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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」

2005年 冬〜春のレース考






3月27日(日)

えー、本日の日経賞は単勝32.8倍の8歳馬ユキノサンロイヤルが勝ちました。

  圧倒的一番人気の馬が沈み、最内に入った高齢馬が大穴を明けると言う展開は、まさに障害帰りのテンジンショウグンが勝った98年日経賞の再現であり、そういうのを期待して買った馬券が当たったんで嬉しいことは嬉しいんですが、それでも先週の阪神大賞典を勝ったマイソールサウンドと言い、最近天春路線に名乗りを上げる馬が「らしくない」のばかりなのは如何なものかとは思うのであります。

  今日のレースで圧倒的一番人気に推されたコスモバルクは勝ち馬から2秒近くも離される惨敗で、こんな走りっぷりでは天皇賞春への出走自体見送られる可能性が濃厚です。その上ゼンノロブロイもタップダンスシチーも回避が確実となれば「華」のある競走馬は全員天春に不参加となるわけで、これでは盛り上がらないことこの上ない。

  うーん、GV馬イングランディーレが大逃げを打って大差勝ちした去年の惨状とあわせて考えると、数あるGT競争の中でも格が高いとされてきた天皇賞春にもいよいよその存在に終止符を打つ時が近づいているのかも。大体、「今年のゴールデンウイークは家族サービスに専念しようか」などとディープな競馬オヤジである私が考えるくらいだから状況は相当深刻だぞ。
 

中京11R 高松宮記念(G1)
1200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 スリージェム 57 武幸四郎  
1 2 ギャラントアロー 57 幸英明 ○ 
2 3 ワンダーシアトル 57 石橋守  
2 4 ウインクリューガー 57 吉田稔  
3 5 ゴールデンロドリゴ 57 赤木高太郎  
3 6 タマモホットプレイ 57 本田優 注 
4 7 メイショウボーラー 57 福永祐一
4 8 シルヴァーゼット 57 池添謙一  
5 9 クリノワールド 57 上村洋行  
5 10 ナイキアヘッド 57 村田一誠  
6 11 コスモラブシック 57 佐藤哲三  
6 12 プレシャスカフェ 57 蛯名正義
7 13 カルストンライトオ 57 大西直宏  
7 14 ゴールデンキャスト 57 小牧太  
7 15 キーンランドスワン 57 四位洋文
8 16 キョウワハピネス 55 安田康彦  
8 17 ブイヤマト 57 小池隆生  
8 18 アドマイヤマックス 57 武豊

  長距離重賞の空洞化が深刻だからせめて短距離に期待したいと思った矢先の高松宮記念なんですが、なんですか、このビールの水割りを連想させるような面子は!愛知万博にあわせた中京開催のGTというにこれはないだろう!

  18頭フルゲートと狭い中京競馬場に溢れ返るくらいの頭数をそろえておきながら、重賞を勝った実績のある馬が半分の9頭しかいないというのは、却下じゃ!これはGTであってステップレースじゃないんだぞ!もっとメンバー絞れよ!

  うーん、長距離だけかと思ったら短距離のスター不足も深刻だわい。メイショボーラーとカルストンライトオがいるとは言え、前者は芝では普通の善戦マンだし、後者は実績の割には安定感がないと言うか華がないというか、やはりこんな水割り発泡酒みたいなメンバーをびしりと締めるだけのプレゼンスには欠けるわな。せめてデュランダルがいてくれたら相当楽しめる一戦となっていたはずなんですが。。。   と、いうわけでG1なんで盛り上がりたいんだけど、急激にモチベーションが低下しました。以下投げやりです。

  一番人気は重賞二つを含み4連勝中のプレシャスカフェなんですが、まぁこれも格上のカルストンライトオが左回り全然だめ、メイショウボーラーは先述のとおり芝じゃ普通の馬と言う事情がありうなずけるところ。私も連ははずさないと思います。

  相手探しなんだけど、こういう面子じゃ、何度も酷い目に合わされているとは言え性懲りもなくギャラントアローをまた指名したくなります。うーん、もう半分以上意地。この他では右回りより左回りが断然いいアドマイヤマックスとスワンSの夢再びタマモホットプレー。

 

中山11R マーチステークス(G3)
1800メートル・ダート
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 タイキエニグマ 55 横山典弘
1 2 ブラックコンドル 55 北村宏司
2 3 ユートピア 59 安藤勝己 ◎ 
2 4 ウインブレイズ 57.5 小野次郎  
3 5 スターキングマン 58.5 吉田豊  
3 6 ハギノハイグレイド 58 勝浦正樹  
4 7 タカラアジュディ 53 丸野勝虎  
4 8 ハードクリスタル 56 藤岡佑介  
5 9 サミーミラクル 56 田中勝春  
5 10 ビッグウルフ 57.5 木幡初広
6 11 クーリンガー 57.5 和田竜二  
6 12 カフェオリンポス 57 柴田善臣  
7 13 トップオブワールド 56 藤田伸二  
7 14 ホウザングラマー 52 石崎隆之  
8 15 レマーズガール 55 江田照男  
8 16 サカラート 56 中舘英二

  ダート1800m路線と言うのは結構激戦区というか強豪ひしめく世界なんですが、今回は比較的レベルの低い組み合わせ。

  現状タイキエニグマとサカラートが人気になっていますが、前者は今回初重賞と言うことで、後者は外枠での実績があまりにしょぼすぎると言う死角もあり、これなら人気が全然ないユートピアが面白いと考えます。    

上海馬券王  



○この日の結果

☆高松宮記念 @アドマイヤマックス Aキーンランドスワン Bプレシャスカフェ


☆マーチS @クーリンガー Aサミーミラクル Bユートピア



○かんべえのつぶやき

――今日の中山競馬場はいいお日よりでした。桜の木も芽がふくらんでいるような気がします。問題はオケラだってことなんだな、これが。

――高松宮記念。先のフェブラリーSの勝ちっぷりから、メイショウボーラーはただの馬じゃあるまい、と判断したのですが、あにはからんや芝ではただの馬でありました。ウィンクリューガーもいい狙い目だと思ったのですが・・・・。それにしてもアドマイヤマックスは強かった。不思議だ。

――年度が変わるところで、来週からは頑張りたいと思います。




3月20日(日)


えー、長年にわたり日本のトップジョッキーとして君臨し続けてきた岡部幸雄さんがこのたび引退を宣言しました。

  御年56歳!肉体を酷使しまくる騎手と言う稼業で56歳まで現役を張り続けたと言うだけでも驚異的なのですが、現役時代の成績もこれまた半端ではない素晴らしいもので、ひねくれものの私もその業績にただひたすら敬意を表する次第です。本当にお疲れ様でした。

  まぁ、彼について語ることはJRAの歴史そのものを語るに等しいところがあり、私みたいな駆け出しには論評すべき言葉もないのですが(なにせ私の競馬歴の3倍に及ぶ活動歴の持ち主だからね)、本日の中山最終レースが「岡部幸雄引退記念」として急遽プログラムされているのを見てびっくり。うーん、こちらのほうは若干突っ込みどころがあるような。

  まぁ、これだけの人なのでJRAがこういうプログラムを組む事は当然と言えば当然なんですが、発表後速攻でこういうのを仕掛けると言うのも、何かあまりにも手際がよすぎないか?しかも通常は1000万がいいとこの最終レースにオープン戦の格式まで用意してるし。これって、JRAの彼に対する敬意の表明というよりは岡部先生の威光にすがった集客作戦のにおいが。

  オープンだけあって、結構強い馬が集まってるし、日本中の競馬オヤジの支援を受けきっとこれは盛り上がるに違いない。プロとしての決断で引退した人ゆえこういうプログラムでも最後の騎乗とはならなかったけど、もし出てたらひょっとすると、メインの重賞(スプリングS)より売上が上がっていたのではないでしょうか。おい、JRA。本当は岡部先生に引退レースとして騎乗依頼もしてたんじゃないだろうな。(まじめな話、彼が本当に出ていたらG1並の売上も夢じゃないからねえ。)

中山11R フジテレビ賞スプリングステークス(G2)
1800メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ワールドアベニュー 56 横山典弘  
1 2 ウインクルセイド 56 四位洋文  
2 3 カンペキ 56 安藤勝己  
2 4 ディーエスハリアー 56 石橋脩  
3 5 ダンスインザモア 56 蛯名正義  
3 6 スキップジャック 56 勝浦正樹
4 7 ペールギュント 56 柴田善臣
4 8 マキハタサーメット 56 松永幹夫 注 
5 9 パリブレスト 56 田中勝春  
5 10 コクサイトップラヴ 56 田中剛  
6 11 ストラスアイラ 56 吉田豊  
6 12 カネサマンゲツ 56 江田照男  
7 13 ヴァーミリアン 56 M.デムーロ
7 14 アグネスジェダイ 56 小野次郎  
8 15 トップガンジョー 56 武豊 ◎ 
8 16 プライドキム 56 池添謙一  


  うーん、久々にフルゲートが埋まったクラシックトライアルなんですが、ディープインパクトを脅かしそうな対抗相手はこの中にはいないなぁ。

  これまでの戦績から言えばヴァーミリアンが一番手ですが、33秒台の上がりを使えると言う意味ではDインパクトに匹敵するも、これってすっさまじいスローペースのレースでの実績で割引は必要。そもそも流れが速くなると追い込む展開になるわけで今回中山でどうでしょう。エルコンドルパサーの数少ない忘れ形見ゆえ頑張ってほしいのですが。

  実績と言う意味では2番手がペールギュント。でもこれまで負かしてきた相手は弱っちいのばかりである上、楽勝するかと思えたひどいメンバー構成の前走で勝ったとはいえ鼻差の勝負をしているようでは印象はかんばしくありません。

  そういう意味で上記2頭を見捨てて武が騎乗するトップガンジョーに期待します。これまでの戦績を見ると好走と凡走の落差が激しいのできっと気難しい奴なのだと思いますが武ならなんとかしてくれそうな予感。勝つにはちょっと足りない気もしますが馬連もしくは3連複の軸にいかがでしょ?

  この他ではマキハタサーメットの逃げ残りにも要注意。血統から言うと短距離馬かもしれないんだけど。。。

    

阪神11R 阪神大賞典(G2)
3000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 アイポッパー 57 藤田伸二
2 2 エプソムボス 56 小牧太  
3 3 ウイングランツ 57 松岡正海  
4 4 リンカーン 58 福永祐一  
5 5 ハイフレンドトライ 57 熊沢重文 ▲ 
6 6 ペルフェット 57 幸英明  
7 7 テイエムイットー 57 和田竜二  
7 8 マイソールサウンド 58 本田優  
8 9 サクラセンチュリー 58 武幸四郎
8 10 ピサノクウカイ 56 岩田康誠


  なんじゃい!この辛気臭い面子は!小頭数の上、1000万もよう勝てんのまで出てくるし、しょぼい!しょぼすぎる!   いやしくも阪神大賞典は天皇賞春を占う重要な位置づけであるG2レースやぞ!かのナリタブライアンとマヤノトップガンの伝説の叩き合いを何と心得おるか!

  ゼンノロブロイは出ないと言うし、ひょっとして天皇賞春もこのメンバーが中心になるのであろうか。なんかますます長距離レースの空洞化が露わになっていく感じで悲しみが止まらない。こんなメンバーじゃサクラセンチュリーで決まりだろうけど、つまらなすぎて馬券買う気もしないわい。

  え、去年の勝ち馬にしてG1連対の常連リンカーンがいるじゃないかって?けっ!こいつには去年の天皇賞春でひどい目に合わされた恨みがあるの。だから無視じゃ!意地でも無視してやる。


上海馬券王



○この日の結果

☆スプリングS @ダンスインザモア Aウインクルセイド Bトップガンジョー


☆阪神大賞典 @マイソールサウンド Aアイポッパー Bリンカーン



○かんべえのつぶやき

――阪神大賞典は私も好きなレースですが、これではどの馬を買えばいいのかわかりませんな。案の定、リンカーンは3位ですか。この調子では春天は寒いことになりそうですなあ。

――というのはさておいて、今日は下の娘がどこかに連れて行けというので、千葉ロッテ球場にオープン戦を見に行きました。相手はソフトバンク・ホークス。内野自由席で大人2000円、子供500円というのは、中山競馬場の大人200円、子供ただに比べると割高ですが、おそらくこっちの方が安い娯楽になります(と、情けない発言)。千葉ロッテ球場は、フェンスも低いし、野球を楽しむにはなかなか良さそうな環境です。

――3塁側で見てたんですが、7回に
応援歌を唄うときになって、最後の「われらの〜われらの〜、ソフトバーンク・ホークス」と、ここだけ字余りになってしまう。その場で、「あわね―じゃん!」という声が周囲から沸きあがる。ダイエーは遠くになりにけり。ホークス、今日は和田のナイス・ピッチングが収穫でしょうか。地元は大災害発生で、これからが大変そうです。





3月13日(月)

えー、最近日本では上海旅行がブームなのでしょうか?いや、実は「3月末にプライベートで上海に行くから旅行期間中面倒見ろ」ってオファーが、まったく違うところから5件も寄せられましてね。これって昔は経験しなかった現象なんですわ。

  いや、来てくれるのは嬉しいんだけどさ、何故、私の知り合いが上海蟹の季節でもなくゴールデンウイークでもないこの時期に同時多発的に上海までプライベート旅行を企画するのかと言うのがよくわからないわけなのであります。韓国ドラマの代わりに中国ドラマがはやりだしたとも聞かないし、今日本では何が起きているのであろうか。

  !! あーっ!そうか!花粉のせいか?ひょっとして、お前ら皆、高濃度の花粉を逃れて上海までエクソダスということか?え、そうだろ、そうなんだな!まったく困った奴らだ。君たち来るのはかまわんが、花粉まで連れてくるんじゃないぞ。

  (まぁ、まじめな話、この季節に来るというのは理にかなっています。秋の上海蟹シーズンは交通費も宿泊費も馬鹿高だし、上海蟹自体一度食べればそれでいい食材だしね。過ごしやすさと言う意味では3月下旬から4月上旬がベストシーズンで住んでいる者としてはこの時節が一番なのであります。4月下旬になるともう気温は30度を超え蚊が飛び始めるわけでして、かんべえさんもその前に一度いらっしゃいな。)

 

中山11R 夕刊フジ賞クリスタルカップ(G3)
1200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 セレスエンブレム 56 田中勝春
1 2 ディープサマー 56 小野次郎 注 
2 3 アイルラヴァゲイン 56 柴田善臣
2 4 エイシンヴァイデン 57 江田照男 △ 
3 5 メジロハンター 56 吉田豊  
3 6 コパノフウジン 56 蛯名正義 △ 
4 7 チアフルワールド 56 後藤浩輝  
4 8 カズサライン 56 穂苅寿彦  
5 9 エネルマオー 56 北村宏司  
5 10 マイネルアルビオン 56 松岡正海  
6 11 エイシンニュートン 56 郷原洋司  
6 12 ゼンノエキスプレス 56 小林淳一  
7 13 モエレフェニックス 56 勝浦正樹 △ 
7 14 ソリッドラヴ 56 木幡初広  
8 15 ホーマンテキーラ 56 四位洋文  
8 16 フサイチアンテウス 56 横山典弘


  3歳の短距離重賞。クラシック路線とは無縁で、じゃNHKマイルの登竜門かと言えば全然違うし、なんとも存在意義の不明なレースなんですが、とにかく毎年荒れます。荒れまくってます。まずは過去5年のレース結果をごらんあれ。(( )内は単勝人気)

04年 一着タイキバカラ(1)     二着ビッグファルコン(12)    馬連配当 7600円
03年 一着ワンダフルデイズ(1)  二着ギャラントアロー(13)  馬連配当12080円
02年 一着サーガノーベル(2)   二着イーグルスウオード(12)馬連配当14220円
01年 一着カチドキリュウ(13)     二着シンボリスナイパー(9) 馬連配当72150円
00年 一着スイートオーキッド(3) 二着キンシストーン(2)     馬連配当 1030円


    うーん、改めて見るとやっぱり凄い配当の連続だなあ。しかもよく見るとこのレースの上位で、大成した馬ってのも全然いないし(あえて言えば03年のギャラントアローなんだろうけど、こいつの場合も大成というのとはちょっと違うし)。本当に3歳重賞としてなんの意味があるのだろう。。。。。

  今年のメンバーも強力な軸が不在で何を買っても馬連で10倍以上付きそうな組み合わせゆえ、当てるには知力以上の何か、具体的には運と信仰心が必要です。で、何を信じるかというと、今回は01年から3年連続でこのレースを万馬券ゲットしている私を信じていただきたい。去年ははずしたけど、穴の主役ビッグファルコンはしっかり押さえてたし、とにかくこのレースとは異常に相性がいいのです。エッヘン。

  で、どういう理屈かと言うとですね、過去に穴を演出した馬には下記の共通点があって、これを中心に押さえると何故か万馬券になってしまうわけなのです。

@ダート路線で好成績を挙げ、芝の1200mが初めてと言う馬、もしくは
A1400m以上で惨敗し、1200mに戻ってきた馬


  で、今回のメンバーにこの条件を適用すると上記の印となる次第。まぁ、今回は例年に比べてダートで賞金を積み上げて出走資格を得た馬が異常に多いんでちょっと選択に困るのですが、芝の1200mで惨敗している馬を除くとある程度買い目を絞れるのではないかと。

  フサイチアンテウスは前回1600mの不良馬場で惨敗していますが、芝ダートとも1200mでは異常に強くそういう意味で上記@Aの条件を最も満たします。 ただ、今回このメンバーではある程度人気になることも予想されますので、そういう意味では初芝のセレスエンブレムに穴の魅力あり。「荒れる」と言う前提ではこちらが軸向きかもしれません。

  この他では、一番人気が濃厚なアイルラヴァゲンを保険で押さえるのは当然として、2歳時に非常に高い評価を得ながらその後泣かず飛ばずのディープサマーとエイシンヴァイデンが今回得意の1200mに戻ってくると言うことで要注意です。

  ふふふ。なんか今年も万馬券の予感が。とにかく信じなさい。信じる者は救われる!出でよ万券!! (こらぁ、誰だ「信じる者は足すくわれる」なんて言ってるのは!)  

   

阪神11R 報知杯フィリーズレビュー(G2)
1400メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 キャントンガール 54 本田優  
2 2 カシマフラワー 54 松永幹夫 △ 
2 3 スズカパサー 54 和田竜二  
3 4 ブリトン 54 小池隆生  
3 5 アイノグレース 54 幸英明 △ 
4 6 デアリングハート 54 武幸四郎  
4 7 フローラルパレス 54 池添謙一 注 
5 8 ラインクラフト 54 福永祐一
5 9 ツルマルオトメ 54 小牧太  
6 10 エアメサイア 54 武豊
6 11 フジノハゴロモ 54 熊沢重文  
7 12 モンローブロンド 54 佐藤哲三  
7 13 ディアデラノビア 54 安藤勝己
8 14 ジェダイト 54 M.デムーロ ○ 
8 15 コスモマーベラス 54 長谷川浩大  

  こちらは、ファンタジーSを圧勝し、ジュベナイルで圧倒的一番人気を背負った(結果3着)ラインクラフトという強烈な軸馬がいます。(本当に福永ってなんで毎年こういう強い牝馬に乗せてもらえるのでしょう)

  確かに能力から言えばすんなり勝たれてもしょうがないのですが、今回ジュベナイル以来久々というのがどうでしょう。賞金も足りているしここで無理して勝たなくても桜花賞には出れると言うのがポイントで、そういう意味で桜花賞への権利取りに必死なジェダイト(デムーロ鞍上!)と連闘ディアラノビアの方を上位に見てみたい。特にデイアラノビアは一番人気を背負った先週のチューリップ賞を惨敗し、今回連闘という背水の陣を引いているのが感心はしないけど馬券の上では「買い」なのであります。

  この他では馬鹿の一つ覚えみたいで恐縮だけどダートで良績を残し今回初芝のアイノグレース、新馬を勝って今回2戦目のサンデー産駒フローラルパレスが未知の魅力あり。

 上海馬券王



○この日の結果

☆クリスタルカップ @ディープサマー Aコバノフウジン Bアイルラヴァゲイン


☆報知杯フィリーズレビュー @ラインクラフト Aデアリングハート Bエアメサイア



○かんべえのつぶやき

――上海馬券王が得意とするクリスタルC、やっぱり荒れました。見事に高配当ゲットといきましたかどうか。おそらく先生のことですから、たくさん買った馬券がどこかでかすっていると思います。

――桜花賞トライアルのフィリーズレビューは雪のふるなかの決戦。ラインクラフトが「能力を見せてすんなり勝った」、という感じ。追い込みは納得の強さでした。




3月6日(日)

うううううう、最近通信環境がひどく不調なのです。ADSLであるにもかかわらずダイヤルアップ並みの速度も出ないのです。世界に冠たる大都市上海というのに、この低劣な通信インフラは一体どうしたことなのでしょう。

  あまつさえ、PC自体の作動もおかしく、ウイルスチェックをかけるとなんと8種類のウイルス、ワーム、スパイウエアに汚染されていることがわかりうろたえる始末。あまつさえそのうち3種類はなんとSYMANTECがその日に定義ファイルをアップしたばかりという最新の病原体であることが判明。くそう、通信インフラはドンくさいくせにウイルスのほうは世界最先端かよ!おかげで先週は8レース買おうとして馬券投票が成立したのは4レースのみ。残りの4レースは投票するも途中でタイムアウトになって結局買い損ねたわぁああ!週末の競馬が数少ない楽しみであると言うのにこれではあんまりじゃないか。このストレスの責任は一体誰が取ってくれると言うのだ!

  え、投票できなかった4レースは当たってたのかって?いや、全部外れてたんだけどね。え、それなら通信環境とウイルスの感謝しなさいって?ああそうですか。どうせ私はヘタレ馬券士です。すいません。     

中山11R 報知杯弥生賞(G2)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 アドマイヤジャパン 56 横山典弘  
2 2 ブレーヴハート 56 柴田善臣 ○ 
3 3 レットバトラー 56 福永祐一  
4 4 ダイワキングコン 56 北村宏司  
5 5 ニューヨークカフェ 56 武幸四郎  
6 6 マチカネオーラ 56 蛯名正義  
7 7 マイネルレコルト 56 後藤浩輝
7 8 ニシノドコマデモ 56 田中勝春
8 9 エイシンサリヴァン 56 吉田豊  
8 10 ディープインパクト 56 武豊

  新馬、500万を33秒台前半の上がりで圧勝した怪物ディープインパクトに恐れをなしたか出走はわずか9頭。それでも2歳GT馬マイネルレコルト、京成杯の勝ち馬アドマイヤジャパンが参戦してそれなりのレベルではあります。

  まぁ、重賞馬2頭が参戦しても人気がディープインパクトの圧倒的な一点かぶりになることは必定。実際過去の2戦の勝ち方は半端ではなく、今回重め残りの芝を差し引いても他馬を圧倒するだけの能力差があることは間違いないと思います。

  気になるのは弥生賞と言うのが、こういう化け物じみた能力を持つ若駒には鬼門となるレースであると言うこと。この馬の強さは一昨年の皐月賞馬アグネスタキオンを彷彿とさせるのですが、そのアグネスタキオンが早すぎる引退に追い込まれたのも弥生賞、皐月賞という中山2000mを連続で走ったことと無関係ではないと思われますので、なんとか無事に過ごしてほしいとそれだけを願うのみ。こういう前途有望な若者が志半ばで引退と言うのが最近多すぎるからねぇ。

  相手としてはやはり先にあげた重賞馬2頭ということになるのでしょうが、マイネルレコルトはまだしもアドマイヤジャパンの重賞勝ちは不良馬場でのもので2000mの持ちタイムが余りにしょぼすぎる。むしろ今回初芝となるブレーヴハートがサンデー産駒ということで単なるダート馬ではないはずという未知への期待があり上位に考えたいと思うわけです。このほかキングヘイロー産駒ニシノドコマデモが血統と言う観点から興味があるところ。

   

中京11R トヨタ賞中京記念(G3)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 グレイトジャーニー 55 松岡正海
2 2 エイシンシャイアン 53 藤岡佑介  
2 3 パラダイスシチー 53 鈴来直人  
3 4 アサカディフィート 57 中舘英二  
3 5 トレジャー 54 鹿戸雄一  
4 6 カゼニフカレテ 54 佐藤哲三  
4 7 メガスターダム 55 松永幹夫
5 8 メイショウドメニカ 56 幸英明
5 9 シンメイセレリティ 52 長谷川浩大  
6 10 セフティーエンペラ 56 本田優
6 11 ダンツジャッジ 57.5 和田竜二  
7 12 エイシンチャンプ 57 古川吉洋  
7 13 ファストタテヤマ 57 安田康彦  
8 14 サンライズペガサス 57 秋山真一郎 注 
8 15 オトコノユウジョウ 52 西田雄一郎  

  先週捨て身で指名して手ひどく裏切られたグレイトジャーニーが連闘でまた出ている。。。。

  貴様ぁあああ、よくもいけしゃあしゃあと俺の前に顔を出せたな!一体どの面下げて出てくんだ!先週だって「逃げれば勝機あり」ということで指名したらスタートでいきなり出遅れるし、その時ラジオで実況聞いてた俺の気持を少しでも考えたことがあるのか!この恥知らず!貴様など2度と買わん!   。。。と、言ってはみたものの、随分レベルの低いメンバー構成だし小回り中京の最内なんで、やはり今回も「逃げれば勝機あり」なんだよなぁ。。。。

  まあ、当てにならない奴なんで今回は保護観察期間ということで▲扱いとし、様子を見ることにしましょう。考えてみれば先週は先にあげた事情で馬券が買えなかったんで実害はなかったし、今回の連闘は神の配材かもしれません。

  上位指名のセフティーエンペラとメイショウドミニカは小回りが得意なので、このようなつかみ所のないメンバー構成の中では比較的信用が置けるのではないかと。まぁ、勝つには運も必要ですが軸向きです。

  あと要注意はサンライズペガサス。故障上がりで小回り不向きという致命的なマイナス要因はありますが、格・実績から言うと断然で、人気がなければ是非押さえておきたい一頭です。格と言う意味では他にもファストタテヤマとかエイシンチャンプとかいますが、彼らは終わっちゃってる雰囲気が濃厚。でもサンライズペガサスはまだ終わってないと思うぞ。

 上海馬券王      



○この日の結果

☆弥生賞 @ディープインパクト Aアドマイヤジャパン Bマイネルレコルト


☆中京記念 @メガスターダム Aサンライズペガサス Bアサカディフィート



○かんべえのつぶやき

――すいません、今日は見てません。めずらしいことに、下の娘が「プラネタリウムに連れて行け」などというものですから。それが1時半からの回に間に合わず、3時からの回になってしまったのです。もちろん、当方は爆睡でした。

――ディープインパクトはやっぱり強し、ということのようですね。三連単が810円とはいかなるものか。それでも2位とはハナ差であったそうですので、実力差がそんなにあるようでもない。皐月賞まではまだまだ分からない、ということにしておきましょう。





2月27日(日)

えー、本日のアーリントンカップはブライアンズタイム産駒のビッグプラネットが1馬身3/4差で逃げ切り、見事優勝しました。

  わー、パチパチ。ブライアンズタイム産駒がクラシック路線に乗っかるたびに半分意地で応援してたんだけど、やっと報われましたわい。思えばブライアンズタイムって、最近じゃ産駒が活躍するのはダートばっかりで、芝では全然生彩がなかったし、今年の3歳にしても、京成杯のモエミアドミラルとか、きさらぎ賞のシンメイレグルスとか、応援するたびに思いっきり裏切られまくりで悲しかったよなあ。

  で、嬉しさのあまり調べてみると、ブライアンズタイムの産駒が芝の重賞を勝ったのは2003年5月にダンツフレームが新潟大賞典を勝って以来の出来事ということがわかりました。そうかあ、2年近く芝の大きいレースは勝ってなかったんだ。過去ナリタブライアン、マヤノトップガンを輩出し、サンデー、トニービンと並ぶ「3大種牡馬」と称されたことを考えると、なんか情けない気もしてきたぞ。

  まぁ、何はともあれ、1馬身3/4差での逃げ切り勝ちは圧勝とは言えないまでも快勝とは言えそうで、サンデー産駒ディープインパクトを中心に展開すると思われる今年のクラシック路線に有力な対抗馬が現れたことを、まずは喜びたいと思います。

  客観的に見るとディープインパクトというのは相当強い馬で、今日の様な手薄な面子に「快勝」程度では心もとないし、今日ビッグプラネットに騎乗した武豊がきっと本番ではディープインパクトに乗ると思われるのもマイナスですが、ビッグプラネットの場合「逃げ馬」というのがミソなのであります。新馬の2000mで33.1秒という末脚を繰り出す化け物じみた存在に勝つまであり得るのはこういうタイプじゃないでしょうか。  

中山11R 中山記念(G2)
1800メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 カンパニー 56 安藤勝己
2 2 アルビレオ 57 蛯名正義  
3 3 ロイヤルキャンサー 57 中舘英二  
3 4 エアシェイディ 56 後藤浩輝
4 5 ハスラー 57 D.バルジュー 注 
4 6 メイショウカイドウ 57 武豊
5 7 グレイトジャーニー 56 柴田善臣 ○ 
5 8 エルカミーノ 57 横山典弘  
6 9 エイシンチャンプ 57 O.ペリエ ▲ 
6 10 ダイワバンディット 56 北村宏司  
7 11 バランスオブゲーム 58 田中勝春
7 12 カナハラドラゴン 57 江田照男  
8 13 ウインブレイズ 58 木幡初広  
8 14 トーホウシデン 57 勝浦正樹  

 
  うーん、GUというにはメンバーがしょぼいな。格的にはGUハンターのバランスオブゲームが一番なんですが最近不甲斐ない成績が続いてるんで押さえまでの評価しか出来ないし。。。

  メイショウカイドウが武騎乗ということで、一番人気になりそうですが、確かに武が乗る時の成績は3−4−1−1とすさまじく立派で連は固そうな感じです。一応連軸という意味で◎評価としますが、基本的には差すタイプで今の中山はどうか。勝つまでは難しいかもしれません。   アンカツ騎乗のカンパニーも追い込み一手のタイプで中山じゃ届かない可能性もあり一段評価を落とすと言うことで、ここはグレイトジャーニーとエイシンチャンプを上位に評価。

  グレイトジャーニーは皐月賞馬ノーリーズンの弟と言うことで一時は異常に人気になってましたが最近じゃまぁ実力相応の不人気な日々。明日も人気になるとは思えませんが、この馬は逃げると好走することが多いのが魅力。追い込みタイプのメンバー構成でちゃんと逃げられれば今の中山なら勝つまでありえます。同じ理由でペリエ騎乗の先行馬エイシンチャンプも買い。一応GT馬だしね。

  まぁ、メイショウカイドウとグレイトジャーニー軸の3連複が面白そうと言うのが現時点の見解です。これに人気薄だけど中山巧者のハスラーが絡めば。。。まぁ、取らぬ狸の皮なんだけど結構楽しみな夢馬券でしょう。  
 

阪神11R 阪急杯(G3)
1200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ナイストップボーイ 56 小林徹弥  
1 2 ブイヤマト 56 小池隆生  
2 3 タイセイブレーヴ 56 川島信二  
2 4 キーンランドスワン 56 四位洋文
3 5 カリプソパンチ 56 佐藤哲三
3 6 スナークスズラン 54 小牧太
4 7 キョウワハピネス 55 安田康彦  
4 8 ワンダーシアトル 56 渡辺薫彦  
5 9 フォルクローレ 54 松田大作 ▲ 
5 10 ギャラントアロー 57 幸英明
6 11 ゴールデンロドリゴ 56 赤木高太郎  
6 12 ウインクリューガー 58 岩田康誠  
7 13 シルヴァーゼット 56 池添謙一  
7 14 ゲイリーファントム 56 武幸四郎  
8 15 アドマイヤマックス 57 福永祐一  
8 16 カルストンライトオ 59 大西直宏 注 

  1200mの短距離重賞というのは、実力伯仲の激戦区でしていつも馬券の選択に困ります。まぁ、デュランダルという抜けた存在がいれば別ですが、彼がいないと実力差よりは馬場状態とかスタートの良し悪しとかコース取りの運不運とかがものを言っちゃうケースが圧倒的に多いわけで本当に何がなにやらわかりません。

  本来なら不良馬場での出来事とはいえスプリンタSでそのデュランダルを負かしたカルストンライトオが一番手ということになるのですが、今回相当仕上がりに難があるようで59kgの斤量とあわせるとちょっと敬遠ということになるし。。。(但し、あまりに人気がないようなら要注意と言うことで「注」扱いとしますけど)

  今回一番悩むのがギャラントアローの評価。とにかくこいつは、能力はあるのです。能力はあるのですが非常にむらっ気と言うかとにかく不真面目。特に4歳時はもう全然やる気がないというか馬券を買う人の気持ちと言うものをせせら笑うかのようなひどい成績の連続で、さすがに見限って馬券を買うのをやめたら今度は来るし。こういう奴が一番始末に負えません。人間でもいるんだよな、こういう奴。漫画家の平野耕太とか、将棋の行方とか、ミュージシャンの岡村靖幸とか。

  でも、そんな罰当たりの彼にも最近更正の気配が。あびる優は更正しようがしまいがかまわないけど、私は彼には是非今までの過去を悔い改めまっとうな競走馬としてやり直してもらいたい。   というわけで、今回は彼と心中です。頼むぞ!

 上海馬券王    



○この日の結果

☆中山記念 @バランスオブゲーム Aカンパニー Bアルビレオ


☆阪急杯 @キーンランドスワン Aカルストンライトオ Bウィンクリューガー



○かんべえのつぶやき

――中山記念は、G2ハンターのバランスオブゲームが斥量を苦にせず堂々の勝利。中山記念を勝った馬は、ハイセイコーからサイレンススズカまで、その年は大活躍することが多いそうなので、今年はG1に手が届くかもしれませんぞ。っといっても、もう6歳馬ですが。

――阪急杯は大混戦でした。ギャラントアローはどうしちゃったんでしょうねえ。心中してしまった馬券王先生、お力落としの内容に。

――かんべえは今年、初めて中山に出動しました。そしたら、お気に入りの「紅芋ソフト」がなくなって、ただの「ストロベリー」になっていたんです。ゲン担ぎにいつも食べてたのに。くしゅん。





2月20日(日)

ううう、本当はダート新参者のメイショウボーラーに脅かされる大御所アドマイヤドンさんの人生相談を書こうと思っていたんですが、急に別件入って時間がないのです。これは後日と言うことで。  

東京11R フェブラリーステークス(G1)
1600メートル・ダート
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ストロングブラッド 57 北村宏司  
2 2 ヘヴンリーロマンス 55 松永幹夫  
2 3 アドマイヤドン 57 安藤勝己
3 4 カフェオリンポス 57 柴田善臣  
3 5 パーソナルラッシュ 57 藤田伸二  
4 6 タイムパラドックス 57 武豊
4 7 シーキングザダイヤ 57 O.ペリエ
5 8 サイレンスボーイ 57 田中勝春 注 
5 9 ユートピア 57 横山典弘
6 10 ヒシアトラス 57 蛯名正義 ○ 
6 11 ピットファイター 57 D.バルジュー  
7 12 ハードクリスタル 57 岡部幸雄  
7 13 ノボトゥルー 57 内田博幸  
8 14 メイショウボーラー 57 福永祐一
8 15 トップオブワールド 57 四位洋文  

  仕方のないことですが、メイショウボーラーがダントツの人気です。 本当は買いたくないけど、楽に逃げられそうなメンバー構成と枠順なので私も逆らえないです。 相手は実績的にはアドマイヤドンしかいないのですが、最近勝ち方にかつての有無を言わせない凄みがなくなってきたわけで、これなら平安Sを大差勝ちした割に全然人気がないヒシアトラスの方が妙味あり。    

上海馬券王      



○この日の結果

☆フェブラリーS @メイショウボーラー Aシーキングザダイヤ Bヒシアトラス



○かんべえのつぶやき

――ゴールの瞬間、フジのアナウンサーが「時代は変わった!」とコールされるほどの強さ。メイショウボーラー、もちろんのレコード勝ち。あれだけ逃げて勝つとは痛快極まりなし。ところで、アドマイヤドンのスタート失敗はあれは何?それでも最後は5着ということは、アンカツは何を考えていたんでしょ。

――ところで配偶者は、「ホリえもんが、すごい馬主だったら面白かったのに。フジテレビも放送しないわけにはいかないでしょ?」などと不届きなことを言っていました。ホントにフサイチコンコルド級の馬を持っていたら、板ばさみで苦しんだでしょうなあ。






2月13日(日):当方が出張したりしたもので、ご無沙汰してしまった馬券王先生ですが、春節休みで復活された様子です。良かった良かった。当方もこの三連休でかなり回復しました。そろそろJRAが恋しい今日この頃。(かんべえ拝)


☆あれ?どうしたんです。今日はえらいすっきりした顔してますね。

上:わはははははは、現在上海はお正月ということで、やっと休みが取れたのだよ。で、削りに削っていた睡眠をこの休みで一挙に挽回したわけなんだな。いやあ一日に14時間も寝ると、なんか目覚めの景色が違うと言うか、非常に穏やかな気持ちで出馬表を眺めることができると言うわけ。お正月万歳!

☆。。。。他の日本人は皆国に帰ってますよ。あんた一人、こんなとこに残ってなんかむなしいと言う気がしませんか?

上:何を好き好んで、あんな花粉の飛びかうアウシュビッツみたいな所に帰らねばならんのかね。実際帰る奴の気が知れんぞ。聞くところによると、今年の飛粉量は記録的というではないか。ああ、嫌だ嫌だ。大体、帰ったって今の日本は休日でもなんでもないのだ、誰も相手をしてくれないじゃないか。

☆こっちだって知り合いは皆帰国して誰も相手をしてくれないじゃない。寝てる以外何やってるわけ?

上:本を読んで、映画を見とる。

☆く、暗い!暗すぎる!

上:何を言うか!近くのDVD屋で売ってた海賊版の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、これ、18枚セットで180元(2200円)なんだけどさ。いやぁ、面白すぎ!日本のアニメも宮崎、押井以外にも着実に人材が育っとるよね。これはいい買い物をしたわい。

☆。。。。。それって。。。違法なんじゃ。。。。

上:その違法がこの国ではまかり通っているのだ。うん、確かに、違法だし、こんな傑作が一枚10元というのも作者に失礼なんだけどさ。日本のソフトが高すぎるっていうのもあるんだよな。日本で同じもの買うと一枚6400円もするんだぞ!いくら傑作でもこっちのほうは買う側に失礼だとも思うわけ。そもそも著作権とか知的所有権なんて、国によって相場が全然違うのね。こちらじゃ宮崎駿の純正品が40元(550円)、日本の5分の1じゃないか。著作側だって日本と同じ値段で売る考えは最初から放棄してるわけだ。で、そういう安いソフトが日本に逆流すると困るからハードにリージョン制限つけて日本のハードで中国ソフトが映らないようにしてるわけ。根っこの考えが小ざかしいよね。海賊版は確かによくないけど、正規の著作者も純正品を買いたくなるくらいの値ごろ感は出してほしいんだよ。

☆そこまで言うなら。「攻殻」もこちらの純正品で買えば良いじゃないですか。

上:いやあ、世界に冠たる宮崎作品はこちらでも大人気で純正品が出てるんだけどね、押井系のカルトアニメはさすがにないのよ。純正品。で、やむを得ずアングラルートで調達するしかないわけだ。どこから流れてるのか知らないけど、品数豊富だよ。「人狼」とか「ご先祖様万歳」とか「パトレーバー」とか、凄い品揃え。あまつさえ「天使の卵」とか「TALKING HEAD」とか知る人ぞ知る超マニアックな作品まであるのにはびっくりした。

☆それは。。。すごい。。。

上:で、面白いのが字幕でね。日本語のせりふに中国語字幕が付くんだけど、これが誤訳が多いんだ。「栄光」を「英語」と訳したり、「歯垢」を「思考」と訳したりはまだかわいい方で、「SFX」を「SM SEX」と訳してるのを見たときはもう大笑い。

☆ぎゃはははははは。と、イリーガルな話はこれくらいにして、本論に行きましょう。こっちは合法的に当ててくださいよ。


東京11R ダイヤモンドステークス(G3)
3400メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 グラスポジション 55 柴田善臣
2 2 ハイアーゲーム 57 吉田豊  
3 3 ハイフレンドトライ 52 小林淳一 ○ 
3 4 ウイングランツ 51 松岡正海  
4 5 ワンダードリーム 51 北村宏司  
4 6 チャクラ 57.5 後藤浩輝
5 7 マイネルポロネーズ 51 江田照男  
5 8 コイントス 56 O.ペリエ
6 9 アンフィトリオン 54 蛯名正義  
6 10 ラヴァリージェニオ 55 D.バルジュー  
7 11 アドマイヤモナーク 52 横山典弘  
7 12 スマートストリーム 48 田面木博公  
8 13 ダディーズドリーム 53 勝浦正樹 △ 
8 14 タニノエタニティ 54 岡部幸雄 注 


上:せっかく休みが取れてはじめてやる重賞の割には面子がしょぼいよね。

☆まぁ、この時期はこういうもんです。

上:このメンバーで天皇賞春で活躍を期待できるのはおらんよなぁ。

☆去年ダービー候補と言われたハイアーゲームがいるじゃないですか。あ!しっかり無印にしてるし。

上;去年秋からの成績がひどすぎるよね。まぁ、このメンバーじゃ来ないと断言は出来ないし、レベルの高かった有馬で追い込み不向きの展開にもめげず6着まで持ってきたのは立派とは思うけど、人気じゃ買いたくない馬の典型ですな。

☆で、リアルシャダイ産駒を本命対抗ですか。

上:結局こんなはっきりしない面子じゃね。長距離血統を重要視というのは、去年の天皇賞春で痛い思いをした教訓でもあるし。よってリアルシャダイとトニービンは押さえようかと。


京都11R きさらぎ賞(G3)
1800メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 シルクネクサス 56 幸英明  
2 2 スイートアリッサム 56 小牧太  
3 3 シックスセンス 56 四位洋文
4 4 テイエムヒットベ 56 熊沢重文  
5 5 マキハタサーメット 57 松永幹夫 ▲ 
6 6 レジェンダロッサ 56 安藤勝己 注 
7 7 コンゴウリキシオー 56 藤田伸二 
8 8 アドマイヤフジ 56 武豊  
8 9 シンメイレグルス 56 長谷川浩大

 
☆こちらはクラシック路線なんですが、最近小頭数が多くてこれも出走はわずか9頭。

上:今年の3歳はディープインパクト中心と言うことで間違いないとは思うけど、先日の共同通信杯を勝ったストーミーカフェ以外相手がいないようじゃちと寂しすぎるというわけで、面子はさびしくてもここから大物が出ることを期待しようじゃないの。

☆おおっ。いつにも似合わぬ前向きな発言!

上:わははは。休養を取ったせいで、私も人間が丸くなったのよ。

☆。。。丸いのは体形だけのような気がするんですがね。。 で、選んだ本線がシンメイレグルス?。。。。本当にダート馬が好きなんですね。

上:ダートを圧勝して初芝と言うパターンは、なめてはいけません。とにかく新馬、500万の勝ち方が半端じゃなく強かった。これが芝でも同じ結果だと一挙にクラシックが盛り上がるわけで、是非とも頑張ってほしいわけだ。ブライアンズタイムというのは最近芝では全然大物を出してないから、ここでもう一発かましてほしいとも思うのよ。

☆大物と言うならシックスセンスが去年期待された一頭で今回も人気は間違いないのでは。

上:まぁ、成績がいまいちピリッとしないということで、サンデーの仔にありがちな「中途半端な大物」と言う印象が拭い難いわけです。見限るのは尚早とは思うんで一応印はつけたけど、この時期の3歳はやはり条件戦は圧勝してなくては。そういう意味ではコンゴウリキシオーのほうが期待できるぞ。


上海馬券王



○この日の結果

☆ダイヤモンドS @ウイングランツ Aハイフレンドトライ Bチャクラ


☆きさらぎ賞 @コンゴウリキシオー Aマキハタサーメット Bアドマイヤフジ



○かんべえのつぶやき

――「名前ほどには堅くない」ダイヤモンドステークス、大荒れでございました。ハイアーゲームが来ないところは当たりでしたが、ウイングランツとは・・・・単勝3500円、後は全部最低でも万馬券。きさらぎ賞も中穴となりました。コンゴウリキシオーはディープインパクト以外には負けてないですね。

――ところで来週はもうフェブラリー・ステークス。先生得意のダート戦です。メイショウボーラーでやっぱ決まりでしょうか?





1月23日(日)

眠い。。。。

寝ていないのです。この一ヶ月、休みと言うものが一日も無く、睡眠時間は平均4時間弱。まるでナポレオンなのです。

今日は株主総会。それが終わってお客さんのご接待。そして明日は日本に出張なのです。何という生活なのだろう。これでは蟹工船ではないか。考えてみればこの3週間競馬する暇も全然無いわけで。。。。

神よ、せめてこの予想をかなえたまえ。


中山11R   アメリカジョッキークラブカップオープン(G2)   芝2200 13
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ニシノサブライム 57 勝 浦  
2 (2) タイガーカフェ(B) 57 ボニヤ  
3 グラスポジション 57 柴田善
4 ヒシマジェスティ 57 郷 原  
(5) ソウゴン       (B) 57 石 神  
5 アクティブバイオ 57 田中勝  
5 ユキノサンロイヤル  57  岡 部 注 
6 エルカミーノ   57 バルジ  
6 シャーディーナイス  57 木 幡  
7 10 キーボランチ   57 小 野
7 11 エアシェイディ  56 後 藤
8 12 アサカブレイヴリー  57 江田照  
13 クラフトワーク  57 横山典

     

京都11R   平安ステークスオープン(G3)   芝1800 ダート・ 16
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 クーカイ 56 吉田稔  
1 2 ローエングリン 58 安 藤  
2 3 ホーマンベルウィン   56   
2 4 ヒシアトラス  56 福 永
3 5 ブラックコンドル(B) 55 赤 木  
3 6 ジェイケイガバナー 56 池 添  
4 7 クーリンガー 57 和 田  
4 8 ビッグウルフ 59 石橋守  
5 9 マイネルブライアン 57 熊 沢  
5 10 マルブツトップ 56 スボリ  
6 11 トーセンジョウオー 54 小 牧  
6 12 サカラート 56 武 豊
7 13 ローマンエンパイア 57 松 永
7 14 ジンクライシス 55 蛯 名
8 15 ピットファイター 57 藤 田
8 16 トーセンブライト 56 四 位




上海馬券王



○この日の結果

☆AJCC @クラフトワーク Aエアシェイディ Bユキノサンロイヤル


☆平安S @ヒシアトラス Aブラックコンドル Bジンクライシス



○かんべえのつぶやき

――小倉の9レースでは405万馬券が出たそうですよ。でもAJCCは無難にクラフトワークなんです。三連単で4100円なんです。これでは寒いばかりで、懐はぬくまりません。

――平安Sでは、ビッグウルフとかローマンエンパイアなんて懐かしい馬が出てますよ。でも、来ませんでした。こっちはそこそこ配当は高いです。見終わって思うのですが、とにかく早く暖かくなってくれ。でないと、競馬場に出かけていく気にならん。





1月16日(日)

○上海ライフを満喫されている馬券王先生。くれぐれもお大事に。(かんべえ)


発展する中国の象徴的経済都市上海。

政府の金融引き締めで住宅や自動車の需要にブレーキがかかってはいますが、それでも現地はまさに好景気の真っ只中にあり、皆さん非常に羽振りがよい。高層ビルがところせましと立ち並び、夜になればどぎついイルミネーションがこれを照らし出す。その壮大さ、その威容はまさに帝都東京をも凌駕するものがあるのであります。

必然的に、物資は潤沢に満ち溢れ、ほしいものは何でも手に入る。日本の商材だって醤油や味噌から少年マガジンに至るまでなんでも店に並んでいるし、治安は最近の日本なんかよりははるかにいいし、インフレの真っ只中にありながら物価はデフレ日本の5分の1程度。住むのにこれほどナイスな場所が他にあるでしょうか。

すばらしきかな上海。

中国内陸部や、タイ、インド、マレーシア等いろいろな場所に行きましたが、どこでも日本の駐在者は非常な苦労をされています。ましてやアフリカや中近東に駐在されている方々の苦労たるやいかほどでありましょうか。上海にいて海外駐在者を名乗るのはおこがましいにもほどがあり、会社から支給されていた「危険地域手当」が全額カットされてもそれは当然なのである。と、この地に来た人間は誰もが最初はそう思うのであります。

ところが。。。。


危ねえぞ!怖いぞ!命がけだぞ!

この一週間立て続けに、災難に遭遇しているのだ。

日曜日に持ち込んだCDプレーヤーを変圧器経由でコンセント接続したら漏電して感電した。3又プラグでアース線を接続しているのにマンション建築の不備のせいで、全然アースの役割を果たしていないことが原因である可能性高し。馬鹿野郎!死にかけたぞ。

火曜日には現地で買った携帯ハードディスクが壊れ、危うくこの一ヶ月の業務成果物がおしゃかになりかけた。

水曜日には残業帰りに乗ったタクシーが別のタクシーと接触、違う席に座ってたら今頃病院じゃ。

金曜日は会社のPCのバックアップ電源が急に壊れ、2時間の仕事が台無しに。その後自宅で夜中まで仕事してたら、いきなり衛星放送チューナーのコンデンサーが爆発しすさまじい異臭が巻き上がった。


一体何なのだ、これは。きらびやかな外見の裏側に潜む、この交通・電力インフラの低品質、この危険!イラクや南米に駐在しなくても確実に命の危険はすぐそばに存在するのだ。払え!危険地域手当!ついでに超過勤務手当も!

京都11R   日経新春杯(G2)   芝2400 10頭
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ダディーズドリーム 53 高 田  
2 2 ストラタジェム 53 福 永  
3 3 エアセレソン 55 藤 田
4 4 サクラセンチュリー 56 佐藤哲
5 5 コイントス 56 吉田稔  
6 6 ナリタセンチュリー 58 武 豊
7 7 マーブルチーフ 54 池 添  
7 8 モノポライザー 54 武 幸  
8 9 マイソールサウンド 58 本 田
8 10 タニノエタニティ 54 安 藤  



うーむ、いつものことながら有馬が終わったあとの古馬の重賞と言うのは面子がしょぼいのう。

このようなメンバーならトップハンデでもナリタセンチュリーの優位は動かないでありましょう。

2番手はサクラセンチュリーが有望ですが、これじゃあまりにも人気過ぎるので、準オープンの寿Sを快勝したエアセレソンを対抗扱いに。

後、怖いのは人気薄になると好走するマイソールサウンド。このくらいかな。


中山11R   京成杯(G3)   芝2000 11頭
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ウォーターダッシュ 56 中 舘  
2 2 カネサマンゲツ 56 江田照  
3 3 ジョウノビクトリア 54 内田博  
4 4 コスモオースティン 56 勝 浦  
5 5 ウインクルセイド 56 バルジ
6 6 ニューヨークカフェ  56 岡 部
6 7 モエレアドミラル 56 ボニヤ
7 8 ニシノアレックス 56 蛯 名  
7 9 アドマイヤジャパン  56 横山典
8 10 イブキレボルシオン
 *ブリンカー装着馬
56 柴田善  
8 11 シックスセンス 56 四 位  


うーん、面子のしょぼさなら3歳戦も同じか。しかも小頭数だし。いったいどうしたんだろう、今年の3歳は。

出走11頭中、サンデー産駒が6頭、父父まで含めると7頭がサンデー血統。

死んでもまだまだ続くサンデー王国、特に2000mはこの血統の十八番中の十八番なんで本来は無視はできんのですが、このメンバーの現状の成績に大物感を全然感じないので敢えて非サンデー系に期待。

モエミアドミラルは地方のダートで4連勝して中央入り、これが初芝ですがひょっとしたらとてつもない大物かもしれません。ブライアンズタイム産駒もマヤノトップガン以来大物が出ていないのでそろそろ凄いのが出てほしい気もしますし、皆が半信半疑の今が買い時という気がします。(当日が降雪でダート変更となれば一点かぶりの人気を背負うのでしょうが)

ウインクルセイドはキングヘイロー産駒。キングヘイローはダービーで一番人気を背負いながら、逃げて玉砕してしまったやんちゃ坊主。ただ能力は凄く高かったのは間違いなく、種牡馬としては結構いけるかもしれません。気性が遺伝すると困りますが、今回は彼の種牡馬適性を計る第一弾として興味あります。

サンデー血統としては母ビワハイジの子アドマイヤジャパン。ビワハイジは96年の2歳牝馬チャンピオンで桜花賞は2番人気に押されながら15着と大敗、その後ダービーに出走したりして変な路線を歩んでいましたがその彼女も12歳ですか。いやいや懐かしい。懐かしいので一票。

後、面白そうなのは、マンハッタンカフェの全弟ニューヨークカフェ。この血統と名前だけでかんべえ先生が泣いて喜ぶ姿が目に浮かびます。まぁ、やっと未勝利を勝ち上がったばかりで過剰な期待は禁物ですが(マンハッタンカフェ自体新馬勝ちが2月で500万を勝ったのは8月と晩成ですし)、このメンバーならいいとこ行くかも知れません。


上海馬券王



○この日の結果

☆京成杯 @アドマイヤジャパン Aシックスセンス Bコスモオースティン


☆日経新春杯 @サクラセンチュリー Aマーブルチーフ Bストラタジェム



○かんべえのつぶやき

――2日連続の雨で、馬場はひどい天気です。こんな中を走らせられるお馬さんもお気の毒ですが、京成杯はアドマイヤジャパンが根性を見せて勝ちました。意外と順当に終わったような。ニューヨークカフェは出走回避。お兄さんの後を追うなら、無理しちゃ駄目ですよ。

――京都で行われた日経新春杯は、第4コーナーでナリタセンチュリーが包まれてしまってあいにくの結果に終わりました。あれってサクラセンチュリーの斜行じゃないのかなあ。

――うーん、どうでもいいけど、早く天気が良くなってほしいぞ。





1月9日(日)

☆皆様、明けましておめでとうございまあす。

上:。。。。。。。。

☆あれえ?どうしたの先生。そんな辛気臭い顔して。

上:。。。。何がおめでたいんだよ?

☆何がって、新年ですよ。お正月ですよ。さぁ、先生からもご挨拶、ご挨拶。有馬で大儲けしたんだからもっと景気よく予想初めと行こうじゃないですか。

上:ケッ。何が正月だ。ここは中国だぞ。世界中探したって、太陽暦の元日に祝祭ムードで盛り上がってる国は日本だけだよ。のどかだねぇ、平和だねえ。あーあ嫌だ嫌だ。

☆何いじけてるんです。中国だって3が日は、国が休日指定してお休みじゃない。

上:忙しかったんだよ、俺は。年末年始は全部仕事じゃ。日本の庶民がコタツでごろごろしながら「紅白」とか、「行く年来る年」とか、「箱根駅伝」とか見てるときに、俺はパソコンにかじりついて仕事してたわけ。そして今でも忙しいんだ。1月中は休みが無いのだ、まったく赴任早々こき使いやがって。おかげで金杯は買い損なうし、結果を見ればなんか当たってたに違いない感じだし、本当にとんでもない新年だ。俺の青春を返せ!

☆今年四捨五入で50になる人の言うセリフですか。四の五の言わずにさっさと予想しましょう。

上:どきっ。もうそんな歳になるんだっけ。そう言えば最近急に近くのものが見づらくなってきたし、ああ、ますます憂鬱じゃ。


ガーネットS

中山11R   ガーネットステークス(G3)
ダート1200メートル、ハンディ
      16頭
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ナムラビッグタイム 54 藤 田   
1 2 デュアルストーリー 54 松 岡  注  
2 3 タイセイブレーヴ 52 川 島   
2 4 サイモンセッズ 54 蛯 名
3 5 マルターズヒート 51 吉田豊   
3 6 プリンセスアスカ 50 田 辺   
4 7 クリスタルヴィオレ 50 郷 原   
4 8 サミーミラクル 55 武 豊  ◎  
5 9 ブイヤマト 53 勝 浦   
5 10 エンゲルグレーセ 55 田中勝   
6 11 ヒカリジルコニア 57 柴田善
6 12 アタゴタイショウ
 *ブリンカー装着馬
56 横山典  △  
7 13 シャドウスケイプ 57 江田照   
7 14 メイショウボーラー 56 福 永  
8 15 ファントムマスク 53 後 藤  
8 16 アグネスウイング 57.5 中 舘



☆。。。上位人気間違いなしの2頭を本命対抗指名ですか。なんか、らしくないというか、新年早々守りに入ってますな。

上:なんだよ、穴に走ればぼろくそ言うくせに。でもやっぱ、4連勝の後GTを2着のアグネスウイングと目下3連勝で6連続連対中のサミーミラクルは抜けた存在で、いくら私でもこれには逆らえないわけです。まぁ、初ダートのくせに人気になりそうなメイショウボーラーをヌケにしているところに心意気を感じ取ってほしいわけ。

☆重賞実績あるアグネスじゃなくて、初重賞挑戦のサミーミラクルを上位に見る理由がよくわからないんですけど。

上:まぁ、この時期の中山のダートと言うのはパワーが要るというか、とにかく馬体重が500kg以上で斤量の軽い馬がやたら連絡みをする傾向があるのです。そういう意味で馬体と斤量おまけに騎手に恵まれたサミーのほうに分があるかなということで。当日はどちらが人気になるのかねえ。

☆年が明けてJRAも前日発売をやめちゃってるんで現時点じゃオッズもないし。。。微妙ですよね。

上:ちぇっ!JRAも正月気分かよ。俺が働いてんだから、お前らも仕事しろよ。

☆またそれだ。。。




シンザン記念

2005年 1月10日(祝) 1回京都4日目 15:45発走

京都11R 第39回日刊スポーツ賞シンザン記念

3歳・オープン・G3(別定) 芝・外 1600m 13頭立



B枠馬 馬名 性齢 騎手 斤量  予想

仮 1 イヤダイヤダ    牡3 *小牧太  56 

仮 2 エレスサール    牡3 *熊沢重文 56 

仮 3 シルクネクサス   牡3 幸英明  56 

仮 4 タガノデンジャラス 牡3 安田康彦 56 

仮 5 ディープサマー   牡3 藤田伸二 56   ○ 

仮 6 デポジットブック  牡3 *池添謙一 56 

仮 7 ドリームゲッター  牡3 和田竜二 56 

仮 8 ヒカルバローロ   牡3 *四位洋文 56 

仮 9 ビッグタイガー   牡3 *本田優  56 

仮 10 ペールギュント   牡3 *武豊   57   ◎ 

仮 11 マイネルハーティー 牡3 *安藤勝己 56 

仮 12 マルカジーク    牡3 *福永祐一 56 

仮 13 ライラプス     牝3 *松永幹夫 54 



上;なんだ?なんでシンザン記念は枠順が確定してないわけ?

☆月曜のレースだからですよ。

上:????

☆月曜は祝日で、日本は3連休。JRAも祝日にレースを分散して、売上拡大を狙っているわけです。JRA必死だな。(藁

上:なんだと!日本は正月休んでまたあさって休むのか?畜生、いいなぁ!それにしても何故JRAは私が仕事をやる時に限って競馬を開催するんだ。

☆うーん、せっかく有馬で会心の馬券を当てたんだから、これを機会に競馬から足を洗いなさいって言う神様の計らいなのかも。

上;大きなお世話じゃ!、と言いたいところだけど、よく見るとこれはひどい面子だな。。。

☆確かに、未勝利をようやく勝ち抜いてきた馬とか、条件戦で掲示板にも載らないような情けない戦歴馬の品評会みたいですね。

上:これ、ほんとに重賞か?おまけに小頭数だし。こんなメンバーじゃペールギュントが勝って当たり前だけど、他の馬が恐れをなして回避するほど強い馬じゃないぞペールギュントも。ひょっとして今年の3歳馬はろくなのがいないのか?

☆まぁ、クラシック路線を狙う馬はこのレースは出ない傾向が強いですからね。

上:確かにこれは神の配剤かもしれん。こんなメンバーじゃ馬券買う気が起きんわな。おとなしく、月曜は仕事しよう。


上海馬券王



○この日の結果

☆ガーネットS @メイショウボーラー Aエンゲルグレーセ Bサミーミラクル


☆シンザン記念 @ペールギュント Aマイネルハーティー Bマルカジーク



○かんべえのつぶやき

――やっぱりメイショウボーラーは実力があるんじゃないでしょうか(ボソッ)。それにしても、無印のエンゲルグレーセがクビ差で2着に来たものだから、馬連で17万円、三連単では205万円という特大馬券になってしまいました。馬券王先生、仕事なんかしてる場合じゃないですぜ。








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by Tatsuhiko Yoshizaki