●上海馬券王のページ


上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2019年 上半期のレース考




○編集者かんべえ注:

本来であれば上海馬券王のページはお休みの時期ですが、今日の札幌記念は競馬ファンがともに注視するG1並みのレースです。ディープインパクト、キングカメハメハが逝った夏、という事情も重なり、馬券王先生の創作意欲もいたく刺激されたものとみられます。

ということで、本日は特別編をお送りいたします。札幌記念、去年は現地で見たのでありますが、実にいいレースです。JRAは来年からこのレースをG1に昇格させてほしいですねえ。




上海馬券王の人生相談(番外編)


真夏の夜の霊界通信!お受験グランマ・エアグルーヴさんまたしても降臨


Q:捲土重来なんざます!


先生、お久しぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ」ですって?きぃいいいいいいこれだからパンピーは!

よろしいこと?わが祖父はJRAの大立者ノーザンテースト、わが母は樫の木の女王ダイナカール、そしてわが父は凱旋門の英雄トニービン!わが一族こそが、まさに貴族の中の貴族、華族の中の華族!!本来ならこんな暑い季節までなけなしのお金をはずれ馬券に注ぎ込んでる禁治産者の貴方など口も聞いてもらえないくらい貴い血族なのよ、わがグルーヴ家は。え、「どうせ霊界通信なんだったら、すっかりマンネリ化した貴女ではなく、ディープインパクトさんかキングカメハメハさんに来ていただいた方が時節柄読者受けがよかったのに。」ですって?。。。。。なによ、それじゃあ最初からわたくしのこと存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。きぃいいいいいいいいっ!人をおちょくるのもたいがいになさるが宜しいわ、この禁治産者!口先だけの三流馬券師!とにかく話を聞くざます。

話と言うのは孫のランフォザローゼスのことなんざます。この子最近ぱっとしないグルーヴ家の係累の中では唯一希望の星なんざますが、先日名門中の名門、優駿大学を受験したら7位と言う成績であたくし、悔しくて悔しくて。。きぃいいいいっ!一族の面汚し!やればできる子だと思っていたのに、なんなんざますか、これは!

そんな孫が、今回札幌記念で再起を期すことになったんざます。これはグルーヴ家再興のきっかけとなる捲土重来の一戦なんざます。わたくし、もう気が気じゃないんざます。え、「札幌記念なんて秋口をにらんだ夏場の予備校模試だというのに、何をそんなに熱くなっているのか」ですって?。。。本当にお前は何もわかっていないのね。札幌記念は歴代名馬が挑んできたとても格の高い競走で、これを足掛かりに海外の名門大学を受験する俊英も数多く輩出してきた、小幡先生の言葉を借りれば「事実上のG1」なんざます。そんなこともわからないで、よくこんなところでこんな文章書いてるざますね。

え、「その小幡先生に馬券勝負を挑まれたので、しょうがないから付き合ってやってる」ですって?きぃいいいいいいいいっ!札幌記念の本質も理解してないお前のような理屈倒れの三流馬券師が先生と張り合おうなんて100年早いざます!とにかくくだらない茶々を入れずに人の話を聞くざます!

先生、ランフォザローゼスは本当にやればできる子なんざます。今は不甲斐ない成績が続いているけどそのうち一族をしょって立つだけの実績を上げてくれると、わたくし信じているんざます。明日の札幌記念で頭角を現し、末は海外受験という展開、激しく希望しているんざます。札幌記念を前に期待と不安が交差して心乱れる私はどうしたらよろしいのかしら?


A:お答え

いやあ、暑い中、わざわざご降臨いただき、本当にありがとうございます。しかし、私も先日まで里帰りしてたんですが、いや、本当に暑かったですね日本は。去年ほどではないにしてもタイよりはるかに暑かったのは同じで、疲れをいやすために帰国していたはずが却って疲労が蓄積してタイまで戻ってきた次第です。こういう季節はやはり怪談と言うか霊界通信ですよね。実は上述の通り小幡先生から馬券勝負を挑まれて従来やらない夏場の競馬談義を書くことになったんですが、出馬表にお孫さんの名前を見つけたときには運命を感じましたね。こりゃ、またしても禁断のグルーヴコーナーにおすがりするしかないって。

さて、ご相談の件、実は私もランフォザローゼス君には大変期待しているわけです。ダービーの時もグルーヴコーナーで彼を取り上げたんですが、正直この時はそんなに期待していなかったし、実際レース結果は7着とさえないものだったんですが、レース内容自体は非常に見るべきものがありました。夏を超えて上積みあればこれは結構いいところまで行くんじゃないかって、その時大変深い感銘を覚えたのであります。貴方の血脈は晩成傾向が高いんでそういう意味でも今回の一戦は大注目ですね。

何よりお孫さんの血統が今回あまりにタイムリーです。父キンカメ、母父ディープ、そして母母が貴女エアグルーヴ!これはもう霊界通信の三連続コンボなわけで、こういう血脈が明日の札幌記念で活躍すると、これはもう稲川淳二もまっつぁおな真夏のファンタジーとなるわけです。嗚呼、そういう光景、見てみたいなんてもんじゃありません。今回実績のあるG1馬が大量に出走しているので、お孫さんの人気はいまいちですが、それでも夢を見てしまいますね。私も応援してます!頑張ってください。

というわけで。。。。

2019 818() 2回札幌2日目 14頭 [15:45発走]
【11R】 55回札幌記念
3歳以上・オープン・G2(定量)(国際)(特指) 2000m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ブラストワンピース 4 *川田将雅

57

5.0

()大竹正博

2

2

 

クルーガー 7 *丸山元気

57

36.5

()高野友和

3

3

ステイフーリッシュ 4 中谷雄太

57

23.3

()矢作芳人

3

4

 

ナイトオブナイツ 6 池添謙一

57

177.7

()池添兼雄

B4

5

 

ロードヴァンドール 6 *横山武史

57

132.7

()昆貢

4

6

ランフォザローゼス 3 *藤岡佑介

54

19.7

()藤沢和雄

5

7

 

エイシンティンクル 6 *勝浦正樹

55

116.1

()上村洋行

5

8

 

ゴーフォザサミット 4 石橋脩

57

64.6

()藤沢和雄

6

9

フィエールマン 4 ルメール

57

2.6

()手塚貴久

6

10

サングレーザー 5 岩田康誠

57

7.1

()浅見秀一

B7

11

ペルシアンナイト 5 M.デム

57

17.8

()池江泰寿

7

12

ワグネリアン 4 福永祐一

57

4.0

()友道康夫

8

13

 

サクラアンプルール 8 横山典弘

57

118.6

()金成貴史

8

14

クロコスミア 6 戸崎圭太

55

17.1

()西浦勝一



例年もそうなんですが、今年もフルゲート埋まらない小頭数の構成。そんな中G1馬4頭を含むかなりレベルの高いメンバーが集まった濃い一戦となっております。小幡先生に馬券勝負を挑まれるなんて、畏れ多いことこの上ないし、両者が張り合ったときは双方共倒れになるケースも多いんですが、頑張って予想してみましょう。

やはりポイントは、平坦小回り洋芝と言う札幌のコースなわけでして、府中・中山・阪神・京都というJRAのメインコースにはない独特の理屈が働いている可能性が高く、まずはこの競走の10年トレンドを見てみましょう。


札幌記念の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

180819

11R

サングレーザー 4 福永祐一

16

2

2

()浅見秀一

2011

-0.0

 07-07-09

36.8

488

+2

520

1330

2820

3590

16590

180819

11R

マカヒキ 5 ルメール

16

5

1

()友道康夫

2011

0.0

 14-13-11

36.4

506

+6

(4.3)

1330

2820

3590

16590

180819

11R

モズカッチャン 4 M.デム

16

15

4

()鮫島一歩

2011

0.0

 16-16-14

36.0

484

 

(6.9)

   

3590

16590

170820

11R

サクラアンプルール 6 蛯名正義

13

1

6

()金成貴史

2004

-0.0

 07-06-06

35.0

476

+2

1990

37670

69510

26730

201410

170820

11R

ナリタハリケーン 8 藤岡康太

13

2

12

()中尾秀正

2004

0.0

 10-09-08

34.7

486

0

(68.1)

37670

69510

26730

201410

170820

11R

ヤマカツエース 5 池添謙一

13

3

1

()池添兼雄

2006

0.2

 05-05-04

35.4

508

-6

(2.7)

   

26730

201410

160821

11R

ネオリアリズム 5 ルメール

16

13

5

*()堀宣行

2017

-0.3

 01-01-01

36.9

496

-18

1720

1330

3770

3380

22060

160821

11R

モーリス 5 モレイラ

16

15

1

*()堀宣行

2020

0.3

 09-09-07

36.3

510

-4

(1.6)

1330

3770

3380

22060

160821

11R

レインボーライン 3 福永祐一

16

2

4

()浅見秀一

2021

0.4

 11-12-11

36.3

442

+10

(12.3)

   

3380

22060

150823

11R

ディサイファ 6 四位洋文

15

11

5

*()小島太

1590

-0.0

 03-02-02

36.0

496

0

1110

14080

27030

33670

233540

150823

11R

ヒットザターゲット 7 小牧太

15

5

8

()加藤敬二

1590

0.0

 12-12-12

34.9

512

0

(29.8)

14080

27030

33670

233540

150823

11R

ダービーフィズ 5 岩田康誠

15

4

4

*()小島太

1590

0.0

 10-09-08

35.1

450

+2

(9.6)

   

33670

233540

140824

11R

ハープスター 3 川田将雅

14

8

2

()松田博資

1591

-0.1

 13-09-04

35.5

476

+2

370

400

900

5310

19780

140824

11R

ゴールドシップ 5 横山典弘

14

5

1

()須貝尚介

1592

0.1

 14-12-04

35.3

502

-2

(1.8)

400

900

5310

19780

140824

11R

ホエールキャプチャ 6 蛯名正義

14

10

7

()田中清隆

2000

0.9

 09-09-09

36.4

474

-6

(55.7)

   

5310

19780

130818

11R

トウケイヘイロー 4 武豊

16

14

2

()清水久詞

2065

-1.0

 01-01-01

39.7

488

-4

340

4230

5540

20460

71870

130818

11R

アスカクリチャン 6 岩田康誠

16

13

8

()須貝尚介

2075

1.0

 05-05-04

39.6

494

-2

(35.7)

4230

5540

20460

71870

130818

11R

$アンコイルド 4 吉田隼人

16

8

14

()矢作芳人

2082

1.7

 03-04-04

40.7

482

-4

(55.4)

   

20460

71870

120819

11R

フミノイマージン 6 太宰啓介

14

5

4

()本田優

1587

-0.1

 11-12-07

34.4

476

-2

1240

960

3180

1250

10590

120819

11R

ダークシャドウ 5 福永祐一

14

4

1

*()堀宣行

1588

0.1

 02-02-01

35.3

508

 

(1.7)

960

3180

1250

10590

120819

11R

ヒルノダムール 5 藤田伸二

14

3

2

()昆貢

1589

0.2

 05-04-04

35.1

472

-4

(5.0)

   

1250

10590

110821

11R

トーセンジョーダン 5 福永祐一

13

13

1

()池江泰寿

2004

-0.0

 04-03-02

34.5

486

+4

300

1580

2560

3590

18510

110821

11R

アクシオン 8 吉田隼人

13

2

5

()二ノ宮敬

2004

0.0

 02-03-04

34.5

518

-14

(7.6)

1580

2560

3590

18510

110821

11R

レッドディザイア 5 四位洋文

13

8

2

()松永幹夫

2005

0.1

 11-09-06

34.0

484

+6

(6.2)

   

3590

18510

100822

9R

アーネストリー 5 佐藤哲三

16

6

1

()佐々木晶

1594

-0.3

 03-03-02

35.4

530

+4

240

1610

2900

9560

39100

100822

9R

ロジユニヴァース 4 横山典弘

16

10

5

()萩原清

1597

0.3

 02-02-02

35.8

534

+22

(9.2)

1610

2900

9560

39100

100822

9R

アクシオン 7 岩田康誠

16

5

7

()二ノ宮敬

1599

0.5

 06-06-04

35.7

526

-2

(18.1)

   

9560

39100

090823

9R

ヤマニンキングリー 4 柴山雄一

16

3

7

()河内洋

2007

-0.0

 04-03-03

35.8

472

-20

2820

1600

6060

4050

37460

090823

9R

ブエナビスタ 3 安藤勝己

16

11

1

()松田博資

2007

0.0

 12-12-08

35.1

454

+8

(1.5)

1600

6060

4050

37460

090823

9R

サクラオリオン 7 秋山真一

16

4

4

*()池江泰郎

2008

0.1

 12-12-08

35.3

474

-2

(17.3)

   

4050

37460

集計期間:2009. 8.23 2018. 8.19 13年は函館開催

@1番人気は2−5−1−2と連対率70%、複勝率80%ときっわめて立派な成績。但し、勝ち切れておらず単馬券の軸にはリスク高し。この7年勝ち馬が皆無で、これは極めて示唆的。過去モーリス、マカヒキ、ゴールドシップ、ブエナビスタと言う世代を代表する馬が一番人気なりながら2着に甘んじていることは大いに留意すべきでしょう。

A2番人気は3−0−2−5とこちらも立派。勝ち馬だけなら1番人気より実績あり。

B3番人気は0−0−0−10と過去10年かすりもしてないわけで、ここまでひどいのは他のG1ではありませんね。ここまでくると「呪い」と言ってもよいかと。季節が霊界通信ですからねえ。

C二桁人気の超人気薄が来たのは過去2回のみで基本用なし。

D例年小頭数で不人気場の台頭もない割には3連単が過去10年すべて万馬券となっているように荒れるのが例年。

E外国人ジョッキーは過去30頭中4頭騎乗ということで、特筆すべきレベルでもなし。

F関東馬は30頭中10頭で基本関西馬優位。

G牝馬は30頭中6頭で軽視は禁物。

H枠順は10年タームでは大きな偏りないけど近年は内枠がはっきり優位。

I脚質は基本先行優位ですが、札幌のパブリックイメージに反し、追い込みがやたら来ていることにも注目。

J年齢構成では三歳が3(内勝ち馬1)、四歳が6(同3)、五歳が11(同3)、六歳が5(同3)、七歳超が5(同0)と五歳が良いが、高齢馬もかなり健闘していることには要注目。

K過去5年15頭の血統はディープが4(内勝ち馬3)、キンカメが4(同1)とこの両者が圧倒時。こういう種牡馬界の飛車角を同時に失った馬産の今後が憂慮されます。

L過去5年15頭の前走キャリアを見ると、見事にバラバラですが、前走函館記念組が4頭と言うのが特筆ですか。


以上から今回の一番人気フィエールマンが格と言う意味では圧倒的で小幡先生同様これを軸としたいと思います。上記1番人気が勝ちきれない現状から三連複軸にしようかと思ったんですが、あまりに配当が安いので馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単34点。

対抗は格から言ってワグネリアン一択なんですが、この馬と札幌が合うとはとても思えないので、やはり上述の理屈からランフォザローゼス君を上に見たいです。いや、本当、こういう血統の馬が勝つシーンは本当に見てみたいですね。


皆様の相談待ちします。



人生相談士 上海馬券王



○今日の結果

<札幌記念> @ブラストワンピース、Aサングレーザー、Bフィエールマン




○かんべえのつぶやき

――今日の札幌、ルメール騎手と川田騎手は3度対戦したのです。5R、メイクデビュー札幌では川田騎乗のホウオウピースフルが勝利。ルメール騎乗のラザフォードは6着。続く7R、今度はルメール騎乗のブルクラが2着で、川田騎乗のマコトジュズマルは10着。つまり両者のサシウマは1勝1敗でメインの11Rを迎えたのです。

――凱歌が上がったのは川田騎手騎乗のブラストワンピースでした。先行するサングレーザーをきっちりクビ差で捉えていました。お見事、これで一緒に凱旋門賞行きですね。乗り代わりとなった池添騎手が気の毒な気がしますが、やはり結果を出し手こその競馬。ルメール騎乗のフィエールマンは僅差の3着となりました。

――結論として、オバゼキ先生も馬券王先生も予想は外れ。当たっていたのは
山崎元さんの予想ということになります。そういえば、明後日はやまげんさんやTAROさんと一緒に呑むんだよなあ。ワグネリアンから買って玉砕したワシとしては、ちょっと哀しいものがあったりして。

――ということで、夏のさなかの人生相談番外編はこれにて終了です。また秋にお目にかかりましょう。






6月23日(日) 宝塚記念


☆:これより19年上半期馬券予想の件に関し吟味をいたす。一同のもの、面(おもて)を上げい。さて、上海屋馬券衛門、その方、灼熱のタイランドに遠島の身ながら相変わらず「馬券王」なる称号を僭称し、数数多のG1競走を予想するもことごとくこれを外し、善良なる溜池通信読者に多大なる損失を負わせしこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか。

上:畏れながらお奉行様、手前には全く身に覚えのないことで、はてさて、一体どこからそのような根も葉もない噂が流れましたことやら。

☆:ほほう、それでは「怪物である可能性が排除できない」などと言って本命指名したサートゥルナーリアが4着に飛んだ東京優駿はどうなのじゃ。その方の三流馬券師的本質を証明するにこれ以上の証拠はないと思うのだが。

上:畏れながら、あれは出遅れたのがすべての敗因。悪いのはレーンなるオーストラリアの若造ジョッキー、さらに敗因をさかのぼればそのレーンへの乗り替わりを余儀なくした騎手ルメールの騎乗停止にござります。ああ、どこまでも許せない外国人ジョッキー。お奉行様、わたしなんかむしろ被害者でございますよ!

☆:おのれまたしても騎手が悪いと申すか。それではそのルメールが4着降着となったNHKマイルのグランアレグリアはどうなのじゃ。これもその方が「心中するしかない」などと述べ本命にしたらズブズブと沈んでしまったではないか。ああ、許すまじこの疫病神!

上:いやあ、あの時は「不安なところもあるけど、他に頼れる馬がいるかと言えばいないから」とちゃんと断ったわけでして。本当に今年はそういう不安だけは的中するんだよなあ。お奉行様、グランアレグリアって牝馬戦なら部類に強いのに、牡馬が混じるとなんかおかしいことになるわけで、あれって男性恐怖症なんですかねえ。なんか山手線の女性専用車両に間違えて男が乗り込んできたらヒステリー起こして喚き散らす類のそういう面倒くさい奴に思えてきましたぞ、あたしゃ。

☆:わしが知るか!そもそも「負けちゃいけない馬」などと言って敢然と本命視した安田記念のアーモンドアイも三着だし、その方、何か邪悪なものに取りつかれているのではないか?

上:畏れながら、あれは大外から無茶苦茶な斜行して1番人気アーモンドアイと2番人気ダノンプレミアムに多大な不利をもたらしたロジクライ及びその鞍上武豊がすべて悪いと思うんですよねえ。あんな不利を受けてよく三着まで追い込めたもので、さすが日本のエースですよ、アーモンドアイは。ダノンプレミアムはやる気をなくして殿負けだし、こちらはがっかりですよねえ、ああ、嫌だ、ああいう優等生って逆境にあそこまで耐性がないものなんですかねえ。

☆:何を他人ごとみたいに言っておるか!

上:それにそもそもですなあ、今年の府中はレコード連発の超高速馬場で前が全く止まらんのです。ダービーもそうだし、安田記念もそうだし、そんな馬場で出遅れたり不利を受けたりしたら、アーモンドアイみたいな馬でも挽回が効かないっていうのは、やっぱおかしくないですか?ああ、こんな詰まんない競馬ばっか見せられて、あたしゃ、本当に悲しい!お奉行様!悪いのはみんな馬場の奴でございますよ!

☆:やい、やい、やい、黙って聞いてりゃ、騎手が悪いの、男性恐怖症が悪いの、馬場が悪いのと、好き勝手な言い分ばっかり並べやがって!てめえの悪事はなあ、この一覧表がすべて御見通しよ!目ン玉かっぽじってよく見やがれってんだ!


馬券王と振り返る納得のいかない19年上半期

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

安田記念G1 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

1920

5670

13660

3690

43720

安田記念G1 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

(12.5)

5670

13660

3690

43720

安田記念G1 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

(1.7)

   

3690

43720

東京優駿G1 ロジャーバローズ 3 浜中俊

18

1

 

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

9310

11200

47090

12050

199060

東京優駿G1 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

(4.7)

11200

47090

12050

199060

東京優駿G1 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

(4.3)

   

12050

199060

優駿牝馬G1 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

18

13

1

()矢作芳人

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

400

25140

28210

28240

179960

優駿牝馬G1 カレンブーケドール 3 津村明秀

18

10

12

()国枝栄

2228

0.0

 04-04-04

35.1

(94.1)

25140

28210

28240

179960

優駿牝馬G1 クロノジェネシス 3 北村友一

18

2

2

()斉藤崇史

2232

0.4

 04-04-05

35.4

(4.1)

   

28240

179960

ヴィクトG1 ノームコア 4 レーン

18

4

 

5

()萩原清

1305

-0.0

   07-07

33.2

940

3700

7670

35490

175040

ヴィクトG1 プリモシーン 4 福永祐一

18

9

4

()木村哲也

1305

0.0

   10-10

33.0

(6.4)

3700

7670

35490

175040

ヴィクトG1 クロコスミア 6 戸崎圭太

18

3

 

11

()西浦勝一

1306

0.1

   05-05

33.5

(30.8)

   

35490

175040

NHKマG1 アドマイヤマーズ 3 M.デム

18

17

2

()友道康夫

1324

-0.1

   06-07

33.9

430

17200

22440

97390

410680

NHKマG1 ケイデンスコール 3 石橋脩

18

18

14

()安田隆行

1325

0.1

   12-14

33.6

(87.7)

17200

22440

97390

410680

NHKマG1 カテドラル 3 アヴドゥ

18

10

7

()池添学

1325

0.1

   12-11

33.7

(32.8)

   

97390

410680

天皇賞春G1 フィエールマン 4 ルメール

13

10

1

()手塚貴久

3150

-0.0

 05-04-01

34.5

280

1780

2470

16410

49110

天皇賞春G1 グローリーヴェイズ 4 戸崎圭太

13

7

6

()尾関知人

3150

0.0

 08-07-02

34.4

(11.3)

1780

2470

16410

49110

天皇賞春G1 パフォーマプロミス 7 北村友一

13

8

8

()藤原英昭

3160

1.0

 05-04-05

35.2

(30.6)

   

16410

49110

皐月賞G1 サートゥルナーリア 3 ルメール

18

12

1

()角居勝彦

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

170

950

1140

1480

4390

皐月賞G1 ヴェロックス 3 川田将雅

18

7

4

()中内田充

1581

0.0

 05-04-04

34.4

(9.0)

950

1140

1480

4390

皐月賞G1 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

4

3

()萩原清

1581

0.0

 03-04-05

34.5

(5.8)

   

1480

4390

桜花賞G1 グランアレグリア 3 ルメール

18

8

2

*()藤沢和雄

1327

-0.4

   03-01

33.3

340

4410

5700

5990

31810

桜花賞G1 シゲルピンクダイヤ 3 和田竜二

18

16

7

()渡辺薫彦

1331

0.4

   15-12

32.7

(20.0)

4410

5700

5990

31810

桜花賞G1 クロノジェネシス 3 北村友一

18

4

3

()斉藤崇史

1331

0.4

   08-09

32.9

(5.7)

   

5990

31810

大阪杯G1 アルアイン 5 北村友一

14

3

 

9

*()池江泰寿

2010

-0.0

 03-04-04

35.2

2220

3680

10940

10740

93560

大阪杯G1 キセキ 5 川田将雅

14

6

2

*()角居勝彦

2010

0.0

 02-02-02

35.4

(4.1)

3680

10940

10740

93560

大阪杯G1 ワグネリアン 4 福永祐一

14

2

4

*()友道康夫

2011

0.1

 07-08-08

35.1

(8.2)

   

10740

93560

高松宮記G1 $ミスターメロディ 4 福永祐一

18

3

3

()藤原英昭

1073

-0.1

   04-05

33.6

780

30530

49630

870740

4497470

高松宮記G1 セイウンコウセイ 6 幸英明

18

4

 

12

()上原博之

1074

0.1

   03-02

33.9

(108.0)

30530

49630

870740

4497470

高松宮記G1 ショウナンアンセム 6 藤岡康太

18

7

 

17

()田中剛

1074

0.1

   13-11

33.4

(358.9)

   

870740

4497470

フェブラG1 インティ 5 武豊

14

6

1

*()野中賢二

1356

-0.0

   01-01

35.4

260

430

750

2310

6620

フェブラG1 ゴールドドリーム 6 ルメール

14

3

2

()平田修

1356

0.0

   06-06

34.8

(3.0)

430

750

2310

6620

フェブラG1 ユラノト 5 福永祐一

14

2

8

()松田国英

1363

0.7

   06-06

35.5

(31.6)

   

2310

6620

集計期間:2019. 2.17 2019. 6. 2 的中は白抜き表示

☆:。。。。。。

上:。。。。。。。

☆:。。。。。ひどい、酷すぎる!なんじゃこれは!まともに当たったのはフェブラリーSだけじゃないか!

上:。。。うーん、フェブラリー当てたときは幸先良いと思ってたんですけどねえ。あ、でも皐月賞も当たってるから、ほら、よく見て、よく見て!

☆:手ごたえ満点、会心のガミ馬券じゃないか!この下手くそ!

上:うーん、ここ最近馬券自体は絶好調で、5・6月でPAT残高が2.5倍に膨らんでるんですけどねえ、何故かG1だけは当たらんのです。人様に御目文字する馬券に限って当たらんと言うのは悲しいものですなあ。

☆:なにを言い訳めいたことを言っておるか、このヘタレ馬券師!

上:いやでもね、当たってないのは私だけじゃないと思うんですよ。このシーズンは圧倒的支持を受けた1番人気がすべて馬券対象外になっているわけで、これじゃあ、当てまくった人なんていないよねえ。それが証拠に、ほれ。


:19年上期1番人気の背信的系譜

レース名

馬名

性齢

騎手

馬券王印

人気

着順

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

安田記念G1 アーモンドアイ 4 ルメール

1

1309

0.0

   11-09

32.4

(1.7)

東京優駿G1 サートゥルナーリア 3 レーン

1

2231

0.5

 11-11-11

34.1

(1.6)

優駿牝馬G1 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

1

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

400

ヴィクトG1 ラッキーライラック 4 石橋脩

1

1306

0.1

   05-05

33.5

(4.3)

NHKマG1 グランアレグリア 3 ルメール

1

C

1327

0.3

   04-06

34.3

(1.5)

天皇賞春G1 フィエールマン 4 ルメール

1

3150

-0.0

 05-04-01

34.5

280

皐月賞G1 サートゥルナーリア 3 ルメール

1

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

170

桜花賞G1 ダノンファンタジー 3 川田将雅

1

1331

0.4

   05-04

33.4

(2.8)

大阪杯G1 ブラストワンピース 4 池添謙一

1

2013

0.3

 12-08-08

35.3

(3.2)

高松宮記G1 ダノンスマッシュ 4 北村友一

1

1075

0.2

   04-02

34.0

(2.5)

フェブラG1 インティ 5 武豊

1

1356

-0.0

   01-01

35.4

260

集計期間:2019. 2.17 2019. 6. 2


上:ね、11戦して1番人気が勝ったのは4回。これ自体は普通かもしれないけど、負けた1番人気が安田記念のアーモンドアイ以外すべて馬券に絡んでいないわけです。そういう負けた馬って、ほとんどが単勝2倍以下の圧倒低支持を受けていたわけで、これって、悪いのは人の負託に答えられない一番人気ってことになるのではなかろうかと。。。

☆:。。。おい、よく見るがいい。その方が1番人気に◎を打って勝ったのはフェブラリーのインティのみ、それ以外1番人気にきちんと応えた馬にその方が打った印は皆〇と▲ばかりじゃないか。ああ、許すまじ、この三流馬券師!上海屋馬券衛門!馬券をことごとく外し、あまつさえ、それを騎手・馬場・1番人気のせいとして責任転嫁するその方の所業、不届き千万!よって、その方をタイ・カビンブリに遠島、秋口まで馬券予想の禁止を言い渡すものなり。これにて一件落着、ひったてえい!


♪泰国にそおらに春を呼ぶぅ、ちょっと夏バテ上海さくぅらぁあああ (チャンカチャンカ)


2019 623() 3回阪神8日目 12頭 [15:40発走]
【11R】 60回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

キセキ 5 川田将雅

58

4.2

()角居勝彦

2

2

レイデオロ 5 ルメール

58

3.7

()藤沢和雄

B3

3

エタリオウ 4 *横山典弘

58

7.7

()友道康夫

B4

4

アルアイン 5 北村友一

58

7.4

()池江泰寿

5

5

 

タツゴウゲキ 7 秋山真一

58

97.7

()鮫島一歩

5

6

 

スティッフェリオ 5 *丸山元気

58

25.4

()音無秀孝

6

7

 

マカヒキ 6 岩田康誠

58

10.7

()友道康夫

6

8

 

ショウナンバッハ 8 吉田豊

58

63.4

()上原博之

7

9

 

クリンチャー 5 三浦皇成

58

21.9

()宮本博

7

10

 

ノーブルマーズ 6 高倉稜

58

54.2

()宮本博

8

11

スワーヴリチャード 5 *M.デム

58

8.5

()庄野靖志

8

12

リスグラシュー 5 *レーン

56

6.7

()矢作芳人


というわけで、上半期の総決算、グランプリ・宝塚記念であります。

今年は12頭立てと言う小頭数の決戦ですが、内6頭がG1馬ということで、それなりにメンバーはそろっています。

でもねえ、その6頭のG1馬と言うのが、皆むらっけがあるというか、過去圧倒的な人気を裏切った実績の持ち主と言うことで、来ても不思議じゃないけど、来なくてもそれはそれで納得と言う非常に厄介なメンバー構成。これは取捨に迷うというか、最後まで外しそうな強烈な予感が。。。

まずは恒例の10年トレンドを見てみましょう。


最近大荒れ、宝塚の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

180624 ミッキーロケット 5 和田竜二

58

16

4

7

*()音無秀孝

2116

-0.0

 05-03-02

35.8

476

-4

1310

9200

19630

93450

492560

180624 $ワーザー 7 ボウマン

58

16

13

10

[]ムーア

2116

0.0

 14-13-13

35.3

446

-27

(14.9)

9200

19630

93450

492560

180624 ノーブルマーズ 5 高倉稜

58

16

2

12

()宮本博

2121

0.5

 09-07-07

36.1

490

0

(40.0)

   

93450

492560

170625 サトノクラウン 5 M.デム

58

11

11

3

()堀宣行

2114

-0.1

 06-06-06

35.4

488

+10

900

5250

10330

10670

70420

170625 ゴールドアクター 6 横山典弘

58

11

2

5

()中川公成

2115

0.1

 06-06-09

35.4

488

-6

(12.7)

5250

10330

10670

70420

170625 ミッキークイーン 5 浜中俊

56

11

8

4

()池江泰寿

2117

0.3

 09-09-09

35.5

448

+8

(10.4)

   

10670

70420

160626 マリアライト 5 蛯名正義

56

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

438

0

2510

2440

8460

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

58

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

498

 

(1.9)

2440

8460

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

58

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

536

+12

(5.0)

   

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

58

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

488

+2

1420

12900

19250

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

56

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

450

+2

(31.3)

12900

19250

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

56

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

446

+4

(99.2)

   

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

58

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

504

-2

270

8990

10210

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

58

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

450

-8

(55.9)

8990

10210

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

56

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

458

+2

(35.6)

   

57870

251440

130623 ゴールドシップ 4 内田博幸

58

11

10

2

()須貝尚介

2132

-0.6

 04-03-04

35.2

500

-2

290

5150

6180

2910

23420

130623 ダノンバラード 5 川田将雅

58

11

4

5

()池江泰寿

2138

0.6

 02-02-02

36.2

484

-2

(43.8)

5150

6180

2910

23420

130623 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

56

11

11

1

()石坂正

2138

0.6

 03-03-03

35.9

470

 

(2.4)

   

2910

23420

120624 オルフェーヴル 4 池添謙一

58

16

11

1

*()池江泰寿

2109

-0.3

 11-12-12

34.7

456

-4

320

1010

1760

3230

11550

120624 ルーラーシップ 5 ウィリア

58

16

7

2

()角居勝彦

2112

0.3

 06-06-03

35.4

496

-2

(4.4)

1010

1760

3230

11550

120624 ショウナンマイティ 4 浜中俊

58

16

2

6

()梅田智之

2114

0.5

 15-16-14

35.0

496

+2

(8.9)

   

3230

11550

110626 アーネストリー 6 佐藤哲三

58

16

2

6

()佐々木晶

2101

-0.2

 02-02-02

35.1

534

-2

1360

1660

4740

2020

17480

110626 ブエナビスタ 5 岩田康誠

56

16

8

1

()松田博資

2103

0.2

 11-12-11

34.5

472

+12

(2.8)

1660

4740

2020

17480

110626 エイシンフラッシュ 4 安藤勝己

58

16

4

3

()藤原英昭

2103

0.2

 09-08-08

34.7

494

+4

(5.6)

   

2020

17480

100627 ナカヤマフェスタ 4 柴田善臣

58

18

17

8

*()二ノ宮敬

2130

-0.1

 11-08-06

35.8

466

+2

3780

5150

16990

7920

77160

100627 ブエナビスタ 4 横山典弘

56

18

8

1

()松田博資

2131

0.1

 03-05-04

36.3

460

+12

(2.4)

5150

16990

7920

77160

100627 アーネストリー 5 佐藤哲三

58

18

2

3

()佐々木晶

2132

0.2

 02-02-02

36.6

526

-6

(6.4)

   

7920

77160

090628 ドリームジャーニー 5 池添謙一

58

14

9

2

()池江泰寿

2113

-0.3

 10-10-10

34.3

424

-2

710

2630

5310

720

10630

090628 サクラメガワンダー 6 福永祐一

58

14

8

3

()友道康夫

2116

0.3

 05-05-02

35.0

490

0

(8.3)

2630

5310

720

10630

090628 ディープスカイ 4 四位洋文

58

14

11

1

()昆貢

2116

0.3

 07-08-06

34.8

516

-8

(1.6)

   

720

10630

集計期間:2009. 6.28 2018. 6.24


@1番人気は2−3−2−3とまずは立派な成績ですが、単馬券の軸にするのは危ない感じ。特に直近4年では馬券に絡んだのは16年2着のドゥラメンテのみで、あとは飛びまくってます。振り返ると14年までは時代を代表する名馬が勝っているのですが、それ以後はどう見てもグレードの低い不人気場が先着しているわけで、最近のトレンドとして過信は禁物です。

A2番人気は2−1−1−6、3番人気は1−1−2−6と悪くはないけど良いとも言えない状況。

B二桁人気の超人気薄は30頭中4頭と基本無視でもよいのですが、問題はこういう馬が来るときはまとまって来る(15年・18年)と言うことで、まぁ、今年は小頭数だから無いような気はするんですが、一応留意は必要か。

C関東馬は30頭中5頭と関西開催であることを考えればこんなものか。中では堀厩舎が健闘している感じですが今年は出走なし。

D外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗で、意外と慎ましい。今年のメンバーはデム・ルメ・レーンの馬に人気が集まってますが、さて。

E枠は大外と内が良い感じ。

F脚質は様々、但し逃げ馬はいいとこ三着です。どのような展開でも上り3Fが34秒代後半以上と言うことで、極端な切れ味勝負にはなりません。

G牝馬は30頭中8頭と大健闘。勝ったのはマリアライト一頭のみですが、ヒモには軽視禁物です。

H年齢別に見ると、4歳馬11頭(内勝ち馬3)、5歳馬14頭(内勝ち馬6=現在5連勝中)、6歳馬4頭(勝ち馬1)、7歳超1ということで5歳馬が圧倒的に強いレース。

I過去5年15頭の血統を見るとディープが4頭と一番多いけど勝ったのはマリアライト1頭のみ。この他ではキンカメが3頭(勝ち馬2)が目を引く程度で後は見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると天皇賞春組が5頭(内勝ち馬2)が圧倒的で他はバラバラ。留意すべきは前走海外レースを走った馬は2頭連絡みしているけど、すべて2着と言う成績で、今年はドバイ帰りの馬がやたら多く参戦してますが、さて。

以上から迷ったのですが、かんべえ先生と同じくエタリオウ本命で考えてみたいです。


(A)父ステイゴールドを彷彿とさせるシルバーコレクターで、G1勝ち実績こそないが3着以内は有力。

(B)内枠を引いた。

(C)先行・差し・追い込みとどのような展開になっても結果を出している。

(D)このレースと相性の良い天皇賞春からの参戦。

ということで、勝つには運も必要ですが、三連複軸としては人気との兼ね合いで大変魅力的です。(騎手がデムーロから横山に乗り替わりと言うのが若干気がかりですはあるのですが)

相手には

   〇:去年のJCでレコード決着を演出したキセキ

   ▲:G1を二勝と格では1番人気レイデオロと並び、更に阪神が大得意なアルアイン。

   ☆:父キンカメというのも魅力なレイデオロは国内のレースなら当然有力(人気との兼ね合いで評価は下げますが)

   △:人気になると凡走するけど今回みたいに人気を落とすと怖い存在スワーヴリチャード。

   △:牝馬は是非押さえておきたいリスグラシュー。

馬券は◎軸の三連複10点。え、こんな小頭数で10点は買いすぎじゃないかって?うーん、こんな買い方でもガミはないし、意外と配当も高いのです。それに、ほら、最後くらいは当てたいじゃないですか。

ここまでご愛読ありがとうございました。それでは皆さん、秋口にまたお目にかかりましょう。



上海馬券王 in Kabinburi



○今日の結果

<宝塚記念> @リスグラシュー、Aキセキ、Bスワーヴリチャード




○かんべえのつぶやき

――宝塚記念はタカラヅカ、というだけあって、牝馬が強いのである。で、やっぱり来ました。紅一点のリスグラシューが。
ここの予想でもこんな風に書いたのです。

  ”もう1頭はリスグラシュー(8枠12番)。このレースにおける唯一の牝馬で、昨年秋以降は連を外していない。大外枠のピンク帽という点が、3年前に優勝したマリアライトを髣髴とさせる。”

――ホントにマリアライトのように鮮やかな勝ち方でした。あがり3Fが35.2秒ですって。この調子だとリスグラシュー、有馬記念でも一番人気かもしれません。いや、その前に凱旋門賞に挑戦かも。レーン騎手は最後においしいところを持っていきました。

――馬券王先生は、「牝馬は是非押さえておきたい」と言ってましたし、2着キセキ、3着スワーヴリチャードも印を打っていました。でも、エタリオウが9着に沈みました。駄目です、不肖かんべえとともに沈没です。やっぱり天皇賞の疲れが残っていたのでしょうか。

――ということで、今年上半期は散々なG1レースでした。結局、当たったのはフェブラリーSの馬連と、安田記念のワイドだけでした。激しい徒労感があります。いや、別にそんな巨額を張ってわけじゃないのですが。


――それではまた秋には懲りずに元気に戻ってきましょう。馬券王先生、お疲れ様でした。夏場にご帰国の際には、是非お声掛けください。






6月2日(日) 安田記念


えー、本日は出勤日と言うことで、現在カビンブリと言う陸の孤島みたいな場所で黄昏れているわけです。

今日はネット回線も異常に遅いし中日はサヨナラ負けを食らうしでモチベーションが上がりませんので予想のみと言うことで勘弁してください。


2019 6 2() 3回東京2日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 69回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ケイアイノーテック   4 *幸英明

58

48.9

()平田修

1

2

アエロリット   5 *戸崎圭太

56

13.7

()菊沢隆徳

2

3

 

サクラアンプルール   8 横山典弘

58

108.8

()金成貴史

2

4

サングレーザー   5 *岩田康誠

58

23.9

()浅見秀一

3

5

インディチャンプ   4 福永祐一

58

17.1

()音無秀孝

3

6

 

グァンチャーレ   7 *松岡正海

58

63.0

()北出成人

4

7

$モズアスコット   5 *坂井瑠星

58

29.1

()矢作芳人

4

8

 

ステルヴィオ   4 *レーン

58

18.9

()木村哲也

5

9

スマートオーディン   6 池添謙一

58

46.7

()池江泰寿

5

10

 

$フィアーノロマーノ   5 *北村友一

58

30.9

()高野友和

6

11

 

エントシャイデン   4 田辺裕信

58

86.8

()矢作芳人

6

12

 

ロードクエスト   6 *石川裕紀

58

146.5

()小島茂之

7

13

 

ペルシアンナイト   5 M.デム

58

27.4

()池江泰寿

7

14

アーモンドアイ   4 ルメール

56

1.7

()国枝栄

8

15

ダノンプレミアム   4 川田将雅

58

3.8

()中内田充

8

16

 

ロジクライ   6 *武豊

58

46.5

()須貝尚介



うーん、それにしてもロジャーバローズがダービー馬ですかあ。。。

非皐月賞組、叩き上げ裏街道の馬がダービー取るなんてこれまで見たことがないわけで、ますます黄昏れますなあ。特に今年の皐月賞上位組は相当レベルが高いわけで、それに先着するなんてねえ。

しかも井崎脩五郎先生のコラム「1年遅れのバカ当たり」がこのレース4頭残しで1〜4着をすべて当ててしまうという神が舞い降りたかのような見事な予想をしているのを見ると、ますます気が滅入るのであります。井崎先生、いつも外しまくっているのに、なんでダービーに限ってこんな神予想となるのでしょう。一体どういうロジックを使えばロジャーバローズなんて拾えるのでありましょうや。

このコーナー、過去トレンドに準じ馬券を予想するという意味では、私の「10年トレンド」と似ているわけで、それがますます気分を鬱にさせます。まぁ、「10年トレンド」が「来る馬」のパターンを探しているのに対し、「1年遅れのバカ当たり」は「来ない馬」のパターンを追求する消去法の予想なのですが、消去法って有効なんですかねえ。

その井崎先生、今週も攻めてます。なんと、5頭残しで、しかも「二強」の一角、ダノンプレミアムをぶった切っているのであります。しかもしかもその理由が「前走での上がり3F順位が「4位以下」だった、奇数馬番の馬」だからなんですって。いや、先生、ダノンプレミアムの前走マイラーズカップは二番手で先行してその後上り3Fを32.2秒と言う破格の切れ味で押し切った圧勝のレースじゃないですか。「4位以下」と言っても上位三頭の上りは皆32.1秒なわけで、どうみてもこれは「ダノンプレミアム切り」と言う結論最初にありきの、言いがかりですよねえ。なんかファーウエイをいじめるアメリカに似たものを感じますなあ。とは言え、先週の神予想を見ると、完全無視も難しい所で、うーん、困ったもんです。

まずは、恒例の10年トレンドから。いや、さすがにこの春は機能しないんで、めげ始めているんですが、それでも意地で続けます。


荒れてる割には配当が穏やかな安田記念の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

180603 $モズアスコット 4 ルメール

58

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

56

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

58

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

58

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

58

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

58

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

58

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

58

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

58

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

58

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

58

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

58

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

58

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

58

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

58

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

130602 ロードカナロア 5 岩田康誠

58

18

10

1

()安田隆行

1315

-0.0

   08-08

33.3

500

+2

400

1470

2570

18160

62800

130602 ショウナンマイティ 5 浜中俊

58

18

2

3

()梅田智之

1315

0.0

   15-14

32.8

516

+4

(5.7)

1470

2570

18160

62800

130602 ダノンシャーク 5 C.デム

58

18

16

12

()大久保龍

1316

0.1

   11-11

33.2

452

0

(37.2)

   

18160

62800

120603 ストロングリターン 6 福永祐一

58

18

4

2

*()堀宣行

1313

-0.0

   13-12

33.8

516

-2

670

8510

13920

92530

468600

120603 グランプリボス 4 内田博幸

58

18

3

13

()矢作芳人

1313

0.0

   11-10

33.9

496

0

(25.3)

8510

13920

92530

468600

120603 コスモセンサー 5 松岡正海

58

18

8

15

*()西園正都

1316

0.3

   04-04

34.8

510

0

(35.7)

   

92530

468600

110605 リアルインパクト 3 戸崎圭太

54

18

14

9

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

494

-2

2930

12270

25810

44090

335600

110605 ストロングリターン 5 石橋脩

58

18

1

5

*()堀宣行

1320

0.0

   12-11

33.8

518

-2

(11.9)

12270

25810

44090

335600

110605 スマイルジャック 6 三浦皇成

58

18

3

3

()小桧山悟

1321

0.1

   14-15

33.7

490

-6

(9.8)

   

44090

335600

100606 ショウワモダン 6 後藤浩輝

58

18

17

8

()杉浦宏昭

1317

-0.1

   10-08

34.6

516

0

1390

12640

26640

53850

348740

100606 スーパーホーネット 7 藤岡佑介

58

18

9

6

*()矢作芳人

1318

0.1

   15-15

34.2

474

0

(12.1)

12640

26640

53850

348740

100606 スマイルジャック 5 三浦皇成

58

18

2

5

()小桧山悟

1318

0.1

   10-14

34.3

488

-4

(10.5)

   

53850

348740

090607 ウオッカ 5 武豊

56

18

3

1

()角居勝彦

1335

-0.1

   07-05

35.7

492

-2

180

290

460

4100

10000

090607 ディープスカイ 4 四位洋文

58

18

6

2

*()昆貢

1336

0.1

   10-08

35.5

524

+14

(3.7)

290

460

4100

10000

090607 $ファリダット 4 安藤勝己

58

18

4

10

()松元茂樹

1338

0.3

   18-18

35.3

470

+4

(52.0)

   

4100

10000

集計期間:2009. 6. 7 2018. 6. 3


@1番人気は4−1−1−4とまずは責任を果たしているが、鉄板と言うには程遠く、しかもこの3年は勝ちがない。

A2番人気は1−1−0−8と大きく割引で、井崎先生が2番人気ダノンプレミアムに冷たいのも実はこちらが本当の理由かもしれません。

B3番人気は0−2−2−6と、これも今一で、敢えて言えば3連複軸向きの成績。

C二桁人気の超人気薄は30頭中7頭と、軽視禁物。

D上記の通り上位人気が盤石でなく、なおかつ低人気の馬がやたら台頭している故、3連単配当は6桁がデフォと基本大荒れ。ただし上記着順と人気を見ると7桁配当でも不思議ではないのですが、何故かそういうのも皆無で、決着の割には配当は穏やかとも言えます。例年カオスなメンバーで行われるので、皆さん荒れる前提で、薄く広く馬券を買っているということなんでしょうか。

E外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗と、思いのほか穏やか。

F関東馬は30頭中12頭と東西の力関係を考えれば可もなく不可もなく。特筆すべきは12頭中5頭が堀厩舎なんだけど、今年は出走なし。

G脚質は追い込みが圧倒的で、先行馬は2・3着どまりが多い。もっとも今年の府中はレコード連発の高速馬場で、前が止まらずそのまま早い上がりで決着するケースが多くなっているので、先行馬にも一定以上の配慮は必要か。いずれにせよ良馬場なら33秒台の切れ味がないと話にならない印象ではありますが。

Hリピーター多し。この10年連覇と言うのもないけど、前年の上位馬が翌年も馬券に絡むことが多いことには注意。

I血統は見事にバラバラ。府中が向きそうなディープだって過去5年で馬券にからんだのはわずか3頭。

J前走キャリアも見事にばらけてます。過去5年でみると京王杯組が3頭(内勝ち馬1)とダービー卿組が2頭(すべて勝ち馬)と言うのが目を引く程度。

K過去10年の年齢別を見ると、三歳馬1(内勝ち馬1)、四歳馬7(同2)、五歳馬9(同3)、六歳馬10(同4)、七歳馬3(同0)と、なんと六歳の高齢馬が大活躍。これは芝のG1としてはかなり特異な現象です。もっとも去年はすべて4歳馬でのワンツースリーでしたが。


以上から低人気馬がやたら台頭してくるこの競走、「二強」に人気がやたら偏っている今年はどうなのかというのが最大のポイントとなります。

まず圧倒的1番人気のアーモンドアイは言わずと知れた日本のエース的存在。5つのG1を含め現在8連勝中と言うとんでもない怪物で、まぁ、あの井崎さんでも逆らえないほど圧倒的なスターホースです。凱旋門登録を断念していきなりここに参戦と言うのも、個人的には残念ですが、距離はこちらが向いているのも事実ですし、ここは負けちゃいけない一戦と考えます。でもねえ、気になるのが前走のDDFで、力関係からもっとぶっちぎるのかと思っていたら最後ヴィルシーナという格下にずいぶん詰め寄られたのは意外でした。あれって初めての海外レースと言うことで心身両面で疲れがあったということなのか、ピークアウトの予兆なのか。とにかく今年のG1は圧倒的一番人気が馬券にも絡めず4着どまりと言う光景をやたら目にしますので、そういう展開もある程度視野に入れてみたいとは思います。

次に2馬人気ダノンプレミアム。これも8戦して負けたのがダービーのみと圧倒的な実績の持ち主。アーモンドアイの参戦がなければ単勝配当は2倍を切っていたのは間違いありません。上述の通り前走マイラーズCの勝ち方もあっぱれなものでしたし、2000m以下の距離ではアーモンドアイに互角の勝負を挑みうる存在と考えます。先行脚質も今の府中を考えれば悪い話ではない。控えたアーモンドアイが直線追い込んでも届かないなんて展開は大いにありうるんじゃないでしょうか。

安田記念のこの10年と言うのは、「1強」に人気が集中するか、オッズがばらけて混戦模様となるかのいずれかで推移してきました。「2強」に人気が集中したのは10年前のウオッカ・ディープスカイまでさかのぼるんですが、この時は人気通りのワンツーで、三着に10番人気ファリダットが入っても配当は安田記念とは思えないような穏やかな低配当。今年はこのパターンじゃないですかね。よって井崎先生に逆らうようで恐れ多いのですが、今年はこの二頭軸で考えてみたいと思います。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単24点。

その他の馬はリピーターと鋭い末脚の持ち主を前走成績関係なしでピックアップしました。そういう存在が2強の間に割って入ることも願望として想定した馬券ですな。さすがに6桁配当と言うのはありませんが、それでも半分が万馬券で10年前のウオッカ・ディープスカイ的展開再びと言うやつであります。



上海馬券王 in kabinburi



○今日の結果

<安田記念> @インディチャンプ、Aアエロリット、Bアーモンドアイ




○かんべえのつぶやき

――今日の府中競馬場、7万人を超える入場者で、皆さん、日本最強馬アーモンドアイが勝つところを見に来たことでしょう。あるいは二強の一角、ダノンプレミアムに期待をかけていたことでしょう。ところが春のマイル王になったのは伏兵インディチャンプ。筆者ご贔屓のステイゴールド産駒でした。あのアーモンドアイに勝ったんだから、スゴイことです。

――パトロールビデオを見ると、スタート直後に大外のOロジクライが思いきり内側に斜行して、Lペルシアンナイト、Mアーモンドアイ、Nダノンプレミアムが揃って進路を妨害されているんですね。これで武豊騎手は騎乗停止1日間(6月8日)となりました。ところが終わってから見ると、4着に入ったアーモンドアイは上がり3Fが32.4秒という驚異的な速さ。やっぱり化け物なんですね。やっぱりマイルよりも距離が長い方がいいんじゃないでしょうか。

――それにしてもこの春のG1レースは変なのばっかり。特に府中はパンパンの良馬場で、先行馬が止まらなくなっている感じです。レコードも出てるしね。今日だって芝のレースは内枠ばかりが来ていました。二強が揃って外枠になった時点で、この悲劇は予定されていたのかもしれません。

――不肖かんべえは
こんな予測を書いていたのですが、パドックを見ていてどうにも不穏な感じがしたので、ACDIのワイドボックス買いに出てました。まあ、当たったけど、あんまりうれしくはないですな。やはりG1レースは単勝から買いたいものです。

――ということで、仕事中に予想を送ってくれた馬券王先生の失望と落胆と徒労感は激しく予想されるところです。とはいえ、今年上半期の最後に残った宝塚記念はこんなことはないと思います。では、向こう2週間は「休むも競馬」ということで。時間がこのショックを癒してくれますように。





5月26日(日) 東京優駿


☆上海馬券王の人生相談

よもやの霊界通信再び!お受験グランマ・エアグルーヴさんからのお便り


Q:母系びいきなんざます!

先生、お久しぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。

え、「誰だおまえは?」ですって?きぃいいいいいいいっ!これだからパンピーは!よろしいこと?わが祖父はJRAの大立者ノーザンテースト公爵、わが母は樫の木の女王ダイナカール、そしてわが父は凱旋門の英雄トニービン!まさにわが一族こそが貴族の中の貴族!華族の中の華族!!世が世ならお前のような、なけなしのお金ではずれ馬券を買い漁る禁治産者なんか口も聞いてもらえない高貴な血族なのよ、わがグルーヴ家は!

え、「貴女が死んでもう6年。今更なんでこういう手紙をよこすのか。頼むから成仏して欲しい。」ですって?。。。何よ、それじゃあ、あたくしのこと最初から存じ上げてらっしゃるってことじゃないの。。。。きぃいいいいいいいっ!平民の分際で人をおちょくるのもたいがいになさるが宜しいわ!この、性格破綻者!理屈倒れの三流馬券師!おまえなんかタイの陽光にさらされてミイラになればいいのよ!とにかく、今グルーヴ一族の正念場なんざます。死んでる暇なんかないざます!大人しく話を聞くがいいざます!

話と言うのは、わが六女ラストグルーヴの次男ランフォザローゼスに関する相談なんざます。あたくし6人の女子をもうけたんざますが、長女アドマイヤグルーヴを除けば皆不甲斐ない成績ばかりで、名家の家名に泥を塗ることの連続、あたくし悔しくて悔しくて。。。特に末娘ラストグルーヴは本当に出来が悪いというか、新馬小学校を首席で卒業したまでは良かったざますが、虚弱体質で進学を断念、そのまま引きこもり生活に突入してしまったんざます。きぃいいいいい!この敗残者!名家の恥さらし!お前なんか産むんじゃなかったわぁああ!ってあたくし、そのときは本当に鬱で鬱で死にそうだったんざます。

え、「『死にそう』と言うけど、ラストグルーヴの新馬勝ちの直後に貴女は本当に死んでるじゃないか。」ですって?きぃいいいいいいいいいいいいい!どうしてお前は、そうやって人の上げ足ばっかり取るざますか!タイに行ってねじれた性格が、ますますねじれたんじゃないざますか!人の話は最後まで聞くざます!

とにかく、そういう経緯があったんで、ラストグルーヴが子供を産んだと言ってもあたくし、それほど期待していなかったんざます。実際、その長男リシュブールは未勝利小学校を出たのはいいけど未だに中学(500万クラス)も卒業できない体たらくだし、あまり真面目にハラハラしても報われないんじゃないかって思ってたんざます。


ところが!

次男のランフォザローゼスは、なんか違うんざます。新馬小学校を首席で卒業した後、有名進学校である京成中学、青葉高校を次席で通過、なんと明日は名門優駿大学を受験するんざます!そりゃ、首席じゃないってのは気に入らないし、高校も皐月高校じゃなくて青葉と言うのも名家の品格からすれば不満が残るんざますが、それでもこれはグルーヴ家久々のヒットなんざます!ああ、産んでよかったわあ、ラストグルーヴ!

え、「その青葉を首席で卒業したのは、貴女の4男ルーラーシップの子リオンリオンじゃないか。同じ孫なのにこの待遇の違いはなんだ。リオンリオン君が可哀そうだ。」ですって?。。。。。貴方、本当にパンピーね。名家と言うものの本質が全く分かっていないざます。よろしいこと?わがグルーヴ一族は女系の血族なんざます。男子の係累よりも女子の係累が活躍してこそ、グルーヴがグルーヴたりうるんざます。そんなこともわからないなんて、ほんといやだわあ、賤民は。

とにかく、明日は、わが娘の血を分けた孫が優駿大学を受験するんざます。あたくし、もう嬉しさと不安がないまぜになって、もう生きた心地がしないざます!あ、今「死んでるから生きた心地がしないのは当たり前だ」なんて突っ込もうと思ったざましょ?思ったざましょ?お前の考えることなんか、お見通しなんざます。つまらない混ぜっ返しはやめるざます!とにかく明日はグルーヴ家再興の足掛かりとなる記念すべき一日なんざます。ランフォザローゼスには頑張って欲しいざます。気になるのは、家庭教師のルメールが自宅謹慎になって福永と言う関西人に切り替わったということなんざますが、大丈夫かしら?ドゥラメンテ以来久々の優駿受験を前に心乱れるあたくしはどうしたらいいのかしら?


A:お答え


わははははは、またやってしまいました、グルーヴコーナー。いやあ、さすがにこのコーナー、最近じゃアウトオブファッションもいい所なんで、やるにやれなかったんですが、それでも明日のダービーの出馬表に「母母エアグルーヴ」の名を見たときには心が躍りました。「グルーヴコーナーをやるざます!」と言うグルーヴさんの声が天国から聞こえた気が致します。

さて女傑とうたわれた名牝グルーヴさんなんですが、早いものでお亡くなりになってはや6年。これを読んでいる人も、グルーヴと言われてもわからない人が多いんじゃないですかね。牡馬を粉砕して数々のG1を獲得した現役時代も凄いのですが、その繁殖の実績がまたすごい。以下に掲げるのはグルーヴさんの産駒成績一覧であります。

馬名

性齢

厩舎

着度数

収得賞金

種牡馬

生年

取引価格

ショパン 6 不在 ()角居勝彦 3- 3- 5-13

750

キングカメハメハ 2013  
ラストグルーヴ 9 抹消 ()藤原英昭 1- 0- 0- 0

200

ディープインパクト 2010

37800万円

グルヴェイグ 11 抹消 ()角居勝彦 5- 2- 1- 3

3100

ディープインパクト 2008  
ルーラーシップ 12 抹消 ()角居勝彦 8- 2- 4- 6

14620

キングカメハメハ 2007  
フォゲッタブル 13 抹消 ()池江泰寿 4- 3- 2-23

4200

ダンスインザダーク 2006

25725万円

ポルトフィーノ 14 抹消 ()角居勝彦 3- 0- 0- 6

1125

クロフネ 2005  
ザサンデーフサイチ 15 抹消 ()松田国英 3- 3- 4-31

1300

ダンスインザダーク 2004

51450万円

xソニックグルーヴ 16 未登録 () 0- 0- 0- 0

0

フレンチデピュティ 2003  
サムライハート 17 抹消 ()池江泰寿 3- 0- 0- 2

700

サンデーサイレンス 2002  
イントゥザグルーヴ 18 抹消 ()梅田智之 4- 3- 1- 6

1000

サンデーサイレンス 2001  
アドマイヤグルーヴ 19 抹消 ()橋田満  8- 1- 3- 9

10500

サンデーサイレンス 2000

24150万円




いやあ、凄いですねえ。5男6女、合計11頭を産んで、デビューできなかったのは三女ソニックグルーヴただ一頭。デビューした10頭の内虚弱体質で新馬勝ち後即引退したラストグルーヴを除けば皆3勝以上上げている。たった一頭の繁殖牝馬がこれだけ優秀な子供を量産するなんて、これがどんなに凄いことか。まさに「華族の中の華族」、競馬における「血」の重要性と言うのを上の表はまざまざと語っているわけです。問題はと言えば、これだけ圧倒的な血統故、取引額はすべて億単位で、巨額の獲得賞金(上記の賞金額は1着賞金のみなんで実際はもっと多いのですが)を以てしても馬主さんは赤字だということで。。。。

さて、ご相談の件、そのような優秀な血脈を誇る貴女(エアグルーヴさん)のお孫さんが今年のダービーには二頭も出走するということで、貴女の血の偉大さを再確認すると同時に、こみ上げる喜びに現在打ち震えている次第です。今年からアドマイヤグルーヴの子ドゥラメンテの初年度産駒が走り始めますし、いやあ、グルーヴ・ウオッチャーと言うのはやめられませんなあ。

ただどうなんでしょう、お孫さんが見事に優駿大学に首席合格するというのも正直難しい気がどうしてもいたします。

お孫さんの卒業した青葉賞と言うのは、ダービーと同じコースで行われることから、本来はダービーの試金石としてうってつけのレースのはずなんですが、実際にはここの卒業生と言うのは優駿の受験には苦労しており、首席で入学した馬と言うのはこれまで皆無なんですよね。詳細は後で述べますが、やはり優駿と言うのは皐月高校から受験してくるエリート組に圧倒的な分があるのであります。特に今年の皐月高校の上位組は相当強力ですからその中にお孫さんが割って入るには、実力以上のものが要求されるのではないでしょうか。

ただ希望もあります。最近はこの業界もいろいろな変革が起きており、過去の経験則が通用しなくなりつつあるんですねえ。エリートの桜花賞組が壊滅して別路線組がワンツーした先週の樫の木女学院(オークス)の受験なんかまさにそれですね。ああいうのを見ていると、ひょっとしたら青葉賞組が馬券に絡むなんてこともあるのかもしれないと思えてきます。皐月賞組の上位人気三頭が潰しあって、その内1頭が脱落した間隙を無欲にレースを進めていた低人気の馬が突くなんてことは大いにありそうで、そういう存在の筆頭候補が貴女の孫ランフォザローゼス君なんじゃないでしょうか。

そういう意味で、私も貴女のお孫さんには期待しているんですよ。なにせ、明日のダービーは人気が皐月賞の上位三頭に偏りすぎており、この三頭で決まると配当が安すぎてかなわんのです。ダービーと言うのは上位1〜3番人気で決まることも多いレースですが、何かそれ以外が1頭くらいは飛び込んできて欲しいと願わずにはいられないのです。ここは是非お孫さんの奮闘に期待せずにはいられません。ご健闘お祈り申し上げる次第です。

と、言う訳で。。。。。

2019526() 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 86回東京優駿 (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ロジャーバローズ 3 浜中俊

57

80.5

()角居勝彦

1

2

 

ヴィント 3 竹之下智

57

192.8

()千田輝彦

2

3

 

エメラルファイト 3 石川裕紀

57

96.6

()相沢郁

2

4

 

サトノルークス 3 池添謙一

57

51.6

()池江泰寿

3

5

 

マイネルサーパス 3 丹内祐次

57

276.3

()高木登

3

6

サートゥルナーリア 3 *レーン

57

1.5

()角居勝彦

4

7

ダノンキングリー 3 戸崎圭太

57

5.2

()萩原清

4

8

 

メイショウテンゲン 3 *武豊

57

60.9

()池添兼雄

5

9

 

ニシノデイジー 3 勝浦正樹

57

74.1

()高木登

5

10

クラージュゲリエ 3 *三浦皇成

57

55.4

()池江泰寿

6

11

 

レッドジェニアル 3 酒井学

57

67.4

()高橋義忠

6

12

アドマイヤジャスタ 3 *M.デム

57

21.7

()須貝尚介

7

13

ヴェロックス 3 川田将雅

57

5.6

()中内田充

7

14

ランフォザローゼス 3 *福永祐一

57

26.8

()藤沢和雄

7

15

 

リオンリオン 3 *横山武史

57

40.4

()松永幹夫

8

16

 

タガノディアマンテ 3 *田辺裕信

57

173.5

()鮫島一歩

8

17

 

ナイママ 3 柴田大知

57

288.1

()武藤善則

8

18

 

シュヴァルツリーゼ 3 石橋脩

57

50.3

()堀宣行



それでは恒例10年トレンドを。

東京優駿の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

180527 ワグネリアン 3 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 3 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 3 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ 3 ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 3 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル 3 M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

130526 キズナ 3 武豊

18

1

1

()佐々木晶

2243

-0.1

 15-14-14

33.5

478

-2

290

970

1600

17130

54950

130526 エピファネイア 3 福永祐一

18

9

3

()角居勝彦

2244

0.1

 09-10-10

33.9

478

-8

(6.1)

970

1600

17130

54950

130526 $アポロソニック 3 勝浦正樹

18

3

8