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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2019年 下半期のレース考





12月22日(日) 有馬記念


☆:これより19年下半期馬券予想の一件に関し詮議をいたす。一同のもの面(おもて)を上げい。さて、上海屋馬券衛門、その方「馬券王」なる称号を僭称し、G1競走の予想を溜池通信に掲載するも、相変わらずこれを外しまくり、善良なる読者に多大なる損失を負わせしめたこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか?

上:畏れながらお奉行さま、手前には全く身に覚えのないことにございまして、はてさて、いったいどこからそのような根も葉もない噂が流れましたことやら。

☆:ほほう、それではチャンピオンズカップにおいてその方が「JBCクラシックの勝ち馬は信頼できる」と軸にしたチュウワウイザードが馬券圏外に敗れ去ったことも知らぬと申すのじゃな。

上:畏れながらあのレース、チュウワウイザードは4着と非常に惜しい決着にございまして、予想そのものはいい所行っていたんじゃないかと。そもそもですな、最後直線で前が壁になって出所を失ったことがあの結末の原因すべてにございまして、あれがなければ勝つまであったのではと思う今日この頃なのであります。これ騎手の福永がすべて悪いと申しますか、あの日の福永は3勝もしていたのに、なぜ私が軸にしていたレースに限ってあのようなしょっぱい騎乗をするのでしょう。ああ許すまじ、福永祐一!お奉行さま、私なんかむしろ被害者でございますよ!

☆:おのれまたしても騎手に責任転嫁するか、どこまでも見下げ果てた奴め。それでは「万全の実績がある」と言って臨んだ阪神JFにおいて「万全の自信がある」と軸指名したリアアメリアが6着と掲示板にも乗らない決着となったのはこれ如何に!その方の三流馬券師ぶりを証明して余りあるのではないか?

上:なんなんでしょうねえ、あれ。レースが速い流れになって、これはリアアメリアの差しが決まると思わずガッツポーズしたのに、全然伸びませんでしたねえ。そりゃ勝ったレシステンシアがあそこまで強いとは思ってなかったのは事実ですが、それでもリアアメリアがあそこまで不甲斐ないのはなんか腑に落ちないと言うか、一つ言えるのは川田はG1じゃ買えない騎手だということですかねえ。

☆:だから騎手のせいにするのはやめろと言っておろうが!そこまで言うなら、朝日杯フューチュリティはどうなのじゃ、リアアメリアの大敗を受け、「同じような実績のサリオス一頭軸じゃ不安だから」とダブル軸指名した片割れのレッドベルジュールが10着大敗。嗚呼、その方のヘタレぶりここに極めり!一体どのようにして読者諸兄にお詫びするのじゃ、この恥知らず!

上:うーん、実はリアアメリアもレッドベルジュールもディープインパクトの産駒なんですよねえ。なんか、今年になってディープ産駒がえらくヘタレ始めてるって気がするんですよ、私。今年の秋のG1シーズンだって勝ったディープ産駒って菊花賞のワールドプレミアだけですし、なんか親父が死んでから子供が急にだらしなくなって来てるんじゃないかと。リアアメリア・ベルジュールだけじゃないですよ、ダノンプレミアとか安田記念で2番人気に推されながら他馬に斜行されたらやる気なくして殿負けだし、秋華賞で対抗指名した1番人気ダノンファンタジーは直線ヘタレて8着大敗だし。これって血統の力関係が最近急激に変動しているって言うことなのではないでしょうか。お奉行様!悪いのはみんなディープインパクトでございます!

☆:やい、やい、やい、黙って聞いてりゃ、騎手が悪いの血統が悪いの、言いたい放題ぬかしやがって!てめえの悪事はなあ、この一覧表がすべて御見通しよ!目ン玉かっぽじってよく見やがれってんだ!


馬券王と振り返る「嬉し恥ずかし」の19年下半期

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

フューチG1 サリオス 2 ムーア

16

6

1

()堀宣行

1330

-0.4

   03-03

35.4

200

660

950

38080

90260

フューチG1 タイセイビジョン 2 武豊

16

8

2

()西村真幸

1334

0.4

   12-08

35.3

(5.8)

660

950

38080

90260

フューチG1 グランレイ 2 池添謙一

16

9

 

14

()池添学

1336

0.6

   15-15

34.9

(229.3)

   

38080

90260

阪神ジュG1 レシステンシア 2 北村友一

16

4

4

()松下武士

1327

-0.8

   01-01

35.2

1120

10000

20410

8560

86720

阪神ジュG1 マルターズディオサ 2 田辺裕信

16

9

6

*()手塚貴久

1335

0.8

   03-02

35.9

(43.7)

10000

20410

8560

86720

阪神ジュG1 クラヴァシュドール 2 藤岡佑介

16

10

3

*()中内田充

1335

0.8

   08-08

35.5

(4.8)

   

8560

86720

チャンピG1 クリソベリル 3 川田将雅

16

5

2

()音無秀孝

1485

-0.0

 03-04-04

35.4

440

960

1820

1900

8980

チャンピG1 ゴールドドリーム 6 ルメール

16

11

1

()平田修

1485

0.0

 05-04-04

35.4

(3.5)

960

1820

1900

8980

チャンピG1 インティ 5 武豊

16

4

3

()野中賢二

1487

0.2

 01-01-01

35.9

(4.7)

   

1900

8980

JCG1 スワーヴリチャード 5 マーフィ

15

5

3

()庄野靖志

2259

-0.1

 07-06-05

36.5

510

2900

4810

2900

19850

JCG1 カレンブーケドール 3 津村明秀

15

1

5

()国枝栄

2260

0.1

 04-03-02

36.9

(10.5)

2900

4810

2900

19850

JCG1 ワグネリアン 4 川田将雅

15

2

2

*()友道康夫

2262

0.3

 06-06-08

36.6

(4.3)

   

2900

19850

マイルチG1 インディチャンプ 4 池添謙一

17

5

3

()音無秀孝

1330

-0.2

   04-05

33.9

640

840

2040

3200

16580

マイルチG1 ダノンプレミアム 4 川田将雅

17

14

1

()中内田充

1332

0.2

   04-03

34.2

(2.4)

840

2040

3200

16580

マイルチG1 ペルシアンナイト 5 マーフィ

17

7

6

*()池江泰寿

1333

0.3

   10-12

33.7

(17.6)

   

3200

16580

エリザベG1 ラッキーライラック 4 スミヨン

18

2

3

()松永幹夫

2141

-0.2

 08-08-08

32.8

540

3380

5440

4060

26480

エリザベG1 クロコスミア 6 藤岡佑介

18

6

7

()西浦勝一

2143

0.2

 01-01-01

34.8

(23.1)

3380

5440

4060

26480

エリザベG1 ラヴズオンリーユー 3 M.デム

18

11

1

*()矢作芳人

2143

0.2

 02-02-02

33.8

(2.5)

   

4060

26480

天皇賞秋G1 アーモンドアイ 4 ルメール

16

2

1

()国枝栄

1562

-0.5

 05-06-05

33.8

160

920

1170

3210

8860

天皇賞秋G1 ダノンプレミアム 4 川田将雅

16

9

3

()中内田充

1567

0.5

 05-05-03

34.5

(9.5)

920

1170

3210

8860

天皇賞秋G1 アエロリット 5 戸崎圭太

16

5

6

()菊沢隆徳

1567

0.5

 01-01-01

34.8

(20.0)

   

3210

8860

菊花賞G1 ワールドプレミア 3 武豊

18

5

3

()友道康夫

3060

-0.0

 06-08-06

35.8

650

4680

7640

3070

23510

菊花賞G1 サトノルークス 3 福永祐一

18

14

8

()池江泰寿

3060

0.0

 11-12-07

35.7

(24.7)

4680

7640

3070

23510

菊花賞G1 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

1

()中内田充

3062

0.2

 04-04-04

36.2

(2.2)

   

3070

23510

秋華賞G1 クロノジェネシス 3 北村友一

18

5

4

()斉藤崇史

1599

-0.3

 07-05-05

36.1

690

2180

4950

15170

70970

秋華賞G1 カレンブーケドール 3 津村明秀

18

8

2

()国枝栄

2002

0.3

 08-08-07

36.2

(5.6)

2180

4950

15170

70970

秋華賞G1 シゲルピンクダイヤ 3 和田竜二

18

14

10

()渡辺薫彦

2004

0.5

 14-14-11

35.6

(27.0)

   

15170

70970

スプリンG1 タワーオブロンドン 4 ルメール

16

8

2

()藤沢和雄

1071

-0.1

   11-08

33.5

290

1260

2040

1070

6080

スプリンG1 $モズスーパーフレア 4 松若風馬

16

7

3

()音無秀孝

1072

0.1

   01-01

34.4

(6.2)

1260

2040

1070

6080

スプリンG1 ダノンスマッシュ 4 川田将雅

16

2

1

()安田隆行

1072

0.1

   07-08

33.7

(2.8)

   

1070

6080

集計期間:2019. 9.29 2019.12.15 的中は黒地黄文字表示


☆:。。。。。。。

上:。。。。。。。

☆:。。。。。。。

上:。。なんだよ、意外とちゃんとしてるじゃねえか。10レースで的中5発って、俺って天才じゃね?

☆:何を威張っておるか!当たったレースって、万券0のどれも低配当ではないか!

上:何言ってるんです、外すよりゃ、100億倍ましでしょうが。

☆:じゃあ聞くが、配当30倍の菊花賞、その方何点買ったのじゃ。

上:28点。

☆:配当29倍のジャパンカップは?

上:28点。

☆:ガミじゃねえか!

上:が、ガミじゃないもん!ちゃんと利益出てるもん!100円とか200円だけど。

☆:こんなもん的中にカウントするなよ。恥ずかしいなあ、このガミ野郎。やあーい、ガミってやんの!!

上:いや、だからね、カッコつけて点数絞って外すよりは1000億倍ましなんだってば!ガミを恥ずかしがってはいかんのです。私は今年から心を入れ替えたのです。「自信のないレース(=軸を二頭以下に絞れないレース)は買わない。」「ガミを恥ずかしがらない」この二点を守り抜くことで、今年は例年になく成績が良いのです。例年80%前後だった回収率が、今年は92%まで向上したのです!

☆:向上したと言いながら、しっかり負け組じゃないか!

上:何をおっしゃる!控除率25%なんてぼったくりな日本競馬でこれだけの回収率出せるのはこれ勝ち組の証拠!今年は明日の有馬を含めてあと2日開催しかないけど、ちょっと大きな配当が2発あれば、年間黒字も夢じゃないわけで、いやあ、僕はやりますよ!頑張りますよおお!

☆:ええい、黙りおろう!上海屋馬券衛門!回収率アップを歌いながら、多点数買いの見苦しい破廉恥馬券を読者に陳列し続けるその方の所業、不届き千万!よってその方をカビンブリに遠島の上、翌春までの馬券予想禁止を申し渡すものなり!これにて一件落着、引っ立てぇぇい!

♪カビンブリの空に夏を呼ぶぅ ちょっと不埒な 上海桜ぁぁあ (チャンカチャンカ)


20191222() 5回中山8日目 16頭 [15:25発走]
【11R】 64回有馬記念 (馬連5%UP/予定)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2500m (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

スカーレットカラー 4 岩田康誠

55

84.9

()高橋亮

1

2

スワーヴリチャード 5 マーフィ

57

18.4

()庄野靖志

B2

3

 

エタリオウ 4 横山典弘

57

68.9

()友道康夫

2

4

 

スティッフェリオ 5 丸山元気

57

100.0

()音無秀孝

3

5

フィエールマン 4 *池添謙一

57

14.3

()手塚貴久

3

6

リスグラシュー 5 レーン

55

7.5

()矢作芳人

4

7

ワールドプレミア 3 武豊

55

11.4

()友道康夫

B4

8

 

レイデオロ 5 *三浦皇成

57

22.7

()藤沢和雄

5

9

アーモンドアイ 4 ルメール

55

1.7

()国枝栄

5

10

サートゥルナーリア 3 スミヨン

55

7.8

()角居勝彦

6

11

キセキ 5 *ムーア

57

25.2

()角居勝彦

6

12

 

クロコスミア 6 藤岡佑介

55

145.3

()西浦勝一

7

13

 

アルアイン 5 *松山弘平

57

112.0

()池江泰寿

7

14

ヴェロックス 3 川田将雅

55

25.9

()中内田充

8

15

 

アエロリット 5 *津村明秀

55

84.1

()菊沢隆徳

8

16

シュヴァルグラン 7 *福永祐一

57

99.4

()友道康夫


来週ホープフルSがあるとはいえ、事実上今年最後の大一番有馬記念であります。

今年は出走16頭の内、G1馬がなんと11頭と言う異常に豪華なメンバー構成。特に香港を回避してアーモンドアイが参戦と言うことで日本の方は相当盛り上がっているんじゃないでしょうか。なんかJRAが泣いて頼んで陣営に出走を決意させた気がしてなりませんが、これで明日の馬券の売り上げは相当なものになるんでしょうなあ。

実はアーモンドアイの参戦を聞いて、私は嬉しいというよりは途方に暮れたのであります。そりゃ実力的にはこれだけのメンバー相手でも5馬身は上回っているアウトスタンディングな存在ですが、中山コースは強けりゃ勝つという単純なものじゃありませんし、事実有馬記念は国内で無双状態だったディープインパクトが唯一取りこぼしたレースなわけです。彼女はどう見ても中山向きではないし、事実中山はこれが初体験なわけで、これは波乱があってもそれはそれで納得な状況。

その取捨を考えるうえでも恒例の10年トレンドを見てみましょう。


意外と穏やかな有馬記念の過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

181223 ブラストワンピース 3 池添謙一

55

16

8

3

()大竹正博

2322

-0.0

 06-07-04

35.7

534

+4

890

940

2400

4910

25340

181223 レイデオロ 4 ルメール

57

16

12

1

()藤沢和雄

2322

0.0

 09-09-08

35.4

490

+8

(2.2)

940

2400

4910

25340

181223 シュヴァルグラン 6 ボウマン

57

16

15

9

*()友道康夫

2324

0.2

 11-11-10

35.5

470

+2

(22.7)

   

4910

25340

171224 キタサンブラック 5 武豊

57

16

2

1

()清水久詞

2336

-0.2

 01-01-01

35.2

540

-2

190

3170

3810

5420

25040

171224 クイーンズリング 5 ルメール

55

16

3

8

()吉村圭司

2338

0.2

 05-05-03

35.1

474

0

(33.1)

3170

3810

5420

25040

171224 シュヴァルグラン 5 ボウマン

57

16

10

3

()友道康夫

2338

0.2

 08-08-08

34.8

474

+4

(6.7)

   

5420

25040

161225 サトノダイヤモンド 3 ルメール

55

16

11

1

*()池江泰寿

2326

-0.0

 03-03-03

35.5

502

+4

260

440

770

1050

3940

161225 キタサンブラック 4 武豊

57

16

1

2

()清水久詞

2326

0.0

 02-02-02

35.8

536

0

(2.7)

440

770

1050

3940

161225 ゴールドアクター 5 吉田隼人

57

16

2

3

()中川公成

2327

0.1

 03-03-03

35.7

498

-6

(7.9)

   

1050

3940

151227 ゴールドアクター 4 吉田隼人

57

16

7

8

()中川公成

2330

-0.0

 03-05-03

34.8

494

+4

1700

6840

13780

20360

125870

151227 サウンズオブアース 4 M.デム

57

16

9

5

()藤岡健一

2330

0.0

 03-05-06

34.7

502

0

(9.9)

6840

13780

20360

125870

151227 キタサンブラック 3 横山典弘

55

16

11

4

()清水久詞

2331

0.1

 01-01-01

35.1

526

-4

(8.4)

   

20360

125870

141228 ジェンティルドンナ 5 戸崎圭太

55

16

4

4

()石坂正

2353

-0.1

 03-03-02

34.1

470

-2

870

12350

21190

15250

109590

141228 トゥザワールド 3 ビュイッ

55

16

6

9

*()池江泰寿

2354

0.1

 07-06-07

33.8

524

+4

(31.2)

12350

21190

15250

109590

141228 ゴールドシップ 5 岩田康誠

57

16

14

1

*()須貝尚介

2354

0.1

 10-06-05

33.9

510

 

(3.5)

   

15250

109590

131222 オルフェーヴル 5 池添謙一

57

16

6

1

*()池江泰寿

2323

-1.3

 13-12-02

36.0

466

 

160

860

1020

1420

5240

131222 ウインバリアシオン 5 岩田康誠

57

16

4

4

()松永昌博

2336

1.3

 11-12-04

37.3

534

-4

(16.1)

860

1020

1420

5240

131222 ゴールドシップ 4 ムーア

57

16

14

2

()須貝尚介

2338

1.5

 11-08-04

37.8

498

-2

(4.4)

   

1420

5240

121223 ゴールドシップ 3 内田博幸

55

16

13

1

()須貝尚介

2319

-0.2

 15-14-10

34.9

506

+6

270

3730

5200

4020

24250

121223 オーシャンブルー 4 ルメール

57

16

6

10

*()池江泰寿

2321

0.2

 07-10-10

35.3

438

+2

(27.6)

3730

5200

4020

24250

121223 ルーラーシップ 5 ウィリア

57

16

9

2

()角居勝彦

2322

0.3

 13-14-12

35.2

512

+6

(3.7)

   

4020

24250

111225 オルフェーヴル 3 池添謙一

55

14

9

1

*()池江泰寿

2360

-0.1

 10-08-05

33.3

462

-4

220

3170

3650

24290

78260

111225 エイシンフラッシュ 4 ルメール

57

14

5

7

()藤原英昭

2361

0.1

 05-06-05

33.6

488

-4

(26.8)

3170

3650

24290

78260

111225 トゥザグローリー 4 福永祐一

57

14

7

9

*()池江泰寿

2361

0.1

 07-10-08

33.3

536

+12

(47.1)

   

24290

78260

101226 ヴィクトワールピサ 3 M.デム

55

16

1

2

*()角居勝彦

2326

-0.0

 04-02-02

34.6

512

+2

840

550

1640

11610

60770

101226 ブエナビスタ 4 スミヨン

55

16

7

1

()松田博資

2326

0.0

 11-09-08

33.8

464

+2

(1.7)

550

1640

11610

60770

101226 トゥザグローリー 3 ウィリア

55

16

11

14

*()池江泰郎

2326

0.0

 03-03-02

34.4

524

-4

(75.9)

   

11610

60770

091227 ドリームジャーニー 5 池添謙一

57

16

9

2

()池江泰寿

2300

-0.1

 15-14-08

35.2

426

+4

400

740

1510

5460

18890

091227 ブエナビスタ 3 横山典弘

53

16

2

1

()松田博資

2301

0.1

 06-04-03

35.8

446

-8

(3.4)

740

1510

5460

18890

091227 エアシェイディ 8 後藤浩輝

57

16

6

11

*()伊藤正徳

2308

0.8

 16-15-12

35.7

494

0

(32.0)

   

5460

18890

集計期間:2009.12.27 2018.12.23

@1番人気は5−3−1−1と実に見事な成績。有馬のパブリックイメージとは裏腹に皆が強いと思った馬がちゃんと仕事してます。こういうのを見ると馬券の対象を外した1頭は誰なのかと言うのが気になるのですが、15年のゴールドシップでした。わははは、これはこれで納得です。

A2番人気は2−1−2−5とこれもまずまず。

B3番人気は1−0−2−7と見劣りはしますが、完全無視も難しい。

C二桁人気の超人気薄は30頭中3頭で、しかもこの6年は全く来ておらず、基本用なし。

D上記から配当は特にここ数年はかなり穏やか。うーん、年間黒字をこのレースでたたき出すのは難しそうです。

E外国人天国。上記30頭中、なんと14頭がカタカナジョッキーの騎乗。

F中山開催だというのに関東馬不振。30頭中5頭のみ。(もっとも去年は関東馬のワンツーでしたが)

G脚質は逃げ・先行・好位差しが圧倒的。中段以下からの差し・追い込みは3着どまり。

H枠順は内が明確に良い。大外8枠は死兆星で来たのは去年の3着シュヴァルグランのみ。

I30頭の年齢構成を見ると、3歳馬が9頭(内勝ち馬5)、4歳馬が9頭(同1)、5歳馬が10頭(同4)、6歳超が2頭と、3〜5歳馬が圧倒。特に出走シェアが低いと思われる3歳馬の成績の良さは特筆もの。

J過去5年15頭の血統を見ると見事にバラバラ。あえて言えばディープが2勝(2・3着0)というのが目を引きますが、上述の通り最近のディープ産駒と言うのは印象が悪いですからねえ。

K過去5年15頭の前走キャリアを見ると、さすがJCが7頭(内勝ち馬2)と圧倒的ですが、それ以上に目を引くのが菊花賞組が4頭(内勝ち馬2)。最近は厩舎のローテ定跡も変わってきて、天秋→JC→有馬なんて強行軍は見なくなってきてますし、素直に菊花賞組の三歳馬は重視してみたい。


以上からリスクはあるけど本命はアーモンドアイ。理由は以下の通り。


(Aなんだかんだ言って、競走馬としての力が段違いである。

(B上記1番人気の信頼性。

(C))烈な末脚が印象的ではあるけど、JC・天秋を見てもわかる通り前でレースを進めることもできる。

(D騎手ルメールはやはり信頼できる。

(Eとにかく真面目でメンタルが強い。どんなレースでも本当に一生懸命走ってくれる。大きな不利を受け絶望的な状況になった安田記念で3着まで追い上げたのは本当に感動的。同じ不利を受け殿負けしたダノンプレミアムはアーモンドアイの爪の垢を煎じて飲むべきです。

(F中山不向きと言う明確なリスクがあるもそれを言うなら他の馬だって下記の通り突っ込みどころ満載。

(Gやはりこういう豪華メンバーのレースでは好きな馬から入るべきで、私にとって今回メンバーではアーモンドアイとアエロリットがそれにあたります。アエロリットは内枠引いたら印を回したと思うんですがさすがにこの枠じゃ。。残念です。

うーん、やっぱ、この馬しかいないよなあ。小幡先生と予想がかぶると悲惨な結末になることが多いんで、それが気がかりですが、結局「アーモンドアイがやっぱ強かったですね」という結末になる気がどうしても。(編集部注:オバゼキ先生はキセキの単勝ですって!)

ついでに他の馬の強みとリスクを簡単にまとめてみましょう。

☆二番人気リスグラシュー:5歳にしてようやく素質が開花した遅咲きの熟女。宝塚・豪州コックスプレートの連覇は見事で前でもレースができるのも買い要因。海外で結果を出すというのは、メンタルが強い証拠で、ある意味アーモンドアイに勝てる唯一の存在かもしれません。不安点は彼女も中山は初めてと言うこと、そして何より騎手レーンが意外にも中山騎乗がこれまでないということですね、中山2500mはトリッキーなコースなんで騎手の経験不足は大きな割引材料です。

☆三番人気サ−トゥルナーリア:母シーザリオと言う超良血。強いことには何の疑問もなくこれも有力であることに疑問はありません。左回りのコースで不甲斐ない成績だけど、皐月賞を始め中山でG1二勝というのが、人気との兼ね合いでお買い得とかんべえ先生や山崎元さんは考えておられます。でもねえ、この馬強いけどメンタルが不安定と言うか、多頭数の時に結構きょどるんだよねえ。皐月賞を勝ったというけど、あの勝ち方も相当危なっかしかったし、まだ発展途上の馬じゃないでしょうか。

☆四番人気ワールドプレミア;上記トレンドでも買い要因になっている菊花賞馬というのはポイント高し。騎手も有馬の申し子みたいな感じの武豊だし、今年の秋に実績上げてる唯一のディープ産駒というのもトレンドに合致。内目の枠を引いたし上記二〜三番人気に比べ、こちらの方が私的には心に刺さります。(とはいうもののこれがアーモンドアイに先着するというイメージは沸きませんけどね)

☆五番人気フィエールマン:去年の菊花賞馬。ルメールが「凱旋門でも勝負になる」と入れ込んで出走したら殿負けと言うのは印象悪いんですが、それで見放すのも時期尚早でしょう。ただ、海外でぼろ負けした精神的外傷が尾を引いてその後鳴かず飛ばずと言う馬ってかなりいますんで(レイデオロとか、レイデオロとか、レイデオロとか)、そういう意味で試金石ですね今回は。

☆六番人気スワーヴリチャード:いやしくもジャパンカップを制したというのにこの人気のなさ。左回りしか走らないというパブリックイメージがサートゥルナーリアとは逆の展開になっての低評価ですな。内枠引いたし、騎手がマーフィーだし、この人気ならそそります。


以上から馬券は◎→〇▲☆←→△の24点に◎→〇▲☆→注の6点を加えた3連単30点。

圧倒的一番人気を頭にして30点も買うというのにガミは皆無。さすがにこれだけのメンバーなんでオッズは割れている感じです。個人的に注目しているのが大外枠引いたシュヴァルグラン。高齢だし、大外だしで単勝はニアリー万馬券の超人気薄なんですが、この馬2400mを超える距離で馬券の対象を外したのは今年のジャパンカップのみ。JCが重馬場だったということで度外視すれば、これは結構そそります。上述の通り過去10年で大外枠で馬券に絡んだ唯一の馬ですし、これが三着に突っ込んでくれば、私の年間黒字の夢が少し現実に近づくのですが。。。。


本年もご愛読ありがとうございました。また来年フェブラリーのころお目にかかりたいものです。


Happy merry Christmas & Happy new year!


上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<有馬記念> @リスグラシュー、Aサートゥルナーリア、Bワールドプレミア




○かんべえのつぶやき

――今日のアーモンドアイには何が起きたのでしょう。中山競馬場で見ておりましたが、第4コーナーを回ったところからルメール騎手はもう追っていないように見えました。やはり中山には魔物が棲んでいるのか。単勝1倍台で支持されていたのに、9着という信じられない結果に終わりました。

――逆にリスグラシューの強さはあっけにとられるほどでした。馬もレーン騎手も中山は初めてだったとのことですが、2着のサートゥルナーリアには5馬身差をつけていましたね。今年はやはり「アナ雪2」が出たので、牝馬が勝つ番だったのでしょう。これはもうリスグラシューの年度代表馬は決まりですね。何しろアーモンドアイに勝っているのだから。

――わがサートゥルナーリアは「右回りなら強い」ところを見せてくれました。ワールドプレミアも3着につけているので、今年の3歳馬は結構強いじゃないか、ということが分かってきました。しかしサートゥルナーリアは来年、どう使うのでしょうか。とりあえず4月の大阪杯は分かるけど、それから先をどうするか。悩ましいところであります。

――さて、これで1年の終わりが来ました。今日の千葉県は夕方からあいにくの雨。馬券王先生、今年もお疲れ様でした。買わない勇気とトリガミを恐れない精神を学ばせてもらいました。それはそれとして、また飲みましょう。それではまた来年、お会いいたしましょう。




12月15日(日) 朝日フューチュリティ―ステークス


えー、入社の同期がこの度、定年退職となりまして、先ほど個人的な送別会と言うのをやってきたのであります。

入社して北関東(というか南東北)の工場に配属され、そのまま放り込まれた独身寮で同室になったのが36年前、その後結婚式の司会までやらされた腐れ縁なのですが、15年前に彼が別事業所に転勤になって、その後疎遠になっていたものの、何故か会社人生の最終局面でお互い別組織とは言えタイ勤務になるというとことん徹底した腐れ縁、それが本日で一応の収束を見ることになったわけであります。

うーん、感慨深いと言うか、私も来年定年なんですよねえ。仕事と競馬にかまけて定年後のライフプランなんて今まで真面目に考えたことはなかったんですが、そろそろそういうことも考えなくてはならんのですよねえ。まぁ、仕事が面白くてしょうがないという感じのかんべえ先生には、縁のない悩みなのかもしれんのですが、私にとっては仕事よりは競馬の方が面白いからなあ。

色々考えることの多い今日この頃です。


20191215() 5回阪神6日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 71回朝日杯フューチュリティS (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ジュンライトボルト 2 *岩田康誠

55

43.0

()友道康夫

1

2

 

ビアンフェ 2 藤岡佑介

55

11.6

()中竹和也

2

3

ペールエール 2 *マーフィ

55

11.3

()安田隆行

2

4

 

$トリプルエース 2 *ビュイッ

55

34.4

()斉藤崇史

3

5

 

マイネルグリット 2 国分優作

55

98.4

()吉田直弘

3

6

サリオス 2 *ムーア

55

2.1

()堀宣行

4

7

ウイングレイテスト 2 松岡正海

55

33.8

()青木孝文

4

8

タイセイビジョン 2 *武豊

55

5.5

()西村真幸

5

9

 

グランレイ 2 池添謙一

55

144.1

()池添学

5

10

 

エグレムニ 2 *福永祐一

55

108.8

()加用正

6

11

 

カリニート 2 *幸英明

55

286.2

()大根田裕

6

12

レッドベルジュール 2 *スミヨン

55

6.1

()藤原英昭

7

13

 

プリンスリターン 2 原田和真

55

188.5

()加用正

7

14

 

タガノビューティー 2 *和田竜二

55

41.9

()西園正都

8

15

 

メイショウチタン 2 松山弘平

55

88.9

()本田優

8

16

ラウダシオン 2 ルメール

55

17.0

()斉藤崇史


うーん、先週のレシステンシア強かったですねえ。あれだけジュベナイル向きではない馬があれだけ大差をつけて勝つなんて、これ滅茶苦茶な大物なんじゃないでしょうか。過去同型でこのレースを制したメジャーエンブレムよりもはるかに強い感じで、これは来年が楽しみです。それに引き換え、圧倒的一番人気を裏切ったリアアメリアの不甲斐なさは、これはこれで納得がいかない。負けるにしてももう少し「形作り」と言うの見せてほしかったのですが、こちらは来年どうやって付き合ってよいかわかりませんなあ。

さて、先週と同じコースで行われる2歳牡馬チャンピオン決定戦である本戦ですが、まずは本レースの過去トレンドを見てみましょう。本レース、中山開催から阪神開催に替わって5年の実績しかないため、10年トレンドではなく5年トレンドとなります。先週のレースで自信満々で挑んだ定跡形が崩されたわけですが、めげずに検証してみたいと思います。


堅そうで意外と荒れてる阪神開催フューチュリティの過去5年

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

181216 アドマイヤマーズ 2 M.デム

15

6

2

()友道康夫

1339

-0.3

   03-03

33.9

470

-2

460

9710

14240

3340

45180

181216 クリノガウディー 2 藤岡佑介

15

1

9

()藤沢則雄

1342

0.3

   04-04

34.0

492

+2

(77.4)

9710

14240

3340

45180

181216 グランアレグリア 2 ルメール

15

2

1

()藤沢和雄

1343

0.4

   02-02

34.6

482

+6

(1.5)

   

3340

45180

171217 ダノンプレミアム 2 川田将雅

16

1

1

*()中内田充

1333

-0.6

   03-04

33.6

490

+8

230

550

840

700

2630

171217 ステルヴィオ 2 C.デム

16

10

3

()木村哲也

1339

0.6

   12-10

33.8

460

+4

(5.3)

550

840

700

2630

171217 タワーオブロンドン 2 ルメール

16

3

2

*()藤沢和雄

1339

0.6

   07-07

34.0

518

+2

(3.9)

   

700

2630

161218 サトノアレス 2 四位洋文

18

17

6

()藤沢和雄

1354

-0.1

   13-12

34.1

500

+4

1420

5980

11430

42820

221200

161218 モンドキャンノ 2 バルザロ

18

10

7

()安田隆行

1355

0.1

   14-14

34.0

472

0

(15.8)

5980

11430

42820

221200

161218 ボンセルヴィーソ 2 松山弘平

18

4

12

()池添学

1358

0.4

   01-01

35.2

462

-6

(72.7)

   

42820

221200

151220 リオンディーズ 2 M.デム

16

15

2

()角居勝彦

1344

-0.1

   15-15

33.3

496

-4

590

520

1340

8160

38560

151220 エアスピネル 2 武豊

16

11

1

()笹田和秀

1345

0.1

   08-06

34.0

484

+2

(1.5)

520

1340

8160

38560

151220 シャドウアプローチ 2 中谷雄太

16

13

11

*()須貝尚介

1352

0.8

   10-06

34.7

494

0

(91.6)

   

8160

38560

141221 ダノンプラチナ 2 蛯名正義

18

2

1

()国枝栄

1359

-0.1

   14-12

35.4

472

+6

460

14050

20260

20560

133570

141221 アルマワイオリ 2 勝浦正樹

18

6

14

()西浦勝一

1360

0.1

   14-12

35.5

470

+2

(64.7)

14050

20260

20560

133570

141221 クラリティスカイ 2 岩田康誠

18

14

3

()友道康夫

1361

0.2

   07-06

35.9

484

+12

(5.3)

   

20560

133570

集計期間:2014.12.21 2018.12.16

@1番人気は2−1−1−1と極めて立派。

A2番人気は2−0−1−2とこれも遜色ないが、

B3番人気は0−1−1−3と大きく割引。

C二桁人気の超人気薄は過去15頭中3頭と、一定の目配りは必要。って言うか、1・2番人気がこれだけ責任を果たしているのに3連単配当は17年を除きすべて高額配当なわけで、是非超人気薄も押さえるべき。

D外国人ジョッキーは15頭中6頭に騎乗と、他のG1に比べると可もなく不可もなく。

F関東馬は15頭中5頭で毎年一頭は馬券に絡んでいる勘定。もっともその5頭の内3頭は藤沢厩舎なんですが、今年は同厩舎の参戦はなし。

G枠は内と大外が良く、中枠はいまいちな印象。

H脚質は先行、もしくは追い込みが優位で、中途半端な差しは用なしな印象。どのような展開になっても33秒台の末脚は必須。

I過去5年15頭の血統を見ると、ディープが4頭(内勝ち馬3頭)と圧倒的。これに次ぐのがダイワメジャー2頭(同1)、キンカメ2頭(同1)。ダイワメジャー怖いですねえ、先週のレースを見ると。因みに今年の一番人気サリオスの父ハーツクライは過去1頭も馬券に絡んでいない。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると、デイリー杯2歳Sが4頭(内勝ち馬1)と最も優秀。これに次ぐのがサウジアラビアC3頭(同1)、京王杯2歳S(同0)。面白いのが非重賞のベゴニア賞が2頭(すべて勝ち馬)とある意味これが最優秀で非重賞組って人気も出ないからこれは是非押さえるべき。今年は勝ち馬(ミアマンテ)不在も、二着馬ジュンライトボルトが参戦。

以上にジュベナイルと同コースと言うこともあり、このレースの定跡をめげずに追加すると下記の通り。

K1600m以上の実績を重視。(1200mの実績を軽視)

L秋以降の実績を重視。(夏場の実績を軽視)

M坂のあるコースでの実績を重視。(京都・新潟・小倉の実績を軽視)

N切れる脚をもつ馬を重視。(阪神・中京・中山なら34秒台前半、府中・京都・新潟・小倉なら33秒台必須)


以上のトレンドを押さえると、やはり本命は圧倒的一番人気サリオスとなります。これは逆らいようがありません。問題は同じ文脈で先週鉄板認定したリアアメリアがあのように不甲斐ないレースをしたということで。。。。

なんか不安なんで、もう一頭軸を設定した二頭軸で臨みましょう。

対抗はレッドベルジュール。根拠は以下の通り。

(Aこのレースと最も相性の良いディープ産駒。

(Bこのレースと最も相性の良いデイリー杯の勝ち馬

(C新馬・デイリー杯の双方で33秒台の切れる末脚を展開。

(D騎手がスミヨンにバージョンアップ。

馬券は◎〇→◎〇←→その他の3連単20点。圧倒的1番人気と3番人気(当日には2番人気になりそうな予感)軸の馬券にしては結構配当が付くので、今回はかんべえ師匠から「ガミ野郎」と罵られることはないでしょう。上述したベゴニア賞組ジュンライトボルトが台頭すれば相当愉快な馬券になりますが、まぁ、まずは当たらないとね。



ライフプラン策定中 上海馬券王 in Bangkok



○今日の結果

<朝日杯FS> @サリオス、Aタイセイビジョン、Bグランレイ




○かんべえのつぶやき

――先週のことがあるから、皆さんおそるおそるという感じだったのですが、サリオスの強さは圧倒的でした。1分33秒ゼロはレースレコードだそうです。気のせいか、ディープインパクトとキングカメハメハが相次いで死んだあと、ハーツクライ産駒がとっても目立ちます。無敗の3連勝で2歳マイル王の誕生です。

――2着には武豊騎手騎乗のタイセイビジョン、とそれは驚かないのですが、3着に入ったグランレイはまったくの無印で14番人気。あたしゃサリオスからの3連単狙いで、薄目が来てくれないかな〜と楽しみにしていたのですが、単勝3ケタのこの馬はさすがに買えません。複勝が2360円ですって。どっひゃー!

――やはり2歳牡馬も「中学生の戦い」みたいなところがあるので、いろいろ番狂わせがあるのですなあ。今週はすっぽ抜けじゃ。辛いのう。

――さて、来週は1年の総決算、有馬記念。今年はアーモンドアイ以下、強力なメンバーが揃って何とも楽しみです。なんとも迷い甲斐、悩み甲斐があって、あっという間の1週間になりそうです。まあ、個人的には忘年会ウィークなので、あんまり研究する時間は取れないのかもしれませんが。





12月8日(日) 阪神ジュベナイルフィリーズ


えー、本日は出勤日と言うことで、カビンブリで黄昏ているのであります。日曜一日の休みのためにバンコクまで往復6時間かけて通う気力がないのであります。同僚は皆スキップ踏んでバンコクに戻って行ったのですが、本当にあいつら体力あるよなあ。ゴルフとカラオケってそんなに楽しいのだろうか。

いや、私も本当は香港のレースをライブで見るためにバンコクの自宅に帰りたかったんだけど、やっぱだめです。疲れてそんな体力はないのであります。そもそもアーモンドアイが出走回避と言う時点でモチベーション半減だし。

しかし、考えてみれば、仕事と社内行事で3週連続土曜が潰されてるなあ。あ、カンボジア旅行を入れると4週連続か。ううむ、こんな生活していて有馬までモチベーションが保たれるのであろうか。というわけで、すいません、今回は予想のみとさせていただきます。


201912 8() 5回阪神4日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 71回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (A)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ヤマカツマーメイド 2 *武豊

54

36.4

()池添兼雄

1

2

 

カワキタアジン 2 *鮫島克駿

54

235.9

()杉山晴紀

2

3

ウーマンズハート 2 *ビュイッ

54

5.3

()西浦勝一

2

4

レシステンシア 2 北村友一

54

9.0

()松下武士

3

5

 

ボンボヤージ 2 岩田望来

54

123.6

()梅田智之

3

6

クリスティ 2 福永祐一

54

25.6

()杉山晴紀

4

7

 

$ロータスランド 2 *藤岡康太

54

42.8

()角居勝彦

4

8

 

オータムレッド 2 *松山弘平

54

131.7

()手塚貴久

5

9

マルターズディオサ 2 *田辺裕信

54

37.8

()手塚貴久

5

10

クラヴァシュドール 2 藤岡佑介

54

4.6

()中内田充

6

11

 

ルーチェデラヴィタ 2 池添謙一

54

138.2

()西村真幸

6

12

 

ヒメサマ 2 *川須栄彦

54

316.0

()梅田智之

7

13

 

ジェラペッシュ 2 *幸英明

54

176.4

()尾関知人

7

14

 

スウィートメリナ 2 *和田竜二

54

307.3

()菊川正達

8

15

リアアメリア 2 川田将雅

54

1.9

()中内田充

8

16

 

エレナアヴァンティ 2 *岩田康誠

54

264.1

()宗像義忠


2歳牝馬のチャンピオンを決める一戦。人間でいえば小学生女子のかけっこで、予想不能なカオスの世界と思いきや、実はかなり当てやすいレースであります。私なんかも過去10年で5回的中している相性の良いレース。その中にはわが心の友レッドリヴェールがもたらした特大万馬券も含まれるわけで、体力気力が削がれている現状とは言え、これは頑張ってみたいのであります。

例によって過去10年のトレンドを


年々堅くなってゆくジュベナイル過去10年

日付

馬名

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

賞金

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

181209 ダノンファンタジー C.デム

54

18

13

1

6500

()中内田充

1341

-0.1

   15-16

34.0

460

0

260

640

1190

1310

5020

181209 クロノジェネシス 北村友一

54

18

9

2

2600

()斉藤崇史

1342

0.1

   17-17

33.9

436

0

(3.6)

640

1190

1310

5020

181209 ビーチサンバ 福永祐一

54

18

11

4

1600

*()友道康夫

1343

0.2

   11-10

34.5

468

0

(8.2)

   

1310

5020

171210 ラッキーライラック 石橋脩

54

18

11

2

6500

()松永幹夫

1343

-0.1

   08-08

33.7

484

-2

410

920

1820

2160

8560

171210 リリーノーブル 川田将雅

54

18

7

3

2600

()藤岡健一

1344

0.1

   06-05

33.9

494

-4

(5.5)

920

1820

2160

8560

171210 マウレア 戸崎圭太

54

18

4

4

1600

()手塚貴久

1345

0.2

   08-08

33.9

446

-4

(9.1)

   

2160

8560

161211 ソウルスターリング ルメール

54

18

2

1

6500

()藤沢和雄

1340

-0.2

   03-04

34.8

472

-8

280

510

900

1210

4250

161211 リスグラシュー 戸崎圭太

54

18

18

2

2600

()矢作芳人

1342

0.2

   15-13

34.5

434

+6

(3.0)

510

900

1210

4250

161211 レーヌミノル 蛯名正義

54

18

4

3

1600

()本田優

1345

0.5

   05-05

35.2

462

-4

(6.9)

   

1210

4250

151213 メジャーエンブレム ルメール

54

18

2

1

6500

()田村康仁

1345

-0.3

   02-01

35.8

494

0

250

3500

4950

7640

39480

151213 ウインファビラス 松岡正海

54

18

13

10

2600

()畠山吉宏

1348

0.3

   06-06

35.6

448

-12

(33.3)

3500

4950

7640

39480

151213 ブランボヌール 岩田康誠

54

18

11

3

1600

()中竹和也

1350

0.5

   08-10

35.5

432

-10

(7.8)

   

7640

39480

141214 ショウナンアデラ 蛯名正義

54

18

16

5

6500

()二ノ宮敬

1344

-0.1

   13-12

34.0

468

-2

980

2200

5110

3530

22780

141214 レッツゴードンキ 浜中俊

54

18

11

2

2600

()梅田智之

1345

0.1

   09-10

34.3

466

+8

(5.6)

2200

5110

3530

22780

141214 ココロノアイ 横山典弘

54

18

4

4

1600

()尾関知人

1346

0.2

   09-08

34.5

450

-2

(6.3)

   

3530

22780

131208 レッドリヴェール 戸崎圭太

54

18

8

5

6500

()須貝尚介

1339

-0.0

   08-08

34.1

418

-8

1460

1240

4250

6220

42130

131208 ハープスター 川田将雅

54

18

10

1

2600

*()松田博資

1339

0.0

   14-14

33.6

476

+2

(1.7)

1240

4250

6220

42130

131208 フォーエバーモア 蛯名正義

54

18

6

8

1600

*()鹿戸雄一

1339

0.0

   06-05

34.6

460

+2

(31.3)

   

6220

42130

121209 ローブティサージュ 秋山真一

54

18

1

5

6500

*()須貝尚介

1342

-0.0

   10-08

35.9

442

-4

810

35990

62100

490320

3047070

121209 クロフネサプライズ 柴山雄一

54

18

7

15

2600

()田所秀孝

1342

0.0

   02-02

36.3

472

+18

(89.9)

35990

62100

490320

3047070

121209 レッドセシリア 三浦皇成

54

18

10

10

1600

()鹿戸雄一

1343

0.1

   15-16

35.6

416

-10

(44.5)

   

490320

3047070

111211 ジョワドヴィーヴル 福永祐一

54

18

13

4

6500

()松田博資

1349

-0.4

   09-10

34.1

418

-2

680

4870

8270

9370

62850

111211 アイムユアーズ メンディ

54

18

11

8

2600

()手塚貴久

1353

0.4

   04-04

34.9

452

-2

(12.3)

4870

8270

9370

62850

111211 サウンドオブハート 武豊

54

18

18

1

1600

()松山康久

1353

0.4

   03-03

35.0

460

0

(4.6)

   

9370

62850

101212 レーヴディソール 福永祐一

54

18

11

1

6500

()松田博資

1357

-0.1

   10-11

33.9

450

-2

160

1260

1490

9200

24540

101212 ホエールキャプチャ 池添謙一

54

18

4

4

2600

()田中清隆

1358

0.1

   05-09

34.1

456

0

(19.1)

1260

1490

9200

24540

101212 ライステラス M.デム

54

18

18

8

1600

()和田正道

1360

0.3

   07-04

34.5

452

+4

(47.9)

   

9200

24540

091213 アパパネ 蛯名正義

54

18

18

2

6000

()国枝栄

1349

-0.1

   10-10

34.3

472

+4

460

2050

3710

5980

27670

091213 アニメイトバイオ 内田博幸

54

18

6

5

2400

()牧光二

1350

0.1

   07-07

34.8

456

0

(8.7)

2050

3710

5980

27670

091213 ベストクルーズ 安藤勝己

54

18

15

6

1500

*()松田博資

1351

0.2

   11-12

34.3

434

-2

(12.2)

   

5980

27670

集計期間:2009.12.13 〜 2018.12. 9

@1番人気は4−1−1−4と毎年18頭も出ている多頭数レースであることを考えれば大変立派。ただ、10頭の勝ち馬を見てみると10年前のアパパネを除きその後大成した馬というのはいませんなあ。ダノンファンタジーしかり、ソウルスターリングしかり、レッドリヴェール(号泣)しかり。まぁ、早熟系が最後の輝きを発するレースとも言えます。

A2番人気は2−3−0−5とこれも優秀。

B3番人気は0−1−2−7と大きく割引。

C二桁人気の超人気薄は30頭中3頭で、うち2頭は阿鼻叫喚の結末となった12年の2・3着で基本用なし。特にこの数年は上位人気の組み合わせで決まっており、多頭数の2歳戦だというのに、3連単配当が4桁と言う異常に堅い決着が続いています。

D面白いのは5番人気で3−1−0−6と3番人気よりははるかにお買い得。まぁ、ここ数年来てませんが。

E外国人ジョッキーは30頭中5頭の鞍上ということで、他のG1に比べると振るいません。まぁ、日程的に香港のG1デーと被ることが多いんで、有力な外国人ジョッキーは皆そっちに行ってしまうというのもあるのでしょう。実際今年の参加はビュイック一人だけだし。

F関東馬は30頭中14頭と、関西開催であることを考えれば、異常な大健闘。

G脚質は中段以下からの差し・追い込みが圧倒的。特に勝ち馬は殆どがこのタイプで、過去先行して勝ったのは15年メジャーエンブレム、16年ソウルスターリングの二頭だけ。

H枠順に大きな偏りはない。大外でも来ます。って言うか、よく見たら外枠の方が良くないか?

I過去5年15頭の血統を見るとディープが4頭(内勝ち馬2頭)と圧倒的で、他は見事にバラバラ。

J過去5年15頭の前走キャリアを見ると、アルテミスS組が7頭と圧倒的。この他目に付くのはアイビーS組が2頭(内勝ち馬1)、ファンタジーS組が2頭(同1)。うーん、府中開催のレースが登竜門として優れている感じで、阪神コースでのキャリアは全然来てません。


以上のトレンドに、私が毎年採用している下記の定跡を追加してみたい。いやあ、かんべえ先生にも東洋経済の記事で紹介していただいて、非常に光栄です。


K1600m以上の実績を重視。(1200mの実績を軽視)

L秋以降の実績を重視。(夏場の実績を軽視)

M坂のあるコースでの実績を重視。(京都・新潟・小倉の実績を軽視)

N切れる脚をもつ馬を重視。(阪神・中京・中山なら34秒台前半、府中・京都・新潟・小倉なら33秒台必須)


以上から、本命はリアアメリア。根拠は下記の通り


(A)単馬券軸の資格ある1番人気の信頼性。

(Bディープ産駒

(Cこのレースに最も相性の良いアルテミスSの勝ち馬。

(D外枠引いた追い込み馬

(E何よりも上記K〜Nの条件を最も満たす馬。


これだけそろえば三連複馬券を買うことが多い私でも3連単軸で勝負してみたくなります。

他の有力馬を見てみますと

☆三番人気ウーマンズハートは2戦2勝で勝ったレースのいずれもが32秒台の末脚と、これも確かに有力ですが、問題はその2戦が夏場の新潟でのものということで、過去の経験則から言うと新潟2歳Sを勝った人気馬ほど危険な存在はいない。ここは大きく評価を下げてみたいです。

▲二番人気クラヴァシュドールは阪神の新馬・府中のサウジアラビアカップと2戦して両方とも上りを33.1秒でまとめていることから、これも当然有力。特に2着になったサウジアラビアカップは負けた相手が来週のフューチュリティで1番人気間違いなしのサリオスですから勝っても不思議ではないですな。

△四番人気レシステンシアも2戦2勝。切れる脚もないし、坂のあるコースと1600mの経験がないことも不安ですが、内枠引いた先行馬、しかもダイワメジャー産駒となれば三着以内はそれなりにあるか。

で、今回これら有力馬を差し置いて対抗評価するのが、5番人気の人気薄〇クリスティであります。3戦して未勝利勝ち1勝のみというしょぼい実績なんですが、負けたレースはすべて重馬場でのもので、特に二着になったアイビーSではそういう重馬場の中、33秒台の末脚でまとめているというのがそそるなんてものじゃありません。良開催が濃厚な明日の阪神では、一発あっても不思議ではないと思いますぞ。

以上の馬に、かんべえ先生もご推奨の穴馬、注マルターズディオサも一応上記K〜Nの条件に適った馬なんで押さえましょう。

馬券は◎軸の3連単20点に、〇→◎→その他の4点を加えた24点。上位人気で決まると目も当てられないガミ馬券となりますし、実際最近はそう言う決着の多いレースではありますが、三連単で12倍なんて決着じゃ、儲けを出す人もいないでしょうし、まぁ、これは保険ですね。こういう決着になっても「ガミ野郎」なんて罵らないように、かんべえ君。



クリスティが勝って「レッドリヴェールの夢再び」を妄想する  上海馬券王 in Kabinburi




○今日の結果

<阪神JF> @レシステンシア、Aマルターズディオサ、Bクラヴァシュドール




○かんべえのつぶやき

――単勝1.7倍という圧倒的な支持で臨んだリアアメリアでしたが、四角を回ったところで手応えがまるでない。その間にレシステンシアが逃げる逃げる。後続には何もさせず、なんと2着に5馬身差をつけてレコード勝ちでした。人気のリアアメリアは末脚冴えず6着。川田騎手は「敗因をこれから探したい」とのことです。

――2着には不肖かんべえが東洋経済オンラインで推奨した穴馬、マルターズディオサが入りました。あー、馬鹿馬鹿、複勝くらい買っておけ。690円もついておるではないか。そして3着はクラヴァシュドールが僅差で入りました。この辺も来年のクラシックレースでは要注目ということになりそうです。

――馬券王先生が示した「阪神JFを読む4つの定跡」は、間違ってはいないと思うのですよね。でも、2歳牝馬という「女子中学生の戦い」であるからには、「こういうこともある」とみずからを納得させるしかありません。うーむ、トリガミどころか今週はすっぽ抜けじゃ。辛いのう。

――先週も今週も、中山競馬場でパドックを見たレースはことごとく外れています。いい加減、気持ちが萎えてくるほど負けております。まあ、それでも本日のメイン、カペラステークスでは目の前で藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが、58キロの斥量をものともせずに快勝。菜七子ちゃんのJRA重賞初勝利を目撃できました。良かったねえ、買ってなかったけど。

――ところで今日の香港では日本馬が大活躍でした。4R香港ヴァーズでは1着グローリーヴェイズ、2着ラッキーライラック、7R香港マイルでは1着アドマイヤマーズ、そして8R香港カップは1着ウインブライトでした。結局、今日取れたのはウインブライトの単勝くらいか。やはり頼りになるのはステイゴールド産駒よのう。とほほ。






12月1日(日) チャンピオンズカップ


えー、先々週までお伝えしてきたカンボジア紀行、1週間のインターバルを経てついに最終回です。


(前回までのあらすじ)

職場の旅行会に召喚された上海馬券王はアンコール遺跡を目指し陸路カンボジアを進む。現地のぼったくりレートと競馬ができないストレスにさいなまれる彼を出迎えたのはアンコール・トムの巨大仏像であった。のどかな田園風景から非日常的シュールな古代遺跡に投げ込まれ思わず競馬を忘れる馬券王であったが、まだまだ話は終わらない。そう、カンボジアクエストのメインイベントにしてラスボス、アンコールワットがついにその壮大な姿を彼の前に現すのであった。


というわけで、いよいよアンコールワットです。


@  まずはその歴史なんですが、これがかなり数奇な運命をたどっていまして、これを語るだけで本が一冊書けるようなそんな感じ。あまり割愛もできないところを無理に簡略化すると以下の通りとなります。

・12世紀初頭にスーリヤヴァルマン二世という王様が建設を始め、その主要部分がほぼ完成したのが30年後。この時はヴィシュヌ神を祭ったヒンドゥー寺院と言うのが主要コンセプトであった。

・その後改修が続きそれなりに発展するも、15世紀半ばにタイのアユタヤ王朝が攻めてきてやむなくこれを放棄。以後100年以上密林に飲み込まれた廃墟として忘れられた存在となる。

・16世紀半ばに再発見され、その時の王朝の宗旨に合わせ仏教寺院として改修。日本人とか外国人がここを訪れるようになったのはこれ以後のことなんで、本来の趣旨とは違う「仏教寺院」と言うパブリックイメージが独り歩きすることともなりました。後述する通り、凄まじく壮大勝つ壮麗な建築物であり、当時の日本の知識人はこれを「祇園精舎」と勘違いし続けたのだとか。

・16世紀末アユタヤ王朝が再度侵攻してきて、またしてもこれを放棄。以後は仏教聖職者が不法滞在みたいな形で居住していたため完全廃墟とまではいかなったようですが、国家レベルの庇護から見捨てられた状態が数百年続く。

・抜本的な遺跡復興は20世紀初頭の宗主国フランスの活動を待たねばならず、それも第二次大戦や、ポルポト派の台頭で中座、結局復興が軌道に乗ったのはポルポト派が政権を追われた20世紀末になってからで、その際は日本のODAもかなりの貢献をしている模様。


A とにかくでかい。でかいです。東西1500m、南北1300mという敷地でその周りを200mの壕が取り囲んでいるという信じがたい規模のでかさです。北京で紫禁城を見たときもその規模のでかさに腰を抜かしたことがありましたが、こちらはある意味それをも凌ぎます。敷地面積だけでいえば前回ご紹介したアンコール・トムは城壁3km四方と言うことでこちらが大きいのですが、城壁内の有効施設面積はそれほどでもなく、やはり規模でもアンコールワットがこの遺跡群のエース格です。

B 困ったことにアンコールトムは場内車移動だったのですが、こちらは完全徒歩移動。ここを見学する人は亜熱帯の灼熱下を歩いて移動することになるのであります。いやあ、ほんとこれは疲れるなんてもんじゃありません。宮崎駿の「ハウルの動く城」で王宮をひたすら歩かされ汗だくになってつぶれてゆくデブな老婆が出てくるシーンがありますが、まさにあれです。宮崎駿も押井守同様、ここにきて汗だくになった経験をああいう形で映像化したのではないか、いや、ほんとマジでそう思いますぞ、私は。

C お濠を渡る橋の長さが200m。復興された橋は3種類あって一つは王室用、もう一つは一般参観者用、そしてもう一つは軍隊用でこれが異常に幅広です。昔ここを軍隊とか建築資材とかを乗せた象の大群が通過したみたいです。凄いですねえ。そういう光景を思い描くだけで、もうワクテカです。

D 橋を渡ると城壁にたどり着きます。そこにはなんと機関銃の弾痕が。なんでも1970年代末にポルポト派がここに立てこもった時のものなんだそうで、何と罰当たりな連中なんでしょう、クメール・ルージュは。(もっとも寄せ手の方もアンコールワットに遠慮しまくりで、攻撃は極めて抑制的なものになったのだそうで、その意味ではポルポト派の戦術は正しいものであったとも言えます)

E で、城壁をくぐるとそこは本殿、ということはなく、300mを超える参道が本殿に向けて伸びています。参道の両側は昔は池とかだったようですが、今は枯れはてて経典を保管する図書館みたいな建物がいくつか並んでいるだけ。ひたすら本殿目指して歩きます。この時点ですでに汗だくです。宮崎駿です。

F 本殿は三つの回廊から構成されており、ヒンドゥー神話に準じた彫刻や仏像の類が多数陳列されています。残念なことに仏像の方はポルポト派に破壊されて多くが首なし状態でしたが。

G で、単にでかいだけじゃなくて、建物とか彫刻とかのレベルが異常に高いんだ、アンコールワット。回廊最後に位置する第三回廊は高さ65mの巨大宗教施設で、これなんかガウディの聖家族教会と同じくらいのインパクトがある優秀デザインですし、並んでいる彫刻なんかも、日本だったら国宝・重文扱いが相当なレベルの高い芸術品の数々。いやあ感動しました。このレベルの感動は、昔、台湾・故宮博物館の展示物を見て以来ですな。もっとも故宮博物館の展示物はガラスケースで保護されてるけど、こちらは雨ざらし、触り放題という違いはあるんですが、とにかく、ここの芸術品は本物です。

H 建築物や芸術品以上に驚くべきは、これだけのものを成立させた当時のアンコール王朝の経済力・政治力ですな。これだけ優れた建築物・芸術品をこれだけの規模で展開したということは、これ超一流の建設技師や芸術家を数百名規模で動員していたということを意味するわけで、一般の土方要員や、彼らをサポートする要員まで含めると、これは数万人規模の一大事業です。モンゴル帝国「元」が大陸中で暴れまわっていたこの時代に、ほぼ一代でこれを成しえたスーリヤヴァルマン二世という人は、本当にとんでもない人だったんじゃないでしょうか。カンボジアの辺境でこういうぶっ飛んだものを作った人がいたなんて、いやあ世界は広いです。

I 一つだけ難を挙げるなら、このアンコールワット、外見は壮大で素晴らしいけど、中に入ってみると居住性はあまりよろしくないということですな。廊下は狭いし、部屋は6畳間程度の小さいものばかりだし、まぁ、王宮じゃなく、宗教設備なんで居住性が悪いのも修行の一環と言うことなのかもしれませんが、ここで暮らしていた人たちはかなりつらい思いをしたんじゃないでしょうか。壮大な第三回廊の最上階に続く階段と言うのも相当傾斜がきつい。観光客用に設営された階段も上り下りにかなり苦労しますが(汗まみれになっていた私はここでとどめを刺されました)、オリジナルの階段は階段と言うよりは梯子に近い急傾斜で、足を踏み外して転げ落ち命を亡くした人も相当いたんじゃないでしょうか。


以上雑駁ではありますが、アンコールワット訪問記でした。いやあ、汗だくになりましたが、確かに素晴らしい歴史遺産であります。フランスとかが復興に熱意を持つのも頷けます。今回はアンコール遺跡群の一部しか回れませんでしたが、機会があればすべて見てみたいですね。

 でもねえ、書いてるうちに思ったんですが、「人類の到達点の一つ」といって過言ではない、これだけ素晴らしい宗教施設が、何度も打ち捨てられ、廃墟と化したのって、これどういうことなんでしょう。ベトナムとかタイから侵攻されたというのはわかるんですが、侵攻した方だってこういう素晴らしい建設物は徹底的に打ち壊すか、徹底的に自分のものにするかどちらかじゃないかと思うんですが、そのどちらでもなく、単に何百年もの間「放棄」されていたのですアンコールワット。

 壁に刻まれた彫刻を見ていくと、下書き・デッサンレベルでピタッと作業が止まっている部分が突然現れて、ここが徐々にフェードアウトしていったのではなく、ある日突然、歴史から姿を消したという事実を強烈に示唆します。こういうのを見ると人類の営みと言うものの偉大さと虚しさをひしひしと感じてしまいますなあ。まぁ、このような感慨も含め、競馬のない休日もたまには良いものだと思いました。皆さんも一度行かれたらどうでしょう。


201912 1() 4回中京2日目 16頭 [15:30発走]
【11R】 20回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1800m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

タイムフライヤー 4 *マーフィ

57

27.8

()松田国英

1

2

 

モズアトラクション 5 藤岡康太

57

86.0

()松下武士

2

3

チュウワウィザード 4 *福永祐一

57

7.5

()大久保龍

2

4

インティ 5 *武豊

57

5.6

()野中賢二

3

5

クリソベリル 3 川田将雅

55

3.6

()音無秀孝

3

6

オメガパフューム 4 *デットー

57

6.2

()安田翔伍

4

7

 

ワンダーリーデル 6 横山典弘

57

39.2

()安田翔伍

4

8

ウェスタールンド 7 スミヨン

57

21.2

()佐々木晶

5

9

サトノティターン 6 *ムーア

57

18.3

()堀宣行

5

10

 

ミツバ 7 和田竜二

57

189.4

()加用正

6

11

ゴールドドリーム 6 ルメール

57

3.8

()平田修

6

12

 

キングズガード 8 秋山真一

57

114.6

()寺島良

7

13

 

ワイドファラオ 3 M.デム

55

49.5

()角居勝彦

B7

14

 

テーオーエナジー 4 *川須栄彦

57

277.7

()宮徹

8

15

 

ロンドンタウン 6 *岩田康誠

57

169.0

()牧田和弥

8

16

ヴェンジェンス 6 幸英明

57

37.7

()大根田裕



 うううう、先週のジャパンカップでは、またしても、かんべえ先生から「ガミ野郎」と罵られ、非常にいたいけな気分です。ガ、ガミじゃないもん!利益出てるもん!100円だけど。。。あまつさえ、小幡先生からは「こじはるの方が偉い」と論難され、ううう、鬱です。でも、何ですか「だいたい当たるぅ〜」って、知らねえよ、そんなもん!

まぁ確かに、三連複の1頭軸多数買いというのは、こういう人さまに御目文字する際は結構恥ずかしい馬券ですよね。特に小幡先生のように「競馬は勝ち馬を当てるもの」と言うロマン主義的信条の方からは、地獄に堕ちろと言う批判を受けるのは免れない。でもねえ、毎週のように馬券を買い続ける者のキャッシュフロー改善と言う意味では、この買い方、結構いけてると思うんですよ。

こういう買い方を10回すると、5回は当たります。まぁ、その内3回はガミ、もしくはもとどりですが、残り2回中1回は回収率200%超で、最後の1回は万馬券(しかも結構特大の)な感じで、総合収支は回収率110%くらいにはなっているのだ。25%も控除金取られてこれだけの回収率と言うことは、これ勝ち組ということで、実際本日のステイヤーSではこういう買い方で21点買った三連複が370倍の特大配当ですから、これはきっと正しいのだ。問題はG1レースでこういう配当がなかなか出ないということで。。。

え、「言い訳が長い!」ですって?いやぁ、実は明日のチャンピオンSもこういう買い方をしようとしているわけで、予防線を張っているわけなんですわ。わっはっはっは。

例によって、10年トレンドを。正確にはこのレース「ジャパンカップダート」改め「チャンピオンC」でして、中京にコースを変えて5年の実績しかないわけで、5年分のトレンドを分析してみましょう。


大荒れ続出JCD改めチャンピオンCの過去10年

日付

開催

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

181202 42 ルヴァンスレーヴ 3 M.デム

15

2

1

()萩原清

1501

-0.4

 02-03-03

35.6

490

+2

190

3000

3890

6090

27310

181202 42 ウェスタールンド 6 藤岡佑介

15

12

8

()佐々木晶

1505

0.4

 15-15-13

34.4

480

-2

(32.1)

3000

3890

6090

27310

181202 42 サンライズソア 4 モレイラ

15

9

3

()河内洋

1505

0.4

 05-05-05

35.9

522

+8

(8.2)

   

6090

27310

171203 42 ゴールドドリーム 4 ムーア

16

9

8

()平田修

1501

-0.0

 10-11-11

35.2

538

+14

1300

4140

9400

27350

158490

171203 42 テイエムジンソク 5 古川吉洋

16

13

1

()木原一良

1501

0.0

 02-02-02

36.1

496

+4

(4.8)

4140

9400

27350

158490

171203 42 コパノリッキー 7 田辺裕信

16

1

9

()村山明

1502

0.1

 01-01-01

36.3

546

+9

(13.2)

   

27350

158490

161204 42 サウンドトゥルー 6 大野拓弥

15

8

6

()高木登

1501

-0.0

 14-14-13

35.8

474

0

1590

1390

4800

11180

85980

161204 42 $アウォーディー 6 武豊

15

2

1

*()松永幹夫

1501

0.0

 06-06-05

37.0

514

+10

(2.2)

1390

4800

11180

85980

161204 42 アスカノロマン 5 和田竜二

15

4

10

()川村禎彦

1502

0.1

 02-03-02

37.4

522

-10

(40.4)

   

11180

85980

151206 42 サンビスタ 6 M.デム

16

4

12

()角居勝彦

1504

-0.2

 06-08-06

37.4

476

+3

6640

11040

36260

27320

318430

151206 42 ノンコノユメ 3 ルメール

16

1

3

()加藤征弘

1506

0.2

 14-15-15

36.7

452

0

(3.8)

11040

36260

27320

318430

151206 42 サウンドトゥルー 5 大野拓弥

16

2

5

()高木登

1507

0.3

 15-16-16

36.6

472

-2

(12.6)

   

27320

318430

141207 42 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

8

2

()西浦勝一

1510

-0.1

 02-02-02

36.4

508

+2

590

5470

9020

11730

70890

141207 42 ナムラビクター 5 小牧太

16

4

8

()福島信晴

1511

0.1

 05-04-04

36.3

528

+6

(20.7)

5470

9020

11730

70890

141207 42 ローマンレジェンド 6 岩田康誠

16

12

3

()藤原英昭

1512

0.2

 05-02-02

36.6

510

0

(7.1)

   

11730

70890

131201 52 ベルシャザール 5 ルメール

16

12

3

()松田国英

1504

-0.0

 09-08-06

36.1

538

+2

840

4850

9810

2160

24440

131201 52 ワンダーアキュート 7 武豊

16

8

6

()佐藤正雄

1504

0.0

 09-10-10

35.9

522

+3

(15.7)

4850

9810

2160

24440

131201 52 ホッコータルマエ 4 幸英明

16

6

1

()西浦勝一

1505

0.1

 02-02-02

36.6

506

-2

(1.9)

   

2160

24440

121202 52 ニホンピロアワーズ 5 酒井学

16

14

6

*()大橋勇樹

1488

-0.6

 04-04-03

36.0

536

0

1990

4290

11620

30010

165230

121202 52 ワンダーアキュート 6 和田竜二

16

12

3

()佐藤正雄

1494

0.6

 05-05-05

36.4

522

+21

(6.2)

4290

11620

30010

165230

121202 52 ホッコータルマエ 3 幸英明

16

9

9

()西浦勝一

1495

0.7

 02-02-02

36.8

488

-2

(31.6)

   

30010

165230

111204 62 トランセンド 5 藤田伸二

16

16

1

()安田隆行

1506

-0.3

 01-01-01

37.4

520

-1

200

1750

2180

920

6180

111204 62 ワンダーアキュート 5 和田竜二

16

9

5

()佐藤正雄

1509

0.3

 11-13-13

36.8

518

+14

(19.0)

1750

2180

920

6180

111204 62 エスポワールシチー 6 佐藤哲三

16

6

2

()安達昭夫

1509

0.3

 02-02-02

37.6

500

+2

(2.8)

   

920

6180

101205 52 トランセンド 4 藤田伸二

16

3

1

()安田隆行

1489

-0.0

 01-01-01

36.6

512

-2

350

4350

6310

20840

94860

101205 52 グロリアスノア 4 小林慎一

16

14

8

*()矢作芳人

1489

0.0

 09-07-08

36.1

526

+10

(24.2)

4350

6310

20840

94860

101205 52 アドマイヤスバル 7 小牧太

16

12

11

()中尾秀正

1491

0.2

 05-05-06

36.5

520

+14

(31.6)

   

20840

94860

091206 52 エスポワールシチー 4 佐藤哲三

16

1

1

()安達昭夫

1499

-0.6

 01-01-01

37.1

502

+2

310

1940

3160

32660

131960

091206 52 シルクメビウス 3 田中博康

16

12

5

()領家政蔵

1505

0.6

 13-11-11

36.9

484

+2

(13.5)

1940

3160

32660

131960

091206 52 ゴールデンチケット 3 ルメール

16

9

12

()森秀行

1507

0.8

 10-11-13

36.9

478

+2

(42.7)

   

32660

131960

集計期間:2009.12. 6 2018.12. 2(13年以前は阪神開催)

@1番人気は1−2−0−2とまずまず。

A2番人気は1−0−0−4と大きく見劣り。

B3番人気は0−1−2−2と三連複軸向き。

C二桁人気の超人気薄は15頭中2頭のみだが、うち1頭は勝っており、完全無視も難しい。

D牝馬は過去15頭中2頭のみだが、これも内一頭は勝ち馬なんで、完全無視もできません。もっともそれ以前に今年は牝馬の出走はありませんが。

E外国人ジョッキーは過去15頭中、5頭に騎乗とやはり強い。特に今年は先週の流れを受け世界の一線級がてんこ盛りですからね。

F関東馬は15頭中4頭で、まぁこんなものですか。今年の出走は堀厩舎のサトノティターンただ一頭ですがさて。

G枠順は明確に内が良い。大外は過去5年連絡みなし。

H脚質は先行と追い込みがやたら強い。中途半端な差しは全く用なしな状況。

I過去5年の年齢別構成は、三歳馬2(内勝ち馬1)、四歳馬2(同1)、五歳馬5(同1)、六歳馬5(同2)7歳超1と芝のレースとは異なり、五歳から6歳の高齢馬が強い。もっとも近年、若年化の傾向が見て取れるのですが、今年はどうでしょう。

J過去5年の血統は、見事にバラバラ。まぁ、そうは言ってもディープ系と言うのは皆無で、クロフネとかゴールドアリュールとかいかにもダート系というところを買えばよいのではなかろうかと。

K過去5年15頭の前走キャリアを見るとさすがJBCクラシック組が5頭(内2勝)と優勢。この他も地方G1組が本レースの馬券に絡んでおり、やはり基本は前走G1組ですな。面白いのは南部杯(3頭内勝ち馬2)とかJCBスプリントとか、従来のパブリックイメージに反し、距離延長組がかなり優秀な成績を残しているわけで、距離適性と言うのはあまり考えなくてもよいのかもしれません。なお、非G1組ではみやこS組が3頭(勝ち馬なし)と優秀です。

以上から馬券を考えたとき、デビュー以来無傷の5連勝、それもそのすべてが圧勝と言う1番人気クリソベリルに軸の資格ありや否やと言うのが、ポイントの一番目となります。

いやあ、確かに強いことには何の疑問もないし、これにあっさり勝たれてもこれはこれで納得ですが、どうなんですかね。小頭数で弱い相手に圧勝を続けてきたというのは、厳しい競馬の経験値が足りないということも言えるわけで、似たようなキャリアの馬が数多く凡走してきた忌まわしい記憶と言うのもあります。騎手が今年まだJRAG1を勝っていない川田と言うことも考えれば、ここは評価を落としてみたいです。

よって、本命は5番人気チュウワウイザード。根拠は下記のとおりです。

(A)この競走の最有力な登竜門JBCクラシックの勝ち馬である。

(B)内枠引いた先行馬。

(C)これまで11戦しながら馬券の対象を外したことが一度もない極めて安定した成績。

(D)ああそれなのに5番人気とは、これ不当に評価が低い!

主戦の川田がクリソベリルを選んだため福永に乗り替わりですが、なんか、かえってこちらの方がよさそうな感じもいたします。まぁ、今年のメンバーは多士済々でどの馬にもチャンスありな感じですから、かっこつけて単馬券で挑むのもリスクありすぎ。ここは恒例3連複軸ですな。

この他の馬はJCBクラシック組、みやこS組それに外国人ジョッキーを中心に選びました。

馬券は◎軸の三連複21点。内3点はトリガミですが、面白いことにそれらはクリソベリル絡みではなくゴールドドリーム絡みなんですな。いやあ馬券購入者の気持ちが何となくわかります。

個人的に気になるのは大外9番人気のヴェンジェンス。大外が来ない過去5年ですが、それでも外枠引いた追い込み馬と言うのはかなり魅力的。この馬の外枠実績は4−2−1−0ですし、みやこSを勝ってこの人気は、これ非常にお買い得じゃないでしょうか。騎手幸は、関西開催のダートじゃかなり買える騎手ですし気分はワクテカです。



上海馬券王 in Bangkok




○今日の結果

<チャンピオンズカップ> @クリソベリル、Aゴールドドリーム、Bインティ




○かんべえのつぶやき

――今日はダート王決戦。それにふさわしい顔ぶれが揃い、結果は3歳馬クリソベリルが無傷の6連勝で王座に就きました。先行するインティをゴール前でインから差して、まことに強い競馬でありました。川田騎手は今季初G1勝利。うーん、そっちはないと思ったんだよなあ・・・。2着はゴールドドリームで、これも実力通りでした。

――蓋を開けてみれば、「2番人気→1番人気→3番人気」の決着。それでも馬連960円、3連単8980円ですから、結構ついてます。それくらい人気が割れていた。特に大挙して来日しているデットーリやマーフィーやスミヨンやムーアの馬がやたらと気になってしまうのです。困ったものです。馬券王先生ご指名のチュウワウィザードは惜しくも4着。常に高い確率で来るのであります。

――金曜日のラジオ日経、マーケットプレスの競馬コーナーに出演しました。本日のチャンピオンズカップを実況中継した中野雷太さんを相手に、「インティから行きます。タイムフライヤーも気になります。@ーCなんてつきますよぉ」などと無理目の予想を語っていたのですが、中野さんは冷静に「ワイドでもいいですね」。タイムフライヤーは8着でした。2歳G1馬なんですから、そろそろ来るんじゃないかなあ。

――今日の中山競馬場で頑張ったのですが、パドックで馬を見るのは久しぶり。ついつい買い過ぎるのですが、ほとんど当たらない。いや、まったく情けない限りです。バンコクで買っている上海馬券王先生は、毎週、手堅くキャッシュフローを確保しておられる様子。いろいろ教わらなければなりません。

――来週は阪神JF、再来週は朝日杯FSと2歳馬決戦です。その先にはたぶん千客万来となる有馬記念。12月競馬はまだまだ楽しめますぞ。馬券王先生、ご一緒に闘いましょう。






11月24日(日) ジャパンカップ


えー、本日はカンボジア紀行最終回をお送りする予定だったのですが、カビンブリで会社行事があって夕方から飲みっぱなし、踊りっぱなしの無政府状態に巻き込まれ現在大変いたいけな状態にあるわけです。ううう、それにしても気持ちが悪い。吐きそうです。

アンコール遺跡、とりわけアンコールワットに関しては、私もそれなりに真面目な論考と言うのをしてみたいと、柄にもないことを考えているわけで、すいませんが来週までお待ちください。まことすまんこってす。


20191124() 5回東京8日目 15頭 [15:40発走]
【11R】 39回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

カレンブーケドール 3 津村明秀

53

8.2

()国枝栄

2

2

ワグネリアン 4 *川田将雅

57

4.6

()友道康夫

2

3

 

ウインテンダネス 6 *田辺裕信

57

132.5

()杉山晴紀

3

4

ムイトオブリガード 5 *ルメール

57

13.2

()角田晃一

3

5

スワーヴリチャード 5 *マーフィ

57

6.1

()庄野靖志

4

6

ユーキャンスマイル 4 岩田康誠

57

5.8

()友道康夫

B4

7

 

ダイワキャグニー 5 *石橋脩

57

71.7

()菊沢隆徳

5

8

レイデオロ 5 *ビュイッ

57

5.5

()藤沢和雄

5

9

ルックトゥワイス 6 *デットー

57

14.3

()藤原英昭

6

10

ダンビュライト 5 松若風馬

57

27.0

()音無秀孝

6

11

シュヴァルグラン 7 *スミヨン

57

17.2

()友道康夫

7

12

 

タイセイトレイル 4 *M.デム

57

42.1

()矢作芳人

B7

13

 

エタリオウ 4 横山典弘

57

21.4

()友道康夫

8

14

 

マカヒキ 6 武豊

57

36.4

()友道康夫

8

15

 

ジナンボー 4 *ムーア

57

23.5

()堀宣行



JRA唯一の国際G1だというのに、海外招待馬は0。看板に偽りありなジャパンカップです。まぁ、日本の高速馬場で勝てそうな海外馬と言うのもいないわけで、近年こういう傾向は続いてはいたんですが、それにしても海外からの参戦が0とは、ついに来るところまで来てしまった感じですなあ。逆に言えば凱旋門賞と言う海外の一流レースにも同じことが言えるわけで、あのような深い芝のコースに日本馬が出ても勝てる気がしない。それなのに毎年無謀な参戦が続いているというのは、これブランド力の差なんでしょうか。なんか悲しいものがあります。

海外馬の参戦がないだけじゃないですぞ。日本馬だってアーモンドアイをはじめ日本のエース級がそろって再来週の香港G1に出走で、ジャパンカップは完全無視状態。結果今年のメンバーは二線級ばかりという、脱脂粉乳と言うか、ノンアルコールビールと言うか、つくづく馬券を買うモチベーションに乏しいメンツの集まりと化しているわけです。ああ、また酔いが回ってきた。いやだいやだ。まぁ、ジョッキーだけは世界の一線級が集まったというのが唯一の救いでしょうか。

例によって10年トレンドを。こういう水割りビールみたいなメンバー構成でどこまでこれが使えるかはわからないのですが。

極めて穏当なJCの過去10年

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬単

3連複

3連単

181125 アーモンドアイ 3 ルメール

53

14

1

1

()国枝栄

2206

-0.3

 02-02-02

34.1

472

-8

140

700

960

2690

181125 キセキ 4 川田将雅

57

14

8

4

()中竹和也

2209

0.3

 01-01-01

34.7

504

+8

(9.2)

700

960

2690

181125 スワーヴリチャード 4 M.デム

57

14

11

2

()庄野靖志

2215

0.9

 05-04-04

34.7

510

0

(6.5)

 

960

2690

171126 シュヴァルグラン 5