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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2021年 上半期のレース考





6月27日(日) 宝塚記念


えー、早いものでもう21年度上半期最後のG1競走、宝塚記念の開催となってしましました。

早速この半年の競走を振り返ってみましょう。

え、「恒例の金さんシリーズはやらないのか」って? まぁ、まずはこの一覧表を見てください。

馬券王と振り返る21年度上半期、慟哭の系譜

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

210606 安田記念G1 ダノンキングリー 5 川田将雅

14

11

 

8

()萩原清

1317

-0.0

   08-08

33.1

4760

2950

12090

8860

110420

210606 安田記念G1 グランアレグリア 5 ルメール

14

5

1

()藤沢和雄

1317

0.0

   11-11

32.9

(1.5)

2950

12090

8860

110420

210606 安田記念G1 $シュネルマイスター 3 横山武史

14

13

4

()手塚貴久

1318

0.1

   05-05

33.4

(10.2)

   

8860

110420

210530 東京優駿G1 シャフリヤール 3 福永祐一

17

10

4

()藤原英昭

2225

-0.0

 07-11-09

33.4

1170

1010

3360

8800

58980

210530 東京優駿G1 エフフォーリア 3 横山武史

17

1

1

()鹿戸雄一

2225

0.0

 04-09-09

33.4

(1.7)

1010

3360

8800

58980

210530 東京優駿G1 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

17

11

 

9

()須貝尚介

2227

0.2

 14-13-12

33.4

(40.2)

   

8800

58980

210523 優駿牝馬G1 ユーバーレーベン 3 M.デム

18

9

3

()手塚貴久

2245

-0.1

 13-10-08

34.4

890

1880

4690

109190

532180

210523 優駿牝馬G1 アカイトリノムスメ 3 ルメール

18

7

2

()国枝栄

2246

0.1

 07-10-10

34.4

(4.5)

1880

4690

109190

532180

210523 優駿牝馬G1 ハギノピリナ 3 藤懸貴志

18

8

 

16

()高野友和

2246

0.1

 17-15-12

34.3

(215.4)

   

109190

532180

210516 ヴィクトG1 グランアレグリア 5 ルメール

18

6

1

()藤沢和雄

1310

-0.7

   09-10

32.6

130

3620

4630

8460

28750

210516 ヴィクトG1 ランブリングアレー 5 吉田隼人

18

8

 

10

*()友道康夫

1317

0.7

   11-10

33.2

(75.2)

3620

4630

8460

28750

210516 ヴィクトG1 マジックキャッスル 4 戸崎圭太

18

1

5

()国枝栄

1317

0.7

   09-07

33.5

(14.7)

   

8460

28750

210509 NHKマG1 $シュネルマイスター 3 ルメール

18

15

2

()手塚貴久

1316

-0.0

   09-09

34.0

370

3690

4960

3540

21180

210509 NHKマG1 ソングライン 3 池添謙一

18

10

7

*()林徹

1316

0.0

   06-07

34.3

(16.9)

3690

4960

3540

21180

210509 NHKマG1 グレナディアガーズ 3 川田将雅

18

8

1

()中内田充

1321

0.5

   03-02

35.1

(3.4)

   

3540

21180

210502 天皇賞春G1 ワールドプレミア 5 福永祐一

17

1

3

*()友道康夫

3147

-0.1

 07-07-04

36.7

520

940

2220

2040

11490

210502 天皇賞春G1 ディープボンド 4 和田竜二

17

12

1

()大久保龍

3148

0.1

 03-04-03

37.1

(3.6)

940

2220

2040

11490

210502 天皇賞春G1 カレンブーケドール 5 戸崎圭太

17

3

4

()国枝栄

3152

0.5

 03-02-02

37.7

(7.3)

   

2040

11490

210418 皐月賞G1 エフフォーリア 3 横山武史

16

7

2

()鹿戸雄一

2006

-0.5

 04-04-04

36.7

370

4300

5510

20000

82320

210418 皐月賞G1 タイトルホルダー 3 田辺裕信

16

13

8

()栗田徹

2011

0.5

 02-01-01

37.5

(17.0)

4300

5510

20000

82320

210418 皐月賞G1 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

16

3

6

()須貝尚介

2011

0.5

 10-10-08

36.7

(14.3)

   

20000

82320

210411 桜花賞G1 ソダシ 3 吉田隼人

18

4

2

()須貝尚介

1311

-0.0

   03-03

33.8

360

670

1280

2660

10400

210411 桜花賞G1 サトノレイナス 3 ルメール

18

18

1

*()国枝栄

1311

0.0

   15-16

32.9

(3.3)

670

1280

2660

10400

210411 桜花賞G1 ファインルージュ 3 福永祐一

18

2

 

8

()木村哲也

1312

0.1

   08-06

33.7

(15.3)

   

2660

10400

210404 大阪杯G1 レイパパレ 4 川田将雅

13

8

4

()高野友和

2016

-0.7

 01-01-01

36.8

1220

19080

37610

7240

106210

210404 大阪杯G1 モズベッロ 5 池添謙一

13

1

 

6

()森田直行

2023

0.7

 10-09-05

36.8

(68.8)

19080

37610

7240

106210

210404 大阪杯G1 コントレイル 4 福永祐一

13

7

1

()矢作芳人

2025

0.9

 09-06-02

37.4

(1.8)

   

7240

106210

210328 高松宮記G1 ダノンスマッシュ 6 川田将雅

18

14

2

()安田隆行

1092

-0.0

   10-09

34.3

600

1010

2170

2200

9770

210328 高松宮記G1 レシステンシア 4 浜中俊

18

16

1

()松下武士

1092

0.0

   06-07

34.5

(2.9)

1010

2170

2200

9770

210328 高松宮記G1 インディチャンプ 6 福永祐一

18

9

3

*()音無秀孝

1093

0.1

   11-09

34.5

(6.3)

   

2200

9770

210221 フェブラG1 $カフェファラオ 4 ルメール

16

3

1

()堀宣行

1344

-0.1

   03-03

35.6

330

6620

9300

24940

101710

210221 フェブラG1 エアスピネル 8 鮫島克駿

16

10

 

9

()笹田和秀

1345

0.1

   10-09

35.2

(28.0)

6620

9300

24940

101710

210221 フェブラG1 ワンダーリーデル 8 横山典弘

16

7

8

()安田翔伍

1348

0.4

   07-04

35.7

(19.3)

   

24940

101710

集計期間:2021. 2.21 2021. 6. 6

。。。。。。。。

う、うううううう、な、なんじゃこりゃあ!11個もレースが開催されて0勝11敗、全敗じゃないですかああああ!いやあ、長年やってますがこんな当たらないシーズンと言うのは記憶にありませんなあ。こんな状況で金さんの裁きを受けた日には、遠島どころか磔獄門じゃないですか。いくら自虐志向がある私と言っても、さすがにこれでは、やれません。やれんのです。

いや、言い訳のネタなら沢山あるんですよ。レース直前に大雨が降って実力のある馬が全部爆沈したとか、本命打った馬に長年連れ添った騎手が当日怪我して乗り替わったとか、そもそも1番人気になった馬が2−5−2−2と全く勝ちきれず、結果高額配当の嵐となったこのシーズンじゃ外しまくったのは俺だけじゃないはずだとか。でもねえ、本命打った馬が11頭中7頭馬券圏外に飛び、勝ったのはただ一頭と言うのでは、やっぱり言い訳なんかできませんなあ。

特にこたえたのが万全の自信をもって本命にしたグランアレグリアがダノンキングリーと言う伏兵の後塵を拝した安田記念でしょうか。実は私の昔の部下がダノンキングリー頭の3連単を買っていたのですが、「よくそんな馬を頭にできるな」と言ったら「休み明けでしか勝ったことのない馬が休み明けで出てきているのに、あんた、なんで買わんのですか?」と説教されてしまいまして、いや、その男、三着シュネルマイスターが無印で馬券自体は外しており「痛恨」と言う意味では私以上なのですが、なんなのでしょうこの敗北感は。「10年トレンド」にうつつを抜かして、こういう視点で馬を見ることを忘れていたのは痛切な反省事項です。

と言う訳で、上半期の締めとなる今回、なんか湿っぽい感じで予想をしてみたいと思います。最後くらいは当てたいなあ。


2021 627() 3回阪神4日目 13頭 [15:40発走]
【11R】 62回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

$ユニコーンライオン 5 坂井瑠星

58

20.3

()矢作芳人

2

2

レイパパレ 4 川田将雅

56

3.4

()高野友和

3

3

 

メロディーレーン 5 *幸英明

56

83.4

()森田直行

4

4

 

ワイプティアーズ 6 *和田竜二

58

130.3

()加用正

B4

5

 

アドマイヤアルバ 6 *酒井学

58

124.2

()柄崎孝

B5

6

 

シロニイ 7 松若風馬

58

99.8

()池江泰寿

5

7

クロノジェネシス 5 *ルメール

56

2.2

()斉藤崇史

6

8

 

カデナ 7 *松山弘平

58

57.8

()中竹和也

6

9

アリストテレス 4 *武豊

58

7.9

()音無秀孝

7

10

カレンブーケドール 5 戸崎圭太

56

7.0

()国枝栄

7

11

モズベッロ 5 池添謙一

58

18.2

()森田直行

8

12

 

ミスマンマミーア 6 *岩田望来

56

49.8

()寺島良

8

13

キセキ 7 *福永祐一

58

13.9

()辻野泰之


うーん、例年小頭数なのですが、今年は輪をかけて小頭数の13頭立て。少数精鋭と言えば聞こえはいいけど、実態その半数はG1どころか重賞も未勝利の凄まじい格差社会なメンバー構成となっています。本来なら現役エース認定が相当なコントレイルもデアリングタクトもグランアレグリアも出走回避。これじゃあ宝塚記念じゃなくて宝塚特別じゃないですか。本当になんなんでしょう、これは。

例によって10年トレンドを。いや、この半年はトレンドの裏をかいくぐられる決着の連続だったのですが、やはり同じコース同じレースで行われるトレンドを把握することには、それなり以上の意味があるのではないかと信じたい。

高配当の連鎖。無慈悲な宝塚の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200628 クロノジェネシス 4 北村友一

18

16

2

()斉藤崇史

2135

-1.0

 08-07-01

36.3

464

+10

410

3410

5350

51240

183870

200628 キセキ 6 武豊

18

14

6

*()角居勝彦

2145

1.0

 13-08-02

37.2

502

-10

(14.2)

3410

5350

51240

183870

200628 モズベッロ 4 池添謙一

18

12

12

()森田直行

2153

1.8

 11-11-08

37.6

480

+2

(106.1)

   

51240

183870

190623 リスグラシュー 5 レーン

12

12

3

()矢作芳人

2108

-0.5

 02-02-02

35.2

460

+2

540

970

2210

2720

14560

190623 キセキ 5 川田将雅

12

1

1

()角居勝彦

2113

0.5

 01-01-01

35.8

506

-2

(3.6)

970

2210

2720

14560

190623 スワーヴリチャード 5 M.デム

12

11

6

()庄野靖志

2116

0.8

 04-03-03

35.7

524

 

(8.8)

   

2720

14560

180624 ミッキーロケット 5 和田竜二

16

4

7

*()音無秀孝

2116

-0.0

 05-03-02

35.8

476

-4

1310

9200

19630

93450

492560

180624 $ワーザー 7 ボウマン

16

13

10

[]ムーア

2116

0.0

 14-13-13

35.3

446

-27

(14.9)

9200

19630

93450

492560

180624 ノーブルマーズ 5 高倉稜

16

2

12

()宮本博

2121

0.5

 09-07-07

36.1

490

0

(40.0)

   

93450

492560

170625 サトノクラウン 5 M.デム

11

11

3

()堀宣行

2114

-0.1

 06-06-06

35.4

488

+10

900

5250

10330

10670

70420

170625 ゴールドアクター 6 横山典弘

11

2

5

()中川公成

2115

0.1

 06-06-09

35.4

488

-6

(12.7)

5250

10330

10670

70420

170625 ミッキークイーン 5 浜中俊

11

8

4

()池江泰寿

2117

0.3

 09-09-09

35.5

448

+8

(10.4)

   

10670

70420

160626 マリアライト 5 蛯名正義

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

438

0

2510

2440

8460

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

498

 

(1.9)

2440

8460

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

536

+12

(5.0)

   

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

488

+2

1420

12900

19250

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

450

+2

(31.3)

12900

19250

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

446

+4

(99.2)

   

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

504

-2

270

8990

10210

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

450

-8

(55.9)

8990

10210

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

458

+2

(35.6)

   

57870

251440

130623 ゴールドシップ 4 内田博幸

11

10

2

()須貝尚介

2132

-0.6

 04-03-04

35.2

500

-2

290

5150

6180

2910

23420

130623 ダノンバラード 5 川田将雅

11

4

5

()池江泰寿

2138

0.6

 02-02-02

36.2

484

-2

(43.8)

5150

6180

2910

23420

130623 ジェンティルドンナ 4 岩田康誠

11

11

1

()石坂正

2138

0.6

 03-03-03

35.9

470

 

(2.4)

   

2910

23420

120624 オルフェーヴル 4 池添謙一

16

11

1

*()池江泰寿

2109

-0.3

 11-12-12

34.7

456

-4

320

1010

1760

3230

11550

120624 ルーラーシップ 5 ウィリア

16

7

2

()角居勝彦

2112

0.3

 06-06-03

35.4

496

-2

(4.4)

1010

1760

3230

11550

120624 ショウナンマイティ 4 浜中俊

16

2

6

()梅田智之

2114

0.5

 15-16-14

35.0

496

+2

(8.9)

   

3230

11550

110626 アーネストリー 6 佐藤哲三

16

2

6

()佐々木晶

2101

-0.2

 02-02-02

35.1

534

-2

1360

1660

4740

2020

17480

110626 ブエナビスタ 5 岩田康誠

16

8

1

()松田博資

2103

0.2

 11-12-11

34.5

472

+12

(2.8)

1660

4740

2020

17480

110626 エイシンフラッシュ 4 安藤勝己

16

4

3

()藤原英昭

2103

0.2

 09-08-08

34.7

494

+4

(5.6)

   

2020

17480

集計期間:2011. 6.26 2020. 6.28

うぐぐぐぐ、こうやって眺めて見ると過去10年間このレース一回も当たってない。今年上半期がオケラで、このレースもオケラの嵐。なんか明日も当たる気がしないなあ。今年は実質6頭建てなんで当てやすい気はするんだけどなあ。などと弱気の虫が騒ぐのを強引に無視していってみましょう。

@1番人気は2−3−1−4

A2番人気は2−1−1−6

B3番人気は2−0−1−7と上位人気はそれなりの実績を残しているが万全の信頼を置けると言うほどでもない。

C二桁人気の超人気薄は30頭中5頭と2年に一回は大穴が突っ込んでくる計算。まぁ、今年は13頭建てだし、格差社会があまりに露骨なメンバー構成ではありますが。

D外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗で特筆すべきものはない。驚愕なのはルメールが過去10年間一回も馬券に絡んでいないことで、これは本当に珍しい。かんべえ先生一押しのクロノジェネシスには不吉なトレンドと言えましょう。(ルメール騎乗が不吉と言うのもおかしな話ではありますが)

E関東馬は30頭中わずか4頭と、徹底して関西馬パラダイスな状況。

F牝馬は30頭中9頭を占める優秀さ。「夏は牝馬」と言うのは眉唾な格言かと思ってたけど、これを見るとそうでもないのかと。

G脚質には大きな偏りはなく、先行差し追込みが均等に連絡み。

H枠順は内もしくは外が良い。特に大外枠の勝率は特筆すべきものがあり、小幡先生が多分一押しするキセキには心強いトレンド。

Iリピータ傾向はあまりない。過去ゴールドシップの連覇とかキセキの連続2着と言うのはあるけど、基本毎年上位が一新される感じ。

J過去30頭の年齢別構成は4歳馬10頭(内勝馬3)、5歳馬15頭(同6)、6歳馬4頭(同1)、7歳超1頭(同0)と圧倒的に若い馬、特に5歳馬の天下。

K過去5年15頭の血統はバラバラ。とはいえ、ディープ、キンカメ、ハーツと言ういかにもな芝中距離の血統を嫌う理由もない。

L過去5年15頭の前走キャリアは、大阪杯、天皇賞春、もしくはドバイ・香港等、G1組が圧倒的で基本レベルの高い所を走ってきた馬が好走。例外は目黒記念組で、16年1着マリアライト、18年3着ノーブルマーズが連絡み。この2頭は目黒記念でも着外しており全然人気がない中での激走と言うことで高額配当を狙うにはこういう馬をセレクトするのが良いのかも。因みに今年の対象馬はワイプティアーズとミスマンマミーアですな。

以上から3連続グランプリを狙う一番人気クロノジェネシスの取捨がまずは第一のポイント。実績は当然メンバー中抜けた存在で、重馬場の実績もあり、まず馬券の対象を外すことはありえないと考えます。唯一の不安はこれまでずっと連れ添ってきた北村が負傷でルメールに乗り替わること。東スポでルメールをディスりまくってる田原成貴が明日どういうコメントをするかが気がかりです。(九州じゃ東スポもとい九スポは朝刊紙なんでまだ確認できないんだよね)。まぁ、ルメールがこのレースと相性が悪いのは上述の通りなんですが、北村→ルメールの乗り替わりが不吉と言うのもおかしい話ですし、本命はこの馬以外いないですな。

対抗にはレイパパレ。デビュー以来無傷の6連勝で2番人気なわけですが、その割には玄人筋の受けは良くないですね。これまで負かしてきた相手が大阪杯以外は弱すぎたし、大阪杯だって直前の大雨がなければコントレイル、グランアレグリアに負けていたはずと言うのがその論旨ですが、どうなんでしょう。確かにあの雨は多くの実績馬に禍をもたらしましたが、それを言えば斤量メリットもない小柄な牝馬である彼女が受けたデメリットだって尋常ではなかったはずで、そのようなタフな状況を逃げて他馬を寄せ付けない圧勝をしたというのは、単純に強い証と考えます。彼女には競走馬版藤井聡太の可能性がある。コントレイル・デアリングタクトが年明けて冴えない現況を考えると世代を代表するのは実は彼女なんじゃないかと。世の中未だに半信半疑の今が馬券を買うチャンスであります。

この他では、レベルの高い競走を勝ちきれないまでも健闘し続けてきたカレンブーケドールと、菊花賞でコントレイルを苦しめたアリストテレス。まぁ、コントレイルと言いアリストテレスと言い、年明けてメッキがはがれた気がしますが。。

それに忘れていけないのは高齢ながら未だに見捨てきれない魅力を放つキセキ。高齢馬には不利なトレンドのレースですがグルーヴ一族の晩成傾向が炸裂すればあるいは。(因みにキセキは小幡先生がハイカロリーな愛情を注げば注ぐほど凡走する傾向にあり、明日の先生のコメントの熱量が気になります。きっと「キセキの奇跡を信じたい」なんて論説になるんでしょうなあ)

注目馬は大阪杯の2着にして、去年のこのレースの3着モズベッロ。大阪杯にしても去年の宝塚にしても重馬場で、重巧者という評判が確立した感があり、天気が持ちそうな明日の阪神では用なしかと最初思ったんですが、よく見るとこの馬、池添が乗るときは1−2−1−1と凄まじく優秀なんですな。相性と言うか「手が合う」と言うのは競馬では大事なことなので、良馬場で人気を落とすなら敢えて乗っかってみたいですな。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単16点で今のところ考えていますが、すっかり弱気になった私としては◎→その他の三連複10点なんて惰弱な馬券に走る可能性もあります。いや、三連複だとほとんど利益は出ないのですが、それでも強烈な格差社会のメンバー構成で上位の馬券を買って利益が出るだけでもありがたいことなのだよ。

それでは皆様、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。上半期は散々な結果でしたが、もうしばらくすればコロナ禍も少しはましになっているはずで、これが馬券にも良い影響が出ることを願ってやみません。できれば秋華賞のころまたお目にかかりたいものです。皆さまもそれまでお元気で。



上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<宝塚記念> @クロノジェネシス、Aユニコーンライオン、Bレイパパレ





○かんべえのつぶやき

――やっぱりクロノジェネシスが強かった。先行するレイパパレを前方に見ながら、ルメール騎手が左鞭を強めに一発。それに応えて動き出すクロノジェネシス。見る見るうちに先行馬を追い抜いて、2馬身半差をつけてのゴールでした。あっぱれ、これで宝塚記念を連覇。昨年の有馬記念と合わせるとグランプリレース3連勝となりました。今日はたぶんコントレイルが出走していても勝てなかった気がします。

――2着となったのは、ゴール前で差し返した7番人気のユニコーンライオン。坂井騎手、お見事でした。「2強」と言われたレイパパレが3着でした。4着カレンブーケドール、5着にキセキ。こうしてみると、ユニコーンライオン以外は順当ですな。
TAROさんの予測がお見事でした。

――それにしても今年上半期は苦戦しましたな。当方の東洋経済オンラインの予測も全然当たっていないんだもん。G1レースでいうと、取れたのは桜花賞のソダシと今日のクロノジェネシスくらい。それも今日なんて単勝だけですからね。とほほほほ・・・。


――さて、これからは夏競馬。最近はLINEで馬券王先生とつながっているので、このまま喜怒哀楽をご一緒することになりそうです。当欄では、秋競馬のG1シーズンになった頃に、またお目にかかれればと存じます。秋までにはワクチンを2回打って、競馬場へ行けるようになりますかねえ。ともあれ皆さま、お疲れさまでした。







6月6日(日) 安田記念


えー、わが中日ドラゴンズが、パリーグとの交流戦に突入したとたんになんか息を吹き返し、現在交流戦トップの位置をひた走っているわけなのであります。

チーム全体のホームラン数が大谷翔平君のホームラン数とほぼ同じという、犯罪的に得点能力が欠如したチームだったのに、なんか最近ホームランもよく飛び出したりして、どうしたんだ、ドラゴンズ。君らしくないぞ、ドラゴンズ。って言うか、ドラゴンズにこれだけ点を取られるパリーグのピッチャーって実はかなりショボいのではなかろうか。

とにかく、これまで阪神タイガースの大躍進にはしゃぎまわるかんべえ先生の姿を遠巻きにして恨みがましい視線を送るだけのいたいけな日常を送っていた私だったのですが、ひょっとして、これって私もはしゃいでいいということなのだろうか。慣れないことをすると後生が恐ろしい気もするのだが、それでも、ああ、ありがたや、ありがたや、長生きはするもんじゃて。

考えてみれば、ランナーが塁を埋めるのにホームに帰ってこないこれまでのドラゴンズと言うのは、結構いい線ついてるのに的中馬券につながらないこの春の私のG1戦線そのものなわけで、うん、なんか明日は当たる気がしてきましたぞ。ああ、あやかりたいもんです、ドラゴンズ。燃えよドラゴンズ!

2021 6 6() 3回東京2日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 71回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

サリオス 4 松山弘平

58

8.0

()堀宣行

2

2

 

ギベオン 6 西村淳也

58

56.4

()藤原英昭

3

3

 

ダイワキャグニー 7 *石橋脩

58

77.6

()菊沢隆徳

3

4

 

カラテ 5 菅原明良

58

38.3

()高橋祥泰

4

5

グランアレグリア 5 ルメール

56

1.8

()藤沢和雄

4

6

ダノンプレミアム 6 *池添謙一

58

14.7

()中内田充

5

7

ラウダシオン 4 M.デム

58

20.6

()斉藤崇史

5

8

インディチャンプ 6 福永祐一

58

7.1

()音無秀孝

6

9

 

トーラスジェミニ 5 *戸崎圭太

58

91.1

()小桧山悟

6

10

 

カデナ 7 *武豊

58

82.9

()中竹和也

7

11

 

ダノンキングリー 5 *川田将雅

58

34.2

()萩原清

7

12

ケイデンスコール 5 *岩田康誠

58

12.1

()安田隆行

8

13

$シュネルマイスター 3 *横山武史

54

8.8

()手塚貴久

8

14

カテドラル 5 田辺裕信

58

46.6

()池添学


というわけで、ダービーも終わり、春のG1戦線事実上の最終戦となる安田記念なわけです。うーん、当てたいねえ。

例によって「10年トレンド」を。

レース名に偽りあり!「高田記念」な安田記念の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200607 グランアレグリア 4 池添謙一

14

11

3

()藤沢和雄

1316

-0.4

   08-07

33.7

492

+6

1200

650

2840

840

11240

200607 アーモンドアイ 5 ルメール

14

5

1

()国枝栄

1320

0.4

   11-11

33.9

488

+2

(1.3)

650

2840

840

11240

200607 インディチャンプ 5 福永祐一

14

6

2

()音無秀孝

1321

0.5

   09-07

34.1

480

+4

(7.0)

   

840

11240

190602 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

470

0

1920

5670

13660

3690

43720

190602 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

516

+4

(12.5)

5670

13660

3690

43720

190602 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

484

 

(1.7)

   

3690

43720

180603 $モズアスコット 4 ルメール

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

130602 ロードカナロア 5 岩田康誠

18

10

1

()安田隆行

1315

-0.0

   08-08

33.3

500

+2

400

1470

2570

18160

62800

130602 ショウナンマイティ 5 浜中俊

18

2

3

()梅田智之

1315

0.0

   15-14

32.8

516

+4

(5.7)

1470

2570

18160

62800

130602 ダノンシャーク 5 C.デム

18

16

12

()大久保龍

1316

0.1

   11-11

33.2

452

0

(37.2)

   

18160

62800

120603 ストロングリターン 6 福永祐一

18

4

2

*()堀宣行

1313

-0.0

   13-12

33.8

516

-2

670

8510

13920

92530

468600

120603 グランプリボス 4 内田博幸

18

3

13

()矢作芳人

1313

0.0

   11-10

33.9

496

0

(25.3)

8510

13920

92530

468600

120603 コスモセンサー 5 松岡正海

18

8

15

*()西園正都

1316

0.3

   04-04

34.8

510

0

(35.7)

   

92530

468600

110605 リアルインパクト 3 戸崎圭太

18

14

9

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

494

-2

2930

12270

25810

44090

335600

110605 ストロングリターン 5 石橋脩

18

1

5

*()堀宣行

1320

0.0

   12-11

33.8

518

-2

(11.9)

12270

25810

44090

335600

110605 スマイルジャック 6 三浦皇成

18

3

3

()小桧山悟

1321

0.1

   14-15

33.7

490

-6

(9.8)

   

44090

335600

集計期間:2011. 6. 5 2020. 6. 7

うーん、こうやって見渡すと六桁配当がデフォな安田記念の10年間です。最近じゃ比較的おとなしくなってきてますが、それでも1・2・番人気で決まった去年だって3連単配当は万馬券だし、とにかく荒れます。荒れてます。「NHK参る」「ヴィクトリア魔居る」と同様、これも「高田記念」とでも言いたくなるような感じで、府中1600mと言うのは実力が結果にそのまま反映されそうな外見を装いながら、その実かなりトリッキーな感じですな。

私も10年馬券を買い続けて、当たったのは15年の一回のみ。ただ、その時の配当がとんでもない高額配当だったので、10年間の収支は大幅な黒字。つまり空振りか場外ホームランかの二択しかない、そういうレースなわけだ。今年は例年になく小頭数なんで配当はある程度落ち着いたものになる可能性高いのですが、それでも滅茶苦茶堅くもならない強烈な予感がいたします。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は3−2−2−3とかなり信頼度が高いが、勝ち負けと言う意味では現在5連敗中。馬券圏外となった3頭はと言えば11年アパパネ、12年サダムパテック、17年イスラボニータと、アパパネを除けば混戦の中押し出されて一番人気になったような馬が多く、まぁ3着以内は相当堅い感じ。

A2番人気は1−0−1−8とかなり悲惨。

B3番人気は1−3−2−4とこれは信頼度高し。

C二桁人気の超人気薄は30頭中6頭と、二年に一度は大穴ぶちかましている計算だが、この5年は出番なし。

D牝馬は30頭中5頭のみだが、その5頭が全てこの3年間の連絡みで、近年台頭著しい。

E関東馬は30頭中14頭と半数近くを占める。これは最近のG1ではかなり珍しい。

F外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗と、軽視は禁物。

G脚質は差し・追込祭り絶賛開催中で、決め手勝負になる展開多し。逃げ馬はまれに台頭。

H枠順は大外を除けば偏りなし。まぁ、今年は14頭建てなんであまり気にする必要はないかと。

Iリピーター多し。前年連絡みした馬が翌年も上位に来る事例がやたら多い。今年の対象はグランアレグリアとインディチャンプですが、さて。

J30頭の年齢構成は、3歳馬1頭(内勝馬1)、4歳馬8頭(同4)、5歳馬10頭(同2)、6歳馬9頭(同3)、7歳馬2頭(同0)。他のレースに比べ6歳超の健闘が目立つが、ここ数年は4・5歳馬での決着であり、やはり若い馬を中心視すべきか。

K過去5年15頭の血統は、上記リピーター効果を補正すれば見事にバラバラ。その中でディープインパクトは違う馬で3頭が連に絡んでいるのが目立ちます。

L過去5年15頭の前走キャリアもバラバラ。そのような中、マイラーズカップ組(3頭)とヴィクトリアマイル組(3頭)が目立つのですが、ヴィクトリアの方は2着が三頭で勝ち馬がおらず、今年の圧倒的一番人気グランアレグリアには不吉なデータとなります。


と言う訳で、まずは圧倒的一番人気グランアレグリアをどう考えるかが最大のポイント。

この馬、言うまでもなく、現在の日本競馬を代表するスーパースターで、持っている能力値が他を圧倒しているということは疑いようもありません。ただ、格下牝馬相手にヴィクトリアマイルを圧勝した結果、安田で不当なくらい人気になるというここまでの経過が去年のアーモンドアイ(2着)とあまりにも似ているというのが気にかかります。

まぁ、去年のアーモンドアイの場合は、


(A)コロナのせいで不規則なローテを強いられ万全の態勢で臨めなかった。

(B)当日の雨で馬場が渋り、切れ味を殺された。(明日の府中も午後から雨が降り良馬場開催は見込み薄なのでこれは気になります)

と言う「負けた時の言い訳」があったのですが、何より

(C)マイル路線でアーモンドアイを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった。


と言うのが大きい。そして、その「アーモンドアイを子ども扱いするくらい強い存在」と言うのが、他ならぬグランアレグリアなわけですね。ということは、「マイル路線でグランアレグリアを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった」というのが、グランアレグリアが負けるときの唯一のシナリオとなる訳ですが、ざっと見渡してもそういうのっていないよね。グランアレグリアだって去年の安田記念までにそういう片りんを見せてはいたんですが、今年のメンバーからはそういう片りんは見出せません。と言うことで、軸はグランアレグリア。よほどのアクシデントが起きない限り、これしかない!

対抗にはかんべえ先生の一押しインディチャンプを。先生ステゴ血統に目がくらんだと思いますが、まぁ、これまでの実績からも、リピーターのトレンドから言っても軽視はできませんし、何より先週ダービーを勝った福永はやはりこういう時に頼れるジョッキーです。気がかりなのは上記二番人気のトレンドですが、まぁ、当日 本番では2・3番人気が入れ替わる可能性も高いですし。

上位人気の馬は当然勝ちに行きますが、グランアレグリアのような抜けた馬を相手にした場合、どうしても無理をして最後圏外に飛んじゃうケースもやたら目にします。そういう時には、無欲な追い込み馬の台頭が有望と言うことで▲指名は5番人気のケイデンスコール。マイラーズCを33.8秒の末脚で快勝した馬で、切れ味はグランアレグリアには及びませんが、それを除けばメンバー中でもぴか一。マイラーズCの勝ちを騎乗停止でフイにした岩田が変な欲を出さなければ、かなり有望と考えます。

「マイル路線でグランアレグリアを子ども扱いするくらい強いのが存在し、その強さにその時は皆が気が付いていなかった」と言う可能性がわずかでもあるのはNHKマイルの覇者シュネルマイスター。


(A)アレグリアとの力関係がまだ実証されていない未知の魅力。

(B)3歳馬に対する4kgの斤量メリット。(アレグリアより2kgも軽い!)

(C)ルメールのお手馬だったのが、別の騎手に乗り替わりというパターンが去年のアレグリアと同じ。


と、(B)を除けば根拠薄弱ではありますが、こういう馬が台頭してくれば今後のマイル路線は大変面白くなります。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単30点。これにパドック次第で☆→◎→その他6点を少額加算。

まぁ、ガミも数点含みますが、上述の通り滅茶苦茶堅い配当と言うのも出ないレースなんで、ここはひも荒れ期待です。


それにしても、大野でしか勝てなかったこれまでのドラゴンズと、大野が連勝ストッパーになってる今のドラゴンズはまさにネガとポジだなあ。ううむ。今後どうなることやら。



上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<安田記念> @ダノンキングリー、Aグランアレグリア、Bシュネルマイスター





○かんべえのつぶやき

――意外な結末。でも、心から納得できる結末。良質な推理小説のような、いや、これこそ競馬というドラマなのでしょうか。今年の安田記念は、ダノンキングリーが5歳にして初のG1勝利となりました。

――直前の単勝が1.5倍と圧倒的一番人気のグランアレグリアはハナ差の2着でした。馬群に包まれて抜け出すタイミングが遅れましたが、やはり中2週はきつかったか。ただしあくまでも僅差であり、「負けてなお強し」であったことも確かかと思います。

――グランアレグリアの2着付けで3連単を買った人もいたでしょうが、この組み合わせは意外だったのではないでしょうか。なにしろ11万円馬券ですから! 3着は3歳馬のシュネルマイスター。わがインディチャンプは4着に終わりました。


――ダノンキングリーと言えば、2年前には皐月賞でもダービーでも単勝をどっさり買って、悔しい思い(3着と2着)をした馬である。今日は買ってあげられなかったけど、おめでとうと伝えたい。ああ、せめて複勝を買えればよかったなあ・・・・。


――ということで5週連続の春のG1シリーズは終了です。後は宝塚記念を残すのみ。その頃には緊急事態宣言も開けていることでしょうか?





5月30日(日) 東京優駿


☆上海馬券王の人生相談


またしても霊界通信! お受験グランマ・エアグルーヴさん、怒涛の波状攻撃!!

Q: お前らの目は節穴ざますか!

先生、一か月ぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「どうせまた来ると思ってた。前書きはいいから、とっとと用件に入れ」ですって?。。。何よ、いつもなら「おまえは誰だ?」って一遍突き放して見せるのが、これまでのお約束だったじゃない。。。きぃいいいいいっ!調子が狂うったらありゃしないわ!とにかく、名乗らせるざます。わが名乗りを聞くざます!

わが名はエアグルーヴ!祖父はJRAの大立者ノーザンテースト、母は樫の木の女王ダイナカール、そして父は凱旋門の英雄トニービンという、傑出した血脈を引き継ぐまさに貴族の中の貴族にして、華族の中の華族!本来なら、馬券を外しまくって、財布の緊急事態宣言が延長に次ぐ延長を余儀なくされてる、お前のような三流馬券師なんか口も聞いてもらえない、貴い血族なのよ、わがグルーヴ一族は!

ふう、スッとしたざます。これをやらないとやっぱ締まらないざます。スッとしたところでさっそく相談なんざます。相談と言うのは察してると思うけど、ひ孫のタイトルホルダーのことなんざます。タイトルホルダーは、わが孫にして一族の希望の星、ドゥラメンテの子供で、難関弥生模試でトップの成績を収めた余勢をかって、名門皐月高校を受験したんざます。そりゃあもう、胸がときめいたんざます。

ところが。

立派な成績を収め続けているにもかかわらず、タイトルホルダーの下馬評は受験生18人の中で8番目と言う低人気。あたくし、悔しくて悔しくて。きぃいいいいっ!なんで馬券を買うパンピーはこんなに見る目がないざますか!でも、そんな下馬評をはねのけて、ひ孫は頑張ったんざます。途中までトップを走り続けて、最後エフフォーリアとかいうどこの馬の骨とも知れないパンピーに交されてしまったんざますが、それでも名門皐月高校を二着の好成績で合格したんざます。

え、「二着だと今までなら『きぃいいいいいっ!』じゃないのか?それで喜んでいるなんてやはり一族の没落を感じる。グルーヴ一族に明日はあるのか」ですって?きぃいいいいいいいいいいいっ!お黙り!この禁治産者!お前こそ、くだらないオタク談義で熱くなって、肝心の馬券は連戦連敗じゃないの!ほんと見っともないったらありゃしない。恥を知るがいいわ、理屈倒れの四流馬券師!!大体、皐月の時にお前に相談して、お前も応援するなんて言っておきながら、なんざますか、あの結果は!ひ孫が頑張りきれなかったのは、お前の応援が足りなかったからざます!それで、よく「グルーヴウオッチャー」を名乗れたものざますね。反省するがいいのだわ!

。。。まぁ、皐月の受験がああなったのは残念だったけど、それでも下馬評は覆せて、なんか納得の部分もあったんざます。それに、本番は明日行われる、名門優駿大学の受験なんざます。ここをトップで合格すれば皐月の結果なんかチャラになって余りがあるんざます。弥生がトップで皐月が二位。それなら優駿でトップになっても全然おかしくないざます。あたくし、もう胸がときめいて、ときめいて。

え、「明日の優駿には、タイトルホルダー君の他に、貴女の血族であるルーラーシップ産駒が二頭も受験する。特にかんべえ先生の一押しワンダフルタウン君は3番人気に推される注目株なのに、そちらはいいのか?」ですって?

。。。貴方、何もわかってないわねえ。現役通じて不甲斐ない成績の連続で最後にやっと帳尻合わせたルーラーシップと、皐月・優駿をトップ合格して、自分で自分の脚を蹴って引退するというおバカな行為がなかったら三冠有力だったドゥラメンテとじゃあ、一族をしょって立つ「格」に大きな差があるんざます。貴方、そんなこともわからないで、よくグルーヴウオッチャーを名乗れたもんざます。とにかく、あたくし、明日のタイトルホルダーの活躍には本当に期待しているんざます。

ところが。。。。。

これだけの好成績を収めてきているのに、タイトルホルダーの下馬評は受験生17人の7番目!なによ、皐月の時から一つしか上がっていないじゃない。受験生が一人減っているから下から数えると同じじゃないの!きぃいいいいいいいいっ!度し難い、パンピーども!お前らの目は節穴ざますか!それに下馬評の圧倒的一番人気がエフフォーリアと言うのも気に入らないざます!エフフォーリアの家庭教師横山武史はもともとは、タイトルホルダーの家庭教師だったんざます、それを寝返ってあちらに付くなんて、この裏切り者!背信者!大体何よ、皐月でトップになった時のあのど派手なガッツポーズは、あんなことして叱ってくれるのは、「愛の馬券師」小幡先生だけだなんて世の中どうかしてるわ!

先生、タイトルホルダーは、やればできる子なんざます。それなのに、この低評価は納得いかないざます。ドゥラメンテの子供で、一族の再興を夢見る私はどうしたらいいのかしら。


A: お答え

いやあ、本当に当たりませんなあ。狙いはそれほど悪くないというのに、何故か馬券は変な馬が一頭突っ込んできて抜けることの連続。なんか黄昏てきますなあ。明日のダービーでは何とかしたいものなんですが、、、

さて、ご相談の件、タイトルホルダー君の皐月賞での健闘は、私にとっても嬉しい驚きでした。いや、私も一応重い印を回してはいたんですが、血統に晩成傾向があるということもあり、正直半信半疑だった。それがまさか二着に粘り込むとは、まさにグルーヴ一族の凄味と言うのを改めて思い知らされた次第です。

これだけ好成績を上げ続けながら、タイトルホルダー君の明日の人気は現在7番人気!新聞を見ても彼に印を回している人は殆どいません。これ基本、皐月賞の時と全く同じなわけで、皆さん未だにえらく見下し続けているわけだ。いくらなんでもこれはないですよねえ。まぁ、たまにいるんですよね、どれだけ頑張っても評価されない可哀そうな奴って(ステイフーリッシュ君とか)。

タイトルホルダー君の場合、先行馬にカテゴライズされるわけですが、こういうタイプはとにかく地味で華がない。それに加え、レベルの高い所で活躍しているドゥラメンテ産駒はタイトルホルダー君ただ一頭と、ドゥラメンテ血統自体がまだ信用を勝ち得ていないというのが、現在の人気に結びついているのではないか思われます。

でもねえ、これって、馬券を買う意味では滅茶苦茶狙い目じゃないでしょうか。馬券で利益を出そうと思うと、実力に比べて評価の低い馬をセレクトするのは基本ですからねえ。グルーヴウオッチャーとしてのひいき目を除いてもタイトルホルダー君には次の買い要因があると思います。


@上述の通り、立派な成績を上げ続けているのに評価が異常に低い。

A晩成型のグルーヴ血統故、皐月賞以上の伸びしろ期待可能。

B母系はスタミナ血統なので距離延長でも期待できる。

C後述する通り先行有利なレース傾向。

D地味な見かけにかかわらず切れ味もあり。(府中で逃げながら33秒台の末脚でまとめた実績あり)

E調教も良く動いているし、関東馬なので輸送がなく、コンディション調整でメリットあり。


上記から、勝つシーンまでは想像できないまでも、上位に粘り込む可能性は相当高いと考えます。皐月賞では「弥生賞馬を軽視するんじゃなかった」とほぞをかんだ人が沢山いたと思われますが、今回も「皐月賞二着馬を軽視するんじゃなかった」と悔し涙を流す人が沢山出てくるならこんな愉快なことはありません。

明日のタイトルホルダー君はくしくもドゥラメンテ君と同じ14番枠からの発走となります。ドゥラメンテ君に一方ならぬお世話になった私として、6年前の再演がもしかなうとするならば、これ以上の喜びはありませんし、曾孫さんには皐月賞の時以上の声援を送りたい。ご健闘をお祈りする次第です。


と、言う訳で。。。。


2021 530() 2回東京12日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 88回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

エフフォーリア 3 横山武史

57

1.9

()鹿戸雄一

1

2

 

ヴィクティファルス 3 池添謙一

57

65.3

()池添学

2

3

 

タイムトゥヘヴン 3 *石橋脩

57

144.0

()戸田博文

2

4

 

レッドジェネシス 3 *横山典弘

57

40.1

()友道康夫

3

5

ディープモンスター 3 *武豊

57

18.3

()池江泰寿

3

6

バジオウ 3 *大野拓弥

57

109.9

()田中博康

4

7

グラティアス 3 *松山弘平

57

38.4

()加藤征弘

4

8

 

ヨーホーレイク 3 *川田将雅

57

22.1

()友道康夫

5

9

 

ラーゴム 3 *浜中俊

57

108.7

()斉藤崇史

5

10

シャフリヤール 3 *福永祐一

57

14.6

()藤原英昭

6

11

 

ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

57

27.3

()須貝尚介

6

12

ワンダフルタウン 3 和田竜二

57

10.9

()高橋義忠

7

13

グレートマジシャン 3 *戸崎圭太

57

13.8

()宮田敬介

7

14

タイトルホルダー 3 田辺裕信

57

22.9

()栗田徹

8

15

 

アドマイヤハダル 3 *M.デム

57

44.8

()大久保龍

8

16

サトノレイナス 3 ルメール

55

5.5

()国枝栄

8

17

 

バスラットレオン 3 藤岡佑介

57

54.8

()矢作芳人


遂にやってきました。競馬の祭典、ダービーであります。今年は一頭回避で17頭だてながら牝馬サトノレイナスの参戦もあり、結構悩ましい。

それでは恒例10年トレンドを。

しばしば大荒れ ダービーの過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200531 コントレイル 3 福永祐一

18

5

1

*()矢作芳人

2241

-0.5

 03-05-04

34.0

460

-2

140

270

350

2480

5140

200531 サリオス 3 レーン

18

12

2

()堀宣行

2246

0.5

 10-10-11

34.1

528

-8

(4.4)

270

350

2480

5140

200531 ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

18

6

10

*()池江泰寿

2249

0.8

 05-07-07

34.7

486

0

(66.4)

   

2480

5140

190526 ロジャーバローズ 3 浜中俊

18

1

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

486

-8

9310

11200

47090

12050

199060

190526 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

454

+4

(4.7)

11200

47090

12050

199060

190526 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

486

+8

(4.3)

   

12050

199060

180527 ワグネリアン 3 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 3 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 3 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ 3 ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 3 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル 3 M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

130526 キズナ 3 武豊

18

1

1

()佐々木晶

2243

-0.1

 15-14-14

33.5

478

-2

290

970

1600

17130

54950

130526 エピファネイア 3 福永祐一

18

9

3

()角居勝彦

2244

0.1

 09-10-10

33.9

478

-8

(6.1)

970

1600

17130

54950

130526 $アポロソニック 3 勝浦正樹

18

3

8

()堀井雅広

2246

0.3

 01-02-01

35.5

536

+6

(61.6)

   

17130

54950

120527 ディープブリランテ 3 岩田康誠

18

10

3

()矢作芳人

2238

-0.0

 04-04-03

34.5

496

-6

850

5680

10180

14160

87380

120527 フェノーメノ 3 蛯名正義

18

11

5

()戸田博文

2238

0.0

 07-06-07

33.9

490

-2

(14.6)

5680

10180

14160

87380

120527 トーセンホマレボシ 3 ウィリア

18

14

7

*()池江泰寿

2239

0.1

 02-02-02

36.1

504

+6

(15.0)

   

14160

87380

110529 オルフェーヴル 3 池添謙一

18

5

1

*()池江泰寿

2305

-0.3

 14-14-12

34.8

444

+4

300

3380

4540

22950

100300

110529 ウインバリアシオン 3 安藤勝己

18

1

10

()松永昌博

2308

0.3

 15-15-15

34.7

496

-4

(24.4)

3380

4540

22950

100300

110529 ベルシャザール 3 後藤浩輝

18

7

8

()松田国英

2319

1.4

 05-05-05

36.7

542

+16

(18.5)

   

22950

100300

集計期間:2011. 5.29 2020. 5.31

うーん、10年馬券を買って、当たったのはドゥラメンテが勝った15年の一回のみ。ただし、この一回が大きく張り込んでの万馬券ゲットなので、10年の収支は驚くことに黒字です。馬券を買うものにとってダービーだろうが平場だろうが儲ければそれでいいという考えもあるんですが、この時の勝利は本当に気持ちが良かった。馬主にも調教師にも騎手にも生産者にもダービーは特別と言うのはよく知っていたんですが、馬券を買う人にもこれは特別なレースなんだとその時思い知った次第です。あの思いをもう一度味わいたいものです。


@1番人気は4−1−2−3と毎年18頭のフルゲートであることを考えれば極めて立派。こういうのを見ると馬券対象外となった3頭が気になりますが、12年ワールドエース、18年ダノンプレミアム、19年サートゥルナーリアですな。特にダノンとサートゥルは無敗でダービーに参戦し、圧倒的一番人気を背負っての背信なわけで、誰もがディープインパクトや、コントレイルになれるわけではないということには注意が必要。今年無敗の二冠馬に挑むエフフォーリアは大丈夫でしょうか。

A2番人気は1−2−1−6と悪くはないけど、万全の信頼性と言うにも程遠い。

B3番人気は3−3−1−3と1番人気に匹敵する信頼度。人気との兼ね合いで言うとこちらを軸にすべきという考えまでありますが、かんべえ師匠の一押しワンダフルタウンが現在の3番人気で、これは師匠には心強いトレンドと言えましょう。

C二桁人気の人気薄は30頭中5頭。二年に一度はヒモ荒れと言うことになり、特にこの3年は連続で突っ込んできていることからも軽視は禁物。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗でかなり頼れる。

E関東馬は30頭中11頭。今年の上位人気は関東馬が多いがさて。

F脚質は勝ち馬に限れば先行、まくりが圧倒的。追い込んで勝てるのは後に年度代表馬になる素材のみ。

G枠順に大きな偏りはないが、敢えて言えば内枠がいいか。大外18番は死兆星だが今年は17頭立て。「愛の馬券師」小幡先生の一押し17番バスラットレオンはどうなんでしょうねえ、いくら横山のガッツポーズが気に入らないと言っても、かなり無謀な選択のような気がするのですが。

H大型馬有利。450kgを切る馬で馬券に絡んだのは10年前のオルフェのみ。まぁ、今年のメンバーはシャフリヤールとディープモンスター以外はこの水準を満たしていますが。

I過去5年、15頭の血統を見ると、これが圧倒的なディープ祭り絶賛開催中。半数近い7頭が連に絡み、うち4頭が勝っています。この他ではハーツ・キンカメが二頭づつ。

J過去5年15頭の前走キャリアは、さすが皐月賞組が12頭(内勝馬4)と圧倒的で、この他は京都新聞杯、プリンシパル、青葉賞が一頭づつ。

K過去10年牝馬は一頭も来ていない。まぁ、参戦すらしていないから来ないのも当たり前なんですが、ウオッカの時代は遠くなりにけりです。


以上から4戦4勝、無敗の皐月賞馬エフフォーリアに二冠の資格ありやがまずは第一のポイント。先週のオークスで同じ理屈から1番人気したソダシがあのようなことになったから、これも粗探しはしてみたいのですが。。


(A皐月賞の大差勝ちはやはり強いと言わざるを得ない。

(Bソダシと違い血統面でも不安はない。

(C跳びが大きく府中向きで、事実府中のレースでは圧巻のパフォーマンス。

(D先行馬が最内引いてレースがしやすい。

と、うーん、これでは◎を打たざるを得ませんね。またしても横山がガッツポーズをして小幡先生の血圧が急上昇するシーンが再現される可能性は高いと考えます。

次に二番人気サトノレイナス。先週のオークスを見る限り、ここに出てれば圧勝したと思うんですが、ダービー参戦ってどうなんでしょうね。危険な人気馬の可能性が高い一方、同じく桜花賞二着でここに参戦し、三番人気と後にして思えば不当な評価だったウオッカの事例もありますので、完全無視も難しい。外枠引いたのもこの馬にとってはいいことかもしれませんし、切れる末脚・騎手ルメールとなれば、エフフォーリアを負かす可能性すらあります。ここは4番手の☆評価としたい。

次、三番人気にしてかんべえ先生ご推薦のワンダフルタウン。こんなに人気になるとは思ってなかったなあ。切れる脚もないし、青葉賞組と言うのは縁がないレースだし、正直重い印は打ちたくないんですが、まぁ、今年のG1はこういうもっさりしたタイプがやたら連がらみしているし、上述の3番人気の信頼度と、グルーヴウオッチャーとしてのえこひいきも加味しこれを▲評価としたい。タイトルホルダーとつるんでグルーヴ馬券炸裂すればこれはこれで大変愉快です。

上述の理屈から印はタイトルホルダーを上位にしてますが、これはあくまで2・着候補と言う意味でやはり、レースはエフフォーリアが軸になります。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点。これにエフフォーリアがサートゥルナーリア的やらかしをする保険として、〇→◎▲☆→その他の三連複18点を少額追加。その他は皐月賞組・ディープ産駒を中心に選びました。驚くべきことにこれだけ買っても殆どが万馬券(エフフォーリア絡みの三連複にはガミが多少発生しますが、これが当たる時はおそらく3連単も当たっている可能性が高い)。

まぁ、泣く泣く切った馬も沢山いて(ステラヴェローチェとかヨーホーレイクとかヴィクティファルスとか)、こういう馬に来られたら、ブルーなんだけど、今年のG1ってこういう最後に切った馬が来るんだよなあ。


皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王





○今日の結果

<ダービー> @シャフリヤール、Aエフフォーリア、Bステラベローチェ





○かんべえのつぶやき

――最後はクビの上げ下げでした。ゴール前、先頭に立ったのはダントツ1番人気のエフフォーリア。鞍上の横山武史騎手は必死にステッキを振るう。そこにするすると内側から迫ったのは4番人気のシャフリヤール、最後はハナ差の勝利でした。鞍上の福永騎手は、昨年のコントレイルに続きダービー連覇です。いや、お見事でありました。

――3着は9番人気のステラベローチェ。鞍上の吉田隼人騎手はダービー初出走でした。4着グレートマジシャン(戸崎騎手)、5着サトノレイナス(ルメール騎手)とはこれまたハナ差の決着でありました。唯一の牝馬、サトノレイナスは四角手前で仕掛けてレースをメイクしました。あっぱれなレースだったと思います。

――これだけ凄いレースを見てしまうとなかなか言葉が出てきません。不肖かんべえ推奨のワンダフルタウンは10着でありました。それから
ラジオ日経、6人の競馬好きマーケットコメンテーターは誰一人的中者は居ませんでした。情けない・・・・。

――それにしてもエフフォーリアは父エピファネイア、父父シンボリクリスエス、母父ハーツクライとそろってダービー2着なのですな。ここまでくると一族の呪いのようなものを感じます。横山武史は大魚を逃しましたが、まだまだ人生これから。福永だって、昔はいろいろ言われたんだから前を向いて行きましょう。


――ということでダービーは終わりました。さて、まだ今日は目黒記念がある。そして来週は安田記念もある。楽観的に参りましょう。そうでなかったら、競馬なんてやってられません。





5月23日(日) オークス


えー、先週は思わずオタク談議で熱くなってしまい、まこと恥ずかしいことで。。。

まぁ、エヴァにハマったかんべえ先生も同じなんでしょうが、このご時世、外を出歩くことも憚られ、必然インドア・ヒッキー野郎と化すことを余儀なくされているわけでして、そうなるとやることと言ったら競馬中継を見、Abemaで将棋中継、Amazonプライムでアニメを見るということしかやる事がないわけで、結局こういう話題に熱中してしまう訳です。ううう、コロナや。全部コロナが悪いんや。

と、言う訳で、今回はもう少し一般の方にもわかりやすい話題から入ろうと思っていたのですが。なんと三浦建太郎先生が死去したという報に接し、またしても冷静ではいられなくなってしまったではないですか。いや、何となく予感はあったけど、早すぎる、早すぎますぞ、先生。

三浦建太郎と言う人は知ってる人には説明不要なんですが、かんべえ先生の読者には知らない人もそれなり以上にいそうなんで説明しますと、日本はおろか世界中に熱狂的なファンがいるコミック作家なのであります。

その代表作にしてライフワークであるのがダークファンタジー「ベルセルク」。主人公にして壮絶な生い立ちを背負った狂戦士「ガッツ」、その盟友でありながら魔道に堕ちこれを裏切ることになるカリスマ的英雄「グリフィス」。この両者の愛憎ほとばしる闘争を描いた作品です。連載が開始されたのは89年と30年以上前(エヴァより古い!)で、これまで刊行されたコミックは全40巻。この時点で全構想の3分の1なのだそうで、完成すれば大変長大な作品になってたはずだったのですが、これが作者の死によって未完の大作と化してしまったわけです。ああ、悲しい。悲しすぎる。

とにかく、このベルセルク、とんでもない作品なのであります。文字通りの「ダークファンタジー」。世の中にダークファンタジーを名乗る作品は星の数ほどあるのですが、この作品の前にして「ダーク」を名乗るなんておこがましいにもほどがある。それくらい本当にダークなのであります。次々と繰り出されるむごたらしい残虐シーン、殺戮・拷問・凌辱のオンパレード。普通なら目を背けてしまいたくなるようなこんなシーンも、作者の圧倒的な画力でこれを展開されると目をそらすこともできない。そして読み続けていくうちに、こういうシーンがただの猟奇趣味ではなく、表現として紛れもない必然性があるのだと理解した瞬間、読者は否が応にも思い知らされることになるのです。ああ、これは大傑作であり、三浦建太郎は大天才なのだと。三浦建太郎こそ永井豪が開拓したダークな表現世界の領域をこれ以上ないくらい拡張して見せた稀代の才能なのであります。

永井豪は代表作デビルマン終盤のハルマゲドンのシーンを執筆したとき、一コマ書く度にベッドに倒れこむくらい消耗したのだそうで、確かにあのシーンには何かに取り憑かれたような物狂おしいパッションがほとばしっていたのですが、ベルセルクの場合、最初からそう言う高カロリーな作画が延々と続いていたわけで、ああこういう絵を描き続けてると、この人持たないだろうな、作品が終わる前にこの人死んじゃうんじゃないかいな、と言うのはきっと私だけでなくこれを読んだ人の多くが抱いた予感じゃないかと思うんですが、それでも享年54歳ですかあ。早いなあ早すぎるなあ。

特に「ミレニアムファルコン篇」以降は画力がますます上昇して信じられない領域に到達してたし(大友克洋が引退状態の今、日本最高の漫「画家」は三浦建太郎であることに議論の余地はありません)、善良な魔法少女「シールケ」とか、憎めない悪党「髭骸骨」とか癒し系のキャラが登場することで作品世界にも残虐一辺倒じゃない幅が出てきたりで、本当に続きが楽しみだったのに、もう読めないなんて。「宇宙英雄ローダンシリーズ」とか栗本薫の「グインサガ」とか作者が死んだ後も第三者が継続執筆するケースはあるけど、あの画力を引き継げる人なんかいないんだろうなあ。死なれて初めて失ったものの大きさを痛感させられます。

三浦建太郎さんの死は、日本以上に海外で大きな衝撃を持って受け止められているようです。オンラインゲームではガッツを模した黒鎧に超大型の両手剣を持ったキャラが集結し哀悼の意をささげていました。たった一つのゲームサークルを覗くだけでその数、百人は下らない)。アンチクライストな作風なのに欧米の人をここまで魅了しているのか。欧米だけじゃないぞ、中国のオタクからもその死を痛切に悼む声が続出である。こんな残虐無比な作品は、中国じゃ速攻で発禁なのに、きっとこの人たちは海賊版をむさぼるように読んでいたに違いない。それくらい偉大な作品だったのですね、ベルセルクは。

ああ、本当にこのニュースは衝撃です。人の死を聞いて、ここまでの喪失感を味わったのはジョン・レノン以来でしょうか。とにかく「ベルセルク」は未完であるにもかかわらず、いやひょっとしたら未完であるが故に、日本のコミックが到達した孤高の臨界点、孤高のランドマークとして永遠に輝き続けるでしょう。改めてそのご逝去に心から哀悼の意を表するものであります。

2021 523() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 82回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ククナ 3 *横山武史

55

26.6

()栗田徹

1

2

 

スルーセブンシーズ 3 *戸崎圭太

55

32.9

()尾関知人

2

3

 

パープルレディー 3 田辺裕信

55

80.0

()奥村武

2

4

タガノパッション 3 *岩田康誠

55

36.7

()鮫島一歩

3

5

クールキャット 3 *武豊

55

11.5

()奥村武

3

6

 

ウインアグライア 3 和田竜二

55

93.7

()和田雄二

4

7

アカイトリノムスメ 3 *ルメール

55

5.2

()国枝栄

4

8

 

ハギノピリナ 3 藤懸貴志

55

134.7

()高野友和

5

9

ユーバーレーベン 3 M.デム

55

10.8

()手塚貴久

5

10

 

エンスージアズム 3 岩田望来

55

125.0

()安田翔伍

6

11

ソダシ 3 吉田隼人

55

1.9

()須貝尚介

6

12

 

ミヤビハイディ 3 吉田豊

55

266.0

()高橋文雅

7

13

ファインルージュ 3 福永祐一

55

11.5

()木村哲也

7

14

 

ストライプ 3 *柴田善臣

55

272.4

()尾形和幸

7

15

アールドヴィーヴル 3 *松山弘平

55

36.7

()今野貞一

8

16

 

ニーナドレス 3 *藤岡康太

55

46.4

()友道康夫

8

17

スライリー 3 石川裕紀

55

110.7

()相沢郁

8

18

ステラリア 3 *川田将雅

55

13.4

()斉藤崇史


と言う訳で、桜花賞に引き続き3歳牝馬の頂上を決める大一番、オークスなわけです。

いやあ、桜花賞終了後はソダシ・サトノレイナスの二頭軸で簡単じゃんと思ってたんですが、なんとサトノレイナスがダービー参戦で今回不参加。ソダシに恐れをなして逃げたのか、ダービーでも勝てる勝算があるのか。なんか「単なる馬主の見栄・わがまま」と言う気もするのですが、このせいで、非常に難解かつ混沌な一戦となってきました。いや、小幡先生のように「競馬は勝ち馬を決めるもの」と言う思想なら、困ることもないのでしょうが、ソダシの単勝1.9倍ですよ。単勝馬券なんか買えるか!

というわけで、ソダシ頭にするにしても2・3着をどう考えるかが非常に問題かつ難解なのであります。ここは恒例10年トレンドにすがってみましょう。

ヒモ荒れ注意報発令中。オークスのこの10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200524 デアリングタクト 松山弘平

18

4

1

()杉山晴紀

2244

-0.1

 12-12-13

33.1

466

0

160

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマリリン 横山典弘

18

16

7

*()手塚貴久

2245

0.1

 02-02-04

34.0

452

+2

(28.5)

1800

1950

15020

42410

200524 ウインマイティー 和田竜二

18

7

13

()五十嵐忠

2246

0.2

 05-05-04

34.1

474

+6

(60.5)

   

15020

42410

190519 ラヴズオンリーユー M.デム

18

13

1

()矢作芳人

2228

-0.0

 08-10-10

34.5

456

0

400

25140

28210

28240

179960

190519 カレンブーケドール 津村明秀

18

10

12

()国枝栄

2228

0.0

 04-04-04

35.1

460

-4

(94.1)

25140

28210

28240

179960

190519 クロノジェネシス 北村友一

18

2

2

()斉藤崇史

2232

0.4

 04-04-05

35.4

432

-2

(4.1)

   

28240

179960

180520 アーモンドアイ ルメール

18

13

1

()国枝栄

2238

-0.3

 06-06-05

33.2

466

+4

170

1190

1410

750

3360

180520 リリーノーブル 川田将雅

18

1

4

()藤岡健一

2241

0.3

 03-03-03

33.9

496

-2

(12.3)

1190

1410

750

3360

180520 ラッキーライラック 石橋脩

18

2

2

()松永幹夫

2244

0.6

 05-04-05

33.9

492

+4

(4.1)

   

750

3360

170521 ソウルスターリング ルメール

18

2

1

()藤沢和雄

2241

-0.3

 04-02-02

34.1

474

0

240

2290

2790

4600

20130

170521 モズカッチャン 和田竜二

18

1

6

*()鮫島一歩

2244

0.3

 06-06-05

34.1

468

0

(15.0)

2290

2790

4600

20130

170521 アドマイヤミヤビ M.デム

18

16

2

()友道康夫

2248

0.7

 13-13-12

33.9

476

+2

(4.8)

   

4600

20130

160522 シンハライト 池添謙一

18

3

1

()石坂正

2250

-0.0

 14-13-14

33.5

422

-4

200

420

650

2070

5790

160522 チェッキーノ 戸崎圭太

18

13

2

()藤沢和雄

2250

0.0

 13-13-14

33.5

462

-2

(4.0)

420

650

2070

5790

160522 ビッシュ M.デム

18

14

5

*()鹿戸雄一

2251

0.1

 08-08-05

34.1

416

+12

(16.0)

   

2070

5790

150524 ミッキークイーン 浜中俊

18

10

3

()池江泰寿

2250

-0.1

 12-09-09

34.0

430

+4

680

1160

3030

4140

20150

150524 ルージュバック 戸崎圭太

18

14

1

()大竹正博

2251

0.1

 05-05-04

34.5

450

+6

(2.7)

1160

3030

4140

20150

150524 クルミナル 池添謙一

18

17

6

()須貝尚介

2252

0.2

 08-06-06

34.4

478

-10

(11.8)

   

4140

20150

140525 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

9

2

()斎藤誠

2258

-0.0

 09-09-08

34.2

444

+6

980

380

1730

1530

12850

140525 ハープスター 川田将雅

18

10

1

*()松田博資

2258

0.0

 14-16-16

33.6

474

-4

(1.3)

380

1730

1530

12850

140525 バウンスシャッセ 北村宏司

18

5

3

()藤沢和雄

2259

0.1

 07-07-08

34.4

514

-4

(16.4)

   

1530

12850

130519 メイショウマンボ 武幸四郎

18

3

9

()飯田明弘

2252

-0.2

 09-07-07

34.6

478

+10

2850

13880

31120

15610

150480

130519 エバーブロッサム 戸崎圭太

18

13

5

()堀宣行

2254

0.2

 08-09-09

34.6

460

-6

(9.6)

13880

31120

15610

150480

130519 デニムアンドルビー 内田博幸

18

5

1

()角居勝彦

2257

0.5

 17-14-11

34.7

432

0

(3.3)

   

15610

150480

120520 ジェンティルドンナ 川田将雅

18

14

3

*()石坂正

2236

-0.8

 14-14-15

34.2

460

+4

560

820

1900

6640

30610

120520 ヴィルシーナ 内田博幸

18

9

2

()友道康夫

2244

0.8

 08-08-09

35.3

432

-2

(3.6)

820

1900

6640

30610

120520 アイスフォーリス 松岡正海

18

3

9

()相沢郁

2245

0.9

 06-06-07

35.6

458

0

(27.2)

   

6640

30610

110522 エリンコート 後藤浩輝

18

4

7

()笹田和秀

2257

-0.0

 09-07-06

34.5

456

-2

3720

42750

104460

45120

548190

110522 ピュアブリーゼ 柴田善臣

18

18

8

()古賀慎明

2257

0.0

 01-01-01

35.3

436

+2

(39.8)

42750

104460

45120

548190

110522 ホエールキャプチャ 池添謙一

18

12

2

()田中清隆

2257

0.0

 13-14-12

34.0

452

-2

(3.0)

   

45120

548190

集計期間:2011. 5.22 2020. 5.24

うーん、10年間勝負して当たったのは16年・14年の2回ですか。いくら三連単的中とは言え、もう少し何とかしたいところです。


@1番人気は5−2−1−2と圧倒的な信頼度。16年以降去年まで5連勝中と言うのは恐れ入ります。ここまで信頼度が高いと逆に馬券対象外となった二頭が気になりますが、11年マルセリーナと10年ミッドサマーフェアーですな。逆に言えばこの8年間連続で馬券対象となっているということで、これはとても逆らえません。

A2番人気は1−2−4−3とこれも大変立派。三連馬券を買うときには無視なんかできません。

B3番人気は2−0−1−7と悪いとまでは言えませんが、それでも上記には大きく劣ります。

C二桁人気の超人気薄は30頭中2頭と、これだけ見れば無視してよい数字ですが、問題はその二頭が去年・一昨年のヒモ荒れと言うことで、近年極端なひも荒れ展開にも留意は必要です。

D外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗と、特に強調すべきものはない。

E関東馬は30頭中13頭と、これは他のG1に比べるとかなりな健闘。まぁ、2400mという牝馬未経験な競走ですから、輸送がある馬が強めの調教ができないということの反映なのかもしれません。

F枠順に大きな偏りはない。

G脚質は先行馬による前残りが顕著。但し勝ち馬に限れば差し・追い込みも決まっている。

H過去5年15頭の血統を見ると、ディープが4頭(内勝馬2)とやはりパブリックイメージ通りに強い。他は二頭以上馬券絡みした種牡馬はなく見事にバラバラ。

I過去5年15頭の前走キャリアは、さすがに桜花賞組が8頭(内勝馬4)と過半数を占め、強力。この他ではフローラS組が4頭(同0)と2・3着候補には有力。残念桜花賞である忘れな草賞も2頭(同1)と穴狙いには有効か。


以上から5戦5勝・無敗の桜花賞馬ソダシの取捨が最大のポイント。うーん、本当は逆らいたいし、サトノレイナスが出ていれば、文句なしでこちらを◎にしたと思うんですが、ありとあらゆるコースで勝ってきている、しかもそのうち二つはレコード勝ちという実績は、やはりレイナス抜きのメンバーじゃ逆らえないですねえ。クロフネ産駒のオークス馬というのも違和感ないわけじゃ全然ないんだけど、あのレースセンス、あの勝負根性は大したもので、上記一番人気の信頼度と合わせ、馬券対象を外すことはないと考えます。

こうなると2・3着候補が問題ですな。色々悩んだ末、対抗に選んだのはアカイトリノムスメ。


(A府中は三戦三勝とまさにホームグラウンド。

(B鞍上ルメールに強化。

(C「桜花賞(4着)は力負け」と小幡先生は軽視するが、そうは思えない。成長途上でふわふわした状態でむしろ頑張ったと思う。桜花賞の経験が、この馬を成長させている可能性も大いにあり。父ディープ母アパパネと言う超良血がこの場で炸裂してもおかしくはないのでは。

(D関東馬で輸送がなく万全の体調で臨める。

(E上述の通り2番人気は信頼度高し。


とまあ、サトノレイナスの代替としてはちょっとパンチが足りない気がしますが、それでも展開次第では勝つことまで考えてみたいです。

これに、時々穴をあける忘れな草賞の勝ち馬としてステラリアを▲認定。大外引いた騎手川田と言うのはかなり怖い存在です。

馬券は◎→〇▲←→その他の3連単30点に、〇→◎→その他の3連単8点を加えた38点。その他は桜花賞上位組とフローラS組を中心に選びました。こんなに買ってもガミはほぼ皆無。ヒモ荒れ狙いなんで殆どが万馬券です。

上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<オークス> @ユーバーレーベン、Aアカイトリノムスメ、Bハギノピリナ





○かんべえのつぶやき

――そうなんですよ、私も逆らえなくてソダシから買ったんです。馬単のダブルで、アカイトリノムスメとユーバーレーベンとファインルージュの3頭に流したんです。ところがゴール前、力が違ったんです。勝ったのはゴールドシップ産駒、鞍上はミルコ・デムーロ騎手のユーバーレーベンでした。樫の女王の誕生です。

――2着はアカイトリノムスメ、3着はハギノピリナ。今日は久々の「デムルメ」馬券でしたね。今年の上半期のどこかで、デムーロ騎手は大復活するだろう、とずっと思っていたのですが、ここで取れないのが競馬というもの。久々のG1勝利で嬉しそうでした。心が洗われるような光景でありました。

――ソダシは今日は力が出せませんでしたね。やはり血統的に距離に限界があるのか。あるいは今日はうまく足を溜められなかったのか。「ダートも走ってほしい」なんて声もあることなので、陣営としてはこの後の進路に悩みそうです。


――さて、来週はとうとうダービーであります。3歳牡馬の頂点に立つのはどの馬か。楽しみなんですが、例年、ここまでくると春のG1シリーズもあとわずかなんですよね。でも、来週も盛り上がりましょう。よろしくお願いします。





5月16日(日) ヴィクトリアマイル


えー、かんべえこと吉崎達彦先生が最近やたらエヴァンゲリオンにハマっていることは、他ならぬご自身がブログでやたら語っておられることからも周知のことなのですが、これが本当にディープなハマりようなのであります。

先生とは土日競馬をしながら、やれ当たった、外したとLINEを通じて他愛のない競馬談義をしているのですが、最近送られてくるメッセージが怪しい。「ジェネシスと言う馬が来た。これはEVAですな。」とか「ラミエル(エヴァの敵役である「使徒」の名前)と言う馬が出走しているぞ、これは来るんじゃないか」とか、先生が馬券を考える過程にまでエヴァンゲリオン的アルゴリズムが侵食している感じで、大人になってかかる麻疹は重症化しやすいと申しますが、まさに活動限界を突破し暴走を始めたエヴァンゲリオンと言う感じ。

確かにエヴァンゲリオンは屹立した存在感を放つ傑作です。深読みしようと思えばどこまでも深読み可能、だけどその考察を理路整然と語れば語るほどその本質から遠ざかっていく気がする。こういう奥深さや怪しさを備えた作品は他にはありません。でもねえ、アニメはエヴァだけではないのだよ。他にもすごい傑作と言うのは沢山あるんですよ。

特にこの10年の日本アニメの充実ぶりには目を見張るものがあります。1クルー・3か月で製作されるアニメは40作品以上。年間200近い作品が作られており、それがインターネットの発展により海賊版ではなく正規版として海外にも配信され、多くの人に支持されている。凄い時代になったものです。(いろんな言語に翻訳当ててる人の数だけでもきっと凄いぞ)

日本で爆発的なヒットとなった「劇場版・鬼滅の刃」がアメリカでも大受けしているというのを聞いて最初は大変驚きました。あれって純日本テーストだし、何よりTV版の続編で、いきなりあれを見ても外国人にはわからないだろうって思ってたんですが、ネット配信されたTV版を多くの人が見てすでに予習済みだったんですな。いやあ、おそるべし日本アニメの商品力。これって、ひょっとしたら怪しげなODAよりはるかに強力な外交ツールになるんじゃないでしょうか。中国とか韓国とか対日感情がよろしくない国でも皆さん日本のアニメは夢中になって見ているわけですからね。

上述の通り膨大な作品が製作されており、当然ながらこれは玉石混交なわけで、真面目に語って見たくなる傑作と言うのはごくわずかではあるんですが、最近玉の割合が上昇しているのも驚きです。今放送中のものでも「ODD TAXI」「Vivy」「ゴジラSP」「スパーカブ」の4作品はおそらく作品終了後も世界中の人に語られ続けられる大傑作になる可能性が高い。いやあ、日本のアニメって長年驚くべき低賃金の現場に支えられてきてるわけで、こういう構造だと先は長くないと思っていたんですが、これはどういうことなんですかねえ。CG技術の進歩が作品表現の幅と生産性を高めていると言うのはあるんでしょうが、それだけでは説明がつかんです。

とにかく日本のアニメは凄いのだ。エヴァにハマったかんべえ先生にはさらに活動限界を突破して冥府魔道の世界に進んでいただきたい。「ガールズアンドパンツァー」とか「ブラックラグーン」とか先生が見たらドはまりすると思うんだけどねえ。


2021 516() 2回東京8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 16回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

マジックキャッスル 4 *戸崎圭太

55

10.6

()国枝栄

1

2

 

シゲルピンクダイヤ 5 和田竜二

55

79.1

()渡辺薫彦

2

3

 

クリスティ 4 斎藤新

55

115.5

()杉山晴紀

2

4

 

イベリス 5 酒井学

55

150.6

()角田晃一

3

5

デゼル 4 川田将雅

55

10.7

()友道康夫

3

6

グランアレグリア 5 ルメール

55

1.5

()藤沢和雄

4

7

マルターズディオサ 4 田辺裕信

55

42.2

()手塚貴久

4

8

 

ランブリングアレー 5 *吉田隼人

55

72.7

()友道康夫

5

9

テルツェット 4 M.デム

55

13.4

()和田正一

5

10

レッドベルディエス 5 *石橋脩

55

180.8

()鹿戸雄一

6

11

 

ダノンファンタジー 5 藤岡佑介

55

46.3

()中内田充

6

12

サウンドキアラ 6 松山弘平

55

27.5

()安達昭夫

7

13

*プールヴィル 5 三浦皇成

55

65.2

()庄野靖志

7

14

 

ディアンドル 5 団野大成

55

83.8

()奥村豊

7

15

 

アフランシール 5 *大野拓弥

55

281.7

()尾関知人

8

16

 

リアアメリア 4 福永祐一

55

38.6

()中内田充

8

17

 

スマイルカナ 4 柴田大知

55

56.3

()高橋祥泰

8

18

レシステンシア 4 *武豊

55

7.5

()松下武士



と言う訳で古馬牝馬によるマイル女王決定戦ヴィクトリアマイル、かんべえ師匠言うところの「ヴィクトリア魔居る」なわけです。

取り敢えず恒例10年トレンドを。


狂気の高配当続出 ヴィクトリア魔居るのこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200517 アーモンドアイ 5 ルメール

18

12

1

()国枝栄

1306

-0.7

   04-04

32.9

486

0

140

750

950

2960

7340

200517 サウンドキアラ 5 松山弘平

18

18

4

()安達昭夫

1313

0.7

   03-03

33.8

460

+2

(12.9)

750

950

2960

7340

200517 ノームコア 5 横山典弘

18

16

5

()萩原清

1313

0.7

   07-06

33.2

466

-12

(17.4)

   

2960

7340

190512 ノームコア 4 レーン

18

4

5

()萩原清

1305

-0.0

   07-07

33.2

470

+4

940

3700

7670

35490

175040

190512 プリモシーン 4 福永祐一

18

9

4

()木村哲也

1305

0.0

   10-10

33.0

498

0

(6.4)

3700

7670

35490

175040

190512 クロコスミア 6 戸崎圭太

18

3

11

()西浦勝一

1306

0.1

   05-05

33.5

440

-8

(30.8)

   

35490

175040

180513 ジュールポレール 5 幸英明

18

4

8

()西園正都

1323

-0.0

   08-08

33.3

460

-6

1940

4090

11730

8850

63640

180513 リスグラシュー 4 武豊

18

16

1

()矢作芳人

1323

0.0

   13-13

32.9

450

-2

(4.3)

4090

11730

8850

63640

180513 レッドアヴァンセ 5 北村友一

18

6

7

()音無秀孝

1323

0.0

   04-04

33.6

448

+4

(12.1)

   

8850

63640

170514 アドマイヤリード 4 ルメール

17

5

6

()須貝尚介

1339

-0.2

   12-07

33.4

422

-4

1350

42710

73750

123870

918700

170514 デンコウアンジュ 4 蛯名正義

17

10

11

()荒川義之

1341

0.2

   09-11

33.2

444

0

(67.9)

42710

73750

123870

918700

170514 ジュールポレール 4 幸英明

17

3

7

()西園正都

1341

0.2

   06-07

33.6

452

-2

(17.5)

   

123870

918700

160515 ストレイトガール 7 戸崎圭太

18

13

7

*()藤原英昭

1315

-0.4

   11-10

33.4

466

+2

1770

3510

9790

6090

48310

160515 ミッキークイーン 4 浜中俊

18

10

1

()池江泰寿

1319

0.4

   13-12

33.6

432

0

(3.4)

3510

9790

6090

48310

160515 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

18

15

2

()高野友和

1319

0.4

   13-14

33.5

446

-10

(4.4)

   

6090

48310

150517 ストレイトガール 6 戸崎圭太

18

5

5

()藤原英昭

1319

-0.0

   05-05

33.0

460

0

1410

36880

73990

2860480

20705810

150517 ケイアイエレガント 6 吉田豊

18

7

12

()尾形充弘

1319

0.0

   02-02

34.0

530

+10

(47.4)

36880

73990

2860480

20705810

150517 ミナレット 5 江田照男

18

18

18

()大和田成

1322

0.3

   01-01

35.3

482

+2

(291.8)

   

2860480

20705810

140518 ヴィルシーナ 5 内田博幸

18

14

11

()友道康夫

1323

-0.1

   01-01

34.3

456

-4

2830

8450

28050

50720

407940

140518 メイショウマンボ 4 武幸四郎

18

4

3

()飯田祐史

1324

0.1

   07-07

33.5

486

+6

(5.5)

8450

28050

50720

407940

140518 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

1

6

*()藤原英昭

1324

0.1

   09-11

33.2

456

+2

(13.7)

   

50720

407940

130512 ヴィルシーナ 4 内田博幸

18

11

1

()友道康夫

1324

-0.0

   02-02

34.0

450

-6

310

8030

12600

35770

193570

130512 ホエールキャプチャ 5 蛯名正義

18

8

12

()田中清隆

1324

0.0

   10-10

33.4

474

+2

(44.0)

8030

12600

35770

193570

130512 マイネイサベル 5 柴田大知

18

1

5

()水野貴広

1325

0.1

   03-02

34.1

478

-6

(13.9)

   

35770

193570

120513 ホエールキャプチャ 4 横山典弘

18

12

4

()田中清隆

1324

-0.1

   03-03

33.8

470

0

720

5510

10720

10790

75320

120513 ドナウブルー 4 ウィリア

18

16

7

()石坂正

1325

0.1

   02-02

34.1

432

+12

(14.0)

5510

10720

10790

75320

120513 マルセリーナ 4 田辺裕信

18

1

3

()松田博資

1327

0.3

   13-13

33.5

448

+2

(6.8)

   

10790

75320

110515 アパパネ 4 蛯名正義

17

16

2

()国枝栄

1319

-0.0

   09-11

34.3

490

0

410

230

740

620

3620

110515 ブエナビスタ 5 岩田康誠

17

13

1

()松田博資

1319

0.0

   13-13

34.0

460

 

(1.5)

230

740

620

3620

110515 レディアルバローザ 4 福永祐一

17

4

3

()笹田和秀

1320

0.1

   03-03

35.0

478

-4

(11.7)

   

620

3620

集計期間:2011. 5.15 2020. 5.17

うーん、凄いですねえ。2年に一度は発狂したような超特大配当。15年なんか3連単8桁です。比較的穏やかだった去年だって日本の至宝アーモンドアイが人気通り1着になったことを考えれば、かなりついてますし。

まぁ、こういう凄まじい難解レースではありますが、20年・18年・16年と三回的中している私としては苦手意識はあまりない。これは10年トレンドが有効に機能している数少ないレースでもあります。さっそく見ていきましょう。


@1番人気は2−3−0−5と連対率50%で馬連軸としての信頼度はかなり高い。但し勝率はいまいちで単馬券頭には?です。

A2番人気は1−0−1−8と大幅割引。

B3番人気は0−1−2−7とこれも過大視禁物。

C上記の通り上位人気の勝率はせいぜい3割で、4〜7番人気の台頭が目立つ。

D二桁人気の超人気薄は30頭中6頭と思いのほか多くはない。ただ、こういう馬が3着に引っかかるだけならまだしも、2着、酷いときには1着にまで台頭してくるから始末が悪い。上記高額配当はこういう事象の反映でもあります。

E外国人ジョッキーは30頭中4頭に騎乗で、過大視は禁物。

F関東馬は30頭中10頭と開催場所を考えれば振るわないが、この2年は急激に台頭。

G枠順は大きな偏りなし。敢えて言えば外がいいか。

H脚質は先行・差しが大優勢。極端な追い込みが決まることは皆無。逃げ馬にも厳しいが殿人気で3着に粘った15年ミナレットの印象は強烈。因みに脚質のいかんを問わず、上りを33秒台でまとめることのできる末脚は必須です。

Iリピーター多し。とにかくこのレースで上位に来て、その後パッとしない成績を続け人気を大幅に落とした馬が翌年また激走ということの繰り返し。←ここ、重要なポイント。

J上位馬の年齢別構成は4歳馬14頭(内勝馬5)、5歳馬12頭(同3)、6歳馬3頭(同1)、7歳馬1頭(同1)と圧倒的に若い馬が有利。まぁ、6・7歳の勝馬ってストレイトガールのリピートで、お世話になりましたが、彼女は相当特殊なキャラだったんでしょう。

K過去5年15頭の血統はディープが7頭とほぼ半数で、まさにディープ祭りの様相(但し勝ったのはジュールポレーヌのみ)。まぁ、今年も18頭中10頭がディープ産駒なんでディープのワンツースリーなんてことも大いにありそうです。

L過去5年15頭の前走キャリアは阪神牝馬S組が9頭(内勝馬3)と阪神牝馬組を買っていればまず間違いない状況。


上記から考えたのが冒頭の印となります。(因みに明日の東京の天気は何とか持つという予報で良馬場・もしくは稍重前提の予想です)

圧倒的1番人気に推されるグランアレグリアの取捨が第一のポイントとなってきますが、さすがに能力値が桁外れなわけで、これを切れるはずがありません。馬場が大幅に渋るとか、道中尋常じゃない不利を受けるとか、そういう事態がなければ、同じ牝馬相手に後手を踏むとは思えませんなあ。いや、本当は上記トレンドに即し2着付の馬券も買ってみたい気がしますが、さすがにそれだとガミの嵐ですので、ここは1着固定で考えましょう。

対抗はリピーター重視でサウンドキアラ。去年の二着馬もその後不甲斐ない成績のオンパレードで、現在単勝27倍の6番人気。こういう馬がやたら穴をあけまくっているのがこのレースで、この理屈で過去3回的中をゲットしてきた私としては、この対抗は譲れません。

これに、阪神牝馬上位の▲デゼル・☆マジックキャッスルが2着候補。おっと、◎〇▲☆すべてがディープインパクトですな。まぁ、上述の通り出走の過半数がディープなんで仕方ないあるね。

馬券は◎→〇▲☆←→その他の3連単36点。

まぁ、2番人気レシステンシアが絡むと涙のガミ馬券となりますが、逃げ馬の彼女が大外引いてどんな競馬をするのか見当がつきません。実績から来られてもおかしくはないですが、えらく見込まれた人気でもあり、来たらあきらめるしかない。

その他は末の鋭い所と阪神牝馬S組を中心に選びました。特に注認定した3頭(阪神牝馬を32秒台の上りでまとめ4着したプールヴィル、重賞未勝利のブービー人気ながら切れ味だけはグランアレグリア級レッドベルディエス、人気薄の時に限って好走するマルターズオデッサじゃないやディオサ)が馬券に絡むと大変愉快な馬券になりますし、過去こういう馬はたくさん来てますんでそれなり以上の現実性があると考える次第です。



上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<ヴィクトリアマイルC> @グランアレグリア、Aランブリングアレー、Bマジックキャッスル





○かんべえのつぶやき

――今年もグリーンチャンネルの実況中継は、小林雅巳アナ(ラジオ日経)でした。昨年は
「現役最強馬、アーモンドアイここにあり!」とコールしてました。今年のコールは、「強い。それはなぜか。それはこの馬がグランアレグリアだからです!」でした。いや、痺れました。G1実況はやはり小林アナに限ります。

――まったく去年と同じレースを見ているようでありました。最後の坂を超えたところで、楽々と馬群を抜けたことが。そして2着に4馬身差をつけたことも。さらに鞍上がクリストフ・ルメール騎手であったことも。グランアレグリアがアーモンドアイに入れ替わっただけでした。

――そして2着は10番人気のランブリングアレー、3着は5番人気のマジックキャッスル。3連単は2万8750円と、今年も高配当でした。いや、頭の予想は当たっていても、馬券が取れないことも昨年と同じでありました。やっぱりヴィクトリアは「魔居る」なんだなあ。


――馬券王先生が言っていた通り、1−2−3着はそろってディープインパクト産駒でした。まったくすごいウマ娘たちですな。しっかし馬券は取れないなあ・・・この春のG1は桜花賞のソダシだけか。とほほほほ。

――さて、来週はオークス、再来週はダービー。その次は安田記念。G1シリーズはまだ3週も続きます。馬券王先生、どうぞよろしくお願いします。いやまあ、アニメの世界のご指南も感謝しては折るのですが・・・。





5月9日(日) NHKマイルカップ


☆曲がったことの大嫌いな硬骨漢。令和の「坊ちゃん」ランドオブリバティさんからのお便り


Q:とにかくまっすぐに生きたいんです。

馬券王先生こんにちは。私は明日NHKマイル高校の受験を控えた受験生です。今回、私の悩みを聞いていただきたくお便りしました。

祖父譲りの無鉄砲で子供のころから損ばかりしています。小学校の卒業試験であるホープフルSで最終コーナーを曲がらずに直進し、乗っていた騎手を振り落とし一週間ほど腰を抜かさせたことがあります。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかもしれませんが、別段深い理由があるわけでもありません。レースで先頭を走っていたら後ろにいた同級生の一人が冗談に、いくら上位人気でもそこからまっすぐ走ることは出来まい。弱虫やーい。と囃したからです。その夜、祖父が夢枕に立ち、大きな眼をして逸走して騎手を振り落とす奴があるかと云ったから、この次は振り落とさずに逸走して見せますと答えました。

とにかく私は曲がったことが大嫌いなのです。まっすぐに生きたいのです。曲がるくらいなら死んだほうがましなのです。それなのに何故中山と言うところはあのように貧乏くさく小回りに曲がりくねっているのでしょう。翌年スプリングSでまたあんな狭い所を4回も曲がらされた私はモチベーションが下がりまくり、結果成績も惨憺たるものに終わってしまいました。ああ、嫌だ、田舎の貧乏くさい小回りは本当に嫌だ。

そんな私を見かねたのか、担任の鹿戸先生が私に東京の受験先を用意してくれました。中山のような貧乏くさい田舎と違って広々とした舞台で曲がるのも二回だけでよいのだそうです。お気持ちは大変うれしいのですが、私の内心は複雑です。だって、それでも二回も曲がらなくてはならないんですよ。曲がることは私の人生信条に反します。私はまっすぐに生きたいのです。明日の受験を控え、コーナーの悪夢にさいなまれる私はどうしたらよいのでしょうか。


A:お答え

お便りありがとうございます。このコーナーもエアグルーヴさんの専用コーナーみたいになってまして、新機軸と言うのが欲しくてしょうがなかったのですが、さりとて、最近の実績馬は優等生ぞろいで、なかなか「キャラの立った」存在と言うのがおりません。そのような中、貴方のような破格の「やらかしキャラ」が現れたことは大変にありがたく、喜ばしいことです。

さて、冒頭のお便りは読む人の大半がお察しの通り、夏目漱石の「坊ちゃん」を原典としておりますが、この「坊ちゃん」、なかなかに面白い小説です。

最初に読んだのは小学生の時ですか。その時は「竹を割ったような気性」の好漢「坊ちゃん」が悪漢赤シャツをとっちめる、痛快無比なユーモア小説という印象で、すっかりはまった私はそれをネタに読書感想文を三回くらい書いた記憶があります。ところが、中学になって読み返してみるとかなり印象が変わってきます。坊ちゃんと言うのは田舎の人を見下した本当に嫌な都会人で、あれだけ馬鹿にされ、蔑まれながら観光地の土産物売り場に「坊ちゃん饅頭」とか「マドンナタルト」とかを並べる松山の人の度量の広さには感涙頬を伝うを禁じえませんでした。そもそも気にいらない上司に卵を投げつけてそのまま東京に帰ってしまうなんて、「夜の校舎窓ガラス壊して回った」ロック歌手も涙ぐむ幼い行為と言わねばならず、つまるところ「坊ちゃん」と言うのは敗残者以外の何者でもないではないですか。

そして、またしても「ところが」なのですが、大学に入って再会した「坊ちゃん」は更に新しい顔を現わします。旗本の末裔である「坊ちゃん」が、会津の山嵐と徒党を組み、明治のエリートである赤シャツに私的制裁を加えると言うのは、その時代としてかなり「ヤバい」お話であることは想像に難くなく、その上、これを書いた漱石が明治政府に手厚く遇された赤シャツ的エリート(「帝大卒の文学士」赤シャツのモデルはどう見ても漱石本人です)であることを考えると、これはもう一筋縄にはいきません。明治有数の知性であった漱石がこれを書きながら、何を考え、何にカタルシスを求めたのか。こういう読み方は小中学校の時にはできなかったわけで、読み手の成長に合わせ、色々な顔を現す作品を書き上げた漱石は紛れもない「文豪」と言えましょう。

話が大幅にそれました、ご相談の件に戻りましょう。ホープフルでの貴方の逸走は本当に衝撃的でした。これに似た事例としては阪神大賞典でのオルフェーブルの逸走がありますが、あの時のオルフェはその後二着まで追い上げるというこれはこれで凄いパフォーマンスであったのに対し、貴方の場合は騎手を振り落としてそのまま競走中止ですからね。G1競走で二番人気に推されながらああいう行為に走るのは、これ前代未聞と言いますか、あのレースであなたを対抗扱いとしていた私としても、これはもう恨み骨髄なわけです。

そもそも、「祖父譲りの無鉄砲」と言いますが、祖父サンデーさんは確かにやんちゃキャラだったのですが、貴方のお父さんディープインパクトはサンデー系の中でも数少ない優等生、その血を引く数々の優秀馬はその優等生的資質を受け継いでいるのに、ステイゴールド系ならいざ知らず、本来なら赤シャツ的エリートであるはずの貴方がなぜああいうやらかしをするのか大変不思議です。思えばホープフルの勝ち馬ダノンザキッドが皐月賞で一番人気に推されながらブービー負けをしているし、ホープフルのメンバーって心に闇を抱えた連中の総決起集会だったのでしょうか。

これまで上位人気を獲得し続けてきた貴方ですが、明日のNHKマイルは現在単勝20倍の8番人気。ホープフル以降の迷走状態に愛想をつかし、さすがに皆さん貴方を見放したようです。皐月賞に比べるとメンバーの質が落ちる中でのこの評価には落涙を禁じえませんが、さりとて、穴党の私としてはこれに妙味を感じているのも事実です。色々文句も言いましたが、ホープフルまでの貴方の活躍は大変素晴らしかったのは疑いようもありませんし、府中に舞台が変わることが貴方に再起を促す可能性も少なからずあるのではないかと。鹿戸先生も貴方の素質にぞっこんなのでしょう、いろいろ手を尽くし貴方の悪癖を矯正しようと躍起になっているようです(角を矯めて牛を殺すことにならなければよいのですが)し、これまで苦楽を共にしてきた三浦君を降ろし、新しい騎手と再出発することも現状打破のきっかけになってくれればと思います。(三浦君ほどG1じゃ買えないジョッキーはいませんからね)

明日のレースで賞金を加算した貴方がダービーに出走し、エリートのエフフォーリアに卵をぶつけるシーンと言うのは実現すればそれはそれで大変に愉快です。今の貴方に重い印を打つことはさすがにできませんが、それでもご健闘は期待しています。頑張ってください。

と、言う訳で。。。。

2021 5 9() 2回東京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 26回NHKマイルカップ
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

レイモンドバローズ 3 浜中俊

57

66.3

()上村洋行

1

2

アナザーリリック 3 津村明秀

55

25.2

()林徹

2

3

ルークズネスト 3 幸英明

57

8.5

()浜田多実

2

4

バスラットレオン 3 藤岡佑介

57

4.2

()矢作芳人

3

5

リッケンバッカー 3 *横山武史

57

38.6

()西村真幸

3

6

 

シティレインボー 3 *三浦皇成

57

147.3

()池添兼雄

4

7

タイムトゥヘヴン 3 M.デム

57

26.1

()戸田博文

4

8

*グレナディアガーズ 3 川田将雅

57

4.0

()中内田充

5

9

 

ゴールドチャリス 3 田中勝春

55

241.1

()武幸四郎

5

10

ソングライン 3 池添謙一

55

19.7

()林徹

6

11

 

ヴェイルネビュラ 3 戸崎圭太

57

94.6

()大竹正博

6

12

ランドオブリバティ 3 *石橋脩

57

20.9

()鹿戸雄一

7

13

ホウオウアマゾン 3 *武豊

57

9.1

()矢作芳人

7

14

 

$ショックアクション 3 *田辺裕信

57

109.8

()大久保龍

7

15

$シュネルマイスター 3 ルメール

57

4.9

()手塚貴久

8

16

 

ロードマックス 3 *岩田望来

57

121.8

()藤原英昭

8

17

 

グレイイングリーン 3 *武藤雅

57

171.0

()池江泰寿

8

18

ピクシーナイト 3 福永祐一

57

12.6

()音無秀孝



と言う訳で、カオスな三歳マイル王決定戦、かんべえ先生の言うところの「NHK参る」なわけです。明確な軸不在で今年も18頭も集まりました。これは荒れそうです。

さっそく「10年トレンド」を見てみましょう。


当てようと思うな、真実はきっと違うところにある。NHKマイルのこの10

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200510 ラウダシオン 3 M.デム

57

18

11

9

()斉藤崇史

1325

-0.2

   02-02

34.4

494

0

2960

4200

11900

19620

152750

200510 レシステンシア 3 ルメール

55

18

3

1

()松下武士

1327

0.2

   01-01

34.7

476

-6

(3.0)

4200

11900

19620

152750

200510 ギルデッドミラー 3 福永祐一

55

18

6

6

()松永幹夫

1328

0.3

   06-05

34.2

468

0

(19.0)

   

19620

152750

190505 アドマイヤマーズ 3 M.デム

57

18

17

2

()友道康夫

1324

-0.1

   06-07

33.9

472

+2

430

17200

22440

97390

410680

190505 ケイデンスコール 3 石橋脩

57

18

18

14

()安田隆行

1325

0.1

   12-14

33.6

460

-6

(87.7)

17200

22440

97390

410680

190505 カテドラル 3 アヴドゥ

57

18

10

7

()池添学

1325

0.1

   12-11

33.7

476

-4

(32.8)

   

97390

410680

180506 ケイアイノーテック 3 藤岡佑介

57

18

11

6

()平田修

1328

-0.0

   17-15

33.7

456

0

1280

3140

7470

21840

129560

180506 ギベオン 3 M.デム

57

18

9

2

*()藤原英昭

1328

0.0

   05-04

34.5

508

+6

(5.2)

3140

7470

21840

129560

180506 レッドヴェイロン 3 岩田康誠

57

18

17

9

()石坂正

1328

0.0

   11-12

34.1

474

+4

(25.0)

   

21840

129560

170507 アエロリット 3 横山典弘

55

18

16

2

()菊沢隆徳

1323

-0.2

   02-02

34.3

478

-2

580

17290

27730

50600

296160

170507 $リエノテソーロ 3 吉田隼人

55

18

14

13

()武井亮

1325

0.2

   09-09

34.0

450

-4

(37.5)

17290

27730

50600

296160

170507 ボンセルヴィーソ 3 松山弘平

57

18

6

6

()池添学

1329

0.6

   01-01

35.0

462

-2

(14.4)

   

50600

296160

160508 メジャーエンブレム 3 ルメール

55

18

4

1

()田村康仁

1328

-0.1

   01-01

35.1

496

-6

230

940

1470

11190

33030

160508 ロードクエスト 3 池添謙一

57

18

5

2

()小島茂之

1329

0.1

   16-16

33.8

446

-6

(6.4)

940

1470

11190

33030

160508 レインボーライン 3 福永祐一

57

18

18

12

()浅見秀一

1329

0.1

   09-09

34.4

430

-2

(40.7)

   

11190

33030

150510 クラリティスカイ 3 横山典弘

57

18

7

3

()友道康夫

1335

-0.2

   05-05

33.9

478

-4

640

2800

5990

6200

36720

150510 $アルビアーノ 3 柴山雄一

55

18

9

4

()木村哲也

1337

0.2

   02-02

34.4

512

+6

(6.5)

2800

5990

6200

36720

150510 ミュゼスルタン 3 柴田善臣

57

18

12

2

()大江原哲

1337

0.2

   11-09

33.8

470

-6

(5.9)

   

6200

36720

140511 ミッキーアイル 3 浜中俊

57

18

10

1

()音無秀孝

1332

-0.0

   01-01

34.8

478

+8

190

14760

15860

188380

684020

140511 タガノブルグ 3 三浦皇成

57

18

2

17

()鮫島一歩

1332

0.0

   13-07

33.9

428

-6

(114.5)

14760

15860

188380

684020

140511 キングズオブザサン 3 蛯名正義

57

18

1

12

()荒川義之

1332

0.0

   13-11

33.7

464

0

(78.4)

   

188380

684020

130505 マイネルホウオウ 3 柴田大知

57

18

8

10

()畠山吉宏

1327

-0.0

   16-14

33.7

482

0

3430

21890

56570

137530

1235600

130505 インパルスヒーロー 3 田中勝春

57

18

17

6

()国枝栄

1327

0.0

   12-10

33.9

496

-4

(14.2)

21890

56570

137530

1235600

130505 フラムドグロワール 3 横山典弘

57

18

12

8

()藤沢和雄

1328

0.1

   03-04

34.6

488

-10

(29.6)

   

137530

1235600

120506 カレンブラックヒル 3 秋山真一

57

18

5

1

()平田修

1345

-0.6

   01-01

34.6

460

-6

370

1480

2630

72990

262580

120506 アルフレード 3 ウィリア

57

18

17

3

()手塚貴久

1351

0.6

   05-04

34.9

516

-2

(7.4)

1480

2630

72990

262580

120506 クラレント 3 小牧太

57

18

12

15

*()橋口弘次

1351

0.6

   11-10

34.4

472

-4

(64.7)

   

72990

262580

110508 グランプリボス 3 ウィリア

57

18

13

1

*()矢作芳人

1322

-0.2

   06-05

34.0

500

-6

460

1170

2160

2040

7920

110508 コティリオン 3 小牧太

57

18

17

2

()橋口弘次

1324

0.2

   18-16

33.4

468

-2

(4.8)

1170

2160

2040

7920

110508 リアルインパクト 3 内田博幸

57

18

1

4

()堀宣行

1325

0.3

   09-09

34.2

496

+2

(6.1)

   

2040

7920

集計期間:2011. 5. 8 2020. 5.10

見よ、このカオスな10年間を。3連単は6桁、3連複は5桁がデフォ。馬連だって2年に一回は万馬券なのだ。この門をくぐる者、汝一切の希望を捨てよ!

いやあ、10年馬券を買って私なんか的中が16年の一回だけ、まぁ、この時は万馬券的中だったのですが、このレース三連馬券は当たれば即万馬券なので、自慢にはなりません。とにかく、天皇賞春で心を折られ、NHKマイルでとどめを刺されるというのが例年パターンで、こういうレースは当てようと思うといかんのではないかとさえ思えてきます。

取り敢えずトレンドを。


@1番人気は4−1−0−5と毎年18頭も出る割には高勝率ですが、この4年勝ち馬は出ていません。

A2番人気は2−3−1−4とこれは優秀。因みに先日金鯱賞を殿人気で勝ち小幡先生を激高させたギベオンは3年前の2番人気(2着)でした。

B3番人気は1−1−0−8と大きく信頼度が下がる。

C二桁人気の超人気薄は30頭中7頭と毎年一頭近く馬券に絡んでおりこういう馬をうまくすくいあげるか否かが勝負の分かれ目。尚、こういう超人気薄でその後大成したのは16年12番人気で三着したレインボーライン(お世話になりました)くらいで、他はその後パッとしません。まぁ、そのレインボーラインだって後に天皇賞春を取る馬がなぜこんなレースに出てるんだというのはありますし、ましてや後付けでも何故来たのか理屈をつけるのが難しい馬をすくいあげるのって難しいんですけどね。

D外国人ジョッキーは30頭中8頭に騎乗で、去年のデムーロにはしてやられたし、一定以上の目配りは必要。

E関東馬は30頭中11頭と場所柄を考えると、苦戦。因みに、この三年間はすべて関西馬のワン・ツー・スリー。

F牝馬は30頭中6頭だが、内5頭がこの5年間の連絡みなわけで、近年台頭著しい。

G脚質は勝ち馬に限れば逃げ・先行有利。但し、毎年必ず追込馬の台頭あり。まぁ、今年のメンバーは皆先行脚質で末が鋭いって言うのが見当たりませんから各馬がどういう位置取りをするのか、ここはジョッキーの腕次第と言う部分は大きいと考えます。

H枠順は内と外が良く中がパッとしない。

I過去5年、15頭の血統はダイワメジャーが4頭(内勝馬2)とかなり優秀だけど、今年は出走なし。他はバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると、桜花賞組3頭(内勝馬2)、皐月賞組2頭(同1)と前走G1組が強いが、今年のメンバーで該当するのは桜花賞大敗のソングライン1頭のみ。逆に言えばソングラインが上位に来ればソダシ・サトノレイナスは化け物みたいに強いということになります。この他ではアーリントン組が三頭と健闘するも、これはいずれも3着どまり。尚、距離延長組にはつらい傾向あり。まぁ、そういう理屈で最後に切ったラウダシオンに来られて去年は痛恨となったわけですが、それでも距離延長よりは、マイル以上の距離で実績を積んだ馬が有利なのは否定しがたい所です。


以上をもとに馬券を考えると上記の印となる訳です。

軸は大外ピクシーナイト。根拠は以下の通り


@重馬場で開催されたアーリントンカップは4着だが、これはトレンドから言ってむしろ望ましい。

A左回りでは二戦二勝。特に中京開催となった前々走シンザン記念では現在二番人気のパスラットレオンを負かしており、非常に価値が高い。

B上述の通り似たような脚質の総決起集会的様相を呈している今年のメンバー構成では騎手の技量が大きくものをいう。そういう中で信頼できるのはルメール・川田・福永であるが、ルメール・川田が名前だけで人気を集めるのに対し、福永はそこまで極端ではないのが妙味あり。


馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複27点。

現在上位人気はグレナディアカーズ・パスラットレオン・シュネルマイスターが似たような水準で競り合っており最終的な順位は入れ替わる可能性が大きいのですが、おそらく1〜3番人気はこの3頭で不動でしょう。上述の通り上位人気はそれなりの信頼度がありますので、ピクシーナイトからこの三頭へ、そして何でもありなトレンドに準じ、そこから手広くというのが基本方針です。27点買いながら殆どが万馬券でそれ以下は6点しかありません。当たればデカいのがこのレースなんで、まぁ、気分は宝くじですな。

皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王 in  六本松




○今日の結果

<NHKマイルC> @シュネルマイスター、Aソングライン、Bグレナディアガーズ




○かんべえのつぶやき

――今日のファンファーレはいつもとちょっと違うな、と思ったら、NHK交響楽団の演奏なのですね。いつも自衛隊音楽隊の演奏に比べると、心持ちゆったりとした調べとなります。さすがはN響。

――不肖かんべえは本日、ニュージーランドトロフィーを圧勝したバスラットレオンから勝負したのです。ところが出走直後に藤岡祐介騎手が落馬。いきなり終わってしまいました。さすがは「NHK参る」。後でパトロールビデオを見たら、藤岡騎手はすぐに起き上がっていましたね。ホッとしました。


――勝ったのはシュネルマイスターでした。これは
山崎元さんの読みがどんぴしゃり。先行馬が多い中で、ルメール騎手がきっちり読み切って、2着ソングラインをハナ差で差し切りました。シュネルマイスターは、皐月賞をスキップしてここに焦点を合わせてきたのが大正解。ソングラインは桜花賞の大敗から進路を変更。ともに見事なワンツーでした。3着は2歳G1馬のグレナディアガーズが入りました。

――馬券王先生の推奨馬、ピクシーナイトは12着、人生相談をしてくれたランドオブリバティは8着でした。馬券王先生の夏目漱石論があまりに面白いものだから、あたしゃついつい青空文庫で『坊ちゃん』を読んでしまいましたよ。それから、関川夏央と谷口ジローによる漫画『坊ちゃんの時代』もよろしいですぞ。

――さてさて、来週は「ヴィクトリア魔居る」であります。と言っても、来週はグレンアレグリアが出るので、昨年のアーモンドアイのような快勝を見せてくれそうです。それは楽しみなことながら、買い目をどう絞るかが悩ましく、予想も書きにくいことになってしまいます。馬券王先生の筆さばきに期待申し上げます。





5月2日(日) 春の天皇賞


えー、世の中ゴールデンウイークと言うことになっておりますが、サービス業に転職した私は長い休みとは縁のない日常に身をやつしているわけで現在非常に黄昏れているわけです。

いや、土日はしっかり休ませていただいてるんですが、ウイークデーと言うのは基本休みなし。GWの競馬開催が土日に限定されていることが不幸中の幸いではあるのですが、それでも後述する通り明日の天皇賞春と言うのは星の数ほどあるG1競走の中で唯一モチベーションが上がらないレースなわけで、やっぱ不幸だ、これは不幸なのだ。え、「コロナのせいで連休が台無しになってみんな不幸だ」って?いいじゃないですか、それでも休めるんだから。かんべえさんなんかAmazonプライムでエヴァンゲリオンを二度見してるみたいだし、ああ羨ましいったらありゃしない。

というわけで、今回はいじけモードでお送りします。

2021 5 2() 2回阪神12日目 17頭 [15:40発走]
【11R】 163回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 3200m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ワールドプレミア 5 *福永祐一

58

5.8

()友道康夫

1

2

アリストテレス 4 ルメール

58

4.4

()音無秀孝

2

3

カレンブーケドール 5 *戸崎圭太

56

8.2

()国枝栄

B2

4

 

シロニイ 7 松若風馬

58

110.1

()池江泰寿

B3

5

ディアスティマ 4 北村友一

58

7.7

()高野友和

3

6

 

マカヒキ 8 *藤岡康太

58

68.3

()友道康夫

4

7

ユーキャンスマイル 6 藤岡佑介

58

11.5

()友道康夫

4

8

 

ディバインフォース 5 *武豊

58

39.1

()寺島良

5

9

 

ジャコマル 7 *横山和生

58

105.1

()松永幹夫

5

10

 

ゴースト 5 鮫島克駿

58

90.2

()橋口慎介

6

11

 

メイショウテンゲン 5 酒井学

58

82.2

()池添兼雄

6

12

ディープボンド 4 和田竜二

58

3.9

()大久保龍

7

13

ナムラドノヴァン 6 内田博幸

58

59.2

()杉山晴紀

7

14

ウインマリリン 4 横山武史

56

20.4

()手塚貴久

8

15

オセアグレイト 5 横山典弘

58

41.9

()菊川正達

8

16

 

メロディーレーン 5 *池添謙一

56

102.1

()森田直行

8

17

オーソリティ 4 川田将雅

58

11.5

()木村哲也


現在の日本競馬界で人外魔境のアナザーワールドと化しつつある長距離G1天皇賞春であります。

もともと距離不向きと多くのスターホースから敬遠される傾向がここ10年くらい続いていたのですが、今年は例年にも増して出走馬がしょぼい。17頭も参戦してG1馬がワールドプレミアとマカヒキのみ。しかもこれがそろって「昔の名前で出ています」という落ち目な連中で、逆に言えば実績どころがこんな感じだから「俺にもチャンスあり」とこれだけの頭数が集まったわけだ。ハッキリ言ってカオスです。こんなのG1じゃない。「天春特別」とでも言い直すがいいわあ。

あまつさえ京都競馬場の改修に伴い今年は阪神での開催、その阪神もスタンダードな3000mでの開催かと思いきや、無理やり3200mで挙行するわけで馬券を買う人は全く前例のない五里霧中の中予想を強いられる。その上、明日の天候が雨・強風が予想されるとなるとこんなのどうやって予想すればいいのだと愚痴りたくもなってきます。

取り敢えず恒例の10年トレンドを。いや、上述の通りコース代わりなんでほとんど役に立たないと思うんですが、まぁ恒例なんで付き合ってください。

すさまじくカオスな京都開催天春の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200503 フィエールマン 5 ルメール

14

14

1

()手塚貴久

3165

-0.0

 08-07-07

34.6

490

+8

200

5770

7410

13500

55200

200503 スティッフェリオ 6 北村友一

14

6

11

*()音無秀孝

3165

0.0

 03-03-03

35.1

446

-2

(64.2)

5770

7410

13500

55200

200503 ミッキースワロー 6 横山典弘

14

5

4

()菊沢隆徳

3169

0.4

 10-05-04

35.3

478

0

(11.9)

   

13500

55200

190428 フィエールマン 4 ルメール

13

10

1

()手塚貴久

3150

-0.0

 05-04-01

34.5

480

0

280

1780

2470

16410

49110

190428 グローリーヴェイズ 4 戸崎圭太

13

7

6

()尾関知人

3150

0.0

 08-07-02

34.4

456

+2

(11.3)

1780

2470

16410

49110

190428 パフォーマプロミス 7 北村友一

13

8

8

()藤原英昭

3160

1.0

 05-04-05

35.2

452

-8

(30.6)

   

16410

49110

180429 レインボーライン 5 岩田康誠

17

12

2

()浅見秀一

3162

-0.0

 10-11-11

35.2

452

-2

600

1030

2510

2060

11650

180429 シュヴァルグラン 6 ボウマン

17

11

1

()友道康夫

3162

0.0

 03-02-02

35.8

474

+4

(3.0)

1030

2510

2060

11650

180429 クリンチャー 4 三浦皇成

17

8

4

()宮本博

3163

0.1

 07-04-03

35.7

488

+2

(8.0)

   

2060

11650

170430 キタサンブラック 5 武豊

17

3

1

()清水久詞

3125

-0.2

 02-02-01

35.3

536

-4

220

1040

1430

610

3780

170430 シュヴァルグラン 5 福永祐一

17

6

4

()友道康夫

3127

0.2

 05-04-03

35.2

468

-6

(12.0)

1040

1430

610

3780

170430 サトノダイヤモンド 4 ルメール

17

15

2

()池江泰寿

3127

0.2

 07-07-05

35.0

506

0

(2.5)

   

610

3780

160501 キタサンブラック 4 武豊

18

1

2

()清水久詞

3153

-0.0

 01-01-01

35.0

524

0

450

20160

29950

32350

242730

160501 カレンミロティック 8 池添謙一

18

3

13

()平田修

3153

0.0

 03-03-03

34.8

458

-2

(99.2)

20160

29950

32350

242730

160501 シュヴァルグラン 4 福永祐一

18

8

3

()友道康夫

3155

0.2

 09-11-09

34.5

468

-2

(6.4)

   

32350

242730

150503 ゴールドシップ 6 横山典弘

17

1

2

()須貝尚介

3147

-0.0

 14-03-04

35.0

510

+2

460

6060

8480

57160

236300

150503 フェイムゲーム 5 北村宏司

17

14

7

()宗像義忠

3147

0.0

 09-11-10

34.5

456

0

(22.6)

6060

8480

57160

236300

150503 カレンミロティック 7 蛯名正義

17

2

10

()平田修

3148

0.1

 02-03-01

35.3

454

0

(30.5)

   

57160

236300

140504 フェノーメノ 5 蛯名正義

18

7

4

()戸田博文

3151

-0.0

 08-07-05

34.3

498

+10

1150

2080

5670

38790

211180

140504 ウインバリアシオン 6 武幸四郎

18

12

3

()松永昌博

3151

0.0

 14-14-08

34.1

526

0

(6.5)

2080

5670

38790

211180

140504 ホッコーブレーヴ 6 田辺裕信

18

6

12

()松永康利

3151

0.0

 09-10-10

34.0

478

-2

(101.5)

   

38790

211180

130428 フェノーメノ 4 蛯名正義

18

6

2

()戸田博文

3142

-0.2

 07-03-02

36.2

496

+2

620

3190

6500

21880

111830

130428 トーセンラー 5 武豊

18

1

3

()藤原英昭

3144

0.2

 09-06-02

36.4

460

0

(13.6)

3190

6500

21880

111830

130428 $レッドカドー 7 モッセ

18

13

6

[]ダンロッ

3147

0.5

 11-10-04

36.5

482

 

(29.4)

   

21880

111830

120429 ビートブラック 5 石橋脩

18

1

14

()中村均

3138

-0.7

 02-01-01

36.5

512

-2

15960

61570

208630

97140

1452520

120429 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

18

16

3

*()池江泰寿

3145

0.7

 07-07-05

34.0

478

-4

(10.2)

61570

208630

97140

1452520

120429 ウインバリアシオン 4 武豊

18

11

2

()松永昌博

3148

1.0

 12-12-12

33.5

512

-2

(9.8)

   

97140

1452520

110501 ヒルノダムール 4 藤田伸二

18

2

7

()昆貢

3206

-0.1

 08-07-06

35.3

474

0

1690

6810

15590

25530

189840

110501 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

18

15

3

()藤原英昭

3207

0.1

 10-10-08

35.2

490

-2

(7.1)

6810

15590

25530

189840

110501 ナムラクレセント 6 和田竜二

18

3

5

()福島信晴

3209

0.3

 10-01-01

36.3

502

+2

(11.3)

   

25530

189840

集計期間:2011. 5. 1 2020. 5. 3

うううう、10年間馬券を買い続けて当たったのは17年のみで、これが手ごたえ満点、会心のガミ!悲しすぎます。頬を伝うのは汗なんかじゃない!

とにかくですな、色々な工夫や理屈を凝らして予想しても現実がこれをかいくぐることの連続で、この競走が終わったあと私は必ず鬱を発症してきたのだ。「五月病」と言う概念が天皇賞春を指すのだと、社会に出て私は初めて思い知ったのだ。え、お前がヘボなだけだろうって?まぁ私がヘボなのは否定しませんが、それでもこんな結末を連続して当てまくった人がいるとも思えないぞ。

まぁ、取り敢えずトレンドを見ていきましょう。


@1番人気は3−1−0−6と馬連軸向けだけど信頼度は高くない。ただし、去年一昨年と連勝中。まぁ、これはフィエールマンの連覇と言うことで、今年のメンツにこれほどの軸はいないけどね。

A2番人気は4−0−2−4と1番人気よりは信頼度高し。

B3番人気は0−4−1−5と三連複軸向き。

C二桁人気の超人気薄は30頭中5頭と大穴の台頭余地はそれなり以上。

D関東馬は30頭中8頭で開催場所を考えると健闘。特にこの2年は4頭が馬券に絡んでおり軽視は禁物か。

E外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗で特に強調するものではないが、ルメールが上述のフィエールマンで連勝中。

F過去10年間で牝馬は1頭も来ておらず完全な男尊女卑状態(騙馬なら3頭いますが)。最近日本の競馬界で牝馬がブイブイ言わせているとはいえ、この距離は勝手が違うようです。今年のメンバーでは3頭が出走でカレンブーケドールとか割と人気になっていますがさて。

G上位馬の年齢別構成は4歳馬10頭(内勝馬4)、5歳馬8頭(同5)、6歳馬8頭(同1)、7歳以上4頭(同0)と若い馬が圧倒的。こういう状況を反映してか現在の1・2番人気は4歳馬なわけですが、どうなんでしょうねえ。コントレイル・デアリングタクトの年明けの状況を見ると今年の4歳は実はそんなに強くない可能性もあります。「無観客で実績を積み上げてきた馬は信頼度に乏しい」とはかんべえ先生の言葉ですが、うーん一理あるかも。

H過去5年15頭の前走キャリアも見ると大阪杯組が3頭(内勝馬2)とこれが最も強力ですが、今年のメンバーでは大阪杯組は皆無。まぁ、今年のレベルが低いというのはこのことからもわかります。頭数だけ言うと阪神大賞典組がさすがに強く6頭が連絡みですが、勝ち馬は1頭のみ。この他では日経賞が3頭(勝ち馬0)。

Iリピーター多し。上述のフィエールマン、キタサンブラック、フェノーメノと連覇を果たす馬が多く、2・3着もシュヴァルグランとかカレンミロティックとか。でも、今年のメンバーでは去年4着だったユーキャンスマイルくらいしかめぼしい再戦組はいませんな。

J枠順、脚質、血統はコース代わりなんで、代替として阪神大賞典のトレンドを見ていきます。距離が1ハロン伸びているというのはあるんですが、京都のデータよりは使えるでしょう。

阪神コースの長距離戦、阪神大賞典の10年間(簡略版)

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

210321 ディープボンド 4 和田竜二

13

6

3

()大久保龍

3073

-0.9

 04-04-03

36.9

502

+10

1030

3510

7640

25170

120400

200322 ユーキャンスマイル 5 岩田康誠

10

10

2

()友道康夫

3030

-0.3

 09-08-04

35.8

500

+12

590

3720

7120

7550

40140

190317 シャケトラ 6 戸崎圭太

11

10

1

()角居勝彦

3065

-0.8

 09-02-02

37.6

518

-4

220

2700

3830

27560

87820

180318 レインボーライン 5 岩田康誠

11

7

3

()浅見秀一

3036

-0.2

 09-08-04

35.8

454

+10

560

1290

2710

760

6530

170319 サトノダイヤモンド 4 ルメール

10

9

1

()池江泰寿

3026

-0.2

 08-08-04

35.4

506

+4

110

140

170

470

740

160320 シュヴァルグラン 4 福永祐一

11

11

1

()友道康夫

3058

-0.4

 07-07-04

34.9

470

-10

300

670

1150

810

3310

150322 ゴールドシップ 6 岩田康誠

10

8

1

()須貝尚介

3059

-0.2

 05-03-02

35.5

508

-8

160

1720

2020

2050

8090

140323 ゴールドシップ 5 岩田康誠

9

1

1

()須貝尚介

3066

-0.6

 02-02-02

34.5

508

+10

170

940

1240

1120

4060

130317 ゴールドシップ 4 内田博幸

9

7

1

()須貝尚介

3050

-0.3

 07-04-03

36.8

502

-4

110

320

360

1880

3010

120318 ギュスターヴクライ 4 福永祐一

12

1

3

()荒川義之

3118

-0.1

 06-05-04

37.1

498

+6

1340

400

2160

1860

18590

集計期間:2012. 3.18 2021. 3.21


うーん、天皇賞春のステップレースとして一番格式高いとされている阪神大賞典なんですが、例年出走は10頭前後でこれもどこまで参考になるかなあ。しかもメンツを見ると皆関西馬ばかりで関東馬の出走自体が殆どない。これでは関西地区の町内会ではないか。こうやって眺めて見るとずいぶん印象とは違うぞ、阪神大賞典。


J取り敢えず1番人気が6−1−1−2と圧倒的。こうやって見ると馬券の対象を外した2頭が気になるが、去年のキセキと今年のアリストテレスであった。

K脚質は勝ち馬に限れば先行・まくり差しが圧倒的。追い込みは2・3着、逃げ馬は3着どまり。

L枠順は中から外が良い。というか内枠が不思議なくらい不振。まぁ、例年10頭前後のレースなんで17頭立ての大外がいいかは何とも言えんのですが。

M血統は直近5年ではバラバラ。そこからさかのぼるとゴールドシップの3連覇等ステイゴールドがやたら強い。直線入り口で逸走してその後2着まで追い上げるという前代未聞のパフォーマンスを繰り広げた12年のオルフェーブルなんか未だに強烈な印象があります。


上記をもとに現在の上位人気を見てみましょう。

まずは1番人気のディープボンド。この馬、重馬場で行われた前走の阪神大賞典で圧勝したことから1番人気となっているわけです。まぁ、1ハロン違うとはいえ、同じコースでの勝ち、しかも明日は同じく重予想と言うことで、確かにメンバーの中では一番信頼度が高いように見えます。でもねえ、阪神大賞典の除けばこの馬の成績はパッとしない。そんな馬が1番人気ですかあ。阪神大賞典を勝って天春で1番人気になる馬って多いんだけど、人気に見合った決着となったことも殆どないわけで、ここは評価を一段落としたい。

次に2番人気のアリストテレス。去年の三冠馬コントレイルに菊花賞で冷や汗をかかせた馬ですな。年明け初戦のアメリカJCCを調整遅れを指摘されながら快勝したときはこれは今年大躍進すると思ったんですが、圧倒的一番人気で臨んだ阪神大賞典ではディープボンドに0.7秒差の7着大敗。彼を軸に馬券をしこたま買ってた私としては恨み骨髄と言いますか、去年のプリンシパルSと言い圧倒的な人気をしょいながら原因不明の負け方をする変な癖がある馬で、うーん軸にはしたくないですねえ。

最後三番人気ワールドプレミア。一昨年の菊花賞馬で同年の有馬3着と言う実績はメンバー中でも最上位なんですが、その後がパッとしません。まぁ、3着になった前走日経賞で復活の気配は感じますが、3番人気はちょっと買われすぎの気が。。。

と言う訳で、軸はディアスティマ。重賞未勝利で格から言えばメンバー中下位の部類なんですが、この馬何が買いかと言うと、阪神3200mと言う舞台をレコードタイムで圧勝しているんですな。前走松籟Sは通常京都2400mで行われている競走なんですが、今年の天皇賞春の阪神開催に合わせ、試行的に3200mで開催されそこを勝っているわけです。まぁ、これまで一回しか行われていないから勝てば無条件にレコード勝ちになるんですが、それでもその勝ちタイム3分14秒9は歴代の天皇賞のタイムと比較しても全く遜色はありません。2着に0.5秒差をつける圧勝なんで最後は流していたわけで、本気を出せばもっとタイムは詰まるでしょう。

馬券は◎軸の三連複36点。とにかくカオスなメンバー構成、カオスな天候なんで上位人気全滅と言うこともあり得る故、ヒモは手広く行きましょう。ディープボンドが絡むとガミになる買い目が何点かありますが、外枠引いたステゴ系の馬が絡むと大変愉快な馬券になります。

え、「天皇賞春を外しまくって遂に自暴自棄になったか」って?わはははは、その通り。でもねえ、私だけじゃなく外しまくっている人がやたら多いこの競走です。人気馬から入って爆裂するよりは、こういう馬から流して外した方が諦めがつくじゃないですか。まぁ買うのは少額ですし、気分は宝くじですな。



上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<春の天皇賞> @ワールドプレミア、Aディープボンド、Bカレンブーケドール




○かんべえのつぶやき

――勝ちタイムは3分14秒7。阪神競馬場での春天はレコード決着となりました。勝者は3番人気のワールドプレミア。2年前の菊花賞以来の勝利です。鞍上の福永騎手は親子制覇となりました。

――2着には阪神大賞典で化けた1番人気のディープボンド。3着には牝馬、4番人気のカレンブーケドールが入りました。荒れると言われていたわりには、納得の決着と言っていいのではないでしょうか。ちなみに4着はアリストテレス、5着はウインマリリン。牝馬が2頭、掲示板に挙がったことになります。クロノジェネシスが出ていたら、どうなっていたでしょうか?


――馬券王先生が予想したディアスティマは、午前中に北村友一騎手が落馬負傷して、坂井騎手に乗り代わりとなりました。これでは「人馬共にコースを経験している」という予想の前提が崩れてしまいます。それでもディアスティマは6着に来ているので、やっぱり強い馬なのでしょう。北村騎手には悔いが残るところで、違う「ゆういち君」が勝ちましたからねえ。

――不肖かんべえはラジオ日経「交流戦」で宣言した通り、オーソリティの単勝で勝負しました。ダメでしたねえ。春天では絶大なトラックレコードを有するステゴ系ですが、だんだんご利益は薄まってきているようです。フェノーメノやゴールドシップやレインボーラインの記憶を胸に、そろそろ次の作戦を考えなければなりませんね。

――来週はNHKマイル。毎年難解なレースなもので、ラジオ日経「交流戦」もこの週とヴィクトリアマイルはお休みになってます。馬券王先生、あんまりご負担に感じない程度にご執筆いただければ幸いです。なにせ「NHK参る」ですから。





4月18日(日) 皐月賞


☆上海馬券王の人生相談

飽きもせず霊界通信! お受験グランマ・エアグルーヴさん見参!!

Q:一族の逆襲なんざます!

先生、お久しぶりでございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。

え、「誰だ、おまえは?」ですって?きぃいいいいいいいいっ!これだからパンピーは!よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!祖父にしてJRAの大立者ノーザンテースト、母にして樫の木の女王ダイナカール、父にして凱旋門の英雄トニービンの血を引く、まさに貴族の中の貴族にして華族の中の華族!!本来なら三流馬券師のPCR検査を受けたら速攻で陽性反応出まくりの貴方のような禁治産者なんか口も聞いてもらえない貴い血族なのよ、わがグルーヴ一族は!

え、「どうせ話はひ孫のタイトルホルダーのことだろ。時間が惜しいからとっとと本題に入れ。」ですって?。。。なによ、それじゃあ、最初から私が誰だか存じ上げてらっしゃるっていうことじゃない。。。きぃいいいいいいいいいいいっ!人をおちょくるのも大概になさるが宜しいわ!この、三流!はずれ馬券の濁流に飲み込まれ溺死寸前のヘタレ馬券師!!

。。。まぁ、話が早いのは結構なことざます。話と言うのは、まさにグルーヴ一族にしてわが曾孫タイトルホルダーのことなんざます。わがグルーヴ一族も孫のドゥラメンテが自分で自分の脚を蹴って引退するというおバカな結末を迎えてからうだつの上がらない年月を過ごしてきたんざます。わたくし悔しいやら情けないやらで、「きぃいいいいいいいいっ!」って毎日叫び続けたんざます。本当に死んでも死にきれない気持ちだったんざます。え、「死んでも死にきれないって、貴女8年前に死んでるじゃないか。」ですって?きぃいいいいいいっ!どうしてお前はそうやって人の上げ足ばっかり取るざますか!そんな歪んだ根性だから、馬券が当たらないざます。反省するがいいざます!

とにかく、そんな不遇な時期に期待していたのはドゥラメンテの子供の活躍だったんざます。ドゥラメンテの子供達は去年デビューして、それなりに優秀な成績を収めていたんざますが、トップ合格するのは二流三流の学校ばかりで、一流どころを受験すると皆ろくでもない成績ばかりで、わたくし本当に悔しくて悔しくて、「きぃいいいいいいいっ!」だったんざます。

ところが!

今年になってやっとタイトルホルダーが名門「皐月高校」の登竜門「弥生中学」をトップ合格!しかも負かした相手が去年藤井聡太並みの活躍をした神童ダノンザキッドじゃございませんの!やったわ。凄いわ。これって夢じゃないかしら。ああ、やっと始まったんざます。捲土重来、グルーヴ一族の逆襲なんざます!名門皐月高校の受験を控え、わたくしの心は高まる一方だったんざます。

と、ところが!

タイトルホルダーの前評判が芳しくありませんの。ひ孫が完勝したダノンザキッドが一番人気なのに、ひ孫はなんと10番人気!なんなんざますか、これは!なんで、こんなに低評価なんざますか!きぃいいいいいいいっ!日本中の馬券師の目は節穴ざますか!間違いよ。これって何かの間違いに違いないわ!あまつさえ、弥生中の受験に付き添っていた家庭教師の横山武史はタイトルホルダーを見限ってエフフォーリアとかいうどこの馬の骨とも知れない受験生に乗り換えたんざます。きぃいいいいいいっ!この裏切り者!恥知らずの背信者!親の顔が見てみたいわ!

先生、弥生中は皐月高校トップ合格者続出の超名門校なんざます。そこをトップ合格したわがひ孫がなぜこんな理不尽な仕打ちを受けなくてはならないのかしら。皐月高校受験を明日に控え、わたくしの心は乱れる一方なんざます。わたくしどうしたらいいのかしら。


A:お答え

毎度のご相談ありがとうございます。実は明日は「曲がったことが大嫌いな硬骨漢」ランドオブリバティ君をネタに相談コーナーをやろうと思ってたんですが、ランドオブリバティ君は曲がりくねった中山が大嫌いみたいで明日は回避となってしまいまして、さてどうしたものかと思っていたら弥生賞優勝の看板を引っ提げて貴女の血族が参戦となったわけで、本当にありがたいことです。

ドゥラメンテ君には私も現役時代大変お世話になってまして(とりわけ大儲けさせてもらった皐月賞は本当に思い出深い一戦です)、貴女の一族の中でも思い入れが強烈な一頭、そのお子さんの活動も注視させていただいておりました。ドゥラメンテ産駒は芝・ダート・距離を問わずあらゆる環境で勝ち名乗りを上げていて、それはそれで大変うれしかったのですが、レベルの高い重賞では、全く良いところがないのが難点と言いますか、まぁ、血族自体晩成傾向があるから大きい所を取るのは三歳の秋以降かなあなんて考えていたわけです。

そんな時にタイトルホルダー君が弥生賞で逃げ切り勝ちを収めたんですから、正直驚きました。いや、グルーヴウオッチャーとして貴女の曾孫さんの一着付の馬券も買ってはいたんですよ。でもその時断然の一番人気だったダノンザキッドがまさか二着も維持できないというのは考えていなかったわけで、痛快な馬券が転じて痛恨な馬券となってしまったのが未だに悔やまれます。ダノンザキッド、この恨み晴らさで置くべきか!

しかし、皐月賞のトライアルとして最も格式高い弥生賞を二着に1馬身以上離して勝ったというのに明日の曾孫さんは10番人気ですかあ。東スポ(こちらでは九州スポーツ、略して九スポですが)を見ても殆どの記者は無印にしてるし、ずいぶん低く見られたものですなあ。まぁ、「弥生中は皐月高校トップ合格者続出の超名門校」と言うのは貴女が活躍した20世紀の話で、最近は厩舎のローテーションの考え方も大きく変わり、その価値と言うの大きく下落していることは否定できませんし、逃げ馬が勝つときは大抵そうですが、弥生賞では色々な運も味方しており、本番はそんなに甘くはないというのが一般の見方なんでしょう。

でもねえ、それでもこれはあんまりですよねえ。明日の中山は雨の影響が免れず、逃げ・先行タイプの曾孫さんにはこれは大きなアシスト。それに何より、三歳過ぎての成長力が大きく期待できるグルーヴ家の血が明日は弥生賞以上のパフォーマンスをもたらしてくれる可能性もそれなり以上にあるのではないかと私なんかは考えます(まぁ、正直本格化は秋以降の可能性が大きく、贔屓の引き倒しをかなり含んではいますが)。

とにかく、「弥生賞馬を軽く見るんじゃなかった」と多くの馬券師がほぞを噛む光景が貴女の八周忌を目前にして出現すれば、グルーヴウォッチャーとしてこれほど痛快なことはありません。曾孫さんの健闘をお祈りする次第です。

と、言う訳で。。。。。


2021 418() 3回中山8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 81回皐月賞
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

アドマイヤハダル 3 *ルメール

57

9.3

()大久保龍

1

2

 

ルーパステソーロ 3 *木幡巧也

57

116.1

()加藤士津

2

3

ステラヴェローチェ 3 *吉田隼人

57

13.5

()須貝尚介

2

4

 

イルーシヴパンサー 3 *大野拓弥

57

104.4

()久保田貴

3

5

ヴィクティファルス 3 池添謙一

57

10.4

()池添学

3

6

 

ヨーホーレイク 3 *岩田望来

57

21.5

()友道康夫

4

7

エフフォーリア 3 横山武史

57

3.6

()鹿戸雄一

4

8

ダノンザキッド 3 川田将雅

57

3.6

()安田隆行

5

9

ラーゴム 3 北村友一

57

14.2

()斉藤崇史

5

10

 

シュヴァリエローズ 3 *三浦皇成

57

76.2

()清水久詞

6

11

ディープモンスター 3 *戸崎圭太

57

17.5

()池江泰寿

6

12

 

ワールドリバイバル 3 菱田裕二

57

107.3

()牧田和弥

7

13

タイトルホルダー 3 *田辺裕信

57

17.9

()栗田徹

7

14

アサマノイタズラ 3 嶋田純次

57

31.1

()手塚貴久

8

15

グラティアス 3 *M.デム

57

15.1

()加藤征弘

8

16

 

レッドベルオーブ 3 福永祐一

57

17.5

()藤原英昭


と言う訳で牡馬クラシック第一弾皐月賞なわけです。例年狭い中山に18頭も集結していたのが、今年はなんと16頭。うーん、ここ数年の中では突出した馬が不在なんでもっとごった返すと思ってたんですが、今年の三歳牡馬はタレント自体が少ないのでしょうか。

さっそく、恒例10年トレンドを見てみましょう。


多頭数の割には概ね平穏な皐月賞の10年間

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200419 コントレイル 福永祐一

18

1

1

()矢作芳人

2007

-0.1

 12-12-07

34.9

462

0

270

660

1120

9150

26310

200419 サリオス レーン

18

7

3

()堀宣行

2008

0.1

 05-06-04

35.4

536

-2

(3.8)

660

1120

9150

26310

200419 ガロアクリーク ヒューイ

18

16

8

()上原博之

2014

0.7

 11-10-09

35.7

498

+2

(41.2)

   

9150

26310

190414 サートゥルナーリア ルメール

18

12

1

()角居勝彦

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

496

-4

170

950

1140

1480

4390

190414 ヴェロックス 川田将雅

18

7

4

()中内田充

1581

0.0

 05-04-04

34.4

478

-4

(9.0)

950

1140

1480

4390

190414 ダノンキングリー 戸崎圭太

18

4

3

()萩原清

1581

0.0

 03-04-05

34.5

450

-4

(5.8)

   

1480

4390

180415 エポカドーロ 戸崎圭太

16

7

7

()藤原英昭

2008

-0.3

 04-04-04

35.1

492

0

1450

12880

23570

53410

372080

180415 サンリヴァル 藤岡佑介

16

14

9

()藤岡健一

2011

0.3

 05-05-05

35.2

488

-12

(24.6)

12880

23570

53410

372080

180415 ジェネラーレウーノ 田辺裕信

16

10

8

()矢野英一

2014

0.6

 02-02-02

37.6

496

0

(17.8)

   

53410

372080

170416 アルアイン 松山弘平

18

11

9

*()池江泰寿

1578

-0.0

 04-05-05

34.2

518

-2

2240

8710

20720

176030

1064360

170416 ペルシアンナイト M.デム

18

7

4

*()池江泰寿

1578

0.0

 15-05-05

34.1

480

-2

(8.1)

8710

20720

176030

1064360

170416 ダンビュライト 武豊

18

10

12

*()音無秀孝

1579

0.1

 06-05-03

34.3

466

-4

(56.1)

   

176030

1064360

160417 ディーマジェスティ 蛯名正義

18

18

8

()二ノ宮敬

1579

-0.2

 14-12-10

34.0

476

0

3090

6220

17680

6000

70390

160417 マカヒキ 川田将雅

18

3

3

*()友道康夫

1581

0.2

 17-15-13

33.9

498

+2

(3.7)

6220

17680

6000

70390

160417 サトノダイヤモンド ルメール

18

11

1

*()池江泰寿

1583

0.4

 08-09-05

34.8

504

+6

(2.7)

   

6000

70390

150419 ドゥラメンテ M.デム

15

2

3

*()堀宣行

1582

-0.2

 13-11-07

33.9

486

-2

460

790

1530

3110

12360

150419 リアルスティール 福永祐一

15

5

2

()矢作芳人

1584

0.2

 05-05-03

34.5

502

-4

(3.8)

790

1530

3110

12360

150419 キタサンブラック 浜中俊

15

7

4

()清水久詞

1588

0.6

 02-02-02

35.2

510

+6

(9.7)

   

3110

12360

140420 イスラボニータ 蛯名正義

18

2

2

()栗田博憲

1596

-0.2

 08-07-04

34.6

462

0

510

920

1900

7690

33490

140420 トゥザワールド 川田将雅

18

17

1

*()池江泰寿

1598

0.2

 03-03-03

35.2

510

-8

(3.5)

920

1900

7690

33490

140420 ウインフルブルーム 柴田大知

18

18

8

()宮本博

1599

0.3

 01-01-01

35.6

488

-2

(24.9)

   

7690

33490

130414 ロゴタイプ M.デム

18

7

1

()田中剛

1580

-0.1

 07-08-05

35.3

486

0

370

840

1750

1210

5920

130414 エピファネイア 福永祐一

18

14

2

()角居勝彦

1581

0.1

 07-05-03

35.6

486

-8

(3.9)

840

1750

1210

5920

130414 コディーノ 横山典弘

18

12

3

()藤沢和雄

1583

0.3

 05-05-05

35.8

478

-6

(4.4)

   

1210

5920

120415 ゴールドシップ 内田博幸

18

14

4

()須貝尚介

2013

-0.4

 18-17-06

34.6

498

-8

710

1220

3190

2050

12620

120415 ワールドエース 福永祐一

18

9

2

()池江泰寿

2017

0.4

 17-17-15

34.9

446

0

(3.2)

1220

3190

2050

12620

120415 ディープブリランテ 岩田康誠

18

6

3

()矢作芳人

2018

0.5

 03-04-04

36.7

502

0

(6.2)

   

2050

12620

110424 オルフェーヴル 池添謙一

18

12

4

*()池江泰寿

2006

-0.5

 12-11-11

34.2

440

-4

1080

1260

3740

9220

55450

110424 サダムパテック 岩田康誠

18

4

1

()西園正都

2011

0.5

 08-08-08

34.9

500

-8

(2.5)

1260

3740

9220

55450

110424 ダノンバラード 武豊

18

2

8

*()池江泰寿

2013

0.7

 05-05-05

35.3

464

+4

(18.9)

   

9220

55450

集計期間:2011. 4.24 2020. 4.19

うーん、こうして振り返ってみると、20年・19年・15年・13年・12年と的中が5回、内20年・15年・12年は万馬券決着なわけで、ひ、ひょっとしたら、これって滅茶苦茶相性が良いレースなのではないだろうか。わはは、これまで自覚的じゃなかったけど、急に自信が出てきたぞ。それでは行ってみよう!


@1番人気は3−2−1−4と毎年18頭も出ていることを考えると大変立派。因みに去年一昨年と1番人気が連勝中です。

A2番人気は1−3−0−6と馬連軸向き。

B3番人気は1−2−3−4とこちらは三連複軸向き。

C上述の通り上位人気がそれなり以上に責任を果たしているが、それ以上に興味深いのは4番人気で2−2−1−5と1〜3番人気に引けを取らない活躍。人気との兼ね合いを考えればこれがお買い得か。

D二桁人気の超人気薄は17年三着ダンビュライトが1頭いるのみで基本用なし。タイトルホルダーは先ほど9番人気から10番人気に下がってしましました。ううううう。

E3着以上30頭の内1〜4番人気が21頭を占め、超人気薄の台頭も殆どないのに配当は3連単で万馬券がデフォ。多頭数のせいか見かけより当てるのが難しいレース。

F外国人ジョッキーは30頭中7頭に騎乗と一定以上の配慮は必要。

G関東馬は30頭中9頭と開催場所を考えると低調。ダノンザキッドと上位人気を分け合うエフフォーリアは大丈夫かあ?あ、それを言えばタイトルホルダーもそうか。

H枠順は中山のパブリックイメージに反し大きな偏りはない。敢えて言えば中枠が若干不利か。

I脚質は先行・差しが有利。逃げ馬で馬券に絡んだのは14年三着ウインフルブルームのみ。なお、追込は後に年度代表馬になる超大物にのみ許された特権。

J過去5年15頭の血統はディープが6頭(内勝馬3)と圧倒的。もっとも今年の上位人気でディープは皆無なんですが。

K過去5年15頭の前走キャリアを見ると、ホープフルからの直行組が連勝中と言うのが目に付くが、今年は該当馬は0(フューチュリティからの直行組は小幡先生の一押しレッドベルオーブがいるけど、前走キャリアフューチュリティーというのはこの5年前例はないです)。この他では腐っても弥生賞組が3頭いるんだけど、勝ち馬はなし。時代の流れを感じます。


以上から予想したのが上記印となる訳ですが、重要な前提として、当日の馬場状態が渋っているということ。土曜に阪神を襲った大雨は今夜中山にも降り注ぐわけで、この影響は免れないと考える次第です。まぁ、朝から晴れるらしいし、水はけのよい日本の競馬場故、レース開始時点で良まで回復している可能性もありますが、それでもパンパンの良には程遠いのではないかと。

そういう視点で最有力のエフフォーリアを考えるとどうなんでしょう。圧勝した共同通信杯を見る限り滅茶苦茶強いことには何の疑いもありませんが、あの強さはいかにも府中向きで、ダービーじゃ逆らえないのですが、渋った中山と言うことを考えればつけ入るすきもありそうです。

と言う訳で、本命はヴィクティファルス。重馬場の中山で行われたスプリングSを差して勝ったあのレースは見かけ以上に強いと思います。この馬、共同通信杯ではエフフォーリアに0.4秒と言う大差をつけられた二着。そのヴィクティファルスが次走スプリングSを勝ったことがエフフォーリアの強さを強く印象付けており、結果、今の人気につながっているのでしょうが、良の府中を渋った中山に置き換えると人気ほどの差はないと考える次第。上記4番人気の強さもありますし、軸はこれです。(因みに重い印は打てませんでしたがステラヴェローチェも渋馬場では侮りがたい一頭です)

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複21点。エフフォーリア、恨み重なるダノンザキッドの組み合わせだとガミですが、他は結構つきます。贔屓の引き倒しで☆をつけたタイトルホルダーが絡めばすべてが万馬券。まぁ、実現性はそんなにない気もしますが、それでもここまで見下される馬じゃないと思うぞタイトルホルダーは。



皆様の相談お待ちします。


人生相談士 上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<皐月賞> @エフフォーリア、Aタイトルホルダー、Bステラヴェローチェ





○かんべえのつぶやき

――「混戦」と言われたものの、蓋を開けてみればとにかくエフフォーリアが強かった。2着に3馬身差をつけて、今年も無敗の皐月賞馬の誕生です。鞍上は横山武史旗手で、デビュー5年目、22歳にしてG1初制覇となりました。皐月賞の親子制覇は武親子、福永親子に次いで3組目。勝利インタビューがとっても嬉しそうでした。

――2着には8番人気のタイトルホルダー。「きいいいいいい」という声が聞こえてきそうでしたが、さすがドゥラメンテの血筋は伊達ではございません。3着には6番人気のステラヴェローチェでした。馬券王先生、惜しいじゃないですか。素直に1番人気から買っていれば、バッチリ2万円の三連複が取れたことになります。


――もう1頭の人気馬、2歳チャンピオンのダノンザキッドは何があったのかブービー(15着)でした。不肖かんべえはオルフェ産駒のラーゴムに期待をかけていたのですが、これも13着と凡走でありました。うーむ、残念。

――こうなるとダービーが楽しみですね。エフフォーリアは当然、人気になるでしょうが、横山武史騎手にはプレッシャーがかかることでしょう。タイトルホルダーも強そうですし、ランドオブリバティ君も出てくるでしょう。場所が府中に移って、距離が伸びたところで、まことに楽しみな戦いになりますな。

――来週はG1のお休みを挟んで、再来週5月2日は春天となります。今年もパッとしない連休になりそうですが、幸いなことに競馬は続きます。馬券王先生、またご一緒に悩みましょう。





4月11日(日) 桜花賞


いやあ、参りましたね、先週の大阪杯は。レースの直前になって土砂降りの雨が降ってきて、グランアレグリアもコントレイルも飛んでしまいました。

「グランアレグリアとコントレイル以外の馬が勝つと思うのは夢と言うよりは妄想だ。」とは小幡先生の論説で、いや、先生、お気持ちはよぉく分かります。よぉく分かりますし、私も同じ気持ちではあったのですが、こういう結末を見せられると、なんかこみ上げるものがありますなあ。

まぁ、「あの馬場ではしょうがない」という言い訳はあるんですが、それでも勝ったレイパパレは420kgの小柄な牝馬、重が不得手なはずのディープ産駒、しかも4歳と言うことで斤量特典もないということで、もっと「負けた時の言い訳」と言うのがあったのです。そんな馬が重馬場を1000m通過59秒8と言うハイペースで逃げてそのまま大差で押し切っちゃうのだから恐れ入ります。あの馬、化け物級に強いのではないでしょうか。最近の日本競馬界における化け物級の素材って皆牝馬なわけで、女性活用が進んでいないと名指しで非難されている日本ではありますが、競走馬の世界だけは世界最先端なのであります。

しかし、オーナーがまたしても金子真人さんと言うのも驚き。三冠馬ディープインパクトを始め数多くのG1馬を所有しておられるわけですが、レイパパレでなんと14頭目とは恐れ入ります。この人、馬を買うときは人の意見は聞かず全部自分の目で見て選ぶのだそうで、こんな相馬眼の持ち主は調教師にもいないのではないでしょうか。これだけのG1馬を所有しているということは馬主としても大幅な黒字計上なんでしょうが、馬券を買ってもすごく儲けていそう。ああ、あやかりたいものです。

さて、明日の桜花賞はその金子さんの所有するG1馬(しかも日本競馬史上唯一の白馬)ソダシが一番人気となっているわけですが、さて。


2021 411() 2回阪神6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 81回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ストライプ 3 田辺裕信

55

70.3

()尾形和幸

1

2

 

ファインルージュ 3 *福永祐一

55

15.3

()木村哲也

2

3

 

ブルーバード 3 柴田大知

55

159.4

()高橋祥泰

2

4

ソダシ 3 吉田隼人

55

3.1

()須貝尚介

3

5

アカイトリノムスメ 3 *横山武史

55

10.2

()国枝栄

3

6

ストゥーティ 3 *岩田康誠

55

80.3

()奥村豊

4

7

 

ククナ 3 *藤岡佑介

55

37.6

()栗田徹

4

8

メイケイエール 3 *横山典弘

55

6.4

()武英智

5

9

エンスージアズム 3 岩田望来

55

124.6

()安田翔伍

5

10

アールドヴィーヴル 3 *M.デム

55

16.6

()今野貞一

6

11

 

ジネストラ 3 北村宏司

55

77.3

()鹿戸雄一

6

12

 

ヨカヨカ 3 幸英明

55

54.4

()谷潔

7

13

$エリザベスタワー 3 川田将雅

55

10.9

()高野友和

7

14

 

ミニーアイル 3 藤岡康太

55

149.7

()武幸四郎

7

15

 

シゲルピンクルビー 3 和田竜二

55

43.3

()渡辺薫彦

8

16

ソングライン 3 *池添謙一

55

13.6

()林徹

8

17

 

ホウオウイクセル 3 丸田恭介

55

76.3

()高柳瑞樹

8

18

サトノレイナス 3 ルメール

55

4.0

()国枝栄


それでは、さっそく「10年トレンド」を見てみましょう。

ちょっとしたヒモ荒れで万馬券となる桜花賞この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200412 デアリングタクト 3 松山弘平

18

9

2

()杉山晴紀

1361

-0.2

   13-12

36.6

466

0

420

1110

1930

12590

47760

200412 レシステンシア 3 武豊

18

17

1

()松下武士

1363

0.2

   02-02

38.2

482

-6

(3.7)

1110

1930

12590

47760

200412 スマイルカナ 3 柴田大知

18

3

9

()高橋祥泰

1366

0.5

   01-01

38.6

416

0

(35.5)

   

12590

47760

190407 グランアレグリア 3 ルメール

18

8

2

*()藤沢和雄

1327

-0.4

   03-01

33.3

476

-6

340

4410

5700

5990

31810

190407 シゲルピンクダイヤ 3 和田竜二

18

16

7

()渡辺薫彦

1331

0.4

   15-12

32.7

458

+6

(20.0)

4410

5700

5990

31810

190407 クロノジェネシス 3 北村友一

18

4

3

()斉藤崇史

1331

0.4

   08-09

32.9

434

-4

(5.7)

   

5990

31810

180408 アーモンドアイ 3 ルメール

18

13

2

()国枝栄

1331

-0.3

   15-16

33.2

462

-2

390

480

990

830

3780

180408 ラッキーライラック 3 石橋脩

18

1

1

()松永幹夫

1334

0.3

   03-03

34.5

488

-6

(1.8)

480

990

830

3780

180408 リリーノーブル 3 川田将雅

18

9

3

*()藤岡健一

1335

0.4

   06-06

34.3

498

0

(7.4)

   

830

3780

170409 レーヌミノル 3 池添謙一

18

10

8

()本田優

1345

-0.1

   04-04

35.4

466

-2

4080

17000

45330

5020

94890

170409 リスグラシュー 3 武豊

18

6

3

()矢作芳人

1346

0.1

   09-08

35.3

436

-2

(14.5)

17000

45330

5020

94890

170409 ソウルスターリング 3 ルメール

18

14

1

()藤沢和雄

1346

0.1

   06-05

35.4

474

-2

(1.4)

   

5020

94890

160410 ジュエラー 3 M.デム

18

13

3

()藤岡健一

1334

-0.0

   16-17

33.0

494

-4

500

960

1950

5650

20330

160410 シンハライト 3 池添謙一

18

12

2

()石坂正

1334

0.0

   08-08

33.7

426

-4

(4.9)

960

1950

5650

20330

160410 アットザシーサイド 3 福永祐一

18

10

6

()浅見秀一

1337

0.3

   10-11

33.9

430

-10

(36.9)

   

5650

20330

150412 レッツゴードンキ 3 岩田康誠

18

6

5

()梅田智之

1360

-0.7

   01-01

33.5

464

-4

1020

7860

17370

34480

233390

150412 クルミナル 3 池添謙一

18

7

7

()須貝尚介

1367

0.7

   12-13

33.4

488

+2

(23.2)

7860

17370

34480

233390

150412 コンテッサトゥーレ 3 ルメール

18

1

8

()安田隆行

1368

0.8

   05-11

33.6

444

-2

(27.8)

   

34480

233390

140413 ハープスター 3 川田将雅

18

18

1

*()松田博資

1333

-0.0

   18-18

32.9

478

+2

120

370

450

1310

2540

140413 レッドリヴェール 3 戸崎圭太

18

12

2

()須貝尚介

1333

0.0

   13-15

33.4

418

0

(7.4)

370

450

1310

2540

140413 ヌーヴォレコルト 3 岩田康誠

18

10

5

()斎藤誠

1334

0.1

   12-12

33.8

438

0

(30.9)

   

1310

2540

130407 アユサン 3 C.デム

18

7

7

()手塚貴久

1350

-0.0

   09-10

35.5

484

-12

1800

3300

9350

102860

679300

130407 レッドオーヴァル 3 M.デム

18

14

2

()安田隆行

1350

0.0

   15-14

35.1

430

+4

(4.5)

3300

9350

102860

679300

130407 プリンセスジャック 3 福永祐一

18

9

14

()加用正

1354

0.4

   13-14

35.6

464

-2

(87.4)

   

102860

679300

120408 ジェンティルドンナ 3 岩田康誠

18

10

2

*()石坂正

1346

-0.1

   10-10

34.3

456

-4

490

1850

3150

5110

24020

120408 ヴィルシーナ 3 内田博幸

18

15

4

()友道康夫

1347

0.1

   04-04

35.1

434

-4

(10.2)

1850

3150

5110

24020

120408 アイムユアーズ 3 ピンナ

18

11

3

()手塚貴久

1348

0.2

   07-06

34.9

450

0

(9.7)

   

5110

24020

110410 マルセリーナ 3 安藤勝己

18

8

2

*()松田博資

1339

-0.1

   15-16

34.3

452

+4

380

620

1230

1480

5880

110410 ホエールキャプチャ 3 池添謙一

18

16

1

()田中清隆

1340

0.1

   15-17

34.3

454

-6

(3.1)

620

1230

1480

5880

110410 トレンドハンター 3 岩田康誠

18

17

4

*()松田博資

1341

0.2

   17-18

34.2

474

+2

(7.4)

   

1480

5880

集計期間:2011. 4.10 2020. 4.12

ううう、こうして眺めて見ると、的中は11年14年18年と三回あるのですが、これがいずれもガミ馬券。もう号泣なんてもんじゃありません。うーん、牝馬戦は得意だと思ってたんだけど、このレースだけは相性悪いなあ。まぁ、結局やたら堅い結末になった三年だけ当たって、それ以外の荒れパターンとなった7年には対応できていなかったわけで、そういう反省も踏まえトレンドを見ていきましょう。

@1番人気は1−3−1−5と毎年18頭も出ていることを思えばこれは立派なんだけど、勝ったのは14年ハープスターのみ。このレースで1番人気になった馬でその後大成したのはホエールキャプチャとラッキーライラックくらいで、これだって「超大物」には程遠い。

A2番人気は5−3−0−2とこれはすさまじく立派!しかもメンツを見るとデアリングタクト、アーモンドアイ、グランアレグリア、ジェンティルドンナと競馬の歴史に名を遺す超大物がずらり。3番人気だったクロノジェネシスを含め、これだけの超大物がこの時点では1番評価をもらえていなかったというのは極めて示唆的です。要はこのレース、ケ小平の言う「韜光養晦」と申しましょうか、爪を隠した「能ある鷹」を見つけ出すことがカギと言えましょう。

B3番人気は1−1−3−5とこれも立派は立派。

C二桁人気の超人気薄は13年3着の14番人気プリンセスジャックを除き1頭もおらず、基本用なし。

D上位人気がそれなり以上に責任を果たし、なおかつ極端なひも荒れがほぼ皆無な状況にもかかわらず、配当は上述した3年を除き3連単万馬券がデフォ。まぁ、18頭も出ているのでちょっとしたヒモ荒れでも配当が跳ね上がる、買えない馬券じゃないけど買ってないケースが続出と言う見かけによらず難しいレースです。

E外国人ジョッキーは30頭中8頭に騎乗と一定の注意は必要。

F関東馬も30頭中8頭で開催場所を考えればこれは健闘の部類。

G枠順は外差し追い込み祭り絶賛開催中。切れ味のある馬は要注意で良馬場なら33秒台の末脚必須。府中・新潟開催のレースなら32秒台は欲しい所。

H枠順は先週に引き続き内枠不振で中から外に上位が偏る。

I過去5年15頭の血統は、ディープ、ダイワメジャーが三頭ずつだけど勝ち馬に限れば見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアはチューリップ賞が9頭を占め圧倒的。但し勝ったのは5年前のジュエラーのみで、勝ち馬に限ればこれも見事にバラバラ。まぁ、最近は腕に自信のある素材はジュベナイルからの直行が増えていますし。


上記から、1番人気ソダシの取捨を考えてみましょう。

4戦4勝の実績、しかもどんな距離やコースでも実績を上げている所からこれが強いのは疑いなく、これに軽い印は打てるはずもありません。ただねえ、こういうキャリアの馬でも勝てないのが桜花賞なんだよねえ。先行馬が内枠引いたのは普通は良いはずなんですが、こういうタイプが勝てないのも上記トレンドが示すところでもあり、これを本命にするのは抵抗がありますなあ。まぁ、金子オーナーと言う超常の人のオーラがこういうトレンドを打ち崩す可能性もありますが、これだって最近逆神的資質を顕在化させている感のある小幡先生の推しと言うのが相殺している気もしますんで、これは対抗評価としたい。

よって本命は2番人気のサトノレイナス。

ジュベナイルでは先行するソダシに33秒台の末脚でせまりタイム差なしの二着。年を越して力関係が逆転している可能性は十分にあります。なにより末脚勝負になりやすい春の阪神マイルで勝てる馬と言うのはこのパターンですし。ジュベナイルでは道中ごちゃついて馬を追い出すタイミングが遅れたのも敗因の一つで、そういう意味で大外引いたのは却って良いでしょう。騎手がルメールと言うのもソダシの吉田隼人よりははるかに信頼できるということで、軸は迷わずこれです。

単穴にはチューリップ賞の覇者エリザベスタワー。

今年のチューリップ賞は道中かかりっぱなしでえらくみっともない競馬をしたメイケイエールがエリザベスタワーと同着一位になったことで、これを上位と見る向きが多いのですが、あれは渋った馬場に助けられてのもので良ならエリザベスタワーが楽勝だったでしょう。まぁメイケイエールの場合、能力的にはは上記「韜光養晦」である可能性は大きいのですが、こんな短期間であの気性が治るとも思えず、良馬場が確定的な明日は引っかかって先行し、追い込み馬に飲み込まれていく光景が瞼をよぎります。騎手が武から横山に乗り替わったのもマイナス。言うこと聞かないわがまま娘をなだめるのは武の方がうまそうですからねえ。その点エリザベスタワーは阪神・中京で33秒台の上りを連発、稍重のチューリップでも34秒台前半でまとめてますんで、これも「爪を隠した能ある鷹」である可能性も。騎手が4週連続重賞勝ちしている川田と言うこともあり、勝つ可能性まで考えてみたいです。

馬券は◎←→〇▲←→その他の3連単40点。その他の馬は末の確かなところを中心に選びました。40点も買うのにガミがないというのも過去10年ガミ馬券にさいなまれてきた経験を鑑みると結構嬉しかったりする。特にやたら切れのある末脚を連発しているのに非常に評価の低い「注」認定の馬が絡むととても嬉しかったりする。「注」認定した馬は欲もないからじっと最後の末脚勝負に賭けてくるはずで、そういう場合騎乗している岩田親子はうってつけのジョッキーですからねえ。ワクワク。



税務計算がまだ終わらない 上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<桜花賞> @ソダシ、Aサトノレイナス、Bファインルージュ





○かんべえのつぶやき

――今日はすごいものを見させてもらいました。白毛馬のクラシック初出場、そして初制覇でした。しかもレコード勝ち。今年も無敗の桜花賞馬の誕生です。すごいなあ。白毛だから勝てない、なんてことはないのであります。人も馬も、見かけで判断したり差別してはいけません。そして吉田隼人騎手にとっては、初のクラシックタイトルとなりました。

――もう一頭の人気馬サトノレイナスは、大外からこれをキッチリとらえようとしていました。ルメール騎手、相変わらず見事な勝負術でしたが、ゴール前わずかに届きませんでした。実は開始直前にオッズが逆転し、ソダシを抜いてサトノレイナスの方が一番人気になっていたのですね。馬券王先生のご指摘通り、つくづく桜花賞の2番人気は強いです。


――この2頭、たぶんオークスにも出るでしょうから、距離が延びたらどっちが強いのか。あるいは府中で勝負したらどうなるのか。これは楽しみな勝負となります。ついでに気が早いかもしれませんが、ソダシとデアリングタクトとの勝負も観たいところです。白毛のスター誕生、競馬界にとってはまさに宝物ですな。

――3着には8番人気の伏兵ファインルージュが入りました。ワタクシ、今日は単勝360円と三連複2660円を両方取りましたですぞ。むふふふふ。久しぶりのG1勝利でありました。

――さて、来週は皐月賞。明日から東京都は「マンボウ」ですけど、千葉県はそうじゃありませんので、中山競馬場はちゃんと観客アリになると思います。馬券王先生、来週もどうぞよろしくお願いします。





4月4日(日) 大阪杯


えー、新年度になったということで、現在旧年度末決算でえらく忙しいのです。今回はそれに法人税とか消費税とかの税務計算も加算されてまして、ひょっとして生涯最大の忙しさなのではなかろうか。

と言う訳で、もはや残骸と化しつつある今週は予想のみとさせてください。


2021 4 4() 2回阪神4日目 13頭 [15:40発走]
【11R】 65回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m・内 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

モズベッロ 5 *池添謙一

57

85.1

()森田直行

2

2

サリオス 4 *松山弘平

57

6.2

()堀宣行

3

3

 

アーデントリー 5 *和田竜二

57

148.8

()川村禎彦

4

4

ブラヴァス 5 *三浦皇成

57

79.8

()友道康夫

4

5

 

ペルシアンナイト 7 *幸英明

57

92.8

()池江泰寿

5

6

 

ワグネリアン 6 *吉田隼人

57

46.6

()友道康夫

5

7

コントレイル 4 福永祐一

57

1.8

()矢作芳人

6

8

レイパパレ 4 川田将雅

55

13.2

()高野友和

6

9

 

クレッシェンドラヴ 7 *内田博幸

57

98.7

()林徹

7

10

 

カデナ 7 *鮫島克駿

57

126.8

()中竹和也

7

11

 

ハッピーグリン 6 *団野大成

57

191.9

()森秀行

8

12

グランアレグリア 5 ルメール

55

2.6

()藤沢和雄

8

13

アドマイヤビルゴ 4 *岩田望来

57

57.2

()友道康夫


春に行われる唯一の古馬2000mG1、大阪杯であります。

日本の馬産を席巻するサンデー系が最も得意とする距離であり、もう少しメンバーは集まるはずなんですが、このレース例年フルゲートになることが全くないのは不思議。まぁ、天皇賞春とかドバイとかに馬が分散するというのはあるんでしょうが。。

それでは恒例の10年トレンドを。このレース、G1に昇格して4年の実績しかないのですが、その前から春の2000m古馬ハイグレードレースはこの競走しかないということで、G2時代を含めそれなりの馬が出ていますから10年のトレンドを見ても参考になるのでは。

上位人気がしっかりしてるけどひも荒れ注意な大阪杯の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200405 ラッキーライラック 5 M.デム

12

5

2

()松永幹夫

1584

-0.0

 03-03-05

33.9

520

+2

410

1110

1970

1350

7810

200405 クロノジェネシス 4 北村友一

12

12

4

()斉藤崇史

1584

0.0

 03-03-03

34.0

454

-6

(5.2)

1110

1970

1350

7810

200405 ダノンキングリー 4 横山典弘

12

8

1

()萩原清

1585

0.1

 01-01-01

34.3

456

-2

(3.8)

   

1350

7810

190331 アルアイン 5 北村友一

14

3

9

*()池江泰寿

2010

-0.0

 03-04-04

35.2

524

-4

2220

3680

10940

10740

93560

190331 キセキ 5 川田将雅

14

6

2

*()角居勝彦

2010

0.0

 02-02-02

35.4

508

+2

(4.1)

3680

10940

10740

93560

190331 ワグネリアン 4 福永祐一

14

2

4

*()友道康夫

2011

0.1

 07-08-08

35.1

468

+8

(8.2)

   

10740

93560

180401 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

15

1

()庄野靖志

1582

-0.1

 15-01-01

34.1

516

-4

350

2930

3750

2780

17450

180401 ペルシアンナイト 4 福永祐一

16

5

6

*()池江泰寿

1583

0.1

 10-09-09

33.7

482

0

(16.3)

2930

3750

2780

17450

180401 アルアイン 4 川田将雅

16

8

2

*()池江泰寿

1584

0.2

 05-05-05

34.0

516

-6

(3.6)

   

2780

17450

170402 キタサンブラック 5 武豊

14

5

1

()清水久詞

1589

-0.1

 03-03-02

34.3

540

+4

240

2320

3390

4830

23910

170402 ステファノス 6 川田将雅

14

4

7

()藤原英昭

1590

0.1

 05-04-04

34.2

482

-4

(17.7)

2320

3390

4830

23910

170402 ヤマカツエース 5 池添謙一

14

13

4

()池添兼雄

1591

0.2

 10-09-07

33.8

514

-2

(10.2)

   

4830

23910

160403 アンビシャス 4 横山典弘

11

9

2

*()音無秀孝

1593

-0.0

 02-02-02

33.4

468

+4

390

1470

2510

2540

12810

160403 キタサンブラック 4 武豊

11

7

5

()清水久詞

1593

0.0

 01-01-01

33.6

524

-2

(6.2)

1470

2510

2540

12810

160403 ショウナンパンドラ 5 池添謙一

11

8

4

()高野友和

1595

0.2

 05-05-03

33.3

456

+14

(5.9)

   

2540

12810

150405 ラキシス 5 ルメール

14

3

4

*()角居勝彦

2029

-0.3

 11-11-11

35.9

468

+10

1200

840

2940

1980

16620

150405 キズナ 5 武豊

14

7

1

()佐々木晶

2032

0.3

 12-12-12

36.0

506

-8

(1.4)

840

2940

1980

16620

150405 エアソミュール 6 M.デム

14

4

6

*()角居勝彦

2037

0.8

 05-04-04

37.5

496

-6

(15.0)

   

1980

16620

140406 キズナ 4 武豊

8

7

2

()佐々木晶

2003

-0.2

 08-08-08

33.9

498

 

240

7020

9090

1620

20050

140406 トウカイパラダイス 7 柴山雄一

8

3

6

()田所秀孝

2005

0.2

 02-02-02

36.4

514

+2

(76.3)

7020

9090

1620

20050

140406 エピファネイア 4 福永祐一

8

4

1

()角居勝彦

2006

0.3

 06-06-05

34.4

484

-2

(1.9)

   

1620

20050

130331 オルフェーヴル 5 池添謙一

14

5

1

()池江泰寿

1590

-0.1

 11-09-06

33.0

464

+6

120

360

420

770

1670

130331 ショウナンマイティ 5 浜中俊

14

3

2

()梅田智之

1591

0.1

 13-12-10

32.9

512

+6

(9.6)

360

420

770

1670

130331 エイシンフラッシュ 6 C.デム

14

7

5

()藤原英昭

1591

0.1

 08-03-03

33.5

492

+4

(12.6)

   

770

1670

120401 ショウナンマイティ 4 浜中俊

12

11

6

()梅田智之

2055

-0.2

 11-11-12

34.3

500

-4

900

990

2660

1740

11540

120401 フェデラリスト 5 横山典弘

12

6

1

()田中剛

2057

0.2

 03-03-03

35.2

524

-4

(2.6)

990

2660

1740

11540

120401 トーセンジョーダン 6 岩田康誠

12

2

2

()池江泰寿

2058

0.3

 01-01-01

35.6

482

0

(4.5)

   

1740

11540

110403 ヒルノダムール 4 藤田伸二

15

8

1

()昆貢

1578

-0.0

 07-07-06

34.4

474

-2

370

6910

11320

10390

74720

110403 ダークシャドウ 4 福永祐一

15

13

8

()堀宣行

1578

0.0

 11-12-12

33.9

492

-16

(40.2)

6910

11320

10390

74720

110403 エイシンフラッシュ 4 内田博幸

15

15

3

*()藤原英昭

1578

0.0

 11-09-09

34.1

492

+4

(4.8)

   

10390

74720

集計期間:2011. 4. 3 2020. 4. 5    G1開催は17年以降


うーん、10年間で的中は13年、15年、16年の三回。内二回は万馬券で累計収支は楽勝でプラスなのですが、問題はG1昇格の17年以降連敗が続いているということで、今回はさすがに堅いと思うんですが、微妙に自信がありません。取り敢えずトレンドを言うとですね。。。。


 @1番人気は4−2−2−2、G1以降の4年間では2−0−1−1と立派の一言

 A2番人気は3−2−2−3、同1−1−1−1と1番人気に引けを取らない。但し、

 B3番人気は0−0−1−9、同0−0−0−4と悪魔も落涙する断末魔の様相。サリオスは大丈夫かあ?

 C二桁人気の超人気薄はG2時代を含め、一切馬券に絡んでおらず用なし。まぁ、例年小頭数と言うのもありますが、とにかく欲をかいて極端なヒモ荒れ狙いというのは控えたほうがよさそうです。

 D外国人ジョッキーは30頭中、5頭に騎乗とこれは特に強調するものではない。

 E牝馬は過去10年で4頭のみ。ただし去年は牝馬のワンツーで決まっており、軽視は禁物。

 F関西馬天国。関東馬は3頭のみと開催場所を考えても悲惨な状況。グランアレグリアは大丈夫かあ?

 G脚質は先行馬が基本有利。但し3年に一度は極端な追い込みが炸裂しており要注意。

 H枠順は何故か内枠が大不振。特にG1昇格後見る影もありません。サリオスは大丈夫かあ?

 I上位馬の年齢別構成は以下の通り4・5歳馬が圧倒的
   ・4歳馬 14頭(内勝馬5) この4年では 6頭(同1)
   ・5歳馬 11頭(内勝馬5) この4年では 5頭(同3)
   ・6歳馬  4頭(内勝馬0) この4年では 1頭(同0)
   ・7歳馬  1頭(内勝馬0) この4年では 0頭

 J過去4年12頭の血統はディープがさすがに強く5頭が連絡み。ただし勝ったのは1頭のみ。

 K過去4年12頭の前走キャリアは金鯱賞組の強さ(4頭、内勝馬2)が目を引く。まぁ、今年の金鯱賞は勝ち馬が殿人気ギベオンと言う大荒れなレースで、その時の2着で出れば絶対人気になってたデアリングタクトとそろって今回不参戦と言うのは割引ですが。他は中山記念組が3頭(勝馬1)。近年は年越しのぶっつけ本番で挑んでくるケースが多く注意が必要。

 L大型馬天国。G1になってから勝ち馬はすべて500kg超。460kgのコントレイルは大丈夫かあ?

というわけで、結論としてもたらされるのは上記の印となる訳です。わはは、見事にディープインパクトな馬券になってしまいましたなあ。でも仕方ないあるよ。出走13頭中、7頭がディープの系列あるからねえ。

まぁ、普通常識的には人気が示す通りコントレイルを軸にするのが筋と言うものなんでしょうなあ。上記トレンドから言っても、Lは無理やり探し出した難癖で、基本死角がないですしねえ。

しかし、なんか逆らってみたいということで、本命はグランアレグリア。このレースで結果が出てない関東馬・牝馬、そして大活躍だったとはいえ、去年はマイル・スプリント主体で2000mはおろか1800mのキャリアも皆無、あまつさえ雨が降りそうな当日の馬場は切れ味勝負の彼女には分が悪いと、負けた時の言い訳がやたら多く、通常ならこういう馬は軸にしてはいかんのでしょうが、それでもJCでコントレイルを完封したアーモンドアイを子ども扱いした去年の安田記念の圧巻の走りが忘れられんのです。去年の年度代表馬はアーモンドアイで、それ自体には異存はありませんが、それでも客観的にはグランアレグリアにその資格があったと私なんかは考える次第です。

それにですな、去年の菊花賞でコントレイルを苦しめたアリストテレスが阪神大賞典であんな負け方をするのを見るとですな、コントレイルだって皆が考えるほど強くないのかもしれません。よって彼が飛ぶ可能性にも一定の配慮と言うのをしてみたい。

馬券は◎〇→◎〇→その他の3連単8点に、◎→▲☆→その他の8点を少額加えた合計16点。コントレイル1着だとガミ馬券が3点ほどありますが、まぁ、上位人気が強いとはいえマイルドなひも荒れが常のこのレース、それなりの楽しみはあるのではないかと。



繰延税金資産の最終額が確定しないで殆ど残骸状態 上海馬券王 in 六本松



○今日の結果

<大阪杯> @レイパパレ、Aモズベッロ、Bコントレイル





○かんべえのつぶやき

――「2強対決」「2.5強」などと言われていた今日の大阪杯。レースを制したのはレイパパレ、無傷の6連勝でG1勝利となりました。鞍上は川田騎手。昨年までは、「勝ちは多いのに重賞では買えない」などと言われていたのが、今年はまるで嘘のようです。

――2着に来たのは伏兵モズベッロ。雨の宝塚記念で3着に入った経験あり、重馬場が大得意な馬です。そして3着がコントレイル。先日のデアリングタクトもそうでしたが、年明け4歳となった三冠馬は、ともに辛い年明けレースとなりました。


――そして4着がグランアレグリア、5着がサリオスという結果でした。最強牝馬が届かなかったのは、やはり雨のせいでしょうか。馬券王先生はこの結果に冷静なようですが、オバゼキ先生は大丈夫でしょうか?

――不肖かんべえ、Fコントレイルを頭に3連単として、AサリオスとKグランアレグリア、後は@モズベッロとGレイパパレの4頭に流していたのです。ああ、三連複でも7240円もついているじゃないか。変な欲張り方をしたのがよろしくない。
予想をかくと、ついつい肩に力が入っちゃうんだよなあ。

――さて、この雨では阪神競馬場の桜も散ってしまいそうです。金曜日にラジオ日経で聞いた話では、「阪神競馬場では、職人さんたちが意地で桜花賞の桜を守る」というのは都市伝説なんだそうです。来週は桜花賞。なに、桜がなくてもいいじゃないですか。関西地方は「マンボウ」だそうですが、来週も競馬があることに感謝したいです。





3月28日(日) 高松宮記念

えー、桜花賞まであと二週間もあるというのに、現在福岡では桜がピークを過ぎ散り始めている状況なのであります。フェブラリーSの時の花粉前線同様、桜前線と言うものもあるんですな。いや理屈じゃわかってはいたんですが、こういうのを目の当たりにするとなんか不思議な気持ちになります。

で、そんな中、見てきたのですよ、エヴァンゲリオンシリーズの最新作にして最終作、「シン・エヴァンゲリオン」

「新世紀エヴァンゲリオン」が初めてTVでオンエアされたのが1995年、もう四半世紀前の時間が経過したんですなあ。この作品、「巨大ロボットもの」というカテゴリーではあるんですが、それまでのジャンルのお約束、定跡系を徹底的に破壊しつくす本当に革命的な作品でした。操縦者の統制を離れ暴走を繰り返す巨大ロボ・エヴァンゲリオンはロボットと言うよりは巨大生物と言った方がしっくりくる画期的な概念だったし、メンタルに闇とか欠落とかを抱えながら魅力的な光彩を放つ登場人物たちのキャラクター設定もまたこれまでのアニメ作品にはない斬新さがあったし、そして何より、「死海文書」だとか「ロンギヌスの槍」だとか聖書から引用された謎・伏線がありとあらゆるところに散りばめられてて、深読みしようと思えばどこまでも深読み可能な物語構造が当時のオタクたちから熱狂的な支持を受けていたわけなのであります。

ところが。。。。

終盤、この作品は見るも無残に破綻します。絵は下書きのラフスケッチみたいな投げやりなものになるし、悩める主人公は、当時はやっていた洗脳サークルみたいな乗りで救済を得てしまう。「なんじゃあ、これは!」と、皆のけぞったのであります。作者の庵野秀明が自分で広げた風呂敷をたたむことができず、いきなりすべてを投げ出して逐電したらしいことは、何となく察しは着いたのですが、これだけの崩壊、これだけの破綻ぶりと言うのもまた前代未聞だったわけで、本当に何から何まで革命的な作品だったのだ、「新世紀エヴァンゲリオン」と言うのは。

で、時は流れて2007年、「きっちり落とし前をつける」と宣言した庵野秀明は、「劇場版エヴァンゲリオン」シリーズの制作に取り掛かります。世紀が変わったから「新世紀」は外して単なる「エヴァンゲリオン」としたのだとか。

2007年第一作「序」、2009年に第二作「破」を発表。でもこれはTVシリーズのリメークで、「落とし前をつけるとか言いながら、結局同じネタでもう一度商売してるんじゃねえか」などと言う意地の悪い感想を抱いたのは私だけではあるまい。

2012年第三作「Q」発表、これでようやく物語は新たな局面=広げた風呂敷をたたむ方向に動き始めたのですが、それからまたしても長い時が流れ、そして2021年の今、ようやく最新作にして最終作「シン・エヴァンゲリオン」が発表されたと言う訳だ。ずいぶん長い前置きになったけど、この作品と長く付き合い、作品に対し愛憎こもごもな感情を抱く私が、これは意地でも見なきゃならんと映画館に出かけた事情を語る際、上記の前置きはどうしても必要なのであります。

で、見た感想なんですが。。。

うん、確かに登場人物たちがメンタルに抱えた闇とか欠落とかをそのままに、何とか自分たちの居場所を見出したところを見ると、これで本当に作品が終結したんだなというのは分かったのですが、25年前に提示された「謎」や「伏線」に関しては言及はあるけど「回収」には程遠いねえ。っていうか、お話のつじつまはあちこちで合ってないし、はっきり言って破綻しまくり。結局庵野秀明が、この作品で何が言いたいかってのがさっぱりわからない。分からないのはおそらく私だけでなくて、他ならぬ庵野秀明自身、理路整然とした説明はできないのではないだろうか。(さらに言えば、こういう作品が出るたびにしゃしゃり出てくるユリイカ系文化人のポストモダン的な解釈と言うのは、絶対に実態から程遠いと思うぞ。)

でもねえ、面白いんだ。面白いんだよ、これが。畜生、一体何なんだろう、意味がさっぱり分からないのに、やたら面白いと感動に打ち震える今の私の感情は。暴走する高カロリーの情念をそのまま画面にたたきつけて、こういう説明不能な感動を呼び起こすなんて、やはり庵野秀明はとんでもない才能だというのはよくわかりました。

でも、腑に落ちないのは、じゃあ同じ人間が作った「シン・ゴジラ」は何だったのだろうということで。。。あの作品の脚本は日本の権力機構における意思決定のグダグダぶりを、この上なく理路整然と描き切ったとんでもなく精緻で知的なものだったじゃないですか。「シン・ゴジラ」の最後で長々と出てくるクレジットで脚本として表示されたのは庵野秀明ただ一人、あの作品のあのシナリオは彼が書き上げたということになるんだけど、エヴァンゲリオンみたいな作品を作る人になぜあんな脚本が書けるのだろう。本当に見れば見るほど得体のしれない表現者だよねえ、彼は。

で、「シン・ゴジラ」、「シン・エヴァンゲリオン」に続き、庵野秀明が脚本を担当する「シン・ウルトラマン」が現在実写映画として制作中なんだとか。庵野秀明のことだから公開ははやくて数年後かと思ったら、なんと最終稿を脱稿済みで今年夏の公開は間違いないんですと。ううむ、非常に楽しみな反面、怖い気もします。

2021 328() 2回中京6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 51回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

アウィルアウェイ 5 *吉田隼人

55

81.7

()高野友和

B1

2

 

レッドアンシェル 7 *池添謙一

57

37.6

()庄野靖志

2

3

*ライトオンキュー 6 *横山典弘

57

7.4

()昆貢

2

4

$モズスーパーフレア 6 *松若風馬

55

11.2

()音無秀孝

3

5

 

ダイメイフジ 7 *菱田裕二

57

137.5

()森田直行

3

6

ダノンファンタジー 5 *藤岡佑介

55

16.1

()中内田充

4

7

 

アストラエンブレム 8 *杉原誠人

57

103.9

()小島茂之

4

8

 

エイティーンガール 5 *酒井学

55

77.8

()飯田祐史

5

9

インディチャンプ 6 福永祐一

57

6.4

()音無秀孝

5

10

ラウダシオン 4 M.デム

57

7.3

()斉藤崇史

6

11

 

カツジ 6 *中井裕二

57

77.3

()池添兼雄

6

12

セイウンコウセイ 8 幸英明

57

70.3

()上原博之

7

13

トゥラヴェスーラ 6 *鮫島克駿

57

127.5

()高橋康之

7

14

ダノンスマッシュ 6 *川田将雅

57

5.6

()安田隆行

7

15

マルターズディオサ 4 田辺裕信

55

30.1

()手塚貴久

8

16

レシステンシア 4 *浜中俊

55

3.3

()松下武士

8

17

サウンドキアラ 6 松山弘平

55

28.9

()安達昭夫

8

18

 

ミッキーブリランテ 5 和田竜二

57

44.4

()矢作芳人


春のG1の開幕戦、高松宮記念であります。

フルゲートの大盛況の上、出れば圧倒的軸となっていたはずのグランアレグリアが何を血迷ったか来週の大阪杯に向かったということ、更には明日はとんでもない土砂降りの天気になりそうということで、非常に難解かつカオスな様相となっております。

困った時の10年トレンドということで、まずはこの10年の決着を振り返ってみましょう。

晴れ時々大荒れな高松宮記念過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200329 $モズスーパーフレア 5 松若風馬

18

16

9

()音無秀孝

1087

0.0

   01-01

34.5

494

0

3230

9150

26540

22830

217720

200329 グランアレグリア 4 池添謙一

18

8

2

*()藤沢和雄

1087

0.0

   13-12

33.1

486

+12

(4.1)

9150

26540

22830

217720

200329 ダイアトニック 5 北村友一

18

3

4

*()安田隆行

1087

0.0

   04-04

33.7

472

+2

(9.2)

   

22830

217720

190324 $ミスターメロディ 4 福永祐一

18

3

3

()藤原英昭

1073

-0.1

   04-05

33.6

492

-4

780

30530

49630

870740

4497470

190324 セイウンコウセイ 6 幸英明

18

4

12

()上原博之

1074

0.1

   03-02

33.9

504

-4

(108.0)

30530

49630

870740

4497470

190324 ショウナンアンセム 6 藤岡康太

18

7

17

()田中剛

1074

0.1

   13-11

33.4

490

0

(358.9)

   

870740

4497470

180325 ファインニードル 5 川田将雅

18

9

2

()高橋義忠

1085

-0.0

   06-06

34.5

480

-8

550

1690

3170

15910

60450

180325 レッツゴードンキ 6 岩田康誠

18

8

3

()梅田智之

1085

0.0

   08-06

34.6

500

+8

(6.3)

1690

3170

15910

60450

180325 ナックビーナス 5 三浦皇成

18

7

10

()杉浦宏昭

1086

0.1

   06-06

34.7

522

-4

(41.2)

   

15910

60450

170326 セイウンコウセイ 4 幸英明

18

6

5

()上原博之

1087

-0.2

   04-04

34.5

500

0

870

2150

4750

3230

23880

170326 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

18

3

2

()梅田智之

1089

0.2

   13-12

33.9

506

+4

(5.1)

2150

4750

3230

23880

170326 レッドファルクス 6 M.デム

18

7

1

()尾関知人

1090

0.3

   08-06

34.6

472

+7

(3.6)

   

3230

23880

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

130324 ロードカナロア 5 岩田康誠

17

11

1

*()安田隆行

1081

-0.2

   09-07

33.2

498

-4

130

470

560

11340

27200

130324 ドリームバレンチノ 6 松山弘平

17

12

2

()加用正

1083

0.2

   12-11

33.3

492

-2

(9.4)

470

560

11340

27200

130324 ハクサンムーン 4 酒井学

17

13

10

()西園正都

1083

0.2

   01-01

34.0

464

-6

(85.6)

   

11340

27200

120325 カレンチャン 5 池添謙一

18

10

2

*()安田隆行

1103

-0.0

   02-02

35.5

482

0

390

950

1750

1070

5930

120325 サンカルロ 6 吉田豊

18

17

3

()大久保洋

1103

0.0

   10-12

34.7

504

-6

(6.5)

950

1750

1070

5930

120325 ロードカナロア 4 福永祐一

18

1

1

*()安田隆行

1104

0.1

   04-04

35.4

500

0

(2.4)

   

1070

5930

110327 $キンシャサノキセキ 8 リスポリ

16

4

3

()堀宣行

1079

-0.2

   04-03

34.0

494

-10

450

2370

3970

33730

129290

110327 サンカルロ 5 吉田豊

16

8

4

()大久保洋

1081

0.2

   11-10

33.3

494

-2

(10.5)

2370

3970

33730

129290

110327 アーバニティ 7 四位洋文

16

6

11

()古賀慎明

1081

0.2

   09-07

33.6

500

-6

(86.8)

   

33730

129290

集計期間:2011. 3.27 2020. 3.29 11年は阪神開催

うーん、10年やって的中は12年の一回だけ、しかもこの時はガミ馬券だし、相当相性の悪いレースですな。まぁ、10年トレンドを採用してからかなり核心に近づいている気はするので頑張ってみましょう。


@1番人気は2−0−3−5と毎年18頭の出走があることを考えると悪くはない。しかし、

A2番人気は2−4−0−4と馬連軸向き

B3番人気は2−3−2−3と複勝率70%の凄い実績で、1番人気よりはこちらが頼りになる。

C上記の通り上位人気が相当以上に責任を果たしており(1〜3番人気のワンツースリーで決まった年も2回あり)上位人気はそれなりに重視すべき。

D一方で二桁人気の超人気薄は過去5頭と二年に一度は波乱要因に。勝ち馬はいないけど3連単の3着付には大いに検討の余地あり。

E関東馬は30頭中12頭で、関西開催の割には大健闘。

F牝馬は30頭中8頭と、軽視禁物。

G外国人ジョッキーは30頭中5頭に騎乗で、内2頭は短期免許の招待ジョッキーであることを考えると過大視禁物。大体今年はルメールが出ないし。

H枠順は中枠が良く、最内の1枠は不振な印象。

I脚質は勝ち馬に限れば先行有利。中途半端な差しは用なしで、殿一気の追い込みは十分あるけど3着どまりな印象。

J過去5年15頭の血統はバラバラ。あえて言えばアドマイヤムーンが3頭(内勝馬2)だけど、これはセイウンコウセイのリピーター効果を含む。今年はそのセイウンコウセイがまたしても参戦で、一定の注意は必要か?

Kこの他では外国産馬が3頭連絡みで内2頭が勝ち馬と意外と健闘。今年は去年の勝ち馬モズスーパーフレアとライトオンキューが対象ですが、さて。

L過去10年の年齢別構成は、4歳馬8(内勝馬3)、5歳馬11(同5)、6歳馬8(同0)、7歳超3(同2)と基本若い馬が有利だが、高齢馬も他のG1に比べれば十分に馬券対象。

M過去5年15頭の前走キャリアをみるとシルクロードS組が5頭(内勝馬4!)とえらく強い。とにかくシルクロードSで惜敗しても、惨敗してもこのレースでは上位に来てしまうという傾向があり、これは要注意。


以上から本命はラウダシオン。


(1)シルクロードS3着

(2)先行馬

(3)中枠

(4)重不良実績が1−1−1ー0とすべて連絡み

(5)左回り実績が2−2−1−0と立派の一言。

(6)1200mが初めての人気馬が多い中、この距離で実績上げているのが心強い。


どうです。これだけの買い要因があれば狙いたくなるでしょう?騎手が小幡先生が毛嫌いしてやまないデムーロと言うことすら、なんか買い要因に思えてきます。

対抗は最初レシステンシアにしようと思ったんだけど、逃げ馬の実績今一なレース傾向と、この距離が初めてと言うのが不安要因で、人気との兼ね合いを考えるとむしろシルクロードS2着の外国産馬ライトオンキューが重馬場実績1−1−0−0でむしろこちらを上位で考えてみたいです。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複24点。MOで決まるとガミですが、その他はかなりの高配当です。

え、圧倒的信頼度の3番人気、インディチャンプには重い印を打たないのかって?うーん、彼にはねえ、阪神カップで1・2着付の3連単を買ったら3着、阪急杯で三連複軸にしたら4着と、なんかわざとやってるとしか思えない嫌がらせを受けてまして、さすが根性のねじ曲がったステイゴールド産駒と言いますか、重い印を打つと来ない気がするんですよ。さりとて無印にするととたんに勝ってしまうという光景も瞼をよぎるわけで、印は残しますが本当に困った奴です。



「シン・ラウダシオン」な展開期待中 上海馬券王 in 六本松




○今日の結果

<高松宮記念> @ダノンスマッシュ、Aレシステンシア、Bインディチャンプ





○かんべえのつぶやき

――高松宮記念、勝ったのはダノンスマッシュでした。首差で2着レシステンシアを交わしました。3着はこれも首差でインディチャンプ。2番人気、1番人気、3番人気の決着でありました。馬券王先生曰く、「晴れ時々大荒れ」の高松宮記念、今日は天候は激ワルでしたが、意外とおとなしい結果となりました。そういえば
山崎さんの予想がドンピシャでしたな。

――ダノンスマッシュはこれが国内G1初制覇。昨年の香港スプリントに続く連勝で、いよいよ本格化したようです。なかなか結果を出せなかった鞍上の川田騎手はこれがJRA重症通算100勝目。インタビューでは破顔一笑という感じでした。よくぞ漢になりにけり、という感じですな。


――今日はグランアレグリアが出ていたら、サクッと勝っていたレースだったかもしれません。そのグランアレグリアはなんと来週の大阪杯に向かう。1200mじゃなくて2000mに挑戦する、というのだからド偉い挑戦です。これを来週、どう分析するかはまことに悩ましいところ。なにしろ大阪杯にはコントレイルも出るわけですから、これは楽しみな戦いとなります。

――この週末の雨で、桜はあらかた散ってしまいそうです。それでも阪神競馬場の職人さんたちは、意地でもあと2週間、桜花賞までもたせてやるぞと頑張っているのかもしれません。そこまでしなくてもいいとは思うのですが、来週も再来週も阪神競馬場のメインレースは大注目ですな。馬券王先生、年度末でご多忙のこととは存じますが、ご負担にならぬ程度にお付き合いください。





2月21日(日) フェブラリーステークス


えー、お久しぶりです。

早いものでもう2021年最初のG1、フェブラリーSの開催となったわけです。本年もよろしくお願いします。

と言う訳で、張り切って予想と行きたいのですが、実は現在花粉症を発症し、心身共にシャレにならない状況となっているわけです。この世に桜前線と言うものがあるとは知っていたんですが、「花粉前線」というのも存在しているのだそうで、現在福岡は「花粉飛散祭」絶賛開催中なわけなのであります。

ううう、早い、早すぎる。私の感覚だと花粉症と言うのは弥生賞のころがピークというのがあったのですが、まさかフェブラリーSで鼻水と涙にまみれることになるとは。大体去年までは花粉のないタイにいてこれだけの花粉を浴びるということ自体、実に三年ぶりな訳で、これは切ないなんてもんじゃありません。あわてて薬箱から目薬取り出すと、三年以上放置された薬剤が白濁化してて、これを見つめていると切なさがますます加速してゆくのだ。

と言う訳で、今回は簡単に。


2021 221() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 38回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

$エアアルマス 6 松山弘平

57

36.1

()池添学

1

2

インティ 7 武豊

57

15.0

()野中賢二

2

3

$カフェファラオ 4 ルメール

57

4.2

()堀宣行

B2

4

ヘリオス 5 *M.デム

57

25.2

()寺島良

3

5

 

サクセスエナジー 7 酒井学

57

132.0

()北出成人

3

6

アルクトス 6 田辺裕信

57

6.6

()栗田徹

B4

7

ワンダーリーデル 8 *横山典弘

57

15.2

()安田翔伍

4

8

 

ワイドファラオ 5 福永祐一

57

32.1

()角居勝彦

5

9

サンライズノヴァ 7 松若風馬

57

6.8

()音無秀孝

5

10

 

エアスピネル 8 *鮫島克駿

57

28.9

()笹田和秀

6

11

 

スマートダンディー 7 *秋山真一

57

217.6

()石橋守

6

12

 

ヤマニンアンプリメ 7 *横山武史

55

86.9

()長谷川浩

7

13

ソリストサンダー 6 *北村宏司

57

10.1

()高柳大輔

7

14

オーヴェルニュ 5 *丸山元気

57

8.2

()西村真幸

8

15

 

ミューチャリー 5 御神本訓

57

100.3

[]矢野義幸

8

16

レッドルゼル 5 川田将雅

57

4.9

()安田隆行


JRA主催の数少ないダートG1競走。今年も16頭フルゲートと盛況なんですが、日本ダート界の主力どころが海外出張とかでそろって回避。小幡先生の言葉を借りると実質G2という低調なメンバー構成となっております。はっきり言って軸を定めるのが難しい大混戦、難解なレースですな。何が来てもそんなに不思議じゃないということで、オッズも割れてます。買い目も自然増えていくのですが、どれだけ買ってもガミにならない代わりに、大儲けもできなさそう。困ったもんです。

と言う訳で、困った時の「10年トレンド」。去年の冬から京都競馬場が改修と言うことでこのトレンドも使い方が難しくなっているのですが、幸いなことに春のG1でコース代わりになるのは天皇賞春くらいなんで誠ありがたいことです。

殿人気の一撃注意 フェブラリーSの過去10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

200223 $モズアスコット 6 ルメール

16

12

1

()矢作芳人

1352

-0.4

   08-08

35.4

494

0

280

36230

46980

95310

464920

200223 ケイティブレイブ 7 長岡禎仁

16

15

16

()杉山晴紀

1356

0.4

   09-09

35.6

524

+4

(142.6)

36230

46980

95310

464920

200223 サンライズノヴァ 6 松山弘平

16

9

3

()音無秀孝

1358

0.6

   12-13

35.3

534

+10

(6.8)

   

95310

464920

190217 インティ 5 武豊

14

6

1

*()野中賢二

1356

-0.0

   01-01

35.4

514

0

260

430

750

2310

6620

190217 ゴールドドリーム 6 ルメール

14

3

2

()平田修

1356

0.0

   06-06

34.8

528

+14

(3.0)

430

750

2310

6620

190217 ユラノト 5 福永祐一

14

2

8

()松田国英

1363

0.7

   06-06

35.5

508

+2

(31.6)

   

2310

6620

180218 ノンコノユメ 6 内田博幸

16

12

4

()加藤征弘

1360

-0.0

   14-13

36.1

450

-6

1070

1140

3530

6540

41560

180218 ゴールドドリーム 5 ムーア

16

14

1

()平田修

1360

0.0

   10-08

36.4

524

-14

(2.1)

1140

3530

6540

41560

180218 インカンテーション 8 三浦皇成

16

6

6

()羽月友彦

1361

0.1

   07-06

36.7

512

+5

(20.0)

   

6540

41560

170219 ゴールドドリーム 4 M.デム

16

3

2

()平田修

1351

-0.0

   09-08

35.6

520

+4

500

1470

2520

2140

9240

170219 $ベストウォーリア 7 戸崎圭太

16

9

5

*()石坂正

1351

0.0

   08-06

35.7

516

-4

(7.6)

1470

2520

2140

9240

170219 カフジテイク 5 津村明秀

16

10

1

()湯窪幸雄

1352

0.1

   14-16

34.9

486

+2

(4.5)

   

2140

9240

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

130217 グレープブランデー 5 浜中俊

16

2

3

()安田隆行

1351

-0.1

   07-07

35.9

526

-6

670

10330

17580

16150

111130

130217 エスポワールシチー 8 松岡正海

16

6

9

()安達昭夫

1352

0.1

   02-02

36.5

504

+3

(26.3)

10330

17580

16150

111130

130217 ワンダーアキュート 7 和田竜二

16

10

7

()佐藤正雄

1353

0.2

   10-10

35.9

518

0

(9.2)

   

16150

111130

120219 $テスタマッタ 6 岩田康誠

16

16

7

()村山明

1354

-0.3

   13-13

35.7

504

+2

2430

10510

26210

15530

141910

120219 シルクフォーチュン 6 藤岡康太

16

3

4

()藤沢則雄

1357

0.3

   15-15

35.7

470

0

(14.6)

10510

26210

15530

141910

120219 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

10

2

()佐藤正雄

1358

0.4

   08-08

36.4

520

+12

(5.7)

   

15530

141910

110220 トランセンド 5 藤田伸二

16

12

1

()安田隆行

1364

-0.2

   01-01

36.3

514

+2

350

1100

2040

3200

12240

110220 フリオーソ 7 M.デム

16

13

3

[]川島正行

1366

0.2

   12-11

35.7

506

-1

(5.5)

1100

2040

3200

12240

110220 バーディバーディ 4 池添謙一

16

5

4

()池江泰郎

1366

0.2

   06-05

36.0

488

+6

(7.3)

   

3200

12240

集計期間:2011. 2.20 2020. 2.23

うーん、過去10年で的中は11年、19年の二回だけですか。11年なんかトリガミだし、相性の良いレースとは全く言えませんなあ。まぁ、10年トレンドを採用し始めてから的中に近づいてきたとは言えるわけで、ここは前向きにとらえたいものです。

@1番人気は4−2−2−2と凄まじく立派な成績。これだけ立派だと馬券対象外となった2頭は誰かと言うのが気になりますが、13年カレンブラックヒルと、12年トランセンドです。裏返せば1番人気がこの7年間必ず馬券に絡み続けているわけで、本当に大したものです。問題は今年の1番人気カフェファラオがそういう信頼に値する戦績にはあまり見えないということで。。。

A2番人気は2−2−1−5とこれもまずは責任を果たしている。

B3番人気は1−1−2−6と可もなく不可もなく。

C二桁人気の超人気薄は30頭中2頭のみが連絡みで、基本用なしなのですが、この二頭(14年のコパノリッキー、昨年のケイティブレイブ)がそろって殿人気と言う低人気中の低人気なわけで、しかも着順も1着・2着という単なるひも荒れの領域にとどまらない大健闘。恐ろしいですねえ(因みに14年のリッキーには私も印を回して二着付の3連単も購入したのですが、これに勝たれてしまったというのは未だに痛恨です)。今年の殿人気はぶっちぎりでスマートダンディーがその位置にいるわけですが、彼の戦績を見ると去年のケイティブレイブとかなり似ています。さすがに本欄で印を回すわけにはいかんのですが、不気味です。こっそり押さえたくなってきます。

D外国人ジョッキーは30頭中8頭に騎乗と言うことで一定以上の留意は必要。

E牝馬は過去全く馬券に絡んでいないという、恐ろしいばかりのJOC的男尊女卑な世界。ここら辺、森元総理のコメントが聞きたいところですな。

F脚質は差し、追い込みが大優勢。但し勝ち馬に限れば逃げ・先行もあり。

G枠順に大きな偏りはないが、府中1600mのパブリックイメージに反し二桁馬番の健闘が目に付く印象ではあります。

Hリピーター多し。競走馬寿命が芝に比べ長いということもあり、上位馬が翌年、もしくは翌翌年再び馬券圏内に来る事象が多発。

I関西馬パラダイス。関東馬は16年18年のノンコノユメただ一頭で、他は地方馬フリオーソを除けばすべて関西馬。ダート1600mなんて地方も含め関西にはないというのに、これはまた極端な。かかる状況下、今年は関東馬カフェファラオ、アルクトスが1・3番人気となっているわけですが、彼らにこの呪いを克服する力があるや否やがこのレースのポイントとも言えます。

J上位馬の年齢別構成は、4歳馬5(内勝馬3)、5歳馬11(同4)、6歳馬10(同3)、7歳馬4(同0)、8歳超0と、芝に比べ好走年齢が1歳加算な印象。但し勝ち馬に限れば4歳馬も相当有力。

K過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。あえて言えばゴールドアリュール4頭と言うのが目を引くけど、これはリピーターによるドーピング加算で気にする必要はないと考えます。

L過去5年15頭の前走キャリアを見ると根岸S組が6頭(内勝馬3)と大健闘で他はバラバラ。1400mの競走が1800m以上の競走より頼りになるというのもこのレースを考えるうえで示唆的。なお、馬券に絡んだ馬はすべて重賞組で、特別戦から参戦した馬の下克上は皆無。

以上から本命は二番人気レッドルゼル。

(A根岸Sの勝ち馬

(B外枠引いた差し馬

(C関西馬

(D3着以上なら信頼度が高い2番人気

というのがその根拠です。まぁ、1400mまでの競馬しか経験がないとか、騎手川田がG1じゃ今一とか、色々突っ込みどころも多くて勝つまでは難しいかもしれませんが、それでも過去5年根岸Sを勝った馬は相当このレースでも強い所を見せてますんで三連複軸としての資格は満たすのではなかろうかと。

対抗は、アルクトス。根岸Sではレッドルゼルより2kg重い斤量をしょって0.2秒差の4着、府中のダート1600じゃ4−0−0−1と言う実績も魅力で本当はこの馬を本命にしようと思ったんですけど、それだとかんべえ師匠小幡先生と被ってしまうではないですか。そういう惑星直列な状況でこれまで幸せな結末がもたらされたことはないので、敢えて逆らってみました。まぁ、過去の事例を見ると根岸Sで勝てなかった馬と言うのはこのレースじゃ善戦どまりな感じなんで。

単穴は現在三連勝中なのに人気のないオーベルニュ。まぁ、騎手丸山が今回初乗りと言うのはマイナスですが、これだって勝っても全然おかしくない一頭ですな。

1番人気カフェファラオはレースによる出来不出来がものすごく激しい一頭で勝てば圧勝する可能性がある馬ですが、負ければ圏外と言う可能性も同様に大きい。まぁ、すべてはその日のメンタル次第ですな。そういう馬が一番人気と言うのもリスクは高いので、ここは評価を下げます。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複21点。ガミ馬券は皆無ですが、大儲けしようと思ったら、最内引いた逃げ馬のエアアルマス、インティ(リピーター)、そして最近じゃ穴ジョッキーになりつつあるデムーロ騎乗ヘリオスいずれかのアシストが必要となります。

まぁ、花粉で朦朧とした状況下での予想なんではっきり言って自信がないのですが、そういう状況で買った土曜の京都牝馬とダイヤモンドSがそろって万馬券的中ですからひょっとしたらこのレースもと言う期待はあります。(朦朧としていた方が馬券が当たるというのも非常に納得がいかんのですが)



ティッシュ大量消費中 上海馬券王 in 六本松





○今日の結果

<フェブラリーステークス> @カフェファラオ、Aエアスピネル、Bワンダーリーデル





○かんべえのつぶやき

――今年最初のG1レースを制したのはカフェファラオ。またまたルメール騎手でした。一番人気なるも、果たして本当に強いのか、いまひとつ怪しいと思ったのですが、強い勝ち方でした。そして9番人気のエアスピネルが2着、8番人気のワンダーリーデルが3着でありました。むむっ、3連単は10万円ですか。

――東洋経済オンラインの予想ではアルクトスを上げました。東スポのアンカツ先生や優馬の「本紙武井」も本命に推していたので、これは来るんじゃないかと思って単勝をどっさり買っておりましたが、ダメでしたねえ。最後の直線で失速して見えなくなりました(9着)。馬券王先生の本命、レッドルゼルは惜しくも4着でした。


――本日は小幡先生が、ダートと芝のレースについて詳しく書いておられます。「ダート戦は好不調の波が大きい」とか、「精神的にも肉体的にもタフな馬がダートに回る」、「レースを使いながら仕上げていく必要があり、それが上手い厩舎が良いダートホースを仕上げる」などいちいち納得です。大変に勉強になるのですが、その小幡先生も予想はアルクトス。競馬は難しいですなあ。

――ということで、今年初のG1レースはどっと疲れが出るような内容となりました。馬券王先生も花粉症の中、お疲れさまでした。次は3月の高松宮記念ですな。花粉もコロナも早く去ってくれて、5月のG1シーズンの頃には無観客競馬も終わってほしいですなあ。














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by Tatsuhiko Yoshizaki