●かんべえのマスメディア日誌 2008年版

――今年はなるべく出番を増やさずに、時間を作って本を書くぞ、とみずからに言い聞かせる今日この頃。


<今日のひとこと>





7月13日(日)

本日のサンプロは、「自民・与謝野対民主・長妻 テレビ初対決」と、「官僚国家日本を変える脱藩官僚の会」の2本立てでした。

○民主党の論客の長妻議員、もはや自民党若手に好敵手は見当たらず、とうとう与謝野さんが出てきました。これはもう軍人将棋でいうと、少佐の相手に中将が出てくるような快挙(?)だと思います(喩えがど古い)。ただし本日の与謝野さんは体調が不調だったのか、精彩を欠いた印象がありました。長妻さんが「HATKZ」=<H(ひも付き補助金)、A(天下り)、T(特別会計)、K(官製談合)、Z(随意契約)>というキーワードで予算の無駄使いを攻撃すると、与謝野さんが出してきたのは民主党マニフェストの「バラマキ」批判。これはちょっと「今さら」であって、チグハグな感じがしました。結果は長妻さんの判定勝ちだったのではないでしょうか。

○後期高齢者医療制度についても、与党の説明はうまくないと思います。番組の中でも申し上げましたが、「国民皆保険制度を守るために、75歳以上の方々にも負担をお願いする」という言い方が、いちばん嘘がないし、理解が得られると思うのですが。

○後半戦、脱藩官僚の議論も面白かった。とくに「霞ヶ関文学」の解説、句読点が入るだけで文章の意味が変わってくる、なんていう部分は、アッと驚いた人が多かったんじゃないでしょうか。先週、さいとう健さんの会合に行ったときに、さいとうさんがこんなことを言っていたのを思い出しました。「官僚機構は強力にできています。行革大臣がいくら叩いても壊れません。ただし官僚というのは宮大工のようなものですから、どこに急所があるか分かっている。ここを突けば壊れる、というポイントがあるんです」。――例えば江田けんじさんが行革大臣になったら、どんな攻め方をしてくるのか、興味深いと思いました。

○ただし「脱藩官僚の会」をアピールする機会という意味では、「どこからどこまでが脱藩官僚なのか」「官僚を辞めても、“へその緒”が切れていない政治家はどうなのか」(ex町村官房長官)という点が今日の議論ではハッキリしなかったように思います。番組終了後に江田さんに聞いてみたところ、「物心両面で役所に頼っていない人だけが脱藩官僚」であって、「代議士になっても役所の意向を呈して動く人は過去官僚」という区別をしているんだそうです。

○そうだとすると、本日、コメンテーター役で登場していた片山虎之助さんなどは、典型的な「過去官僚」ということになりますね。でも、今日の片山さんは、とってもいいコメントをされていたと思います。日本政治は、「過去官僚」も上手に使って欲しいですなあ。

○今日は21人の現役東大生の皆さんが番組に参加していました。彼らの中には「未来官僚」もいることでしょう。頑張って欲しいです。でもね、老婆心ながら申し上げますと、民間企業で私的な利益を追求しながら生きるというのも、これはこれで大変なものなのです。寄らば大樹、なんて思っちゃダメ。それこそ「こんな会社、いつでも脱藩してやる」という思いがないと、いい仕事は出来ないものなのでありますよ。



6月30日(月)

コメントの掲載誌である『Boom R25』が届きました。リクルートの無料雑誌、『R25』の拡大版で、今年上半期のニュースを総括した号です。かんべえが取材を受けたのは、「米大統領選」に関する部分です。もうお一人の取材源は、手嶋龍一さんでありました。

『R25』って、読んでいる人はよく見かけるのに、自分が手に取る機会は滅多にないんですよね。というわけで、中身をちゃんと見たのは本号が初めてです。編集部の方によると、首都圏の駅、コンビニ、書店などで100万部も配布するんだそうです。そりゃあ影響力あるでしょうなあ。消息筋によれば、「あれは全部、行き渡らないように工夫している」のだとか。つまり、「オレのところには来ないぞ」という状況を作ることによって、価値を生み出すというわけ。いかにもありそうな話です。

しかし、こんな風にフリーペーパーが当たり前になってしまうと、『R25』がターゲットとしている「25歳以上の男性ビジネスマン」は、「自分でカネを出して本や雑誌を買う」なんてことがなくなってしまうんじゃないでしょうか。こういうのをまさしく「老婆心」というんでしょうけれども、若い人はなるべく情報に身銭を切る習慣をつけておいた方がいいと思います。ほかの世界はいざ知らず、少なくとも情報の世界においては、「タダで得をする」なんてことは滅多にありません。まあ、この「溜池通信」を定期的に読んでくれている人たちも、「タダで読める」ことが魅力であるのかもしれませんけれどもね。



6月22日(日)

本日のサンプロは、「どうなる世界経済」「星野監督のリーダー論」「後期高齢者医療」の3本でした。

○世界経済については、楽観派・武者vs.悲観派・水野&額賀財務大臣という取り合わせ。文字通り、あっという間に終わってしまう。こういう話をテレビでやるのはしみじみ難しい。個人的には、今回の世界経済の混乱期に、どうすれば日本が勝ち組に回ることができるのか、をもっと議論したかったと思います。終わってみれば、なんだか全員で額賀大臣に一生懸命ブリーフィングをしていたような・・・・・。

○北京五輪を目前に、野球日本代表の星野仙一監督に聞く、というコーナーは、残念ながら事前収録。それでも面白い。見ていて気づいたのですが、星野さんという人は自分が大げさに持ち上げられたときに、サラリと上品に受け流せるところがカッコいいですね。

○今日の特集を見ていると、後期高齢者医療制度の真の問題点は、年齢で切ったことや年金からの引き落としではないな、と思いました。75歳以上の人口は、現在は1200万人程度ですが、これが2025年には2000万人を突破し、2050年には4人に1人が「後期高齢者」になります。ゆえに医療費の抑制が必要になるわけですが、そのために高齢者医療の受け皿がなくなっていく、と言うのでは本末転倒です。特に人口が減少する地域の高齢者医療は非常に深刻な状況を迎えているようです。

――ところで、サンプロの特集がこの手の取材をするときに、よく高知県が取り上げられるような気がします。「どうして?」と聞いてみたところ、取材を担当された内田さんは、「いやー、そんなつもりは・・・。高知はとってもいいところですよ。でも、確かに問題は多いです」とのこと。一説によると、高知県は橋本前知事の下で情報公開が進んでいるので、この手の取材がやりやすいという事情があるらしいです。

かんべえの次回出演予定は7月13日になります。



6月1日(日)

本日のサンプロは「崔天凱中国大使」「中川秀直元自民党幹事長」「続・長崎新幹線」の3本立てでした。

○中国大使のテレビ生出演は初めてのことだそうです。アッと驚くような発言はありませんでしたが、そういう場所に出てくるようになったこと自体が中国の「変化」なのでしょう。

中川秀直さんは、新著『官僚国家の崩壊』で大胆な構想をぶち上げての出演でした。日本の権力の中枢には「劣化したエリート」による「ステルス複合体」が巣食っている。だからまず公務員制度改革を、という主張なのですが、中川さんは元新聞記者だけあって、この手の新語を作る名手です。過去には「上げ潮戦略」とか「埋蔵金」といった名作があります。果たしてこの「ステルス複合体」は流行するでしょうか?

○ところでこの言葉、アイゼンハワー大統領の「産軍複合体」(Military-Indutrial Complex)をもじっているらしい。だとすると、この言葉を英訳すると、"Stealth-Bureacratic Complex"になる。「そうか!中川さんは官僚にコンプレックスがあるのか!」――というのは、もちろんこじつけです、ハイ。 むしろ自民党内には、与謝野さん(官僚の人気ナンバーワン)、町村さん(元METI)、伊吹さん(元MOF)といった「ステルス複合体同窓会」みたいな顔ぶれがいるので油断なりません。

○特集は長崎新幹線の続編。新幹線には3700億円の工費がかかるのに、福岡までの時間が28分短縮されるだけ。そして在来線の本数が減るというのでは、間にある市町村が反対するのは無理もないところでしょう。ところが地方のメディアは概ね新幹線に賛成ですから、そういう問題はなかなか取り上げられない。サンプロとしては、渾身の取材であったと思います。


かんべえが初めてコメンテーターとしてサンプロに登場したのは2006年5月28日のことでした。今日でほぼ丸2年、この仕事が続いたことになります。通算では41回(2006年13回、07年20回、08年8回)出演したことになる。当初は、「3ヶ月ぐらいでクビになったらカッコ悪いなあ」などと思っておりましたので、なんというかホッとするものがあります。次の1年で、どんな変化が見えてくるか、それを楽しみにしたいと思います。



5月26日(月)

久々に活字関係でのお知らせです。

(1)明日、5月27日の日経夕刊の「十字路」欄に寄稿しました。「スモールポリティクスの時代か?」というネタです。以後、月イチ程度で寄稿することになるかと思います。

(2)間もなく発行される次号の『論座』の書評欄にて、『さらば財務省!』(高橋洋一/講談社)を取り上げています。本書は結構な評判をとっており、ほかで出ている書評も好意的なものばかり。茶化して書いたのはワシくらいかもしれません。ということで、ご注目いただければ幸いです。

(3)来週号の『SPA!』では、ニュースコンビニの当番が回ってきます。最近は上杉さんの次、という順番になってるんですよね。



5月4日(日)

今日のサンプロは「20周年スペシャル」と題して、中国中央電子台(CCTV=中国のNHK)との討論番組でした。日本側は田原総一朗、岡本行夫、田中均、中国側は白岩松(キャスター)、呉健民(前中国外交学院院長)、徐敦信(元駐日大使)という3人ずつが丸テーブルを囲みました。

かんべえも、岡崎研究所の日中安保対話などでは、非公開ベースで中国側と厳しいやり取りをすることがあります。最初は公式見解が繰り返されたり、つまらなく感じられるところもあるのですが、概して「相手を怒らせてからが勝負」であります。それがないと、本音ベースの話に引き込めません。見ていると、岡本氏が低姿勢で話を始めつつ、次第にキツイ言葉を見舞っていて、練達の対中コミュニケーションとお見受けしました。

収録は4月29日に行われており、中国側では5月2日に放送されています。果たしてどんな風に編集されたのか、ちょっと気になるところですね。「チベット問題」のくだりはそのままだとしても、「ODAの貢献」や「軍事費の透明性」などはカットされているかもしれません。まあ、こんな風にして、ちょっとずつ風穴を開けていくことが大切なのではないかと思います。

本日は、いわゆる「完パケ」を放送するだけなので、ゲストもなし、特集もなしです。コメンテーターも後ろから突っこむ形ではなく、前へ出てトークするスタイルでした。普通の番組のコメンテーターが「野球型」(ピッチャーが投げて、バッターが返す)ならば、サンプロは「サッカー型」(自分でボールを取りにいかなければならない)。慣れないので、ちょっと変な気分でした。

ところで中国のテレビ局では、キャスターが全権を握っていて、番組が始まるとともにスタッフがスタジオから総退場を命じられるのだそうです。カメラワークがちょっとぎこちなく見えるのは、実はそういう理由があるのだとか。

田原さん「だから向こうのキャスターは偉いんだよ。日本はそうじゃないけど」

周囲「・・・・・・(そうですかあ?)」



4月6日(日)

今日のサンプロは、「『靖国』上映中止問題」、「自民・民主国対委員長」、「言論シリーズ、推定無罪」の3本立てでした。

○『靖国』というドキュメンタリー映画が、さまざまな圧力(?)により上映中止となっている件について。ありがちな事に、「見られない」ということになると、かえっていい宣伝になる。多くの人の注目を集めるという点では、今回の騒動は作り手側にとっては悪い話ではないでしょう。でも、興行的には、映画館に人が入ってナンボの世界ですから、上映してもらえないというのはやっぱり困る。この際だから、朝日の有楽町マリオンか、サンケイホールで上映してもらえませんかね。

○自民・民主の国対委員長対決は、非常に味のある攻防でした。大島理森、山岡賢治の両氏は、何というか背格好も雰囲気もとても似ているのです。2人並んでいると、そこだけ空気が丸い感じです。おそらく、奥様以上に、「もっとも長い時間をともに過ごす相手」同士ではないかと思います。今日のお二人のやり取りは好勝負でした。将棋で「指した方がよく見える局面」という表現がありますが、「話している方に理があるように見える討論」という感じ。

○かんべえはちょっとエキサイト気味に、(一般財源化でも日銀総裁人事でも)、「民主党はイエスを言うガッツがないから、ノーばかり言っている」と山岡氏に絡んでみたのですが、「ほー、それはガッツの問題ですか」と上手く切り返されてしまいました。いやー、でもね、ガッツは大事だと思いますよ。今の民主党は、「与党を解散・総選挙に追い込むぞ」という気迫はあっても、「政権を担って見せるぞ」というガッツはないように思えるのですが。

○ところで大島、山岡両氏は、番組の前も後も2人だけで何かお話しされていたそうです。さて、お二人の内緒話の中身は何でしょう。想像してみました。

(A)「ウチの党内もひどいけど、お宅も相当なもんだねえ」
(B)「春タケノコの旨い店を見つけたんだけどさ、今週だったらいつ空いてる?」
(C)「大沢在昌の新宿鮫シリーズの最高傑作は、やっぱり『無間人形』だと思うわけね、オレの場合」

○特集は「言論シリーズI、日本の刑事裁判で推定無罪の原則は守られているか」。ここで取り上げられた「柏少女殺人事件は」、1981年に起きたとのことで、柏市在住が20年近くになるかんべえもまったく知りませんでした。真昼の暗黒のような話ですが、裁判員制度の導入を目前に、知っておくべきことは多いと感じました。

かんべえのサンプロ出演は、次回は5月4日となる予定です。ホッ。



3月30日(日)

今日のサンプロは、「チベット問題」(森本敏先生)、「6党政調会長討論」、「改正貸金業法問題」の3本立てでした。

○チベット問題はここへ来て大問題となってきました。上海馬券王先生やこのブログも指摘している通り、「チベット動乱はケシカラン」ことは漢民族の間では疑いの余地がなく、いくら海外の世論が騒いでも揺るぎそうにない。とはいえ、「西部大開発って、あれだけやったのに無駄だったの?」ということは、中国共産党にとってボディブローのように効いてくるんじゃないかと思います。それにしても、洞爺湖G8サミットでこの問題が噴出した場合、議長役の福田首相の立場は非常に難しくなりますね。大丈夫かなあ。

○6党政調会長討論、今日はとっても亀井静香大先生がいい感じであったと思います。だって亀井さんが言う通りなのです。道路特定財源を一般財源化するなんて、受益者負担主義の原則を逸脱してしまうから、税の論理からいえば無理筋というもの。でも、小泉さんや安倍さんが目指してできなかったこの暴挙、今回は一気に通せてしまうかもしれない。与野党が「囚人のジレンマ」のようになって、終わってみれば何も変わらなかったということがないように、ここは双方が踏み出して欲しいと思います。

○「改正貸金業法」、いわゆるグレーゾーン金利はなかなかに難しい問題です。重債務者救済が必要なのは当然として、それを金利規制という形で行なわねばならないのかどうか。金融収縮とアングラ経済の拡大を招きかねませんから。どうも「法学部の論理」と「経済学部の論理」の間に、大きな差があるように感じました。

ところで新年度を控え、いろんな物価が上がる季節となりました。この問題について、かんべえは3月31日(月)はご存知、角谷浩一さんの"Jam the World"に、4月1日(火)は朝日放送の「ムーブ!」に出演する予定です。



3月9日(日)

今日のサンプロは、伊吹幹事長と食糧問題大論戦の2本立て。番組としては、伊吹幹事長は本当は鳩山幹事長とセットで討論にしたかったのだけれど、民主党はこちらも「審議拒否」ということで欠席裁判になってしまいました。

○日銀総裁人事に「財金分離」を持ち出すという民主党の言い分は、かなり無理があると思います。そもそも国際的に見た場合、「金融担当大臣」を置いている国の方がかなり珍しい。Minister of Treasuyと、Minister of Financeは、普通は一緒ですからね。そもそも金融担当大臣がG7に出席できない、というのは明らかにおかしいではありませんか。

○わが国において、財金分離がなぜ必要になったかというと、1990年代に不良債権問題が深刻になったときに、大蔵省はみずからの失政を認めることができず、公的資金の投入がなかなかできなかった。そこで問題が長引き、どうしようもなくなったところで例の「ノーパンしゃぶしゃぶ」問題が起きた。これはあんまりだということになって、それまではとても不可能だと思われていた「財金分離」が実現した。これはたしかに当時の民主党のお手柄です。あれからもう10年もたってしまったけれど、1998年の金融国会における民主党はいい仕事をした。とはいえ、それを今になって持ち出して、しかも中央銀行総裁の人事に当てはめようというのは、かなり無理がある。

○さらに「福井総裁は低金利で国民を苦しめた」というロジックにいたっては、完全に破綻している。民主党は低金利が悪いというのであれば、あんたらは政権をとったときに金融政策に干渉するつもりのか、ということになってしまう。やっぱり「ためにする」反論なのではないか、という疑問を拭い去れません。

○食糧問題に関するディスカッションでは、広範な議論を展開しました。月尾先生によれば「食料自給率を上げるために米を食べましょう」ということでありましたので、かんべえは今日のお昼は滅多に取らないリゾットにいたしました。でも、あれは本当に日本米だったのでしょうか。ちょっと不安だぞ。



2月24日(日)

今日のサンプロは、石破茂防衛相(イージス艦事故)、渡辺喜美行革相(公務員制度改革)、与謝野vs.藤井(税制、道路、日銀総裁人事など)という3本立て。重くて難しいテーマばかりでありました。

○昨晩になって飛び込んだのが、「三浦和義氏をロス警察が逮捕」のニュース。どっひゃー、そんなのってアリですか。日米間で一事不再理って、ないんですか。――などと驚いておりましたが、あの事件はサンプロでは、小川アナが生まれる前のことなんだそうで、世代間ギャップが非常に大きい。おじさん世代としては、「そういえば、サッカーの三浦カズが出てきたとき、とっても紛らわしかったんだよなあ」などと、昔話に花が咲きました。

○石破防衛大臣、いつもと違ってとても話しにくそうでありました。気のせいか、前髪に白いものが入っていたような。引責辞任をという声も出ていますが、まことに判断に苦しむところです。ちなみに番組終了後に行われた記者懇は、1時間に及んだとのこと。

○渡辺行革担当大臣、何を言われてもニコニコと上機嫌。情勢われに利あらず、という状況をエンジョイしているみたいで、いかにも「確信犯」の改革派ぶり。とはいえ、公務員制度改革というのは、所詮は霞ヶ関の数千人だけを相手にするものですから、今ひとつ国民の関心が薄い。どうやって世論を喚起するかが問題だと思います。

○与謝野対藤井の政策のプロ対決は、含蓄のある議論の応酬でした。福田論と小沢論、道路財源の問題、日銀総裁人事などが俎上に挙がりましたが、時間があれば特別会計の問題も触れたかったですね。なぜかというと、隣の塩川さんから、「母屋ではおかゆをすすっとるのに、離れではすき焼きを食うておる」という名セリフを、ナマで聞きたかったからであります。

○ところでサンプロでは、出演者の前にグレープフルーツジュースが置かれています。今日はスタッフの気配りがあったらしく、与謝野さんの前にはミネラルウォーター、森本先生の前にはウーロン茶が置かれていました。気づいた人は居たかなあ。



2月6日(水)

スーパーチューズデー関連で、ずいぶんいろんな番組に登場しました。一応まとめておきます。

●2月4日(月)J-WAVE「Jam the World」(20:00〜22:00)のフィフティーン・ミニッツ(角谷浩一氏と掛け合い)

●2月5日(火)NHKラジオ第一「NHKジャーナル」(22:00〜23:00)で電話取材。

●2月6日(水)、朝4時に起きてテレビ東京「モーニングサテライト」(5:45〜6:40)へ。

●同日、午前11時にTBS「イブニングファイブ」用にコメント収録。

●同日、午後2時半にテレビ朝日「スーパーJチャンネル」用にコメント収録。

●同日、朝日ニュースター「ニュースの深層」(20:00〜21:00)で宮崎哲弥氏とオタク話をたっぷり。

●同日、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(23:00〜24:00)に出演。なんと中2日で竹中平蔵氏とご一緒してしまう。

家に帰ったら午前1時過ぎ。毒を食らわば皿までとは、こういうことを言うのかなあ。



2月3日(日)

本日のサンプロは、「経済ネタ」(竹中平蔵&木村剛)、「政治ネタ」(江田けんじ&星浩)、「アメリカ大統領選」(小西克也)という3本立て。例によって番組の舞台裏を少々。

○関東地方は今朝から雪。交通機関にも影響が出て、スタジオ入りが間に合うかどうか、ちょっと慌てました。なぜか本日のコメンテーター陣は星&ナベさん(福島出身)とかんべえ(富山出身)と、揃って雪国勢でありました。(ついでにキムゴーさんも富山なんですよね)。スタッフの間では、「雪のせいで家に居る人が多くなるから、視聴率が高くなるんじゃないか」という期待があったりする。どうでしょう、今日は久々に二ケタ行きましたかねえ。

○政局については、面白い指摘がたくさんありました。「福田首相は、父が果たせなかった“解散”と“G8主催”をどうしてもやりたいと思っている」(ということは、秋以降に解散か?)、「9月の民主党代表選挙は荒れる」(小沢代表は大連立が果たせなければ引退する?)というのは、なるほどと感じました。

○アメリカ大統領選挙、スーパーチューズデーを前に、思い切り深く切り込んだ特集でありました。「ワシントンオタク仲間」のナベさんと一緒に感心することしきり。取材に当たった小西さん、プロデューサーのFさんによれば、ヒラリー陣営に2週間密着したところ、あまりのハードスケジュールにビックリしたそうです。



2月1日(金)

「東亜」という雑誌2月号に、「国富ファンドの台頭と米中関係の変容」というテーマで寄稿しました。巻頭のコンパスというページの執筆陣に加わりましたので、今後、2ヶ月に1回程度、米国外交や中国経済などについて寄稿することになるかと思います。

前から思っているのですが、「東亜」という雑誌は「外交フォーラム」と似ているんですよね。たくさん売れてる雑誌ではありませんが、結構その道の専門家が目をつけている。つまり、うるさ型の読者が多いので、下手なことは書けないというしんどさがあります。



1月20日(日)

今日のサンプロは、「今年の経済予測、日本は没落するのか?」と「通常国会開幕!与野党激突!6党幹事長が激論!」の二本立てでした。例によって番組の裏話を少々。

○今日のように経済ネタが多くなると、テキメンに「フリップ」の数が多くなります。本日、用意された枚数は26枚。もちろん、その全部を使い切れるわけではなく、使われないままに死蔵されるものが多い。基本的に「出たとこ勝負」というのが、この番組の基本であります。

○榊原元財務官のコメントに対し、伊吹幹事長が「早稲田大学教授は好きなことがいえるけど、こちらは・・・・(以下略)」とやり返すシーンが何度かありました。実は伊吹さんは大蔵省で榊原さんの4年先輩なんだそうです。なるほど、お互い遠慮がないわけでありますな。

○道路特定財源の問題。民主党は昔は「一般財源に」と言っていたのに、いつの間にか「暫定税率を廃止」になっている。そんなこと、党のマニフェストには書いてなかったと思うのですが。この辺は、「政策よりも、とにかく政局を」という小沢路線のせいなんでしょう。今日の鳩山由紀夫幹事長は、ワガママいっぱいの代表の下で、とってもご苦労されている模様。お疲れ様です。

――番組終了後、かんべえは町内会の新年会に急行。ええ、昨晩だって、ちゃんと「火の用心」をやっておるのでありますぞ。



1月8日(火)

本日の「スーパーJチャンネル」、および明日の「とくダネ!」向けに、米大統領選挙についてのコメントを収録しました。やっぱりオバマ候補への関心が高まっている模様。アイオワ州からニューハンプシャー州へと、動きが急なんで何だかワクワクします。

「オバマの奥さんはどんな方なんですか?」と聞かれて焦りました。急きょ調べましたが、とってもキャラの立った面白い人のようですね。ミシェルル・オバマは身長180センチ、ファッションセンスも良くて、弁護士。バラクは全然頭が上がらない模様で、第2のヒラリーとでもいいますか。

○イリノイ州議員として限界を感じたバラクは、「このままでは終りたくない。上院議員選挙に出るのを許してくれ」と奥さんに頼み込む。すると、「いいわよ、でもあなたに投票するとは限らないわよ」――仕方がないから、当選する可能性は低いから、と言って許してもらった。

○めでたく上院議員となったバラク。シカゴに住む奥さんに、今度こんな法案を通すんだ。これが実現するとね・・・・と電話で自慢する。するとミシェルは、「台所にね、蟻が出るの。私は子供の面倒見なきゃいけないから、今度帰ってくるときに、薬買ってきてね」

○いよいよ大統領選。記者団から「ご主人が立候補していなかったら、ヒラリーに投票しますか?」と質問を受けた。「とてもいい質問ね」と答えるミシェル。「でも大事なことは、大統領が務まる人を見つけ出すことで、それが女性だったら私はとても嬉しいわ」――夫を立て、ヒラリーも傷つけないという、まことにお見事な答えでした。



1月4日(金)

昨日のフジサンケイビジネスアイ紙上で、かんべえのインタビュー記事が掲載されました。「中国の"ご機嫌"うかがう先進国」というテーマで、「SWF〜サブプライム〜中国経済〜台湾問題」などについて語っております。新聞のインタビューとしては、かなり長いです。しかしこの写真は、夏に撮ったやつじゃないのかな。なんだかクールビズっぽいです。

ちなみに今年の「サンデープロジェクト」では、かんべえの最初の出番は1月20日の予定であります。

(追記)

昨年末に取材を受けてたんで、すっかり忘れていたけど、1月5日放送の『ウェークアップ!ぷらす』で、不肖かんべえが2008年予測をしていたのでありました。近所の人に、「今朝、出ていたね」と言われて、やっと思い出した。そういえば、今朝は『知っとこ!』を見ていたなあ。いかんです。取材で自分が何をしゃべったかは、ほとんど覚えていないのだが、どうやら番組は下記のような構成であったようです。

http://www.ytv.co.jp/wakeup/news01/n20080105_main.html?date=20080105&number=2 







<登場の記録>

○電波媒体

2008年

日時 媒体 局名 プログラム テーマ
         
1月5日(土) 地上波 よみうりテレビ ウェークアップ!ぷらす 大胆予測!どうなる2008年
1月8日(火) 地上波 テレビ朝日 スーパーJチャンネル オバマ上院議員勝利
1月9日(水) 地上波 フジテレビ とくダネ! ニューハンプシャー州予備選
1月13日(日) BS放送 BSジャパン こちら経済編集長 米大統領予備選挙
1月20日(日) 地上波  テレビ朝日   サンデープロジェクト サブプライム、6党幹事長討論
1月21日(月) AM放送 TBSラジオ 情報一直線 世界経済のゆくえ
1月25日(金)  CATV 日経CNBC 三原・生島のマーケット塾  新・貿易立国論
1月25日(金) BS放送 BS11 IN side OUT 世界経済のゆくえ
         
2月3日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 日本経済、政局、米大統領選
2月4日(月) FM放送 J-WAVE Jam the World スーパーチューズデー
2月5日(火) AM放送 NHKラジオ第一 NHKジャーナル スーパーチューズデー
2月6日(水) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト スーパーチューズデー
2月6日(水) 地上波 TBS イブニングファイブ スーパーチューズデー
2月6日(水) 地上波 テレビ朝日 スーパーJチャンネル スーパーチューズデー
2月6日(水) CATV 朝日ニュースター ニュースの深層 スーパーチューズデー
2月6日(水) 地上波 テレビ東京 WBS スーパーチューズデー
2月13日(水) CATV 日経CNBC 夜エクスプレス ポトマック・プライマリー
2月24日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト イージス艦、公務員改革、与謝野vs.藤井
         
3月5日(水) AM放送 TBSラジオ アクセス! Crucial Tuesday
3月9日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 伊吹幹事長、食糧問題
3月30日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト チベット問題、6党政調討論、グレーゾーン金利
3月31日(月) FM放送 J-WAVE Jam the World 物価問題
         
4月1日(火) 地上波 朝日放送 ムーブ! 物価問題
4月6日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 映画『靖国』、国対委員長、推定無罪
4月25日(金) CATV 日経CNBC 夜エクスプレス 当面の政局その他
         
5月1日(木) AM放送 TBSラジオ 情報一直線 物価上昇について
5月2日(金) 地上波 朝日放送 ムーブ! 続・物価問題
5月4日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 20周年SP、日中共同討論番組
         
6月1日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 中国大使、中川秀直、続・長崎新幹線
6月1日(日) BS放送 BSジャパン こちら経済編集長 米大統領選挙
6月2日(月) FM放送 J-WAVE Jam the World ガソリン料金
6月3日(火) CATV 朝日ニュースター ニュースの深層 米大統領選挙
6月16日(月) 地上波 朝日放送 ムーブ! ヒラリーの挑戦
6月22日(日) 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 世界経済、星野ジャパン、後期高齢者医療
6月27日(金) CATV ブルームバーグ マーケットライン 洞爺湖サミット
         
7月5日(土) CATV 朝日ニュースター 経済討論バトル頂上決戦 2008年後半為替相場を占う
7月7日(月) CATV 日経CNBC 夜エクスプレス 洞爺湖サミット、日米首脳会談
7月13日(日)I 地上波 テレビ朝日 サンデープロジェクト 与謝野対長妻、脱藩官僚の会
         


○印刷媒体

日時 媒体 社名 題名 形式
         
1月3日(木)  フジサンケイビジネスアイ  産経新聞社  中国のご機嫌うかがう先進国   インタビュー    
1月8日(火) SPA! 扶桑社 今週の人、バラク・オバマ コメント
1月8日(火) サンデー毎日 毎日新聞社 ヒラリー大統領が招く冷たい関係 コメント
1月13日(日) 読売ウィークリー 読売新聞社 ヒラリーの「泣き落とし」戦術 コメント
1月15日(火) サンデー毎日 毎日新聞社 「ヒラリー対オバマ」大激戦の内幕 コメント
         
2月1日(金) 東亜 霞山会 国富ファンドの台頭と米中関係の変容 寄稿
2月5日(火) SPA! 扶桑社 米大統領選特集 コメント
2月19日(火) SPA! 扶桑社 ニュースコンビニ 寄稿
2月20日(水) フィナンシャルジャパン ナレッジフォア 米大統領選挙 インタビュー
2月23日(土) 読売新聞 読売新聞社 教育県検証 コメント
         
3月3日(月) 東洋経済 東洋経済新報社 地頭力はこう鍛える インタビュー
3月7日(金) 時事Top Confidential 時事通信社 米大統領選、ここが知りたい 寄稿
3月9日(日) 読売ウィークリー 読売新聞社 民主2人、泥沼共倒れ説浮上 コメント
3月9日(日) 週刊朝日 朝日新聞社 本当にオバマ候補は優勢だったのか コメント
3月19日(水) 日本貿易会月報 日本貿易会 新・貿易立国をめざして シンポジウム収録
3月19日(水) 月刊自由民主 自由民主党 2008年米大統領選から学べること 寄稿
3月24日(月) 日経ビジネスアソシエ 日経BP社 臨時増刊「プロに訊け!」 インタビュー
3月24日(月) 東洋経済 東洋経済新報社 新・貿易立国をめざして シンポジウム収録
         
4月8日(火) SPA! 扶桑社 ニュースコンビニ 寄稿
4月24日(木) 日経サイエンス 日経新聞出版 今年の大統領選を予測する コメント
         
5月1日(木) 東亜 霞山会 米大統領選の三択問題と米国外交 寄稿
5月27日(火) 日経夕刊 日本経済新聞社 十字路 寄稿
         
6月1日(日) 論座 朝日新聞社 ブックレビュー「さらば財務省!」 寄稿
6月3日(火) SPA! 扶桑社 ニュースコンビニ 寄稿
6月13日(金) Futures Markets 投資日報社 ブッシュ政権の巨大な実験 インタビュー
6月27日(金) クレジットエイジ07 JCFA スモールポリティクス インタビュー
6月30日(月) R25 リクルート BoomXReview コメント
         
7月8日(火) SPA! 扶桑社 ニュースコンビニ 寄稿
7月9日(水) 日経夕刊 日本経済新聞社 十字路 寄稿
         






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