●かんべえのマスメディア日誌 2012年版


――年初時点のレギュラーは、@テレビ関係ではTX「モーニングサテライト」が月1回程度、ときどき「未来世紀ジパング」。Aラジオでは文化放送「くにまるジャパン」の火曜日(毎週)。B新聞では産経新聞の「正論」、そして北日本新聞の「時論」。C雑誌では週刊『SPA!』の「ニュースディープスロート」(3週に1度)。Dそれとは別に、外務省広報誌『外交』の編集委員も務めております。





<今日のひとこと>





12月28日(金)

今日のモーサテは今年の最終回、大納会の日でありました。日経平均の終値は1万0395円18銭という今年の最高値。為替も1ドル86円台という思ってもみなかった水準で終わりました。その大きな原動力となったのが「アベノミクス」です。

今日の経済視点では、「アベノミクス 深化と拡大」と書きました。金融政策だけではなくて、財政政策や他の政策との合わせ技によって、広げていく必要があると思うんです。アベノミクスに関するコメントはこちらをご参照。さらに今日のおまけでもいろんなことを語っております。




12月3日(月)

今日のモーサテ、明日が衆院選公示日ということで、国内政治がテーマでした。言論NPOの工藤泰志さんとご一緒に「選挙まで13日、公約の評価は?」というテーマでお話ししました。マニフェストについては工藤さん、選挙後の政治日程については私めが担当しました。

工藤さんとは今日が初対面でした。各党のマニフェストの「格付け」をやっている人なんですが、こんなことを言ってました。「3年前の選挙の時には、言論NPOは民主党マニフェストに20点をつけたんです。点数が低過ぎると言われたんですが、あの時高い点をつけた人たちはちゃんと検証してほしい」。この一言で、一気に信頼度が高まりました。

工藤さん、徹夜で12党のマニフェスト、公約を全部読んで番組に登場されたんですが、「読んでるうちにだんだん腹が立ってきた」とのことです。その辺のホンネは、今日のおまけの中で打ち明けられています。国民に伝えるべき言葉が、キチンと書かれていなかったり、独りよがりであったりするというのは、確かに困ったものであります。

今日の経済視点は「政党不振(信×)」としました。国民が政党に不信になるのは、そもそも党首がコロコロ変わったり、党内で意見が集約できなかったり、そもそも組織としてのガバナンスがなっていないという点があると思います。これはもうマニフェスト以前の問題でありますな。

いろいろありますけど、12月16日はちゃんと考えて投票いたしましょう。



11月7日(水)

いつもは月曜日に登場するモーサテですが、本日は水曜に登場です。もちろん米大統領選対策。実をいうと、テレビ東京は米大統領選取材にあの池上彰さんを起用して、月曜日は池上さんの登場が続いていたんですね。ということで、大統領選のレポートを面白く見させてもらいました。

今朝の時点ではまだ結果は出てなくて、「オバマ勝利」を前提にお話ししました。焦点はやはり「財政の崖」問題ですね。現時点でできる説明としては、かなり踏み込んだものだと思います。ご参考になれば幸いです。ついでに「今日のおまけ」でも、大統領選挙への感想や今後の米国経済への見通しを語っております。そして最後は国内政局の行方や解散時期などの危険な話も・・・。

今日の経済視点は「Change(チェンジ)?」としました。オバマもロムニーも両方が変革を標榜しながら、ほとんど現状と変わらない選挙結果が出た。「変わらない選挙結果」が「決められない政治」をもたらす・・・・なんてことがないように期待したいものです。



9月24日(月)

今日のモーサテ、月曜トークのテーマは「自民党総裁選の行方は?」でした。大胆にも「石破>安倍」と石破さんが勝つだろうと言っちゃいました。そりゃあ1回目の投票では勝つだろうけれども、2回目の議員投票では分からないというのが一般的な読み筋なんですが・・・・。

不肖かんべえの読みでは、「すでに1回やって失敗した安倍さんを選ぶのは、自民党にとって合理的ではない選択」ということになります。安倍カードを切るのなら、他の新しいカードを試してからでも遅くないと思うんですよね。今日の経済視点では「自民党の知恵?」という言葉を提示しましたが、明後日の総裁選ですんなり安倍総裁が誕生するようなら、自民党の知恵は払底しているんじゃないのかなと考えております。

ついでにもって、今日のオマケでは、その辺の裏話や中国共産党内部の権力闘争の話など、いろんなことについて語っております。こちらもお楽しみください。

次回の登場はたぶん、米大統領選挙の終了直後くらいになると思います。



8月27日(月)

今日のモーサテ、月曜トークは「米大統領選挙と日本の総選挙」でした。アメリカは今日から共和党大会(でもハリケーンで1日延期)、日本はそろそろ国会会期切れ(明後日には問責決議提出)。これからどうなるか。

米大統領選挙は、これまで「ロムニーの失言」以外に関心を呼べるネタがなかったのですが、ここへきて「ライアン副大統領候補」の誕生とともに、非常に分かりやすい選択肢になりました。「これは日本にとっても重要な選挙です」といえるようになったので、米大統領選オタクとしてはちょっと喜んでおります。その辺の話は「今日のオマケ」などでも。

何度も同じような読み筋をご披露しておりますが、かんべえの考える総選挙の投票日は11月25日。解散と総選挙の間は1か月はあけなければいけないので、おそらく米大統領選挙の方が先になると思うんですよね。11月4日はたしかに「大安吉日」なんですが、きっと間に合わないと思うぞ〜。あ、それから野田首相は、9月の国連総会に行って、韓国非難演説をやってもらわなければなりません。民主党の皆さん、簡単には引き摺り下ろせませんよ〜。

今日の経済視点は「パーフェクトストーム」としました。フロリダ州にはハリケーンアイザック、沖縄には台風15号という今朝のお天気なんですが、こんな風に複数の嵐が干渉しあって、途方もない惨事につながるというのが"Perfect Storm"であります。そういえば4年前には、共和党大会の後で「リーマンショック」が飛び出したのでした。



7月23日(月)

今日のモーサテ、月曜トークでは3か月連続で懲りずに政局の話をしております。@衆参ともに微妙な状態だが、A間もなくロンドン五輪期間になって政治は落ち着く。Bそれが終わる頃に消費税法案が成立、Cそこから先は、秋の大型補正予算が浮上、D結果として、与野党の間で求心力と遠心力が働く、という読み筋であります。まあ、8月下旬に山場が来るんじゃないでしょうか。

そのほかでは、今日はNYニュースで「低カロリーのコンニャクが注目されている」とか、エコ天で「暑さで揚げ物が売れている」など、食べ物関連で面白いニュースがありました。

今日のオマケは、お天気話からコンビニ話、スカイツリー、消費税と景況感など、4人が程よく縦横無尽に話が飛んでおります。

今日の経済視点は「五輪モード」としました。オリンピックこそは究極のコンテンツです。今は「どうせ面白くないよ」などと言っていても、金メダルが1個出た瞬間に雰囲気が変わったりするものです。この効果、あなどってはなりませんぞ。7月27日から8月12日までの間は、いろんなものが停止すると思います。逆に言うと、ロンドン五輪が終わった後はいろんなものが動き出す。

たとえば8月下旬には恒例のジャクソンホール会議がありますよね。アメリカの金融政策も、それまでは「死んだふり」だと思いますよ。




6月25日(月)

今日のモーサテ、明日の消費税法案採決を前に、今日のゲストトークでは政局の話をしております。ここです。われながら遠慮のないことを言っております。今日のオマケの方でも、さらに好き勝手なことを語っております。ああ、われながらなんてオタクな語り口なんだろう。

今日の経済視点は「スケジュール感覚」としました。今の与党にはこれが決定的に欠けている。でも通常国会は9月8日まで延長が決まりました。尻は切られたぞ、ということで今後の日程調整に注目です。世間的には、「8月解散、9月総選挙」という見通しが濃厚になってきてますが、私はなんとなく先に延びるような気がしています。現時点の読み筋は以下の通りです。

(1)小沢新党にはそれほど大勢はついていかないだろう。ということは、不信任案可決はないと見る。

(2)もちろん谷垣さんは、話し合い解散を迫るでしょう。そこで野田さんは、「定数是正が終わらないと選挙ができない」と突っ張ることができる。で、いちばん簡単な「0増5減」案でも、10〜11月くらいにはなってしまう。

(3)秋には予算編成があるし、外交日程もあるし、東京でのIMF世銀総会もある。11月になると、大阪の橋下市長が就任1年になるので、「1年やったけど埒が明かない。やっぱり国政進出だ」などと言いだすかもしれず、いろいろ大変である。

(4)なんだかんだで、越年するんじゃないかなあ。

次回はまた7月下旬の月曜に登場すると思います。果たして上記の読みは当たるでしょうか?



6月18日(月)

今朝の産経新聞「正論」欄に、「電力インフラ再建する覚悟持て」を寄稿しました。原発再稼働がなぜ必要か、あまり語られてない「産業としての電力」という論点から語ってみたつもりです。

原稿自体は10日前に入稿してあったもの。再稼働が決まってからの掲載となりました。産経「正論」への寄稿はこれで8本目ですが、今度がいちばん書いていてしんどかったですな。ほっ。



5月28日(月)

ラジオNikkeiのUstream特別番組、「FXスクウェアANNEX」「M2J プレミアムナイツ」(カタカナだらけで、なんという分かりにくい題名じゃ)に出演してきました。今朝の日経新聞に半五段広告が出ていたので、お気づきになった方も多かったのでは。当方は、「あ、俺の写真が出てる」と朝から軽いショックを受けた次第であります。ということで、FXの先生、吉田恒さんとご一緒に、「今週の米雇用統計について」「ギリシャ問題の行方」などについてお話してきました。

ラジオ番組ではあるのですが、Ustreamでご覧になると、ほとんどオンデマンドテレビと変わりません。「今日はラジオだから、どうせ見えないからいいだろう」と半袖ノーネクタイのクールビズモードで出かけたのですが、ちゃんと映っちゃってるじゃないか。困ったもんだ。その一方で、FXにつきものの図表類がふんだんに使えるので、こういう番組にはピッタリではないかと思います。

ちなみに不肖かんべえの登場は37分くらいからです。吉田さんとの掛け合いは、以前から何度もやっているので、今宵も楽しく深い議論が出来たと思います。

ラジオと言えば、明日の朝はまた文化放送「くにまるジャパン」の出番がある。さて、明日の「深読みジャパン」は何を語ろうか。実は毎回、当日の朝になってから決めてるんです。考えるのはやめて、今日はもう寝ちゃおう。



5月21日(月)

今日のモーサテ、何と言っても最大の関心事は「世紀の天体ショー」。お天気担当の狩野恵理アナが、八景島シーパラダイスに出かけて金環日食を報道する予定だったのですが、神奈川県地方はあいにくの曇り空。実は東京都内では見られるんですよ、と聞いた瞬間、「ええ〜っ!?」と絶叫する狩野アナ。その表情こそ、今回の取材の最大の目玉商品でありました。

特集トークは、「消費税増税、今後のシナリオは」でした。自民党案の丸呑みでいくか、継続審議になるか、どっちかだと思うんですけれど、あちらを立てればこちらが立たず、野田首相にとっては悩ましい選択になりそうです。ちなみに、今日のオマケは、日食談義と政治談議をやってます。

今日の経済視点は「政治の空洞化(アナーキー)」でした。なんのことはない、「穴あき」の駄洒落なんですが、寸時に池谷キャスターに見抜かれてしまいました。マジメに「GREXIT」(ギリシャの出口)にしておけばよかったかな。でも、「さあ、これからいよいよ金環日食!」というときに、そんな雰囲気ではなかったですよねえ。



5月8日(火)

中央公論の6月号、巻頭座談会「イランが導火線となり、世界の核拡散が幕を開ける」に登場しました。宮家邦彦さん、渡部恒雄さんの3人の鼎談です。こんなくだりがあります。


宮家:2010年に「何者か」によってイランの原子力施設にサイバー攻撃が仕掛けられ、ウラン濃縮用の遠心分離機が被害を受けました。今はまた「何者か」によって、イランの核開発技術者などを標的とした暗殺のスペシャルオペレーションが実行に移されています。巻き添えを出さずにターゲットのみを確実に射止める技術は相当なもので、下手人がイランの反体制派など出ないことは明らか。

渡部:巻き添えが出ないよう、考慮せざるを得ない国ですね。

吉崎:モサド(イスラエル諜報特務庁)だったら、気にしないでしょう。さて、誰の仕業ですかねえ。(笑)


ウサマ・ビンラディンの殺害がまさにそうでしたが、オバマ大統領という人は、軍事行動はなるべく避けたいみたいですが、「スペシャルオペレーション」の類に関してはさほど罪悪感を感じない人なんじゃないかと思います。イランの核開発に対しても、「表じゃダメだから裏でやってみよう」と手出しをしているのではないかと。いささか語弊がありますけど、この辺の感覚は筆者に同世代人に特有の「ゲーム感覚」があるんじゃないかという気がします。

その一方で、最近は「ネタニヤフ首相はイラン問題では行き過ぎじゃないか」という批判が飛び出すようになりました。FTの論説に出ていたこの記事なんかが典型ですけれども、「イスラエル軍やスパイ機関の重鎮たちが、ネタニヤフ首相やバラク国防相に対して距離を置き始めている」とのこと。もちろん民主主義国の軍隊ですから、政治家の最終決定には従うでしょうけれども、イスラエルの安全保障政策でトップと現場の意見に齟齬が出るという事態はめずらしいことだと思います。

結論として、石油価格は下げるんじゃないでしょうかね。リスクプレミアムは剥落するんじゃないかと思います。



4月23日(月)

今朝の「モーサテ」に出演しました。この番組に出るときは、朝がとても早いわけですが、この時期ともなると空がちゃんと明るいですね。まあ、今朝は雨でしたけど。

本日の「特集トーク」は、先週、3月の貿易収支が出たことを受けて、「経常収支は底堅い」でした。ちょうどNY特集が「シェールガス革命」でしたから、話がつながってちょうどよかった。いつも似たようなことを言っておりますが、@貿易収支:悪化は一過性、A経常収支:恒常的な赤字は考えにくい、B所得収支:黒字を役立てる戦略を、というのが結論となります。

ところで問題は「今日のオマケ」です。池谷キャスターのダブルのスーツを冷やかしているうちに、なぜか私めが着る羽目に。真面目な話、ダブルのスーツって一着も持ってないんですよねえ。なんだか漫才のような掛け合いをやっています。経常収支の話も、ちゃんと深いところを語っておりますので念のため。

今日の経済視点は「連休前」といたしました。今週はイベントが満載。特に4月26日の小沢一郎氏の「陸山会」公判の判決は大きいですね。消費税も原発もTPPも、とにかくこの日まで皆が動けなかった。先週の問責決議から審議拒否の仮定は、言ってみれば4月26日までの「幕間つなぎ」みたいなもんでしょう。答えが有罪であれ無罪であれ、連休は政局の仕込み時期になる。話はそれからです。



4月18日(水)

『新潮45』5月号に寄稿しました。

本号は創刊30周年記念号で、特集テーマは「30年前と30年後」。これに沿って、「1982年の政治経済情勢」について書くというのが、筆者に課せられたお題でありました。まあ、なにせ新潮さんからは『1985年』という新書も出しておりますので、これはけっして断れない原稿依頼でありました。

拙文には、こんなタイトルと惹句がついております。

「世界はまだ東西冷戦の真っ直中だった」

――サッチャーとレーガンの全盛期、誰も冷戦が終わるとは思わなかった。
プラザ合意の影も見えず、「自民党の知恵」が遺憾なく発揮されていた時代。

ちなみに定価は860円であります。



3月26日(月)

今朝の「モーサテ」に登場しました。池谷キャスターがお休みで、滝井さん、狩野さんと3人で放送。この雰囲気、悪くないでしょ?ここだけの話、TVを見ていた小幡先生がうらやましがっていたのは内緒である。

今日の特集トークは、「混迷する米大統領選の背景」でした。と言っても、共和党予備選って盛り上がってませんよねえ。ロムニー対サントラムでは、それもそのはずという気がしますが、同じように日本も「決められない政治」が続いていかにもウンザリ。今朝の日経の世論調査も、なかなか含蓄のあるないようだったのではないかと思います。でも、ここは待つしかないんですよね。今日の経済視点は「政治の停滞?」としました。

NY特集では、「米国で広がるハマチ人気」という話題が、いかにも聞き捨てならない感じでしたね。だってアメリカ人は、「ハマチ」も「ワラサ」も「ブリ」もまとめて"Yellow Tail"なんですよ。富山県民的には「許せん!」という思いであります。



3月8日(木)

中央公論の4月号に寄稿しました。特集テーマは、「いまさらですが、そうだったのか AKB48現象」。中央公論の特集にしては、なんという画期的な。そして拙稿のタイトルは、「AKB48に学ぶ日本経済の逆襲戦略」。いいのかなあ、こんなこと書いて。

要するに芸人としての力量ではK-POPに勝てないけど、アイドルとしてはAKB48の方が上だってことです。韓国企業に追い上げられている日本企業としては、この辺に生き残る道があるんじゃないか、てな話です。

AKB48のファンは意外なところに居るので、こんな記事が人目に触れると、思い切り「かんべえも底が浅い」式の批判を受けてしまいそうである。まあ、よく分かってない編集部が、よく知らないワシに原稿を依頼した時点で、こうなることは見えておったな。



2月28日(月)

久々に「モーサテ」に登場。今週はいきなり1ドル81円で始まる。株価や為替の見通しコメントも、心なしか明るいように思える。こういう日の番組は注目度が高そう。ちなみに直近の溜池通信で書いたとおり、私はやっぱり潮目が変わってしばらく円安が続くんだろうと思っております。

最近のニュースについて一言。AIJ投資顧問の事件はまことにヒドイ話で、騙された厚生年金基金は踏んだり蹴ったりでしょう。でも、多くの基金が積立金不足になっていて、なおかつ5.5%もの利回りを保証している、というところに問題の一因があるような気がします。切羽詰った人ほど、詐欺には引っかかりやすいもの。まずは運用条件を軽くしてあげないと、この手の事件はあとを絶たないのではないかと思います。

今週はミシガン州予備選、来週はスーパーチューズデーということもあって、「今日の経済視点」は「米共和党 自分探しの旅」としました。それから、「今日のオマケ」では、為替の話にからめて貿易収支やギリシャの問題などを語っております。

ついでに今日の「エコ天」は面白かった。「梅は2月に見るもの。3月になったら人は桜を見ようとする」んですって。だから今年のように梅が咲くのが遅れると、梅の名所は人が来てくれないのだそうです。つまりは梅は桜の前座、もしくは露払い役、ということですね。うーん、それでは梅が気の毒。でも、春はやっぱり桜でしょうなあ。

少しずつ朝が明るくなってきましたね。春が近づいております。



1月23日(月)

今年初めての「モーサテ」に登場しました。

今日の特集は、「SC州で保守派のギングリッチ氏が勝利」です。いやあ、何しろ1週間前には世論調査で横一線だったロムニー候補に、実に二桁差をつけたのですから、まことに驚きました。この1週間で、一体何があったのか。

実はギングリッチ氏は私生活では「バツ2」の人なんですが、予備選挙の2日前に2人目の奥さんが、「あの人は大統領にふさわしくない」とぶちまけたんですね。「あの人は私に、Open Marrige(不倫あり結婚)を求めた」んですって。そのことを討論会で司会者に持ち出されたギングリッチ氏は、こんな風に逆襲しました。いやあー、ド迫力です。もともと討論会のアドリブには定評のある人なんですが、これで一気に、悪材料を応援材料に変えてしまいましたね。

ピンチの後にチャンスあり。保守派の間では、「ギングリッチではオバマに勝てないかもしれないけど、オバマ対ギングリッチの討論会を見てみたい。その方が、自分たちの思いをぶつけてくれるんじゃないか」という思いが生じたんじゃないかと思います。オバマ対ロムニーでは、そこまで熱き戦いにならないでしょうから。

「今日の経済視点」は、「2012年の政治リスク」にしました。またしてもユーラシアグループの宣伝をしてしまいました。この点については、「今日のオマケ」の最後の方でもちょこっと触れております。



1月8日(日)

とっても久しぶりにテレビ朝日へ。サンプロの後番組のサンフロ、そのまた後番組の「報道ステーションSunday」に出演してきました。サンプロはB1Fのスタジオでしたが、報ステは4階のスタジオです。木目調の舞台がちょっと豪華な感じです。あれって本当に木製なんですね。でも、上を歩くとギシギシ音が出るんですよ。

で、本日は同志社大学の浜矩子教授の相手役。浜先生の悲観論に対抗して、日本経済が明るいことを主張せよという、神をも恐れぬ役回りである。そのために一計を案じて、家を出る前に「浜先生対策」を講じたのであります。それは・・・「スーツとネクタイとワイシャツを、白と黒で統一すること」でありました。気づいてくれた人は居たかなあ。まあ、実際にスタジオに行ってみると、コメンテーター席の小朝さんが「金髪にピンクの羽織」で、よっぽど目立ってましたけど。

さて、明日の夜は「未来世紀ジパング」で台湾総統選を取り上げます。乞うご期待!



1月3日(火)

○年明けの火曜日ですが、幸いなことに箱根駅伝がありますので、文化放送「くにまるジャパン」は来週からです。

○明後日の産経新聞「正論」に、拙稿が掲載される予定です。「数字が語る日本経済の真の姿」といった内容です。

○昨年、現地取材をしてきた台湾総統選は、1月9日夜の「未来世紀ジパング」で放映予定。1月14日の総統選直前の情勢をお伝えします。

以上、年明けのメディア登場のご案内まで。









<登場の記録>

○電波媒体


2012年

日時 媒体 局名 プログラム テーマ
         
1月8日(日) 地上波 テレビ朝日 報道ステーションSunday 日本経済再生元年
1月9日(月) 地上波  テレビ東京   未来世紀ジパング       中国は「脅威」か、「パートナー」か。
1月10日(火)  AM放送 文化放送 くにまるジャパン 米共和党予備選(ロムニー編)
1月17日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 2012年のトップ10リスク
1月23日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト サウスカロライナ州予備選他
1月24日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 米共和党予備選(ギングリッチ編)
1月31日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 当世保育園事情
         
2月7日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン フェイスブック上場へ
2月14日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 東電延命策?
2月21日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 日銀の緩和策
2月27日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 円安局面、コロンビア特集ほか
2月28日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 超円高の終焉?
         
3月2日(金) 短波放送 ラジオNikkei マネー&マーケット アメリカ大統領選挙
3月6日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン スーパーチューズデー
3月13日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン イラン核開発危機
3月20日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 総合商社の研究
3月26日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 共和党予備選と分裂社会
3月27日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 中国共産党の人事
         
4月3日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 新年度の景気情勢
4月10日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 北朝鮮とイラン
4月17日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン オバマ対ロムニー
4月23日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 経常収支は底堅い
4月24日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 1982年
4月28日(土) 地上波 テレビ東京 マネーの羅針盤 LCCは日本経済を救う
         
5月1日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン サウスウェスト航空に学ぶ
5月8日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 台湾の八田與一
5月15日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 深まる中国の謎
5月18日(金) CS放送 朝日ニュースター ニュースの深層 日本はそれほどダメじゃない
5月21日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 消費税政局を読む
5月22日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン ギリシャ問題
5月26日(土) BS放送 BS朝日 激論!クロスファイア ギリシャ問題
5月28日(月) 短波放送 ラジオNikkei FXスクウェアアネックス M2Jプレミアムナイツ
5月29日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン シェールガス革命
         
6月5日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 防衛大臣
6月12日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 町内会の除染作業
6月12日(火) FM放送 東京FM タイムライン リスク回避の姿勢がもたらす未来
6月19日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 株主総会、野菜証券危うし
6月20日(水) AM放送 TBSラジオ おはよう一直線 欧州危機のゆくえ
6月25日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 続・消費税政局を読む
6月26日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 消費税の政治学
         
7月3日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン ふたつの「ユーロ」
7月10日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 福島競馬場と古関記念館
7月13日(金) CS放送 朝日ニュースター ニュースの深層 米中関係の本当の姿とは?
7月17日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン チャイナ・ナイン
7月23日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 夏の政局を読む
7月24日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 景気の行方
7月28日(土) 地上波 テレビ東京 マネーの羅針盤 シニア商戦、コンビニ
7月31日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン アスリート世代論、ロンドン五輪編
         
8月7日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 2020年五輪大会
8月13日(月) AM放送 ニッポン放送 私の正論 経済オリンピックの見方@
8月14日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 共和党ロムニー候補の近況
8月17日(金) CS放送 朝日ニュースター ニュースの深層 米大統領選挙
8月20日(月) AM放送 ニッポン放送 私の正論 経済オリンピックの見方A
8月21日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン オールブラックスの思い出
8月25日(土) BS放送 BS12 トゥエルビ 岡崎・鈴木のマーケットアナライズ インタビュー
8月27日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 米共和党大会
8月27日(月) AM放送 ニッポン放送 私の正論 経済オリンピックの見方B
8月27日(月) 地上波 NHK ニュースウォッチ9 共和党大会
8月28日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 景気の行方と消費税
         
9月11日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン ベトナムのラーメン戦争
9月17日(月) 地上波 テレビ東京 未来世紀ジパング 鉄道が地域を活性化する
9月18日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 尖閣諸島問題
9月19日(水) AM放送 TBSラジオ おはよう一直線 米大統領選
9月24日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 自民党総裁選
9月25日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 反日デモと黒いフェラーリ事件
         
10月9日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン ボブ・ドール氏の挑戦
10月12日(金) CS放送 朝日ニュースター ニュースの深層 米大統領選〜決め手はディベート
10月23日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 尖閣国有化のタイミング
10月28日(日) 地上波 NHK 日曜討論 アメリカ大統領選挙
10月30日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 米大統領選の直前情報
         
11月2日(金) CS放送 朝日ニュースター ニュースの深層 米大統領選・最終回
11月2日(金) NHK NHK総合 ワールドWAVEトゥナイト 米大統領選と米国経済
11月3日(土) 地上波 テレビ東京 マネーの羅針盤 米大統領選とマネー
11月6日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 財政の崖問題
11月6日(火) CS放送 TBS ニュースバード 米大統領選
11月6日(火) 地上波 テレビ朝日 報道ステーション 米大統領選
11月7日(水) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 米大統領選
11月8日(木) 地上波 NHK おはよう日本 米中関係
11月13日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 米大統領選結果
11月17日(土) BS放送 BSトゥエルビ マーケットアナライズ インタビュー
11月20日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 中国の新体制を問う
11月27日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン インフレ・デフレ論争
11月28日(水) ネット放送 自民党 カフェスタ 米大統領選と日米関係
         
12月3日(月) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト 総選挙とマニフェスト
12月4日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 総選挙後の政治日程
12月11日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン BRICsの黄昏
12月13日(木) AM放送 TBSラジオ おはよう一直線 スペシャルウィーク
12月25日(火) AM放送 文化放送 くにまるジャパン 2013年大予測
12月28日(金) 地上波 テレビ東京 モーニングサテライト アベノミクス
         



○印刷媒体

日時 媒体 社名 題名 形式
         
1月5日(木)  産経新聞       産経新聞社         正論「たくましいぞ、日本経済の底力」 寄稿    
1月10日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
1月27日(金) 外交 都市出版社 巻頭随筆・台湾総統選 寄稿
1月31日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
         
2月3日(金) 産経新聞 産経新聞社 正論「米国以上の自信喪失は情けない」 寄稿
2月5日(日) 日経新聞 日本経済新聞社 経常収支・菅野雅明さんと 対談
2月5日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 人とモノ集中投下を 寄稿
2月28日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
2月29日(水) 地銀協月報 全国地方銀行協会 強い円の積極的活用法 寄稿
         
3月9日(金) 中央公論 中央公論新社 AKB48に学ぶ日本経済の逆襲戦略 寄稿
3月11日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 震災1年、歴史の力思う 寄稿
3月15日(木) 産経新聞 産経新聞社 正論「予備選揺さぶる不機嫌な有権者」 寄稿
3月27日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
         
4月13日(金) 産経新聞 産経新聞社 正論「TPP機会の窓ある間に動け」 寄稿
4月15日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 日本的な商社の変身 寄稿
4月18日(水) 新潮45 新潮社 1982年(創刊30周年記念号) 寄稿
4月24日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
         
5月10日(木) 中央公論 中央公論新社 イラン核開発は核拡散への序章 座談会
5月14日(月) 日経マネー 日経BP社 消費税増税で日本は救えますか? インタビュー
5月22日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
5月25日(金) 産経新聞 産経新聞社 正論「極端なリスク回避は停滞への道」 寄稿
         
6月3日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 「ギリシャの悲劇」の行方 寄稿
6月18日(月) 産経新聞 産経新聞社 正論「電力インフラ再建する覚悟もて」 寄稿
6月19日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
         
7月8日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 先頭ランナーとしての日本 寄稿
7月10日(火) 中央公論 中央公論新社 欧州危機は終わらない 座談会
7月17日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
7月27日(金) 産経新聞 産経新聞社 正論「日本は『富』で堂々の金メダルだ」 寄稿
         
8月13日(月) 世界経済評論IMPACT 世界経済研究協会 盛り上がりに欠ける米大統領選 寄稿
8月18日(土) 新潮45 新潮社 この大いなる違和感 寄稿
8月19日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 アスリートの世代交代 寄稿
8月20日(月) オール投資 東洋経済新報社 オバマ勝利確率は50%強 インタビュー
8月21日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
8月29日(水) デリバティブズコメント QUICK社 「財務省独り勝ち」の後に 寄稿
         
9月10日(月) 週刊エコノミスト 毎日新聞社 米大統領選の注目点 インタビュー
9月11日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
9月25日(火) 産経新聞 産経新聞社 正論「出でよ、『財政タカ派』の政治家」 寄稿
9月27日(木) デリバティブズコメント Quick社 反日デモの陰の「黒いフェラーリ事件」 寄稿
         
10月7日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 政府の役割と大統領選 寄稿
10月16日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
10月18日(木) 産経新聞 産経新聞社 正論「『原発ゼロ』がいかに愚の骨頂か」 寄稿
10月31日(水) デリバティブズコメント QUICK社 2012年米大統領選、土壇場の胸算用 寄稿
         
11月6日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
11月8日(木) 産経新聞 産経新聞社 財政の崖への対応課題 インタビュー
11月8日(木) 信濃毎日新聞ほか 共同通信社 米大統領選(渡辺靖、西崎文子教授) 座談会
11月9日(金) 産経新聞 産経新聞社 正論「対米関係で『ボール』は日本側にあり」 寄稿
11月11日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 「尖閣」中国の内情分析を 寄稿
11月22日(木) 東洋経済ONLINE 東洋経済新報社 市場深読み劇場 寄稿
11月28日(水) デリバティブズコメント QUICK社 BRICsのブームは終わったか? 寄稿
         
12月4日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
12月10日(月) 世界経済評論IMPACT 世界経済研究協会 インスタントラーメンに感動できる経済 寄稿
12月11日(火) 東洋経済ONLINE 東洋経済新報社 市場の関心はすでに来年の日銀人事 寄稿
12月16日(日) 北日本新聞 北日本新聞社 新興国の時代に潮目 寄稿
12月18日(火) 新潮45 新潮社 日本政治への正しい絶望法 寄稿
12月21日(金) デリバティブズコメント QUICK社 民主党盛衰記 寄稿
12月21日(金) 東洋経済ONLINE 東洋経済新報社 第3極と関係する「あの馬」で万馬券? 座談会
12月25日(火) SPA! 扶桑社 ニュースディープスロート 寄稿
12月27日(木) 東亜 霞山会 日米摩擦と米中経済関係 寄稿
12月28日(金) 東洋経済ONLINE 東洋経済新報社 2012年の日本経済を競馬と回顧してみよう 寄稿
         







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