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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2024年 上半期のレース考





4月14日(日) 皐月賞


えー、プロ野球も開幕から二週間が経過したのですが、わがドラゴンズが大躍進しておるわけでびっくりしているのであります。なんと、現在6連勝中で単独首位なんですわ。し、信じられん。これは夢ではなかろうか。

6連勝?単独首位?そんな言葉は10年近く前に耳にした気がするけど、もうそんな言葉の概念すら忘却の彼方なわけで、それってなんでしたっけ?食べられるんですか?

思い起こせば去年のドラゴンズは本当に酷かった。拙守拙攻をこれでもかというほど繰り返し、好投する投手を見殺しにし続けたその悪行は、ああ、今思い出しただけで胃液が食道を逆流する!それが今年はどうです。なんとビジターゲームを勝ちまくり、あまつさえその勝ちが先発投手についている。それもその勝ち方が典型的な「強いチーム」の勝ち方で、これは「春の珍事」とは決して言えないところが恐ろしい。どうしたんだ、ドラゴンズ!こんなの僕の知ってるドラゴンズじゃない!!

まぁ、まだペナントも始まったばかりで、今からはしゃぐと秋頃うなだれているに違いないという強い予感もあるのですが、それでもこれだけは言わせてください。

いやあ、プロ野球と言うのは楽しいものだったんですね!

私はこの10年それを忘れていました。思えば昨年、かんべえ先生はとても幸せな時間を過ごしていたわけだ。願わくば、この幸せが年内いっぱい続きますように。。。


2024 414() 3回中山8日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 84回皐月賞
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2000m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

サンライズジパング 3 *菅原明良

57

36.9

()音無秀孝

1

2

メイショウタバル 3 *浜中俊

57

7.3

()石橋守

2

3

 

エコロヴァルツ 3 武豊

57

33.0

()牧浦充徳

2

4

 

シリウスコルト 3 三浦皇成

57

116.5

()宗像義忠

B3

5

ミスタージーティー 3 藤岡佑介

57

16.0

()矢作芳人

3

6

 

アレグロブリランテ 3 横山和生

57

195.1

()上原佑紀

4

7

ルカランフィースト 3 *松山弘平

57

194.3

()鹿戸雄一

4

8

☆1

*ジャンタルマンタル 3 川田将雅

57

8.6

()高野友和

5

9

アーバンシック 3 横山武史

57

14.1

()武井亮

5

10

レガレイラ 3 *北村宏司

55

3.7

()木村哲也

6

11

 

ホウオウプロサンゲ 3 菱田裕二

57

189.8

()矢作芳人

6

12

コスモキュランダ 3 *モレイラ

57

16.1

()加藤士津

7

13

ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

57

5.2

()友道康夫

7

14

☆2

$シンエンペラー 3 *坂井瑠星

57

7.5

()矢作芳人

7

15

 

サンライズアース 3 M.デム

57

35.7

()石坂公一

8

16

 

ダノンデサイル 3 横山典弘

57

33.1

()安田翔伍

8

17

ビザンチンドリーム 3 *ムルザバ

57

14.7

()坂口智康

8

18

 

ウォーターリヒト 3 幸英明

57

137.1

()河内洋


わははは。ドラゴンズの狂い咲きに影響されたのか、先週の桜花賞は今年初の的中となり、ますますめでたい限りです。まぁ、配当はほどほどだったんですが、それでも当コーナーが売りにしている「10年トレンド」がこの上なく有効に機能したということで私は嬉しい。

という訳で、牡馬クラシック(などと言いながら牝馬が一番人気になっていたりする訳ですが)第一弾である明日の皐月賞。まずはそのトレンドを見ていきたいと思います。

☆18頭も出ているのに近年平穏な皐月賞この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230416 ソールオリエンス 3 横山武史

18

1

2

()手塚貴久

2006

-0.2

 15-15-17

35.5

462

0

520

3510

5520

3770

24780

230416 タスティエーラ 3 松山弘平

18

14

5

()堀宣行

2008

0.2

 06-06-04

36.6

478

-6

(9.0)

3510

5520

3770

24780

230416 ファントムシーフ 3 ルメール

18

7

1

()西村真幸

2011

0.5

 10-10-10

36.4

494

-8

(3.8)

   

3770

24780

220417 ジオグリフ 3 福永祐一

18

14

5

*()木村哲也

1597

-0.1

 05-06-03

34.3

494

-4

910

3570

7540

4190

32840

220417 イクイノックス 3 ルメール

18

18

3

*()木村哲也

1598

0.1

 05-04-03

34.6

492

+10

(5.7)

3570

7540

4190

32840

220417 ドウデュース 3 武豊

18

12

1

*()友道康夫

2000

0.3

 15-16-14

33.8

496

-8

(3.9)

   

4190

32840

210418 エフフォーリア 3 横山武史

16

7

2

()鹿戸雄一

2006

-0.5

 04-04-04

36.7

504

-10

370

4300

5510

20000

82320

210418 タイトルホルダー 3 田辺裕信

16

13

8

()栗田徹

2011

0.5

 02-01-01

37.5

462

-4

(17.0)

4300

5510

20000

82320

210418 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

16

3

6

()須貝尚介

2011

0.5

 10-10-08

36.7

500

0

(14.3)

   

20000

82320

200419 コントレイル 3 福永祐一

18

1

1

()矢作芳人

2007

-0.1

 12-12-07

34.9

462

0

270

660

1120

9150

26310

200419 サリオス 3 レーン

18

7

3

()堀宣行

2008

0.1

 05-06-04

35.4

536

-2

(3.8)

660

1120

9150

26310

200419 ガロアクリーク 3 ヒューイ

18

16

8

()上原博之

2014

0.7

 11-10-09

35.7

498

+2

(41.2)

   

9150

26310

190414 サートゥルナーリア 3 ルメール

18

12

1

()角居勝彦

1581

-0.0

 07-07-07

34.1

496

-4

170

950

1140

1480

4390

190414 ヴェロックス 3 川田将雅

18

7

4

()中内田充

1581

0.0

 05-04-04

34.4

478

-4

(9.0)

950

1140

1480

4390

190414 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

4

3

()萩原清

1581

0.0

 03-04-05

34.5

450

-4

(5.8)

   

1480

4390

180415 エポカドーロ 3 戸崎圭太

16

7

7

()藤原英昭

2008

-0.3

 04-04-04

35.1

492

0

1450

12880

23570

53410

372080

180415 サンリヴァル 3 藤岡佑介

16

14

9

()藤岡健一

2011

0.3

 05-05-05

35.2

488

-12

(24.6)

12880

23570

53410

372080

180415 ジェネラーレウーノ 3 田辺裕信

16

10

8

()矢野英一

2014

0.6

 02-02-02

37.6

496

0

(17.8)

   

53410

372080

170416 アルアイン 3 松山弘平

18

11

9

*()池江泰寿

1578

-0.0

 04-05-05

34.2

518

-2

2240

8710

20720

176030

1064360

170416 ペルシアンナイト 3 M.デム

18

7

4

*()池江泰寿

1578

0.0

 15-05-05

34.1

480

-2

(8.1)

8710

20720

176030

1064360

170416 ダンビュライト 3 武豊

18

10

12

*()音無秀孝

1579

0.1

 06-05-03

34.3

466

-4

(56.1)

   

176030

1064360

160417 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

18

8

()二ノ宮敬

1579

-0.2

 14-12-10

34.0

476

0

3090

6220

17680

6000

70390

160417 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

*()友道康夫

1581

0.2

 17-15-13

33.9

498

+2

(3.7)

6220

17680

6000

70390

160417 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

11

1

*()池江泰寿

1583

0.4

 08-09-05

34.8

504

+6

(2.7)

   

6000

70390

150419 ドゥラメンテ 3 M.デム

15

2

3

*()堀宣行

1582

-0.2

 13-11-07

33.9

486

-2

460

790

1530

3110

12360

150419 リアルスティール 3 福永祐一

15

5

2

()矢作芳人

1584

0.2

 05-05-03

34.5

502

-4

(3.8)

790

1530

3110

12360

150419 キタサンブラック 3 浜中俊

15

7

4

()清水久詞

1588

0.6

 02-02-02

35.2

510

+6

(9.7)

   

3110

12360

140420 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

2

2

()栗田博憲

1596

-0.2

 08-07-04

34.6

462

0

510

920

1900

7690

33490

140420 トゥザワールド 3 川田将雅

18

17

1

*()池江泰寿

1598

0.2

 03-03-03

35.2

510

-8

(3.5)

920

1900

7690

33490

140420 ウインフルブルーム 3 柴田大知

18

18

8

()宮本博

1599

0.3

 01-01-01

35.6

488

-2

(24.9)

   

7690

33490

集計期間:2014. 4.20 2023. 4.16


うむ、10年振り返って的中は、23年、20年、19年、15年の4回。内、20年・15年は3連単が万馬券的中と言うことで、収支は余裕で黒字。かなり相性の良いレースであります。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!

早速行ってみましょう。


@1番人気は2−1−3−4と複勝率60%は立派。ただ、勝ったのが19年サートゥルナーリアと一昨年のコントレイルという、二冠・三冠馬級の馬だけでいまいち勝ち切れていません。

A2番人気は3−1−0−6とこれは馬連軸向き。配当妙味を考えると1番人気に遜色ありません。

B3番人気は1−3−1−5と三連複軸向き。

C単勝二桁人気の超人気薄は17年三着のダンビュライト(12番人気)以外来ておらず、基本用なし。

D牝馬は一頭も来ていない。まぁ、普通牝馬は桜花賞に行くので出走自体殆どないのですが、今年は小幡先生の一押しレガレイラがホープフル1着の看板を引っ提げてここに参戦、あまつさえ1番人気に支持されているわけで、この取捨が最大のポイントとも言えます。

E外国人ジョッキーは30頭中8頭の騎乗で、内4頭がルメール。先週に引き続き彼は今回参戦できずレガレイラは北村に乗り替わりです。まぁ、ルメール不在とはいえ、短期免許でやってきて重賞を勝ちまくっているモレイラがいますので、ここら辺は要注意ですか。

F関東馬は30頭中13頭と開催場所を反映して健闘。特にこの4年では12頭中8頭が関東馬で、しかも直近3年は連続でワンツー独占と凄まじい活躍。

G枠順に大きな偏りはないが、勝ち馬に限定すれば大外は不振(勝ったのは16年ディーマジェスティのみ)。

H脚質は先行・追い込みが半々で中途半端な差しは来ていない。

I先週の桜花賞と打って変わり、小兵に厳しい世界。450kg未満の馬は1頭も来ていない。まぁ、今年のメンバーを見る限りこの対象となる馬はいないのですが、当日大幅に馬体を減らしている馬がいれば要注意であります。

J過去5年15頭の血統は見事にバラバラ。

K過去5年15頭の前走キャリアは共同通信杯組が5頭(1着2,3着3)とこれが最有力。これに次ぐのは二歳G1(ホープフルと朝日杯FS)からの直行組で3頭(1着2,2着1)。本来最も格式が高いとされた弥生賞組は3頭(1・2・3着が1頭づつ)で今年大荒れとなったこのレースですが、完全無視も難しい。いずれにしてもこのレースの上位は前走重賞組でほぼ決まっていまして、非重賞組は19年2着のヴェロックス(前走若葉賞)のみであります。

以上から本命は◎ジャスティンミラノ。理由は下記の通り。

(1)このレースと相性の良い共同通信杯の勝ち馬。

(2)新馬・共同通信杯と先行しながら上りを33秒台でまとめるという強い勝ち方でタイムも優秀。

(3)「府中しか経験がなく、あまつさえ新馬・共同通信杯の二戦とも超スローペースが幸いした。皐月賞には向かないのではないか」とのネガティヴな意見もあるけど、先行して後続が詰めてきたら狙いすましたように突き放すその勝ち方はセンスにあふれている訳で、中山でも十分通用すると考える。

(4)騎手戸崎は中山なら超優秀。

(5)このレースと相性の良い2番人気

(6)父がディープ系のキズナ、母がこてこてのノーザンダンサー系というのが個人的にツボ


対抗は小幡先生一押しの〇レガレイラ。

まぁ、牝馬でどうかというのと、騎手がルメールから乗り替わりと負うのも気になりますが、それでもホープフルの勝ち方は強いものでしたからこれも有力なのは間違いない。二歳馬戦線でブイブイ言わせていたスワーヴリチャード産駒も三歳では大分落ち着いてきた感じで、私、この系統は超早熟じゃないかと思っているんですが、まぁ、3歳のこの時期ならまだ賞味期限内ではありましょう。

単穴としてひそかに期待しているのは現在7番人気の▲ビザンチンドリーム。新馬・きさらぎ賞を連勝しているのに、なんでこんなに人気がないんですかね。とにかく、この馬は切れ味だけならメンバー随一。追い込み馬が結構来ているトレンドもあり、大外引いたのもむしろ好都合と考えます。

馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複フォーメーション26点。わずかにガミになる馬券も二点ありますが、その他は結構つきます。

まぁ、明日はかんべえ先生と福島競馬場まで行って久しぶりにリアル競馬の観戦となる訳ですが、そういうリアルな現場でG1的中となれば喜びもひとしおなわけでして、当たると良いな。



上海馬券王



○今日の結果

<皐月賞> @ジャスティンミラノ (戸崎) Aコスモキュランダ (モレイラ)  Bジャンタルマンタル (川田)



○かんべえのつぶやき

――ゴール前で順位変動。戸崎圭太騎手が片手をあげました。勝ったのは2番人気のジャスティンミラノ。コースレコードの勝利で、馬券王先生の予想がバッチリでした。3連複ゲットで、見事、桜花賞と両方とも的中です。おめでとうございます。


――2着に入ったのは7番人気のコスモキュランダ。モレイラ騎手は2週連続で好成績ですな。3着は3番人気のジャンタルマンタル。1番人気のレガレイラは6着。牝馬の歴史を作ることはできませんでした。

――不肖かんべえは
坂井騎手騎乗のシンエンペラーから買っていたのですが、アーバンシックに続くクビ差の5着でした。うーむ、無念。読者の皆様は、素直に馬券王先生に乗られることをお勧めいたします。

――本日は馬券王先生や編集F氏などの競馬仲間と共に、好天で桜も満開(ちょっと散り始め?)の福島競馬場に来て勝負しております。今宵は現地の高橋利明記者も合流して、競馬について語り明かす予定であります。

――世の中的には水原一平氏の事件があるから、賭け事が白い目で見られる日々でありますが、敢えて言いたい。われわれ一同は皆、ギャンブルの「依存症」であります。しかるに軽い依存症であれば、こんなにいいことはありませぬ。熱中できることがあって、罪のない喜怒哀楽の記憶が残り、楽しい仲間もできるのですから。






4月7日(日) 桜花賞


えー、先週のドバイの、とりわけシーマクラシックの結末があまりに悲しすぎて、現在大変黄昏ている所なのであります。

リバティアイランドは直線伸び切れず三着。スターズオンアースは騎手変更の末に直線よれによれまくり8着。去年欧米を席巻したディープ産駒オーギュストロダンに至ってはなんと殿負け。この三頭のうちどれかが勝つと思っていた私にとって、現実はあまりにも厳しい。。一体どうなっているのでしょう。

特にリバティ・スターズという私が愛してやまないドゥラメンテ産駒のあのような体たらくは、思い出す度、涙がこみ上げます。。ううううう、そう言えば、私がグルーヴコーナーで取り上げると一族に災いが降りかかるんだった。忘れていました。いや、本当は忘れていたわけじゃない。海外レースなら治外法権で、大丈夫だと自分に言い聞かせていたんです。すいません、ごめんなさい、もうやりません。

しかし、去年と打って変わって今年はドゥラメンテ産駒の受難が続きますなあ。高松宮記念で1番人気に推されながら10着と大敗したルガルは実は骨折していたんだそうで、今年中の復帰は大変難しいのだとか。そうか、そういうことなのか、いくらなんでもあれは負けすぎだと思っていたのですが、そういうことだったのか。。決してグルーヴコーナーだけが悪いわけじゃなくて、なんか今年はそういう運勢なのか。でもドゥラメンテ産駒も今年デビューするのが最後だし、このままだと後がないよなあ。困ったもんです。

まぁ、それでも先週は、中山メインでドゥラモンド君のおかげをもちまして万馬券をゲットでき、大阪杯の負けを補って余りある収支を出すことが出来ました。「ドゥラメンテと唱えれば極楽に行ける」というドゥラメンテ信仰はいまだ健在なのだと信じ、今後も密やかに応援していきたいと思います。


2024 4 7() 2回阪神6日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 84回桜花賞
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 1600m・外 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

ワイドラトゥール 3 北村友一

55

201.0

()藤原英昭

1

2

クイーンズウォーク 3 川田将雅

55

6.4

()中内田充

2

3

イフェイオン 3 西村淳也

55

29.0

()杉山佳明

2

4

 

キャットファイト 3 *松山弘平

55

57.3

()上原博之

3

5

 

シカゴスティング 3 *浜中俊

55

172.6

()庄野靖志

3

6

 

ハワイアンティアレ 3 *池添謙一

55

74.4

()松永幹夫

4

7

スウィープフィート 3 武豊

55

8.7

()庄野靖志

4

8

コラソンビート 3 横山武史

55

5.9

()加藤士津

5

9

アスコリピチェーノ 3 北村宏司

55

3.6

()黒岩陽一

5

10

 

セキトバイースト 3 藤岡佑介

55

70.9

()四位洋文

6

11

ライトバック 3 坂井瑠星

55

16.4

()茶木太樹

6

12

ステレンボッシュ 3 *モレイラ

55

5.0

()国枝栄

7

13

 

テウメッサ 3 *岩田望来

55

109.6

()金成貴史

7

14

 

ショウナンマヌエラ 3 *岩田康誠

55

216.4

()高野友和

7

15

 

$エトヴプレ 3 *鮫島克駿

55

44.0

()藤岡健一

8

16

 

セシリエプラージュ 3 M.デム

55

82.0

()中村直也

8

17

マスクオールウィン 3 津村明秀

55

72.2

()牧光二

8

18

チェルヴィニア 3 *ムルザバ

55

7.9

()木村哲也


牝馬クラシック第一弾桜花賞であります。例年通り18頭立てと大盛況なのであります。

後述する通りなかなか見どころのある優秀メンバーがそろいましたが、問題は最近のトレンドとして優秀馬が春のトライアルを総スルーしている状況で、今回初顔合わせとなる有力どころが多く力関係が良く分からないということですな。

そういう時にお役に立つのが「10年トレンド」です。幸いなことにクラシックは優秀馬の海外流出がありませんから、過去のトレンドは十分参考になるはず。早速見ていきましょう。


☆18頭も出ている割には穏当な結末が続く桜花賞のこの10

日付

馬名

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230409 リバティアイランド 川田将雅

18

3

1

()中内田充

1321

-0.2

   15-16

32.9

466

+4

160

1280

1520

4750

13220

230409 コナコースト 鮫島克駿

18

9

6

*()清水久詞

1323

0.2

   02-02

34.5

454

-4

(18.4)

1280

1520

4750

13220

230409 ペリファーニア 横山武史

18

14

5

()鹿戸雄一

1323

0.2

   04-04

34.1

490

-6

(17.6)

   

4750

13220

220410 スターズオンアース 川田将雅

18

8

7

()高柳瑞樹

1329

-0.0

   10-09

33.5

470

-4

1450

3740

9050

11740

72700

220410 ウォーターナビレラ 武豊

18

6

3

()武幸四郎

1329

0.0

   02-02

34.0

464

-14

(6.2)

3740

9050

11740

72700

220410 ナムラクレア 浜中俊

18

1

6

()長谷川浩

1330

0.1

   04-04

33.9

462

-4

(14.5)

   

11740

72700

210411 ソダシ 吉田隼人

18

4

2

()須貝尚介

1311

-0.0

   03-03

33.8

472

0

360

670

1280

2660

10400

210411 サトノレイナス ルメール

18

18

1

*()国枝栄

1311

0.0

   15-16

32.9

474

0

(3.3)

670

1280

2660

10400

210411 ファインルージュ 福永祐一

18

2

8

()木村哲也

1312

0.1

   08-06

33.7

488

-4

(15.3)

   

2660

10400

200412 デアリングタクト 松山弘平

18

9

2

()杉山晴紀

1361

-0.2

   13-12

36.6

466

0

420

1110

1930

12590

47760

200412 レシステンシア 武豊

18

17

1

()松下武士

1363

0.2

   02-02

38.2

482

-6

(3.7)

1110

1930

12590

47760

200412 スマイルカナ 柴田大知

18

3

9

()高橋祥泰

1366

0.5

   01-01

38.6

416

0

(35.5)

   

12590

47760

190407 グランアレグリア ルメール

18

8

2

*()藤沢和雄

1327

-0.4

   03-01

33.3

476

-6

340

4410

5700

5990

31810

190407 シゲルピンクダイヤ 和田竜二

18

16

7

()渡辺薫彦

1331

0.4

   15-12

32.7

458

+6

(20.0)

4410

5700

5990

31810

190407 クロノジェネシス 北村友一

18

4

3

()斉藤崇史

1331

0.4

   08-09

32.9

434

-4

(5.7)

   

5990

31810

180408 アーモンドアイ ルメール

18

13

2

()国枝栄

1331

-0.3

   15-16

33.2

462

-2

390

480

990

830

3780

180408 ラッキーライラック 石橋脩

18

1

1

()松永幹夫

1334

0.3

   03-03

34.5

488

-6

(1.8)

480

990

830

3780

180408 リリーノーブル 川田将雅

18

9

3

*()藤岡健一

1335

0.4

   06-06

34.3

498

0

(7.4)

   

830

3780

170409 レーヌミノル 池添謙一

18

10

8

()本田優

1345

-0.1

   04-04

35.4

466

-2

4080

17000

45330

5020

94890

170409 リスグラシュー 武豊

18

6

3

()矢作芳人

1346

0.1

   09-08

35.3

436

-2

(14.5)

17000

45330

5020

94890

170409 ソウルスターリング ルメール

18

14

1

()藤沢和雄

1346

0.1

   06-05

35.4

474

-2

(1.4)

   

5020

94890

160410 ジュエラー M.デム

18

13

3

()藤岡健一

1334

-0.0

   16-17

33.0

494

-4

500

960

1950

5650

20330

160410 シンハライト 池添謙一

18

12

2

()石坂正

1334

0.0

   08-08

33.7

426

-4

(4.9)

960

1950

5650

20330

160410 アットザシーサイド 福永祐一

18

10

6

()浅見秀一

1337

0.3

   10-11

33.9

430

-10

(36.9)

   

5650

20330

150412 レッツゴードンキ 岩田康誠

18

6

5

()梅田智之

1360

-0.7

   01-01

33.5

464

-4

1020

7860

17370

34480

233390

150412 クルミナル 池添謙一

18

7

7

()須貝尚介

1367

0.7

   12-13

33.4

488

+2

(23.2)

7860

17370

34480

233390

150412 コンテッサトゥーレ ルメール

18

1

8

()安田隆行

1368

0.8

   05-11

33.6

444

-2

(27.8)

   

34480

233390

140413 ハープスター 川田将雅

18

18

1

*()松田博資

1333

-0.0

   18-18

32.9

478

+2

120

370

450

1310

2540

140413 レッドリヴェール 戸崎圭太

18

12

2

()須貝尚介

1333

0.0

   13-15

33.4

418

0

(7.4)

370

450

1310

2540

140413 ヌーヴォレコルト 岩田康誠

18

10

5

()斎藤誠

1334

0.1

   12-12

33.8

438

0

(30.9)

   

1310

2540

集計期間:2014. 4.13 2023. 4. 9


うん、10年振り返って的中は23年、18年、14年の三回。これまで当たっても低配当だったのですが、去年リバティアイランドから買った3連単が万馬券になり累計収支はぎりぎり黒字です。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!

それでは見ていきましょう。


@1番人気は2−3−1−4とまずまずですが、勝ち切れていません。勝ったのは去年のリバティアイランドと10年前のハープスターのみ。

A2番人気は4−2−0−4とこちらは素晴らしい。馬連もしくは単馬券軸向きです。

B3番人気は1−2−2−5とこれは三連複軸向き。

C単勝二桁人気の超人気薄は10年通して一頭も馬券に絡んでいない。

D上記から上位人気が仕事をし大穴の台頭も皆無ということで、3連単配当は15年を除きかなり穏やか。18頭も出る三歳牝馬戦とは思えない平穏な日々が続いています。

E外国人ジョッキーは30頭中6頭に騎乗。6頭中5頭がルメールということで、彼が出れば必ず押さえる必要があったのですが、先週ドバイで負傷して彼は今回参戦せず。彼のお手馬が今回二頭出ていますが、これがモレイラ、ムルザバエフというやはり外国人(それもかなり優秀な)に乗り替わりということで、ここら辺どうなるのかは興味深い。

F関東馬は30頭中9頭でこれは開催場所を考えると健闘の部類か。特に17年以降は毎年1頭は連がらみしていますし、今年の上位人気は小幡先生御推奨のクイーンズウオーク以外はすべて関東馬でもあり、関東馬というだけで嫌う理由にはなりません。

G枠順に大きな偏りはない。大外でも来る(但し勝ったのは10年前のハープスターのみ)。

H脚質は勝ち馬に限定すれば差し・追い込みが圧倒的。近年先行馬も台頭しているがそれでも2・3着どまり。良馬場なら33秒台の上り実績がある馬は押さえるべし。

I小兵優位。というより大型馬不振。過去10年500kgを超える馬格の馬は一頭も馬券に絡んでいない。小幡先生ご推奨のクイーンズウオークには気になるデータです。

J過去5年15頭の血統は、わがドゥラメンテ産駒が現在連覇中なるも今年は出走なし(涙)。これに続くのはディープ産駒で3頭(内勝馬1)ですが、さすがに今年は母父ディープを含め出走なし。敢えて言えば父父ディープのキズナ産駒が二頭出走(クイーンズウオークとライトバック)でこれは押さえたほうが良いかも。

K過去5年15頭の前走キャリアは、二歳G1(阪神JFと朝日杯FSからの直行組が4頭(内勝馬3)とこれが最有力。この他ではクイーンC組が2頭(同1)。数の上ではトライアル・チューリップ賞組が6頭いますが、これには勝馬はなく2・3着どまりで、まぁ、ヒモ要員ですか。因みにチューリップ賞をどか負けした馬でも結構桜花賞では連がらみしてますので上位に限定せずに押さえてみたいです。


以上から本命視するのが二番人気◎ステレンボッシュ。理由は下記の通り。


(1)このレースと相性の良い阪神JFからの直行組で、JFでは勝馬アスコリピチェーノとタイム差なしの二着。

(2)JFでメンバー最速となる上り33.5秒をたたき出す等、切れ味あり。

(3)ルメール負傷を受け乗り替わりとなったモレイラも、超一流の騎手。

(4)3歳までなら信頼できるエピファネイア産駒。

(5)このレースと相性の良い2番人気。

(6)母父ルーラーシップでメンバー中唯一のグルーヴ血統。(ま、これは先週のことを考えたら強調すべきじゃないか)


対抗は1番人気〇アスコリピチェーノ。JFを含め三戦三勝、しかもそのすべてで33秒台の上りを使う等、これもケチのつけようがありません。どちらを本命にするか迷いましたが、結局騎手の差でステレンボッシュを上位としました。

単穴は▲チェルヴィニア。昨年アルテミスSの勝ちっぷりを見たときは、今年のクラシックはこの馬とボンドガールで争われることになると考えていましたが、その後跛行でJFを回避、年が明けてもトライアルには出てこないでいきなりここに参戦、出たら出たで大外枠だしルメール負傷で騎手が乗り替わりだしでと、なんかやたら運に見放されてる感じですねえ。まぁ、それでも彼女はメンバー中1・2を争う決め手を持っていますのでここをあっさり勝っても不思議ではなくそれなり以上に重い印を打ちたいと思います。(因みにボンドガールはボンドガールで賞金不足で桜花賞を除外、しょうがないから参戦した土曜のG2・NZTでは二着とこちらはこちらで昨年抱いた期待からは程遠いですなあ)

ひも筆頭は、小幡先生一押しの☆クイーンズウオーク。このレースと相性の良いクイーンCの勝ち馬にして、デビュー以降三戦をすべて上り33秒台でまとめる等、これも有力な一頭。まぁ、戦歴・血統から桜花賞よりはオークス向きじゃないかと思うんですが。。。

以上、上述した4頭のいずれかが勝馬となるのはほぼ確かだと思うんですが、今回初顔合わせが殆どで、力関係が定まっておらずなかなか悩ましいわけです。多分実力拮抗で、展開とかの綾で勝負が決まっちゃうんじゃないでしょうか。どれか1頭から決め打ちするというのが男らしくてよいのかもしれませんが、ここまで連敗中の私はとにかく当てたいということで買うのは◎→〇▲☆→その他の三連複15点。その他は決め手のある馬、チューリップ賞組を中心に選びました。ガミが二点くらいありますが、他は結構つきます。まぁ、大荒れのないレースではありますが、ある程度ひも荒れしてくれないとねえ。。



上海馬券王




○今日の結果

<桜花賞> @ステレンボッシュ (モレイラ) Aアスコリピチェーノ (北村宏)  Bライトバック (坂井)



○かんべえのつぶやき

――例年は3月に桜が咲いてしまい、「なんとか本番まで持たせろ!」と阪神競馬場が苦労するそうですが、今年は満開の下での桜花賞。桜の女王に輝いたのは、馬券王先生の予想通りステレンボッシュでした。モレイラ騎手はテン乗りでの快挙です。日本でのG1勝利は2018年のエリザベス女王杯(リスグラシュー)以来でした。


――1馬身差の2着はアスコリピチェーノ。やはり阪神JFのワンツーコンビが、3歳牝馬勢では頭一つ抜け出ているようですね。クビ差の3着には7番人気のライトバックが入りました。以下は4着スウィープフィート、5着エトヴプレとなりました。いや〜、今年初めて納得のゆくG1レースとなった感あり。

――不肖かんべえは、1番人気のアスコリピチェーノから買ってました。いや、北村宏司騎手があんまり評価されていないのがちょっと気の毒に思えたので。単勝は取れませんでしたが、三連複はゲットしたので、まあまあの出来でした。

――さて、来週は皐月賞。3歳牡馬のチャンピオンはどの馬か。馬券王先生とは、とっても久しぶりに競馬場でご一緒する予定です。いよいよコロナが終わったの感があります。それではご一緒に楽しみましょう。






3月31日(日) 大阪杯

上海馬券王の人生相談

マンネリなんて言わせない! お受験グランマ・エアグルーヴさん怒涛の霊界通信!!

Q:グローバルなんざます!

先生、お久しゅうございます。わたくし、エアグルーヴでございましてよ。え、「おまえは誰だ?」ですって?きぃいいいいいいっ!これだからパンピーは!

よろしいこと?わが名はエアグルーヴ!JRAの大立者ノーザンテーストを祖父に、樫の木の女王ダイナカールを母に、そして凱旋門の英雄トニービンを父に持つ、まさに貴族の中にして華族の中の華族!!世が世なら貴方の様に老後の蓄えを外れ馬券にジャブジャブ注ぎ込んでる生活破綻者なんか口も聞いてもらえない高貴な血族なのよ、わがグルーヴ家は!!

え、「どうせ貴女の次女イントゥザグルーヴの孫ローシャムパークが出る大阪杯の相談だろ。さっさと本題に入れ。」ですって?。。。。なによ。。それじゃあ、わたくしが誰だか最初から存じ上げてらっしゃるってことじゃない。。。。きぃいいいいいいいいいいいいっ!人をおちょくるのも大概にしろと何度言ったらわかるざますか!この禁治産者!理屈倒れの三流馬券師!!とにかく話を聞くざます!!!

話というのは大阪杯じゃないの、ドバイなんざます。そう、世界中の人々から注目を集める「ドバイ・ワールドカップデー」なんざます!そりゃあ、大阪杯も大事といえば大事なんざますが、今年の大阪杯はねえ、なんかレベルが低いというか、ビールの水割りみたいな低調なメンバー構成で、名家グルーヴ家の格式にそぐわないというか、やっぱり家名にふさわしいのはドバイ!そのドバイシーマクラシックに一族の精鋭、リバティアイランドとスターズオンアースが参戦するんざます!!わがグルーヴ家が世界に羽ばたく日がやってきたんざます!グローバルなんざます!

思い起こせば去年は、リバティアイランドが牝馬三冠と名門女子高を総なめする活躍に加え、ドゥレッツァが菊花大を断トツのトップ合格とわが一族にとって夢のような1年ざました。でもねえ、年明けからなんか様子がおかしいんざます。フェブラリーのドゥラエレーデや、高松宮のルガルは人気を大きく裏切る惨憺たる成績、期待していたドゥレッツァだって金鯱賞で力負けの二着。シャンパンカラーに至っては赤点・追試のオンパレードで、わたくし、恥ずかしくて恥ずかしくて。。きぃいいいいいいいいいっ!この背信者!水原一平!!家名に泥を塗りまくってお前たち、一体何を考えてるざますか!!

え、「ドゥラエレーデ君やルガル君、そしてシャンパンカラー君に関しては完全同意だけど、体調崩した休み明けで二着したドゥレッツァ君はまだ見どころがあるんじゃないか?」ですって?きぃいいいいいっ!勝たなきゃ意味ないじゃないの!グルーヴ家はトップ合格することが義務なんざます!そんなことも分からないで、お前何年グルーヴフリークやってるざますか!

とにかく、明日は世界を相手にわがグルーヴ家の家名をとどろかせる一世一代の大舞台なんざます。そんな舞台にわが一族の精鋭リバティとスターズが挑戦するざます。まぁ、どちらかが勝てばどちらかが負けるわけで、そんな舞台に二人が挑戦するのも、もったいない気がするんざますが、とにかく二人とも頑張って欲しいざます。

え、「明日のドバイでは本番中の本番、ドバイWCにドゥラエレーデ君も挑戦するんだけど、そちらはいいのか?」ですって?き、きいいっ。ま、まぁ、あの子にも頑張って欲しいんざますが、なんか最近あの子は参加賞目当てというか記念受験みたいな感覚なのが気になるのよねえ。と、とにかく、お前もグルーヴフリークなら一緒にリバティとスターズを応援するざます。頼みましたわよ!


A:お答え

いやあ、やってきましたねえ、ドバイワールドカップデーが。

ダート・芝における日本競走馬の最精鋭たちがこぞって参戦という訳で、血沸き肉躍る競走の数々、私も楽しみでなりません。オルフェーブル産駒出世頭となったウシュバテソーロがサウジCの雪辱なるかというメインレース、ドバイWCもワクテカですが、何よりわがドゥラメンテ産駒、リバティアイランドとスターズオンアースがこぞって参戦のシーマクラシックは本当に目が離せない。ドバイのレースは土曜の深夜には決着がついちゃうのですが、私はその前にこれを書いているわけで、さてさてどうなりますでしょうか。実は先ほどまでかんべえ先生と一杯やってたんでほろ酔い加減、寝落ちしてしまわないか心配ですが、気合で応援したいと思います。

世間的にはリバティアイランドが日本馬の中で人気を集めそうですが、スターズオンアースが斤量や枠順の不利をものともせずにJC、有馬記念であれだけの良績を残していることから、私的には実はこちらに期待しちゃったりしています。メンタルの強さも買いだし、海外のクラシックディスタンスなら、リバティアイランドに決して引けを取らないんじゃないでしょうか。出走メンバーを見ても強そうなのはオーギュストロダンくらいですし、ある意味ディープ対ドゥラメンテなこの一戦、ルメール・川田には頑張って欲しいですね。

一方でこれだけの精鋭がドバイに集結してしまうと、日本開催の大阪杯はしょぼいメンバーの集合体となってしまい、これは本当に困ったものです。基本的な賞金額の格差に円安が加わり、この傾向は来年以上もずっと続きそうで、JRAはレース日程を抜本的に改変せざるを得ないのではないか。そうなると売りにしている「10年トレンド」の戦術的価値が大きく棄損されるわけで、ああ本当に困ったものです。

何はともあれ、ドバイの出馬表を見るだけでワクワクで、大阪杯なんかどうでもよいというのが正直なところ。よって今回は投げやりな予想となりますので、ご了承ください。

と、いう訳で。。。。。


2024 331() 2回阪神4日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 68回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2000m・内 (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ミッキーゴージャス   4 *M.デム

56

14.0

()安田翔伍

1

2

ローシャムパーク   5 *戸崎圭太

58

5.1

()田中博康

2

3

タスティエーラ   4 *松山弘平

58

5.3

()堀宣行

B2

4

 

ハヤヤッコ   8 幸英明

58

80.2

()国枝栄

3

5

 

スタニングローズ   5 *西村淳也

56

14.4

()高野友和

3

6

ジオグリフ   5 *北村宏司

58

19.5

()木村哲也

4

7

ハーパー   4 岩田望来

56

14.2

()友道康夫

4

8

プラダリア   5 池添謙一

58

6.6

()池添学

5

9

 

ステラヴェローチェ   6 酒井学

58

11.8

()須貝尚介

B5

10

ソールオリエンス   4 *横山武史

58

7.9

()手塚貴久

6

11

ベラジオオペラ   4 横山和生

58

7.3

()上村洋行

6

12

キラーアビリティ   5 *北村友一

58

58.5

()斉藤崇史

7

13

 

ルージュエヴァイユ   5 *菅原明良

56

36.1

()黒岩陽一

7

14

 

エピファニー   5 杉原誠人

58

41.2

()宮田敬介

8

15

 

リカンカブール   5 津村明秀

58

41.9

()田中克典

8

16

 

カテドラル   8 *藤岡康太

58

179.1

()池添学


上述の通り、リバティ、スターズ、ジャスティンパレス、ドウデュース、ナミュールがこぞってドバイ、金鯱賞を圧勝したプログノーシスが香港行を決め回避と、日本馬の精鋭たちがこぞってシカトした本レース。いやG1馬が5頭出走と、それなりに格好は付いているのですが、どれも早熟傾向強めで近走パッとしない面々で、はっきり言って出し殻みたいなメンバー構成です。特別戦とまでは言いませんが、いい所G3ですなこれは。ルメール・川田・武という大レースで信頼できるジョッキーも皆ドバイ出張だし、ああ、モチベーションがわかない。やる気が出ない。。

取り敢えず、恒例「10年トレンド」を。このレース開設されて8年目ということで、正確には「7年トレンド」ですが、一定の傾向はつかめると思います。


上位人気がそこそこ仕事をし、大穴の台頭もないのに荒れている大阪杯この7

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230402 ジャックドール 5 武豊

16

9

2

()藤岡健一

1574

-0.0

 01-01-01

35.3

512

+11

360

830

1580

8980

31240

230402 スターズオンアース 4 ルメール

16

11

1

()高柳瑞樹

1574

0.0

 12-11-09

34.4

484

+12

(3.4)

830

1580

8980

31240

230402 ダノンザキッド 5 横山和生

16

13

10

()安田隆行

1574

0.0

 04-04-03

35.0

530

+6

(32.8)

   

8980

31240

220403 ポタジェ 5 吉田隼人

16

8

8

*()友道康夫

1584

-0.1

 05-05-04

35.3

468

+2

5870

10980

39630

50990

537590

220403 レイパパレ 5 川田将雅

16

14

3

()高野友和

1585

0.1

 03-03-03

35.6

434

+4

(9.2)

10980

39630

50990

537590

220403 アリーヴォ 4 武豊

16

9

7

()杉山晴紀

1585

0.1

 10-09-06

35.0

500

-2

(47.5)

   

50990

537590

210404 レイパパレ 4 川田将雅

13

8

4

()高野友和

2016

-0.7

 01-01-01

36.8

422

-2

1220

19080

37610

7240

106210

210404 モズベッロ 5 池添謙一

13

1

6

()森田直行

2023

0.7

 10-09-05

36.8

486

+2

(68.8)

19080

37610

7240

106210

210404 コントレイル 4 福永祐一

13

7

1

()矢作芳人

2025

0.9

 09-06-02

37.4

472

+16

(1.8)

   

7240

106210

200405 ラッキーライラック 5 M.デム

12

5

2

()松永幹夫

1584

-0.0

 03-03-05

33.9

520

+2

410

1110

1970

1350

7810

200405 クロノジェネシス 4 北村友一

12

12

4

()斉藤崇史

1584

0.0

 03-03-03

34.0

454

-6

(5.2)

1110

1970

1350

7810

200405 ダノンキングリー 4 横山典弘

12

8

1

()萩原清

1585

0.1

 01-01-01

34.3

456

-2

(3.8)

   

1350

7810

190331 アルアイン 5 北村友一

14

3

9

*()池江泰寿

2010

-0.0

 03-04-04

35.2

524

-4

2220

3680

10940

10740

93560

190331 キセキ 5 川田将雅

14

6

2

*()角居勝彦

2010

0.0

 02-02-02

35.4

508

+2

(4.1)

3680

10940

10740

93560

190331 ワグネリアン 4 福永祐一

14

2

4

*()友道康夫

2011

0.1

 07-08-08

35.1

468

+8

(8.2)

   

10740

93560

180401 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

15

1

()庄野靖志

1582

-0.1

 15-01-01

34.1

516

-4

350

2930

3750

2780

17450

180401 ペルシアンナイト 4 福永祐一

16

5

6

*()池江泰寿

1583

0.1

 10-09-09

33.7

482

0

(16.3)

2930

3750

2780

17450

180401 アルアイン 4 川田将雅

16

8

2

*()池江泰寿

1584

0.2

 05-05-05

34.0

516

-6

(3.6)

   

2780

17450

170402 キタサンブラック 5 武豊

14

5

1

()清水久詞

1589

-0.1

 03-03-02

34.3

540

+4

240

2320

3390

4830

23910

170402 ステファノス 6 川田将雅

14

4

7

()藤原英昭

1590

0.1

 05-04-04

34.2

482

-4

(17.7)

2320

3390

4830

23910

170402 ヤマカツエース 5 池添謙一

14

13

4

()池添兼雄

1591

0.2

 10-09-07

33.8

514

-2

(10.2)

   

4830

23910

集計期間:2017. 4. 2 2023. 4. 2


うううう、振り返ると過去7年一度も的中していない。全敗です。G2時代は結構いい配当、当たってたんだけどねえ。ますますやる気が出ません。まぁ、取り敢えず行ってみましょう。


@1番人気は2−1−2−2と悪くない。ただし現在5連敗中と勝ち切れてません。三連複軸向きでしょうか。こういうのを見ると馬券対象外となった2頭が気になりますが、22年エフフォーリア(9着)、19年ブラストワンピース(6着)ですか。

A2番人気は2−1−1−3とこれもまずまず。

B3番人気は0−1−0−6と極めて不振。

C単勝二桁人気の超人気薄は昨年三着のダノンザキッド(10番人気)1頭のみで基本用なし。

D1・2番人気がそこそこ仕事をし、大穴の台頭もほぼないというのに配当は大荒れ。堅く収まったのは20年のみで、他は3連単6桁配当二回を始め、皆超高額。これはエフフォーリア・コントレイル等、超人気の馬が飛んだことが大きいですね。まぁ、上述の通り強力どころが皆、海外な今回は超人気の馬なんていないわけですが。。

E外国人ジョッキーは21頭中3頭に騎乗で、他のG1に比べると割引です。面白いのは3頭中2頭がデムーロで、彼は押さえる必要があるのかも。

F牝馬は21頭中5頭。但し、この5頭はすべて直近4年での連絡みで、それで言うと5/12と侮れません。

G関西馬天国。関東馬は21頭中2頭のみで、今年はローシャムパーク、タスティエーラと人気している関東馬が多いのですが、割引は必要ではないかと。

H枠順に大きな偏りはない。大外でも来る。

I脚質は勝ち馬に限れば逃げ・先行が大優勢。

Jリピーター傾向は希薄。(そもそも今年のメンバーに対象なし)

K21頭の年齢別構成は4歳馬10頭(内勝馬2)、5歳馬10頭(同5)、6歳馬1頭(同0)、7歳超なし、と圧倒的に若い馬が有利。

L過去5年15頭の血統は完全なディープ天国で、ほぼ半数の7頭(内勝馬3)が連絡み。今年はディープ直仔はプラダリア、キラーアビリティの二頭が参戦。母父ディープだとそれに加え、ステラヴェローチェ、ミッキーゴージャス、エピファニーが該当。

M過去5年15頭の前走キャリアは、金鯱賞組3頭(内勝馬2)が最有力だが、今年は1着馬プログノーシス、2着馬ドゥレッツァともに回避。それに次ぐのは中山記念組3頭(同1)だけど、こちらも勝ち馬マテンロウスカイはドバイ出張ということで。。いやあ、「前走キャリア」はトレンドの中でも頼りになるデータだったのですが、これは非常に困ります。京都記念組は2頭(いずれも2着)でこの勝ち馬プラダリアは出走してますな。ディープ産駒ということもありこれは食指が動きます。


以上から本命は7番人気ミッキーゴージャス。かんべえ先生の一押しプラダリアとどちらを本命にするか最後まで迷ったのですが、こちらで行きましょう。根拠は下記の通り。


(1)現在3連勝中の上り馬。普通裏開催の特別戦・G3を三連勝したくらいでG1に通用すると考えるのは甘いにほどがあるのですが、上述の通り今年は有力馬が総スルーのビールの水割りG1の実質G3戦。この実績でも十分通用するでしょう。

(2)関西馬、牝馬、4歳とこのレースと圧倒的に相性の良い属性を備えている。

(3)大阪杯御用達血統のディープ系。

(4)騎手がこのレースと相性の良いデムーロ。土曜のダービー卿で人気薄エエヤンを二着に持ってくる等、最近急激に復調の気配。ルメールも川田も武もいない今回なら期待値大。


まぁ、今回56kgという過去背負ったことがない斤量がどうかというのと、このレースと相性の良い先行脚質ではないというのが気になりますが、最内を利してデムーロが何とかしてくれることを期待しましょう。そもそも今回逃げ・先行馬がいませんし。

その他はディープ系、関西馬、若い馬を中心に選びました。

馬券は最初三連複フォーメーションで考えましたが、今回縦目がやたら炸裂する可能性が高いと考え、ミッキーゴージャス軸の流しで28点購入しましょう。こんなに買ってもガミはなく、半分以上が万馬券、6桁以上の配当も5点あります。まぁ、出し殻みたいなメンバーによって争われるカオスな一戦です。あくまで宝くじ感覚で買うのは少額ですな。



皆様の相談お待ちします。



人生相談士 上海馬券王



〇ドバイシーマクラシックの結果:

きぃいいいいいいっ!なんざますか、この結末は!リバティアイランドは追い込み届かず三着。川田!位置取りが後ろすぎるざます!スターズオンアースはルメールが落馬して騎手変更した挙句直線よれまくり、オーギュストロダンに至っては影も形もない始末。G1勝ちもない格下のレベルスロマンスやピークアウトしたシャフリヤールに先着を許すとは、一体これは何の冗談ざますか!納得いかないざます!


〇ドバイワールドカップの結果:

きぃいいいいいいっ!なんざますか、この結末は!またしてもG1勝ちもないローレルリバーが逃げてそのまま圧勝。ウシュバテソーロは追い込んで二着確保するも大差負け。川田!またしても位置取りが後ろすぎるだろ!いくら追込脚質と言ってもダート戦であれはない。二着確保したことでウシュバテソーロの獲得賞金がイクイノックスを抜いて日本馬最高となるわけだけれども、こんな競馬で日本一なんて納得できないぞ、私は。謝れ、イクイノックスに謝れ!!

うーん、結局日本勢は二着のオンパレード。勝ったのはUAEダービー(G2)のフォーエバーヤング一頭のみであります。悲しい結末だなあ。まぁ、フォーエバーヤングのケンタッキーダービーでの健闘を祈りましょう。。。。





○今日の結果

<大阪杯> @べラジオオペラ (横山和) Aローシャムパーク (戸崎)  Bルージュエヴァイユ (菅原)



○かんべえのつぶやき

――まるで犯人捜しのようなレース。蓋を開けてみたら、大阪杯を制したのはロードカナロア産駒、2番人気のべラジオオペラ。これがG1初タイトルとなりました。「4歳牡馬は弱いんじゃなかったのか?」と言われそうですが、やっぱりタスティエーラ(11着)とソールオリエンス(7着)は切って正解なんですな。明け四歳のダービー馬や皐月賞馬が当てにならないとは、何とも面妖なレースなのであります。


――そして2着に入ったのはエアグルーヴさんのひ孫、3番人気のローシャムパークでした。「阪神競馬場の戸崎は来ない」などと言われることがありますが、今週末は見事、土日共に重賞連帯でした(土曜はダービー卿CTのパラレルヴィジョン)。そして波乱となったのが、3着に入ったルージュエヴァイユ。なんと11番人気でした。どっひゃ〜!

――馬券王先生推奨のミッキーゴージャスは14着。不肖かんべえが推奨したプラダリアは6着。いずれも掲示板にも載りませんでした。とほほほほ。とはいえ、「近年の大阪杯はこういう感じ」というレースでありました。

――馬券王先生も言っている通り、この週末のドバイW杯は見どころいっぱいでしたね。4つのG1レースで2着は全部日本馬、というのは残念賞もいいところですが、いかに日本馬が強くなったかという証でもあります。馬券王先生と一緒に富山駅近くの某店で、ああでもないこうでもないと検討していたのは、まことに珠玉の時間でありましたな。


――来週は桜花賞。例年とは違って、今年の桜はちょうど見ごろになっていそうです。今週は花見で気を取り直して、クラシックレースを当てに行きましょう!





3月24日(日) 高松宮記念


えー、今週は春のG1第一弾、高松宮記念なのですが、すいません、実は明日から旅に出ることになりまして、前日予想が出来なくなりました。よって今回は「10年トレンド」を中心に前倒しで展望を語ってみようかと思います。

しかし、フェブラリーSの結末は凄かったですね。11・5・13番人気によるワンツースリー、三連複で6桁、3連単で7桁配当が飛び出す阿鼻叫喚の大荒れ展開。いやいくらなんでも、1〜着全てが無印・ノーマークの結末なんてかつて経験がない事態でありまして、元日の地震で被災した弱気から「今年は大波乱の年になる。」なんて言ってたら本当にその通りになってしまったわけで、こんな予想だけは当たるというのも悲しい限りです。

フェブラリーSだけじゃないですぞ。クラシックトライアルとして最も権威が高いはずのチューリップ賞、弥生賞の結末も、それぞれ5・9・15番人気、番人気というカオス極まりないものでして、一体どうなっておるんでしょう、今年の競馬は。本当に何を頼りに馬券を買えばよいのやら。

いやあ、「こういうときこそ『10年トレンド』!」って、これを予想の売りにしている手前強調したいんですけどね、なんか最近強気にもなれんわけです。そもそも、フェブラリーがああいう結末になったのも、サウジで超高額のダート戦が開催されて有力馬がこぞってそちらに流れたと言うのが大きい(あそこで二着したウシュバテソーロは去年の勝馬パンサラッサを押しのけて歴代獲得賞金四位に躍り出たし、その上来週のドバイWCで二着以上になればイクイノックスまで押しのけて歴代一位になってしまう勢いです)し、クラシックトライアルがあんなふうになったのも、調教技術に画期的なイノベーションが起きて2歳時に活躍した有力馬・素質馬がすべてこれをシカトしたというが主たる要因でしょう。

なんかここ数年で競馬の定跡とか潮目が大きく変わっている感じで、「トレンド」を売りにしている当方としては存亡の危機なのであります。うううう。

それでもめげずに行ってみましょう。以下高松宮記念過去10年の実績です。幸い来週のドバイはスプリントG1の優勝賞金がしょぼいので、有力馬の流出がなく、何とかなるのではないでしょうか。(ドバイと同日開催の大阪杯は大きく影響が出そうですが。。)


地震なんかなくても世紀末な結末が続出!高松宮記念の過去10

日付

馬名

性齢

騎手

斤量

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230326 ファストフォース 7 団野大成

58

18

13

12

()西村真幸

1115

-0.1

   07-05

35.5

518

-8

3230

7920

24330

81180

668280

230326 ナムラクレア 4 浜中俊

56

18

15

2

()長谷川浩

1116

0.1

   10-09

35.4

466

-6

(5.4)

7920

24330

81180

668280

230326 トゥラヴェスーラ 8 丹内祐次

58

18

1

13

()高橋康之

1117

0.2

   10-11

35.3

484

-12

(42.1)

   

81180

668280

220327 ナランフレグ 6 丸田恭介

57

18

2

8

()宗像義忠

1083

-0.0

   15-14

33.9

486

-12

2780

13560

34720

525080

2784560

220327 $ロータスランド 5 岩田望来

55

18

9

5

()辻野泰之

1083

0.0

   07-08

34.3

476

-8

(12.9)

13560

34720

525080

2784560

220327 キルロード 7 菊沢一樹

57

18

10

17

()田村康仁

1083

0.0

   03-03

34.7

500

-6

(225.8)

   

525080

2784560

210328 ダノンスマッシュ 6 川田将雅

57

18

14

2

()安田隆行

1092

-0.0

   10-09

34.3

472

+3

600

1010

2170

2200

9770

210328 レシステンシア 4 浜中俊

55

18

16

1

()松下武士

1092

0.0

   06-07

34.5

506

-2

(2.9)

1010

2170

2200

9770

210328 インディチャンプ 6 福永祐一

57

18

9

3

*()音無秀孝

1093

0.1

   11-09

34.5

478

-6

(6.3)

   

2200

9770

200329 $モズスーパーフレア 5 松若風馬

55

18

16

9

()音無秀孝

1087

0.0

   01-01

34.5

494

0

3230

9150

26540

22830

217720

200329 グランアレグリア 4 池添謙一

55

18

8

2

*()藤沢和雄

1087

0.0

   13-12

33.1

486

+12

(4.1)

9150

26540

22830

217720

200329 ダイアトニック 5 北村友一

57

18

3

4

*()安田隆行

1087

0.0

   04-04

33.7

472

+2

(9.2)

   

22830

217720

190324 $ミスターメロディ 4 福永祐一

57

18

3

3

()藤原英昭

1073

-0.1

   04-05

33.6

492

-4

780

30530

49630

870740

4497470

190324 セイウンコウセイ 6 幸英明

57

18

4

12

()上原博之

1074

0.1

   03-02

33.9

504

-4

(108.0)

30530

49630

870740

4497470

190324 ショウナンアンセム 6 藤岡康太

57

18

7

17

()田中剛

1074

0.1

   13-11

33.4

490

0

(358.9)

   

870740

4497470

180325 ファインニードル 5 川田将雅

57

18

9

2

()高橋義忠

1085

-0.0

   06-06

34.5

480

-8

550

1690

3170

15910

60450

180325 レッツゴードンキ 6 岩田康誠

55

18

8

3

()梅田智之

1085

0.0

   08-06

34.6

500

+8

(6.3)

1690

3170

15910

60450

180325 ナックビーナス 5 三浦皇成

55

18

7

10

()杉浦宏昭

1086

0.1

   06-06

34.7

522

-4

(41.2)

   

15910

60450

170326 セイウンコウセイ 4 幸英明

57

18

6

5

()上原博之

1087

-0.2

   04-04

34.5

500

0

870

2150

4750

3230

23880

170326 レッツゴードンキ 5 岩田康誠

55

18

3

2

()梅田智之

1089

0.2

   13-12

33.9

506

+4

(5.1)

2150

4750

3230

23880

170326 レッドファルクス 6 M.デム

57

18

7

1

()尾関知人

1090

0.3

   08-06

34.6

472

+7

(3.6)

   

3230

23880

160327 ビッグアーサー 5 福永祐一

57

18

4

1

()藤岡健一

1067

-0.1

   04-04

33.4

520

-4

390

890

1730

1740

6690

160327 ミッキーアイル 5 松山弘平

57

18

6

2

()音無秀孝

1068

0.1

   03-03

33.8

490

+2

(3.9)

890

1730

1740

6690

160327 $アルビアーノ 4 ルメール

55

18

8

3

()木村哲也

1071

0.4

   08-10

33.4

516

+6

(5.1)

   

1740

6690

150329 $エアロヴェロシティ 7 パートン

57

18

4

4

[]オサリバ

1085

-0.1

   02-03

34.3

524

-16

650

7480

10770

14000

81560

150329 ハクサンムーン 6 酒井学

57

18

15

6

()西園正都

1086

0.1

   02-02

34.5

478

-6

(16.8)

7480

10770

14000

81560

150329 ミッキーアイル 4 浜中俊

57

18

16

3

()音無秀孝

1086

0.1

   04-04

34.2

486

+4

(5.2)

   

14000

81560

140330 コパノリチャード 4 M.デム

57

18

5

3

()宮徹

1122

-0.5

   02-02

37.2

484

-4

770

10400

17030

7990

71040

140330 スノードラゴン 6 大野拓弥

57

18

17

8

()高木登

1127

0.5

   13-13

36.1

510

-4

(19.6)

10400

17030

7990

71040

140330 ストレイトガール 5 岩田康誠

55

18

9

1

()藤原英昭

1129

0.7

   07-08

37.0

454

+2

(2.6)

   

7990

71040

集計期間:2014. 3.30 2023. 3.26


うううう、「何とかなる」と言っておきながら、なんじゃい、これは!地震なんかなくても滅茶苦茶荒れとるやないかい!3連単配当で7桁が二回、6桁が二回、4桁という穏当な結末は二回しかなくその他は全て5桁万馬券。馬連だって万馬券が3回も飛び出しておる。おかげで、過去10年振り返って的中は0、全敗じゃないですか。ああ、こんなレースは当たる自信が全くない。旅に出て正解じゃ。

ま、毎年こんなだと、地震があった今年は逆に極めて穏当な結末になる可能性もあります。それではトレンドに行ってみましょう。


@1番人気は1−1−2−6と極めて不振。16年ビッグアーサー以外に勝ち馬がいません。上記大荒れのトレンドに大きく貢献しています。

A2番人気は2−4−0−4とまずまず。馬連軸向けですね。

B3番人気は2−1−3−4とこれも悪くない。三連複軸向けですか。みんな1番人気が悪いんや。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭。特筆すべきはこの6頭、すべて直近6年で飛び込んできているんですね。去年と19年なんか2頭ずつ来てます。荒れるはずです。まぁ、この競走、直近4年は全て重以上に渋った環境で開催されてますんで、そういう時には超人気薄に要注意であります。

D牝馬天国。30頭中なんと10頭が牝馬。

E関西馬天国。関東馬は30頭中10頭。特筆すべきはこの10頭の殆どが超の付く人気薄。逆に言えば人気薄の関東馬は買いかもしれません。

F外国人ジョッキーは30頭中4頭の鞍上でG1競走としては珍しく不振。しかも直近6年間全く来てません。

G枠順は最近では最内と外枠が良い感じ。まぁ、上述の通り最近は重以上の開催ばかりなんでそういうバイアスがあるのかも。

H脚質は最近では差し・追い込みが大優勢。まぁ、上述の通り最近は重以上の開催ばかりなんで以下同文。

Iリピーター傾向はほぼ皆無。15・16年のミッキーアイル、17・18年のレッツゴードンキ以外は毎年メンバーが入れ替わっています。今年の対象はナムラクレア1頭ですが、さて。

J30頭の年齢別構成は、4歳馬が8頭(内勝馬3)、5歳馬が9頭(同3)、6歳馬が9頭(同2)、7歳馬が3頭(同2)、8歳馬が1頭(同0)。4・歳も強いのですが、それに匹敵するくらい高齢馬が異常に頑張ってます。この時期の爺・婆は舐めてはいけません。

K過去5年15頭の血統は、ロードカナロアが4頭(内勝馬2)で、これが最有力。他には外国産馬が3頭(同2)で、外国産馬って人気になりにくいのでこれはお買い得かも。他は見事にバラバラです。

L過去5年15頭の前走キャリアはシルクロードS組が4頭(1着2回、2着2回)でこれが最有力。まぁ、去年まで数年間シルクロードSは中京開催だったというのもありますが。。これ以外では阪急杯組が3頭(1・2・3着が1頭づつ)、オーシャンS組が3頭(1着1回、3着二回)、阪神C組が3頭(勝ち馬なし、2着一回、着二回)。


以上から現状登録ベースではありますが、印をつけると下記の通りとなります。


2024 324() 1回中京6日目 23頭 [仮想出馬表]
【11R】 54回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1200m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

調教師

1

 

ウインカーネリアン 7  三浦

58

()鹿戸雄一

2

ウインマーベル 5  松山

58

()深山雅史

3

シャンパンカラー 4  吉田豊

58

()田中剛

4

 

$シュバルツカイザー 6  大野

58

()大竹正博

5

ソーダズリング 4  武豊 

56

()音無秀孝

6

 

テイエムスパーダ 5  富田

56

()木原一良

7

 

ディヴィーナ 6  Mデムーロ 

56

()友道康夫

8

トウシンマカオ 5  ルメール

58

()高柳瑞樹

9

ナムラクレア 5  浜中

56

()長谷川浩

10

$ビクターザウィナー 6  リョン

58

シャム 

11

ビッグシーザー 4  吉田隼

58

()西園正都

12

$マッドクール 5  坂井

58

()池添学

13

 

マテンロウオリオン 5  横山典

58

()昆貢

14

ママコチャ 5  川田

56

()池江泰寿

15

 

メイケイエール 6  池添

56

()武英智

16

 

モズメイメイ 4  藤岡佑

56

()音無秀孝

17

ルガル 4  西村淳

58

()杉山晴紀

18

 

$ロータスランド 7  岩田康

56

()辻野泰之


本命はルガル。このレースと最も相性の良いシルクロードSをトップクラスハンデで圧勝したドゥラメンテ産駒です。え、「フェブラリーでドゥラエレーデ軸にしてひどい目にあったくせにまたドゥラメンテ産駒かよ!」ですって?

いやあ、こんな外す可能性の高いカオスな競走、どうせ外すなら好きな馬、好きな血統から買うしかないじゃないですか。まぁ、色々なタイプの優秀産駒を送り出してきたドゥラメンテにしても、スプリントはイメージに合わないのは確かですが、それでもシルクロードの勝ち方は素晴らしかったですしね。ドゥラメンテ教徒としてはこれは絶対軸なのです。

もちろんドゥラメンテ産駒の常としてやらかす可能性はあります。でもねえ、彼らやらかすけど、おバカなだけで悪気とか悪意はないんですよ。だから外れても比較的許せるんです。これにひきかえ、同じヤサグレ血統であるステイゴールド系、特に本祖ステイゴールドと出世頭のオルフェーブルは悪意の塊というか、こいつ、わかっててわざとやってるだろ、ってところがあったんでこれに比べると、ねえ。

他の馬は上記トレンドに鑑みれば切りきれない馬ばかりなんで、手広く行きましょう。馬券はルガル軸の馬連およびワイド。馬連万馬券がやたら飛び出すこのレース。超人気薄が引っかかれば結構つくはずです。特に同じドゥラメンテ産駒のシャンパンカラーはさすがに今回全く人気はないはずですがこういう馬がやたら飛び込んでくるレースでもあり、来ればワクテカであります。



上海馬券王





○今日の結果

<高松宮記念> @マッドクール (坂井) Aナムラクレア (浜中)  Bビクターザウィナー (リョン)



○かんべえのつぶやき

――いいよ春のG1シーズンが到来。ところが今日の高松宮記念は、何があっても不思議ではなさそうな気配。しかも中京競馬場は雨。どの馬も何かやらかしそうに見えてしまう。


――最後の直線、デッドヒートを制したのは昨年のスプリンターズステークス2着馬のマッドクール(6番人気)。そしてアタマ差で際どく届かなかったのは、昨年の高松宮記念2着馬のナムラクレア(2番人気)でした。いやー、そう来るか。「小幡はマッド、植田総裁はクール」と言っていたオバゼキ先生の予言が的中でした。

――マッドクールの鞍上は坂井瑠星騎手。勝利インタビューでは、「内ラチ沿いギリギリで、思い通りのレースができました」といつも通りのクールな受け答えでした。来週はドバイに参戦ですが、いよいよトップ騎手になってきましたなあ。

――逆にナムラクレアはよくよく運がない。いつもあと一歩で届きません。ワシはナムラクレアの単勝をドドンと買っていたのに。ついでに3連複も流していたのだが、こちらは3着のビクターザウィナーを買っていなかった。いちおう万馬券だったのに。とほほほほ。

――馬券王先生ご推奨のルガルは1番人気だったのですが、こちらは10着。ついでにシャンパンカラーは17着でした。今日はドゥラメンテ産駒はいまひとつだったようで。いや、本来、こんなスプリント路線で活躍するような血筋ではないのです。来週のドバイや大阪杯で期待いたしましょう。

――ということで、引き続き春のG1シーズンが続きます。馬券王先生、旅行からはそろそろ戻られるかと存じますが、来週もよろしくお願いいたしますぞ。





2月18(日) フェブラリーステークス


えー、お久しぶりです。早いもので24年のG1シーズン開幕となりました。本年もよろしくお願いいたします。

いや、しかしですね、24年も年が明けた瞬間とんでもないことになりまして、いきなり震災に見舞われてしまったのであります。元日に行われたタイとの親善試合にサッカー日本代表が勝利して森保監督のインタビューが始まった瞬間、凄まじい揺れが北陸地方を襲いまして、いやあ生きた心地がしませんでした。あの東日本大震災から13年、またしても地面が凄まじく揺れる現場に居合わせてしまうとは。。

まぁ、富山の方は損害も軽微でして、亡くなった方もいないし、電気・ガス・水道は問題なく供給されているしで、震源地である能登半島の方々の惨状を考えればこの程度で被災者面をするのもおこがましい限りではあるのですが、それでも洗濯機とか冷蔵庫とか重量級の電化製品が大きく移動しその位置を変え、あまつさえ、倒れた本棚の下敷きになって七万円で買ったB&Wのヘッドフォンが完全に損壊してしまったのは悲しすぎます。七年前に買ったので償却済んでいると言えば言えるのですが、それでも愛着があったんだよなあ。ううう。

しかし、元日にこれはないだろう。これから毎年年が明けるたびに追悼行事が行われ、後ろめたい気持ちを抱えながら新年を祝わなくてはならないわけだし、本当に今年はろくでもない一年になるのではないでしょうか。

すでに予兆は出ています。「アジアに敵はいない」などと奢って臨んだアジアカップで、サッカー日本代表は目も当てられないような負け方をしているし、まだ2月中旬だというのにすでに花粉が異常な濃度で飛び交っている。花粉といえば、弥生賞の頃がピークのはずじゃないですか。それなのに現時点でこの水準に近い濃度で目と鼻がぐじゅぐじゅになっている。弥生賞の頃には生きていられる気がしません。秋のアメリカ大統領選挙では狂犬トランプがボケ老人バイデンを破る強烈な予感がするし、何より競馬でも意味不明・カオスな大荒れ展開が続出となる、そんな気がしてならないのです。

。。。明日のフェブラリーSは、この予感の妥当性を図る試金石となる気がいたします。


2024 218() 1回東京8日目 16頭 [15:40発走]
【11R】 41回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) ダート1600m

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

イグナイター 6 *西村淳也

58

25.2

[]新子雅司

1

2

シャンパンカラー 4 内田博幸

58

36.5

()田中剛

2

3

ミックファイア 4 *矢野貴之

58

23.2

[]渡辺和雄

2

4

ドゥラエレーデ 4 ムルザバ

58

5.8

()池添学

3

5

オメガギネス 4 *ルメール

58

3.3

()大和田成

3

6

 

カラテ 8 菅原明良

58

74.0

()辻野泰之

4

7

 

ガイアフォース 5 *長岡禎仁

58

10.3

()杉山晴紀

4

8

 

セキフウ 5 武豊

58

42.1

()武幸四郎

B5

9

 

ペプチドナイル 6 藤岡佑介

58

59.8

()武英智

B5

10

 

タガノビューティー 7 石橋脩

58

19.8

()西園正都

6

11

キングズソード 5 岩田望来

58

10.9

()寺島良

6

12

 

スピーディキック 5 御神本訓

56

69.9

[]藤原智行

7

13

レッドルゼル 8 *北村友一

58

11.4

()安田隆行

7

14

ウィルソンテソーロ 5 *松山弘平

58

4.8

()小手川準

8

15

 

ドンフランキー 5 池添謙一

58

30.2

()斉藤崇史

8

16

 

アルファマム 5 *キング

56

28.3

()佐々木晶


今年最初のG1競走、フェブラリーSであります。頭数も16頭のフルゲートなのでありますが。。。

いやあ、見れば見るほど出し殻みたいなメンツですな、これ。G1馬が16頭中5頭と一応見た目の格は保たれていますが、内二頭は芝の、それもあまり格式の高いとは言えないG1の勝者だし、内1頭はスプリント路線だし、正直これは体感G3のメンツなのであります。

これと言うのもサウジで超高額賞金のレースが来週行われるのが悪い。レモンポップとかウシュバテソーロとか日本を代表するダート馬がこのレースをシカトして皆サウジに行っちゃったんですな。去年パンサラッサがサウジカップに勝ったので、有力馬が皆目の色を変えてしまったわけなのです。「あいつにやれるんなら俺たちだってやれるんじゃないか」って。

パンサラッサは個性派で人気もある馬なのですが、客観的には1.5流馬。そんな彼がよりによって世界最高レベルの賞金(1着1000万USドル)を獲得し、歴代日本馬の獲得賞金ランキング上位に躍り出てしまったのです。イクイノックス、アーモンドアイ、キタサンブラックという超一流馬に次ぐなんと第四位に君臨しているわけです。こういうのを見ると賞金1憶2千万のフェブラリーSなんて馬鹿馬鹿しくてやってられないでしょうな。今年は円安も進んでるし、これに勝つとベスト3入りも夢じゃないし。

その結果がこのメンツという訳で、なんか予想のモチベーションが高まることのないこのレース、まずは恒例「10年トレンド」を見ていきましょう。

人気馬が仕事をしているのに荒れることが多いフェブラリーSこの10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230219 $レモンポップ 5 坂井瑠星

16

7

1

()田中博康

1356

-0.2

   04-04

36.3

518

-4

220

970

1420

2630

7700

230219 レッドルゼル 7 川田将雅

16

15

3

()安田隆行

1358

0.2

   14-14

35.7

488

0

(9.0)

970

1420

2630

7700

230219 メイショウハリオ 6 浜中俊

16

6

4

()岡田稲男

1362

0.6

   16-16

35.8

508

+6

(10.7)

   

2630

7700

220220 $カフェファラオ 5 福永祐一

16

6

2

()堀宣行

1338

-0.4

   04-03

34.3

526

+6

510

2640

4690

16200

76940

220220 テイエムサウスダン 5 岩田康誠

16

15

5

()飯田雄三

1342

0.4

   01-01

35.0

546

-8

(8.9)

2640

4690

16200

76940

220220 ソダシ 4 吉田隼人

16

11

4

*()須貝尚介

1343

0.5

   02-02

34.9

476

+6

(8.2)

   

16200

76940

210221 $カフェファラオ 4 ルメール

16

3

1

()堀宣行

1344

-0.1

   03-03

35.6

514

+10

330

6620

9300

24940

101710

210221 エアスピネル 8 鮫島克駿

16

10

9

()笹田和秀

1345

0.1

   10-09

35.2

488

-4

(28.0)

6620

9300

24940

101710

210221 ワンダーリーデル 8 横山典弘

16

7

8

()安田翔伍

1348

0.4

   07-04

35.7

534

+2

(19.3)

   

24940

101710

200223 $モズアスコット 6 ルメール

16

12

1

()矢作芳人

1352

-0.4

   08-08

35.4

494

0

280

36230

46980

95310

464920

200223 ケイティブレイブ 7 長岡禎仁

16

15

16

()杉山晴紀

1356

0.4

   09-09

35.6

524

+4

(142.6)

36230

46980

95310

464920

200223 サンライズノヴァ 6 松山弘平

16

9

3

()音無秀孝

1358

0.6

   12-13

35.3

534

+10

(6.8)

   

95310

464920

190217 インティ 5 武豊

14

6

1

*()野中賢二

1356

-0.0

   01-01

35.4

514

0

260

430

750

2310

6620

190217 ゴールドドリーム 6 ルメール

14

3

2

()平田修

1356

0.0

   06-06

34.8

528

+14

(3.0)

430

750

2310

6620

190217 ユラノト 5 福永祐一

14

2

8

()松田国英

1363

0.7

   06-06

35.5

508

+2

(31.6)

   

2310

6620

180218 ノンコノユメ 6 内田博幸

16

12

4

()加藤征弘

1360

-0.0

   14-13

36.1

450

-6

1070

1140

3530

6540

41560

180218 ゴールドドリーム 5 ムーア

16

14

1

()平田修

1360

0.0

   10-08

36.4

524

-14

(2.1)

1140

3530

6540

41560

180218 インカンテーション 8 三浦皇成

16

6

6

()羽月友彦

1361

0.1

   07-06

36.7

512

+5

(20.0)

   

6540

41560

170219 ゴールドドリーム 4 M.デム

16

3

2

()平田修

1351

-0.0

   09-08

35.6

520

+4

500

1470

2520

2140

9240

170219 $ベストウォーリア 7 戸崎圭太

16

9

5

*()石坂正

1351

0.0

   08-06

35.7

516

-4

(7.6)

1470

2520

2140

9240

170219 カフジテイク 5 津村明秀

16

10

1

()湯窪幸雄

1352

0.1

   14-16

34.9

486

+2

(4.5)

   

2140

9240

160221 $モーニン 4 M.デム

16

14

2

*()石坂正

1340

-0.2

   04-04

35.2

522

-4

510

680

1510

3820

16010

160221 ノンコノユメ 4 ルメール

16

7

1

()加藤征弘

1342

0.2

   13-12

34.7

454

+2

(2.4)

680

1510

3820

16010

160221 アスカノロマン 5 太宰啓介

16

4

7

()川村禎彦

1342

0.2

   10-09

34.9

524

-2

(18.1)

   

3820

16010

150222 コパノリッキー 5 武豊

16

4

1

()村山明

1363

-0.1

   02-02

36.2

536

-2

210

1570

2100

3060

12370

150222 インカンテーション 5 内田博幸

16

14

5

()羽月友彦

1364

0.1

   04-03

36.2

488

-8

(13.8)

1570

2100

3060

12370

150222 $ベストウォーリア 5 戸崎圭太

16

10

3

()石坂正

1365

0.2

   08-08

36.1

512

+6

(6.4)

   

3060

12370

140223 コパノリッキー 4 田辺裕信

16

13

16

()村山明

1360

-0.1

   02-02

35.3

530

+4

27210

84380

256050

55360

949120

140223 ホッコータルマエ 5 幸英明

16

15

2

()西浦勝一

1361

0.1

   05-05

35.1

506

0

(3.6)

84380

256050

55360

949120

140223 ベルシャザール 6 C.デム

16

11

1

()松田国英

1364

0.4

   12-11

35.1

540

+2

(2.7)

   

55360

949120

集計期間:2014. 2.23 2023. 2.19

うん、振り返って見ると10年間で的中は22年、19年の二回。得意なレースではないのですが、それでも22年は三連複で万馬券をゲットしてるし、累計収支はなんとかプラスであります。それでは行ってみよう。


@1番人気は5−2−2−1と素晴らしいの一言。こういうのを見ると馬券対象から外れた1頭が気になってしょうがないのですが、22年のレッドルゼル(6着)ですか。ああ、軸にしないでよかった。まぁそのレッドルゼルも翌年23年には2着してますし、このレースに関し1番人気に選ばれる馬はやはり強いと言えましょう。問題は上述した有力馬のサウジ流出により、「このトレンドが今年以降本当に有効なのか」なのでありますが。。。

A2番人気は3−2−0−5とこれもなかなか。馬連軸向きと言えましょう。

B3番人気は0−1−2−7と大きく信頼度が下がりますが、それも完全無視も難しく。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中二頭のみで基本用なしなんですが、それでも14年コパノリッキー(1着)、20年ケイティブレイブ(2着)と来るときはやたら上位に躍り出てます。コパノリッキーは骨折明けが嫌われて殿人気だったんだけど、この時は「注」認定していたんだよなあ。まさか勝つまでとは。三連複にしておけば超高額配当だったのにと、未だに悔やまれてなりません。まぁ、翌年連覇する等、ダート界にしっかり爪痕を残したコパノリッキーですら殿人気に評価されていたわけで、あまり人気薄を侮るのもいかんということですね。

D牝馬は22年3着のソダシただ一頭のみで基本用なし。(まぁこの時はお世話になりましたが)

E外国人ジョッキーは30頭中8頭の鞍上で、とくに内4鞍はルメールということには要注意。

F府中開催なのに関西馬天国。関東馬は30頭中5頭のみ(但し現在3連勝中)。現状の1・2番人気は関東馬ですが、さて。因みに地方馬はこの10年一頭も馬券に絡んでいません。

G枠順は明確に中から外が良い。最内1枠は大不振。

H脚質は逃げ・先行が優勢。特に勝ち馬はほぼすべてこのタイプ。追い込み馬は2着までならあり。

Iリピーター傾向顕著。但し去年は上位陣総入れ替えで潮目が変わった可能性も。因みに今回の対象は上述のレッドルゼルのみ。

J上位馬30頭の年齢構成は、4歳6頭(内勝馬4)、5歳12頭(同4)、6歳6頭(同2)、7歳3頭(同0)、8歳3頭(同0)で、若い馬が基本優勢だが、ダート戦の常として高齢馬も2・3着ならあり。

K過去5年15頭の血統は、面白いことに勝馬の内4頭が外国産馬であること。いや、これ本当に面白いね。「フェブラリーなら外国産馬から買え」って言いたくなってくるんだけど、残念ながら今年は外国産馬の出走はなし。この他はリピーター効果を除けばバラバラ。

L過去5年15頭の前走キャリアは、根岸S組が5頭(内勝馬2)とこれが最優勢なんだけど、今年はこのレースの上位馬の出走はなし。これに次ぐのはチャンピオンカップ組の4頭(同2)で、面白いのがこのレースでどか負けした馬がフェブラリーでは上位にやたら来ていると言うこと。まぁ、今年のメンバーでチャンピオンカップからの直行組はいないし、ここ経由で来ているのはウイルソンテソーロ(2着)とドゥラエレーデ(3着)という上位組だけなんですけどね。


上記から、これまで圧倒的な信頼度を誇ってきた1番人気であるオメガギネスの取捨がまずは最大のポイント。

って、なんでこれが一番人気なの?ってのが最初の偽らざる印象。いや、確かにレモンポップもウシュバテソーロもいなくて「押し出された1番人気」ってのは分かるんだけどさ、G1はおろか重賞を勝ったこともないこの馬が1番人気というのはねえ。。これもルメール人気なんでしょうか。いや、積極的に嫌う要素も全くないのですが、積極的に軸にしたい要素も全くないということで、これは三番手▲評価としたいと思います。重馬場実績は相当なものなんで馬場が渋れば軸もあったんですが、明日は良馬場濃厚ですからね。

次に実績では最優位な二番人気ウイルソンテソーロ。これはG1勝ちこそないけど、東京大賞典、チャンピオンズカップを僅差二着と素晴らしい。この時の勝ち馬ウシュバテソーロ、レモンポップがそろってサウジですから事実上格的に最上位は彼で、本来はこの馬を本命にすべきなんでしょうな。唯一の不安は騎手が初手合いとなる松山に乗り替わりということですが、彼もまぁ下手な騎手ではありませんし。

ということで、客観的にはウイルソンテソーロ本命だけど、ここであえて本命視するのはドゥラエレーデ。か、かんべえ先生の真似をしているわけじゃないぞ。この馬はわが愛しのドゥラメンテ産駒であるというエコ贔屓馬券なわけだ。ドゥラメンテも色々なタイプの競走馬を輩出してますが、この馬は中でも相当変わってますね。14番人気という超低評価を覆してG1ホープフルSを勝ったときは、ドゥラメンテフリークの私ですらフロックかと思ったんだけど、その後ダート路線に乗り換えて挑んだ東京大賞典、チャンピオンズカップを二着ウイルソンテソーロと差のない三着ということで、決して弱い馬ではないと証明してくれたのはとても嬉しい。まぁ、勝ちきれないところはあるんだけど、レモンポップもウシュバテソーロもいない今回、「鬼の居ぬ間に洗濯」という展開も十分期待できるのではないでしょうか。騎手のムルザバルとは非常に相性も良いし、これはムルザバル馬券でもあります。ここを勝てば種牡馬入りの目もあるし頑張って欲しいですね。

馬券は◎軸の三連複21点。ウイルソンテソーロ・オメガギネスとの組み合わせだと悪魔も号泣するガミ馬券ですが、それ以外は相当つきます。特に注認定した馬が絡むとこれはすべて万馬券。いやあ、注シャンパンカラーはやはりドゥラメンテ産駒でこれもエコ贔屓なんだけど、いやしくもG1馬だし府中のマイルは(芝だけど)得意だし、現状全ての人が無印にしているのもおかしいと思うのだ。

もう一頭の「注」認定は地方馬ミックファイア。南関東の三冠馬で東京大賞典でどか負けするまで7戦7勝と無双状態だったんですが、東京大賞典の負け方があまりに悪いことから相当人気を落としてます。でもねえ、東京大賞典は大きく出遅れた上、大井の砂が合わなかったというのもあり、砂質の軽い府中でなら一発は十分あると思うんですよね。経歴から10年前のコパノリッキーを彷彿とさせる部分もあり、シャンパンカラーよりこちらの方が実は魅力を感じてます。



上海馬券王





○今日の結果

<フェブラリーS> @ペプチドナイル (藤岡佑) Aガイアフォース (長岡)  Bセキフウ (武豊)



○かんべえのつぶやき

――ううむ、悪い夢を見てしまったような。今日の結果は、@11番人気〜A5番人気〜B13番人気〜C7番人気〜D4番人気でした。3連単は150万馬券。これは本当にG1レースだったのだろうか。有力馬は全滅状態で、1番人気オメガギネスは14着でしたし、これは大崩れしないだろう、と踏んでいた2番人気ウィルソンテソーロも8着でした。


――馬券王先生と不肖かんべえが夢を託したドゥラエレーデ(3番人気)は12着でした。あいかわらず、人気になると来てくれない困ったちゃんです。そしてもう一頭のドゥラメンテ産駒、シャンパンカラーは16着、つまりドベでした。「ドゥラメンテ産駒は4歳で伸びる」なんて書いた私がお馬鹿でございました。

――しかしよくよく見返してみると、ペプチドナイルは強い勝ち方でしたな。ガイアフォースとセキフウの奮闘も全くの想定外。やっぱり府中のダート1600mは独特の世界があるんだよなあ。それにしても、レモンポップやウシュバテソーロが出ていたら、どんなレースになったのだろう。

――こうなったらせめて、今週末のサウジカップで日本馬の応援をするしかあるまい。今年はちゃんとJRAで買えるそうですから。そしてレモンポップは、少なくともパンサラッサよりは強いはずですので。

――馬券王先生曰く、「今年は本当にろくでもない一年になる」「フェブラリーステークスはこの世間の妥当性を図る試金石となる」・・・・そうだとすると、まことに困った展開でありますが、とりあえず今年のG1戦線は厳しくなりそうです。その一方で、イカレ気味のトランプさんに蹂躙されるのだけは勘弁してほしいです。








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by Tatsuhiko Yoshizaki