●かんべえのマスメディア日誌 2009年版
――テレビタレントになるには華がない。活字の世界で名を上げるには根気がない。中途半端な自分を自覚しつつ、ぼちぼちやっていこうと考えております。
<今日のひとこと>
12月28日(月)
今日は「モーサテ」。昨晩が朝日ニュースターの収録だったので、ヴィラフォンテーヌ六本木で宿泊。ここはテレビ東京への至近距離なのである。が、ショッキングな事実を発見。このホテルがある泉ガーデンは、日曜夜は店の閉店がとっても早いのだ。しょうがないから、地下鉄南北線で麻布十番まで行って晩飯食いました。トホホ。
さて、本日は「あっこのみー」の最終回でした。これまで毎朝、NY情報を送ってきた佐々木明子さんは年末で帰国し、新年からは「NEWS FINE」を担当されるそうです。代わりを務めるのは、こないだまで「NEWS
FINE」をやっていた末武さん。テレビ東京も人事異動の季節なのです。
今日の経済視点では「寅は千里を走る?」としました。相場格言では「子は繁栄、丑つまずき、寅は千里を走る」となっていますが、実は寅年の景気はあまりよくないのです。そもそもトラはネコ科の生き物だから、実は普段はゴロゴロしてるんで、長距離は得意じゃないんです、てなお話でした。
なお、来年のモーサテ、かんべえは1月25日(月)に初登板いたします。
12月22日(火)
本日のくにまるワイド、今朝の「税制大綱が決まる」というニュースについて、概ねこんな内容でお話しました。
○とにかく答えが出たことでホッとした。この政権、誰も物事を決められないのではないかと思ってハラハラしていた。しかるに小沢幹事長が出てくれば物事は決まる(それはそれで心配だが)。普天間問題も同様だが、鳩山首相の指導力は怪しい。
○中身はそれほど重要だとは思わない。とにかく年内に予算を編成することが大事。マニフェストの変更は当然。それは首相でなければ決断できないこと。
○敢えて中身に注文をつけるなら、(1)暫定税率は廃止して、(2)子ども手当ては税収が回復する3年後から実施する、(3)それと同時に納税者番号制度を導入、(4)所得制限を入れるかどうかは、そのときにあらためて議論する、というのが良いと思う。
一言でまとめると、「や〜れやれ」といった感じでありまする。
なお、本日の「ごぜんさま〜」のテーマは「干支で読み解く2010年」。この内容は年明けの溜池通信でお送りします。
もう一点、本日発売の『SPA!』、「マネー得捜本部」で競馬鼎談「経済事件から読み解く!有馬で勝つのはこの馬だ!!」が掲載されました。お相手はぐっちーさんと小幡績PhD。本格的競馬ファンであるお二人に比べると、当方などは下手の横好きもいいところで、内心ヒヤヒヤでありました。他方、編集のY氏がこれまた半端じゃない競馬好きで、「私も言わせてもらっていいですか!」と盛り上がってしまったのはご愛嬌でした。
それにしても三者三様の予想となり、小幡「フォゲッタブル」、ぐっちー「ブエナビスタ」、かんべえ「ドリームジャーニー」。ちなみに上海馬券王先生は「スリーロールス」だそうですが、詳しくは当日の予想をご覧ください。いやあ、今年の有馬は難解であります。
12月7日(月)
今日の「モーサテ」は、何をさておいても週末の間に円安が進んだことがニュース。それくらい12月4日の米国雇用統計はポジティブ・サプライズで、その前の「ドバイ・ショック」でドル安に振れた分を取り戻してしまった。FXのデイトレーダーの中には、大儲けした人もいたんじゃないでしょうか。
2分ほど割り込ませてもらって、日本貿易会の「貿易動向見通し」についてお話しさせてもらいました。「不規則発言」でも書いたことですが、「わずか2年で輸出は▲28兆円。デフレギャップの最大の原因はこれ」「外需減少による生産調整は半年で片付くが、人件費の調整は1年以上かかるから、これからが本番」というのが、キモの部分です。
その他、今日は「地熱発電」「円急騰で広がるメリット」「1台で2画面のパソコン」など、面白いネタが多かったです。そうそう、今日の経済視点は「貿易立国」としました。日本くらい、自国の為替を気にする国は少ないと思いますが、それというのも、貿易に生活が懸かっている何よりの証拠だと思います。
11月15日(日)
今日のサンプロ、「日本郵政前経営陣交代の真相は? 西川前社長&丹羽前取締役が激白!」のコーナーで、田原さんの介添え役を務めました。収録は昨日で、あんまり口を挟む場面はなかったのですが、気になった点をいくつか。
(1)日本郵政の経営陣交代では、「新社長の斎藤氏が元大蔵事務次官である」という点に注目が集まっていて、「官僚の天下りを認めるのか」「マニフェスト違反ではないのか」ということばかりが議論されている。
(2)でもそれ以前に、今回の社長交代劇は会社法上のデュー・プロセスに則っておらず、いわば亀井大臣の「鶴の一声」で決まっている。世界最大の金融機関である「ゆうちょ銀行」に対し、日本政府のガバナンスがこれでいいのか。
(3)この件に関して、鳩山政権内でも民主党内でも、ほとんど議論がなされていない。つまり日本郵政を亀さんに丸投げした状態である。(ちなみに民主党マニフェストでは、郵政を再国有化するとは書いていない)
(4)しかるに亀さん自身には、これから日本郵政をどうしようといったビジョンがあるわけではなく、単に小泉時代に対する私怨を晴らしたいだけのようにさえ見える。
(5)こんなことでは、日本の金融市場に対する信用はとことん地に落ちてしまうのではないだろうか。困ったことに、世界各国の代表的な株価指数を一覧表にすると、年初来高値はTOPIXが世界で一番低いんですよ。
11月10日(火)
○今朝の文化放送「くにまるワイド」では、「オバマ大統領訪日」についてお話しました。その後の情報を総合すると、こんな変則的な日程であるようですね。
13日(金)
16時 東京着
19時 日米首脳会談
20時 官邸主催晩餐会
14日(土)
10時 サントリーホールで演説
12時 宮中午餐会
16時 シンガポールに向けて出発。
ところが鳩山首相は13日の晩餐会を終えた時点でシンガポールに旅立つとのこと。14日〜15日のAPEC首脳会談への出席を優先するわけですが、アメリカ大統領というゲストが日本国内にいるのに、ホストが「お先に失礼」というのはどんなもんでしょうかねえ。
サントリーホールでの演説は、オバマの初の「包括的な対アジア政策演説」でありますし、それを東京でやるというところに意義がある。そしてまた、海外の賓客を招いての宮中午餐会で、総理大臣が不在というのもめずらしいケースではないかと思います。
○本日発売の「SPA!」で、「ニュースコンビニ」に寄稿しています。考えてみれば、この連載をミヤテツさんから引き継いでちょうど5年目になります。なんと長い。気がつけば、武田徹さんに次いで古いメンバーになっていました。後は上杉隆さんに須田慎一郎さんにベンジャミン・フルフォードさんです。
11月2日(月)
本日の『モーサテ』、NYの「あっこのみー」は州政府の財政事情について。カリフォルニア州はボロボロで、テキサス州は意気軒昂であるとのこと。さすがはアメリカ、国が広いといろんなことがあるものです。「生物多様性」ではありませんが、それぞれの地方に特色があると、国全体がおかしくなることがないのでありますな。これは学ぶべき点だと思います。
「新潮流」のシリーズ企画は水ビジネス。地方自治体の水道局が、これからはビジネスに乗り出すという話のご紹介でした。「大阪は水がまずい」と言われていたために、大阪市水道局の浄化技術が進化を遂げ、今では対外的に売れるようになっている、という話は面白かった。
今日は大失敗してしまいました。今週は日米の自動車販売台数の発表があるし、トヨタの中間決算(あのトヨタショックから1周年!)があるので、「今日の経済視点」を「クルマの未来」と書いたのです。
で、話のついでについうっかりと、「東京モーターショーもやってましたけど」と過去形で話してしまった。後で確認してみたら、明後日までやってるじゃありませんか! ああっ、モーターショー関係者の皆さま、ゴメンナサイ。深くふかく反省。ちなみにウチの研究員が1名、本日、幕張に出かけております。
ところで明日は、文化放送の「くにまるワイド」は浜松町のお祭りにあわせて公開生放送です。「ごぜんさま景気ウォッチャー調査」を実施しますので、ご近所の皆様、覗きに来ていただけますと光栄でございます。
10月21日(水)
BS11「INsideOUT」で、「支持率低迷、オバマ政権の正念場」というテーマで語ってまいりました。ご明察どおり、先週号の溜池通信がベースになっております。
小西克哉さん、金子秀敏さんと語っておりますと、しみじみ今のオバマ政権の迷走ぶりが、半年後の鳩山政権に重なって見えてきます。一斉に多くのことに着手して、収拾がつかなくなっているのは「オバマ・シャッフル論」みたいだし、鳩山さんは本当は何がしたいのか見えないというのは「オバマ・チアリーダー論」みたい。やっぱり日米の政治は連動しているのではないかと。
ところで先日、タクシーの運転手さんと、「近頃のテレビって、見るものないですよね〜」てな話をしていたら、「あ、でもBSはよく見ますよ」という。「そうそう、野球中継も最近はBSだけが頼りだし」と言ったら、「いや、それが、『酒場放浪記』って知ってますか。あれは面白いですよ〜」というではありませんか。中年オヤジが酒場を巡り歩いて、一杯呑んで、肴を堪能し、最後は俳句をひねって次の店へ、という番組です。これは嵌ります。案の定、ウチの配偶者はちゃ〜んと知ってましたな。
10月19日(月)
今週の『モーサテ』は、NYの佐々木あっこさんが夏休み。その代わりを池谷キャスターが出張して務めています。いつもと変わらぬように見えましたが、実は「NYは寒い」「風邪引いたかも」などと心細げなことを言っておりました。がんばってくださいね。他方、留守を預かる滝井アナも、見るからに一生懸命でした。
今日のネタでは「おNew経済」のグンゼの話が面白かった。下着のグンゼが、手術用の「溶ける糸」を作っているとは驚きでした。『溶ける糸』といえば、その昔、刑事コロンボでそういうネタがあったよなあ。確か犯人役を、「スタートレック」のミスター・スポック役の人がやっていた。あの作品が作られた頃に、医療目的の「溶ける糸」ができたんでしょうね。
今日の経済視点は、そのグンゼにちなんで「老舗パワー」としました。グンゼも歴史が100年を超える長寿企業ですが、ここも典型的な日本的経営で、上手に多角化に成功されていると思います。
明日は恒例の「くにまるワイド」、明後日は久々の「BS11、INsideOUT」に出演の予定です。
10月9日(金)
久しぶりにTBS「バトルトークラジオ、アクセス」へ。TBSのオフィスは当社のお隣にあるのだけれど、「午後10時45分に入ってください」といわれ、いったん家に帰って晩飯を食べてから出直すことに。テーマは「あす日中首脳会談。来月オバマ大統領が来日。鳩山政権の外交姿勢として中国とアメリカ、どちらをより重視するべきだと思いますか?」―ちなみに金曜日の担当は麻木久仁子さんと二木啓孝さんであります。
スタジオに入ってみると、麻木さんの手元には、先週号の溜池通信が置いてあるではないか。むむっ、予習されていたか。だが本件に関しては、こちらもその後、新しいネタをたくさん仕込んであるのだ。ということで、当方も予習は十分でありましたので、思う存分「日米関係と日中関係」について語ってまいりました。今宵はまた、北京からの武田記者のリポートが秀逸でありましたな。「建国60周年で、中国共産党のピークは過ぎた」という予言を肝に銘じておきたいと思います。
10月2日(金)
○久しぶりの日経CNBC「夜エクスプレス」。呼ばれるのはいつも金曜日で、ワシが出る日はたまたま米国雇用統計が発表される日で、たまたまその日は悪い数字が出て、午後9時半の番組開始と同時にドルが下げ始める・・・。注目の非農業雇用者増減数、9月データは、▲26万3000人でした。どっひゃー!
市場予測は▲17〜18万人程度でありましたが、正直言って▲15万人でも▲25万人でも不思議はないと思っておりました。月曜にモーサテに出たときには、「ポジティブサプライズとネガティブサプライズの両方があり得る」などというズルイ答え方をしたものです。それにしても▲26万人とは悪い。1ドル80円台もやむなしでありますな。やはり米国経済の「短期楽観」は、そろそろ賞味期限が切れたのではないかと思います。皆の衆、用心召されよ。
9月28日(月)
○今朝の「モーサテ」に出演したところ、番組関係者の皆さんから聞かれたのは、「昨日の亀井さんはどうでしたか?」――しょうがないから、「いやー、ご機嫌で帰っていきました」とホントのことを答えておきました。金融界、まさしく大臣の片言節句に一喜一憂しております。今日は日経平均も日中に1万円を割っちゃいました。
今日の経済視点は「政策の調整」という言葉を掲げました。鳩山さんが外遊から帰ってみれば、内政は問題山積となっている。さっそく前原大臣がダム問題とJAL問題で官邸に駆け込んだようです。さて、モラトリアム問題はどうなるのか。鳩山政権にとっての亀井金融相は、小泉政権における真紀子外相みたいになっちゃうような気がします。ちゃんと制御できるんでしょうか。
ひょっとすると亀井さんは、昔の自民党政治さながらの「プロレス」を演じているのかもしれません。でも、受けてくれる相手がいないから、困った独り相撲になっているのかも。ここはひとつ、昔の弟分である中川(酒)さんあたりに説得をお願いしてみてはいかがでしょう。
9月18日(金)
○今朝の朝日新聞オピニオン欄に、「双方が得する日米関係を」という拙論が掲載されました。「オバマ大統領に、浦上天主堂で祈りをささげてもらおう」「鳩山首相の真珠湾訪問を」といった提案は、アメリカ研究の大先輩である松尾文夫さんの長年の持論を継承しております。こういう意見が新政権の耳に届けばいいな、と思います。他方、「核戦略の眼目はあいまい性にある」という指摘は、ちょっと難しいかなと感じていますけど。
掲載紙を見てハッと気づいたのですが、筆者の紹介欄が「商社系エコノミスト」になっている。もちろん自分で書いたことなのだけど、この「系」はちょっといかがわしい感じですな。でも、「商社エコノミスト」と書くのが、なんとなくためらわれたのですよ。その辺がいかにも「不肖かんべえ」でありますな。
9月7日(月)
○BSフジの「Prime
News」に出てまいりました。ヒゲアベさんこと、月曜日編集長の安倍宏行さんは、実は15年来の勉強会の仲間で、一緒にテレビに出るのはもちろん初めてのこと。で、今日のテーマは「公務員制度改革」。ゲストはというと、当初は民主党議員の誰それさんという話だったのに、間際になってなぜか、みんなの党の渡辺喜美代表となりました。うわわわわ。
「官僚の手口は、リーク、悪口、サボタージュの3点です」「民間を支配する手口は、刷り込み、恫喝、天下り」など、あいかわらず冴えまくる渡辺センセ。以前からよく存じ上げている相手とはいえ、普段の議論は経済や金融がメインなので、公務員制度の問題について話を聞くのはほとんど初めてのこと。遠慮なく、いろんな議論をふっかけてみました。それから、「みんなの党は、小沢さんに対して恩もなければ恨みもない。小沢フリー政党です」というのも面白かった。永田町の関係者は、「小沢被害者団体」と「小沢信者」にくっきりと二分されますので、これは得がたい特色ではないでしょうか。
私事ながら、お台場に行ったのは久しぶりでした。ついつい「ゆりかもめ」に乗りながら、お台場に通っていた往時(2001〜2004年)を思い出しました。今は「赤坂のTBSの隣です」と説明する当社所在地は、かつては「お台場のフジテレビの隣」だったのです。いやあ、懐かしい。
それにしてもBSフジのスタジオは豪華であったなあ。ワシが普段から出入りしているBSジャパンやBS11、BS朝日などとはえらい違いである。ヒゲアベさん、また呼んでね。
8月31日(月)
○今日の『モーサテ』は総選挙特集。スタジオに着いて、1ドル93円と円高が進んでいるのを見て、なるほど本当に民主党政権が発足するのだなあ、という思いを新たにしました。ちなみに今日の株価は、午前中に上げて昼から戻しました。期待で買って、現実で売る。相場の格言どおりです。
ワシントンのインタビューでは、マイケル・グリーン氏が新政権への懸念を披露していました。実際、アメリカの知日派筋では、鳩山代表のNYタイムズ紙への寄稿が問題になっていて、「ナンじゃこれは?」という声が相次いでいるらしい。読んでみると、確かに英語にも論考にもなっていない。民主党のスタッフの質に問題ありと見ます。まあ、与党になれば、こんな論文も外務省が止めてくれるでしょうが、それはそれで「官僚依存」になってしまうので、悩ましいところです。
ニューヨークのインタビューでは、日本株専門ヘッジファンドが株高を予想していました。「変化は買い」だし、政治のねじれ現象が解消するのだから、短期的に見ればそんなに悪い話ではない。問題は、新政権が"Market Friendly"になるかどうかで、この点については未知数というほかはありません。
その後、愛知のスタジオとつないで、大塚耕平参議院議員へのインタビューを行ないました。日銀OBで経済政策通の大塚氏、そつのない真面目な対応で、そのまま経済番組のコメンテーターが務まりそうな感じ。こういう人が経済政策のキーマンであれば、市場の安心感は高まると思います。
今日の経済視点は「最初の100日」を挙げました。鳩山新政権の発足に向けて、今日がその最初の日。おそらく年末くらいまでが勝負になりますね。
8月17日(月)
○久しぶりのテレビ東京『モーニングサテライト』へ。今日の『週刊あっこのみー』は「ニッポンの花が目指す海外市場」、それから『おNew経済』は植田元日銀審議委員へのインタビューなど盛りだくさんでした。
今日の経済視点は「5期ぶりプラス成長」としました。本日発表の4−6月期GDP速報値が5四半期ぶりにプラスに転じることで、「良いゴキブリ」というわけ。ええ、単なる駄洒落であります。オヤジですから。まあ、日本経済もゴキブリのごとくしぶとくありたいもの。何にしろ、1年ぶりのプラス成長は悪いことではありますまい。
ところが蓋を開けてみると、「前期比プラス0.9%、年率換算でプラス3.7%」と市場予測を下回りました。私ももうちょっと上の数字が出ると思っておりましたが。残念ながら良いのは生産に関するデータばかりで、設備投資に火がつかない現状では、企業マインドもまだまだ奮わないということなのでありましょう。株価が下げたのも無理からぬところだと思います。
8月4日(火)
○今日の文化放送「くにまるワイド」では、「マニフェストに異議あり」ということで、昨今の日本式マニフェスト選挙のここがおかしい、という話をやってきました。今の日本はマニフェスト選挙を根本的に誤解していると思います。例えば、@選挙のたびに毎年のようにマニフェストを作っている、A党としての理念がまとまっていない、Bなおかつ金科玉条のように扱っている、などなど。
この春からずっと毎週続けてきた「くにまるワイド」ですが、来週は夏季休暇、再来週は出張のために休みをいただきます。そしたら文化放送が用意したピンチヒッターが、北川正恭さんと高野孟さんですって。なんでそんな重量級を呼ぶんだよ〜。とくに高野さんには、この次会ったときにどうお礼を言えばいいんだよ〜。「お前には二度と休みは取らせない」ということなんでしょうか。ちょっと怖いぞ〜。
これでしばらく電波系の仕事はお休み。8月17日(月)朝の「モーサテ」まで、ちょっくらのんびりさせてもらいます。
7月27日(月)
○今朝のモーサテ、滝井アナが夏休みでお休み。今週は代わりに水原アナが務めます。ちょっとだけ、番組がオトナになった感じです。NYのあっこさんとの掛け合いなどは、なかなかいい感じです。
今日は「マイケル・グリーン氏へのインタビュー」や「日銀貨幣博物館」などのテーマがありました。日経一面では「日立が子会社をTOB」など。そして今日の経済視点は、ワシントンで開かれる米中戦略経済対話を取り上げて「米中融合」としました。
マイケル・グリーン氏は、このところの日本の動きに批判的で、今月のForesight誌の寄稿なども読みようによってはかなりキツイ外圧となっています。ただし言っていることは正論で、「民主党政権になって日本がどう変わるか分からない。これではオバマ政権に対して説明のしようがないではないか」。これはワシントンに住む日本人がいつも感じていることで、「日本はどうなるんだ?」と聞かれたときに答えられない。だって日本人自身にも分かっていないのだもの。
困ったことに、民主党自身も政権を取った後のことがよく分かっていないらしい。事務次官会議を廃止するためには、法律の改正が必要だってことも知らなかった。そもそも特別国会を開くにも、事務次官会議を経る必要があるのだそうです。かくしていろんな公約を訂正しなければならず、向こう4週間の間にいろんなリアリティ・チェックが必要になりそうです。
例えば、9月中旬に特別国会を開かないと、9月24日のG20での鳩山首相デビューに間に合わない。これはかなりのNarrow
Pathになるかもしれません。仮に単独多数が取れたとしても、参院を考えると社民党と国民新党の両方と連立交渉しなければならない。閣僚人事はきっともめますぞ。みずほたんとカメちゃんをを何大臣にするのか。「俺を外務副大臣にしろ」と言っているムネオさんをどう処遇するのか。すごいことになりそうな予感。
7月13日(月)
○今朝の「モーサテ」、都議会選挙開けの政局についてコメントすればいいんだろ、と思っていたら、日経新聞に「キリンとサントリー、経営統合」の大ニュース。ビックリしましたな。久々に企業の「本気」を感じさせる動きです。ちなみに「今日の経済視点」は、ごく単純に「政局入り」としました。
「ネタのたね」、滝井&井口アナが紹介するいつものコーナーで、今日は銀座にできたハーゲンダッツの店でアイスクリームを食べる、という企画がありました。動画をご覧いただければ一目瞭然。滝井アナったら、完全に取材を忘れてアイスに没頭しているではありませんか。笑ってしまいました。−−おそらくこのコーナーで、「朝の元気」をもらっているという視聴者は少なくないものと思われます。
○今朝の日経の第4面、「領空侵犯」のページに不肖かんべえが登場しました。本当はもっと建設的な提案をするつもりだったのですが、担当のS記者に「もうちょっと暴論ぽいのをお願いします」などと言われてつい悪乗りした感も。それよりも、「領空侵犯」の右側に出ていた田勢記者のコラムが渾身の力作でありました。どちらも、今日という日にあわせて書かれたかのような感をもたれるでしょうが、当方のものはまったくの偶然であります。
○そういえば明日発売のSPA!では「ニュースコンビニ」も当番となっています。道理で最近、忙しかったはずだ。
7月12日(日)
○4ヶ月ぶりに「サンプロ」に出てきました。何だか「出戻り」みたいで、気恥ずかしい感じ。本日は竹中平蔵さんとご一緒にゲストとして(考えてみれば、これってすごいことだ)、景気の行方を田原さんに突っ込まれるという役どころでした。
ちなみに今日のように大きな選挙が行なわれる日は、日曜午前の討論番組では政治ネタを避けるようになっております。NHKの日曜討論も経済ネタでしたよね。報道2001とサンプロは「6党論客討論」(ほとんど同じメンバー)をやっていましたけど、特定の党に偏らないように配慮しなければならないのです。
いつも感心するのですが、竹中さんという人は、テレビでも講演でも「紙」や「資料」を手元におかず、いつも手ぶらである。どうやって話す内容を準備しているんだろう。私には思いもつかない境地である。せめて「資料を事前に用意して、手元においておくけど、なるべく見ない」ようにしている。でも、手ぶらだったら怖く感じるでしょうね。
○明日の朝はまたまた「モーサテ」の出番です。都議会選挙の後を受けて、市場はどう反応するのか。「1993年との類似」がますます気になってきそうです。
7月7日(火)
○今朝の「くにまるワイド」では、「サミット今昔物語」についてお話してきました。まあ、不肖かんべえとしては定番のネタなんですが、例年、この季節になると「サミット評論家」を演じることが多いです。文字通りの「七夕評論家」であります。今年みたいにG8サミットが盛り上がらない年は、さすがにやりにくいですけど、「G20の時代にどうやってG8は生き残るのか」とか、「日本外交はこの既得権をどうやって守るのか」などと考えると、これはこれで面白いテーマだと思います。
○とりあえず、7月9日(木)の朝日ニュースター『ニュースの深層』(キャスター:葉千栄さん)にも呼ばれておりまして、「存在意義が問われるG8」についてお話しする予定です。ちょいと宣伝まで。
○もういっちょ、7月9日夜の「WBS」用に、G8サミットに関するコメントを収録しました。
6月29日(月)
○今朝の「モーサテ」に出演してきました。
今週の注目点は、日米ともに重要な指標が盛りだくさん。日本では鉱工業生産(29日)、労働力調査(30日)、日銀短観(1日)など。まあ、ここは日銀短観で行こうかと。アメリカではISM製造業景況感(1日)に雇用統計(2日)など。こっちは雇用統計で決まりかな。月曜朝は、いつもこの問題で悩みます。
「今日の経済視点」では、「反発力、持久力」という言葉を書いてみました。景気が底入れした後はその2つが重要で、「当面の反発力は強いけど、持久力には不安」というのが率直な感想です。おそらく景気の筋道としては、「√」(ルート)みたいな形になるのではないかと。それだったら、最初から「√」って書けばよかった、その方が目だって面白かったかも、と後で悔やしがりました。
その後、本日午前8時50分に発表された鉱工業生産を見ると、むちゃくちゃいい訳でもなく、かといってもちろん悪くはない。4-6月期のGDP成長率は、やはり高そうです。でも、問題は持久力。明日発表の雇用関連データに注目ですね。
6月9日(火)
○今朝の文化放送「くにまるワイド」でめずらしいことがありました。
本日のリスナー向けのお題は、「XXXXとXXXX、戦ってXXXXの勝ち」でした。時代を超えて、あり得ないもの同士で見てみたい対決は何か、というもの。「江夏対イチロー」とか、「ディープインパクト対シンボリルドルフ」とか、何でもいいわけです。そこでふと思いついて、番組中に口をついて出たのが「将棋の羽生善治対升田幸三」という組み合わせ。羽生マジック対新手一生の対決ですから、これは絶対に面白いはず。升田実力制4代名人の存命中には成立しなかったという点が惜しまれます。
そしたら、まったく同じタイミングで、まったく同じ内容のメールが番組宛に届きました。やっぱり「羽生対升田が見たい」とのこと。私は「先手羽生が横歩取り。短手数で快勝」と予想しましたが、メールを送ってくれた将棋ファンの方のご意見は、「1回戦なら升田の勝ち、七番勝負なら羽生の勝ち」。これは納得です。羽生先勝の後を受けた第2局は、角替わり腰掛銀の新旧対決で升田が勝ち。第3局は、羽生が3手目7五歩から升田流早石田に構え、これにはさすがに鬼の升田のヒゲが震えた・・・・なんてゾクゾクしちゃうじゃありませんか。(ちなみに5局目くらいで升田畢生のポカが出ると見た。錯覚いけない、よく見るよろし)。
将棋ファンの、それもごく一部の世代にしか通じないネタですが、不思議なシンクロニシティでした。今から考えると、村山聖九段の対局ももっと見たかったよねえ。
6月8日(月)
○朝4時に起きてテレビ東京『モーニングサテライト』へ。本日の話題は、アメリカから「消費不況で空き店舗が変身」、日本から「ディズニーに学べ、企業殺到」などでした。
今日は日経平均が9900円をつけました。本日発表の「景気ウォッチャー調査」も、4月に比べて微増となりました。先週末の米国雇用統計もそうでしたが、ここへ来て予想以上に良いデータが相次いでいることを受けた流れでしょう。とはいえ、「年内にも利上げ」といった声を聞くと、いくらなんでもそれは甘いだろう、と思います。Fedが「出口政策」を模索するのは当然ですが、「日本の経験」を十分に意識してほしいところです。
今日の経済視点は「デカップリング2.0」。The
Economistに出ていたキーワードを紹介しました。
○明日発売のSPA!は「ニュースコンビニ」欄が不肖かんべえの輪番であります。お気にとめていただければ幸いです。
6月5日(金)
○新装なった日経ビルで、日経CNBC「夜エクスプレス」に出演して来ました。うーん、立派になったもんですねえ。でも、1階から20階のスタジオにたどり着くまで、えらい時間がかかります。
ちょうどいいタイミングだったので、昨日のカイロ演説について解説して来ました。オバマ外交全体の「通し図」ができたので、個々の政策(グアンタナモ基地閉鎖、イラクから撤退、アフガンへの増派、核廃絶など)を「つまみ食い」的に批判することが難しくなった、という点がもっとも大きな収穫だったのではないかと思います。
○今月は『モーサテ』への出演が多くなります。8日(月)、15日(月)、29日(月)が出演予定なので、早起きが多くなりますな。
6月2日(火)
○昨日、NHK「ニュース7」でGM問題に関する不肖かんべえのコメントが使われました。自分では見てないので、何を言ってるかは分かりませんが。それにしても我ながら、にわかGM評論家みたいですな。
安保関係の友人からメールが着てまして、「吉崎さんがめずらしく経済の話をしているので感心しました」とのこと。いやー、最近はもっぱら経済畑の仕事が多いです。もともとそれでお給料をもらっておりますし。そろそろ北朝鮮がらみの話なども、覗いてみたいなという気がします。
5月18日(月)
○今日のモーサテ、住宅に関するニュースが多かったですね。アメリカからは、「豪邸の管理をしながら格安で住む」という新サービスを紹介していました。2億円の豪邸に、月々5万円で住めるというのは、なかなか良いのではないかと。もっともお部屋は散らかせないし、家が売れたら1週間で追い出されるという条件付き。日本でも億ションの管理サービスというのがあったら、引き受け手は多いのではないでしょうか。
日本からは、「都心マンションは売れるが、郊外は売れない」という逆ドーナツ化現象を紹介していました。確かにウチの近所なども、どう考えても売れそうにないマンションをガンガン建設中でありますぞ。逆に都心のマンションは本当に売れてるのですかねえ。まあ、確かに金利は安いわけですが。
今日の経済視点は「水準と方向」。水準論から言えばまだまだ不況だが、方向論からいえば景気は谷を過ぎて、早くも上昇局面に入りつつあるのではないか。こういう局面では、雇用情勢の悪化は続くし、設備投資も足取りは重い。でも、生産に関するデータは直実に改善する。非常に判断が難しい局面ですが、「水準と方向を分けて考える」ことが鍵ではないかと思います。
5月14日(木)
○テレビ東京「NEWS
FINE!」にゲスト出演しました。この番組は、以前の「クロージングベル」というマーケット番組と、主婦向け情報番組が合体したような内容です。当方に与えられたテーマは「ポスト小沢の補正予算と総選挙」で、概ねこんなことを申し上げました。
(1)鳩山さんが勝っても、岡田さんが勝っても、民主党は小沢さんの影響力からは逃れられないだろう。
(2)補正予算は良いタイミングで通った。財政政策は、景気が底打ちしたところで出動するのが理想的。
(3)総選挙の時期は8月9日か30日。7月12日の都議選とのW選挙もあるけれども、ちょっと難しい。
――後で聞いた話ですが、6月13日に西松建設裁判の冒頭陳述が行なわれるので、そのタイミングに解散を、という声も自民党内ではあるんだそうです。ただしこの場合は、海賊対処法案が見切り発車になってしまいますねえ。それではソマリア沖の自衛隊員の皆さんが気の毒です。
以前、WBSでよくお世話になった大浜キャスターが、「夕方のニュースは難しいです」と言ってました。確かにテレビ東京としては、深夜は簡単に他局と差別化ができますが、夕方の時間帯に経済番組を流しても数字が取れない。でも、実は「NEWS
FINE!」は、「WBS」と同じスタジオで作っているんですよ。雰囲気は全然、違いますけどね。
5月8日(金)
○本日の毎日新聞朝刊「論点」欄で、「オバマ政権100日」に対する筆者のコメントが紹介されました。いつも言っているような話なので、自分としては「さしたることもなしと思えば」という印象です。
同じ欄に中山俊宏・津田塾大准教授が同じテーマでコメントを寄せていて、むしろこっちの方に感心しました。というのも、今日のお昼は松尾文夫さんの研究会で、たまたま中山さんの話を聞く機会があって、「オバマ外交」や「アメリカの保守主義」についての話を伺いました。彼の議論はやはり深い。
話の最中に「保守派と保守運動家は違う」という話になり、「保守とは本来、イデオロギーではなく、気質のようなもの」という指摘が飛び出したときに、谷口智彦さんが「去年今年、貫く棒の如きもの」とつぶやいておりました。高浜虚子、ですな。お見事でございました。
4月13日(月)
○午前4時起きでテレビ東京「モーサテ」へ。でも、今日は新聞休刊日だし、先週のNYはお休みだったし、ニュースの空白を埋めながらの番組作り。
今週は米国で大手金融の決算が続きます。ぐっちーさんに聞いたところでは、かなりいい数字が出るのではないかとのこと。金利低下局面で銀行が儲かるのは自然な流れですが、一方でレバレッジも密かに上がっているらしい。金融業が復活するのは大いに結構なことなれど、儲かり過ぎると今度は、「いくらボーナスをもらう気だ」的な世論の反発も怖いところ。金融ポピュリズムへの対応は、こういうところが難しい。
「化粧品業界へ異業種が参入」というニュースも面白かった。化粧品は典型的な成熟産業。しかもブランドイメージ構築に巨額の固定費(広告宣伝費)がかかるので、新規参入への障壁が高い業界です。ところが昨今は消費者が賢くなって、「イメージよりも成分」で判断するようになった。しかもネットなどを通じて、「わが社の製品はこんなに良い」ことをアピールできるようになった。情報革命で、参入障壁が下がったという例だと思います。
「モーサテ」は4月からスタジオが変わり、ホームページも新しくなりました。不肖かんべえは、当面2〜3週に1度の割りで月曜日に登場いたします。どうぞよろしく。
4月7日(火)
○文化放送「くにまるワイド、ごぜんさま〜」に登場しました。ちょっと家を早めに出て、浜松町の文化放送スタジオへ。昔は確か、スタジオは四谷にあったんですよね。パーソナリティーの野村邦丸さんとの掛け合いは初めて。そのわりに今日は、うまく行ったんじゃないかと思います。
「今日のごぜんさま〜」のコーナーでは、「真水で10兆円といわれる景気対策のあり方について」お話しました。何にお金を使うべきかは、なかなか難しい議論になるのですけれども、「なるべくハコモノではなくて、人(雇用)に投資しましょう」というのが結論です。
ひとつだけビックリしたのは、火曜日コメンティスト(この番組ではこんな風に呼んでいる)の前任者は弘兼憲史さんなんですが、なんと6年半も続けられたのだそうです。「とりあえず3ヶ月だけ」と聞いて安請け合いしたワシは、ちょっと焦っているぞ。ということで、来週も火曜日に登場しますので皆さんどうぞよろしく。
4月2日(木)
○朝日新聞「エコノミスト5人に聞く、過去最悪の景況感どうみる」という記事の中で、コメントが掲載されました。5人(上野泰也、小野善康、吉崎達彦、安達誠司、勝間和代)の中で、もっとも強気な意見となっております。発言内容は以下の通り。
フリーフォール(自由落下)型の景気悪化は1〜3月期までで、底のカーブに近づいてきた。日本の製造業は国際競争力がある。いまは仕事が減って困っているが、腕自体が悪くなったわけではない。中国の需要持ち直しの動きもあり、東アジア経済の活力に期待している。
さらに詳しくは、溜池通信4月3日号をご参照ください。
3月27日(金)
○今宵はTBSラジオ、「バトルトークラジオ・アクセス」で電話取材を受けました。テーマは、「企業・団体からの政治献金を禁止すべきか」。アメリカの政治資金事情についでお話ししました。
アメリカでは、「政治にカネがかかるのは当たり前」で、オバマのように巨額の個人献金を集めてしまう人も居ます。それでも企業献金にはPACという抜け穴があったり、取り締まる側とすり抜ける側のイタチごっこもちゃんとあります。透明性はそこそこ高いですが、けっして外国のお手本になるほど立派なものではない、というのが正直なところです。
それにしても、小沢一郎さんの主張は理屈倒れのものばっかりですな。
「ISAFに自衛隊を参加させろ」(→インド洋給油活動の方が、楽だし感謝されてるんじゃないの?)
「政権をとったら、国会議員100人を政府に入れる」(→選挙が近づいたら、100人が政府から消えてしまう?)
「アメリカのプレゼンスは第七艦隊だけでいい」(→三沢基地とカテナ基地はどうなるんでしょう?)
「企業・団体献金は禁止しろ」(→個人献金に見せかける抜け道ができるだけなんじゃないの?)
「彼が口にしたアイデアはすべて使えなくなる」、という意味では、日米の安全保障コミュニティから見て、小沢代表はまことにありがたい存在なんじゃないかと思います。
3月26日(木)
○今秋発売の週刊朝日「ニュースな本」(永江朗)で、拙著『1985年』(新潮新書)が取り上げられていました。例の「カーネル・サンダース人形が道頓堀川から引き上げられた」事件を機に、「たしかに1985年は異常な年だった」ことを取り上げたコラムです。懐かしいですねえ。この本を書き始めたのは、ちょうど4年前の今頃でありました。昔書いた本が、こんな風に長く愛読してもらえるのは、著者としてはありがたい限りです。
今週号の「SPA!」では、いつものニュースコンビニに寄稿しています。何と今週号には、「切込隊長」(P79)と「ぐっちーさん」(P80)の両名が写真入りで登場しています。そういえば、先日、この3人に「本石町日記」さんを加えて飲んだんですよねえ。それにしても、「成功者が薦めるビジネス教養本48冊ガイド」っていう企画はいかがなものでありましょうや。
2月25日(水)
○本日の午後10時から11時にかけて、本人がBS11の「INsideOUT」に出演している間に、テレビ朝日「報道ステーション」では収録コメントが流れ、NHK第一ラジオでは電話取材が放映されました。もちろん後の2つはチェックしておりませんが。ネタは全部同じで、「日米首脳会談とオバマ議会演説」でした。
というわけで、本日は一日中バタバタしておりました。お陰でお昼はampmのサンドイッチで、夜は吉野家の牛丼という侘しい色食生活。トホホ。
2月24日(火)
○いよいよ来週いっぱいで終了となる朝日放送「ムーブ!」へ。ちょうどこの1年、「月1回ペース」で出演してきましたが、「大阪ローカルの番組って面白いぞ」という噂通りでありました。大阪制作の情報番組は、トークが本音ベースで面白いこと、それから「絵」の見せ方の工夫に特色がありますね。その背景には、こんな文化論があるのかもしれません。
例えば本日のお題は、「オバマ政権発足1ヶ月」ですから、日米首脳会談についても触れるわけです。そこで、「オバマさんは、あの麻生さんにさえ会ってくれる。善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや」と言ったところで、ペロンと絵が変わって金正日とアフマディネジャドの顔が出る。そこで、「オバマ大統領は、同盟国ということでこれだけ厚遇してくれるのだから、他の国の言い分もきっと聞いてくれるはずだ、というメッセージを世界に発しているのです」と言う。こんな説明、ほかじゃできまへんで。
ところで今日は、この番組から誕生したグルメ本、勝谷誠彦の『まだまだ知られてたまるか!』を頂戴しました。よくあるグルメ企画なんですが、「ムーブ!」では店の名前も電話番号も紹介せず、毎回、ただただ旨いものを食って、「あー食った、飲んだ」とやっておったわけです。で、本書では袋とじページの中に店の情報が入っている。大阪の食文化を知るには格好の一冊であります。
2月22日(日)
今日のサンプロは記念すべき1000回記念。テーマは「与謝野財務・金融・経済財政担当大臣」と、「四賢人に聞く、日本の拠り所」でした。
○3つの経済政策ポストを兼務することになった与謝野さん。3つのポストが持つ矛盾をどうするの、てなことを聞きたかったのですが、そんな悠長なことを言ってられる状況でもないようです。なにしろ、「補正予算が必要なことはわかっているけれども、その前に予算を通さなければならない」という苦しい立場です。
○政府としては、世論や財界や海外などから、「景気対策、やらなきゃいけないんだろ?」という声が澎湃と沸きあがってくるのでないと、手の打ちようがない。その上で、野党が手を差し伸べてくれれば、行動に移すことができる。小沢さんとのパイプがある与謝野さんなら、麻生さんを棚上げして一気に超党派で妥協できるかもしれませんが。さて、どうでしょうか。
○「日本の拠り所」の議論は、西部邁、中谷巌、櫻井よしこ、姜尚中という顔ぶれ。テーマからいって仕方のないところなんですが、どうも歴史談義になってしまって、今日明日の差し迫った論議につながらない。「昔は良かったね(でも、二度と戻れないよね)」と言っているみたいで、ちょっとストレスが溜まりました。2度ほど後ろから割り込みしてみたものの、そこは一筋縄ではいかない論客ぞろい。いつものことながら難しいものです。
○さて、2006年6月から続けてまいりましたこの番組のコメンテーター役、私めは今回で降板となります。1000回のうち、50回くらい登場したことになりますでしょうか。小泉政権の最後の頃からやってきましたが、実に刺激的な仕事でありました。だってこの生放送は、出てるととっても怖いんですよ。自分でもよく堪えたもんだと思います。
○現在の心境はといいますと、「高いレートのカジノで長時間遊んで、大勝ちすることもなかったけれども、身ぐるみ剥がされることもなく、無事に家に帰るところ」といった気分です。ちょっと惜しいような、でもホッとするような。3年弱を振り返ってみると、威張れるほどのことは何もなかったけれども、十分遊んで、貴重な経験値も稼がしてもらってラッキーでした。
○「もうちょっと遊んでいけば?」と言われたら、きっと気持ちは揺れるでしょうけれども、今日のところは笑顔で退場できることに感謝したいと思います。番組の出演者、スタッフの皆様、そして応援してくださった皆様に、心から御礼申し上げます。
2月16日(月)
いやー、今朝は焦っちゃいました。久しぶりに『モーニングサテライト』に出たんですが、何を思ったか起きる時間を間違えて、午前5時45分から始まる番組なのに、テレビ東京に到着したのが5時半。本村さんと池谷さんは笑顔で迎えてくれましたけれども、内心ではきっとハラハラされたことと思います。大反省であります。
番組の中身は、「GDP速報」、「米国景気刺激策」、「ビッグスリー救済問題」などが重なって盛りだくさんでした。午前8時50分に発表されたGDP速報は、年率▲12.7%という大マイナスでしたが、これはある程度予想されていたこと。2月10日の不規則発言でも書いた通りです。とはいえ、今日を境に世の中の景色が変わって見えてしまうのも事実というもの。
ただしこの状態を、「戦後最大の経済危機」(与謝野経済財政担当相)と呼ぶのはいかがなものでしょうか。あくまでも内外の需要急減による古典的な景気悪化です。在庫調整さえ終われば、景気の底は見えてくるはず。われわれがかつて乗り超えてきた1990年代の経済危機(それは今日、アメリカ経済が直面しているのと同じタイプ)の方が、はるかに先行きが不透明で深刻なものであったと思います。
確かに足元の外需は急減しているが、いずれは戻るだろうし、日本のモノづくりの競争力も失われていない。そして日本国内には、1億2500万人の需要がある。とにかくゼロにはならない。あくまでも循環型の不況なんだから、そんなに大慌てする必要はないと思うのです。
古典的な不況に対しては、伝統的な対策が有効なはず。つまり財政政策をドーンと打てばいい。ところが問題は、政治が膠着状態にあるから、何もできないというところにある。本当なら、定額給付金の額を増やすとかできるといいんですけどねえ。
ここで述べたようなことは、明日発売の『SPA!』ニュースコンビニ欄や、明後日好評のQuick「エコノミスト情報」などでも取り上げております。お目に留まれば幸いです。
1月11日(日)
○今日のサンプロは、「六党幹事長、どうなる雇用」と「地方議会を変えるU」でした。
○幹事長討論は、おりからの「派遣切り」問題について白熱しました。とりあえず目の前の問題について、セーフティネットが急務だということについては、おそらく反論は少ないでしょう。問題はこれから、雇用に関する制度設計をどうするかで、これに関しては意見が別れてくるのだと思います。
○「2004年に、派遣労働を製造業にも開放したことが諸悪の根源」であるという批判をよく聞きます。ただし、2004年頃といえば、ちょうどシャープの亀山工場に代表されるように、製造業の国内回帰が始まった頃に当たります。なぜそうなったかというと、当時の日本企業(とくに電機関係)では、
@国内のリストラが一段落した、
A中国市場に進出して痛い目に遭った、
Bデジタル家電ブームが始まり、R&D拠点を国内に置きたかった、
など様々な理由がありましたが、「C雇用規制が緩和される」ということも、国内投資を決めた一因であったのではないでしょうか。だとすれば、「規制緩和なかりせば、雇用の海外流出が起きていたかもしれない」わけで、「一律廃止」というのはまずいのではないかと。ただし、派遣会社が取るマージンなどはまったく規制されていないのだそうで、そういうのはさすがに見直すべきだと思いますが。
○雇用の問題を考える場合、日本の労働人口6600万人のうち製造業は1100万人。つまり「6人に1人」に過ぎないわけで、日本経済全体を考える場合は、やはり第三次産業の雇用を増やしていくことが肝要かと思います。例えばNPO法人を作りやすくすることによって、「賃金は高くなくても社会的に意義のある仕事」を増やすという政策はどうでしょうか。
○ところで今日の発見。鳩山由紀夫幹事長はとってもお洒落な人で、今日も「新・報道2001」とはネクタイを替えていましたね。後方から見て気づいたのですが、今日の鳩山さんはソックスも派手な柄だったんです。TVに映らないところも気を使っているのですね。
<登場の記録>
○電波媒体
2009年
日時 | 媒体 | 局名 | プログラム | テーマ |
1月5日(月) | FM放送 | J-WAVE | ジャム・ザ・ワールド | オバマ新政権発足 |
1月10日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデープロジェクト | 6党幹事長、地方議会を変えるU |
1月21日(水) | 地上波 | 朝日放送 | ムーブ! | 米大統領就任式ほか |
1月21日(水) | BS放送 | BS11 | INsideOUT | 米大統領就任式 |
1月21日(水) | 地上波 | テレビ東京 | WBS | 米経済政策(コメント) |
1月25日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデースクランブル | 米経済政策(コメント) |
2月6日(金) | CATV | 日経CNBC | 夜エクスプレス | 米景気刺激策の虚実 |
2月11日(水) | AM放送 | TBSラジオ | ニュースさかさメガネ | オバマの景気対策(電話取材) |
2月16日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | GDP速報、ほか |
2月22日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデープロジェクト | 与謝野大臣、日本の拠り所 |
2月24日(火) | 地上波 | 朝日放送 | ムーブ! | オバマ政権1ヶ月ほか |
2月25日(水) | BS放送 | BS11 | INsideOUT | オバマ議会演説 |
2月25日(水) | 地上波 | テレビ朝日 | 報道ステーション | オバマ議会演説(コメント) |
2月25日(水) | AM放送 | NHK | NHKジャーナル | オバマ議会演説(電話取材) |
3月2日(月) | 地上波 | テレビ朝日 | テレビタックル | 雇用問題(コメント) |
3月27日(金) | AM放送 | TBSラジオ | バトルトークアクセス | 企業献金(電話取材) |
4月7日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 景気対策のあり方 |
4月13日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 化粧品に異業種参入ほか |
4月14日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 景気の行方 |
4月19日(日) | BS放送 | BSジャパン | こちら経済編集長 | オバマ政権100日(コメント) |
4月21日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 核廃絶論と核武装論 |
4月28日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | ビッグスリーの行方 |
5月12日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | ロシアとの付き合い方 |
5月14日(木) | 地上波 | テレビ東京 | ニュースFINE! | ポスト小沢の補正予算と総選挙 |
5月18日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 日米住宅市場 |
5月19日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | ニュージーランドの二大政党制 |
5月20日(水) | AM放送 | TBSラジオ | 荒川強啓 デイ・キャッチ! | 新駐日大使(電話取材) |
5月26日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 月例経済報告 |
5月26日(火) | 地上波 | NHK | クローズアップ現代 | GM再建 |
6月1日(月) | 地上波 | NHK | ニュース7 | GM経営破綻(コメント) |
6月2日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | GM経営破綻 |
6月5日(金) | CATV | 日経CNBC | 夜エクスプレス | カイロ演説、電気自動車 |
6月8日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | ディズニーランドに学ぶ他 |
6月9日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | カイロ演説 |
6月15日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 3D映画他 |
6月16日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 安心社会実現会議 |
6月23日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 1993年との類似 |
6月29日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 中小農家のCSA経営ほか |
6月30日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 秋葉原 |
7月7日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | サミット今昔物語 |
7月9日(木) | CATV | 朝日ニュースター | ニュースの深層 | G8サミット |
7月9日(木) | 地上波 | テレビ東京 | WBS | G8サミット(コメント) |
7月12日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデープロジェクト | 景気は底打ち?二番底? |
7月13日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | シラー教授、雷対策など |
7月14日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | キリン、サントリー経営統合 |
7月20日(月) | FM放送 | J-WAVE | ジャム・ザ・ワールド | オバマ政権発足後半年 |
7月21日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | オバマ政権発足後半年 |
7月27日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | M・グリーン、お金の歴史など |
7月28日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 米中戦略経済対話 |
8月4日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | マニフェストに異議あり |
8月17日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 日本製の花、植田元日銀審議委員 |
8月25日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 経済政策論争 |
8月29日(土) | 地上波 | テレビ朝日 | 朝まで生テレビ | ド〜する?!地球温暖化 |
8月31日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 総選挙関連など |
9月1日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | エコノミスト式選挙結果分析 |
9月4日(金) | BS放送 | BS11 | INsideOUT | 民主党政権の経済政策を問う |
9月7日(月) | BS放送 | BSフジ | PRIME NEWS | 霞ヶ関改革を斬る! |
9月8日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 温暖化ガス削減目標 |
9月10日(木) | AM放送 | NHK総合 | NHKジャーナル | オバマ医療保険改革演説 |
9月15日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | リーマンショック1周年 |
9月22日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 鳩山政権の主戦場 |
9月27日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデープロジェクト | 前原国交相、亀井金融相、榊原vsクー |
9月28日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 金鉱開発、インフル対策など |
9月29日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 亀井ショック |
10月2日(金) | CATV | 日経CNBC | 夜エクスプレス | 米国経済、M・ムーア監督新作 |
10月6日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | IOC総会大反省会 |
10月9日(金) | AM放送 | TBS | バトルトークラジオアクセス | 日中首脳会談 |
10月13日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | オバマ大統領にノーベル平和賞 |
10月19日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 米国年末商戦、グンゼ、冬チョコなど |
10月20日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | ハブシステムとは何か |
10月21日(水) | BS放送 | BS11 | INsideOUT | 支持率低迷、オバマ政権の正念場 |
11月2日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 米国州財政、水ビジネスなど |
11月3日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 浜祭り・公開生放送 |
11月10日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | オバマ大統領訪日 |
11月12日(木) | 地上波 | テレビ東京 | ニュースファイン! | オバマ訪日と米国経済 |
11月12日(木) | CATV | 朝日ニュースター | ニュースの深層 | オバマ大統領訪日 |
11月15日(日) | 地上波 | テレビ朝日 | サンデープロジェクト | 日本郵政、経営陣交代劇 |
11月17日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | オバマ演説を読み解く |
11月24日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | デフレと日本経済 |
12月1日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | ドバイショック |
12月7日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 為替、地熱発電、円高メリット |
12月8日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 貿易動向 |
12月10日(木) | AM放送 | TBSラジオ | バトルトークラジオアクセス | 日米関係は危機か? |
12月15日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 2010年の予定 |
12月22日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 干支で読む2010年 |
12月28日(月) | 地上波 | テレビ東京 | モーニングサテライト | 設備投資、あっこのみー最終回、鋳物 |
12月29日(火) | AM放送 | 文化放送 | くにまるワイド | 米国医療保険改革 |
12月31日(木) | CATV | 朝日ニュースター | 宮崎哲弥大論争5時間SP | 日本経済の処方箋 |
○印刷媒体
日時 | 媒体 | 社名 | 題名 | 形式 |
1月5日(月) | オール投資 | 東洋経済新報社 | いよいよオバマ政権始動! | コメント |
1月8日(木) | 中央公論 | 中央公論新社 | オバマ新政権の布陣に見る切迫感 | 座談会 |
1月20日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
2月1日(日) | 東亜 | 霞山会 | 国際金融危機下のオバマ外交 | 寄稿 |
2月12日(木) | 日経新聞 | 日本経済新聞社 | 2009年経営環境展望 | 講演収録 |
2月17日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
3月9日(月) | 新書大賞2008 | 中央公論新社 | アメリカ本 | 書評 |
3月13日(金) | 時事TC | 時事通信社 | オバマは世界を救えるか | 寄稿 |
3月23日(月) | 週刊朝日 | 朝日新聞出版 | ニュースな本(1985年) | 書評 |
3月24日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
4月2日(木) | 朝日新聞 | 朝日新聞 | 過去最悪の景況感どうみる | コメント |
4月20日(月) | 月刊自由民主 | 自由民主党 | 書評「オバマは世界を救えるか」 | 書評 |
4月27日(月) | 講談社 | セオリームック | これで安心、不況の教科書 | インタビュー |
4月28日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
5月1日(金) | 東亜 | 霞山会 | G20ロンドン首脳会議が意味するもの | 寄稿 |
5月8日(金) | 毎日新聞 | 毎日新聞社 | 論点・オバマ政権100日 | インタビュー |
5月11日(月) | 月刊ティグレ | ティグレ社 | オバマは世界を救えるか | 講演録 |
5月12日(火) | 自由民主 | 自由民主党 | 経済危機対策への評価 | 寄稿 |
5月15日(金) | 東京新聞 | 中日新聞 | 独白 企業腐食編 | インタビュー |
5月25日(月) | 金融財政事情 | きんざい | ポスト$の政治経済学 | 座談会 |
6月9日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
6月15日(月) | 週刊ダイヤモンド | ダイヤモンド社 | 自動車100年目の大転換 | コメント |
6月24日(水) | 共同通信ニュース | 共同通信社 | 私の農業論 | インタビュー |
7月6日(月) | サンデー毎日 | 毎日新聞社 | マイケルがオバマになれなかった理由 | コメント |
7月9日(木) | 投資経済8月号 | 投資経済社 | 三原淳雄のマーケットウォッチング | 対談 |
7月13日(月) | 日本経済新聞 | 日本経済新聞社 | 領空侵犯 | インタビュー |
7月14日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
7月22日(水) | 朝日新聞 | 朝日新聞社 | エコノミスト指摘 | コメント |
7月23日(木) | 神戸新聞 | 神戸新聞社 | 播磨政経懇、オバマ政権成績優秀 | 記事 |
7月23日(木) | GQ | GQ Japan | 景気は底打ちしたか? | コメント |
7月28日(火) | 日刊工業新聞 | 日刊工業新聞 | 政権選択、外交・通商 | インタビュー |
7月31日(金) | 西日本新聞 | 西日本新聞社 | 政懇例会、成長戦略も大事 | 記事 |
8月3日(月) | 東亜 | 霞山会 | G8サミットの立て直しを考える | 寄稿 |
8月3日(月) | 日経センター月報 | 日本経済研究センター | 追加刺激策の可能性も | 講演録 |
8月3日(月) | 世界経済評論 | 世界経済研究協会 | 世界経済評論と新たな知への挑戦 | 座談会 |
8月11日(火) | 自由民主 | 自由民主党 | 景気回復着実に(下) | コメント |
8月25日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
9月18日(金) | 朝日新聞 | 朝日新聞社 | 双方が得する日米関係を | オピニオン |
9月29日(火) | 日本経済新聞 | 日本経済新聞社 | キックオフセミナー | 講演録 |
10月5日(月) | 日刊産業新聞 | 産業新聞社 | 回復なるか鉄鋼業 | インタビュー |
10月6日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
10月30日(金) | 日本経済新聞 | 日本経済新聞社 | これからの都市再生とは | 講演録 |
11月2日(月) | 東亜 | 霞山会 | 医療問題と米国社会のユニークさ | 寄稿 |
11月10日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
12月15日(火) | SPA! | 扶桑社 | ニュースコンビニ | 寄稿 |
12月21日(月) | 東洋経済 | 東洋経済新報社 | 米中間選挙の勝敗の行方は | 寄稿 |
12月22日(火) | SPA! | 扶桑社 | マネー得捜本部、競馬鼎談 | 座談会 |
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