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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」

2006年 春のG1シリーズ






6月25日(日)


えー、サッカーワールドカップで我らが日本代表は1分2敗というトホホな結果に終わってしまいました。。。。

  いや、私も寝ないで応援した口なんで、この不甲斐ない結末に対し、言いたいことは一晩語っても語りつくせないくらいあるのです。あるのですが。。。   私が言うまでもなく、皆さん、既に随分語っておられる。単に語るだけではなく怒ってもおられる。とにかく日本中で凄い怒号の嵐が吹き荒れておるわけです。スポーツ紙、週刊誌だけならまだしも、日本の大新聞各紙までもが社説でこの敗北を取り上げ散々ぱらけなしまくっている。とりわけ毎日新聞の社説は「日本サッカー こんなに弱かったとは」なんて身も蓋もないタイトルで、内容を読むとこれがもう大手メディアの尊厳をかなぐり捨てた感情的な非難の数々が炸裂しまくっているのであります。いや気持ちは分かるし文章も悔しさ無念さがほとばしる名文と言えば言えないこともないものなんだけどさ、敗戦直後のカッカしてる時間帯に掲載したのならともかく、丸一日たってこういう文章をいやしくも「3大紙」といわれる新聞の社説に書くかね。(え、今じゃ毎日は3大新聞には入らないって?いや、ま、それはともかく)

  うーん、開戦前は必要以上に称揚し、負けると手のひらを返したように叩きまくると言うのは、別に日本に限ったことじゃないんですが、こういうのを読むと引いちゃうなあ。思わず日本代表を弁護したくなってくるぞ。よって日本代表を非難するつもりだった方針を大転換して日本擁護の論陣を張ってしまおうかと思うわけです。先にあげた毎日の社説は、現状の日本サポーターの気持ちをかなり手際よく代弁していると思うんで以下それに反論する形で展開してみます。  

日本が決勝トーナメントに進むためにはブラジルに「2点差をつけて勝つ」ことが条件だった。小学生に大学入試問題を解けというに等しい難しいハードルであることは承知の上だったが、あまりの力の差にがっかりを通り越して情けなくなった。

 「承知の上」と言いながら全然承知してないでしょ。本当に承知してれば「がっかり」はしても、「情けなく」なるまではないはずです。今のブラジルとまともにサッカーが出来る国なんていくつあると思いますか。ましてや日本は引き分け狙いが出来ないということで戦術的に極めて限られた選択肢しかなかったわけで、それが格上と戦うとああいうやりたい放題やられる展開になることは十分に予測可能なのではないでしょうか。それに力の差=点差と言うことで言っているようだけど、「勝ち将棋鬼より強し」の格言があるように勝ってるほうは異常に強く見え、負けてる方は異常に弱く見えるのがこのスポーツです。セルビアモンテネグロはアルゼンチンに6−0で負けましたが、あんな強いチームでも負けるときは展開次第でとことん負けるもの。力の差は歴然としてますが見掛けほど大きくはないとも思います。

4年前の日韓共催大会で日本は2勝1分けで1次リーグを突破、ベスト16入りした。開催国としての地の利に加え、1次リーグで強豪国と顔をあわせずに済む組み合わせに恵まれての結果だった。残念ながら日本サッカーの実力が今大会で正当にランク付けされたと考えるべきだろう。(中略)マスコミの取り上げ方も実力以上に日本選手を大きく映してしまっていたのかもしれない。悔しい1次リーグ敗退を機に、頭を冷やしてみることも必要だろう。

 これはおっしゃるとおりなんですが、今更こんなことを言われても。。。こんなことはまっとうなサッカーファンには最初からわかっていたことです。オーストラリアだって日本よりはよい選手がたくさんいる強豪なのですがそれをきちんとメディアが報じていたかというと全然違うわけで、私が知る限りでF組の最格下が日本であると断言していたのはセルジオ越後とオシム先生のみであり、そちらの方が問題だと思います。上記のメディア批判は一見自己批判風を装いながらその実責任逃れをしているような感じがありありで気に入らんなあ。

日本の敗因については、早くもさまざまに論じられている。ジーコ監督の力量を問い直す声も聞こえる。確かに日本戦で会心の逆転勝ちを演じ、4年前の韓国に続いて豪州を決勝トーナメントに導いたヒディンク監督との用兵の差は感じる。

 これもおっしゃるとおりですが、さりとて「神様」ジーコへの批判など許されるものではありません。彼は日本サッカーの大恩人なのです。ワールドカップへの出場すら夢の世界であった頃、住金鹿島という田舎のチームにやってきてそこでワールドクラスのサッカーと言うものを身をもって示し続けたジーコ。レオナルド、ドゥンガ、更にはストイコビッチやスキラッチという世界のトッププレイヤーが日本でプレーし、日本のプレイヤーに数多くのことを教えてくれましたが、それだって日本にジーコがいたからに他なりません。世界的な名声と尊敬を集める彼がこのようなサッカー後進国でここまでやってくれる必要はまったくなかったのに彼はそれをやってくれたのです。弱いながらもワールドカップの常連となりつつある日本サッカーの礎を築いたのはサッカー強化委員会の地道な取り組みとジーコの力によるものです。よって、監督としての適性は悲惨でも「功績第一(byトウ小平)」なのであります。

 シュートを打つべき時にパスを選択するFW陣。日本の決定力不足に業を煮やしたジーコ監督は、母国ブラジル戦を前に、徹底したシュート練習を課した。この期に及んで日本代表選手にこんな基本的な練習をさせなければならないとは、ジーコ監督も泣きたい思いだったのではあるまいか。

 確かに高原と柳沢のあのプレーは「ドーハの悲劇」と並ぶ伝説になりそうな予感で、私も泣きたい思いです。でも今後彼らはおそらく相当な社会的制裁を受けそうだし、まぁあまり怒っても。。。それにね、毎日及び日本のサポーター諸氏はブラジルのゴールを突き刺した玉田のシュートを忘れてはいませんか?あのシュートは誰からも文句が出ない素晴らしいシュートだったわけで、しかも相手がこれまで無失点のブラジルということを考えると日本のフォワードも捨てたモンじゃありません。私はあのゴールで本当に救われた。あれがなかったら今度の大会はただただひたすら惨めなものになってたはずで、結果私は未だに毎晩うなされていたことでしょう。あのシュートの後、ブラジルは変わりました。それまでへらへらやっていたのが急にマジになってその後日本の大量失点をもたらすというおまけをまで付いてしまったわけですが、裏返せばあのゴールが如何にブラジルのプライドを傷つけたかがわかります。うーん、ネオを覚醒させたエージェントスミスの一撃にも匹敵する玉田のゴール、ブラジルがこの後勝ち進んで優勝してしまったらそれはきっと彼のおかげに違いない。そう思うと少しは慰められるぞお!

。。。。基本的に毎日の社説の言ってることは心情的には理解できるし、そもそも私自身このような結果にがっかりしていることは否めないわけで、それを弁護するとなると、何か倒錯した気分になってくることよ。でもね、もう終わったんだから、とりあえずは強国同士が戦う決勝リーグを見て世界トップレベルのプレーがいかなるものであるかじっくり堪能しようじゃないですか。ジーコの後任にオシム先生という考えられる限りベストな人が決まったみたいだし、その内いいことがありますって。毛沢東ジーコのあとをトウ小平オシムが引継ぎ、後は爆発的に発展する「世界のゴール工場」日本サッカーの時代がやってくるのだああ!

なーんてね。

京都11R 宝塚記念(G1)
2200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 リンカーン 58 横山典弘
2 2 トウカイカムカム 58 池添謙一
3 3 アイポッパー 58 藤田伸二  
4 4 ダイワメジャー 58 四位洋文  
4 5 ハットトリック 58 岩田康誠  
5 6 コスモバルク 58 五十嵐冬樹
5 7 ナリタセンチュリー 58 田島裕和  
6 8 ディープインパクト 58 武豊
6 9 カンパニー 58 福永祐一
7 10 シルクフェイマス 58 柴田善臣 良注 
7 11 ファストタテヤマ 58 武幸四郎  
8 12 チャクラ 58 小林徹弥  
8 13 バランスオブゲーム 58 田中勝春 重注 

  日本代表の敗北に夢も希望も打ち砕かれた諸君、案ずる事なかれ!我々にはディープインパクトがいるではないか。

  かつて日本にも世界の強豪に伍して戦った名馬たちがいた。 凱旋門2着の英雄エルコンドルパサー、ムーラン・ド・ロンシャン賞他欧州中距離路線を総なめしたタイキシャトル。 しかし、かかる名馬たちは世界に一流と認じられながらも、決して超一流と認じられる事はなかったのである。

  一応の敬意は受けながらも代替が効く者として歴史の中に埋没していく存在 エルコンドルパサーは中田英である。タイキシャトルは中村俊である。   しかし、しかし、ディープインパクトは違う。

  ディープインパクトはロナウジーニョである。ディープインパクトはシェフチェンコである。 ディープインパクトはベッカムである。ディープインパクトはクレスポである。 ディープインパクトはバッジョであり、クライフであり、ベッケンバウアーであり、マラドーナである。   それを見る世界中の眼球の瞳孔を拡散させる驚異の存在。時代の閉塞を一撃で屠る伝説の救世主。 日本サッカー界が幾星霜待ちわびながら未だ現れぬ救世主を、日本の競馬界はついに手に入れた。 真の意味でのワールドクラス。それがディープインパクトだ。

  そんなディープインパクトが、明日の宝塚に走っちゃったりするから、これはもう負けるという選択肢はありえないのである。 破格の能力が日本の狭いコースじゃ収まらないから阪神では紛れもあるなんて考えていたらなんと今年の宝塚は京都開催なのである。 作り話のようであるが本当なのである。これぞ神の配材なのである。

  これで気になるのは天気だけなのである。今日の上海はバケツをひっくり返したような雷交じりの大雨が降ったのである。 そんな中で一時間も空きタクシーを捜していたらずぶぬれになったという悲しい経験をしたのでそれが気になるのである。 でもきっと降らないであろう。神が彼を負かすシナリオを書くはずがないのであるから。 降っても負けないであろう。彼は救世主なのだから。

  なーんて言いながら、降ったらバランスオブゲームの馬券を買うなんてことを考えていたりもするのである。 行くぞおおおお!諸君!!     (06年秋の陣へ続く)

    上海馬券王                            



〇今日の結果

<宝塚記念> @ディープインパクト Aナリタセンチュリー Bバランスオブゲーム



〇かんべえのつぶやき

――今日のレースはディープを先頭に固定して、2番手と3番手を当てるゲームでしたね。ハットトリック、ナリタセンチュリー、カンパニーの3頭を指名し、これまでに何度も裏切られているファストタテヤマとバランスオブゲームは切っちゃいました。馬鹿馬鹿、重馬場はバランスオブゲームは逃げ残るって、馬券王先生が言っていたのに・・・・。

――いやー、それにしても2006年春の陣は当たらなかったなあ。でも、しばらく競馬はお休みですね。神戸新聞杯あたりになったら起こしてください。



6月4日(日)

えー、聞くところによれば、あの村上ファンドに司直の手が入るのだそうで。。。


  うーん、これって数々の「涜神」行為に堪忍袋の緒が切れた阪神ファンがその怨念を一挙に炸裂させたと言うことではありますまいか。考えてみれば日銀の福井総裁や経済評論家の吉崎達彦氏等、エコノミスト界にはたくさんの原理主義的阪神ファンがいることから、財務省や金融庁、法務省の経済系パワーエリートにもそういう手合いがたくさんいるに違いないということが類推できるわけで、そのようなアルカイーダ以上に恐ろしい方々の心の琴線に触れてしまった村上さんも運がないといえば運がない。喧嘩をするときは相手を選ばなくてはならないという教訓として重く受け止めたいと思います。

  それにしても、ホリエモンの逮捕拘留、村上先生の事情聴取、ひいてはエンロン幹部の有罪判決と最近「経済界の寵児」として賞賛を浴びてきた方々の惨めな凋落振りが頻繁に報道されているわけですが、これで「企業内部統制の法制化」を求める声がますます高まることは疑いなくまことに困ったことと言えましょう。

  具体的には、アメリカでは「サーベンス・オクスレイ法(SO法)」という企業に統制情況のドキュメント化を強制する法律が可決、既に運用されていて、日本でもこれをモデルにした法整備を推進すべしという声がただでさえ大きかったところに今回の村上先生の事件が決定打となってしまいそうな、そんな状況な訳ですが、問題はこのSO法というのが本当にどうしようもない腐れ法律だということで、こんなものをモデルにして日本企業にコンプライアンスや健全会計の遵守を求めても百害あって一利なしというのは目に見えているということであります。

◎世紀のくされ法律「SO法」の問題点    

@とにかく金食い虫。法の要求するレベルのドキュメントを整備しようと思うと異常に金がかかる。すさまじくかかる。連結子会社までが対象となるので事業規模が大きければ大きいほど金がかかる。一度整備すればそれでよいと言うものではなく、毎年この更新を求められるので未来永劫金がかかる。    

A会計士には百利あって一害なし。会計監査が楽になるし、監査に不備があっても全部企業のせいに出来るし、ドキュメント整備のコンサル料として企業からがっぽり金を搾り取れるしで、会計事務所にはよい事ずくめの内容。そもそもエンロンの事件では会計士が粉飾の片棒を担いでいたわけで、その反省を踏まえて作られた法律が何故ここまで会計士への利益誘導みたいなものになるのだ。心情的に全く納得できない。    

Bこれが一番大事なことだけど、こんなものを作っても粉飾決算はなくならない。CEOとCFOがそうしようと思ったら決算なんてどうにでもなるし、彼らがそうしようと思う動機など世の中にはたくさん転がっているのだ。  

ああ、善人面してこんなアホ法を可決してしまうアメリカ議会が憎い。こいつら本当に馬鹿の集団ではありますまいか。志は立派だけど、結果として邪悪な集団を肥え太らせるものでしかないと言う意味で、これは禁酒法に匹敵する悪法と言えるのであります。アメリカ上場会社の子会社と言うだけで中国という満足な法整備もない環境で2年近くもこのようなアホ法のドキュメント整備をやってきた私としては、この法律の悪口を言うのに一晩では足りません。願わくば日本の議会はこんな腐れ法案を通さないように。金融監督庁みたいな原理主義者の集団の言うことなんか聞いちゃ駄目ですよ。

   

東京11R 安田記念(G1)
1600メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ダイワメジャー 58 安藤勝己
1 2 ダンスインザムード 56 北村宏司
2 3 テレグノシス 58 武豊  
2 4 ブリッシュラック 58 B.プレブル
3 5 メイショウボーラー 58 福永祐一  
3 6 ハットトリック 58 岩田康誠
4 7 シンボリグラン 58 柴山雄一  
4 8 フジサイレンス 58 江田照男  
5 9 ローエングリン 58 四位洋文  
5 10 ザデューク 58 D.ダン  
6 11 カンパニー 58 内田博幸
6 12 バランスオブゲーム 58 田中勝春 △ 
7 13 エイシンドーバー 58 蛯名正義  
7 14 インセンティブガイ 58 横山典弘  
7 15 アサクサデンエン 58 藤田伸二
8 16 ジョイフルウィナー 58 D.ビードマン  
8 17 オレハマッテルゼ 58 柴田善臣
8 18 グレイトジャーニー 58 佐藤哲三 注 

  うわー、難解!飛び切り抜けたのがいない代わりに全然駄目ってのもいない。おまけに未知数の外国馬もたくさんいるしこれは絞りきれません。   府中の芝は今週からまたBコースと言うことで土曜の結果を見てもイン・先行が圧倒的に有利。そういう状況下で今回内枠にダイワメジャー、ダンスインザムードという強力な先行馬が入ったのはなかなかに示唆的で、この2頭が中心になると考えました。但しダイワメジャーは府中は全く実績がなく、最近の先行有利の府中トレンドでも飛ぶ可能性が排除できません。よってダンスインザムードを本命。勝てなくても3着以内なら相当可能性が高いです。

  明日は良馬場ということで2・3着なら差し、追い込みも決まりそう。と、言うわけで実績どころをマークしていくと上記の通りやたら印が多くなってしまいました。うーん、でもやはり現段階では切りきれない、絞れない。さえない近況と追い込み一手と言うことでテレグノシスは思い切って切った所に「意気」を感じて欲しいのですが、これだって武なら何とかしそうな気もするし。うーん。

  当日は馬体重とパドック状況を見て△以下を何頭か切った上で◎○軸の3連複にするつもりです。まぁ、人間相性というのはあるものです。私の場合オークスと安田記念は結構相性がよかったりするのでなんとかなるでしょう。

    上海馬券王    

追伸;先日、「キースリチャーズ椰子の木から転落、脳手術」事件をお伝えしたのですが、今回下記の続報が。

キース・リチャーズさんけが完治、7月から公演再開

 英国の人気ロック・グループ「ローリング・ストーンズ」は2日、ギタリストのキース・リチャーズさん(62)の頭の負傷が完治し、7月から欧州でのコンサートを開始すると発表した。 リチャーズさんは4月下旬、休暇で滞在中のフィジーでヤシの木から落ちて頭を負傷。ニュージーランドの病院で治療を受け、英大衆紙では一時、「演奏活動への復帰は絶望」との見方も報道されていた。リチャーズさんは「みんなの予定を混乱させてすまない。さあエンジン全開だ」との声明を発表している。(ロンドン・中村宏之)(2006年6月3日11時0分  読売新聞)

。。馬鹿でした。。。心配した私が馬鹿でした。。。本当にこいつら妖怪です。殺しても死なないです。ホリエモンや村上さんにはきっと励みになるのでは。



〇今日の結果

<安田記念> @ブリッシュラック Aアサクサデンエン Bジョイフルウィナー



〇かんべえのつぶやき

――天気もいいので出動しようかと思いましたが、あまりにも難しいレースなんで見しちゃいました。7番人気くらいまで、どれが来ても全然意外な感じがしないのだもの。香港馬の勝利、という結論も異存ありません。去年も同じ事を書いた気がしますが、このレースは「アジア・マイル・チャレンジ」に変えるべきじゃないでしょうか。

――これにて5週連続のG1ウィークは終了。来週からは、W杯に関心が移ってしまうのでありましょう。あとは宝塚記念までお休みですな。





5月28日(日)

 えー、現在上海では異変が発生しております。

  何かと言うとですね、これまで大手を振って行われてきた偽物ブランドや海賊版ソフトの販売が今週になって一斉に摘発されているのであります。

  私の近所にある巨大スーパーマーケット「家楽福」はフランスのカルフールが出資する一流店なのでありますが、ここが「ヴィトンの偽者を販売したかどで御用となり、罰金刑に処せられた」という噂を聞いた時は「へぇー」としか思わなかったんですが、近隣一帯のDVD販売店舗のすべてから海賊版が姿を消し、陳列棚に並んでいるのは、貧弱なパッケージの中国ドラマのみという状況を目の当たりにするに及び、さすがに腰を抜かした次第なのであります。誰が買うかこんなもん!

  それにしても、公安、今回はガチモードなんですが、これは本当に驚くべきことであります。これまでの当局の著作権対応と言うのは、取り締まっているふりだけして、その実見てみぬふり、たまに海賊版屋がつかまることがあっても、その罪科は違法コピーではなく営業税を納めていないという理由によるものだったわけで、今回ここまでやるとは。うーん、よほどアメリカに対して配慮しなければならない事情と言うのがあるのでしょう。

  でもねえ。こんなことして海賊版がなくなるとは思えないんだよねえ。この国のハード重視、ソフト軽視の唯物論的経済感覚と言うのは、もはや国の根幹に関わる文化的特質であり、民族のDNAに刷り込まれた先天的事象なわけです。平たく言えば中国じゃ目に見えないものに大金を払うくらいなら死んだ方がましだと考える人しかいないわけ。カルフールのような世界的に名の通った外資系までが堂々と海賊商品を販売していることからも、実態の根深さがよく分かるではありませんか。

  それにねえ、海賊版の流通と言うのは、確かにほめられた事象ではありませんが、これには当局の検閲を潜り抜けた海外文化の供給と言う側面もありまして、アメリカや日本の政府が無条件に糾弾すべき物でもないのではとも思います。この国の異様な歴史認識と言うのは、政府の偏ったプロパガンダによるところが大きいのですが、そういうのと違う視点を一般市民レベルに供給できると言う意味でこのチャンネルは大変有効な外交アイテムとなるのではないでしょうか。事実、私の知る限り外国に好意的で、素直に「憧れ」を表明する人は例外なく、海賊版からアメリカ文化なり日本文化なりを体験しているわけで。

  あと、ここで暮らす外国人にとっても実はこれって結構重宝だと言うのはあります。映画とか音楽とか、自国にいれば簡単にアクセスできるアイテムもこの国にいると、こういうチャンネルでしか手に入らない。自宅でTVをつけてもよくわからない中国語の番組しかかかっていないという状況でどれだけの外国人が海賊版に慰めを見出していることか。このチャンネルが閉ざされると外国人居住者の自殺が急増なんてことになるやも知れませんぞ。(え、私?いや、私は競馬があるから別にいいんだけどさ)

  というわけで、この国で海賊版を本当に根絶するためには、@正式版のきちんとした流通ルートを作るというのと、A値段はこの国の人の納得のいく基準に抑えるというのと、B映画等の著作物に関しては、その検閲基準を欧米並みのものにするというのが必要になってくるのですが、うーん、どれも難しそうだから、2ヶ月くらいなりを潜ませた後、海賊版屋さんが大復活という馬券に1000元賭けて見たい今日この頃です。

   

東京10R 東京優駿(G1)
2400メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 スーパーホーネット 57 川田将雅  
1 2 メイショウサムソン 57 石橋守
2 3 ロジック 57 幸英明  
2 4 マルカシェンク 57 福永祐一
3 5 トーホウアラン 57 藤田伸二  
3 6 アドマイヤメイン 57 柴田善臣
4 7 フサイチリシャール 57 G.ボス  
4 8 パッシングマーク 57 北村宏司  
5 9 サクラメガワンダー 57 内田博幸
5 10 アドマイヤムーン 57 武豊  
6 11 ヴィクトリーラン 57 安藤勝己  
6 12 アペリティフ 57 和田竜二  
7 13 トップオブツヨシ 57 池添謙一  
7 14 ジャリスコライト 57 横山典弘
7 15 ドリームパスポート 57 四位洋文
8 16 ナイアガラ 57 小牧太  
8 17 フサイチジャンク 57 岩田康誠
8 18 エイシンテンリュー 57 蛯名正義  

  うーん、競馬界の最大イベント、ダービーだというのに個人的にはなんか盛り上がらないなあ。

  ディープインパクトという圧倒的な存在がいた去年と比べ今年はメンバー的にこじんまりとした感じは否めず、オークス同様、馬の力関係よりも馬場状況と脚質が大きくものを言いそうな予感。

  あいかわらず、週末の天気がはっきりしません。日曜の東京は午前中は雨、午後に晴との予報ですが、府中の馬場は芝が荒れている割には水はけがいいので、おそらく「やや重」もしくは、「やや重に近い良」となりそうな予感でその線での予想となります。またコース状況ですが、こちらも「先行有利」という府中らしからぬトレンドが本日土曜も継続中。ダービーはここ10年間、サニーブライアンを除けば差し、追い込みで決まっているのですが今年は違うかも。

  と言うことで考えるとやはり先行できる上、内枠を引き当てた皐月賞馬のメイショウサムソンが断然有利と言うことになります。血統的にも馬場が渋るのはよさげな感じだし。ただねえ、勝負強いので恥ずかしいレースだけはしないと思いますが、G1に不慣れな騎手がダービージョッキーなれるかもと言う状況で冷静な騎乗が出来るのか心配というのと、切れる脚がないということでゴール手前でうっちゃりを食らう懸念もありこの場では評価を一段下げてみたいと思います。そもそもオペラハウス産駒ということでどうしてもイメージのだぶるテイエムオペラオーは皐月賞を勝った後ダービーは負けちゃいましたから、何か不吉な感じもするのです。残念!

  で、本命は、ジャリスコライト。え、またかって?うーん、去年から期待している馬なんで、確かに応援馬券と言うのもあるんだけど、大敗した皐月賞は休み明けということで調子が上がらなかったわけで、今回は相当状態がよくなっているとの報道ですし、なにより府中は滅茶苦茶向いているし、道悪はこなせそうだしと、それなりに言い分はあるわけです。まぁ、よほど馬場が悪化しない限りは勝てないまでも3着以内は十分すぎるくらいあり。人気がない分お買い得感極めて高い一頭です。

  他には、同条件の青葉賞を逃げて圧勝したアドマイヤメインは重で急浮上、ひょっとしたら超大物?の期待なきにしもマルカシェンクにフサイチジャンク、3着ならおおありドリームパスポート、まかり間違ってたら超大物?の期待あるようなないようなサクラメガワンダー。こんなところでしょうか。武の乗るアドマイヤムーンは距離?なので切ります。武ならもたせることが出来るかもしれませんが。。。   馬券はと言うとですね、良・やや重なら◎○軸、重なら○▲軸の3連複にするつもり。え、「それじゃ事実上メイショウサムソンが◎ってことじゃないか」って?うーん、御指摘ごもっとも。

    上海馬券王

  え、何?今日は同じ府中で目黒記念まであるの?しかも、ダービー開催日にはありえない12Rで5時発走だって?ひえー、凄いプログラム!でもなぁ、前座なら分かるけど、ダービー終わって一時間以上後に開催されるレースにG2競争を持ってきても、この頃にはおけらになってる奴が相当数いるわけで、こんな高額賞金のレースがペイするほど売上が上がるかねぇ。しかも面子を見ると特別競争みたいなしょぼいメンバー構成だし。うーん、こんなんじゃ、シャレで格下の軽ハンデ馬から行っちゃいたくなりまするぞ。というわけで、

◎グレートボヤージュ
○トウカイトリック
▲アイボッパー
△ポップロック
△ホオキパウエーヴ
注メジロキントニーズ    




〇今日の結果

<ダービー> @メイショウサムソン Aアドマイヤメイン Bドリームパスポート



〇かんべえのつぶやき

――馬券王先生のお達しどおり、ジャリスコライトが勝利して、今期、2着の多い横山がとうとうダービージョッキーになる、という美しいシナリオに乗ってしまいました。残念でした。

――メイショウサムソンが見事に2冠馬です。でも、今年の3歳馬は実力伯仲。秋にはサクラメガワンダーあたりが急成長しないかな。





5月21日(日)

えー、先週のヴィクトリアマイル、愛しのマイネサマンサは10着でした。。。。

  うううう、やっぱりなあ。。。。久々なのに調教は軽め一本だけというのも随分不吉ではあったが、それで馬体は16kg減なんて、これじゃ来るものも来ないよな。馬体重を見た途端、こりゃ駄目だと思ったもんなあ。まあ、一番人気のラインクラフトと半馬身差というのがすいくいと言えば救いでしょうか。え、全然救いになってない?いや、ごもっとも。

  しかし、距離よし、馬場よし、枠よしと、これだけ好条件に恵まれながら肝心の本人が体調最悪と言うのは、つくづく表舞台に縁のない奴というか、半分以上は調教師の責任だなこりゃ。

  と、言うわけで、大好きな馬のあまりにも不甲斐ないレースを見た私は現在非常にモチベーションが上がらない状況にあるわけです。よって今週は簡単に。

   

東京11R 優駿牝馬(G1)
2400メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ブルーメンブラット 55 川島信二
1 2 フサイチパンドラ 55 福永祐一
2 3 アクロスザヘイブン 55 小野次郎  
2 4 ヤマニンファビュル 55 石橋守  
3 5 ニシノフジムスメ 55 藤田伸二  
3 6 コイウタ 55 横山典弘 △ 
4 7 ユメノオーラ 55 渡辺薫彦  
4 8 シークレットコード 55 G.ボス  
5 9 カワカミプリンセス 55 本田優
5 10 アサヒライジング 55 柴田善臣  
6 11 テイエムプリキュア 55 熊沢重文  
6 12 キープユアスマイル 55 田中勝春  
7 13 アドマイヤキッス 55 武豊
7 14 ブロンコーネ 55 吉田豊  
7 15 シェルズレイ 55 岩田康誠  
8 16 マイネジャーダ 55 四位洋文  
8 17 キストゥヘヴン 55 安藤勝己
8 18 ヤマトマリオン 55 菊沢隆徳

  今年の3歳牝馬は現時点では抜けた存在と言うのが見当たらないわけで、ここは能力とか距離適正とか以上に、馬場状態やコース適正が大きくものを言いそうな予感。

  上海は昨日から今日にかけてすさまじい快晴で、明日の日本のお天気もこれに準じたものになることは確定、本日の夕方府中で相当激しい雨が降ったとはいえ、本レースの良馬場開催はまず間違いないところでしょう。渋ればアドマイヤキッスとブルーメンブラッドが相当有利になると思われたのですが、そういう意味での比較優位は帳消しになると思います。

  で、問題は府中のコース状況なんですが、先週までは内枠、逃げ先行に明確なアドバンテージがあった府中芝コースも今週よりCコースに変更、内ラチが外側に6mも膨らんでしまうゆえ、これまでの経験則がどこまで有効かと言うのがポイント。幸い土曜日には芝レースが6レースも組まれておりこの結果から一定の傾向が見て取れるのではないかと調べてみると下記の結果が。

  @枠は関係なし。: 勝ち馬の馬番をみると、Q、E、K、@、H、Hと最内から大外までまんべんなく来てますです。

  Aやっぱ逃げ、先行有利: 2着、3着には差し馬がかなり入ってますが、勝ち馬に限って言うとこれはすべて道中5番手以内につけてた先行馬が1着をさらってます。追い込み馬に関しては連にすら絡めない体たらく。

  うーん、こうしてみると、桜花賞で私の期待に答えてくれたキストゥヘヴンには追い込み一手ゆえ少々辛い状況といえます。逆に言えばここで勝つと文字通りの世代最強牝馬と言うことになるんですが、なんか追い込んで届かず2着という光景がどうしても脳裏にちらついてしまうのでここは○までの評価。同じ理屈で一番人気アドマイヤキッスも勝つにはちと足りない感じでこれも押さえ認定してしまいます。武には最近逆らえない状況が続いているのですが、そろそろ連をはずすのではと言う期待もあり。

  というわけで、本命は桜花賞で2番人気に推されながら大敗したフサイチパンドラ。楽に先行できそうな展開が予想できると言うことと、新馬戦の走りっぷりから距離伸びるのがよさそうというのが買いであります。2週連続でG1一番人気を裏切った福永に乗り替わりですが、人気がない今回は気楽に乗れそうでこれも買いと考えます。但し桜花賞の時もそうですが気難しいところがあるようなので、パドック状態は要チェックではありますが。

  この他、500万とは言え前回圧勝したブルーメンブッドは、重馬場なら◎だったんですが、良でも先行してしぶとそうで穴心がくすぐられます。って、よく見るとこの馬結構人気じゃないか。フサイチパンドラ以上に買われてるぞ。うーん。

    上海馬券王    

追伸;あ、そうだ、東海Sを忘れてた。こちらは◎ヴァーミリアン、○マイケルボウノット、▲ヒシアトラスという人気どおり、論評し甲斐のない鉄板レースであります。  




〇今日の結果

<オークス> @カワカミプリンセス Aフサイチパンドラ Bアサヒライジング



〇かんべえのつぶやき

――キストゥヘヴンとアドマイヤキッスという「ダブルキッス」が連に絡まず。結構、荒れましたなあ。まあ牝馬はしょうがありません。

――これで5週連続のG1シリーズは来週のダービーを残すのみ。それが過ぎたら世間の関心はW杯に移るんだろうな。




5月14日(日)

◎:いやあ、先週のNHKマイルは見事に外れましたね。先生の指名した馬、かすりもしませんでしたよ。

上:エヘヘ、当たらんなあ。  

◎:何をのんきな事言ってるんです。こんなことが続くとその内かんべえ先生から自由契約言い渡されますよ。もっとしゃんとしてください。しゃんと!  

上:いや、そうは言ってもねえ、マイネルスケルツィとフサイチリシャールが連に絡まないどころか、そろって掲示板にも載らない展開と言うのはね、これは誰だって予想の仕様がない訳なのです。勝馬のロジックだってさ、どうロジカルに考えても、G1であんな馬が勝つなんてあってはいけない事だという気がどうしてもするわけだし、大体乗ってた武が一番びっくりしてたじゃないか。ああ、それを考えるとだんだん腹が立ってきたぞ。まったく何がロジックだ。いい加減にしろっての。  

◎:自分のヘタレさを棚に上げて勝った馬に当り散らしてどうするんです。  

上:いや最近の競馬は何かおかしいぞ。断然格上の馬が来なくて訳の分からん馬がくる展開が多すぎる。前日の京都新聞杯だって10頭立ての小頭数でありながら圧倒的人気になったマルカシェンクとアエローザが揃って連をはずしてるし。1頭だけならまだしも2頭そろってなんて一体どうなっておるのだ。  

◎:それも競馬でしょ。  

上:こんなもんのどこが競馬じゃ。馬柱を見ればどう見てもこの2頭が抜けすぎるくらい抜けているわけで、これをはずして馬券買う奴ははっきりいって基地外認定が相当なわけ。これが競馬だとすると馬券を買うのに必要なのは、競馬新聞でも論理でも洞察でもなく、単に霊感のみということになっちゃうじゃないか。君は私にどっかの新興宗教にでも入信しろと言うのか!  

◎:だから、そんなに怒んないでってば。じゃあ、なんですか。最近の競馬は不可思議な超常現象に満ちておるから明日のヴィクトリアマイルの馬券は買わないと、そういうことでいいんですね。  

上:勝手に決め付けるなよ。最愛のヒロイン、マイネサマンサの出るレースの馬券を私が買わん訳ないではないか。  

◎:ほーう、散々ぶうたれときながら性懲りもなく馬券は買うと?で、またはずしてかんべえ師匠からは任意引退を勧告されると、こう言う訳ですな。  

上:だから勝手に決めつけるなよ。はずすと決まったわけじゃないだろ。  

◎:あのね、好きな馬だという理由だけでG1の器じゃない馬の馬券を買って当たると本当に思ってるわけ?はっきり言いますけどマイネサマンサが掲示板に乗らなくてもこれは超常現象でもなんでもないですからね。むしろ連に絡むほうが超常でしょ?  

上:サマンサちゃんの悪口を言うのはやめろ!  

◎:じゃ、何、苦節3年、6歳でやっと牝馬限定G3を勝った程度の馬がほんとにG1勝てると思ってるわけ?  

上:だからよく聞きなさいって。私だって彼女がG1の器だと思っているわけじゃない。重賞を勝ってくれただけで涙が出るほど嬉しかった。まぁ、客観的にはその程度の馬だということは分かっておるのだ。でもね、明日に限って言えば3着以内ならこれは十分すぎるほど可能性があるわけです。詳しく語る前にまずはこれを見よ。    

東京11R ヴィクトリアマイル(G1)
1600メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ダンスインザムード 55 北村宏司
1 2 マイネサマンサ 55 森下博
2 3 ジェダイト 55 佐藤哲三  
2 4 スナークスズラン 55 田中勝春  
3 5 コスモマーベラス 55 柴田善臣  
3 6 ラインクラフト 55 福永祐一
4 7 アグネスラズベリ 55 本田優  
4 8 オーゴンサンデー 55 後藤浩輝  
5 9 レクレドール 55 蛯名正義  
5 10 ヤマニンシュクル 55 四位洋文  
6 11 ロフティーエイム 55 安藤勝己 △ 
6 12 ショウナンパントル 55 吉田豊  
7 13 ディアデラノビア 55 岩田康誠  
7 14 チアフルスマイル 55 横山典弘 注 
7 15 デアリングハート 55 藤田伸二  
8 16 ヤマニンアラバスタ 55 江田照男
8 17 アズマサンダース 55 藤岡佑介  
8 18 エアメサイア 55 武豊

◎:。。。。ほう、マイネサマンサを本命扱いしないと。一応の良心はあるみたいですね。  

上:好きな馬が出ると言う局面においても一定の客観性は担保しなきゃならんわけで、私も辛い立場なのです。2論併記しやすい対談形式でこの予想を書いていることからも、そこら辺の事情は汲み取って欲しいのです。  

◎:で、本命はダンスインザムードですか。強いことには異論はないけど、この馬は気分屋と言うか走ってみなけりゃわからない不確実性の持ち主で軸にはどうですかねえ。牝馬のマイルならラインクラフトに敵はいないわけで、こちらが軸向きと言う気がするんですが。  

上:個別の馬について語る前にまずは最近の府中の特質を考えて見たいわけです。長い直線を誇る府中競馬場の芝コースは元来差し、追い込みに有利とされてきたのですが、何故か今年は追い込みが全然決まらないのです。いいですか、今年に入って府中で開催された1400m〜1800mの芝レースは全部で46レースあるんだけどね、勝馬を脚質別で調べると、逃げで決まったレースがなんと10Rもあるわけだ。で、先行馬が勝ったのが15R、中断待機が15R、追い込み馬で決まったのは6Rしかないという、滅茶苦茶逃げ先行優位な馬場となっているわけ。ね、意外でしょ?  

◎;はあ。  

上:で、更に特筆すべきは上記の成績がすべて良馬場のものだってこと。今年の府中は今までのところすべて良馬場で開催されていると言うのに、こういう状況な訳なんです。  

◎:それで?  

上:それで、じゃないでしょ。上海は昨日から今日にかけてすさまじい雨が降っておったわけで、これが日本を縦断することは避けられない。よって、明日の府中は今年初めて重馬場で開催されることがほぼ100%確定なわけなんよ。これで、差し、追い込み馬は消えたも同然。掲示板を飾るのは逃げ先行タイプに限定されると言う極めてナイスなシチュエーションが成立しちゃったと、まあ、こういう訳だ。こういうことになると、やはり先行できて、重実績が確かなダンスちゃんに勝機ありと判断せざるを得ないわけです。  

◎:ラインクラフトも先行馬ですよ。  

上:この馬はこれまで良馬場しか走ったことがなく、重の経験がないのです。こういう状況をあっさりクリアする可能性も大きいけど、逆に全然重には向かない馬でしたと言う可能性もある訳で、ここは一段割引が必要かと考えるわけです。シーザリオ、スイープトウショウがいない現在、彼女が牝馬ナンバーワンであることは間違いないんだけど、明日に限っては運がなかったと言うことになるやも知れませんな。で、そういう観点から急浮上するのがわが最愛のマイネサマンサであると、こう言う事も言えるのです。  

◎:。。。。。どうしても、そっちに行っちゃうわけね。  

上:マイネサマンサも逃げ先行、重上手と明日の府中で連に絡む可能性が極めて高いわけ。内枠を引いたのも吉だし、へたすりゃ勝つまであるかもよ。  

◎:それだけ期待度の高い馬を安藤勝とか岩田康とか今まで乗ってきた一流騎手が見放した訳ですか。で、今回騎乗するのが森下博って、これは何ですか?地方川崎競馬所属の51歳のジョッキーを担ぎ出すなんて、勝つ気があるとはとても思えませんけど。  

上:ぐぐっ。痛いところを。。。確かにこれは不可思議な人選だよな。こういう人選が行われた背景と言うのが上海にいてはよく分からないのだけど、一応重賞馬だし、安藤・岩田に断られても代わりの騎手はたくさんいるはず。それをよりによって地方川崎競馬所属の51歳のジョッキーに頼んだってことは、これは何らかの秘策があるのではないかと、こう前向きに考えたいわけです。ああ、考えれば考えるほどなんか勝つ気がしてきたぞ。得意のマイルで牝馬G1が新設されたり、シーザリオ、スイープトウショウが不在になったり、府中の馬場が彼女向きになったり、雨がざあざあ降りまくったり、内枠引いたり、これは神様が彼女にG1ウイナーの称号をプレゼントしようとしているしか思えないじゃないか。上の印を▲から◎に変えようかな。  

◎:。。。あんた、やっぱり新興宗教に入信したほうがいいかも。      

上海馬券王    



〇今日の結果

<ヴィクトリアマイルカップ> @ダンスインザムード Aエアメサイア Bディアデラノビア



〇かんべえのつぶやき

――バザーに行っていたんで、今日のレースは見てません。馬券王先生の予測どおり、ダンスインザムードが来てラインクラフトは来ない。で、馬券王先生の予測したマイネサマンサは論外と。リテラシーが低くなければ、実に有用な予測であったといえましょう。

――5週連続のG1シリーズは3週目。1着2回、2着1回の武豊はさすがでありますな。来週はオークスだ。




5月7日(日)

えー、徒然なるままに日暮、パソコンに向かいて世に移り行くよしなしことをそこはかとなく覗いてみれば、なんと下記の記事が。。。  

ストーンズのキースさん、ヤシの木から落ち脳手術

 英国の大衆紙サンは4日、英国出身の世界的人気ロック・バンド、ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズさん(62)が4日、ニュージーランドの病院で脳内出血の手術を行う、と伝えた。英国のテレビは同日、手術は行われた模様、と報じた。 リチャーズさんは、4月27日、休暇先のフィジーで、ヤシの木に登ってから落ち、頭を打って病院に運ばれていた。(ロンドン・飯塚恵子)

(2006年5月4日21時1分  読売新聞)

    ぎょええええええ!60過ぎて木登りですかああああ!おっさん、ええ歳してなに考えとんねん!
 しかもヤシの木だって。状況の深刻さを補って余りあるこのシチュエーション、南国情緒がむせ返るこの展開は殆どギャグじゃないですかあああ!スクープしたのがイギリスの東スポ「サン」だと言うのもなんだかなあ。

  ああ、魑魅魍魎の巣くうロック界で半世紀近くに渡り岸伸介的妖怪ぶりを振りまいてきたキースですが、歳が歳だけにこれはもう駄目かも知れません。この前見た上海公演が怪物バンド・ローリングストーンズのラストコンサートになるやも知れないと言うことで、2000元のチケットを惜しまず見に行っといてよかったというさもしい心根もないといえば嘘になるのですが、やはり人間国宝級のギタリストが再起不能の危機に陥っていることに私は非常な衝撃を受けているのであります。

  商売人のミック・ジャガーのことですから、キースが駄目でもミック・テイラーあたりを呼び戻して今後も活動を続けることは大いにありうるのですが、キースがいないストーンズなんてクリープを入れないコーヒー以上にストーンズではありえない。ストーンズをミックのバンドと考える人は多いのですが、違うのです。あれはキースのバンドなのです。ビル・ワイマンやチャーリー・ワッツに代替が効いてもキースの代わりなんかいるはずがないのです。カール・ローブ抜きのブッシュ政権が、飯島秘書官抜きの小泉政権が考えられますか?ジダン抜きのレアルマドリードが、矢野抜きの阪神が、小野寺歩抜きの日本女子カーリングチームがこの世に存在しうると本当にあなたは考えますか?キースこそが、ストーンズのあのグルーヴを統率する事実上のチームリーダーであり、唯一無比の存在なのです。ああ、それなのに、それなのに。

  とにかく、毎日が祈るような日々であったかのナリタブライアンの闘病期間にも似たこの状況、もはやNHKマイルなどと言うしょぼいG1どころではありません。よって今回は簡単に。  

東京11R NHKマイルカップ(G1)
1600メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 マイネルスケルツィ 57 柴田善臣
1 2 ファイングレイン 57 横山典弘 △ 
2 3 モエレフィールド 57 田中勝春  
2 4 アポロノサトリ 57 蛯名正義 注 
3 5 モエレソーブラッズ 57 柴山雄一  
3 6 ロジック 57 武豊
4 7 エムエスワールド 57 藤岡佑介  
4 8 ステキシンスケクン 57 G.ボス △ 
5 9 ゴウゴウキリシマ 57 石橋守  
5 10 ダイアモンドヘッド 57 岩田康誠  
6 11 タガノバスティーユ 57 池添謙一  
6 12 ユウカージナル 57 小牧太  
7 13 アドマイヤカリブ 57 後藤浩輝  
7 14 セレスダイナミック 57 和田竜二  
7 15 キンシャサノキセキ 55 安藤勝己  
8 16 ディープエアー 57 四位洋文  
8 17 ドラゴンウェルズ 57 藤田伸二  
8 18 フサイチリシャール 57 福永祐一

  かつて、エルコンドルパサーやキングカメハメハと言うクラシック路線の大物を排出したこのレースですが、今年はそういう大物がおりません。文字通りのマイラーが大集合、と言えば聞こえはいいのですが、どちらかと言えばクラシック路線じゃ勝つ見込みがない落ちこぼれが大挙記念受験しに来た印象が濃厚でメンバー的にも勝ち負けになりそうなのはホンの一握りと言うしょぼい面子です。ほんとにお前ら、よくもまあ抜けぬけとG1に出てくるな。キースが大変な目にあってるって言うのにいい加減にしろ!

  こんな面子ではフューチュリティSの覇者フサイチリシャールが一番人気になるのもしょうがありません。この馬最近じゃ走れば走るほどしょぼくなっていて、早熟認定が相当、将来的な大物感には滅茶苦茶事欠く有様なんですが、春先まではまだ賞味期限と言うことでメンバー的にも恥ずかしいレースをすることはないでしょう。
 2番人気に推されているマイネルスケルツィはニュージーランドトロフィー(NZT)の優勝馬。2着に0.1秒差ですがこれは着差以上に強い勝ち方でG1級の馬と考えます。問題はフサイチリシャールと比較してどうかと言うことなんですが、今後の成長しろが残っていることから馬場が大幅に渋らない限りこちらを本線で見てみたい。

  実績、能力面から優勝を狙えるのは上記2頭だけです。他は2・3着想定でレースを予想するのが相当。(とは言えNHKマイルと似たような力関係のメンバー構成であった土曜の京都新聞杯はマルカシェンク、アエローザと言う大物感のある2頭がそろって連をはずすと言う阿鼻叫喚の結末になり、こういうのを見ると断言も出来なくなってくるんだけどね)

  武騎乗のロジックはこれまで連をはずしたことがない安定感が買いで、3着以内なら大いに有望。但し武が乗っても勝ちきれないのは力不足か、性格のなせる業なのか。
 ステキシンスケクンはアーリントンCで逃げて大勝した実績が買いです。府中の1600mを逃げ切るのは並外れたスピードが必要だし、今回同形が多いと言うのが難点で割引材料には事欠きませんが。
 ファイングレインはNZTでマイネルスケルツィに0.1秒差の2着につけたのはお見事。ただしこの馬も逃げ馬なんで府中はどうでしょう。

  面白いのがアポロノサトリ。フューチュリティS以降中山で3走してしょぼい成績しか残していないのですが、府中では2−1−0−0と抜群の相性があります。まぁ、府中の成績も減量騎手のものなんで割引は必要なんですが、人気がなければおいしそう。ってよく見るとこの馬結構人気になってるじゃないか(現時点で6番人気)。くそう、皆考えることは同じと言うか、こんな成績で6番人気なんていかに他にたいした馬が出てないかって事の裏返しでもあるわいな。ああ、見れば見るほどしょぼすぎる。まったく、人間国宝級のギタリストが大変な目にあってるって言うのに、本当にお前らいい加減にしろ!

    上海馬券王                  



〇今日の結果

<NHKマイルカップ> @ロジック Aファイングレイ Bキンシャサノキセキ



〇かんべえのつぶやき

――ロジックがやりました。とうとう来たか、アグネスタキオンの子供。クロフネの子供であるフサイチリシャールとあわせて、ついつい応援したくなるところです。三番人気はお買い得だったのでは?武豊騎手は「嬉しい誤算」などと言ってます。先が楽しみな感じです。あ、そうか先週と同じ武−横山のワンツーフィニッシュですね。

――5週連続のG1シリーズはまだ2週目。来週はヴィクトリアマイルだって。何?それ?。




4月30日(日)

えー、日本じゃゴールデンウイークに突入してみんなで遊びほうけていると思われる今日この頃皆さんお元気ですかあ?


  などと某人気ブログの文体が妙に頭に残ってこちらの文体までもが侵食されつつある今日この頃でもあるのですが、実は中国は今日明日の土日は出勤日なのであります。

  いや、休みがなかった昔に比べ今は中国政府の太っ腹な御慈悲によりメーデーである5月1日から1週間は連休となるわけでして、別に恨み骨髄と言うことはないのですが、4月29、30両日が振り替え出勤であることから本日の青葉賞も明日の天皇賞もリアルタイムの観戦が不可能な状況となっておりますことはまことに困った事態と言えましょう。ディープインパクトのあの走りはやはりリアルタイムで観戦しなきゃねえ。え、ラジオでしか競馬にアクセスできないお前は観戦じゃなくて「聴戦」じゃないかって?うーん、ごもっとも。

  しかしねえ、考えてみると今日から上海は気温が急上昇、春をすっとばしていきなり初夏到来という趣で、道を行くお姉さんの装いもミニスカ、ショートパンツに大転換と言う実に結構な光景が表では繰り広げられていると言うのに、私は会社で辛気臭い資料を作りまくっているわけです。一体私は何をやっているのだろう。それを考えるとやっぱり恨めしいわい、ブツブツ。。。  

京都11R 天皇賞(春)(G1)
3200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ストラタジェム 58 G.ボス  
1 2 マッキーマックス 58 藤田伸二
2 3 チャクラ 58 小牧太  
2 4 ローゼンクロイツ 58 安藤勝己  
3 5 トウカイトリック 58 芹沢純一
3 6 トウカイカムカム 58 幸英明  
4 7 ディープインパクト 58 武豊
4 8 ビッグゴールド 58 和田竜二  
5 9 デルタブルース 58 岩田康誠
5 10 アドマイヤモナーク 58 四位洋文  
6 11 リンカーン 58 横山典弘
6 12 ハイフレンドトライ 58 小林淳一  
7 13 ファストタテヤマ 58 武幸四郎
7 14 アイポッパー 58 福永祐一
8 15 シルクフェイマス 58 柴田善臣
8 16 ナリタセンチュリー 58 田島裕和  
8 17 ブルートルネード 58 池添謙一  

  何と言ってもディープインパクト。これで決まりです。勝負付けがつきすぎるくらいついているメンバーが相手の今回に関しては全く死角がなく、現状の単勝オッズ120円=元返しではないと言うのがはっきり言って信じられません。低金利のこの御時世でこのように20%の配当利回りがある金融商品が他にあるでしょうか。

  はっきり言って鉄板なのです。ここ数年納得の出来ない結末が続いてきたこのレースですがこれでようやくその流れに終止符が打たれそう。これで負けるようなことがあったら天皇賞に生息すると噂されて久しい『魔物』の実在がほぼ100%の確率で証明されてしまうと言う、それくらいの鉄板レースです。とにかく、ここを楽勝して早くハーツクライとの最強決戦を見せてくれい。

  で、私に自由になる手持ち現金が1000万もあれば迷わずこれをディープの単勝に注ぎ込むわけなのですが、そのようなPAT残高があるはずもなく、よって2着、3着も当てねばならないのですが、これが結構難儀なわけなのであります。   これだけ抜けた存在が出るのに、なんと17頭立て、急に回避した一頭を入れればフルゲートのエントリーがあるのはいかなる悪魔の配材か。まぁ、天皇賞故、2着でも変なG2なんかよりもはるかに高額な賞金が出るわけで、「これなら何とかなりそう」と言うよこしまな動機の持ち主が一斉蜂起したという文脈で捉えるのが相当なんでしょうが、事実ディープ以外の面子は皆一長一短、2着ならどれにもチャンスありというのが悩ましい。

  2年連続で天皇賞春一番人気を裏切り続けた大馬鹿者リンカーン、最近調子が上がらないとは言え菊花賞1着JC3着の実績あるデルタブルース、6歳になってようやく復調してきた心の友マッキーマックスにも当然2着なら十分チャンスありなんですが、私が今回裂帛の気合、渾身の絶叫と共に対抗扱いとするのは7番人気のアイボッパー。去年の阪神阪神大賞典2着、天春3着、豪州G1メルボルンカップ2着と言う実績を誇るナイスガイです。

  え、今年の阪神大賞典で鼻歌まじりのディープに2.6秒差もつけられて6着に沈んだのはいくらなんでも負けすぎじゃないかって?ウホホホ、気にする必要はありませんぞ。この馬はそもそも阪神じゃ走らんのです。とにかく京都の実績を見ておくんなまし。4−2−1−0。連対率85.7%、複勝率に至ってはなんと100%!それでいてこの人気はおいしすぎる、おいしすぎるっぞおおお!

  ああ、いやが応にも穴心がくすぐられます。よって当日は◎ー○ー▲△、◎ー▲△ー○の三連単合計12点を購入するつもり。え、買いすぎじゃないかって?ワハハハ、この買い目は殆どが万馬券じゃ。

 え、当日は出勤じゃないかって?おおっとそうだ。今すぐ買っちゃえ、買っちゃえ。と、たった今前日売り馬券を買ってしまったぞ。ざまあ見ろ!

  と、言うわけで気分は出でよ万券!!と言う今日この頃、皆様またお会いしましょう。

      上海馬券王



〇今日の結果

<春の天皇賞> @ディープインパクト Aリンカーン Bストラタジェム



〇かんべえのつぶやき

――ディープインパクト、今回は向こう上面で「飛び」ました。一瞬、仕掛けるのが早過ぎるんじゃないかと心配しましたが、そのままぶっち切りでゴール。すごかったですねえ。スタートをしくじっても勝つ。有馬記念で負けたことで、ますます強くなった感があります。

――馬券王先生の教えに沿って、かんべえも三連単でFを筆頭にC、J、M、Oの4点をフォーメーション買い。余計な@が入ってしまったので外れとなりましたが、こういうレースはもう馬券じゃないですね。いいものを見せてもらいました。





4月16日(日)

えー、先週までのうららかなお天気から一転、上海は現在随分寒いのであります。

  例年なら気温が30℃近くまで上昇し、気の早い蚊が飛び始める頃あいだと言うのに、最高気温が10℃近辺をうろつくここ数日は一体何なのでしょうか。オフィスでは冷房じゃなくて暖房が入っているし、通常なら道を行くお姉さんの装いもミニスカとかタンクトップとか露出度が異常に高くなり始めるはずなのに、こちらも皆長袖のズボン姿のままである。ああ、寒い。身も心も。

  一方日本の景気拡大が期間としてバブル景気のそれを更新したと言うニュースが入ってきたのでありますが、これも寒い。一般的な日本人にとって景況感が改善したのはせいぜいここ一年だと思うぞ。今だってデフレは止まっちゃいないし、一握りの成功者の影で大勢の人間がひいひい言っておるのだ。政府は構造改革の成果として誇りたいのだろうが馬鹿も休み休み言いなさい。ああ、寒い、寒すぎるぞお!

  あ、そう言えば先週のストーンズ騒ぎで忘れていたけど、私が愛してやまないシーザリオの故障が癒えず復帰を断念したという悲しいニュースも流れてきたんだっけ。アドマイヤグルーヴとヘヴンリーロマンスなき後、今年の牝馬の中心となるのは彼女を置いて他にないと思ってたのに返す返すも残念であります。おまけに牡馬相手に互角以上の戦いを演じてきたスイープトウショウまでが骨折休養となったみたいだし、これでは今年の牝馬戦線は短いところはラインクラフト、長いところじゃエアメサイアで決まりじゃないか。こちらも寒い。寒すぎるぞおおおお!ああ、ここまでお寒い状況となると、わが最愛のヒロイン・マイネサマンサがまかり間違ってヴィクトリアマイルを勝ってくれるかもしれないという期待まで発生してしまうではないか。彼女が勝てば個人的には気温は急上昇、春到来となるのですが、さて。        

中山11R 皐月賞(G1)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 フサイチリシャール 57 福永祐一
1 2 ドリームパスポート 57 高田潤  
2 3 ナイアガラ 57 小牧太
2 4 キャプテンベガ 57 安藤勝己
3 5 メイショウサムソン 57 石橋守  
3 6 フサイチジャンク 57 岩田康誠  
4 7 ショウナンタキオン 57 田中勝春  
4 8 ダイアモンドヘッド 57 北村宏司  
5 9 ゴウゴウキリシマ 57 中舘英二  
5 10 トウショウシロッコ 57 吉田豊  
6 11 ステキシンスケクン 57 藤田伸二  
6 12 サクラメガワンダー 57 内田博幸
7 13 インテレット 57 後藤浩輝
7 14 スーパーホーネット 57 四位洋文  
7 15 アドマイヤムーン 57 武豊
8 16 ジャリスコライト 57 横山典弘
8 17 ディープエアー 57 池添謙一  
8 18 ニシノアンサー 57 菊沢隆徳  

  牡馬クラシック路線第一弾、皐月賞なわけでありますが、井上陽水的に言うと「だけどもぉ、問題はぁぁ、今日の雨ぇぇぇ、傘がないぃぃぃぃ」なのであります。

  上海のお姉さんに厚着を強要した冷たい雨が現在日本を縦断中であり、本日の馬場が相当渋ることはまず間違いない状況。そういう前提でどの馬を切りどの馬を残すかが厳しく問われているわけなのでありますが、さて。

  去年のディープインパクト程の怪物はいないのですが、それでもレベルは高いメンバー構成です。メンバー表を見て笑っちゃったのが参加18頭中、6頭が武豊のお手馬だということ。いやあ、いい騎手にはいい馬が集まるとは言え凄すぎます。

  このような「競馬界の基軸通貨」武先生が苦悩の末選んだのが、アドマイヤムーンなのですが、確かに6戦5勝、2着一回しかも鼻差と現時点での完成度、安定度は群を抜いた存在。何があっても連だけは絶対はずさない、と、そんな気にさせてくれる馬ではあります。しかし、しかーし、この馬は渋った馬場でレースをやったことが一度もない。また父エンドスイープということで距離はこれがギリギリと思われ、決して死角がないわけじゃありません。そう言うのと武が選んだということで圧倒的一番人気になっている馬券の安さを比較すると、連軸はともかく単軸では期待値が低すぎると判断し、評価を下げることにします。

  4戦4勝のフサイチジャンク。出走メンバー中「ディープインパクト以来1年ぶりの無敗3冠馬」への挑戦権を持っているのはこの馬だけで、そういう期待もあるのでしょう2番人気に推されているわけですが、4戦の勝ちタイムは凡庸だし、負かした相手も弱すぎるしで、これは「危険な人気馬」認定が相当と思料します。よって、消し。消しじゃあああ!来るなよ。君が来ることはこの私が許さん。

  馬場が渋って急浮上するのがフサイチリシャール。切れ味に欠け、良なら買えない馬なんですが、あまりに馬場がひどくなるときは勝つまで十分にあるでしょう。今回内枠を引いたのもよし。

  これらに対し、現時点で最上位に考えたいのは藤沢厩舎のジャリスコライト。これまでの実績は上記の馬に比べて見劣りしますが、そのレース振りを見るに、まだまだ能力を出し切っていないと感じられる部分があり、よってアドマイヤムーンとかにも対等以上に渡り合えるはずと考えます。(ただし、気性が難しい馬みたいなのでパドックチェックは必須であります。)

  他ではまだ成長に時間がかかりそうだけど良血キャプテンベガにはフサイチジャンク以上のお買い得感が、アドマイヤムーンに唯一土をつけた男サクラメガワンダーには父グラスワンダーの面影あり。また穴っぽいところでは、不良馬場のすみれSを勝ったナイヤガラは馬場次第で連突入も十分可能、ダート路線から芝に転向しいきなり重賞2着したインテレットは隠れた大物の可能性があり人気があまりにも低いと言うことで是非押さえておきたい存在です。

      上海馬券王



〇今日の結果

<皐月賞> @メイショウサムソン Aドリームパスポート Bフライチジャンク



〇かんべえのつぶやき

――町内会の総会が大荒れで3時間。とうとう皐月賞を見逃してしまいました。帰ってきてネットを調べると、なんなんだ、この結論は。3頭とも無印じゃありませんか。やっぱり今年の三歳牡馬はエース不在なのでありますね。2001年のノーリーズンみたいな感じだったのかしらん。

――ところで町内会は、今度はダービーの日にドブさらいをやるのであります。いやはや困ったもんです。





4月9日(日)

ストーンズがやって来る。YAH!YAH!YAH!  

と、言うわけで、本日はローリングストーンズの初めての中国公演が上海にて行われたわけであり、不肖私目もこれを見る栄誉に預かったわけなのであります。

  いやああ、凄かった!思い起こせば3年前SARS騒ぎでドタキャンになった中国公演。このときの恨みを一気に晴らすことが出来ました。嗚呼、生のミックは60をはるかに過ぎて元気溌剌オロナミンCであった。きっと日夜節制に励んでいるのであろう。生のキースは70近くになってますます不摂生で死にそうであった。きっと日夜飲んだくれているのであろう。

  3年前はS席で2000元だったチケット値段は今回は3000元。これは日本円に換算して4万5千円と言うことで、こんなチケットを買っているのは殆どが頭の禿た欧米人と、その囲われ中国女である。さすがにこれには手が出なく、買ったチケットはA席1800元。ダフ屋値段で2000元とこれも高いことは高いのでありますが、結果として十分すぎるほど元は取れました。凄過ぎます、ストーンズは。レコードじゃないです、やっぱライヴです。年甲斐もなく、涙ウルウルなのであります。

  最近じゃ活動するのは3年に一度、2年休んだ後アルバムを作り、ワールドツアーをぶっかまし、やたら馬鹿高いチケットを売りさばいた後また2年休止すると言うことを繰り返す資本主義の権化みたいに罰当たりなストーンズなんですが、許す。俺は許すぞおおおお!これだけのものを見せてくれてなんで文句が言えようか。

  ストーンズの演奏と言うのは表向きホンといい加減、演者の技量と言うことで言えばミックはジェイムズブラウン(2月に上海公演しました素晴らしかったです)、キースはジェフベックなんかの足元にも及ばない。でもねえ、違うんだ。違うんです!

  やる気なさそうにデレデレとやってる感じなんだけど、押さえるツボはピンポイントでビシャリと押さえてる。間の取り方とかソロパートの受け渡しも絶妙で、これはもう超絶の職人芸。これだけ真似しやすそうで、誰にもまねの出来ない悪魔のような音芸集団が他にいましょうか。独特のタメから生み出されるグルーヴは麻薬的。音響といい、選曲といい、表向きいい加減なんだけど、裏側では徹底したプロフェッショナリズムに裏打ちされた職人の集団であります。景気が上向いて見直されつつある日本のモノづくりだけど絶対負けてるぞ、ストーンズに。

  セックスソングはいかんと言う中共要求に基づき、Brown Sugar とか、Honky Tonk WomenとかEmotional Resucueとかはやってくれなかったんだけど、それでもMidnight Rambler とかGimme Shelterとかはしっかりやってくれた。歌詞のやばさじゃ似たようなもんだけどね。冒頭飾ったStart me upだってあれはセックスソングでしょうが。まぁ、Street Fighting Manをやってくれなかった事を除けば一応満足な選曲ではありました。

  しかしねえ、考えてみれば不思議だよねえ。どちらかと言えば玄人向けのバンドであるストーンズが、音楽と言うよりは落語とか演芸の文脈で語る方がはるかにしっくり来るストーンズが、こんな馬鹿高いチケット料金をふんだくる世界最高のロックバンド認定を受けていると言うのも。いや、確かに彼らの「芸」はその値段に見合ってるとは思うんだけどさ、本当にあのチケットを買った人はみなその真価を分かって買っているのであろうか。特に3000元のS席に30歳は違うと思われる中国女を同伴してふんぞり返っていた白人のハゲどもには聞きたいね、あたしゃ。おまえら、ほんとに分かってんのかあ?

     

阪神11R 桜花賞(G1)
1600メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ユメノオーラ 55 渡辺薫彦  
1 2 アサヒライジング 55 柴田善臣
2 3 ラッシュライフ 55 四位洋文  
2 4 ダイワパッション 55 長谷川浩大
3 5 テイエムプリキュア 55 熊沢重文
3 6 グレイスティアラ 55 田中勝春  
4 7 エイシンアモーレ 55 福永祐一  
4 8 アドマイヤキッス 55 武豊
5 9 アイアムエンジェル 55 柴山雄一  
5 10 アルーリングボイス 55 M.デムーロ  
6 11 ウエスタンビーナス 55 藤田伸二  
6 12 コイウタ 55 横山典弘
7 13 ミッキーコマンド 55 石橋守  
7 14 キストゥヘヴン 55 安藤勝己
7 15 ウインシンシア 55 秋山真一郎  
8 16 シェルズレイ 55 岩田康誠
8 17 フサイチパンドラ 55 角田晃一
8 18 タッチザピーク 55 柴原央明  

  気がついたら早くもクラシック第一弾、桜花賞の開催なわけです。

  これまで見せてきた才気あふれるレース振りからアドマイヤキッスが現在のところ一番人気なんですが、恐ろしいまでの将来性は否定しないまでもうら若い3歳牝馬の対決であるゆえ、ここは紛れも十分あるところ。

  低人気でフラワーCを制したキストゥヘヴンには、ストーンズのようなしぶとさや、したたかさを感じます。未勝利を脱出するのに4戦もかかっているのですが、フラワーCの戦い方を見る限り明確な勝利への意思とそれを裏付けるに足る能力の持ち主と見受けました。3年前のネオユニヴァースを髣髴とさせると申しますか、「名工は少し鈍き刀を使ふ」という例えがぴったり当てはまるのではないでしょうか。問題は小柄な牝馬が関西遠征でどのようになるかということ。大幅に馬体が減っていれば再考の余地もありますが。。。

  対抗は、チューリップ賞でアドマイヤキッスとタイム差なしの2着につけたシェルズレイ。タイム差がないのにアドマイヤキッスよりはるかに低い人気であるところが、こちらの穴心をくすぐります。

    上海馬券王      



〇今日の結果

<桜花賞> @キストゥヘヴン Aアドマイヤキッス Bコイウタ



〇かんべえのつぶやき

――今年は開花が早かったというのに、先週の寒気が幸いしてか、桜がまだ残っている桜花賞。所詮は見るレースと心得つつも、見応えのあるレースでありました。最後は激しい叩き合いとなり、キス=キス・コンビのワンツー・フィニッシュ。キストゥーへヴンの末足は、昨年秋の天皇賞馬、ヘヴンリーロマンスを思わせるものがありました。

――馬券王先生もしてやったりの結果じゃないでしょうか。念願かなってストーンズのコンサートにも行ったし、この春は結構、当たるかもしれませんよ。とりあえず皐月賞もよろしく。




4月2日(日)

いやぁ、春ですなあ。4月になって上海も急に暖かくなってきました。

  4月は上海のベストシーズンなのですが、何が素晴らしいかといって、この季節アレルギー性の花粉が飛ばないというのが実に素晴らしい。日本の憂鬱な春を知る者にとってはまさしくここはパラダイス。こういう生活に慣れるともう日本で春は過ごせなくなりますなあ。

  何故アレルギー性花粉が飛ばないかと言うと、ここら辺の植生が広葉樹主体だと言うのもあるのですが、ビルだらけの上海じゃ緑地自体殆どないと言うのも大きいのであります。さすが商業都市上海。「樹木植えてナンボになりまんのや。そんなもんより店作って商売したもんが勝ちや!」というノリなわけですね。発想が関西的というか、考えてみれば大阪も緑地の少なさでは上海に負けず劣らずだし、うーん、上海人て関西の人と気質が似てる気が急にしてきたぞ。上海語ってノリが河内弁で中国では汚い言葉と蔑まれているし、功利的で排外的で特定地域の住民に強烈な差別意識をもっているところももなんか、そのまんまと言う感じだし、上海に駐在する日本人の関西人比率が異常に高いというのも何やら示唆的ではないか。(などと言うことをこの前関西人に話したら「関西人馬鹿にすな!」って怒られたんだけどね。)

  と、まぁ、このようにパラダイスの上海なんですが、実は最近変化の兆しが。豊かになって心のゆとりができたと言うことで、このところ上海市政府がしゃかりきになって街の緑化に取り組んでいるのであります。しかも広葉樹だけじゃ変化に乏しいと言うことなのか道端に針葉樹まで植えているではないか。ば、馬鹿、やめろ!上海最高の美点を自ら損なう愚かな行為に何故気がつかない!そういえば今年になって時々鼻がムズムズする感じがしないでもない。うーん、植樹がこの感じで進むと来年は過ごしにくくなるのかもしれません。頭にすっきりしている今のうちに競馬にいそしむことにしましょう。

 

中山11R ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)
1600メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 ニューベリー 57 四位洋文 〇 
1 2 グランリーオ 56 江田照男  
2 3 ダンスインザモア 56 蛯名正義 注 
2 4 メテオバースト 55 後藤浩輝 △ 
3 5 キネティクス 55 山田信大  
3 6 トールハンマー 54 石橋脩  
4 7 シルクトゥルーパー 53 松岡正海  
4 8 インセンティブガイ 57 横山典弘
5 9 ロードマジェスティ 54 津村明秀 △ 
5 10 キングストレイル 56 北村宏司 ▲ 
6 11 グレイトジャーニー 56 佐藤哲三  
6 12 テレグノシス 58.5 勝浦正樹  
7 13 マイネルハーティー 55 内田博幸  
7 14 ニシノシタン 55 吉田豊  
8 15 コスモシンドラー 55 武幸四郎  
8 16 アルビレオ 56 田中勝春  

  最近異常に忙しくてやっと落ち着いたと思ったら、すでにクラシックトライアルは終了、来週から桜花賞ですか。気がつけば4月だし、時間のたつのの早いことよ。   1600mGVのこのレースは安田記念のステップレースと言うことになるのでしょうが、時期的には間延びした感じで中途半端な印象は免れません。そういうことを反映してか、出走メンバーも中途半端。本番で勝ち負け出来そうなのもいないし困ったもんです。

  こういうメンバーなら重賞実績なしとはいえ、中山1600mで無類の強さを持つインセンティブガイが優勝候補といえましょう。何と言っても重が予想される明日の馬場状態で前でレースを進められるのは強みです。勝つときは異常に強い勝ち方をするし、負けるときは連にも絡めないというはっきりしたタイプなんで買うときは馬単、三連単がいいでしょう。

  対抗は8歳と高齢ながらも老いてますます盛んなニューベリー、スローペースのファイナルS、ハイペースの京都金杯両方で連に絡んだ味わい深い走りは混迷する民主党における一服の清涼剤・渡部恒三先生を彷彿とさせます。大崩れがないタイプで連軸向きですな。

  ニューベリーが恒三先生ならキングストレイルはさしずめ永田先生でしょうか。サンデー産駒・藤沢厩舎・重賞実績ありと銘柄は申し分ないんですが、最近はお子ちゃまみたいな無様なレースを続けているのが見る者の涙を誘います。但しインセンティブガイに大差敗れたとは言え2着につけた前回の東風Sには改悛の情も感じられるゆえ永田代議士的罵倒の対象とするかはこのレースを見てからの判断と言うことで。(どうでもいいけど、東大⇒大蔵⇒公費留学でMBA取得と言う経歴の人があんな無様なことをするかねえ。民主党と言うのは似たような銘柄の人がごろごろいるんだけど、みんなあんな感じなのかしら)

  この他ではマイルのスペシャリスト・メテオバースト、重馬場前提でダンスインザモア、ロードマジェスティに穴の予感。

 

阪神11R 産経大阪杯(G2)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 カンファーベスト 57 小牧太  
2 2 アサカディフィート 57 池添謙一  
3 3 マッキーマックス 57 藤田伸二
4 4 ローゼンクロイツ 57 武豊
5 5 カンパニー 57 福永祐一
5 6 シルクフェイマス 58 柴田善臣  
6 7 アグネスシラヌイ 57 秋山真一郎  
6 8 ローマンエンパイア 57 川原正一
7 9 マーブルチーフ 57 熊沢重文  
7 10 シルクネクサス 57 幸英明  
8 11 アドマイヤジャパン 57 岩田康誠
8 12 スズカマンボ 59 安藤勝己  

  天皇賞春のステップレースと位置づけられるこのレースですが3200mのステップが2000mと言うのもねぇ。まぁ、今年の天皇賞はディープで決まりっぽいから関係ないか。

  シルクフェイマス、マッキーマックス、ローマンエンパイアという私の心の友が3頭も出ているし、一応GT馬のスズカマンボも出てるんで私的には面白いレースなんですが、それでも客観的には1.5流馬大集合と言うところでしょうか。本来なら「心の友、牡馬筆頭」というべきシルクフェイマスを応援すべきなんですが、あいにく明日は雨ということで、こうなると馬券的には「消し」となるのです、この馬は。晴・良馬場なら文句なしで◎なんだけど、残念。

  重前提と言うことならかのディープインパクトを苦しめたアドマイヤジャパンがここでは抜けた存在です。シルクフェイマスが逃げるかどうかで展開にもあやが出ますが岩田と言う騎手が状況判断に優れた乗り手であると言うのも心強い。

  ローゼンクロイツは大崩れがないのはよいのですが、ここで圧倒的一番人気はいくら武鞍上でも買われすぎな感じ。3連複の軸にはうってつけですが単ではうまみなしと判断します。

  マッキーマックスは昔から贔屓にしていた馬ですが6歳にしてようやく重賞を勝つことが出来ました。しょぼい相手とは言えレコード決着はお見事。今回距離短縮で正直強気になれませんが、重はこなせそうで3着以内は十分可能でしょう。

  もう一頭の「心の友」ローマンエンパイアは4年前皐月賞で2番人気に支持された馬だったのですがその後故障続きでなかなかブレークしないまま気がつけば7歳になってしまいました。直線の追い込みだけで2着につけた弥生賞の走りが忘れられず以来ずっと応援してるんですが。。。。追い込み一手なんで馬場が渋るとよくないんだけど、展開次第であるいは。

      上海馬券王        



〇今日の結果

<ダービー卿CT> @グレイトジャーニー Aキングストレイル Bキネティクス


<産経大阪杯> @カンパニー Aマッキーマックス Bスズカマンボ



〇かんべえのつぶやき

――いやー久しぶりの中山競馬場。桜も咲いている。今にも降りだしそうな天気ですが、文句を言ったらバチが当たります。

――ダービー卿では、インセンティブガイをバッサリ切って、ニューベリー、メテオバースト、キングストレイル、テレグノシス当たりで馬連のボックス買い。あと1頭をコスモシンドラーかグレイトジャーニーかで迷って、前者を選んでしまった。惜しい。馬連I-Jは89倍であった。永田先生ことキングストレイルは奮戦しましたね。

――産経大阪杯は「称賛日本」(アドマイヤジャパン)を軸に買う。が、来ない。あたたたた。ところでスズカマンボが3着ということは、またしても春天では頑張るぞということでしょうか。





3月27日(日)

上海馬券王の人生相談

  砂漠の貴公子 カネヒキリさんからのお便り  

Q:こちらが本物のワールドカップなのに。。。  

馬券王先生こんにちは。実は大変納得のいかないことがありお手紙しました。話を聞いてください。  

去年から今年にかけて日本の重要なダート競争をすべて優勝した私は自他共に認める日本のダートチャンピオンです。今回その成績が認められドバイから招待を受けることになりました。そうです世界最高額の賞金を誇り、すべてのダートランナーがあこがれる世界の最高峰、かのドバイワールドカップに出場することになったのです。ああ、選ばれし者の栄光と不安共に我にあり!日の丸を背負う重圧に圧しつぶされそうになりながらも、私は日本の名誉を賭けた戦いに臨もうと中東に旅立ったのでありました。  

ところが。。。。  

聞くところによると日本のほうでは全然盛り上がっていないのだとか。なんでもWBCとか言う野球の国際大会で日本が優勝したことにみんな浮かれちゃって一般紙はおろかスポーツ紙までがそればかりに紙面を割き、誰も私が国威を賭けて臨むレースには関心を示していないのだとか。

  おかしい。。これって絶対おかしい。ずぇえええったいおかしい!!だって、ドバイワールドカップなんですよ。世界最高額の賞金を誇り、すべてのホースマンがあこがれる世界の最高峰ドバイワールドカップなんですよ。あんなWBCのような、20にも満たない参加国で争われるしょぼい大会じゃないんです。先発ピッチャーの出来で試合の50%以上が決まってしまうと言うのにたった一回の勝ち抜き戦で強弱を決めてしまうなんていい加減なルールの大会じゃないんです。春先の調整期間中に開催してあまつさえベストメンバーも揃わないような不誠実な大会でもなければ、あんなホームタウンデジションな審判がジャッジする大会でもないんです。格が違うんです。ドバイなんです。ああ、それなのに、何故日本では誰もドバイに注目しないんでしょう。大体において格下認定してきた韓国に2回も負けておきながら優勝したと言って浮かれている日本人の感性からして私には理解できません。そんな連中のために何故私は走らなければならないのでしょうか。

  ああ、なんか、急にやる気がなくなってきました。もうどうでもいい気分です。先生、出走を前に心乱れる私はどうしたらいいのでしょう。    

A:お答え

  そうですよねぇ。全くその通りですよねぇ。

  いやぁ、私も上海なんて異国の地から今回のWBC騒ぎを見ていたんですが、なんかよくわからんのです。サッカーのワールドカップで優勝したと言うならまだしも、あんないい加減な枠組みの大会で優勝したからといって日経を除く主要メディアが皆社説にこれを掲載して浮かれているは、あなただけでなく私にも理解できないのです。本当に社説で載せるか、こういうネタ。まぁ、大衆迎合がマスコミの仕事と、これは無理やり割り切るとしても、かんべえ師匠を含む日頃冷静かつ沈着な知識人たちまでもが揃いもそろって浮かれているのを見るのはやはりこれは異様な光景と言わざるを得ない。恐らくは日本チームが大変質の高い野球をやっていたんだなと言う推測も成り立つんですが、それでもイチローとか上原みたいな生まれついての野球馬鹿(いや、いい意味で言ってるんだけど)だけで盛り上がるならともかく、日本中で馬鹿騒ぎをしていると言うのはこれって「国家の品格」に関わる事態ではありますまいか。

  さて翻って、あなたが走るドバイの競争なんですが、あなたやスターキングマンさんが出るメイン競走「ワールドカップ」だけではなく、ディープインパクトを破った暫定日本最強馬ハーツクライさんが走る「ドバイシーマクラシック」、日本のマイルチャンピオン・アサクサデンエンさんハットトリックさんが走る「ドバイデューティーフリー」、他にもユートピアさんとかアグネスジェダイさんとかフラムドパシオンさんとかが出てくるわけで、これはもう、豪華絢爛、夢の競演と言えましょう。それなのに、思いのほか日本の盛り上がりが低いというのは悲しむべき事態なのですが、やはり競馬ってディープインパクト以外は日陰に生きる定めなんですかねえ。

  それでも、いやそれゆえに私はあなたを応援します。今年のドバイWCはElectrocutionist と言う化け物みたいに強い馬が出るので正直勝つまでは辛い気もしますが、それでも私は応援します。やはり、ドバイWCのような超一流の舞台に日本の馬が出て、しかも勝ち負けまで期待できるなんて夢のようなことですから。明日のワールドカップは是非日本のためではなく私のために頑張ってください。(間違ってもホクトベガさんみたいにはならないでね)

  というわけで。。。。

中京11R 高松宮記念(G1)
1200メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 キーンランドスワン 57 四位洋文  
1 2 トウショウギア 57 赤木高太郎  
2 3 プリサイスマシーン 57 岩田康誠  
2 4 マルカキセキ 57 吉田稔  
3 5 マイネルアルビオン 57 柴山雄一  
3 6 ネイティヴハート 57 内田博幸  
4 7 リミットレスビッド 57 田中勝春  
4 8 ブルーショットガン 57 藤岡佑介  
5 9 シンボリグラン 57 M.デムーロ
5 10 カネツテンビー 55 江田照男  
6 11 オレハマッテルゼ 57 柴田善臣
6 12 ギャラントアロー 57 幸英明  
7 13 シーイズトウショウ 55 池添謙一
7 14 ラインクラフト 55 福永祐一
7 15 ウインクリューガー 57 中舘英二  
8 16 タマモホットプレイ 57 渡辺薫彦
8 17 ゴールデンキャスト 57 小牧太  
8 18 コパノフウジン 57 佐藤哲三

  うーん、一応G1なんだけどね、デュランダルの引退でぽっこり穴が開いたということなのか、ドバイにいい馬がいっぱい行っちゃったせいなのか、ずいぶんしょぼい面子ですなあ。こんなんじゃ、やっぱドバイの馬券を買いたいな。え、イスラム圏では馬券は売ってませんか。そうですか。

  こんな面子では初の1200mでもラインクラフトでいいんじゃないでしょうか。気性的には短い方が向いていそうだし。最近は牝馬も馬鹿に出来ない状況なんでシーイズトウショウとのワンツーなんてことも十分ありえます。(伸び盛りの若さゆえシーイズよりはシンボリグランを上位に見ますけど)

  他、距離適性がラインクラフトより未知数ですが、面白いのはプリサイスマシーン。中京巧者であること、騎手が最近ブレークしまくりの岩田であることから一発は十分あります。

    あとついでにマーチSも予想しておこう。

中山11R マーチステークス(G3)
1800メートル・ダート
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 イブロン 54 藤田伸二
2 2 バアゼルキング 51 津村明秀  
3 3 イサオヒート 53 石崎隆之  
4 4 ジンクライシス 55 小林淳一  
4 5 ヒシアトラス 59 横山典弘
5 6 ベラージオ 56 蛯名正義  
5 7 オーガストバイオ 55 安藤勝己  
6 8 サンライズバッカス 57 北村宏司
6 9 ワイルドワンダー 55 後藤浩輝
7 10 ラッキーブレイク 53 大西直宏  
7 11 クワイエットデイ 55 吉田豊
8 12 オルレアン 51 伊藤直人  
8 13 プライドキム 55 勝浦正樹  

  サンライズバッカスはダートで唯一カネヒキリを負かした馬で、最近不調で人気はありませんが、見捨てるには時期早尚です。こちらにも頑張ってほしいねぇ。

  皆様の相談お待ちします。

人生相談士 上海馬券王        



〇今日の結果

<高松宮記念> @オレハマッテルゼ Aラインクラフト Bシーイズトウショウ


<マーチS> @ヒシアトラス Aプライドキム Bベラージオ



〇かんべえのつぶやき

――アメリカ帰りのかんべえさんとしては、今日のレースはよぐわがんね、であります。それにしても、今年は何と競馬と無縁な暮らしをしていることか。そろそろ本気を出したいこの頃であります。





3月5日(日)

うううううう、せっかく「神の声」を聞いたというのに本業が忙しくて競馬が出来ないのです。

3週連続で土日がないのです。よって今回は簡単に。

中山11R 報知杯弥生賞(G2)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 サクラメガワンダー 56 安藤勝己
2 2 アドマイヤムーン 56 武豊
3 3 グロリアスウィーク 56 柴田善臣  
4 4 スーパーホーネット 56 四位洋文
5 5 ヴィクトリーラン 56 石橋守  
6 6 モエレソーブラッズ 56 M.デムーロ  
7 7 ディープエアー 56 内田博幸  
7 8 マイネルシュピール 56 蛯名正義  
8 9 セトウチアポロン 56 田中勝春  
8 10 ナイトレセプション 56 横山典弘

  はやいもので、クラシックトライアル弥生賞の開催ですか。そうですか。そういえば、上海も急に暖かくなってきて本日はハルウララな陽気であります。(こんな競馬日和にお仕事と言うのも、ブツブツ。)

  小頭数ですが、朝日杯FSで2着のスーパーホーネット、クラシック登竜門としてはG1の朝日杯より格上のラジオたんぱ杯の1・2着馬サクラメガワンダー・アドマイヤムーンが出走して面子としてはなかなか面白そうです。

  とは言いながら、去年ディープインパクトのようなすさまじいオーラの持ち主を見てきたものにとっては、現状の有力どころと言うのは物足りない感じがするのは否めないわけで、ここは新興勢力に期待したいところ。で、半信半疑で探してみると、ちゃんといるじゃん、、ナイトレセプション。中山の2000mで2分を切る2歳レコードタイムをかっ飛ばしているのは素晴らしいの一言であります。まぁ、2歳でそんな走りをするものだから骨折しちゃって今回休養明けと言う死角はあるのですが彼にポストDインパクトを名乗る資格は十分なわけで、ここはしっかり応援したいと思います。頑張れ!!

中京11R トヨタ賞中京記念(G3)
2000メートル・芝
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 マチカネオーラ 54 川田将雅
2 2 エイシンドーバー 55 藤岡佑介
3 3 オースミグラスワン 55 秋山真一郎
4 4 ファイトクラブ 54 大西直宏  
4 5 メジロマントル 56 吉田豊
5 6 アラタマインディ 51 生野賢一  
5 7 アサクサキニナル 54 中舘英二
6 8 コスモオースティン 54 武幸四郎  
6 9 エアシェイディ 56 後藤浩輝
7 10 ローゼンクロイツ 57 柴山雄一
7 11 サクラゲイル 50 難波剛健  
8 12 ツルマルヨカニセ 56 小牧太  
8 13 コスモテナシャス 52 長谷川浩大  

  地方重賞にありがちなメリハリに乏しい面子です。ハンデ戦でもあり何が来てもおかしくはない。

  実績では去年のクラシックでそこそこ活躍したローゼンクロイツと去年の秋以降急速に力をつけてきたエイシンドーバーが一歩リードと言うことなんですが、今回は左回り巧者のマチカネオーラが54kgならかなりやれそうな予感。あと9歳馬ではありますが、鳴尾記念を快勝したメジロマントルがやはり左回りの方が得意と言うことでこちらの一発にも注意。

上海馬券王



〇今日の結果

<弥生賞> @アドマイヤムーン Aグロリアスウィーク Bスーパーホーネット


<中京記念> @マチカネオーラ Aローゼンクロイツ Bエアシェイディ



〇かんべえのつぶやき

――「弥生賞大差で勝てば、G1とったも同然」(C:井崎脩五郎氏)。そういう意味では、アドマイヤムーンは今年のスター候補筆頭ですね。半馬身差の勝利でした。

――でもね、ホントはサクラメガワンダーに勝って欲しかった。あのグラスワンダーの子。能力は高そうなのに、4位でゴール。ツボにはまらないと本気を出さないところも親に似てるんでしょうか。応援したいですね。





2月19日(日)

えー、皆様、遅まきながら明けましておめでとうございます。

  随分久しぶりの更新となりますが、実は去年の有馬記念の後、一挙に廃人状態となりまして、最近まであらゆることに無気力無関心な状況が続いていたわけなのであります。

  え、ディープインパクトの連勝が途絶えたのがそんなにショックかって?いやいや、それは読み筋だったのですが3着以内は確実だと思っていたゼンノロブロイが馬券に絡むどころか掲示板にも乗らないへたれな結末とともに引退。これにはさすがに参りました。山本一郎氏なら「その不甲斐なさに全米が泣いた。」などと書きそうなこの展開には全米より先に私が泣いた。嗚呼、あんなへたれ馬に福沢さんを大枚5枚投じてしまった自分が憎い。溢れ出す涙をどうして止めることが出来ようか。

  それからと言う日々は、もう激しく無気力状態。日本の話題なんかにも、なんも現実感を感じないのです。え、ホリエモンが捕まって証券市場がパニックだあ?ケッ、素人が調子こんでデイトレードなんかやったって食い物にされるのは当たり前じゃねえか、勝手に首つれ、馬鹿!え、皇室典範で日本中が騒がしい?どんな形であれ皇室は存続するわけだし、そんなに騒ぐようなことなのかね。ようわからん。え、トリノで日本勢が不甲斐ない?そんなの初めからわかってたことじゃないか。メディアが持ち上げるのを鵜呑みにして勝手に期待した君らが悪い。そもそも日本勢の不甲斐なさなんかゼンノロブロイの不甲斐なさに比べれば可愛げがあるってもんよ。俺なんか俺なんかなああああ!

  嗚呼、無気力で荒みきった日々よ。本業が忙しかったこともあるけど、ジャンキーの私が年が明けてから馬券を買ったのはわずか2回であることにその症状の深刻さが見て取れるのではないでしょうか。しかしそのような日々にも終わりが訪れようとしています。私は神の声を聞いたのです。

1月5日:ブライアンズタイム産駒の芝路線唯一の希望の星ビッグプラネットが一年ぶりに京都金杯を勝利!
1月15日:凋落気配の藤沢厩舎のホープ、ジャリスコライトが京成杯を制覇!!
1月22日:心の友現役最年長シルクフェイマスがほぼ2年ぶりの勝利をアメリカジョッキーズカップで飾る!!!
1月29日:そして最愛のヒロイン、マイネサマンサがついに念願の重賞勝利を京都牝馬Sで達成!!!!
2月12日:そしてそしてクラシック候補と言われながら全然陽の目を浴びることのなかったマッキーマックスが2年ぶりそして初めての重賞をステイヤーズSでGET!!!

  おお、夢ではなかろうか。私が長年ひいきにして、そして(ジャリスコライトを除けば)長年陽の目を浴びてこなかった馬たちが年が明けてから続々と勝ち名乗りを上げているではないか!最初は、「あ、嬉しいな」くらいにしか思わなかったけど、年明け以降16の重賞中5つをわが心の友たちが占めているというのはこれはただ事ではない。これは競馬の神のメッセージに違いない。神が心の友を通じて私に語りかけているのだ。「復帰せよ!留まり、そして闘え!」と。

  と、いうわけで、神の啓示を受けた私は、ようやくロブロイショックを脱し、今再び馬券の道を進むことになりました。本年もよろしくお願いします。
 

東京11R フェブラリーステークス(G1)
1600メートル・ダート
馬名 斤量 騎手 予想
1 1 リミットレスビッド 57 D.バルジュー
1 2 タイキエニグマ 57 田中勝春  
2 3 ユートピア 57 安藤勝己  
2 4 ニホンピロサート 57 中舘英二  
3 5 スターキングマン 57 柴山雄一  
3 6 サカラート 57 小牧太  
4 7 アジュディミツオー 57 内田博幸
4 8 ヴァーミリアン 57 C.ルメール  
5 9 シーキングザダイヤ 57 O.ペリエ
5 10 メイショウボーラー 57 福永祐一  
6 11 ブルーコンコルド 57 幸英明
6 12 トウショウギア 57 藤田伸二
7 13 タイムパラドックス 57 安藤光彰  
7 14 カネヒキリ 57 武豊
8 15 タガノゲルニカ 57 池添謙一  
8 16 サンライズバッカス 57 柴田善臣

  GT馬が7頭も出走する豪華なメンバー構成です。G1馬以外も曲者ぞろいで2,3頭を除けばどの馬にも勝機あり。はっきり言って買うよりは見るレースと申せましょう。こういうレースをそれでも買うというならば素直に自分が好きな馬を買うのが正しいわけなのであります。

  サンライズバッカスは心の友認定までには至りませんがそれでも好きな馬です。去年のダートチャンピオン、カネヒキリに唯一ダートで文字通りの土をつけた馬であり、大外を引いたこともプラスで1600mと言うことに限定すれば他の実績馬達に互角以上の勝負が期待できます。57kgの斤量がはじめてであることと、騎手が6年間G1を勝っていない疫病神の柴田善であることが気がかりですが、まぁしょうがないか、好きな馬だし。

  去年大活躍のカネヒキリも好きな馬ではあるんですが、去年のJCDの勝ち方は少々気に入りません。久々と距離不足も気がかりでこれなら距離短縮歓迎のシーキングダイヤを上位に見たい。まぁ、世界中から強豪が集まるドバイワールドカップに出るんだから本当はこんなレースくらい勝ってくれなきゃ困るんですが。

  この他では、勝負強いリミットレスピッド、実績侮りがたしアジュディミツオー、距離克服できればブルーコンコルドが有力。あと、三連単の3着狙いでは府中が異常に強いトウショウギアと印は打たなかったけど適距離でアンカツ騎乗のユートピアにも魅力あり。

  うーん、本当に目移りしてしまうメンバーであることよ。つくづく「見るレース」だなあ。

      上海馬券王      



〇今日の結果

<フェブラリーステークス> @カネヒキリ Aシーキングザダイヤ Bユートピア



〇かんべえのつぶやき

――馬券王先生、今年初めての投稿です。今年も重賞レースを中心に予想をお願いいたします。

――今年初めてのG1は、見応えのあるレースでありましたが、意外性のない結果というか、安い配当になりました。当てた人は多かったでしょう。カネヒキリ強し。シーキングザダイヤは、シーキングザシルバーに改名した方がよさそうです。















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by Tatsuhiko Yoshizaki