一戦だけは最強馬決定戦にふさわしい良いレースになることを祈ってやみません。(あ、などと言いながら、この三頭の間にフィエールマンかキセキあたりが飛び込んでくると馬券的には面白いなどと不埒なことは考えていないからね!)

20201115() 5回阪神4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 45回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2200m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

シャドウディーヴァ 4 内田博幸

56

69.9

()斎藤誠

1

2

 

サムシングジャスト 4 松山弘平

56

70.4

()松田国英

2

3

リュヌルージュ 5 *団野大成

56

123.3

()斉藤崇史

2

4

ソフトフルート 3 *福永祐一

54

12.8

()松田国英

3

5

 

リアアメリア 3 川田将雅

54

17.6

()中内田充

3

6

ノームコア 5 横山典弘

56

4.8

()萩原清

B4

7

 

ロサグラウカ 5 *幸英明

56

159.8

()尾関知人

4

8

センテリュオ 5 戸崎圭太

56

6.1

()高野友和

5

9

 

ウインマイティー 3 和田竜二

54

50.6

()五十嵐忠

5

10

 

カーロバンビーナ 5 *浜中俊

56

241.3

()戸田博文

6

11

ラヴズオンリーユー 4 M.デム

56

4.8

()矢作芳人

6

12

ウインマリリン 3 横山武史

54

26.3

()手塚貴久

7

13

サラキア 5 北村友一

56

9.6

()池添学

7

14

 

サトノガーネット 5 坂井瑠星

56

58.1

()矢作芳人

7

15

 

ウラヌスチャーム 5 *斎藤新

56

60.3

()斎藤誠

8

16

 

ミスニューヨーク 3 *加藤祥太

54

73.9

()杉山晴紀

8

17

 

エスポワール 4 *武豊

56

30.3

()角居勝彦

8

18

ラッキーライラック 5 *ルメール

56

3.9

()松永幹夫


と、言う訳で、JCの興奮ですっかりかすんでしまった感のある牝馬G1エリザベス女王杯であります。

18頭も出走するのにG1馬はわずか三頭、アーモンドアイもデアリングタクトもクロノジェネシスもシカトという寒い状況。しかもですなあ、京都競馬場の改修工事により、今年は阪神開催と言うことで、過去のデータの殆どが使えず、「10年トレンド」を売りにしている私としてはやりづらいったりゃありゃしない。このコースのG1としては宝塚記念と言うのが同距離であるんですが、初夏のグランプリレースと晩秋の牝馬限定戦じゃ比較のしようもないですしねえ。

とは言え、これまでの路線を全面変更と言う訳にはいかないのでめげずに京都開催のこのレースの過去10年を見ていきましょう。中には拾える情報もあるはずです。

どこまで使えるかわからないけど京都開催のエリザベス女王杯の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191110 ラッキーライラック 4 スミヨン

18

2

3

()松永幹夫

2141

-0.2

 08-08-08

32.8

518

-4

540

3380

5440

4060

26480

191110 クロコスミア 6 藤岡佑介

18

6

7

()西浦勝一

2143

0.2

 01-01-01

34.8

448

+6

(23.1)

3380

5440

4060

26480

191110 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

18

11

1

*()矢作芳人

2143

0.2

 02-02-02

33.8

472

+16

(2.5)

   

4060

26480

181111 リスグラシュー 4 モレイラ

17

12

3

()矢作芳人

2131

-0.0

 09-10-09

33.8

462

+2

470

9800

12450

8660

56370

181111 クロコスミア 5 岩田康誠

17

9

9

()西浦勝一

2131

0.0

 01-01-01

34.7

436

+4

(41.8)

9800

12450

8660

56370

181111 モズカッチャン 4 M.デム

17

7

1

()鮫島一歩

2136

0.5

 06-05-05

34.7

490

+6

(3.6)

   

8660

56370

171112 モズカッチャン 3 M.デム

18

5

5

()鮫島一歩

2143

-0.0

 05-04-04

34.1

476

-2

770

8030

15890

20760

127540

171112 クロコスミア 4 和田竜二

18

4

9

()西浦勝一

2143

0.0

 02-02-02

34.3

428

+4

(26.4)

8030

15890

20760

127540

171112 ミッキークイーン 5 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2143

0.0

 12-10-11

33.7

442

-6

(7.2)

   

20760

127540

161113 クイーンズリング 4 M.デム

15

3

3

()吉村圭司

2129

-0.0

 09-09-07

33.2

460

+10

610

13710

22570

20680

158930

161113 シングウィズジョイ 4 ルメール

15

9

12

()友道康夫

2129

0.0

 03-03-03

33.7

474

0

(61.6)

13710

22570

20680

158930

161113 ミッキークイーン 4 浜中俊

15

1

2

()池江泰寿

2131

0.2

 07-06-05

33.6

442

+10

(3.6)

   

20680

158930

151115 マリアライト 4 蛯名正義

18

12

6

()久保田貴

2149

-0.0

 09-06-06

34.7

430

-10

1520

1860

4730

3770

23590

151115 ヌーヴォレコルト 4 岩田康誠

18

18

1

()斎藤誠

2149

0.0

 13-14-12

34.3

448

-2

(3.0)

1860

4730

3770

23590

151115 タッチングスピーチ 3 ルメール

18

8

4

*()石坂正

2149

0.0

 12-12-12

34.3

458

+2

(6.5)

   

3770

23590

141116 ラキシス 4 川田将雅

18

1

3

*()角居勝彦

2123

-0.0

 07-07-07

33.4

458

+2

680

970

2140

3030

15570

141116 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

18

5

1

()斎藤誠

2123

0.0

 03-04-03

33.6

444

-4

(3.3)

970

2140

3030

15570

141116 ディアデラマドレ 4 藤岡康太

18

15

6

*()角居勝彦

2125

0.2

 14-12-12

33.1

450

+6

(11.7)

   

3030

15570

131110 メイショウマンボ 3 武幸四郎

18

3

2

()飯田明弘

2166

-0.2

 07-08-07

34.1

488

0

390

2780

4480

14440

64840

131110 ラキシス 3 川田将雅

18

18

6

*()角居勝彦

2168

0.2

 03-03-02

34.6

456

-4

(16.7)

2780

4480

14440

64840

131110 アロマティコ 4 三浦皇成

18

7

5

()佐々木晶

2168

0.2

 17-11-09

34.1

466

-2

(15.8)

   

14440

64840

121111 レインボーダリア 5 柴田善臣

16

15

7

()二ノ宮敬

2163

-0.0

 11-11-09

35.8

462

0

2300

1790

6630

6110

50810

121111 ヴィルシーナ 3 内田博幸

16

12

1

*()友道康夫

2163

0.0

 04-04-04

36.1

448

-2

(1.9)

1790

6630

6110

50810

121111 ピクシープリンセス 4 M.デム

16

6

5

()野中賢二

2163

0.0

 16-16-16

35.1

450

+4

(14.3)

   

6110

50810

111113 $スノーフェアリー 4 ムーア

18

18

1

[]ダンロッ

2116

-0.0

 14-11-10

33.8

472

 

270

700

1160

2520

9430

111113 アヴェンチュラ 3 岩田康誠

18

1

2

*()角居勝彦

2116

0.0

 06-05-04

34.2

478

-4

(4.8)

700

1160

2520

9430

111113 アパパネ 4 蛯名正義

18

4

4

()国枝栄

2118

0.2

 04-03-03

34.7

496

-6

(10.0)

   

2520

9430

101114 $スノーフェアリー 3 ムーア

18

6

4

[]ダンロッ

2125

-0.7

 05-07-07

34.0

468

 

850

1430

3590

1320

10170

101114 メイショウベルーガ 5 池添謙一

18

9

2

()池添兼雄

2132

0.7

 10-09-10

34.4

508

+4

(3.1)

1430

3590

1320

10170

101114 アパパネ 3 蛯名正義

18

5

1

()国枝栄

2135

1.0

 05-06-06

35.1

494

+4

(2.7)

   

1320

10170

集計期間:2010.11.14 2019.11.10


うーん、こうやって振り返ると過去10年で的中は3回(11年、14年、19年)。配当もそれほど高くなく、あまり相性の良いレースじゃないですな。コース代わりでここら辺ブレークしたいものですが。。。

まずは人気別の実績から。コースが変わったとはいえメンバー構成は例年とさして変わらないので、人気と結果の間にある「揺らぎ」みたいなものはそれなりに使えるのではないかと。

@1番人気は1−3−3−3とまずは立派だが、勝ちきれない。11年のスノーフェアリーを除けば殆どが善戦どまりで、三連複軸向けな状況。

A2番人気は1−2−1−6と可もなく不可もなく。

B3番人気は4−0−1−5と勝率がえらく高い。単馬券ならこちらですな。小幡先生もかんべえ師匠も一番人気ラッキーライラックの単勝を買うみたいですが、うーん、危険な予感。

C二桁人気の超人気薄は過去30頭中16年二着のシングウイズジョイ一頭のみ。毎年18頭近くも出てるのに極端な人気薄は用なしな状況で、ずらっと眺めてみると例年7番人気以内で決着してます。

D関東馬は30頭中6頭でしかもこの4年すべて関西馬の決着と、圧倒的な西高東低の状況。コースが変わっても関西開催は変わらないので、これは有意義なトレンドではないかと。

E外国人ジョッキーは30頭中11頭に騎乗と、一大カタカナジョッキー祭開催中。特に近年、羽生善治級の低落傾向にあるデムーロが内5頭に騎乗と、このレースだけはえらく相性が良い感じ。コース代わりでどうかと言うのはあるんですが、阪神2200mにおけるデムーロのこの三年間の複勝率はなんと72.7%と今回のジョッキー中断トツで、同16.7%のルメールよりはるかに信頼できます。

F枠順、脚質、血統はコース代わりで参考にならないため割愛。ただし、土曜のレースから言えるのは、デイリー杯二歳Sがレコード決着となったように、今の阪神は馬場がえらく軽く、なおかつ開催して間がないことから馬場の内側が痛んでいないということで、先行馬が圧倒的に有利、外差しは非常に決まりづらいと言うのは留意する必要ありです。内枠引いた先行馬には要注意ですな。

G30頭の年齢構成は、3歳馬10頭(内勝ち馬3)、4歳馬15頭(同6)、5歳馬4頭(同1)、6歳超1頭(同0)と圧倒的に若いお姉さんが強く、年増は用なしな状況。コースが変わってもこれは留意すべきトレンドで、5歳馬の一番人気ラッキーライラックには不吉な話であります。

H過去5年15頭の前走キャリアを見ると、アイルランドTR(旧姓府中牝馬S)組が7頭(内勝馬3)と圧倒的。特筆すべきはアイルランドTRを惨敗してもエリ女では上位入選と言うケースが多いことで、この傾向はコース代わりでどこまで有効か。


以上から、現在の一番人気ラッキーライラックをどう評価するかがまずは第一のポイント。G1を三勝、内一つは牡馬相手の大阪杯と、これだけで小幡先生が落涙にむせびながら◎を打つ圧倒的な格の持ち主(同時にオルフェ産駒出世頭と言う理由でかんべえ師匠も涙流して単指名するそうです)。阪神実績は3−1−0−2と申し分なく、外枠実績も1−0−1−0で、騎手ルメールとあってはこれは逆らえない感じではあるんですが、でもねえ。。。


(Aいくら外枠得意でも、18頭立ての大外18番は今の阪神じゃあまりにも不利なのでは。

(Bルメールは上述の通り、このコースでの信頼度は高くない。

(C年齢的にも上記トレンドから言って不吉。

ということで、勝っても不思議じゃないけど、馬券圏外に飛んでもそれなりに納得と考え、評価を下げてみたいです。

替わって本命はラヴズオンリーユー。去年のオークス馬なんですが、今年になって不安定な成績の連続で、こういう馬が二番人気と言うのもリスクはあるんですが、

(D)枠順はラッキーライラックよりははるかに良い。

(E騎手デムーロの本レース並びに今回のコースとの相性が凄まじい。

(F)阪神実績は1−1−0−0、中枠成績は3−1−1−1と素晴らしいの一言。

(G)4歳と言う年齢も上記トレンドに即している。

(H先行して、最後切れる脚を使える二枚腰な脚質は今の阪神に向いている。

(I)このレースと相性の良いアイルランドTR組。(惨敗したけど、それが重馬場原因と考えれば良開催の明日は巻き返せる)

(J)今を時めく矢作厩舎で調教も上昇気配。

とこれだけの買い要因があれば3着以内は堅いのではないかと。


馬券は◎軸の三連複21点。この他の馬は、内枠、アイルランド組、阪神実績を中心に選びました。

不人気馬用なしのレースですが、コース代わりで大荒れを期待したいということで注認定したのが、リュヌルージュ。父モンテロッソ、母父メジロマックイーンというあまりにもアウトオブファッションな血統がかえって目を引きますが、この馬の阪神実績は1−2−2−1とメンバー中最高の複勝率で、内枠を利して中山牝馬S2着、マーメイドS3着と言う坂のあるコースでの粘り込み再現に期待したい。この馬が絡むと特大万馬券ですから、まぁ、この程度の夢は見ても罰は当たらないでしょう。


上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<エリザベス女王杯> @ラッキーライラック、Aサラキア、Bラヴズオンリーユー




○かんべえのつぶやき

――ラッキーライラックが連覇してくれました。最高の引退レースとなりました。惜しむらくは、ラヴズオンリーユーに馬単を流していたのに、ゴール直前でサラキアに抜かれてしまったこと。まあ、そんなのはいいんです。単勝を取れば勝ち。もっともこの結果、馬券王先生もバッチリ三連複を取られていて、しかも結構ついているではありませんか。何よりでありました。


――ラッキーライラックは2歳でG1馬になったものの、アーモンドアイ3冠の陰に隠れて3歳時は苦杯の連続でした。昨年のエリ女でようやく開眼し、今春の大阪杯も勝って、これで引退です。間もなくアーモンドアイも次週のジャパンカップで引退だそうですが、彼女たちからどんな子供が生まれてくるのか、関心は尽きません。

――そして来週は世紀のジャパンカップです(
→後記:失礼、再来週でした。来週11/22はマイルチャンピオンシップ。JCは11/29です)。なにしろ現役最強牝馬×無敗の三冠牡馬×無敗の三冠牝馬ですからね。印を打つ手が緊張するのではないでしょうか。馬券王先生の分析と判断に期待大です。





11月1日(日) 秋の天皇賞


えー、と言う訳でソフトバンク・ホークスが優勝したわけなのでありますが、地元福岡としては、さぞかし狂喜乱舞、地元の人は皆羽目を外して大騒ぎするに違いないと思いきや、皆さん意外なほど冷静でして少々拍子抜けしている所なのであります。うーん、コロナが水を差したって言うのはあるんだろうけど、これは私のイメージするホークスファンではないよなあ。

いや、私がイメージする九州人と言うのは、昔の西鉄ライオンズ、クラウンライターライオンズのファンによって形成されてまして(若い人は知らないだろうけど昔ライオンズは福岡・平和台球場に本拠を構えていたのだ)、とにかく血の気が多く、口より先に手が出る人ばかりじゃないかと思ってたんですよ。なにせ、昔の九州人と言うのははライオンズが負けると徒党を組んで相手チームに襲い掛かるような熱い人達ばかりだったわけで、「平和台、血の雨降っても平和たい」なんて川柳まで流行ったわけでして。

でも、今はそんなことは全くないんですね。こちらの人は、私が会った人に限って言えば、みなさん温和でやさしい人ばかりです。考えてみれば、広島カープのファンも「カープ女子」とか言って女性比率がえらく上昇して、日本シリーズで負けても皆さんえらく紳士的だったわけで、こんなの私が知ってるカープファンじゃない!って思ったんですが、私が海外にいる間に日本の野球風景って完全に変わってしまったんですな。

で、地元と言うことで、九州ではホークスの試合を毎日放送しているわけで、BSが見れない私もこれを見る機会が多かったのですが、いや、強いチームですね、ホークスは。千賀が良いピッチャーだというのはいくら何でも知っていたんですが、なんですか、柳田とか周東とかは。あんな選手がいるなんて反則です、チートです。他の選手もいい選手が多いですね。あの内川を一度も一軍に上げないで勝ちまくったのもうなずける層の厚さ、いやあ、今年の日本シリーズも、初戦菅野で落とすと巨人はそのまま4タテ食らっちゃうんじゃないでしょうか。

嗚呼、それに引き換え、わが中日は。。。

いや、10年近く経験したことのない「貯金」というものを久しぶりに目の当たりにし、あまつさえ「マジック対象チーム」にまでなって舞い上がったまでは良かったんですがねえ、今日もリリーフ投手が炎上して破竹の5連敗。ためた貯金を盛大に吐き出している阿鼻叫喚の地獄図絵なわけです。一体何の冗談ですか、これは。

まぁ、シーズンの三分の二を費やしてようやく手に入れた勝ちパターンの中核をなす、アルモンテ、ビシエド、R・マルティネスがそろって故障・リタイアですからねえ。3番バッターと4番バッターと、リリーフエースがごそっと抜けて勝てなんて言うのも虫が良すぎる気はするんですが、ホークス選手の層の厚さを見るとねえ。。。そもそも、この時期に主力外国人選手がごそっと抜けるなんて、一体何の冗談ですか、これは。これって、ひょっとして、キューバ政府の意向を受けた社会主義者による集団サボタージュなのではなかろうか。


Things don't run the way I planned them


。。。ピーター・ガブリエルの歌詞の一節が身に染みる今日この頃です。。。。


202011 1() 4回東京8日目 12頭 [15:40発走]
【11R】 162回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ブラストワンピース 5 *池添謙一

58

20.1

()大竹正博

2

2

 

カデナ 6 *田辺裕信

58

71.2

()中竹和也

B3

3

ダイワキャグニー 6 内田博幸

58

52.7

()菊沢隆徳

4

4

ダノンキングリー 4 戸崎圭太

58

10.9

()萩原清

5

5

 

ウインブライト 6 *松岡正海

58

99.3

()畠山吉宏

5

6

フィエールマン 5 *福永祐一

58

13.3

()手塚貴久

6

7

クロノジェネシス 4 北村友一

56

4.7

()斉藤崇史

6

8

キセキ 6 *武豊

58

13.7

()角居勝彦

7

9

アーモンドアイ 5 ルメール

56

1.6

()国枝栄

7

10

 

スカーレットカラー 5 岩田康誠

56

34.3

()高橋亮

B8

11

ダノンプレミアム 5 *川田将雅

58

19.8

()中内田充

8

12

 

ジナンボー 5 M.デム

58

60.8

()堀宣行


うーん、「思うようにはなかなか行かない」と言えば競馬もそうですなあ。先週の菊花賞も軸が着になったのはよかったものの、2・3着軸に指名したディープボンドが最後サトノフラッグにかわされ鼻差の4着。あのまま残っていれば万馬券だったのに。。。。どうも、この秋のG1は狙いは良いのに的中に紙一重で届かないケースが多く落涙頬をつたうを禁じえません。

で、明日の天皇賞は日本競馬界を牛耳るサンデー系が最も得意とする2000mの最高格式レース、事実上の日本一決定戦なわけですが、なんと出走が12頭と言う過去例を見ないような小頭数。いや、内8頭はG1馬と質は保たれているのですが、それでもえらく少ないですね。出れば人気になっていたに違いないサートゥルナーリアとか、ラッキーライラックとか、ワグネリアンとか三歳勢ではサリオスとか皆回避。うーん、これでは皆がそろってアーモンドアイの史上最多八冠を後押ししているような、そんな印象で、事実オッズも彼女の八冠を既成事実化しているかのようです。

うーん、気持ちはわかる。私も彼女が大好きだし、彼女の八冠と羽生さんの百冠というのは見てみたい。でも、そういう私情で馬券を買うとよろしくないというのは先々週のマルターズディオサが証明している通りで、まずは恒例「10年トレンド」で彼女がオッズに値する存在かを検証してみましょう。


かなり穏やかな天皇賞秋の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191027 アーモンドアイ 4 ルメール

16

2

1

()国枝栄

1562

-0.5

 05-06-05

33.8

480

-4

160

920

1170

3210

8860

191027 ダノンプレミアム 4 川田将雅

16

9

3

()中内田充

1567

0.5

 05-05-03

34.5

508

+4

(9.5)

920

1170

3210

8860

191027 アエロリット 5 戸崎圭太

16

5

6

()菊沢隆徳

1567

0.5

 01-01-01

34.8

516

0

(20.0)

   

3210

8860

181028 レイデオロ 4 ルメール

13

4

2

()藤沢和雄

1568

-0.2

 06-05-05

33.6

482

-2

310

1520

2370

6420

24230

181028 サングレーザー 4 モレイラ

13

9

4

()浅見秀一

1570

0.2

 07-07-07

33.4

476

-12

(9.6)

1520

2370

6420

24230

181028 キセキ 4 川田将雅

13

10

6

()中竹和也

1570

0.2

 01-01-01

34.7

496

-8

(12.8)

   

6420

24230

171029 キタサンブラック 5 武豊

18

7

1

()清水久詞

2083

-0.0

 11-05-02

38.5

542

0

310

900

1660

15290

55320

171029 サトノクラウン 5 M.デム

18

2

2

*()堀宣行

2083

0.0

 07-02-02

38.6

498

+10

(4.0)

900

1660

15290

55320

171029 レインボーライン 4 岩田康誠

18

8

13

()浅見秀一

2087

0.4

 10-12-05

38.7

452

+8

(59.6)

   

15290

55320

161030 モーリス 5 ムーア

15

8

1

*()堀宣行

1593

-0.2

 05-05-04

33.8

514

+4

360

2420

3700

7430

32400

161030 リアルスティール 4 M.デム

15

12

7

()矢作芳人

1595

0.2

 08-10-10

33.5

502

+4

(13.0)

2420

3700

7430

32400

161030 ステファノス 5 川田将雅

15

14

6

()藤原英昭

1597

0.4

 13-14-14

33.5

486

0

(11.2)

   

7430

32400

151101 ラブリーデイ 5 浜中俊

18

8

1

()池江泰寿

1584

-0.1

 04-04-04

33.7

486

-4

340

7340

10390

24850

109310

151101 ステファノス 4 戸崎圭太

18

14

10

()藤原英昭

1585

0.1

 08-08-12

33.4

474

-2

(34.3)

7340

10390

24850

109310

151101 イスラボニータ 4 蛯名正義

18

16

6

()栗田博憲

1586

0.2

 12-11-10

33.6

476

-4

(11.7)

   

24850

109310

141102 スピルバーグ 5 北村宏司

18

4

5

*()藤沢和雄

1597

-0.1

 13-14-12

33.7

506

-2

1100

3140

6780

2850

23290

141102 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

18

1

2

()石坂正

1598

0.1

 03-03-03

34.4

470

+2

(4.7)

3140

6780

2850

23290

141102 イスラボニータ 3 ルメール

18

15

1

()栗田博憲

1598

0.1

 03-03-03

34.4

474

0

(2.8)

   

2850

23290

131027 ジャスタウェイ 4 福永祐一

17

7

5

()須貝尚介

1575

-0.7

 11-10-09

34.6

496

-2

1550

1190

4510

1400

14310

131027 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

17

9

1

()石坂正

1582

0.7

 02-02-02

35.8

470

0

(2.0)

1190

4510

1400

14310

131027 エイシンフラッシュ 6 M.デム

17

6

3

()藤原英昭

1585

1.0

 08-09-10

35.5

488

+4

(4.7)

   

1400

14310

121028 エイシンフラッシュ 5 M.デム

18

12

5

()藤原英昭

1573

-0.1

 11-12-12

33.1

486

-8

1660

3250

8980

3990

39520

121028 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

4

1

()戸田博文

1574

0.1

 04-04-04

33.8

496

-2

(3.4)

3250

8980

3990

39520

121028 ルーラーシップ 5 メンディ

18

6

2

()角居勝彦

1576

0.3

 16-15-15

33.1

514

+18

(4.5)

   

3990

39520

111030 トーセンジョーダン 5 ピンナ

18

12

7

*()池江泰寿

1561

-0.1

 11-10-11

34.2

478

-8

3330

7020

23560

22790

214010

111030 ダークシャドウ 4 ベリー

18

7

2

*()堀宣行

1562

0.1

 07-08-07

34.7

508

+2

(5.7)

7020

23560

22790

214010

111030 ペルーサ 4 横山典弘

18

8

6

()藤沢和雄

1563

0.2

 13-13-13

33.9

520

+14

(8.2)

   

22790

214010

101031 ブエナビスタ 4 スミヨン

18

2

1

()松田博資

1582

-0.3

 09-08-08

34.1

456

-4

220

1030

1660

1680

7480

101031 ペルーサ 3 安藤勝己

18

7

4

()藤沢和雄

1585

0.3

 17-17-17

33.6

502

-4

(8.9)

1030

1660

1680

7480

101031 アーネストリー 5 佐藤哲三

18

12

2

()佐々木晶

1587

0.5

 04-04-04

34.8

530

0

(4.9)

   

1680

7480

集計期間:2010.10.31 2019.10.27


わはははは。こうやって眺めてみると、私はこのレース、過去10回中、7回も的中しているではないか。こんなに相性の良いレースだったとは知らなかったぞ。特にトーセンジョーダンが冗談のように勝ち大波乱となった11年のレースも当たっているのだ。馬連だけど6点買いで70倍の配当なのだ。あれは本当に会心の一撃だった。いや、なんか強烈に当たる気がしてきたぞ。今度こそ私はやりますよ!

それでは見ていきましょう。

@番人気は5−3−1−2と実に素晴らしい。こういうのを見ると、馬券対象を外した2頭が気になるのですが、11年ブエナビスタ(着)と18年スワーヴリチャード(10着)ですな。基本信頼できるということなんですが、ブエナ級の馬でも馬券対象を外すというのはアーモンドアイを考えたときに不吉ではあります。

A番人気は1−3−2−4とこれも立派。但し三連複軸向きですか。

B番人気は0−1−1−8とこれは大きく見劣り。

C二桁人気の超人気薄は過去頭(15年着のステファノスと17年着のレインボーライン)しか来ておらず、しかもこれはいずれも出走18頭の多頭数レースでのもので、今年に当てはめて言えば番人気以下は用なしと言うことになります。

D気になるのは番人気の活躍で過去10年で3−0−0−7と、単勝向き。(今のところ今年の5番人気はキセキで小幡先生あたりが推奨しそうな予感)

E三連複想定で言うと番人気も0−0−5−5の活躍。今のところダノンプレミアムがここに該当するんですが、さて。

F外国人ジョッキーは30頭中13頭に騎乗で、これは無視できないです。

G関東馬は30頭中12頭と、大健闘。内訳は藤沢厩舎の4頭と堀厩舎の3頭が大口で、今年は堀厩舎から超人気薄のジナンボーが出走ですが、さて。

H枠順は府中2000mの定跡どおり大外が大不振で、その他は大きな偏りはない。まぁ、今年は12頭の小頭数なんで枠順は無視してよさそう。

I脚質は好位差しが圧倒的。コーナー通過時点で4〜6番手に位置している馬がやたら馬券に絡んでいる感じ。逃げ馬はせいぜい着どまりで。極端な追い込みはここ数年来ていない。どのような展開になっても良馬場なら33秒台の末脚は必須。

J30頭の年齢別構成で言うと歳馬は頭(勝ち馬なし)、歳馬は14頭(同4)、歳馬は12頭(同6)、歳超は頭(同0)と、歳馬の独占状態。今年は3歳馬の参戦もないし(サリオスが出てれば面白かったんだけど)、歳で馬券を組み立てるのが吉。

K過去年15頭の血統はディープが5頭と圧倒的なんだけど勝ち馬は0で着どまりな実績。勝ち馬に限って言えばキンカメが勝しており、他は見事にバラバラ。

L過去年15頭の前走キャリアを見ると、毎日王冠組が頭と最も多いが、勝ち馬はおらず着どまりな印象。安田記念・宝塚記念からの直行組はそれぞれ3頭ずつで、勝ち馬もそれぞれ1。

M最近はリピーター傾向がなく、上位が前年から総入れ替えとなるケースが続いている。


以上から本命はアーモンドアイ。うーん、私情を抜きにしても逆らえないね。

(A)番人気の信頼度。

(B騎手ルメールの信頼度。(土曜のレースはなんと勝の固め打ち)

(C枠順も文句なく

(Dすさまじく切れる脚質もこのレース向き。

(E重馬場なら不安もあったが明日は良馬場開催が確定的。

(Fローテも過去トレンドに即している。

(G年齢もまさにこのトレンド。


どうです、上記Mを除けばすべてのトレンドが彼女の八冠を否定していないのだ。唯一の不安は安田記念のあの結末が彼女のピークアウトを示唆しているのではと言うことですが、安田記念はコロナのせいで不規則なローテを強いられたということと、稍重の馬場が彼女に向かなかったこと、そして何よりも勝ち馬グランアレグリアが知らない間にアーモンドアイすら凌ぐ決め手を持つ化け物に成長していたということで、決して彼女がピークアウトしていることを意味しないと考えます。

対抗は番人気のクロノジェネシス。宝塚記念を圧勝したことを反映して現在二番人気なんですが、実績を上げたレースの殆どが渋馬場でのもので、父バゴ、母父クロフネと言う血統もあり、重馬場巧者という印象を多くの人が持っているみたいですね。タフな馬場における底力勝負に秀でている所は小幡先生好みなんですが、良馬場確定な状況からオッズではかなり差をつけられてます。

まぁ、確かに馬場が渋れば私もこちらに◎を打ったと思うんですが、良馬場の場合どうなんでしょう。このほどの差がアーモンドアイとの間にあるんでしょうか。よくよく見ると、彼女は2〜歳時に良馬場の府中で32秒台、33秒台の末脚を連発しているんですね。実績を上げた大レースの舞台がたまたま渋っていたというだけで、良馬場でもかなり強いのではないか。グランアレグリアが知らない間にアーモンドアイを決め手勝負で蹴散らすまでに成長していたのと同じように、彼女も人知れず化け物級の存在になっている可能性もあるんじゃないか。もしそうだとしたら「重馬場巧者」と言うイメージだけでここまで差をつけられている彼女のオッズは実は大変おいしいのではないか。ということで彼女が勝つ可能性も考えてみたいと思います。

ということで、馬券は◎〇→〇◎←→その他の3連単20点。

本当はフィエールマンとキセキのいずれかもしくは両方を切りたかったんですが、明確にこれを切るだけの論拠は見出せませんでした。ガミはありませんがクロノジェネシスが勝たない限り利益も出ません。まぁ、アーモンドアイが勝つ場合は見るレースですから、これで儲けようと思ってはいけないのではないかと。



上海馬券王 in 福岡 六本松





○今日の結果

<秋の天皇賞> @アーモンドアイ、Aフィエールマン、Bクロノジェネシス




○かんべえのつぶやき

――アーモンドアイ、見事にG1で8勝目を挙げました(海外G1を含む)。これでJRAファンは、3週連続で歴史的瞬間を見届けたことになります。府中では何と5回目の勝利だとか。この8勝利全部はルメール騎手の騎乗によるものでした。まことに圧巻の勝ちでありました。


――馬券王先生の読みもズバリ的中でした。アーモンドアイからの3連単でしたが、40倍もついております。馬券王先生は秋天が得意、というのは皆さん、覚えておきましょう。福岡、ひょっとするとゲンが良いのかもしれません。

――不肖かんべえはどうしてもアーモンドアイに逆らいたくて、フィエールマンから行きました。天皇賞の春秋連覇が懸かっていたのに、誰もそういうことを言わないので、狙い目だと思ったんですよね。結果は2着。あの末脚にはしびれました。馬連だけ拾いましたけど、感謝あるのみです。

――アーモンドアイはまだ5歳馬。来年3月には引退と聞きますので、この後は香港へ、そして最後はドバイというコースでしょうか。それもこれも、コロナ次第でありますが。ともあれ、国内ではこれが見納めとなるかもしれません。われわれがこれより強い牝馬を見ることは今後、あるのでしょうか。いやはや、すごいものを見させてもらいました。





10月25日(日) 菊花賞


えー、急に冷え込んできました。大変寒いのであります。九州は温暖なところと思ってたんですが、これじゃ富山とあまり変わりませんな。ブルブル。

とにかく、このご時世、風邪を引くわけにはいかんのです。熱なんか出した日には、あなた、ありとあらゆるところから立ち入りを拒否されてしまう訳でして、ああ、それなのに、タイから私が持って来た衣料は熱帯仕様、殆どが半袖、短パンなのだ。これじゃいかんと言うことで、ユニクロまで冬物を買い出しに出かけたのですが、冬物と言うのはかさばるんですな。結局必要と思われる衣類を調達するのに、新居とユニクロの間を二往復することになりました。ああ、またしても足が痛い。

しかし、まったくゼロの環境から生活基盤を立ち上げるというのはこれが初めてではないのですが、今回はいつにもまして大変です。先週は布団を調達するのにバスで片道15分のAEONまで3往復、今週は衣類でユニクロに2往復、あまつさえお風呂周りとかトイレ周りとかの必要資材を調達するのに近くのドラッグストアまで往復すること数知れず。(どうでも良いことですが、福岡と言うの何故これほどまでにドラッグストアが林立しているのでしょう。ちょっと大きめの駅の周りには、大型のドラッグストアが5・6軒は営業しています。コンビニの機能を代替しているのかと思いきや、コンビニはコンビニで星の数ほど店を構えているし、うーん、わからん。こちらの人は薬物依存症なのだろうか)

更に競馬の環境を整えるのも大変。新居もその前宿泊していたホテルもBS放送が受信できないのです。グリーンチャンネルもBS11の競馬実況も見られないのです。いわゆる地上波の競馬中継と言うのはゴミですし、いや、そもそも地上波で流している番組と言うのはNHKの将棋中継を除けばどれも犯罪的につまらない。そもそもBSなんてデフォで見れるもんだと思ってたのにどないしてくれるんじゃと、マンションの管理室に相談したら、「有料のCSチャンネルに加入することでBSも見ることができます。」との返事。本日その工事も完了し明日からグリーンチャンネルが見れるはずなんだけど、一般のBS波では現在無料の競馬中継が、この経路だと有料だったらどうしようと、不安に打ち震える今日この頃。

。。。落ち着くのにはまだ少々時間がかかりそうです。

20201025() 4回京都6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 81回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 3000m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ディアマンミノル 3 *幸英明

57

109.1

()本田優

1

2

 

ガロアクリーク 3 川田将雅

57

86.7

()上原博之

2

3

コントレイル 3 福永祐一

57

1.1

()矢作芳人

2

4

 

マンオブスピリット 3 M.デム

57

140.9

()斉藤崇史

3

5

 

サトノインプレッサ 3 *坂井瑠星

57

94.6

()矢作芳人

3

6

ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

57

12.0

()池江泰寿

4

7

ダノングロワール 3 *北村友一

57

78.5

()国枝栄

4

8

ディープボンド 3 和田竜二

57

56.9

()大久保龍

5

9

アリストテレス 3 *ルメール

57

29.6

()音無秀孝

5

10

 

サトノフラッグ 3 戸崎圭太

57

53.5

()国枝栄

6

11

バビット 3 内田博幸

57

12.5

()浜田多実

6

12

 

レクセランス 3 松山弘平

57

147.1

()池添学

7

13

ロバートソンキー 3 伊藤工真

57

69.7

()林徹

7

14

ヴァルコス 3 *岩田康誠

57

57.7

()友道康夫

7

15

 

ブラックホール 3 *藤岡佑介

57

111.1

()相沢郁

8

16

 

$ターキッシュパレス 3 富田暁

57

220.7

()昆貢

B8

17

 

キメラヴェリテ 3 松若風馬

57

300.1

()中竹和也

8

18

 

ビターエンダー 3 *津村明秀

57

249.4

()相沢郁


というわけで、心身ズタボロの中迎えるクラシック最終戦、菊花賞であります。

無敗の二冠馬コントレイルがそのまま無敗三冠となるかが注目の一戦なのですが、先週の秋華賞でデアリングタクトが無敗三冠牝馬となったことで、コントレイルの三冠も既成事実みたいに語られているわけですが、さていかがなものか。明日は良馬場開催は間違いのない所なんで歴史に残る良いレースを期待したいものです。

まずは、恒例、10年トレンドを。この10年トレンド、スプリンターズSでも秋華賞でも、結構いい線ついてまして、それが当たり馬券に直結しないのは歯がゆいことこの上ないのですが、これだけ核心に迫っているのだからそろそろいいことありそうな予感も致します。大体、京都競馬場の改修で来年からしばらくこの手法は使えませんからねえ、なんとかしたいものです。

総体的には穏当な菊花賞の過去10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191020 ワールドプレミア 武豊

18

5

3

()友道康夫

3060

-0.0

 06-08-06

35.8

484

+12

650

4680

7640

3070

23510

191020 サトノルークス 福永祐一

18

14

8

()池江泰寿

3060

0.0

 11-12-07

35.7

470

+8

(24.7)

4680

7640

3070

23510

191020 ヴェロックス 川田将雅

18

13

1

()中内田充

3062

0.2

 04-04-04

36.2

490

0

(2.2)

   

3070

23510

181021 フィエールマン ルメール

18

12

7

()手塚貴久

3061

-0.0

 07-05-06

33.9

480

+4

1450

2380

6010

16710

100590

181021 エタリオウ M.デム

18

9

2

*()友道康夫

3061

0.0

 09-08-06

33.9

472

+4

(3.6)

2380

6010

16710

100590

181021 ユーキャンスマイル 武豊

18

7

10

*()友道康夫

3063

0.2

 09-10-10

33.9

488

-2

(31.7)

   

16710

100590

171022 キセキ M.デム

18

13

1

()角居勝彦

3189

-0.3

 14-12-07

39.6

488

+2

450

10660

15890

136350

559700

171022 クリンチャー 藤岡佑介

18

4

10

()宮本博

3192

0.3

 11-07-02

40.2

482

-8

(30.9)

10660

15890

136350

559700

171022 ポポカテペトル 和田竜二

18

14

13

*()友道康夫

3192

0.3

 07-07-03

40.1

478

-4

(44.2)

   

136350

559700

161023 サトノダイヤモンド ルメール

18

3

1

()池江泰寿

3033

-0.4

 08-09-05

34.1

498

-2

230

3510

4720

17550

69380

161023 レインボーライン 福永祐一

18

11

9

()浅見秀一

3037

0.4

 14-16-12

34.2

444

+2

(24.9)

3510

4720

17550

69380

161023 エアスピネル 武豊

18

13

6

*()笹田和秀

3037

0.4

 03-05-05

34.6

478

+2

(20.5)

   

17550

69380

151025 キタサンブラック 北村宏司

18

4

5

()清水久詞

3039

-0.0

 05-10-08

35.0

530

-2

1340

3870

9960

4640

38880

151025 リアルスティール 福永祐一

18

11

2

()矢作芳人

3039

0.0

 08-07-07

35.1

500

-4

(4.3)

3870

9960

4640

38880

151025 リアファル ルメール

18

17

1

()音無秀孝

3040

0.1

 02-04-03

35.3

506

0

(3.1)

   

4640

38880

141026 トーホウジャッカル 酒井学

18

2

3

*()谷潔

3010

-0.1

 05-05-02

34.5

484

0

690

2640

4470

13340

59220

141026 サウンズオブアース 蛯名正義

18

4

4

()藤岡健一

3011

0.1

 10-08-04

34.4

496

+8

(8.6)

2640

4470

13340

59220

141026 ゴールドアクター 吉田隼人

18

10

7

()中川公成

3017

0.7

 05-07-06

35.0

476

-2

(19.6)

   

13340

59220

131020 エピファネイア 福永祐一

18

3

1

*()角居勝彦

3052

-0.8

 03-02-02

35.9

486

+6

160

950

1170

3910

11750

131020 サトノノブレス 岩田康誠

18

14

5

()池江泰寿

3060

0.8

 07-06-04

36.2

494

+6

(19.5)

950

1170

3910

11750

131020 $バンデ 松田大作

18

10

3

()矢作芳人

3060

0.8

 01-01-01

36.9

490

+2

(11.5)

   

3910

11750

121021 ゴールドシップ 内田博幸

18

1

1

()須貝尚介

3029

-0.3

 17-04-02

35.9

500

+2

140

960

1140

4830

12450

121021 スカイディグニティ メンディ

18

16

5

()友道康夫

3032

0.3

 12-07-04

36.1

486

+2

(22.3)

960

1140

4830

12450

121021 ユウキソルジャー 秋山真一

18

15

7

()服部利之

3035

0.6

 12-12-10

36.0

436

0

(24.6)

   

4830

12450

111023 オルフェーヴル 池添謙一

18

14

1

()池江泰寿

3028

-0.4

 10-06-03

34.6

466

+6

140

330

400

1050

2190

111023 ウインバリアシオン 安藤勝己

18

13

2

()松永昌博

3032

0.4

 18-16-14

34.3

516

+2

(7.8)

330

400

1050

2190

111023 トーセンラー 蛯名正義

18

1

3

*()藤原英昭

3035

0.7

 12-08-06

35.2

436

+8

(12.2)

   

1050

2190

101024 ビッグウィーク 川田将雅

18

6

7

*()長浜博之

3061

-0.2

 03-02-02

34.4

450

+6

2320

2170

7440

46410

338840

101024 ローズキングダム 武豊

18

10

1

()橋口弘次

3063

0.2

 13-10-10

33.9

464

+2

(2.1)

2170

7440

46410

338840

101024 ビートブラック 幸英明

18

12

13

()中村均

3063

0.2

 04-03-03

34.4

510

0

(76.0)

   

46410

338840

集計期間:2010.10.24 2019.10.20

@1番人気は5−1−2−2と毎年18頭建てであることを考えれば素晴らしいの一言。ここまで素晴らしいと馬券対象外となった罰当たりの二頭は誰なんだというのが気になりますが、18年のブラストワンピースと、14年のワンアンドオンリーです。因みに単勝1倍台の圧倒的人気になった馬は全員きちんと勝っています。凄いですねえ。偉いですねえ。明日のコントレイルは相当期待できそうなんですが、かのオルフェですら1.4倍だった単勝配当が現時点で1.1倍と言うのはどうなんでしょう。明日はもう少しオッズは下がるとは思うんですが、お買い得感と言う意味でリスクは感じます。

A2番人気は0−3−0−7とかなり寒く、

B3番人気は2−0−2−6と2番人気よりはましですが、これも信頼度はさほど高くはない。

C二桁人気の超人気薄は30頭中4頭。しかも内二頭は超極悪不良馬場となった17年の2・着なんで、基本用なし認定が相当。

D関東馬は30頭中わずか2頭(18年1着フィエールマン、14年3着ゴールドアクター)と圧倒的な西高東低。

E外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗と思いのほか低調。

F枠順は外枠が良くない。特に大外は死兆星。

G脚質は好位差しがやたら決まっている印象。4コーナ通過時点で6〜10番手に位置している馬がやたら上位に来ています。なお、逃げ馬は死兆星で過去10年馬券に絡んだのは13年3着バンテのみ。今にしてみれば驚くべきことに、かのキタサンブラックも15年勝利したときは差し競馬でした。

H過去5年15頭の血統を見るとディープが6頭(内勝馬3)と圧倒的。この他ではステイゴールド2頭(いずれも2着)、キンカメ2頭(いずれも3着)が目を引く感じ。しかし、ディープ産駒の長距離はあまりピンとこない(天皇賞春でここまで活躍していない)んですが、これって菊花賞は結局長距離戦ではないということを示唆しているのかもしれません。

I過去5年15頭の前走キャリアを見ると、神戸新聞杯組が8頭(内勝馬3)と圧倒的。最近ではトライアルレースの重みがずいぶん変わってきている感じですが、この競走だけは従来の序列が有効な感じではあります。この他ではセントライト記念が3頭(内勝馬1)が目を引きます。

J特筆すべきは上記15頭中、非重賞組が2頭(17年18年の3着)いることで、これそろって新潟開催の阿賀野特別の勝ち馬。今年はこのレースからの出走はありませんが、ヒモ候補に限っては非重賞組も差別は厳禁です。


以上から、本命はコントレイル。すいません、逆らいたくても逆らえません。

(A1番人気の信頼度。

(B)1番人気にふさわしいこれまでの実績。

(C枠順良し。

(D脚質もまさに上記トレンド。

(Eディープ産駒。

(F神戸新聞杯の勝ち馬。(しかも馬なりで圧勝)

これだけそろうと、さすがにね。。。。よほどのアクシデントがなければ、今年は無敗三冠が牡牝そろって誕生と言うリマーカブルな一年になりそうです。

よって、先週に引き続き「相手探し」なレースとなる訳ですが、その相手がまた難しい。

*2番人気のヴェルトライゼンテ。

コントレイルを除けば出走メンバーで最も見れる成績ということで、押し出された感じの二番人気。ふつうはこういう馬は対抗にしたくはないのですが、神戸新聞杯組、枠順・脚質も上記トレンドに即した存在ということで、2・3着なら確かに有望です。よって不承不承ながらこれは〇認定。

*3番人気のパビット。

春のクラシック不参加ながら現在4連勝中で内二つが重賞というのぼり馬。ノンキャリアの星みたいな存在です。ナカヤマフェスタというマイナー血統で、セリの時に買い手がなく生産者買取になるという落涙頬をつたうを禁じ得ない経歴の果てに付いた価格が500万円。まさにディープ産駒のエリート・コントレイルと対極的な存在で、こういう馬がコントレイルに勝ったら愉快この上なく、またコントレイルに勝つ可能性がある馬がいるとしたら彼しかいない気もするんですが、小回りを逃げて勝ち続けたというこの経歴は菊花賞的にはどうなんでしょう。トレンドに反する馬に敢えて肩入れして末期悲惨な結末となった先週のマルターズディオサの反省もあり、ここは泣いて評価を落とします。(あと蛇足を承知で言うと、この馬推しの小幡先生が「欲をかいた連中が配当目当てにいろんな馬を買うからコントレイル・パビットの馬単配当が跳ね上がって嬉しい」なんて傲慢な物言いをしていることへのアンチテーゼというのをやってみたかったというのもあります)

*というわけで▲はディープボンドだああああ!

神戸新聞杯4着でヴェルトライゼンテとの着差は0.2秒。父キズナはディープの係累ですし、京都適性の高さから言ってもこれは有力。押し出された人気になっているヴェルトライゼンテと差のない競馬を続けていることから言うとお買い得感ではメンバー中随一ではないでしょうか。先行馬というのはこのレースのトレンドに反していますが、神戸新聞杯もダービーも先行して上位に残っているしぶとさは長距離でこそ生きてくるはず。当日はもう少し位置取りを下げてくれれば2・3着は十分ありうるし、コントレイルを負かしに行く責任があるヴェルトライゼンテと違い、2・3着でも十分と言うモチベーションの低さもこの場合は好ましい。ただ、気になるのが日経新聞・野元賢一さんの論説で、この馬コントレイルと馬主が一緒で、当日パビットをつぶすためにせりかけていく可能性があるのだとか。や、ヤメロオオオ!

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単26点。その他は2000m超の距離に実績のある馬を中心に選びました。さすがにコントレイル1着固定だと大万馬券はありませんが、それでも条件戦組中心に選んだ「注」の馬が馬券に絡めば結構愉快な配当となります。


上海馬券王 in福岡 六本松





○今日の結果

<菊花賞> @コントレイル、Aアリストテレス、Bサトノフラッグ




○かんべえのつぶやき

――本日は予定通り、「無敗の三冠牡馬」を見ることができました。ルメール騎乗のアリストテレスがゴール前でいったんは並びかけたのですが、コントレイルはハナ差で抜かせませんでした。お見事。そして鞍上の福永騎手、おめでとうございます。三冠牡馬は史上8頭目、無敗の三冠馬は史上3頭目、親子の三冠馬はもちろん初めてです。


――こうなると無敗の三冠牝馬、デアリングタクトといつ合いまみえるのか。大いに気になるところです。2頭が競ったら、かならずどちらかは「無敗」ではなくなる。そんなに遠い話ではないでしょう。

――今日の実況放送はラジオ日経の小塚アナでした。かのディープインパクトが三冠馬となった年は、中野雷太アナがクラシックレースを初めて担当したときだったとか。中野アナは今日は新潟の実況に回っていましたね。小塚アナはクラシックを担当するのは今年が初めて。うれしい三冠馬誕生の実況だったことでしょう。お疲れ様です。

――さて、来週は秋の天皇賞。これまたアーモンドアイにクロノジェネシスにフィエールマンという強い馬てんこ盛りの好レース。迷い甲斐がありますぞ。馬券王先生におかれましては、ようやくグリーンチャンネルも見られるようになった福岡の新居から、分析をお寄せください。よろしくお願いします。





10月18日(日) 秋華賞


えー、と言う訳で、転職し、現在九州は福岡にいるのであります。恥ずかしながら齢60を過ぎるまで九州と言うのは全く来たことがなく、言ってみれば未体験ゾーンなわけであります。

いやあ、福岡と言うのは「大」がつく都会なんですなあ。札幌・仙台・名古屋という地方大都市と比較しても、ここはぶっちぎりの大都会です。地元の方には失礼ながら驚きました。交通・流通に強固なインフラがあり、経済力かなり高いです。何より非常に高度な食文化がありまして、どこに行っても個人営業の料理屋が林立しており、これがどこも安くて非常においしい。こんなに多くの料理屋が共倒れもせずに成立してるなんて、こちらの人は外食ばかりしてるということなんでしょうか。こんなに巨大な外食産業が成立しているとコロナインパクトが強烈なはずなんですが、見ればどのお店もお客さんでにぎわってまして、ちょっと見、そんなものは感じ取れません。いや、まことに結構なことであります。

ただねえ、こちらでは東スポ(正確には九州スポーツ、略して九スポなんですが)が夕刊紙ではなく朝刊紙なんですな。ここらへん中京スポーツが半日遅れでなきゃ買えない富山と全く変わらないわけで、こういうところに「地方色」と言うのを感じるのですが、これでは前日の競馬検討に多大な支障が出てしまうではないか。本当に困ったものです。海外時代は新聞なしでJAR−VANのデジタルデータのみの予想と言うのをしていたんですが、やはり新聞があると穴馬の取捨選択に便利ですからねえ。

と、色々と書きたいことは山ほどあるんですが、引っ越し疲れが甚大なんで今日はこの辺で。いやあタイから送られてきた荷物を整理した上、必要な日用品を調達するのに一日中歩き回るというハードな時間を過ごし足が痛くてしょうがないんですわ。かんべえさんは腰が痛いと言ってますが、お互い年ですなあ。

20201018() 4回京都4日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 25回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 2000m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ミヤマザクラ 3 *福永祐一

55

22.3

()藤原英昭

1

2

リアアメリア 3 川田将雅

55

9.0

()中内田充

2

3

マルターズディオサ 3 田辺裕信

55

25.5

()手塚貴久

2

4

 

ホウオウピースフル 3 池添謙一

55

87.3

()大竹正博

3

5

ウインマイティー 3 和田竜二

55

19.5

()五十嵐忠

3

6

 

ダンツエリーゼ 3 *太宰啓介

55

235.1

()本田優

4

7

 

ムジカ 3 秋山真一

55

81.7

()鈴木孝志

4

8

ソフトフルート 3 *藤岡康太

55

70.2

()松田国英

5

9

 

サンクテュエール 3 ルメール

55

50.3

()藤沢和雄

5

10

クラヴァシュドール 3 M.デム

55

37.6

()中内田充

6

11

 

フィオリキアリ 3 北村友一

55

184.8

()清水久詞

6

12

マジックキャッスル 3 *大野拓弥

55

64.7

()国枝栄

7

13

デアリングタクト 3 松山弘平

55

1.2

()杉山晴紀

7

14

 

オーマイダーリン 3 *幸英明

55

113.9

()河内洋

7

15

 

ミスニューヨーク 3 *長岡禎仁

55

173.9

()杉山晴紀

8

16

パラスアテナ 3 *坂井瑠星

55

72.0

()高柳瑞樹

8

17

ウインマリリン 3 *横山武史

55

16.7

()手塚貴久

8

18

 

アブレイズ 3 藤井勘一

55

192.0

()池江泰寿


というわけで、秋のクラシック第一弾、牝馬18頭によって争われる秋華賞なわけです。誰もが言う通り、「無敗の三冠牝馬」が誕生するかというのが最大の関心事ですが、問題は土曜降り続いた雨の影響がどうなるかということで。。。明日の京都は晴れるみたいなんで、下記は稍重前提の予想ではあるんですが、どうなんでしょうね。

まずは恒例10年トレンドを見てみましょう。京都競馬場の改修でこの競走、来年から当分コース代わりになる訳で、今年が10年トレンドを使える事実上のラストチャンス。頑張っていきたいと思います。

大波乱がない割には難しい秋華賞この10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

賞金

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

191013 クロノジェネシス 北村友一

18

5

4

10000

()斉藤崇史

1599

-0.3

 07-05-05

36.1

452

+20

690

2180

4950

15170

70970

191013 カレンブーケドール 津村明秀

18

8

2

4000

()国枝栄

2002

0.3

 08-08-07

36.2

464

0

(5.6)

2180

4950

15170

70970

191013 シゲルピンクダイヤ 和田竜二

18

14

10

2500

()渡辺薫彦

2004

0.5

 14-14-11

35.6

464

+4

(27.0)

   

15170

70970

181014 アーモンドアイ ルメール

18

11

1

10000

()国枝栄

1585

-0.2

 11-11-12

33.6

480

+14

130

880

1000

2360

5600

181014 ミッキーチャーム 川田将雅

18

13

5

4000

*()中内田充

1587

0.2

 01-01-01

35.4

452

+2

(15.6)

880

1000

2360

5600

181014 カンタービレ 武豊

18

2

3

2500

*()中竹和也

1589

0.4

 12-13-12

33.9

434

0

(14.0)

   

2360

5600

171015 ディアドラ ルメール

18

14

3

9200

()橋田満

2002

-0.2

 15-13-09

35.7

490

+12

630

1510

2900

3180

14760

171015 リスグラシュー 武豊

18

7

4

3700

()矢作芳人

2004

0.2

 11-09-06

36.2

438

+2

(7.0)

1510

2900

3180

14760

171015 モズカッチャン M.デム

18

4

5

2300

*()鮫島一歩

2004

0.2

 05-04-02

36.6

478

-4

(8.6)

   

3180

14760

161016 ヴィブロス 福永祐一

18

7

3

9200

()友道康夫

1586

-0.1

 09-08-08

33.4

414

0

630

3550

6170

20940

95520

161016 パールコード 川田将雅

18

3

4

3700

()中内田充

1587

0.1

 05-07-06

33.8

508

-10

(13.7)

3550

6170

20940

95520

161016 カイザーバル 四位洋文

18

15

8

2300

()角居勝彦

1588

0.2

 05-05-05

34.1

470

0

(21.2)

   

20940

95520

151018 ミッキークイーン 浜中俊

18

18

1

8900

()池江泰寿

1569

-0.0

 08-08-06

34.6

434

-4

300

2790

4100

22790

85610

151018 クイーンズリング M.デム

18

9

5

3600

()吉村圭司

1569

0.0

 13-14-14

34.1

458

+8

(14.9)

2790

4100

22790

85610

151018 マキシマムドパリ 幸英明

18

6

8

2200

()松元茂樹

1571

0.2

 06-05-03

35.0

460

-6

(30.7)

   

22790

85610

141019 ショウナンパンドラ 浜中俊

18

6

3

8900

*()高野友和

1570

-0.0

 09-09-05

34.3

440

0

1010

630

2050

1940

12790

141019 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

4

1

3600

()斎藤誠

1570

0.0

 11-11-10

34.0

448

+10

(1.5)

630

2050

1940

12790

141019 タガノエトワール 小牧太

18

12

4

2200

*()松田博資

1572

0.2

 10-10-08

34.4

442

+2

(17.9)

   

1940

12790

131013 メイショウマンボ 武幸四郎

18

16

3

8900

()飯田明弘

1586

-0.2

 11-08-08

34.2

488

+2

520

950

2250

50030

233560

131013 スマートレイアー 武豊

18

1

2

3600

()大久保龍

1588

0.2

 17-16-14

34.0

466

+4

(3.5)

950

2250

50030

233560

131013 リラコサージュ 池添謙一

18

13

15

2200

*()藤原英昭

1588

0.2

 10-11-11

34.1

414

-12

(131.6)

   

50030

233560

121014 ジェンティルドンナ 岩田康誠

18

14

1

8900

()石坂正

2004

-0.0

 09-09-09

33.1

474

+2

130

250

300

1990

3660

121014 ヴィルシーナ 内田博幸

18

1

2

3600

()友道康夫

2004

0.0

 01-02-02

33.9

450

0

(6.1)

250

300

1990

3660

121014 アロマティコ 佐藤哲三

18

2

6

2200

()佐々木晶

2006

0.2

 11-11-11

33.1

458

0

(37.7)

   

1990

3660

111016 アヴェンチュラ 岩田康誠

18

4

2

8900

*()角居勝彦

1582

-0.2

 03-03-02

34.9

482

-4

310

3100

4250

1720

12680

111016 キョウワジャンヌ 飯田祐史

18

1

7

3600

()飯田明弘

1584

0.2

 06-05-03

34.8

468

-2

(22.2)

3100

4250

1720

12680

111016 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

12

1

2200

()田中清隆

1586

0.4

 06-08-05

34.7

460

+2

(2.2)

   

1720

12680

101017 アパパネ 蛯名正義

18

15

1

8900

()国枝栄

1584

-0.1

 12-08-08

34.1

490

-4

230

1420

1990

3250

12550

101017 アニメイトバイオ 後藤浩輝

18

10

6

3600

()牧光二

1585

0.1

 10-12-12

34.0

458

-6

(13.3)

1420

1990

3250

12550

101017 アプリコットフィズ 武豊

18

4

2

2200

()小島太

1586

0.2

 04-05-04

34.4

428

-4

(7.1)

   

3250

12550

集計期間:2010.10.17 2019.10.13

@1番人気は4−1−1−4とまずは立派な成績。これをみると1着固定の馬券を買いたくなります。

A2番人気は1−3−1−5とこれも責任を果たしている。但し、勝ち切れておらず馬連・もしくは三連複軸向け。かんべえ先生は2番人気リアアメリアを単勝で買うと宣言しておられますが、先生、複勝にした方が良いのではないでしょうか。

B3番人気は4−0−1−5とこれも見事。お買い得感で言えば1番人気を凌ぎます。単で買うならむしろこちらか。

C二桁人気の超人気薄は過去10年で2頭しか来ておらず、しかもいずれも3着と基本軸では用なし。

D勝ち馬は上位人気に限定され、大穴の台頭もないというのに、3連単配当は殆どが万馬券と、見かけによらず当てるのが難しいレース。

E外国人ジョッキーは30頭中4頭に騎乗で、過大視は禁物。

F関東馬は30頭中7頭と見かけは健闘の部類であるが、これは関東馬のワンツースリーで決まった10年前の結果を含んでのもので、近年は関西馬が圧倒的。関東馬で目を引くのは7頭中3頭を輩出した国枝厩舎。今年は人気薄マジックキャッスルが出走でこれは要注意か。

G脚質は直線短い京都内回りのパブリックイメージに反し、差し、追い込みが大優勢。馬場が渋りそうな明日はさすがに先行馬有利かと思いきや、重馬場開催となった17年の決着が「追込祭り絶賛開催中」の様相を呈しており、うーん、やはり先行馬は買いずらい感じ。因みに逃げて馬券に絡んだのは18年ミッキーチャームと12年ヴィルシーナのみ(いずれも2着)。

H枠順はこれも京都2000mのパブリックイメージに反し、3枠から7枠が良い。大外8枠はさすがに苦しいが、内枠が特に近年かなり不調です。

I過去5年15頭の血統を見るとさすが「京都のディープ」と言うことで、ディープインパクト産駒が5頭(内勝馬2)と圧倒的で他は見事にバラバラ。但し、ディープ産駒はこの3年は勝ってはおらず、潮目が変わった可能性に注意必要。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると、ローズS組が7頭とほぼ半数を占める優秀さ。但し、7頭も馬券に絡みながら勝ったのは5年前のミッキークイーンのみで、これは完全なひも要員認定が相当。そもそもですなあ、トライアルとして最も価値のあるレースと位置付けられていたローズSなんですが、近年調教技術の進化で馬のローテに革命が起きており、このレースをしかとする有力馬が続出、凋落が著しいことこの上ありません。一体なんですか今年のローズSのしょぼいメンバーは!あんなもん、私のイメージするローズSじゃありません。あれでは「ローズ特別」です。

KローズS組に頭数では劣りますが、より質の高いのがオークスからの直行組(2頭でいずれも勝ち馬)、上記ローテ革命の結果近年はこのパターンが多いです。そして、そしてさらに凄いのは紫苑S組で京都と真逆な特性の中山開催なのに1着2頭、2着2頭の計4頭が馬券に絡んでいる。軸にするならこのいずれかですな。

L特筆すべきは15頭中、非重賞の特別戦から馬券に絡んだ成り上がりが2頭いること(15年マキシマムドパリと18年ミッキーチャーム)。高配当をもたらすのはこういうタイプの馬なんで、格下出身者というだけで差別はダメ、絶対。

と言う訳で、本命は「凡庸!」とかんべえ師匠に罵られそうなんですが、やはり1番人気デアリングタクト。うーん、18頭も出ているのに単勝1.1倍とは確かに随分見込まれすぎで、かんべえ師匠同様逆らいたくなったのですが、やはり上記トレンドを見ると逆らえませんなあ。

(A圧倒的1番人気の信頼性。

(B脚質・枠順もトレンドに即している。

(Cぶっつけ本番のローテも近年トレンドから言えば〇。

(D秋以降台頭した馬にたいしたのがおらず、春先の実績が大きくものをいう感じ。

(E重開催の桜花賞を圧勝したことから雨の影響は心配ない(と思う)。

(F連勝街道を共に歩んできた松山との相性も心強い。

まぁ、距離不向きと思ったオークスを勝ち切ったことから考えると、明日の舞台ははるかに難度が下がっており、超人気でもこれはしょうがないです。

と言う訳で、「相手探し」認定が相当なこのレース、単勝1.1倍の馬から入るわけだけに、対抗の選択が非常に重要です。


結論:マルターズディオサ。(オデッサじゃないぞ!)

単勝25.5倍の6番人気。ずいぶんな低評価ですが桜花賞・オークスという春のG1で惨敗しているのが印象を悪くしているんでしょうな。しかし、下記の買い要因はあるのです。

Aなんと言ってもこのレースと相性の良い紫苑Sの覇者。

(B春のG1の惨敗は体調不良が原因。本当は出走させるべきじゃなかったけど、権威のあるトライアル・チューリップ賞を勝った手前出ざるを得なかった。今回は体勢を立て直し、紫苑Sを快勝、ローテとしても申し分なく、調教見る限り体調更に上向き完全復活の気配。

(Cなんだかんだ言って、2歳からこれまでの実績を見るとデアリングタクトを除けば彼女がナンバーワン。上述の通り夏以降著しい進展を見せた馬はせいぜいがリアアメリア程度なんで、春以前の実績がものをいうと思う。

(D内枠引いた先行馬と言うことで、上記トレンドには反しているけど、好調な時の粘り強さには瞠目すべきものがあり、今の体調からすると、それが期待できる。

(E騎手田辺は京都2000mの複勝率40%と関東ジョッキーとしては断トツ。

(Fこれだけいい所のある馬なのに人気がなさすぎで、高配当が期待できる。


どうです、それなりに理屈は通ってるでしょ?今回のメンバーはデアリングタクトを除けば能力差がそれほど大きくないので、相手を選ぶなら不当に低人気していると思う馬から選ぶべきなのです。

馬券は◎→〇←→その他の3連単16点。 (実際にはデアリングタクトに不利があった時を夢見て〇→◎→その他の8点を少額追加するつもり)

その他としては紫苑S組、ローズS組(ひもとしては軽視禁物)、ディープ産駒を中心に選びました。

シャレで買う8点を追加してもガミなど全くなく、殆どが万馬券。まぁ、「デアリングタクトを見るレース」だけじゃつまらないので、マルターズディオサ(オデッサじゃないぞ!)にも注目しましょう。



歩きすぎで足が痛い 上海馬券王 in 博多




○今日の結果

<秋華賞> @デアリングタクト、Aマジックキャッスル、Bソフトフルート




○かんべえのつぶやき

――「無敗の三冠牝馬」というものが実現してしまいました。いやあ、デアリングタクトは強かった。不肖かんべえが
こんなところで推奨して、2000円だけ単勝を買ったリアアメリアなんて、モノが違いましたな。天邪鬼はそれにふさわしい報いを受けました。

――2着にはマジックキャッスル、3着にソフトフルート、4着にパラスアテナ、そして5着はミスニューヨーク。それぞれ10番人気、9番人気、12番人気、16番人気です。この辺の波乱もたいしたものでした。そのわりには3連単が4万4110円とは、皆さんが競って3連単を買っていたということでありましょう。

――本日の京都競馬場には800人の観客が入っていました。拍手で迎えられた松山騎手、うれしそうでした。やはりこうでなくては。松山騎手、勝利インタビューはとっても控えめだなあ、と思ったら、その後の12R平城京Sで年間100勝を達成して終えました。お見事です。

――ずっと腰痛の原因になっていた長めの原稿が、今日の午前中でやっと仕上がったので、午後は遠慮なく競馬に没頭しました。こういうときは勝てないものですなあ。まあ、いいんですけどね。

――タイから戻って福岡の人になった馬券王先生、競馬環境はまだ完ぺきというわけにはいかないようですが、おいおい定年や福岡に関するお話も伺いたいところです。引き続きご健筆に期待申し上げます。






10月4日(日) スプリンターズ・ステークス



えー、お久しぶりです。

早いものでもう秋のG1シーズンと相成りました。これから年末までよろしくお願いいたします。

とは言えですね、最近、私、「定年退職に伴う転職」と言うのをやっておりまして、身辺が異常にバタバタしておるのであります。ここら辺の経緯を話すと非常に長くなりますし、長く語ったところで関係のない人には全然つまらない話になるということで、ああ、困ったもんです。

まぁ、新しい環境に身を置くのは来週以降と言うことで、落ち着いたらぼつぼつ語ることになるかもしれませんが、取り敢えず今週は競馬に専念しましょう。

と言う訳で、まずは第一弾のスプリンターズS、是非これを当てて新たな人生に弾みをつけたいものです。頑張ります。


202010 4() 4回中山9日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 54回スプリンターズS
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ダイメイプリンセス 7 秋山真一

55

153.5

()森田直行

1

2

$モズスーパーフレア 5 松若風馬

55

3.9

()音無秀孝

2

3

ダノンスマッシュ 5 *川田将雅

57

5.2

()安田隆行

B2

4

 

キングハート 7 *北村宏司

57

231.9

()星野忍

3

5

 

メイショウグロッケ 6 浜中俊

55

85.1

()荒川義之

3

6

*ライトオンキュー 5 古川吉洋

57

17.0

()昆貢

4

7

$ミスターメロディ 5 *福永祐一

57

21.3

()藤原英昭

4

8

ダイメイフジ 6 菱田裕二

57

109.6

()森田直行

5

9

ダイアトニック 5 *横山典弘

57

12.1

()安田隆行

5

10

グランアレグリア 4 *ルメール

55

2.4

()藤沢和雄

B6

11

 

ラブカンプー 5 斎藤新

55

108.5

()森田直行

6

12

 

ビアンフェ 3 藤岡佑介

55

48.2

()中竹和也

B7

13

レッドアンシェル 6 *M.デム

57

14.6

()庄野靖志

7

14

エイティーンガール 4 *池添謙一

55

29.7

()飯田祐史

8

15

 

クリノガウディー 4 *三浦皇成

57

33.3

()藤沢則雄

8

16

 

アウィルアウェイ 4 *松山弘平

55

44.7

()高野友和



フルゲート16頭による電撃のスプリント戦。今年のマイル・スプリント路線で優秀な成績を上げた馬が多数参戦と結構見ごたえのある一戦となりました。いつもは凱旋門賞の前座レースみたいな位置づけで、興味があまりわかないのですが、今年はちょっと違いますね、これ。

例によって過去10年のトレンドを見ていきましょう。いや、実は、この「10年トレンド」、最近は受難の気配が濃厚で、クラシック戦線を筆頭に芝の中距離路線は、馬のローテーションがずいぶん変わってきてまして、使うには工夫が必要なケースが増えてきている上、今後はコロナとか京都競馬場の改修とかの影響でコース自体が変更になるケースが予想されるわけで、悩ましいことこの上ないのですが、少なくとも本レースはそういう影響は皆無なんで、かなり有益な示唆が得られるのではなかろうかと。


ひも荒れ注意報発令中。スプリンターSの過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190929 タワーオブロンドン 4 ルメール

16

8

2

()藤沢和雄

1071

-0.1

   11-08

33.5

514

-2

290

1260

2040

1070

6080

190929 $モズスーパーフレア 4 松若風馬

16

7

3

()音無秀孝

1072

0.1

   01-01

34.4

502

-4

(6.2)

1260

2040

1070

6080

190929 ダノンスマッシュ 4 川田将雅

16

2

1

()安田隆行

1072

0.1

   07-08

33.7

470

-8

(2.8)

   

1070

6080

180930 ファインニードル 5 川田将雅

16

8

1

()高橋義忠

1083

-0.0

   06-08

34.5

470

0

280

4140

5260

65370

209620

180930 ラブカンプー 3 和田竜二

16

9

11

*()森田直行

1083

0.0

   02-02

35.1

436

+2

(31.7)

4140

5260

65370

209620

180930 ラインスピリット 7 武豊

16

1

13

()松永昌博

1084

0.1

   03-04

35.0

444

+2

(63.7)

   

65370

209620

171001 レッドファルクス 6 M.デム

16

8

1

()尾関知人

1076

-0.0

   11-10

33.0

474

0

320

1760

2890

7650

31850

171001 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

16

2

5

()梅田智之

1076

0.0

   09-07

33.1

496

0

(10.8)

1760

2890

7650

31850

171001 ワンスインナムーン 4 石橋脩

16

6

7

()斎藤誠

1077

0.1

   01-01

33.8

452

0

(16.0)

   

7650

31850

161002 レッドファルクス 5 M.デム

16

13

3

*()尾関知人

1076

-0.0

   09-07

33.5

472

+6

920

4490

8240

42230

180060

161002 ミッキーアイル 5 松山弘平

16

15

2

()音無秀孝

1076

0.0

   01-01

34.2

486

-4

(8.2)

4490

8240

42230

180060

161002 ソルヴェイグ 3 田辺裕信

16

4

9

()鮫島一歩

1076

0.0

   02-04

34.0

460

-10

(27.1)

   

42230

180060

151004 ストレイトガール 6 戸崎圭太

16

2

1

*()藤原英昭

1081

-0.1

   08-09

33.1

462

0

440

5550

9090

23020

106170

151004 サクラゴスペル 7 横山典弘

16

4

11

()尾関知人

1082

0.1

   05-06

33.4

482

-10

(28.8)

5550

9090

23020

106170

151004 ウキヨノカゼ 5 四位洋文

16

6

9

()菊沢隆徳

1083

0.2

   13-12

32.8

478

-6

(19.6)

   

23020

106170

141005 スノードラゴン 6 大野拓弥

18

18

13

()高木登

1088

-0.1

   11-10

33.9

512

-2

4650

7360

26040

19580

190930

141005 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

9

2

()藤原英昭

1089

0.1

   09-10

34.2

466

+10

(3.6)

7360

26040

19580

190930

141005 レッドオーヴァル 4 田辺裕信

18

13

5

*()安田隆行

1089

0.1

   05-05

34.5

442

0

(13.8)

   

19580

190930

130929 ロードカナロア 5 岩田康誠

16

10

1

()安田隆行

1072

-0.1

   07-05

33.8

494

-6

130

400

530

13070

28020

130929 ハクサンムーン 4 酒井学

16

7

2

*()西園正都

1073

0.1

   01-01

34.4

480

0

(6.8)

400

530

13070

28020

130929 マヤノリュウジン 6 池添謙一

16

5

15

()庄野靖志

1073

0.1

   05-05

34.0

528

-14

(159.8)

   

13070

28020

120930 ロードカナロア 4 岩田康誠

16

16

2

*()安田隆行

1067

-0.1

   08-09

33.4

494

-6

440

510

1170

4300

17540

120930 カレンチャン 5 池添謙一

16

14

1

*()安田隆行

1068

0.1

   05-05

33.7

492

-12

(2.5)

510

1170

4300

17540

120930 ドリームバレンチノ 5 松山弘平

16

3

9

()加用正

1069

0.2

   08-09

33.5

484

-2

(29.4)

   

4300

17540

111002 カレンチャン 4 池添謙一

16

10

3

*()安田隆行

1074

-0.3

   06-06

33.8

486

0

1120

13030

30430

25610

212610

111002 パドトロワ 4 安藤勝己

16

3

9

()鮫島一歩

1077

0.3

   02-01

34.6

518

-10

(49.4)

13030

30430

25610

212610

111002 エーシンヴァーゴウ 4 福永祐一

16

14

7

()小崎憲

1077

0.3

   04-03

34.3

462

-2

(21.0)

   

25610

212610

101003 $ウルトラファンタジ 8 ライ

16

7

10

[]イウ

1074

-0.0

   02-01

34.1

540

-4

2930

9900

22400

50860

358410

101003 $キンシャサノキセキ 7 四位洋文

16

14

3

()堀宣行

1076

0.2

   09-06

33.9

500

-4

(5.6)

9900

22400

50860

358410

101003 サンカルロ 4 吉田豊

16

3

7

()大久保洋

1077

0.3

   15-12

33.6

490

0

(15.9)

   

50860

358410

集計期間:2010.10. 3 2019. 9.29 14年は新潟開催



@1番人気は4−1−1−4、2番人気は2−3−0−5、3番人気は2−2−0−6と皆十分に責任を果たしている。

A但し不思議なことに3着には上位人気がほとんどなく、ここは穴馬の指定席的状況。

B二桁人気の超人気薄は過去6頭と二年に一度以上の頻度で突っ込んできており、競馬新聞で誰も印を打たない馬にも一定の目配りは必要。

C上記を反映し、これだけ1・2着を人気馬が占めているのに3連単配当は過去10回中6回が6桁配当と大荒れの様相で、自然「欲」と言うのがわいてきます。

D牝馬天国。過去馬券に絡んだ30頭中、牝馬は12頭と大健闘。

E外国人ジョッキーは招待騎手を含めわずか4人で、過大視は禁物。

F関東馬は30頭中9頭と、相変わらず西高東低な状況。今年の関東馬は2頭の参戦で、内一頭は圧倒的一番人気のグランアレグリアですが、さて。

G枠順に大きな偏りがあるわけではないが、敢えて言えば中枠が有利。内枠は中山1200mのパブリックイメージに反し、意外と不振。外枠はありと言えばありだが、大外で勝ったのは新潟開催の14年と16年の「世界のロ〜ドカナロア!」のみ。

H脚質は勝ち馬に限って言えば、差し、追い込み大優勢。逃げ馬はせいぜい2着どまり。

Iリピーター傾向はあまりない。過去12年・13年連覇のロードカナロアとか16年・17年連覇のレッドファルクスとかいたんですが、近年は毎年上位メンバーが一新されている状況。

J年齢別に見ると、3歳馬2頭(内勝馬0)、4歳馬11頭(同3)、5歳馬9頭(同3)、6歳馬4頭(同3)、7歳超4頭(同1)と、4・5歳が優秀なのは他の芝のG1と同じなんですが、それでも秋のこの時期に6歳以上が健闘していることにも注意が必要か。しかも、しかもですよ、馬券に絡んだ6歳以上の馬の殆どが単勝二桁人気の超人気薄なんですな。これって結構示唆的なような。。。

K過去5年15頭の血統を見ると、大きな偏りはないけど、敢えて言えばスエプトオーバーボートが3頭(内勝馬2)、アドマイヤムーンが2頭(同1)と優秀。ただし両方とも今年は出走なし。この他では外国産馬が去年のワンツーであることから、こちらがねらい目かもしれません。因みにディープ産駒は16年2着のミッキーアイルのみ。

L過去5年15頭の前走キャリアを見ると、セントウルS組が4頭(内勝馬2)と優秀。この他ではキーンランドC組が3頭だけど、これはすべて3着どまり。安田記念からの直行組は2頭いて(内勝ち馬1)、これは直行組の絶対数自体が少ないことを考えるとかなり優秀なのかも。


以上から、、、、本命は一番人気グランアレグリアだああああああ!

いやあ、実は最初はこの馬を軸にする気はなかったんですよねえ。安田記念で日本の至宝アーモンドアイに圧勝したことから異常に人気しているし、スプリント路線はあまり経験ないし(いや確かに宮杯2着の実績はあるんだけど、あれってクリノガウディの斜行降着による繰上りじゃないですか)。それに何より、過去フューチュリティ、NHKマイルで圧倒的人気を裏切った過去(NHKマイルなんか降着のおまけつき)の印象が悪すぎで、ああいう精神に問題を抱えた存在は軸にしちゃいかんのではないかと、そう思ってたんですよ、私。

でもねえ、上記トレンドを見ると、これは否定できないのではないかと考えを改めた次第です。

@何より圧倒的な一番人気の信頼性。

Aこのレースのトレンドに即した切れる末脚。(安田記念で稍重馬場を33.7秒と言う、あのアーモンドアイをもしのぐ切れ味で圧勝)

B外差しがバンバン決まってる今の中山でいい枠を引いた。

C牝馬であることも、4歳と言う年齢も上記トレンドに即している。

Dこれまで苦楽を共にしてきた池添を降ろしたことは不安だが、その代替がルメールであれば、ああいう気難しい馬が相手でも乗りこなせそう。

どうです、これだけそろえば、さすがに逆らえないでしょう。まぁ、中山が初めてと言うことと、上述の通りスプリントで安田記念並みのパフォーマンスができるのかというのは不安ですが、それを言えば他の有力馬も突っ込みどころはありますからね。

対抗にはダノンスマッシュ、単穴にはモズスーパーフレアという去年の2・3着を指名。どちらも強いことには疑問がないのですが、ただ、前者はあまりに優秀な前哨戦の実績に反し本番のG1で不甲斐ない成績が続いていること、後者はこのレースに不向きな逃げ馬であることと逃げ馬のくせに内枠の実績が0−0−0−3と意外なほど不得手であることが不安材料。

と言う訳で4番手として☆ダイアトニックを指名。現在4番人気と前走どか負けした割には人気になってますが、重馬場で最内引いた前走を度外視すれば立派な成績の持ち主だし、宮杯ではグランアレグリアと頭差の3着ですから、内枠が仇になりそうな上記二頭よりは期待できるのかも。

馬券は、グランアレグリアから入るなら1着固定の3連単ですな。具体的には◎→〇▲☆←→その他の36点。

その他は中枠から外枠にいる末の確かな所を中心に選びました。え、「いくらなんでもダイメイフジはおふざけが過ぎる!」ですって?わははは。いやあ、彼には函館スプリントでダイアトニックともども大変お世話になった恩がございましてねえ。まぁ、正直私もないとは思うんですが、上述の通りこういう誰も来ないと思ってる高齢馬がしばしば穴をあけるのがこのレースでもあります。彼って馬券に絡むときは決まって超低人気、生まれついての穴野郎なんですわ。来ると愉快ですぞ。出でよ万券!!

(まぁ、良い子はマネしないでエイティーンガールあたりに留めておくのがよいのでしょうね)



人生リニューアル準備中 上海馬券王 in 東京





○今日の結果

<スプリンターズS> @グランアレグリア、Aダノンスマッシュ、Bアウィルアウェイ




○かんべえのつぶやき

――ものすごい爆発力でした。中山の最後の坂を駆け上がって、先行馬を蹴散らしたグランアレグリアが圧勝です。マイル戦の安田記念ではアーモンドアイを下し、スプリンターズSでも完勝するのですから、2階級制覇の途方もない強さでした。


――2着にはダノンスマッシュ。馬券王先生の予測の◎→〇決着です。ここだけ見ればお見事なんですが、3着には10番人気のアウィルアウェイが飛び込んでしまい、こっちは無印でした。「3着に意外な馬が飛び込んできて、3連複も3連単も万馬券」、といういかにもこのレースらしい決着でした。

――グランアレグリアはスペイン語で「大歓声」のことを言うのだそうです。本日も無観客競馬で、歓声は聞こえてきませんでしたが、来週からの東京競馬場では指定席のネット販売が始まります。大声で叫ぶことはなりませぬが、少しずつ出口は見えてきている。そう思いたいところです。

――ということで、秋のG1シリーズが始まりました。アーモンドアイやフィエールマン、コントレイルやデアリングタクトの強い走りを見たいものです。それから「できれば年の瀬の有馬記念はリアルで見たい!」ものですな。どうでしょう。できますかねえ?


――いつの間にか帰国していた馬券王先生、人生リニューアルの話もおいおい伺いたく存じます。皆さま、引き続き上海馬券王先生の予想にご期待ください。









2020年上半期のレース


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by Tatsuhiko Yoshizaki