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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2020年 上半期のレース考







6月28日(日) 宝塚記念


えー、まだ富山にいるわけなのであります。

7月の頭には復帰できるかと思ってたんですが、飛行機は未だに全便欠航だし、タイ政府が入国許可証をいつ出すかは全く不透明だしで、いつ戻れるか未だにめどが立たないのであります。さすがに鬱が募るのであります。まさかコンビニ袋に金を出さなきゃならない時期にまで日本に居座ることになるとは。

居座ってる間に、プロ野球が開幕しました。やはり中日は弱いです。いや、弱いって言うのは知ってたんですよ。でもね、開幕の時くらいは夢を見るじゃないですか、「展開向けば優勝もあり得るんじゃないか」って。でも、開幕早々そういう夢もぶち壊しです。相手より多くのヒットを放ちながらこれだけ負け星を積み重ねるというのもある意味凄いのですが、ささくれ立った今の気分としては慰めにもなりません。

と、言う訳で20年上半期最後の一戦である宝塚記念。従来なら「金さん」シリーズで締めくくるのですが、いまそういう自虐モードに走ると鬱の濁流に飲み込まれてしまいそうなので今回は淡々と上半期を振り返ってみたいと思います。

上海馬券王と振り返る20年上半期

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200607 安田記念G1 グランアレグリア 4 池添謙一

14

11

3

()藤沢和雄

1316

-0.4

   08-07

33.7

1200

650

2840

840

11240

200607 安田記念G1 アーモンドアイ 5 ルメール

14

5

1

()国枝栄

1320

0.4

   11-11

33.9

(1.3)

650

2840

840

11240

200607 安田記念G1 インディチャンプ 5 福永祐一

14

6

2

()音無秀孝

1321

0.5

   09-07

34.1

(7.0)

   

840

11240

200531 東京優駿G1 コントレイル 3 福永祐一

18

5

1

*()矢作芳人

2241

-0.5

 03-05-04

34.0

140

270

350

2480

5140

200531 東京優駿G1 サリオス 3 レーン

18

12

2

()堀宣行

2246

0.5

 10-10-11

34.1

(4.4)

270

350

2480

5140

200531 東京優駿G1 ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

18

6

 

10

*()池江泰寿

2249

0.8

 05-07-07

34.7

(66.4)

   

2480

5140

200524 優駿牝馬G1 デアリングタクト 3 松山弘平

18

4

1

()杉山晴紀

2244

-0.1

 12-12-13

33.1

160

1800

1950

15020

42410

200524 優駿牝馬G1 ウインマリリン 3 横山典弘

18

16

7

*()手塚貴久

2245

0.1

 02-02-04

34.0

(28.5)

1800

1950

15020

42410

200524 優駿牝馬G1 ウインマイティー 3 和田竜二

18

7

13

()五十嵐忠

2246

0.2

 05-05-04

34.1

(60.5)

   

15020

42410

200517 ヴィクトG1 アーモンドアイ 5 ルメール

18

12

1

()国枝栄

1306

-0.7

   04-04

32.9

140

750

950

2960

7340

200517 ヴィクトG1 サウンドキアラ 5 松山弘平

18

18

4

()安達昭夫

1313

0.7

   03-03

33.8

(12.9)

750

950

2960

7340

200517 ヴィクトG1 ノームコア 5 横山典弘

18

16

5

()萩原清

1313

0.7

   07-06

33.2

(17.4)

   

2960

7340

200510 NHKマG1 ラウダシオン 3 M.デム

18

11

 

9

()斉藤崇史

1325

-0.2

   02-02

34.4

2960

4200

11900

19620

152750

200510 NHKマG1 レシステンシア 3 ルメール

18

3

1

()松下武士

1327

0.2

   01-01

34.7

(3.0)

4200

11900

19620

152750

200510 NHKマG1 ギルデッドミラー 3 福永祐一

18

6

6

()松永幹夫

1328

0.3

   06-05

34.2

(19.0)

   

19620

152750

200503 天皇賞春G1 フィエールマン 5 ルメール

14

14

1

()手塚貴久

3165

-0.0

 08-07-07

34.6

200

5770

7410

13500

55200

200503 天皇賞春G1 スティッフェリオ 6 北村友一

14

6

 

11

*()音無秀孝

3165

0.0

 03-03-03

35.1

(64.2)

5770

7410

13500

55200

200503 天皇賞春G1 ミッキースワロー 6 横山典弘

14

5

4

()菊沢隆徳

3169

0.4

 10-05-04

35.3

(11.9)

   

13500

55200

200419 皐月賞G1 コントレイル 3 福永祐一

18

1

1

()矢作芳人

2007

-0.1

 12-12-07

34.9

270

660

1120

9150

26310

200419 皐月賞G1 サリオス 3 レーン

18

7

3

()堀宣行

2008

0.1

 05-06-04

35.4

(3.8)

660

1120

9150

26310

200419 皐月賞G1 ガロアクリーク 3 ヒューイ

18

16

8

()上原博之

2014

0.7

 11-10-09

35.7

(41.2)

   

9150

26310

200412 桜花賞G1 デアリングタクト 3 松山弘平

18

9

-

2

()杉山晴紀

1361

-0.2

   13-12

36.6

420

1110

1930

12590

47760

200412 桜花賞G1 レシステンシア 3 武豊

18

17

-

1

()松下武士

1363

0.2

   02-02

38.2

(3.7)

1110

1930

12590

47760

200412 桜花賞G1 スマイルカナ 3 柴田大知

18

3

-

9

()高橋祥泰

1366

0.5

   01-01

38.6

(35.5)

   

12590

47760

200405 大阪杯G1 ラッキーライラック 5 M.デム

12

5

2

()松永幹夫

1584

-0.0

 03-03-05

33.9

410

1110

1970

1350

7810

200405 大阪杯G1 クロノジェネシス 4 北村友一

12

12

4

()斉藤崇史

1584

0.0

 03-03-03

34.0

(5.2)

1110

1970

1350

7810

200405 大阪杯G1 ダノンキングリー 4 横山典弘

12

8

1

()萩原清

1585

0.1

 01-01-01

34.3

(3.8)

   

1350

7810

200329 高松宮記G1 $モズスーパーフレア 5 松若風馬

18

16

 

9

()音無秀孝

1087

0.0

   01-01

34.5

3230

9150

26540

22830

217720

200329 高松宮記G1 グランアレグリア 4 池添謙一

18

8

2

*()藤沢和雄

1087

0.0

   13-12

33.1

(4.1)

9150

26540

22830

217720

200329 高松宮記G1 ダイアトニック 5 北村友一

18

3

4

*()安田隆行

1087

0.0

   04-04

33.7

(9.2)

   

22830

217720

200223 フェブラG1 $モズアスコット 6 ルメール

16

12

1

()矢作芳人

1352

-0.4

   08-08

35.4

280

36230

46980

95310

464920

200223 フェブラG1 ケイティブレイブ 7 長岡禎仁

16

15

 

16

()杉山晴紀

1356

0.4

   09-09

35.6

(142.6)

36230

46980

95310

464920

200223 フェブラG1 サンライズノヴァ 6 松山弘平

16

9

3

()音無秀孝

1358

0.6

   12-13

35.3

(6.8)

   

95310

464920

集計期間:2020. 2.23 2020. 6. 7 的中は黒地白抜き表示


うううう、不戦敗の桜花賞を含め2勝9敗ですかあ。まぁ、桜花賞は馬券を買ってたとしても多分マルターズディオサあたりから流して爆死してたんだろうし、こうやって振り返るとますます鬱が募りますなあ。皐月賞の万馬券がなかったら首をつってたかもわかりません。

この半年を総括すると

@やはり4月以降無観客競馬になるというのが大事件なわけで、これがレース結果及びオッズ分布にどのような影響を与えたかはよく考える必要あり。下半期も無観客になる可能性は極めて高く、従来のアルゴリズムで馬券を買ってはいけないような気がどうしてもしますなあ。特に配当金額は着順・人気から従来イメージされるものと比較し、異常に高いと思われるもの、異常に安いと考えられるもの双方が交差しており、馬券購入者の階層が従来から著しく変質していることを示唆しています。

A外国人騎手がやはり強かった。ルメール・レーンは押さえなきゃならないのはわかってたけど、まさかデムーロがここまでやるとは。

B日本人騎手では松山が一流ジョッキーの仲間入り。今までは結構おいしい配当になってた騎手だけど、もう名前で買われるようになりましたな。嬉しいような悲しいような。

C牡馬牝馬両方に無敗二冠馬が誕生。現状の力関係を考えるとそろって無敗三冠となる可能性高し。特にコントレイルは落ち目になりかけてたディープの血統の最後にいきなり現れた超巨大矮星であり、今後が本当に楽しみです。

D日本の至宝アーモンドアイ八冠ならず。万全の自信をもって軸にした安田記念で完敗したのはショックでした。あれだけの馬でも、中二週のローテと稍重の馬場、おまけに出遅れと言う悪要因が重なると勝てないものなのか。(勝ったグランアレグリアが強かったというのはあるけど、あんな気難しくて不安定な馬は今後も軸にしたくはないんだよなあ。)明日の宝塚は同じロードカナロア産駒のサートゥルナーリアが一番人気ですが、重が濃厚な明日の馬場では安田記念みたいな光景が出現する可能性あると考えます。

まぁ、他にも「天皇賞春はやっぱり訳が分かんねえ」とか「NHKマイルはやっぱり参るわ」とか、色々愚痴まがいの反省も出てくるんですが、こう言った反省を何とか下半期につなげていきたいものです。

え、「下半期の前にまずは明日の宝塚につなげろ」ですって?うーん、やってみます。


2020 628() 3回阪神8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 61回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

トーセンカンビーナ 4 *浜中俊

58

52.2

()角居勝彦

1

2

 

ペルシアンナイト 6 *和田竜二

58

90.6

()池江泰寿

2

3

グローリーヴェイズ 5 *レーン

58

8.4

()尾関知人

2

4

 

アフリカンゴールド 5 *藤井勘一

58

235.7

()西園正都

3

5

サートゥルナーリア 4 ルメール

58

2.9

()角居勝彦

3

6

 

トーセンスーリヤ 5 横山和生

58

88.5

()小野次郎

4

7

ワグネリアン 5 福永祐一

58

15.7

()友道康夫

4

8

 

レッドジェニアル 4 酒井学

58

92.2

()高橋義忠

5

9

 

アドマイヤアルバ 5 *西村淳也

58

330.4

()須貝尚介

5

10

 

メイショウテンゲン 4 *松山弘平

58

141.2

()池添兼雄

6

11

ラッキーライラック 5 M.デム

56

4.9

()松永幹夫

6

12

 

モズベッロ 4 池添謙一

58

76.9

()森田直行

7

13

 

ダンビュライト 6 松若風馬

58

53.5

()音無秀孝

7

14

キセキ 6 武豊

58

14.8

()角居勝彦

7

15

 

スティッフェリオ 6 *幸英明

58

40.6

()音無秀孝

8

16

クロノジェネシス 4 北村友一

56

5.1

()斉藤崇史

8

17

 

カデナ 6 鮫島克駿

58

53.2

()中竹和也

8

18

ブラストワンピース 5 川田将雅

58

7.8

()大竹正博


上半期最後の一戦、宝塚。出走フルゲート18頭と言う近年あまりないくらいの多頭数なんですが、内G1馬が8頭と言うことで、「豪華メンバーによるドリームレース」という謳い文句でやたらマスコミとかは煽ってます。

うーん、でもねえ、上記メンバー、今のセリーグと同じで上位と下位の南北格差がやたら激しく、馬券の対象になるのはせいぜい8頭くらいじゃないかと。そしてですね、馬の力関係よりも心配なのは明日の馬場状態で、土曜は快晴・良馬場だった阪神も、夜から朝にかけ雨予想。日曜も午前が曇りだけど午後からまた降り始めるというのが現在の予報。どう考えても稍重以上は覚悟しなければならない状況で、これが最大のポイントと考えます。

そこらへん考察する前にまずは恒例の10年トレンドから。

配当はたまにドリームレース。宝塚記念の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190623 リスグラシュー 5 レーン

56

12

12

3

()矢作芳人

2108

-0.5

 02-02-02

35.2

460

+2

540

970

2210

2720

14560

190623 キセキ 5 川田将雅

58

12

1

1

()角居勝彦

2113

0.5

 01-01-01

35.8

506

-2

(3.6)

970

2210

2720

14560

190623 スワーヴリチャード 5 M.デム

58

12

11

6

()庄野靖志

2116

0.8

 04-03-03

35.7

524

 

(8.8)

   

2720

14560

180624 ミッキーロケット 5 和田竜二

58

16

4

7

*()音無秀孝

2116

-0.0

 05-03-02

35.8

476

-4

1310

9200

19630

93450

492560

180624 $ワーザー 7 ボウマン

58

16

13

10

[]ムーア

2116

0.0

 14-13-13

35.3

446

-27

(14.9)

9200

19630

93450

492560

180624 ノーブルマーズ 5 高倉稜

58

16

2

12

()宮本博

2121

0.5

 09-07-07

36.1

490

0

(40.0)

   

93450

492560

170625 サトノクラウン 5 M.デム

58

11

11

3

()堀宣行

2114

-0.1

 06-06-06

35.4

488

+10

900

5250

10330

10670

70420

170625 ゴールドアクター 6 横山典弘

58

11

2

5

()中川公成

2115

0.1

 06-06-09

35.4

488

-6

(12.7)

5250

10330

10670

70420

170625 ミッキークイーン 5 浜中俊

56

11

8

4

()池江泰寿

2117

0.3

 09-09-09

35.5

448

+8

(10.4)

   

10670

70420

160626 マリアライト 5 蛯名正義

56

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

438

0

2510

2440

8460

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

58

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

498

 

(1.9)

2440

8460

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

58

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

536

+12

(5.0)

   

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

58

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

488

+2

1420

12900

19250

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

56

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

450

+2

(31.3)

12900

19250

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

56

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

446

+4

(99.2)

   

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

58

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

504

-2

270

8990

10210

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

58

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

450

-8

(55.9)

8990

10210

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

56

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

458

+2

(35.6)

   

57870

251440

130623 ゴールドシップ 4 内田博幸

58

11

10

2

()須貝尚介

2132

-0.6

 04-03-04

35.2

500

-2

290

5150

6180

2910

23420

130623 ダノンバラード 5 川田将雅

58

11

4

5

()池江泰寿

2138

0.6

 02-02-02

36.2

484

-2

(43.8)

5150

6180

2910

23420

130623 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

56

11

11

1

()石坂正

2138

0.6

 03-03-03

35.9

470

 

(2.4)

   

2910

23420

120624 オルフェーヴル 4 池添謙一

58

16

11

1

*()池江泰寿

2109

-0.3

 11-12-12

34.7

456

-4

320

1010

1760

3230

11550

120624 ルーラーシップ 5 ウィリア

58

16

7

2

()角居勝彦

2112

0.3

 06-06-03

35.4

496

-2

(4.4)

1010

1760

3230

11550

120624 ショウナンマイティ 4 浜中俊

58

16

2

6

()梅田智之

2114

0.5

 15-16-14

35.0

496

+2

(8.9)

   

3230

11550

110626 アーネストリー 6 佐藤哲三

58

16

2

6

()佐々木晶

2101

-0.2

 02-02-02

35.1

534

-2

1360

1660

4740

2020

17480

110626 ブエナビスタ 5 岩田康誠

56

16

8

1

()松田博資

2103

0.2

 11-12-11

34.5

472

+12

(2.8)

1660

4740

2020

17480

110626 エイシンフラッシュ 4 安藤勝己

58

16

4

3

()藤原英昭

2103

0.2

 09-08-08

34.7

494

+4

(5.6)

   

2020

17480

100627 ナカヤマフェスタ 4 柴田善臣

58

18

17

8

*()二ノ宮敬

2130

-0.1

 11-08-06

35.8

466

+2

3780

5150

16990

7920

77160

100627 ブエナビスタ 4 横山典弘

56

18

8

1

()松田博資

2131

0.1

 03-05-04

36.3

460

+12

(2.4)

5150

16990

7920

77160

100627 アーネストリー 5 佐藤哲三

58

18

2

3

()佐々木晶

2132

0.2

 02-02-02

36.6

526

-6

(6.4)

   

7920

77160

集計期間:2010. 6.27 2019. 6.23

うーん、上記を見てるとまたしても鬱が。。。。私この10年このレース当てたことがないんだよねえ。こんな相性が悪いレースだとは改めて思い知ったねえ。みんな、俺の予想の裏を行くと当たると思うぞ。

などと自虐モードに陥ると本当に首を吊りそうなんで、続けます。


@1番人気は2−4−1−3と極めて高い信頼度。但し勝ち切れておらず、特にこの5年は連敗中。

A2番人気は1−1−1−7とかなり落ちる。

B3番人気は2−0−2−6と2番人気より若干まし。

C二桁人気の超人気薄は30頭中4頭でそれほど多いとは言えませんが、それでもこの4頭、15年、18年に二頭ずつ固まっており、要は荒れるときは徹底的に荒れるということです。

D外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗で、特筆するほどでもない。

E関東馬は30頭中5頭でこんなもんか。

F牝馬天国。30頭中9頭が牝馬で、侮ることなかれ。

G脚質は基本先行優位も追い込み馬も軽視禁物。

H枠順に大きな偏りなし。大外でも勝ち馬複数。

Iリピーター傾向なし。古馬G1にしては珍しく、この5年間毎年上位メンバーが一新。

J過去10年30頭の年齢構成は、4歳馬10頭(内勝馬3)、5歳馬16頭(同6)、6歳超4頭(同1)と圧倒的に4・5歳馬が優位。

K過去5年15頭の血統はバラバラ。あえて言えばディープが4頭だが勝ち馬はマリアライトただ一頭。

L過去5年15頭の前走キャリアは以下の通り。

日付

馬名

人気

着順

前走レース

着順

190623 リスグラシュー

3

香港QE2

190623 キセキ

1

大阪杯

190623 スワーヴリチャード

6

DSC

180624 ミッキーロケット

7

天皇賞春

180624 $ワーザー

10

香港G3

180624 ノーブルマーズ

12

目黒記念

170625 サトノクラウン

3

大阪杯

170625 ゴールドアクター

5

天皇賞春

170625 ミッキークイーン

4

ヴィクトリアマイル

160626 マリアライト

8

目黒記念

160626 ドゥラメンテ

1

DSC

160626 キタサンブラック

2

天皇賞春

150628 ラブリーデイ

6

鳴尾記念

150628 デニムアンドルビー

10

天皇賞春

150628 ショウナンパンドラ

11

ヴィクトリアマイル

集計期間:2015. 6.28 2019. 6.23

ここから言えるのは、


・当たり前だけど前走G1組が強い。

・非G1では目黒記念組がよさそうだけど、今年の出走はここを大敗したアフリカンゴールドのみ。

・前走海外組が結構強いけど、コロナ騒ぎで今年の対象になるのはグローリーヴェイズのみ。

・何より重要なのは前走勝って宝塚で馬券に絡んだのは16年三着キタサンブラック、15年一着ラブリーデイの二頭のみで、他はすべて2〜7着という惜敗組だということ。前走勝った馬はどうしても人気になるが、宝塚では馬券に絡むことがあまりないというのは重要です。


以上から、一番人気サートゥルナーリアをどう考えるかがまずはポイント。

この馬強いことには何の疑問もないのですが、結構神経質で気難しい所があり、時々やらかしちゃうことがあるのが不安。そういう彼にとって無観客競馬と言うのは大きなプラスなんですが、問題は冒頭で言ったように、重が濃厚な明日の馬場状態にこれまで良馬場でしか走ったことのない彼が対応できるかが最大のポイントです。もちろん圧勝しても不思議ではありませんが、馬券の圏外に飛んでもそれはそれで納得。こういう馬は1番人気では軸にはできません。

ということで本命はクロノジェネシス。


(A これまでレベルの高いレースに数多出走するもエリ女以外馬券対象を外したことがない、超安定性。

(B 先行も追い込みも対応できる自在性。

(C このレースと相性の良い4歳牝馬。

(D 何より重馬場適性の高さはメンバー随一。(稍重以上の実績3−0−0−0)

騎手北村と言うのは若干不安ですが、デビュー以来ずっとコンビを続けているというのは、こういう際はむしろ前向きに受け止めるべきでしょう。


この他の馬は、重巧者、4・5歳馬というのを中心に選びました。

馬券は◎←→〇▲☆→その他の三連単36点。一部ガミもありますがおおむね高配当です。特に大外&重馬場巧者のブラストワンピースが絡んだ日にはかなり愉快なことになるのですが。

え、小幡先生の一押しキセキはどうなんだって?小幡先生の予想に「壮絶な批判」はしないのかって?

わははは、しませんよ、畏れ多い。

まぁ、小幡先生がキセキ押しっていうのは、何んとなく予想がついてました。勝ち馬を当てるのは難しいけど、他人が何を買いそうかってのは、当たるもんです(かんべえ師匠がラッキーライラック軸でスティッフェリオ・アフリカンゴールドを絡めた捨て身のステゴ馬券をもくろみニンマリしてる姿とか目に浮かびます)。

まぁ、小幡先生自身、「壮絶な罵倒」を期待してるようなふしもあるのですが、まぁ、勝つまでは無理でも、3着くらいならないとは言えないかなというのが、私の偽らざる感触。この馬超絶レコードを演出したJCのパフォーマンスがこれまでのピークで、これを見たら確かに期待したくもなります。ただねえ、あれからもう一年半。特に凱旋門でどか負けしてからのキャリアは悲惨の一言で、さすがに本音では私ももう見放そうかとも思ってたんですよ。でもね、長年競馬やってるといるじゃないですか、見放した途端好走する馬が。そうなると非常に悔しいので、お祓いの意味も兼ね、馬券は買います。勝たれると困るけど、頑張れキセキ!

というわけで、皆さま、ご愛読ありがとうございました。これにてしばしのお別れとなります。秋頃にまたお会いしましょう。(どうでも良いけど、そのころまだ日本にいたりして。)



上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<宝塚記念> @クロノジェネシス、Aキセキ、Bモズベッロ




○かんべえのつぶやき

――馬券王先生、お見事でありました。今日はクロノジェネシスが圧倒的な強さをみせました。2着はオバゼキ先生推奨のキセキ。これを否定しなかったというのも得点高いです。馬連で3410円、馬単だと5350円ついてます。3着はあっと驚く12番人気のモズベッロ。馬券王先生の3連単は、ここまで届いていたかどうか?


――そうなんだよなあ、去年のリスグラシューといい、2016年のマリアライトといい、大外8枠のピンク帽子に牝馬が入ったら来るんだよなあ。わがラッキーライラックは、最後の坂で失速しました。やはり馬場が渋っていたのでしょうか。5着にメイショウテンゲンが入っているということは、きっとそうだったんだろうな。しょぼーん。

――人気のサートゥルナーリアは4着でした。ここぞというときに、なぜか力を出せない馬ですな。秋はどのレースを目指すのでしょうか。府中は苦手みたいだし、陣営も頭が痛いことでしょう。ただし、これも「見放したとたんに好走する馬」かもしれません。今年下半期の楽しみに取っておきましょう。

――終わってみると今年上半期、ロックダウンのせいもあって毎週末ごとに散々競馬をやりました。G1レースでとれたのは大阪杯だけでした。それでも青葉賞のオーソリティ勝利とか、鳴尾記念のパフォーマプロミス大復活とか、大いに沸き立つ瞬間もありました。もちろんトータルでは沈んだけど、いっぱい楽しませてもらったよ。うん、ありがとう、JRA。そして馬券王先生。

――今年はまだまだ無観客競馬が続きそうです。例年の七夕賞参戦も今年は無理ですな。というか、きっと来週もラジオ日経賞とかやっちゃうだろうな。当欄の読者の皆様とはしばしのお別れです。ご愛読に深謝!





6月7日(日) 安田記念


えー、かんべえ師匠や小幡さんも書いておられますが、NHK将棋トーナメントがコロナの影響で中断された穴埋めとして放映された30年以上前の羽生さんの棋戦が異常に面白かったのであります。加藤一二三、大山康晴、谷川浩司という棋界の超大物をまだ10代だった羽生さんがなで斬りにしてゆくというのも凄いのですが、その将棋の中身がまた凄い名局で、当時私もライブで見た記憶があるんですが、今見るとその時感じた以上の衝撃があり、これは本当に感動ものなのです。

小幡先生とかはこれをネタにして、棋士という領分を超えた羽生の魅力を熱く語っておられるのですが、私が語りたいのは「昭和という時代の熱さ」でしょうか。羽生さんは今でこそひょうひょうとしたインテリキャラなんですが、当時は禍々しいまでのオーラを放つ非常に尖ったキャラクターだったんですな。私も今の柔和なキャラに慣れてしまって、羽生さんに「ハブにらみ」の時期があったというのを忘れてました。羽生さんだけじゃないです、ひふみんも、大山康晴も、解説の米長師匠や森九段も、聞き手の永井さんも、皆異常にギラギラした劇画キャラです。熱いです、火傷するくらい熱すぎます。

そのような、異常に濃いメンツの中にあって唯一谷川さんだけが端正かつエレガントな感じで浮きまくっているというのも面白かった。言ってみれば能條純一が描く「哭きの竜」の劇画世界に放り込まれた藤子不二雄Fの「のびた」もしくは「ラーメンの小池さん」と言う風情で、これは笑えるなんてもんじゃありません。まさに大笑い海水浴場。谷川さん味わい深すぎです。

まぁ、「哭きの竜」も藤子不二雄も紛れもない昭和の産物で、あそこに展開されていたのは、まさに昭和の光景ですな。相手を威嚇恫喝するパワハラ行為なんて当たり前、それを意にも介せず相手をにらみつける新鋭、ただひたすら勝負にこだわったギラギラして異常に熱い世界。こういうのって平成以降全く影をひそめてしまった感じなんですが、どちらがいいんですかねえ。

羽生世代以降の若手棋士は皆非常に礼儀正しくて「飲み・打つ・買う」なんて全くしなくなりましたが、これって単なる「優等生」で谷川さん的な優雅さとは似て非なるものがあると思うんです。「NHKアーカイヴ」で展開された昭和丸出しの、あの光景を見ると、なんか我々が得たものも大きかったけど、失ったものの方が更に大きかったんじゃないかと言う気がしてきますねえ。コロナ騒ぎがあの時代に起きていたら、我々、もうちょっとうまくやれてたんじゃないだろうかと。。。


2020 6 7() 3回東京2日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 70回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ダノンプレミアム 5 *レーン

58

12.7

()中内田充

2

2

ダノンキングリー 4 *戸崎圭太

58

12.1

()萩原清

3

3

ノームコア 5 横山典弘

56

39.3

()萩原清

3

4

クルーガー 8 石橋脩

58

119.4

()高野友和

4

5

アーモンドアイ 5 ルメール

56

1.4

()国枝栄

4

6

インディチャンプ 5 福永祐一

58

7.4

()音無秀孝

5

7

 

ペルシアンナイト 6 *田辺裕信

58

87.0

()池江泰寿

5

8

 

ケイアイノーテック 5 *津村明秀

58

140.2

()平田修

6

9

アドマイヤマーズ 4 *川田将雅

58

14.7

()友道康夫

6

10

 

$ミスターメロディ 5 *北村友一

58

116.3

()藤原英昭

7

11

グランアレグリア 4 池添謙一

56

10.2

()藤沢和雄

7

12

 

セイウンコウセイ 7 内田博幸

58

214.9

()上原博之

8

13

 

ヴァンドギャルド 4 岩田望来

58

77.6

()藤原英昭

8

14

 

ダノンスマッシュ 5 *三浦皇成

58

40.1

()安田隆行


と、言う訳で早いものでもう春競馬の最終、安田記念であります。(宝塚は春競馬とは言えないですからねえ)

例年18頭近い超フルゲートとなるこの競走、今年は14頭とかなり小頭数ですが、メンバーが将棋のNHKアーカイヴ並みに濃い。14頭中10頭がG1馬ですからねえ。ここは非常にレベルの高い一戦を期待したくなります。

それでは例によって10年トレンドを。


穏やかな決着が一度たりとない安田記念の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190602 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

470

0

1920

5670

13660

3690

43720

190602 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

516

+4

(12.5)

5670

13660

3690

43720

190602 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

484

 

(1.7)

   

3690

43720

180603 $モズアスコット 4 ルメール

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

130602 ロードカナロア 5 岩田康誠

18

10

1

()安田隆行

1315

-0.0

   08-08

33.3

500

+2

400

1470

2570

18160

62800

130602 ショウナンマイティ 5 浜中俊

18

2

3

()梅田智之

1315

0.0

   15-14

32.8

516

+4

(5.7)

1470

2570

18160

62800

130602 ダノンシャーク 5 C.デム

18

16

12

()大久保龍

1316

0.1

   11-11

33.2

452

0

(37.2)

   

18160

62800

120603 ストロングリターン 6 福永祐一

18

4

2

*()堀宣行

1313

-0.0

   13-12

33.8

516

-2

670

8510

13920

92530

468600

120603 グランプリボス 4 内田博幸

18

3

13

()矢作芳人

1313

0.0

   11-10

33.9

496

0

(25.3)

8510

13920

92530

468600

120603 コスモセンサー 5 松岡正海

18

8

15

*()西園正都

1316

0.3

   04-04

34.8

510

0

(35.7)

   

92530

468600

110605 リアルインパクト 3 戸崎圭太

18

14

9

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

494

-2

2930

12270

25810

44090

335600

110605 ストロングリターン 5 石橋脩

18

1

5

*()堀宣行

1320

0.0

   12-11

33.8

518

-2

(11.9)

12270

25810

44090

335600

110605 スマイルジャック 6 三浦皇成

18

3

3

()小桧山悟

1321

0.1

   14-15

33.7

490

-6

(9.8)

   

44090

335600

100606 ショウワモダン 6 後藤浩輝

18

17

8

()杉浦宏昭

1317

-0.1

   10-08

34.6

516

0

1390

12640

26640

53850

348740

100606 スーパーホーネット 7 藤岡佑介

18

9

6

*()矢作芳人

1318

0.1

   15-15

34.2

474

0

(12.1)

12640

26640

53850

348740

100606 スマイルジャック 5 三浦皇成

18

2

5

()小桧山悟

1318

0.1

   10-14

34.3

488

-4

(10.5)

   

53850

348740

集計期間:2010. 6. 6 2019. 6. 2

うーん、小幡先生曰く、このレースは「マイルチャンピオンシップなんか目じゃないくらい、格式とレベルが高いマイルの最高峰レース」と言うことなんですが、それにしては上記のメンツに「誰、お前?」っていうしょぼいのが多すぎる気が。。。特に勝ち馬見ると超大物認定できるのはロードカナロアのみ。あとはモーリス・ジャスタウエイがかろうじて大物認定できるかどうかと言うレベルですな。これって、この10年ロードカナロア以外にこの路線の大物が現れなかったということなのか、レースの質がそれほど高くないということなのか。。。

@1番人気は3−1−2−4とまずは責任を果たしている。但しこの4年間勝っていない。

A2番人気は1−0−0−9とかなり悲惨。

B3番人気は0−3−2−5とこれはまずまずだが、単馬券ではひも要員。

C二桁人気の超人気薄は30頭中6頭と軽視禁物だが、この4年間は来ていない。まぁ、今年は小頭数だし、極端な大穴が台頭する可能性は低いのかも。

D人気サイドが来るときは大穴もやって来る。大穴が来ないときは上位人気も崩れるということの繰り返しで、三連複は万馬券、三連単は6桁配当と、高額配当がデフォ。まぁ、私の経験からしてもこの10年で当たったのは15年の一回のみなんですが、この時の配当だけで10年間のレース収支は大幅プラスなわけで、そういう配当を狙いに行くべきレースとも言えます。10年通して1〜3着の着差がおおむね0.2秒以内と言う僅差の決着ばかり。展開や運次第で順番は簡単に入れ替わるということも含みにしたいです。

E外国人ジョッキーは30頭中6頭の鞍上で、特筆するものはなし。

F関東馬は30頭中14頭と大健闘。

G牝馬は30頭中3頭のみで、基本用なしに見えるけど、その3頭は直近2年間に集中しており、時代は女性なのかも。

H脚質は様々だが、近年は前残りが多い印象。府中開催最終週ということで馬場が痛み、差しが届くコースになっているというのが、これまでの定跡だったけど、本日土曜の芝レースも前残り多発で、よほどの末脚がないとかなり苦しそう。

I枠順は6枠から内が良く、外は苦しい。まぁ、今年は小頭数なんで、それほど気にする必要もないとは思うんですが。

J10年間の年齢構成を見ると3歳が一頭(内勝馬1)、4歳が7頭(同3)、5歳が9頭(同2)、6歳が10頭(同4)、7歳が3頭(同0)と、芝のレースにしては高齢馬が大活躍。もっとも今年のメンバーでは6歳超はクルーガー、セイウンコウセイ、ペルシアンナイトの三頭だけですが。。

Kリピーター多し。前年の上位馬が翌年も活躍する事例がたくさん。

L過去5年血統を見るとディープが3頭と言うのが一番目立ちますが、その中でも勝ったのは一頭のみで、基本バラバラです。

M過去5年15頭の前走キャリアは、下記。


安田記念過去5年上位馬の前走成績

日付

馬名

人気

着順

前走レース

着順

190602 インディチャンプ

4

マイラーズC

190602 アエロリット

3

ヴィクトリアM

190602 アーモンドアイ

1

ドバイDTF

180603 $モズアスコット

9

安土城S

180603 アエロリット

5

ヴィクトリアM

180603 スワーヴリチャード

1

大阪杯

170604 サトノアラジン

7

京王杯

170604 ロゴタイプ

8

中山記念

170604 レッドファルクス

3

京王杯

160605 ロゴタイプ

8

ダービー卿

160605 モーリス

1

香港CM

160605 フィエロ

6

マイラーズC

150607 モーリス

1

ダービー卿

150607 ヴァンセンヌ

3

京王杯

150607 クラレント

12

マイラーズC

10

集計期間:2015. 6. 7 2019. 6. 2

ここから言えるのは。。

・京王杯組3頭、マイラーズC組3頭と言うのが目を引くが、基本バラバラな前走キャリア。

・驚くべきことに中山開催のダービー卿組が2頭で、これがすべて勝ち馬と侮りがたい。

・京王杯組3頭以外はすべてマイルもしくは距離短縮組。

・前走勝って本番でも勝っているのは15年モーリスのみで、あとはすべて前走敗退。特に18年のモスアスコットなんか、非重賞安土城Sのしかも敗退組ということで、要はオッズ形成に最も影響する前走実績は当てにならない。


と、言う訳で、これだけ大荒れの様相を呈する安田記念で圧倒的1番人気に支持されたアーモンドアイを素直に軸にするかどうかと言うのが最大のポイント。小幡先生なんか「これに本命打たないような奴の予想なんか二度と読まねえ」なんておっしゃてるわけですが、ひええええ、先生、それじゃあグランアレグリア推しの山崎元さんの予想はもう読まないということなんですかああ?!

うーん、こんなこと言われると、思わず逆らってみたくなりますが、先週のダービーもそれでろくなことにならなかったしなあ。まぁ、私も小幡先生には逆らえても、アーモンドアイには逆らえないとは思いますので、大人しくこれを本線にしてひも荒れ狙いで考えてみたいと思います。

アーモンドアイの場合、実績は改めて説明する必要のない日本のエース的な存在。不安があるとすれば、前走は格下牝馬相手の楽勝だけど、今回一気に相手強化でどうなのよ、と言うのと、これまでレース後のダメージが大きくて、異常にゆとりのあるローテしか組めてなかった馬が、初めて中二週という強行軍はどうなのって言う二点ですか。

まぁ、問題ないでしょうね。前者について、府中でこれまで彼女が繰り広げてきたパフォーマンス(ロジクライの斜行被害を受けた去年の安田記念を除く)は他馬を全く寄せ付けず、しかも無観客と言うことであれば、テンションが上がることもなく去年の有馬で見せた失態も発生しえないであろうと断言できます。後者に関しては確かに気になりますが、ただヴィクトリアマイルのあの走りは全くダメージが残るような内容ではなく、あれは「強めの調教」としか言えないのでは。ルメールが直線ちょっと気合を入れただけで大差勝ち、鼻歌交じりに32秒台の末脚を繰り出すんだから、馬の作りが全く他の馬とは違うのです。明日も前でレースを進めることができれば、この10年なかった大差勝ちの決着となる可能性は大変高いと考えます。

とにかく彼女こそは日本の至宝。走っている光景を見るだけで、見ているものを幸せな気持ちにさせてくれる馬なんて、私の30年超の競馬キャリアの中でもナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーブル、そして彼女のみです。軸は断然彼女です。(え、サイレンススズカ?うーん、彼も凄いんだけど、あの走りを見て背筋は寒くなったけど幸せにはならなかったなあ)

対抗は三頭いるダノン勢からプレミアム。

・内枠引いた先行馬(内枠実績3−0−1−1)。

・去年の天皇賞秋でアーモンドアイの2着を始め、殿負けした去年の安田記念を除けば素晴らしい成績の連続。まぁ、去年の安田記念は彼も「ロジクライ被害者の会」会員第二号なんで、あれを度外視するとこれは買えます。あの被害を受けてやる気をなくした根性なしぶりは、猛然と三着まで追い上げたアーモンドアイとの対比で情けないのですが、まぁ、今年は最内だし、ロジクライはいないしで、心配ないんじゃなかろうかと。

・ディープ産駒。

・それなのに現在6番人気の低評価。

うん、相手は断然彼だね、なんでこんなに評価が低いのかわからないけど、ここら辺の人気の馬がやたら来ているこのレースのトレンドからも、これは買いです。

三番手はグランアレグリア。決め手だけならアーモンドアイ級です。ただ、気難しくて追い込み一手の脚質が今の府中に合うかと言う不安あり。オルフェとの付き合いでこういう性格のゆがんだ馬と相性のよさそうな池添が鞍上と言うのはプラスでしょうが。

四番手にはインディチャンプ。まぁ、ステゴフリークのかんべえさんは軸にするかもしれませんが、リピータの法則からすると、彼も有力。

馬券は◎→〇←→その他の3連単12点。アーモンドアイを軸にする以上、上述の通りひも荒れ狙いとなります。ダービー卿を勝ったロートル馬クルーガーが絡むと愉快痛快なんですが、さて。



上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<安田記念> @グランアレグリア、Aアーモンドアイ、Bインディチャンプ




○かんべえのつぶやき

――昨日、NHKの「ニュース7」が、「明日の安田記念でアーモンドアイが勝てば、初の国内芝G1レース8勝目となります」と伝えていた時に、ギクッとしたのであります。過去にディープインパクトやシンボリルドルフが成し遂げられなかったことを、本当にアーモンドアイが達成してしまうのだろうか?


――結果はグランアレグリアの圧勝。山崎元さんの予想が完璧に当たった形です。「スプリント能力が高くてマイルをこなせるスピード馬」といえば、高松宮杯2着のグランアレグリアがぴったりでした。それにしてもアーモンドアイとのワンツーですから、時代はやはり牝馬なのでしょうか。

――2週前のヴィクトリアマイルの勝ちがあまりにも楽勝に見えたので、今日はアーモンドアイが負けるという「絵」がなかなか浮かびませんでした。それでもこんな結果が出る。「期待を背負って、いつも勝つ」というのは、やはり大変なことなのです。

――インディチャンプはしぶとく3着に入りました。これはこれでご立派。昨日の鳴尾記念(G3)では、13カ月ぶりの出走で8歳馬パフォーマプロミスが勝利しました。こういうことがあるから、ステゴ産駒フリークは辞められないんだよな。ちなみに鞍上は、両方とも福永騎手でした。グッジョブ!とお伝えしたい。

――などと毎週末ごとにG1レースで盛り上がってきましたが、それもしばらくはお休み。今月末の宝塚記念で、当欄もしばしのお休みとなります。それに気が付くと、急に寂しくなってきます。いつかこんな風に言い合う時が来るでしょう。「2020年はコロナで大変だったけど、ステイホームの日々で唯一の息抜きは競馬だったんだよ」と。馬券王先生、タイに戻られる前に、宝塚記念を当ててご一緒に笑いましょう。





5月31日(日) 東京優駿


えー、緊急事態宣言解除に伴い富山の市街も日に日に賑わいが戻りつつあります。

車の交通量や街を歩く人の数もえらく増えましたし、休日は公園に家族連れが押しかけてかなりな賑わい。なにより、学校が再開になったことで自転車に乗った中高生がやたら目に付くようになりましたし、近くの小学校では先生に引率された生徒が校庭を走り回るなんて光景が蟄居閉門中の自宅の窓を通して目に入ってきます。

いや、まことに結構なことなんですが、コロナのピークに帰国した者としてはなんか違和感も感じますなあ。だって、こういう「当たり前」な光景って帰国してからこれまでまったくお目にかかれなかったんで、いきなりこういう日常的な光景を目にすると、むしろこちらの方が非日常に見えてしまう訳です。うーん、在宅勤務が長引いて私もかなり病んでいるのかも。


2020 531() 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 87回東京優駿 (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

サトノインプレッサ 3 *坂井瑠星

57

38.6

()矢作芳人

1

2

 

アルジャンナ 3 *浜中俊

57

60.8

()池江泰寿

2

3

ワーケア 3 ルメール

57

12.2

()手塚貴久

2

4

 

レクセランス 3 *石橋脩

57

100.3

()池添学

3

5

コントレイル 3 福永祐一

57

1.5

()矢作芳人

3

6

 

ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

57

53.5

()池江泰寿

4

7

 

ブラックホール 3 石川裕紀

57

131.1

()相沢郁

4

8

ビターエンダー 3 津村明秀

57

56.2

()相沢郁

5

9

$ダーリントンホール 3 M.デム

57

29.8

()木村哲也

5

10

 

コルテジア 3 松山弘平

57

90.6

()鈴木孝志

6

11

ガロアクリーク 3 *川田将雅

57

54.4

()上原博之

6

12

サリオス 3 レーン

57

4.9

()堀宣行

7

13

 

ディープボンド 3 和田竜二

57

29.3

()大久保龍

7

14

 

マイラプソディ 3 *横山典弘

57

71.5

()友道康夫

7

15

サトノフラッグ 3 *武豊

57

14.2

()国枝栄

8

16

マンオブスピリット 3 北村友一

57

129.4

()斉藤崇史

8

17

 

ヴァルコス 3 三浦皇成

57

46.9

()友道康夫

8

18

 

ウインカーネリアン 3 田辺裕信

57

103.0

()鹿戸雄一



と、言う訳で競馬界のビッグイベント東京優駿、ダービーなわけですが、いやあ、今週の小幡先生の論説にはぶっ飛びました。「表裏で馬券を買うやつは馬鹿だ」とおっしゃっておられるわけです。最近鳴りを潜めていた小幡節全開です。尖ってます。素敵です、先生!

でもねえ、これって3連単の表裏馬券をいつもこのコーナーで開示している私からすると喧嘩売られた気分ですわ。いや、長引く在宅勤務で病み始めた私の被害妄想、誇大妄想の類ではあるのですが、それでも表裏馬券って言ってみれば分散投資で、ビジネススクールの先生がこれを否定するのかって突っ込みたい気持ちがどうしても。

世の中、色々な人が色々な考えで馬券を買っているわけです。私のように過去データを漁って馬券対象となる馬を選ぶデータ厨もいれば、競馬新聞の印だけ見て買う競馬親父、ステイゴールドとかの血統と心中する血統厨、ルメールに信仰をささげ続ける騎手信者、矢作厩舎なら無条件に買う厩舎厨、はたまた名前が可愛いからとこれを購入する馬名厨(ヒロシ、お前だ!)、更にあろうことかJRAのポスターにサインを見出し馬券を買うオカルト厨。

更にセレクトした馬を実際の馬券に展開するのも人それぞれのスタイルがあります。「競馬は勝ち馬を当てるもの」という信条で単勝しか買わない小幡先生みたいな人もいれば、高配当に夢膨らませて三連馬券ばかり買う人(私ですな)、「ガミは恥」との信条で1点もしくは多くとも2・3点の馬券に大枚注ぎ込む絶叫馬券師。かたやワイド・馬連・三連複・3連単と馬券を重ね買いするTAROさんみたいな人。

いやね、私も昔は自分と違う馬券スタイルの殆どを馬鹿にしていたんですよ。でも、最近考えを改めたんですわ。いろんな人がいろんな買い方をしているから自分の馬券が当たった時の配当が担保されてるんだって。競馬場や場外馬券売り場がクローズされて、馬券購入がネット経由だけになった影響は前に書いたんですが、とにかく無観客になってからの馬券マーケットは均質化が進んでいるというか、自分と似たような考えで馬券を買う人の比率が増え、的中率は変わらないけど、回収率がえらく悪化しているわけです。

私には浅草WINSでワンカップ大関飲みながらレースモニターに向かって叫び続ける競馬親父とか、名前が可愛いという理由だけでミュウミュウを買う福島競馬場のヒロシが必要なのです。こういう違う考えの人がいるからお互い馬券が当たった時の配当が担保されているわけです。多様性を馬鹿にしてはいかんのです。

と、言う訳で、面白えじゃないか、その喧嘩買ってやろうと、今回は張り切って行ってみましょう。まずは恒例10年トレンド。


ひも荒れ注意報発令中 東京優駿過去10年

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190526 ロジャーバローズ 浜中俊

18

1

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

486

-8

9310

11200

47090

12050

199060

190526 ダノンキングリー 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

454

+4

(4.7)

11200

47090

12050

199060

190526 ヴェロックス 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

486

+8

(4.3)

   

12050

199060

180527 ワグネリアン 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

130526 キズナ 武豊

18

1

1

()佐々木晶

2243

-0.1

 15-14-14

33.5

478

-2

290

970

1600

17130

54950

130526 エピファネイア 福永祐一

18

9

3

()角居勝彦

2244

0.1

 09-10-10

33.9

478

-8

(6.1)

970

1600

17130

54950

130526 $アポロソニック 勝浦正樹

18

3

8

()堀井雅広

2246

0.3

 01-02-01

35.5

536

+6

(61.6)

   

17130

54950

120527 ディープブリランテ 岩田康誠

18

10

3

()矢作芳人

2238

-0.0

 04-04-03

34.5

496

-6

850

5680

10180

14160

87380

120527 フェノーメノ 蛯名正義

18

11

5

()戸田博文

2238

0.0

 07-06-07

33.9

490

-2

(14.6)

5680

10180

14160

87380

120527 トーセンホマレボシ ウィリア

18

14

7

*()池江泰寿

2239

0.1

 02-02-02

36.1

504

+6

(15.0)

   

14160

87380

110529 オルフェーヴル 池添謙一

18

5

1

*()池江泰寿

2305

-0.3

 14-14-12

34.8

444

+4

300

3380

4540

22950

100300

110529 ウインバリアシオン 安藤勝己

18

1

10

()松永昌博

2308

0.3

 15-15-15

34.7

496

-4

(24.4)

3380

4540

22950

100300

110529 ベルシャザール 後藤浩輝

18

7

8

()松田国英

2319

1.4

 05-05-05

36.7

542

+16

(18.5)

   

22950

100300

100530 エイシンフラッシュ 内田博幸

18

1

7

()藤原英昭

2269

-0.0

 09-09-11

32.7

486

-2

3190

16720

46210

10630

152910

100530 ローズキングダム 後藤浩輝

18

8

5

()橋口弘次

2269

0.0

 09-09-06

32.9

440

+2

(19.5)

16720

46210

10630

152910

100530 ヴィクトワールピサ 岩田康誠

18

7

1

*()角居勝彦

2272

0.3

 05-07-09

33.1

502

-4

(2.1)

   

10630

152910

集計期間:2010. 5.30 〜 2019. 5.26

@1番人気は3−1−3−3とまずは立派。

A2番人気は1−1−1−7と完全無視も難しいが軸には不向き。

B3番人気は3−3−1−3とこれは1番人気以上に立派な成績。狙うならここからか。

C二桁人気の超人気薄は30頭中4頭だが、直近2年連続で突っ込んできており、ひも荒れ期待大。

D外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗で、過大視禁物。

E関東馬は30頭中10頭と、まぁ、こんなもんか。

F枠順に大きな偏りはないが、敢えて言えば内が良いか。因みに大外18番は死兆星。17年アドミラブルは本当に強い競馬をしたけど3着どまりで、結局この後故障が見つかり引退。もう少しまともな枠ならダービー馬はこの馬だったと思います。本当に残念でした。

G脚質は逃げ馬以外は均等に来ており大きな偏りはない。但し、この二年は先行馬同士で決まっており、今年の府中開催を見ても前の止まらない軽い馬場と言うトレンドには注意が必要。

H過去5年15頭の血統を見ると、さすがディープが8頭(勝ち馬3)と過半数。これ以外ではキンカメが3頭(同2)と良績上げるも今年は出走なし(ブラックホールは母父キンカメですが)。

I過去5年15頭の前走キャリアは詳細に見てみましょう。


東京優駿過去5年上位馬の前走

日付

馬名

人気

着順

前走

着順

190526 ロジャーバローズ

12

京都新聞杯

2

190526 ダノンキングリー

3

皐月賞

3

190526 ヴェロックス

2

皐月賞

2

180527 ワグネリアン

5

皐月賞

7

180527 エポカドーロ

4

皐月賞

2

180527 コズミックフォース

16

プリンシパルS

1

170528 レイデオロ

2

皐月賞

5

170528 スワーヴリチャード

3

皐月賞

6

170528 アドミラブル

1

青葉賞

1

160529 マカヒキ

3

皐月賞

2

160529 サトノダイヤモンド

2

皐月賞

3

160529 ディーマジェスティ

1

皐月賞

1

150531 ドゥラメンテ

1

皐月賞

1

150531 サトノラーゼン

5

京都新聞杯

1

150531 サトノクラウン

3

皐月賞

6

集計期間:2015. 5.31 2019. 5.26

うん、ここから言えるのはですな。

・やはり皐月賞組が15頭中11頭、内勝馬4頭と圧倒的。

・京都新聞杯組も2頭で内一頭は勝っており軽視禁物。

・ここが一番大事なんだけど、前走勝ってダービー上位になっている馬が驚くほど少ない。非皐月賞組はそこを上位で入選しなくてはダービー参戦かなわないので前走成績が良いのは当然だが、皐月賞組に限ってみてみると、むしろ負けた馬の方がダービーで活躍している。

・皐月賞馬でダービーも上位に来た馬は二冠ドゥラメンテと16年三着ディーマジェスティーのみ。ここ10年でみても二冠はドゥラメンテ・オルフェーブルのみで、要は皐月賞7着以内の馬ならだれでもダービー上位の資格ありな様相である一方、二冠と言うのは相当高いハードルあり。去年圧倒的な一番人気となったサートゥルナーリアも4着に沈んだし。


と。言う訳で、まずは圧倒的一番人気の皐月賞馬コントレイルに二冠の資格ありや、彼がオルフェ・ドゥラメンテ級の器か否かと言うのが最大のポイントとなります。彼が勝てばこの10年で3頭の二冠馬誕生となるのですが、これは多いのか妥当なのか。

結論から言うと、これはもう軸でしょうがないのかなと思います。皐月賞では2着サリオスと0.1秒差の僅差ですが、理想的なレース運びをしたサリオスに対し、最内枠を引きながら出足ズブズブ後退し後ろでレースを進めた挙句大外まくって追いついて、最後これを競り落としたあの不器用なレースぶりは着差以上に強いものでした。今回コーナーが緩やかで直線も長い府中なら福永が相当な下手を撃たない限り、先週のオークスに引き続き無敗の二冠馬誕生となる可能性は相当高いと考えます。

相手は当然皐月賞で三着以下を突き放したサリオスが順当でしょう。この馬も相当強く、晩成傾向の高いハーツクライの血統を考えれば翌年以降コントレイルを抜く存在とも言えます。ただ、コントレイル→サリオスの馬単一点と言う小幡先生に喧嘩を売る(というか私的には買ってるのですが)以上、その間に入る馬の存在を追求してみたい。

相手筆頭はワーケア。サリオスと同じハーツクライの血統ですな。弥生賞二着で権利がありながら皐月賞をパスしてここ一本に絞ったローテーションが好感持てますし、内枠引いたことも良し。更に2戦二勝の府中適性と騎手ルメール、上記三番人気の信頼性を考えれば、サリオスに先着する可能性も相当高いと思います。

この他は皐月賞上位(6着以上)の馬に加え、注目馬として府中適性の高い先行馬ビターエンダーと、京都新聞杯二着のマンオブザスピリットをセレクト。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単22点。

2・3着マルチと言うのは、私のスタイルであり、このスタイルを取り入れて私の馬券回収率は去年90%を超えたのだ。いくら馬鹿と罵られようとこれは譲れませんなあ。まぁ、考えてみれば単勝しか買わない小幡先生と三連馬券しか買わない私とでは、そもそも喧嘩なんか成立しないのですが。



籠城生活継続中 上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<ダービー> @コントレイル、Aサリオス、Bヴェルトライゼンデ




○かんべえのつぶやき

――2強、いや、1強でありました。府中の最後の直線、コントレイルが駆け抜けました。2着はサリオスが来ましたが、3馬身くらいの差がありましたでしょうか。あっぱれな強さでありました。これはもうディープの再来。この先、どれだけ強くなるのでしょうか。


――不肖かんべえはここで宣言した通り、サリオスの単勝をドンと勝っておりました。実は少額だけ、ヴェルトライゼンデとのワイドも買っていて、それがわずかな慰めとなりました。これでNHKマイルは3着ギルデッドミラー(オルフェ産駒)、オークス3着はウィンマイティ―(ゴルシ産駒)、ダービー3着はヴェルトライゼンデ(ドリジャ産駒)と、いずれもステイゴールドの孫が来ております。パチパチパチ。

――これでオークスに続き、牡馬も「無敗の2冠馬が誕生」となりました。これは無観客競馬が影響しているかもしれませんね。ともあれ、2週連続で掛け値なしの強さを見られるのは眼福です。

――福永騎手は2度目のダービージョッキーとなりました。勝利インタビューでは視線が定まっていて、ほとんど貫禄のようなものが漂っていましたな。勝利は勝負師を育ててくれるのでありましょう。鞍上の感想によれば、コントレイルは勝ちが見えてくると気を抜くのだとのこと。いやはや、途方もない強さでありますな。

――馬券王先生、今日は17時の目黒記念までやりますよね。さあ、もうひとふんばり。推理が楽しい時間が続きます。





5月24日(日) オークス


☆上海馬券王の人生相談

元祖お受験ママ、エアグルーヴさん怒りの霊界通信再び


Q:神々の黄昏なんざます!


先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいいいっ!これだからパンピーは!よろしいこと?わが祖父はJRAの大立者ノーザンテースト公!わが母は樫木の女王ダイナカール!!そしてわが父は凱旋門の英雄トニービン!!!わが一族こそ、まさに貴族の中の貴族、華族の中の華族!!本来なら、貴方のように外れ馬券のパンデミックに蹂躙されて財布が生死の境目をさまよっているような社会不適応者なんか口も聞いてもらえない貴い血族なのよ、わがグルーヴ家は!

え、「明日のオークスには貴女の血族は一頭たりとも出走してないはずだ。それなのに何の用だ。頼むから成仏してくれ。」ですって?。。。何よ。それじゃあ、最初から私が誰だか存じ上げてらっしゃるということじゃない。。。。きぃいいいいいいいいっ!人を馬鹿にするのも大概になさるがよろしいわ!この禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!とっとと話を聞くざます!そもそも相談と言うのは、明日の樫の木女学院の入学試験にわがグルーヴ一族から誰も受験していないということ、そのものなんざます!「受験する血族が心配だ」なんてこれまで相談してきたざますが、今年は受験者0なんざます。これはグルーヴ一族の危機なんざます!

もちろん、グルーヴ家として樫の木女学院の受験には今年も万全の準備で臨んできましたの。樫の木の登竜門として有名なフローラ模試には、わが五女ラストグルーヴの娘レッドルレーヴ、わが長女アドマイヤグルーヴの娘アドマイヤセプターのそのまた娘スカイグルーヴ、それにわが四男ルーラーシップの娘二人と合計4人の受験生を送り込む鉄壁の布陣!もうフローラも樫の木ももらったも同然と思っておりましたの。

え、「孫だけでも手に余ると言うのに、今度はひ孫の相談か?ここまで来ると面倒見切れないから、やっぱり成仏して欲しい。」ですって?きぃいいいいいいいいいいいいいいっ!下手に出てればつけあがる、お前は一体何様ざますか!この平民!性格破綻者!とにかく話を聞くざます!

とにかく、4人も模試に受験させて、前評判も凄く高かったのに、樫の木女学院の受験資格をもらえた一族は一人もいなかったんざます。みんな見事に足切り食らったんざます。きぃいいいいい!一体これは何の冗談ざますか!「下手な鉄砲も数撃ちゃ」って言うけれど、下手な鉄砲どころか、われらは栄光のグルーヴ一族、それが四人もよってたかって、一次試験も合格できないなんて!!この一族の面汚し!敗北主義者!!お前たちまとめて勘当よ!!!

とにかく訳が分かんないざます。スカイグルーヴもレッドルレーヴも、げっそりやせ細ってフローラの試験会場に現れ、何故だと問い詰めたら「ダイエットしないと男の子にもてない」なんて言いだすし、当日風が強くてやる気が出ないなんて言い出す始末。令和の子は本当に訳が分かんないざます!

先生、なんか世間から「没落貴族」なんて後ろ指差されてる光景が頭から離れない今日この頃なんざます。名家没落の予感に心ざわめく、わたくしは一体どうしたらいいのかしら。


A:お答え

いやあ、フローラSの出馬表を見たときはグルーヴウオッチャーの血が騒ぎました。お孫さん曾孫さん含め牝馬G1トライアルに4頭も一族が出走ですからねえ。まぁ結果は残念でしたが、それでも抽選にトライして4頭のうちだれかはオークス出走になるんじゃないかと思ってたんですよ、私。でもそういうトライもなしで結果オークスは全員断念と言うことになり私も寂しい限りです。いや、実は私もですね、タイ政府が航空機の渡航禁止を更に延長しやがりましてですね、6月いっぱいまで富山で在宅勤務になりそうな感じで、こちらはこちらで黄昏ているわけです。桜花賞のころ日本に帰国し、まさか、宝塚記念まで日本に留め置かれることになるとは、本当になんという世の中でしょう。お互い思うようには行きませんなあ。

さてご相談の件、フローラSではご一族、皆惨敗(ルーラーシップ産駒のフアナちゃんは三着でしたが)となったわけですが、まぁ、同情すべき点もあります。何が理由かわからないけど育ち盛りの時期にただでさえ小柄な馬体が大幅減だし、当日はすさまじい強風で芝のレースだというのに道中砂塵が舞い上がる状況、成長途上のお嬢さんたちには非常につらいものがあったのは確かです。ただねえ、そういうメンタルやフィジカルに問題抱えているようではオークスに出ても参加するだけで終わっちゃいそうですねえ。

ただ、幸いなことに、貴方の血族には晩成の傾向がうかがえます。スカイグルーヴちゃんもレッドルレーヴちゃんも秋口以降その弱さを克服し、大きくビルドアップする可能性はとても高いと考えるわけで、是非秋華賞に向け巻き返しを図っていただきたいと期待します。あと、夏以降は待望のドゥラメンテ君の子供たちがデビューします。この血脈にはひょっとしたら日本のサイアーラインを書き換える可能性まであるんじゃないかと、私、個人的に胸をときめかせているわけで、いやあ、やっぱりグルーヴウオッチャーはやめられません。今年は残念なことになりましたが、グルーヴ家再興の日は近い。ぜひ頑張っていただきたいものです。


と、言う訳で。。。。。


2020 524() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 81回優駿牝馬 (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

デゼル 3 レーン

55

5.8

()友道康夫

1

2

クラヴァシュドール 3 M.デム

55

9.1

()中内田充

2

3

 

アブレイズ 3 藤井勘一

55

31.2

()池江泰寿

2

4

デアリングタクト 3 松山弘平

55

1.8

()杉山晴紀

3

5

ホウオウピースフル 3 *内田博幸

55

27.9

()大竹正博

3

6

 

リアアメリア 3 川田将雅

55

18.2

()中内田充

4

7

ウインマイティー 3 *和田竜二

55

48.3

()五十嵐忠

4

8

スマイルカナ 3 柴田大知

55

30.5

()高橋祥泰

5

9

 

インターミッション 3 石川裕紀

55

280.4

()手塚貴久

5

10

ミヤマザクラ 3 *武豊

55

14.7

()藤原英昭

6

11

 

リリーピュアハート 3 福永祐一

55

25.4

()藤原英昭

6

12

 

マジックキャッスル 3 浜中俊

55

63.5

()国枝栄

7

13

 

ウーマンズハート 3 藤岡康太

55

94.7

()西浦勝一

7

14

 

フィオリキアリ 3 *田中勝春

55

114.7

()清水久詞

7

15

 

チェーンオブラブ 3 石橋脩

55

188.0

()小笠倫弘

8

16

ウインマリリン 3 *横山典弘

55

21.1

()手塚貴久

8

17

マルターズディオサ 3 田辺裕信

55

52.6

()手塚貴久

8

18

 

サンクテュエール 3 ルメール

55

24.3

()藤沢和雄



というわけで、グルーヴ一族抜きで争われる今年のオークス。桜花賞を強い勝ち方したデアリングタクトが一時ダービーに参戦と言う噂もあり、そうなったらカオスだなと頭を抱えていたんですが、結局こちらに出るということで争点が明確になって予想もしやすくなりました。

まずは、恒例の10年トレンドを。この指標、ヴィクトリアマイルでも、(外したとはいえ)NHKマイルでも有効性が証明された感じがしますんで、今回もじっくり見てみましょう。

おおむね常識の範疇なオークス過去10年

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190519 ラヴズオンリーユー M.デム

18

13

1

()矢作芳人

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

456

0

400

25140

28210

28240

179960

190519 カレンブーケドール 津村明秀

18

10

12

()国枝栄

2228

0.0

 04-04-04

35.1

460

-4

(94.1)

25140

28210

28240

179960

190519 クロノジェネシス 北村友一

18

2

2

()斉藤崇史

2232

0.4

 04-04-05

35.4

432

-2

(4.1)

   

28240

179960

180520 アーモンドアイ ルメール

18

13

1

()国枝栄

2238

-0.3

 06-06-05

33.2

466

+4

170

1190

1410

750

3360

180520 リリーノーブル 川田将雅

18

1

4

()藤岡健一

2241

0.3

 03-03-03

33.9

496

-2

(12.3)

1190

1410

750

3360

180520 ラッキーライラック 石橋脩

18

2

2

()松永幹夫

2244

0.6

 05-04-05

33.9

492

+4

(4.1)

   

750

3360

170521 ソウルスターリング ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

2241

-0.3

 04-02-02

34.1

474

0

240

2290

2790

4600

20130

170521 モズカッチャン 和田竜二

18

1

6

*()鮫島一歩

2244

0.3

 06-06-05

34.1

468

0

(15.0)

2290

2790

4600

20130

170521 アドマイヤミヤビ M.デム

18

16

2

()友道康夫

2248

0.7

 13-13-12

33.9

476

+2

(4.8)

   

4600

20130

160522 シンハライト 池添謙一

18

3

1

()石坂正

2250

-0.0

 14-13-14

33.5

422

-4

200

420

650

2070

5790

160522 チェッキーノ 戸崎圭太

18

13

2

()藤沢和雄

2250

0.0

 13-13-14

33.5

462

-2

(4.0)

420

650

2070

5790

160522 ビッシュ M.デム

18

14

5

*()鹿戸雄一

2251

0.1

 08-08-05

34.1

416

+12

(16.0)

   

2070

5790

150524 ミッキークイーン 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2250

-0.1

 12-09-09

34.0

430

+4

680

1160

3030

4140

20150

150524 ルージュバック 戸崎圭太

18

14

1

()大竹正博

2251

0.1

 05-05-04

34.5

450

+6

(2.7)

1160

3030

4140

20150

150524 クルミナル 池添謙一

18

17

6

()須貝尚介

2252

0.2

 08-06-06

34.4

478

-10

(11.8)

   

4140

20150

140525 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

9

2

()斎藤誠

2258

-0.0

 09-09-08

34.2

444

+6

980

380

1730

1530

12850

140525 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

2258

0.0

 14-16-16

33.6

474

-4

(1.3)

380

1730

1530

12850

140525 バウンスシャッセ 北村宏司

18

5

3

()藤沢和雄

2259

0.1

 07-07-08

34.4

514

-4

(16.4)

   

1530

12850

130519 メイショウマンボ 武幸四郎

18

3

9

()飯田明弘

2252

-0.2

 09-07-07

34.6

478

+10

2850

13880

31120

15610

150480

130519 エバーブロッサム 戸崎圭太

18

13

5

()堀宣行

2254

0.2

 08-09-09

34.6

460

-6

(9.6)

13880

31120

15610

150480

130519 デニムアンドルビー 内田博幸

18

5

1

()角居勝彦

2257

0.5

 17-14-11

34.7

432

0

(3.3)

   

15610

150480

120520 ジェンティルドンナ 川田将雅

18

14

3

*()石坂正

2236

-0.8

 14-14-15

34.2

460

+4

560

820

1900

6640

30610

120520 ヴィルシーナ 内田博幸

18

9

2

()友道康夫

2244

0.8

 08-08-09

35.3

432

-2

(3.6)

820

1900

6640

30610

120520 アイスフォーリス 松岡正海

18

3

9

()相沢郁

2245

0.9

 06-06-07

35.6

458

0

(27.2)

   

6640

30610

110522 エリンコート 後藤浩輝

18

4

7

()笹田和秀

2257

-0.0

 09-07-06

34.5

456

-2

3720

42750

104460

45120

548190

110522 ピュアブリーゼ 柴田善臣

18

18

8

()古賀慎明

2257

0.0

 01-01-01

35.3

436

+2

(39.8)

42750

104460

45120

548190

110522 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

12

2

()田中清隆

2257

0.0

 13-14-12

34.0

452

-2

(3.0)

   

45120

548190

100523 アパパネ 蛯名正義

18

17

1

()国枝栄

2299

-0.0

 13-13-11

35.2

470

-10

210

1870

1520

10180

20460

100523 サンテミリオン 横山典弘

18

18

5

()古賀慎明

2299

-0.0

 10-10-08

35.3

460

+6

380

1870

1520

10180

20460

100523 アグネスワルツ 柴田善臣

18

2

8

()宮本博

2302

0.3

 02-02-02

36.1

456

-4

(18.7)

   

10180

20460

集計期間:2010. 5.23 2019. 5.19

@1番人気は5−2−1−2と毎年18頭出走しているにもかかわらず、極めて高い信頼度。こういうのを見ると馬券圏外に飛んだ2頭が気になりますが、11年マルセリーナ(4着)、12年ミッドサマーフェアー(13着)ですな。マルセリーナは桜花賞馬で4着惜敗、ミッドサマーフェアーは非桜花賞組で一番人気に支持されたらこれがどか負けと、後述しますがこれは結構示唆的。

A2番人気は1−2−4−2と三連複軸としてはこれも素晴らしい。

B3番人気は2−0−1−7と上記には劣りますが、これも信頼性が全くないわけじゃありません。

C二桁人気の超人気薄は去年の二着カレンブーケドール以外一頭もおらず、基本用なし。上位人気が仕事をし、穴の台頭も抑制的とあって、配当もおおむね穏当。比較的当てやすいレースじゃないかと(もっとも私個人としては的中したのが14年・16年の二回だけと言う訳で、ヴィクトリアマイルより相性は悪いですが)。

D但し注意したいのは上述のカレンブーケドールは、その後、勝鞍こそないものの。JCで二着になる等、レベルの高い競走の上位常連になっているわけで、この時点で不当評価されている存在がいる可能性にも一定の留意は必要か。

E外国人ジョッキーは30頭中5頭の鞍上でこれだけ見ると特筆すべきでもないが、ここ4年間は毎年誰かが馬券に絡んでおり留意は必要。

F関東馬は30頭中14頭と関西勢に拮抗している、G1としては珍しいレース。

G枠順に大きな偏りはないが、勝ち馬に限れば大外は不振。

H脚質は、先行・差し・追い込みがまんべんなく来ておりその時の展開次第。なお、良馬場なら上り34秒台前半の切れ味は必須。

I過去5年15頭の血統はディープが6頭と圧倒的で、他は見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアは桜花賞組が8頭(内勝馬3)とさすがに優勢。後はフローラS組4(同0)、忘れな草賞2(同2)、スイートピーS組1(同0)。桜花賞組が強いのは当たり前だけど、忘れな草賞組がこれだけ勝馬を出しているのは意外。忘れな草賞って桜花賞の出走逃したメンツによる残念パーティーと言うイメージだったのですが、これは改めなくてはなりません。わが愛しのマイネサマンサが勝ったレースでもあるしなあ。

Kなお、前走で馬券の対象を外しているのは17年アドマイヤミヤビ(桜花賞12着)、16年ビッシュ(フローラS5着)、15年ルージュバック(桜花賞9着)の三頭のみで、他の馬はすべて前走を勝っているか桜花賞三着以内の実績。NHKマイルやヴィクトリアマイルと違い、前走の成績はかなり参考になります。


上記をもとに印を打つと冒頭の表になります。やはり圧倒的1番人気の桜花賞馬デアリングタクトをどう考えるかと言うのがポイント。桜花賞を含む三戦三連勝、無敗とあればこの人気も賞がありませんが、面白いのは競馬新聞とかBS11の予想家の印が結構この馬に薄いってことですな。皆◎ではなく〇に留めている印象です。かいつまむと下記の死角があるらしいです。


(A)桜花賞は極悪不良馬場で行われたかなり特殊な競走で、ここを勝ったことが本当に強いということを担保しない。

(B)ハードな競馬になった桜花賞の反動が出る懸念あり。

(C)馬自身かなり神経質で馬込みでかかる可能性高し。

(D)今の府中は前が止まらないので切れ味が売り物のこの馬には向かない。


うーん、まぁ、おっしゃることはごもっともなんだけどね、じゃあ、この馬を外したら何を軸にすればいいのさ。素人の見解が専門家の見解を上回ることが多いのは上述の通りなんで、私としては大人しくこの馬軸で行かせてもらいます。とは言え、乗り難しいのは確かでしょうな。急成長した松山君が本当の一流ジョッキーかどうかを問う試金石とも言えます。今回は松山君にすべてをゆだねよう。

対抗は二番人気デゼル、スイートピーSで見せた32秒台の上りは、小幡先生のおっしゃる通り、馬場のアシストもありなんですが、それでもこれは破格の切れ味でおそらくメンバー随一ですな。問題は切れ味だより、追い込み一手のこの馬が最内となったのはどうなのよと言うことで、乗り難しいということではデアリングタクト以上です。騎手がレーンでなかったら無印にしていたかもしれません。まぁ、レーンが鞍上でも展開とか運には相当左右されそう。でも展開向けば自分の競馬ができてるデアリングタクトに勝てる可能性があるのはこの馬だけでしょうね。

本命対抗を上位人気で押さえた以上、三番手は穴で勝負しようということで選んだのが現在13番人気のマルターズディオサ。小幡先生はこの馬のことをマルターズオデッサと思っていたのだとか(いや、先生、リスグラシューをリスクグラシューと思うのは何となく理解できますが、ディオサをオデッサと思い込むのはいくら何でも人の道にはずれているでしょう)。しかし、全然人気がないなあ。なんでこんなに人気がないのだろう。おそらく桜花賞で9着どか負けした印象が悪いんだとは思うんですが、この馬下記の買い要因あると考えます。


(E)桜花賞は上述の通り不良馬場で行われた特殊なレースでここを大敗しても良馬場で巻き返す可能性は存在する。

(F)実際この馬の実績から桜花賞を度外視すれば滅茶苦茶優秀じゃないか。現在3番人気のクラヴァシュドールにジュベナイル・チューリップ賞ですべて先着しているぞ。

(G)先行馬が大外引いてどうなのよと思ったら、この馬の外枠成績は2−0−0−0であった。

(H)関東馬で輸送がなく、桜花賞のダメージが懸念される関西馬に比べ比較優位あり。

(I)33秒台の上りを連発する等切れる脚も使える。


どうです、人気との兼ね合いで全然悪くないじゃないですか。

他の馬は桜花賞組・忘れな草賞・フローラS上位組から選びました。馬券は◎→〇▲←→その他の3連単26点に、〇→◎→その他の3連単7点を加えた33点。マルターズオデッサじゃないやディオサが馬券に絡むと面白いぞう。


皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王 in 富山



○今日の結果

<オークス> @デアリングタクト、Aウインマリリン、Bウインマイティ―




○かんべえのつぶやき

――無敗の2冠牝馬が誕生しました。出走直前、デアリングタクトの鞍上、松山騎手が泣き出しそうな顔に見えたので、「大丈夫かこれは」と思いましたが、そんな心配は無用でした。最後のコーナーを回って、馬群を抜け出すとそこから先はまったく力が違いました。2着とは半馬身差でありましたが、まったく危なげない勝ちでした。良馬場でも左回りでも輸送アリでも関係なし。呆れるような強さでした。

――問題は2着、3着が当たらないのです。2着ウインマリリン、3着ウインマイティ―。この「ウィン―ウィン」は考えてもみなかった組み合わせです。鞍上はそれぞれ横山典弘、和田竜二でしたから、外国人が全く絡まないという最近ではめずらしい結果となりました。

――ところで今日のレースは、18頭中ディープ産駒が8頭、キズナ産駒が3頭も出ているのです。これだけ偏っていて、日本の競馬界の未来は大丈夫か、と心配していたのですが、今日の結果は、@エピファネイア産駒、Aスクリーンヒーロー産駒、Bゴールドシップ産駒でした。デゼルやミヤマザクラやサンクテュエールは用無しでありました。そうか、今日のレースはディープ産駒と外人騎手を切れば取れていたのか・・・・無理だろうなあ。

――馬券は外れたけれども、これだけ強いレースを見せてもらえれば文句はありません。馬券王先生はいかがでしたでしょうか。このまま富山にて、宝塚記念までじっくりご指導ください。幸いなるかな、われわれには競馬がありますぞ!





5月17日(日) ヴィクトリアマイル


えー、緊急事態宣言解除と言うことで富山のサービス業にも活動再開の気配が。まぁ、さすがに解除されてすぐに操業開始と言う訳にもいかず、散り散りになった従業員を呼び戻したり、厨房設備とかをメンテしたり、仕入れ体制を再整備したりと準備に時間もかかるのですが、それでも来週開けからいろいろな店舗が活動を再開しそうな感じで、まこと結構なことです。

でもねえ、そういう「好景気の気配」を感じるのは富山駅周辺で、西町・総曲輪・中央通という、老舗の繁華街は未だにゴーストタウン状態なんですよねえ。なんか、ゾンビ映画の撮影に使えそうな、そんな光景が未だに広がっています。もともと斜陽だったところに、コロナがとどめを刺した感じで、これは事態が収束した後も結構厳しい感じですねえ。高校出るまでこの繁華街で遊びまくっていた私としては悲しい限りですし、ましてや天春で傾き、NHKマイルでとどめを刺された今の境遇からは、非常に切実なものまで感じるのであります。

それにしても、勝ち馬ラウダシオンって、あれは何だったのでしょう。いや、まったくないとは言わないし、実際最初は印を打っていたんですよ。でもあまりに買い目が多いので、最後に消したら、それが来てしまった。最後に切った馬が来るって言うのは「馬券あるある」なんですが、それにしても、距離延長組には厳しいあのレースで勝つまではないでしょう。

なんか、とどめを刺されて、今週のヴィクトリアマイルでは引導まで渡されそうな予感がするのですが、まぁ、このレース、私には相性の良い部分もありますので頑張ってみたいと思います。


2020 517() 2回東京8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 15回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ラヴズオンリーユー 4 M.デム

55

8.0

()矢作芳人

1

2

ビーチサンバ 4 福永祐一

55

25.0

()友道康夫

2

3

 

シャドウディーヴァ 4 池添謙一

55

69.8

()斎藤誠

2

4

 

シゲルピンクダイヤ 4 *和田竜二

55

62.2

()渡辺薫彦

3

5

プリモシーン 5 *レーン

55

9.9

()木村哲也

3

6

 

トーセンブレス 5 *大野拓弥

55

131.3

()加藤征弘

4

7

ダノンファンタジー 4 川田将雅

55

16.3

()中内田充

4

8

 

ディメンシオン 6 松田大作

55

取消し

()藤原英昭

5

9

セラピア 4 *田辺裕信

55

31.9

()藤岡健一

5

10

 

メジェールスー 5 *岡田祥嗣

55

154.4

()藤原英昭

6

11

 

サトノガーネット 5 *吉田豊

55

105.9

()矢作芳人

6

12

アーモンドアイ 5 ルメール

55

1.7

()国枝栄

7

13

 

トロワゼトワル 5 *三浦皇成

55

80.3

()安田隆行

7

14

スカーレットカラー 5 *石橋脩

55

16.1

()高橋亮

7

15

 

アルーシャ 5 *北村宏司

55

119.2

()藤沢和雄

8

16

ノームコア 5 横山典弘

55

17.4

()萩原清

8

17

 

コントラチェック 4 *武豊

55

29.2

()藤沢和雄

8

18

サウンドキアラ 5 松山弘平

55

10.9

()安達昭夫



まずは恒例、10年トレンドから。


大荒れ続出「ヴィクトリア魔居る」の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190512 ノームコア 4 レーン

18

4

5

()萩原清

1305

-0.0

   07-07

33.2

940

3700

7670

35490

175040

190512 プリモシーン 4 福永祐一

18

9

4

()木村哲也

1305

0.0

   10-10

33.0

(6.4)

3700

7670

35490

175040

190512 クロコスミア 6 戸崎圭太

18

3

11

()西浦勝一

1306

0.1

   05-05

33.5

(30.8)

   

35490

175040

180513 ジュールポレール 5 幸英明

18

4

8

()西園正都

1323

-0.0

   08-08

33.3

1940

4090

11730

8850

63640

180513 リスグラシュー 4 武豊

18

16

1

()矢作芳人

1323

0.0

   13-13

32.9

(4.3)

4090

11730

8850

63640

180513 レッドアヴァンセ 5 北村友一

18

6

7

()音無秀孝

1323

0.0

   04-04

33.6

(12.1)

   

8850

63640

170514 アドマイヤリード 4 ルメール

17

5

6

()須貝尚介

1339

-0.2

   12-07

33.4

1350

42710

73750

123870

918700

170514 デンコウアンジュ 4 蛯名正義

17

10

11

()荒川義之

1341

0.2

   09-11

33.2

(67.9)

42710

73750

123870

918700

170514 ジュールポレール 4 幸英明

17

3

7

()西園正都

1341

0.2

   06-07

33.6

(17.5)

   

123870

918700

160515 ストレイトガール 7 戸崎圭太

18

13

7

*()藤原英昭

1315

-0.4

   11-10

33.4

1770

3510

9790

6090

48310

160515 ミッキークイーン 4 浜中俊

18

10

1

()池江泰寿

1319

0.4

   13-12

33.6

(3.4)

3510

9790

6090

48310

160515 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

18

15

2

()高野友和

1319

0.4

   13-14

33.5

(4.4)

   

6090

48310

150517 ストレイトガール 6 戸崎圭太

18

5

5

()藤原英昭

1319

-0.0

   05-05

33.0

1410

36880

73990

2860480

20705810

150517 ケイアイエレガント 6 吉田豊

18

7

12

()尾形充弘

1319

0.0

   02-02

34.0

(47.4)

36880

73990

2860480

20705810

150517 ミナレット 5 江田照男

18

18

18

()大和田成

1322

0.3

   01-01

35.3

(291.8)

   

2860480

20705810

140518 ヴィルシーナ 5 内田博幸

18

14

11

()友道康夫

1323

-0.1

   01-01

34.3

2830

8450

28050

50720

407940

140518 メイショウマンボ 4 武幸四郎

18

4

3

()飯田祐史

1324

0.1

   07-07

33.5

(5.5)

8450

28050

50720

407940

140518 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

1

6

*()藤原英昭

1324

0.1

   09-11

33.2

(13.7)

   

50720

407940

130512 ヴィルシーナ 4 内田博幸

18

11

1

()友道康夫

1324

-0.0

   02-02

34.0

310

8030

12600

35770

193570

130512 ホエールキャプチャ 5 蛯名正義

18

8

12

()田中清隆

1324

0.0

   10-10

33.4

(44.0)

8030

12600

35770

193570

130512 マイネイサベル 5 柴田大知

18

1

5

()水野貴広

1325

0.1

   03-02

34.1

(13.9)

   

35770

193570

120513 ホエールキャプチャ 4 横山典弘

18

12

4

()田中清隆

1324

-0.1

   03-03

33.8

720

5510

10720

10790

75320

120513 ドナウブルー 4 ウィリア

18

16

7

()石坂正

1325

0.1

   02-02

34.1

(14.0)

5510

10720

10790

75320

120513 マルセリーナ 4 田辺裕信

18

1

3

()松田博資

1327

0.3

   13-13

33.5

(6.8)

   

10790

75320

110515 アパパネ 4 蛯名正義

17

16

2

()国枝栄

1319

-0.0

   09-11

34.3

410

230

740

620

3620

110515 ブエナビスタ 5 岩田康誠

17

13

1

()松田博資

1319

0.0

   13-13

34.0

(1.5)

230

740

620

3620

110515 レディアルバローザ 4 福永祐一

17

4

3

()笹田和秀

1320

0.1

   03-03

35.0

(11.7)

   

620

3620

100516 ブエナビスタ 4 横山典弘

18

11

1

()松田博資

1324

-0.0

   13-12

33.5

150

2490

2780

29700

85770

100516 ヒカルアマランサス 4 内田博幸

18

2

8

()池江泰郎

1324

0.0

   04-04

34.3

(45.9)

2490

2780

29700

85770

100516 ニシノブルームーン 6 北村宏司

18

10

11

()鈴木伸尋

1325

0.1

   12-13

33.5

(75.2)

   

29700

85770

集計期間:2010. 5.16 2019. 5.12


凄いですねえ、見よ、三連単配当6桁がデフォのこの大荒れの系譜を。15年なんか8桁ですぜ。100円玉一枚が2000万円になるわけだ。さすが、かんべえ先生が、「NHK参る」「ヴィクトリア魔居る」と言うだけあって、先週・今週のレースは悪魔も大号泣なのだ。

しかしですな。私、このレース、16年と18年は当てているんですよ。しかも低人気を軸にしたらこれがそろって一着と言う、結構会心の決着で。隔年で当てているとなると、今年は当たる番なのだ。大丈夫、「我に秘策あり」です。頑張ります。


@1番人気は2−3−0−5と馬連軸向き。これだけ大荒れの割には意外と頑張っている。

A2番人気は1−0−1−8と信頼性はかなり低い。

B3番人気は0−1−2−7とこれも当てにはしづらい。

C二桁人気の超人気薄は30頭中7頭を占め、先週のNHKマイル同様無視などできない状態。しかも14年ヴィルシーナのように勝つまであるし。そういえば前川清の持ち馬コイウタも大昔凄まじい穴をぶちかましてましたっけ。

D外国人ジョッキーは30頭中わずか3頭に騎乗ということで、カタカナブランドに固執するのは危険。

E関東馬は30頭中9頭と、まぁ、こんなもんか。

F枠順に極端な偏りはないが、それでも外目が良い感じ。

G脚質は差し・追い込み大優勢。特に真ん中から外目の枠の差し馬は要注意。良馬場なら33秒台の切れ味必須。

H30頭の年齢別構成を見ると、4歳馬16(内勝馬6)、5歳馬9(同2)、6歳馬4(同1)、7歳馬1(同1)と、4歳のぴちぴちギャルが大優勢。まぁ、今年はディメンシオン出走取り消しでメンバー全員が4・5歳のぴちぴち状態なんですが。

I過去5年15頭の血統を見るとディープが6頭と優勢で、あとはバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアは、先週も結構有益な示唆が得られたんで、今回も詳細に出してみましょう。


☆ヴィクトリアマイル過去5年上位馬の前走状況

日付

馬名

人気

着順

前走レース

前走着順

190512 ノームコア

5

中山牝馬S

   7

190512 プリモシーン

4

ダービー卿

   2

190512 クロコスミア

11

阪神牝馬S

   5

180513 ジュールポレール

8

阪神牝馬S

   5

180513 リスグラシュー

1

阪神牝馬S

   3

180513 レッドアヴァンセ

7

阪神牝馬S

   

170514 アドマイヤリード

6

阪神牝馬S

   2

170514 デンコウアンジュ

11

福島牝馬S

   4

170514 ジュールポレール

7

阪神牝馬S

   3

160515 ストレイトガール

7

阪神牝馬S

   9

160515 ミッキークイーン

1

阪神牝馬S

   2

160515 ショウナンパンドラ

2

産経大阪杯

   3

150517 ストレイトガール

5

高松宮杯

   13

150517 ケイアイエレガント

12

京都牝馬S

150517 ミナレット

18

福島牝馬S

 

集計期間:2015. 5.17 2019. 5.12


ううううむ。ここから言えるのはですな。

・15頭全員の前走が重賞であり、非重賞からの参戦は厳しそうだ。

・とりわけ、阪神牝馬S組が過半数の8頭を占め、極めて有望である。

・そして、先週に引き続き衝撃的なんだが、15年2着のケイアイエレガントを除き、前走勝ってこのレースに臨んだ馬はすべて壊滅。よって、先週に引き続き極めて真っ当な小幡先生のサウンドキアラ推しは、このトレンドに即し危険極まりない。(どうでも良いけど、日ごろ「G1は格だ」みたいなことを言い続けてきた先生が、今回「牝馬は格より調子」なんて急に日和ったことを言い始めたのは謎だ。中島みゆきの聴きすぎで、どこか心を病み始めたということなのだろうか。先生、中島みゆきのヘビーローテは心身に良くないです。どうせ聞くならZELDAにしなさい。元気出るから。)

・とは言いながら、前走どか負けした馬と言うのも殆どいない。殆どが掲示板に乗っているわけで、NHKマイルに比べまだしも常識の範疇か。

・などと言いながらも、前走どか負けした馬(19年ノームコア、16年・15年のストレイトガール)はすべて本番で勝っている所があまりに業が深く、やはりこの競走はどこか病んだところはあるのです。


Kリピーター多し。前年好走した馬が、翌年また好走する事例が山ほど。これが、今回一番重要なポイントと考えます。この論理で本命にした16年ストレイトガール、18年ジュールポレールが1着になったのは上述の通り。この論理が恐ろしいのは、前年好走した後、不甲斐ない成績を連発し、翌年大幅に人気を落とした馬でも本番では上位に食い込んでおり(13年ホエールキャプチャ、14年ヴィルシーナを見よ)、前年連絡みした不人気馬を買うだけで高配当獲得の可能性が著しく高まるのと言うことなのであります。



ということで、今年の競走、圧倒的1番人気アーモンドアイをどう考えるかが最大のポイント。これまでの実績は素晴らしいの一言で日本を代表するエースです。本来ならこんなところで負けてはいけない馬なんです。ただ、この馬、去年中山と言うアンマッチなコースで有馬を走りどか負けし、今年は心機一転ドバイに向かったらコロナ騒ぎでレースもしないでそのまま帰還と、ケチが付きまくり。過去このレース、ウオッカとかブエナビスタとかやはり負けてはいけない実績の持ち主が二着どまりになったことが何回もあり(18年のリスグラシューもそう。まぁ、この馬晩成でこの時は能力開花してなかったとも言えますが)、やはり心配ですなあ。

とは言え、府中でこの馬が格下牝馬相手に負ける所は見たくない。軸は断然これです。

相手はリピーターから。今年は該当するのがプリモシーンとノームコアですが、プリモシーンはかなり人気になってますし、上記トレンドからはノームコアの方に魅力を感じます。前走G1をどか負けしてるけど、不良馬場で行われた今年の高松宮は降着事件とかあった変な競走でこれは参考外。これを除けば府中は上得意だし、外枠引いた追い込み馬だし、如何にもこのレースに向いてる感じ。前走どか負けで人気がないなら相手はこれです。

三番手は小幡先生ご推薦のサウンドキアラ。相性の良い阪神牝馬Sを含め三連勝の実力は本物。前走勝ってる馬は死兆星のこのレースだし、なんか先週のタイセイビジョンを彷彿とさせるのも気になりますが、それでもこの成績で4番人気と言うのは随分妙味がある感じです。

他の馬は阪神牝馬Sの上位組を中心に選びました。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単26点。あと、欲に目がくらんで〇→◎→その他の3連単7点もしくは、〇→その他の三連複28点を少額。


当たるといいな。



上海馬券王 in 富山



○今日の結果

<ヴィクトリアマイル> @アーモンドアイ、Aサウンドキアラ、Bノームコア




○かんべえのつぶやき

――「現役最強馬アーモンドアイ、ここにあり!」と、ゴールインの直後にラジオ日経、小林雅巳アナがコールしました。2着には実に4馬身差でした。G1レースでこんな差がつくことは滅多にありません。いやもう、畏れ入りました。馬券王先生はしっかりとられたことと存じます。でも、ヴィクトリアマイルにしては、あまりに順当な結果で拍子抜けしましたな。

――2着のサウンドキアラ(4番人気)や、3着のノームコア(5番人気)も全く意外性のない結果でした。てっきりアーモンドアイが飛ぶんじゃないかとか、「TAROさんはシゲルピンクダイヤを本命にしているぞ」などと、いろいろ邪心があったもので、激しく脱力しております。

――不肖かんべえ、今日は全然人気になってないサラピア(オルフェーヴル産駒)から、思い切り広く三連複を流してやろうと思っていたのです。そしたらお昼ごろになって、サラピアは出走中止になってしまいました。いやもう、出ていたところで、今日の結果にはまったく関係なかったでしょうな。

――とはいうものの、今日のようにとてもとても強い馬を見ることができるのは、競馬ファンとしてはなんとも眼福であります。今日は「魔居る」を意識しすぎて、変な買い肩をして失敗してしまいました。いや、これも「魔」だったのでしょうか?牝馬はつくづく難しい。来週もオークスですけど、どうか馬券王先生、よろしくお導きください。





5月10日(日) NHKマイル


えー、相変わらず富山で蟄居閉門が続いています。

連休明けの富山は飲食店が目分量で3割くらい活動再開、道路の交通量も結構増えてきたと言うのはあるのですが、そこはやっぱり緊急事態宣言が継続中で、本屋も映画館もやっていません。ああ、本当に気がふさぐなんてもんじゃない。考えてみれば、こんな倦んだ気分でもう一か月富山にいるんですなあ。こんな生活してたら気の利いた枕の文章も思いつかないぞ。

で、表に出ても気が晴れないからネットの世界に救いを求めるわけなんですが、コロナ関係の論説読んでも有識者を名乗る連中が上から目線で言いたい放題言ってて、読めば読むほどむかつくのであります。しかもお互いの論調が相矛盾しててカオスだし。東日本大震災の時も思ったんだけど、日本の「有識者」とか「専門家」とか名乗ってるやつらの少なくとも80%は馬鹿なんじゃねえだろうか。コロナを離れて将棋中継見てもビールの水割りみたいな対局しかやってないし、dアニメストアの上映作品は、のきなみ放映延期だし、ああ、ますます気がふさぐ。

で、そんな中、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が、キャスト全員リモート出演と言う極めてラジカルな短編映画をYouTubeに上げているのを発見。いや、これが大変すばらしかったのであります。現在の逆境を逆手にとって、凄まじい低予算で笑って泣ける作品を作り上げる。今の日本にこんな気概と野心にあふれた人もいるんだ。なんか非常に励まされた気分です。かんべえ先生に紹介したら、彼もえらく気に入ってくれたみたいで、本当に良かった。この一か月じゃ、皐月賞で穴を的中させたのと、これを見れたのが数少ないグッドニュースですな。

私みたいに倦んだ気分の人は今いっぱいいると思うんで、そんな人たちにぜひ見てもらいたいです、「カメラを止めるな!リモート大作戦!」


2020 510() 2回東京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 25回NHKマイルカップ (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

シャチ 3 *木幡育也

57

158.4

()小桧山悟

1

2

タイセイビジョン 3 石橋脩

57

4.9

()西村真幸

2

3

レシステンシア 3 *ルメール

55

3.7

()松下武士

2

4

プリンスリターン 3 原田和真

57

29.9

()加用正

3

5

シャインガーネット 3 田辺裕信

55

15.6

()栗田徹

3

6

ギルデッドミラー 3 *福永祐一

55

19.7

()松永幹夫

4

7

 

メイショウチタン 3 *吉田豊

57

196.7

()本田優

4

8

サクセッション 3 *横山典弘

57

13.2

()国枝栄

5

9

 

ラインベック 3 *津村明秀

57

33.3

()友道康夫

5

10

ハーモニーマゼラン 3 大野拓弥

57

110.6

()牧光二

6

11

 

ラウダシオン 3 *M.デム

57

34.4

()斉藤崇史

6

12

ボンオムトゥック 3 *田中勝春

55

46.1

()高橋亮

7

13

 

ニシノストーム 3 *江田照男

57

189.3

()杉浦宏昭

7

14

ルフトシュトローム 3 *レーン

57

5.7

()堀宣行

7

15

ソウルトレイン 3 *藤井勘一

57

155.5

()西村真幸

8

16

ストーンリッジ 3 *松田大作

57

63.3

()藤原英昭

8

17

サトノインプレッサ 3 武豊

57

4.7

()矢作芳人

8

18

ウイングレイテスト 3 横山武史

57

20.6

()青木孝文



で、「しかし、私には競馬がある。これがある限り私は生きていくことができる。」というのが、上記枕に続く決めのセリフになるはずなんですが、うううう、こちらも最近気がふさぎ始めているのであります。

そう、先週の天皇賞。私の選んだ馬が上位を独占しているのに、二着スティッフェリオだけが無印。いや、いくら何でもスティッフェリオはねえだろう。もう一回やり直せたとしても、あれは買えない。どうしても買えと言うなら天皇賞春の法則に「ステゴ産駒は全部押さえるべし」という一文を追記しなくてはならない。非常に理不尽である。そして理不尽が天皇賞春の本質であり、私がこのレースを機に五月病を発症する所以なのだ。

しかも、次週つまり明日のNHKマイルで五月病のとどめを刺されるというのが、ここ10年の定番メニューであり、ああ、今から鬱が止まらないのであります。

え、「そんなの、お前がヘボなだけだろ。」ですって?まぁ、私がヘボなのは否定しませんが、それでも私と似たような経験した人は沢山いると思うぞ。それが証拠に見よ、これを。


悪魔も打ち震えるNHKマイル過去10年のカオス

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190505 アドマイヤマーズ 3 M.デム

18

17

2

()友道康夫

1324

-0.1

   06-07

33.9

472

+2

430

17200

22440

97390

410680

190505 ケイデンスコール 3 石橋脩

18

18

14

()安田隆行

1325

0.1

   12-14

33.6

460

-6

(87.7)

17200

22440

97390

410680

190505 カテドラル 3 アヴドゥ

18

10

7

()池添学

1325

0.1

   12-11

33.7

476

-4

(32.8)

   

97390

410680

180506 ケイアイノーテック 3 藤岡佑介

18

11

6

()平田修

1328

-0.0

   17-15

33.7

456

0

1280

3140

7470

21840

129560

180506 ギベオン 3 M.デム

18

9

2

*()藤原英昭

1328

0.0

   05-04

34.5

508

+6

(5.2)

3140

7470

21840

129560

180506 レッドヴェイロン 3 岩田康誠

18

17

9

()石坂正

1328

0.0

   11-12

34.1

474

+4

(25.0)

   

21840

129560

170507 アエロリット 3 横山典弘

18

16

2

()菊沢隆徳

1323

-0.2

   02-02

34.3

478

-2

580

17290

27730

50600

296160

170507 $リエノテソーロ 3 吉田隼人

18

14

13

()武井亮

1325

0.2

   09-09

34.0

450

-4

(37.5)

17290

27730

50600

296160

170507 ボンセルヴィーソ 3 松山弘平

18

6

6

()池添学

1329

0.6

   01-01

35.0

462

-2

(14.4)

   

50600

296160

160508 メジャーエンブレム 3 ルメール

18

4

1

()田村康仁

1328

-0.1

   01-01

35.1

496

-6

230

940

1470

11190

33030

160508 ロードクエスト 3 池添謙一

18

5

2

()小島茂之

1329

0.1

   16-16

33.8

446

-6

(6.4)

940

1470

11190

33030

160508 レインボーライン 3 福永祐一

18

18

12

()浅見秀一

1329

0.1

   09-09

34.4

430

-2

(40.7)

   

11190

33030

150510 クラリティスカイ 3 横山典弘

18

7

3

()友道康夫

1335

-0.2

   05-05

33.9

478

-4

640

2800

5990

6200

36720

150510 $アルビアーノ 3 柴山雄一

18

9

4

()木村哲也

1337

0.2

   02-02

34.4

512

+6

(6.5)

2800

5990

6200

36720

150510 ミュゼスルタン 3 柴田善臣

18

12

2

()大江原哲

1337

0.2

   11-09

33.8

470

-6

(5.9)

   

6200

36720

140511 ミッキーアイル 3 浜中俊

18

10

1

()音無秀孝

1332

-0.0

   01-01

34.8

478

+8

190

14760

15860

188380

684020

140511 タガノブルグ 3 三浦皇成

18

2

17

()鮫島一歩

1332

0.0

   13-07

33.9

428

-6

(114.5)

14760

15860

188380

684020

140511 キングズオブザサン 3 蛯名正義

18

1

12

()荒川義之

1332

0.0

   13-11

33.7

464

0

(78.4)

   

188380

684020

130505 マイネルホウオウ 3 柴田大知

18

8

10

()畠山吉宏

1327

-0.0

   16-14

33.7

482

0

3430

21890

56570

137530

1235600

130505 インパルスヒーロー 3 田中勝春

18

17

6

()国枝栄

1327

0.0

   12-10

33.9

496

-4

(14.2)

21890

56570

137530

1235600

130505 フラムドグロワール 3 横山典弘

18

12

8

()藤沢和雄

1328

0.1

   03-04

34.6

488

-10

(29.6)

   

137530

1235600

120506 カレンブラックヒル 3 秋山真一

18

5

1

()平田修

1345

-0.6

   01-01

34.6

460

-6

370

1480

2630

72990

262580

120506 アルフレード 3 ウィリア

18

17

3

()手塚貴久

1351

0.6

   05-04

34.9

516

-2

(7.4)

1480

2630

72990

262580

120506 クラレント 3 小牧太

18

12

15

*()橋口弘次

1351

0.6

   11-10

34.4

472

-4

(64.7)

   

72990

262580

110508 グランプリボス 3 ウィリア

18

13

1

*()矢作芳人

1322

-0.2

   06-05

34.0

500

-6

460

1170

2160

2040

7920

110508 コティリオン 3 小牧太

18

17

2

()橋口弘次

1324

0.2

   18-16

33.4

468

-2

(4.8)

1170

2160

2040

7920

110508 リアルインパクト 3 内田博幸

18

1

4

()堀宣行

1325

0.3

   09-09

34.2

496

+2

(6.1)

   

2040

7920

100509 ダノンシャンティ 3 安藤勝己

18

13

1

()松田国英

1314

-0.2

   16-16

33.5

468

+2

260

2040

2680

3860

17180

100509 ダイワバーバリアン 3 蛯名正義

18

1

5

*()矢作芳人

1316

0.2

   07-05

34.5

510

+4

(20.1)

2040

2680

3860

17180

100509 リルダヴァル 3 福永祐一

18

3

3

()池江泰郎

1318

0.4

   07-08

34.4

488

0

(6.0)

   

3860

17180

集計期間:2010. 5. 9 2019. 5. 5


見よ、この3連単6桁配当がデフォなカオスの光景を。13年なんか7桁配当じゃ!こんなもん、毎年当てる奴がいたらそれはすでに人を辞めた存在なのである。私なんか、この10年で当たったのがメジャーエンブレムが勝った16年のみ。まぁ、この時は三連複で万馬券ということで、結構ほっこりできたんだけど、これがなかったら今頃首をつっていたかもしれないのだ。例年、天皇賞春に次ぐ、五月病の確変がこのレースで発生しているのである。ああ、今年も当たる気がしない。

などとぼやいてばかりじゃ始まらないので、さっそく見ていきましょう。

@1番人気は5−0−0−5と、勝つかさもなくば圏外かという見事な丁半博打。いや、潔いとは言えるんですが、あまりに極端です。因みにこの3年間は馬券に全く絡まず高配当を誘引。

A2番人気は2−3−1−4と、なんか見た感じが安心感にあふれてます。

B3番人気は1−1−1−7とお買い得感はあまりない感じ。

C二桁人気の超人気薄は過去30頭中7頭を占め、無視など全くできない状況。で、どんなタイプの人気薄が馬券に絡むのかと言えば、明確なパターンは見当たりません。とにかく、先週のスティッフェリオ同様、意味もなく突っ込んできてる感じですが、敢えて言えば、主要な実績を2歳時に上げ、3歳になってピークアウトしたかと思われた存在がこのレースに限って頑張っちゃうパターンが多いってことでしょうか。

D上記30頭を見渡すと、このレース、早熟系の大宴会と言った印象を受けます。とにかく上記30頭中、大成した馬と言うのが殆どいない。このレースの後G1を勝った馬と言うのは4頭いるんですが(11年リアルインパクト、14年ミッキーアイル、16年レインボーライン、19年アドマイヤマーズ)、リアルインパクトはオーストラリアのマイナーG1だし、レインボーラインは距離倍の天皇賞春だし、古馬以降複数G1勝ったのは皆無だしで、まぁ、そういう意味で価値の低いレースとも言えましょう。

E外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗と、思いのほか低調。

F関東馬は30頭中11頭と、まぁ、こんなもんか。

G牝馬は30頭中4頭とさえない上、実績が15年から17年の三年間の固め打ちで、他は完全な男性優位。

H大型馬優位。馬体重450kg未満の馬は殆ど来ていない。もっとも今年のメンバーで小兵と言うのはいないのですが。

I脚質は、1着は逃げ・先行、2・3着は追い込みがやたら強い印象。逃げ馬を除けば上り33秒台の切れ味は必須。

J枠順は逃げ先行なら内、追い込みなら外が良い。まぁ、芝のレースはもともとそういうもんですが、このレースはその特性が特に顕著な印象。特に大外の馬の追い込みがやたら決まってます。

K過去5年15頭の血統を見るとダイワメジャー3頭(内勝馬2)、クロフネ2頭(同2)、ディープ2頭(同1)が優秀。特にダイワメジャー、クロフネと言う府中のイメージからピンとこないのがやたら活躍しているのも、この競走の一筋縄ではいかない部分を示唆している印象。

L過去5年15頭の前走キャリアなんですが、これが結構衝撃的なんで以下の表にまとめました。


上海馬券王が衝撃に打ち震えたNHKマイル過去5年上位馬の前走キャリア

日付

馬名

人気

着順

前走レース

前走着順

190505 アドマイヤマーズ

2

皐月賞

   4

190505 ケイデンスコール

14

毎日杯

   4

190505 カテドラル

7

アーリントンC

   2

180506 ケイアイノーテック

6

NZT

  2

180506 ギベオン

2

毎日杯

   

180506 レッドヴェイロン

9

アーリントンC

   3

170507 アエロリット

2

桜花賞

   5

170507 $リエノテソーロ

13

アネモネS

   4

170507 ボンセルヴィーソ

6

NZT

   

160508 メジャーエンブレム

1

桜花賞

 

160508 ロードクエスト

2

皐月賞

   8

160508 レインボーライン

12

NZT

   5

150510 クラリティスカイ

3

皐月賞

 5

150510 $アルビアーノ

4

フラワーC

   

150510 ミュゼスルタン

2

スプリングS

   7

集計期間:2015. 5.10 2019. 5. 5

・まず一般的な傾向としては、前走重賞もしくはそれに準ずるOP戦のキャリアの持ち主で占められており、特別戦とか2勝クラスのキャリアしかない馬は用なしと言うこと。

・次に勝ち馬に限れば、やはり前走G1の馬が強いということが言えます。

・更にマイル路線とか距離短縮組ばかりで距離延長組は皆無と言うのも重要な示唆と言えましょう。まぁ、ここまでは常識の範疇なんですが、私が打ち震えたのは。。。

前走勝ってこのレースに挑んだ馬で馬券に絡んだのは15年二着のアルビアーノ以外一頭もいない。

と言うことなんですな。ああ、なんて恐ろしい。こんな敗者復活戦大宴会の状況を目にしたら、「三戦三勝の馬」をセレクトした小幡先生の極めて真っ当な戦術が、危険極まりないものに見えてくるではないですか。

いや、ある程度はわかるんですよ。大きなレースを勝った馬は見栄を張ってダービーとか、オークスとかに行くんでこのレースがシカトされる傾向っていうのは確かにあるんでしょう。でもねえ、このレースだってそれに準じたトライアルはあるわけだし、ここまで前走勝った馬が活躍できないG1って見たことないです、私。これじゃあ、前走マイル以上の重賞で掲示板に乗ってるやつは全員資格ありってことで、なんか呪われてるんじゃないでしょうか。こんな競争をG1認定して本当に良いのでしょうか。


以上から、

(A)軸は前走G1組。

(B距離1600m以上の重賞で掲示板に乗った奴は全部拾う。

(C)内は先行馬、外は追い込み馬重視。

という極めてシンプルな基準で選ぶと、上記の印となる訳です。印多いですね。でもしょうがないあるよ。これはそういうレースなの。


軸はレシステンシア。


これが初めての関東遠征、初めての牡馬との対戦、圧倒的な2歳時の成績に比較し3歳以降えらく見劣りする=早熟系の可能性あり。と、突っ込みどころは多いのですが、それでも「内枠引いた先行馬」「前走桜花賞2着=しかもきっちり負けている」「騎手土曜4勝のルメール」「このレースにやたら強いダイワメジャー」「のるかそるかがはっきりした1番人気のトレンド」とこれだけ条件がそろえば、これしかないですな。まぁ、早熟の可能性ありと言ってもNHKマイルまでは賞味期限でしょうし。

対抗は、そつのないレースぶりからタイセイビジョンで最初は考えていたんですが、こういうタイプほど飛びやすい本レースのトレンドから評価を下げ、大外の差し馬ウイングレイテストを。もともと外枠成績0−2−1−0だし、このレースでやたら来ているのもこのタイプです。

馬券はレシステンシア軸の馬単12点、あるいは◎→その他の三連複66点。タイセイビジョンが絡むとすさまじいガミですが、超人気薄のひも荒れ来れば、今の倦んだ気分もすっきりします。まぁ、このレースの特質にかんがみ少額で挑む価値はあるんじゃないかと。



上海馬券王 in 富山



○今日の結果

<NHKマイル> @ラウダシオン、Aレシステンシア、Bギルデッドミラー




○かんべえのつぶやき

――先行するレシステンシアを振り切ったのは、無印のラウダシオンでした。さすがは「NHK参る」。リアルインパクト産駒は初のG1制覇となりました。そして鞍上はミルコ・デムーロ。NHKマイルを連覇したことになります。ところでラウダシオンは、以前はルメールと武豊が乗っていたのですな。「乗り替わりに注意」。以後、忘れないようにいたしましょう。

――レシステンシアは桜花賞に続いてG1レースで2着。これは悔しい。とはいえ、強いことはよくわかりました。3着にはギルデッドミラー(福永騎手)が付けました。以下、タイセイビジョンがハナ差の4着、そしてルフトシュトロームが5着となっております。

――今週は、馬券王先生がまるで完全犯罪のトリック破りのような推考をされていたのですが、これだけひねくれた結果が出るのではなかなか当たりませぬな。いや、本日の新潟大賞典(G3)などはもっとひねくれていて、10番人気―7番人気―14番人気ですからな。不肖かんべえもこの週末はつくづく取れませんでした。いやー疲れるなあ。

――どっと疲れが出たところで、来週はヴィクトリア「魔居る」。馬券王先生、予想の方はあまり根を詰めないようにして、どうかお気軽にご寄稿ください。。





5月3日(日) 春の天皇賞


えー、タイ政府の緊急事態宣言が一か月延長され、5月いっぱい航空便がすべて欠航となってしまったのであります。職場に復帰できないのです。これから更に一か月間、富山に蟄居閉門なのであります。

ううううう、たまりませんなあ、富山は富山で緊急事態宣言に基づく自粛モードが徹底してまして、町は殆どゴーストタウン。いや、富山が田舎であることは否定しがたいのですが、いやしくも富山市は県庁所在地、それなりに人はいるはずなのに、ゴールデンウイークの市街を歩いても全く人に出会わない。東京と比べはるかに感染リスクは低いというのに真面目だなあ、富山市民は。私みたいにいい加減な者が、「同郷」を名乗るのがおこがましく思えてきます。

と言う訳で、現在禁固刑を食らったような日常に突入しておりまして、競馬ができるだけ幸せだというのに、モチベーションが上がらないのであります。よって今週は簡単に。


2020 5 3() 3回京都4日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 161回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 3200m・外 (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

モズベッロ   4 池添謙一

58

12.6

()森田直行

B2

2

 

エタリオウ   5 *川田将雅

58

19.5

()友道康夫

3

3

トーセンカンビーナ   4 藤岡康太

58

15.6

()角居勝彦

3

4

ダンビュライト   6 松若風馬

58

18.0

()音無秀孝

4

5

ミッキースワロー   6 横山典弘

58

8.6

()菊沢隆徳

4

6

 

スティッフェリオ   6 *北村友一

58

53.6

()音無秀孝

5

7

ユーキャンスマイル   5 *浜中俊

58

5.0

()友道康夫

5

8

キセキ   6 *武豊

58

5.8

()角居勝彦

6

9

 

ミライヘノツバサ   7 木幡巧也

58

43.2

()伊藤大士

6

10

 

メロディーレーン   4 岩田望来

56

53.9

()森田直行

7

11

メイショウテンゲン   4 *幸英明

58

34.6

()池添兼雄

7

12

 

シルヴァンシャー   5 *M.デム

58

31.7

()池江泰寿

8

13

 

ハッピーグリン   5 *和田竜二

58

167.2

()森秀行

8

14

フィエールマン   5 *ルメール

58

2.5

()手塚貴久


いやしくも、国内最高峰の賞金が出る格式の高いG1レースなんですが、ここ数年有力馬がドバイとかに出稼ぎに出てこれをスルー、非常にしょぼいメンバー構成で争われることが多くなっております。今年もG1馬の参戦はフィエールマンとキセキ二頭のみで、あまつさえこの二頭近走が非常に不甲斐ない成績のオンパレードと、実にカオスなメンバー構成。

まずは恒例の10年トレンドを。京都競馬場もこれから改修工事に入るため、10年トレンドが成立するのも今年が最後。京都競馬場に思いをはせながらじっくりと見ていきたいです。


ひも荒れ続出天皇賞春の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190428 フィエールマン 4 ルメール

13

10

1

()手塚貴久

3150

-0.0

 05-04-01

34.5

0.0

480

0

280

1780

2470

16410

49110

190428 グローリーヴェイズ 4 戸崎圭太

13

7

6

()尾関知人

3150

0.0

 08-07-02

34.4

0.1

456

+2

(11.3)

1780

2470

16410

49110

190428 パフォーマプロミス 7 北村友一

13

8

8

()藤原英昭

3160

1.0

 05-04-05

35.2

0.3

452

-8

(30.6)

   

16410

49110

180429 レインボーライン 5 岩田康誠

17

12

2

()浅見秀一

3162

-0.0

 10-11-11

35.2

0.7

452

-2

600

1030

2510

2060

11650

180429 シュヴァルグラン 6 ボウマン

17

11

1

()友道康夫

3162

0.0

 03-02-02

35.8

0.1

474

+4

(3.0)

1030

2510

2060

11650

180429 クリンチャー 4 三浦皇成

17

8

4

()宮本博

3163

0.1

 07-04-03

35.7

0.3

488

+2

(8.0)

   

2060

11650

170430 キタサンブラック 5 武豊

17

3

1

()清水久詞

3125

-0.2

 02-02-01

35.3

0.2

536

-4

220

1040

1430

610

3780

170430 シュヴァルグラン 5 福永祐一

17

6

4

()友道康夫

3127

0.2

 05-04-03

35.2

0.5

468

-6

(12.0)

1040

1430

610

3780

170430 サトノダイヤモンド 4 ルメール

17

15

2

()池江泰寿

3127

0.2

 07-07-05

35.0

0.7

506

0

(2.5)

   

610

3780

160501 キタサンブラック 4 武豊

18

1

2

()清水久詞

3153

-0.0

 01-01-01

35.0

0.0

524

0

450

20160

29950

32350

242730

160501 カレンミロティック 8 池添謙一

18

3

13

()平田修

3153

0.0

 03-03-03

34.8

0.2

458

-2

(99.2)

20160

29950

32350

242730

160501 シュヴァルグラン 4 福永祐一

18

8

3

()友道康夫

3155

0.2

 09-11-09

34.5

0.7

468

-2

(6.4)

   

32350

242730

150503 ゴールドシップ 6 横山典弘

17

1

2

()須貝尚介

3147

-0.0

 14-03-04

35.0

0.3

510

+2

460

6060

8480

57160

236300

150503 フェイムゲーム 5 北村宏司

17

14

7

()宗像義忠

3147

0.0

 09-11-10

34.5

0.8

456

0

(22.6)

6060

8480

57160

236300

150503 カレンミロティック 7 蛯名正義

17

2

10

()平田修

3148

0.1

 02-03-01

35.3

0.1

454

0

(30.5)

   

57160

236300

140504 フェノーメノ 5 蛯名正義

18

7

4

()戸田博文

3151

-0.0

 08-07-05

34.3

0.5

498

+10

1150

2080

5670

38790

211180

140504 ウインバリアシオン 6 武幸四郎

18

12

3

()松永昌博

3151

0.0

 14-14-08

34.1

0.7

526

0

(6.5)

2080

5670

38790

211180

140504 ホッコーブレーヴ 6 田辺裕信

18

6

12

()松永康利

3151

0.0

 09-10-10

34.0

0.8

478

-2

(101.5)

   

38790

211180

130428 フェノーメノ 4 蛯名正義

18

6

2

()戸田博文

3142

-0.2

 07-03-02

36.2

0.1

496

+2

620

3190

6500

21880

111830

130428 トーセンラー 5 武豊

18

1

3

()藤原英昭

3144

0.2

 09-06-02

36.4

0.1

460

0

(13.6)

3190

6500

21880

111830

130428 $レッドカドー 7 モッセ

18

13

6

[]ダンロッ

3147

0.5

 11-10-04

36.5

0.3

482

 

(29.4)

   

21880

111830

120429 ビートブラック 5 石橋脩

18

1

14

()中村均

3138

-0.7

 02-01-01

36.5

0.0

512

-2

15960

61570

208630

97140

1452520

120429 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

18

16

3

*()池江泰寿

3145

0.7

 07-07-05

34.0

3.2

478

-4

(10.2)

61570

208630

97140

1452520

120429 ウインバリアシオン 4 武豊

18

11

2

()松永昌博

3148

1.0

 12-12-12

33.5

4.0

512

-2

(9.8)

   

97140

1452520

110501 ヒルノダムール 4 藤田伸二

18

2

7

()昆貢

3206

-0.1

 08-07-06

35.3

0.7

474

0

1690

6810

15590

25530

189840

110501 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

18

15

3

()藤原英昭

3207

0.1

 10-10-08

35.2

0.9

490

-2

(7.1)

6810

15590

25530

189840

110501 ナムラクレセント 6 和田竜二

18

3

5

()福島信晴

3209

0.3

 10-01-01

36.3

0.0

502

+2

(11.3)

   

25530

189840

100502 ジャガーメイル 6 ウィリア

18

12

2

()堀宣行

3157

-0.1

 08-07-05

33.7

0.5

472

-8

590

2320

4190

208890

911660

100502 マイネルキッツ 7 松岡正海

18

16

4

()国枝栄

3158

0.1

 02-02-01

34.2

0.1

506

-4

(8.5)

2320

4190

208890

911660

100502 メイショウドンタク 4 武幸四郎

18

4

16

()本田優

3166

0.9

 06-03-02

34.9

0.2

488

-6

(113.8)

   

208890

911660

集計期間:2010. 5. 2 2019. 4.28


うううう、「じっくり見ていく」とこみ上げるものがあります。「モチベーションが上がらない」というのも別の理由があって、私はこのレースとは徹底的に相性が悪いのであります。過去10年で的中したのが17年の一回のみ、しかもこれが悪魔も号泣しそうな超ガミ馬券ですからねえ。人気から入っても飛び、穴から入っても飛びで、自分の予想がゴミと言ってしまえばそれまでなんですが、それでもこの結末そのものが理不尽だという気持ちになるのも抗しがたいものがあり、いつもこのレースが終わったら重度の鬱を発症するわけです。これが本当の五月病なのであります。なんか今年も全く自信がありませんが、それでも行ってみましょう。

@一番人気は2−1−0−7と極めて信頼性が低い。10回に7回は馬券対象外ですから、これを外して穴狙いする価値はあります。

A二番人気は5−0−2−3とこちらは相当立派。軸にするならこちらですね。

B三番人気は0−4−1−5と馬連・三連複軸向き。

C二桁人気の超人気薄は30頭中5頭。二年に一度は馬券に絡んでおり、軽視禁物。上記一番人気の不甲斐なさと合わせ、ガチガチの低配当となった17年を除き配当はすべて超高額の大荒れレース。とにかくひも荒れ注意です。

D外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗で、特筆するほどではない。

E関東馬は30頭中8頭と、関西開催であることを考えれば大健闘。

F牝馬は過去10年一頭も馬券がらみしていない。

G枠順は明確に内枠優位。近年6〜7枠が台頭しているも、それでも内枠が有利であることに疑問の余地はない。8枠は良くて2着どまり。うーん、3200mも走れば枠順なんて関係ないと思うんですが、如何に忙しいのが序盤と終盤だけで、中盤は全く馬群に変動がないお約束のレースかっていうことですな。

H脚質は先行もしくは中位差しが優位。逃げて馬券に絡んだのはキタサンブラックのみ。

I過去10年で馬券に絡んだ30頭の年齢構成は、四歳馬10(内勝馬4)、五歳馬8(同4)、六歳馬8(同2)、7歳馬4(同0)とあらゆる世代にチャンスあるも、勝ち馬に限定すれば若い馬にアドバンテージあり。

Jリピーター現象多発。その年の上位馬が翌年も馬券に絡むことがやたら多い。今年の参戦馬ではフィエールマン一択と言うことになりますが、さて。

K過去5年、15頭の血統を見ると、ハーツクライが6頭と圧倒的。但しこれはシュヴァルグラン・カレンミロティックがリピーターでカウントされているし、過去勝馬は出していないしで、割引は必要(そもそも今年のメンバーでこの血統の参戦はないし)。この他ではディープインパクト3(内勝馬1)、みんな大好き僕らのステイゴールド3(同2)。

L過去5年、15頭の前走キャリアを見ると、さすが阪神大賞典組が8頭(内勝馬2)と圧倒的。この他目立つのは大阪杯組3頭(同2)で、あとはバラバラ。


というわけで、まずは上位人気しているG1馬二頭を見てみましょう。

まずは圧倒的と言ってよい一番人気フィエールマン。かんべえ先生の一押しでもあるこの馬、確かにメンバーの中では実績が一枚抜けていて、圧勝しても不思議ではないのですが、それでも、大外引いたということと、近走があまりにも不甲斐なさすぎるというマイナス要因あり。結構気難しくて乗りにくい馬だと思います。鞍上ルメールと言うのは買い材料ですが、一番人気が圏外に消えることの多いこの競走でどうなんでしょう。

次に三番人気キセキ。アーモンドアイの超絶レコードを演出したJCでの走りはあまりにも素晴らしく、その記憶がこの人気につながっているんでしょうが、問題はJC以降非常に不甲斐ない成績の連続と言うことで。。とにかくやたら出遅れる、道中やたら引っかかると、気性面での突っ込みどころはフィエールマンどころではありません。こんな馬が3番人気だなんて、通常であれば無視が相当ですが、今回騎手が武豊に乗り替わりと言うのがポイント。こういう性格のねじれた馬をなだめることに関して、武さん本当にうまいですからねえ。実力をきちんと出せれば勝ってもおかしくないだけに、完全無視も難しいか。ついでに言えば、この馬に小幡先生がやたら入れ込んでおられるということで、これが吉兆であるか、凶兆であるかも興味深い所です。

以上、上記二頭、無視も難しいけど、積極的に軸にもしたくないというのが結論となります。

と言う訳で、軸はユーキャンスマイル。根拠は下記の通り。

(Aこのレースと相性の良い阪神大賞典の勝ち馬。

(B年齢5歳とまだまだ伸びシロあり。

(Cこのレースと相性の良い2番人気濃厚。

とは言え、この馬にも心配な点はあって、

(D過去このレースと全く縁のないキンカメ産駒。

(E)騎手が長年連れ添った岩田の負傷で浜中に乗り替わり。

というのがありますが、血統は母父ダンスインザダークが心強いし、何よりその戦歴がバリバリのステイヤーであるということで問題ないでしょう。騎手は。。。うーん、やっぱり心配だなあ。勝つには実力以上のものも必要と言うことで、ここは三連複軸で。

対抗には最内引いたディープ産駒の4歳馬モズベッロを、フィエールマン・キセキより上位で考えたい。このレースにおける内枠と言うのはそれくらいのアドバンテージはあるのです。

他は阪神大賞典組を中心に選びました。馬券は◎軸三連複21点。フィエールマンが絡めば何点かがガミとなりますが、まぁ一番人気が10回中7回飛ぶレースですから保険ですな。



蟄居閉門確変継続中 上海馬券王 in 富山




○今日の結果

<春天> @フィエールマン、Aスティッツフェリオ、Bミッキースワロー




○かんべえのつぶやき

――しびれるような好勝負でした。まずは武マジックでキセキが先行。そして四角過ぎてから、ユーキャンスマイルが内側に駆け込んでくる。ところが真ん中を突っ走ったのがスティッツフェリオ。おお、またしてもステゴの子が来たか!と思ったところへ、差し込んできたのがフィエールマンでした。鼻差のゴールで、春天を連覇しました。


――あわてて自分が勝った3連単をチェックしたところ、1着フィエールマン、2着スティッツフェリオは買ってあるのに、3着のミッキースワローが抜けている。ああ、惜しい。途中までは3着に入れていたのに。あるいはユーキャンスマイルが3着に入ってくれてもよかった。ああ、もうちょっとで5万円越えの3連単が取れていた。惜しいっ!

――今日はルメール騎手が「らしくない」レースが多かった。フィエールマンから勝負するつもりでいる者としては、不安を感じるところでした。しかしゴール前の殺到はまことにお見事。サトノダイヤモンドがキタサンブラックを差したの有馬記念を思い出しましたな。これでルメール騎手は春秋の天皇賞を4連覇となりました。

――それにしても、こんなレースがあると「長距離はステゴ産駒」が伝説化しますな。今日のスティッツフェリオは複勝で830円、馬連も5770円ついている。そっちを買っておけばよかったかなあ。ともあれ、ステゴ産駒を愛するものとしては、またしても忘れがたい記憶が残ったことになります。

――さて、このところ土日ともに競馬しているので、今日はかなり疲れました。馬券王先生、富山での暮らしは不本意かもしれませんが、来週もまたご一緒にNHKマイルをエンジョイしましょう。ゴールデンウィーク、ほかに楽しみがないのですから。





4月19日(日) 皐月賞


えー、先週は原稿落としてしまいまして申し訳ありません。実は母が他界しまして、その葬儀で急遽日本に里帰りとなってしまったのであります。

齢86歳、まぁ、いわゆる大往生と言うやつで、年明けから体調崩していたということもあり、ある意味覚悟みたいなものはあったのですが、それでもコロナの災厄が吹き荒れるこの時期での帰国というのは違う意味で本当に大変だったのであります。

深夜便で羽田空港に早朝帰国、検疫体制が間に合わないからと言う理由で機内で1時間以上待たされて、ようやく空港内でウイルス検査を受ける(検査を仕切っていたのは、迷彩ズボンをはいているところを見るとおそらく自衛官ですな。いやあ、こんなところにまで駆り出されているんだ、ご苦労なことです)。で、これで無罪放免かと思ったら、公共交通機関は使っちゃいけない、どうしても帰りたければレンタカーで帰れとのこと。うひゃああ!

羽田空港から富山まで総走行距離450km。レンタル料と高速代ガソリン代を含めた総費用が5万円。実に新幹線を利用するのの4倍の支出です。まぁ、金の話はこの際どうでもよろしい。問題なのは免許を取ってから200kmを超える長距離ドライヴなんてしたことのない私が、深夜便で帰国した直後にこれだけの距離を運転することになったと言うことで、その緊張感たるや尋常ではなかったのであります。

東京・埼玉・群馬・長野・新潟・富山と6都県を横断すること5時間半、まぁ、思いのほか簡単にたどり着けましたが、興味深いのは「緊急事態宣言」が出ているところほど交通量がやたら多いということで、これって、東京・埼玉の人が緊急事態宣言を無視しているということなのか、そんなものを出しても抑止できないほど地域の経済エネルギーが高いということなのか、おそらく後者なんでしょうな。コロナ感染者数というものには、POKEMON−GOのポケストップ同様、強烈な都市田舎判別機能があるのかもしれません。富山なんか県境を超えた瞬間、高速道路は私の貸し切り状態でしたし。

で、なんとか故郷にたどり着き、式も無事済ませることができ、今日に至っているわけなのですが、大変なのはむしろこれからです。

日本・タイ双方が相手をエンガチョ状態に置いてまして、日本に戻れば2週間、タイに帰っても2週間自宅謹慎を要請されるということで、都合一か月、会社に出社することがかなわなくなります。まぁ、ここまでは織り込み済みなんですが、状況が帰ってきてからも悪化の一途をたどり、本当は4月24日の飛行機でタイに戻るはずが、4月いっぱいすべての航空便が欠航、あまつさえタイ政府が「医療機関で「健康証明書」を、タイ大使館で「入国許可証」を受領してないやつは国に入れない」なんて通達を出すに至りこれはもういつ戻れるのか、さっぱりわからなくなってしまったのであります。

そもそも緊急事態宣言が出ているこの時期に、蟄居閉門中の富山から医療機関と東京目黒の大使館を経由して飛行場に行きつくルートと言うのがわからない。大使館なんかゴールデンウイークで休館日が多いし、医療機関だってこの時期に健康証明なんて悠長なもん出してくれる奇特なところが本当にあるのかわからない。今タイへ戻る日程を計画することは、松本清張とかF・W・クロフツとかがアリバイトリックを構想するのと同じ、異常にマニアックな世界の所業となってくるのであります。

ううううう、たまりませんなあ。願わくば、来年の今頃「去年は得難い経験をした」なんて笑い話にできていればよいのですが。。


2020 419() 3回中山8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 80回皐月賞 (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

コントレイル 3 福永祐一

57

3.1

()矢作芳人

1

2

レクセランス 3 *北村友一

57

38.4

()池添学

2

3

 

コルテジア 3 松山弘平

57

72.3

()鈴木孝志

2

4

 

テンピン 3 中井裕二

57

135.0

()安田隆行

3

5

サトノフラッグ 3 *ルメール

57

4.1

()国枝栄

3

6

 

ディープボンド 3 *横山典弘

57

218.7

()大久保龍

4

7

サリオス 3 *レーン

57

3.9

()堀宣行

4

8

 

ウインカーネリアン 3 *田辺裕信

57

229.4

()鹿戸雄一

5

9

 

ブラックホール 3 石川裕紀

57

69.6

()相沢郁

5

10

 

$アメリカンシード 3 *丸山元気

57

192.5

()藤岡健一

6

11

クリスタルブラック 3 吉田豊

57

11.7

()高橋文雅

6

12

 

マイラプソディ 3 武豊

57

19.7

()友道康夫

7

13

$ダーリントンホール 3 *M.デム

57

14.7

()木村哲也

7

14

 

キメラヴェリテ 3 藤岡康太

57

49.5

()中竹和也

7

15

 

ラインベック 3 *岩田康誠

57

103.1

()友道康夫

8

16

ガロアクリーク 3 ヒューイ

57

34.9

()上原博之

8

17

ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

57

13.0

()池江泰寿

8

18

 

ビターエンダー 3 *津村明秀

57

55.7

()相沢郁



と、言う訳で、蟄居閉門中の富山で在宅勤務にいそしむ毎日となっております。まぁ、意外とPCとネット環境があれば、仕事はそれなりにこなせるんでありますが、やはり外出自粛と言うのは1週間を過ぎると、気がふれそうになりますなあ。こういう時に競馬ができるということが、どれだけ私にとって救いとなっていることか。事業継続に執念を見せるJRAには感謝申し上げる次第です。

さて、明日は牡馬クラシック第一弾皐月賞。これで当たればなお嬉しいということですが、まずは恒例10年トレンドから。


意外と堅い皐月賞の過去10年

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190414 サートゥルナーリア 3 ルメール

57

18

12

1

()角居勝彦

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

496

-4

170

950

1140

1480

4390

190414 ヴェロックス 3 川田将雅

57

18

7

4

()中内田充

1581

0.0

 05-04-04

34.4

478

-4

(9.0)

950

1140

1480

4390

190414 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

57

18

4

3

()萩原清

1581

0.0

 03-04-05

34.5

450

-4

(5.8)

   

1480

4390

180415 エポカドーロ 3 戸崎圭太

57

16

7

7

()藤原英昭

2008

-0.3

 04-04-04

35.1

492

0

1450

12880

23570

53410

372080

180415 サンリヴァル 3 藤岡佑介

57

16

14

9

()藤岡健一

2011

0.3

 05-05-05

35.2

488

-12

(24.6)

12880

23570

53410

372080

180415 ジェネラーレウーノ 3 田辺裕信

57

16

10

8

()矢野英一

2014

0.6

 02-02-02

37.6

496

0

(17.8)

   

53410

372080

170416 アルアイン 3 松山弘平

57

18

11

9

*()池江泰寿

1578

-0.0

 04-05-05

34.2

518

-2

2240

8710

20720

176030

1064360

170416 ペルシアンナイト 3 M.デム

57

18

7

4

*()池江泰寿

1578

0.0

 15-05-05

34.1

480

-2

(8.1)

8710

20720

176030

1064360

170416 ダンビュライト 3 武豊

57

18

10

12

*()音無秀孝

1579

0.1

 06-05-03

34.3

466

-4

(56.1)

   

176030

1064360

160417 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

57

18

18

8

()二ノ宮敬

1579

-0.2

 14-12-10

34.0

476

0

3090

6220

17680

6000

70390

160417 マカヒキ 3 川田将雅

57

18

3

3

*()友道康夫

1581

0.2

 17-15-13

33.9

498

+2

(3.7)

6220

17680

6000

70390

160417 サトノダイヤモンド 3 ルメール

57

18

11

1

*()池江泰寿

1583

0.4

 08-09-05

34.8

504

+6

(2.7)

   

6000

70390

150419 ドゥラメンテ 3 M.デム

57

15

2

3

*()堀宣行

1582

-0.2

 13-11-07

33.9

486

-2

460

790

1530

3110

12360

150419 リアルスティール 3 福永祐一

57

15

5

2

()矢作芳人

1584

0.2

 05-05-03

34.5

502

-4

(3.8)

790

1530

3110

12360

150419 キタサンブラック 3 浜中俊

57

15

7

4

()清水久詞

1588

0.6

 02-02-02

35.2

510

+6

(9.7)

   

3110

12360

140420 イスラボニータ 3 蛯名正義

57

18

2

2

()栗田博憲

1596

-0.2

 08-07-04

34.6

462

0

510

920

1900

7690

33490

140420 トゥザワールド 3 川田将雅

57

18

17

1

*()池江泰寿

1598

0.2

 03-03-03

35.2

510

-8

(3.5)

920

1900

7690

33490

140420 ウインフルブルーム 3 柴田大知

57

18

18

8

()宮本博

1599

0.3

 01-01-01

35.6

488

-2

(24.9)

   

7690

33490

130414 ロゴタイプ 3 M.デム

57

18

7

1

()田中剛

1580

-0.1

 07-08-05

35.3

486

0

370

840

1750

1210

5920

130414 エピファネイア 3 福永祐一

57

18

14

2

()角居勝彦

1581

0.1

 07-05-03

35.6

486

-8

(3.9)

840

1750

1210

5920

130414 コディーノ 3 横山典弘

57

18

12

3

()藤沢和雄

1583

0.3

 05-05-05

35.8

478

-6

(4.4)

   

1210

5920

120415 ゴールドシップ 3 内田博幸

57

18

14

4

()須貝尚介

2013

-0.4

 18-17-06

34.6

498

-8

710

1220

3190

2050

12620

120415 ワールドエース 3 福永祐一

57

18

9

2

()池江泰寿

2017

0.4

 17-17-15

34.9

446

0

(3.2)

1220

3190

2050

12620

120415 ディープブリランテ 3 岩田康誠

57

18

6

3

()矢作芳人

2018

0.5

 03-04-04

36.7

502

0

(6.2)

   

2050

12620

110424 オルフェーヴル 3 池添謙一

57

18

12

4

*()池江泰寿

2006

-0.5

 12-11-11

34.2

440

-4

1080

1260

3740

9220

55450

110424 サダムパテック 3 岩田康誠

57

18

4

1

()西園正都

2011

0.5

 08-08-08

34.9

500

-8

(2.5)

1260

3740

9220

55450

110424 ダノンバラード 3 武豊

57

18

2

8

*()池江泰寿

2013

0.7

 05-05-05

35.3

464

+4

(18.9)

   

9220

55450

100418 ヴィクトワールピサ 3 岩田康誠

57

18

13

1

()角居勝彦

2008

-0.2

 13-07-08

35.2

506

-4

230

1260

1920

11410

35220

100418 ヒルノダムール 3 藤田伸二

57

18

16

6

()昆貢

2010

0.2

 15-15-12

35.0

456

-10

(10.7)

1260

1920

11410

35220

100418 エイシンフラッシュ 3 内田博幸

57

18

11

11

*()藤原英昭

2010

0.2

 10-10-12

35.2

488

-4

(40.0)

   

11410

35220

集計期間:2010. 4.18 2019. 4.14 11年は府中開催

@1番人気は3−2−1−4と毎年18頭のフルゲートであることを考えれば、かなり優秀。

A2番人気は1−3−0−6と馬連軸向き。

B3番人気は1−1−3−5とこちらは三連複軸向き

C二桁人気の超人気薄は過去30頭中2頭のみで、基本用なし。

D上位人気がそれなりに責任を果たし、超人気薄の台頭も滅多にないということで、1〜3番人気がそろって馬券圏外に消えた18年・17年を除けば配当は出走頭数にくらべかなり穏当。今年の上位人気は後述する通り相当優秀なんで、大荒れは期待薄ではなかろうかと。

E外国人ジョッキーの騎乗は30頭中5頭と特に強調するものではない。

F関東馬は30頭中7頭と、東西の力関係を考えればこんなものか。

G枠順は大きな偏りはない。中山のパブリックイメージとは裏腹に大外でも来る。不思議なのは最内一番はこの10年一頭も馬券に絡んでおらず、今年の一番人気濃厚なコントレイルにとっては不吉なデータ。

H脚質はこれも中山のパブリックイメージとは異なり、差し追い込み大優勢。逃げ馬はこの10年、ウインフルブルーム(14年の3着)以外一頭もなし。サニーブライアンの時代も今は昔であります。

Iこの5年15頭の血統を見るとディープ産駒が6頭(内勝馬2)と圧倒的。ただし近年はロードカナロアやジャスタウエイ、オルフェと言う新興種牡馬も台頭しつつある印象。

Jこの5年15頭の前走キャリアを見ると、共同通信杯・スプリングS・弥生賞組が3頭づつで、さすが権威ある登竜門と言ったところなんですが、不思議なのは最有力登竜門認定だったはずの弥生賞組が勝ち馬に関しては0ということで、むしろ2頭の勝ち馬を出している共同通信杯組が人気との兼ね合いで有利か。更に最近は調教技術の進歩もあって、トライアルパスしてぶっつけ本番でこのレースに臨み、なおかつ結果を出すケースも出てきているということで、ああ悩ましいったらありゃしない。

以上から、まずは人気が集中しまくっている上位三頭の力関係を考えてみたい。


◎1番人気コントレイル

 買い要因:G1を含めレベルの高い競走を三戦して三勝。しかも内容が圧勝と文句のつけようがない。父ディープと言うのもこのレースのトレンドに即し、厩舎が現時点の日本ナンバーワンである矢作厩舎と言うのも文句なし。先行馬でありながら切れる脚も使える。

 不安要因:最近のトレンドではあるが、昨年末のホープフルからぶっつけ本番の参戦と言うのはどうなんでしょう。さらに過去3戦は圧勝とはいっても小頭数でのものであり、今回のような多頭数でしかも最内枠発走と言うのは、甘い所のある騎手福永というのも合わせ不安ですなあ。


◎2番人気サリオス

 買い要因:この馬もG1を含めレベルの高い競走を三戦して三勝。しかも内容が圧勝と文句のつけようがない。先行馬でありながら切れる脚も使えるというのもコントレイル同様。小幡先生の理屈から言うとこの馬が最有力と言うことにもなります。

 不安要因:過去3戦がすべてマイルでのものであり、この距離の適性は未知数。またこの馬もコントレイル同様、2歳戦からのぶっつけ本番で、悩ましいし、父ハーツクライと言うのもこのレースのトレンドからは外れてます。もっとも晩成血統のハーツの子供が2歳からこれだけの実績を積み上げているというのは、これとんでもなく強い可能性もあるんですが。


◎3番人気サトノフラッグ

 買い要因:新馬戦でぼろ負けしたのち、弥生賞を含む3戦を圧勝で三連勝とこちらの実績も申し分なし。特に主要なキャリアを三歳になってから積み上げているというのは他の二頭にない安心感があります。騎手ルメールも2週間の自宅謹慎の後、本日土曜のレースで5勝という大反撃で、自分が今置かれている環境を考えるとなんか感情移入したくなりますな。当然父ディープと言うのも買い要因。

 不安要因:圧勝したと言ってもここ数年の弥生賞はレベルダウンが著しい印象で買いかぶられている可能性もそれなりに。また切れる脚と言うのがとことんないのも、このレースのトレンドに即しいかがなものか。


以上、不安点も多々ありますが、どの馬も魅力的で、勝ち馬が上記三頭から出るのはおそらく間違いない所でしょう。結局これまで直接対戦がなく明日力関係が初めて明確になるということで、ここは個人の感性で順位を決め打つしかないと考えます。

私の感性としては恥ずかしながら人気通り、◎コントレイル、〇サリオス、▲サトノフラッグですか。強いことには疑いないけど力関係が不明確な複数対象をギャンブルとして考えたとき、小幡先生の理屈が正しいとは思うんですが、ただ、これまで「G1競走はギャンブルじゃない」と言ってきた先生の理屈と今回のは矛盾しているんじゃないかと言う違和感というか反感みたいなものは感じますし、そもそもこの3頭、人気的には大差がないんで、きっとこれでいいのだ。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単34点。人気上位三頭で決まればガミですが、その他の馬が絡めば結構な配当となります。特に登竜門として確かな実績のある共同通信杯、スプリングSを勝ちながら異常な低人気のダーリントンホール、ガロアクリークが絡めば結構愉快千万なんですが、さて。



上海馬券王 in 富山



○今日の結果

<皐月賞> @コントレイル、Aサリオス、Bガロアクリーク




○かんべえのつぶやき

――最後の坂道、コントレイルとサリオスという無敗のG1馬同士が、ものすごい競り合いでゴールしました。いやあ、すごかった。勝ったのはコントレイル。あいにく当方はサリオスから行っておりました。いや、@―Fの馬連は取れているけれども、そんなのは負け惜しみというものであります。


――馬券王先生は、富山にてしっかり3連単をゲットされました。うまい具合に3着が8番人気のガロアクリークでしたから、260倍という大勝利です。おめでとうございます。これはもうタイに戻っちゃダメですよ。このまま日本に居ましょう!

――レース前には、コントレイルは鞍上が心もとないし、1枠1番なんて滅多に来ないんだから・・・なんてことを言っておりましたが、福永騎手に謝罪しなければなりませぬ。福永騎手はこれが皐月賞初勝利。これでクラシックレースを完全制覇、そして親子制覇も。おめでとうございます。

――われわれの競馬の師匠、
TAROさんが新しい本を出版されました。「競馬記者では絶対書けない騎手の取扱説明書」といいます。これがたいへん勉強になります。福永騎手についても、非常に深い洞察をされていて、思えばワシはあれを読んで、心を入れ替えるべきであったのだ。ともあれ、競馬ファンは刮目して読むべし、と言っておこう。

――今日はレースをしながら、馬券王先生や山崎さんやオバゼキ先生との間でメールが飛び交う、という楽しい体験ができました。互いに離れてはいても、ファンの気持ちは一緒でありますな。それくらい今年の皐月賞は面白かった。強い馬が競い合う、というのは良いものです。ああ、楽しかった。とりあえず余は満足じゃ。





4月12日(日) 桜花賞


(結果だけ書きとめておきます)



○今日の結果

<桜花賞> @デアリングタクト、Aレシステンシア、Bスマイルカナ




○かんべえのつぶやき

――馬券王先生のお宅でご不幸があったために休載となりました。その昔、10代の頃に先生のお宅によく遊びに行きましたが、お母さまはとってもフランクでお優しい方でした。合掌。馬券王先生、ご愁傷様です。


――さて、この日のレース、不肖かんべえは本命がサンクテュレール、対抗がマルターズディオサで買ってますから、まったく筋違いもいいところ。雨の中の決戦を制したのはデアリングタクトで、阪神競馬場の最後の坂道を駆け上がる迫力には息を呑むものがありました。とんでもない牝馬ですな。畏れ入りました。

――
東洋経済オンラインの執筆陣の間では、「やっぱりアンカツ先生に逆らってはいけない」という結論になりました。そんな中で、編集F氏が直前金曜日のラジオ日経で、「デアリングタクトーレシステンシア」を推奨してバッチリ当てていたのはお見事でありました。

――このところユーウツな日々が続く中で、競馬こそが偉大なる息抜きとなっております。ああ、ちゃんと続けてくれJRA。





4月5日(日) 大阪杯


えー、タイの非常事態宣言が次のフェーズに突入し、現在夜間外出が禁止されているのであります。週末バンコクに向かうと着くのがこの時間帯に抵触する可能性が高く、結果、これからしばらくはカビンブリに蟄居閉門となってしまったのであります。まぁ、バンコクに行ってもスーパーマーケット以外行くところはないし、しょうがないと言えばしょうがないのですが、バンコクのマンションではグリーンチャンネルが見れるのにカビンブリの社宅じゃ、それもダメと言うことで、結構いたいけな気分であります。

それに暑いんだよねえ、今のタイは。4月は年間で一番暑い時期なのだ。そういう中で、再利用可能な布製マスクを装備してると、これはもう地獄と言うか、意識が朦朧としてくるというか、肺炎に感染しなくてもこれだけで体調が悪化してしまうような状況で、モチベーションが低下することこの上ありません。小幡先生もここ数か月やる気のない競馬記事ばかりだったのが、今週は更に輪をかけてやる気がないということで、まぁ、気持ちはわかります。先生を見習って、私も今回は簡単に。


2020 4 5() 2回阪神4日目 12頭 [15:40発走]
【11R】 64回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ロードマイウェイ 4 *武豊

57

18.0

()杉山晴紀

B2

2

サトノソルタス 5 藤岡康太

57

41.9

()堀宣行

3

3

ブラストワンピース 5 川田将雅

57

5.2

()大竹正博

4

4

ワグネリアン 5 *福永祐一

57

6.1

()友道康夫

5

5

ラッキーライラック 5 M.デム

55

4.7

()松永幹夫

5

6

 

レッドジェニアル 4 *酒井学

57

66.4

()高橋義忠

6

7

ステイフーリッシュ 5 岩田康誠

57

50.4

()矢作芳人

6

8

ダノンキングリー 4 横山典弘

57

3.3

()萩原清

7

9

 

マカヒキ 7 *ヒューイ

57

22.8

()友道康夫

7

10

 

ジナンボー 5 *藤岡佑介

57

47.4

()堀宣行

8

11

 

カデナ 6 鮫島克駿

57

40.2

()中竹和也

8

12

クロノジェネシス 4 北村友一

55

5.5

()斉藤崇史


春のG1としては数少ない古馬中距離戦。ドバイ参戦組が回避で小頭数の一戦となったにもかかわらずそれなりに骨っぽい馬が集結しました。

まずは恒例過去10年トレンドから。このレースG1昇格して3戦しか戦われていないのですが、G2の7年間もやはり小頭数だし、もともと春の古馬中距離戦ではこのレース以外に格式の高いレースがないという構造は同じなんで、G2時代も実質G1競走と評価するのが相当と考える次第です。

小頭数なのに荒れている大阪杯過去10年

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190331 大阪杯G1 アルアイン 5 北村友一

14

3

9

*()池江泰寿

2010

-0.0

 03-04-04

35.2

524

-4

2220

3680

10940

10740

93560

190331 大阪杯G1 キセキ 5 川田将雅

14

6

2

*()角居勝彦

2010

0.0

 02-02-02

35.4

508

+2

(4.1)

3680

10940

10740

93560

190331 大阪杯G1 ワグネリアン 4 福永祐一

14

2

4

*()友道康夫

2011

0.1

 07-08-08

35.1

468

+8

(8.2)

   

10740

93560

180401 大阪杯G1 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

15

1

()庄野靖志

1582

-0.1

 15-01-01

34.1

516

-4

350

2930

3750

2780

17450

180401 大阪杯G1 ペルシアンナイト 4 福永祐一

16

5

6

*()池江泰寿

1583

0.1

 10-09-09

33.7

482

0

(16.3)

2930

3750

2780

17450

180401 大阪杯G1 アルアイン 4 川田将雅

16

8

2

*()池江泰寿

1584

0.2

 05-05-05

34.0

516

-6

(3.6)

   

2780

17450

170402 大阪杯G1 キタサンブラック 5 武豊

14

5

1

()清水久詞

1589

-0.1

 03-03-02

34.3

540

+4

240

2320

3390

4830

23910

170402 大阪杯G1 ステファノス 6 川田将雅

14

4

7

()藤原英昭

1590

0.1

 05-04-04

34.2

482

-4

(17.7)

2320

3390

4830

23910

170402 大阪杯G1 ヤマカツエース 5 池添謙一

14

13

4

()池添兼雄

1591

0.2

 10-09-07

33.8

514

-2

(10.2)

   

4830

23910

160403 産経大阪G2 アンビシャス 4 横山典弘

11

9

2

*()音無秀孝

1593

-0.0

 02-02-02

33.4

468

+4

390

1470

2510

2540

12810

160403 産経大阪G2 キタサンブラック 4 武豊

11

7

5

()清水久詞

1593

0.0

 01-01-01

33.6

524

-2

(6.2)

1470

2510

2540

12810

160403 産経大阪G2 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

11

8

4

()高野友和

1595

0.2

 05-05-03

33.3

456

+14

(5.9)

   

2540

12810

150405 産経大阪G2 ラキシス 5 ルメール

14

3

4

*()角居勝彦

2029

-0.3

 11-11-11

35.9

468

+10

1200

840

2940

1980

16620

150405 産経大阪G2 キズナ 5 武豊

14

7

1

()佐々木晶

2032

0.3

 12-12-12

36.0

506

-8

(1.4)

840

2940

1980

16620

150405 産経大阪G2 エアソミュール 6 M.デム

14

4

6

*()角居勝彦

2037

0.8

 05-04-04

37.5

496

-6

(15.0)

   

1980

16620

140406 産経大阪G2 キズナ 4 武豊

8

7

2

()佐々木晶

2003

-0.2

 08-08-08

33.9

498

 

240

7020

9090

1620

20050

140406 産経大阪G2 トウカイパラダイス 7 柴山雄一

8

3

6

()田所秀孝

2005

0.2

 02-02-02

36.4

514

+2

(76.3)

7020

9090

1620

20050

140406 産経大阪G2 エピファネイア 4 福永祐一

8

4

1

()角居勝彦

2006

0.3

 06-06-05

34.4

484

-2

(1.9)

   

1620

20050

130331 産経大阪G2 オルフェーヴル 5 池添謙一

14

5

1

()池江泰寿

1590

-0.1

 11-09-06

33.0

464

+6

120

360

420

770

1670

130331 産経大阪G2 ショウナンマイティ 5 浜中俊

14

3

2

()梅田智之

1591

0.1

 13-12-10

32.9

512

+6

(9.6)

360

420

770

1670

130331 産経大阪G2 エイシンフラッシュ 6 C.デム

14

7

5

()藤原英昭

1591

0.1

 08-03-03

33.5

492

+4

(12.6)

   

770

1670

120401 産経大阪G2 ショウナンマイティ 4 浜中俊

12

11

6

()梅田智之

2055

-0.2

 11-11-12

34.3

500

-4

900

990

2660

1740

11540

120401 産経大阪G2 フェデラリスト 5 横山典弘

12

6

1

()田中剛

2057

0.2

 03-03-03

35.2

524

-4

(2.6)

990

2660

1740

11540

120401 産経大阪G2 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

12

2

2

()池江泰寿

2058

0.3

 01-01-01

35.6

482

0

(4.5)

   

1740

11540

110403 産経大阪G2 ヒルノダムール 4 藤田伸二

15

8

1

()昆貢

1578

-0.0

 07-07-06

34.4

474

-2

370

6910

11320

10390

74720

110403 産経大阪G2 ダークシャドウ 4 福永祐一

15

13

8

()堀宣行

1578

0.0

 11-12-12

33.9

492

-16

(40.2)

6910

11320

10390

74720

110403 産経大阪G2 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

15

15

3

*()藤原英昭

1578

0.0

 11-09-09

34.1

492

+4

(4.8)

   

10390

74720

100404 産経大阪G2 テイエムアンコール 6 浜中俊

12

11

6

()柴田政見

1595

-0.1

 04-04-04

34.9

462

-4

2150

25640

77450

5060

103370

100404 産経大阪G2 ゴールデンダリア 6 幸英明

12

6

9

()二ノ宮敬

1596

0.1

 10-08-08

34.7

476

0

(52.3)

25640

77450

5060

103370

100404 産経大阪G2 ドリームジャーニー 6 池添謙一

12

8

1

()池江泰寿

1596

0.1

 10-11-08

34.6

434

-4

(1.2)

   

5060

103370

集計期間:2010. 4. 4 2019. 3.31

@1番人気は4−2−2−2と例年小頭数と言うのはあれ、凄まじく高い信頼度。

A2番人気は2−2−2−4とまずは文句なし。

B3番人気は0−0−1−9と極度の背信状態。

C二桁人気の超人気薄はさすが小頭数だけあって一頭も馬券に絡んでいない。

D小頭数で1・2番人気が信頼に応えている、あまつさえ超人気薄の台頭もないというのに、配当はかなり高め。3連単なんか涙ちょちょぎれる低配当となった13年を除きすべて万馬券。要は上位人気から外れた中穴認定の馬が評価以上の好走をしているんですな。特に目を引くのは6番人気の健闘で、その実績2−2−1−5と2番人気に匹敵する好成績。いずれにせよ上位人気だけ買っていてはいけないレースですな。

E外国人ジョッキーは30頭中4頭に騎乗で、特に強調は出来ない。

F牝馬は30頭中2頭が連絡みで、信頼性は高いとは言えない。今年はラッキーライラック、クロノジェネシスという牝馬が2頭出走していて、どちらも人気しているんですが、さて。

G関西馬天国。関東馬は30頭中3頭のみで、1番人気ダノンキングリー、3番人気ブラストワンピースには不安なデータ。

H枠順に大きな偏りなし。まぁ、例年小頭数ですから。

I脚質は、先行馬で決まる年と、追い込みがやたら決まる年とで傾向が二極化。土曜開催の阪神芝のレースはおおむね先行決着なんですが、さてこれは悩ましい。

J過去10年30頭の年齢構成は4歳馬12頭(内勝馬5)、5歳馬10頭(同4)、6歳馬7頭(同1)、7歳超1頭(同0)と圧倒的に若い馬が有利。

K過去5年15頭の血統を見るとディープ産駒が8頭(内勝馬3)と圧倒的。うーん、やはりこのコース、この距離はディープなんでしょうなあ。今年も小頭数12頭中6頭がディープ産駒の出走と言うことで、まぁ、どれかは馬券に絡むんでしょう。

L過去5年15頭の前走キャリアを見ると金鯱賞組が4頭(内勝馬2)、有馬からの直行組が4頭(内勝馬2)が双璧です。


以上のトレンドから小幡先生のやる気のない推薦を受けたダノンキングリーが最有力で逆らえない感じではあります。信頼できる1番人気だし、ディープ産駒だし、レベルの高い所を歴戦してマイルC以外すべて馬券に絡んでいるし、先行しても追い込んでも結果を出している自在性も魅力だし。うーん、確かにこれは逆らえない感じではあるんですが。。。

しかし、しかし、敢えて今回私は逆らいたい!だって、こんな小頭数のレースでダノンキングリーから馬券を買ったら配当が付かないのだ。先週も言ったけど、無観客になってから馬券投票の傾向が均質化して、ただでさえ低配当のレースがますます低配当になっているのだ。私が考えることは他の馬券投票者も考えているわけで、既存のセオリーで馬券を買うと当たっても儲からないのだ。ここは敢えて定跡系を外した買い方と言うのを今回はしてみたい。


と言う訳で、本命はロードマイウェイ。理由は下記の通り。


(A前走大敗するまで5連勝してきた上り馬。

(B内枠実績3−0−0−1。阪神実績2−0−0−1とコース適性あり。

(C)私の大好きなジャスタウェイの産駒。

(D先行しても追い込んでも結果を出している自在性。切れる脚も当然持ってます。

(Eこのレースに相性の良い金鯱賞組。大敗したけど。

(Fこのレースに相性の良い4歳馬。

(G騎手が今年大復活の武豊。

(H)このレースに相性の良い6番人気。


あ、(Hを見て怒り出した人、怒っちゃいけないよ。定跡系を外すとこういうサイン馬券みたいな買い方も取り入れなきゃならんのです。まぁ、当日何番人気になるかはまだわからないし、これまでしょったことのない57kgの斤量も気になるところではありますが、まぁ、勝つのは無理でも武が圏内には持ってきてくれるでしょう。


この他の馬は、G1実績組と金鯱賞組、ディープ産駒から手広く選びました。馬券は◎軸の三連複21点。こんな小頭数でこんなに買ってもガミは一つもなく、ダノンキングリー絡みでも結構な配当になります。特に注認定した2頭(金鯱賞2着のディープ産駒サトノソルタスとどんなレースでも相手なりに走るステイフーリッシュ)が馬券に絡むとこれは特大万馬券なのであります。出でよ万券!!


ただいま蟄居閉門中 上海馬券王 in  Kabinburi




○今日の結果

<大阪杯> @ラッキーライラック、Aクロノジェネシス、Bダノンキングリー




○かんべえのつぶやき

――今年の大阪杯は牝馬のワンツー。わが愛するオルフェ産駒のラッキーライラックがやってくれました。取りましたよ3連単を。あんまり高くなかったけど。2着にクロノジェネシス、3着はダノンキングリーでした。ロードマイウェイが来てくれたら、もっと高くなったのですけど。


――ラッキーライラックの鞍上はミルコ・デムーロ騎手。イタリアの家族が気になるのか、昨日から調子が今一つ。ダービー卿CTなどは1番人気プリモシーンに乗って5着でしたから。でも、今日は10R難波Sでセラビアで勝利。これで息を吹き返したように見えました。セラビアもオルフェーヴル産駒の牝馬ですから、本人的には「行ける!」と思ったのではないでしょうか。

――つくづく思います。今の日本で競馬ができているのは、それ自体が奇跡的なことなのだと。ドバイのW杯だって中止になってしまったし。この後、競馬が再開されるのはずっと先のことになるかもしれません。

――その点、たとえ無観客であっても、日本では蟄居閉門中の土日に競馬ができるなんて、なんと幸せなことでしょうか。JRAは売り上げがあんまり落ちてないみたいですよ。きっとすることがなくて、ネット競馬にはまっている人が大勢いるのでしょう。パチンコよりもいいですよね。

――ということで、来週は桜花賞。阪神競馬場の桜はまだもっているか、ではなくて、来週もちゃんと競馬ができるかどうかがわかりません。でも、この幸せを大切にしたいです。カビンブリの馬券王先生も、きっと同じ思いだと思います。






3月29日(日) 高松宮記念


えー、フェブラリーSからわずか1か月で世界はとんでもないことになっているのであります。まさか、欧米で新型肺炎があそこまで爆発的に拡大するとは。。自分は耐性を持つ病原菌を南米でばらまいてマヤ文明を壊滅させた方々の末裔にしては、ずいぶん脆弱と言うか、ジャレド・ダイアモンドの著作を読んだものとしてはあまりに意外なのであります。この手の事態には免疫豊富な人たちだと思ってたんですがねえ。

日本も東京を中心に非常事態宣言一歩前の状況となっていまして、先週末から翌週明けは殆どのオフィスが閉鎖されてます。年度末決算の忙しい時期に東京の本社に電話しても誰も出ないというのは一体どういうことなんでしょう。これは3.11以上の異常事態と言うしかありませんな。

バンコクもひどいもんです。カラオケ・キャバクラは言うに及ばず、堅気のレストラン・マッサージ店も営業自粛状態で、職をなくしたホステス嬢とかウエイトレスとかが一斉に里帰り。バス・ターミナルでそういう人たちがごった返している映像を見たタイの首相が「ウイルスを地方にばらまくつもりか!」とブチ切れて急遽「非常事態宣言」が発令されました。いや、サービス業の従事者ってほとんどが地方出身者だから、レストランとか止めるとそうなることはわかり切ったことではないか。

もっとも軍事政権が出す非常事態宣言と言うことで、最初は戒厳令並みの重々しいものになるのではないかと思ってたんですが、現状はまだそこまで行ってません。外出は自粛モードではありますが禁止はされていないし、バンコクをロックダウンするということもなく、主要幹線道路で軍が検問してますが、パスポート提示や体温測定を要求されることもなく、簡単に通してもらいました。おかげで、この文章もバンコクのマンションで書けているわけです。まぁ、このぬるい規制がいつまで続くかはわからんわけで、私も来週からしばらくはカビンブリに蟄居閉門状態になる可能性が非常に高いのではなかろうかと。

ただ、こういうぬるい規制でも街は劇的に変わりました。道路の交通量は平常の3割程度、電車に乗っても乗客はいつもの2割、その全員がマスクをつけてます。先週までは8割程度のマスク装着率だったのに、今ではマスクをしないやつはパブリックエネミーとして弾劾されます。さすがの私もマスクを買いに行きました。どこも売り切れ状態で、ようやく見つけた店で提示された値段は一枚20バーツ(80円弱)、10枚セットでしか売れないのだとか。現地の物価水準を考えると、とんでもないぼったくり価格なんですが、まぁ、これだけ需給バランスが狂うとしょうがないのでしょうか、日本であくどく儲けてるどっかの市会議員に比べればこれでも良心的なのかもしれません。

現状、こちらで暮らす日本人にとって最も影響があるのはタイへの入国制限が滅茶苦茶厳しくなって、事実上一度国を出たら再入国は出来ない鎖国状態だということですね。基本、現地でワークパーミットを取得していない人は入国できません。あまつさえ、コロナに対する陰性証明を持って来いなんて通達まで出てます。日本じゃ検査も受けさせてもらえないのに誰がそんなものを発行するんじゃ(日本の外務省が掛け合ったのでしょうか、最近は「陰性証明」じゃなくて通常の健康診断書でも可となったようなんですが)!いやね、実は私の会社、4月1日付で社長が交代のはずだったんですよ。ところが上記規制のせいで赴任できなくなっちゃったんです。会社と言うのは社長のサインがなくては進まないことが山ほどあるわけで、これはもう発狂ものです。どないしてくれるんじゃあ!

とにかく、夜の歓楽街は全部閉鎖、ゴルフ場も主要施設はすべてシャットアウトということで、現地で暮らす日本人出向者は重大なメンタルクライシスに直面しているわけです。仕事のストレスの吐き出し口がすべてなくなっちゃったわけですからね。そのうち発狂する人が出てきてもおかしくないですな、これ。それに比べれば私には競馬がある。ドバイのワールドカップが中止になっても、日本のJRAは未だに興行を継続してくれている。これは大変ありがたいことです。競馬があれば私は正気を維持していられるのだ。競馬万歳!


2020 329() 1回中京8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 50回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ステルヴィオ 5 丸山元気

57

20.0

()木村哲也

1

2

アウィルアウェイ 4 *松山弘平

55

30.7

()高野友和

2

3

ダイアトニック 5 北村友一

57

9.1

()安田隆行

2

4

 

ティーハーフ 10 国分優作

57

163.6

()西浦勝一

3

5

 

ラブカンプー 5 *酒井学

55

191.1

()森田直行

3

6

ダノンスマッシュ 5 川田将雅

57

4.5

()安田隆行

B4

7

グルーヴィット 4 *岩田康誠

57

48.3

()松永幹夫

4

8

グランアレグリア 4 *池添謙一

55

3.8

()藤沢和雄

5

9

*タワーオブロンドン 5 *福永祐一

57

5.1

()藤沢和雄

5

10

 

アイラブテーラー 4 武豊

55

21.9

()河内洋

6

11

 

クリノガウディー 4 *和田竜二

57

65.8

()藤沢則雄

6

12

セイウンコウセイ 7 幸英明

57

28.4

()上原博之

7

13

 

ダイメイプリンセス 7 秋山真一

55

173.7

()森田直行

7

14

$モズアスコット 6 *M.デム

57

7.9

()矢作芳人

7

15

ナックビーナス 7 *田辺裕信

55

45.2

()杉浦宏昭

8

16

 

$モズスーパーフレア 5 松若風馬

55

24.3

()音無秀孝

B8

17

 

$シヴァージ 5 藤岡佑介

57

37.2

()野中賢二

8

18

 

ノームコア 5 *横山典弘

55

27.2

()萩原清



うーん、「競馬万歳!」とは言ったものの、無観客興行となってからの日本の競馬は何かがおかしいのであります。的中率も低下しているけど、それ以上に当たった時の回収率が異常に低くなっているのだ。なんなんでしょうねえ、これ。

仮説として言えるのは

1.無観客と言う状態が馬の走りに影響を与えている。

直線での観客のどよめきでモチベーションが上がる馬がどよめきがないのでやる気をなくす、もしくは神経質で気性に問題のある馬が観客の大歓声で集中力をそがれることがなく好走するということはあるのかもしれません。左回りが疑問視されていたサートゥルナーリアが金鯱賞できちんと勝ち切ったのは実は無観客であることが大きく寄与していた可能性はあるのではなかろうかと(彼は非常に神経質な馬ですからね)。明日の高松宮杯でも藤沢厩舎から出走する2頭の人気馬は気性に問題があるので無観客であることが重要な意味を持ってくるのかもしれません。

2.競馬場やウインズに通う競馬親父が馬券購入から排除され、オッズの質が従来から著しく変質している。

この可能性は多分にあるのではないかと。ネット購入者が組み立てる馬券のアルゴリズムは競馬場に通う方々のそれと大きく異なり、後者が排除された結果、似た者同士の勝負になり当たった時の配当が著しく低下しているというのは、なんか非常にありそうな感じです。まぁ、競馬場で馬券を買い続けてきた競馬親父が馬券購入の道を断たれ、そのまま競馬行為を断念するかは大いに疑問で、新規にネット投票に参戦している可能性も高いとは思うんですが、それでも万馬券の手ごたえがあった当たり馬券の配当が60倍前後と言うのがこれだけ続くと、そういう可能性にも目を向けてみたくなりますな。ここら辺、行動経済学者の小幡先生に分析いただけるとありがたいのですが。

と言う訳で、初めて無観客状態で開催されるG1競走、高松宮記念であります。「無観客」という要因に気を配りつつ、まずは恒例過去10年トレンドを見てみましょう。


ひも荒れ注意な高松宮杯の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190324 $ミスターメロディ 4 福永祐一

57

18

3

3

()藤原英昭

1073

-0.1

   04-05

33.6

492

-4

780

30530

49630

870740

4497470

190324 セイウンコウセイ 6 幸英明

57

18

4

12

()上原博之

1074

0.1

   03-02

33.9

504

-4

(108.0)

30530

49630

870740

4497470

190324 ショウナンアンセム 6 藤岡康太

57

18

7

17

()田中剛

1074

0.1

   13-11

33.4

490

0

(358.9)

   

870740

4497470

180325 ファインニードル 5 川田将雅

57

18

9

2

()高橋義忠

1085

-0.0

   06-06

34.5

480

-8

550

1690

3170

15910

60450

180325 レッツゴードンキ 6 岩田康誠

55

18

8

3

()梅田智之

1085

0.0

   08-06

34.6

500

+8

(6.3)

1690

3170

15910

60450

180325 ナックビーナス 5 三浦皇成

55

18

7

10

()杉浦宏昭

1086

0.1

   06-06

34.7

522

-4

(41.2)

   

15910

60450

170326 セイウンコウセイ 4 幸英明

57

18

6

5

()上原博之

1087

-0.2

   04-04

34.5

500

0

870

2150

4750

3230

23880

170326 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

18

3

2

()梅田智之

1089

0.2

   13-12

33.9

506

+4

(5.1)

2150

4750

3230

23880

170326 レッドファルクス 6 M.デム

57

18

7

1

()尾関知人

1090

0.3

   08-06

34.6

472

+7

(3.6)

   

3230

23880

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

57

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

55

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

57

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

57

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

57

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

130324 ロードカナロア 5 岩田康誠

57

17

11

1

*()安田隆行

1081

-0.2

   09-07

33.2

498

-4

130

470

560

11340

27200

130324 ドリームバレンチノ 6 松山弘平

57

17

12

2

()加用正

1083

0.2

   12-11

33.3

492

-2

(9.4)

470

560

11340

27200

130324 ハクサンムーン 4 酒井学

57

17

13

10

()西園正都

1083

0.2

   01-01

34.0

464

-6

(85.6)

   

11340

27200

120325 カレンチャン 5 池添謙一

55

18

10

2

*()安田隆行

1103

-0.0

   02-02

35.5

482

0

390

950

1750

1070

5930

120325 サンカルロ 6 吉田豊

57

18

17

3

()大久保洋

1103

0.0

   10-12

34.7

504

-6

(6.5)

950

1750

1070

5930

120325 ロードカナロア 4 福永祐一

57

18

1

1

*()安田隆行

1104

0.1

   04-04

35.4

500

0

(2.4)

   

1070

5930

110327 $キンシャサノキセキ 8 リスポリ

57

16

4

3

()堀宣行

1079

-0.2

   04-03

34.0

494

-10

450

2370

3970

33730

129290

110327 サンカルロ 5 吉田豊

57

16

8

4

()大久保洋

1081

0.2

   11-10

33.3

494

-2

(10.5)

2370

3970

33730

129290

110327 アーバニティ 7 四位洋文

57

16

6

11

()古賀慎明

1081

0.2

   09-07

33.6

500

-6

(86.8)

   

33730

129290

100328 $キンシャサノキセキ 7 四位洋文

57

18

6

1

()堀宣行

1086

-0.0

   07-06

34.6

504

0

370

2690

4450

4230

23750

100328 ビービーガルダン 6 安藤勝己

57

18

17

6

()領家政蔵

1086

0.0

   03-04

34.8

506

+8

(11.9)

2690

4450

4230

23750

100328 $エーシンフォワード 5 岩田康誠

57

18

16

3

*()西園正都

1086

0.0

   09-11

34.5

482

+2

(4.9)

   

4230

23750

集計期間:2010. 3.28 2019. 3.24 (11年は阪神開催)


@1番人気は3−0−3−4と例年18頭出ていることを考えれば大変立派。但しこの3年は勝ち馬を出してない。

A2番人気は2−3−0−5と馬連軸向き。

B3番人気は3−2−3−2と極めて素晴らしい!1番人気を凌ぐ信頼度を3番人気の馬が獲得していると言うのは他のG1にはない特徴です。そういう意味で言うと現在三番人気のタワーオブロンドンが最有力と言うことになるんですが、問題は競馬場・WINSで馬券販売がない前日オッズがどこまで信用できるのかと言うことで、オッズは当日大きく動く可能性も考慮する必要あります。

C上位人気がこれだけ高い勝率・連対率・複勝率を得ているということは、例年1〜3着に1〜3番人気の馬が最低二頭は入っているということになるんですが、その割に配当は高め。これは二桁人気の超人気薄が過去10年で5頭、思い出したように突っ込んできていることによりまして、要は人気サイドを押さえながら極端なひも荒れにも警戒が必要。

D外国人ジョッキーは過去30頭中、5頭の鞍上で、これは特に強調するほどでもない。

E牝馬は30頭中6頭と、こちらは軽視禁物。

F関東馬は30頭中12頭と意外な健闘。

G枠は内枠(特に2〜3枠)が良い。馬番二桁の馬はこの4年馬券の対象外。

H脚質は先行馬が圧倒的に優位。追い込み馬は3着どまりで、逃げ馬は13年3着ハクサンムーン以外馬券に絡んでいない。

Iリピーター多し。その年の上位が翌年または2年後に再度連絡みするケースが多発。今年の対象はセイウンコウセイとナックビーナスでこれがそろって低人気と言うことは是非押さえておきたい。

J過去30頭の年齢構成は4歳が7頭(内勝馬3)、5歳10頭(同4)、6歳9頭(同0)、7歳超4(同3)と基本若い馬が優位だが、高齢馬も捨てたものではない。

K過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。あえて言えばアドマイヤムーンが4頭(リピーター込みなんで実質2頭)だけど、今年は参戦なし。他にはマイナー系の外国産馬が3頭連絡みで、マルガイには一定の配慮必要か。

L過去5年15頭の前走キャリアはシルクロードS組が4頭(内勝馬3)と最も優秀。これ以外は阪急杯3頭(同1)、オーシャンS組も4頭と数は多いけど勝ち馬は出しておらず3着付ひも要員が相当な状況。


以上から数字の上で信頼できる上位人気を見てみましょう。


(A1番人気グランアレグリア:前走の阪神Cの勝ち方が凄く、明日も圧勝してもそれはそれで納得。ただ、過去NHKマイルやフューチュリティ等圧倒的一番人気に支持されたレースで凡走した前科あり。男性恐怖症なのかメンタルに問題抱えている可能性高く、そういう馬がルメールから池添への騎手変更でどうなのか懸念大。1200mは初体験で、明日予想される重馬場への適性も不明、差し追い込み脚質も本レースのトレンドから外れる。結論:危険な人気馬。

(B2番人気ダノンスマッシュ:この距離で堅実な実績を残す有力馬。先行脚質の馬が内枠を引いたことは上記トレンドから吉だし、騎手川田との相性も良く、重馬場への適性もあり。ただG1勝ちがない割には見込まれた感じは否めないし、左回りへの適性も疑問。結論:上位有力も勝つのは厳しいか。

(C)3番人気タワーオブロンドン:昨年のスプリンターS馬で過去レコードタイムを複数回たたき出す等、この距離における直近の実績では疑いもなくナンバーワンで当然勝ってもおかしくない一頭。ただこの馬も気性に問題あり、そういう中での騎手変更は不安です。切れ味勝負の馬が重馬場でどうなのかと言うのもありますし、大敗する可能性も。結論:買うなら目をつぶって単馬券頭。


うーん、みなそれなりに死角は抱えているように思えます。よって私の最終結論は、ダイアトニック頭の三連複。理由は下記の通り。


(1)先行馬が良い枠を引いた。

(2)前走阪急杯は3着降着も見どころあり

(3)重馬場実績もあり。

(4)騎手北村との相性も良し。


まぁ、基本1400mの馬でこの距離は初めてと言うのは気になりますし、去年のマイルチャンピオンでこの馬を軸にしたら大敗しちゃったトラウマもあるし、おまけに辻三蔵の本命だしで、自信ありとも言い切れませんが、それでも配当妙味が大きくそそりまくりです。

馬券は◎軸の三連複28点。こんなに買っても殆どが万馬券。ひも荒れ期待で指名した注認定の4頭(リピーターのセイウンコウセイ・ナックビーナス、中京と重馬場に適性あるグルーヴィット、信頼できるシルクロードSの勝馬なのになぜか人気がないアウイルアウエイ)が絡めば、本当に愉快な馬券になります。



カビンブリでの籠城準備中 上海馬券王 in Bangkok





○今日の結果

<高松宮記念> @モズスーパーフレア、Aグランアレグリア、Bダイアトニック




○かんべえのつぶやき

――本日の千葉県は昼頃から雪。中山競馬場も途中で開催中止となりました。不肖かんべえも本日は自宅にこもって勝負の一日に。高松宮記念は、馬券王先生の狙い、「ダイアトニックからの3連複」にまんま乗らせていただきました。北村友一騎手も、今日は騎乗停止明けで調子がよいみたいだし。


――ところが、あっと驚く4頭の混戦ゴールに。その中でクリノガウディーの斜行を受けて、ダイアトニックは4着になりました。さすがにこれは審議となって、クリノガウディーは降着に。いや、それにしても9番人気のモズスーパーフレアが1着では、馬券は取れませぬ。馬券王先生、ちゃんと紐に絡んでおりましたでしょうか。3連複2万2830円は大威張りできる当たりであります。

――グランアレグリアの追い上げも見事でしたが、今一歩届きませんでしたね。これが1200mと1400mの差というものでしょうか。短距離レースはほんの70秒のドラマ。実力は明らかに他馬よりも上と見ましたが、勝てるかどうかは別問題なのですね。

――ところで今回の馬券王先生、「無観客競馬は回収率が低下する」という重要なご指摘をされています。
行動経済学・オバゼキ先生からもご賛同をいただきました。大相撲でも無観客になることで、微妙な変化が生じているという指摘があります。無観客試合がこのまま続くようでしたら、この現象をうまく利用したいものであります。

――来週は大阪杯でまたまたG1です。くれぐれも競馬関係者に感染者が出ませんように。





2月23(日) フェブラリーステークス


えー、お久しぶりです。早いもので、もうフェブラリーSの開催となってしまいました。本年もよろしくお願いします。

。。。などと悠長な挨拶をしている状況ではない!コロナ肺炎の流行が現在シャレにならない事態となっていて、今世の中が大変騒がしいのであります。東京五輪の開催が危ぶまれるというのも一大事なのですが、それ以上に私にとっては競馬開催が春先にかけて満足なものとなるのか非常に懸念されるわけで、本当にこれは大変な事態です。

タイでも街の風景が変わってしまいました。ド田舎のカビンブリはまだのんびりしたものなのですが、バンコクに来るとこれはとんでもない。まず、街中にあふれる中国人観光客が姿を消しました。彼らがいないだけで、街がこれだけ閑散とした印象になるとは。電車の風景も変わりました。もともと大気汚染が深刻で、乗客の2割はマスクを着用していたというのはあるのですが、ここ3週間はこれが8割に激増。しかも、花粉用の簡易マスクじゃなくて、前の出っ張ったやたら値段の高そうな3Dマスクが過半数。ほとんどガスマスクです、これ。

うーん、こちらは気温も湿度も高いから感染リスクは日本よりははるかに低いと思うんですがねえ。そう言う健康リスクよりは、観光・自動車というタイ経済の飛車角がそろって大打撃で、むしろ経済リスクの方がはるかに重大だと思うぞ。特に自動車なんて部品の相当部分を中国から調達しているわけで、カンバンとかJITとかで部品在庫縮減に命を削っている彼らにとっては、これは速攻で首が締まる事態なわけです。かくいう私の会社も二次メーカー・三次メーカを入れると部品の半分は中国調達なわけでして、3月後半以降生産できるか未だ読めない状況。ああ、恐るべき中国の影響力!おかげでバーツ安が止まりません。(これは結構、嬉しかったりする)

しかし、前のSARS騒動の時(もう20年近くも前のことなんですねえ)、私は中国にいて、結構しんどい思いもしたし、あの時は「この世の終わり」みたいな感じもしたんだけど、いったん収束するとそれほどでもなかったわけで、今回の騒動も「大したことねえ」なんて最初は高をくくっておったんですが、こうなってみると状況は相当やばい感じですな。2月の頭に昔なじみの中国人会計士とバンコクで食事をしたんですが、その時、彼は声を潜めながらこう言ってたわけです。


「いや、先生、今の状況はSARSどころじゃありません。巷に出ている政府発表より、はるかに事態は深刻です。まさに『国難』と言うやつです。僕も口実作ってここまで出張名義で逃げてきたんですが、三日後には帰らなきゃならないし、本当に憂鬱です。」


うーん、確かに、考えてみると、東京都レベルの人口を有する武漢市を湖北省ごと封鎖するなんて、これは中国の歴史書にも将来特筆大書されるような大事件なわけで、強面の習近平体制だからこそ出来ることではありますが、その習近平をしてここまで踏み込ませたというのは、湖北省圏内の状況は相当ひどいのだということは想像して余りあります。私もSARS騒ぎの時は日本の親事業所に出入り禁止処分を受けたり結構差別的な扱いをされ傷ついた経験がありますんで、彼らの境遇は他人事じゃないのです。まぁ、その時の私よりはるかにつらい状況に身を置いている人たちに、こういうことを言うと怒られるかもしれませんが、武漢加油!


2020 223() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 37回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ブルドッグボス 8 *和田竜二

57

64.3

()加用正

1

2

アルクトス 5 田辺裕信

57

8.1

()栗田徹

2

3

 

ワイドファラオ 4 福永祐一

57

19.6

()角居勝彦

2

4

 

タイムフライヤー 5 *フォーリ

57

28.4

()松田国英

3

5

インティ 6 武豊

57

3.8

()野中賢二

3

6

 

ミッキーワイルド 5 *北村友一

57

31.5

()安田隆行

4

7

ヴェンジェンス 7 幸英明

57

17.4

()大根田裕

4

8

 

キングズガード 9 秋山真一

57

78.5

()寺島良

5

9

サンライズノヴァ 6 *松山弘平

57

7.0

()音無秀孝

5

10

ノンコノユメ 8 真島大輔

57

20.5

[]荒山勝徳

6

11

モジアナフレイバー 5 繁田健一

57

35.4

[]福永敏

6

12

$モズアスコット 6 ルメール

57

2.8

()矢作芳人

7

13

デルマルーヴル 4 *M.デム

57

25.6

()戸田博文

7

14

 

ミューチャリー 4 御神本訓

57

88.9

[]矢野義幸

8

15

 

ケイティブレイブ 7 *長岡禎仁

57

106.3

()杉山晴紀

8

16

 

ワンダーリーデル 7 横山典弘

57

27.7

()安田翔伍


2020年最初のG1競走となる本レース。日本ダート界の飛車角、クリソベリルもゴールドドリームも、ついでに日本ダート界の金将格チュウワウイザードも中東遠征で不在で、私的には少々薄味なメンバー構成なんですが、マイラー対決と言う視点で見れば、まぁ、そこそこなんでしょうか。

例によって過去10年のトレンドを振り返りましょう。


かなり堅めのフェブラリーS過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

190217 インティ 5 武豊

14

6

1

*()野中賢二

1356

-0.0

   01-01

35.4

514

0

260

430

750

2310

6620

190217 ゴールドドリーム 6 ルメール

14

3

2

()平田修

1356

0.0

   06-06

34.8

528

+14

(3.0)

430

750

2310

6620

190217 ユラノト 5 福永祐一

14

2

8

()松田国英

1363

0.7

   06-06

35.5

508

+2

(31.6)

   

2310

6620

180218 ノンコノユメ 6 内田博幸

16

12

4

()加藤征弘

1360

-0.0

   14-13

36.1

450

-6

1070

1140

3530

6540

41560

180218 ゴールドドリーム 5 ムーア

16

14

1

()平田修

1360

0.0

   10-08

36.4

524

-14

(2.1)

1140

3530

6540

41560

180218 インカンテーション 8 三浦皇成

16

6

6

()羽月友彦

1361

0.1

   07-06

36.7

512

+5

(20.0)

   

6540

41560

170219 ゴールドドリーム 4 M.デム

16

3

2

()平田修

1351

-0.0

   09-08

35.6

520

+4

500

1470

2520

2140

9240

170219 $ベストウォーリア 7 戸崎圭太

16

9

5

*()石坂正

1351

0.0

   08-06

35.7

516

-4

(7.6)

1470

2520

2140

9240

170219 カフジテイク 5 津村明秀

16

10

1

()湯窪幸雄

1352

0.1

   14-16

34.9

486

+2

(4.5)

   

2140

9240

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

130217 グレープブランデー 5 浜中俊

16

2

3

()安田隆行

1351

-0.1

   07-07

35.9

526

-6

670

10330

17580

16150

111130

130217 エスポワールシチー 8 松岡正海

16

6

9

()安達昭夫

1352

0.1

   02-02

36.5

504

+3

(26.3)

10330

17580

16150

111130

130217 ワンダーアキュート 7 和田竜二

16

10

7

()佐藤正雄

1353

0.2

   10-10

35.9

518

0

(9.2)

   

16150

111130

120219 $テスタマッタ 6 岩田康誠

16

16

7

()村山明

1354

-0.3

   13-13

35.7

504

+2

2430

10510

26210

15530

141910

120219 シルクフォーチュン 6 藤岡康太

16

3

4

()藤沢則雄

1357

0.3

   15-15

35.7

470

0

(14.6)

10510

26210

15530

141910

120219 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

10

2

()佐藤正雄

1358

0.4

   08-08

36.4

520

+12

(5.7)

   

15530

141910

110220 トランセンド 5 藤田伸二

16

12

1

()安田隆行

1364

-0.2

   01-01

36.3

514

+2

350

1100

2040

3200

12240

110220 フリオーソ 7 M.デム

16

13

3

[]川島正行

1366

0.2

   12-11

35.7

506

-1

(5.5)

1100

2040

3200

12240

110220 バーディバーディ 4 池添謙一

16

5

4

()池江泰郎

1366

0.2

   06-05

36.0

488

+6

(7.3)

   

3200

12240

100221 エスポワールシチー 5 佐藤哲三

16

4

1

()安達昭夫

1349

-0.4

   02-02

35.6

498

-4

170

890

1190

1160

4190

100221 $テスタマッタ 4 岩田康誠

16

3

5

()村山明

1353

0.4

   07-07

35.5

482

0

(13.0)

890

1190

1160

4190

100221 サクセスブロッケン 5 内田博幸

16

6

2

()藤原英昭

1359

1.0

   05-03

36.5

532

+11

(6.4)

   

1160

4190

集計期間:2010. 2.21 〜 2019. 2.17

@1番人気は4−2−2−2と極めて優秀。

A2番人気は2−2−2−4と例年フルゲート16頭で争われていることを考えると、これも素晴らしい。

B3番人気は1−1−1−7と見劣り。

C二桁人気の馬が馬券に絡んだことは過去10年で2016年のコパノリッキーただ一頭のみで、基本用なし。因みにこの時のコパノリッキーは殿人気であまつさえ勝っているという、とんでもない波乱を起こしたわけで、彼に印を回しながら馬券を取り損ねたのは未だに痛恨極まりありません。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上と言うことで、「天国」とまでは行きませんが、それでも軽視は厳禁。

E最近のポリコレトレンドを真逆に行く男尊女卑。過去馬券に絡んだ牝馬は一頭もいません。今年も牝馬の出走自体がなく、ダートは男の世界と言うことなんでしょうか。

F脚質は逃げ・先行馬もそこそこ活躍するけど、ダートのパブリックイメージに反し、差し追い込みがやたら決まっている。今開催の府中は前残り傾向が顕著なんですが、さて。

G枠順は中から外目がいい感じ。出走メンバーの三分の一しかいない二桁馬番の馬が半数15頭も連絡みしてます。

H馬体重は30頭中22頭が500kg超と、やはりダートは馬格が物を言う感じです。

Iリピーター多し。その年馬券に絡んだ馬が翌年、もしくは翌翌年また馬券に絡むケースがほとんど。

J関西馬天国。連絡みした関東馬は2頭だが、これはノンコノユメの複数年で活躍したせいで実質1頭しか来ていない。まぁ、今年の参戦もアルクトゥスとデルマルーヴル二頭だけですし、関東馬は本当に影が薄いですなあ。

K過去10年30頭の年齢構成を見ると、4歳馬が6頭(内勝ち馬3)、5歳馬が13頭(同5)、6歳馬が6頭(同2)、7歳馬が3頭(同0)、8歳馬が2頭(同0)と4〜5歳馬が活躍。ダートは高齢馬も活躍というイメージがあったけど、特に近年は若年化が進んでおり、高齢馬は2・3着どまり。今年の上位人気はいずれも6歳馬と言うことで、かなり微妙な感じです。

L過去5年15頭の血統を見ると。ゴールドアリュールの4頭(うち勝ち馬2)が最も優秀で、他は見事にバラバラ。しかもケイムホームだのトワイニングだのシスターミニスターだのヘニーヒューズだの、かなりのマイナー血統の見本市的様相を呈しています。因みに今年のメンバーも地味血統見本市な状況でゴールドアリュール産駒はサンライズノヴァただ一頭。血統面からみても興味深い一戦ですね。

M過去5年15頭の前走キャリアを見ると、根岸S組が5頭(内勝ち馬2)と最も優秀。これに次ぐのが東海S組4頭(同2)、残りはチャンピオンS組3頭(同1)、東京大賞典組2頭(同0)、JBCクラシック組1頭(同0)と、G1からの直行組はさえなく、根岸S・東海Sが登竜門レースとなっている。地方重賞(G1除く)や、中央非重賞からの参戦は用なしみたいな感じです。


以上から、

本命は5番人気ヴェンジェンス。理由は下記の通り。

(1)登竜門レースである東海Sの二着馬。(一着エアアルマスは骨折で回避しているため、今回メンバーでは彼が最先着馬、インティにも勝ってます)

(2)このレースに向く差し馬。

(3)ダート複勝率70.4%とどのようなコース、距離、馬場状態でも結果を残してきたダートの申し子。

(4)騎手・幸英明はダートでは複勝回収率が高い、隠れた名手。

(5)戦績の割には低人気でお買い得感高し。

以上、G1実績もないし、高齢馬でもあるしで勝つには難しそうな感じではありますが、3着以内ならかなり有望。三連複の軸で勝負ですな。

この他の馬は、根岸S組・東海S組・リピーターを中心に選びました。

馬券は◎軸その他への三連複21点。1・2番人気と絡むとガミですが、それ以外はかなりの高配当です。



マスク品切れに付き引きこもり生活突入中  上海馬券王 in Bangkok





○今日の結果

<フェブラリーステークス> @モズアスコット、Aケイティブレイブ、Bサンライズノヴァ




○かんべえのつぶやき

――久しぶりの馬券王先生のエントリーに対し、小幡先生から挑戦するかのように、
「モズアスコット」との声が。むむっ、あわてて出馬表を見直してしまいました。

――それというのも、今日はルメール騎手にまったく逆らえないのです。1レースを制し、続いて4Rから7Rまで4連勝。8Rは出走なしで、9Rと10Rはしぶとく3着につける。こちらはその間、ルメール騎乗の馬から流して安い3連複を2つとらせていただいたわけですが、こうなるとフェブラリーSもルメール騎乗のモズアスコットから行くしかありませぬ。

――それで「史上5頭目の芝とダートG1制覇!」とあいなったわけですが、その他の4頭というのがクロフネ、アグネスデジタル、イーグルカフェ、アドマイヤドンだそうですから、本当に久しぶりなんですなあ。いや、ここは陣営の決断に心からの拍手を送るものです。そしてもちろん、「1日6勝」のルメール騎手には深く脱帽するほかありませぬ。


――問題は2着につけたケイティブレイブですがな。16番人気、つまりしんがり人気の馬が来てしまったのです。鞍上の長岡騎手はこれがG1初出走。もう大健闘なのです。いちばん先に切って、まったく顧みることがありませんでした。これじゃ馬券はとれませんわなあ。

――そういえばSARSのときも「3/11」のときも、馬券王先生は危険な場所にいらして、その都度、貴重なメッセージを送ってくれたのでした。日本はコロナウイルスで混乱の極みにありますが、またタイから知恵を送ってくださいまし。おっと、次は3月29日の高松宮記念か。その頃には収まってくれているといいのですが。










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by Tatsuhiko Yoshizaki